Organisation Voice 2006/08

2006/08/31 (木曜日)

チェックカードをまじまじと見ていた。なんでもない一枚の紙だけど、これを貰った瞬間から時間との戦いがはじまる。左腕のチェックカードホルダーに差し込むもの、シートの先端にあるノグチシート製?のホルダーに差し込むもの。CPやゴールで指の力を失って自分では取り出せなくなってオフィシャルに取り出してもらうもの。そのままスタンプを貰おうとして、ケースにスタンプ大の穴を開けているもの。ひどく汚れたカード、たった一枚のカードだけれど夢と困難と、それを克服した何かひどく大切なカードのような気がして・・・最終の確認が終わればみんなに返してあげればどうなんだろうか?とか、いろいろ考えた。
BTOU最終局面の闘いは実はさまざまに彩られていて面白い。スプロケットを失った池町。40分差で2位の池田は、それを探すのを15分だけ手伝った。絶望的な展開、池町の失った勝機と勝利の女神の気まぐれ。池田が出発したあと池町はスプロケットを見つけた。しかしワッシャーが見つからない。通りかかった遊牧民が見事にサイズのピッタリのそれを手渡す。鬼神の走りの池町。この話題に沸いていたRCPに異様な速度で突っ込んでくるマシン。池町がこの最終局面ETAP-9で池田に遅れること30分。しかし総合ではかろうじて15分差で首位を守った・・・15分、それは池田が池町の元にとどまった15分。実は凄いドラマがあったのですねえ。
いやどちらもあっぱれではあります。そんなエピソードをテレビのシナリオに書いたんです。けど放送は地方だけ。
きょうの一枚
奇跡的な出来事も強運で片付けてしまう池町。いまはラリージャパンのレッキ中で、まあその世界でも活躍するはず・・・それほど凄いやつになってますよ。

2006/08/30 (水曜日)

BTOUの記録をVTRと写真で試写中。写真集にしてもVIDEOの編集にしても、まああまりにも膨大な素材の中から組み立てていくのであります。素材が少なければ「こんな少ないのでは出来ん!」と毒づくのでありますが、こうも多いと「多すぎて全部見る時間が無くて出来ん!!」とやっぱり毒づく!のであります。人間というのは実に勝手なもの・・・
さて写真集は、今回は北京を皮切りに1エタップずつ競技の流れに沿って編集をして行こうと思います。そんな目でビデオも見ていると、エタップ4で大きく勝負の行方が動こうとしている辺りが興味深く見れます。初日からトップに立った池町佳生が何度もトラブルやら、自ら招いた大ミスコースやらで優勝争いを面白くするか!?と思わせておいて、その実そのエタップのうちに驚異的な巻き返しで、先にゴールしたライバル達を、なかば「あ然!」とさせる強運と勝負強さを見せ付けます。RCPで2時間あいたビハインドをあと130kmあまりで40分差まで詰めて貯金を使い果たすことなく首位を守ったり・・・と、そんな面白い戦いぶりがさまざまにこれから紹介されていくことでしょう。
本当に愉快で素晴らしかったBTOU!これからつまびらかになっていくことでしょ
きょうの一枚
先日「いずれまた・・・」と書いたチンギスハーンホテルのポーチに止まってたR1200GS-ADVの写真が出てきました。なかなか、やってますが世界のアドベンチャーフィールドも狭くなりつつあります。でも大切なのはハートではありますまいか。

2006/08/28 (月曜日)

申し訳ありません!!というのはSSER 2DAYS-CLASSICSの開催日程の変更!の件でございます。予定通り開催すべく鋭意努力をしようと試みたのですが・・・あいにく肝心の1ヶ月前!にボクがダウン!!つまりこの一番肝心なのは、このタイミングまでの事前調整。ならば!とばかりに既に手配済みのGroup-Nと合併開催してチョッと力強く行こうではないか!!という結論に達したものです。22年目!ということで、振り返れば長い時間継続して来たものだなあ、と感慨もひとしお。昨今のエンデューロのムーブメントの隆盛は、目覚しいものがありまして実は大半の役目は過ぎたのかなあ・・・なんて事も考えたり。ともかく、日程変更は前向きに捉えてのことですから、ぜひともこの秋の夜長の風趣にとんだ?SSER 2DAYSをお楽しみ下さい。さてBTOUの写真集は9月中旬!?に発刊予定。写真をエントリーされる方はお急ぎくださーい。
きょうの一枚
池町を強襲するヘリ・・・ああ武装してたらなぁ・・・ダダダダダッ!と行くんですが。でこんな写真があるということはカメラ側もヘリ・・・ということでさぞや怖かったことでしょう池町クン。ローターの先がヘルメットを掠めたことでしょう。

2006/08/24 (木曜日)

暑さがこたえて?ボクは激しい夏風邪をひいてしまいました。そんなことしている場合じゃないってのに・・・というのもラリーの大量の映像と写真!!と闘わなければならない数週間だからです。参加された皆様からも、デジタルに限られますが自信の1枚を(いや2枚でも3枚でも・・・)をお寄せ下さい。当初のお約束どおりフォトブックを作成して掲載させていただいた上で、数部をお届け!!致します。ということで風邪がひどいので今日はこの辺りで・・・来週はBTOUを振り返ってさまざまな角度から検証をしてみようと思います。

2006/08/23 (水曜日)

「届けられたETAP-5のランタン・ルージュ・メダル」
熱い夏の記憶に彩られたBTOU2006の現場より、ようやく帰還いたしました。8月初旬北京、高速道路をすべるように走るアウディの窓からまだ初々しい百日紅(サルスベリ)の花が伸びやかに空に向かって咲き競っているのを眺めました。「百日紅の花、好きだなあ」夏が来るたびに思います。中国にあっては、まさに中国的で日本の山里にあれば、まさに日本の里山的なその花の佇まいはボクの魂に響きます。一方モンゴルの大地、今回のラリールートには花々が咲き乱れていました。ゴールするごとにスガワラサンは「今日もお花畑がきれいだったよ」とH木編集長は「涅槃とはまさにこういうところのことを言うのだと思いましたよ」とムズカシイコトを言います。そのほかにも「花が咲き乱れていて、ピストをはずせない」とか、ラリーの中にあっても、その花を愛でる心を持つ参加者の心情が嬉しくもありました。
今回は全てのステージにステージ優勝メダルとランタン・ルージュ・メダルを用意しました。MOTO部門は池町が全て持って行く!のではないかという勢いでしたが、エンフトル、池田、マコちゃんらがパーフェクトを阻止!AUTOは面白いように日替わりで、挙句プリウスに1回は獲られるという展開!そしてランタンルージュはひめぎんとミニ軍団の熾烈な?争奪戦(本人達は全然そうは思っていない)そしてETAP-5の表彰をするブリーフィングで「このランタン・ルージュ・メダルは、事故を起こして緊急輸送された34番の選手が無事に生還できるように、そしてその暁には彼に渡したい。」と1個だけ渡さずにポケットに忍ばせて、ガストンライエの写真と共にラリーの最後までを見届けてきました。昨日、そのメダルを持って広島の病院に出かけました。そして彼の枕元に、最後の生還者を讃える証として置いて参りました。
このことはこうしたHP上ではなく参加した皆様にいち早くお知らせするべきだと思ったのですが、いやいや最速はこのOVだと思い、ご紹介しました。10数年通い続けたボクにしても、最も美しいと感じたこの夏のモンゴル。池町の戦いぶりもミニとひめぎんの戦いぶりも、プリウスなどの戦いも、どの一つを切り取っても美しく激しく勇気とロマンに彩られたすばらしいものでした。こうした記憶が、さらに昇華していくためにも弛まざる歩を進めていくことにしましょう。
きょうの一枚
1995年のシャートー・ムートン・・・モンゴルのスタートした年のワインを、参加者や役員の有志より寄せ書きと共に頂きました。ありがとうございます。近々飲むです。

2006/08/07 (水曜日)

いよいよ明日、BTOUがスタートします。全員元気で最後の調整に余念がありません。ひとつ残念なことがあります。それは月が満ちてきていること。今ようやく陽が沈んだと思うと東の空は半月がかかりその明るいこと。これでは満点の星空が仰げません。あと数日で満月、ラリー最終盤には、プラネタリウムもびっくりな星空が仰げることでしょう。ウランバートルの現在の気温は12度。肌寒いを通り越してフリースやダウンが登場しています。さて、明日はエタップ1の速報をお届けします。 (06/08/07 00:01)

2006/08/04 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATAR2006、スタンバイ完了です。天候も良好。ただし小泉首相の訪モの日程が二転三転していて、こちらの事情は大変です。ゴールのパレードは小泉さんとニアミス?するかもなのです。
ボクは本日涼しく快適なウランバートルをあとに、北京へ向かいます。北京は故宮の近くで、参加者のみなさんの到着を待ちます。今夏はヨーロッパ、北米が猛暑のようでユーラシアは少し過ごし易いのでしょうか。
8月5日、北京のブリーフィングは8月6日16:00ウランバートルでの開催に変更いたしました。8月5日は、夜まで北京の散策を楽しんでもらおー!という素晴らしい配慮!なのですが、実は北京飯店は政府関係のセミナーがいっぱいで・・・まぁそんなオールドチャイナな由緒あるホテルです。ボクも一度泊まりたかったホテル。
そんな8月6日は原爆記念日、61回目になりますね。昭和は遠くなりつつありますが、世界はいまだ不安定で、戦火もどこかで止むことがありません。通訳の若い男の子も、フランスの外人部隊に志願してる!というのを聞いて言いようのない気分です。

2006/08/02 (水曜日)

ホテルのポーチにR1200GS-ADVが停っていた。写真を送るのはまた今度・・・(通信事情が宣しくない。)まさにこれぞ大陸間弾道弾!マドリッドから、ひとっ走りでウランバートルまでやってきた。でタイヤを見るとどーもロード寄り。そーだ、ほぼ舗装路だけでやって来れるのだ。仮に北京を目指すのであれば、中モ国境までは悪路だ。
ともかくそんなことよりこのモーターサイクルの最も美しいシチュエーションであることは間違いない。全てがノーマル+オプションだけで、これほどまで完璧なマシンはちょっとほかには無い。オーナーの姿は見当たらなかったが、その佇いは、自信に満ちていて、「なんでもない」という様子がにくらしい。
そう言えばシトロエンがヨーロッパから走ってきたお話しをしましたが、先週は20台ばかりのヒストリックカーがフランスからやって来た!という話を聞きました。どーもヨーロッパからウランバートルまでの新しいアドベンチャールートが拓かれているようです。それはロシア事情が好転したことも影響していると言います。最近まではロシアンマフィアが道を塞いで通行車両に悪行を働いていたはず。「そんな小銭をかせいでるヒマはないほど忙しい」らしいのでどーも安全は確保されてきた模様。いずれにしてもロシアの高度成長が、恒産無きところに恒心無しを地で行ってる感じ、まあ金銭的にひと段落すればモラルも上がるのでしょう。
日本人も、もっとモラルアップ!!人の見てないところでゴミを捨てたりとかしないように。ラリー参加者がお手本!!

 

Organisation Voice 2006/07

2006/07/31 (月曜日)

コンテナがウランバートルに到着した。実は今回は法改正があって輸出通関がとても困難で、かなりビビッた。ひょっとしたら間に合わないかもという危惧もあった。
ウランバートルに到着した初日に、ボクはスタート地点のヌフトホテルに出向いた。コンテナを置く場所を検討するためだ。ヌフトホテルは空港からわずかのところ。でもそこは環境保護区でホテルの周辺にいる限り、そこが一国のキャピタルタウンとは俄には思えないほど。ここにコンテナを置いて参加者の到着を待つのは、過去10回の大会のうち5回くらい?になるかも。
でもはじめて気が付いたのではないけれど、そのコンテナを置くところはお花畑になっていた。エーデルワイス、キンポウゲなどの日本では稀少な高山植物・・・。
とまあ、今年の夏は過去にないほどモンゴルらしい夏だそうで、緑は濃く、涼しく、とても素晴らしい。後は寝冷えに!気を付けて毛布を覆って寝てる!

2006/07/28 (金曜日)

気がつけば週末!という現象は、ここのところ加速していて子供の頃あれほど待ち遠しかった週末が、いまでは呪いの言葉のひとつも吐きたくなるほど、ひと呼吸ほどで訪れる。でもってそのいくつメカの週末に先発隊はいよいよ出発します。良いことといえば、涼しくて良く寝れる気候・・・なのが常ですが昨今の気候を鑑みるに、いつもどおりであって欲しいと願うばかり。
ウランバートルに行き、北京に行き、再びウランバートルに戻るという行程。そしてそこからエタップがスタートします。まだお伝えしていませんが、北京のブリーフィングをキャンセルしてヌフトホテルで合同のブリーフィングを行おうかと考えています。詳細は間もなく発表予定。ですから幾分北京では観光が出来るかもですが、こちらは激暑の予想。
さて話は変わるけど「ディーゼルがきてる・・・」って感じ。ルマンをディーゼルで制覇したAUDIあたりのディーゼルが好いんでないかい?といかにもああいう広告的なやつに弱いボクは急傾斜中。「なんか嫌味が無いよなアウディって」「昔は女性の車ってイメージだったよね、赤いアウディ」「ボクはやっぱビッグクワトロっすね。」日本ではディーゼル=環境負荷、というイメージが出来上がった感がしますが、これからは来ますよ、ディーゼル。

2006/07/27 (木曜日)

時代が動いている。昭和天皇のメモなんていうのが暗がりから出てきて、8月15日の終戦記念日も間近になったというのに誰のどんな意図なのか、面白い?!総裁レースは俄然東アジア外交とやらを巡って、さまざまな駆け引きが大きなターニングポイントに差し掛かってきている。と思えば隣国からは金大中事件の真相が語られ始め、現政権の奇妙でなりふり構わぬ戦略が、幼稚に見える。イスラエル・レバノン戦争?国連施設にイスラエルは空爆!?これでは長期化は避けられない。なんて中で少しは明るいニュースもある。中国が2010年までに環境対策事業に20兆円の投資をするんだという。水や大気の汚染の激しさは、かつてどこにも無かったほど未曾有の激しさであろうと思う。投資もよろしいが、きちんとした戦略にのっとったもので、かつ他国に環境負荷をかけないように・・・なんて暑い夏には考えたくないような話題。
さて、出発を控えたボクはさまざまに思考をめぐらして、おおよそ起きるであろういくつかの問題をイメージスタディをしてる。
そして、たった1個の時計(プロトレック)止まっていたので先月電池を換えたのだが、それをどこに仕舞ったのか分からなくなって、この時間の無い中を1時間近く探し回った。で、出て来た。バッグのハンドルに結わえ付けてあった。そういえばその時計はラリーに行く時はいつもそうしてあったのに・・・・時計、実は愛用の20年も腕にはまっているやつがある。腕時計も好きなアイテムなのでいろいろ買うんだが、やっぱりこの1本に勝るものがないんだ。クルマと時計、いまもっているのが最高のお気に入りになってしまうと、どうもそれで良いとなって、興味がうせてしまうところがある。それはそれで幸せなのだが。

2006/07/26 (水曜日)

四国は一足先に梅雨明けの模様。容赦ない夏の太陽が・・・こんな時は夏休みの子供に戻りたいと思うのであります。自由でわがままで、好き放題だったあの頃。一瞬先にも遥か未来にも、なんのフアンも無かったあの頃。でも一度だけフアンに駆られた夏の日がありました。こども?といってももう中学生の頃、約束した川に何故かその友達が来ません。いつも子供達でにぎわっている石手川の淵、そこはボクタチの天然のプールであり岩の間に手を入れて手づかみで鮒などを獲る、そんな場所でした。さすがに小学生くらいの姿は無く、いわば中学生くらいの子供の独壇場でした。
その日に限ってお昼過ぎに集まってくる者はひとりもいなくて、何が起きたのだろうか?と不安になりました。それでも1人で川で遊んで、でもなぜか気味が悪くなって、自転車に乗って家に帰ろうとしました。するとそこはゴーストタウン。その頃呼んだ本だかで、一人ぼっちで取り残されたあの感覚。アツイナツの午後に全く1人の人影も、行く車も無く・・・ボクは「やってしまったんだ、異次元に来てしまったんだ。」と、どうしようもないフアンにさいなまれながら、家に帰りました。すると家族は誰もいません。「やっぱりそうか?!」と思うと奥から、ってその部屋は夜にテレビを見るだけの部屋で、だいいちあの時代は昼間にテレビを見る!!なんてことは、あってはいけないわけで・・・・・テレビでは松山商業と三沢高校の高校野球の決勝戦。延長18回再試合だったあれ、野球にあまり興味なかった僕は、まあそんな調子で熱い夏は毎年毎年甲子園がやってくる度に、あの背筋がぞーッとした感覚が蘇っては懐かしいなあと思っています。
その夏の高校野球も、おそらく例年にない猛暑がやってきて大変なことにならなければ良いなあ、と老婆心ながら心配な昨今の天候。
まもなくボクはモンゴルに向けて出発します。小泉さんも同じ頃モンゴルに行くみたいで、建国800年の記念式典に出席?するのでしょうか。ボクはラリーに向けた最後の準備をするんだ。
きょうの一枚
ただただ青い空。先に梅雨明けした四国から、まだ雨模様の皆様に・・・と言ってたら曇ってきた。

2006/07/25 (火曜日)

「疲労困憊中」
どうも本日はBTOU各参加者宛に公式通知とルートブックの発送に成功した模様です。忙しくしているみんなはまさに疲労困憊の様子。朝から深夜までひたすらBTOUの準備・・・おそれいります。ボクは日曜日の疲れのうえに昨晩はヘンテコリンな組み合わせで酒の席!!東京から2名、神戸から、広島から九州から各1名・・・愛媛から4名・・・むくつけき男ばかりの酒宴は、それでも盛り上がり不思議に夢とロマンな話に花が咲きました。おかげでボクも疲労困憊・・・出発の日程が急接近しているというのにね。
きょうの一枚
今回のBTOUのルートブック!!分厚いでしょ。結構力作かも。おかげで慢性肩こりに悩まされています。慢性?マンセー?

2006/07/24 (月曜日)

この週末は、記録的な豪雨。この豪雨は全国で21の都道府県で観測史上最多!!を記録したそうです。まさにとんでもないことです。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方ところかわってヨーロッパではこれまた記録的な熱波。数年前の熱波を大幅に更新しそうです。また夏でも朝夕は涼しい西ヨーロッパではクルマにはもちろん住宅にはエアコンの無いのがほとんどです。こうして温暖化の影響による気候変動は、さまざまな脅威となって明確に表れて来ているのは、もう疑いの余地の無い客観的な事実です。事実は事実としてそろそろ因果関係をきちんと伝え、根本的な対策を講じなければならないと思います。安保理は地球温暖化対策の国連軍を!なんてボクは言っているのですが、人類の生存を強烈に脅かす共通の、かつ何よりも手ごわいエネミーは温暖化だといえます。
この日曜日、ボクはこの夏のラリーに続く大仕事をやっていました。これも実は環境問題に関するような背景もあるのですが、エネルギー政策上の問題、その公開討論会を運営していました。で、いつも思うことなのですが、東西冷戦以降明確になった「危機エネルギー不変のボク的法則」余談ですがフヘンで変換したら不変と普遍と不偏・・などがでてきます。なんかどれも全て漢字として使いたいような気がしました。危機つまり緊張は、常に一定量で、東西冷戦後起きたナショナリズムは危機を世界に撒き散らし、でもその危機の質量は分散しても総量では変わらないというボクの主張・・・米中台の3つのバランス、仮にAとBが仲良くなれば、AB間危機のエネルギーは減ってもCとの間で緊張が高まるというわけです。
実際のエネルギー政策でも、脱化石燃料化を勧めれば温暖化効果ガスの排出は抑えられても、同じだけの代替エネルギーがはらむ危機が生じるだろうということ。
全てのクルマがゼロエミッションの(とりあえず今は)電気自動車になったとすれば、電力に対する依存度が急速に高まり、全く違う発電方法でも開発しなければまかなえないはずです。その新しい発電方法が再生可能エネルギーであるかどうかは疑問、それにしてもそれが持つリスクも少なくない。
どちらにしても温暖化はエアコンの消費を著しく向上させ、冷やすために必要な電力をまかなうために、何かを燃やしまた地球を暖めていく。中国沿岸部にはおそらく恐ろしい数のエアコンが着きはじめています。年からは暖炉のような巨大な陽炎が立ち上り。家の中を冷やしたのと同じだけの熱量が空気中に排出され、自動車の排気熱・CO2・・・何とかエアコンの排気熱をカプセルに封入して、冬に燃料として使えないだろうか?なんて考えているのはボクだけなんだろーか。

2006/07/21 (金曜日)

ずっとデスクの上にあったVSD(フランスの雑誌)の付録・・・MERCI THIERRY POUR TOUTES CES ANNEES D’AVENTUREつまりティエリー・サビーネ追悼20周年の記念小冊子というかタブロイドだ。表紙には見慣れた写真。砂嵐っぽいところを1986年8回大会白いジャンプスーツを着て歩いている。・・・を眺めていた。次のページにはニジェール川を渡るハシケの上で中央で微笑むガストン初優勝の84年の写真、横にいるオリオールと握手するサビーネ。ガストンたちももちろん白い皮のライディングスーツを着ている。1976年のアビジャン・ニースに出場しているティエリーの写真もある。もちろんどの写真も全て見た事のある写真ばかりだ。白い・・・ボクはこの色に恋をしたのかもしれない。
20世紀の最後の四半世紀に生まれ成長した、このパリ・ダカールラリーとその創始者であるティエリー・サビーネ・・・・・時代の巡り合わせが良かったのか?悪かったのか?ボクは知らなくても良いものを知ってしまい、なぜだかすっかり魅せられて、自分の人生の進路に大きな影響を受けた。というか、ここまでやってきてしまった。もちろんいくつもの分岐というか選択肢はあったし、選択をしてきたわけだが。
そんな70年代から80年代にかけての、彼らの時代の写真の一つ一つが輝いていて、それらを見るたびにいまだに激しい眩暈を覚えるほどだ。その思いを何とか実現したいと思いながら、SSERをスタートさせて22年。そしてBTOUはラリーレイドモンゴルから数えて12年目なのだが、10回大会を迎えた。
時代は変わった。21世紀だ。子供の頃見た輝かしい空想科学の世界の21世紀とは程遠く、いまだ20世紀の憎悪や因習や古いイデオロギーを引きずっていて、混沌としているようにも思えてならない。しかし、ティエリーの写真の背景に写る赤茶けた大地、広がりを見せる空間はおそらく変わってはいまい。世界を結ぶこうしたラリーが、もっと違う大きな役割を果たさなければならないと思う。思い上がりかもしれないけど。
きょうの一枚
こんなんです。でも以前にもOVに書いたような気が??スガワラサンからの今年のお土産。

2006/07/20 (水曜日)

「マスターオブゴビ廃止。ガストン・ライエトロフィー設置」
今回のBTOUは毎日のステージウイナー表彰が行われることになって、マスターオブゴビトロフィーはなくなる模様だ。しかしそれに替わって、愉快なベストパフォーマンスライダーに・・いやドライバーも含めて全参加者の中からベストパフォ-マンスなお1人に、ガストン・ライエトロフィーが与えられることになりそうな気配・・・栄えある第1回受賞者は??だーれ?
話は変わりますが、検察庁の出張旅費不正受給ってのにボクは衝撃を受けた。検事達が格安航空券やホテルパックの安い出張旅費で、ほんの少し浮かした公金を着服していたとは・・・・・。出張で溜まったマイレッジは?会社の電源で充電する自分の携帯や通勤で使う電気バイクは??などと細かいことを議論したことがあるけど、「まあ良いやん」という人と「額の大小には関係ない」というふたつのグループに分かれる。警察官は前者で検察官は後者なのだとおもっていたけど・・・「ナーンダ」でも○HKのカラ出張よか全然許せる。
センバクンは団塊の世代リタイア者はコンパクトカーに乗る!!といっていたけど正反対の意見を聞いた。サラリーマン時代には周囲や上司に遠慮して買えなかったガイシャ!を定年シテ買う!!のが流行っているらしい。というのである。まあまさに正反対の意見を同じ日に聞いた。
で、結論。どちらも正論である。つまりは変化を望んでいるだけでベンツを売ってBbを買った社長は今度はAMGじゃなきゃ気がすまなくなっているっての!バイク業界はチト違う。
きょうの一枚
身体真っ黒で顔真っ白!のヤクの撮影が目標という変なボク。それにしても世界の珍獣に数えられても可笑しくないくらい可笑しい?

2006/07/19 (水曜日)

豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。毎年更新される記録的な豪雨。確かに昔からも梅雨の終わりには、いつも集中豪雨があったのですが・・・地球温暖化対策待ったなし!てか冷却しないといけない!とボクは思うのであります。
予想された台風やハリケーンの巨大化や、局地的な大雨。まあいずれも海水温度の高さから起きているわけですが。G-8では少しは話し合われたのでしょうか?
アイガーの山腹が崩壊したというニュースは、岸壁に凍みこんでいた氷が融けたものです。世界中の氷河が後退して、ツンドラは融けてビックリするような氷漬けの保存状態の良いマンモスなどが出てくるのは歓迎ではありますが、それ以外では地球規模で!というか安保理で、何とかしなければならない!というのは先日書きました。
おそらく間もなくですが、燃費規制のようなことがはじまるかもです。またガソリンよりもCO2 の排出量の少ないディーゼルエンジンが、EUからの外圧?で積極導入されるかもです。いや、それはないか。まあこの手の話は、もう何年も書き続けましたが、そんな次世代のコミューターはバイク、良くて軽四でしょう。(デモねそんな事を考えていたら、ボクのレンジローバーったら驚くほどに燃費が良くなってビックリ!!エアサスをコイルに変えただけなのに?なぜ?)
中東で起きていることは戦争です。戦争は地球温暖化効果をいっそう促進します。国家間の緊張も同じく・・・です。空中で給油しなきゃならんほどの作戦が続けられているのは、環境におけるテロ行為です。
「ウッ、グリーンピースが入った。」
「じゃあ大会本部隊のカマズはいいんかい?」
「・・・・・」
「ラリー自体はどうなん?」
「・・・・・」
で中東の話。ガソリンは高騰(チョッと戻しましたが)ここんとこのこれらを言い表す流行の言葉で地政的(チセイテキ・・・といえば地勢か知性という言葉でした)が、これが経済用語になって・・・当然戦時下に弱い円は急落。SSERはこんな土壇場になっての予測外の大きな変動に・・・怒、涙。損害は計り知れません。だから平和にしてっ!て言っているの。
まあうちの損害はともかく、次はイランに飛び火したら、世界経済は収拾がつかなくなります。でイランの国連による拘束力を持った(はやりの)第7章を含む決議が間もなくでしょう。・・・だから脱石油・脱化石燃料に!しなければならないのですが・・・チョッと試乗したV10・507PSの、なんと素晴らしいこと。
しかし「どうしたのよ?」というばかりのスーパーカーブームもアメリカンフルサイズラグジュアリーのブームも、急速な陰りを見せています。市場からスーパースポーツは姿を消して、ミニと軽四にばかりなってしまいそー。
これからのクルマ選び、難しくなりそーですね。
きょうの一枚
UPされたミニ写真館第4弾より。ラリーで最後にウランバートルについてくぐるのがこの門。いわば完走者たちの凱旋門。

2006/07/18 (火曜日)

怒涛のような3連休が過ぎました。全部仕事!しかも毎日深夜まで。だけども大半はデスクワーク。涼しい事務所の中だから良いようなものの・・・・・で、ふと目に留まったBMW R1200GS ADVのカタログ。どうも写真がチベットだかパミール高原だか。そういえば1200GSのカタログは南米のアタカマだったような。BMWもアドベンチャーフィールドに中国の奥地をオファー!しましたか。その前はどこだっけ、そうそう南アフリカやナミビア。いずれにしてもボクたちのような人種の持つ旅への憧憬を巧みに?表現していて、悔しい。「ほら、これだろ!?お前らノホシイモノハ、ホラッ、ホラッ」「グウー」とぐうの音くらいしかでません。
でそのカタログ、多くの方は既にお手元にお持ちでしょうけど・・・どのページの写真も素晴らしいし、まるでモンゴルかと見紛うばかりの近似感。極めつけは故事成語や孔子の言葉がフィーチャーされているという広告界の禁じ手。(肖像権切れの「ローマの休日」をいち早く使うあざとさ!もねえ!?)いずれにしても設定も写真もコピーもで、ボク的にはメロメロ。「己の目標を知る者だけが、自らの道を見つけることが出来る。(老子:紀元前4あるいは3世紀)」
これまでBMWモトラッドの広告やカタログ・・・ドイツ語から日本語への訳者をもう少し文学的で広告コピーの専門家に・・・と思っていたんですが、最近はほんの少し良くなった感はありますね。でもドイツでやってるんでしょう印刷や製本も微妙に日本のそれとの違いを見せています。
とまあ、こうしたカタログに使うコピーとしては実に尊大なのではありますが、これまでのどのBMWのバイクのカタログよりも良いですね。
「どこへ行くとしても、心を尽くしてそこへ向かえ。(孔子:紀元前551~479)」この言葉は、まあ奥地にツーリングに行く時はBMWを選びなさい。とも取れるのですが、まあ何を成すにしても心を込めて準備をしろ!ということで、この言葉のように頑張って3連休を捧げているスタッフのみんなには感謝です。
何をやっているのかと言うとさまざま。でも最大はコマ地図の最後の入校チェック・・・コマ地図は何人もが何重ものチェックをします。距離やGPSポイント。外部の人に見てもらうことも忘れてはいないようです。書いている時間よりもチェックにかける時間が断然多くなります。膨大な手配と資料制作。地図の作成やらエマージェンシーのパンフレットやらチェックカードにも、真剣に取り組んでいる様子。こうしたまさに膨大なBTOUに関するさまざまな準備・・・あなたもそうであるように、私たちもまた、心躍る仕事なのです。何日も何回も丁寧に。書き上げたコマ地図を印刷に送るとき「念を入れてください。」と。「・・・」つまり念を入れるとは「入念」に見ろ。ということ。それでもひょっとしたら間違いはあるかもしれないのですが、まさに心を尽くしています。
「どこに向かうとしても、心を尽くして・・・」よし!これからの座右の銘とします。ちなみにこれまでのボクの座右の銘は「意志あるところに道は開く・・・」まあ同じ意味なのですが・・・この銘は奇しくも故橋本龍太郎元総理と同じでした。弟の橋本大二郎高知県知事には、ラリーレイドモンゴルがスタートする前に外務省やNHKに橋渡しをしていただいた方です。こうした「道なき道」を切り開いたときに手を差し伸べていただいた恩人や、何よりもこれまで支えてくれた大勢の参加者の皆さんに対して、心からの感謝の念でかの地に向かうこととします。
きょうの一枚
てなわけでADVのカタログ・・・写真もコピーもそそりますので、是非手に入れてみて。

2006/07/14 (金曜日)

いや、それにしてもここんところの猛烈な暑さ。猛暑、酷暑・・・もう言葉ないかな?夏の高校野球地方大会なんて、この暑さで大丈夫?ボクたちが子供の頃は平気だった?のにね。比較的に涼しいというイメージのあった大分の日田が昨日は36.9度を記録したんだって・・・体温より高いね。まあこのアツイナツを乗り切るのに必要なのは、体力、ということになりそー。上空から街を眺めると、全ての建物からエアコンの排出する熱気が陽炎を作っていて、さらに街を熱している。ボクは思う。この排出される熱エネルギーを蓄積できないのかなあ?そして冬にそれを再び使う。あまりにあまったプルトニウムを使って・・・いやこの発言は慎もう。
暑いのは中東も、相当暑そうで東アジアよりも相変わらず、で国連のイスラエル非難決議はアメリカが拒否権を発動。どうもこの拒否権というヤツが曲者で、時代に合わない感じがするね。まあ国連憲章の前文を読めば「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、・・・」と続く。まあ連合国だからね。
でも昨今は国連改革も声高に叫ばれている中、世界が期待もし注視も摺るようになった国連、そして安保理。21世紀のパラダイムに相応しい改革を望みたいものです。今人類の共通の敵は気候変動、それも温暖化効果ガスの排出量の増加。特にアメリカや中国の排出量の1.2位がこぞって頬かむり。アメリカの対応はまさに拒否権のようなもの。この問題こそが人類の生存の危機を高める問題で安保理決議に持ち込むというのは?んで米中が拒否権。
また暑さのせいでわけの分からないことを書きました。今日から日銀もゼロ金利廃止。また時代が動き出しそうな予感。
いずれにしても、お金から少し自由になって、尊厳とか自立とか、そんな風に「・・・・高楊枝」で行きたいものですね。えっ、充分行っている?!
きょうの一枚
口に合わないのですがモンゴルで手に入るお菓子。田舎の村にも少しずつお菓子が増えてきてます。ご覧の通り標高が高いので袋の中のエアがパンパンになってます。中のお菓子はエアクッションのおかげでつぶれない?

2006/07/13 (木曜日)

やっぱり夏休みは「恐竜博」・・・ここのところ毎夏休みの風物詩?ともいえるこのイベント、デパートであるのとはチョッと違う!世界最大の・・・で7月15日から幕張メッセで開催されるのであります。成田から行くので寄り道していきたいくらいの気分なのでありますが・・・・・。
ところで、ボクタチがゴビで命名した「恐竜の谷」は、大平原に稀に降る大雨とその流れる水が数万年の間に削った岩の形がまさに・・・。いまにも動きそうな恐竜にそっくりだったからだったのでした。もうこの辺りは、なににしても奇妙な姿の岩というか山というか、まあ不思議な世界を創っています。まるでその岩は、ゴビザウルスなんて名前の大型の鎧竜がここにはたくさんいるんだよという墓標のようにも見えるのです。初めてその谷を通りかかった時、あまりの異様さにクルマを止め写真を撮りました。少し休憩をしようかということになり、その不思議な光景の中を歩き回りました。すると岩登りの得意な「サルのような」通訳のモンゴル人の若者がたくさんの化石を拾ってTシャツにくるんで持ってきたではありませんか。
「どこにあった?」
「いくらでもありますよ、この辺りには」
少し行くと、過去には湖だったと思われる大きな低地があり、そこには侵蝕を繰り返したと思われる岩山の断層が露出していました。歩くだけで様々な化石、低地には立木のまま化石になったであろう木の化石、亀の化石は完璧な姿で、その後に現地に同行した学者によるとその亀の化石は現存する最も完璧なものである!とお墨付きを頂いたが、「ならば」とその学者のウランバートルにある研究室に寄付をした。
もちろん今では、勝手に掘ることも持ち帰ることも出来ない貴重なものだが、あの斜面の白亜紀高ジュラ紀だかの断層を横にスライスすれば、何千、いや何万体の恐竜が眠っているような気がしてならない。それよりも何よりも、次の丘を越えたら緑が広がり恐竜達が生き生きと暮らしている光景が飛び込んでくるのではないか?!という思いにまで至るのであります。
きょうの一枚
とまあ、恐竜の谷です。チョッとこの写真では伝えきれないので・・・・あとは現地で。

2006/07/12 (水曜日)

もう夏ばてで、ボクは超クールビズ・・・短パンとポロシャツで毎日出社。もちろん来客用にまた急な打ち合わせにと、スーツもロッカーに3着入っている。
でなぜこんなに夏ばてするのか?というとやっぱりモンゴルだと思う。6月1ヶ月近くをあの涼しいと言うか快適な国で過ごせば、カラダはまだ3月か4月くらいの調子になってしまうんだ。さらに8月はほとんどあちら、なのでもう少しの辛抱で体のなじんだ快適な環境にいける。でも最悪なのはウランバートルから北京に行く時かな?なんか将来、モンゴルのラリーに行かないようになるとき(理由はたくさんあるね)本当にこの厳しい日本の夏を過ごすことが出来るんだろーか?ボクはとっても心配だ。
きょうの一枚
ゾーモットの木。不思議な生命力と神聖な気分を満たしてくれる木。枝先にまで精霊が宿ってるように感じます。

2006/07/11 (火曜日)

梅雨、明けましたかね?と天気図を見ると台風はまさに北朝鮮にいて梅雨の大雨を降らせていた停滞前線は台風に巻き込まれるように北上していて、このまま日本海に停滞してしまえば梅雨明けです。梅雨とはまさに梅の雨。梅の実のなるこの頃の長雨を「梅雨」と詠んだ日本人の感性にボクは感謝したい。梅は春先に早い花を楽しませたかと思うと、伸び放題の枝を伸ばす。やがて青い実がつく。我が家には梅酒の古酒が年代ごとに貯蔵されている。ちょっとしたワイナリーならぬプラムナリー?なのである。季節をいとおい愉しんだ日本人の心は、少しばかり色あせたが、でも脈々と続いている、と思う。
鶯宿梅のオハナシ
ある時、宮中の庭の梅が枯れてしまった。
ときの天皇はこれを悲しみ、代りとなる梅の木を探させた。
とある屋敷でなかなかに良い梅の木を見つけて
それを勅命で宮廷に献上させることとなった。
天皇はその素晴らしい梅の木をことのほか喜んだ。しかしふと見ると枝に紙が結わえてある。そこには屋敷の女が詠んだ歌がしたためてあった。
「勅なれば いともかしこし うぐいすの 宿はととはば いかがこたえむ」
それを見た天皇はすぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。
世間にこの手の話は少なくない。儒教思想の強い半島や、また大陸にも枚挙に暇はあるまい。このくらいの情緒は北の指導者にも持ってもらいたいものである。
ところで、北京に行くと紹興酒が旨い。料理に使っても旨い。土地には土地の酒があるのだ。古く武威(シルクロードの入り口)で詠まれた涼州詩には「葡萄の美酒夜光の杯・・・」と詠われて子供心にまだ見ぬシルクロードとワインに憧れた。モンゴルに行くとアルヒと呼ばれるウオッカが楽しめる。乾燥した土地ではことのほか旨い。ただしすぐにKOされてしまう。九州はなんといっても焼酎だろうか?焼酎と言えば九州から、昨日のOVの便りが届いた。以下に本人の許可は取らずに掲載する。
「おはようございます。7日の車はやっぱりシトロエンでしたか。リヤーフェンダーまわりから観てそう思ったんですが、それじゃあ単純すぎるのでロシアのコピー車かなあとか。。。ダジャレ。オヤジギャグ。ユーモア。考えていたら何がなにやら解らなくなりました。ダジャレ(駄 洒落)について自分の意見。これ、語源はお洒落(この字だと冗談ぽい)からと思う。おしゃれとは、場を盛り上げ華やかに楽しくするための物であり、なにも、ファッションや観た目だけのものではない。駄洒落とはファッション界から遠のいた、ユーモアのある世の親父たちがその場を盛り上げるために行う最大のおしゃれである。駄洒落、親父ギャグのこつ、なにがあっても2度は言うな。10人中4、5人が解るぐらいのネタがいい。ユーモアセンスのない者はだまっちょれ。このユーモアという言葉、日本語にすれば(とんち)ですかねえ。」
とまあこの人の作る「米」は旨いです。TBIは毎年彼の作るお米を使っているのでした。
とまれ、空気を和らげたり心を開くユーモアは大切です・・・ではチョッとブラックなやつを(ホントの話)・・・「先日急遽北京入りしたアメリカのヒル国務次官補、どうも北京空港でロストバゲージ!!(この緊急時にも要人が、民間機で行っているのが良いですね)中国の誰だったか「それは、日本海に落としたんでしょう」するとこれも誰か忘れたけど「その荷物は北朝鮮に行ったんではないか?」「・・・・・」これは笑えたのか笑えなかったか。でもコイズミさんの「ラブミーテンダー」よりは数段上で、まあすべては一歩間違えるとヤバヤバ。相手の理解力を知って言わなければ・・・。
きょうの一枚
何でもかんでもチンギスハーンに・・・最近はウランバートルでもコメディアンが、現代にタイムスリップしたチンギス・ハーンが何にでも自分の名前が付けられてるのに驚く!というコントをやってて、大うけ。空港もこのたび「チンギス・ハーン空港」と改名。日本じゃさすがにここまでは遡らないやね。織田信長空港とか考えられんでしょ。でもセントレアよか場所は分かりやすいきゃも。

2006/07/10 (月曜日)

なにかとニュースの多い週末。日本人としてもいろいろと考えさせられる日々。何がスタンダードで何がそうでないのか?マスコミ報道の加熱を異常!と冷静に見る目も必要で、どうしてああもマスコミは盛り上がるのでしょうか?いや、けしてその事を悪い!とだけ言っているのではありません。朝TVをつけると北朝鮮問題と、ジダンの頭突きと、まああと少しのニュースが、全ての番組からヒステリックに・・・でも一生懸命観ているボクは「フーン」とか「ケシカラン!」とかは言ってるんだけど・・・・・でもじゃあ、スペースシャトルはどーなったのか?無事飛行しているのか?テレビはナニも伝えてくれません。まあそんなこともOKです。
マスコミは第3の権力です!いや最近はマスコミこそが国の最高権力かもしれませんぞ。そりゃそうでしょう、民意というか世論はマスコミと同じなのですから?つまり、民意は民意と言いながらマスコミが形成していくマスコミ意?なんですから。つまりマスコミは国民が望んでいるから伝え、望んでいないことは避ける。そりゃそうです、激しい視聴率競争にさらされているから。そこで新聞の紙面に踊る、勘違いをするかもしれない様な見出しの書き方、たとえば「金、全面戦争」とかっていうのは、勢いはいいけど「良いのかな、こんなにあおって」とも思います。どうもマスコミのミスリード感が、厭な感じがするのですが・・・あと、TVキャスターは、あそこまで好きに自分の意見が言えて良いなあ?!と思いますね。で、ああした思い切った意見を言う人ほど重用されていたりもするのであります。
「なぜオジサマはダジャレを言うのか」
これは最近の話題なのですが、「どーしてオジサマはオヤジギャグを言わないと気がすまないのでしょうか?」今日は全国からこのご意見を大募集!ユーモアなのかダジャレなのかはどう違うか?ジェームス・ボンドのユーモアは日本人はまねが出来ないのか?オジサマのダジャレは瀬戸際外交みたいなものか?それとも余裕の発言なのか?部下や周囲との距離感を計っているのか?あそうそう、ウランバートルで見かけたクルマはシトロエン・アミ8と判明。多くのご意見や写真ありがとうございました。
今回は九州のKSさんには是非回答をしていただきたいのですが・・・・
きょうの一枚
これ、結構ボク好物なんです。羊の肉のスープに揚げパン(まあいわゆる揚げ)が入っています。なかなかオナカも太ります。これが食べれるのは、ハラホリンとアルベイヘールの分岐にある例の郊外レストラン!なぜか二日続けて食べました。というかこれともう一品くらいしかメニューが無かったよーな。陸上移動のメカニックチームは食べれるかもです。

2006/07/07 (金曜日)

ここのところの東アジアの緊張は、われわれにも様々に関係してきて、昨年に中国で感じたプレッシャーよりも大きなものがあります。北朝鮮の暴挙は許しがたいものですが、日本でも海岸では若者が夜中に打ち上げ花火をしてはしゃいでいます。飛距離は少し短いかもしれませんが、なかには日本海まで飛んでいくのもあるに違いありません。エッそれはない?まあでも危ない!ウルサイ!という点では、傍若無人なガキのそれに似たようなものじゃないかと。スンマセンもっと考えてから書きます。
でも(まだ言っている)そう考えると「何が悪いのか?」をもっとハッキリしないといけないのでは?この騒動のスキに日本の領海で測量をする隣国の調査船のほうが、なんかまだ悪質な感じさえするのは僕だけなのか?そっちには非難決議は??非難決議だか議長声明だか、国家間の足並みは揃うはずはありませんね、敵の敵は味方ですから。三国志の時代の昔から、そうなっていますよね。とまあこの手の話は別席で・・・。
プレゼンテーションが出来なかったBTOUシッピングのためにHP上で試走のミニ写真展が始まりました。まず今日から見えるのはエタップ1から3まで・・・もち試走のルート上からですから、参考になるかもですよ。
ではまた来週ね。
きょうの一枚
ウランバートルの行きつけのカフェで・・・シベリアを越えてヨーロッパからたどり着いたこのクルマはナニ?知ってる人は教えて。でも写真からだと分かりにくいけど、とってもオシャレでした。ヤルネ!ヨーロッパのヤツは。

2006/07/06 (木曜日)

どうも日本海は波高し、なのですがワールドカップも隣の国同士で闘うという構図に。もちろんこうした闘いなら大歓迎なのですが、近隣で相互理解が出来ないのもつらいねえ。
BTOU2006も、多くの国から参加者が集まるようになりました。スポーツとして運営の成熟ぶりが求められます。正しく公平な判断と参加者への温かい眼差し、主催者に求められる資質はいやがうえにも高まってきます。
言語も日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・モンゴル語のすくなくとも6ヶ国語がラリーのキャンプでは交わされることになります。オフィシャルにはなんと1人でこれだけの言葉を話せるものが居ます、日本人じゃないんだけど。
日本人参加者も、大多数なのですが立ち居振る舞いが肝心ですね。ひとつ日本人の素晴らしいところを発揮しようではありませんか。
武士道!ですぞ。マエダッチ!!
きょうの一枚
陽はたっぷりと傾いた午後10時頃、砂丘の谷を抜けてビバークへ向かう。試走中。

2006/07/05 (水曜日)

北朝鮮のミサイル発射のニュースに、何もかもが塗りつぶされた間のある今日の朝。まるで家に火を点ける未成熟な子供に良く似た北朝鮮の甘えと行動。「もっと構って欲しい」「ゲームを買ってくれなきゃ、暴れてやる!」みたいな幼児のようなメッセージなのだろうか。それでも家に火を放った子供は、やがて恐ろしいほどの悔恨の念にさいなまれるはずだ。なぜならば、やはり多少とはいえ大人になるからだ。しかし彼の地の指導者達はどうだろう。その幼児性は覆いがたく、大人になる日は来ない。東アジアは、まさに不安定だ。中東からつづく「不安定の弧」などと呼ばれるエリアにわれわれも暮らしていることにさえ憤りを覚える。
モンゴルを旅すると20世紀の負の遺産をしばしば目にしていた。国境近くにある旧ソ連の軍事工場や、旧ソ連製の戦闘機の残骸、大量の地雷、・・・これが土に帰るには何世紀もかかるだろうな。とぼんやり考えていた。しかしである、急激な中国の経済成長は、巨大なブラックホールのように草原に残った20世紀の負の遺産の鉄くずを飲みつくしていた。おそらくノモンハンに残る日本製のペラペラ鉄板の戦車ももう無くなることだろう。
ゴビのあちこちでは凄まじいゴールドラッシュがおきている。ラリールートの近くにも目にすることがある。「何人が生き埋めになっているか分からない」とテレビニュースも取り上げている。企業が取り組めないほど遊牧民達が掘っている。多分21世紀の負の遺産は、金(かね)と言われるかもしれない。ゴビにある良質の石炭は無残に掘り返されている。日本の企業がその石炭で発電所を作っている。もうおやめなさいな。石炭を燃やすようなことを日本の企業が・・・口ではいくら社会貢献のようなことを言っても所詮は金儲けに過ぎない。どうしてこの国の人たちは、いやモンゴルの人たちも中国の人たちも「カネカネカネ」と鳴くようになったのか。暑い夏の夕暮れ時に鳴くヒグラシは、夏の終わりと1日の終わりを悲しむかのように「カナカナカナ」と鳴くのだが。
きょうの一枚
ここ、とあるエタップのCPです。まったく、ほんとうにまったく!1滴の生活廃水さえ流れ込むことのない大きな湖。圧倒的な水辺の鳥類などの生態系。地球が人類だけのものではないことは明確です。ただし近づくと、スタックのために最低でも1時間は失います。

2006/07/04 (火曜日)

まあボクが書くようなカテゴリーではないのですが、中田選手が引退するらしいですね。そーいやあ新庄もそうだったし、ビルゲイツもそうですが、絶頂期に辞める!のはカッコ良すぎてカッコ悪い!!のではないか、とピ-ク?を過ぎてもダラダラしているボクなんかは、そう思うのであります。確かに人生には多くの可能性があって、ひとつのことで大成する者ほど、また違う世界でも大成する可能性はあるでしょう。まあ人の人生のことですので、自分と重ね合わせてどうの、とか評価も批判もほどほどに自らを顧みるのがよろしい。まあかっこ悪いのがカッコいいか?というとこれまた福井さんや先のNHKの会長のようなのも如何かと。つまりカッコ良いかっこ悪さは実は非常に難しいのでありますね。まあ日銀総裁も、退路は「短観が随分良いから」どーの・・・で花道がどーので・・・と昔からある、男の去り際の日本人独特の美学を知らなさ過ぎる感は否めないのですがいかがか。
功成り名遂げ身引くは是天の道なり。ではありますまいか。ホントはね。
まあ、こうしたことが取りざたされるほどに、微弱ですが日本人の意識の変革の兆しが感じられる気はしますね。変革と言うよりは回帰と考えるほうが正しいかもですが、日本人の美学・美意識への回帰っていうのは「国家の品格」の影響ではない?!とも思うのですが、まああれが売れたということはおのずとそういう素養が高まっていたということかもしれないですしね。つまりそういうことが議論され、何が必要で何が不必要なのかとか、人としてのありようとかが問われるということは厳しいけど、自らをいかに律し金の下僕にならず意識を高く持って高邁に生きる!というものです。
話は変わりますが、夕張市が財政再建団体になりました。まあ企業でいうところの民事再生法ですね。実は古くは愛媛県も財政再建団体だった時代があります。その頃の厳しさというものは僕らは知る由もないのですが、諸先輩の苦労話はよく耳にしたものです。健全な財政になった後も「あつものにこりてなますをふく」財政運営が続き、けち!と言えばそれまでですが、まあ実に堅実ではあったのです。それが次第に緩みつつあるのも事実ですが。新しい滋賀県知事の「もったいない」というキャッチフレーズが市井に受けたのは、まさに自明の理、時代の空気!ですね。
とまれ日本の国さえも財政再建団体みたいな状態なのに・・・・
今日は既に7月4日!ボクはBTOUのコマ地図の制作にかからなければヤバイ!というのに。でも、暑い夏は確実にそこまで来ていて、ゴビは熱いのですが全般的にモンゴルの気持ちの良い夏!には、さすがに心が・・・・・前半戦は標高が高い!という事は少し寒いので、ダウンジャケットを持っていくか行かないかを思案中。3000mのスガワラ峠はルートセイサクの時には積雪でピストが見えずに走ったので、本番が少し心配?そこにCPを置くべきか否かでも思案中。
きょうの一枚
ゾーモットに至るカレ川にある植物。キャメル草が大きくなったらこんなになるのでしょうか?素晴らしい自然の造形?と木陰に心が癒されます。でもカレ川はケッコー深くて長かったりして。

2006/07/03 (月曜日)

横浜の熱い?1日は、いかがでしたか?若い頃って、ほんのつい最近まではクルマで東京往復!なんてヘノカッパ(スゴイ言葉だ!)だったってのに・・・いまじゃあかなり苦痛。これは年のせいかそれともクルマのせいか??「次は北京飯店でお会いしましょう」と別れてこっそり横浜中華街へ繰り出して聘珍楼で豪遊してやろうと思ったら、なんと中華街の入り口にある北京飯店前にいるわいるわ。皆さんが・・・「北京飯店でお待ちしておりました」「・・・」楽しい夕食になったことは言うまでもありません。8月の北京飯店というのは中国・北京ですよ!
さて車検は、保税倉庫で行われたのですが、参加者の皆さんの超力作ぞろいの熱いマシンを見るにつけ、臨場感で緊張も高まってくるというものです。さて、そのBTOU2006日本人参加者の顔ぶれも、なかなかのものです。打倒ガントルガ(彼は10回連続出場、通算5勝!)彼を破ってる日本人は博田巌、三橋淳のみ・・・でもここんところマシンもKTM、今年は660RALLY・・・ナビも今では完璧でラリーを熟知しています。彼に勝つのはこれまでに無く困難ではあります。でも最近はチョッと太りすぎ?失礼!の傾向のガンちゃん。さらに成長株のボルドバートルも今回もMOTOで。実質的な有力候補はボルドバートルも屈指しておいて。とまれこの2人を中心に展開するなかで、どんなパフォーマンスを日本人選手が見せるか。池町、池田、のイケイケコンビ。前田、尾島とみーんなKTM揃い踏み。もちろん、それ以外にも群雄割拠。前半のややテクニカルなステージをクリアして、中盤のゴビに闘いはもつれ込むはず。ロシアからもWRが2台!さあ、ついにカウントダウンは始まりましたよ。

きょうの一枚
100番。YAMAHA RHINO・・・ご存知!菅原義正さん。昨年より数段の改良が加えられています。ラリーの深遠なる部分を知り尽くして健在なり!でございます。

 

Organisation Voice 2006/06

2006/06/30 (金曜日)

ついに?横浜に向けて出発しました。ほとんどの貨物は大型トラックをチャーターして先発しました。んでSSERのカミオンは出動せず・・・なんとその方が安い!のであります。しかし現実は如何!?きっとそのトラックは下道中心で行くのでありましょうか?それにしても日本の高速道路料金というのはねえ。そこに持ってきて世界的なガソリンの高騰ぶりが拍車をかける!のであります。こうした国内の貨物輸送に関しては根本的に(環境負荷も考えて)政治的にも考えなければならないのじゃありませんか。でも、高速道路無料化という提案も短絡的なようなきもするし・・そんなこんなな時代に、実は密かに我が世の春を謳歌している海運業界。長い不況にあえいでいたくせに中国関連の輸出入の急増で未曾有の好景気!おかげで通関などの作業も高くなって・・・で、造船業界も好況。風が吹けば桶屋が儲かる・・・のではありませんが、世の中の関連性は面白いものがあります。ところで風が吹けば桶屋が儲かる・・というのは良く聞く話ですが内容はどうか?というと風が吹けば埃が立つ。埃が目に入って目の病気が増える。と○○○が増える。○○○は三味線ひきになる。三味線が売れると猫の皮が要るので猫が減る。猫が減ると鼠が増える。鼠が増えると箱の角をかじる。そこで箱はダメだと言うことで桶が必要になって桶が売れる。(ちょっと後半部分は推測で書きました。なんかこうしたむちゃくちゃな理論でものごとを考えるのは楽しい!ので、ボクはそんな風に理論武装?
さあて、後発隊はレンジローバーとコースターのたったの2台ぽっちで横浜の中華街ぢゃ無かった大黒ふ頭を目指すのであります。
きょうの一枚
積み込み中の医療機材・・・フクロモノ好きのボクの面目躍如たるメディカル機材の収納ケース・・・以前は大量のペリカンケースを使っていましたが、ことごとく破損!ペリカンケース神話はもろくも崩れ去りました。黒いABS樹脂のケースは本来PA屋さん御用達のもの。今これはレントゲンのケースになっています。

2006/06/28 (水曜日)

昨日のOVの件はサスの共振による物だと思います。キャタピラは絶対に違いますよ。昔、北海道の5号線はほとんどソロバン道路でした。キャタピラ車両は走っておりません。重量物を積んだトラックが同じ速度で走るのでショックも付いてないのでバネの共振だと思ってます。・・・・・東京・S原さん
ウオッシュボードですが、私なりの説、重力、かん性、接地面トルク変動、によるものと考えます。道路上に一つの小さい凸がたまたまあります。それを乗り越える、タイヤが凸の頂点を過ぎたあたりには地球に対し離れようとする力が生じます。サスは一度縮んで力一杯伸びようとしています。だけどいつまでも重力に逆らえません。着地します。このときの加重は予想を遥かに超えたものです。これが駆動輪であるなら、もっと掘れます。力一杯たたき着けられたものは、反発します、これの繰り返しです。菅原さん説も、そのとおりだとおもいます。
着地の時トラクションがかからなければ掘れもすくないでしょうし、アップダウンが無くてもエンジンの気筒数が少ないより多い方が滑らかでトラクションの変動もすくないので掘れも少ないとおもいます。逆にすごくたいらな所を走っても菅原さんのカミオンが単気筒エンジンだったらウオッシュボードはできるでしょう。あくまでも仮説です。・・・・・大分・S藤さん
なんだか酒の肴を提供したような気分だわい。7月1日・・・皆さんにお目にかかることを楽しみにしております。とお二人からも添えられておりました。
ウオッシュボード・・・・・人生の中にもありますねえ。
きょうの一枚
エタップ2・・・砂漠化は進む。ラリールートでこの光景を見つけ夢中でシャッターを切った。70年代製?のロシアの自動車を砂が飲み込もうとしている。不思議で悲しく、時間という概念を改めて感じる。

2006/06/26 (月曜日)

「佳境に入る」

BTOU2006の準備が第1回目の山場を迎えています。それは7月1日に横浜にて検査が行われるからでありますが、何故にそんなに忙しいか?と言うとひとつには装備品の手配準備と点検、とにかく大量の運営機材というか装備が必要になっています。それはもうスゴイ!のです。もちろん食糧の手配から始まって・・・そしてさらに拍車をかけるのが、参加者の車両や装備品を含めた輸出入の書類の作成。さまざまな文書作成!!東京からの応援スタッフも混じってまさに「忙殺!」しかし活気があって賑やかで良いといえば良いのであります。
まあそれにしてもまた何故に、間際になるほどに忙しいのか?という禅問答のようになります。この問題をうるさく言うとTBIは開催前日は「ナニもすることが無い」状態に。今回も同じように出発前日は、お茶でも飲んでのんびりと!を目指してほしいものです!スタッフの皆さん。
で、次に来るピークは7月末から8月の5日にかけて!なのは目に見えています。分かっていることは、すばやく事前に成す。
最近はボクもこんなことばかり言っていますが、実はボクこそが「明日できることは明日、来月で良いことは来月!」というヤツでして、最近年とともに、なんでも約束より早く!という真人間に生まれ変わったのでした。えっ?企画書?また今度やっときますけん。
きょうの一枚
何年ぶりかでラリーの通る「恐竜の谷」から2カット・・・・・今にも動き出しそうな恐竜がたくさんうずくまっています。恐竜の谷ってボクの命名。またもうひとつのゾーモットも発見!ここもビバークで使います。緑濃い時代のゴビを彷彿として、でも砂漠化は激しく少しばかり心配しています。とまれゾーモットの翌日、恐竜の谷、必見ですぞ。そのためにもマシンをいたわって。

2006/06/23 (金曜日)

今日は愛媛銀行のエコチャレンジの2台(カブとジムニー)が夕方のNHK(もちろんローカル)で紹介されると言う番宣がかかっていて、おかげで民放各局からの取材申し入れの電話が鳴り続けている。銀行の広報セクションが対応できなくなって、こちらに振ってきたものだ。というのも、この土日はこのチームの公開練習が山の中で開催される予定。ところが既に大雨警報のこのエリア!!アメニモマケズ・・・の練習と取材は成立するのでありましょうか?暴挙にも等しい彼らの2年越しの挑戦!!安全を最善とするはずの彼らの冒険には、心からエールを送りたい。また主催者という立場さえなければ、どっぷりとチームに浸ってみたいものなのだが・・・・・。
さて、BTOUのフナヅミが近づいた。カナダからは3台のマシンがNRT着でやってきて横浜で合流する。1人はハッキングさんである。昨年は大人のライディングを見せてくれたジェントルマンである。彼のカナダでのジャーナルを読んだ読者が多く問い合わせてきたが、諸問題を解決してマシンを積み込むことが出来たのはあと2人。1人は救急救命士、マネージャーで同行する奥様も医師のようだ。ジェントリーなカナダ人ライダー達のパフォーマンスにも期待したい。
またロシアからは昨年エントリーしていたピョードロフが、WR450と250で2人体制でやってくる。昨年はマシンが間に合わなくてやむなくウランバートルのストックのXR250で「キビチイー!」と言ったか言わなかったか、けっこう厳しいマシンで完走したものです。それ以外にもUAZ(言わずと知れたロシアンジープ、けっこうロシアではスポーツキットなんかがあって・・・)にロシア人のペア。参加者の国旗を並べてみたら5カ国に。
きょうの一枚
なんか脱力感のある牛が居たのでパチリ。ルート前半は山が高くゆえに牛はヤクでして、これがなかなか面白くて、カラダ真っ黒で顔が真っ白!というヤツを狙って撮ろうと試みたのですが・・・果たして近日中に。

2006/06/22 (木曜日)

暑いー!蒸暑いーっ!日本の暑さはーー!テレビでは日銀総裁が、なんと蒸暑いことを。ボクは思うのであります。やっぱ男たるもの金に欲目を出さず「食わねど高楊枝!」と武士だか江戸の庶民だかの心意気でありたいものだと。こともあろうか今日は某銀行のエライサンに、口が滑って「金などという不浄なものに血道を上げてるようでは、実に品位がない」なんて発言をしてしまいました。「しし、しまった。」は後の祭り「ほーーお!」なんて言われてしまいました。総裁!やっぱり人の上に立つ者であろうが無かろうが、男たるもの「李下に冠を整さず」と生きたいものです。法規に違反していないから良い・・というのでは真にレベルが低いと言わざるを得ません。また更迭したいのに替わる人材がいないというのも、実に情けない話ではあります。でも満員電車の中ではつねに冠を正すことが大切です。難しいかな?
きょうの一枚
試走からの1枚シリーズ・・・エタップ3、雪線は標高2500m、なんとか稜線をコルにまで下りてくると4つのタイヤに接地感が戻ってきた。若い頃、冬山で稜線から樹林帯に降りてきた時の感覚に似てた。とりあえず大きな安堵のため息をついた。

2006/06/21 (水曜日)

電光石火の早業とはこういうのでしょう、ボクは今夕松山空港で20年近く前にSSERの社員旅行で訪れたデンパサール空港の悪夢を思い出していました。または30年前に米軍輸送機で出かけた真冬のスービック基地に降り立った時の、あの感じ・・・「暑い・・・」暑いのは良いのですが湿度が、たまりません。試走のクルマにはエアコンがついてはいたのですが、やはり湿度が低いと良く冷えません。が、そんなことは比べ物にならないくらい松山は南国でした。
さて、このあと次々とご案内を出す予定です。ひとつ目は横浜への変更・・・これは正直僕も困っていますが、税関に関することなのでご了解いただくほかはありません。ふたつ目はコース概況と各ビバークの案内です。コースレイアウトとサービスの可否、またふたつの隊に分かれる貨物輸送のため参加者はスペアタイアをどのビバークで受け取るかの選択をしていただきます。もちろん偶数個を用意してふたつに分けることも可能です。「作戦を立てる」と言う作業を進めてください。参加者の皆様には、ご案内のメールが届くと思います。とりあえず無事帰国の報告と、留守の間に替わって執筆いただいた執筆陣の皆様に感謝!!
きょうの一枚
試走のワンカット・・・普通のモンゴル?明日からは激しい?カットが連日登場予定なのでオタノシミニネ。

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

試走隊便り
BTOU2006試走は無事にウランバートルに到着しました。6月1日早朝、ウランバートルをスタートし走り続けること3週間、思えば長く苦闘の日々でした。
おそらく皆さんにはこの試走の旅は、素晴らしい日々だとお思いでしょう。事実はそうでもあり、またそうでもないのです。
試行と錯誤、前進と後退、挫折と歓びに彩られた、自身と向かい合う厳しい旅なのです。まさに一篇の大作への挑戦でもあり、自らへの大きな試練でもあります。
スタートの日、ウランバートル周辺は、まったく緑がありません。一面の枯野が広がります。「今年は、旱魃・・・」地球環境の悪化による大掛かりな気候変動などが、この地に深刻な被害をもたらせているのではないのかと深いため息をつかずにいられません。
そして昨日、ウランバートルが近づくにつれ、大地は豊かな緑あふれる草原に。この3週間で驚くほどに濃く美しい生命の賛歌に沸き立っていました。丘の上から見下ろすたおやかな緑の丘陵の連なりとその色彩はまさにベートーベン交響曲6番「田園」
頭の中で鳴り響き始めました。
古い映画だからご存知のない方も多いと思いますが「ソイレントグリーン」人類の未来、人口問題に端を発する食糧危機を描いたこの映画、ホーム(だったか)で今はなくなった美しい大画面に広がる美しい田園風景、そこに交響曲「田園」魂を揺さぶりました・・・子供心に、なのですが。
いや、それにしてもこれまで見たことのない美しさと、ウランバートルの緑の鮮やかさ。
ゴールの地から凱旋する時にはもちろん9番4楽章合唱つき・・・
今年の対策はこうやって書き終えられました。ひとつのルートはこうして一篇の名作であり、交響曲のようなものでありたいと願っているのであります。
その夜NHKワールドプレミアムで「岩城宏之さんを偲んで」という番組を目にしました。晩年は次々と襲い掛かる多くの病と闘いながらベートーベンに取り組み、ベートーベンになら命を捧げても本望だと、昨年の12月31日から1月1日までベートーベン交響曲全9編を連続して演奏するという壮挙。その模様とインタビューで綴られた番組は、なかなかのものでした。
岩城宏之さんの生き様と闘病振り、そして音楽に傾けた心情を見ていて、自分の今回のルート制作にこれほどの情念や執着があったか?と思わず振り返らずにはいられない衝動に駆られました。
人は、なかなか天職というものには恵まれませんが、自分にはひょっとしたらこれがそうなのだろうかと。それならば「仰ぎて天に愧じない心意気」でありたいものだ、と。
しっかりと描かれたルートを今一度振り返って「うん、よっしゃ」と深い自信を確認しました。
そんなこんなで少し良い気分になって、晴れ晴れとした心に遅い夕陽がウランバートルの町並みを美しく朱に染めています。

BTOU2006日本人参加者への緊急のお知らせ
「7月1日は神戸から横浜に変更」
神戸でご案内しておりました事前検査・船積み検査は、税関手続きに関する諸問題で横浜に変更することとなりました。すでに準備が終わってる方も多いと思いますがご了承くださいませ。詳細は3日内にそれぞれ にご連絡申し上げることといたしま
 

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

= 一期一会 =
んぐぐぐぅぅぅぅ~!!!!
また勝てなかったか、ジーコ・ジャパン。
こうなりゃ、次のブラジル戦で、絶対に勝ってくれよな!
えっ!?
次のブラジル戦って、日本時間では23日のAM4時だって!?
そりゃ、ずいぶん夜遅い時間というか、朝早い時間というか・・・。
いや、なーに! 考え方によっては、ラリーで5時から朝食、5時半ブリーフィングー。6時スタートっていうのと同じ時間に起きりゃいいんじゃナイか!! そう考えりゃ、チョロイチョロイ! 生中継観て、応援するゾー!!
ところで話しはガラリと変わりますが、週末の土曜日は、海で行われたプライベート・パーティーに行ってきました!場所は湘南。
サザンオールスターズの曲「チャコの海岸物語」の一節♪えぼしぃ~、岩が遠くに見えるぅ~ にも登場する“烏帽子岩”が間近に見える、通称“サザンビーチ”。
現在、砂漠を試走中の“山田さん御一行様”には、“海”という響きが懐かしいでしょうねェ~。
“青い海に輝く、白い雲。海から吹くさわやかな風”を期待していたんですが、週末の関東地方は、今にも雨が降りそうな、曇り空。梅雨どきだしね。なのに駐車場はドコも満杯なのは、湘南だからか? 海岸にはボクらの60人程のグループ以外にも、サーファー達。他にも地引網に、バーベキュー。夕方には海でヨガをする奇妙な団体まで現れてました・・・!
同じグループの“ナオミちゃん”が、少し離れた所で、怪しげな、ヘンなオジさんに声を掛けられているのに気が付きました。暫らくすると「スパちゃ~ん!」と大きな声!
何だ!? 何だ!? 緊急事態か!? 
駆け寄ると「このオジさん、スパちゃんにプレゼントしたいんだって!」「へェ!?」
なんでもオジさん、役所勤めを引退して、ボケ防止に帽子を自分で手作りしてるんだとか。趣味で・・・。ナオミちゃんが被っている白い帽子も、オジさんの手作りの物だそうで、今買ったんだとか。でも「この赤と白の帽子、コレは彼にプレゼントしたい!」「きっと似合う!」と、オジさんがボクをご指名してくれたのだそうだ。 おまけに、数少ないボク出演の番組(ん?)も観たコトがあるそうで、「アンタ、テレビ出てるでしょ!? 芸能人と遇えるとは思わなかったヨ!」と、大喜び。
突然のご指名と、お言葉に甘えて、初対面のオジさんから帽子を頂いちゃいました。でもこの帽子、ナオミちゃんのも、ボクのもなかなかいいんですよ。頂戴したコトもあって、オジさんの作品の出来栄えを褒めちぎっていると「ちょっと待ってて!」と、なにやらBagの中を探し出したんです。
「また何かくれるのかな?」欲を出して期待したのが大間違い!!!
「帽子あげたんだから、この帽子は仲間に売ってきてくれ!」と、恩着せがましく、色違いの帽子2個を渡されちゃいました!
おいおい!なんだよ!!
帽子は好意で仲間が買ってくれ、オジさん大喜び。その後はナゼかビールを飲んで、ゲームにも参加して、勝手にパーティーに紛れ込んで、一通り楽しんだら、先に帰っちゃいました・・・。
オジさん帰り際に一言。
「今度はBagを作って、アンタにプレゼントするよ!」
キャラの強いヘンなオジさんでしたが、まっ、これも“一期一会”って云うのかな? 
▲写真キャプション
向って右がナオミちゃんで、真ん中が怪しげな“帽子オジさん”。 裸の子は誰の子かよくわからないんだけど、SSERのイベントではカメラマンとしても活躍する、モンゴル試走お留守番組の“竹内さん”に、ドコか似てません!? 
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/19 (月曜日)
OVお出かけ版

TBI日記その5
ども。まるです。
この週末は久しぶりに仕事をしていました。
天気予報を見て雨なのを確認して出勤します!
といったのに実際は晴れと曇り。空を眺めてはハ~。とため息をついていました。
それではTBI日記その5です。
今日の朝は9時出発なのです。ゆっくり準備すればよいはずなのですがTBIだと思うとどうしても7時までは寝れませんでした。普段は7時は夢の中なのに。
今日は9時出発で350km以上ということはゴールは夜中ということも分かっております。
スタートして朝のSSまではいつもの3人で。TBIでコースのSSというといつもビッグバイクの方々がもがいていて…という光景が浮かびます。今日に勝負をかけると言っていた旦那さまはクリーンなコースを走りたいらしくSS1までは急いで行くことにしました。そいうことで給油もなし。
朝のSSの会場に到着。到着順にスタートらしく列に並びます。SSには一桁で入ることができました。コースは細い道でこれならアドベンチャーでもと思いましたが、わだちにはまってコケ1。途中の砂地はいくらアクセルを開けてもバイクは埋って行くばかり。
アクセルを全開にして足でこぎこぎ進みました。後半はウッズ。小回りの効くCRMはとても楽しかったです。SSを出たところで空気を入れていたら妹も到着です。大丈夫だよ。とだけ言って先を急ぎました。
リエゾンは朝からハイスピードな林道です。タイヤに空気をたくさん入れたら、砂利道でグリップしなくて全然ペースが上がりません。特に下りの砂利道とガレはダメです。あ~どこ行くの。みたいな感じで。CRMって滑ったときの挙動が早くて私にはついて行けません。滑っても何も出来ずにバイクが勝手に立ち直ります。今日までこけていないのが奇跡です。林道の後半でもうダメ。と思って空気を抜きました。これで快適ダートのはずです。ちょっと抜きすぎが気になりましたがパンパンよりは良いのです
今日は風景の良いところがたくさんあります。川沿いの道って最高ですね。上機嫌で歌を歌いながら飛ばしているつもりだったんですが越していく皆さんを観察していると結構余裕のようです。5日目にしてがんばっているつもりでも普通のバイクにしたら遅いんだ。ということにようやく気づきました。
快調と思われたのですが、しばらくするとリアタイヤが曲がるたびにズリズリ滑っています。ん?空気抜きすぎだよね?と思いましたが、それにしてもズリズリ行きすぎです。だんな様もご立腹だったしここでパンクなんかした末には殺されそうです。集落を過ぎて確認するとやっぱしパンクです。空気を抜くときにパンクするから辞めておけ。といわれたのを無視して抜いたので怒られるのは分かっているけど、言わないわけにはいかないのです。案の定あんたが空気を抜くからだと。こっぴどく怒られました。時間が無いから俺が修理する。といってちゃきちゃき修理。このパンク修理中に後続の方にパンを分けてもらいました。これがめちゃめちゃ美味しかったです。オンコース上にあったんだとか??行かなかったことを後悔しました。修理が終わって、パンパンに空気を入れて再スタートです。
ここからはいつもの超高速リエゾン。午前中に止まりすぎて時間がありません。ちょっと油断したら置いていかれそうなペースでした。で、置いていかれました。仕方がないので一人で走ります。途中1箇所地図がわからなくて止まっていましたが鹿児島の馬場ちゃんにこっちだよと教えてもらって無事に通過しました。10キロ位走ると止まっていた旦那様と合流。CP2の時間は全く余裕がないのでモタモタするなというオーラが感じ取れます。そうでした。今日も時間がないのです。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!
 

