2006/07/31 (月曜日)
コンテナがウランバートルに到着した。実は今回は法改正があって輸出通関がとても困難で、かなりビビッた。ひょっとしたら間に合わないかもという危惧もあった。
ウランバートルに到着した初日に、ボクはスタート地点のヌフトホテルに出向いた。コンテナを置く場所を検討するためだ。ヌフトホテルは空港からわずかのところ。でもそこは環境保護区でホテルの周辺にいる限り、そこが一国のキャピタルタウンとは俄には思えないほど。ここにコンテナを置いて参加者の到着を待つのは、過去10回の大会のうち5回くらい?になるかも。
でもはじめて気が付いたのではないけれど、そのコンテナを置くところはお花畑になっていた。エーデルワイス、キンポウゲなどの日本では稀少な高山植物・・・。
とまあ、今年の夏は過去にないほどモンゴルらしい夏だそうで、緑は濃く、涼しく、とても素晴らしい。後は寝冷えに!気を付けて毛布を覆って寝てる!
2006/07/28 (金曜日)
気がつけば週末!という現象は、ここのところ加速していて子供の頃あれほど待ち遠しかった週末が、いまでは呪いの言葉のひとつも吐きたくなるほど、ひと呼吸ほどで訪れる。でもってそのいくつメカの週末に先発隊はいよいよ出発します。良いことといえば、涼しくて良く寝れる気候・・・なのが常ですが昨今の気候を鑑みるに、いつもどおりであって欲しいと願うばかり。
ウランバートルに行き、北京に行き、再びウランバートルに戻るという行程。そしてそこからエタップがスタートします。まだお伝えしていませんが、北京のブリーフィングをキャンセルしてヌフトホテルで合同のブリーフィングを行おうかと考えています。詳細は間もなく発表予定。ですから幾分北京では観光が出来るかもですが、こちらは激暑の予想。
さて話は変わるけど「ディーゼルがきてる・・・」って感じ。ルマンをディーゼルで制覇したAUDIあたりのディーゼルが好いんでないかい?といかにもああいう広告的なやつに弱いボクは急傾斜中。「なんか嫌味が無いよなアウディって」「昔は女性の車ってイメージだったよね、赤いアウディ」「ボクはやっぱビッグクワトロっすね。」日本ではディーゼル=環境負荷、というイメージが出来上がった感がしますが、これからは来ますよ、ディーゼル。
2006/07/27 (木曜日)
時代が動いている。昭和天皇のメモなんていうのが暗がりから出てきて、8月15日の終戦記念日も間近になったというのに誰のどんな意図なのか、面白い?!総裁レースは俄然東アジア外交とやらを巡って、さまざまな駆け引きが大きなターニングポイントに差し掛かってきている。と思えば隣国からは金大中事件の真相が語られ始め、現政権の奇妙でなりふり構わぬ戦略が、幼稚に見える。イスラエル・レバノン戦争?国連施設にイスラエルは空爆!?これでは長期化は避けられない。なんて中で少しは明るいニュースもある。中国が2010年までに環境対策事業に20兆円の投資をするんだという。水や大気の汚染の激しさは、かつてどこにも無かったほど未曾有の激しさであろうと思う。投資もよろしいが、きちんとした戦略にのっとったもので、かつ他国に環境負荷をかけないように・・・なんて暑い夏には考えたくないような話題。
さて、出発を控えたボクはさまざまに思考をめぐらして、おおよそ起きるであろういくつかの問題をイメージスタディをしてる。
そして、たった1個の時計(プロトレック)止まっていたので先月電池を換えたのだが、それをどこに仕舞ったのか分からなくなって、この時間の無い中を1時間近く探し回った。で、出て来た。バッグのハンドルに結わえ付けてあった。そういえばその時計はラリーに行く時はいつもそうしてあったのに・・・・時計、実は愛用の20年も腕にはまっているやつがある。腕時計も好きなアイテムなのでいろいろ買うんだが、やっぱりこの1本に勝るものがないんだ。クルマと時計、いまもっているのが最高のお気に入りになってしまうと、どうもそれで良いとなって、興味がうせてしまうところがある。それはそれで幸せなのだが。
2006/07/26 (水曜日)
四国は一足先に梅雨明けの模様。容赦ない夏の太陽が・・・こんな時は夏休みの子供に戻りたいと思うのであります。自由でわがままで、好き放題だったあの頃。一瞬先にも遥か未来にも、なんのフアンも無かったあの頃。でも一度だけフアンに駆られた夏の日がありました。こども?といってももう中学生の頃、約束した川に何故かその友達が来ません。いつも子供達でにぎわっている石手川の淵、そこはボクタチの天然のプールであり岩の間に手を入れて手づかみで鮒などを獲る、そんな場所でした。さすがに小学生くらいの姿は無く、いわば中学生くらいの子供の独壇場でした。
