猛暑ノ夏モもうしょっと。なんて洒落を言ってる場合ではないんですが、7月も終われば、暦の上でももう夏は終りです。このことから見ても解るとおり、すべからく、もののピークは、つまり「終り」を指し示しているという事です。南アでネルソン・マンデラが大統領になったときに「終りの始まり」という名言を残して、小賢しい企業の経営者たちも好んで、使っていますが。
山に登ってみると、また違う概念でものの、「あわれ」や「をかし」が解ります。頂上に立っている時間は短くて、頂上に立った瞬間いや頂上に立てると思った時から、いかに下るかを考えます。登るという事も、下るという事も似た事ではあるのですが、目標とする意識の違いがうかがえます。日本の企業のおかれてる立場とか、日本そのものの概念とか実に不思議でなりません。それはひとたび頂上にたったのに、いつまでも立ち続けたい、と願う気持ちからきています。
この夏、海外旅行に出かける日本人は、史上最高の1800万人だそうですホントカ。「国内は高いから、海外に行ったほうが安いよ!」あれあれ、どこかで聞いた言葉ですねえ!「で結局、イデオンでボッタクリバーにODAをしてしまう事になるんだよねえM藤さんたらさあ。」「安いから海外」そう日本の製造業が、吐き続けてきた言葉です。
さてその 1800万人が旅先でひとり平均 10万円を使ったとしますね、すると 総額は1兆 8000億円。多分それ以外にホテルだとかなんかでその倍近く使うだろうからまあ、この2ヶ月間で3兆円は海外に景気浮揚策に使われているようなものじゃないでしょうか?まあそれにつけても、なんにもかも日本国内は、高くなりすぎてしまって、全部が全部といっていいくらい海外製、やっぱり日本人は山から下り始めている事に気がつきませんねえ。でも自分の給料は高いほうがいい、でも使うのは、少しでも安くって矛盾してませんか?アメリカと日本が 歩んできた道のりを、今日本と中国が歩んでます。
デモ小心な日本人失業者は中国の旗を燃やしたり、ユニクロの製品を燃やしたりなんてシナイ、デキナイ、ヤラナイ!でしょ、アメリカより大人だからかねえ。僕は思う、今の国難。減税も増税も、国債の発行も何にもできない。構造改革は、その構造の複雑さゆえにマーズ出来そうも無い、どーかねケイタイの通話料にでも課税したらどーですか小泉さん!
そんな事よりTBI-2。無事に終わりました。800kmを走る、それも複雑なナビゲーションのしかもテクニカルな山道を!本当に健闘を讃えたいと思います。特に今年 60歳をお迎えになった菅原さん!ほぼ28時間以上オフロードライディングが続けられる体力と精神力には驚嘆!といわざるを得ません。2002年のパリダカこそは、念願の総合優勝を手にする事は、僕が保証します。人間に必要なコト、それは情熱を持つ事、そして実現に向かう情熱を絶やさない事。これが難しいって。
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