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

試走隊レポート
ウランバートルを出発して14日目の夜。デューンに西日が沈み、その残照の中で疲れた体に鞭打って?お便りを書いています。14日間という時間のボリウムは凄いです。こんにちのパリダカならゴールしてしまいます。初めて参加した88年は22日間でしたから、今回はほぼその長さになりますね。時間という概念は試走のたびに強く感じることができて、相対性理論がどーしたこうしたとなるわけで、でも今回は時間と距離という相対性理論というかラリーの基本概念よりも、燃料の量と距離という新しい特殊相対性理論の構築に全力を傾注!シテイマス。ホントカ?ラリ-ルートのことを考えてるとき以外は、ハンドルを握っては、悩んでいます。
さて、それにしてもラリールートは厳しいものになっています。レーシンググローブを忘れた僕の手は、少しまめが出来て、自分で運転するのは5年ぶり!なので、どうも力が入りすぎてるのかな?という感じです。そうそうテル君、白いビッグホーンはバンプラバーとトーションバーとステイは交換して快調になってるだよ。
モンゴルは全般に砂漠化が進んでいます。一年おきの定点観測をしてる僕たちには、特に良く気がつきます。ウランバートルでも砂漠化は話題になってるようですが、問題にはなっていないとか。
いよいよ後半戦の山場のルート開拓が始まります。18日のクロアチア戦を見るために、ウランバートルへ帰り着くことは不可能なようですが、ぜひがんばってほしい!ものです
BEIJING―ULANBAATAR 2006・・・・ぜひご期待ください。

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。先の恥ずかしい文書からはや一週間ですか・・・時間がたつのは早いな~気が付けば日本は負けているし・・・悲しい。
それはさておきまして、あまり期待されていないであろう後編であります。
正直、このツーリングがきっかけで、ツーリング=温泉などという固定観念が僕に付いたのかもしれません。温泉がない一泊ツーリングを行うと何か物足りなく感じます。
みんなも目が覚めそろそろ帰りますか?と帰路についたのですが、帰りは帰りでまたまたエキサイティングでした。帰りは奥多摩付近を走って帰ったのですが、前編でもお伝えしたように多種多様なバイクが揃っています。無論峠になれば速度の変化もあります。走り系の人はここぞとばかりに加速を始め、走り去っていきます。そんな光景がとてもかっこよく大人の中で遊ぶ、ちょっと背伸びした子供のように感じました。
しかし、みんなが休憩しているところに行くと一台のバイクが途中で転倒していたらしく、みんな集まっていました。レバーが折れ、ステップも折れていました。(クラッチ側)落ち葉ですくわれたよう
です。そんな状況に僕は緊張しました。どうやって帰るんだろう?などと心配していましたが、応急処置をし、何も問題がなかったかのように笑いながら話、今回のツーリングの思い出さ!てきな雰囲気です。
僕は今回の文書の中に何度も書いていますが、本当にカッコイイ~この人たち!と思いました。何がカッコイイと思ったのかみんな焦らない、騒がない、最善の方法を考える。そんな態度だった事を思い出します。その雰囲気が独特だったのであります。
そんなツーリングもスタート地点のバーに戻ってきて、終焉を迎えるのだろうと思っていました。そうするとマスターがこれから打ち上げがあるんだけどどう?とのお誘い。自分たちは「よろこんで!」と参加しました。
打ち上げは、そこのマスターが各テーブルにビールの入ったピッチャーを一杯だけおごってくれます。それでお疲れさん!を行うのである。それも粋な計らいであるし、ピッチャーにすることにより、お互いが注ぎあい、懇親を深めるのであります。その懇親会には自分の友人や家族、恋人たちも招き、盛大に行われました。自分たちもチョイ悪親父に注がれるビールが美味しくて、飲んで騒いだ事を思い出します。
そんな感じでツーリングは幕を閉じたのであります。
僕にとってはこのツーリングがこの世界にのめりこませる第一歩であったのです。色々なジャンルのバイク、人間が、一台のバイクを通じてこんなに楽しく過ごせるのか?この人たちは人生が楽しいのだろう?僕もこんな人生を楽しみたい!と強く感じたのであります。
そして、大学4年生の就職活動、ラグビーでほぼ確実に大企業に入社する予定でありましたが、あっけなく不採用・・・俺、何しよ・・・目の前にはバイク・・・バイク業界に入ってみよう!あのツーリングの世界が毎日待っているんだ!おれも好きな事をやって生きるんだ!と思い。本当は挫折からこの業界に入ってきたのであります。
そして、単純にアメリカンならハーレーでしょう!と今のバイクハウス阿部の門を叩いたのであります。
では、次回は就職はじめでいきます!
あれ?次回はあったっけ?
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/14 (水曜日)
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ゴミの惑星
■昨年、新車でエンデューロバイクを購入。400ccで車検が必要なモデル。思うところあって、いわゆる「山」を走らないようにしていたので、登録はしなくてもいいかな? と思っていたのですが、考えてみると、イベントに参加したり、レースに出たりするにもやっぱりストリートリーガルじゃないと…。「あまりに傷まないうちじゃないと予備検査が通りにくくなるよ」と言われて、すぐに登録しました。案の定、ナンバープレートや保安部品をつける機会はほとんどなかったのですが、最近、朝練などと称して、自走でモトクロスコースに行ったり、また休日には何年かぶりに近所の林道に行ったりするようになり、ナンバープレートが活躍。
■久々の「山」。驚いたのなんのって、林道や河川敷、海岸に不法投棄が多いことです。テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、あらゆる種類の家具、かつては大型ゴミとして回収の対象になっていたこともある、それらのものが、すべて、野山にぶちまけられているんですね。あきれたり、ふんがいしたりしても、どうにもならない。その場の一人の力では、冷蔵庫ひとつどうすることもできません。
それは、ある一部の地域だけではなく、都市に近いあらゆる場所がそういう状況だというのですから、すでに粗大ゴミのある風景というのは、ごく普通なんですね。もう、きっとどうにもならないのでしょう。
■本当は久しぶりの山に行って「モーターサイクルと自然環境」なんていって、なにか新しいことを感じてくればいいんでしょうけど、それどころじゃない、かつて美しかった自然、でした。がっくり。
by 北の島ハルキさん
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2006/06/13 (火曜日)
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試走隊レポート
6月12日、やっとエタップ5が終わりました。予定の計画より2から3日の遅れですが、まあ想定範囲内(ホリエモンさんは元気すか?)ということではあります。特にハンガイの美しさとハードさには、実のところわれわれも苦しめられ、足回りのパーツをウランバートルから輸送するなど対応に追われつつ、まあそれでも確実に前進を続けています。
てなことで、アンダークリアランスの少ない参加車両の皆さん!アンダーガードの見直し!と本格的な脱出版をご用意ください。GPSのマスターはマルヒツです。ナビゲーションはデリケートで困難なものとなるでしょう。ただモンゴルの素晴らしい景観は、これまで以上です。ぜひ広角レンズのデジカメをご用意くださいな。
特に昨年に比べると、その日々の変化は魅力的な・・・。さて、まだまだ試走は続きます。今日でもう12日間も風呂にも入ってないし、着替えもしてない!どうです?羨ましいでしょ。毎日のビバークは周囲数十キロ、いやもっとかもですが人の気配もありません。無垢のままの地球と対峙している感じがして、精神が研ぎ澄まされていくような気がします。
日本ではやっぱり拝金主義的なニュースや、殺伐とした出来事が続いてるのでしょうか?そんな人たちには、人間としてのありようなんか、遊牧民に教えられかねませんね。彼らは経済原理では動いてないのですが・・・。短い一生の間に何をどう生きるのか、シンプルに美しく、地球の細胞のひとつのように生きています。
なんとかファンドなんか、やってる輩をみんな連れてきて、遊牧民に弟子入れさせよう。美しい満天の星空を見ないと、不遜になるだけだす。さて、そうは言いながらも目下の悩みは18日?のワールドカップ?をどうやって見るか、ということと、フロント周りの足回りがウランバートルまで持つかな?というくらいかな。

2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版

= VS オーストラリア =
おーい! ジーコ・ジャパン。
まさか、オーストラリア戦で負けちゃうとは、思ってなかったヨ~~~!!!

前半で1点を先取しても、なんかしっくりこないジーコ・ジャパンにハラハラさせられながら応援してましたが、3点もの失点はデカイよね・・・。

でも次の試合、18日のクロアチア戦までに、もっともっとチームが纏まらなきゃね。18日もTVから目が離せませんネ!※18日のクロアチア戦は、日本時間、夜10時キックオフですヨ※
いやね、ボクはサッカー大好きとか、そんなんじゃ無いんですけど、ワールド・カップだけは別モノですよね。それにしても、ハラハラしっぱなしだった後半戦、ボクの携帯のメール着信音が鳴るは鳴るは。ウルサイよ。こんな時に!!!(怒!!)
そのメール、一人はフィリピンに住む友人(日本人)から・・・。
ボクがハーフタイムに「1-0で勝ってるよ!」なんてメールを送ってしまったモンだから、「どうなった?」「まだ勝ってる?」って。目が離せない場面なのに、次から次へとピンチが続いているってのに、メールの着信音が、迷惑千万! なんでもフィリピンじゃ、中継が観れないらしくって、携帯メールでライブ中継してあげちゃいまいました。ったく、落ち着いて応援できやしないヨ・・・。
そしてもう一人は、またしても東南アジア圏からのメール。
タイ在住Kiyoさん。ホラ、ボクの盗難バイクをチェンマイで発見してくれたKiyoさん。何でも急ぎの用事をボクにお願いしたいらしく、携帯メールの着信音が鳴る鳴る!「なんだよ!またしてもこんな時に!(怒)  ちっとも落ち着いて観れないじゃなか!!!」
やっぱりタイも中継観れないのかな? なんて思っていると、試合終了。その直後「後半の6分ぐらいで、3点もの失点は、ありえないだろ!」なんて、試合内容についての詳しいメールが着信・・・。
あれ!? 試合チェンマイで観てたのかな!? チェンマイはドイツ人の居住者が多いしなぁ。「中継観てました!?」って聞いてみると、ナント、インターネットのニュースや、掲示板での“文字情報”で、ライブ応援していたんだそう。。。
成せばなるというか、サバイバーのような応援の仕方。恐るべし、Kiyoさん。環境が整っていなくても、工夫次第で、楽しめちゃうんですね。
そういえば、只今モンゴル試走中の山田さんと、サッカー中継を観たコトがあります。ガストン・ライエ氏が他界されて、まだまもない頃で、ジーコ監督がテレビに映るたびに「この人観るとね、なんだかガストンを思い出すんよね~。ホント、似てる!」なんて呟いていました。
確かに似てるかも? 輪郭も、髪の毛のポワポワ感も似ているかも!?ガストンの方が、やさしい感じはあるけどね。でもジーコ監督が喜んだ顔は、似てると思うな~。オーストラリア戦を応援しながらも、山田さんの言葉を思い出していました。
暫らくは、ジーコ・ジャパンを応援する度に、ガストンの姿とオーバーラップし
てしまいそうですね・・・。

ガンバレ!! ジーコ・ジャパン!!!
決勝トーナメント進出だ!!!

▲写真キャプション
TDN04の、最終日の朝のガストン。
このスナップが、ボクがガストンを撮影した最後の写真となってしまいました。んー、この写真じゃジーコ監督に似てるかどうかは微妙だな・・・。顔が良く見えないモンね~。この怪我は、北海道・芦別のラリークロスでクラッシュしたモノ。結果的に、ガストンがバイクを降りた最後の地となってしまいました。ビデオカメラを持っていたボクに、「ハイ!スパちゃん!! ボクにインタビューしてヨ!」と、ガストン。何かと思いきや、バイクの素晴らしさ、楽しさを日本の多くの人達に伝えたいんだよ・・・とのコト。「あっ! 最後に顔の怪我のコト聞いてよね!『バイクで大怪我しました!』って答えるからサ!」 ガストンのユーモアに、みんなで大笑いし
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/12 (月曜日)
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TBI日記その4
ども。まるです。
今週はガッツリ林道だけを走っていました。家の近くだけなんですが。
相変らずKTMに翻弄され続け、常にいっぱいいっぱいで走っていました。昨日帰宅したらお風呂だけ入って後は何もせずに就寝。朝、起きてあまりの筋肉痛に今日は会社を休んでやろうかと思いました。会社に行ってからも今日はグッタリしてますね。といわれる始末。昨日はただの林道ツーリングだったのに…。こんな調子で1ヶ月。果たして上手くなるのか疑問になってきました。
それではTBI日記4日目です。
今日は朝が早いのです。6時にはスタート。少しバタバタしましたけどまだ、自分でどうにかできる範囲。いつもの○○くん!荷物おねがい!はまだ出ていません。今日からスタートはアドベンチャークラスが先ということで一桁スタートです。2キロほど走って空き地に止めて空気を入れます。昨日抜きすぎたままにしていました。止まっていたらアドベンチャークラスのみんなが止まるわ止まるわ。みんなめいめいに整備をしていますが中にはそんな重作業をここでやるか…と思うような作業をしている方も…スタート前にCRM50の3人でスタート順のじゃんけん。SSは見覚えがある場所でしたがコースはまったく覚えておりません。とりあえず長いし覚えるのは無理そうなので地図を見ながらボチボチ走ることにしました。
スタート順は私→小川さん→旦那様の順です。このSSは浮き砂利というかガレというか。のぼりはまだ良かったのですが、くだりは怖くて怖くて。右へ左へオーバーラン。大変なことになっていました。ゴールの手前、1キロくらいで旦那様に追いつかれました。そしてそのすぐ後ろから小川さんが。たった10キロくらいで1分も縮まるなんてショックです。譲ってついていこうと思ったんですが、スピードがまったく違って(私、全開にしてません。だって怖いんだもん。)どんどん離されました。それからすぐにゴール。
ゴールでは数人の方が休憩していたのですがジュースが飲みたかったのでちょっと行ってから休憩することに。自動販売機に一直線です。
自動販売機に行く途中でフロントからモクモクと煙が。明らかにトラブルです。パンクの神様の次は電気の神様が降臨されました。調べてもらうとウインカーの配線が切れかかっていてそこから煙が出ていました。このまま放っておくとあちこちの配線が溶けてえらいことになるとか。そこまで大変なトラブルだとは思いませんでした。配線をつなぐのも面倒なのでもう一本バイパスの線を引いて応急処置完了。このときは帰ったらちゃんと配線を作ろうと思っていたのですが面倒になって結局そのまま最終日まで走ってしまいました。
今日こそは温泉を目指すのです。今日は着替えもちゃんと持ってきました。
途中、2日目に通ったコマ図を逆走している時に温泉を発見。もちろん立ち寄ります。
昨日であまりの気持ち悪さに限界を感じていたので今日お風呂に入らないなんて考えられません。ちょうど雨が降ってきて温泉に入った後に雨か…なんてブルーになりますがとりあえず温泉なのです。私が天才的だと感じるのは、TBI中のお風呂を毎回15分で済ませてしまうところです。フル装備のままからお風呂に入って髪の毛を乾かしてブーツを履くまで15分。いったいどうやったら出来るんだか自分でも分かりません。が、温泉を堪能していないのは確実です。温泉に入ってここでご飯まで済ませて出発です。
一山超えてお昼のSSがあるはずだったんですが、キャンセル。今日は朝のみということは後はツーリングでOKです。なのでのんびりでOKかというとそうでもなくて、朝のトラブルと温泉で止まったのが響いてやはりバタバタしなければならない羽目になりました。
後半のCPの手前の林道に入る頃には既に余裕がなくてめちゃめちゃ本気で走っていました。ですが、本気で走ったら落とし穴があるものです。ギャップとか段差は減速して慎重に走っているのですがあせってコンクリートの溝に思いっきりフロントをヒットさせました。あ~まずいかも…と思った次の瞬間にはパンク。今日はパンクなしか?と思っていましたがやはりパンクの神様は降りてくるものなのです。時間もないし旦那様に修理依頼。次々にエントラントの皆さんに越されてあせります。妹も後ろから来ましたがCPまでは先に行っているいう事。修理が終わって空気をパンパンに入れて出発です。これがポンポンはねて特に砂利ではえらく怖かったです。CP2も残り数十分で無事に通過。後はマキシマムタイムをオーバーしないようにゴールへ向かえば良いだけです。
ここからはいつものアドベンチャー3人にスピードメーターの動いていないKTMの小野さんとゴールへ向かうことに。途中、林道から出てから民家の間の細い道で車をよけようとした小野さんが転倒。すごい勢いで道路の端の溝に頭をぶつけてしまいしばらく立ち上がることが出来ませんでした。おまけに腰も強打してしまったようで、立つことも大変そう。とりあえずゴールまでは行くということで再スタートしました。すぐに国道へ出て何にもなければペースが上がりそうなのですが腰が痛いようで50km位がやっとのようでした。ますます心配。残り15キロほどだったんでゴールはすぐそこ。ガンバレ。と励まして走り始めました。
無事ゴールにたどり着いたのは日のあるうち。TBIに出始めて初めてかもしれません。ゴールにたどり着くと、1日目にリタイヤした#93の堀江さんがテントを立ててくれていて超楽チン。今日のキャンプサイトはゴツゴツした岩もなく快適に過ごせそうです。
御飯はかつおのたたきサラダとおでん。土佐でかつおのたたきとはなんとも贅沢な晩御飯です。お昼にお風呂に入ったのにシャワーも付いていてTBI中とは思えない贅沢なキャンプでした。
今日は期間の真ん中だったのでタイヤ交換をします。整備を始めたのはずいぶん遅くなってから。明日はスタート時間が遅いしと思ってゆっくりしていたのがまずかったんですね。交換が終わって空気を入れにいくとプシューと音が…。チューブ噛んでました。パンクしたわけじゃないのに貴重な新品チューブを消費してしまいました。これには”なにやってんだ。”とだんな様もご立腹。みんなのスペアパーツも少なくなるということですから、慎重にやらないといけないなあと思ったしだいです。結局もともと付いていた普通のチューブに戻して整備完了。本当はここから妹のタイヤも交換せねばと思っていたのですがサポートで来ていただいていたうなぎさんが交換してくれて私はとても楽でした。で、すべてが終わって就寝したのは1時ごろ。次の日ぐっすり寝れるはずというのは甘い読みだったというのは次の日に気づきました。
本日パンク1回、配線トラブル1回。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/09 (金曜日)
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お疲れ様です。スガワラです。
ホントにご無沙汰です。でもボク個人的には「もう、しばらくは書かないですよ」とヤマダさんに宣言してあるのでコーナー自体も削除してもらうはずだったのですが、きっちり残してくださっているところがヤマダ式活用法だと思ってます。
実は今回の試走もヤマダさんに「行こうよ」とお誘いを受けていたのですが、今現在、日本にいる身でして。行きたい!と熱望されている方々にとっては大変失礼な話。でも、とっても行けない事情があるわけで、こればっかりは仕方がないのです。
とは言っても、自分で言うのもなんなんですが、人知れずヤマダさんに感謝をしている度合いはとっても高いボクでして、本番では身を削る思いでお手伝いさせていただく予定です。参加される皆さんはあまり会いたくない場所におりますけどね・・・
さて、折角なのでラリーっぽい話でもしましょうか。
今回の北京-ウランバートルに向けても微力ながら海外ライダーとの橋渡しをさせていただいておりまして、何名かの希望者と直接話をしてきました。まあ結論から申しますと何の役にもたたなかったのですが、結構興味深い話がたくさんありまして。ここではその内容について省かせてもらいますけど、やっぱり直接話しをし会うというのは大事なことだとつくづく感じさせられたのでした。
そもそもラリーを主催するというのは大変な労力が必要で、その立ち上げとなると、色々な意味で選ばれた人にしか成し得ない偉業とも言えます。でも内面はほんのちょっとしたバランスで印象がガラッと変わってしまう魔物のようなもので、そのアンバランスな感じはなんだか企業経営の姿がダブってなりません。(現在の誰でも起業というニュアンスとは違いますよ。)
相変わらず、含みのある曖昧な表現に終始してるので、理解不能と思いますが、要は参加される方、された方々が投資家でありユーザー的な存在で、理想的な形としては、そういったサポーター的な皆さんの熱意で良い方向のムーブメントを導き出せれば、ベストなわけです。まあここまでは「そうだよなぁ」度90パーセントの話。で、さらに付け加えるならば、情報が一瞬で飛び回り増殖し続ける現代社会においては、不平、不満、要望、グチなどの小言はこの際直接的な意見交換の場だけにしましょうよ。こう言った意見は発展のためにはとてもためになるもので、不可欠なものでなくてはならないものですが、その意見だけが一人歩きすると、新たなサポーターにとってはあまりためにならないと思うんですよ。ボク的には。
すがわらてるひと
by パリ・ダカールのディープな世界 スガワラテルヒトさん
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2006/06/08 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。で。お世話になっております。仙波です。私のような人間がこのような場所に登場いたしまして恐縮であります。何を書こうか?と悩んで、時間シリーズなども考えていおりましたが、自分がこの世界に入ってきた出来事を何回かに分けて書きたいと思います。見苦しい点や若気の至りもありますが、ご勘弁を・・・
僕が、この世界にはまったのは「元祖!チョイ悪オヤジ」に囲まれて・・・であります。自分がバイクの免許を取得したのは大学3年生のとき、東京:八王子であります。自分の大学の部はコテコテの体育会系で、低学年(1年生・2年生)は公共物以外使用禁止!自転車もである!そんな中、暗黙の了解で、上級生(3年生・4年生)は自由に乗り物に乗れるようになる。もちろん完全たる自己責任、監督バレれば、全体責任で大変なことにある。そんな僕も3年生・・・ある日
「あっ!バイクの免許取ろう!」
と神のお告げがあり、何名かを誘って教習所へ!晴れて、中型免許取得!当時は「TW200」などトラッカーブームなどで、バイクが若いモンのオシャレな乗り物!ある種のファッションへと変わる第一歩だったように感じます。(9年前)そんな中、友人はTWやSR400、その時販売されたYAMAHA:ドラックスターなどを買い、僕も男はアメリカン!とホンダのSTEEDを購入しました。
それからはバイク屋めぐり、上野のバイク街や、郊外のバイク部品大型店へ、暇があれば連日、足を運んでいました。そんなある日、ある「バイク屋」さんを見つけました。僕達はその店を尋ねました。すると、そこはバイク屋さんではなくBARだったのです。その前にバイクがたくさん並んでいたのです。東京の福生で米軍基地の近くです。大学の寮から40分ほどの場所でした。
自分達はそこに集まるアメリカンな強面の人たちの笑顔が印象的だったのです。恐かったけど・・・そこの雰囲気が好きになり、自分達は何度か足を運んでいると、マスターが「今度ツーリングあるけどどう?」と声を掛けてもらったのです。それが、自分をこの世界へ引き込む「山梨!富士五湖&温泉ツーリング」だったのであります。
ツーリングの当日、そこに集まった人は20名以上いたでしょう。アメリカンなツーリングかと思えば、年配の人、若い女性強面の人、普通の人、アメリカンバイクの人、レーサーレプリカ、ヨーロピアン、GPZ900など車種、人種、様々な人が集まっていました。
その光景に自分達は衝撃を受けたのです。「なんだよこれ~!!!」そうです。マスツーリング自体この日が初めてでした。そして、今回のおおよそのコースを発表し、目的地だけを明確に伝えられました。そして、ツーリングの出発であります。
僕は、アメリカンに乗っているので必死でハーレーグループについていこうとしました。その人たちと一緒に走っている「自分が最高」と最高の気分で叫びながら走っていました。目の前ではさらさらのロングへアーのお姉さんが半キャップにサングラス、バイクはロードキングのチョッパー風で走っています。「カッコエ~~~」とワクワクしていたことを書きながら思い出します。
そんな車種も、人種もバラバラの集団、結局集団もバラバラになりました。当時は携帯電話も誰も持ていません。(案外携帯の歴史は浅い。)しかし、その大人たちは動じることもなく、気にすることもなく、「別に良いじゃん。行く所は決まってるし。」と焦ることも、探すことも、待つこともありませんでした。そのグループについて富士五湖を周り走っていると、気が付けばはぐれた人たちも混ざっていて、また集団になっている。そんな不思議な軍団でした。
なんなんだよこの感覚、スゲ~おもしれ~この人たち「カッコイイ」と思ったのです。信号のない、交差点に入るときは必ずケツもちのような人が、交差点に入り、全員が左折・右折するまで車を止めている。そして、キチット礼をして、隊列に戻る。そんなカッコイイチョイ悪オヤジを見ていて、バイクって最高ジャン!と心から思っていました。そして、温泉に到着!温泉に入り、飯を食い、ビールを1本、「おいおい飲酒か?」と思っていると全員その温泉で三時間ほど仮眠、そして出発をしていったのであります。
第一章 完
次回はツーリング帰り編です。
写真はその頃のいきがっていた頃です。
by お疲れ様です仙波です センバさん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/07 (水曜日)
試走隊より

試走隊からの便り
まあ「便りがないのが良い便り」とも言いますが、今回の試走は苦戦を続けています。エタップ3では3000mの峠を越えます。峠の名前はスガワラ峠と名づけられました。山の稜線伝いは積雪があり、急なダウンヒルは谷に向かってアドベンチャースキーの様相で、これまでの人生の中でも3本の指に数えられるほどスリリングな経験でした。写真を撮ってみればまるでネパール!とまあこのルートは、エコチャレンジには最難間になるでしょうが、そのスケール感、美しさ、完璧なエクスペリエンスがお約束です!
これらの映像を含めたルートインフォメーションのプレゼンテーションは、7月1日午後3時よりポートアイランドホテルで開催いたします。こんな話を、ハンガイの3000mの頂から送ってるというのもねえ。

2006/06/07 (水曜日)
OVお出かけ版

スーパーモタード
■「今年のエンデューロバイク、モトクロスバイクの売上げの60%以上がスーパーモタードユースだ」。「スーパーモタードで儲けて、エンデューロで使う。これが今のヨーロッパの情況だ」なんて半分冗談のようで、おそらくほとんどその通りだと思わせるような会話が飛び交っていたのは、2002年のISDEチェコ大会の会場でした。折りしも、2002年はそれまでヨーロッパ選手権だったスーパーモトチャンピオンシップが、世界選手権に格上げされた年でもありました。
■アメリカ西海岸でスーパーバイカーズとして生まれて、ヨーロッパに渡ってフランス語の名前を持って再燃した「スーパーモタード」日本でも人気沸騰ですね。ぼくも、時々、愛車のホイールを17インチに取替え、スリックタイヤを履いてレースや走行会に出て楽しんでいます。要するに、舗装路もある「誰でもできるモトクロス」って感じです。なにも特別なことはありません。ただし、どんなライダーでもすぐに、それなりのスリルを楽しむことができ、レースにも参加できる。モトクロスやトライアルに比較しても簡単に始められるるそんな手軽さも人気の秘密かもしれません。
■しかし、今なぜ、ヨーロッパで? そこには、やはり昨今の環境保護機運の高まりとダートバイクとの関連に思い当たるところもなきにしもあらずです。ダートバイクを思いっきり走らせる環境が減ってきている、なんというのは今更なのですが、それによるストレスが生んだ、あだ花のような、そんな様式を持っているスーパーモタード。舗装路とダートが組み合わされた、箱庭のようにもみえるスーパーモタードのサーキットは、極端に記号化された、ライダーにとっての究極の世界観のように、ぼくには写ります。しかも、そこを走るスリルには、なにか現代のライダーが抱えるストレスを発散させる、刺激的な魅力がある。
■一度試してみます?
by 北の島ハルキさん
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2006/06/06 (火曜日)
OVお出かけ版

=「Japan GS Challenge 2006」に行ってきたゾ!=
先日の土日静岡県森町で行われた第1回「Japan GS Challenge 2006」に行ってきました!えっ!?おまえ、GSなんて持ってないだろ!?って???
そ、そ、そ、そうなんですけどね。ボクは司会として呼ばれたワケで・・・。でも事前に打ち合わせをしていると、このイベント、コマ地図を使って走ったり、自分のテクニックを更に磨くスキルチャレンジってのがあって、とっても楽しそう♪ しかもBMW車じゃなくても、参加可能な“アザースクラス”でさえ、優勝するとBMWのラリー2プロスーツジャケット(ネーム入りで)が貰えちゃうんです♪♪♪
「こりゃバイクで行くっきゃナイでしょ!」ってコトで、BMWのイベントなのに、ホンダのBAJAで行ってきたのです。
朝の受付では、170台の参加者の中に、SSERのコマ地図系のイベントでもお馴染みの顔が沢山! 「やあ!スパちゃん!!」とTDNで会った懐かしい顔。GRMで出会った懐かしい顔。他にもSUPER-Nや2DAYS、GROUP-Nの参加者も多く来ていて「やっぱりSSERのイベントってスゴイな!」って改めて思わされました。(それとも、単にオフロード人口が少ないのか!?)
懐かしいバイク達にも沢山再会しました!
上田さんのアルミタンクのR80GS。木下さんの赤と青のチェッカーフラッグカラーのHPN。そうそう、GSバカミーズのメンバーが、コマ地図を作成したオフィシャル・スタッフだったんですよ! それに、今までトランザルフのイメージが強かった坂田さんが、ぴかぴかのダカールに変わっていてビックリ! 坂田さんも「買っちゃったヨ!」とニコニコ。
それにBMWのピットシャツを着たJAPANの大隅さんや、フラットの市川さん。こんなイベントじゃないと会わない、いつものメンバーの笑顔。(でも、ボクと同じ都内に住む上田さん。都内で仕事する坂田さん。特にフラットの市川さんなんかは、ボクの家からバイクで5分くらいの距離に店があるのに、何でわざわざ静岡で再会するんだ??? みんなオレのコト、嫌ってない???)
もともとこのイベントは「初心者の方にも楽しんで貰う!」ってコンセプトだけに、初めてオフロードを走る! 初めてコマ地図で走る! 初めてテントでキャンプする!って方も沢山。いいじゃない、いいじゃない。仲間が増えるってコトは!
テクニックを競う“スキルチャレンジ”では、重~いGSで低速でテクニックを競う、逆バンクの8の字があったり、下りの途中でキャンバー走行があったり。わざわざひざ上まで水を張ったくぼ地を走らせられたりして、とってもいやらしいコース。なんたってコースレイアウトは、BMWのライダー・トレーニング・インストラクターを務める山田純さん作成ですから・・・。モトクロスコースに設定されたスピードを競うコースもあって、こちらでは重~いGSがジャンプする珍しいシーンや、とんでもない方向にGSが飛んでいくシーンに、観客は大盛り上がりでした。でもコレ、本国ドイツでも行われている「GS Challenge」のコースを、一部再現したモノなんだとか。
BMWのバイクじゃない、アザースクラスにボクも参加。優勝までしてしまいました! バイクのイベントで優勝するなんて、初体験だけにウキウキ♪ でも実は、アザースクラスで、全ての競技に参加したのがボクだけだったからなのですが・・・。微妙な“優勝”ですね。
沢山の参加者が「いや~楽しかったですよ!」「また来年も参加しすヨ!」なんてボクにも声を掛けてくれました。ボクもこんなに楽しいイベントの司会が出来て光栄でした。この「Japan GS Challenge 2006」の参加者が、他のイベントで再会したり、SSERのイベントでも再会できたりしたら、もっといいですよね~。
▲写真上 
170台のバイクを、ボクのMCで送り出しました! 地元の子供達やおばあちゃん、警察官ま
でも、見学に来ていましたよ!

▲写真下
HP2エンデューロでジャンプをするのは、ドライバーに転向した三橋淳。3年以上バイクに乗っていないと云うが、その走りは健在。迫力のある走りをたっぷり披露してくれました!
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/05 (月曜日)
OVお出かけ版

TBI日記その3
ども。まるです。
TBI日記、書き始めたのはいいのですが毎日いろいろありすぎて長文になってしまいます。私が長い文章を読むのはキライなので毎週短くするのに悩んでいるんですが、国語の成績が悪かった私。
半分にはなってもそこからはどうやっても減りません。長々と続きますがどうか付き合ってやってくださいませ。
それではTBI Day3です。
6時起床の予定でしたが5時半に目が覚めて寝られませんでした。荷物をまとめて朝ごはん。やることもないので昨日のリザルトを見に行きます。やっぱし旦那様には負けていました。昨日は登りだったのにちょっとショックです。
それから応援メッセージを見たり、こんなにまったりしていて大丈夫なんだろうかと思いました。ブリーフィングが終わった後、テントをたたんで、後はおしゃべりです。
おしゃべりするヒマがあるなんて私も大人になったものです。
スタートしてSSまで、結構みんな迷っているようですが、今日のICOは絶好調。SSまで無事に到着しました。給油から100キロ以上走ったはずなのですが4Lのサブタンクはまだ使い切っていません。SS途中で切り替えるのは難しいのでメインタンクにスイッチ。サブタンクはSSの後に使うことにします。
SSは、ターマックなのにコンクリートが出ていたのは最初の数百メートルだけで後はコケが生えていたり葉っぱが落ちていたり、マディーだったり。こけないようにが最大のテーマとなりました。コケが生えているところではブレーキもかけないし曲がらない。途中、左折が分からずに地図を見てしばし考えます。地図の表記は舗装路になっているのですがその上に泥が堆積していてどう見たってダートです。結構悩みました。右折は前を走っていたセローに付いて行って迷わず曲がることが出来ました。後はSSのゴールまでまっしぐらです。
その後ルートはスーパー林道の方へ向かいました。ここで大分の和枝さんと妹に遭遇。一緒に走ろうと思いましたがすぐにいなくなっちゃいました。後ろには小川さんと旦那様のCRMがいたはずなのですがいつの間にか一人。後から来た方に止まっていたよ。と教えてもらって戻りました。既に小川さんのパンク修理が始まっていましたが、一番遅い私は先に行くように命じられました。今日もパンクの神様が降臨されたようです。この時のパンク修理でチューブを1本噛んじゃったとか??スーパー林道は昨日と別の出口から舗装路に出ました。86キロのGSで給油。ここに来るまでに眠いこと。お友達がいたし休憩してからスタート。今日は100km過ぎの道の駅に温泉マークがあったのでそれを目指していくことにします。3日も風呂に入れないと気持ち悪くて仕方ありません。睡魔とお友達になりながら道の駅に到着。その頃にはお風呂というより昼寝という気分になっていて駐車場でそのまま寝ました。結局、時間がなくなってお風呂はお預けで、ご飯を食べて出発しました。それにしても今日のルートは温泉の多いこと!明日、温泉がなかったらものすごくショックです。ここからはCRM3台で走りました。
200キロ過ぎで小川さんのタイヤがパンク。今日のパンクの神様は小川さんに憑いているようです。さっきのパンク修理で新品のチューブを全て使い切ってしまいました。キャンプに戻っても健康なチューブはありません。で、チューブを修理します。チューブ修理も一筋縄じゃいかずに1時間くらいは止まっていたかも。後追いのオフシャルの方に待っていただいていました。その間に、他の穴の開いているチューブも修理です。これで次、パンクしても大丈夫なはず??再スタートしたものの5キロも走らないうちに小川さんがパンク。今日の小川さんは本当についていません。ここでCPまで休まず行ってもギリギリの時間であることに気づき小川さんだけ置いて先に行かせてもらいました。
これってCPの場所によっては間に合わないかも…と思いましたがこういう時に限ってのぼりなのです。こりゃあ無理か。と思っていたら意外に手前にCPがありました。まだ40分ほどあるし小川さんも間に合いそうです。ワインディングから下りてさっきの国道へ出ました。道の駅にて休憩。ここにはたくさんのエントラントがいて暗くなるのを待っているようでした。小川さんも無事に合流。CPには間に合ったそうです。暗くなってきたのでSSへ向けてスタート。旦那さんは途中でビールを買いに酒屋さんに、私はウエットティッシュを買いにコンビニに行ってそれぞれSSへ向うことにしました。
国道から外れてしばらく走るとダートに入りました。途中から霧が深くなってどこからどこまでが道なんだか分からなくなってきました。マップを数コマ覚えて走ったつもりだったんですがSS前の最後の分岐で地図を見ずに右へ行きました。で、見えない中をゆっくり走っていたんですが道の真ん中に動くものが見えました。ん??誰だろ。なんて近づくと、小熊です。これってまずくないか??向ってきたらどうしよう。と思いましたがとりあえずそのまま見守りました。小熊はあわてて壁を登っていきました。SSはこの先だし行かなきゃ。と思ってゆっくり通過するとゴソっと音が。足元を見たらさっきの熊が落ちてきていました。そこからは全開です。よりにもよって原チャリなのに何でこんなことになるんだよ。と思いました。5キロくらい走って今度は前に鹿が。冷静になってみるとSSのスタートはとうに過ぎているはずなのにSSはありません。これってひょっとして…と地図を確認するとさっき右に曲がった分岐は左です。ショックです。さっき熊のいたところをもう一度通らなければSSへいけないなんて。ミスコース中に熊に襲われたらしゃれになりません。とりあえず戻るまで熊よけにとホーンを鳴らしながら(といっても可愛い音しかしませんが)走って元の分岐に到着です。地図を確認して今度は左に行きました。たった一つのミスコースのためにこんなにエネルギーを使うとは。地図は良く見なさいということなんですね。
SSの入り口に到着。SSをスタートしたんですが、相変わらずの濃霧で何も見えません。分岐もつき当たりもどこにあるんだか分からず走行していました。オンコースを走っていると確認できたのは3キロほど行ってから。後半は標高が低くなったようで霧も晴れてゆるい下りなので絶好調でした。ライトが暗くてペースの上がらない小川さんをパスして出口付近で橋から落ちているBMWの横をを通り過ぎてゴール。
この日パンクしすぎてゴールに着いたのは結構遅かったかも知れません。オイルを入れて、エアクリーナーを替えて空気を入れて今日は終わり。
ちなみにCRM50(3台で)本日パンク3回です。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/01 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。

今、ビールを飲みながら書いていますが、本当にビールがおいしい季節になりました!自分はビール党であります。しかし、最近は焼酎にはまってきています。よくビールはお腹がパンパンになると言われますが自分はあまりならないので、ビールばかり飲んでいたが、ちょっと前の焼酎ブームの頃からはやっているものには首を突っ込む性格で、ちょこちょこ飲んでいるとはまってしまいました。
もっぱら芋焼酎であります。
以前別のところで書いたことがあるのですが、ここでも僕の焼酎の思い出を・・・バイクには全く関係ありません。
自分が高校生の頃、屋台で愚痴を言い合うサラリーマンに憧れていました。というか、「屋台」「熱かん」「おでん」というような固有名詞的なものに憧れておりました。最近は見なくなった屋台ですが、昔、部活の帰りに屋台があるところを見つけていました。ある日、勇気を振り絞って、大人ぶって友人とその屋台に入りました。おやっさんに何にすると言われ「熱かん」と言いたかったのですが、緊張して屋台に貼ってあるお品書きを見て・・・
ひろし:焼酒(やきざけ)下さい。
屋台のおやっさん:焼酒?それ焼酎って読むんだけど
ひろし:・・・助けて状態
ということがあったのであります。笑い話のようで本当の話で、あの頃の恥ずかしさといったら・・・・・でも、高校生とわかっていて、お酒を出してくれたおいちゃんに今でも感謝感謝であります。
僕が言うのもなんだけど、僕らの高校生の頃、13年前の頃は、なんかそんな大人に憧れ、お酒に憧れ雰囲気に憧れていたと思う。
今の若い子はどうなんであろうか?
お酒を飲めといっているわけではない。
早く大人になりたいと思っているのであろうか・・・・・?
バイクにも乗れるのに・・・また強引な終わり方でした。
ではでは
by お疲れ様です仙波です 仙波さん
きょうの一枚
試走1日目 300km走破!!山に雪が残っていて昨年より寒いが、順調にすすんでいます。試走隊より
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Organisation Voice 2006/05

2006/05/31 (水曜日)

OVお出かけ版

日本人の悪い癖?
■「すぐに○○するのは日本人の悪いクセだよ」とか「日本人はとかく○○である」というのはよく聞くフレーズ。でも本当にそうかな? 「すぐに謝るのは日本人の悪い癖」だ、とか言って、最近では交通事故を起こしても「ごめんなさい」をいわないのが普通になってきたとも聞くのですが、本当でそれでいいんかいな? と思ったり。

■日本にはモータースポーツ文化がない、という言葉も、そうですね、良く聞きます。確かに、一面では良く当たっていると思います。モトクロスが国技みたいになっている国もあるし、ロードレースの世界では、同じライダーでも、日本では食えなくても、イタリアやスペインでなら、豊かな生活を手に入れることができたりということも事実のようです。

■では、日本のモータースポーツ環境は貧しいかというと、そうとはいえないですよね。草レースから世界選手権まで、エンデューロにラリーに、あらゆるメジャー、マイナーな種目、大小さまざまなイベントが毎週全国各地で開催されていて、誰でも参加して楽しむことができる。老若男女、それほどお金持ちといえない人も、バイクに乗ってすぐにレースに参加できる。こんな国はどちらかというと少ないんじゃないかな~、と思うんですが、どうでしょう。それでも日本にはモータースポーツ文化がないのかなぁ。

■確かに貧しい側面はあるんだろうと思います。例えば、関連の企業のモーターサイクルスポーツに対する取り組みは、ヨーロッパに比較するともう一歩かもしれません。また社会的な認知度という点でも、まだまだかな? でも、いろんな人が手軽に取り組める環境や雰囲気という点では、そんなに負けてないんじゃないかな~って、最近強く思います。今、世界で活躍している日本人のライダーは、そんななかから育ってきたのでしょう。それが、日本の中での評価より、ヨーロッパを中心にした世界での評価のほうがずっと高いってことで…。やっぱり、ちょっとがんばらなきゃダメか。
by 北の島ハルキさん
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2006/05/30 (火曜日)

TBI2006を走ったマイケルからレポートが届いた。これはウチのHPに英語で掲載しようという試みだ。海外の方に向けてインフォメーションを!というマイケルの発案によるものを受けて、彼にゴールのときに頼んでたものだ。そして届いたメールとたくさん貼り付けられた写真を見て驚いた。まったく、これまでの日本人が撮ったTBIの風景とはまったく違うのだ。それは、まるで海外のエアラインの機内誌で紹介されてる日本の田舎の風景だったり、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが見た日本は、こうだったのか?と思わせるほどだ。これは彼の独特の感性なのか、普通に外国人はこのように見るのか?興味は尽きない。いずれにしても僕たちとは「目」が違うのだろう。
そのマイケルは、BMW1100GSを持ち込んで、連日のごと苦労していた。その文脈から僅かにそれも伝わってくるが、UPする時は英文のみで・・・なので堪能な方はお楽しみ下さい。微妙な、いわゆる機微に富んだ部分があって訳しにくいかもですが・・・・
マイケルさんのTBIレポートはこちら(英文) >>
きょうの一枚
マイケル。彼はオーストラリア人でフランスの銀行の東京支店にお勤め。日本名をクロガネヒロシと言って帰化申請中?間もなくシルクロードをたどる旅に愛機1100GSと旅立つそうな・・・
彼のメール貼付のコメントをコピペ
「あ、おはよう御座います山田さん。今年のTBI入ったマイケルです。今年の成功なTBIに関するとSSERの皆さんにおめでとう御座います。このメールの添付は約束のTBI Journalです。HTMLと画像の形で、好きならご自由に使ってください。マイケル  」
彼との日本語での会話は、素晴らしく楽しいというのがお分かりいただけると思います。なかなかナイスなヤツです。

2006/05/29 (月曜日)

最近「中食」ブームなのだそうですな。ナカショクと読むのですが、その表現のセンスの無さにもあきれます。まあそれはともかくとして、大型量販店などは、これを先途とばかりに競い合っているというではありませんか。なにを?そのナカショク・・トイウナンカキショクノワルイ響きの食べ物?でも、そこで質問です。このナカショクだかの大量のプラスチックなどのゴミは、どのようにお考えなのでしょうか?量販店の広報部のみなさん。まあ、コンビニのごはんは中食とは言わないんでしょうが、すばらしい量のゴミが出ます。ボクには何をどこに捨てていいのか分別がつきません・・オオ、フンベツがつかない!とはこういう風に使うのか!!
それを思うと、これからは外食もしくは、ウチで。えっ家で食べるのは内食(ウチショクまたはナイショク)って言うのんか?のどちらかに絶対落ち着く!とボクは思うのであります。でなければ、笹や竹の皮、なんかを包装材として使えませんやろーか。お箸も竹で作る!なぜかと言うと僕達の住む道後平野は竹が増えすぎて困ってるそーな。で、中国100%の割り箸を使うのは、自ら黄砂の原因を作ってるようで腹立たしいことでごわす。しかも中国では「日本に割り箸を輸出しない!」なんて運動も始まってるのでございます。
小賢しい限りのナカショク文化。主婦は料理から解放され、ゴミの分別の専門化と化し。増え続けるゴミと二酸化炭素の捨て場所を巡って醜い争いは、戦争にまで発展する!?
そーか、石油を掘ったあとに残る?巨大な空間はどのようにするんだろー。そこがゴミ捨て場になればリサイクル的にも良いかもしれんね。
きょうの一枚
・・・やってますよ!愛媛銀行チームのトレーニング。クイックサポート?のジムニーは、北日本自動車工学専門学校から貸与!タイヤは「これだ!」と思ったらなんか回転方向が指定されてる。「まあいいや。気をつけてできるだけ正しい方向で使ってね。」「・・・・」女性ドライバーのダートでの速いこと、少し心配なくらいです。

2006/05/27 (金曜日)

晴れたのは昨日だけ?今日も朝から雨です。九州南部は今日入梅宣言!という事は、実は四国も既にこの毎日の雨は、梅雨なんでしょうね。GWの後すぐに入梅してた?わけです。そういえば一昨日の東京の雨の降り方も、もう熱帯のそれ!で、本格的に変動をはじめた気候に、きちんと向き合う態度が求められてきますね。アメリカでも今年は多くの大型ハリケーンが予想されています。台風1号は中国に大きなダメージを残しました。何もこのことから因果応報を言おうというわけではありませんが、メッセージとして受け止める思考回路は必要かもです。
そういえば直近の日本気象学界では、これからはに夏の「西暑東冷」違った「北冷西暑」が顕著になる!という発表がありましたよ。うー、アツイナツ。
しかも!北冷西暑だとシベリア大陸が高温になり(ゴビは暑いのか!?)オホーツク海高気圧が強くなるのだそうです。そしてオホーツク高気圧からの冷たい吹き出しが北日本を冷却!!そこに前線が発生し前線の南側に暖かい風が吹き込み西日本を高温化する。
冷たい空気と暖かい湿った風がぶつかる前線の活動が活発になり、台風が前線を刺激したり、そうでなくても豪雨被害をもたらすというスタイルが確立してしまった。もう日本は温帯の気候ではなくなったんです。集中豪雨に耐えられる家屋、道路、がけ崩れ対策などなど・・・これから西日本はさらに災害に強い街づくり環境整備が求められるでしょうね。
一方で北日本は冷夏対策。少ない日照時間での生育種の研究開発や、農作物の配置転換?って言うのかなあ?なども考えなければならないでしょうね。
四国には僕の主張だと河川の汽水域にマングローブの森を!!瀬戸内海にサンゴ礁の海を!ってマジに考えてるんですよ。四国を大量に酸素を発生させる日本のいや世界の「肺」に?うっ、肺は酸素吸って二酸化炭素吐き出すのか・・・・二酸化炭素排出量は人間の呼吸も計算されてるんだろーか?
きょうの一枚
モエ・エ・シャンドンのマグナムボトル・・・お値段「ウっ・・・」SSER主催するラリーで勝者に与えられる勝利の美酒。F1はこれをシャンペンファイトに使うのはご存知の通り。それはナポレオンが戦いに行くたびに携えて行き、勝利に酔ったまさに美酒。

2006/05/25 (木曜日)

今日は輸送関係の打ち合わせでした。輸送はなんといってもこのラリーの生命線。もっとも気を配る作業のひとつです。特に通関、たった一人の大きなミスが全体を足止めしてしまう可能性があるので、特に慎重にしたいところです。自動車がFIA-カルネの使えない国に対して無税通関で出入りするのは、なかなか厳しいものです。日本国内も輸入に対する厳しさが、昨今の盗難車輸出や禁輸品たとえば農業用ヘリがやられていましたね。あと精密機械や測定器(プルトニウム抽出機械部品に転用が可能とか?)などの問題も大きく、輸出時も厳しいものとなっています。
中国では正確には衛星携帯電話やGPS、無線機がダメなわけではありませんが、公安が自発的に「だめ!」とかと取り上げるケースがあるそうなのです。特に報告は受けていませんが・・・まあ、用も無く不用意に取り出さないことですが、どうせならスルーバゲッジで・・・と思ったり。でも昨年は国境でGPS出して計測している人、日本に衛星携帯で「あー、いま国境やあ!」なんてやっている人ありで「なんか度胸あるなー」なんて思ったものでした。最後にはカメラ出して中国側の国境施設を背景に記念写真・・・中国側スタッフは冷や汗!「これってノーキョー的?」
さて、貨物輸送の段取りや食糧計画と手配、機材の手配・・・発電機を購入したり、溶接発電機も調達しないと・・・・・オイルもそうだね。と、なかなか準備が大変で、若くて体力のある頃は愉しい仕事だったけど、でもあの頃はスタッフがやっていたし・・・・・。今となっては、かなりハード。ほんとに本部機材リストの公表!!なんてしたらみんなビックリするかもです。大会本部ゲルなどの電気容量を落とすために蛍光灯化かLED化(こちらはあまり進んでない)なんかも。
まあラリーオーガナイザーは、30代の仕事ですよ、全くぅ。
きょうの一枚
気持ちの良いピスト。きっと涸れ川のなかなのでしょう。すこし左にピストをはずすと小さいけど穴!があるでしょ。右にあるのがキャメル芝。けっこう根が強くて、ハードヒットするとクルマはドッカーン、バイクはピューン。ピストをキープするということは、このように大切なことなのですが・・・。

2006/05/24 (水曜日)

いよいよ今年もBTOUの試走に出かけるタイミングとなりました。政府にはラリーの試走のための許可申請が出され、概略のルートについての確認が行われています。現地に先に入った?ムッホとモンゴルの連盟側との協働での作業です。
このラリー、RRM時代から10回目の大会。MOTO部門の総合優勝を眺めてみれば、ガントルガの3連勝を含む5勝、博田巌の3勝、三橋淳の1勝。要は3人の優勝者しか生んでいないという状況です。次に優勝に最も近いと思われるのがボルドバートル、18歳の時から連続して出場し、昨年はもう1歩のところでガントルガを捉えそこなったという感じ。1日4度のパンクとか、走り方がアグレッシヴ過ぎる!というか若さが露呈。まあそんなこんなで今年は4人目の勝者を迎える予感が高まってきました。さてさてこの強力な二人を抑えてアブダイサイハーン・パレスでモエのマグナムボトルを手にするのはいったい・・・誰なのでしょうか。日本勢は2度目のチャレンジとなるSSER常勝の池田秀仁、ここのところラリーづいてきた前田啓介・・・TBIの教訓が生かされれば。これに続くところでは尾島嘉男あたりでしょうか。
そして昨年はバギーでひと暴れした池町佳生もどうもMOTOでの出場に向けて最終調整中。ガントルガは彼を警戒していて、昨年も「池町さんがバイクで出ることは無いのか?」と執拗に聞いていましたがな。いろいろなことを彼らは良く知っています。まあ池町クン!締め切りは間もなく!5月27日ですよー。次期ダカールにむけて多用な時期ではあるのでしょうが・・・。
さて注目はエコチャレンジ。なんといってもディフェンディングチャンピオンはプリウスとハリアー・ハイブリッドなのですが、2台のジムニーが走破性と好燃費で、追従。ナビ勝負でミスコースの少なかったほうが燃費、時間とも稼げるでしょう。とすれば老獪なACP有利は不動か?エコの2輪部門は再挑戦のスーパーカブ、走りきれば驚きの燃費でダークホース?今日も特訓に明け暮れています。いやいません。さらに女の闘いも見逃せません。ジムニーの1台のドライバー、ミニクーパーのドライバーにそれぞれ女性が・・・MOTOにも2人の女性ライダーが参戦。
いつに無く過酷な大会になりそうな10回記念大会!!まだもう少しですけどエントリー間に合いますよー!!
きょうの一枚
草原地帯から乾燥したエリアの入り口。前を行く砂埃が道標なのだが、彼がミスコースをしていないという保証も無い。ただ信じるのは自らのナビゲーション。試されるのは自分の判断を信じれるか否か。

2006/05/23 (火曜日)

最近はメガバンクが好決算!でトヨタに並ぶほどの純利益!!と思っていたら郵政公社郵貯事業は1.9兆円の純利益!と、先にビックリした三菱UFJの1.1兆円を、軽く交わして・・・こんなに利益が出るんだ・・・と考えさせられるのであります。まあ、殺伐としたニュースが続く中では、まあグッドニュースなのですが、それにしてもあまりに縁遠い感じがしますね。
仕事の仕組みもこの10年ですっかり変わってしまって・・・と思っていたのですが、昨夜は某広告代理店の若手と飲んでいたら、某銀行の幹部を中心とする一団と電撃的合流!!その飲み方や、空気感にいつもながら感動!!某広告代理店の営業担当は、相当に酔っ払っていたところに、98%のスピリタス2杯で退場処分に!なってしまった。クワバラクワバラ。仕事の仕組みと言うか、何が変わって何が変わってないのだろうか?と考えながらボーとしたアタマで原稿を打っているのであります。
さて今日の主題は「燃費」について、と思っていたのに前置きが長くなりすぎて、文章量がオーバーしそう。で、その燃費。費用対効果もまあいうなれば同じような意味で、ちょっとの負担で沢山のリターンを・・・・・とまあそういう話ですな。少しのお酒で酔っ払う人と、バカみたいに飲んでもあまり酔っ払わない人の話も。でもこの場合は「おいしい」とか「愉しい」という数値以外の要素も絡みますが。自動車の燃費は、その「おいしいとか愉しい」と言ったことの課題までも確実に昇華させていっているのでありましょうか?
ボクたちも自動車メーカーほどの努力をしているわけではありませんが、「燃費」に挑戦する2つの仕事をしています。ひとつはご存知の「エコ・チャレンジ」これは2002年のツールドニッポン・スマートエコチャレンジを皮切りに、昨年はBEIJING-ULANBAATARで、この部門を立ち上げました。今年はこの部門への参加者は急増中!?で、もうひとつは、まあ研究・開発モノで、産学官連携のプロジェクトをやっています、がここではちょっと触れられません。
なににしても効率化のみを追求していくのではなくて、そこに人が介在するのであれば、味わいのようなものが必要になることでしょう。
きょうの一枚
ハラホリンのエルデニズー寺院の外壁。かつてオゴティ・ハーンが築いた世界都市の宮殿を取り壊した残材で建設されたもの。再びこの地に首都を移そうなんていう遷都案もありましたが・・・・・。

2006/05/22 (月曜日)

モンゴル急接近!!この土日は、そんなこんなで再びTBIで走ったルートを、楽しんできました。ルートはさらに新緑が勢いを増しつつ、黄砂は全く無く・・・それにしても中国側がほとんどなのですがゴビが巻き上げるあの砂埃、春先以外はどっちに向かって飛んでいくのでしょうか??そういえば世紀のプロジェクト三峡ダムも間もなく、いやもう完成したんでありましょうか。愚かな行為が続いているような気がしてなりません。東海に注ぐ淡水の量が減って海水の塩分濃度が高くなって生態系にどーのこーの、という意見もごもっともです。しかしそれ以前に根幹的な環境破壊をしているのではないか!?毛沢東時代の「先祖の墓でも耕せ!」と説いた農業政策が莫大な耕地を切り開き、挙句表土を流出せしめ(段々口調が荒くなってきた!)1年間に九州の総面積より広い土地の砂漠化が進んでいるんじゃコラァ!!(と方言交じりのイントネーションで)山高きがゆえに尊からず木の多きをもって尊しとする・・・って発毛剤の広告に使われたのは論語にあるのかね?コピーライターの作品かね?という議論はさておき、日本で山と言えば、まあ木が生えてない山は無い。でもかの地の山は、禿山か岩山がほとんど。ここに世界最大のダム・・・末路は田中知事の指摘を待つことなく明白なのです。
そこでボクは考えた、中国のエネルギー事情。世界中の石油をがぶ飲みしてしまう前にナントカしなければ・・・あの数億人の自転車乗りによる自転車人力発電!!はどーだろーか。太陽光と風力と人力のハイブリッド発電。クリーンエネルギーとして新しいと思うのですが、いや、マジで。
耕地が流出し、都市近郊の莫大で肥沃な平野部は、どんどんと工場、住宅、ゴルフ場まで・・・の傍惹無人ぶり。あの賢明な孔子や諸葛孔明などを祖にもつ中国の民が、人間の生息する地球環境をギリギリのところで守るのでしょうか、それとも後戻りの出来ない臨界点を踏み越えるのでありましょうか??心配で夜も眠れない有様です。
きょうの一枚
そんな夜も眠れない?といえばBTOUを闘う4台のミニがシェイクダウンの報!まさに徹夜もいとわずと言うばかりのランプ類。これだけ明るければモンゴルの大地でナイターでゴルフできますなあ。オイオイ。