その日に限ってお昼過ぎに集まってくる者はひとりもいなくて、何が起きたのだろうか?と不安になりました。それでも1人で川で遊んで、でもなぜか気味が悪くなって、自転車に乗って家に帰ろうとしました。するとそこはゴーストタウン。その頃呼んだ本だかで、一人ぼっちで取り残されたあの感覚。アツイナツの午後に全く1人の人影も、行く車も無く・・・ボクは「やってしまったんだ、異次元に来てしまったんだ。」と、どうしようもないフアンにさいなまれながら、家に帰りました。すると家族は誰もいません。「やっぱりそうか?!」と思うと奥から、ってその部屋は夜にテレビを見るだけの部屋で、だいいちあの時代は昼間にテレビを見る!!なんてことは、あってはいけないわけで・・・・・テレビでは松山商業と三沢高校の高校野球の決勝戦。延長18回再試合だったあれ、野球にあまり興味なかった僕は、まあそんな調子で熱い夏は毎年毎年甲子園がやってくる度に、あの背筋がぞーッとした感覚が蘇っては懐かしいなあと思っています。
その夏の高校野球も、おそらく例年にない猛暑がやってきて大変なことにならなければ良いなあ、と老婆心ながら心配な昨今の天候。
まもなくボクはモンゴルに向けて出発します。小泉さんも同じ頃モンゴルに行くみたいで、建国800年の記念式典に出席?するのでしょうか。ボクはラリーに向けた最後の準備をするんだ。
きょうの一枚
ただただ青い空。先に梅雨明けした四国から、まだ雨模様の皆様に・・・と言ってたら曇ってきた。
2006/07/25 (火曜日)
「疲労困憊中」
どうも本日はBTOU各参加者宛に公式通知とルートブックの発送に成功した模様です。忙しくしているみんなはまさに疲労困憊の様子。朝から深夜までひたすらBTOUの準備・・・おそれいります。ボクは日曜日の疲れのうえに昨晩はヘンテコリンな組み合わせで酒の席!!東京から2名、神戸から、広島から九州から各1名・・・愛媛から4名・・・むくつけき男ばかりの酒宴は、それでも盛り上がり不思議に夢とロマンな話に花が咲きました。おかげでボクも疲労困憊・・・出発の日程が急接近しているというのにね。
きょうの一枚
今回のBTOUのルートブック!!分厚いでしょ。結構力作かも。おかげで慢性肩こりに悩まされています。慢性?マンセー?
2006/07/24 (月曜日)
この週末は、記録的な豪雨。この豪雨は全国で21の都道府県で観測史上最多!!を記録したそうです。まさにとんでもないことです。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方ところかわってヨーロッパではこれまた記録的な熱波。数年前の熱波を大幅に更新しそうです。また夏でも朝夕は涼しい西ヨーロッパではクルマにはもちろん住宅にはエアコンの無いのがほとんどです。こうして温暖化の影響による気候変動は、さまざまな脅威となって明確に表れて来ているのは、もう疑いの余地の無い客観的な事実です。事実は事実としてそろそろ因果関係をきちんと伝え、根本的な対策を講じなければならないと思います。安保理は地球温暖化対策の国連軍を!なんてボクは言っているのですが、人類の生存を強烈に脅かす共通の、かつ何よりも手ごわいエネミーは温暖化だといえます。
この日曜日、ボクはこの夏のラリーに続く大仕事をやっていました。これも実は環境問題に関するような背景もあるのですが、エネルギー政策上の問題、その公開討論会を運営していました。で、いつも思うことなのですが、東西冷戦以降明確になった「危機エネルギー不変のボク的法則」余談ですがフヘンで変換したら不変と普遍と不偏・・などがでてきます。なんかどれも全て漢字として使いたいような気がしました。危機つまり緊張は、常に一定量で、東西冷戦後起きたナショナリズムは危機を世界に撒き散らし、でもその危機の質量は分散しても総量では変わらないというボクの主張・・・米中台の3つのバランス、仮にAとBが仲良くなれば、AB間危機のエネルギーは減ってもCとの間で緊張が高まるというわけです。
実際のエネルギー政策でも、脱化石燃料化を勧めれば温暖化効果ガスの排出は抑えられても、同じだけの代替エネルギーがはらむ危機が生じるだろうということ。
全てのクルマがゼロエミッションの(とりあえず今は)電気自動車になったとすれば、電力に対する依存度が急速に高まり、全く違う発電方法でも開発しなければまかなえないはずです。その新しい発電方法が再生可能エネルギーであるかどうかは疑問、それにしてもそれが持つリスクも少なくない。
どちらにしても温暖化はエアコンの消費を著しく向上させ、冷やすために必要な電力をまかなうために、何かを燃やしまた地球を暖めていく。中国沿岸部にはおそらく恐ろしい数のエアコンが着きはじめています。年からは暖炉のような巨大な陽炎が立ち上り。家の中を冷やしたのと同じだけの熱量が空気中に排出され、自動車の排気熱・CO2・・・何とかエアコンの排気熱をカプセルに封入して、冬に燃料として使えないだろうか?なんて考えているのはボクだけなんだろーか。
2006/07/21 (金曜日)
ずっとデスクの上にあったVSD(フランスの雑誌)の付録・・・MERCI THIERRY POUR TOUTES CES ANNEES D’AVENTUREつまりティエリー・サビーネ追悼20周年の記念小冊子というかタブロイドだ。表紙には見慣れた写真。砂嵐っぽいところを1986年8回大会白いジャンプスーツを着て歩いている。・・・を眺めていた。次のページにはニジェール川を渡るハシケの上で中央で微笑むガストン初優勝の84年の写真、横にいるオリオールと握手するサビーネ。ガストンたちももちろん白い皮のライディングスーツを着ている。1976年のアビジャン・ニースに出場しているティエリーの写真もある。もちろんどの写真も全て見た事のある写真ばかりだ。白い・・・ボクはこの色に恋をしたのかもしれない。
20世紀の最後の四半世紀に生まれ成長した、このパリ・ダカールラリーとその創始者であるティエリー・サビーネ・・・・・時代の巡り合わせが良かったのか?悪かったのか?ボクは知らなくても良いものを知ってしまい、なぜだかすっかり魅せられて、自分の人生の進路に大きな影響を受けた。というか、ここまでやってきてしまった。もちろんいくつもの分岐というか選択肢はあったし、選択をしてきたわけだが。
そんな70年代から80年代にかけての、彼らの時代の写真の一つ一つが輝いていて、それらを見るたびにいまだに激しい眩暈を覚えるほどだ。その思いを何とか実現したいと思いながら、SSERをスタートさせて22年。そしてBTOUはラリーレイドモンゴルから数えて12年目なのだが、10回大会を迎えた。
時代は変わった。21世紀だ。子供の頃見た輝かしい空想科学の世界の21世紀とは程遠く、いまだ20世紀の憎悪や因習や古いイデオロギーを引きずっていて、混沌としているようにも思えてならない。しかし、ティエリーの写真の背景に写る赤茶けた大地、広がりを見せる空間はおそらく変わってはいまい。世界を結ぶこうしたラリーが、もっと違う大きな役割を果たさなければならないと思う。思い上がりかもしれないけど。
きょうの一枚
こんなんです。でも以前にもOVに書いたような気が??スガワラサンからの今年のお土産。
2006/07/20 (水曜日)
「マスターオブゴビ廃止。ガストン・ライエトロフィー設置」
今回のBTOUは毎日のステージウイナー表彰が行われることになって、マスターオブゴビトロフィーはなくなる模様だ。しかしそれに替わって、愉快なベストパフォーマンスライダーに・・いやドライバーも含めて全参加者の中からベストパフォ-マンスなお1人に、ガストン・ライエトロフィーが与えられることになりそうな気配・・・栄えある第1回受賞者は??だーれ?
話は変わりますが、検察庁の出張旅費不正受給ってのにボクは衝撃を受けた。検事達が格安航空券やホテルパックの安い出張旅費で、ほんの少し浮かした公金を着服していたとは・・・・・。出張で溜まったマイレッジは?会社の電源で充電する自分の携帯や通勤で使う電気バイクは??などと細かいことを議論したことがあるけど、「まあ良いやん」という人と「額の大小には関係ない」というふたつのグループに分かれる。警察官は前者で検察官は後者なのだとおもっていたけど・・・「ナーンダ」でも○HKのカラ出張よか全然許せる。
センバクンは団塊の世代リタイア者はコンパクトカーに乗る!!といっていたけど正反対の意見を聞いた。サラリーマン時代には周囲や上司に遠慮して買えなかったガイシャ!を定年シテ買う!!のが流行っているらしい。というのである。まあまさに正反対の意見を同じ日に聞いた。
で、結論。どちらも正論である。つまりは変化を望んでいるだけでベンツを売ってBbを買った社長は今度はAMGじゃなきゃ気がすまなくなっているっての!バイク業界はチト違う。
きょうの一枚
身体真っ黒で顔真っ白!のヤクの撮影が目標という変なボク。それにしても世界の珍獣に数えられても可笑しくないくらい可笑しい?
2006/07/19 (水曜日)
豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。毎年更新される記録的な豪雨。確かに昔からも梅雨の終わりには、いつも集中豪雨があったのですが・・・地球温暖化対策待ったなし!てか冷却しないといけない!とボクは思うのであります。
予想された台風やハリケーンの巨大化や、局地的な大雨。まあいずれも海水温度の高さから起きているわけですが。G-8では少しは話し合われたのでしょうか?
アイガーの山腹が崩壊したというニュースは、岸壁に凍みこんでいた氷が融けたものです。世界中の氷河が後退して、ツンドラは融けてビックリするような氷漬けの保存状態の良いマンモスなどが出てくるのは歓迎ではありますが、それ以外では地球規模で!というか安保理で、何とかしなければならない!というのは先日書きました。
おそらく間もなくですが、燃費規制のようなことがはじまるかもです。またガソリンよりもCO2 の排出量の少ないディーゼルエンジンが、EUからの外圧?で積極導入されるかもです。いや、それはないか。まあこの手の話は、もう何年も書き続けましたが、そんな次世代のコミューターはバイク、良くて軽四でしょう。(デモねそんな事を考えていたら、ボクのレンジローバーったら驚くほどに燃費が良くなってビックリ!!エアサスをコイルに変えただけなのに?なぜ?)