2006/05/19 (金曜日)

シンガポール研究中!の続きを少々。
この小さな国のポテンシャルたるや。そういえば某銀行の方々もどうもこの国に出かけているようだ。その証拠に得意先の担当者を吐くまで飲ませて「マーライオンにしてやった。」などと大喜び?高知県人のような気質な銀行って。まあそのこととシンガポールに行く!ということは関係ないか。
そのマーライオンは世界3大ガッカリ名所で、多分そーなんだろーと思うボクは、行ったことがない。北部には旧英軍の飛行場セレター空港と言うのがあって、政府主導で「セレター・エアロスペース・パーク」が建設中!世界のビジネスジェットや中型機のメンテナンスやオーバーホール、また部品メーカーなどを誘致する国家プロジェクト。パイロットや整備士の訓練施設やらと、戦略的にも面白い。
拡大を続けるアジアの航空機市場とビジネスジェットなどの保有にかかる負担軽減を狙ったわけで、都市国家として選択と集中!という点では、大いに評価できる。また日本やアジアへの投資基地としての考え方にもうまくリンクするようなスタイルである。
日本も技術力を売り物に世界へ進出していった。これからは道路や橋や、新しい大型商品をどんどん作る時代ではなくて、現存する資産の付加価値を高めていくためのメンテナンスの時代だと思う。そのためには基本的に良いものを作っておかなければならないね。
きょうの一枚
スタートフラッグ。今日は今年バージョンをデザインして発注!しました。こういうものって何度創っても結構むずかしい!のですが、まあ愉しい作業です。コントロールフラッグ!も10年ぶりに追加制作!!いよいよBTOUです。

2006/05/18 (木曜日)

ナントカファンドがシンガポールに拠点を移したそうな。裏にナニがあるのか気になって、時間を見つけては少しばかり研究。シンガポールは対日投資に実に積極的。中東のオイルマネーもここを通じて日本に。世界の対日投資の20%を占めている。まあ、ファンドだから投資のお金を集めることを考えたら選択としては最適かもだ。まあその精神はいかがかとは思うけど、あさましくて。
話は変わるが、今年の夏のモンゴルはエアチケットを取るのに骨が折れる。昨年もそうだった。昨年の試走に行く時もチケットが取れなくて「すごく高い金額でなら・・・」「うーん、しゃあない」「ずっと満席なんです」と倍以上の金額のチケットで泣きながら?出かけた。すると飛行機はガラガラ。まわりの人はボクの半額以下のチケットで乗っている。
エアライン・ビジネスは、こう言っちやあナンだが、ボクにはクモスケ・ビジネスにしか見えない。忙しい時は高く、ヒマな時は安い。空気を運ぶのもなんだからと安売りをする。同じ便に乗り合わせた人はさまざまな価格で同じサービスを受ける。これって、やっぱりほかのどの業界から見ても可笑しいし不信感が募るよ。オマケにマイレージって囲い込み作戦に血道をあげている。これもコストがかかるだろう。だからそんなスーパーみたいなことを止めて、王道を行くが良かろうと思う。ブランディングにお金をかける!べきだ。
でもって800年記念イベントがあるんで、大量の送客を見込んで飛行機の座席はブロックされたままだ。自分たちの利益のためなら他の利用客の迷惑なんて顧みない。いやならウチでチケット買っとくれ!みたいな態度は、若造みたいだけど、許せない。独占しようとしたり、出し抜いてやろうとしたり、そんなことしないと利益が出せない事業なら、まあそう長くは無いかもしれない。そうなればなったで、稼いだ金でファンドを・・・という絶妙なサイクルで世の中が動く!のは反対。
これまた青くさー!だけど。ホントウに事業に正しい夢とロマンを!持ちたいものです。ボクは持っているのか?持っているつもりなんだけど、時々分からなくなるよ。
きょうの一枚
今日もゾーモットにある古木の写真。ゾーモットとは別の場所でも、おそらく地下にわずかな水脈の残る、ある古い川のあとに並木のように十数キロに渡って同じ木が生えているのを見つけました。こちらも感動的な光景でした。今年のラリーもこのふたつの不思議な世界には足を延ばすのはもちろんですが、緑溢れるハンガイにも行くんですね。

2006/05/17 (水曜日)

「ワールドカップが見られない」
今回も試走とワールドカップが重なって、ライブで見られないじゃん!かろうじてブラジル戦は見られるかな!?まあ長い砂漠と草原の生活が続きます。衛星携帯テレビはないのかな?多分あるんだろうけどね。いやこの国民的な関心事に参加できないのは、全く持って残念4年前もそーだったなあ。盛り上がりたかったなあ。みなさん!ボクの分も盛り上がっておいて下さい。
試走用の資材と食糧はもう輸送済み。試走用の車両整備も進んでいます。いよいよ「10th ANNIVERSARY」の旅が始まります。
さてBTOUにエコチャレンジ。なかなかこちらは盛り上がりつつあります。今年の見どころ?はプリウスVS2台のジムニー!スーパーカブももちリベンジ!!ローバーミニ4台はいかに闘うのか??やっぱエコチャレンジはモータースポーツの新しいパラダイムだ!と思うわけです。そういえば地球温暖化京都会議の効力は確か2013年まで。さらにこれに続く新しい枠組みが進められています。もう10年後の未来、自動車とボクたちの関係はどーなってるとお思いですか?って、こんなこといつも書き続けてるのでやめ。
BTOU・・・スタート地点兼ロシア人モンゴル人参加者の車検会場となるのはヌフトホテルに決定。それ以外の参加国のみなさんは北京飯店です。ゴール見学+ETAP9のビバーク(砂のなか・・)に同泊+ゴールの興奮を一緒に味わう!!という人数限定のミニツアー・・・あるかもです。お問い合わせは超お早めに。
きょうの一枚
遥か異郷の地への思いは、その凄絶な風景もそうだが、やはり「人」だろうと思う。ゆるやかに流れる、どこよりも時間の長い中央アジアの陽炎のような街は、古くから交易の隊商が泊まったキャラバンサライのオアシスだ。そこに暮らす人々は、洋を東西に行き交う文化のように、血は混ざり合いエキゾチックで実に魅力的だ。

2006/05/16 (火曜日)

このまま入梅しそうなほどの暗い空、ジメジメな雨、が続きます。あのモンゴルのようにカラッと・・・いや、GWを晴れてくれたので、何も高望みはありません。ただ、モンゴル用のテントなどを建ててみよー!と思ったのにぃ。南の海上では台風1号が大型らしく、今日あたり香港直撃?なんですってね。ウランバートルに帰り着いたムッホやジャンガルたちの連絡だと・・・ウランバートルは雪!で、寒い!らしいのですが、まあかの地にすればまだ5月半ば、そんな日もあるでしょう。
今年もロシアや海外からの問い合わせが増えています。昨年もみんなギリギリまで出場に向けて取り組んだのですが・・・それでもロシア人は1名がMOTOに参加して完走!今年は、5台のUAZのチームがモスクワから!?昨年以来参加のために頑張っています。こうしてみると、パリダカにフランスやヨーロッパ以外から初めて参加した人たち・・・って1980年代初頭の話だけど・・・頭が下がります。円も安かったですから苦労も半端じゃなかったはず。でも先鞭をつけた人は居るわけで、先駆者と呼ばれるささやかな栄誉が与えられます。
もうすぐモンゴルも初夏。春はあるのかないのか・・・・・。
きょうの一枚
こんなレンズ使わなくても。いや使いたくなる気分も分かろうというもの、空の広さはそれはもう。東京から松山に帰った時にいつも思う「空が広いなー」の数十倍?・・・って、なにかたいしたことなさそう。でも地平線にある星まで見えるって話は本当で、ビバークの光を目指して走ってたら、星だったってお話も有名。

2006/05/15 (月曜日)

新聞を見ていると・・・といっても日経産業新聞・・・4月度のアメリカの自動車販売台数(乗用車)GM 14万台、フォード9万7千台、クライスラー7万2千台、アメリカブランド計31万台。トヨタ12万7千台、日本ブランド計29万9千台。背景には深刻な原油高、環境問題。さらにはブランドの無国籍化もあるんだろうと思う。それにしても日本車!すごい勢いではある。ハリウッドスターがハマーやフェラーリからプリウスに乗り換えたなんて逸話は枚挙に暇が無い。アメリカを席捲したラグジュアリーSUVなんてのは遠い過去の話になりつつある。日本ではまだ結構人気があったりして、道より広いアメリカンフルサイズが停まっていたりしておかしい。
まあそんなエキセントリックなクルマも価値があると思えるほどに、ここのとこの新車攻勢は没個性化が進む。もうメーカーの差別化も、デザインや性能の差別化もなくなりつつある。それほど自動車という道具が最終的な局面に至るほどの進化を遂げたことを示唆している。メーカーが最後にすることは、唯一差別感のあるエンブレムを大型化するくらいのことだ。事実最近のクルマのエンブレムは大きすぎておかしい。
急激な発展を遂げたパソコンのハードウエアが、すでに外観的な差別化を諦めたことに似ている。まあ、どこのでも同じで・・・と言う感覚だ。しかし自動車の場合は、ボンネットフードの中に納まっているエンジン!!というのがパソコンのエンジンメーカー?ペンティアムみたいに行かないというのが実際のところだろう。いや、そうだろうか。次世代のエンジン開発は燃料電池にせよなんにせよ、ワールドスタンダードのたった一つの座を巡って、その勝負の流れは案外と第3コーナーを曲がったところまで来ているのではないだろうか。
その座を射止めた者が自動車メーカーで、それ以外のものはそこから技術を買わなければ生産ができない、つまり組み立てメーカーになる。最適なアライメントや最適なデザインは突き詰めれば、同じようなものになってしまうわけだし。では次に自動車メーカーが目指すものは何か?ボクは大体想像がついているけどね。
きょうの一枚
ラリーのオアシス、ゾーモットの夕景。木々の生命力にさまざまな思いが巡ります。「神の宿る場所」いつまでも大切にしたい貴重な場所・・・。

2006/05/12 (金曜日)

BTOUのルートの詳細な打ち合わせを行った。ヘリの飛行計画や燃料などの手配が絡むので、いつものことながらボクの望むようなルートにばかりはならない。しかも自然保護区が拡大しているために制約は増えこそすれ減ることはないんだな。しかし、四国とモンゴルだけは、ボクって道をよく知っている。美しい草原や不思議な光景、光る湖や砂漠。だれがこんな美しい大自然を創ったのかと思うと、おのずと畏怖の心も沸く!というものだ。どんなに大変でも、このラリーを創るのは面白いし、愉しい。この感激をいかに伝えられるかと思うと、言葉の役目は小さい。行かなきゃ、見えないし、見なければ語れない。あーあ、また週末が来ちゃった。
きょうの一枚
イヤー、もう何も言わなくても。

2006/05/11 (木曜日)

TBIの疲れも癒えぬ間に、BTOU2006の本格的な準備が始まって、事務所の中は、またぞろ足の踏み場もなくなりつつあります。試走の準備と本番の準備がクロスしてるわけですが・・・ボクはボクで「GWまでに、と約束した企画書できましたか?」という声におびえながら、このあと長く居なくなることへの「なんとエクスキューズしたものか?」とラリーに参加される皆様にも似た「ラリーと仕事の両立?」に悩まされています。いや、実はこれが醍醐味なのかもしれませんが、エタップ10個分の試走のボリュウムは、かなりのものなんです。ガンバロー!
話は変わりますが、いま事務所のロビー?で、ゴミ処理の業者さんと数人の社員とで、分別について話が交わされています。「ビニール系のガムテープ(ああ、あの透明のよくくっつくやつのことだろーか・・・)をはがした時にくっつくダンボールの紙の部分はどうしたらいいのか?」「???」とか「コーヒーをこぼした書類は?」とやっている。壁越しで聞くにつけゴミ分別の問題の大変さに目まいを覚えるのでした。ボクは、いかにゴミを分別するかで苦心をすることを、もちろん無駄なことだとは思わないのですが、やっぱり「???」ではないかと思います。もっとゴミにならない工夫が進まなければ!と思います。
12年前、モンゴルでラリーを始める頃に、生分解性プラスチックとかデンプンでできた食器とか、様々にゴミをなくすことの出来る工夫をいくつかの企業とお話をしたのですが・・・当時は「それはコストがあわない」などの理由でゴミの減量化はなかなか実現し無かった事がありました。ラリーのケイタリングではかなりの量のゴミが出ます。選手たちが持ってくるゴミの量も少なくありません。最初の数年間は、焼却炉を作り焼却していたのですが、これが次はダイオキシンの発生を指摘する内部の声!で中止に。モンゴルでも、ゴミは社会問題化しています。
GWのTBIでも大量に発生するゴミ。持って帰るのですが、もともとその場所にあったゴミまで持って帰らないといけない始末です。ゴミの減量化技術・・・知恵と工夫で、まずはラリーの現場から!と行きたいものです。
きょうの一枚
砂漠に残る幾筋かのワダチ。ミシュランXZLをはく試走隊のもの。最近はBFのオールテレーンになったオフィシャルカー・・・・・良く締まった砂のなんと気持ちの良いこと。

2006/05/10 (水曜日)

「池町、3勝目その3」
マキシマムタイムに数時間ばかりの余裕を残して池町と江連はビバークのフラッグをくぐった。多くの選手は整備も終わり、南国を思わせる心地よい夜風に当たりながらビールを飲んでいた。しかも明日は9時スタートというこれまでにない遅い朝だ。
池町と江連は2人連れ立って、町のバイク屋で池町のマシンのリアブレーキを完璧に修理してきたのだ。下りでは池町を引き離すことが出来たはずの江連はスポーツマンシップを貫いたのだろうか、与えられたハンディを潔しとしなかった。まさにこれで2人はがっぷり四つに組んで、素晴らしい後半戦の戦いに望むこととなった。
明けて5月3日。民家の軒先に日章旗が翻り、空には高知特有の大漁旗と鯉のぼりが鮮やかだ。頼りない漁村の細い道路を駆け抜けながら決戦のSS-7へ。さらには昨日のSS-6の代替のSS-6EXが約10km、そして複雑なナビゲーションが要求される今大会最長25kmのSS-8、まさに勝負の一日となった。
SS-7は四万十川の美しい岸辺に用意されたクローズド。このSS池町が2位、江連4位、しかしタイム差は10秒。江連がまだ10秒のマージンをキープしていた。続くSS-6EXはキャンセルになったSS-6を補う形で急遽用意された。池町には千載一遇の好機。ここで逆転し夜のSS-8で完璧にマージンを築く、そう考えたはずだ。しかし勝負のあやは玉虫色だ。なんとこのSS、ベストタイムをたたき出したのは江連、10分21秒。2位前田、3位辻本、そして池町は江連に24秒遅れる4位。この時点で池町は夜のSS-8に全てを決する覚悟を決めた。この夜のSS、それは実にテクニカルな上ナビゲーションのシビアさが勝敗を決する。そして唯一40分を切るタイムでフィニッシュに飛び込んできたのは池町。オフィシャルは以降のビハインドを計るためにクロノグラフのストップウォッチのボタンを押した。なんと江連はこのタフなSSで、池町に遅れること2分という大失策。
深夜にビバークに張り出された総合リザルトには、トップに返り咲いた池町がトータル1時間45分12秒。江連1時間47分07秒。「明日のSS2本は、それぞれ江連に譲って無理なく走る」と決めた池町。SS-9では15秒、SS-10では3秒、それぞれ譲って総合タイム2時間02分26秒で完全な勝利を飾った。TBI通算3勝目。プロとなって勝負の世界に生きる池町の真骨頂を見せる完璧な展開。しかし評価すべきもう一人は、江連忠男。見事な戦いぶりで最良の友と生涯の記憶に残る戦いの場に身をおくことが出来たろう。
こうして優勝者の物語は、そこだけが輝いているようにも見えるのだが否、それぞれのカテゴリーや順位争いの熾烈さは随所に見て取れた。こうした勝負の面白さもここのところのTBIの特徴なのである。
きょうの一枚
四国西南部はリアス式海岸が続く。入り江が多く海釣りのメッカでもある。水は透き通るように澄んで、南海の楽園を思わせる。来年はこの西南域が主舞台になる。

2006/05/09 (火曜日)

「まさかのSSキャンセル」
5月2日未明。ダムサイトは朝霧に包まれていた。この朝までに消化したSSは4本。SS-1と2は池町が取ったものの、3と4は江連が取った。首位江連忠男36分08秒、池町佳生36分34秒、その差26秒。しかも後ろには36分49秒の15秒差に辻本勝行が着ける。勝負の流れは中盤に。この朝SS-5は15kmの山登りと下り。km=1分の戦いが予想された。このSSを制したのは前田啓介。タイムは15分06秒。続く池町は15分19秒。3位には江連15分25秒。池町がつめることの出来たタイムは、わずか6秒。2.5kmで1秒詰めることが出来る。残るSS数は5本約40kmあまり。この計算で行けばつめれる秒数は約16秒。いまの6秒をプラスすると、22秒。どちらもノーミスで走りきると仮定すれば、4秒足りない。タイヤの交換タイミングは?リアブレーキの残りは?と思案をめぐらせながら、池町と江連は終始同じペースで、同じルックスのXR600でラリーをけん引した。
SS-6は、珍しくデイタイムに用意されていた。しかし朝のブリーフィングでは「好天なので実施できない可能性は50%」と言われていた。山菜取りや行楽のハイカーが規制出来ないからである。そして案の定SS-6のキャンセルが決定された。しかも池町に大きく有利な登り主体の10kmに及ぶSSだ。落胆する風も無く、2人は淡々と消化したものの午後4時頃から続々とゴールするプライベートビーチを備えたビバークに、2人の姿は無かった。
最大のライバルであり優勝争いの2人を、周囲は「温泉にでも入って、のんびりしてるのだろう」と考えた。事実、夜のSSのスタートには、必ずトップでやってくるのだが、この日は夜のSSが無いのである。この数時間を、彼らはどう過ごしたのか・・・つづく
きょうの一枚
その、ビバークにあるプライベートビーチ。小さな堤防が無ければ雰囲気なのに・・・でもまあ津波が怖いしね。えっ、これくらいだと津波が来た時はダメ?

2006/05/08 (月曜日)

「池町3勝目」
TBI2006は無事に終了したのは既報の通り。参加された皆様には大変お疲れさま!!それにしても、なんと全日程が快晴。バッグに忍び込ませたダウンジャケットもレインウエアも出番は訪れなかった。実にお気楽で快適な旅だった、のかというと、さにあらず。
5月1日、SS4に向かう池町選手は、既にこれまでの3本のSSでセイフティマージンとも思えるリードで首位に立っていた。ヒストリックなXR600は、それにしても信頼性は高く、昨年は最後まで優勝争いを演じた前田啓介KTM450の最新マシンは昨日のステージであわや失格という朝帰りのペナルティで、はるか後方に飛んで行ってしまった。そんな背景のなか池町選手は「もう少しワクワク感というかエクストリームな感じが欲しい」などと余裕の発言。
これに腹の虫の収まらなかった四国の天気の神様は、ちょっとした試練を用意した。30kmのオフロードで構成されて、SS4に向かう途中で、空はにわかに掻き曇り、なんとスタート地点には深いガスが立ち込めてきた。「こうじゃなくっちゃ」と彼が思ったかどうか。スタートは日没と濃霧。誰もがアップデイトした明るいヘッドライトは、唯一濃霧には弱く、辺りを乱反射の白い壁に変えてしまう。スタート時刻は過ぎて、濃霧は一段と濃く、スタートは30分延長されれば夜の闇もまたいっそう深くなってきた。トップでスタートしたのは池町。しかし真っ先にゴールしたのは、彼ではなかった。ブレーキに違和感を覚えた池町は、このSSで2つ後ろにスタートした江連選手にも抜かれる!という不出来ぶりでこのSSを終えた。実はリアブレーキが効かず転倒を喫していたのだ。
セイフティマージンは一瞬にして、ビハインドに変わった。リアブレーキをナントカしなければ勝機を逸するかも・・・つづく
きょうの一枚
やっぱXR600・・・古さは否めませんが、ラリーマシンたる一台。ライディングは池町選手。楽しそうです。

 

Organisation Voice 2006/04

2006/04/26 (水曜日)

「好きなもの?」
なんかここのところ毎日が肌寒い!のであります。みなさんのトコはいかがですか?そんで、TBIの準備といえば毎年半袖でやっていたものですが、今日なんてTシャツの上にミレーのキルティングのパーカを着ている、のであります。そんなこんなでTBIの荷物に思わず「そうだ、ダウンジャケット入れておこう」ということになりました。これも異常気象!まあバカの一つ覚えみたく「異常気象!異常気象!」と言うのもほどほどに、とは思うのですが?!
で、ボクはいつも出かける時は、極端な大荷物or手ぶら状態か!に分かれます。服をナニ持って行こうかと考え出したら、もう凄まじいくらいの服。もともと服好きっていうか、おしゃれで(自分で言うな!!)ちっとファッションにはうるさいんで・・・って思っている。いや、でも「うるさい」というのは間違いで、いつも自分の好きなように好きな物を着てるだけなんです。特に好きなブランドがあるわけじゃないんで、本当に適当。最近アウトドアウエア関係はミレー、ブラックダイヤモンド(これはアパレル少ない)パタゴニアはtoo much になってきた。普段着やスーツは枚挙に暇がないというか、嫌味になる?ウソ、ので言わない。バッグの類も、もの凄い。これはずっと前も書いた。フクロモノヲタクって・・いったいボクはどうしたんだろー。
じゃあ、ついでにちょっと音楽の趣味。スピーカーはB&W、ノーチラスが欲しい。・・・聞くのはほぼ100%が女性ヴォーカル。または女性のピアノかヴァイオリンソロ。若いのはちょっとダメで、ナタリー・コールくらいの声では、良いんだけど若すぎる。ノラも若い。エラ・フィッツジェラルドなんかが宜しい。クラシックなとこはマリア・カラス、サラ・ブライトマンは最近。ピアノはフジ子ヘミング、ヴァイオリンは川井郁子と諏訪内晶子なんか、チャイコフスキーがいいね。I-pod は去年のTBIでイケマチに自慢されてソッコーで入手。いまじゃ気が遠くなるほどの曲が入っている。演歌も入っているし、ポッドキャスティングもはまっている。アバタースタジオのレコーディングは毎週のように。でも昨年のBTOUでかなり傷んだ。
とまあ、ベールに包まれていた(包まれてない)ボクの趣味の一部。(打ち間違えて変換したら“趣味の恥部”だって・・」)
本題が遅くなった。まずTBI車検日の天候は「雨」の模様。ホテルのチェックインは14:00から・・・大会のテントの多くは同時開催中の全日本ラリー選手権に出かけていて、雨対策にやや難がありますのでよろしく。また30日は長いルートなのにやや遅めのスタート。標高はバシバシ!!対策を充分に!!ハードな一日がいきなりで、ありますがな。ゴール閉会式会場からは、またまたコマ地図でスタート地点へ帰ります。トランスポーターの1週間も大丈夫ですからね。
きょうの一枚
四万十川。今回もこの川を巡る水系の旅となる日が幾日か。風景林と呼ばれる照葉樹林や原生林の中に伸びる古径。苔むした羊腸の小径。間もなく始まる旅は、一筋縄では行かないでしょう。がゆえにそこが面白く愉しいのではありますまいか。

2006/04/25 (火曜日)

TBIがカウントダウン状態に・・・ボクは今朝は韓国大統領の談話を聞かなくっちゃ!と思いながら「まあいいか、帰ったらニュースで・・・」とウエブニュースも見ないで「GW前までに」と約束したいくつかの仕事に取り組んでいます。忘れているようなものや、いま思い出して取り掛かってもとても間に合わないようなヤツ・・・なんかが沢山。こういうのをもっと大切にして、クライアントオリエンテッドな仕事の進め方が出来る人になってればなあ・・・クライアント「あのぉ(オソルオソル)この前お願いした企画書なんですが?」「企画書ぉ?なんだの?」「ほら、やっぱり」で、以前はそうは言いながらも「へへ、実は出来てまんがな・・・」と取り出して得意げ!だったのですが、最近は「聞いてない、約束してない、知らん存ぜぬ。」反省しています。もっと真面目に仕事します。でもTBIウイーク(ウイークって漢字変換したら「憂いー苦」だって、やだね)でもむかしは智謀沸くが如し・・・だったのですが「えーっと、あれ。良いアイデア思い付いてたんだけど。何だったっけ」なんです。ムッホに「モンゴルのルートのこと」のお話しになったら「今頭の中にはTBIのルートでキャッシュが一杯。これをクリアしたら大変なことになる」と分けが分からない人間に。
きょうの一枚
知ってる人は知ってる・・・あそこですね。少し前はここまでダートが伸びてて、ボクタチは「山賊の砦」と呼んでいた。少し整理されては居ますが、それでもなんとなくそんな感じがしませんか?

2006/04/24 (月曜日)

「それぞれの週末」
これまでの週末はTBIのルート制作に忙殺されていた感がありましたが、先週末は、少しばかり落ち着きを取り戻し、まあ少しペースを落として仕事が出来ました。それもこれも土曜日のOVの成果?とはいっても今週末には再び怒涛の日々が始まるのですが・・・きのう日曜日には四国にツーリングにやってきたご一行様が来社。珍しい顔も。中には数日後にはTBIのためにまた松山に来られる方々も。
いやそれにしてこの日曜日は、国内も世界も様々な場面で「流れを変えた日曜日」になったような気がしますね。世界も変貌の速度を速めています。恐ろしいばかりの原油の高騰は、世界経済に深刻な影を落としています。新車の売れ行きは鈍化し、FordやGMの販売不振は続くでしょう。
イランに対する石油依存度の違いで、今回ばかりは日本もアメリカに追随とばかりは行かないでしょうから?エッ行くかも?!湾岸は再び緊張していくでしょう。世界が動き始めた感!があるのはボクだけではないはず。何かきな臭い、得体の知れない蠢き・・・そんな一方で国内に目を向ければ、とにかく日曜日に街を行くクルマが、なんと新車ばかり・・・景気良さげではありませんか、地方でも。
で気がかりなのは、グローバリズムの弊害。それは自動車産業にも見て取れます。クルマつまり自動車の急速に失われていく個体差というか個性。このまま行くと本当に自動車産業は急速に退化しそうな気配。グローバリズムは、すべてのものを平準化させ、情報の速度も処理も、そうして求められる最適はコンピューターではじかなくとも、ほぼ画一的なもの。唯一ふざけたスーパーカーは、以前光を放っていますが、原油枯渇でおそらく・・・・・なんて終末的なことを言うつもりはありませんが、われわれはやがて失うかもしれないモノに強い愛着というか執着を感じずに入られません。
ミハエル・シューマッハの週末は(ここの部分ダジャレ)なんとか踏ん張って流れを取り戻すことになったのでしょうか?流れは変わる?変わらない?
きょうの一枚
そんなTBIに28日に再びやってくるマイケル・キャストリー・・・日本に来て6年フランス系の外資金融関係にお勤め。シルクロードに旅立つ予定。イチローに激似。マシンはBMW1100GSでもまたがっているのはボクのHP-2・・・やけに車両重量を聞いていました。

2006/04/21 (金曜日)

さあ、TBIの準備は終わりましたよ、ボクは。周りはバタバタしているようですが・・・このTBIは途中3回のTDNを挟むと、今回で18年目。18禁もOK!でENTERボタンを押せる歳になった(って、なんのENTERボタンよ?)こうしたイベントに限らずボクの信条は、「準備は数日前に完璧に終わらせること」なのであります。
今日のOVはちょっとインナー向け?!になってきました。大会の前日にはかつては主要な役員全員で参詣に行っていました。無事故と安全な運営の祈願です。「別に神頼みではない、こうしたイベントの前日には何もすることが無いくらいにして、事務所を掃除して参詣に向かう、という余裕が安全を作り出すのだよ」と、毎年毎年繰り返して言い続けました。さて、スタッフの皆さん!今年は行けるのでしょうかね。参詣予定4月28日朝。伊予豆比古命神社。
さてTBIのルートのお話・・・・・ってこれはリニューアル中のSSER-PRESSに詳しいし、またこのHPでも紹介されるでしょうから簡単に・・・それは最終日のルートインフォメーションに注目「最後の日となった。この日は美しい集落が織り成す日本の原風景をお見せしようと腐心した。ここに心通わせることのできる旅人は、おそらくリザルト以上のものを得、旅以上のものを感じ、人生の中の、ささやかだが、かけがえのない一瞬間に喜びを見出すだろう。この日、このルートを半世紀を生きたオーバー50のライダーに捧げる。若いライダーはその背中を見よ。」
なんというルート説明なのでしょうか?最終日にボクは祈りを込めたようなルートを作った。石垣の集落や小島の磯、時代感覚を危うくするような民家の連なり。いや四国は、日本は実に素晴らしい、といつも感動するのでした。ではまた来週。
きょうの一枚
沢筋に見つけた小さな淵・・・この先ダートは激しくなり、やがて車を降りて歩いて先導しなければならないほどに困難を極めた。やがて広く快適なフラットダートに出るのだが、このルートを使うか否か、悩んだ。それはこの先の悪路は使うべきではないと判断したからだ。そうするとこの淵の横を走ることができない。で、結果ルートは変更された。そこで今日の一枚は、そんな無念の思いを添えて
・・・。

2006/04/20 (木曜日)

すんごい荒天!日本海は波高し!だし・・・しかも昨日は半袖、今日は長袖+ジャケット。寒気を伴った低気圧が接近!で、ミニデイアフタートゥモロウ状態な日本列島。室戸では瞬間最大風速33mだって!確実に気候変動は進んでいる。それも地球の循環であるからして良しとする・・・それよりもつまらない地上の紛争や異常な環境破壊を少しペースダウン・・・ってのはどーお?四国中をくまなく走ると、ここまでどうして舗装するのだろう?と思うほどに舗装は進む。舗装しなければ走れない車は、実は環境破壊の上に成り立っていて、舗装してなくていわゆるオフロードを走れる車やバイクは、一見逆説的だが環境に優しいのではありませんか?いつぞや舗装された駐車場の上でエントラントがオイルを落とした。ボクタチは叱られながらオイルを処理した。もちろんオイルをまくのはよくないが、もともとアスファルトもオイルみたいなもので・・・あっヤバ、この発言はボクはまずいので中止。まあどこかの政治家が「ヒグマしか通らないようなところに道路作って!」と言っていましたが「そんなことありません。最近は鹿もカモシカも、イノシシも通っている。ほんとに車よりもタクサン」動物は多いですよね。
話は変わるけど、ペルーのナスカでは新たな地上絵が100個も見つかったって、この前グーグルアースで見に行った時にもっと良く見とけばよかった。それにしても未知なるロマンも地球上には残っているというわけで、そんなこんなで今年も不安な東アジア情勢、TBIのコマ地図もほぼ完成域に到達「かなり楽しいものになりましたよ」お出かけの皆さん航続距離200kmですよ!!ホント。
きょうの一枚
今年のTBI・・・テーマは「山紫水明」どちらかというと山と川がメインなのですが、当然のように海も行きます。小さな島が点在して「かわいい」やつがタクサンあります。一つ買うのにいくらくらいかな?と下世話なことを考えたりします。

2006/04/19 (水曜日)

TBIとBTOU・・・大きな負荷をかけるふたつのイベントが接近してきました。かつてはTBIの開催準備に1年を要し、「これやっていたら、ほかにはナニもできんなあ!」と嘆いたものでした。しかしボクはそこで気がついた。「力があるから重い荷物がもてるのではないのだよ」と「重い荷物を持つから力がつくのだよ」と。まあつまり人生は負荷トレーニングの日々だっちゅうわけです。でも最近のボクは重い荷物はムッホが持ってくれて、足腰弱くて、ブルタコの右キック後遺症がまだ。つまり力不足で事に当たると、かならず問題を引き起こしいつまでもその処理というか対応に引きずられますね。全てにこの法則は等しく当てはまります。だからといって自分の身の丈だけにあったものでは成長しないし、人生は悩ましい限りでございます。
ガストンライエミュージアムの予定のデザインのブラッシュアップが上がった。もうここに貼付してお見せしたい衝動に駆られるのですが、きっとそう遠くないうちにご案内します。でもコンセプトのいち部分・・・・・・・。
デザインコンセプト、ガストンライエミュージアム
「アガデス」
かつてパリダカールの黄金期、ニジェールにあるアガデスという街が、ラリーストのオアシスとなった。それは古くからサハラを渡る隊商らのキャラバンサライだったというイメージを、ラリーの中継地とオーバーラップさせたものだ。まずこの街にたどり着くことが大きな問題だった。アガデスには茶褐色の土の建物が並び、モスクが町の中心にある。この建物はそんなモスクを模したものだが、宗教観は排除したい。(後略)
この話、実はボクにとっても重い荷物でもある。ひょつとすると相当に大きい困難に再び踏み出しているのかもしれない。困難?望むところでもある。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・わかる人にはどこだか簡単にバレますけど、素晴らしい山々が四国にもあります。川の豊かさは、こうした山々とそこに沸く雲が作り循環して人々を潤す。まさに天恵。

2006/04/18 (火曜日)

昨夜は、なんと世界的にも高名な建築家と、しこたま飲んだ。旨い肴と旨い酒、ここんとこお酒飲む元気が数年ぶりに戻ってきた。というのも一説にはウコンのおかげで、札幌のホテルで春木さんとそのウコンを飲んで出かけた、そしたらなんと!飲み会の席で「オオッ」次は菅原さんちで樽に入った新酒を1人で堪能した。最近の11時限界説を覆し「2時3時まで・・・」なボク。なんかこう30代の丈夫な肝臓と体力が戻ってきた感じ。しかしこれでいいのかなあとも思うけど。そんなこんなで飲み歩く懐かしかりし日々が帰ってきた。28日には、旨い肴で一杯やりましょう。
試走が終わったらルートブックの作成。あの分厚いルートブックを清書して行き、それ以外にも運営のための様々な関連ツールの制作に忙殺される。割とハードな仕事である。ケイタリングチームも起動中、BTOUも視野に作業と手配が続いている。
さて昨日の花の名前が判明した。ユキモチソウと言います。鹿児島のHakaseさんありがとうございます。TBIでは怪鳥さんに、よろしくしておきます。なにを?ちなみに参考URLはこちら
http://www.sd.soft.iwate-pu.ac.jp/common/flower/200105-4.html
なんか分かってしまえばそれまでだけど、それにしても四国の山河にも沢山の植物があるものです。九州も濃さそうだしね。
政府の「拉致」のポスターが発表になった。まあ今更?!の感もあるけど。で、このポスター・・・ボクはこれをデザイン的にどう見るか?と悩んでいる。良くできているといえば出来ている。海岸に続く小道に転がる片方だけのスニーカー、セピアのトーンが事件の風化を物語りつつも力強いコピー「拉致 日本は見すてない」のだそうであります。きっと名のある方のアートディレクションだろうと思うのではあります。ありますが、しかしなぜか、なぜだかどうしても違う!様な気がするのであります。でも早く解決を、という気持ちはボクとて同じことです。
きょうの一枚
試走中のワンカット。先行するプロシード、追う2号車。こうして試走のたびは続いています。

2006/04/17 (月曜日)

TBIの試走が終わりました。ハードな、でもめくるめくような?日々・・・でした。参加される皆さんもきっと、そのように感じられることでしょう。特に季節外れの豪雨があり、道は崩落しかけ、河川は?と言うと沈下橋も沈下しかけ。でも日曜日には普通の水位に戻っている河川も少なくありません。山の保水力が落ちているのを実感します。気象状況は何を見ても予断を許すような材料は見当たりません。しかし雨の後の花粉も黄砂も洗い流された後の、本来的な美しさ、清々しさといったらありません。山河は春の生命に息吹に喜び、道は伸びやかに光り。四国路に春を告げる・・・といわれるお遍路さんもそれはたくさん。まあそれでも我々としても、TDNをはさみ20年近く続いてきた四国の旅・・・もうそれはかつては修行僧のようにと揶揄されたりもしたのですが、見事に世代が替わりニュージェネレーションなラリーストたち。そんな中にあってオールドタイマーの姿も見られます。で、ことのほかに素晴らしい日々だと思うのは20年近くたった今も変わることはありません。先を急ぐ旅のようですが、スローツーリズム、まさにここにありという感じです。
きょうの一枚
道端で見つけた珍しい花・・・ボクも少しは花の名前はわかるのですが「これはいったい?」ちょっと調べる暇が無いので、どなたかご存知の方は教えてくださいませんか。それまではこの花の名をムッホの娘の名前で呼ぶことにしました。でもアイスクリンフラワーちゅうのでも良いかなあ?

2006/04/11 (火曜日)

昨日の続報・・・池田秀仁・前田啓介・尾島嘉男の3選手がTeam KTM・・・でBTOU2006参戦表明がありましたのでお知らせいたします。池田選手は2度目の参戦。1回目の参加時には圧倒的な速さを見せたものの、序盤で負傷し完走こそしたものの長くリベンジの機会をうかがっていた。速さでは絶対!!
前田選手はここのところモタード、エンデューロ、ラリーとオールラウンダー!そのキャラクターながら安定した実力を見せます。昨年のTBIの優勝争いは、周囲の参加者にも手に汗握る興奮と笑いを提供!千両役者振りでした。2004年TDNはKTM950を走らせ、故ガストン・ライエのお守り役として出場。結果ほとんどガストンにナビを任せる!という茶目っ気ぶりで、同行のミハエルと岩崎有男のこれまた熾烈な優勝争いをお膳立て!!軽妙なフランス語を話している気分になっている前田選手に周囲は爆笑!!
さて、昨年エタップ1を見事にトップを飾った、尾島選手。マシントラブルで思う存分の活躍が出来なかったことが、とても良い材料になっているはず。3人の安定した実力と経験。これらが万全に絡み合って、ガントルガとKTMドイツチーム?と目の離せない戦いぶりを演じてくれるはずです。タノシミタノシミ。
でかつてKTMワ-クスでメカをしていたカイザーもやってきます。素晴らしいメカニックとして、彼には学ぶことも多いはず。彼を見ているとメカの存在の重要度を強く感じずにはいられません。また日本人メカも実力を挙げてきています。メカニックの対決は、ラリーに明確なインタラスティングをもたらします。経験・知識そしてそれをオペレーションする総合力。お話はまた今度。
きょうの一枚
お待たせしました。BTOU初参加の方にお届けするご案内状です。内容は3部構成の講習会と懇親会。もち、それ以外のBTOU参加予定者でTBIに来られない方で28日だけなら参加したい!という向きはご連絡下さい。ご案内いたします!!

2006/04/10 (月曜日)

スーパーNにご参加の皆さん!お疲れ様でした。競技はというとチャンピオン池田秀仁のひとり舞台!!!にしてしまった戦犯は?いやそれにしてもゼッケン1の走りも、音も(ちょっと大きいけど)圧巻!近年に無く出色の仕上がり。今年の池田・・・やりそうですなあ、と思ってたら大会終了後には「モンゴル参戦発表!!」打倒ガントルガを頼みますよ、全く。
とにもかくにも競技は主催者も参加者も、大切なのは準備。いかに十分な時間と手間をかけて仕込んだかで結果は明確!ですなMっちさん。さて実は今日からはTBI試走の後半戦なのですが、あいにくの雨と筋肉痛。明日からにしようかと。さらに話は変わりますが、週末の北アルプスはとんでもなく雪崩が起きて事故が多発しました。四国の山でもまだ雪が残ってるのですから。

2006/04/06 (木曜日)

TBI試走に燃えていて、気がつけばスーパーNが迫っています。確かに開催時期を来年から見直して、5月末へ変更しようという案。という事は、稀に見る参加者数の少なさ!なのですが、よく反省すべきは反省し?もっと愉快なものに頑張ってしていきます。が、この週末は面白いですよ!!
コースはまず3km足らずのリエゾンのあと10kmの林道のSS、そしてSS2も同じく林道。そしてSS-3、4、5、6は15kmの周回。ゴールとスタートの間の3回のインターバルはそれぞれ20分の持ち時間があり。ゴール後20分以内に次のスタートを切らないといけません。そこにはエイドステーション兼ワーキングエリアがあり、休憩と整備・・・今回からは給油が行えます。気がつけば20分はあっとう間です。冷たいor暖かいドリンクと簡単な食事も用意しました。そしてSS-6をゴールすると自由にSS-7へ向かい、短いSSを終えるとまた3kmでグランドゴールです。こんな感じのスタイルです。全体的にコンディションの良いダートです。明日は朝からルートマーク設置に出かけてきますね。
きょうの一枚
スガワラサンのライノBTOU2006仕様は、早くもシェイクダウンテストの模様。ワイドトレッド化が出来、足回りの構成部品も見る限りグレードアップしています。巡航速度も上がりそうで・・・あとフロントガラスならぬスクリーンが取り付けられています。あのピザ屋さんのものと思しき・・・ですが格段に保護効果が上がりドライバーの疲労を軽減させることでしょう。前後のタイヤが同径化が出来トレッドともアライメントが揃っています。こうして年々育てていく?という考え方は素晴らしい!!ことです。アンチエイジングの見本のような方です。

2006/04/04 (火曜日)

TBIコース試走中!!ナビシートからパチリ!!スモークバイザー越しでゴメンね!

2006/04/03 (月曜日)

新年度。何か新しいこと・・を書くぞ!と決意した新年度の月曜日のOV!
仕事が忙しいモードの時のボクは、ちょっと信じられないかもしれませんが「チョー真面目人間」なのだそうです・・・これは第三者からそう言われて「へーっ、そうなんだ?ボクがマジメニンゲンねえ?!」ということで、さらに驚いたんですが「実に忍耐強い人」なんだそうであります。「ボクが???」これがラリーの話になると「全然で、すぐに怒る!文句を言い出す!暴れる?」らしいのです。
まあ、どちらが良いのかは、そのときの関係性で決まるのですが。で、その真面目な時(つまり仕事の忙しい時です)に書いているOVは、ちっとも面白くない!!という事が判明。「やっぱ人間、ヒマじゃなきゃ」という思いを強くするのであります。「小人閑居して不善をなす」ということ?不善とは良くないことなのですが、つまり良くないことが面白いことなのではないかと思うのであります。LEONのコピーには首を傾げる部分も少なくないのですが、チョイワルとかロクデナシとかは、やっぱりヒマがなせる業で「歴史はヒマ人が創るのであります。」つまるところ「忙しい人はツマラナイ・・・」のではありますまいか。
そういえば今朝からNHK「おはようニッポン」のメインキャスターが松山出身の女性に変わりました。先日松山で開かれた壮行会に呼ばれ出かけて来ました。大役に抜擢され、その仕事に向かう彼女の緊張感などを、とても気持ちよく感じることが出来ました。頑張って欲しいものです。まあ、これが春のなせるわざ・・・。

きょうの一枚
春の山で見かけた猪たち・・・実は?答えはTBIの山の中で。

 

Organisation Voice 2006/03

2006/03/31 (金曜日)

ずっと悩んでいる。たとえばクルマのこと・・スポーツカーもいつも手元に欲しいけど、やっぱり環境対応つまりハイブリッドカーもどうしても気になる。事務所は広々として気持ちがいいのだけど・・・広すぎないか?バイクもそうだ。今では古いのも欲しいが最新のものも欲しい。こんな調子で、どうしても「ほどほど」というのが難しい。
事務所にある山桜の古木、満開を迎えずに咲く片端から散っていく。せめて花見のソメイヨシノのように、いっせいに花をつけた姿を見せて欲しいのだが、この数年はいつもこうだ。ほんとは花と葉が同じタイミングで出て、やや赤い若葉と薄いピンク色の白い花とが絶妙の色を見せる、のだ。若い木ならきっと山の中にひときわ美しい姿を見せてるに違いない。これからの試走の楽しみはそこに尽きる。ちなみにGWの四国の谷筋は野生の藤が見ごろだ。美しいというものは凄絶である。
日本人の心は、山桜花にたとえられるように、その潔さ、散りぎわの美しさを尊ぶところにあった。ああ、それなのにボクときたら煩悩と未練のなかで葛藤してる。カットウ・・・それは葛(かずら)と藤がもつれ合う姿が由来。美しい四国の山々で、あなたも沢山の葛藤に出会うはずです。

きょうの一枚
そんなこんなで事務所の山桜・・・とはいえ事務所に山桜の古木があるという贅沢にスタッフは気がついているのか?

2006/03/30 (木曜日)

PSEはどうなっただか?と心配でヤフオクのオーディオ→アンプ→と行くと「あるあるざくざく」この売買が間もなく時間の問題で違法になる?のだろーか。と思うと不思議・・・でも坂本龍一たちが反対したとかでヴィンテージ楽器は除外?ヴィンテージでもクルマは走れなくなっちったり税制面などで様々に不利になっちゃう。イギリスでは確かヴィンテージのクルマにはかなり優遇された税制があったなあ。保険制度もおかしいよね。クルマに保険をかけずに免許証に任意保険をかければいいなあと思う。年に数度しか乗らないクルマやバイクたち・・・やっぱそういう乗り方やもち方はダメ!という事なんだろうか?そんなでも経済的にと願うものなのですが。
今回経済産業省がこうした暴挙の中にも、法律でヴィンテージを除外するなんて判断は「いいのかなあ」と思う反面「ほほぅ」とも思いますね。でも様々なものが文句を言えば除外されるって判断はいかがか?と思うし法律の作られ方に関して違和感を覚えずにはいられまへん。んで、ヴィンテージの定義はナニ?という議論・・・まあヴィンテージなら国も認めるんだきっと。
ボクはここ数日間まるっきり缶詰で・・・ガストンライエミュージアムの計画書を作っている。100ページにもなろうかという勢いだ。ロゴのプランからはじまって損益計画や、展示計画やら事業計画・・・なにやら自身最後の?ライフワークを見つけたみたいな風情。ふと山を見上げると「白い!?」3月31日までに終わらせて、4月1日からは「濃密な」TBIのルートセイサクの日々の予定なのですが。
でもナニゴトも「計画」という事が好きなボク。感動が夢を醸成させて→夢→目標→グランドデザイン→基本計画と基本概念→根回し→実施計画・デザイン→組織化・交渉→資金計画と調達→着手→失敗→再挑戦→なんとかなる→感動→振り出しに戻る。
全ての始まりと終わりは間に髪をいれず。明日は年度末。皆さん決算お忙しいのではありませんか?
きょうの一枚
愛媛の田舎には古き良き民家が沢山残ります。そんな民家の軒先はとても居心地の良い空間、なのでしょうね。

2006/03/29 (水曜日)

小学校での英語教育が話題になっています。TOEFLの試験ではアジア30カ国の中で日本の成績は北朝鮮に次ぎ下から2番目なんだそうであります。ボクは「さもありなん」と思うと同時に「それはそれで実に結構なことだ。」と、まるで「国家の品格」の著者藤原先生に意を違わぬのであります。確かに英語は国際語で、必須です。いまや「中国語」が話せる必要さえ突きつけられてきているのです。しかし自国の美しくも複雑な言葉=日本語は、日本人の美意識や姿カタチそのものであると言って良いと思います。まず「日本語」を極めて高いレベルで習得させることが大切だと思います。真の正しい日本語教育すら危うくしておいて、英語教育ばかり若年化させても効果は薄いと言わざるを得ません。
もしアジア各国の英語力を問うのであれば、それは彼らがアメリカなどに依存し媚び、まるで宗主国の言葉を習う植民地のように英語化したと言う事実に、腹が立ちこそすれ「いいなあ」とは思わないのであります。かなり右よりな今日のボク!!そんなアジア諸国に対して英語力の遅れを感じることのほうがおかしい!という気がします。いやでもこの難しい日本語を大学4年間で学び、卒業した日から通訳の仕事ができるムッホたちモンゴル人たちのことは尊敬しなければならないかもです。
今ボクの毎朝の楽しみといえば、堺屋先生の日経新聞の「世界を創った男」チンギス・ハーン・・・今はまだ少年期のテムジンが、何に感じ何を学び、何を得て力を付けていくのか、ささやかな「元朝秘史」を手がかりに、人物像を作り上げていく堺屋先生に大変に共感しています。そんなチンギス・ハーンが巨大帝国を築く過程で「言語」と言うものがどれほど重要だったか、しかしゆえにアジア=ウイラルアルタイ語族は、共通性が高く且つモンゴル族は異常なまでの高い語学習得能力があったのだろうと考えることに不合理性はありません。
モンゴル人や外国人がもうひとつ違うなあ!と思うのは、通じなくても一生懸命にトライして話しをすることです。言葉よりも気持ちが先に伝わってきます。なかなかこれまでの日本人には少ない傾向ともいえます。
グローバリズム・・・世界の一元化?日本人はやはり日本の美意識と伝統を大切に、そして中学英語でも堂々と話せば?良いのでは・・・すいません。話が変でした。サンキュー。
きょうの一枚
チンギス・ハーンの末裔たち・・・とよく表現されるモンゴル人。父娘でラリー見物にやってきました。んでパチリ!!

2006/03/28 (火曜日)

オフィスに小さなマングローブがやってきました。マングローブは奄美が北限の熱帯・亜熱帯の汽水域に生息する植物だ!なんてことをわざわざ言わなくても誰でも知っている・・・本土にも少しだけ植生がみられるそうですね。TDNが奄美をスタートした時には、奄美のマングローブの森で大人気ないカヌーの競争をして叱られた人たちが居ましたね。
で、ボクは思いついた。せっかくの地球温暖化を利用して本土の河川の汽水域にマングローブを植林すると言うのはいかがだろー?京都メカニズム的にも効果があるんじゃないかな。1年間に1mも成育し大量の二酸化炭素を吸収するはずです。防潮林にもなるしね。マングローブの森が四国の海岸線にできるといいなあ・・
きょうの一枚
そんなマングローブは汽水でなくても育つのでしょうか?

2006/03/27 (月曜日)

モンゴルから黄砂と共にムッホがやってきました。大の相撲好きのムッホ君、日本到着と同時に「朝青龍Vs白鵬」というモンゴル人同士の対決となった千秋楽に手を打っておおはしゃぎ!さらに「3賞すべてモンゴル人すよ」だって。日本が優勝したWBCの決勝を見るアメリカ野郎の気分が分かろうってもんですな。で黄砂・・・まるで僕のライフワーク?のごとき黄砂への執着。夏にはゴビでたっぷりスタックしまくって、それはもう大量に巻き上げよう!!と・・・・・本来黄砂は初夏の季語。天の香具山は霞んでいるのですが、やはり年々増え続けるこの大陸の埃には、まったく悪意すら感じるんです。
さてスタックで思い出すのは、エコチャレンジ。某銀行はジムニー1台スーパーカブ1台の2台体制で!!しかもジムニードライバーは女性行員!!これでミニの女性ドライバーとのエコ対決決定!!それにしても、チャレンジ精神は健在なり!でございますな。
きょうの一枚
ガストン・ライエの資料を探しています。皆さんも協力をお願いしますね。

2006/03/24 (金曜日)

アサヒコムのニュース・・・地球温暖化でグリーンランドなどの気温が上昇、21世紀末に、現在より海面が数メートル高かった13万年前と同じ状況になると、米アリゾナ大や米国立大気研究センター(NCAR)などのグループが予測した。100年で数十センチの海面上昇とされていた従来の予測を上回る結果で、24日付米科学誌サイエンスに発表した。
・・・・・100年後のことがどうかは知らないけれど、100年前は少なくともいい時代だったのではないでしょうか。まずオペラが全盛で、ってそんなことより、人々の暮らしもまさにスローライフでロハスだったんですね。100年前の1906年は本田宗一郎さんが誕生しています。生誕100年・・・また小説「坊ちゃん」が発行されたのもこの年。ちなみに1905年はご存知の日露戦争終戦ポーツマス条約ってやつ。
さて次の100年は、つまり今世紀末は海水面が数メートル上昇するとしたら、日本はどれほどの面積を失うんだろう。れいの岩礁・・・隣国は島だとは認めてないようなやつは、コンクリートで固めるんだろうな、きっと。南の島々の人々は、祖国を捨てて温暖化難民になるだろうし、それよりも何よりも全地球的な気候変動は、人類の生存に大きな難題を持ちかけるのではないか・・・・・と心配の種はつきませんね、人類も。
それでも今日は良いお天気。スーパーNの許可のご挨拶に久万高原まで行ってまいりました。ここは標高も高いし、家建てるならここだね。
きょうの一枚
名古屋のミニ・・・4台体制でエコチャレンジの完走を目指す!!と言うとってもチャレンジングで、やる気が満ち溢れている?人たち。ロールバーなど改造の様子が届きました。もちろんエコチャレンジにはロールバーは必須ではないのですが、万一の転倒などに備えてロールバーの設置はお勧めアイテムです。これ以外には4点式以上のシートベルトでOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。

2006/03/23 (木曜日)

みなさんは、どうしていますか?イタズラメール。毎朝デスクにむかってコーヒーを飲みながらチェックするたくさんの受信メール。これまでの数年間はなかなか良い時間だったのです。が!いまや7割が・・・わけの分からないいわゆるスパムメール。腹が立つのを通り越して、あきれてしまいます。しかもその内容の実になんというか表現する言葉も見つからないほどの・・・。これが社の代表アドレスに来るんです。それは毎日毎日!それは夜な夜な!届くのです。もちろん個人のアドレスにも届きます。こんなことをやっている人たちのこの偉大な?モチベーションと言うかエネルギーを、もっと別のものに使えないものでしょうか?このままでは毎朝やるせなさと、やる気の無さ!に見舞われてしまいます。情報漏洩も問題でしょうが、こちらのほうの対策は進んでいるのでしょうか?それともウチが異常に多いのでしょうか??
そんなこんなで気がつけば3月もあとわずか。いよいよ暖かくなってきました。水ぬるむとはまさに!で四万十川沿いを走ると実に気持ちよく、そのまま太平洋に出たり、小さな支流を遡ったりというTBIの旅はすぐそこにまでやってきました。相変わらずオフィシャルウエアはダーク系の色ばっかなので、春色の洋服を買いに行きましょう!!
きょうの一枚
今回は四万十川を少し多めに走りたいと思っています。特に昼間にCPもむかしのように川のほとりとかにね。

2006/03/22 (水曜日)

「高知の山奥はラジオも受信不能・・」
TBI試走はいよいよ本格化。WBCの決勝戦が気になる21日のお昼頃は、高知と愛媛にまたがる戦前のような集落を抜け、長年来ていなかった林道に挑みました。集落に出て「テレビ点いていませんか?」「テレビ?そうよ、ここらじゃテレビ映らんきね。」「テレビ・・・無いんだ。」という事で、ラジオをつけても受信不能。携帯もダメ。「しゃあない」とばかりに次の林道を目指すのですが、この林道も整備されているのはアメダスだか防衛庁の施設だか・・・だけまで。その先は「これは引き返したほうが良かんべえ!?」みたいな状態。で、またまた敗退。アタック系になってしまいます。
「フラットダート中心でGSもオーライ!なルート設定」って言った自分もあれだけど「何年四国の林道走っているの!バカ!自分が一番知っているくせに」みたいなみんなの非難の視線も。フラットダートなんて、どこにあるんだべ。まあ気を取り直して街に下りる途中、後続車から「6-1で勝っていますよ」と無線で。「何回?」「それはちょっと聞こえなかった」そんなこんなで、ルート制作は「屈辱的な1日・・・(結構続いていますが)」となりましたが、屈辱のあとにこそ歓喜が・・・と信じて帰路につくのでした。
そう、ことほどさように、日本チームは世界一の座に!雑多な感想も無くは無いですが、ただひたすらに「おめでとう!」と言うほかにはありません。野球は面白い!のであります。そういやフィギュアも良かったけど・・・。今回の大会の運営には、はからずも露呈したアメリカという国の姿もオーバーラップしたりしますが、トロフィーをティファニーに作らせたりするあたりで、まあ許してあげることにしました。やがて柔道のように、いずれ大相撲もモンゴル人同士で優勝決定戦になるように・・・国技だと思っていたり、自国だけの技術だ国益だ!実力だと思い信じたものの顛末やいかに。微妙な教訓を投げかけてはいます。でも春分の日のスケートリンクが混んでいたかどうか?が知りたいボクは、少年野球チームがひと月前のスケート場みたくなるんじゃないかと心配する日本人。
きょうの一枚
試走の3月21日。ここらを走ってる頃はWBC 6-1だったんです。TBIはこうして濃度を増していってます。

2006/03/20 (月曜日)

「3月20日今日はイラク開戦3周年」
パックスアメリカーナを夢見るネオコンたちの寝つきの悪い夜が始まってはや3年が過ぎました。アメリカ政府は開戦の意思決定における非を認めてはいるものの、改める道筋に困難さを感じているような気配が濃厚です。ばかりか血に飢えた軍産共同体国家は、とどまる事は敗北を意味し敗北の果てにあるものは目を覆う全地球的な惨状だと確信してもいます。ゆえにパックスアメリカーナは善であるとして、グローバリズムはその実現のための世界共通言語OSであるとでも思っています。おかげで、その寝つきの悪い夜は、まだまだ続きそうなほど世界の混迷は深くかつその原因が自分たちにあるとは気がつきません。そのアメリカのグローバリズムとは語源的には理想的なイメージを秘めてはいますが、その実は極めて深刻な利己主義だったともいえます。まあ自分たちの主義主張が絶対であるという正義感を異文化の民は不愉快と思うことは少なくないでしょう。
いきなり何が言いたいのか?といいますと、それは「WBC」のことを書こうと思って書き始めたのに導入ネタが重くなって、つい書きすぎた・・・のです。米国を発祥とするベースボールは、盟主たるアメリカが予選リーグで姿を消す!!という彼らには思いがけない展開になってしまいました。おまけに経済制裁中のキューバ・・・しかも大リーガーはだれも居ない!のと2人しか居ない日本チームが、
野球世界一をかけてアメリカの本土で決勝戦をやるようになるとは・・・つまりほかならぬ野球で、世界一をアメリカや大リーガー抜きで語るのはやめて欲しい!!と思わずには、居られないのでは・・・イチローの言葉を借りれば、それは「屈辱の日」ではありますまいか。自分が中心でなければ気がすまないことも、誰にでもあることです。それが人よりも強い人も少なくは無いはずです。アメリカが引き起こしてきた国際問題も、実はそこに原点を見出します。
決してアメリカは、世界を均一でのっぺらぼうなものにしようと思ったわけではありません。ただ共通の意識化で世界に市場を広げる=平和で安定を求めていったわけです。そこには見えない文明の壁や、精神が息づいていたのです。
それにしてもあまり野球が好きでも無く興味も低かったボクも、今回のイチローという選手の立ち居振る舞いには、分析したい多くのファクターが秘められているなあと感じました。これまでのナショナリズムとは異質の新ナショナリズムというか、まさに「武士道」とも思える「カタチ」そして言動や所作に感銘を受けました。夜、NHK教育で「藤田嗣治」を見ました。晩年フランスに帰化する藤田のアトリエには、よく使い込まれた茶道具が遺されていました。カメラの先にあるそれらは、本来無くてもいいはずの物がなぜ日本人にとって必要なものだったかを、静かに語りかけていました。
パックスアメリカーナ以前のヘゲモニーはと言うと、パックスモンゴリカ・・・チンギスハーンが築いた世界帝国。しかしいずれはほころび、それこそ跡形も無く草原に帰っていきました。しかしチンギスハーンのほうが、あの情報難の時代にあって多様な文化や価値観を認め受け入れるという姿勢を持っていました。殺戮は確かに繰り広げましたが・・・いま「帝国主義論」が盛んなそうでありますな。今の時代にあってなぜ?という感じがしますがアメリカやEUもそういうカタチで見ると理解しやすいのだそうです。「帝国論」20世紀の闇の中から蘇った亡霊のように聞こえますが、理解しておくのも必要かもですね。
今から出発して、泊りがけで試走です。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・小雪が舞って寒くて「グリップヒーター・・・・・」と悲しいHP-2は、それでも快適。

2006/03/17 (金曜日)

暖かくなったと思ったら、もう暑いくらい。そういえば去年の秋も、いつまでも暑いと思っていたら急に寒い冬になったような気がします。なんでも地球温暖化のせいにしてしまうのはいかがかとは思いますが、もう暑くてたまらなくなったクルマのエアコンの温度を思いっきり下げて、やって来るであろう過去にないほどの「暑い夏」を思って、ため息をついています。「いいや夏はモンゴルでクールに過ごすんだもんね・・・」
という事で、遅くなったのですが、BTOU本レギュレーション等資料関係の第一弾は発送いたしました。不明な点があればどしどしメールorお電話でお問い合わせ下さい。さてそれでこの週末はTBIの試走が本格化します。たくさんの写真を撮ってきて「きょうの一枚」にアップするのでお楽しみにね。
某銀行はBTOUに4輪まで参戦!もちエコなんですが・・・どうもドライバーは女性!のようです。やりますねえ。カブもリベンジ!!の模様で間もなく詳細が姿を現す予定の模様。
きょうの一枚
SSER 2DAYS CLASSICSより、SUPER-Nはもうすぐ!!いよいよ始まる2006年シリーズ。

2006/03/16 (木曜日)

春の大雨の様相。この頃の雨はもう少しおしとやかに降るものなのですが・・・これで週末は晴れなければ試走に黄信号が点灯しそうです。桜の頼りもチラホラなのですが、普通は桜の頃は長雨で、「ながめせしまに・・・」なのですがねえ。
さて、WBC・・・野球ね、韓国に負けたすね。でも大いに盛り上がったことは結構!なことです。で、例の誤審問題。いや誤審が問題ではなく抗議を受け入れて覆した判定が誤審につながったという、なんともはや、なお話し。同じアメリカを発祥とするスポーツ、アメフトでは「チャレンジ」という制度が導入されて、ジャッジに疑義ある時はベンチ(アメフトではサイドライン)はレフェリーにチャレンジを申し入れることができます。この場合オフィシャルクルーはVTRを見てジャッジの疑義を確認します。チャレンジが認められれば判定は覆りますが、却下された場合は貴重なチームタイムアウトをひとつ失うというものです。過ちを正すのにはばかること無かれ・・・な合理主義の発露にしてアメリカの建国以来の平等と正義の精神すら感じます。んでもって、何も映像記録に残らない時代ならいざ知らずTVカメラは言うに及ばず、数万人の目を黙らせるのは時代遅れです。良い所は取り入れてもいいはず。それが証拠にアメフトはテレビタイムアウトというのがあってCM放送のために決められた時間にプレイが中断されるというもの、なんかナンセンスなようですがコマーシャル主義なればこそで、どうも今回のWBCの放送を見ていると、あのイニングの後退のCMの多さとプレイボールがピッタシというところを見ると、どうもこの手法はやっているみたいですね。あっでも一瞬しかTV見てないから違うかもですが・・・見習うものの順番が逆のように感じます。
古くはラリーの競技審判も白い色のオフィシャルウエアを着ていました。・・・公正さを表現する色です。SSERもそれに習って白をアイデンティティ・カラーとしています。しかし白いものは汚れやすい!という事実も反面ではあるのですね。
きょうの一枚
SSERといえば白いつなぎ・・・いったい何着の白いつなぎに袖を通したことでしょう。過去のRRMゴールのCPでオフィシャルスタッフ

2006/03/15 (水曜日)

「やりすぎパナVs.PSE・・・おまけに外来語を日本語化?という連想ゲーム」と、わけの分からないタイトルで書き出した本日。まあ木の芽時(きのめどき)でストレスが多いやらで、何のお話かと言うと、こうです。最近デジカメを買ったらデジカメの箱の中から例の石油ファンヒーターの「お訊ね」広告のチラシがでてきました。デジカメがパナソニックだったということもありますが。「ほほう、さすが松下」そんでENEOSで給油したらレシートの裏は例の石油ファンヒーター、まあ石油つながり!でしょうが「やっぱさすが松下」と言わざるを得ません。確かにヤリスギの感はありますが、危険が予見できることに万全を尽くすというのは当然です。
タイトルにやりすぎ・・・と書いたのは、その内容よりも効果が別のところ(広告効果)に現れている点にあります。類似の案件を抱えた中小企業はここまでのことが絶対出来ないために、まあ厳しい立場に追い込まれる、ですね。企業防衛の広報戦略は危機を好機に変える!!のではありますまいか。んで例の古い石油ファンヒーターではないですが、PSE問題!古い電化製品が危ないと言うお話・・・PSEそれは狂牛病のお話ではなくてProduct Safety Electrical Appliance &Materialsの略なんだそうで、経済産業省の所管法律。最近オーディオにはまっている僕たちにはちょっと深刻な話で、要は古い電化製品は売買しちゃだめ。という法律。
1999年?に制定されて猶予期間の果てに間もなく発効らしいというのですが「全然知らなかった」という人が多い。もちろんボクもそのひとりです。経済産業省のHPなんてよく見に行くボクがですよ・・・で、知らなかったでは済まされないのが法律なのですが。「PSEと言われてもわけ分からんねえ。」と思っていたら国立国語研究所が外来語35語を日本語に言い換える!という発表。「アクセシビリティー・・・利用しやすさ」アクセスを利用と言い切るのはいかがか?「オーガナイザー・・・まとめ役」これは困った。そんなことよりBSE、PSE、CEO、COO、GDP、CSTO、SCE(これは企業名)とまあ今朝の新聞の一面にはこのほかにもたくさんのわけの分からない頭文字が踊る。
「もういいい加減にしてくださいよほんとに」
「すいませんBTOUってどういう意味ですか?」
「ありゃりゃ」
「RCPは?」
「およよ」
「でほんとはSSERってのは何の略語なんですか?」・・・ケッコウ人には批判しつつも、そんなコトバが好きだったりするボクはまとめ役。
きょうの一枚
スーパーNも近づいて来ました。文句無く面白いので、ぜひ!ヒストリックも楽しいですよん。

2006/03/14 (火曜日)

雪が舞う冬寒のような春の日。空は鉛色ではなく全体に明るいのですが、遠くに見える山は裾野まで雪化粧。春が来たかと思うと冬に戻りつ、を繰り返しながら春が来るから価値があるのでしょうね。白い峰峰を眺める度に少年時代の思いが蘇ります。特に春の山。美しくて厳しい。優しくて激しい。そんな感じでした。まだゴアテックスやダウンさえも無い時代(ダウンはとんでもない金額でデビューした頃)でしたから、春の山は特に厳しかった。
昨日のOVの藤原さんの現職が間違っていました。東京大学ではなくて御茶ノ水のようでした。お詫びせずに訂正いたします。それは名古屋の950ADV.乗りのOさんからご指摘のお電話・・・「BTOUは、950で行きます」「おお!」「ところで昨日のOVですが・・・」既に彼は「国家の品格」を読んでいました。数学者なのに情緒的だとかの人物評から始まって「あなたは右よりだね」「いやボクは極右だ」「・・・・・」ボクも冗談のようにそんなに言うことはあるけどハッキリ言われると、少しだけたじろいだ。「親父の新田次郎は富士山測候所を作ったのって知っていた?」・・・おお得意なところに話が戻ってきた。「芙蓉の人」や「富士山頂」で知っているね!「知っているよ」と答えたあと新田次郎のことを考えた。多分全部に近く読んだと思うのだが、よく覚えているのはわずかだ。高校生の頃だからね。特に「孤高の人」は素晴らしかった。「孤高」というコトバもイメージもこの本による刷り込みなんである。加藤文太郎という登山家の物語で、登山家を社会と相容れない人間というイメージを醸成させたという点では、「いかがか?」と思わなくは無かったが名著ではある。それ以外の山の本も多かれ少なかれ主人公は社会生活の欠格者のような設定が多い。まあ事実もそうだったんだけどね。まあここらがきっかけで、山の本には奥深くはまって行きましたね。
電話の話が盛り上がって、「この前の名古屋ではゆっくり話も出来んかったね」でTBIの前夜にゆっくりと呑みに行こう!という話になりました。おや、なんか前夜は何人かとも約束しているぞ・・・どーか名古屋の夜のような激しいことになりませんように。
きょうの一枚
事務所の奥に「社長室」を作る予定なのですが、ここんところこういうのに占領されています。試走の出撃準備は出来ているのですが・・・・・寒いので。

2006/03/13 (月曜日)

「パスポートが替わる」
ICパスポートの受付が3月20日からスタートします。ボクも残存期間が中国の入国用に厳しくなったので書替え!と思って外務省のHPに行くと「ICパスポート」あたらしもん好き!は早速この手続きをしよー!と思っていますが、注意事項を読むと「ただし、提出する写真の規格が変更になり、写真自体の大きさは変わりませんが、顔の占める割合が大きくなります」ってやだな。さらに「IC旅券に格納されているICチップは電子部品です。IC旅券に強い衝撃を加えたり、高温の場所や磁気の強い場所に保管したりすると、ICチップに異常を来す恐れがありますので、取扱いには注意が必要です。」って、かなりまずいかなあ。ラリーカーや試走の時には持っていけない?でもきっとICパスポート用のケースなんて作っているメーカーもあるんだろうね。
「国家の品格」藤原正彦著のお話
この本のことも藤原正彦という名前も知っていたけど「また今度読んでみよう」くらいに思っていた。本屋に行くとベストセラーとして置かれているし。でも日曜日の朝のTVに出演していた藤原正彦さんを見ちゃった。彼が新田次郎の次男だとは知らなかった。今は東京大学の数学教授。若い頃新田次郎の小説はよく読んだなあ。「孤高の人」や「八甲田山死の彷徨」山に登る者たちの愛読書だったかも。・・・でその、藤原さんの話し振りに実に感銘を受けた。歯切れが良く明快。竹村健一も「テレビでそこまで言うか!」と驚く。まあ内容はもちろん論議を呼ぶものであり、単にストレートに受け入れるかどうかは読者に任せるべきだが、武士道や伝統、日本人の美意識などについては、考えなければならないだろうと思う。理論的で数学者らしい構築だが内容は数学家とは思えない情緒的な理論?いやボクは一発でファンになった。
「F1スーパーアグリの完走」
佐藤琢磨はボクと誕生日も血液型も同じ!なんとかバーレーンのスターティンググリッドにたどり着いて欲しい!と思っていたのだが、なんとゴールにまでたどり着いた。素晴らしい!何がどうにせよ輝かしい第一歩だ。ヨットのニッポンチャレンジも復活しないかなあ?20年くらい昔の話かな?酒の席の話だけど・・・日本人が難しいものとして「純国産のF-1チームとアメリカズカップ。そんで少し手前味噌で砂漠のラリーのオーガナイズ」立ち上げることも困難ながら、続けることはさらに困難なのではありますまいか。
きょうの一枚
土曜日の試走中!!日曜日は雨でしたからね。桜と言ってももソメイヨシノじゃないんでしょうが、咲き始めて四国路は春爛漫までもう少しってのに今日は小雪。桜色に菜の花の黄色に小雪の白、パステルっぽくて淡い春。

2006/03/10 (金曜日)

この週末、いよいよF-1が開幕する。日本人悲願の純国産チーム、スーパーアグリもスターティンググリッドになんとかたどり着けたのだろうか?チームのオフィシャルサイトはトップページのまま止まっている。世界に向けてアピールしなければならない新規参入チームのHPがこのままではイカンのではないか?何が起きているのだろうか?と心配。ヒマならネット上を捜し求めていけば情報は手に入るのだろうが・・・あいにく。で、最近見たテストの画像では、純白のボディが虚しくも美しかった。ノンスポンサーなのかティーザーをやっているのか不明だ。
でもホントは僕は知っている・・・サマンサタバサっていうアパレル系の、というかジュエリーと女性用のバッグなどのメーカーで、今度大人のメンズブランドを立ち上げる会社がパートナーになったらしい。するとカラーリングはパステル系?でもメンズはキング・・・きっとゴールドみたいな色かなあ?いずれにしてもチーム・スポンサー相互の成長を祈りたい。
それにしても男たるもの、カートからスタートしてF1チームのオーナーになるまでというのは、荊の道だとしても素晴らしいことなのだ。一時は加盟金だか保証金だかすごい金額が未納で危機的な状況だったというニュースもあった。が、まもなくそれもバーレーンの第1戦のスターティンググリッドで昇華する。いやそれからも荊の道のりだろう。ボクたちもじっくりと応援したいと思う。モータースポーツに“まだ”夢を!!さあちょっとF1のサイトに行ってきます。
きょうの一枚
今日の一枚は岡山の中原さんからいただきました。
花村萬月のツーリング小説「たびを」を知人からもらったのですが、1000ページもあって読書もラリーみたい・・・です?

2006/03/09 (木曜日)

「レギュレーション&ルートインフォメーション」

本日BTOU2006の最終レギュレーションがまとまりました。ちょっと遅くなりましたが・・・間もなく皆様のお手元に届くはずです。またルートインフォメーションについても初期の案内と「10倍・・・」での内容に若干の違いが生じてきております。基本的なルート構想案は、西に向かうものですが10日間4000kmというボリュームとエコチャレンジとを勘案したものです。これまでの10年の地理的なノウハウの粋!?を費やして、素晴らしい風景と完璧なロジスティクスを目指します。「まるで芸術のような・・・」
それからTBIでは、今回四国西南地域が濃密になります!またゴールは変更。豪快な浜での漁師さんたちによる魚の饗宴・・飲み放題の生ビールのサーバー・・・(ゴメンこれまだ未計画)最終日の夜は素晴らしいものになります!!(***あくまでも予定です。)と、やりたいことと現実を埋めていくのがボクのこの20年余りの仕事だったかもです。
きょうの一枚
今日は新居浜へ行ってきました。なんか毎日毎日仕事とラリーの準備で、お出かけが続きます。今日の一枚は、そんな新居浜で撮った廃橋・・・今度はここのおシゴトです。

2006/03/08 (水曜日)

「GSにハイブリッド!?」
というニュースを見てビックリしていたら、レクサスGSにハイブリッドがでるのだそうですな。「GS」というのはただの記号で、意味があるわけではないんでしょうか?グランドサルーンとか言うんでしょうか?あとの車種はISとあとSC・・・セルシオのレクサス版はLSでしたっけ?秋には投入されて、待ちかねていたお父さんや社長さんがガッツリ行くんでしょうな。で「良くも悪くもトヨタ的ですねえ」という声はよく聞きますが、「トヨタ的な良いところとトヨタ的な悪いところ」というのは、よく分かるようでよく分からない日本的な曖昧さを意味する言葉で、トヨタがどーのこーのではないのではないでしょうか?
ナニイッテルノカワカラナクナッタ。それにボクは今日はトヨタのトヨタ的な素晴らしさを大いに褒めちぎろうと筆を執ったわけであります。いやそれしてやっぱりトヨタのハイブリッド、というかハイブリッドのトヨタ。何を隠そうハイブリッドは今や日本の戦略兵器でもあります。かつてのCVCCで全米を席捲したホンダどころの話ではありません。しかしあの時はマスキー法というのが、いやその法律の存在そのものが、カリフォルニア州ですが、アメリカの先進性の広報ツールになっていたのです。いまは京都議定書というのがマスキー法に変わるハードルとして産業界ことのほか自動車メーカーにのしかかってきています。
ブランドイメージを高める方法はふたつ・・・スーパープレミアム化でフェラーリを押しのける勢いで行くか?環境性能で突出するか・・・京都議定書の効果を待つまでもなく顕在化する温暖化の脅威に加え原油価格の高騰が後押しをして北米も環境問題は座視できないとなりつつある中で、ハイブリッド=ジャパンテクノロジーにまたまた新たな違う脅威を感じているのでしょう。植物起源の燃料エタノールの本格生産に乗り出すらしいです。
21世紀の最大の産業は環境業??環境が左右するのは実は食糧なのですね。飽食の時代から、考えて食べる「考食」の時代になることは間違いありません。「なあクマさんやエタノールは飲んだら旨いのかねえ?」「そりゃあおめえ、サトーキビから作るとか、とうもろこしから作るとか言ってるアルコールだろ、旨いに決まっているだろー」「じゃあそれはクルマに飲ませるって事は、飲酒運転もいいってことかい。クルマん中は、酒臭いんだろーな」
スイマセン!!今日はとても疲れていて分け分からないこと書きました。
きょうの一枚
今日田舎の小川で若い鴨・・・でも丸々と太ってて「ムッホが居たら、あれ旨いですよねって言うだろーな」と思いながら春の小川を眺めてました。場所は宇和島。ここの川に架かる橋の絵を描くというお仕事。

2006/03/07 (火曜日)

「HP-2はツアラーだったのか?というお話」
最近物忘れのひどさには辟易としている。仕事している時間の3分の1は、何かを探しているか、何かを必死で思い出しているかである。必然的に老人は仕事時間が増える一方なのである。たとえば昨年のGRMの時、マップホルダーをつけようと思って探したら見つからない。2日も探したのに・・・じゃあ「しゃあないタンクバッグで行くか!」と思ったら、これも出て来ない!!いよいよ明日の朝には出発するというのにぃ・・・と思いつつも・・・お疲れ様です仙波です。・・・に電話してタンクバッグをゲット!!でもやっぱり使い慣れたやつが良いなあ・・・とGRMから帰ってバイクをガレージに収めると、誰かがそこに置いたのかあれだけ探し回ったタンクバッグがある・・・しかも、マップホルダーがなぜだかその中に!「全く自分をのろいたくなった!」でも、おかげでタンクバッグは1個増えた・・・ということなのである。
ところが数週間後のある日「HP-2の純正のタンクバッグがありますよ」と例の「お疲れさま・・」の彼が言う。それにしてもその金額の高さに驚いた!!「バイク買えるじゃん?」「いやバイクは買えないでしょ」「うーーん」「やめときましょ」「当たり前だよ、そんな高いタンクバッグ買えるわけないよ」しかし考えた。「そーいや俺タンクバッグもっていたかなあ?それにヴィトンのバッグほどの値段のタンクバッグってどんなんだろー?」HP-2が届いて1ヶ月後にドイツからでしょう、バッグが届きました。いい加減なものだったらBMW-Japanに電話して文句言ってやろー!とそれは楽しみにしていたのですが、届いたそれは実に見事な!テールバッグともども「さすがBMW」な一品。よく出来ていて品質もヴィトンのそれ、いやエルメスも・・・とかって言うのは大げさに言ってるんだからね・・・HP-2のロゴも美しく・・・・・しかし「何でこんなものにこんなにお金かけて作ったんだろー?」という疑問がわいてきます。「HP-2ってツアラーじゃないんだぜ、こんな2泊3日くらいのツーリングにでも行けば?みたいなバッグいらないだろ」買っておいて届けてくれたお店の人に毒づく。「いや、案外HP-2ってロングツアラーなんじゃ、ないすか?・・・これはセンバクンの弁ではありません」どーもその通りなんです。まさにTBIやモンゴルや、アドベンチャーなんて称しているのはタンクキャパシティが大きいよ!という意味で、その意味ではHP-2は心もとない部分ではありますが・・・そんなことはツアラテックかアチェルビスが近々解決してくれることでしょう。それにしてもツアラテックのデリバリーの遅さ、なんとかなりませんかねえ。
追伸・・・ほんとにHP-2はご機嫌なツアラーです。あれ店頭で試乗できれば、相当多くのお客さんを取り入れられますよ。スクリーンとかつければOK!ハンドルヒーターはさすがに言いにくいなあ。
きょうの一枚
TBIから、高知の山の中に延びる林道。よくもまあこんなに!と思うくらい先人たちは山を開き道を抜き・・それらを産業資産とでも言うのでしょうか?今はその産業資産を観光資産との供用または共存策の必要性を痛感します。ボクたちが通るのは観光!って思われたくないんだけど・・・。

2006/03/06 (月曜日)

ご案内の予定??のご案内
TBI2006に招待されるBTOU2006初出場予定者にむけた講習会が行われます。スケジュール的に「それは厳しいーー!」かもですが、2006年4月28日午後です。場所は奥道後ホテルまたはSSERのオフィスを予定しています。午後4時から午後5時までは、菅原義正氏によるラリーレイド参加の心構えと綿密な準備、そして走り方などを中心とした「始めての海外ラリー講座」さらに休憩を挟んで午後5時15分からは、山田徹氏ってボクのことだあ?によるモンゴルでのナビゲーションを中心にした「ラリーナビゲーション講座」などが開催されることとなりました。そんな講習を聞いてそのあと1週間のライディングは相当に役に立つはずです。そんでもって夜は懇親会・・・・・ここだけは誰にも教えたくなかったあのお店で・・・・・渾身の懇親会っ!!これまでこんなに旨いもの食ったことが無かった!!と言わせてあげます!!H木さんもどおー?!ホテル送迎の往復バスも用意しますからご安心下さいね。ちょっと前倒しのGW休暇をご計画くださいな。
さて巷は汗ばむほどの陽気・・でも今日は雨。先週末はついにTBIのルートセイサクが始まりました。おそらく延べ日数で3週間かけて仕上げてゆきます。4月になると雪も解けて年度末の工事も終わるので数日がかり(約7日間)で仕上げて行くのですが・・・問題はスーパーN!!オーマイガ!!なので、どのように段取りをつけたものかと悩んでいます。ちなみに今、林道は四国といえども雪に閉ざされているのでした。
きょうの一枚
TBIで14年間通ってもこんなに晴れてたのは、おそらく一度だけな四国カルスト・・・今年はきっと晴れ!かな

2006/03/03 (金曜日)

今日はなぜか海外の仕事が多い日で、フランスやらカナダやらとメールのやり取りをしています。海外からのこのサイトの英語化の圧力が強まっていて「ううう・・・外圧に負けてなるものか!」なんては全く考えていません。ただただ手が足りないというところでしょうか。いや、でも確実にヨーロッパ系の参加者は増えることでしょう。期待していてください。
あと女性参加者!の皆さん。もっとどんどん参加してきてください!!なんて言うか女性のスーパーパワー!去年のエコを走っていた(ってもふつうのラリー選手より早く帰ってくるんだもの)あのガッツを!毎晩徹夜朝帰りの連続の果てに帰ってくるあの赤いバギーのドライバーのように・・・ボクに、いや参加するみんなに夢と希望と笑顔と優しさを与えてください!!心からのお願い!!です。
それにしてもここのところ、天気が良くても気温は低い「早春賦」の歌詞みたいな毎日ですが、もうボクはTBIのコース制作のことでお尻に火がついてきました。スーパーN!ヒストリック!!BTOU!!!ボクの春は充実しつつもハードで厳しいのであります。
きょうの一枚
今日の一枚は、どうもモンゴルの動物シリーズ?!今日は山羊。最近モンゴルはカシミアが高値で売れるということで、特にこの白いカシミアの取れる山羊が増えてきました。でもまあナニゴトもバランスよくね。

2006/03/02 (木曜日)

今年のBTOUの10Kgバッグのデザインをした。製造個数は120個だ。案外多いのだ。またこの10Kgはメッチャ重宝している。最初からのを全てコレクションしている人も居るし、僕なんか1個丸ごとダウンシュラフ入れにしている。適当に丸め込まなくても押し入れられるしスペース余裕あるから細々とした物はシュラフの隙間に放り込める。
もともとこの10Kgバッグが誕生した経緯を説明しようか?それは1996年第2回RRMのエタップ1。この日はウランバートルからツェツェルレグという町までの長い1日。参加選手の貨物を運ぶトラックの出発が遅れたのは知っていた。ツェツェルレグという町は標高の高いハンガイの山の町、 もちろん夜は寒い。選手のテントやシュラフも朝まで届かなかった。つまり過酷な夜を全員で過ごした!ということである。翌朝「さあースタートだぞ!」と言うと「マージー?!」という大ブーイングが、そういえばあったような。そんなこんなで2日目からは全神経はこの貨物輸送に傾いてしまったほどである。
翌年「選手のシュラフとテントだけでも先に到着させるために飛行機をチャーターする」というところから話が始まり、「それじゃあ制限重量を10Kg最大100個で1トンならヘリでも運べる」「人間乗らなくて良いんですか?」「うーーん」てな感じで10Kgバッグシステムが始まった。
一人用テントとシュラフを完全に納めて10Kgにするベストなサイズは?と数日間の試行錯誤の結果!誕生したベストサイズ。
98年のパリダカ、ヨーロッパの港でマシンを預けて船室に登る日本人参加者の、なんと多くがあの10Kgバッグを持っていること!!
今年のはちょっとおめでたい系の色です!オタノシミニネ
きょうの一枚
草原の会長じゃなかった怪鳥・・タス!子牛くらいの大きさがあります。でも希少種になってしまいました。素晴らしい生態系を蝕まないで・・・・・この数年で野生動物は激減傾向のモンゴル。多くは中国人などによる簒奪。地下資源も石炭はモンゴル産が良質だとかで、なんとあのゾーモットにまで中国は鉄道敷設計画があって、どうもこれはモンゴル政府が拒否した模様ですね。

2006/03/01 (水曜日)

いよいよ3月!!ボクたちは2月末決算なので新年度!の始まりなのです。
最近は日経新聞の堺屋太一さんの連載小説「世界を創った男・・チンギス・ハン」にはまっています。今はまだチンギス・ハンは少年時代でテムジンと呼ばれる頃なのですが、それにしても作家の深い創造力に感銘を受けています。
21話ではホラズムから来た隊商の話、彼らの言葉が大阪弁にしてあるのが面白いです。そのイスラム商人の少年の言葉から、テムジンはさまざまなことを教えられます。「ホラズムの商人の間ではこういいます。徳あるものは才がない、可愛いやつは利を生まない。・・・なるほど、可愛い者だけを使っていては大きな利益は生まれんというわけか・・・テムジンは深くうなづいた。」
まあ堺屋先生は少年期のテムジンが、何に影響され誰と出会いチンギス・ハンという世界に無二の人物を形成させていったか!について壮大な歴史の中から仮説を立てて、その世界を創った男を作り上げようとしています。まるでクローンでも作るように。作家であるよりも学者であるかのようなイメージを強く受けます。世界の辺境にあったモンゴル族が、どのようにして歴史の舞台に現れてきたのかが、もうすぐ書き表されていくことでしょう。
そんなモンゴルは、いまはひっそりと21世紀から取り残されているようにも感じられますが、ボクは実は21世紀後半はモンゴルが台頭すると考えています。モンゴルは厳寒の地!だと思っている方も多いですが、北海道くらいだとも思ってください。標高で言えばウランバートルでも1350mくらいだし、日本の冬でもそのくらいの標高に上がると寒いってもんじゃないでしょ。
まあそんなことはともかく、広大な土地と豊富な水。大平原に吹く風力は巨大なエネルギーとして無尽蔵に取り込むことができるでしょう。またこれからの環境技術でさまざまなものを作ることが出来るはずです。緑豊かな1辺が数百キロもある平原なんて世界にはもうここにしかないだろうし、アジア経済圏とEUを陸路で結ぶ文明の交差点?でもあります。もちろん陸路でなくとも巨大なハブ空港の建設も可能。また人々は自給自足の生活ができる国で、それもやむなく自給自足の生活をするというよりも、国民の多くがゲルで暮らす遊牧の暮らしが良いと思っているわけですから、日本の企業がウランバートルに高層マンションやら住宅を建てて近代的な暮らしがベスト!だなんて、間違った価値観を与えてはいけない!と思うのであります。世界が人口爆発による食糧危機に直面した時、温暖化の影響で生活する土地を失っていく時、地上に残るプリミティヴな大地として、この国は燦然と輝きを放つとボクはそう思います。でも中国の資源を求めてのモンゴルでの簒奪は過去の歴史を見るにつけ漠たる不安を強くする昨今ではありますが。
きょうの一枚
モンゴル犬の子犬。遊牧民の暮らしに欠かせない家族の一員です。とても賢いモンゴル犬、ですが純血種が少なくなってきてるとも言われてて、ラリーに同行しているボルドサイハン医師もいつも探しています。特徴のひとつ目の上にある丸、「目が4つあるから悪い人がすぐ分かり家畜や家庭を守る犬」と言われているそうです。目の上にある2つの丸に注目してください。

 

Organisation Voice 2006/02/01 (水曜日)

名言というには程遠いのですが「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」これはマンション会社の社長が国会の参考人招致での、国土交通省に対しての発言。いや、そんな話ではなくて、全くいい加減にして欲しいのはスパムメール。

気分よく出勤して「さあ、今日も一日頑張るぞー」とパソコンを立ち上げ、淹れたてのコーヒーの湯気越しにモニターに映し出される壁紙はモンゴルだったりHP-2だったり。でメールを確認すると「ギョヘー」と、半分か多い時には70%くらいがわけの分からないメール。特にサブジェクトが巧妙になってきていて、うっかり開くと、どれも同じような内容で実にばかげているのですが、もう朝のやる気は消失。これはきっと日本の働く男たちの仕事のモチベーションを下げさせる為の某国の陰謀ではないのか!?と疑いたくなります。「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」というのは、こういうときに使うのですよO嶋さん。

てなわけで、これの対策はどうなっているのか、誰か教えてください。ボクの推定では経済的損失は直接間接で年間約2500億円くらいに相当します。って全く根拠はありませんが。こんな違法なことが、いつまでも野放しにされるのでしょうか?

違法なことと言うと、世の中には実に氾濫していて「これくらいではいいのではないか?」というグレーゾーン。某ビジネスホテルチェーンの社長は「それは制限時速50kmのところを56~57kmで走っていた程度のことなので」状態は、どうも良いらしいというのもねえ。で、それで気になるのはやはり騒音測定。正確にできないのなら「やる意味はないのか」という議論。回転計を付けて最高出力回転の50%で云々」どうみても最高回転の50%くらいで加速して行っているマシンはないしなあ。違法と合法。その境界線のなんと曖昧なことかと思う。さらに合法ならばなんでも問題なし・・・というのもいかがか。オフィシャルミーティングでのヒトコマ。

騒音問題におけるボクの発言(いやこれは決定項目ではないので悪しからず)「嫁さんの実家の義理のお父さんが寝ている家の前で、夜の12時に30分間レーシングしてOKを貰ってきたらクリアということにしよう」「独身の人はどうするんでしょう?」

そーだ。30代男性の40%が独身なんだってね。なるほど、「だから騒音問題が決着しないんだ」「???」ごめんなさい月初めそうそうに。
「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」って言われないようにお互い気をつけましょうな。

きょうの一枚

1984年パリダカール、ガストンとティエリー・サビーネ。もうすぐダカールか?ガストンは輝かしい初優勝の直前の姿。多分ニジェール川のハシケの上じゃないかなあと思われます。ガストンの横はオリオール、腕だけ見えてるのはR.ロワゾー、この年はJC.オリビエの一つ前、総合5位でフィニッシュ。

Organisation Voice 2006/02

2006/02/28 (火曜日)

全く春の日のような一日、ですが月末。2月も終わります。明日からは3月!!いよいよTBIの試走が始まります。山の雪は例年より多いことでしょうが、春の訪れは四国では確実に。
「深謀遠慮」
ボクは民主党の戦略は、「まだまだ敵を引きつけておいて」くらいの戦略ならすごいなあ!と思っていた。そこまで深謀遠慮が出来ていれば、現代の諸葛孔明といわれるほどの男が居るんだろうなあ?とも思っていた。やっぱりホンモノのメールが手に入っていて、わざと敵に偽物を見せておいて、相手に攻めるだけ攻めさせておいて、そう赤壁の闘いみたく、一晩で数万本の矢を手に入れて、最後は風上から火を放つ。風向きが変われば、その劫火に焼かれるのはみずからなのだが・・・そんな戦略ならすごいなあ。預金通帳も実は持っていたらすごいなあ。「よし、そろそろいいか、発表するか?」「いや、まだだ。今日の記者発表会でマスコミをさらに調子づかせておく。民主はもう終わりだという袋小路にまで追い込ませておいて、向こう側から火を放つ・・・自民はその劫火に焼き尽くされる。もうあと3日待て」「ヤツはどうする?」「彼は国民の非難を一身に浴びさせておく、そして数日後にはスーパーヒーローとして復権する。」「そんなにうまくいくかね?」「このくらいやらないと保革逆転劇は描けない」「でも、そんなことするとあなたの敵がヤツになる可能性もありますがな」「大丈夫!あるものを握っている」来年には民主党政権が誕生。そんなわけないか!!!
スンマセンわけの分からないこと書きました。いよいよ2006年のシーズンが始まります。先のプレゼンテーションでの発表資料は、お越しになれなかった方にはPDFでこちらのサイトからダウンロード出来るようにしておきました。とても楽しい?毎日でした。来年はもっと範囲を広げて、本当に日本全国で一杯やりましょう!じゃなかった発表会やりましょう!!ウコンの力!でお酒いくら飲んでも眠くならない、新しい自分を発見。これはこれで危険かもですが。
「ヒストリックを走ろう」
いまJRMのガレージには、モンテッサ、ブルタコに加えXT500なんてのまでが出番待ち!スーパーNに併催の「ヒストリック・エンデューロ」で身内対決が予定されています。そーだHP-2の試乗会も併催しよ。ほかにもいろいろ予定していますよ!!
きょうの一枚
昨年のヒストリックエンデューロのスタート風景。製造年の古い順にルマン式スタートという体力もいるぞ!なシステム。ゼッケン2番のダッシュに注目。

2006/02/27 (月曜日)

日曜日の遅くに松山に帰り着きました。先週雪の札幌をスタートし、いや正しくは大雪の芦別市を皮切りに、東京・名古屋・大阪と4会場で開催したSSER PRESENTATION 2006!!
ほんとうにたくさんの皆さんにお越し頂きました。東京の2次会ではジンギスカン!旨かったですね。お店のお肉は絶滅!名古屋の夜では、焼鳥屋さんのネタを絶滅させ、3次会4次会はなんか大炸裂!をしてて、力尽きかけながらも夜明けの冷たい雨の中をホテルに帰ったと思ったら気がつけば大阪ATCに到着していました。大阪ではほぼ意識不明の状態の説明会、温かい皆さんに励まされて元気になりました。本当に皆さん有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。また今後は2次会の場所の入念な準備をしておきます。というかホテルのバンケットで発表会をするのがいいかもだね。またゲストスピーカーをお引き受けいただいた皆様にも御礼を重ねて申し上げます。シーナ先生も有難うございました。歯!調子良いです。噂にたがわぬ名医でした。
さてそんな週末を過ごしていて見逃しただろうと思うトリノオリンピック・・・実はLIVE!で見ました。フィギュア女子シングルフリー・・・酔っ払って寝たもののトイレに行きたくなって起きてテレビつけたら・・おおっ!ひとりで夜明け前に・・・・・開会式ではパヴァロッティのアリア。 プッチーニのオペラ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」を歌い上げてイタリア文化と情熱を強烈に世界に印象付けましたね。開会式の中身は当日まで完全に伏せられていたので、こんな演出が予定されているとは想像もつかなかった荒川静香、大会前にフリーの曲を「トゥーランドット」に急遽変更した偶然に「運命を感じる」という開会式直後の彼女のコメントを聞いて「うーむ」とボク。・・・アジアンビューティな顔立ちの彼女に、あのオペラ「トゥーランドット」舞台は古都北京の紫禁城、そう故宮です。なんとも完成された組み合わせの妙。ボクも運命のようなもの?を感じてひとりで「ウンウン」とうなずくばかり。安藤美姫は同じくプッチーニのオペラ「蝶々夫人」を選びましたが、ややミスマッチ感ありです。
そのオペラ「トゥーランドット」を説明しようと思ったのですが、WEBで検索をすればまあ完璧なわけで省略。このプッチーニ最後、未完の「トゥーランドット」おそらく今年日本で流行ります。ボクが予言したコヤジという言葉もついに登場しています。「もうなんでも予言しちゃいますね!」「そうだなあ、占い師になろうかなあ?」「変な呪文をかけると・・・・・ねえシーナセンセェ!」「夜生まれて、朝には死んでしまうものはなに?」
きょうの一枚
各地の発表会の会場に飾られたパネル。たくさんの方にお越しいただいて盛り上がった1週間でした。

2006/02/23 (木曜日)

東京に着いています。六本木ヒルズは不夜城。今度東京地検特捜部が、電気無駄遣い法違反容疑で強制捜査に入ると言ううわさがあります。ありませんけど。いやいや凄いねえ、東京の今は!同潤会アパートの後のなんとかヒルズも見に行かないとね。この間までヒルズといえばコーヒーブランドだったのにねえ。しばらく東京に行ってないと、東京が日本だということを忘れそうですね。
明日は東京プレゼンテーション・・・相当多くの方がお運びいただけるようですが、まだお申し込みが出来ていない方もOKですから、どうぞおこし下さい。いやビックリするほどのそうそうたる方がお越しいただけるようです。ゲストスピーカーは菅原義正さんと横田紀一郎さんほかです。桐島さん長谷見さん、打田さん、川合さんほかほかお話を伺えれば楽しい方が沢山・・・・
きょうの一枚
今日も車検会場から。今日はそんなことで東京プレゼンテーション!!もうエントリー用紙送った?明日(2/25)はTBI2006締め切りです!えっ、しつこい?

2006/02/22 (水曜日)

偽装メール?騒ぎで朝からTVがうるさいこと。どうして政治家は人の話を聞いてから自分の意見を言わんのだ?それにしてもいつも自分たちでコトの本質を見えなくしてしまっている。民主党も昔の小泉発言をまねて「大量破壊兵器が見つからないといって大量破壊兵器がなかったということにはならない。だいたいフセインが見つからないからといってフセインがいなかったということにはならないだろ!」みたいな面白い発言でやり返したらいいのにな。たとえば「メールが仮に偽物だったとしても、金の受け渡しがなかったということにはならない。だいたい大量破壊兵器が・・・」という風にだ。
まあ、お金くらい動いているでしょ。というのが国民の共通認識かもです。だからやっぱ身の潔白を証明すべき・・・なのですが、仮に誰かさんの息子が選挙コンサルティングをして費用を貰って、どこが悪いのかいな。適法に会計処理されてたらってまだ年度末じゃないだろうしね。
さて東京行きの資料もまとまりつつあって、いや札幌と同じなのですが、ボクの言い出した環境コンシャス調達社内規定(国のグリーン調達法とは違う)で、印刷用紙やインキやコピー用紙までもが、厳しい社内基準が設けられまして、そのくせ夜中まで空調全開にしていたりして(いやもうそんなことはありません、温度基準も厳しいでおます)そんなこんなで資料制作が時間がかかるようです。やっと無くなった名刺もケナフで数年ぶりに作り直して・・・封筒も何もかもケナフ。ケナフはご存知の方も多いと思うのですが1年草で成長の早いオクラみたいな草です。1995年ラリーレイドモンゴル創設時からこうした紙を使用してきましたが、当時は高くて!!厳しい財政難にあって一時は断念。じゃあ今は財政的に余裕があるのか?というとそうではなくて初期に比べると紙の価格が普通紙並にこなれてきた、という事も理由です。これからSSERを陰で支えるデザイン部門も、非木材紙以外での印刷受注は致しません!ということにしようかと思うんですけど・・・またまた利益を圧迫することでしょう。
きょうの一枚
TBI2005の集合場所となった、とある大きな橋の下の県の用地。借りるのに苦労しました。車検もここならスタートもここ、もち1週間のトランポ置き場にも・・・結構記憶に残る良い場所でした。今年はここは使用せず?!奥道後ホテルなのです。そのTBIも間もなく締め切り!2月25日ですよー!

2006/02/21 (火曜日)

トリノ五輪も終盤の今週末、といっても週の半ばにはすでに車の旅で東京に向かいます。3会場分の資料やらなにやらで満載のトラベリングバス状態・・・!札幌での好感触は「やはり動かなければ見えてこないものの多さ」を強く感じました。翻って言えばネットの危うさとでも言いましょうか・・・これからはもっと(えーーっ、もっとお?)動いて、もっと発信して行くんだい!との思いに至る昨今でございました。・・・にしても主催者=競技運営者としてのボクたちにとって、競技とはなんだろうか?と考えたりします。いやトリノを見たりしてね。4年に一度のオリンピックや隔年開催などの国際大会。毎年世界各地で開催されるさまざまな競技会。はたまたシリーズ戦とかサーカスとか言って1年間にたくさん開催される競技。いったい世の中に大小併せるとどのくらいの競技会があるのでしょうか?モータースポーツはともかくもサッカーや野球、ラグビーや水泳や柔道やバレーボールや・・・さまざまなスポーツ競技、それはものすごい数が存在するはずです。
スポーツとは何か?なぜ人は闘い、挑み、ゆえに苦しみ悩むのでしょうか?いったいそこに何があるのでしょうか?自分のライフワークからその部分の視座が欠落してはいまいか?会社の名前には○○○コンペティション・・・なんて名前を付けてもうおよそ20年。コンペティション=競技、そこには実に他を寄せ付けることの無い勝敗の世界。よほどの場合を除いて勝利者とそうでなかった者たちに分けられるはずです。ひとりの勝利者が讃えられ、そうでなかった者たちには賞賛が贈られないのでしょうか?もちろん答えは否なはずなのですが・・・・・・・マスコミも実は気がつきながらジレンマと葛藤しているようにも見えはします。
最近までボクは「オーガナイズの時代」なんて事を言っていました。オーガナイズ・・・英語のストレートな意味ではないですが、やはりさまざまなイベントは素晴らしい効果をもたらせます。人と人が出会い、時に闘い、時に喜びを分かつ。ボクは「イベントのチカラ!」と言うものを最近また意識しはじめました。企業がメセナを語った時のように・・・。

イベント、つまりお祭りは「ハレとケ」人々の日々の暮らしの中にある日常と非日常。この繰り返しの波が大きいほど日々の充実感は高いのだろうと思います。きっとリオのカーニバルのように。きっとオリンピックのように。きっとパリダカもそうだ。でオーガナイズの時代は「参加者となる、競技者となる時代」という風に流れが変わったように思うのであります。
「コンペティターの時代」勝負師ならずともコンペティションの中に身をおく充実感こそが人生だー。
きょうの一枚
TBI・・・美馬のビバークの夜。2006年、美馬は多分使わないでしょう???

2006/02/20 (月曜日)

札幌のプレゼンテーションにご参加いただきました皆様!本当にありがとうございました。北見から留萌から!はANAホテルの方も驚いていました。すすき野の夜もなかなかのものでしたね・・・八角、旨かったです。
でも僕は、どうしても言いたい。それはどこに行っても「暑い!」ということ。これだけエネルギー危機や地球温暖化が全地球的な関心事になっているというのに、どこに行っても室内ではTシャツ1枚がちょうどいいのです。ボクは行く先々でセーターを脱ぎ、パタゴニアのインナー1枚で「いやこれでもまだ暑い!」という状態。エアコンのリモコンを見ると25度!なんて標準、28度のところもありました。でこの状態で24時間!ホテルでは窓開けて寝ましたよ、まったくぅ。小池百合子さんに言いつけるぞ!とにかくウオームビズ!マイナス6%クラブ。ボクなんて四国のオフィスではダウンジャケット着て仕事しているのに、北海道の人はTシャツ!でもまあ北には北の(いや北っても、あの北ではありませんよ)習慣があって、あまり南国人がドーノコーノ言うことじゃないかもですけど。
さて、今週は東京・名古屋・大阪!と東海道を一気に!!東京はプレス発表も兼ねてはいますが、こぢんまりと和気あいあいと・・と行きたいものですが。どなたか懇親会のセットをよろしく。
きょうの一枚
外は寒い!中は暑い!という札幌。ホテルからパチリともう一枚は熱気ムンムン発表会!!の模様。

2006/02/17 (金曜日)

札幌は雪の中、今日の道路はつるつるでなかなかスリリングでよろしい。池町君は北日本の学生を変わりバンコに横に乗せてテストコースをVIVIOで盛大に雪煙をあげて周回を重ねていました。ガストンライエミュージアムの場所というか建物の第一候補が決まりました。新たに建てるのではありませんが、芦別温泉のスターライトホテル横にある石造りの二階建て。いい感じです。これから発表会がはじまるので春木さんもやってきて打ち合わせ!のはずがトリノオリンピックを見てます。「やっぱり雪の町で見る冬のオリンピックは良いなあ、って書けば」だって。
いつも思いつつ失敗するのは、冬に北国に行くときの厚着。室内では半そでシャツで良いのについついインナーはパタゴニアのすごいいいやつ(ムチャ高い!)で、暑くて暑くて。同じように夏に暑いところに行くときは防寒?が必要なわけです。
でもこうしてウエアリングを考えて旅に出ても、いつも完璧!と思えるときがないんです。ラリーのスペアパーツ選びにも似て。そこで高機能ウエア!のことが気になりますね。最近のウエアはすばらしいみたい。ゼッケンっていうかビブ!あのトリノオリンピックのみたいに発色性のいいストレッチのようなのがほしい!選手もオフィシャルもあれが良いのではないかと僕は考えています。誰かディストリビューターをご存知の方!教えて!デサントかな?
きょうの一枚
その雪の中にたたずむガストンライエミュージアム(候補地)いいでしょ。ここが次のガストンライエミーティングのスタートゴールになる!予定です。で、レンタルできるGSもあると思います。げっHP2も?

2006/02/16 (木曜日)

北海道に来ました。プレゼンテーションは明日の夜なのですが1日早く入って芦別に来ました。ここで菅原さんや池町さんらと合流しました。そして夜の会のちょっと前に温泉!今にも雪にうずもれそうな芦別温泉の露天風呂で、そういえば秋に春木さんと入ったっけ・・・でこの数週間の嵐のような多忙の日々の汗を流すと、もう眠くて。で北海道4デイズをどうするか?ミュージアムの計画をどうするかという長い夜がこれから始まるのです。
きょうの一枚
モンゴルの美しい緑のじゅうたん。今年も素晴らしい景色があなたを待っていますよ。

2006/02/15 (水曜日)

言ってみるもんだねえ。というのもブルタコの写真。届きました。あの頃の憧れのマシン。あんた憧れ!憧れ!って、もう次から次からでてきて、そのたびに買うの手に入れるのって、とんでもないことです。でもついでに憧れで言ってしまうとボクが一番欲しいのは・・・やっぱ言うのやめよォ。
「でも言っちゃうと楽になるかも・・・」
なんと1台だけいるんです、松山に。乗っているのは、昔パリダカのマシンをシェイクダウンで使っていた広大な敷地を持つ産廃処理場のオーナー!当時息子さんは中学生で、シェイクダウンを見に来ていた。で、その親父が買ったのをいまは譲り受けて、わかってかわからずか乗ってるんです、これが。その息子さんも30過ぎて、ひょんなことで事務所にやってきた。
「どう、あれ調子良い?」
「えっ、あれって?」
「あれだよ959」
「えっ、知ってたんですか?」
「バカ言うなよ」
「調子良いですよ」
そのあと走っているのを見たのは、夜の繁華街。
全身の力が抜けていくのを感じた。
「もったいない」

そう、あのルネメッジが、ジャッキーイクスが、ガストンとともに80年代半ばのパリダカを駆け抜けた栄光のポルシェ959・・・ロスマンスカラーが見事で・・・生産僅か200台。日本にはバブルだったせいもあって7台も入って来て・・・いやもっとあるという説もありますがな。
んで数年前はその現物のロスマンスポルシェ959イクス車がヨーロッパで売りに出ていて、アンマリ安いので思わず買おうと思ったら、ひとケタ見まちがえていて。そんな衝撃的な出来事があるんです。で、何でこんなこと書くかと言うと2日前に見たんです。夢で、買ったところを。でもエンジンがかからない。おかしいなと思ってリアのケブラー製のエンジンフード開けたら、カツオのたたきが置いてあるんです。ゴメンナサイわけ分からなさすぎ。
きょうの一枚
で959にしようと思ったけどブルタコ・・ブルーの色も当時のまま。ブルーのターコイズでブルタコ!じゃないのよ。親指立てたグーのロゴマークだけでも欲しいくらいの、憧れのブルタコ。あのライトカウルの形がレゴラリータしているねえ。センセー次はマイコよ!マイコって舞妓じゃないのよセンセー!

2006/02/14 (火曜日)

既に始まったぞ、ヒストリックの熱い戦い。「役員も参加しても良い・・・ということはヤマダさんも参加しようって魂胆だろーか?」と憶測を呼んでボクのためにボクの探していたブルーのブルタコフロンティラをゲットしていただいたシーナ先生!アリガトウゴザイマス。ここだけの話なんですけど、写真だけでもすぐに送ってくれんですか?!
で、ボク虫歯になったことないんですが、左の奥の上の歯に穴が開いてるんです。これって虫歯ですか?ならデスクの上に山のように届いているチョコレートは食べんほうがいいんでしょうか?と思わず倉庫に古いヘルメットを探すボク・・「あれベルのモト3・・・もっと古いヤツ無かったっけ?」「えーっ、うっていましたよ、むかしガレージセールで・・・」「・・・」という事で回りくどい言い方になりましたが中原さん!ヒストリッククラスのヘルメットはヒストリックなものでOK!どーですかヒストリック部門参加者のツーリング大会でもしますか?2007年にはツールドブルーアイランドヒストリック部門・・・って、それはアンマリ?
とまあ古いものに傾斜していくボクは、輸入車ショウの帰路に持ち込まれた最新のアルピナ(オーバー500PS)をテストドライブして「フフフファンタステック!!」上品にしてこのトルク!「やっぱ最新の○○が最高の○○だわい」「すいません!エココンシャスのロゴこんな感じにしますか」ああ自己矛盾に苦しむ今日この頃でした。いつものことッスけど。
きょうの一枚
うひょひょ。そのシーナ先生のモンテッサH7・・・なんと新車の状態で発見?されたものをゲット。惜しくて・・・でこのまま行くと先生はレゴラリータ博物館が出来ちゃう。いや、素晴らしい!!でもブルタコはボクの!!「カフェレゴラリ-タ」のパーマネントコレクションにずるぅ。

2006/02/13 (月曜日)

驚くばかりの良い天気!!黄砂も花粉も無く、空はまるでモンゴルかと見紛うほどに青く澄み渡っています。事務所からは石鎚連山が白く光って手に届きそう。となれば、TBIの準備を始めなければならない!季節がやって来たと心が浮き立つようです。昨日までの寒さは?こうして三寒四温が春の到来を告げています。でも朝晩の寒さは真冬のそれですから、皆さんお気をつけくださいな。
さて、そのTBIですが最終レギュレーションの発送予定日を少し遅れています。もう少しお待ち下さい。というのも急にボクが言い出した「カンキョウコンシャスマテリアル」「???」なんか急造の言葉ですが1995年RRMのスタート時点で掲げたコンセプトの再構築?です。要はもっと環境を意識した内容、素材、システムにしましょう!というようなこと。たとえば印刷物は原則として非木材紙に、そしてインキは植物起源のものに、使い捨てのペーパープレートから「やっぱり食器」に。でも食器洗う洗剤はどうするの・・・みたいなラリーの本質とは違う・・いやゆえにそれこそがラリーの真髄のような、そんなことで悩んでいる今日このごろ。名刺もさまざまなツールも無くなったものから変更・・・。
きょうの一枚
ガストン・ライエ、RRM2000恐竜の谷で「すごいな、なんていうとこだここは?」「恐竜の谷だ」「・・・・・」そうです恐竜の谷。ジュラ紀の地層が洗い出された乾いた大地。かつて湖の底だった平原には木の化石が突き出ていたりする。

2006/02/08 (水曜日)

多忙な毎日を過ごしています。その理由のひとつは今週末のショウイベントを担当させていただいているのです。おかげでほかの事をする時間が全く取れないほどで、疲れます。イヤホントニ。四国初展示とかってやっているHP-2・・・そこらの自転車置き場かなんかに泥んこのHP-2を置いていてやろー。ウソ。
さてトップページには「ガストンへ送る最後の手紙」と題した、実はこれはBTM2月号の原稿の英訳版ですが、掲載させていただきました。日本語版はBTMで。そうです、はや1年。もう1年。まさにこの1年は、ポッカリと心に穴が開いたような1年でした。でも不思議なことにBTOUへの海外からの問い合わせが急増中。もちろんカナダがダントツなのですが、フランスやポーランド、ドゥバイなどからも。ガストンにお礼の気持ちで一杯です。ですが主催者として、いかにこうした海外の参加者に便宜を図るか?という大きな課題が残ります。
ユーラシア大陸の東の端には、急激な変化のある国が、ささやかな我が家の日当たりを悪くしている、まさに巨大マンション群のような中国という国が聳え立っています。さらに無数のビルを計画しているらしくて不愉快なことです。いやマンションの話ですって。それが設計の悪いものや、止めればいいのにオーバーデコなもの、九龍城を彷彿とさせるような景観を損ねるような暮らしぶりの住人。悪弊を撒き散らすモラルの低い住人。今にも倒れそうなものまであるのです。とまあ、そんな感じといえば・・・まあ中国と親しく交渉をしなければならない立場の人がこれ以上言うのはよしましょうね。しかしまあ魅力はそうした部分にもあるのですからね。
さてプレゼンテーションの準備やツール作りにも取り掛かっています。BTOUや北海道4デイズ・・・いったいどんな内容で?シリーズ戦や新たに始まるヒストリックの2戦はシリーズだというお話。日本のスタンダードTBIはいかに。いやもうすること多すぎ。
今年のテーマはクオリティの向上!環境品質、運営品質、で三河商人の言葉を借りれば「参加者よし、主催者よし、環境よし」と行きたいところです。ちなみに三河商人は「買い手よし、売り手よし、世間よし」・・・トヨタの真髄かもです。で、その2006のコンセプトワードは「THE MOST IMPRESSION」それぞれの大会それぞれの現場で記憶に残る素晴らしいシーンを。
きょうの一枚
はじめてのRRMのガストン、1999年夏。長時間のハードライディング、シールドタイプのヘルメットなのだが、メガネの痕の傷がラリーの激しさを物語っていた。こうしたシリアスな表情も時々見せた。
 
故ガストン・ライエの没後1年を、氏と心の交流のあった友人たちの言葉で偲ぶ

ボクの免許証の入ったケースにはガストンの写真が入っている。それはスガワラサンがBTOU2005のプライズギヴィングセレモニーの時にボクのテーブルに置いたものだった。それまではほかの写真を持っていたのだが、何故だかその日からそのスガワラサンから託された写真に持ち替えた。
以前も書いたと思うけど、その写真はラミネートされていて、優勝者のガントルガが空けたモエ・エ・シャンドンが、シャンパンファイトではないのに結構激しく噴き上げ、その黄金色の雫がガストンの写真の頬にかかった。まるで泣いているように見えたのがおかしかった。
11月ガストンライエミーティングでのこと。こんなことを書いたら笑われるから黙っていたのだけど、富士山の見える美しい朝の朝霧高原。数枚のデジタル写真、ブリーフィングに集うみんなの頭上に、なにか天使の白い羽のようなものが写っている。まあそんなことを言うつもりは無いのだけど「ガストンも来てるよな」とそう思ったら、白馬のホテルのパーティでも・・・そんな不思議な力をも信じたいほどボクは、このことについていまだに受け入れられていないような気がする。
春木さんの好意で2月号のBTMに「ガストンに送る最後の手紙」を書いた。家族のもとへも送った。こんなに大きい喪失感を感じたのは、実は初めてだったということにも気付いた。
山田 徹
 

昨年のクリスマスイブに我々チームの壮行会が地元ミュルサンヌで行われる事になり、案内状をJP JAUSSAUD(ジャンピェールジョッソー)氏に送ったところ、彼からは病気療養中で来られない旨の手紙が託され、その文末にはSincerelyyours, I will look the result every days !!!と結んであった。
一昨年末ににガストン氏が全く同じ言葉を私に贈ってくれたのが、最後の言葉になってしまった。2005パリダカではカミオンクラスで総合2位を取ることが出来たので、病床にあってガストン氏も自分の事のように喜んでくれたと思っている。
そんなガストン氏を偲んで、昨年の北京-ウランバートルには、彼の写真を持って参加して一緒になってミスコースだらけだった。今回のパリダカでは室内に氏の写真を貼って参加していたら国際映像を撮るカメラマンが車内でインタビューしたいとの要望があり、質問が(通訳が来ているので日本語ですよ)終わったのでインタビューアにガストン氏の貼ってある写真を見せて(彼を知っていますか?)と聞いたら彼はキョトンとして知らない様子。カメラマンがそれを見て驚いてガストン氏のパリダカでの活躍などを長々と説明して。カメラマンがこの部分を映しても良いかと言って撮っていたのでフランスのTVには映ったかもしれません。
パリダカの英雄が後ろで見ているので今年も真剣に走り、彼のお陰もあって完走できました。彼の写真を持ってまだまだ走りますよ。山田さんよろしく。
追伸
JP JAUSSAUD氏はルノーに乗って1978年のルマン24で総合しました。それまでの6年間はドイツのポルシェをベルギーのイクスが乗って優勝したので、フランス国民が泣いた日と言われています。その後パリダカでは三菱のPX-33や日野レンジャーにも乗っています。
菅原義正
 

ガストンママの「ガストンの具合はかなり悪く、家族しか面会できないようです」とボクあてに記された小さなメモ用紙を、ふと目にしたのが2月6日のこと。少し黄ばんだメモ用紙が1年の月日を物語ります。
その小さな一枚がいつか誰かの手で捨て去られてしまっても、時に師の如く、時に友の如く、時に父の如く接してくれた、ガストンとの思い出が忘れ去られることはありません。
ルマンより愛をこめて
すがわらてるひと

2006/02/07 (火曜日)

日記を書き続けている人には分かりやすいと思うのですが、ボクの場合このOVが1年前または2年前のこの日、何をしたか?何を考えていたかが瞬時に分かり、さまざまな思いをめぐらせることができます。単に日記とは違い、どこか主張すべきことを中心に書くものです~、本当に自身のためにも有効なツールです。
昨年2月8日、OVを書いている時点ではフランスはまだ夜明け前だったのでしょうか。ガストンの訃報は、そういえば2月9日の朝に確認したのでした。その日から14日まで6日間OVが書かれていません。今日と明日はいつもよりもう少し、ガストン・ライエのことを思う日にしたいと思います。
さて2005年2月24日のOVをコピペ
「結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?」
ガストンは良くto be continueと言いました。「続けよう」今日の日のために皆さんにこの言葉を捧げます。続けよう
きょうの一枚
Rally Raid Mongol 1999からガストンライエのライディングするXR400Rと、あるビバーク地で砂の深いところがありました。そこで誰もがスタートでもがいてるのですが、ただひとりガストンだけが何事も無くスタートしていくのに皆ビックリ・・・しましたね。

2006/02/06 (月曜日)

四国路はもう春である。陽も長くなり夕日の色も赤みを強くし熱量も多くなった。クルマの中にいると外気温は冷たいのだろうが日差しの強さにあいまってポカポカだ。でもまあ今日は雨だけど。いまから心配なのは夏の暑さと渇水。いやあホント、真冬から春の兆しを感じはじめたと思ったら、もう猛暑の心配。でも皆さんも笑い事ではないはず。予言します。今年の夏は全国で40度を超えるところが現れます。バナナも松山でも出来るようになることでしょう。マラリアもついに発生。巨大台風は東京を直撃!!ゴメンナサイ・・縁起でも無いことばっかり書いて。
でもアメリカは記録的な暖冬でしょ。雪がなくて小麦の生産がヤバいらしい。あっ、ヤバイという言葉は「凄く良い」らしいので間違わないように。とても凶作の心配があるらしい。アメリカの小麦が凶作だとすると世界経済に及ぼす影響はどうなんだろう?きっと日本ではパンが食べられなくなるかも。いやまじで。
日本は厳しい冬になって、おかげで経済的には内閣府は、「12月は従来の景気拡大の要因に、気温低下によるプラス要因も重なった」とみている。んだって。でも今年はコートとか暖房器具が不足したってんで、また山のように作ってこんどは余るんだろーね。
ほんとに地球規模の異変は気象問題だけではなく、いや気象問題に端を発する問題がその大半を占めているのですが、またもや某超大国がイランや北朝鮮に対して仕掛け始めていますね。いや、是否論ではありませんが。その前に根本的な地球温暖化効果ガス排出抑制の決定的な取り組みをしてくださいな。いつまでも豊かで美しい地球と、ついでにモンゴルの大草原も・・・守ろうではありませんか。
きょうの一枚
伊予路に春を告げるといえば椿さん。そういえばあなたの街にも必ずあるのでしょうね「○○に春を告げるといえば○○」でこの縁起物がたくさん売られていて椿さんといえば熊手(お金をかき集めるという意)と宝船?俵船かも。まあ縁起がいいというのは確かにありますね。ボクも黒っぽい服ばかり着るのを止めて、ちょっとパステル系にイメチェン(これも古いね)しよーかねえ、春だし。

2006/02/03 (金曜日)

今日は節分。「豆まきをしよう!」と誰かさんが言っている。そんな古い歳時記の習慣を考えながら「先進に対して回顧主義は」を考えながら会社に向かっていた。古き良きものの再発見と、その台頭は30年前の未来学者やSF作家の想像を超えていただろうと思う。またこうしたムーブメントは「オジサマ」の時代の到来を物語っている。
SSERはオジサマ・オーガニゼーションと化しているし。ヒストリックエンデューロは年2戦のシリーズ化で、オフィシャルのはずの皆さんからは今年も熱いラブコール=醜い争いの的となっている。
最近たとえば大手カメラメーカーが相次いでフィルムカメラを止めると発表した(と思う)と今度はそれ呼応するようにフィルムメーカーも写真フィルム事業をやめると発表。
ひょっとしたらフィルムカメラは、死に絶えるかもしれない、そうLPレコードのようにだ。いや、まてよ最近ボクの周辺ではオーディオブームが起きている。みんな最近まではレコード針探していたのに、いまは高いけど良いものがたくさんある「やっぱレコードでしょ」「うーんi-podが最近のマイブームなのに・・・」でも振り返ってみればそのオーディオ界も珠玉の名品!なモノの大半はヨーロッパ製だ。
クルマやバイクは、どうだろー?いつも最先端のものを欲しがっていたボクは、ついにというかここ数年は古いものへの憧憬が急速に強まって行く。R1200GSの先進性よりやっぱ80よ!と思いだしたって。3.0CSなんてクルマはボクが20代の前半、家より高かった。天文学的な数字だったが恋慕の念は、最近再燃してきた。
で、コイツは最先端の極みではないと思っていたHP-2で走ると、「やっぱシンプルだねえ、燃料計なんて無いのが良い!と思っていたらインジケーターの中にコーションマークが点灯。「ホーッ、親切に」とすぐに燃料入れたから分からなかったんだけど、それからしばらくしてまた点灯。ほっておくと後続可能距離がディスプレイされる!!「スゴイ!やっぱこうでなくちゃ!」「???」先進の機能はもちろんユーザーフレンドリーだ。止まってタンクキャップ開けて薄くなった目でガソリンの残量見ていたって見えなかったりするしな。
オジサマの時代。その行先を予言しよう。オジサマはやはり絶滅する。今の若い者はオジサマにはなれない。それは若い時から諦観を持たないからだ。良くなっても「コジサマ」止まり。これは「コギャル」「コマダム」に続く新語になるよ、きっと。見ててごらん、どっかの例によって、あざといライフスタイル雑誌が使うから!使わないかもだけど。
きょうの一枚
なんか仕事に行き詰って!?気分転換に会社の裏のダートをひとっ走り・・・なんだかんだ言って、好き勝手にやってるのかもだ。

2006/02/01 (水曜日)

名言というには程遠いのですが「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」これはマンション会社の社長が国会の参考人招致での、国土交通省に対しての発言。いや、そんな話ではなくて、全くいい加減にして欲しいのはスパムメール。
気分よく出勤して「さあ、今日も一日頑張るぞー」とパソコンを立ち上げ、淹れたてのコーヒーの湯気越しにモニターに映し出される壁紙はモンゴルだったりHP-2だったり。でメールを確認すると「ギョヘー」と、半分か多い時には70%くらいがわけの分からないメール。特にサブジェクトが巧妙になってきていて、うっかり開くと、どれも同じような内容で実にばかげているのですが、もう朝のやる気は消失。これはきっと日本の働く男たちの仕事のモチベーションを下げさせる為の某国の陰謀ではないのか!?と疑いたくなります。「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」というのは、こういうときに使うのですよO嶋さん。
てなわけで、これの対策はどうなっているのか、誰か教えてください。ボクの推定では経済的損失は直接間接で年間約2500億円くらいに相当します。って全く根拠はありませんが。こんな違法なことが、いつまでも野放しにされるのでしょうか?
違法なことと言うと、世の中には実に氾濫していて「これくらいではいいのではないか?」というグレーゾーン。某ビジネスホテルチェーンの社長は「それは制限時速50kmのところを56~57kmで走っていた程度のことなので」状態は、どうも良いらしいというのもねえ。で、それで気になるのはやはり騒音測定。正確にできないのなら「やる意味はないのか」という議論。回転計を付けて最高出力回転の50%で云々」どうみても最高回転の50%くらいで加速して行っているマシンはないしなあ。違法と合法。その境界線のなんと曖昧なことかと思う。さらに合法ならばなんでも問題なし・・・というのもいかがか。オフィシャルミーティングでのヒトコマ。
騒音問題におけるボクの発言(いやこれは決定項目ではないので悪しからず)「嫁さんの実家の義理のお父さんが寝ている家の前で、夜の12時に30分間レーシングしてOKを貰ってきたらクリアということにしよう」「独身の人はどうするんでしょう?」
そーだ。30代男性の40%が独身なんだってね。なるほど、「だから騒音問題が決着しないんだ」「???」ごめんなさい月初めそうそうに。
「もー、いい加減にして欲しいですね、まったく」って言われないようにお互い気をつけましょうな。
きょうの一枚
1984年パリダカール、ガストンとティエリー・サビーネ。もうすぐダカールか?ガストンは輝かしい初優勝の直前の姿。多分ニジェール川のハシケの上じゃないかなあと思われます。ガストンの横はオリオール、腕だけ見えてるのはR.ロワゾー、この年はJC.オリビエの一つ前、総合5位でフィニッシュ。

 

Organisation Voice 2006/01

2006/01/31 (火曜日)

いよいよ明日から2月。いやほとんどの方は今日は2月1日でしょうか?日経新聞の新しい連載が今日(2月1日)から始まります。「世界を創った男チンギスハン」堺屋太一著です。最近は経済小説ばかりと思っていたのですが、堺屋先生は大張り切り「えっとラリーは8月だった?」「そうです8月の5日から15日です。」「うーんと、そのころチンギスハーンはどこにいるかなあ?」「どこにいるう?」連載小説のお話でした。そんなこんなで今年からモンゴルブーム!
ところでTOYOTAのホームページに横田さんたちチームACPのエコチャレンジ2005の様子が克明に!紹介されています。さすがはTOYOTAなのでビックリです。が、なんか時間がかかりそうな予感も・・・
http://toyota.jp/hv/entrance.html?intohsd.toyotajp.special
ところでBTOU×10の第8回目は、なんとゾーモットでヘリフライトを!というとんでもないアイデア!でもぜひ空から見てみてください。この日はレストデイをかねたような短めのループコース。西にルートを取るとアフリカみたいな風景、砂漠の中に飛行場の跡がある、なんて場所もあります。さらに×9では無謀にもビバークに冷えたビールうう?実現しないと思うけど。いや冷えてないのなら用意できるのですが、果たしてその結果をご期待下さい。
きょうの一枚
スガワラサンのパリ土産。VSD・・・「空港で見つけました。懐かしいね」のコメントつき。「あれ、この号ボクも持ってるぞ」と中をぱらぱら見ると、中は最新号でした。そーかそういえばティエリー・サビーネも今年20回忌なんだ。時間が経つのは早いもんだねえとしきり。そういえばもう間もなくガストンも1年になるしなあ。それにしてもこの写真、ティエリーの決めカット。付録を見るといきなりガストンとティエリーが出てくる。たまりませんね。

2006/01/30 (月曜日)

この週末はオフィシャルの長時間にわたるブリーフィングが開かれました。21年間にわたってSSERを支えてきていただいた皆さんの貴重な意見の数々に、励まされるようにさらに研鑽を積んで行きたいと思うのでありました。開催数が多くなってきたいくつかのイベントを見直したり、騒音問題で揺れる車両規則と検査のありよう、また現状のこうしたイベントが内包する種々の問題点が浮き彫りにされていきました。
で、まだ未発表ですがヒストリックエンデューロは年間2戦のシリーズ化!スーパーNとグループNに併催される予定です。車両はナンバープレートが必要です。また2戦を通じて車両変更ができないなどを織り込みたいと思います。1984年までに生産された車両で1983年は-5秒と1年につき5秒のハンディが与えられ、スタートは1台ずつ。SSは2本のフラットダートのみで難所などは用意されません。さあて、こぞってご参加下さい。
きょうの一枚
バルセロナに住む知人からメールとたくさんの添付写真が届きました。先週末のことです。歩いていると大聖堂あたりが賑やかなので、ナニゴトと思って近くまで行くと、ラリーカーがたくさん!!でも良く見るとヒストリックカーばかりスタートランプには「ラリーモンテカルロ・ヒストリック」おそらくですが○○年までのモンテにエントリーしていたマシンか、同等のマシン!でのラリーのはずです。ゴルディーニやアルピーヌ、シトロエンDSらの姿が。「男と女」のシーンを思い出させるような雨。ヨーロッパってここはバルセロナなのですが、かなり熱い!オジサンたちがいっぱい居そう。なんてたってオジサマの時代だからねーっ。

2006/01/27 (金曜日)

かなり内輪の話ですが、この週末は松山でSSERのスタッフの会議があります。21年目のSSER ORGANISATIONのあるべき姿と諸問題について話し合いがもたれます。ボクは誕生日なので、みんなからプレゼントを貰うための「仕掛け?」と見る向きもありますが、それはまあ想像にお任せということにしましょう。
自分へのプレゼント!と言うとやはりHP-2でしょうか?もう結構ガンガンと乗ったりする年でも身体でもないので、お叱りを覚悟でロングツアラー!化計画に取り掛かっています。「それなら1200GSで良いじゃないの!」という批判も聞かれそうですが、キッパリ!全然HP-2宣言をしておきます。ツアラテックにWランプのスクリーンがあるので、しかもキセノン、どーしよーかなー!と日々悩んでるんです。いらないと思いつつ頼んだタンクバッグやテールバックも届いたりなんかして・・・ますますツアラー度を高めていきます。
TBIの試走に出かけるとすると、クルマも同行するでしょうから、まあほぼ手ぶらでは走ってもいいのでしょうが、やっぱマップホルダーは付けなくっちゃ。ICOの代わりになるマルチコンピューターみたいのはないんでしょうかね。ツアラテックのサイトは充実しているなあ。ガストンが良く「トラテックの社長は友達だから、何でも言ってね。」とよく話してたんですがトラテックがツアラテックのことだったと気がついた時には・・・・・それとパリダカで優勝したときに「カッチェ」の時計を副賞としてTSOから貰ったんだ。「カッチェ、知っているよね!?」と文字にしてみたらカッチェがカルチェのことだと言うくらいすぐに分かるんですが、会話の中のカッチェは「???」「えーっカッチェの時計知らないの?」と歩くモノマガ男といわれていたボクに・・・聞くのでありますよガストン先生が。「パシャ?それともタンク?」くらい言ってやったのに・・・・・そんなガストンさんの1周忌ももうすぐ、お嬢さんからは1984年に始めて優勝したときのライディングスーツを贈りたいという申し出がありました。とても嬉しいのですが、また1年前を思い出してグスン。
きょうの一枚
誰がいつの間に撮ったかマイHP-2!!手に怪我をしたパリダカ帰りのI崎君に電話で自慢してたら「BTOUに貸して下さい!」だって。やっぱモンゴルの試走にもってくのはやめとこーかなあ!?