中東で起きていることは戦争です。戦争は地球温暖化効果をいっそう促進します。国家間の緊張も同じく・・・です。空中で給油しなきゃならんほどの作戦が続けられているのは、環境におけるテロ行為です。
「ウッ、グリーンピースが入った。」
「じゃあ大会本部隊のカマズはいいんかい?」
「・・・・・」
「ラリー自体はどうなん?」
「・・・・・」
で中東の話。ガソリンは高騰(チョッと戻しましたが)ここんとこのこれらを言い表す流行の言葉で地政的(チセイテキ・・・といえば地勢か知性という言葉でした)が、これが経済用語になって・・・当然戦時下に弱い円は急落。SSERはこんな土壇場になっての予測外の大きな変動に・・・怒、涙。損害は計り知れません。だから平和にしてっ!て言っているの。
まあうちの損害はともかく、次はイランに飛び火したら、世界経済は収拾がつかなくなります。でイランの国連による拘束力を持った(はやりの)第7章を含む決議が間もなくでしょう。・・・だから脱石油・脱化石燃料に!しなければならないのですが・・・チョッと試乗したV10・507PSの、なんと素晴らしいこと。
しかし「どうしたのよ?」というばかりのスーパーカーブームもアメリカンフルサイズラグジュアリーのブームも、急速な陰りを見せています。市場からスーパースポーツは姿を消して、ミニと軽四にばかりなってしまいそー。
これからのクルマ選び、難しくなりそーですね。
きょうの一枚
UPされたミニ写真館第4弾より。ラリーで最後にウランバートルについてくぐるのがこの門。いわば完走者たちの凱旋門。
2006/07/18 (火曜日)
怒涛のような3連休が過ぎました。全部仕事!しかも毎日深夜まで。だけども大半はデスクワーク。涼しい事務所の中だから良いようなものの・・・・・で、ふと目に留まったBMW R1200GS ADVのカタログ。どうも写真がチベットだかパミール高原だか。そういえば1200GSのカタログは南米のアタカマだったような。BMWもアドベンチャーフィールドに中国の奥地をオファー!しましたか。その前はどこだっけ、そうそう南アフリカやナミビア。いずれにしてもボクたちのような人種の持つ旅への憧憬を巧みに?表現していて、悔しい。「ほら、これだろ!?お前らノホシイモノハ、ホラッ、ホラッ」「グウー」とぐうの音くらいしかでません。
でそのカタログ、多くの方は既にお手元にお持ちでしょうけど・・・どのページの写真も素晴らしいし、まるでモンゴルかと見紛うばかりの近似感。極めつけは故事成語や孔子の言葉がフィーチャーされているという広告界の禁じ手。(肖像権切れの「ローマの休日」をいち早く使うあざとさ!もねえ!?)いずれにしても設定も写真もコピーもで、ボク的にはメロメロ。「己の目標を知る者だけが、自らの道を見つけることが出来る。(老子:紀元前4あるいは3世紀)」
これまでBMWモトラッドの広告やカタログ・・・ドイツ語から日本語への訳者をもう少し文学的で広告コピーの専門家に・・・と思っていたんですが、最近はほんの少し良くなった感はありますね。でもドイツでやってるんでしょう印刷や製本も微妙に日本のそれとの違いを見せています。
とまあ、こうしたカタログに使うコピーとしては実に尊大なのではありますが、これまでのどのBMWのバイクのカタログよりも良いですね。
「どこへ行くとしても、心を尽くしてそこへ向かえ。(孔子:紀元前551~479)」この言葉は、まあ奥地にツーリングに行く時はBMWを選びなさい。とも取れるのですが、まあ何を成すにしても心を込めて準備をしろ!ということで、この言葉のように頑張って3連休を捧げているスタッフのみんなには感謝です。
何をやっているのかと言うとさまざま。でも最大はコマ地図の最後の入校チェック・・・コマ地図は何人もが何重ものチェックをします。距離やGPSポイント。外部の人に見てもらうことも忘れてはいないようです。書いている時間よりもチェックにかける時間が断然多くなります。膨大な手配と資料制作。地図の作成やらエマージェンシーのパンフレットやらチェックカードにも、真剣に取り組んでいる様子。こうしたまさに膨大なBTOUに関するさまざまな準備・・・あなたもそうであるように、私たちもまた、心躍る仕事なのです。何日も何回も丁寧に。書き上げたコマ地図を印刷に送るとき「念を入れてください。」と。「・・・」つまり念を入れるとは「入念」に見ろ。ということ。それでもひょっとしたら間違いはあるかもしれないのですが、まさに心を尽くしています。
「どこに向かうとしても、心を尽くして・・・」よし!これからの座右の銘とします。ちなみにこれまでのボクの座右の銘は「意志あるところに道は開く・・・」まあ同じ意味なのですが・・・この銘は奇しくも故橋本龍太郎元総理と同じでした。弟の橋本大二郎高知県知事には、ラリーレイドモンゴルがスタートする前に外務省やNHKに橋渡しをしていただいた方です。こうした「道なき道」を切り開いたときに手を差し伸べていただいた恩人や、何よりもこれまで支えてくれた大勢の参加者の皆さんに対して、心からの感謝の念でかの地に向かうこととします。
きょうの一枚
てなわけでADVのカタログ・・・写真もコピーもそそりますので、是非手に入れてみて。
2006/07/14 (金曜日)
いや、それにしてもここんところの猛烈な暑さ。猛暑、酷暑・・・もう言葉ないかな?夏の高校野球地方大会なんて、この暑さで大丈夫?ボクたちが子供の頃は平気だった?のにね。比較的に涼しいというイメージのあった大分の日田が昨日は36.9度を記録したんだって・・・体温より高いね。まあこのアツイナツを乗り切るのに必要なのは、体力、ということになりそー。上空から街を眺めると、全ての建物からエアコンの排出する熱気が陽炎を作っていて、さらに街を熱している。ボクは思う。この排出される熱エネルギーを蓄積できないのかなあ?そして冬にそれを再び使う。あまりにあまったプルトニウムを使って・・・いやこの発言は慎もう。
暑いのは中東も、相当暑そうで東アジアよりも相変わらず、で国連のイスラエル非難決議はアメリカが拒否権を発動。どうもこの拒否権というヤツが曲者で、時代に合わない感じがするね。まあ国連憲章の前文を読めば「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、・・・」と続く。まあ連合国だからね。
でも昨今は国連改革も声高に叫ばれている中、世界が期待もし注視も摺るようになった国連、そして安保理。21世紀のパラダイムに相応しい改革を望みたいものです。今人類の共通の敵は気候変動、それも温暖化効果ガスの排出量の増加。特にアメリカや中国の排出量の1.2位がこぞって頬かむり。アメリカの対応はまさに拒否権のようなもの。この問題こそが人類の生存の危機を高める問題で安保理決議に持ち込むというのは?んで米中が拒否権。
また暑さのせいでわけの分からないことを書きました。今日から日銀もゼロ金利廃止。また時代が動き出しそうな予感。
いずれにしても、お金から少し自由になって、尊厳とか自立とか、そんな風に「・・・・高楊枝」で行きたいものですね。えっ、充分行っている?!