2006/01/26 (木曜日)

我が家の近所の山が火事!!雑木に覆われた標高130mほどの山で、その名前を御幸寺山といいます。「ミキジサン」が呼び名で、北麓の市街地側に護国神社があり、万葉園というささやかな公園があります。まあちょうど風水で見れば適当だったのでしょう。少年期のボクはこの山で育ったといっても過言ではありません。
家からも徒歩で5分くらい。種田山頭火の庵もこの山のふもとにあり、西のふもとには日露戦争時代のロシア人捕虜収容所があり、いまではそこはロシア人墓地になっています。山頂にも小屋があって40年近く前ですが、ひとりの老人が住んでいるようでした。その後しばらくは、その人が山頭火だと思い込んでいたくらいです。石楠花が山頂付近に植生していて、大人はそんなはずはない、というので葉を持って帰って驚かせたこともありました。
「わが庵は、御幸寺山すそにうずくまり、お宮とお寺にいだかれている。老いてはとかく物に倦みやすく、一人一草の簡素で事足りる。所詮私の道は私の愚をつらぬくより外にありえない。
おちついて死ねそうな草萠ゆる。
山頭火は、一草庵をこのように表現している。お宮とは、御幸寺山麓にある護国神社であり、お寺とは一草庵を借りている御幸寺の西に竹薮を隔ててある龍泰寺である。一草庵での山頭火は、ゆうゆうと水の流れるごとく澄みきった心境で句作にうちこんだ。
朝は澄みきっておだやかな流れひとすじ
夕焼うつくしく今日一日つつましく
昭和15年10月11日未明、念願のころり往生を遂げた。享年59歳。」
つまりボクが見かけた人が山頭火である筈はないのであります。ちなみにボクが通った中学校は「御幸中学校」といいます。御幸という言葉はいわゆる天皇の行幸のことで、古くから道後温泉にほど近いここには行幸がしばしばあったようです。596年には聖徳太子も来たという言い伝えも残っていて、まことに由緒正しいことです。で、そのミキジサンの中腹にロックゲレンデがあります。ロック・・・とは僕たちが勝手に名前をつけたものですが、標高差20mから最大で30mの岩が露出していて、日がなクライマーや探検部員らが練習をしています。大きなスラブもあれば、しっかり張り出したハングもあって、中学から高校時代のボクはここで6年間過ごしました。岩場の上からは雑木の木立の頭越しに松山市街と道後温泉、海も見えれば、自分たちの学校も見渡せます。もう数十年も登っていないのですが、今度行ってみよう!と
山頭火のボクのすきな句
道がまっすぐでさみしい
誠に紆余曲折が好きな今日このごろでありました。
BMWBIKESを久しぶりに買いました。まだ斜め読み!ですが「80G/SとHP2」がどうしたこうした・・・と書いてます。読後感はまた・・・。
きょうの一枚
「道がまっすぐでなくて愉しい」チーム山頭火は剣山を行く!

2006/01/25 (水曜日)

「質実にして剛健」
数日間書いていたプレゼン用の企画書がまとまり一息つきました。「スポンサー企画書?」「残念でした。」ラリーの関係ではありません。で企画書の内容を他に話すことはできないのですが、我々がもうすぐ迎える近未来の価値観を今の時代のキーワードを元に解き明かし、その時代のコアたる生活者の動向を推測して行こうというのを書いてました。・・・なんのこっちゃ、でしょ。でもこうした企画書作りは、かなり本業の中心的な部分なのです。
でその企画書にある近未来のライフスタイルについて。まあ今の流行で言うところのロハス、エココンシャスとかがお決まりのワードで出てくるのは不可避ですが、最近ボクが多用するのが「エキスペリエンツ」これは堺屋先生の近著「エキスペリエンツ7」から来ているのですが、そこは「団塊の世代」という言葉を作り出した堺屋先生の慧眼に心酔しているという贔屓目な部分はあります。(最近はお目にかかってお話しする機会も多い堺屋先生)でエキスペリエンツとは、まあ一線で働いていた団塊の世代のことだと思ってください。彼らが定年退職を迎える時代がやってきているのですが、高度成長期と数度のオイルショックやバブルとその崩壊・・・実に多くの経験(エクスペリエンス)と知識をお持ちです。
55歳とか60歳とかはまだまだ若く、これからさまざまな挑戦も可能です。そうした人たちは、もうブランド品に目を輝かせたり、安易な儲け話に飛び乗ったりはしません。いや、するかもですが。
そこで質実で剛健、ブランド品よりも素晴らしい日本の美術品や日本の風景、歳時記に生きる古くからある日本人の暮らしと価値観、質実な暮らし。まあ質実とは質と実とがマッチしているということ。株式時価総額と総資産のバランスが取れていることかもしれません。100円の価値の株が700円もしたどこかとは違うわけです。
菅原さんの映像がサンデースポーツでたっぷりと放送されていました。見られた方も多かったことでしょう。彼は何故リタイアしないのか?1988年にテネレでリタイアし次の年から完璧なんですね。そういえばその時、ボクはその現場を通りかかりました。最後のリタイアの目撃者なんです。360度遮るものがないテネレハイウエイ、ジャドからアリットへ向かう700km超のステージ。一斉スタートでした。トップグループ・フロントロウ?には、アリ・バタネンやユハ・カンクネンらフライング・フィンのプショー「クーかっこよかった」もちミツビシはアンドリュー・コーワンやシノヅカ、ちょっと勢いで負けていた。に混じってダフのデルーイ。2列目にはダフの2号車、スタート直後は、なんとダフが先頭を走っていた。
そのダフの2号車が何もないように見える大砂漠のわずかばかりのバンプに180km/hで突っ込んだ。いやその瞬間は見たわけではないのですが。フルサイズのカミオンの大前転のエネルギーは凄まじかったのでしょう。ナビはシートごと放り出され、車体の破片は周囲に延々と飛び散っていました。
その右手を走り抜けました。しばらく走ると、菅原さんのライトブルーグリーンのパジェロが止まっていました。ボンネットを開けてエンジンルームに頭を突っ込んでいました。
「大丈夫すか?」
「うーん、ぜんぜん大丈夫。それよかミツビシのカミオン見なかった?」
当時はミツビシのプライベート参加者向けのパーツ輸送カミオンが走っていました。デポジットを入れておくと純正パーツが任意の地点で受け取ることが出来ました。
「いや、ボクたちよりは後ろですが・・・」
とにかく見渡す限りの大平原。ピストは数百キロ先では合流するものの、隣のピストを走るラリーカーも砂煙さえ見えないほどです。
大丈夫だから行け!といわれるままにスタートしたのがラリー中に見かけた最後でした。大きな事故があったのでカミオンバレイがすぐにやって来て、強制的に乗らされた、という話はダカールで聞きました。電気系統の時間さえあればリカバリー出来たトラブルでした。リタイアという事実は残りましたが、「それは悔しいですねえ」というボクに「まあ仕方がない」と実にクール。見習いたいものだなあと思いました。それ以来いやそれまでもですが、菅原さんはトラブルの発見とそれ以前にどうやってトラブルを未然に防ぐか?という考えと行動に心血を注いでおられました。まあリスクマネジメントのプロフェッショナル!なのであります。どうすれば17年連続完走ができるのでしょうか?という質問をする方は多いでしょう。NISSANも早くからこうしたマネジメントの力とコラボレーションするべきだったのに、と思います。
エキスペリエンツ・・・経験者たち。これからは口先で勝負する人たちは淘汰されて行き、実行力と経験値の高い者たちが正しい評価を受けるはずです。
きょうの一枚
ゲルの中です。天蓋は外部から開閉でき換気や温度調整ばかりか天体観測にも?大いに役立ちます。柳の枝で作られた無数の梁は、まるで宇宙暦のようで・・・・幾百年もハーンたちが戦略を練り何に突き動かされてか世界征服の野望を紡いだのもこのゲルの中です。

2006/01/24 (火曜日)

もう1月も終わろうとしています。まもなくモンゴルは旧正月、空港近くのゲル群の煙突が吐き出す煙が、空に昇らず地表に留まり航空機の視界が遮られ空港が度々閉鎖されるという騒ぎが起きるのも今の季節です。氷点下35℃とか40℃の世界って、それはもう特別な世界で、モスクワが氷点下30℃で大騒ぎになっているところを見ると、モンゴルは逞しいなあと思わずにいられませんね。でそんなこんなで日本もこの季節が最も寒いのでしょうが、梅の便りが届くのもこの頃。正月のことを梅春というのも、旧暦から来ているのでしょうか?やはり旧暦のほうが日本人の文化や季節感、歳時記などにベストマッチですね。もう一度日本を見直す!という運動があるなら、いやあるんですが旧暦について考えればいいでしょうね。アジアをひとつの経済圏にしたいならば、アジアの暦をどうするか?ですね。そういえば長崎のランタンフェスティバル、もう一度行ってみたいものです、もうすぐですよね。そんな旧正月近くの松山も、朝晩は驚くほど寒いのですが、日中は暖かくやわらかい日が差しています。風さえなければバイクに乗るのも気持ちが良さそう、ですが忙しくて。
話があっちこっちしますが、オーストリアは凄い猛暑なんだそうですね。シドニーも連日40℃を超える記録的な毎日だとか。もうまもなく世界がアメリカと中国を経済制裁しなければならなくなりますよ。世界第1位、2位の温暖化効果ガス排出国たちが京都メカニズムを守る気がないんですから。しかしそのふたつの国ももれなく地球温暖化による猛威にさらされているのも事実です。巨大化するハリケーン、留まるところを知らない砂漠化。砂と水の惑星になってしまいそう。こりゃちょっと大げさ?
SSERも初心に帰って、さらに環境コンシャスなあり方を模索します。これまでのように一年草の草ケナフなどの非木材紙を全ての紙関係の制作物に使用することや植物起源のインキの使用などを社内レギュレーション化、まだまだ環境問題で「ボクタチノデキルコト」を進めて行きたいものです。
さて、そんなことを考えながらもSSERは今年も頑張る!プレゼンテーション2006の日程と会場が徐々に決まってきました。北海道もボチボチですがご参加いただく方からメールを頂いています。いや思ったより皆さんにご興味をお持ちいただいていて、大変嬉しいです。出来れば雪祭りの時に行きたかった・・・「コラッ!」「いや、だから出来たら、だって」と、頑張って寒い冬の間に動き回って、大勢の皆さんとお話がしたいと思います。ヨロシクデス。
きょうの一枚
オボーと言います。まあ簡単に言うと「石積み」とか「ケルン」なのですが、チベット仏教を信仰する彼らのもうひとつの土着宗教のようなものでしょうか?いやこれもチベット仏教のひとつの様式なのでしょう。チベットではタルチョと呼ばれる神聖な青い布が、オボーに突き刺さった柳の枝?に巻かれています。むかし戦いに行く男が、村を出るときに村はずれの丘に石をひとつ積みます。戦いから帰った男は石を一つ持ってゲルに帰ります。残って積み上げられた石の数は、戦いから帰ることの無かった男たちの墓標でもあるわけです。むかし話ですけど。鷹が魂を運んで帰ってくれて、オボーの上をクルリとひと飛びするのだそうです。今もモンゴルのラリー参加者は、一つ目のオボーを右回りに3度回って出かけます。もちろんSSの中ではしません。すればいいのに。

2006/01/23 (月曜日)

「一罰百戒」
もうはるか昔、それはまだボクがサラリーマンだった頃。その当時勤めている会社に公取が入った。結構な新聞沙汰になった。その時は同業他社の大半が事の大小はともかく同じようなことをやっていた。新聞には「一罰百戒」の文字が・・・ひとつを罰してそのほかの多くを戒める、というものだった。まだ若いボクは「???」な感じだった。違法行為をしているというのなら、その行為者全てを捜査し検挙すべきだ、と思った。
そんな言葉をぼんやりと思い出していたら、今朝のTVで東京地検の元検事が「一罰百戒」という言葉を使った。マスコミが言うのならまだしも、その立場で言うのか?なあと。でももうリタイアして詳論家になっているから良いのかなあ?つまりひとつを罰している間に、同じような違法行為をしているところは、もう止めなさいね。という意味であり。証拠とか隠蔽しちゃいますよね。良く聴く言葉じゃないですが、スピード違反の取締りの光景に少し似ていて「みんなやっているのに、ナゼボクだけ!不公平だ。」
新興企業は針の穴のようなニッチに、その生存をかけるケースが少なくありません。いやむしろ法すれすれのことをしなければ成長はないのかもしれないという事実。ゆえに各大手企業も「コンプライアンス」を念仏のように唱えるのではありますまいか。スローガン・・・それは今出来ていないことの証左に過ぎないのでありますな。
「第3の権力の勢い」
そんなことはないと思うのですが、もしも、あくまでももしも!ですよ。ライブドアが司法の場で「法の範囲内だった」と判断が下ったとしますね。そんときはマスコミはどうするのでしょう。株価を押し上げたのもまあマスコミなら、落としたのもマスコミでしょう。司法判断を待ってから報道してはいけないのでしょうか?これこそ風説の流布の疑いがもたれます。風説の流布・・・昔から兜町の風雲児!などともてはやされた輩が、必ずといっていいほど落っこちた陥穽。いい気になっていいたいこと言い放ってなったケースと、多少意図的に放ったケースがありますね。でも途中からはマスコミが流すわけですからね。まあJAROみたいなのが必要なわけですね。
「さて、SSERプレゼンテーションのツアー」
寒さに負けず!北海道を皮切りにSSER2006全国プレゼンテーションがもたれます。皆さんぜひよろしく。懇親会もね。どうも今年はモンゴルブーム元年!の気配。映画「蒼き狼」も面白そうだし。800年祭もそろそろ本格始動。昨日はカナダからモーターサイクル誌が届いた。ローレンスさんのレポートによる数ページに渡る詳細なレポート。通りでカナダからの資料請求が多いんだ。
きょうの一枚
スタートに翻るフラッグ。モンゴルでは風が強いのでこのようにしか張れないのですが、今年はメッシュの横断幕を検討中ら。

2006/01/20 (金曜日)

年が変わると、時間が経つのが加速するように感じるのはナゼでしょうかね。1月はいぬ(方言でしょうか?)松山では「帰るよ」を「いぬよ」高じては「いんでこうわい」・・・凄い言葉です。そう告げて帰ったら「すぐ戻ってくるものだと思って待っていた。」なんて話は枚挙にいとまがありません。しかし「いぬ」という言葉は方言ではなく古語なのだと思いますね。「・・・あはれ今年の秋もいぬめり」と万葉集にも歌われています。いや、そんな日本語の話をしようと思ったわけではなくて、とにかく時間が経つのが早いという話です。「ああ、明日は13日の金曜日かあ!」と思ったのは昨日のような気がするのに、今日ったらもう20日の金曜日・・・昨日も出張、今日もこれから関西に向けて出張。夜帰っては遅くまでデスクワーク、現実はなかなか厳しいです。でも厳しいといえば、やっぱホリエモン。厳しいのでしょうが、これまでのことも今の心境も、ほんの少しですがよく分かります。ただし正と負の広報戦略がやや未成熟な感じがします。ちょっと変ですが見習うべきは松下の広報戦略。愚直さを日本人は好むのです。または判官びいきとか、ね。強い自分を演出してはだめです。弱く見えて実は強い。貧乏そうに見えて実は豊か。不勉強そうに見えて人一倍の勉強家・・・・・リベンジを期待しています。
さて、もう週末、天気がいいとHP-2で。・・・で、ボクのは皆さんのと仕様が異なるのか?サスは固くないし良く動くんですけど?足も普通に着くし・・・えー、これがコース専用のマシン?スクリーン付けてビッグタンクにしたら、どこまでも走って行けそうな気がするんだけどなあ?保安部品はずしてエンデューロコースぐるぐる回るの?これで?
いや大丈夫、エアも9キロで、ザクも出てるよ。
きょうの一枚
TBIといえば四万十川。という事はTBIへのお誘い。BTOUX10のコーナーもTBIでBTOU!みたいなお話がNEW!でアップされています。でも最近のTBIで四万十川は夜だったり、掠める程度だったり・・・昔のように河原のCP!します。

2006/01/19 (木曜日)

モンゴル建国800年記念イベントに加え、角川春樹復帰第1作「男たちの大和」に続く第2作「蒼き狼・地果て海尽きるまで」の制作が発表されました。http://www.sanspo.com/geino/top/gt200601/gt2006011401.html
公開は平成19年、壮大で素晴らしい映画になることを期待しています。
 
そんなモンゴルはムッホからのレポートにもあるとおり、政変に揺れています。もともと与野党の議席数が拮抗していて、確か1議席の違いだったか?で、連立内閣を作ったのでしたが、やれ選挙違反があったとか、集票にインチキがあったとかって長期間にわたり紛糾していました。今月に入ってバス運賃の値上げに端を発したデモや、新首相予定者に対する反対のデモなどが頻発。それは資本主義経済になって如実になった富裕層に対する、低所得階層や貧困層による不満をエネルギーに拡大の様相を見せています。それでももうすぐ旧正月を祝うモンゴル国民にとって大切な時。収拾がついて建国800年を記念する新しい年(旧暦の)を迎えられることを節に祈っています。また世界に伝えられなかったのですが、1991年、この国は無血クーデターで民主化を勝ち取った稀有な国です。残虐で殺戮を好んだように喧伝されるチンギス・ハーンの末裔たちですが、いやいやその実は正義感に溢れクレバーで優しい人たちなのです。
きょうの一枚
ヘリに驚いて逃げる馬たち。ユーラシアの文化を語る上で、いやモーターサイクルができるまでの長い時間を考えれば、馬たちの存在は計り知れないほどに大きい。

2006/01/18 (水曜日)

「PRESENTATION 2006」
お待たせしました!SSERでは“プレゼンテーション2006”と称しまして、北海道をスタートに全国(といっても札幌・東京・名古屋・大阪とあとウランバートルですけど)説明会を実施します。ナンノ?かというとBTOU2006をはじめ今年のイベントや社会活動?などについて、皆様と意見交換会をしようという試みです。SSERの2006にかける意気込み!を感じていただければ!との思いです。第1弾は札幌で、2月17日金曜日です。ぜひお誘い併せの上お越し下さい。夜は懇談会?!などできればと。
さて昨日から大問題のライブドア・・・昨日読むと僕の意見(OVのね)も一理あるなあという感じけど、さらに一夜明けると「???」な感じになってしまいました。浅い見識でモノを言うのはだめですね。異常なほどに急拡大する市場に警鐘を鳴らした検察にこそ拍手すべきだったんでしょうか?100円ほど株価が落ちて時価総額で1000億円ほど資産が減ったというのもヘンテコリンな話ですよね。
忙しくて首も回らぬほどの僕は昨日ネット上でTOURATECHにパーツ注文!丁寧な回答メールが2回も来て商品のエステメイト・タイムの記載もある。「あー忙しい!」で、何を買ったかというと、それは内緒。
「まままさか、BTOUの試走にもHP-2を持ち込もうとしてるんですか??」
「それは、刑事訴追の恐れがあるのでお答えできません」
「じゃあマップホルダーステイや・・・に・・・は、いつ使うんですか?」
「その件も答弁を差し控えさせていただきます。」
いいだろうねHP-2でモンゴル、きっとみんなもう反対だろーな、モンゴル。よしっ、身体を鍛えて、文句の出ないようにしてやろう。
「えっ、そんなんで反対してるんじゃない?!」
きょうの一枚
あーあ。こんな青空が恋しいなあ。でもきっと夏は未曾有の猛暑。連日40度を超える日々・・・そんな時はやっぱりモンゴルよね。へへっ。

2006/01/17 (火曜日)

「ライブドア家宅捜索」という見出しが躍る今朝の各紙!このところ少し名前を聞かなくなったなあと思っていたホリエモン!ライブドアオートはどんな調子なの?と思っていたホリエモン、「好き!嫌い」論もかまびすしかったホリエモン。でも良くも悪くもこの2年間あまり、彼の大胆な行動と発言で日本の市場経済というか資本主義社会に風穴を開けた功績は認めずにはいられない。しかしこうした家宅捜索が全てのTV新聞などでトップで報じられ、かつ耐震偽装捜査以上の大規模な地検の動きに、恣意的なものはないと信じたい・・・のだが、実はどうなのだろう。
メディアという権力は現代においては、計り知れないほど大きい。疑わしきは罰せず、司法の判断も、疑わしいので家宅捜索に入ったというだけで「急ぎすぎた急成長!堀江式錬金術にメス!ライブドア失墜!」朝のお茶の間では「回復しがたいダメージで・・・」と叩いて屠る構えを見せる。確かに「法に触れなければ・・・」という彼の発言に眉をひそめていた「力」がついに立ち上がった!ともいえるのかも。しかしそれにしても検察もメディアも大げさすぎる。1月17日の新聞の紙面をこれで埋め尽くすのには意義がある。耐震偽装の証人喚問は奇しくも阪神淡路大震災の記念日だというのに。豪雪被害による死者数が100人を超えたというのに。そんな今朝の関心事は、多くの人は(ボクもだけど)株価の話。
気分直しに昨日に続いて「リークNEWS23」
昨日のSSERの運営会議で、沢山の事が決まった。そのひとつには「BTOU2006に初参加する方をTBI2006にご招待!」するというもの。まだまだこれに似た続報もゾクゾク!!で発表される予定の内容をリークすると以下の通りだ。「1995年ラリーレイドモンゴルとしてスタートしたこの大会も今年で10回大会を迎えました。ルートブックによるナビゲーションは、思いのほか簡単?で楽しい!なのですが、それでも若干の個人差があって、どうしても慣れは必要です。そこでRRM、BTOUに初めて参加される方を対象にTBIにご招待!まずルートブックナビゲーションをマスターしておく!というプレゼント!今年だけだからね。」という事などをはじめ10項目の・・・BTOUをとりあえず10倍楽しむ方法がスタート予定、流石に100万倍!は言い過ぎたんちゃいますやろか。
きょうの一枚
TBI2005・・・最終日のCP、この日は2箇所のCPはいずれも山の上からの景観が楽しめました。一つ目は雲海でふたつ目は本当の海が。今回の集合場所はどうも奥道後ホテルになる予定、ワーイ!

2006/01/16 (月曜日)

ダカールもラックロゼにゴールし、今年の大会も閉幕しました。見事にゴールされた方には、心より「おめでとうございます。」とお祝いを申し上げます。そして途中で不本意なリタイアになった方の健闘も讃えなければなりません。さまざまな思いとドラマが在ったことでしょう。
今でこそお茶の間からは随分と遠ざかってしまった感のある「パリダカ」一時期はそれは盛り上がったものでしたのに。ヨーロッパは再びパリダカブーム、それは世界にも広がり北南米・中国など参加国や参加人数はまだ増加中。アフリカの参加者も少なくなくなりましたね。日本ではかつてのF-1ブームもそうだったように実に熱しやすくさめやすい日本の国民性。それはメディアなどの体質的なものもあるのか知れませんが、やはり日本人の性向、何かと考えさせられることです。まあ費用対効果や視聴率などと違うところにある、こうしたイベントに更なる夢を持ちたいものです。そして4輪部門で未曾有の連勝記録を作るのは日本のメーカー!!「まあ宣伝だから」と切り捨ててしまうには実にもったいないくらい、走る姿も風景も美しいではないですか。
来年はキムタクでも乗せればどうですか?エッ、キムタクじゃあ古い?!
それに頑張ったのはVW、実に大健闘。トゥアレグもだんだん完成域に、ミツビシのL・アルファンにナニゴトかあれば、VWのドヴィリエに勝機はあったはずなのですが。そういえばMOTOもAUTOもチャンピオンたちにナニゴトかが起きて、勝つことの困難さを見事に演出してくれました。これがモータースポーツの持つもうひとつの面白い側面ではあります。
NEWS・・・追って公式的な案内としての続報があると思いますが、BTOUの北京のホテルが決まりました。ボクの執念にも似たお願いが利いて「北京飯店」あの天安門、故宮のすぐ東にある中国の近代史におけるさまざまな国家的な会談などが繰り返された場所。外観はそうでもないのですが、一歩足を踏み入れるとオールドチャイナの空気が、それは気持ち良く2005年夏もみんなが故宮観光に行っている間に、ここでひとりくつろいでいました。いるだけで歴史を感じられる空間、そして徒歩数分で訪れることのできる世界遺産・・・・・レセプションのオーダーには京劇と胡弓の演奏。翌日はエアで出発。
きょうの一枚
その故宮。いつも絵葉書みたいな写真しかないので、と探していたら石畳越しに紫禁城の瓦屋根。幾世代も踏み削られた石畳はパリのそれもベルサイユ宮殿のそれも、そして故宮のそれも同じ悲しさを感じさせます。

2006/01/13 (金曜日)

「やっぱりイリトラックのトラブル!」
ご心配をおかけしました。とボクが言うのもおかしいのですが、スガワラサンはキッチリと走っていました。やっぱりイリトラックのトラブルでした。もうイリトラック見るのは止めようかな。まったく罪なシステムです。完全でないのならサービスは考えるべきかもですね。いや、それでもあったほうが良いのは間違いないのですけど。
で、そのスガワラサンは総合5位に浮上。クラス1位で2位にビスマラ、3位にテルヒト、とこれらのタイム差がまた微妙で、ハラハラですね。今日のステージ13、ここが最後の勝負どころ、タンバクンダに着けば、もうダカールはソコです。頑張れテルヒト!ビスマラを交わせ!と思うんですが実際のところの状況は分からないので。
さて話は変わることにして、最近のボクの興味はSF。といっても小説の話ではなくてスターフライヤーという新規参入のエアライン。デザインの業界誌などでは早くから取り上げられていたこのSF、機材をはじめボー ディングパスなどの周辺ツールなどは言うに及ばず、完璧にデザインオリエンテッドな、しかもトム・フォード時代のグッチを彷彿とさせるようなクリエイティヴ・ディレクションぶり。素晴らしい!のであります。が実は気になるのはマーケットとの整合性。いや楽しみですが、この続きのお話はまた。
きょうの一枚
今日の一枚は「なーんだロシア製のバイクの紹介だな!」と思ったあなた。正解です。がしかしピストは左にありますが右手には水によって浸食された穴というか割れ目というか、が覗きます。3台目のバイクの少し先にはピストの上におそらくワンコーションくらいの穴があるはずです。ほこりの中を右手から追い越しに掛かった場合は、おそらくその穴は2コーションか、ひどい場合には3コーションにまでなってしまいます。そんなお話がしたくて、こんな写真。

2006/01/12 (木曜日)

今、日本時間は20時。朝から1分も途切れなかった打ち合わせや会議が終わってホット一息。で専用?モニターではパリダカの位置情報サイトが、不穏を告げているではないですか。今日12日ステージ12は、マリの首都バマコからギニアのラベという町に向かう800kmを越えるロングステージでしかも最後のマラソンステージの1日目。最後の最後の山場といって良い。GMTは11時。朝の197kmのリエゾンをほぼ全てのマシンが消化して、DSSつまりSSのスタート地点に到着し、さらにとっくにスタートが始まったというかスタートは終わってる。てのに、スガワラサンの501はリエゾンスタート18kmの地点で止まったままになっている。2号車はもうDSSを後に70kmほど進んでいる。よくリプレイして見ると18km地点には2号車も20分近くストップしていたことから2つのことが考えられる。ひとつは回復不能な深刻なトラブル!もうひとつは位置情報システムイリトラックのトラブル。数日前も似たようなことがあった。ところが少し気になるのは数日前からトラブルを抱えていた傾向がレポートされていたことだ。ちなみに5位にいるタトラの名ドライバーであるロプライスもNO INFORMATIONと表示されている。クラインシュミットはスタート直後に立ち往生している模様。マラソンステージだけにリタイアの可能性は大きい。スガワラサンもイリトラックのトラブルでなければ、相当に厳しい状況に追い込まれている可能性がある。DSSはまもなくクローズされてしまうからだ。「イリトラックのトラブルだった」という事のみを祈ろう。
TOYOTAの浅賀さんは昨日のSSでクラッシュしてフロント周りにシリアスなダメージを受け、大幅にフロント周りの変更をした結果、無改造クラスから改造クラスへ変更を余儀なくされ、「昨年のプロダクションクラスウイナー浅賀はタイトルを失った」とコミュニケにある。1-2-3を狙うトヨタにはアイタタタ・・だけど、まあ無事リカバーして走っているのならば良しだ。もうあと少し、全ての人の健闘と無事を祈りたい。
きょうの一枚
モンゴルの道。好んで良く使われた写真です。

2006/01/11 (水曜日)

最近なにか文章が上手く書けなくなった気がする。昨日のOVも実に文章としては伝えたいことが書き綴られていなく、不必要に長いだけなのである。忙しいから!なんてのを言い訳にするなんてつもりもないが・・・心を入れ替えて書くことにするぞ。だいたい最近多用しているこの・・・・・がいけない。面倒くさくなって表現しきれないために、ニュアンスでしか伝えられなくて、文章側が最低必要な表現力を読み手に委ねてしまっているといっていい。という反省に立って。トータルでクオリティの向上に努めて行きたいものだと思う。
さて今日もパリダカネタは、カミオンクラスのお話。実はスガワラチームの最近の強力なライバルは、メルセデス・ユニモグに乗るイタリア野郎のヴイスマラなのである。これは昨年も書いたような気がする。かれは昔はレンジローバーで走っていた。今は同じU10000ccのカテゴリーでカミオン部門で激しいデッドヒート中。2台のHINOの間に割り込んでいて、一時は1号車に急迫。2号車のテルヒトは、これに強烈にプレスをかけて1号車を安全圏内に逃がせようと必死の姿がうかがえるのだ。そこに落とし穴がないことのみを祈りたい。そして最後半のタイトでツイスティなピストでモンスターカミオンたちに1号車肉薄させるべく虎視眈々である。その時も機動力のあるHINOに立ち塞がるのは老獪ヴイスマラのユニモグであろう事は間違いない。このようにどの参加者にも、じっくりと観察しなければ見えないドラマがある。近年のこのカミオン部門の闘いは、実に凄みを帯びていて玄人受けするモノなのだと思うが、玄人筋のないメディアでは気がつく由もなく、実に残念としか言いようはない。
暖かくなってきた。んで年末には届いていたHP2にボツボツと乗り始めることにした。実は2002のパリダカのあとボクの4年間というものは、寝返りも困難なほどの激しい四十肩いや五十肩に悩まされていて、バイクどころかコートを着るのも困難!でSSERのカミオンの乗り降りもできないほど、あれほどいつも持ち歩いていた水着、つまり水泳もパッタリ!な日々。でその当然の応報で筋力も著しく衰えて足腰もガストンと2人で「アイタタタアイタタタ」と正座も出来ないほど。「そーかあ、こうやって老化の一途をたどるんだなあ」なんてひとり黄昏ていたのでした。あるところからのラリーのお誘いも、肩と厳しい視力の低下と黄昏を理由にお断り!がしかし輝ける2006年!やっと回復の兆し!なのだ。なんと左肩に僅かに残る痛みを除けば快調。あの高いといわれるHP2のシートも楽々と長い足!?でクリア、走り出すと「ああ80G/S以来の感激!!いや本当に素晴らしい!BMWありがとう」(涙)なのであります。
雪がない四国とはいえ、多くの林道は通行不能。でも秘密のあそこの直線は120km/h出せるダート、パリダカマシンのシェイクダウンで必ず走った、あそこ。今日の夕方行ってみよう!
と思ったら、分刻みの予定が。トホホホ。でもいく!
きょうの一枚
お出かけ準備を撮られてしまったボク。オフィスからすぐにダートがあるのもSSERらしいかもだ。

2006/01/10 (火曜日)

「正月雑感」
2006年も今日で10日目・・365分の10を消化しました。正月休みに続いて存在する3連休!なんとお休みの多いことでしょうか?!勤勉な日本人・・は過去のことなのか・・・とにかく休みすぎです。GWもですが・・日本で仕事するとある外資のアメリカ人は、GWには日本で仕事が出来ない!とアメリカへ出張すると言っていました。そんなボクたちは16年間もGWを休むことなく?いやあのTBIやTDNの日々は仕事なのか休みなのか?正直なところ不鮮明ではあります。もちろん決定的な死語を使うと「ファジー」なのでありますな。ファジー・・・ナンとうっとりとするような言葉・・・どうしてこんな便利な言葉を死語にしたんだろう日本人!?
仕事の話に戻ろう、近年ではワークシェアリングとか言って、就労率を上げるために、仕事をシェアするという事なのですが、正月休みに僕は考えた。ワークシェアリングなんていうと、まるで仕事の量に対して人間が多いような感じがします・・・ゆえにそれが失業につながっているみたいな。でもその実はそんなことはありません。今の世の中、所得格差にも似てナニゴトも「デキル人とデキナイ人、ヤル人とヤラナイ人」に分かれてしまっています。でもってその人たちの間で仕事をシェアすることは、ホントウにはできないのであります。
さらに正月の風景を一変させたのも、正月返上で仕事をする人たち・・昔は元旦や2日の夜なんて戒厳令の夜みたいに人影もなく、行きかう車もまばら、でした。スーパーが深夜営業をしていたことは知っていましたが、いまでは元日から多くの店が営業しています。もう数年もすると正月の風景は無形文化財になりかねない勢いを感じます。
まあそれもいいでしょう。それでもひとつのケジメとして新たな年のスタートに、達成するのには相当な困難と努力を求められるような新しい計画を立てましょう。そういう意味では、SSERはまあバッチリです。SSER今年のテーマは新しいアイデンティティの確立!「???」
そうダカール情報・・・なんていうか、みんな詳しくて。これもネットの発達の成果なのか!そしてキフアからカイエに向かう今日のルートに、ボクは様々な思い出が詰まっている。そういえば、また悲報、事故。ASOとKTMやBMWはMOTO部門の悲劇を無くすべく種々の対策を採っている。主催者は最高速度の低減や航続距離を下げてタンクキャパシティの低下による操縦安定性の向上などを目指しているし、最新のニュースではKTM、BMWの2社が共同で脊椎と胸部のプロテクターを開発しているという。どちらの話題もボクにとっては最も気になるニュースなのだが。そしてそのプロテクターの市場投入を心待ちにしているのでもあるのだが。9日カイエに向かうステージで、不運な事故に遭遇し死亡したアンディ・カルデコット(KTM-Austraria)氏に対し心からの弔意を表したいと思う。
・・・・・話は変わる。
やはりダカールへの道は、一筋縄では行かない。常にマシンも身体も調子良くて、アクセルを開け続けられるのならまだしも、常に抱えているであろうマシンの不調。祈るような気持ちで走り続け、2駆になってしまってやってくる大砂丘。エンジンから絶えず聞こえる異音、そしてハードな路面に打ちのめされた足回り。かつてパリダカール時代、トラブルを抱えては後方を走らなければならなくなった時、そこでボクは精神的に鍛えられた、と思う。その体験が無ければイマが無かったと、はっきり言える。
かつてボクの憧れたロスマンス・ポルシェ959でそれは鮮烈な優勝を飾ったルネ・メッジも、今のミツビシの黄金期を築く原動力だった篠塚建次郎さんも、いや篠塚さんは今回でラストランなのだが、栄光の日々とは決別してプライベーターとしてダカールを目指している。次世代の者たちのはるか後ろで、まさに後塵を拝している。そこには何があるのだろうか。
そこにはちょっとうかがうことのできない精神世界があると言って良い。いや、そこにいないことに対する不安のようなものが男たちにあると言っても良いかもしれない。それが証拠に、ボクだってこんなにも悶々としている。
国を代表しているオリンピック選手などとは全く違う、なんていうか何か不器用な男の生き様がある。おろかで情けなくて、ちょっとワルで、ベトナム帰りのような・・・そんな大人たちのそれぞれが、参戦20年を超える。なんて言えばいいんだろう・・・つまり人生の大部分を、このアフリカの巨大なラリーに費やしてきて正気に返ったときに、「なんと無駄に生きたことか・・・」と思うだろうか?答えは否である。
きょうの一枚
勢いのあるヴイジュアルが欲しい!ということでビバンダムのような積乱雲が地平線からムクムクと・・・モンゴルです。優しくたおやかな大地。

2006/01/06 (金曜日)

ボクのデスクはデュアルモニター!つまりパソコン1台なのにモニターが2台・・・液晶とトリニトロン管・・・「右脳と左脳で使い分ける!」なんてのは体の良い言い訳!で片側のモニターはDAKARのトラッキングモニターが常時表示されていて、誰がどこに居るのか早わかり、そのうち画像もスパイ衛星みたく見えれば面白いなあ・・・「ああBTOUもはやくこんなにならんかねえ・・」とため息。でも同時表示は4台までなので忙しい。いやそれにしても素晴らしい。ラリーなどの観戦に向かないモータースポーツにとっては画期的なものなのだが・・・・・以前はアメリカの会社と、こうしたシステムについて検討したんだけど、それも12年前のこと。このシステム、主催する者には長年の夢だが、参加者の家族たちにとっては、こんなに頼もしいものは無いだろう、と思う。でもまもなくさらに一般化されて、地球上にいる限り・・どこにいるのか!誰にも分かるんですぞ・・・。
でダカールはいよいよモーリタニアステージ、ここからが勝負どころ。
きょうの一枚
ウヒョー!バタネン!プジョー406S16・・・昔のお話ですねえ。これはニジェールビルマ砂丘で。こんな古い写真ならSSER

No.0000 – Organisation Voice 2006/01/05

明けましておめでとうございます。2006年最初のOVをお届けいたします。年頭に当たり様々にメッセージを、と思いつつも真っ先に北陸地方の豪雪被害を心よりお見舞いいたします。私たちは心配するくらいしか出来ませんが、様々な天災や困難が少ない1年でありますようにとの祈願の言葉もつい数日前のこと・・・その気候変動は、人類が破壊を続ける環境問題に端を発するばかりではなく、長期的な地球の活動のメカニズムによるものであることが分かります。自然の前では人類というのは実に卑小な存在です。自然と向き合い相容れあって暮らす、という生き方。今年はそんな生き方を目指したいと思います。さて新春恒例の「コタツの中から・・・パリダカ情報・・・」なんですがまだまだ序盤、波乱含みであるとはいえ、増岡リタイア、ナビがコーションマークを見落とした??なんていう報道に???日本勢はどちらの部門も苦戦中!ですがチームスガワラはいつもどおりの滑り出し。細かな情報を集めながら毎日少しずつ解説をしていきたいと思います。でも話題はサインツ!VW!興味津々。

そして2006年は「話題とイベント、お仕事!」が過去最大級。超もりだくさん・・・「いいんかいな?こんなスケジュールで・・・」って、もう一度冷静に考えて一つ一つを確実でレベルの高いものに仕上げようと思います。どうかご支援とご協力をお願いいたします。

きょうの一枚
ボクの事務所の秘密の小部屋、昨年暮れに出来た?に収まるHP2・・・・まだ16kmしか乗ってまへんがな、でもこれまでのバイク遍歴の中で傑出した1台であることは3kmも走れば分かった。凄いのである、車高も。


OVバックナンバー

(2022/06)Organisation Voice は現在旧サイトからデータ移行中です。
工事中のところが多数ございますがご了承ください。

2015年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2014年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2013年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
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2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。

Organisation Voice 2006

 

2006/12/25 (月曜日)

メリークリスマス!!
良い天気で、朝の光は燦燦「こりゃー、今日も1日、暑くなりそうだねえ」なんて言い出しかねないほどの強い日差し。高知ではハイビスカスの花が咲いているという勢い。温暖化というからなにか柔らかな響きがあるのですが、もう止められない一線を越えているような感じがします。
さて、2006年も残り少し。この12月にとある本が発刊されました。それは「大陸横断ラリーin 1907 北京~パリ限界を超えた1万マイル ルイジ・バルツィーニ/著 樋口あやこ/訳 」早速注文しましたがな。なんとこんな本が新刊で出るとはねえ?!早々に読んで報告いたします。でもまあ何度かこのOVに書きましたが、来る2007年は1907年の北京-パリから数えること100年。パリ-モスクワ-北京から15年。世界の自動車冒険旅行が競技という形態を整えた100周年のアニバーサリーイヤー!!(パチパチパチ)なのであります。僕はこの100周年を祝いたい!!100周年記念BTOU!!だし、100周年記念SSERアクティビティ!!とすることを宣言!!冒険ラリー100年の記念品を作って売ろう!(と、すぐそんな姑息なことを考える!!)
さて100年ほど歴史をさかのぼる1901年、スェン・ヘディン探検隊は砂漠に消えた古代都市「楼蘭」を発見し、さまよえる湖「ロプノール」を発見します。ちょっと年号が不確かですが・・・ロプノールはちょうどゴアテックスの上の水滴のように地表をうろうろしていたのでした。その時の冒険の本を試走に持っていったきり紛失・・・読みかけだったのになあ。そして次第にタリム盆地やタクラマカンあたりの様子が明らかになっていきます。ボクはというとグーグルアースで今日もモンゴルを、そして西域を探検中!!さあ、年末大接近中!!ボクの世界地図は増えるばかりだ。
きょうの一枚
その注文した本です。

2006/12/22 (金曜日)

BTOUのお話を少し。

11年目の開催となった2007年は、既報のとおり西に向かいます。西へ向かうと、モンゴルの大地は時間の流れに乗って進むことを実感する広さです。たとえば日に日に日没が遅くなります。おそらくホブドまでいくと午後11時まで明るいはずです。これで地球を実感することになります。時間の方向に走る!!つまり地球の自転の速度で走れば時間は止まるのだろうか・・・などといつも考えるのは決まって西に向かう旅でこそだ。
そんな時間旅行の2007年は、どんな顔ぶれ・どんなマシンが集まるのでしょうか?タノシミタノシミ・・・で、どーも菅原さんは「ライノからフルカバーボディに変えるよ、何だと思う?」と、さて?? 古くからRRM時代の参加者もあれば前回のワンツー池町、池田、春木編集長たちの参戦表明。もちガントルガや、ロシア人チームも。
YOUTUBEに出るや、早速ヨーロッパのTVが取材の申し入れがあったり!と、ここに来て忙しくなり始めたSSERのオフィス。来年の暑い夏に早くも思いをはせながら、モンゴルの地図はもうマーカーでマッカ!?になってきています。
さて週末。メリークリスマス。皆さんにも素敵なクリスマスプレゼントがありますように。
きょうの一枚
TBI2006から。四万十川の沈下橋。それにしても結構大きい流木が橋脚に引っかかってるではありませんか?四万十川、今も豊かなこの川は四国のシンボルでもありTBIのシンボル、なんかこの河原をビバークに出来ないかね?

2006/12/21 (木曜日)

ダカール。アフリカ大陸の西の果てにちょこっと突き出した半島。沖合は、大西洋ですが、日本の遠洋漁業もここまでやってきて操業していますがな!カナリア海流という寒流と赤道海流がぶつかる好漁場なのです。
話がそれました。でそこは、たぶんアフリカ大陸の最西端にしてセネガル共和国の首都。古くから奴隷の積出港として栄えた忌まわしい過去を持ちます。もちろんフランスが旧宗主国ですから、言葉はフランス語が通じます。というか公用語に近いものです。緯度はというとたぶん北緯17度くらいですか?赤道と北回帰線の間、つまり熱帯です。で、1979年からはじまったパリダカールというラリーのおかげで?一躍有名になった町です。
このダカール、つまり地名ですが、何故にこうも胸を掻き立てるものがあるのか?いまだに不思議です。そのラリー、よく出来た物語のようでもあり実にいい加減な落書きのようでもあります。またしっかりと考えつくされているかのようでもあり、行き当たりばったりのようでもあります。巨大なマネーが動いて、誰かが潤っているようでもあり、その実大変に困っているようにも見えます。
しかしひとたび競技者としてそこを目指すには、誰にも負けないほどの闘争心を抱き続けるモチベーションの持続が必要です。あきらめることは簡単なことです。あきらめない、ということは大きな犠牲が必要です。12月21日にもなって、まだ現地にも行かずに出場のために最後の努力を続けている男がいます。
この2007の大会を自身10年に一度のチャンスと狙っているのです。こうした無意味なとも思える挑戦が、ラリーを、または夢を実現してきたのではないかと思います。道のりははるかなようで、時間はわずかです。夢と冒険に命を燃やすためには、人生はあまりにも短いのかもしれません。
きょうの一枚
蒼き狼の試写会のパンフ・・・・人生は短いのか?しかしこれほどまでに語り継がれた男もいまい!というほどのチンギスハーン。で、ロゴはどーしたんだろう?

2006/12/20 (水曜日)

昨晩は東京で「蒼き狼」の完成試写会に行ってきました。角川作品の「男たちの大和」に続く超大作。原作は森村誠一の「地果て海尽きるまで」チンギスハーン役は反町隆史・・・なんてのは皆さんご存知。上映は来年3月3日からの予定です。で、どうだったか?「・・・・・」ボクは評論家でもないし、答えるのはいかがかと思いますよって、映画を観てください。
でも少し書くと。空気が今のモンゴルの気がするんです。もちろん今のモンゴルで撮ったものであるのですが・・・また今も昔もモンゴルの大地は変わっていない!!のではあるのですが・・・・・なんかボクには違和感が。チンギスハーン役反町の演技はなかなかのものなのですが・・・どうにも一人芝居を観ているようで。ただテーマが、父子、女、などと交差させていて、伝えたいメッセージは感じます。
でボクはチンギスハーンと符号を同じくする部分があってですね・・・チンギスハーンは1155年生まれでボクは1955年生まれ。今年はチンギスハーンが51歳でハーンの位について800年。つまり1206年-2006年なんですね。ついでに書けば、自動車の黎明期1906年には北京-巴里自動車競走があって、来年は100年。なんと過去の2007年に自分の手で・・・と考えていたのは不遜な思い上がりだということが。しかしモンゴル、そして将来の中国西域への探求の思いは、まさに「地果て海尽きるまで」の思いはいや増すばかりです。
きょうの一枚
今日も菅原さんからのメール・・・フランスの古城のオーナーが自分の敷地にあるオフロードコースにティエリーサビーネの名前が・・・その名前が城主の名前なのか故ティエリーなのかは菅原さんの文面からは読み取れませんでした。

2006/12/19 (火曜日)

訂正がありました。BTOUにはじめてご参加の方はTBI07にご招待!!というHPの記載。「あれ、これって、RRMも含んで初めての方じゃなかったっけ??」「・・・ううー、もう遅い!」という訳で、なんとBTOUに初めての方なら、RRMの常連参加者も招待してしまう!という太っ腹!!ぶりな今日のSSER・・・ボクは東京に向かう機上の人だけどね。
さて、昨日少しリークしたチームBMW Japan・・・2007/1末よりG650Xのマシン改造がスタートします。その様子は各種メディアやもちこのHPでも取り上げていくことになりました。(業務連絡)BTMさんもよろしく・・・マシンの仕上がり状況を見てTBIまたスペアマシンでA-TEC Cross Country Hokkaido 4daysにテストライドされる見込み。タノシミだね。雪辱に燃えるガンちゃん660・・・KTM勢に勝てるマシンとなるのか!?
明日の夜のOVは東京クリスマス直前レポート・・・なんてするかな?あと札幌・東京・大阪・・・でプレゼンテーションを予定!!名古屋の皆さん!今度は東京か大阪でお目にかかりましょうぞ。(すいませんスケジュールが合わなくて)
きょうの一枚
菅原さんからメール!!ルマンの近くにある彼らのガレージから、臨場感あふれる作業風景!が届きました。それにしても驚くばかりのスポンサーの数!!もち来年北海道4デイズの冠!「A-TEC」のロゴも!!またあの周辺の市街地でのSSや学校敷地内の専用コースでのモタード?もあるかもですよ!!

2006/12/18 (月曜日)

土曜日の早朝、ブッフェの朝食はクロワッサンやチーズが旨いし、だいいち居心地が良い。行き届いたデザインのレストランはフランス系のホテルだからか、ガラス越しに見える風景もまるでモンパルナスあたりのように見える。ここは北京だ。厚手の黒のカシミアのコート、手にするたびに気持ちの良い皮のグローブ、モンゴルで買ったカシミアのマフラーで装備して、ホテルの回転ドアを押し出すとものすごい風。氷点下5度に強風は体感温度を一気に押し下げる。
王府井に向かうと強烈な追い風で、歩く速度は加速。時間が早いのでまだ朝の準備の煙いの立つ胡同(フートン=路地)に迷い込んでみたり、パン屋を覗いたりしながら、天安門の近くまでやってきた。「寒い!」のだが少し薄く背中に汗を感じた。まだ改札の始まらない故宮に着いた。8時30分からだ。券売に並び40元で入場券を買う。1時間あまりかけて収蔵品などを見た。乾隆帝時代の壷や磁器、清朝の最も花やかなりし時代のものが多い。この故宮というのは明と清の時代の王宮で1420年に造営され、清の溥儀が退位する1911年まで約500年間も王宮となり続けたのだ。
高い城壁が張り巡らされ、総面積は72万㎡22万坪!!だ。天安門から入って北の門を出るころには、顔も凍傷寸前!景山公園の前でTAXIに乗ってホテル!大急ぎでバスタブに湯を張って、ダブンと入れば手足はまるで氷が解けるように・・・はるか500年の旅から帰ってきたような錯覚。やっぱ中国は大きい。無駄に広い。と思っていたら、空港までの田畑はもうすでに無くなった。ビルが林立し、5分間走る間に建築中のビルは100個ばかり数えられるほど。
きょうの一枚
BMW G650X・・・いよいよBTOUでも BMW vs KTM の闘いの構図が・・・BTOU2007にはBMWのミニ?セミ?ワークスチームが出場予定。マシンはこのG650X・・・夏までにどのくらい完成させられるのか?興味津々!!ライダーなどメンバーの発表などは、2月から3月ころに開催予定の「SSER PRESENTATION 2007」にて!たぶんプレスリリースがあるかもです。雪辱に燃えるガントルガ&マエダッチ勢のKTMにこのマシンは果たして通用するのか?!てなことがタノシミに追加。

2006/12/15 (金曜日)

北京2日目の夜。冬の北京は2年ぶりか。夏は暑いのに冬は寒い。そういう意味では損をしている。フビライは夏には北の避暑地を夏の都と呼んで、3ヶ月あまりは暮らしていたらしい。ザナドウという都。仕事はともかく、中国では考えることが多い。
そうそう北京に来る途中の新聞でウイニーの判決を見た。検察側の懲役1年の求刑は通らなかったのだが、罰金150万円の有罪判決。それならコピー機開発した人も有罪にならなければおかしい。知的所有権を考えるのはこの混沌とした北京では難しい。ビル丸ごとコピー商品のデパートは、何のことは無い日本人や西欧の観光客も多い。日本も中国の文化を持って帰って真似ている!と中国人は言う。そうだ唐や隋の都西安には、空海をはじめ多くの日本人が学んだのだ。学ぶ教える、真似る真似されるは繰り返されるのかもしれない。
きょうの一枚
BTOUコーナーでは新しくphotograph collectionと題しまして、秘蔵映像・画像をBGMと共にご覧頂ける企画をスタートさせました。定期的内容も追加しますのでお楽しみに。TBI版ももうすぐ掲載。
BTOUサイト>>

2006/12/14 (木曜日)

BEIJINGに居ます。古くマルコ・ポーロはこの都までやってきて元の皇帝フビライハーンに17年にもわたって仕えます。豪華絢爛たるこの都に驚いたと書いていることよりも、タクラマカンを越えるくだりのあたりのほうが興味深い。
「夜になって、この砂漠を横断していた。仲間たちから遅れをとってしまって必死で追いつこうとすると、霊が仲間のような声で話しかけてくる。旅人はこうしてあらぬ方角に連れて行かれて命を落とすことも多いという」
いま敦煌のその周辺は、観光客で押すな押すなの大騒ぎらしい。250mもの高さを誇るこの地の大砂丘も、近くにある莫高窟や月牙泉もラリーで訪れることは無理なのだろうか。BTOU次の10年の課題は、このあたりなのだが問題のほうが多いのだ。
きょうの一枚
中国と言えば「京劇」。清代から北京に伝わる伝統的な劇です。色鮮やかな衣装と胡弓や銅鑼の音が、目と耳を刺激します。

2006/12/13 (水曜日)

「出張の谷間」
日曜日から北海道に出かけていました。んでもって明日からは北京で、今日は出張の谷間!!ということであります。北海道は本格的な冬に突入していました。相変わらずアイスバーンを疾走するクルマたちに「フライングフィンだね・・・」そうフィンランド人はラリードライバーもエンデューロライダーも大挙して輩出する土地柄。緩やかに波打ったアイスバーンの道をたくみに駆け抜けてく・・・そんな姿を連想しつつ、こうした大地が鍛えるのでありますな、きっと。と、芦別の温泉に向かうのでありました。
北海道4デイズは、メルマガに少しリークしましたが、おなか満腹大作戦!!で行こうかと考えております。「Hard but Gourmet」なコンセプト。ビバークにはワインとかチーズとか・・・もうとんでもなく楽しくおいしい企画がスタートしています。
んでもって北京。ボクのライフワーク・・・生涯の目標。がんばって来ます!!
きょうの一枚
チームスガワラのルマン郊外にあるガレージ・・・グーグルアースではなくて空撮です。ちょうど真ん中辺りにある大きなガレージが作業場。手前の駐車スペースに4台くらい車が停まっています。その左の建物が住居兼オフィス・・・ラリーのスタート前になるとたくさんの人が寝泊りしているですよ・・・まさにパリダカ合宿所。ルマンのころには日本人のルマン出場チームが借りていたりするそうですが、最近はルマンのほうも日本人参加チームはどうなっているのか?

2006/12/08 (金曜日)

菅原さんたちは、昨日フランスへ旅立ちました。もう当たり前のことのようにダカールへ、飽くなき闘いを続けています。まさに「魂の挑戦」といったところです。こんなこと書くなと怒られるかもしれませんが、近年は、ゴール後あの高い運転席から降りるのも、しばらくしてからじゃないと降りられないほど疲労困憊です。まるでドライバーをサポートするデバイスが満載で、さぞや快適なドライビングをしているだろう!と思っている人も少なく無いでしょうが・・・・・。
80年代後半、ガストンライエが、ゴール後両脇を抱えられてバイクを降りているところを見たことがありました。1000kmを超えるタマンラセットへの道のり。そして指を一本一本メカさんに広げてもらっていた・・・まあ菅原さんの姿にそれがダブります。
近年カミオン部門の闘いは熾烈の一途です。もちろんラリーのクイックアシスタンスのカミオンも走るのですが、昔と違ってアシスタンスカミオンは別のルートを走っているので、まあ競技を走る90台のカミオンのレーシングクォリティはイヤーバイイヤーに高まっているのです。
菅原さんの生き様、それはまるで投げ出したくなるほどのライバルたちの進化。いやになるほどの日本国内の理解度の低さ。しかし、それらもこれらもひっくるめて、つまるところ「挑戦の人生」なんだろうと思います。
池町佳生も今年は挑戦します。いや今まで挑戦してなかったわけではないのですが・・・何に挑戦するのかというと、答えは「自身に」でしょう!?自らの人生のリスクをかけて挑む、といえば大げさですが・・・ただひたすら、上昇志向を持って生きる生き様には、ただただ脱帽するのみです。さて、ボクはフランスからのメールなどを頼りに、彼らの近況や戦いぶりを!今年も「こたつ・・・レポート」していく予定です!!
きょうの一枚
リドのカーニバル!!じゃなかったパリの名門キャバレー「LIDO」ちょっと華やかさが足りないので・・・ヤマハの50周年のパーティの模様!!

2006/12/07 (木曜日)

今日は一転して冷たい雨の1日。なかなか寒いです。今ちょうど来年の輸入車ショウの仕事に取り掛かっています。モチ地方のイベントなんですけど・・・で輸入車についてアアデモナイコオデモナイという話をしていたです。
Yahooの自動車アンケート!の企画にボクと池町クンが登場してます。
メインページ
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/index.html
http://autos.yahoo.co.jp/docs/special/award2006/100comments/index.html

ぜひ、見て、笑ってください。写真送れ!と言うんで、テキトーな写真送ったら・・・これがヌフトホテルのブリーフィング中のバカチョンデジカメ!!池町君なんかスタジオでライティングされたやつ・・・ようし!ぼくもスタジオで撮影してくるぞ!!
で、そのアンケート・・・好きなクルマも100車種くらいから選ぶので、その中にはボクの答えはゼロ!なのでしたが・・・まあかろうじて収めてみました。というか締切日過ぎてなに書いたか覚えてなかった。バイクでもやれば面白いのに。
おお、そういえば昨年のBTOUをガンガン走っていたあるライダー・・・1200GS-ADVを今にも買いそうな勢いでお目にかかりました。
「ADVで遠くへ行きたい!大陸を走りたい」
「やめときやめとき」
「???自分もHPでADVが良いって書いていたでしょ」
「違う!あれはカタログが良いって書いていただけなの」
「あっ、本当は自分も欲しいんだ!?(これは第三者の発言)それで人が買う!とかいうと、そんなことを言うんだ。もう、ひねくれてるんだから・・・」
「・・・・・」
欲しいバイクってのは、こうしてたくさんありますね。

きょうの一枚
菅原さんたちのルマン郊外にあるガレージには、空輸されたゲルが建っていてなにか不思議な空気を醸している。あの中でストーブを焚いてぐっすり寝れば、また元気が湧いてくる。チンギスハーンの時代いやもっと古くからの大陸の知恵だ。

2006/12/06 (水曜日)

「イタリアの誘惑・その2」
暖かな小春日和の日差しが窓いっぱい。オフィスの植木鉢も気持ちよさそう。オフィスにはなんとモンテッサと80G/Sがディスプレイ(しているつもりじゃないけど、鎮座)実はコピーの前に置かれていてジャマっケ!?だったのを昨日移動したのさ。デスクからはG/Sが最も美しく見えるボクの一番好きなアングル。製造年月日的には、ちょうど20歳のマシンだ。いい年のとり方ができているか?そこに置いてあったイタリア製のソファは、部屋から出て行ってしまって、奥の編集室?に移動。久万高原町の友人の作業場で見つけて譲ってもらった丸太の寝椅子・というかベンチと空間を作り出している。
その友人の木工所に、ボクがデザインするから家具を作ってネットで販売しよう!と言って「やろうやろう!」となってもう3年くらいになるけど、これもまた手付かず。相変わらず久万高原は林業が衰退の一途、二次加工品が出来ないままだ。いや、そんなことを書こうと思ったわけじゃない。イタリア家具の話を書こうと思っていたのに前置きが長くなった。
やっぱり服と家具はイタリアのんが良い。僕がまだ24か5の若造だったころ、ジョルジュ・アルマーニのオートクチュールのスーツを手にして驚いた。「世界にはこんな服があるのか?」と、彼は確か当時メンズなんてやってなかった。75年にアルマーニは自社ブランドをスタートさせたのだからその直後のことだ。それ以来ボクはイタリアン??街ではイタカジなんて言ってマリテ・フランソワ・ジルボーなんかが日本でも流行りはじめた。最近では、古くからボクの愛用の英国のベルスタッフも、イタリアンデザインに変貌して結構なプレミアムブランドになってきた。
オフロードバイクに乗る傍ら、ドカやマーニを乗り継いできたボクは、やっぱイタリアンレッドが好きで、自身のデザインも赤と黒の組み合わせは相当に多い。で、いろんな人に「お前は日本人じゃないね。イタリアンだ」とよく言われた。また前置きが長くなったので本文は割愛。要は愛でるのならイタリアンが良くて実用にはドイツが良いんだ!ということが書きたかったのに・・・・・どこから眺めても手触りも含めてすばらしいイタリアンデザイン。哲学的で複雑な表情のドイツプロダクツ・・・じゃあ日本はどうなのか?ということ。建築家はここんとこジャポネーゼががんばっているね。わけわからない変なOVでした。
きょうの一枚
3年前に久万で手に入れたベンチ。大洲の街角でイベント中にこれでよくお昼寝しました。

2006/12/05 (火曜日)

「イタリアンな誘惑」
最近のこと、バイク雑誌でDUCATIのHYPER MOTARDっていうの?あれを見かけて、ふーんドカティがねえ!?と、最近はボクのHP2も17インチで軟弱極まりないけど・・・実はこれが結構楽しい・・・というか歩くモノマガジン(某ジャーナリストが名付けた)なボクの気分はイタリアンにマッシグラ!!
では、とドカのHPに行ってみるとDUCATIはアルファロメオがリンクしてあって、あの世界限定500台の8C Competizione が2200万で「完売しました!」と嫌味タップリ?(ひがみかもしれない)に書いている。
気を取り直してドカのページに戻って、うろうろしているとアパレルのページは、「なに!?メーカーのページのクセに、ここでネットショッピング出来ちゃうんだ?」70年代のドカのりだったボクは、クラシックなドカのロゴの美しいヴィンテージな趣のレザージャケットを思わず買い物かごに入れそう!!になっちゃう。バイクも無いのにね。
そこで気がついた、各バイクメーカーはアパレルに力を入れている。以前はバイク買い替えまでの間の店頭のセールスアップかと思っていた?でもどうやらそうではなくて、いやそれもあるけど、「ブランド囲い込み」作戦なんだ・・・ウエアが完璧にあるブランドならバイクのブランドスイッチはしにくい!のではないだろうか。
で、ドカもKTMでもアパレルはイタリアンデザインで、イタリア製だ。BMWはドイツデザインのドイツ製。ここに微妙な世界観の違いが出る。かつて(って70年代初頭だけど)BMWからもデロルト(イタリア製ね)のキャブをつけたマシンが唯一リリースされて世界的なヒットになったじゃんか!イタリアよね。
で、ドイツが好きなボクはワーグナーの愛好家でもあるの(最近だけど)でも、ふっと聞いたフィリッパ・ジョルダーノ・・・1999年ミレニアムにローマ法王の前で15万人の大観衆の前でアヴェ・マリアを歌った・・・ローマ法王の死後は活動が出来ないくらい落ち込んでいたらしくて、最近の活動後の・・・とまあそんな話はともかく、やっぱイタリアなんだな。最近。で気がついた。「日独伊三国同盟だ!」不思議かも。
きょうの一枚
フィリッパ・ジョルダーノのデビュー?アルバム。ハバネラがすばらしい。

2006/12/04 (月曜日)

なかなか寒くなりました。北の大地の方はいかがお過ごしですか?うちも今朝、この冬の初暖房が入りました。でもうっかり間違えて冷房のまま「やけに寒いねえ」と。ここらの気候は最近はどうもほどほど、というのが無いといえば無いのですね。
12月といえば、ダカールの季節。もちろんラリー自体は1月なのですが、ぼくたちも何年もの間、12月のパリで過ごしたものでした。12月のパリと聞けば、ボクにはこの上も無く懐かしく、胸が熱くなるほどのものがあります。パリダカ、あっいやいまはダカールね。
多くの者がこのラリーゆえに悩み、時に打ちのめされ、時に立ちすくむ。ホントウにこのダカールってやつは、不思議なまでの人生模様を描いてくれます。それは何故なのだろうか?と、一時はよく考えたものです。これほどまでに多くの者を魅入る、その正体はいったい何なのだろうか?とも。
ボクがはじめて出たのは1988年。ちょうどアリ・バタネンのマシンが盗まれて、ユハ・カンクネンが優勝した年。マルコム・スミスも確かレンジローバーで走っていて3位だか「すごいなあ」と思ったものでした。丸目のキャメルレンジローバー・・・カッコ良かったなあ!年が違っていたらゴメン!!極めつけはダフトラックのヤン・デ・ルーイのダフ、ツインターボのモンスターマシン。80年代のテクノロジーの限界?!でこのラリーで、ダフの2号車の事故で撤退。
そしてここのところ復活!なのですが昨年はなんと車検落ち!普通ならもうちょっと厳しいかなって思うところ・・・今年はごらんの(今日の一枚)体制。メーカーはダフからジナフに替わったそうなのですが・・・で、デルーイさんというのは確か?運送会社の社長!!で、こんな調子。まるで佐○急便の社長がダカールに出る!とでもなれば、こんな体制が組めるのでしょうかねえ。
きょうの一枚
そんなこんなで、ダフじゃなかったデルーイチーム2007の体制!!いくらかかってんだい。

2006/12/01 (金曜日)

たくさんの宿題をもってムッホは本日ウランバートルに向けて帰国!!しました。皆さんによろしくとのこと、この誌面?を借てご報告いたします。ウランバートルはここのところ急激な寒波に見舞われています。そしてそのあと数日遅れで日本にも寒波がやってくる!のです。この数年間のウランバートルとの冬のやり取りで、この仕組みがわかりました。まあ考えてみたらそらそうだわね。気象なんてのは世界規模で動いてるんだものね。で、今年は4年ぶりのエルニ-ニョで暖冬・少雪らしいですね。でも今日は各地で雪降っているようですね。この前まで夏だったのに、もう冬。ということはすぐにまた夏??が巡ってきますね。
ところでBTOU2007インフォメーション資料・・・届いていますか?早い方はすでに「今日写真貼って、エントリー用紙送りましたよ!」だそうです。西に向かうプロジェクト、ロジスティクスにかかる高負荷を跳ね除けて、完璧なでもどこかエクスプローなラリーを実現しましょう。また参加者にかかる負荷も大きく、ゆえに困難さは増しますが、到達感・達成感は充実したものになることをお約束いたします。
きょうの一枚
池町選手が九州である全日本ラリーの道中で立ち寄りました。なんとワークスのスバルで・・・ダカールも近いというのに・・・。

 

 

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この間転記済み

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2006/11/27 (月曜日)

資料請求について・・・
本当にたくさんの資料請求・・・ありがとうございます。第1便の送りだし予定日までに製造可能なDVDの数量をオーバー!してしまいまして、第2便での資料発送は12月6日ころの予定となります。今のところ資料請求到着順に送り出す予定です。
デザインのことなど雑感。
ここのところ、ボクの携帯を「もういい加減に買い換えれば?!」「えっ、これってアンテナ伸びるタイプですよね。」「うそっ、アンテナって伸びないの??」「ええーっ、そんなの今やもう無いですよ。カメラもついてないでしょ?」「ついてない付いてない。次ぎ買うときもカメラ無いのにするんだー!」「なあに言っているんすか、カメラの無い携帯なんて、ありませんよ!」本当なのだろうか?ついこの前、アンちゃんが携帯で花の写真を撮って驚かせてくれたばかりだというのに・・・あっ、でも5年くらいたっている?で、その時はJ-PHONE・・・一人勝ちで、史上最高益!とかって、やっていたのに。
話がそれた。確かにボクの携帯は新しくはない。でも古くて仕方がないというほどのものでもない。なぜにこんなにも新しいものばかりに踊らされて、デザイン最先端!でもみんな持っている!没個性な道具を、悲しい日本人は9000万台も買って、買い換えて、また買い換えて!を繰り返すの?!こんな商品って、歴史的にも存在したの?!そんなことに何の意味があるの?(なんか井上陽水風に)
携帯の端末の買い替え需要というか、みんなの買い換え方は絶対に変!だとボクは思う。しかし、そこにある機能はともかく、デザインに関して言えば急速に変化をしている。これこそは時代を映し出す鏡のようだとも思う。残念なほどにマーケティングし尽くされている。つまり、チミたちが望むものなんて、ゼーンブお見通しなのよ。
もともとプロダクツで、ここまでデザインを重視しなければならないものは、なかった。いや、無かったというのは言い過ぎた。すべてのプロダクツにはデザインありきで、ボクなんかよくデザインオリエンテッドなんて言葉を操る。向こうの人はけむに巻かれてしまって、話を聞く気分が半減してしまっていると気づかずにだ。
また携帯はデザインばかりか、その広告も闘いが厳しい。キャメロン・ディアスが歩いてくだけでメッセージなCM・・・確かスリム?だということが言いたかったのか?携帯と呼応するまでも無く家電のデザインも相当に進んできた。かつてはSONYがデザインを引っ張ってきたが、いまでは韓国メーカーあたりに「おおっ」と思わされる。SAMSUNGやLGなんて、世界レベルのデザインをとっくに果たしている。
韓国には政府系機関としてデザイン振興院なる役所がある。院長はLG電子のデザインを手がけて名を成した金哲浩。今では韓国の産業界へのデザイン支援をしている。政府系がデザインを重要に考えている・・・というところにこの国の次代の戦闘力を見て取れる。でも携帯のデザインはまだ日本のほうがはるかに優秀かもだ。ちょっと心配なのは液晶ハイビジョンなど、これから10年の産業の目玉になるだろう薄型大画面のTVのデザインと価格だろうか。とここまで書いてデジタルハイビジョン放送は何なのか?!と書こうと思ったけど今日はデザインの話に終始しなければならんて。
長くなりすぎたのでまとめる。
もっとも真似しやすいものはデザインだと思う。しかし精神や思想、場合によっては歴史や文化、そうしたものまでデザインとして真似てしまう傾向がある。少ない人生、手に出来るものの量なんてたかが知れている。本当に手にしたいもの、を手に入れる。気の遠くなるような作業に?ボクは今日も邁進している。・・・なんだ、そんなオチかよぉ。
きょうの一枚
スガワラ峠で菅原さんのワンスナップ。次は看板を作って掲げますか?