きょうの一枚
口に合わないのですがモンゴルで手に入るお菓子。田舎の村にも少しずつお菓子が増えてきてます。ご覧の通り標高が高いので袋の中のエアがパンパンになってます。中のお菓子はエアクッションのおかげでつぶれない?
2006/07/13 (木曜日)
やっぱり夏休みは「恐竜博」・・・ここのところ毎夏休みの風物詩?ともいえるこのイベント、デパートであるのとはチョッと違う!世界最大の・・・で7月15日から幕張メッセで開催されるのであります。成田から行くので寄り道していきたいくらいの気分なのでありますが・・・・・。
ところで、ボクタチがゴビで命名した「恐竜の谷」は、大平原に稀に降る大雨とその流れる水が数万年の間に削った岩の形がまさに・・・。いまにも動きそうな恐竜にそっくりだったからだったのでした。もうこの辺りは、なににしても奇妙な姿の岩というか山というか、まあ不思議な世界を創っています。まるでその岩は、ゴビザウルスなんて名前の大型の鎧竜がここにはたくさんいるんだよという墓標のようにも見えるのです。初めてその谷を通りかかった時、あまりの異様さにクルマを止め写真を撮りました。少し休憩をしようかということになり、その不思議な光景の中を歩き回りました。すると岩登りの得意な「サルのような」通訳のモンゴル人の若者がたくさんの化石を拾ってTシャツにくるんで持ってきたではありませんか。
「どこにあった?」
「いくらでもありますよ、この辺りには」
少し行くと、過去には湖だったと思われる大きな低地があり、そこには侵蝕を繰り返したと思われる岩山の断層が露出していました。歩くだけで様々な化石、低地には立木のまま化石になったであろう木の化石、亀の化石は完璧な姿で、その後に現地に同行した学者によるとその亀の化石は現存する最も完璧なものである!とお墨付きを頂いたが、「ならば」とその学者のウランバートルにある研究室に寄付をした。
もちろん今では、勝手に掘ることも持ち帰ることも出来ない貴重なものだが、あの斜面の白亜紀高ジュラ紀だかの断層を横にスライスすれば、何千、いや何万体の恐竜が眠っているような気がしてならない。それよりも何よりも、次の丘を越えたら緑が広がり恐竜達が生き生きと暮らしている光景が飛び込んでくるのではないか?!という思いにまで至るのであります。
きょうの一枚
とまあ、恐竜の谷です。チョッとこの写真では伝えきれないので・・・・あとは現地で。
2006/07/12 (水曜日)
もう夏ばてで、ボクは超クールビズ・・・短パンとポロシャツで毎日出社。もちろん来客用にまた急な打ち合わせにと、スーツもロッカーに3着入っている。
でなぜこんなに夏ばてするのか?というとやっぱりモンゴルだと思う。6月1ヶ月近くをあの涼しいと言うか快適な国で過ごせば、カラダはまだ3月か4月くらいの調子になってしまうんだ。さらに8月はほとんどあちら、なのでもう少しの辛抱で体のなじんだ快適な環境にいける。でも最悪なのはウランバートルから北京に行く時かな?なんか将来、モンゴルのラリーに行かないようになるとき(理由はたくさんあるね)本当にこの厳しい日本の夏を過ごすことが出来るんだろーか?ボクはとっても心配だ。
きょうの一枚
ゾーモットの木。不思議な生命力と神聖な気分を満たしてくれる木。枝先にまで精霊が宿ってるように感じます。
2006/07/11 (火曜日)
梅雨、明けましたかね?と天気図を見ると台風はまさに北朝鮮にいて梅雨の大雨を降らせていた停滞前線は台風に巻き込まれるように北上していて、このまま日本海に停滞してしまえば梅雨明けです。梅雨とはまさに梅の雨。梅の実のなるこの頃の長雨を「梅雨」と詠んだ日本人の感性にボクは感謝したい。梅は春先に早い花を楽しませたかと思うと、伸び放題の枝を伸ばす。やがて青い実がつく。我が家には梅酒の古酒が年代ごとに貯蔵されている。ちょっとしたワイナリーならぬプラムナリー?なのである。季節をいとおい愉しんだ日本人の心は、少しばかり色あせたが、でも脈々と続いている、と思う。
鶯宿梅のオハナシ
ある時、宮中の庭の梅が枯れてしまった。
ときの天皇はこれを悲しみ、代りとなる梅の木を探させた。
とある屋敷でなかなかに良い梅の木を見つけて
それを勅命で宮廷に献上させることとなった。
天皇はその素晴らしい梅の木をことのほか喜んだ。しかしふと見ると枝に紙が結わえてある。そこには屋敷の女が詠んだ歌がしたためてあった。
「勅なれば いともかしこし うぐいすの 宿はととはば いかがこたえむ」
それを見た天皇はすぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。
世間にこの手の話は少なくない。儒教思想の強い半島や、また大陸にも枚挙に暇はあるまい。このくらいの情緒は北の指導者にも持ってもらいたいものである。
ところで、北京に行くと紹興酒が旨い。料理に使っても旨い。土地には土地の酒があるのだ。古く武威(シルクロードの入り口)で詠まれた涼州詩には「葡萄の美酒夜光の杯・・・」と詠われて子供心にまだ見ぬシルクロードとワインに憧れた。モンゴルに行くとアルヒと呼ばれるウオッカが楽しめる。乾燥した土地ではことのほか旨い。ただしすぐにKOされてしまう。九州はなんといっても焼酎だろうか?焼酎と言えば九州から、昨日のOVの便りが届いた。以下に本人の許可は取らずに掲載する。
「おはようございます。7日の車はやっぱりシトロエンでしたか。リヤーフェンダーまわりから観てそう思ったんですが、それじゃあ単純すぎるのでロシアのコピー車かなあとか。。。ダジャレ。オヤジギャグ。ユーモア。考えていたら何がなにやら解らなくなりました。ダジャレ(駄 洒落)について自分の意見。これ、語源はお洒落(この字だと冗談ぽい)からと思う。おしゃれとは、場を盛り上げ華やかに楽しくするための物であり、なにも、ファッションや観た目だけのものではない。駄洒落とはファッション界から遠のいた、ユーモアのある世の親父たちがその場を盛り上げるために行う最大のおしゃれである。駄洒落、親父ギャグのこつ、なにがあっても2度は言うな。10人中4、5人が解るぐらいのネタがいい。ユーモアセンスのない者はだまっちょれ。このユーモアという言葉、日本語にすれば(とんち)ですかねえ。」
とまあこの人の作る「米」は旨いです。TBIは毎年彼の作るお米を使っているのでした。
とまれ、空気を和らげたり心を開くユーモアは大切です・・・ではチョッとブラックなやつを(ホントの話)・・・「先日急遽北京入りしたアメリカのヒル国務次官補、どうも北京空港でロストバゲージ!!(この緊急時にも要人が、民間機で行っているのが良いですね)中国の誰だったか「それは、日本海に落としたんでしょう」するとこれも誰か忘れたけど「その荷物は北朝鮮に行ったんではないか?」「・・・・・」これは笑えたのか笑えなかったか。でもコイズミさんの「ラブミーテンダー」よりは数段上で、まあすべては一歩間違えるとヤバヤバ。相手の理解力を知って言わなければ・・・。
きょうの一枚
何でもかんでもチンギスハーンに・・・最近はウランバートルでもコメディアンが、現代にタイムスリップしたチンギス・ハーンが何にでも自分の名前が付けられてるのに驚く!というコントをやってて、大うけ。空港もこのたび「チンギス・ハーン空港」と改名。日本じゃさすがにここまでは遡らないやね。織田信長空港とか考えられんでしょ。でもセントレアよか場所は分かりやすいきゃも。
2006/07/10 (月曜日)
なにかとニュースの多い週末。日本人としてもいろいろと考えさせられる日々。何がスタンダードで何がそうでないのか?マスコミ報道の加熱を異常!と冷静に見る目も必要で、どうしてああもマスコミは盛り上がるのでしょうか?いや、けしてその事を悪い!とだけ言っているのではありません。朝TVをつけると北朝鮮問題と、ジダンの頭突きと、まああと少しのニュースが、全ての番組からヒステリックに・・・でも一生懸命観ているボクは「フーン」とか「ケシカラン!」とかは言ってるんだけど・・・・・でもじゃあ、スペースシャトルはどーなったのか?無事飛行しているのか?テレビはナニも伝えてくれません。まあそんなこともOKです。
マスコミは第3の権力です!いや最近はマスコミこそが国の最高権力かもしれませんぞ。そりゃそうでしょう、民意というか世論はマスコミと同じなのですから?つまり、民意は民意と言いながらマスコミが形成していくマスコミ意?なんですから。つまりマスコミは国民が望んでいるから伝え、望んでいないことは避ける。そりゃそうです、激しい視聴率競争にさらされているから。そこで新聞の紙面に踊る、勘違いをするかもしれない様な見出しの書き方、たとえば「金、全面戦争」とかっていうのは、勢いはいいけど「良いのかな、こんなにあおって」とも思います。どうもマスコミのミスリード感が、厭な感じがするのですが・・・あと、TVキャスターは、あそこまで好きに自分の意見が言えて良いなあ?!と思いますね。で、ああした思い切った意見を言う人ほど重用されていたりもするのであります。
「なぜオジサマはダジャレを言うのか」
これは最近の話題なのですが、「どーしてオジサマはオヤジギャグを言わないと気がすまないのでしょうか?」今日は全国からこのご意見を大募集!ユーモアなのかダジャレなのかはどう違うか?ジェームス・ボンドのユーモアは日本人はまねが出来ないのか?オジサマのダジャレは瀬戸際外交みたいなものか?それとも余裕の発言なのか?部下や周囲との距離感を計っているのか?あそうそう、ウランバートルで見かけたクルマはシトロエン・アミ8と判明。多くのご意見や写真ありがとうございました。
今回は九州のKSさんには是非回答をしていただきたいのですが・・・・
きょうの一枚
これ、結構ボク好物なんです。羊の肉のスープに揚げパン(まあいわゆる揚げ)が入っています。なかなかオナカも太ります。これが食べれるのは、ハラホリンとアルベイヘールの分岐にある例の郊外レストラン!なぜか二日続けて食べました。というかこれともう一品くらいしかメニューが無かったよーな。陸上移動のメカニックチームは食べれるかもです。