2006/11/24 (金曜日)

BTOU2007資料請求クリスマスキャンペーン実施中!!

いまBTOU2007の資料請求の方に、もれなくDVDをプレゼント!!というかそのDVDこそが今回の資料なのであります。いや資料というかプロモーションDVDなのですが、そいつときたら、グーグルと契約までして!作った衛星画像。ウブス湖の岸辺を上空数百メートルで飛んでいます?!「ヒャーッ」て感じです。そのうちリアルタイムで衛星画像が入手できる時代もそう遠くないように思います。するともっと面白い中継が出来るかもですね。さらにそのDVDには2006年の映像や写真が付録しています。といっても付録のほうがボリウムが大きい!まるで昔の小学館の「小学3年生」みたいな中身になっています。ぜひ資料請求を!詳しくはコチラ
地図を眺めることが日課のボクは、ところどころにも書きましたが、アルタイ山脈の主峰友誼山(モンゴル名フィティン山)にちょっと興味が湧いてきています。子供のころは健脚を誇っていたのですが、最近はそれどころではないくらいの体力低下!で登頂というわけには行かないでしょうが・・・とまれ、2007の目標は定まりました。とりあえずモンゴルの事実上の最西端、友誼山山麓まで果てしない旅に出ることにします。
きょうの一枚
盗撮?されたボクのプランニング用のモンゴル地図。ONCマップを貼り合わせ1.2m×2.0mあるモンゴル全土の地図。このくらいのサイズだと緯度線は東西で大きくRを描き地球なんてそんなに言うほど大きくない!といってる。アクリルをはめ込んで、自由にホワイトボードマーカーで書いたり消したりして、楽しい旅の夢を見る。

2006/11/21 (火曜日)

町にはクリスマスイルミネーション!と、もちろんクリスマスソングが流れる季節になりました。クリスマスはパリダカのころを思い起こさせます。クリスマスは一生パリで過ごすもの!と決めていたのです。でもそのときも思ったのですが1年がたつというのは、実に早い。気がついたら、いつも明日は車検日!みたいなぁ!(バカです)さらに最近どんどん早くなっていって・・・ひょっとしたら地球の自転も公転も恐ろしいくらい早くなっているのに、実は誰も気がついていないのではあるまいか?と、かんぐりたくなるような有様です。機械式の時計は、多少遅れたり進んだりはしますが、地球の自転が早くなってないことは、どうやらそいつが教えてくれています。
「地球は、人類は、」と常々から稀有壮大に物事を考える?ボクには、この時間というわけのわからない概念の存在がどうも疎ましくなってきました。腕にはめた時計はアクセサリーだったらいいのに、と。つまり物事を考えつくすのには時間が足りないのではあるまいか?ということ。少年老い易く・・・みたいな感じです。ボクは、もっと勉強?がしたいと考えるようになりました。子供のころからそう考えられたら幸せ!だったかもしれませんが、残念ながらあのころは、その正反対の思いで、今頃そんな風に考えても「遅い」のかもしれません。これから相対する中国!と考えるだけで膨大な時間の壁に眩暈さえ覚えるではありませんか?!悠久の時・・・はるか数千年の彼方。そーか、やはり旅にでるしかないのか。今日は意味不明の支離滅裂!!
きょうの一枚
テレビ朝日のスペシャル、チンギス・ハーン・・・見ました?ボクはDVDに撮っててもらったのを見ました。で、マルコポーロの東方見聞録!!そうそう、ナショナルジオグラフィック版のそれ、まだよく読んでないのでした。

2006/11/20 (月曜日)

名古屋・神戸と周遊?をした週末。久しぶりにひとり新幹線に乗りました。羽田にはエアバスA380が実証飛行とやらで飛んできていたようで、世の航空ファンは大挙して押し寄せたことでしょう。ジャンボ機よりも一回り大きいその機体を飛ばすための燃料は???諸元を見ても記述がありません。で747のタンク容量は?というと24万リットル・・・TOTALが発表した2005年ダカールの燃料消費量はモロッコステージでスーパー37000L、ヘリ用燃料57000L、アブガス20000L、エアポートでカミオンやサポートカーなどへの給油量が180000L、ガソリンスタンドでのラリーカーなどへの給油量が28000L・・・モロッコの総給油量322000L・・・全行程では115万リットル。1L=150円計算で1億7千万円!!すごいのか?そうでもないのか?と書いたところで打ち合わせの来客到着で今日はここまで・・・
きょうの一枚
今日はモンゴル情報局でおなじみのムッホさんの誕生日です。
日本で迎えるのは今年で何度目でしょうね?
お誕生日おめでとう!

2006/11/17 (金曜日)

西安・・・北京から南西の方向に高速道で1200km。日本で言うところの京都、古都なのである。唐の時代には多くの僧侶たちや遣唐使で賑わった。空海もこの地で学んでいるのだから日本との縁は少なくない。もちろん城砦都市である。西門ははるかシルクロードに延びる。要はシルクロードのスタート地点でありゴール地点でもある。なにかこうプッチーニのトゥーランドットを思い出したり三蔵法師の西遊記を思い出したりしていた。なぜ、今こんな話かというと、答えはいずれまた。ということになろうかと思いますが「西安」そんな話もあったなあ!?という風に覚えておいてください。
さて、TBIとBTOUさらにHOKKAIDO4デイズと2007年の濃度に今から手抜かりのない準備をしておこう!と日々に精進。ダカール組も、もうすぐ出発なのかな?今年も多忙な年の瀬になりそうな予感。
きょうの一枚
マイケルキャストリー君と彼のレポート(英文だけど)これをぜひもう一度、読んでみてください。マイケルはこのたび無事に帰化。黒鉄(クロガネ)さんというお名前になりました。なんか坂本竜馬を思い出したのはぼくだけ??キャストリーさんのレポートはこちら

2006/11/16 (木曜日)

ワケアッテ、パソコンが新しくなりました。初打ちでこのOVを書いています。ナゼダカCIAの陰謀のように、社内の様々な電子機器?がリースアップだとか、次々と壊れたりとか・・・で、PA屋さんまがいの仕事をしている部署?は新しい機材が必要だったりとか、一気に新しくしなければならない局面になってきて、厳しい限りであります。やはり陰謀説が濃厚です。
古いものの良さを楽しむ、などということはさすがにこの世界では希薄です。そのうち「ヒストリックコンピューターがにわかにブームに!」なんてことはなさそうです。でも、あのCDが登場したとき、レコードのコレクションをどうしたのでしょう?デジカメ全盛期の今、フィルムカメラはどーなるのでしょうか?CD化のおかげですべてのレコードを廃棄した?ぼくは、いまアナログつまりレコードの愛聴家になってしまったという教訓から、古い一眼レフは捨てずに置いておこう!ということにしました。デジタルの素晴らしさは、まるで最新のエンデューロマシンのようですが、古い鉄のマシンの味わいも魅力的なものです。1か0かで判断できない部分、たとえば0.0034・・・みたいな割り切れない人間の表現力や音の連続性。不必要だと切り捨てられる、行間の味わい。
といいつつも、新しいというのは素晴らしい。画面は大きく美しい。友人のカメラマンがやってきて「デザインチームのパソコンを先に新しくすれば?」だって。彼もまたデジタルとアナログのハザマに漂流していますがな。
さて昨日発表したBTOU2007・・・早々に多くの資料請求が届いています。ありがとうございます。昨日もご案内のとおり11月28日発送予定です。クリスマスまで有効な、素敵?なプレゼントが同封されています!!ぜひお申し込みはお早めに!!
きょうの一枚
こんなの買いました。

2006/11/15 (水曜日)

BTOUのツール制作の巻
今年は写真集の制作が電光石火だった割に、BTOU2007インフォメーションのためのツール制作が遅くなってしまった。もちろん開催の有無の検討にも1ヶ月費やしたし、懸案の4デイズのこともあったのだが、そんなことよりも「凝ったモノを作りたい」という、当初のころからあるボクの変わった願望のためでもある。そして制作のラフ案を出すと、見積を取らなければならない。もちろん、こういったものにコストをかけるボクはバランス感覚がないのではないか!と叱責を受けることも無いわけではない。でもボクの夢やロマンはみんな理解してくれている。それにしても最終的にはフツーのものに落ち着くけど、当初案はいつも変わったものだ。
変わっている!といえばダカールのインビテーションもデザイン的にも優れているばかりか、かなり金がかかったものだ。それもそこにギッシリと詰まった夢やロマンを具現したい!という主催者の願望なのかもしれない。さて、こんなこと書いたら、資料請求したみなさまに出来上がって届くモノに多大な期待を持たせるのもあれなので・・・このくらいにしておきます。
さてSSER 2DAYS CLASSICの総評の巻
3ステージ制は、過去に梼原大会で1度採用したものだが、115kmのルートを3周するというのは、かなりハードになることが予想されていた。350kmという距離はアベ35km/hなら10時間というもの・・・実際このアベはキツイ!!さらに冬の雨、低温、久万には必ずつきものの濃霧。相当にタフなものになった。
1ステから2ステへ。2ステのスタート時刻に60%を超える選手が間に合わなかった。我々は30分間のボーナスを用意した。2ステの夜の闇に向かって発進するための装備などの見直しや、降雨による消耗を考慮した結果だ。それでも何人かにはペナルティが課された。3ステージは気温が4℃まで下がったエリアがあったが、それでも後半には星が見え始めていた。
ここまで順調に競技を進めてきたのは、森田昌和、夜の闇も味方につけ追いすがるトップグループにSS毎にマージンを広げてゆく。ゼッケン1をつける池田秀仁はモンゴルのハードなライディングに、どうも四国の繊細なライディング感覚を忘れたと笑いながら、3位に甘んじた。3ステージは青空が広がり、エキスペリエンス・ランの参加者は、気持ち良さそうにSSER2SAYSのルートを駆け抜けた。
タフだが充実したエンデューロなウイークエンドだった。
きょうの一枚
FREERIDE MAGAZINE Vol.007を見ましたか?!ボクは本日やっと入手して読みました。ハルキさんの文章・・・ボクの望む全てが書いてあります。彼とはよく話をしますが、ラリーの話はあまりしないのに、何でここまでと思うようなくだりもたくさん!今ISDE参戦中の彼、こちらも是非にもがんばって・・これだけ書けて走れて、若くて・・・・・ウラヤマシイ。ぜひご購入の上一読して永久保存版にしてください。僕は大量購入して、近隣やスポンサー様に配布します。ICE-BARご一緒した○堀さん、また届けますよ!!

2006/11/14 (火曜日)

一雨ごとに寒さの募る今日この頃。先のSSER 2DAYSは、大変お疲れ様でした。ご参加の皆様にもまた役員のみなさまにも、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。また、久万高原町のみなさまには、降雨などで予定時間を随分遅くなり、多大なご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。これからも、さまざまに配慮した運営を心がけてまいりたいと思います。
今年のイベントも全戦が終了しました。GWのTBI、夏のモンゴル・・・タフな日々が続きましたが、これから年末に向けては本来の業務に追われつつ、来年の計画のために飛び回る予定であります。
西に向かうBTOU、濃密に走る北海道、春には陽光のTBI・・・SSERシリーズ。イベント過多?な感じがしますが、とにかく力いっぱい!!行きますけん。でも体力限界説も・・・。

2006/11/08 (水曜日)

カーグラフィックの12月号、チームACPの記事が掲載されています。是非ご覧下さい。ホンダの社内広報誌の表2ページにスーパーカブの特集なんですが、ひめぎんチームの写真がバーン!と。社内広報誌と侮る無かれ、内容は濃いものがあります。2008年発売予定のFCXも紹介されているけど・・・燃料電池車ね。すこしプリウス似なのが気になりますが、かなりカッコ良し。スタック(ネーミングに???)と呼ばれる燃料電池本体はセンタートンネルに設置して、容積で20%重量で30%の小型化!!なり。最高速160km/hで航続距離570kmらって。2012年にはカリフォルニア州でゼロエミッション法が強化される。マスキー法に対してCVCCで答えを出したホンダ・・・あれから30年。世界のホンダはさらに飛躍できるか??
さて、モンゴル人はいいよな。ッてオハナシ。
「海の汚染や乱獲をこのままの状態で放置しておくと、約40年後には食卓から海産物がなくなってしまうかもしれない。そんな調査結果をカナダや米国などの国際研究チームがまとめ、3日発行の米科学誌サイエンスに発表した。ただ、漁獲制限など必要な対策を今すぐに始めれば、こうした事態が避けられる可能性が高いこともわかったとしている。 研究チームは日本海や東シナ海といった日本近海を含む世界64カ所の海域で得られた漁獲データなどを利用し、海から得られた魚や貝類などの種類や量がどのように変化しているかを解析した。その結果、03年の時点で、捕獲されている魚や貝などのうち29%の種が、漁獲量が最盛期の1割以下に減ってしまっていることがわかった。水質の悪化や乱獲などの影響とみられる。この傾向が続けば、48年にはすべての種が同様の運命をたどることになるとチームは警告している。ただし、厳しい漁獲制限を課した海域で生態系の回復もみられることなどから、今すぐ抜本的な対策に着手すればこのようなことは避けられると、チームはみている。」(アサヒコム)
でも思うことあり。この前、北海道でナマコの密漁をしている連中が、愛媛県人!ということでボクはイヤーナ感じを受けたのですが・・・それはさておき密漁の範囲。北海道のとある海岸で、ひょこっと海を覗くと丸々とした大きな海栗。取って食べたら密漁!になるんだそうな。
「・・・」
松山辺りでは、子供のころから素もぐりで、サザエやなんかを獲っていた。潜水具を着けて獲るとダメなんだそうで、これも「どうなんだろうか?」でも春の山では、この近年に大量に発生する山菜獲りのみなさん・・・まるで悪意は無いのですが、地元の人にすれば「万引き!」と同じ!だそうで、ぱっと見ると山菜取り=善人。オフロードライダー=悪人。見たいな感じがするのは何故だろう?ともかく、自然と人間のかかわり方。食糧問題。ルール、マナー・・・さまざまに難しいこととなりました。美しく豊かな地球を・・・ね。
きょうの一枚
帰ってきた?モンテッサH-7・・・のお尻。
ヒストリック&エキスペリエンスランに参加のシーナ先生のマシンが到着。珠玉の往年のレゴラリータ達のコレクター・・・・いいなぁ

2006/11/07 (火曜日)

昨日のニュースでは、GM社が中国に燃料電池車を投入する計画!!
「世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長は6日午前、中国・上海市で読売新聞などのインタビューに応じ、水素と酸素の化学反応で走る燃料電池車を、中国などアジア市場に投入する検討に入ったことを明らかにした。中国政府や上海市当局などと、燃料電池車の普及に必要な水素ステーションなどインフラの整備について協議を進める方針だ。ワゴナー会長は、「アジアは人口も増加し、経済も成長しており、(自動車メーカーにとって)非常に重要な市場だ。ただ成長が持続可能かどうかが大きな問題だ」と述べ、環境にやさしい車の必要性を強調した。そのうえで、「いろんな技術がある中で、一番有力なのは燃料電池車だ」と述べた。ワゴナー会長は6日午後に上海市長と会談し、GMの燃料電池技術を説明するとともに、インフラ整備について協議する。GMが、アメリカ以外での燃料電池車の普及に関して検討状況を明らかにしたのは初めてだ。(2006年11月6日15時25分 読売新聞)・・・」
一方では、「トヨタ自動車は7日、2006年9月中間連結決算(米国会計基準)を発表し、営業利益は前年同期比35・1%増の1兆934億円と中間決算で初めて1兆円の大台に乗せた。売上高は前年同期比15・3%増の11兆4718億円、税引き後利益は36・2%増の7772億円で、いずれも中間決算の過去最高を更新した。欧米での販売増や円安傾向を背景に07年3月期連結決算の業績予想も上方修正し、営業利益は5月時点の当初予想より3000億円多い2兆2000億円になる見通しだ。営業利益の2兆円突破は日本企業で初めてとなる。(2006年11月7日20時20分 読売新聞)・・・」
と、ここのところOVの嵩上げのために新聞記事を使う!という姑息な手段にでていますが、今日はもう疲れ果てて、会社に帰りついたのは夜半。今日から急に寒くなって、さすがは立冬。やはり歳時記は大切にしたいもの。でも、美しい日本の四季をきちんと愛でながらくらしていきたいものなのです。
きょうの一枚
ボクの30年前のプレーヤーの進化版・・・音、聞きに来てね。

2006/11/06 (月曜日)

NEWS・・・CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS 2007日程が決定いたしました。7月13日(金)スタート。7月16日(月・祝日)がゴールの4日間。TDN-NWってご存知ですか?あれをもっと濃縮ウランじゃなくて、濃縮した4日間。ハードだけどめくるめくような日々。今回はSSERとA-TEC、BTMのネットワークと各地のみなさまのご協力で開催いたします。BTOUは8月5日スタート8月14日ゴールの10日間の日程。テーマは「西の果てへ。」かつて、一度その近くまでルートが延びて、あの長谷見さんをして「どうしてここでRCPをしないんだ?」とかって言わしめたところ。さらにおくまでルートが延びて。カザフスタン、ロシア国境まで行きます。もちエコ部門も開催されます。北海道とモンゴル・・・この極めて厳しいスケジュールですが、ボクはやります。北海道に関しては、遠くない将来には運営部門を北海道に渡せれば・・・と考えています。また北京にもSSER事務所を開設していく予定?で、近々中国そして北海道に出没予定です。
さて立冬が明日。ボクもそろそろ秋もののスーツに衣替え!をしようかなあ、と思っていますが、今日も半袖のポロシャツで出勤!これから打ち合わせがあるので着替えるのはペラペラの夏物のスーツ・・・・・地球温暖化に関するニュースがひとつあります。核廃棄物を地層処理するって話は、最近TVCMなんかで目にしますが、二酸化炭素を地中深く処理をするという技術が、かなり現実味を帯びてきています。油井などに処理をすると原油が良く出るようになる!?という効果も報告され、処理可能な量は、現在の排出量の100年分以上!!という話。
また温暖化効果ガスのひとつメタンの大気中濃度は2000年を境に「なぜだか?」減少に転じているというニュース。折、奇しくもナイロビで今日から「地球温暖化を防ぐための京都議定書第2回締約国会議(COP・MOP2)」
ヨミウリオンライン・・・・・
京都議定書の見直しが初めて議論され、温室効果ガスを減らすための将来の枠組みについて、進展を図れるかどうかが注目される。会議は、約190か国から7000人が参加し、12日間の日程で開かれる。親条約である気候変動枠組み条約第12回締約国会議(COP12)も兼ねている。議定書は、2008~12年の温室効果ガスの平均排出量を、先進国全体で1990年のレベルより5.2%、日本は6%削減することを義務付けている。13年以降の「ポスト京都」では、途上国を含めた幅広い国が参加する道筋を模索する先進国に対して、途上国は反対している。最大排出国の米国が議定書を離脱していることが格好の口実になっている。先進国の新たな削減義務の議論を進めることについては日本もEUも消極的だ。世界の温室効果ガス排出量のうち、議定書で削減義務を負う先進国の割合は3割に過ぎない。全体の4分の1に迫る最大排出国の米国、途上国で排出量が急増している中国やインドは削減義務を負っておらず、「3割の国だけで努力しても意味がない」(環境省幹部)というのが本音だ。・・・・・・・ということで、なんともはやだが、小さな力でも継続して行くことの価値があるのではあるが。中国やアメリカを条約締結国にしないと・・・これも地球上の安全保障問題としては、何よりも脅威なのですが。
さて長くなったついでに。最近、我が家から発掘?されたワーグナーの全集、もちレコードですが・・・ヒットラーもこよなく愛し、また小泉純一郎も日本ワーグナー協会の顧問を務めるほどの・・・ドイツが生んだ作曲家ですが、ほぼ無傷な状態で未開封で発見されました。歴史的な(我が家にとってですが・・・)快挙で録音は71年。古いプレーヤーを完璧再生して、新しいオルトフォンのMCカートリッジにSOUND製のフォノイコライザーがLinnのアンプでB&Wのノーチラスを高らかに鳴らしています。デジタルでは忘れていた細やかな音!!(お詫び、オーディオの組み合わせには、一部希望的な部分が、まことしやかに書かれています。)まだまだ古いクラシックの名盤がざくざく出て来そうです。タノシミタノシミ。
きょうの一枚
事務所の近くのお店で見つけた恐竜「なんで・・・」

2006/11/01 (水曜日)

えっと・・・BTOUはRRMの時代から永山竜叶賞というのが有るのはご存知の通り・・・これは今はランタンルージュがこれに当たるのだが。で、かれを追悼するサイトなるものが有志の手で作られていた・・・知らなかった。彼のバイクは1台SSERのガレージに鎮座している。彼との忘れら得ない思い出も枚挙にいとまがない。で↓↓
http://www.geocities.jp/zenepro_gareki_fictional_manual/index.html
とりあえずタイトルには???となるのだが、彼の特有の豊富な知識が見て取れる。三角ビートルを操縦してみませんか?なんてのには全く驚かされますが、まあ希代のヲタクだったというのは一目瞭然。そこに年譜のページに行ってみてく ださい。まあ、以前発行されたものなのだが1人で腹を抱えて笑いながら涙が出た。
ボクは出張でお江戸に滞在中です。でもまたすぐに帰って2DAYSの準備なのです!!永山君が異常に大好きだった「いもたき」これは四国の表現かも?大洲の肱川の河原で、これまた大洲産の芋でするのが良いのですね。むかしはなにかと鍋釜の豊富なSSERは、さまざまなシチュエーションで「食い物」を作っていました。今度のモンゴルの夕べは、ムッホとSSERの女性陣が腕を振るうです。ボクは高みの見物!!
さてエキスペリエンス・ランという新しいスタイル。まあ封鎖された林道を走れる!なのに時間計測はされない。何かあればすぐ後ろにはピックアップが!もちコースマークで走るというもの。こんなうまい話には気をつけろ!じゃなかった、こんなうまい話はめったにありませんぜ、だんな。
という事で、日曜の朝は熱くなりそう!!今からでも特別にこのクラスのみ参加可能?かどうか、問い合わせてみてください。
きょうの一枚
チームスガワラHINOレンジャーのダイカストモデルが発売される!!というお知らせが・・・レーシングオンに掲載!!

 

 

 

Organisation Voice 2006/10

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2006/10/31 (火曜日)

あるパンフレットのあいさつ文の原稿に「錦秋の候」と書いたら、「錦秋は10月で、11月は晩秋では?」「・・・・・」確かに手紙の作法はそうかもしれない。でもまだ松山は紅葉なんて数週間先つまり11月半ばだし。なによりに錦(にしき)のあでやかさのほうが、晩秋の暗さよりも良いのではないか!?と反論しようと思ったけど、やめました。で、なにが言いたいのかと言うと、温暖化に伴う季節の変化には対応するべきじゃないのか?ということ。まだまだ残暑厳しい松山からでした。10月31日。
さてボクはある不信感をソフトバンクモバイルに持っている。あのシステムダウン騒動は、マスコミの恰好の標的となった。ドコモの社長が「憤懣やるかたない!」という顔で「¥0」と書かれた新聞の全面広告を全国のテレビにさらす。今の若者の心理を読みきっていない。
「そろそろ流れるだろうなあ」と思っていた松下の石油ファンヒーターの回収のCM・・・流れはじめましたね。イメージアップ広告はマイナスイメージからでも形成出来るという新たな広報手法。大体ソフトバンクモバイルなんて社名誰も知らなかった。タダのソフトバンクとしかね。ダウンしたシステムはやがて回復する。残るのは「通話料¥0」というイメージ。広告効果は数百億円規模になった。つまりボクの持っている不信感というのは、そこまで読み切っていたのではないかという事だ。大胆で危険な広告手法は、それすら物語っていて、やけに大仕掛けだなあ!?という疑念は晴れず・・・今度は公取が待っていたかのように調査開始。まあこうして携帯の通話料がどんどん安くなれば、高校生達のお財布負担も軽くなって、消費に回る金額も爆発的になって、景気回復はさらに加速する。・・・ってわけにはいかないぞ。
きょうの一枚
ボクの携帯。ナンバーポータビリティなんかとか・・とは無縁の超ロングユース!!音質は悪く、人ごみの中ではまず聞き取れない。しかも一昔前は回りはみんな同じモデルだったのに、いまではボクだけ・・・「えーっ。これって衛星携帯すか?」「すかだあ?」「・・・」

2006/10/30 (月曜日)

みなさんの町はどうですか?松山は朝夕の渋滞がひどくて、今くらいの時間(って分からんか)ヨーイドンで事務所を出たら、一台が空港に行くまでにもう一台は岡山まで行けます。まあそのくらい混む!という事が言いたいわけです。行政も腐心していることは分かりますが、渋滞はまた温暖化効果ガスの発生原因でもあり経済損失は少なくありませんね。なんとか効果的な対策を・・・ボクは良いアイデアが有るんですけどねえ。
ところで中国北京の渋滞はその中でも僕の知る限り世界一!です。1週間の渋滞とかって知っていますか?冬と夏、電力事情が悪化するころは北京に向かう石炭を積んだトラックの列が数百キロ!!続きます。そんな温暖化効果ガスの排出抑制プロジェクトを買って、排出権獲得ビジネスがヒートアップ中!!今ちょうど北京で(上海だったかも・・・)排出権ビジネスの見本市が開催中!日本は思いっきり出遅れているようす。
さて、ボクはSSERが終わるや北海道!!カニのシーズンでありますな。北海道、四国、モンゴル、さあ気合を入れてやるぞー!な前向きな気分。
きょうの一枚
ヒストリック・エンデューロもぼちぼちと・・・スガワラサンはXL125S-パリ・ダカールの博物館レベルのマシンを一台。「スガワラサン、バイク部屋に置くようになっちゃだめですよ」なんていいながら僕のバイクは部屋の中だ。ちなみにスガワラサンチの壁にかかってる写真はご自身がXLでパリダカを走った時のもの、でその写真がそのままカタログになったのでした。

2006/10/27 (金曜日)

最近連日のようにクマ出没のニュースがにぎやかです。もう動物と人間が生存圏を明確に線引きして生きてはいけないのだと思います。
原発やプルサーマルの問題になると必ず引き合いに出てくる、ラブロックのガイア理論「ガイアの復讐」を思い起こさなくても「なんかかなりヤバいんじゃないか?」という黒々とした不安は少なくありませんね。
でも最近は植物の繁茂ぶりに、得体の知れない調和のためのエネルギーが働いているようにも感じます。木陰を作れるほどの大きな木は、1本で冷暖房費を最大で40%削減できるのだそうですね。やっぱ久万の森にはツリーハウス村?を作ろう!といって昨晩はみんなで大騒ぎして不用意に二酸化炭素を排出してしまいました。
というほどに久万高原、まあ梼原もそうですが、林業が衰退してきて多くの林道が森に帰り始めています。良いことでもあり、また問題でもあって・・・ってなにが言いたいか?は11月10日「モンゴルの夕べ」でその長い夜を。
きょうの一枚
モンゴルでは「緑の長城」計画や、ボクの友人が立ち上げようとしてる「緑の絨毯爆撃」・・・もちろん国家レベルのものも含めたくさんの緑化プロジェクトが進行しています。ここはラリーのビバーク「もうひとつのゾーモット」と呼ばれるソクトオボーの涸れ川です。まだ何か地球に対して、できることがたくさんあるように感じます。

2006/10/26 (木曜日)

ダカールラリーの試走隊のレポートが発表された。本当ならもっと格好良く書いてサハラへのロマンを掻き立てるべきだろうけど、非常に人間的で柔らかくて好感が持てる。と同時にこの壮大なラリーも、その実はこんなにも人間くさく作られているのかと親近感を覚える。ひとたびラリーが始まるとまあ別物になっちゃうんだけどね。
ボクたちもゴビ砂漠では10年にわたる試走を繰り返してきたし、国内にいたってはTBIやTDNなんて、もう20年近く試走をやっている。試走は、まあハプニングの連続であり、我慢と自己抑制と、まあ鍛錬の場でもある。コンビニなんか狂おしくなるほど恋しくなるしね。まあダカールはカミオンを連れているし、でもシーズンが早すぎて虫の大軍に悩まされているみたい。きっと西日の美しいデューンで、糊の効いた白いテーブルクロスで、シャトー・ラトゥールなんかをワイングラスで飲みながら・・・なんてのは大方幻想に近い!というのは僕だって知っている。
それに彼らも「村」を通らなくて進めるルートを懸命に探しているようだ。いずれにしても道は、人々の暮らしを繋いで作られてきたわけだし、深い知恵と長い時間の経験がそれを作ってきたので、そうではない道を探す!というのは砂の中に落としたスプロケット??を探すようなものだ。つまり大変だけど、何とかなるものだということが言いたい。日本の地方都市だってそうだ。バイパスを作れば良いのに、いちいち町の中に道が入ってきてやがて出て行く。これは古い時代の交通が、町に物を運んだり宿場や補給を必要としたところから始まったのだから仕方がない。そんな一方でバイパスや高速道が出来てしまって、商いが立ち行かなくなったものも少なくない。交通が社会生活や、まあ経済の基盤であることに異論はない。
いずれにしても道は地球上に網の目のようにある。大体舗装された道なんてのは詳しくは知らないけど10%に満たないはずだ。舗装することは環境破壊とは誰も言わないのはなぜだろう。そんで舗装路しか走れないクルマの窓から、河川敷をチョコット走っているオフロードバイクに目くじらを立てるのもいかがなものかだ。埃がいやなら、中国北東部の砂漠化に関して立ち上がんなさいって。
ダカール試走レポートのアドレス
http://www.paridaka-info.com/2007/D…….(リンク先はPDF)>>
きょうの一枚
チームスガワラ2007ダカールへ向けてマシン完成!!テルの2号車も速くなった
らしい!これで2-1号車の順で1-2フィニッシュしてもらいたいのだが・・・。

2006/10/25 (水曜日)

石油の高騰は一段落したんでしょうか?いずれにしても限りある資源ですから、ジャブジャブと出ていなければ、やはり希少で高額なものになるのは経済原則どおりでしょう。代替エネルギー技術開発がまだひと世紀くらいかかると考えれば、石油は使い方を検討しつつも、100年は持たなければならないでしょう。
で、チョッと調べてみることにしました。と、Newton11月号に特集が組まれていました。「ほほお、タイムリーな」しかもメインの特集は「第2の産業革命・・・燃料電池!」まあそのタイトルにつられて買ったのは事実です・・・コクハクすると。
それによると、2004年に世界が消費した石油の総量は4兆7000億リットル!日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の消費国で、世界の消費量の6.5%を使っている!国民一人当たり1日6.6リットル使ったことになるそうな。多いか少ないかの議論は、まあ別としましょう。で、驚いたことに実は石油成因にはさまざまな説があるんだそうですな!?無機起源説と有機起源説。さらにその中からもいくつかの説があって「なーんだ、もう全部使ってしまおうか!!てな勢いなのに、成因が分かってないとは・・・」なんですね。で実は75%は未採掘で残されている!・・・とか。
次世代の石油は「固体」という部分にも興味が・・・オイルシェール、オイルサンド。オイルシェールとは熱が加わって石油になる前の岩、頁岩(けつがん)のことのようです。アメリカを中心に発見されておりその究極埋蔵量は、556兆5000億リットル!と見積もられている!だって。「ナーンダ、今世紀中持つじゃん」と思いつつも「アメリカを中心に!!??」という部分に愕然としないわけには行きません。石油は戦略物質なんです。「あーあ21世紀後半もアメリカの時代?というか、いまよりもひどくなりそう。早く次世代環境エネルギーを開発して、頁岩から石油を精製しても絶対にコストが合わない」という風にしなきゃ。そのためにもやっぱ、石油は大切に!とくにアメリカと中国には使ってもらわなきゃ。
きょうの一枚
チームACPのスポンサーでもありますグッドイヤー社から4枚組みのポスターが届きましたのでご紹介します。

2006/10/24 (火曜日)

10月の最終週といえば、例年ならガストン・ライエを迎えに関空に行くころ。そこから2週間ばかり滞在するので、それ以外の仕事を片付けておくのも愉しかった。昨年からは、なにかポッカリと穴が開いて埋めがたい思いの・・・10月末。そんな気分は今年で2年目、その前の年も急遽来れなくなったのでもう3年になるのかあ、と感慨深い。このOVというかHPは初めてガストンを迎えるころから書き始めたのだ。結構いろんなところへ行ったなあ・・・と思う。
こうして秋は人一倍メランコリックになる。しかしそんなヒマも無いくらいに今年は忙しい!!BTOU2007の開催準備!プレゼンテーション!となかなか息つく暇もない。こーしていまだに前世紀のワーカホリックぶりを引きずっている。
で、今度のモンゴルの夕べ+2DAYS・・・楽しみにしておいてください。映像、写真、プレゼンビデオ、さらにひめぎんのテレビ放送分も見せちゃおうかな?!エキスペリエンス・ランもゾクゾク申し込み到着中。お気楽な晩秋の日曜日のダートツーリング!だと思えばOK!!なのだ。
きょうの一枚
もともとボクの80はガストンのシグネチャーモデルだったんですが、全部一つ一つ手書きしたんだそうでありますな1000個を。でガストンが消えかかってるので書き直そう!といって大きく書き直してくれました。そのマシンは今事務所のコピーの前にあって、結構みんなの通行の邪魔になってますが、誰も文句を言いません。

2006/10/23 (月曜日)

新しいパジェロって良くない?ちゃんと5MTもあるし。とカタログを眺めていたら、なんとなくパリダカの時代を思い出していた。暑い夏にマシン作製が始まって、送り出しをするころにはストーブが欲しくなるころ、そうちょうど10月の終わりくらいだったか?毎日毎日、朝までマシン作り。ホントに、どうやって食べていたのか、いま考えても不思議でならない。そうやって夢中になるものがあるというのは素晴らしい。素晴らしいのだが、アットいう間に歳を取ってしまうのも事実。人生にはあれもこれも・・・となかなかたくさんのことが出来ないのだ。
BTOUのことを思いながら考えた。いろんなことをしなくても、自分が天職だと思えるもののために働こう!と。アジアのパリダカールを!の夢はまだまだ道半ばだし。そうしてたった1冊のカタログからもさまざまなことを思う。池町クンもついにミツビシのシートを手に入れた。これから大変なことは多いと思うけど、自分の信念に基づいてしっかりと歩を進めている姿は、ただただ見事だ。きっと大輪の花が咲くとボクは信じる。
ひめぎんチームのテレビ番組が出来上がった。1時間の番組を作り上げるのは大変なことだ。これにもなかなか苦労をした。いずれどこかの(って、あそこのだけど)ブロードバンドで皆さんにも見ていただけられるようにしようと思っている。
さて、とりあえずは近々のSSER 2DAYSでお目にかかりましょうね。来年のBTOUも期待しつつ準備を始めてください!!
きょうの一枚
NEW-PAJEROのカタログ・・・かつての4X4ブームの立役者パジェロ!頑張ってまたガンガンと売れる日を!僕は期待していますよん。

2006/10/20 (金曜日)

ひめ○んラリーチームの戦い!テレビになります。是非見てください!とはいうものの愛媛県だけの放送ですんでごめんなさい。
実はこれを書いてる横に「さ、飲み行こう!」と待機中。今日の一枚はそんなこんなで、テレビ放送のフライヤーでした。では、行ってきます。
(以下OVのスペースを利用して耳よりニュース!)
The 22nd SSER 2DAYS-CLASSICS 受付中!!
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2006年11月11日(土)~11月12日(日)
「闘う、ライディングスピリット、錦秋の久万高原に集う。」ルートは3ステージに決定!給油は各自でお祭る広場の上にあるグランドのサービスパークで!SSは合計21本の過去最大!2ステはライトが必要になるだろう!!てなことで、きっちりとコンペティティヴな装いをまとって、ハードボイルドにお越し下さい。
SSER 2DAYS-CLASSICS には、数社のテントが出る予定。KTM広島からは
KTM540SMR・・・モタード(ナンバーなし・公道走行不可)
KTM450EXC-R・・・BTOUで前田さんが乗ったバイク(ナンバーあり・試乗OK)
KTM250EXC-F・・・今回2DAYSで前田さんが乗るバイク(大会後であれば試乗OK)の3台!
YAMAHA からはXP250が試乗OK、WR250(07モデル)の展示を考えているそうなのですが、バイクが間に合うかどーか?!というところ。BMWからも数台。HP2はモタード仕様が1台アーンド80G/Sが1台、ってそれは誰かさんのバイクじゃないんだろーか?
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/
初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン
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それはたとえば、はじめてのダートランであったりもしていいし、いつの日にか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。後ろからはコースマーク回収用のSSERのピックアップが・・・途中でリタイアして救援を待つライダーにもあえるかも・・・本人は会いたくないかもだけど。一緒に記念写真なんか撮ったりしながら?SSER 2DAYSのルートを走ってみる。対向車もなく、愉しいこと請け合い。でも参加数には限りがあります。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/touring_index.htm
モンゴルの夕べ ご案内 2006年11月10日(金)18:00→22:00
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2000枚のスライドショウ・2時間の映像ショウさまざまなドラマに彩られたBTOU2006。その思い出をふりかえる大量のPhoto&VIDEOのプレゼンテーション。夜が更けるほどに冷え込み?盛り上がる!
どうぞオタノシミニ。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube.htm
モンゴルの夕べ お食事メニュー
草原を思い出させる秋のふるさと村のお祭り広場。ムッホ・アムガランがモンゴル料理を作って皆さんに振舞います。もち羊は・・・という方も大丈夫。日本の秋のメニューも忘れてはいません。食欲も手伝ってモンゴルの夕べにも急ぎ駆けつけてください!
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube_dinner.htm
 
サイレンサー公認リストを更新しました
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環境への配慮は、騒音の抑制から!
長距離のライディングでは、音量の小さなサイレンサーほど疲れません!
音量管理は社会人としてのモラルです。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/sairenser/sairensoer_index.htm

2006/10/19 (木曜日)

天気は良いけど、毎日が秋晴れじゃない。春霞のような毎日。秋じゃない!感じ。さて、まもなくムッホもやって来る!次のスタートに向けて、すばやく取り組んでいる!つもりの今回。ここんとこの連チャンの東京出張も、そーんなボクの意欲の現れ?!だと取っていただければ幸いです。
97年、第3回ラリーレイドモンゴルでは、エタップ3でガルンツルンという町へ。そこからデューンを回り込んで、美しい谷・・・砂丘の中から水が湧き出して川になってウブス湖に流れ出しているところ!まさにボクタチは感動しっぱなし。翌日のエタップ5では、そんな湖を右手に見 ながら「大きい湖だねえ」なんて言っていたら、それは湾だったのでした。その向こうに瀬戸内海よりも大きい海?がすがたを見せました。もち生活廃水はゼロ。そのラリーでは湖に近づくでもなく南下して湖から遠ざかりました。この国境を一部またぐ湖とその西に広がる湖沼群が世界遺産に登録されたと聞くのは、その随分あとのことでした。
モンゴルの首都移転計画を聞いたときに、ボクはウブス湖畔が良い!と提案したほどです。世界一クリーンなキャピタルタウンと、東西を繋ぐハブの役目を持たした巨大空港。世界の貨物ターミナル。中国にもヨーロッパにも同距離?数100キロ四方に広がる大平原と豊富な水。発電に必要な風はたっぷりと吹いている。
来年はたっぷりとこの世界の秘境中の秘境を旅してみよーかと思っている。それにしても果てしないなあ、って感じ。
きょうの一枚
そういえば、97年はTFMと共同でラリーのビデオを作った。今見ても懐かしいし、だいいち若い。それもそうだ10年前だもの。

2006/10/18 (水曜日)

暑い日が続きます。昨日までのスーツを脱いで今日から夏物のスーツに戻りました。おまけに事務所にはエアコンが「冷房」もーど・・・笑い事じゃない地球温暖化なのでしょうか?と思っていたら昨年度の温暖化効果ガスの排出量が発表されました。
「05年国内温室効果ガス排出量、速報値で13.64億トン=環境省」
これはもう京都議定書は批准してない!というのと同じくらいのことです。そんなの批准できない!と早々に離脱を決め込んだアメリカのほうがエライ!!と言ったら言いすぎ?!この記事を続けて読みますと・・・2005年度に国内で排出された温室効果ガスの総量が二酸化炭素(CO2)換算で13億6400万トン(速報値)だった、と発表した。前年度に比べて0.6%増加、京都議定書が基準とする1990年と比較しても8.1%上回った。・・・のです。
「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」いわゆる京都議定書で定められた地球温暖化効果ガスの日本の削減目標はと言うと1990年度の二酸化炭素排出量から6%削減!しなくてはいけないのです。その1990年度の排出量は12億6000万トン!そこから6%マイナスが目標ですからそれを6%減らすと11億8000万トン!まあ言うは易しの典型のような・・・で排出権売買みたいなビジネスが台頭するわけです。ボクは二酸化炭素吸収量が2倍のマングローブの森を育てて、排出権ビジネスに参入しよっかな?
でもまあさまざまにダウンサイジングしなきゃいかんという事です。
きょうの一枚
ガントルガの後姿。10年目にして初のリタイア!!王座奪還に既に今から本気モード!?

2006/10/17 (火曜日)

今年で10回目となるラフェスタ・ミッレミリアが今日ゴールする。14日の朝「間に合いますから見ていきませんか?」と誘われていたのですが、飛行機の時間を動かせなくて残念ながら、明治神宮の南門11時のスタートには行けなかったのでした。でもプレスリリースキットを貰った。重くて宅急便で送ろうかと思ったほど。で、中身はなんとほとんどがスポンサーのカタログばっか。肝心のプレス関係は5枚程度だ。エントリーリストの中にジャッキー・イクスの名前があったのに少し驚かされました。
「えっ、ファラオって何日がゴールだっけ?」
「あんたみたいに後始末なんてせんでも良いんじゃないの・・」
「・・・」
とにかくタフな人であることには間違いない。(出走したかどうかは確認してないけど)この日本版のミッレミリアというイベントは実は非常に興味があって、参加してみたいと言うのもあるのですが、四国を2輪で同様なジロ・デ・シコク・・・なんてのが出来ないか研究中なのです。文化の日あたりの数日間、439や197、192・・・ってたって国道のナンバーだけど。これを走りきるというの、面白いかな。
さて2007のBTOU・・・スポンサー獲得活動や新しい試みへの胎動が始まりました。例年になく早い動きに、リアクションも出てきました。もう少しすると本格的に決定事項から順に発表!していきますのでオタノシミニ!!
きょうの一枚
ラフェスタ・ミッレミリアのプレスリリースキット!!

2006/10/16 (月曜日)

SSER 2DAYS急接近中!!ボクときたら先週出張の際に「ちょっと行って見ようよ」と誘われた六本木のアイスバーで・・・どうも風邪をひいたみたい。でだらしない週末を送ってしまいました。「なんでアイスバーなん?」という疑問はともかく「冬はやっていけるの?」「大丈夫です。でも今年の春オープンしたばかりですから?」と店員さん。お店の人も1時間交代ですって。外に出たらメガネ曇って困ってしまいました。
さて、いよいよBTOU2007が発表されることとなりました。詳細はまだ少し先ですが、さまざまに劇的に変わるかと思います。なぜなら・・・今年で10回の大会を終わり、ひとまずの目標には到達したので、次のステージへ!と思っているからです。
初期のころの非常にハードなラリー。中期のころのように地理的模索の時代のラリー。そしてここのところの政治的な挑戦のラリー!!これからは、中国奥地を通っていくラリーの創出を近い将来に目指して、これまでのさまざまな要素を満たした世界で最も美しい草原と砂漠アジアのクロスカントリーラリーを目指すことと致します。
中国スタートはしかし本格的に北京に「SSER-BEIJING」を設立してからの取り組みとしましょう!ということになり、この部分では環境技術などさまざまな多方面におよぶ企業の協賛などを求めていくことになります。
今回の2007の主たる目標はウブス。西の果て。地理的には北京よりモスクワのほうが近いのでは?近年世界自然遺産に登録された湖とその西に広がる希少な湖沼群。湖の一部はロシア、近くにはバイコヌール宇宙基地もある(はず)むかしこの国境地帯を通った時には、数台のクルマで移動したのだが、無線にはノイズが多く、そのうち通話が出来なくなった記憶がある。東西冷戦後間もないころでした。まあいずれにせよこの辺りも秘境中の秘境です。また氷河を抱く山もあって、今回はその麓の道を行くことにしたいと思っています。続きはまた。
きょうの一枚
秋深まる久万高原町で見つけた、ひと足もふた足も早い桜の姿。また春に咲くらしい。すばらしい生命力です。2006年10月15日撮影

2006/10/13 (金曜日)

先日OVでお伝えしました新企画、初めての方に新企画「初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン」いつか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。詳しくはコチラをご覧ください

2006/10/11 (水曜日)

やっぱりボクは水曜日だと思う。なにがって、この水曜日を充実させないことには1週間が「アッ!」という間に過ぎてしまうことを発見した。水曜日は1週間で最も大切にしたい日!だ。
で、話は突然変わるのだが、国際社会はどこへ向かうのか?というお話。たとえば中国とインドが日本並みのモータリゼーションを迎えるには地球が4個いる!という話は以前書いた。同じく世界が保有する核は、地球を何度も絶滅させるほど。環境問題と核の問題・・・どこか根っこでは同じかも。北朝鮮が「核実験」だったかどうかそれほど大きな問題ではなく(いや、ごめんなさい)なんちゃって核実験(ウソのね)であっても、抑止力でしか使えない核なら「持っている」という宣言するだけで良いんじゃないか。持っているふりをしておけば良いのだ。実はここだけの話だが、僕はカクを持ってないけど・・・高知の池○さんは持っていてBTOUのあと、爆発させて長く入院したらしい。この核も結構ヘンなことをするときの抑止力になるかもしれない。
まあ、いずれにせよ議論騒然。東アジア核のドミノ?なんて話で俄然日本や台湾も保有に走るのではないか?とウワサされているのだと言う。
日本はプルトニウムが大量に溜まっていて、六ヶ所村再処理工場からフランスまで持っていって何トンかたまりに溜まっているはず。そいつを愛媛では伊方原発で燃やすのだ。MOX燃料、プルサーマルという。まあこれはこれで大騒ぎ。でもある意味日本ほど技術的に簡単に転用出来る国もそうはないので、持たない国と持っている国の中間的に見えるかもしれない。H2ロケットなんてスーパーロングディスタンスミサイル!もあるし・・・でも液体燃料なんで、この前まであった個体燃料のμ-5なんて最適で・・・ってボクはなにを言っているのだろう?まあボクも含めて、人類とは、どーしてこうも非常識で哀れな存在なのかな。
ラリーの話も忘れてはイカン。ファラオラリーも終わり、北アフリカも少しずつ秋の気配が?桐島ローランドさんの完走の報を嬉しく受け取りました。かなり早いステップで、彼はダカールにでることに。なんだかクロスカントリーラリーが盛り上がりつつあるように思います。
僕たちも継続開催に強い意欲を見せて、準備に取り掛かっているところです。それにしてもこちらはこちらで厳しい東アジア!西サハラや湾岸とはまた一味違った難局が待ち受けているねえ。
きょうの一枚
本日お越しのモト○ークス外車クラブ?のご一行様・・・トラ、ドカ。R80という組み合わせ。日帰り水曜ツーリングの帰路・・・日曜日に休めない人と走るための企画で年に1回?やるそうです。

2006/10/10 (火曜日)

すいません!更新をサボっていました。金曜日は目の回るような忙しさで、3連休もそのまま仕事に突入!!でもHP2の17インチのホイールが届いていると言うので、「どーせ林道なんか行く暇ないし!誰も誘ってくれんし」と、打ち合わせお出かけエクスプレスにと、ちょこっと組んでみたら、これがすこぶる!!でした。コンチネンタルのロードアタック?とかって勇ましいタイヤが着いていて「ウーンむかしのファントムみたいだ」と言っても誰もわかってくれない。それにしても最近のタイヤはスバラシイの一言。途中で止まってフロントのダンピングを少し固めに直し、リアのエアサスに空気入れ足して、久しぶりに気持ちの良い街中ライディングを楽しんだりしている!交差点なんかもやけに面白い。E46M3くらい面白い!?
SSER 2DAYSにはユニークな話題がぽつぽつと・・・もうすぐ発表することになると思いますが、オタノシミニ。日曜日はラリーの最後尾からツーリングをする「エキスペリエンス・ラン」を企画中!これは、いったいどんなコースを走るのか?コースマークを見ながらガイド役と共に走行。後ろからはコースマーク撤収のカミオンバレイ?がやってくる。ひょっとしたらリタイアして救援を待っているライダーに会えるかも・・・それはたとえば誰か?ってお話はなしね。
それにSSERではポットキャスティングを始めるという模様。ポット・・・って?な人もいるでしょうけど、新しいことに貪欲なあの気分が帰って来たなあ、って感じがします。
きょうの一枚
間抜けなくらいフロントタイヤが小さい。どーせならフェンダーもモタード用をセットで出すべきだ!でもロードバイクが欲しくなくなってちょうどいいや。

2006/10/05 (木曜日)

クロスカントリーラリー・・・なんとも心を揺さぶられる言葉です。ラリーレイドという表現は妙にハードなイメージなのですが、クロスカントリーとなったとたんに、なにかたおやかな丘陵地帯をイメージするのはボクだけ?でしょうか。んで北海道4デイズのネーミングは「CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS」にしようと関係先に打診中!日程も間もなく決まりそうです。夏の「北の島」のたっぷり感!TDN-NEよりも濃密な北海道。詳細の決定は間もなく!です。あーあ、早く行きたい。
9月末に答えを出すと言い放っていた2007年のモンゴルも開催に向けた調整に入りました。隔年開催のほうが参加者数の確保には効果的だという意見と北海道との両立開催は?という疑問の声も、ないわけではありません。
しかし、なんというか呼ぶ声があるのです。なんかこう天の声みたいな、というと笑止でしょうが。まあ、自身の限界への挑戦みたいになってしまいますが、2007年はTBI、北海道、BTOU・・・クロスカントリー三昧の年になりそうです。どうぞよろしくお付き合い下さい。
現在ファラオラリー開催中!!またこのタイミングでミツビシやVWが2007ダカールの体制を発表しています。ミツビシのニュウウエポンは2台、アルファンとペテランセルにゆだねられます。増岡とロマは現行のパジェロエボ。VWレーストゥアレグはバタネン、サインツらが。
きょうの一枚
X-1トラックと呼ばれるカマズ・・・参加者のダッフルバッグを運ぶビバークエクスプレス!「次はこれを飛行機にしたら?」と提案しました。でも空港がないところはどうするのか?という問題が残ります。

2006/10/04 (水曜日)

そういえば9月末に世界で4人目の宇宙旅行者?がカザフスタンの草原に還ってきたというニュース。女性ね。本当はライブドアの元役員が行く予定でしたが、健康診断でひっかかったらしいですね。で、いったいこの商業宇宙旅行の正体とはいったい?これは実は国際宇宙ステーション!世界の数カ国が協力して2010年に完成予定の・・・むかしは2006年完成予定!と言っていたのに。なのですが、宇宙ステーションに滞在するクルーとソユーズの交換に行かなくてはならないのです。緊急帰還用にステーションには常時往復用宇宙船ソユーズを繋留?(とは言わんだろ)しておくのですが、このマシンの宇宙での賞味期限(正式には軌道上運用寿命)が200日。つまり新しいソユーズに乗ってステーション長期滞在滞在クルーと交代して、180日あまり滞在していた2人と有償の旅行者が古いソユーズで帰ってくるというもの。
つまり国際的なミッションに、ひとつだけ席を民間に空けているという不思議なもの。かなり無理があるのではないか?と。そしてその旅行者は宇宙ステーションに1週間あまり滞在して帰還!!というわけなのですが、その間は何をするのでしょう?400kmの上空から飽くことなく地球を眺め続けていたのでしようか。でもやっぱ、仕事を持って出かけないと面白くないのでは?とボクは思います。90分間で地球を1周するわけですから1日16周!9日間の滞在だったので144周!!時間の概念はどのようになったのでしょうか?てなことを考えていると「そーだ!試走の冒険の旅にも、一般の有償での参加枠を作ったらどーだろか?」なんて。
きょうの一枚
10年も前の試走風景。ここはモンゴルの最西部。カザフスタン!にほど近いところ。言葉もカザフ語で住んでる人もカザフ族。国境はどういう意味を持つのでしょうかねえ?高知との県境に棲んでる愛媛県人は、言葉は伊予弁なんだけどね。

2006/10/03 (火曜日)

いよいよ10月。下期のスタート!衣替えも終わってみんな秋冬の服装に・・・と思いきやまだ半袖。日中はまだまだ8月のウランバートルより暖かい!ウランバートルは・・・そういえば情報局はどーなったのだろーか?このHPも新執筆陣を迎えて、衣替えをしようかなあ?と思っている下期のスタートなきょうこのごろ・・・・・。
最近のボクの地理的な興味は、モンゴルとロシア国境にまたがる、西の果ての湖ウブス湖。近年世界遺産に登録されたこともあって、一度だけラリーで最接近したあの時に、もっとしっかりと探検しておけば良かったと思うこと仕切りです。それにしても遥か遠くて氷河を頂く高山と砂漠に囲まれた不思議な自然環境を作り上げているから驚きです。モンゴル最大の湖ウブス湖のお話の続きはまた今度。
きのう10月2日月曜日の日経新聞は、各社の全面広告で埋め尽くされていました。新聞の使命とはなにか?と考えさせられるほどにです。それほど多くの企業が経営統合をしたり、新しい展開を立ち上げるこの下期のスタートとなった!のであります。時、おりしも新内閣が発足し「美しい日本」を標榜し船出したときであります。賛否や野党の批判は当然あるでしょう、抽象的かもしれません。さらに肩を持つつもりなどありませんが「美しい日本」良いではないですか?!審美眼や美意識は、相当にまちまちでしょうが、それでも美しさに対する一定のアイデンティティは醸成されつつあるのではないか?と思います。
2007年、多くの団塊の世代がリタイアします。そのシルバーマーケット?を目指して各企業もあの手この手だそうです。しかしなにか違和感を感じるのはボクだけではないでしょう?リタイアした連中が、みんな豪華客船クルーズに出かけたり、温泉旅行三昧とか・・全くありえないと思うのですがいかがか。彼らはおそらく安倍さんの言うところの「再チャレンジ」いや初めてのチャレンジかもしれませんが、チャレンジするはずです。知識と経験と、比較的安い固定費、子育てや住宅ローンなどの重たい家計の負担のない彼らこそは、日本の新しい起業家達たりえるのではないかと思っています。
われわれもチャレンジをしなければなりますまいて。
きょうの一枚
ボクのオフィスの部屋にかかる超特大のモンゴル全体図からウブス湖をアップで!!世界自然遺産に登録され、多様な生態系と自然環境はすばらしいものです。

2006/10/02 (月曜日)

「その後、マングローブはどうなったか?」
3月28日のOVの「今日の一枚」と比べてみてください(写真)ひと夏をすくすくと過ごして倍くらいの大きさになりました。このくらいの小さな鉢では、もうこれ以上大きくなるのは限界かなと。トイレの洗面台に放置されていたガジュマルもまるで梅の枝のように自由に大きくなっていてビックリ「やっぱり熱帯の木々は育つ!」と実感を強める今日この頃。となれば、この熱帯化を積極的に使おう!というコトは、自明の理。今度はゴムの木を入手!これは秘密ですが県の試験場にゴムの木を植えてもらいました。天然ゴム・・・タイやインドネシア、ベトナムなどのプランテーションから四国の段々畑にその主生産地は移ることは間違いありません??次はコーヒー豆「最近コロンビア産より四国産のほうが旨いよ!」とかなるはず、きっと。こういうシフトをすること、で福○にあるとあるバイク店の主人は、所有する畑に「まずはマングローブを植える!」そうであります。「温暖化を嘆きつつも愉しむ会」をつくろうかなあ?なんて思ったりしています。
話は変わります。YS-11が退役!しました。戦後日本に航空機の生産をさせなかったアメリカですが、いまでは日本のカーボン技術なくして航空機の生産が出来ないまでになっては来ていますが、いずれにしても世界の航空機市場は、アメリカのボーイングとEUのエアバスと2分化された感はありますが、実はここにきて中小型機の需要見込みが高まってきています。カナダのボンバルディアとブラジルのナンだったっけ?のふたつ。がしかし三菱重工のMJ(70人乗り、90人乗り)の2モデル・・高いカーボンテクノロジーで、もうすぐ初フライト?大量ハブ間輸送から、最終目的地間の中小量輸送で新しい時代を迎えることは間違いありません。だいいち燃費が20%以上も良いらしいですものね。
きょうの一枚
3月28日のマングローブと今日のマングローブとSSER熱帯植物園!まだみんな半そでTシャツ・・・。

 

 

 

2006/09/27 (水曜日)

なぜだかボクは日経産業新聞を取っている。んでもってこの新聞、なかなか充実しつつある。下手な社会面のない新聞は、なかなか宜しい。他の業界のことなど整理された情報が役に立つ。でも実際には、この新聞に書かれた程度の情報は、既にネット上でいくらでも手に入れることが出来る。しかしその大量にある情報を必要に応じて収集し、取捨選択することが「編集」なのだとも言える。取材はほとんどネット上で事足りるのではなかろうかとさえ思ってしまう。この数年間トレンドセッターだったLEONの編集長がドタバタ劇の末に交代した。ヘンなコピーを世にはびこらせた功罪はともかく、オヤジたちがこんなにも涸れていなかったのか・・・・・と驚く。
むかし書いたけど早朝のTV番組が盛り上がっています。一昔前はCMも入れ歯接着剤とか?高齢者向けのものばかりが少し・・・だったのに、今では結構オシャレなものがたんまり・・・早朝番組といえば「明るい農村」だったのだが、早起きオヤジたちのおかげで、ワイドショウも変わったね。という事を知っている僕も早起き?!かもしれません。
まあ情報は取捨選択して、また疑ってかからないとね。
きょうの一枚
夜霧に包まれたSSER2DAYSのパルクフェルメ、ナトリウムのオレンジ色の明かりがナイトランをメインステージとしたSSERの郷愁を感じさせます。

2006/09/26 (火曜日)

秋ですねえ。秋たけなわ。街は秋祭りの飾り付けが始まり、もう気もそぞろのお祭り好きは、はっぴ姿で歩いています。朝夕はめっきりと涼しくなって・・・で話は変わりますが、なっちゃいましたねえ官房長官に塩崎さん。古いSSERの参加者の皆さんは覚えていますでしょうか?SSERスタート前のふるさと村で、ごあいさつを頂いたりバイクにまたがってふざけていた、当時の大会名誉会長は塩崎さんの父君でした。あの当時、困難な許可関係を強力に推し進めていただいたものでした。これからの困難な局面に、官房長官にはぜひとも頑張ってほしいものだと思います。
さて、そんなことよりSSER 2DAYSの日々が始まりました。今年もやるですよ!!もう。
きょうの一枚
SSER2DAYSより・・・朝のスタート風景。緊張感が伝わってきますね。今年は少しばかり寒いかもです。

2006/09/25 (月曜日)