2006/07/07 (金曜日)
ここのところの東アジアの緊張は、われわれにも様々に関係してきて、昨年に中国で感じたプレッシャーよりも大きなものがあります。北朝鮮の暴挙は許しがたいものですが、日本でも海岸では若者が夜中に打ち上げ花火をしてはしゃいでいます。飛距離は少し短いかもしれませんが、なかには日本海まで飛んでいくのもあるに違いありません。エッそれはない?まあでも危ない!ウルサイ!という点では、傍若無人なガキのそれに似たようなものじゃないかと。スンマセンもっと考えてから書きます。
でも(まだ言っている)そう考えると「何が悪いのか?」をもっとハッキリしないといけないのでは?この騒動のスキに日本の領海で測量をする隣国の調査船のほうが、なんかまだ悪質な感じさえするのは僕だけなのか?そっちには非難決議は??非難決議だか議長声明だか、国家間の足並みは揃うはずはありませんね、敵の敵は味方ですから。三国志の時代の昔から、そうなっていますよね。とまあこの手の話は別席で・・・。
プレゼンテーションが出来なかったBTOUシッピングのためにHP上で試走のミニ写真展が始まりました。まず今日から見えるのはエタップ1から3まで・・・もち試走のルート上からですから、参考になるかもですよ。
ではまた来週ね。
きょうの一枚
ウランバートルの行きつけのカフェで・・・シベリアを越えてヨーロッパからたどり着いたこのクルマはナニ?知ってる人は教えて。でも写真からだと分かりにくいけど、とってもオシャレでした。ヤルネ!ヨーロッパのヤツは。
2006/07/06 (木曜日)
どうも日本海は波高し、なのですがワールドカップも隣の国同士で闘うという構図に。もちろんこうした闘いなら大歓迎なのですが、近隣で相互理解が出来ないのもつらいねえ。
BTOU2006も、多くの国から参加者が集まるようになりました。スポーツとして運営の成熟ぶりが求められます。正しく公平な判断と参加者への温かい眼差し、主催者に求められる資質はいやがうえにも高まってきます。
言語も日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・モンゴル語のすくなくとも6ヶ国語がラリーのキャンプでは交わされることになります。オフィシャルにはなんと1人でこれだけの言葉を話せるものが居ます、日本人じゃないんだけど。
日本人参加者も、大多数なのですが立ち居振る舞いが肝心ですね。ひとつ日本人の素晴らしいところを発揮しようではありませんか。
武士道!ですぞ。マエダッチ!!
きょうの一枚
陽はたっぷりと傾いた午後10時頃、砂丘の谷を抜けてビバークへ向かう。試走中。
2006/07/05 (水曜日)
北朝鮮のミサイル発射のニュースに、何もかもが塗りつぶされた間のある今日の朝。まるで家に火を点ける未成熟な子供に良く似た北朝鮮の甘えと行動。「もっと構って欲しい」「ゲームを買ってくれなきゃ、暴れてやる!」みたいな幼児のようなメッセージなのだろうか。それでも家に火を放った子供は、やがて恐ろしいほどの悔恨の念にさいなまれるはずだ。なぜならば、やはり多少とはいえ大人になるからだ。しかし彼の地の指導者達はどうだろう。その幼児性は覆いがたく、大人になる日は来ない。東アジアは、まさに不安定だ。中東からつづく「不安定の弧」などと呼ばれるエリアにわれわれも暮らしていることにさえ憤りを覚える。
モンゴルを旅すると20世紀の負の遺産をしばしば目にしていた。国境近くにある旧ソ連の軍事工場や、旧ソ連製の戦闘機の残骸、大量の地雷、・・・これが土に帰るには何世紀もかかるだろうな。とぼんやり考えていた。しかしである、急激な中国の経済成長は、巨大なブラックホールのように草原に残った20世紀の負の遺産の鉄くずを飲みつくしていた。おそらくノモンハンに残る日本製のペラペラ鉄板の戦車ももう無くなることだろう。
ゴビのあちこちでは凄まじいゴールドラッシュがおきている。ラリールートの近くにも目にすることがある。「何人が生き埋めになっているか分からない」とテレビニュースも取り上げている。企業が取り組めないほど遊牧民達が掘っている。多分21世紀の負の遺産は、金(かね)と言われるかもしれない。ゴビにある良質の石炭は無残に掘り返されている。日本の企業がその石炭で発電所を作っている。もうおやめなさいな。石炭を燃やすようなことを日本の企業が・・・口ではいくら社会貢献のようなことを言っても所詮は金儲けに過ぎない。どうしてこの国の人たちは、いやモンゴルの人たちも中国の人たちも「カネカネカネ」と鳴くようになったのか。暑い夏の夕暮れ時に鳴くヒグラシは、夏の終わりと1日の終わりを悲しむかのように「カナカナカナ」と鳴くのだが。
きょうの一枚
ここ、とあるエタップのCPです。まったく、ほんとうにまったく!1滴の生活廃水さえ流れ込むことのない大きな湖。圧倒的な水辺の鳥類などの生態系。地球が人類だけのものではないことは明確です。ただし近づくと、スタックのために最低でも1時間は失います。
2006/07/04 (火曜日)
まあボクが書くようなカテゴリーではないのですが、中田選手が引退するらしいですね。そーいやあ新庄もそうだったし、ビルゲイツもそうですが、絶頂期に辞める!のはカッコ良すぎてカッコ悪い!!のではないか、とピ-ク?を過ぎてもダラダラしているボクなんかは、そう思うのであります。確かに人生には多くの可能性があって、ひとつのことで大成する者ほど、また違う世界でも大成する可能性はあるでしょう。まあ人の人生のことですので、自分と重ね合わせてどうの、とか評価も批判もほどほどに自らを顧みるのがよろしい。まあかっこ悪いのがカッコいいか?というとこれまた福井さんや先のNHKの会長のようなのも如何かと。つまりカッコ良いかっこ悪さは実は非常に難しいのでありますね。まあ日銀総裁も、退路は「短観が随分良いから」どーの・・・で花道がどーので・・・と昔からある、男の去り際の日本人独特の美学を知らなさ過ぎる感は否めないのですがいかがか。
功成り名遂げ身引くは是天の道なり。ではありますまいか。ホントはね。
まあ、こうしたことが取りざたされるほどに、微弱ですが日本人の意識の変革の兆しが感じられる気はしますね。変革と言うよりは回帰と考えるほうが正しいかもですが、日本人の美学・美意識への回帰っていうのは「国家の品格」の影響ではない?!とも思うのですが、まああれが売れたということはおのずとそういう素養が高まっていたということかもしれないですしね。つまりそういうことが議論され、何が必要で何が不必要なのかとか、人としてのありようとかが問われるということは厳しいけど、自らをいかに律し金の下僕にならず意識を高く持って高邁に生きる!というものです。
話は変わりますが、夕張市が財政再建団体になりました。まあ企業でいうところの民事再生法ですね。実は古くは愛媛県も財政再建団体だった時代があります。その頃の厳しさというものは僕らは知る由もないのですが、諸先輩の苦労話はよく耳にしたものです。健全な財政になった後も「あつものにこりてなますをふく」財政運営が続き、けち!と言えばそれまでですが、まあ実に堅実ではあったのです。それが次第に緩みつつあるのも事実ですが。新しい滋賀県知事の「もったいない」というキャッチフレーズが市井に受けたのは、まさに自明の理、時代の空気!ですね。
とまれ日本の国さえも財政再建団体みたいな状態なのに・・・・
今日は既に7月4日!ボクはBTOUのコマ地図の制作にかからなければヤバイ!というのに。でも、暑い夏は確実にそこまで来ていて、ゴビは熱いのですが全般的にモンゴルの気持ちの良い夏!には、さすがに心が・・・・・前半戦は標高が高い!という事は少し寒いので、ダウンジャケットを持っていくか行かないかを思案中。3000mのスガワラ峠はルートセイサクの時には積雪でピストが見えずに走ったので、本番が少し心配?そこにCPを置くべきか否かでも思案中。
きょうの一枚
ゾーモットに至るカレ川にある植物。キャメル草が大きくなったらこんなになるのでしょうか?素晴らしい自然の造形?と木陰に心が癒されます。でもカレ川はケッコー深くて長かったりして。
2006/07/03 (月曜日)
横浜の熱い?1日は、いかがでしたか?若い頃って、ほんのつい最近まではクルマで東京往復!なんてヘノカッパ(スゴイ言葉だ!)だったってのに・・・いまじゃあかなり苦痛。これは年のせいかそれともクルマのせいか??「次は北京飯店でお会いしましょう」と別れてこっそり横浜中華街へ繰り出して聘珍楼で豪遊してやろうと思ったら、なんと中華街の入り口にある北京飯店前にいるわいるわ。皆さんが・・・「北京飯店でお待ちしておりました」「・・・」楽しい夕食になったことは言うまでもありません。8月の北京飯店というのは中国・北京ですよ!
さて車検は、保税倉庫で行われたのですが、参加者の皆さんの超力作ぞろいの熱いマシンを見るにつけ、臨場感で緊張も高まってくるというものです。さて、そのBTOU2006日本人参加者の顔ぶれも、なかなかのものです。打倒ガントルガ(彼は10回連続出場、通算5勝!)彼を破ってる日本人は博田巌、三橋淳のみ・・・でもここんところマシンもKTM、今年は660RALLY・・・ナビも今では完璧でラリーを熟知しています。彼に勝つのはこれまでに無く困難ではあります。でも最近はチョッと太りすぎ?失礼!の傾向のガンちゃん。さらに成長株のボルドバートルも今回もMOTOで。実質的な有力候補はボルドバートルも屈指しておいて。とまれこの2人を中心に展開するなかで、どんなパフォーマンスを日本人選手が見せるか。池町、池田、のイケイケコンビ。前田、尾島とみーんなKTM揃い踏み。もちろん、それ以外にも群雄割拠。前半のややテクニカルなステージをクリアして、中盤のゴビに闘いはもつれ込むはず。ロシアからもWRが2台!さあ、ついにカウントダウンは始まりましたよ。
きょうの一枚
100番。YAMAHA RHINO・・・ご存知!菅原義正さん。昨年より数段の改良が加えられています。ラリーの深遠なる部分を知り尽くして健在なり!でございます。