おまたせ!SSER2DAYS・・・間もなく詳細がこちらのHPからご覧いただけるようになります。たぶん今日か明日・・・少し寒いシーズンになってしまいましたが、相変わらず久万高原のダート三昧は愉しいこと請け合いです。前夜は「モンゴルの夕べ」なんか特別のサイトも出来て動画が見られるんですね。しかも「続きは・・・・」と、いいところでCMの入るテレビ番組のよう。久万高原の寒い夜、もち屋外!鍋とかおでんに焼酎で・・・たっぷりの映像を・・・わいわいとやりましょう。ま、とりあえずはHPでご確認下さい。かおるさん!焼酎!!
で、もうひとつの問題はデイステージなのか?ナイトステージなのか?ということ。答えは、デイ70%ナイト30%くらい。2日目は完全に明るくなってしまうでしょう。ヒストリックは問題なく明るい!!でヒストリックのSSは2本で10km!!そして近年問題の騒音問題をどうするか?特に輸入車の・・・ちょっとアタマ痛いです・・・でも近年になくタノシミタノシミ

2006/09/22 (金曜日)

地元の新聞やテレビで「ひめぎんチーム完走報告会」が報じられました。壇上にはボクのほかはみんな30代、女性は20代・・・新聞を見て?ボクに寄せられるコメントは「髪を染めなさい・・・」「・・・・・」いつまでも若いつもりでしたが、いけません。ところであの安倍さんは染めてるんだろうかね?
さて、これより横浜に向けて出発!!なのですが途中1件の仕事の打ち合わせで、寄り道をしてから行きます。大勢の方が荷物の引き取り?もそうですが懇親会が楽しみの様子・・・なにも出し物を考えてなかった・・・どーしよ。
さて、最近友人らがファンドを立ち上げて、収益金を環境・・・特に温暖化対策や砂漠の緑化に使う!という壮大な・・・利益を上げるための目的を明確にしたもの・・・内容もメンバーも凄い!のであります。が、そんなこんなでふと目にとまったニュース。
『バージングループのリチャード・ブランソン会長は21日、グループのうち航空、鉄道会社の全利益を向こう10年間、地球温暖化防止のための代替燃料開発事業などに投資すると発表した。世界の気候変動、健康、貧困、紛争の問題に取り組むためにクリントン前米大統領が呼びかけた「クリントン・グローバル・イニシアチブ」のニューヨークでの年次総会で打ち上げたもので、投資総額は30億ドル(約3500億円)になるとしている。ブランソン会長は「私たちは美しい地球を親の代から受け継いだ。我々の代で取り返しのつかない環境破壊をしてはならない」と述べた。 利益を度外視した投資なのかどうか尋ねられ、「利益をもたらす投資もあれば、もたらさないものもあるだろう」と述べた。 クリントン氏は「石炭石油エネルギーの寿命は今後35年とも100年とも言われるが、今行動を起こすことが重要だ」と述べ、他企業の追随に期待を寄せた。』アサヒコムより
さすがリチャード・ブランソン、だが世界中の代替燃料開発の投資額はそれぞれ相当なものだろうから、これは彼一流のメディア戦略かとも思うけど、まあ説得力はあります。いや、こうした企業経営のスタイルが新しいトレンドになってきてます。目的が明確なのは宜しい!!うちもそーかも?
きょうの一枚
ヤク・・・はじめてこれを見たテルクンは大きな犬!だと思ったそうな。ヒマラヤやモンゴルの高地で遊牧され時にはキャラバンを組んで・・・ともかくなかなか面白いヤツです。

2006/09/21 (木曜日)

新総裁誕生!ボクの同級生が新総裁に!あっ、いや同級生といっても学校が同じとかじゃなくて、まあ同い年ということですかね。昨日の議員の投票には無効票が1つ、それには「安倍晋太郎」と書かれたそうでありますな。これを、マスコミはさまざまにメッセージと読み取るわけですが、なかなか奥行きがあって宜しい。単純に老議員が書き間違えた!という事にしてしまわないところが面白うございます。
まあいずれにしてもボクは明日から出かけて、北京飯店に行くわけですが、いや横浜へ貨物の引取りにいくのですが、この北京飯店・・・懐かしいような。みなさん!中華街でお目にかかりましょう!・・その前に保税倉庫で・・・。
きょうの一枚
お間違えなく!これは北京市にある北京飯店。そうこの夏のあの・・・で、今回の北京飯店は横浜中華街の入り口だよん。

2006/09/20 (水曜日)

最近書きましたが、どうもこの数年、秋の虫の音に異変が!?と思っていたら今日の地方紙「愛媛新聞」には特集が掲載されていました。どーもうちの事務所の前の山桜の古木を占拠して、人が近くを通っても鳴きやまないのは、ヤッパ外来種?!そー思いつつ夜の街に出てみれば木の種類によるようですが、そいつが鳴いている木は、それは凄い音量!もう風情とか情緒とかじゃあないです。その音たるや騒音。日本の秋も、こうして亜熱帯化してきたおかげで、・・・そうそう庭の生垣にハイビスカスの花が咲いている家を見かけました・・・考え方や暮らし方を熱帯風にかえればいいのか・・・やっぱマングローブの植林計画!などを推進しようかな。
昨晩はひめぎんの完走報告会!1000人収容のホールは超満員!!??立ち見まであわせると1200人以上!の来場者!で熱気ムンムン!!映像もプロジェクターも、これ以上ない!ものを投入!!さらに懇親会!2次会!と松山の夜は更けていったのでありました。遠路お越しいただいた皆様!ありがとうございました。さて、次の仕事!!に取り掛かりましょう。
きょうの一枚
でけました。写真集2006年版・・・ホントはもっと良い紙、良い印刷をしたいのですがお許し下さい。でも昨年よりも楽しさはUP!してますよってオタノシミニ

2006/09/15 (金曜日)

レクサスからLSの内覧会の案内が届いた。その機械・・・素晴らしいプロダクツであることは間違いない。贅を尽くした封筒は、素晴らしいデザインこの上なく良質の紙、特色バッチリの印刷と、掛け放題のコスト。さて、自動車の将来は、明るいのだろうか?ついにその封筒を開けなかった。アウディからもRSだかSだかの案内が届いた。こっちはそそくさと開いて「うーん」とうなっている。アウディは多分(あくまでも多分)ディーゼルで勝負してくるだろうと思う。あの中国はアウディ天国、A8、A6・・・なぜか全部「黒」だけど。間もなくはじまることは火を見るより明らかな、中国国内の環境対応車の販売競争!アウディのディーゼルがスタートダッシュ!をきめるかも?日本勢のハイブリッドは?なんか近年に起きる自動車業界の天下分け目の中国の戦い・・・あまりにも違うソースで闘う!というのが興味深いのですが、ディーゼル大好きなボクも、ここはひとつ日本のお家芸ブシドーじゃなかった、ハイブリッドで勝ってほしいものです。でもアウディ恐るべし・・・ではあります。
で21世紀の最適なシティコミューターは、バイクだって。
古いバイク友達がやってきた。55歳だった。「長くバイクに乗ってないけん、バイク買いたいなあ」「買ってどーするの?」「昔みたいに、ケモノ道に行こうや」ボク「人生のケモノ道?」「おお、それはずっと走っとる」そーいえばけだものみたいな人でした。
「えっ、ボクも?」
「こんな人たちが絶対似合わないのが、レクサスやなあ!?」
「えっ、ボクって結構ソフィスティケイトされてないすか?」
「あると思う?!」
「・・・・・・・」
きょうの一枚
北京の町からリンタク?の姿が随分減ってしまった。92年にはホテルから天安門までリンタクに乗って川のような自転車の流れに乗って!でかけたものです。でもこんなリンタク?が・・・冬でもOKなんでしょうが夏はどーすかね?え、人は運ばないの?お店?キャストホイールが悲しい・・・。

2006/09/14 (木曜日)

「電気自動車みたい・・・」新政権のことを誰かがテレビでそう評していた。こういったたとえ話するのうまい人いますよね。本論そっちのけで洒落や比喩に情熱を燃やす・・・んで、その新政権って安倍政権のことかなあ?、電気自動車つまりクリーンでゼロエミッション時代が待望した・・・のでありますがパワーがない。というたとえ話。そんなさなかバイオエタノールやバイオディーゼルの話が盛んになってきていますね。どこかのベンチャーが立ち上げたら業界が死ぬほど目くじら立てて反対して、潰してしまった?んだったっけ?確かガソリン税に絡む問題で捻りつぶされたんだったというのに・・・で、なおかつ植物起源の燃料なら燃焼して大気中に放出されるCO2は、もともと植物が大気中から取り込んだもので、京都議定書からは免除される?!んだそうで、環境問題とくに温暖化効果ガスは京都議定書が全てなわけではなく。。。ってもうすぐ期限切れるんじゃなかったでしたっけね。
とにかく自転車、スーパーカブ、軽四、ハイブリッド・・・なんて時代。それにしてもスーパーカブねえ(しみじみ)
きょうの一枚
環境問題・・・とはかけ離れたゾーモット。ところがこのあたりは非常に良質な炭鉱脈があって、中国が狙ってる!のであります。鉄道を引く計画まであって、万が一のことになればとんでもないことになるかもです。恐るべし中国!その貪欲な消費を押しとどめる技術と啓蒙を!!そうだ「啓蒙」という言葉・・・続きはまただ。

2006/09/13 (水曜日)

今日も秋雨。でもすっかり気持ちのよいシーズンになってきました。ボクタチの地方では秋祭り=地方祭のお囃子の音が聞こえ始めるのもこのころです。そういえばこの地方祭のころがボクのバイクシーズンだったです。山々の棚田の稲刈りが始まるころ、SSER 2DAYSが行われていました。無尽とも思えた体力で、来る日も来る日も山に出かけていたのは、遠き日の思い出。
そういえば事務所の奥に押し込めてある80G/SとHP-2は、どちらもピカピカ・・・HP-2はまだ400kmくらいしか走ってない!し80G/Sもいまや車検と車検の間に2回乗れば良いほう。実は恥ずかしながらG/Sの走行距離は20年なのに10.000km台・・・どうもスイマセン。いつからこんなにバイクで出かけなくなったのか?いつもいつも旅に出る!とか言って着ないバイクウエアを山のように買って、ツーリング用品なんか痛む暇も無く、寂しい限りです。そんなこんな寂しさを感じるのもまた秋ならでは・・・いやでも弁解をすると、プロシードはバイクの代わりで年におそらく30日も乗らないでしょうが20万キロ!4駆は何を買ってもすぐ20万キロになってしまう・・・で次期戦闘車両の購入計画が上がってきてます。もち小回りの効くピックアップ、もち4駆、ガソリンでMT・・・ツイントリップGPSはもちろん、通信機材やカーナビまでつけてラリールート制作仕様モデル!なんか良いのはありませんか?環境性能も良いヤツが良いです!!ハイブリッドのピックアップとかって良いかもですね。やっぱ秋はTBIのルートセイサクで美しい山道を静かに駆け巡りたいもんです。
きょうの一枚
BTOU2006のナビゲーションテスト・・・ナビゲーションとはまた数学のようなものでもあるわけです。で、ナビとは自分がどこにいるのかを知ることでもあります。自分の位置を知らなければ行く方向もわからないのです。広大な大地でルートブックに頼らないナビ?をしながらルートを作って行ってるのです。写真提供:藤井健司

2006/09/12 (火曜日)

「世界が変わった」といわれる9.11/2001・・・ボクはその「文明の衝突」が書いた世界・・・とここまで書いて自分ちのHP内検索で「文明の衝突」ってググったら・・・書いてる書いてる、いっぱい書いている。サミュエル・ハンチントンの予言を次々と証明する事件が起き続けて・・・21世紀はイデオロギーの衝突ではもう戦争は起きないわけで、文明間の衝突が・・・もうやめよー。全ては変わるのは当然のこと、変わらないものはないのですから。
さてスペシャルなご案内
ひめぎんチームのBTOU完走報告会が、9月19日火曜日午後7時から愛媛県民文化会館サブホールで行われます。ゲストに池町選手と山田さん(ボクのことだ)・・・いかに彼らは闘ったのか?それはラリーの現場だけでなく、スタートラインに立つまでも戦いであったわけです。そんなこんなで、SSER関係の皆様で参加希望の方はご一報下さい。ひめぎんチームの戦いぶりもたっぷりと映像で・・・ってその編集で死にそー!になっているのですが。写真集も入稿(印刷に行きました)19日にご来場の方には記念品セットに入っている!!ので参加はちょっとオトクかもです。遠路やって来ても・・・です。
きょうの一枚
ラクダは不思議な動物だ。姿も可笑しければ表情も宇宙人的だ。被写体としては、この上なく面白い。特に冬毛の時が良いのであるが、なかなか冬に見る機会はすくない。撮影:小澤いずみさん

2006/09/11 (月曜日)

先週はOVをお休みしてしまいました。もちろん病に臥せっていたわけではありません。元気良く東京出張!赤坂の料亭で鱧と松茸に舌鼓を打ち!!(ホントってば)夜の銀座ではバブルの時代を彷彿とし・・・(これもホント)ラリージャパンのマシンのピックアップに関東まで出てきていた池○君とご飯を食べ、某自動車メーカーにプレゼン(ナンノ?)に行き・・・さらに凄い顔ぶれの方々と朝からミーティング!「ビルゲイツ財団との打ち合わせがどーの」とか、「ムーディズの格付けがどーの!」とかってのは、世間話でするもので、仕事で真剣に話してるのは「ボクは初めて!」中国の自動車と環境負荷、ラリー、エコチャレンジ・・・と自分の土俵の上だけで勝負!スルシカナイのも情けなかったり。帰りの飛行機の中では飛んだのも着いたのも知らないほど・・・なのに!帰って来た日も日曜も深夜業。写真集の最終の作業やら番組の制作やら・・・この多忙さはナニ?
でね、(少し暗く・・・)やっぱり思うんですが人には天分。天から与えられた役目というかポジショニングがあるとです。一抱えほどの自分の両の腕に、抱えられるものって、そんなに多くはないとです。
ここまで10回ラリーレイドモンゴル~BTOUをやってきて、大変だったけど充実していたし面白かったです。で、これが天命なのかなあ・・と思うことはしきりです。じゃあそれもホントウに完成域に達しているのか?その使命を果たしているのか?という問いかけには、まだまだ伸び代(しろ)はあるんじゃないかと・・・喧騒と異様なほどに進化を続ける東京に、背筋の寒くなる思いをしながらも、あの夏の日々のことを遠い過去のシーンのようにしか感じられなくなった自分を少し疎みながら、ボクがやるべきことはなんなのか・・・自問自答のこの数日間なのでありました。
きょうの一枚
池町くんとスーパーカブ(尾崎さん撮影)そんな池町クンだって、陽気で能天気なわけじゃありません・・・スーパーカブにまたがって、喜んでいるのですが?彼も先を見つめて自分の可能性に大いなる自信と、その同じ量の不安を感じつつも、ちょこっとふざけていたりします。

2006/09/06 (水曜日)

秋が確実に深まっています。我々の事務所はかなり郊外!なので、虫の音が凄まじい!!の大合唱。ドアが閉まっているのに虫の音は室内まで届きます。「いったい何事か?」と、さまざまな事象を自然界からの何がしかのメッセージ!と感じる傾向の強い僕は、年々大きくなる虫の音にも、異変を嗅ぎ取ろうとするところがあります。
BTOUの映像を編集していて驚いたのは異口同音に聞いた「今年はお花がたくさん咲いてきれいだったよ」というコト。実のところボクは「そーですね???」な状態だったのです。試走のときに咲き乱れていた花々は枯れているのですが、また違う花々が違う土地に咲き乱れている映像がたくさん。ヘリからは良く見えなかったんですが、なるほど納得。「今年のモンゴルはお花畑だったんだ!」と。しかも乾いた南ゴビの大地も妙に緑が多くて、砂漠のイメージが随分変わりました。で、これも自然界からの良いメッセージなら良いのになあ?と思うことしきり。
自然の力は侮れません。留守中のマングローブは元気で生育中。四国にマングローブの森を!というのもあながち夢ではないかもしれませんぞ。
きょうの一枚
お花畑とプリウス・・・環境を語るにはバッチシの一枚はチームACPの西條さんの写真です。

2006/09/04 (月曜日)

なんと事務所ではBTOU写真集と映像の編集がダブルで進んでいる。それはそれはとても大変なことです。ボクはVの編集前素材を数十時間分を見ては船酔い状態・・・写真集も9/20アップ(印刷上がりの)予定ですので、それまでにお申し込みいただいた方には送料無料!でお届け予定。お値段1200円!!申し込みはまもなくこちらのサイトから可能!なようにしておきます。
ところでライブドアのホリエサンの公判が始まりましたが見ましたか?ボクはこんな遅い時間まで事務所にいるんでテレビは見えませんが・・・・・なんか巨悪とか戦後最大級の経済事件とあおった割には、その実は世間や権力機関の悪意?だったのではないのか?という擁護的な意見も当然出てくる展開。あれくらいのことで(スイマセン)ここまでひどいことになるのなら、社会保険庁や巨額の税金を湯水のように無駄に使ってきた官僚とかはどーなん?という感じがします。もちろんボクはどちらも擁護するつもりはありませんが、どちらもツケは国民に回るのですね。
ボクは最近某お役所で叱られましたが「叱る立場にあるのは我々で、あなた達は国民を叱る立場には無い」と、叱っておきました。まあ、ホントに教育のあり方などを真から議論しなければなりませんね。でもって人間はやっぱ品格です。ホリエモンって今日はスーツにネクタイ姿だったそーですが「なぜ?」と思う人は少なくないでしょうね。どっちでもいいけど・・・。
きょうの一枚
今年のBTOUのMVPはX-1カミオン・カマズかもです。参加者より早くビバークに到着する日もあって・・・ヘリで運んでる10kgバッグって・・・と思うことしきり。まさかオンコースで追い越された人・・・いないでしょうね?

2006/09/01 (金曜日)

朝のニュースで、オシム?ジャパンっていうの?サッカーか何かの日本チーム?海外遠征に行くのに、朝発表があってその日のうちに出発!!ってエアチケットとかビザとかはどーするんだろーか?なんて考えていたら「どうもこれってメディア向けのキャンペーンじゃないのかなあ?」なんて思えなくも無いね。一方では高校球児たちは、2学期始まっているのにアメリカを満喫している姿がテレビで大写し・・・というか追っかけ状態。誰の口からも文句が出ないのだね。費用は誰が負担しているのだろうか?
とまあ下衆のかんぐりみたいなことはヤメ!でせっかくの秋晴れ・・・HP2に乗ってお出かけ・・・なんて出来るはずも無 くお仕事。80G/Sも最近整備済みなのだムフフフ・・・さあ、秋晴れの毎日!来て頂戴ね。ボクは旅に出るのでごわす。
さてBTOU2006参加の皆さんならびに関係者の皆さん!次のご案内の連絡がまだのようですが、これまでになく超特急で制作されている写真集が9月20日過ぎには出来上がるよって送り出しします。役員の皆さんとは打ち上げを!?参加者の皆さんとは横浜ナイト?!を、予定しています。いや、これから予定します。オタノシミニ。仕事の速いSSER・・・ジブリー???も早いやんか!?
きょうの一枚
エタップ5の朝、ビバークを出発。ビバークにある砂丘を朝の光を浴びながら飛ぶ。この朝、いくつかのアクシデントがあった。ゾーモットに向かいながら祈った。ホントウに祈るような気持ちで過ごした1日となった。このあとは砂嵐で視界が悪くなってオンコースが飛べなくなった。

 

 

Organisation Voice 2006/08

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/08/31 (木曜日)

チェックカードをまじまじと見ていた。なんでもない一枚の紙だけど、これを貰った瞬間から時間との戦いがはじまる。左腕のチェックカードホルダーに差し込むもの、シートの先端にあるノグチシート製?のホルダーに差し込むもの。CPやゴールで指の力を失って自分では取り出せなくなってオフィシャルに取り出してもらうもの。そのままスタンプを貰おうとして、ケースにスタンプ大の穴を開けているもの。ひどく汚れたカード、たった一枚のカードだけれど夢と困難と、それを克服した何かひどく大切なカードのような気がして・・・最終の確認が終わればみんなに返してあげればどうなんだろうか?とか、いろいろ考えた。
BTOU最終局面の闘いは実はさまざまに彩られていて面白い。スプロケットを失った池町。40分差で2位の池田は、それを探すのを15分だけ手伝った。絶望的な展開、池町の失った勝機と勝利の女神の気まぐれ。池田が出発したあと池町はスプロケットを見つけた。しかしワッシャーが見つからない。通りかかった遊牧民が見事にサイズのピッタリのそれを手渡す。鬼神の走りの池町。この話題に沸いていたRCPに異様な速度で突っ込んでくるマシン。池町がこの最終局面ETAP-9で池田に遅れること30分。しかし総合ではかろうじて15分差で首位を守った・・・15分、それは池田が池町の元にとどまった15分。実は凄いドラマがあったのですねえ。
いやどちらもあっぱれではあります。そんなエピソードをテレビのシナリオに書いたんです。けど放送は地方だけ。
きょうの一枚
奇跡的な出来事も強運で片付けてしまう池町。いまはラリージャパンのレッキ中で、まあその世界でも活躍するはず・・・それほど凄いやつになってますよ。

2006/08/30 (水曜日)

BTOUの記録をVTRと写真で試写中。写真集にしてもVIDEOの編集にしても、まああまりにも膨大な素材の中から組み立てていくのであります。素材が少なければ「こんな少ないのでは出来ん!」と毒づくのでありますが、こうも多いと「多すぎて全部見る時間が無くて出来ん!!」とやっぱり毒づく!のであります。人間というのは実に勝手なもの・・・
さて写真集は、今回は北京を皮切りに1エタップずつ競技の流れに沿って編集をして行こうと思います。そんな目でビデオも見ていると、エタップ4で大きく勝負の行方が動こうとしている辺りが興味深く見れます。初日からトップに立った池町佳生が何度もトラブルやら、自ら招いた大ミスコースやらで優勝争いを面白くするか!?と思わせておいて、その実そのエタップのうちに驚異的な巻き返しで、先にゴールしたライバル達を、なかば「あ然!」とさせる強運と勝負強さを見せ付けます。RCPで2時間あいたビハインドをあと130kmあまりで40分差まで詰めて貯金を使い果たすことなく首位を守ったり・・・と、そんな面白い戦いぶりがさまざまにこれから紹介されていくことでしょう。
本当に愉快で素晴らしかったBTOU!これからつまびらかになっていくことでしょ
きょうの一枚
先日「いずれまた・・・」と書いたチンギスハーンホテルのポーチに止まってたR1200GS-ADVの写真が出てきました。なかなか、やってますが世界のアドベンチャーフィールドも狭くなりつつあります。でも大切なのはハートではありますまいか。

2006/08/28 (月曜日)

申し訳ありません!!というのはSSER 2DAYS-CLASSICSの開催日程の変更!の件でございます。予定通り開催すべく鋭意努力をしようと試みたのですが・・・あいにく肝心の1ヶ月前!にボクがダウン!!つまりこの一番肝心なのは、このタイミングまでの事前調整。ならば!とばかりに既に手配済みのGroup-Nと合併開催してチョッと力強く行こうではないか!!という結論に達したものです。22年目!ということで、振り返れば長い時間継続して来たものだなあ、と感慨もひとしお。昨今のエンデューロのムーブメントの隆盛は、目覚しいものがありまして実は大半の役目は過ぎたのかなあ・・・なんて事も考えたり。ともかく、日程変更は前向きに捉えてのことですから、ぜひともこの秋の夜長の風趣にとんだ?SSER 2DAYSをお楽しみ下さい。さてBTOUの写真集は9月中旬!?に発刊予定。写真をエントリーされる方はお急ぎくださーい。
きょうの一枚
池町を強襲するヘリ・・・ああ武装してたらなぁ・・・ダダダダダッ!と行くんですが。でこんな写真があるということはカメラ側もヘリ・・・ということでさぞや怖かったことでしょう池町クン。ローターの先がヘルメットを掠めたことでしょう。

2006/08/24 (木曜日)

暑さがこたえて?ボクは激しい夏風邪をひいてしまいました。そんなことしている場合じゃないってのに・・・というのもラリーの大量の映像と写真!!と闘わなければならない数週間だからです。参加された皆様からも、デジタルに限られますが自信の1枚を(いや2枚でも3枚でも・・・)をお寄せ下さい。当初のお約束どおりフォトブックを作成して掲載させていただいた上で、数部をお届け!!致します。ということで風邪がひどいので今日はこの辺りで・・・来週はBTOUを振り返ってさまざまな角度から検証をしてみようと思います。

2006/08/23 (水曜日)

「届けられたETAP-5のランタン・ルージュ・メダル」
熱い夏の記憶に彩られたBTOU2006の現場より、ようやく帰還いたしました。8月初旬北京、高速道路をすべるように走るアウディの窓からまだ初々しい百日紅(サルスベリ)の花が伸びやかに空に向かって咲き競っているのを眺めました。「百日紅の花、好きだなあ」夏が来るたびに思います。中国にあっては、まさに中国的で日本の山里にあれば、まさに日本の里山的なその花の佇まいはボクの魂に響きます。一方モンゴルの大地、今回のラリールートには花々が咲き乱れていました。ゴールするごとにスガワラサンは「今日もお花畑がきれいだったよ」とH木編集長は「涅槃とはまさにこういうところのことを言うのだと思いましたよ」とムズカシイコトを言います。そのほかにも「花が咲き乱れていて、ピストをはずせない」とか、ラリーの中にあっても、その花を愛でる心を持つ参加者の心情が嬉しくもありました。
今回は全てのステージにステージ優勝メダルとランタン・ルージュ・メダルを用意しました。MOTO部門は池町が全て持って行く!のではないかという勢いでしたが、エンフトル、池田、マコちゃんらがパーフェクトを阻止!AUTOは面白いように日替わりで、挙句プリウスに1回は獲られるという展開!そしてランタンルージュはひめぎんとミニ軍団の熾烈な?争奪戦(本人達は全然そうは思っていない)そしてETAP-5の表彰をするブリーフィングで「このランタン・ルージュ・メダルは、事故を起こして緊急輸送された34番の選手が無事に生還できるように、そしてその暁には彼に渡したい。」と1個だけ渡さずにポケットに忍ばせて、ガストンライエの写真と共にラリーの最後までを見届けてきました。昨日、そのメダルを持って広島の病院に出かけました。そして彼の枕元に、最後の生還者を讃える証として置いて参りました。
このことはこうしたHP上ではなく参加した皆様にいち早くお知らせするべきだと思ったのですが、いやいや最速はこのOVだと思い、ご紹介しました。10数年通い続けたボクにしても、最も美しいと感じたこの夏のモンゴル。池町の戦いぶりもミニとひめぎんの戦いぶりも、プリウスなどの戦いも、どの一つを切り取っても美しく激しく勇気とロマンに彩られたすばらしいものでした。こうした記憶が、さらに昇華していくためにも弛まざる歩を進めていくことにしましょう。
きょうの一枚
1995年のシャートー・ムートン・・・モンゴルのスタートした年のワインを、参加者や役員の有志より寄せ書きと共に頂きました。ありがとうございます。近々飲むです。

2006/08/07 (水曜日)

いよいよ明日、BTOUがスタートします。全員元気で最後の調整に余念がありません。ひとつ残念なことがあります。それは月が満ちてきていること。今ようやく陽が沈んだと思うと東の空は半月がかかりその明るいこと。これでは満点の星空が仰げません。あと数日で満月、ラリー最終盤には、プラネタリウムもびっくりな星空が仰げることでしょう。ウランバートルの現在の気温は12度。肌寒いを通り越してフリースやダウンが登場しています。さて、明日はエタップ1の速報をお届けします。 (06/08/07 00:01)

2006/08/04 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATAR2006、スタンバイ完了です。天候も良好。ただし小泉首相の訪モの日程が二転三転していて、こちらの事情は大変です。ゴールのパレードは小泉さんとニアミス?するかもなのです。
ボクは本日涼しく快適なウランバートルをあとに、北京へ向かいます。北京は故宮の近くで、参加者のみなさんの到着を待ちます。今夏はヨーロッパ、北米が猛暑のようでユーラシアは少し過ごし易いのでしょうか。
8月5日、北京のブリーフィングは8月6日16:00ウランバートルでの開催に変更いたしました。8月5日は、夜まで北京の散策を楽しんでもらおー!という素晴らしい配慮!なのですが、実は北京飯店は政府関係のセミナーがいっぱいで・・・まぁそんなオールドチャイナな由緒あるホテルです。ボクも一度泊まりたかったホテル。
そんな8月6日は原爆記念日、61回目になりますね。昭和は遠くなりつつありますが、世界はいまだ不安定で、戦火もどこかで止むことがありません。通訳の若い男の子も、フランスの外人部隊に志願してる!というのを聞いて言いようのない気分です。

2006/08/02 (水曜日)

ホテルのポーチにR1200GS-ADVが停っていた。写真を送るのはまた今度・・・(通信事情が宣しくない。)まさにこれぞ大陸間弾道弾!マドリッドから、ひとっ走りでウランバートルまでやってきた。でタイヤを見るとどーもロード寄り。そーだ、ほぼ舗装路だけでやって来れるのだ。仮に北京を目指すのであれば、中モ国境までは悪路だ。
ともかくそんなことよりこのモーターサイクルの最も美しいシチュエーションであることは間違いない。全てがノーマル+オプションだけで、これほどまで完璧なマシンはちょっとほかには無い。オーナーの姿は見当たらなかったが、その佇いは、自信に満ちていて、「なんでもない」という様子がにくらしい。
そう言えばシトロエンがヨーロッパから走ってきたお話しをしましたが、先週は20台ばかりのヒストリックカーがフランスからやって来た!という話を聞きました。どーもヨーロッパからウランバートルまでの新しいアドベンチャールートが拓かれているようです。それはロシア事情が好転したことも影響していると言います。最近まではロシアンマフィアが道を塞いで通行車両に悪行を働いていたはず。「そんな小銭をかせいでるヒマはないほど忙しい」らしいのでどーも安全は確保されてきた模様。いずれにしてもロシアの高度成長が、恒産無きところに恒心無しを地で行ってる感じ、まあ金銭的にひと段落すればモラルも上がるのでしょう。
日本人も、もっとモラルアップ!!人の見てないところでゴミを捨てたりとかしないように。ラリー参加者がお手本!!
 

Organisation Voice 2006/07

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2006/07/31 (月曜日)

コンテナがウランバートルに到着した。実は今回は法改正があって輸出通関がとても困難で、かなりビビッた。ひょっとしたら間に合わないかもという危惧もあった。
ウランバートルに到着した初日に、ボクはスタート地点のヌフトホテルに出向いた。コンテナを置く場所を検討するためだ。ヌフトホテルは空港からわずかのところ。でもそこは環境保護区でホテルの周辺にいる限り、そこが一国のキャピタルタウンとは俄には思えないほど。ここにコンテナを置いて参加者の到着を待つのは、過去10回の大会のうち5回くらい?になるかも。
でもはじめて気が付いたのではないけれど、そのコンテナを置くところはお花畑になっていた。エーデルワイス、キンポウゲなどの日本では稀少な高山植物・・・。
とまあ、今年の夏は過去にないほどモンゴルらしい夏だそうで、緑は濃く、涼しく、とても素晴らしい。後は寝冷えに!気を付けて毛布を覆って寝てる!

2006/07/28 (金曜日)

気がつけば週末!という現象は、ここのところ加速していて子供の頃あれほど待ち遠しかった週末が、いまでは呪いの言葉のひとつも吐きたくなるほど、ひと呼吸ほどで訪れる。でもってそのいくつメカの週末に先発隊はいよいよ出発します。良いことといえば、涼しくて良く寝れる気候・・・なのが常ですが昨今の気候を鑑みるに、いつもどおりであって欲しいと願うばかり。
ウランバートルに行き、北京に行き、再びウランバートルに戻るという行程。そしてそこからエタップがスタートします。まだお伝えしていませんが、北京のブリーフィングをキャンセルしてヌフトホテルで合同のブリーフィングを行おうかと考えています。詳細は間もなく発表予定。ですから幾分北京では観光が出来るかもですが、こちらは激暑の予想。
さて話は変わるけど「ディーゼルがきてる・・・」って感じ。ルマンをディーゼルで制覇したAUDIあたりのディーゼルが好いんでないかい?といかにもああいう広告的なやつに弱いボクは急傾斜中。「なんか嫌味が無いよなアウディって」「昔は女性の車ってイメージだったよね、赤いアウディ」「ボクはやっぱビッグクワトロっすね。」日本ではディーゼル=環境負荷、というイメージが出来上がった感がしますが、これからは来ますよ、ディーゼル。

2006/07/27 (木曜日)

時代が動いている。昭和天皇のメモなんていうのが暗がりから出てきて、8月15日の終戦記念日も間近になったというのに誰のどんな意図なのか、面白い?!総裁レースは俄然東アジア外交とやらを巡って、さまざまな駆け引きが大きなターニングポイントに差し掛かってきている。と思えば隣国からは金大中事件の真相が語られ始め、現政権の奇妙でなりふり構わぬ戦略が、幼稚に見える。イスラエル・レバノン戦争?国連施設にイスラエルは空爆!?これでは長期化は避けられない。なんて中で少しは明るいニュースもある。中国が2010年までに環境対策事業に20兆円の投資をするんだという。水や大気の汚染の激しさは、かつてどこにも無かったほど未曾有の激しさであろうと思う。投資もよろしいが、きちんとした戦略にのっとったもので、かつ他国に環境負荷をかけないように・・・なんて暑い夏には考えたくないような話題。
さて、出発を控えたボクはさまざまに思考をめぐらして、おおよそ起きるであろういくつかの問題をイメージスタディをしてる。
そして、たった1個の時計(プロトレック)止まっていたので先月電池を換えたのだが、それをどこに仕舞ったのか分からなくなって、この時間の無い中を1時間近く探し回った。で、出て来た。バッグのハンドルに結わえ付けてあった。そういえばその時計はラリーに行く時はいつもそうしてあったのに・・・・時計、実は愛用の20年も腕にはまっているやつがある。腕時計も好きなアイテムなのでいろいろ買うんだが、やっぱりこの1本に勝るものがないんだ。クルマと時計、いまもっているのが最高のお気に入りになってしまうと、どうもそれで良いとなって、興味がうせてしまうところがある。それはそれで幸せなのだが。

2006/07/26 (水曜日)

四国は一足先に梅雨明けの模様。容赦ない夏の太陽が・・・こんな時は夏休みの子供に戻りたいと思うのであります。自由でわがままで、好き放題だったあの頃。一瞬先にも遥か未来にも、なんのフアンも無かったあの頃。でも一度だけフアンに駆られた夏の日がありました。こども?といってももう中学生の頃、約束した川に何故かその友達が来ません。いつも子供達でにぎわっている石手川の淵、そこはボクタチの天然のプールであり岩の間に手を入れて手づかみで鮒などを獲る、そんな場所でした。さすがに小学生くらいの姿は無く、いわば中学生くらいの子供の独壇場でした。
その日に限ってお昼過ぎに集まってくる者はひとりもいなくて、何が起きたのだろうか?と不安になりました。それでも1人で川で遊んで、でもなぜか気味が悪くなって、自転車に乗って家に帰ろうとしました。するとそこはゴーストタウン。その頃呼んだ本だかで、一人ぼっちで取り残されたあの感覚。アツイナツの午後に全く1人の人影も、行く車も無く・・・ボクは「やってしまったんだ、異次元に来てしまったんだ。」と、どうしようもないフアンにさいなまれながら、家に帰りました。すると家族は誰もいません。「やっぱりそうか?!」と思うと奥から、ってその部屋は夜にテレビを見るだけの部屋で、だいいちあの時代は昼間にテレビを見る!!なんてことは、あってはいけないわけで・・・・・テレビでは松山商業と三沢高校の高校野球の決勝戦。延長18回再試合だったあれ、野球にあまり興味なかった僕は、まあそんな調子で熱い夏は毎年毎年甲子園がやってくる度に、あの背筋がぞーッとした感覚が蘇っては懐かしいなあと思っています。
その夏の高校野球も、おそらく例年にない猛暑がやってきて大変なことにならなければ良いなあ、と老婆心ながら心配な昨今の天候。
まもなくボクはモンゴルに向けて出発します。小泉さんも同じ頃モンゴルに行くみたいで、建国800年の記念式典に出席?するのでしょうか。ボクはラリーに向けた最後の準備をするんだ。
きょうの一枚
ただただ青い空。先に梅雨明けした四国から、まだ雨模様の皆様に・・・と言ってたら曇ってきた。

2006/07/25 (火曜日)

「疲労困憊中」
どうも本日はBTOU各参加者宛に公式通知とルートブックの発送に成功した模様です。忙しくしているみんなはまさに疲労困憊の様子。朝から深夜までひたすらBTOUの準備・・・おそれいります。ボクは日曜日の疲れのうえに昨晩はヘンテコリンな組み合わせで酒の席!!東京から2名、神戸から、広島から九州から各1名・・・愛媛から4名・・・むくつけき男ばかりの酒宴は、それでも盛り上がり不思議に夢とロマンな話に花が咲きました。おかげでボクも疲労困憊・・・出発の日程が急接近しているというのにね。
きょうの一枚
今回のBTOUのルートブック!!分厚いでしょ。結構力作かも。おかげで慢性肩こりに悩まされています。慢性?マンセー?

2006/07/24 (月曜日)

この週末は、記録的な豪雨。この豪雨は全国で21の都道府県で観測史上最多!!を記録したそうです。まさにとんでもないことです。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。一方ところかわってヨーロッパではこれまた記録的な熱波。数年前の熱波を大幅に更新しそうです。また夏でも朝夕は涼しい西ヨーロッパではクルマにはもちろん住宅にはエアコンの無いのがほとんどです。こうして温暖化の影響による気候変動は、さまざまな脅威となって明確に表れて来ているのは、もう疑いの余地の無い客観的な事実です。事実は事実としてそろそろ因果関係をきちんと伝え、根本的な対策を講じなければならないと思います。安保理は地球温暖化対策の国連軍を!なんてボクは言っているのですが、人類の生存を強烈に脅かす共通の、かつ何よりも手ごわいエネミーは温暖化だといえます。
この日曜日、ボクはこの夏のラリーに続く大仕事をやっていました。これも実は環境問題に関するような背景もあるのですが、エネルギー政策上の問題、その公開討論会を運営していました。で、いつも思うことなのですが、東西冷戦以降明確になった「危機エネルギー不変のボク的法則」余談ですがフヘンで変換したら不変と普遍と不偏・・などがでてきます。なんかどれも全て漢字として使いたいような気がしました。危機つまり緊張は、常に一定量で、東西冷戦後起きたナショナリズムは危機を世界に撒き散らし、でもその危機の質量は分散しても総量では変わらないというボクの主張・・・米中台の3つのバランス、仮にAとBが仲良くなれば、AB間危機のエネルギーは減ってもCとの間で緊張が高まるというわけです。
実際のエネルギー政策でも、脱化石燃料化を勧めれば温暖化効果ガスの排出は抑えられても、同じだけの代替エネルギーがはらむ危機が生じるだろうということ。
全てのクルマがゼロエミッションの(とりあえず今は)電気自動車になったとすれば、電力に対する依存度が急速に高まり、全く違う発電方法でも開発しなければまかなえないはずです。その新しい発電方法が再生可能エネルギーであるかどうかは疑問、それにしてもそれが持つリスクも少なくない。
どちらにしても温暖化はエアコンの消費を著しく向上させ、冷やすために必要な電力をまかなうために、何かを燃やしまた地球を暖めていく。中国沿岸部にはおそらく恐ろしい数のエアコンが着きはじめています。年からは暖炉のような巨大な陽炎が立ち上り。家の中を冷やしたのと同じだけの熱量が空気中に排出され、自動車の排気熱・CO2・・・何とかエアコンの排気熱をカプセルに封入して、冬に燃料として使えないだろうか?なんて考えているのはボクだけなんだろーか。

2006/07/21 (金曜日)

ずっとデスクの上にあったVSD(フランスの雑誌)の付録・・・MERCI THIERRY POUR TOUTES CES ANNEES D’AVENTUREつまりティエリー・サビーネ追悼20周年の記念小冊子というかタブロイドだ。表紙には見慣れた写真。砂嵐っぽいところを1986年8回大会白いジャンプスーツを着て歩いている。・・・を眺めていた。次のページにはニジェール川を渡るハシケの上で中央で微笑むガストン初優勝の84年の写真、横にいるオリオールと握手するサビーネ。ガストンたちももちろん白い皮のライディングスーツを着ている。1976年のアビジャン・ニースに出場しているティエリーの写真もある。もちろんどの写真も全て見た事のある写真ばかりだ。白い・・・ボクはこの色に恋をしたのかもしれない。
20世紀の最後の四半世紀に生まれ成長した、このパリ・ダカールラリーとその創始者であるティエリー・サビーネ・・・・・時代の巡り合わせが良かったのか?悪かったのか?ボクは知らなくても良いものを知ってしまい、なぜだかすっかり魅せられて、自分の人生の進路に大きな影響を受けた。というか、ここまでやってきてしまった。もちろんいくつもの分岐というか選択肢はあったし、選択をしてきたわけだが。
そんな70年代から80年代にかけての、彼らの時代の写真の一つ一つが輝いていて、それらを見るたびにいまだに激しい眩暈を覚えるほどだ。その思いを何とか実現したいと思いながら、SSERをスタートさせて22年。そしてBTOUはラリーレイドモンゴルから数えて12年目なのだが、10回大会を迎えた。
時代は変わった。21世紀だ。子供の頃見た輝かしい空想科学の世界の21世紀とは程遠く、いまだ20世紀の憎悪や因習や古いイデオロギーを引きずっていて、混沌としているようにも思えてならない。しかし、ティエリーの写真の背景に写る赤茶けた大地、広がりを見せる空間はおそらく変わってはいまい。世界を結ぶこうしたラリーが、もっと違う大きな役割を果たさなければならないと思う。思い上がりかもしれないけど。
きょうの一枚
こんなんです。でも以前にもOVに書いたような気が??スガワラサンからの今年のお土産。

2006/07/20 (水曜日)

「マスターオブゴビ廃止。ガストン・ライエトロフィー設置」
今回のBTOUは毎日のステージウイナー表彰が行われることになって、マスターオブゴビトロフィーはなくなる模様だ。しかしそれに替わって、愉快なベストパフォーマンスライダーに・・いやドライバーも含めて全参加者の中からベストパフォ-マンスなお1人に、ガストン・ライエトロフィーが与えられることになりそうな気配・・・栄えある第1回受賞者は??だーれ?
話は変わりますが、検察庁の出張旅費不正受給ってのにボクは衝撃を受けた。検事達が格安航空券やホテルパックの安い出張旅費で、ほんの少し浮かした公金を着服していたとは・・・・・。出張で溜まったマイレッジは?会社の電源で充電する自分の携帯や通勤で使う電気バイクは??などと細かいことを議論したことがあるけど、「まあ良いやん」という人と「額の大小には関係ない」というふたつのグループに分かれる。警察官は前者で検察官は後者なのだとおもっていたけど・・・「ナーンダ」でも○HKのカラ出張よか全然許せる。
センバクンは団塊の世代リタイア者はコンパクトカーに乗る!!といっていたけど正反対の意見を聞いた。サラリーマン時代には周囲や上司に遠慮して買えなかったガイシャ!を定年シテ買う!!のが流行っているらしい。というのである。まあまさに正反対の意見を同じ日に聞いた。
で、結論。どちらも正論である。つまりは変化を望んでいるだけでベンツを売ってBbを買った社長は今度はAMGじゃなきゃ気がすまなくなっているっての!バイク業界はチト違う。
きょうの一枚
身体真っ黒で顔真っ白!のヤクの撮影が目標という変なボク。それにしても世界の珍獣に数えられても可笑しくないくらい可笑しい?

2006/07/19 (水曜日)

豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。毎年更新される記録的な豪雨。確かに昔からも梅雨の終わりには、いつも集中豪雨があったのですが・・・地球温暖化対策待ったなし!てか冷却しないといけない!とボクは思うのであります。
予想された台風やハリケーンの巨大化や、局地的な大雨。まあいずれも海水温度の高さから起きているわけですが。G-8では少しは話し合われたのでしょうか?
アイガーの山腹が崩壊したというニュースは、岸壁に凍みこんでいた氷が融けたものです。世界中の氷河が後退して、ツンドラは融けてビックリするような氷漬けの保存状態の良いマンモスなどが出てくるのは歓迎ではありますが、それ以外では地球規模で!というか安保理で、何とかしなければならない!というのは先日書きました。
おそらく間もなくですが、燃費規制のようなことがはじまるかもです。またガソリンよりもCO2 の排出量の少ないディーゼルエンジンが、EUからの外圧?で積極導入されるかもです。いや、それはないか。まあこの手の話は、もう何年も書き続けましたが、そんな次世代のコミューターはバイク、良くて軽四でしょう。(デモねそんな事を考えていたら、ボクのレンジローバーったら驚くほどに燃費が良くなってビックリ!!エアサスをコイルに変えただけなのに?なぜ?)
中東で起きていることは戦争です。戦争は地球温暖化効果をいっそう促進します。国家間の緊張も同じく・・・です。空中で給油しなきゃならんほどの作戦が続けられているのは、環境におけるテロ行為です。
「ウッ、グリーンピースが入った。」
「じゃあ大会本部隊のカマズはいいんかい?」
「・・・・・」
「ラリー自体はどうなん?」
「・・・・・」
で中東の話。ガソリンは高騰(チョッと戻しましたが)ここんとこのこれらを言い表す流行の言葉で地政的(チセイテキ・・・といえば地勢か知性という言葉でした)が、これが経済用語になって・・・当然戦時下に弱い円は急落。SSERはこんな土壇場になっての予測外の大きな変動に・・・怒、涙。損害は計り知れません。だから平和にしてっ!て言っているの。
まあうちの損害はともかく、次はイランに飛び火したら、世界経済は収拾がつかなくなります。でイランの国連による拘束力を持った(はやりの)第7章を含む決議が間もなくでしょう。・・・だから脱石油・脱化石燃料に!しなければならないのですが・・・チョッと試乗したV10・507PSの、なんと素晴らしいこと。
しかし「どうしたのよ?」というばかりのスーパーカーブームもアメリカンフルサイズラグジュアリーのブームも、急速な陰りを見せています。市場からスーパースポーツは姿を消して、ミニと軽四にばかりなってしまいそー。
これからのクルマ選び、難しくなりそーですね。
きょうの一枚
UPされたミニ写真館第4弾より。ラリーで最後にウランバートルについてくぐるのがこの門。いわば完走者たちの凱旋門。

2006/07/18 (火曜日)

怒涛のような3連休が過ぎました。全部仕事!しかも毎日深夜まで。だけども大半はデスクワーク。涼しい事務所の中だから良いようなものの・・・・・で、ふと目に留まったBMW R1200GS ADVのカタログ。どうも写真がチベットだかパミール高原だか。そういえば1200GSのカタログは南米のアタカマだったような。BMWもアドベンチャーフィールドに中国の奥地をオファー!しましたか。その前はどこだっけ、そうそう南アフリカやナミビア。いずれにしてもボクたちのような人種の持つ旅への憧憬を巧みに?表現していて、悔しい。「ほら、これだろ!?お前らノホシイモノハ、ホラッ、ホラッ」「グウー」とぐうの音くらいしかでません。
でそのカタログ、多くの方は既にお手元にお持ちでしょうけど・・・どのページの写真も素晴らしいし、まるでモンゴルかと見紛うばかりの近似感。極めつけは故事成語や孔子の言葉がフィーチャーされているという広告界の禁じ手。(肖像権切れの「ローマの休日」をいち早く使うあざとさ!もねえ!?)いずれにしても設定も写真もコピーもで、ボク的にはメロメロ。「己の目標を知る者だけが、自らの道を見つけることが出来る。(老子:紀元前4あるいは3世紀)」
これまでBMWモトラッドの広告やカタログ・・・ドイツ語から日本語への訳者をもう少し文学的で広告コピーの専門家に・・・と思っていたんですが、最近はほんの少し良くなった感はありますね。でもドイツでやってるんでしょう印刷や製本も微妙に日本のそれとの違いを見せています。
とまあ、こうしたカタログに使うコピーとしては実に尊大なのではありますが、これまでのどのBMWのバイクのカタログよりも良いですね。
「どこへ行くとしても、心を尽くしてそこへ向かえ。(孔子:紀元前551~479)」この言葉は、まあ奥地にツーリングに行く時はBMWを選びなさい。とも取れるのですが、まあ何を成すにしても心を込めて準備をしろ!ということで、この言葉のように頑張って3連休を捧げているスタッフのみんなには感謝です。
何をやっているのかと言うとさまざま。でも最大はコマ地図の最後の入校チェック・・・コマ地図は何人もが何重ものチェックをします。距離やGPSポイント。外部の人に見てもらうことも忘れてはいないようです。書いている時間よりもチェックにかける時間が断然多くなります。膨大な手配と資料制作。地図の作成やらエマージェンシーのパンフレットやらチェックカードにも、真剣に取り組んでいる様子。こうしたまさに膨大なBTOUに関するさまざまな準備・・・あなたもそうであるように、私たちもまた、心躍る仕事なのです。何日も何回も丁寧に。書き上げたコマ地図を印刷に送るとき「念を入れてください。」と。「・・・」つまり念を入れるとは「入念」に見ろ。ということ。それでもひょっとしたら間違いはあるかもしれないのですが、まさに心を尽くしています。
「どこに向かうとしても、心を尽くして・・・」よし!これからの座右の銘とします。ちなみにこれまでのボクの座右の銘は「意志あるところに道は開く・・・」まあ同じ意味なのですが・・・この銘は奇しくも故橋本龍太郎元総理と同じでした。弟の橋本大二郎高知県知事には、ラリーレイドモンゴルがスタートする前に外務省やNHKに橋渡しをしていただいた方です。こうした「道なき道」を切り開いたときに手を差し伸べていただいた恩人や、何よりもこれまで支えてくれた大勢の参加者の皆さんに対して、心からの感謝の念でかの地に向かうこととします。
きょうの一枚
てなわけでADVのカタログ・・・写真もコピーもそそりますので、是非手に入れてみて。

2006/07/14 (金曜日)

いや、それにしてもここんところの猛烈な暑さ。猛暑、酷暑・・・もう言葉ないかな?夏の高校野球地方大会なんて、この暑さで大丈夫?ボクたちが子供の頃は平気だった?のにね。比較的に涼しいというイメージのあった大分の日田が昨日は36.9度を記録したんだって・・・体温より高いね。まあこのアツイナツを乗り切るのに必要なのは、体力、ということになりそー。上空から街を眺めると、全ての建物からエアコンの排出する熱気が陽炎を作っていて、さらに街を熱している。ボクは思う。この排出される熱エネルギーを蓄積できないのかなあ?そして冬にそれを再び使う。あまりにあまったプルトニウムを使って・・・いやこの発言は慎もう。
暑いのは中東も、相当暑そうで東アジアよりも相変わらず、で国連のイスラエル非難決議はアメリカが拒否権を発動。どうもこの拒否権というヤツが曲者で、時代に合わない感じがするね。まあ国連憲章の前文を読めば「われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、・・・」と続く。まあ連合国だからね。
でも昨今は国連改革も声高に叫ばれている中、世界が期待もし注視も摺るようになった国連、そして安保理。21世紀のパラダイムに相応しい改革を望みたいものです。今人類の共通の敵は気候変動、それも温暖化効果ガスの排出量の増加。特にアメリカや中国の排出量の1.2位がこぞって頬かむり。アメリカの対応はまさに拒否権のようなもの。この問題こそが人類の生存の危機を高める問題で安保理決議に持ち込むというのは?んで米中が拒否権。
また暑さのせいでわけの分からないことを書きました。今日から日銀もゼロ金利廃止。また時代が動き出しそうな予感。
いずれにしても、お金から少し自由になって、尊厳とか自立とか、そんな風に「・・・・高楊枝」で行きたいものですね。えっ、充分行っている?!
きょうの一枚
口に合わないのですがモンゴルで手に入るお菓子。田舎の村にも少しずつお菓子が増えてきてます。ご覧の通り標高が高いので袋の中のエアがパンパンになってます。中のお菓子はエアクッションのおかげでつぶれない?

2006/07/13 (木曜日)

やっぱり夏休みは「恐竜博」・・・ここのところ毎夏休みの風物詩?ともいえるこのイベント、デパートであるのとはチョッと違う!世界最大の・・・で7月15日から幕張メッセで開催されるのであります。成田から行くので寄り道していきたいくらいの気分なのでありますが・・・・・。
ところで、ボクタチがゴビで命名した「恐竜の谷」は、大平原に稀に降る大雨とその流れる水が数万年の間に削った岩の形がまさに・・・。いまにも動きそうな恐竜にそっくりだったからだったのでした。もうこの辺りは、なににしても奇妙な姿の岩というか山というか、まあ不思議な世界を創っています。まるでその岩は、ゴビザウルスなんて名前の大型の鎧竜がここにはたくさんいるんだよという墓標のようにも見えるのです。初めてその谷を通りかかった時、あまりの異様さにクルマを止め写真を撮りました。少し休憩をしようかということになり、その不思議な光景の中を歩き回りました。すると岩登りの得意な「サルのような」通訳のモンゴル人の若者がたくさんの化石を拾ってTシャツにくるんで持ってきたではありませんか。
「どこにあった?」
「いくらでもありますよ、この辺りには」
少し行くと、過去には湖だったと思われる大きな低地があり、そこには侵蝕を繰り返したと思われる岩山の断層が露出していました。歩くだけで様々な化石、低地には立木のまま化石になったであろう木の化石、亀の化石は完璧な姿で、その後に現地に同行した学者によるとその亀の化石は現存する最も完璧なものである!とお墨付きを頂いたが、「ならば」とその学者のウランバートルにある研究室に寄付をした。
もちろん今では、勝手に掘ることも持ち帰ることも出来ない貴重なものだが、あの斜面の白亜紀高ジュラ紀だかの断層を横にスライスすれば、何千、いや何万体の恐竜が眠っているような気がしてならない。それよりも何よりも、次の丘を越えたら緑が広がり恐竜達が生き生きと暮らしている光景が飛び込んでくるのではないか?!という思いにまで至るのであります。
きょうの一枚
とまあ、恐竜の谷です。チョッとこの写真では伝えきれないので・・・・あとは現地で。

2006/07/12 (水曜日)

もう夏ばてで、ボクは超クールビズ・・・短パンとポロシャツで毎日出社。もちろん来客用にまた急な打ち合わせにと、スーツもロッカーに3着入っている。
でなぜこんなに夏ばてするのか?というとやっぱりモンゴルだと思う。6月1ヶ月近くをあの涼しいと言うか快適な国で過ごせば、カラダはまだ3月か4月くらいの調子になってしまうんだ。さらに8月はほとんどあちら、なのでもう少しの辛抱で体のなじんだ快適な環境にいける。でも最悪なのはウランバートルから北京に行く時かな?なんか将来、モンゴルのラリーに行かないようになるとき(理由はたくさんあるね)本当にこの厳しい日本の夏を過ごすことが出来るんだろーか?ボクはとっても心配だ。
きょうの一枚
ゾーモットの木。不思議な生命力と神聖な気分を満たしてくれる木。枝先にまで精霊が宿ってるように感じます。

2006/07/11 (火曜日)

梅雨、明けましたかね?と天気図を見ると台風はまさに北朝鮮にいて梅雨の大雨を降らせていた停滞前線は台風に巻き込まれるように北上していて、このまま日本海に停滞してしまえば梅雨明けです。梅雨とはまさに梅の雨。梅の実のなるこの頃の長雨を「梅雨」と詠んだ日本人の感性にボクは感謝したい。梅は春先に早い花を楽しませたかと思うと、伸び放題の枝を伸ばす。やがて青い実がつく。我が家には梅酒の古酒が年代ごとに貯蔵されている。ちょっとしたワイナリーならぬプラムナリー?なのである。季節をいとおい愉しんだ日本人の心は、少しばかり色あせたが、でも脈々と続いている、と思う。
鶯宿梅のオハナシ
ある時、宮中の庭の梅が枯れてしまった。
ときの天皇はこれを悲しみ、代りとなる梅の木を探させた。
とある屋敷でなかなかに良い梅の木を見つけて
それを勅命で宮廷に献上させることとなった。
天皇はその素晴らしい梅の木をことのほか喜んだ。しかしふと見ると枝に紙が結わえてある。そこには屋敷の女が詠んだ歌がしたためてあった。
「勅なれば いともかしこし うぐいすの 宿はととはば いかがこたえむ」
それを見た天皇はすぐにこの梅の木を元の屋敷に返したという。
世間にこの手の話は少なくない。儒教思想の強い半島や、また大陸にも枚挙に暇はあるまい。このくらいの情緒は北の指導者にも持ってもらいたいものである。
ところで、北京に行くと紹興酒が旨い。料理に使っても旨い。土地には土地の酒があるのだ。古く武威(シルクロードの入り口)で詠まれた涼州詩には「葡萄の美酒夜光の杯・・・」と詠われて子供心にまだ見ぬシルクロードとワインに憧れた。モンゴルに行くとアルヒと呼ばれるウオッカが楽しめる。乾燥した土地ではことのほか旨い。ただしすぐにKOされてしまう。九州はなんといっても焼酎だろうか?焼酎と言えば九州から、昨日のOVの便りが届いた。以下に本人の許可は取らずに掲載する。
「おはようございます。7日の車はやっぱりシトロエンでしたか。リヤーフェンダーまわりから観てそう思ったんですが、それじゃあ単純すぎるのでロシアのコピー車かなあとか。。。ダジャレ。オヤジギャグ。ユーモア。考えていたら何がなにやら解らなくなりました。ダジャレ(駄 洒落)について自分の意見。これ、語源はお洒落(この字だと冗談ぽい)からと思う。おしゃれとは、場を盛り上げ華やかに楽しくするための物であり、なにも、ファッションや観た目だけのものではない。駄洒落とはファッション界から遠のいた、ユーモアのある世の親父たちがその場を盛り上げるために行う最大のおしゃれである。駄洒落、親父ギャグのこつ、なにがあっても2度は言うな。10人中4、5人が解るぐらいのネタがいい。ユーモアセンスのない者はだまっちょれ。このユーモアという言葉、日本語にすれば(とんち)ですかねえ。」
とまあこの人の作る「米」は旨いです。TBIは毎年彼の作るお米を使っているのでした。
とまれ、空気を和らげたり心を開くユーモアは大切です・・・ではチョッとブラックなやつを(ホントの話)・・・「先日急遽北京入りしたアメリカのヒル国務次官補、どうも北京空港でロストバゲージ!!(この緊急時にも要人が、民間機で行っているのが良いですね)中国の誰だったか「それは、日本海に落としたんでしょう」するとこれも誰か忘れたけど「その荷物は北朝鮮に行ったんではないか?」「・・・・・」これは笑えたのか笑えなかったか。でもコイズミさんの「ラブミーテンダー」よりは数段上で、まあすべては一歩間違えるとヤバヤバ。相手の理解力を知って言わなければ・・・。
きょうの一枚
何でもかんでもチンギスハーンに・・・最近はウランバートルでもコメディアンが、現代にタイムスリップしたチンギス・ハーンが何にでも自分の名前が付けられてるのに驚く!というコントをやってて、大うけ。空港もこのたび「チンギス・ハーン空港」と改名。日本じゃさすがにここまでは遡らないやね。織田信長空港とか考えられんでしょ。でもセントレアよか場所は分かりやすいきゃも。

2006/07/10 (月曜日)

なにかとニュースの多い週末。日本人としてもいろいろと考えさせられる日々。何がスタンダードで何がそうでないのか?マスコミ報道の加熱を異常!と冷静に見る目も必要で、どうしてああもマスコミは盛り上がるのでしょうか?いや、けしてその事を悪い!とだけ言っているのではありません。朝TVをつけると北朝鮮問題と、ジダンの頭突きと、まああと少しのニュースが、全ての番組からヒステリックに・・・でも一生懸命観ているボクは「フーン」とか「ケシカラン!」とかは言ってるんだけど・・・・・でもじゃあ、スペースシャトルはどーなったのか?無事飛行しているのか?テレビはナニも伝えてくれません。まあそんなこともOKです。
マスコミは第3の権力です!いや最近はマスコミこそが国の最高権力かもしれませんぞ。そりゃそうでしょう、民意というか世論はマスコミと同じなのですから?つまり、民意は民意と言いながらマスコミが形成していくマスコミ意?なんですから。つまりマスコミは国民が望んでいるから伝え、望んでいないことは避ける。そりゃそうです、激しい視聴率競争にさらされているから。そこで新聞の紙面に踊る、勘違いをするかもしれない様な見出しの書き方、たとえば「金、全面戦争」とかっていうのは、勢いはいいけど「良いのかな、こんなにあおって」とも思います。どうもマスコミのミスリード感が、厭な感じがするのですが・・・あと、TVキャスターは、あそこまで好きに自分の意見が言えて良いなあ?!と思いますね。で、ああした思い切った意見を言う人ほど重用されていたりもするのであります。
「なぜオジサマはダジャレを言うのか」
これは最近の話題なのですが、「どーしてオジサマはオヤジギャグを言わないと気がすまないのでしょうか?」今日は全国からこのご意見を大募集!ユーモアなのかダジャレなのかはどう違うか?ジェームス・ボンドのユーモアは日本人はまねが出来ないのか?オジサマのダジャレは瀬戸際外交みたいなものか?それとも余裕の発言なのか?部下や周囲との距離感を計っているのか?あそうそう、ウランバートルで見かけたクルマはシトロエン・アミ8と判明。多くのご意見や写真ありがとうございました。
今回は九州のKSさんには是非回答をしていただきたいのですが・・・・
きょうの一枚
これ、結構ボク好物なんです。羊の肉のスープに揚げパン(まあいわゆる揚げ)が入っています。なかなかオナカも太ります。これが食べれるのは、ハラホリンとアルベイヘールの分岐にある例の郊外レストラン!なぜか二日続けて食べました。というかこれともう一品くらいしかメニューが無かったよーな。陸上移動のメカニックチームは食べれるかもです。

2006/07/07 (金曜日)

ここのところの東アジアの緊張は、われわれにも様々に関係してきて、昨年に中国で感じたプレッシャーよりも大きなものがあります。北朝鮮の暴挙は許しがたいものですが、日本でも海岸では若者が夜中に打ち上げ花火をしてはしゃいでいます。飛距離は少し短いかもしれませんが、なかには日本海まで飛んでいくのもあるに違いありません。エッそれはない?まあでも危ない!ウルサイ!という点では、傍若無人なガキのそれに似たようなものじゃないかと。スンマセンもっと考えてから書きます。
でも(まだ言っている)そう考えると「何が悪いのか?」をもっとハッキリしないといけないのでは?この騒動のスキに日本の領海で測量をする隣国の調査船のほうが、なんかまだ悪質な感じさえするのは僕だけなのか?そっちには非難決議は??非難決議だか議長声明だか、国家間の足並みは揃うはずはありませんね、敵の敵は味方ですから。三国志の時代の昔から、そうなっていますよね。とまあこの手の話は別席で・・・。
プレゼンテーションが出来なかったBTOUシッピングのためにHP上で試走のミニ写真展が始まりました。まず今日から見えるのはエタップ1から3まで・・・もち試走のルート上からですから、参考になるかもですよ。
ではまた来週ね。
きょうの一枚
ウランバートルの行きつけのカフェで・・・シベリアを越えてヨーロッパからたどり着いたこのクルマはナニ?知ってる人は教えて。でも写真からだと分かりにくいけど、とってもオシャレでした。ヤルネ!ヨーロッパのヤツは。

2006/07/06 (木曜日)

どうも日本海は波高し、なのですがワールドカップも隣の国同士で闘うという構図に。もちろんこうした闘いなら大歓迎なのですが、近隣で相互理解が出来ないのもつらいねえ。
BTOU2006も、多くの国から参加者が集まるようになりました。スポーツとして運営の成熟ぶりが求められます。正しく公平な判断と参加者への温かい眼差し、主催者に求められる資質はいやがうえにも高まってきます。
言語も日本語・ロシア語・英語・ドイツ語・モンゴル語のすくなくとも6ヶ国語がラリーのキャンプでは交わされることになります。オフィシャルにはなんと1人でこれだけの言葉を話せるものが居ます、日本人じゃないんだけど。
日本人参加者も、大多数なのですが立ち居振る舞いが肝心ですね。ひとつ日本人の素晴らしいところを発揮しようではありませんか。
武士道!ですぞ。マエダッチ!!
きょうの一枚
陽はたっぷりと傾いた午後10時頃、砂丘の谷を抜けてビバークへ向かう。試走中。

2006/07/05 (水曜日)

北朝鮮のミサイル発射のニュースに、何もかもが塗りつぶされた間のある今日の朝。まるで家に火を点ける未成熟な子供に良く似た北朝鮮の甘えと行動。「もっと構って欲しい」「ゲームを買ってくれなきゃ、暴れてやる!」みたいな幼児のようなメッセージなのだろうか。それでも家に火を放った子供は、やがて恐ろしいほどの悔恨の念にさいなまれるはずだ。なぜならば、やはり多少とはいえ大人になるからだ。しかし彼の地の指導者達はどうだろう。その幼児性は覆いがたく、大人になる日は来ない。東アジアは、まさに不安定だ。中東からつづく「不安定の弧」などと呼ばれるエリアにわれわれも暮らしていることにさえ憤りを覚える。
モンゴルを旅すると20世紀の負の遺産をしばしば目にしていた。国境近くにある旧ソ連の軍事工場や、旧ソ連製の戦闘機の残骸、大量の地雷、・・・これが土に帰るには何世紀もかかるだろうな。とぼんやり考えていた。しかしである、急激な中国の経済成長は、巨大なブラックホールのように草原に残った20世紀の負の遺産の鉄くずを飲みつくしていた。おそらくノモンハンに残る日本製のペラペラ鉄板の戦車ももう無くなることだろう。
ゴビのあちこちでは凄まじいゴールドラッシュがおきている。ラリールートの近くにも目にすることがある。「何人が生き埋めになっているか分からない」とテレビニュースも取り上げている。企業が取り組めないほど遊牧民達が掘っている。多分21世紀の負の遺産は、金(かね)と言われるかもしれない。ゴビにある良質の石炭は無残に掘り返されている。日本の企業がその石炭で発電所を作っている。もうおやめなさいな。石炭を燃やすようなことを日本の企業が・・・口ではいくら社会貢献のようなことを言っても所詮は金儲けに過ぎない。どうしてこの国の人たちは、いやモンゴルの人たちも中国の人たちも「カネカネカネ」と鳴くようになったのか。暑い夏の夕暮れ時に鳴くヒグラシは、夏の終わりと1日の終わりを悲しむかのように「カナカナカナ」と鳴くのだが。
きょうの一枚
ここ、とあるエタップのCPです。まったく、ほんとうにまったく!1滴の生活廃水さえ流れ込むことのない大きな湖。圧倒的な水辺の鳥類などの生態系。地球が人類だけのものではないことは明確です。ただし近づくと、スタックのために最低でも1時間は失います。

2006/07/04 (火曜日)

まあボクが書くようなカテゴリーではないのですが、中田選手が引退するらしいですね。そーいやあ新庄もそうだったし、ビルゲイツもそうですが、絶頂期に辞める!のはカッコ良すぎてカッコ悪い!!のではないか、とピ-ク?を過ぎてもダラダラしているボクなんかは、そう思うのであります。確かに人生には多くの可能性があって、ひとつのことで大成する者ほど、また違う世界でも大成する可能性はあるでしょう。まあ人の人生のことですので、自分と重ね合わせてどうの、とか評価も批判もほどほどに自らを顧みるのがよろしい。まあかっこ悪いのがカッコいいか?というとこれまた福井さんや先のNHKの会長のようなのも如何かと。つまりカッコ良いかっこ悪さは実は非常に難しいのでありますね。まあ日銀総裁も、退路は「短観が随分良いから」どーの・・・で花道がどーので・・・と昔からある、男の去り際の日本人独特の美学を知らなさ過ぎる感は否めないのですがいかがか。
功成り名遂げ身引くは是天の道なり。ではありますまいか。ホントはね。
まあ、こうしたことが取りざたされるほどに、微弱ですが日本人の意識の変革の兆しが感じられる気はしますね。変革と言うよりは回帰と考えるほうが正しいかもですが、日本人の美学・美意識への回帰っていうのは「国家の品格」の影響ではない?!とも思うのですが、まああれが売れたということはおのずとそういう素養が高まっていたということかもしれないですしね。つまりそういうことが議論され、何が必要で何が不必要なのかとか、人としてのありようとかが問われるということは厳しいけど、自らをいかに律し金の下僕にならず意識を高く持って高邁に生きる!というものです。
話は変わりますが、夕張市が財政再建団体になりました。まあ企業でいうところの民事再生法ですね。実は古くは愛媛県も財政再建団体だった時代があります。その頃の厳しさというものは僕らは知る由もないのですが、諸先輩の苦労話はよく耳にしたものです。健全な財政になった後も「あつものにこりてなますをふく」財政運営が続き、けち!と言えばそれまでですが、まあ実に堅実ではあったのです。それが次第に緩みつつあるのも事実ですが。新しい滋賀県知事の「もったいない」というキャッチフレーズが市井に受けたのは、まさに自明の理、時代の空気!ですね。
とまれ日本の国さえも財政再建団体みたいな状態なのに・・・・
今日は既に7月4日!ボクはBTOUのコマ地図の制作にかからなければヤバイ!というのに。でも、暑い夏は確実にそこまで来ていて、ゴビは熱いのですが全般的にモンゴルの気持ちの良い夏!には、さすがに心が・・・・・前半戦は標高が高い!という事は少し寒いので、ダウンジャケットを持っていくか行かないかを思案中。3000mのスガワラ峠はルートセイサクの時には積雪でピストが見えずに走ったので、本番が少し心配?そこにCPを置くべきか否かでも思案中。
きょうの一枚
ゾーモットに至るカレ川にある植物。キャメル草が大きくなったらこんなになるのでしょうか?素晴らしい自然の造形?と木陰に心が癒されます。でもカレ川はケッコー深くて長かったりして。

2006/07/03 (月曜日)

横浜の熱い?1日は、いかがでしたか?若い頃って、ほんのつい最近まではクルマで東京往復!なんてヘノカッパ(スゴイ言葉だ!)だったってのに・・・いまじゃあかなり苦痛。これは年のせいかそれともクルマのせいか??「次は北京飯店でお会いしましょう」と別れてこっそり横浜中華街へ繰り出して聘珍楼で豪遊してやろうと思ったら、なんと中華街の入り口にある北京飯店前にいるわいるわ。皆さんが・・・「北京飯店でお待ちしておりました」「・・・」楽しい夕食になったことは言うまでもありません。8月の北京飯店というのは中国・北京ですよ!
さて車検は、保税倉庫で行われたのですが、参加者の皆さんの超力作ぞろいの熱いマシンを見るにつけ、臨場感で緊張も高まってくるというものです。さて、そのBTOU2006日本人参加者の顔ぶれも、なかなかのものです。打倒ガントルガ(彼は10回連続出場、通算5勝!)彼を破ってる日本人は博田巌、三橋淳のみ・・・でもここんところマシンもKTM、今年は660RALLY・・・ナビも今では完璧でラリーを熟知しています。彼に勝つのはこれまでに無く困難ではあります。でも最近はチョッと太りすぎ?失礼!の傾向のガンちゃん。さらに成長株のボルドバートルも今回もMOTOで。実質的な有力候補はボルドバートルも屈指しておいて。とまれこの2人を中心に展開するなかで、どんなパフォーマンスを日本人選手が見せるか。池町、池田、のイケイケコンビ。前田、尾島とみーんなKTM揃い踏み。もちろん、それ以外にも群雄割拠。前半のややテクニカルなステージをクリアして、中盤のゴビに闘いはもつれ込むはず。ロシアからもWRが2台!さあ、ついにカウントダウンは始まりましたよ。
きょうの一枚
100番。YAMAHA RHINO・・・ご存知!菅原義正さん。昨年より数段の改良が加えられています。ラリーの深遠なる部分を知り尽くして健在なり!でございます。

 

 

Organisation Voice 2006/06

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/06/30 (金曜日)

ついに?横浜に向けて出発しました。ほとんどの貨物は大型トラックをチャーターして先発しました。んでSSERのカミオンは出動せず・・・なんとその方が安い!のであります。しかし現実は如何!?きっとそのトラックは下道中心で行くのでありましょうか?それにしても日本の高速道路料金というのはねえ。そこに持ってきて世界的なガソリンの高騰ぶりが拍車をかける!のであります。こうした国内の貨物輸送に関しては根本的に(環境負荷も考えて)政治的にも考えなければならないのじゃありませんか。でも、高速道路無料化という提案も短絡的なようなきもするし・・そんなこんなな時代に、実は密かに我が世の春を謳歌している海運業界。長い不況にあえいでいたくせに中国関連の輸出入の急増で未曾有の好景気!おかげで通関などの作業も高くなって・・・で、造船業界も好況。風が吹けば桶屋が儲かる・・・のではありませんが、世の中の関連性は面白いものがあります。ところで風が吹けば桶屋が儲かる・・というのは良く聞く話ですが内容はどうか?というと風が吹けば埃が立つ。埃が目に入って目の病気が増える。と○○○が増える。○○○は三味線ひきになる。三味線が売れると猫の皮が要るので猫が減る。猫が減ると鼠が増える。鼠が増えると箱の角をかじる。そこで箱はダメだと言うことで桶が必要になって桶が売れる。(ちょっと後半部分は推測で書きました。なんかこうしたむちゃくちゃな理論でものごとを考えるのは楽しい!ので、ボクはそんな風に理論武装?
さあて、後発隊はレンジローバーとコースターのたったの2台ぽっちで横浜の中華街ぢゃ無かった大黒ふ頭を目指すのであります。
きょうの一枚
積み込み中の医療機材・・・フクロモノ好きのボクの面目躍如たるメディカル機材の収納ケース・・・以前は大量のペリカンケースを使っていましたが、ことごとく破損!ペリカンケース神話はもろくも崩れ去りました。黒いABS樹脂のケースは本来PA屋さん御用達のもの。今これはレントゲンのケースになっています。

2006/06/28 (水曜日)

昨日のOVの件はサスの共振による物だと思います。キャタピラは絶対に違いますよ。昔、北海道の5号線はほとんどソロバン道路でした。キャタピラ車両は走っておりません。重量物を積んだトラックが同じ速度で走るのでショックも付いてないのでバネの共振だと思ってます。・・・・・東京・S原さん
ウオッシュボードですが、私なりの説、重力、かん性、接地面トルク変動、によるものと考えます。道路上に一つの小さい凸がたまたまあります。それを乗り越える、タイヤが凸の頂点を過ぎたあたりには地球に対し離れようとする力が生じます。サスは一度縮んで力一杯伸びようとしています。だけどいつまでも重力に逆らえません。着地します。このときの加重は予想を遥かに超えたものです。これが駆動輪であるなら、もっと掘れます。力一杯たたき着けられたものは、反発します、これの繰り返しです。菅原さん説も、そのとおりだとおもいます。
着地の時トラクションがかからなければ掘れもすくないでしょうし、アップダウンが無くてもエンジンの気筒数が少ないより多い方が滑らかでトラクションの変動もすくないので掘れも少ないとおもいます。逆にすごくたいらな所を走っても菅原さんのカミオンが単気筒エンジンだったらウオッシュボードはできるでしょう。あくまでも仮説です。・・・・・大分・S藤さん
なんだか酒の肴を提供したような気分だわい。7月1日・・・皆さんにお目にかかることを楽しみにしております。とお二人からも添えられておりました。
ウオッシュボード・・・・・人生の中にもありますねえ。
きょうの一枚
エタップ2・・・砂漠化は進む。ラリールートでこの光景を見つけ夢中でシャッターを切った。70年代製?のロシアの自動車を砂が飲み込もうとしている。不思議で悲しく、時間という概念を改めて感じる。

2006/06/26 (月曜日)

「佳境に入る」

BTOU2006の準備が第1回目の山場を迎えています。それは7月1日に横浜にて検査が行われるからでありますが、何故にそんなに忙しいか?と言うとひとつには装備品の手配準備と点検、とにかく大量の運営機材というか装備が必要になっています。それはもうスゴイ!のです。もちろん食糧の手配から始まって・・・そしてさらに拍車をかけるのが、参加者の車両や装備品を含めた輸出入の書類の作成。さまざまな文書作成!!東京からの応援スタッフも混じってまさに「忙殺!」しかし活気があって賑やかで良いといえば良いのであります。
まあそれにしてもまた何故に、間際になるほどに忙しいのか?という禅問答のようになります。この問題をうるさく言うとTBIは開催前日は「ナニもすることが無い」状態に。今回も同じように出発前日は、お茶でも飲んでのんびりと!を目指してほしいものです!スタッフの皆さん。
で、次に来るピークは7月末から8月の5日にかけて!なのは目に見えています。分かっていることは、すばやく事前に成す。
最近はボクもこんなことばかり言っていますが、実はボクこそが「明日できることは明日、来月で良いことは来月!」というヤツでして、最近年とともに、なんでも約束より早く!という真人間に生まれ変わったのでした。えっ?企画書?また今度やっときますけん。
きょうの一枚
何年ぶりかでラリーの通る「恐竜の谷」から2カット・・・・・今にも動き出しそうな恐竜がたくさんうずくまっています。恐竜の谷ってボクの命名。またもうひとつのゾーモットも発見!ここもビバークで使います。緑濃い時代のゴビを彷彿として、でも砂漠化は激しく少しばかり心配しています。とまれゾーモットの翌日、恐竜の谷、必見ですぞ。そのためにもマシンをいたわって。

2006/06/23 (金曜日)

今日は愛媛銀行のエコチャレンジの2台(カブとジムニー)が夕方のNHK(もちろんローカル)で紹介されると言う番宣がかかっていて、おかげで民放各局からの取材申し入れの電話が鳴り続けている。銀行の広報セクションが対応できなくなって、こちらに振ってきたものだ。というのも、この土日はこのチームの公開練習が山の中で開催される予定。ところが既に大雨警報のこのエリア!!アメニモマケズ・・・の練習と取材は成立するのでありましょうか?暴挙にも等しい彼らの2年越しの挑戦!!安全を最善とするはずの彼らの冒険には、心からエールを送りたい。また主催者という立場さえなければ、どっぷりとチームに浸ってみたいものなのだが・・・・・。
さて、BTOUのフナヅミが近づいた。カナダからは3台のマシンがNRT着でやってきて横浜で合流する。1人はハッキングさんである。昨年は大人のライディングを見せてくれたジェントルマンである。彼のカナダでのジャーナルを読んだ読者が多く問い合わせてきたが、諸問題を解決してマシンを積み込むことが出来たのはあと2人。1人は救急救命士、マネージャーで同行する奥様も医師のようだ。ジェントリーなカナダ人ライダー達のパフォーマンスにも期待したい。
またロシアからは昨年エントリーしていたピョードロフが、WR450と250で2人体制でやってくる。昨年はマシンが間に合わなくてやむなくウランバートルのストックのXR250で「キビチイー!」と言ったか言わなかったか、けっこう厳しいマシンで完走したものです。それ以外にもUAZ(言わずと知れたロシアンジープ、けっこうロシアではスポーツキットなんかがあって・・・)にロシア人のペア。参加者の国旗を並べてみたら5カ国に。
きょうの一枚
なんか脱力感のある牛が居たのでパチリ。ルート前半は山が高くゆえに牛はヤクでして、これがなかなか面白くて、カラダ真っ黒で顔が真っ白!というヤツを狙って撮ろうと試みたのですが・・・果たして近日中に。

2006/06/22 (木曜日)

暑いー!蒸暑いーっ!日本の暑さはーー!テレビでは日銀総裁が、なんと蒸暑いことを。ボクは思うのであります。やっぱ男たるもの金に欲目を出さず「食わねど高楊枝!」と武士だか江戸の庶民だかの心意気でありたいものだと。こともあろうか今日は某銀行のエライサンに、口が滑って「金などという不浄なものに血道を上げてるようでは、実に品位がない」なんて発言をしてしまいました。「しし、しまった。」は後の祭り「ほーーお!」なんて言われてしまいました。総裁!やっぱり人の上に立つ者であろうが無かろうが、男たるもの「李下に冠を整さず」と生きたいものです。法規に違反していないから良い・・というのでは真にレベルが低いと言わざるを得ません。また更迭したいのに替わる人材がいないというのも、実に情けない話ではあります。でも満員電車の中ではつねに冠を正すことが大切です。難しいかな?
きょうの一枚
試走からの1枚シリーズ・・・エタップ3、雪線は標高2500m、なんとか稜線をコルにまで下りてくると4つのタイヤに接地感が戻ってきた。若い頃、冬山で稜線から樹林帯に降りてきた時の感覚に似てた。とりあえず大きな安堵のため息をついた。

2006/06/21 (水曜日)

電光石火の早業とはこういうのでしょう、ボクは今夕松山空港で20年近く前にSSERの社員旅行で訪れたデンパサール空港の悪夢を思い出していました。または30年前に米軍輸送機で出かけた真冬のスービック基地に降り立った時の、あの感じ・・・「暑い・・・」暑いのは良いのですが湿度が、たまりません。試走のクルマにはエアコンがついてはいたのですが、やはり湿度が低いと良く冷えません。が、そんなことは比べ物にならないくらい松山は南国でした。
さて、このあと次々とご案内を出す予定です。ひとつ目は横浜への変更・・・これは正直僕も困っていますが、税関に関することなのでご了解いただくほかはありません。ふたつ目はコース概況と各ビバークの案内です。コースレイアウトとサービスの可否、またふたつの隊に分かれる貨物輸送のため参加者はスペアタイアをどのビバークで受け取るかの選択をしていただきます。もちろん偶数個を用意してふたつに分けることも可能です。「作戦を立てる」と言う作業を進めてください。参加者の皆様には、ご案内のメールが届くと思います。とりあえず無事帰国の報告と、留守の間に替わって執筆いただいた執筆陣の皆様に感謝!!
きょうの一枚
試走のワンカット・・・普通のモンゴル?明日からは激しい?カットが連日登場予定なのでオタノシミニネ。

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

試走隊便り
BTOU2006試走は無事にウランバートルに到着しました。6月1日早朝、ウランバートルをスタートし走り続けること3週間、思えば長く苦闘の日々でした。
おそらく皆さんにはこの試走の旅は、素晴らしい日々だとお思いでしょう。事実はそうでもあり、またそうでもないのです。
試行と錯誤、前進と後退、挫折と歓びに彩られた、自身と向かい合う厳しい旅なのです。まさに一篇の大作への挑戦でもあり、自らへの大きな試練でもあります。
スタートの日、ウランバートル周辺は、まったく緑がありません。一面の枯野が広がります。「今年は、旱魃・・・」地球環境の悪化による大掛かりな気候変動などが、この地に深刻な被害をもたらせているのではないのかと深いため息をつかずにいられません。
そして昨日、ウランバートルが近づくにつれ、大地は豊かな緑あふれる草原に。この3週間で驚くほどに濃く美しい生命の賛歌に沸き立っていました。丘の上から見下ろすたおやかな緑の丘陵の連なりとその色彩はまさにベートーベン交響曲6番「田園」
頭の中で鳴り響き始めました。
古い映画だからご存知のない方も多いと思いますが「ソイレントグリーン」人類の未来、人口問題に端を発する食糧危機を描いたこの映画、ホーム(だったか)で今はなくなった美しい大画面に広がる美しい田園風景、そこに交響曲「田園」魂を揺さぶりました・・・子供心に、なのですが。
いや、それにしてもこれまで見たことのない美しさと、ウランバートルの緑の鮮やかさ。
ゴールの地から凱旋する時にはもちろん9番4楽章合唱つき・・・
今年の対策はこうやって書き終えられました。ひとつのルートはこうして一篇の名作であり、交響曲のようなものでありたいと願っているのであります。
その夜NHKワールドプレミアムで「岩城宏之さんを偲んで」という番組を目にしました。晩年は次々と襲い掛かる多くの病と闘いながらベートーベンに取り組み、ベートーベンになら命を捧げても本望だと、昨年の12月31日から1月1日までベートーベン交響曲全9編を連続して演奏するという壮挙。その模様とインタビューで綴られた番組は、なかなかのものでした。
岩城宏之さんの生き様と闘病振り、そして音楽に傾けた心情を見ていて、自分の今回のルート制作にこれほどの情念や執着があったか?と思わず振り返らずにはいられない衝動に駆られました。
人は、なかなか天職というものには恵まれませんが、自分にはひょっとしたらこれがそうなのだろうかと。それならば「仰ぎて天に愧じない心意気」でありたいものだ、と。
しっかりと描かれたルートを今一度振り返って「うん、よっしゃ」と深い自信を確認しました。
そんなこんなで少し良い気分になって、晴れ晴れとした心に遅い夕陽がウランバートルの町並みを美しく朱に染めています。

BTOU2006日本人参加者への緊急のお知らせ
「7月1日は神戸から横浜に変更」
神戸でご案内しておりました事前検査・船積み検査は、税関手続きに関する諸問題で横浜に変更することとなりました。すでに準備が終わってる方も多いと思いますがご了承くださいませ。詳細は3日内にそれぞれ にご連絡申し上げることといたしま
 

2006/06/20 (火曜日)
OVお出かけ版

= 一期一会 =
んぐぐぐぅぅぅぅ~!!!!
また勝てなかったか、ジーコ・ジャパン。
こうなりゃ、次のブラジル戦で、絶対に勝ってくれよな!
えっ!?
次のブラジル戦って、日本時間では23日のAM4時だって!?
そりゃ、ずいぶん夜遅い時間というか、朝早い時間というか・・・。
いや、なーに! 考え方によっては、ラリーで5時から朝食、5時半ブリーフィングー。6時スタートっていうのと同じ時間に起きりゃいいんじゃナイか!! そう考えりゃ、チョロイチョロイ! 生中継観て、応援するゾー!!
ところで話しはガラリと変わりますが、週末の土曜日は、海で行われたプライベート・パーティーに行ってきました!場所は湘南。
サザンオールスターズの曲「チャコの海岸物語」の一節♪えぼしぃ~、岩が遠くに見えるぅ~ にも登場する“烏帽子岩”が間近に見える、通称“サザンビーチ”。
現在、砂漠を試走中の“山田さん御一行様”には、“海”という響きが懐かしいでしょうねェ~。
“青い海に輝く、白い雲。海から吹くさわやかな風”を期待していたんですが、週末の関東地方は、今にも雨が降りそうな、曇り空。梅雨どきだしね。なのに駐車場はドコも満杯なのは、湘南だからか? 海岸にはボクらの60人程のグループ以外にも、サーファー達。他にも地引網に、バーベキュー。夕方には海でヨガをする奇妙な団体まで現れてました・・・!
同じグループの“ナオミちゃん”が、少し離れた所で、怪しげな、ヘンなオジさんに声を掛けられているのに気が付きました。暫らくすると「スパちゃ~ん!」と大きな声!
何だ!? 何だ!? 緊急事態か!? 
駆け寄ると「このオジさん、スパちゃんにプレゼントしたいんだって!」「へェ!?」
なんでもオジさん、役所勤めを引退して、ボケ防止に帽子を自分で手作りしてるんだとか。趣味で・・・。ナオミちゃんが被っている白い帽子も、オジさんの手作りの物だそうで、今買ったんだとか。でも「この赤と白の帽子、コレは彼にプレゼントしたい!」「きっと似合う!」と、オジさんがボクをご指名してくれたのだそうだ。 おまけに、数少ないボク出演の番組(ん?)も観たコトがあるそうで、「アンタ、テレビ出てるでしょ!? 芸能人と遇えるとは思わなかったヨ!」と、大喜び。
突然のご指名と、お言葉に甘えて、初対面のオジさんから帽子を頂いちゃいました。でもこの帽子、ナオミちゃんのも、ボクのもなかなかいいんですよ。頂戴したコトもあって、オジさんの作品の出来栄えを褒めちぎっていると「ちょっと待ってて!」と、なにやらBagの中を探し出したんです。
「また何かくれるのかな?」欲を出して期待したのが大間違い!!!
「帽子あげたんだから、この帽子は仲間に売ってきてくれ!」と、恩着せがましく、色違いの帽子2個を渡されちゃいました!
おいおい!なんだよ!!
帽子は好意で仲間が買ってくれ、オジさん大喜び。その後はナゼかビールを飲んで、ゲームにも参加して、勝手にパーティーに紛れ込んで、一通り楽しんだら、先に帰っちゃいました・・・。
オジさん帰り際に一言。
「今度はBagを作って、アンタにプレゼントするよ!」
キャラの強いヘンなオジさんでしたが、まっ、これも“一期一会”って云うのかな? 
▲写真キャプション
向って右がナオミちゃんで、真ん中が怪しげな“帽子オジさん”。 裸の子は誰の子かよくわからないんだけど、SSERのイベントではカメラマンとしても活躍する、モンゴル試走お留守番組の“竹内さん”に、ドコか似てません!? 
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/19 (月曜日)
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TBI日記その5
ども。まるです。
この週末は久しぶりに仕事をしていました。
天気予報を見て雨なのを確認して出勤します!
といったのに実際は晴れと曇り。空を眺めてはハ~。とため息をついていました。
それではTBI日記その5です。
今日の朝は9時出発なのです。ゆっくり準備すればよいはずなのですがTBIだと思うとどうしても7時までは寝れませんでした。普段は7時は夢の中なのに。
今日は9時出発で350km以上ということはゴールは夜中ということも分かっております。
スタートして朝のSSまではいつもの3人で。TBIでコースのSSというといつもビッグバイクの方々がもがいていて…という光景が浮かびます。今日に勝負をかけると言っていた旦那さまはクリーンなコースを走りたいらしくSS1までは急いで行くことにしました。そいうことで給油もなし。
朝のSSの会場に到着。到着順にスタートらしく列に並びます。SSには一桁で入ることができました。コースは細い道でこれならアドベンチャーでもと思いましたが、わだちにはまってコケ1。途中の砂地はいくらアクセルを開けてもバイクは埋って行くばかり。
アクセルを全開にして足でこぎこぎ進みました。後半はウッズ。小回りの効くCRMはとても楽しかったです。SSを出たところで空気を入れていたら妹も到着です。大丈夫だよ。とだけ言って先を急ぎました。
リエゾンは朝からハイスピードな林道です。タイヤに空気をたくさん入れたら、砂利道でグリップしなくて全然ペースが上がりません。特に下りの砂利道とガレはダメです。あ~どこ行くの。みたいな感じで。CRMって滑ったときの挙動が早くて私にはついて行けません。滑っても何も出来ずにバイクが勝手に立ち直ります。今日までこけていないのが奇跡です。林道の後半でもうダメ。と思って空気を抜きました。これで快適ダートのはずです。ちょっと抜きすぎが気になりましたがパンパンよりは良いのです
今日は風景の良いところがたくさんあります。川沿いの道って最高ですね。上機嫌で歌を歌いながら飛ばしているつもりだったんですが越していく皆さんを観察していると結構余裕のようです。5日目にしてがんばっているつもりでも普通のバイクにしたら遅いんだ。ということにようやく気づきました。
快調と思われたのですが、しばらくするとリアタイヤが曲がるたびにズリズリ滑っています。ん?空気抜きすぎだよね?と思いましたが、それにしてもズリズリ行きすぎです。だんな様もご立腹だったしここでパンクなんかした末には殺されそうです。集落を過ぎて確認するとやっぱしパンクです。空気を抜くときにパンクするから辞めておけ。といわれたのを無視して抜いたので怒られるのは分かっているけど、言わないわけにはいかないのです。案の定あんたが空気を抜くからだと。こっぴどく怒られました。時間が無いから俺が修理する。といってちゃきちゃき修理。このパンク修理中に後続の方にパンを分けてもらいました。これがめちゃめちゃ美味しかったです。オンコース上にあったんだとか??行かなかったことを後悔しました。修理が終わって、パンパンに空気を入れて再スタートです。
ここからはいつもの超高速リエゾン。午前中に止まりすぎて時間がありません。ちょっと油断したら置いていかれそうなペースでした。で、置いていかれました。仕方がないので一人で走ります。途中1箇所地図がわからなくて止まっていましたが鹿児島の馬場ちゃんにこっちだよと教えてもらって無事に通過しました。10キロ位走ると止まっていた旦那様と合流。CP2の時間は全く余裕がないのでモタモタするなというオーラが感じ取れます。そうでした。今日も時間がないのです。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

試走隊レポート
ウランバートルを出発して14日目の夜。デューンに西日が沈み、その残照の中で疲れた体に鞭打って?お便りを書いています。14日間という時間のボリウムは凄いです。こんにちのパリダカならゴールしてしまいます。初めて参加した88年は22日間でしたから、今回はほぼその長さになりますね。時間という概念は試走のたびに強く感じることができて、相対性理論がどーしたこうしたとなるわけで、でも今回は時間と距離という相対性理論というかラリーの基本概念よりも、燃料の量と距離という新しい特殊相対性理論の構築に全力を傾注!シテイマス。ホントカ?ラリ-ルートのことを考えてるとき以外は、ハンドルを握っては、悩んでいます。
さて、それにしてもラリールートは厳しいものになっています。レーシンググローブを忘れた僕の手は、少しまめが出来て、自分で運転するのは5年ぶり!なので、どうも力が入りすぎてるのかな?という感じです。そうそうテル君、白いビッグホーンはバンプラバーとトーションバーとステイは交換して快調になってるだよ。
モンゴルは全般に砂漠化が進んでいます。一年おきの定点観測をしてる僕たちには、特に良く気がつきます。ウランバートルでも砂漠化は話題になってるようですが、問題にはなっていないとか。
いよいよ後半戦の山場のルート開拓が始まります。18日のクロアチア戦を見るために、ウランバートルへ帰り着くことは不可能なようですが、ぜひがんばってほしい!ものです
BEIJING―ULANBAATAR 2006・・・・ぜひご期待ください。

2006/06/15 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。先の恥ずかしい文書からはや一週間ですか・・・時間がたつのは早いな~気が付けば日本は負けているし・・・悲しい。
それはさておきまして、あまり期待されていないであろう後編であります。
正直、このツーリングがきっかけで、ツーリング=温泉などという固定観念が僕に付いたのかもしれません。温泉がない一泊ツーリングを行うと何か物足りなく感じます。
みんなも目が覚めそろそろ帰りますか?と帰路についたのですが、帰りは帰りでまたまたエキサイティングでした。帰りは奥多摩付近を走って帰ったのですが、前編でもお伝えしたように多種多様なバイクが揃っています。無論峠になれば速度の変化もあります。走り系の人はここぞとばかりに加速を始め、走り去っていきます。そんな光景がとてもかっこよく大人の中で遊ぶ、ちょっと背伸びした子供のように感じました。
しかし、みんなが休憩しているところに行くと一台のバイクが途中で転倒していたらしく、みんな集まっていました。レバーが折れ、ステップも折れていました。(クラッチ側)落ち葉ですくわれたよう
です。そんな状況に僕は緊張しました。どうやって帰るんだろう?などと心配していましたが、応急処置をし、何も問題がなかったかのように笑いながら話、今回のツーリングの思い出さ!てきな雰囲気です。
僕は今回の文書の中に何度も書いていますが、本当にカッコイイ~この人たち!と思いました。何がカッコイイと思ったのかみんな焦らない、騒がない、最善の方法を考える。そんな態度だった事を思い出します。その雰囲気が独特だったのであります。
そんなツーリングもスタート地点のバーに戻ってきて、終焉を迎えるのだろうと思っていました。そうするとマスターがこれから打ち上げがあるんだけどどう?とのお誘い。自分たちは「よろこんで!」と参加しました。
打ち上げは、そこのマスターが各テーブルにビールの入ったピッチャーを一杯だけおごってくれます。それでお疲れさん!を行うのである。それも粋な計らいであるし、ピッチャーにすることにより、お互いが注ぎあい、懇親を深めるのであります。その懇親会には自分の友人や家族、恋人たちも招き、盛大に行われました。自分たちもチョイ悪親父に注がれるビールが美味しくて、飲んで騒いだ事を思い出します。
そんな感じでツーリングは幕を閉じたのであります。
僕にとってはこのツーリングがこの世界にのめりこませる第一歩であったのです。色々なジャンルのバイク、人間が、一台のバイクを通じてこんなに楽しく過ごせるのか?この人たちは人生が楽しいのだろう?僕もこんな人生を楽しみたい!と強く感じたのであります。
そして、大学4年生の就職活動、ラグビーでほぼ確実に大企業に入社する予定でありましたが、あっけなく不採用・・・俺、何しよ・・・目の前にはバイク・・・バイク業界に入ってみよう!あのツーリングの世界が毎日待っているんだ!おれも好きな事をやって生きるんだ!と思い。本当は挫折からこの業界に入ってきたのであります。
そして、単純にアメリカンならハーレーでしょう!と今のバイクハウス阿部の門を叩いたのであります。
では、次回は就職はじめでいきます!
あれ?次回はあったっけ?
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/14 (水曜日)
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ゴミの惑星
■昨年、新車でエンデューロバイクを購入。400ccで車検が必要なモデル。思うところあって、いわゆる「山」を走らないようにしていたので、登録はしなくてもいいかな? と思っていたのですが、考えてみると、イベントに参加したり、レースに出たりするにもやっぱりストリートリーガルじゃないと…。「あまりに傷まないうちじゃないと予備検査が通りにくくなるよ」と言われて、すぐに登録しました。案の定、ナンバープレートや保安部品をつける機会はほとんどなかったのですが、最近、朝練などと称して、自走でモトクロスコースに行ったり、また休日には何年かぶりに近所の林道に行ったりするようになり、ナンバープレートが活躍。
■久々の「山」。驚いたのなんのって、林道や河川敷、海岸に不法投棄が多いことです。テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、あらゆる種類の家具、かつては大型ゴミとして回収の対象になっていたこともある、それらのものが、すべて、野山にぶちまけられているんですね。あきれたり、ふんがいしたりしても、どうにもならない。その場の一人の力では、冷蔵庫ひとつどうすることもできません。
それは、ある一部の地域だけではなく、都市に近いあらゆる場所がそういう状況だというのですから、すでに粗大ゴミのある風景というのは、ごく普通なんですね。もう、きっとどうにもならないのでしょう。
■本当は久しぶりの山に行って「モーターサイクルと自然環境」なんていって、なにか新しいことを感じてくればいいんでしょうけど、それどころじゃない、かつて美しかった自然、でした。がっくり。
by 北の島ハルキさん
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2006/06/13 (火曜日)
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試走隊レポート
6月12日、やっとエタップ5が終わりました。予定の計画より2から3日の遅れですが、まあ想定範囲内(ホリエモンさんは元気すか?)ということではあります。特にハンガイの美しさとハードさには、実のところわれわれも苦しめられ、足回りのパーツをウランバートルから輸送するなど対応に追われつつ、まあそれでも確実に前進を続けています。
てなことで、アンダークリアランスの少ない参加車両の皆さん!アンダーガードの見直し!と本格的な脱出版をご用意ください。GPSのマスターはマルヒツです。ナビゲーションはデリケートで困難なものとなるでしょう。ただモンゴルの素晴らしい景観は、これまで以上です。ぜひ広角レンズのデジカメをご用意くださいな。
特に昨年に比べると、その日々の変化は魅力的な・・・。さて、まだまだ試走は続きます。今日でもう12日間も風呂にも入ってないし、着替えもしてない!どうです?羨ましいでしょ。毎日のビバークは周囲数十キロ、いやもっとかもですが人の気配もありません。無垢のままの地球と対峙している感じがして、精神が研ぎ澄まされていくような気がします。
日本ではやっぱり拝金主義的なニュースや、殺伐とした出来事が続いてるのでしょうか?そんな人たちには、人間としてのありようなんか、遊牧民に教えられかねませんね。彼らは経済原理では動いてないのですが・・・。短い一生の間に何をどう生きるのか、シンプルに美しく、地球の細胞のひとつのように生きています。
なんとかファンドなんか、やってる輩をみんな連れてきて、遊牧民に弟子入れさせよう。美しい満天の星空を見ないと、不遜になるだけだす。さて、そうは言いながらも目下の悩みは18日?のワールドカップ?をどうやって見るか、ということと、フロント周りの足回りがウランバートルまで持つかな?というくらいかな。

2006/06/13 (火曜日)
OVお出かけ版

= VS オーストラリア =
おーい! ジーコ・ジャパン。
まさか、オーストラリア戦で負けちゃうとは、思ってなかったヨ~~~!!!

前半で1点を先取しても、なんかしっくりこないジーコ・ジャパンにハラハラさせられながら応援してましたが、3点もの失点はデカイよね・・・。

でも次の試合、18日のクロアチア戦までに、もっともっとチームが纏まらなきゃね。18日もTVから目が離せませんネ!※18日のクロアチア戦は、日本時間、夜10時キックオフですヨ※
いやね、ボクはサッカー大好きとか、そんなんじゃ無いんですけど、ワールド・カップだけは別モノですよね。それにしても、ハラハラしっぱなしだった後半戦、ボクの携帯のメール着信音が鳴るは鳴るは。ウルサイよ。こんな時に!!!(怒!!)
そのメール、一人はフィリピンに住む友人(日本人)から・・・。
ボクがハーフタイムに「1-0で勝ってるよ!」なんてメールを送ってしまったモンだから、「どうなった?」「まだ勝ってる?」って。目が離せない場面なのに、次から次へとピンチが続いているってのに、メールの着信音が、迷惑千万! なんでもフィリピンじゃ、中継が観れないらしくって、携帯メールでライブ中継してあげちゃいまいました。ったく、落ち着いて応援できやしないヨ・・・。
そしてもう一人は、またしても東南アジア圏からのメール。
タイ在住Kiyoさん。ホラ、ボクの盗難バイクをチェンマイで発見してくれたKiyoさん。何でも急ぎの用事をボクにお願いしたいらしく、携帯メールの着信音が鳴る鳴る!「なんだよ!またしてもこんな時に!(怒)  ちっとも落ち着いて観れないじゃなか!!!」
やっぱりタイも中継観れないのかな? なんて思っていると、試合終了。その直後「後半の6分ぐらいで、3点もの失点は、ありえないだろ!」なんて、試合内容についての詳しいメールが着信・・・。
あれ!? 試合チェンマイで観てたのかな!? チェンマイはドイツ人の居住者が多いしなぁ。「中継観てました!?」って聞いてみると、ナント、インターネットのニュースや、掲示板での“文字情報”で、ライブ応援していたんだそう。。。
成せばなるというか、サバイバーのような応援の仕方。恐るべし、Kiyoさん。環境が整っていなくても、工夫次第で、楽しめちゃうんですね。
そういえば、只今モンゴル試走中の山田さんと、サッカー中継を観たコトがあります。ガストン・ライエ氏が他界されて、まだまもない頃で、ジーコ監督がテレビに映るたびに「この人観るとね、なんだかガストンを思い出すんよね~。ホント、似てる!」なんて呟いていました。
確かに似てるかも? 輪郭も、髪の毛のポワポワ感も似ているかも!?ガストンの方が、やさしい感じはあるけどね。でもジーコ監督が喜んだ顔は、似てると思うな~。オーストラリア戦を応援しながらも、山田さんの言葉を思い出していました。
暫らくは、ジーコ・ジャパンを応援する度に、ガストンの姿とオーバーラップし
てしまいそうですね・・・。

ガンバレ!! ジーコ・ジャパン!!!
決勝トーナメント進出だ!!!

▲写真キャプション
TDN04の、最終日の朝のガストン。
このスナップが、ボクがガストンを撮影した最後の写真となってしまいました。んー、この写真じゃジーコ監督に似てるかどうかは微妙だな・・・。顔が良く見えないモンね~。この怪我は、北海道・芦別のラリークロスでクラッシュしたモノ。結果的に、ガストンがバイクを降りた最後の地となってしまいました。ビデオカメラを持っていたボクに、「ハイ!スパちゃん!! ボクにインタビューしてヨ!」と、ガストン。何かと思いきや、バイクの素晴らしさ、楽しさを日本の多くの人達に伝えたいんだよ・・・とのコト。「あっ! 最後に顔の怪我のコト聞いてよね!『バイクで大怪我しました!』って答えるからサ!」 ガストンのユーモアに、みんなで大笑いし
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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2006/06/12 (月曜日)
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TBI日記その4
ども。まるです。
今週はガッツリ林道だけを走っていました。家の近くだけなんですが。
相変らずKTMに翻弄され続け、常にいっぱいいっぱいで走っていました。昨日帰宅したらお風呂だけ入って後は何もせずに就寝。朝、起きてあまりの筋肉痛に今日は会社を休んでやろうかと思いました。会社に行ってからも今日はグッタリしてますね。といわれる始末。昨日はただの林道ツーリングだったのに…。こんな調子で1ヶ月。果たして上手くなるのか疑問になってきました。
それではTBI日記4日目です。
今日は朝が早いのです。6時にはスタート。少しバタバタしましたけどまだ、自分でどうにかできる範囲。いつもの○○くん!荷物おねがい!はまだ出ていません。今日からスタートはアドベンチャークラスが先ということで一桁スタートです。2キロほど走って空き地に止めて空気を入れます。昨日抜きすぎたままにしていました。止まっていたらアドベンチャークラスのみんなが止まるわ止まるわ。みんなめいめいに整備をしていますが中にはそんな重作業をここでやるか…と思うような作業をしている方も…スタート前にCRM50の3人でスタート順のじゃんけん。SSは見覚えがある場所でしたがコースはまったく覚えておりません。とりあえず長いし覚えるのは無理そうなので地図を見ながらボチボチ走ることにしました。
スタート順は私→小川さん→旦那様の順です。このSSは浮き砂利というかガレというか。のぼりはまだ良かったのですが、くだりは怖くて怖くて。右へ左へオーバーラン。大変なことになっていました。ゴールの手前、1キロくらいで旦那様に追いつかれました。そしてそのすぐ後ろから小川さんが。たった10キロくらいで1分も縮まるなんてショックです。譲ってついていこうと思ったんですが、スピードがまったく違って(私、全開にしてません。だって怖いんだもん。)どんどん離されました。それからすぐにゴール。
ゴールでは数人の方が休憩していたのですがジュースが飲みたかったのでちょっと行ってから休憩することに。自動販売機に一直線です。
自動販売機に行く途中でフロントからモクモクと煙が。明らかにトラブルです。パンクの神様の次は電気の神様が降臨されました。調べてもらうとウインカーの配線が切れかかっていてそこから煙が出ていました。このまま放っておくとあちこちの配線が溶けてえらいことになるとか。そこまで大変なトラブルだとは思いませんでした。配線をつなぐのも面倒なのでもう一本バイパスの線を引いて応急処置完了。このときは帰ったらちゃんと配線を作ろうと思っていたのですが面倒になって結局そのまま最終日まで走ってしまいました。
今日こそは温泉を目指すのです。今日は着替えもちゃんと持ってきました。
途中、2日目に通ったコマ図を逆走している時に温泉を発見。もちろん立ち寄ります。
昨日であまりの気持ち悪さに限界を感じていたので今日お風呂に入らないなんて考えられません。ちょうど雨が降ってきて温泉に入った後に雨か…なんてブルーになりますがとりあえず温泉なのです。私が天才的だと感じるのは、TBI中のお風呂を毎回15分で済ませてしまうところです。フル装備のままからお風呂に入って髪の毛を乾かしてブーツを履くまで15分。いったいどうやったら出来るんだか自分でも分かりません。が、温泉を堪能していないのは確実です。温泉に入ってここでご飯まで済ませて出発です。
一山超えてお昼のSSがあるはずだったんですが、キャンセル。今日は朝のみということは後はツーリングでOKです。なのでのんびりでOKかというとそうでもなくて、朝のトラブルと温泉で止まったのが響いてやはりバタバタしなければならない羽目になりました。
後半のCPの手前の林道に入る頃には既に余裕がなくてめちゃめちゃ本気で走っていました。ですが、本気で走ったら落とし穴があるものです。ギャップとか段差は減速して慎重に走っているのですがあせってコンクリートの溝に思いっきりフロントをヒットさせました。あ~まずいかも…と思った次の瞬間にはパンク。今日はパンクなしか?と思っていましたがやはりパンクの神様は降りてくるものなのです。時間もないし旦那様に修理依頼。次々にエントラントの皆さんに越されてあせります。妹も後ろから来ましたがCPまでは先に行っているいう事。修理が終わって空気をパンパンに入れて出発です。これがポンポンはねて特に砂利ではえらく怖かったです。CP2も残り数十分で無事に通過。後はマキシマムタイムをオーバーしないようにゴールへ向かえば良いだけです。
ここからはいつものアドベンチャー3人にスピードメーターの動いていないKTMの小野さんとゴールへ向かうことに。途中、林道から出てから民家の間の細い道で車をよけようとした小野さんが転倒。すごい勢いで道路の端の溝に頭をぶつけてしまいしばらく立ち上がることが出来ませんでした。おまけに腰も強打してしまったようで、立つことも大変そう。とりあえずゴールまでは行くということで再スタートしました。すぐに国道へ出て何にもなければペースが上がりそうなのですが腰が痛いようで50km位がやっとのようでした。ますます心配。残り15キロほどだったんでゴールはすぐそこ。ガンバレ。と励まして走り始めました。
無事ゴールにたどり着いたのは日のあるうち。TBIに出始めて初めてかもしれません。ゴールにたどり着くと、1日目にリタイヤした#93の堀江さんがテントを立ててくれていて超楽チン。今日のキャンプサイトはゴツゴツした岩もなく快適に過ごせそうです。
御飯はかつおのたたきサラダとおでん。土佐でかつおのたたきとはなんとも贅沢な晩御飯です。お昼にお風呂に入ったのにシャワーも付いていてTBI中とは思えない贅沢なキャンプでした。
今日は期間の真ん中だったのでタイヤ交換をします。整備を始めたのはずいぶん遅くなってから。明日はスタート時間が遅いしと思ってゆっくりしていたのがまずかったんですね。交換が終わって空気を入れにいくとプシューと音が…。チューブ噛んでました。パンクしたわけじゃないのに貴重な新品チューブを消費してしまいました。これには”なにやってんだ。”とだんな様もご立腹。みんなのスペアパーツも少なくなるということですから、慎重にやらないといけないなあと思ったしだいです。結局もともと付いていた普通のチューブに戻して整備完了。本当はここから妹のタイヤも交換せねばと思っていたのですがサポートで来ていただいていたうなぎさんが交換してくれて私はとても楽でした。で、すべてが終わって就寝したのは1時ごろ。次の日ぐっすり寝れるはずというのは甘い読みだったというのは次の日に気づきました。
本日パンク1回、配線トラブル1回。
 
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/09 (金曜日)
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お疲れ様です。スガワラです。
ホントにご無沙汰です。でもボク個人的には「もう、しばらくは書かないですよ」とヤマダさんに宣言してあるのでコーナー自体も削除してもらうはずだったのですが、きっちり残してくださっているところがヤマダ式活用法だと思ってます。
実は今回の試走もヤマダさんに「行こうよ」とお誘いを受けていたのですが、今現在、日本にいる身でして。行きたい!と熱望されている方々にとっては大変失礼な話。でも、とっても行けない事情があるわけで、こればっかりは仕方がないのです。
とは言っても、自分で言うのもなんなんですが、人知れずヤマダさんに感謝をしている度合いはとっても高いボクでして、本番では身を削る思いでお手伝いさせていただく予定です。参加される皆さんはあまり会いたくない場所におりますけどね・・・
さて、折角なのでラリーっぽい話でもしましょうか。
今回の北京-ウランバートルに向けても微力ながら海外ライダーとの橋渡しをさせていただいておりまして、何名かの希望者と直接話をしてきました。まあ結論から申しますと何の役にもたたなかったのですが、結構興味深い話がたくさんありまして。ここではその内容について省かせてもらいますけど、やっぱり直接話しをし会うというのは大事なことだとつくづく感じさせられたのでした。
そもそもラリーを主催するというのは大変な労力が必要で、その立ち上げとなると、色々な意味で選ばれた人にしか成し得ない偉業とも言えます。でも内面はほんのちょっとしたバランスで印象がガラッと変わってしまう魔物のようなもので、そのアンバランスな感じはなんだか企業経営の姿がダブってなりません。(現在の誰でも起業というニュアンスとは違いますよ。)
相変わらず、含みのある曖昧な表現に終始してるので、理解不能と思いますが、要は参加される方、された方々が投資家でありユーザー的な存在で、理想的な形としては、そういったサポーター的な皆さんの熱意で良い方向のムーブメントを導き出せれば、ベストなわけです。まあここまでは「そうだよなぁ」度90パーセントの話。で、さらに付け加えるならば、情報が一瞬で飛び回り増殖し続ける現代社会においては、不平、不満、要望、グチなどの小言はこの際直接的な意見交換の場だけにしましょうよ。こう言った意見は発展のためにはとてもためになるもので、不可欠なものでなくてはならないものですが、その意見だけが一人歩きすると、新たなサポーターにとってはあまりためにならないと思うんですよ。ボク的には。
すがわらてるひと
by パリ・ダカールのディープな世界 スガワラテルヒトさん
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2006/06/08 (木曜日)
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お疲れ様です。仙波です。で。お世話になっております。仙波です。私のような人間がこのような場所に登場いたしまして恐縮であります。何を書こうか?と悩んで、時間シリーズなども考えていおりましたが、自分がこの世界に入ってきた出来事を何回かに分けて書きたいと思います。見苦しい点や若気の至りもありますが、ご勘弁を・・・
僕が、この世界にはまったのは「元祖!チョイ悪オヤジ」に囲まれて・・・であります。自分がバイクの免許を取得したのは大学3年生のとき、東京:八王子であります。自分の大学の部はコテコテの体育会系で、低学年(1年生・2年生)は公共物以外使用禁止!自転車もである!そんな中、暗黙の了解で、上級生(3年生・4年生)は自由に乗り物に乗れるようになる。もちろん完全たる自己責任、監督バレれば、全体責任で大変なことにある。そんな僕も3年生・・・ある日
「あっ!バイクの免許取ろう!」
と神のお告げがあり、何名かを誘って教習所へ!晴れて、中型免許取得!当時は「TW200」などトラッカーブームなどで、バイクが若いモンのオシャレな乗り物!ある種のファッションへと変わる第一歩だったように感じます。(9年前)そんな中、友人はTWやSR400、その時販売されたYAMAHA:ドラックスターなどを買い、僕も男はアメリカン!とホンダのSTEEDを購入しました。
それからはバイク屋めぐり、上野のバイク街や、郊外のバイク部品大型店へ、暇があれば連日、足を運んでいました。そんなある日、ある「バイク屋」さんを見つけました。僕達はその店を尋ねました。すると、そこはバイク屋さんではなくBARだったのです。その前にバイクがたくさん並んでいたのです。東京の福生で米軍基地の近くです。大学の寮から40分ほどの場所でした。
自分達はそこに集まるアメリカンな強面の人たちの笑顔が印象的だったのです。恐かったけど・・・そこの雰囲気が好きになり、自分達は何度か足を運んでいると、マスターが「今度ツーリングあるけどどう?」と声を掛けてもらったのです。それが、自分をこの世界へ引き込む「山梨!富士五湖&温泉ツーリング」だったのであります。
ツーリングの当日、そこに集まった人は20名以上いたでしょう。アメリカンなツーリングかと思えば、年配の人、若い女性強面の人、普通の人、アメリカンバイクの人、レーサーレプリカ、ヨーロピアン、GPZ900など車種、人種、様々な人が集まっていました。
その光景に自分達は衝撃を受けたのです。「なんだよこれ~!!!」そうです。マスツーリング自体この日が初めてでした。そして、今回のおおよそのコースを発表し、目的地だけを明確に伝えられました。そして、ツーリングの出発であります。
僕は、アメリカンに乗っているので必死でハーレーグループについていこうとしました。その人たちと一緒に走っている「自分が最高」と最高の気分で叫びながら走っていました。目の前ではさらさらのロングへアーのお姉さんが半キャップにサングラス、バイクはロードキングのチョッパー風で走っています。「カッコエ~~~」とワクワクしていたことを書きながら思い出します。
そんな車種も、人種もバラバラの集団、結局集団もバラバラになりました。当時は携帯電話も誰も持ていません。(案外携帯の歴史は浅い。)しかし、その大人たちは動じることもなく、気にすることもなく、「別に良いじゃん。行く所は決まってるし。」と焦ることも、探すことも、待つこともありませんでした。そのグループについて富士五湖を周り走っていると、気が付けばはぐれた人たちも混ざっていて、また集団になっている。そんな不思議な軍団でした。
なんなんだよこの感覚、スゲ~おもしれ~この人たち「カッコイイ」と思ったのです。信号のない、交差点に入るときは必ずケツもちのような人が、交差点に入り、全員が左折・右折するまで車を止めている。そして、キチット礼をして、隊列に戻る。そんなカッコイイチョイ悪オヤジを見ていて、バイクって最高ジャン!と心から思っていました。そして、温泉に到着!温泉に入り、飯を食い、ビールを1本、「おいおい飲酒か?」と思っていると全員その温泉で三時間ほど仮眠、そして出発をしていったのであります。
第一章 完
次回はツーリング帰り編です。
写真はその頃のいきがっていた頃です。
by お疲れ様です仙波です センバさん
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2006/06/07 (水曜日)
試走隊より

試走隊からの便り
まあ「便りがないのが良い便り」とも言いますが、今回の試走は苦戦を続けています。エタップ3では3000mの峠を越えます。峠の名前はスガワラ峠と名づけられました。山の稜線伝いは積雪があり、急なダウンヒルは谷に向かってアドベンチャースキーの様相で、これまでの人生の中でも3本の指に数えられるほどスリリングな経験でした。写真を撮ってみればまるでネパール!とまあこのルートは、エコチャレンジには最難間になるでしょうが、そのスケール感、美しさ、完璧なエクスペリエンスがお約束です!
これらの映像を含めたルートインフォメーションのプレゼンテーションは、7月1日午後3時よりポートアイランドホテルで開催いたします。こんな話を、ハンガイの3000mの頂から送ってるというのもねえ。

2006/06/07 (水曜日)
OVお出かけ版

スーパーモタード
■「今年のエンデューロバイク、モトクロスバイクの売上げの60%以上がスーパーモタードユースだ」。「スーパーモタードで儲けて、エンデューロで使う。これが今のヨーロッパの情況だ」なんて半分冗談のようで、おそらくほとんどその通りだと思わせるような会話が飛び交っていたのは、2002年のISDEチェコ大会の会場でした。折りしも、2002年はそれまでヨーロッパ選手権だったスーパーモトチャンピオンシップが、世界選手権に格上げされた年でもありました。
■アメリカ西海岸でスーパーバイカーズとして生まれて、ヨーロッパに渡ってフランス語の名前を持って再燃した「スーパーモタード」日本でも人気沸騰ですね。ぼくも、時々、愛車のホイールを17インチに取替え、スリックタイヤを履いてレースや走行会に出て楽しんでいます。要するに、舗装路もある「誰でもできるモトクロス」って感じです。なにも特別なことはありません。ただし、どんなライダーでもすぐに、それなりのスリルを楽しむことができ、レースにも参加できる。モトクロスやトライアルに比較しても簡単に始められるるそんな手軽さも人気の秘密かもしれません。
■しかし、今なぜ、ヨーロッパで? そこには、やはり昨今の環境保護機運の高まりとダートバイクとの関連に思い当たるところもなきにしもあらずです。ダートバイクを思いっきり走らせる環境が減ってきている、なんというのは今更なのですが、それによるストレスが生んだ、あだ花のような、そんな様式を持っているスーパーモタード。舗装路とダートが組み合わされた、箱庭のようにもみえるスーパーモタードのサーキットは、極端に記号化された、ライダーにとっての究極の世界観のように、ぼくには写ります。しかも、そこを走るスリルには、なにか現代のライダーが抱えるストレスを発散させる、刺激的な魅力がある。
■一度試してみます?
by 北の島ハルキさん
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デキニチよりお知らせ
ただ今BTOU試走中につき、いつものOVはしばらくお休みさせていただきます。その代わり期間中は毎日のOVをコラム執筆陣が日替わりでお届け中。どうぞお楽しみに!

2006/06/06 (火曜日)
OVお出かけ版

=「Japan GS Challenge 2006」に行ってきたゾ!=
先日の土日静岡県森町で行われた第1回「Japan GS Challenge 2006」に行ってきました!えっ!?おまえ、GSなんて持ってないだろ!?って???
そ、そ、そ、そうなんですけどね。ボクは司会として呼ばれたワケで・・・。でも事前に打ち合わせをしていると、このイベント、コマ地図を使って走ったり、自分のテクニックを更に磨くスキルチャレンジってのがあって、とっても楽しそう♪ しかもBMW車じゃなくても、参加可能な“アザースクラス”でさえ、優勝するとBMWのラリー2プロスーツジャケット(ネーム入りで)が貰えちゃうんです♪♪♪
「こりゃバイクで行くっきゃナイでしょ!」ってコトで、BMWのイベントなのに、ホンダのBAJAで行ってきたのです。
朝の受付では、170台の参加者の中に、SSERのコマ地図系のイベントでもお馴染みの顔が沢山! 「やあ!スパちゃん!!」とTDNで会った懐かしい顔。GRMで出会った懐かしい顔。他にもSUPER-Nや2DAYS、GROUP-Nの参加者も多く来ていて「やっぱりSSERのイベントってスゴイな!」って改めて思わされました。(それとも、単にオフロード人口が少ないのか!?)
懐かしいバイク達にも沢山再会しました!
上田さんのアルミタンクのR80GS。木下さんの赤と青のチェッカーフラッグカラーのHPN。そうそう、GSバカミーズのメンバーが、コマ地図を作成したオフィシャル・スタッフだったんですよ! それに、今までトランザルフのイメージが強かった坂田さんが、ぴかぴかのダカールに変わっていてビックリ! 坂田さんも「買っちゃったヨ!」とニコニコ。
それにBMWのピットシャツを着たJAPANの大隅さんや、フラットの市川さん。こんなイベントじゃないと会わない、いつものメンバーの笑顔。(でも、ボクと同じ都内に住む上田さん。都内で仕事する坂田さん。特にフラットの市川さんなんかは、ボクの家からバイクで5分くらいの距離に店があるのに、何でわざわざ静岡で再会するんだ??? みんなオレのコト、嫌ってない???)
もともとこのイベントは「初心者の方にも楽しんで貰う!」ってコンセプトだけに、初めてオフロードを走る! 初めてコマ地図で走る! 初めてテントでキャンプする!って方も沢山。いいじゃない、いいじゃない。仲間が増えるってコトは!
テクニックを競う“スキルチャレンジ”では、重~いGSで低速でテクニックを競う、逆バンクの8の字があったり、下りの途中でキャンバー走行があったり。わざわざひざ上まで水を張ったくぼ地を走らせられたりして、とってもいやらしいコース。なんたってコースレイアウトは、BMWのライダー・トレーニング・インストラクターを務める山田純さん作成ですから・・・。モトクロスコースに設定されたスピードを競うコースもあって、こちらでは重~いGSがジャンプする珍しいシーンや、とんでもない方向にGSが飛んでいくシーンに、観客は大盛り上がりでした。でもコレ、本国ドイツでも行われている「GS Challenge」のコースを、一部再現したモノなんだとか。
BMWのバイクじゃない、アザースクラスにボクも参加。優勝までしてしまいました! バイクのイベントで優勝するなんて、初体験だけにウキウキ♪ でも実は、アザースクラスで、全ての競技に参加したのがボクだけだったからなのですが・・・。微妙な“優勝”ですね。
沢山の参加者が「いや~楽しかったですよ!」「また来年も参加しすヨ!」なんてボクにも声を掛けてくれました。ボクもこんなに楽しいイベントの司会が出来て光栄でした。この「Japan GS Challenge 2006」の参加者が、他のイベントで再会したり、SSERのイベントでも再会できたりしたら、もっといいですよね~。
▲写真上 
170台のバイクを、ボクのMCで送り出しました! 地元の子供達やおばあちゃん、警察官ま
でも、見学に来ていましたよ!

▲写真下
HP2エンデューロでジャンプをするのは、ドライバーに転向した三橋淳。3年以上バイクに乗っていないと云うが、その走りは健在。迫力のある走りをたっぷり披露してくれました!
by スパ太郎のあぁ東京砂漠 近藤スパ太郎さん
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デキニチよりお知らせ
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2006/06/05 (月曜日)
OVお出かけ版

TBI日記その3
ども。まるです。
TBI日記、書き始めたのはいいのですが毎日いろいろありすぎて長文になってしまいます。私が長い文章を読むのはキライなので毎週短くするのに悩んでいるんですが、国語の成績が悪かった私。
半分にはなってもそこからはどうやっても減りません。長々と続きますがどうか付き合ってやってくださいませ。
それではTBI Day3です。
6時起床の予定でしたが5時半に目が覚めて寝られませんでした。荷物をまとめて朝ごはん。やることもないので昨日のリザルトを見に行きます。やっぱし旦那様には負けていました。昨日は登りだったのにちょっとショックです。
それから応援メッセージを見たり、こんなにまったりしていて大丈夫なんだろうかと思いました。ブリーフィングが終わった後、テントをたたんで、後はおしゃべりです。
おしゃべりするヒマがあるなんて私も大人になったものです。
スタートしてSSまで、結構みんな迷っているようですが、今日のICOは絶好調。SSまで無事に到着しました。給油から100キロ以上走ったはずなのですが4Lのサブタンクはまだ使い切っていません。SS途中で切り替えるのは難しいのでメインタンクにスイッチ。サブタンクはSSの後に使うことにします。
SSは、ターマックなのにコンクリートが出ていたのは最初の数百メートルだけで後はコケが生えていたり葉っぱが落ちていたり、マディーだったり。こけないようにが最大のテーマとなりました。コケが生えているところではブレーキもかけないし曲がらない。途中、左折が分からずに地図を見てしばし考えます。地図の表記は舗装路になっているのですがその上に泥が堆積していてどう見たってダートです。結構悩みました。右折は前を走っていたセローに付いて行って迷わず曲がることが出来ました。後はSSのゴールまでまっしぐらです。
その後ルートはスーパー林道の方へ向かいました。ここで大分の和枝さんと妹に遭遇。一緒に走ろうと思いましたがすぐにいなくなっちゃいました。後ろには小川さんと旦那様のCRMがいたはずなのですがいつの間にか一人。後から来た方に止まっていたよ。と教えてもらって戻りました。既に小川さんのパンク修理が始まっていましたが、一番遅い私は先に行くように命じられました。今日もパンクの神様が降臨されたようです。この時のパンク修理でチューブを1本噛んじゃったとか??スーパー林道は昨日と別の出口から舗装路に出ました。86キロのGSで給油。ここに来るまでに眠いこと。お友達がいたし休憩してからスタート。今日は100km過ぎの道の駅に温泉マークがあったのでそれを目指していくことにします。3日も風呂に入れないと気持ち悪くて仕方ありません。睡魔とお友達になりながら道の駅に到着。その頃にはお風呂というより昼寝という気分になっていて駐車場でそのまま寝ました。結局、時間がなくなってお風呂はお預けで、ご飯を食べて出発しました。それにしても今日のルートは温泉の多いこと!明日、温泉がなかったらものすごくショックです。ここからはCRM3台で走りました。
200キロ過ぎで小川さんのタイヤがパンク。今日のパンクの神様は小川さんに憑いているようです。さっきのパンク修理で新品のチューブを全て使い切ってしまいました。キャンプに戻っても健康なチューブはありません。で、チューブを修理します。チューブ修理も一筋縄じゃいかずに1時間くらいは止まっていたかも。後追いのオフシャルの方に待っていただいていました。その間に、他の穴の開いているチューブも修理です。これで次、パンクしても大丈夫なはず??再スタートしたものの5キロも走らないうちに小川さんがパンク。今日の小川さんは本当についていません。ここでCPまで休まず行ってもギリギリの時間であることに気づき小川さんだけ置いて先に行かせてもらいました。
これってCPの場所によっては間に合わないかも…と思いましたがこういう時に限ってのぼりなのです。こりゃあ無理か。と思っていたら意外に手前にCPがありました。まだ40分ほどあるし小川さんも間に合いそうです。ワインディングから下りてさっきの国道へ出ました。道の駅にて休憩。ここにはたくさんのエントラントがいて暗くなるのを待っているようでした。小川さんも無事に合流。CPには間に合ったそうです。暗くなってきたのでSSへ向けてスタート。旦那さんは途中でビールを買いに酒屋さんに、私はウエットティッシュを買いにコンビニに行ってそれぞれSSへ向うことにしました。
国道から外れてしばらく走るとダートに入りました。途中から霧が深くなってどこからどこまでが道なんだか分からなくなってきました。マップを数コマ覚えて走ったつもりだったんですがSS前の最後の分岐で地図を見ずに右へ行きました。で、見えない中をゆっくり走っていたんですが道の真ん中に動くものが見えました。ん??誰だろ。なんて近づくと、小熊です。これってまずくないか??向ってきたらどうしよう。と思いましたがとりあえずそのまま見守りました。小熊はあわてて壁を登っていきました。SSはこの先だし行かなきゃ。と思ってゆっくり通過するとゴソっと音が。足元を見たらさっきの熊が落ちてきていました。そこからは全開です。よりにもよって原チャリなのに何でこんなことになるんだよ。と思いました。5キロくらい走って今度は前に鹿が。冷静になってみるとSSのスタートはとうに過ぎているはずなのにSSはありません。これってひょっとして…と地図を確認するとさっき右に曲がった分岐は左です。ショックです。さっき熊のいたところをもう一度通らなければSSへいけないなんて。ミスコース中に熊に襲われたらしゃれになりません。とりあえず戻るまで熊よけにとホーンを鳴らしながら(といっても可愛い音しかしませんが)走って元の分岐に到着です。地図を確認して今度は左に行きました。たった一つのミスコースのためにこんなにエネルギーを使うとは。地図は良く見なさいということなんですね。
SSの入り口に到着。SSをスタートしたんですが、相変わらずの濃霧で何も見えません。分岐もつき当たりもどこにあるんだか分からず走行していました。オンコースを走っていると確認できたのは3キロほど行ってから。後半は標高が低くなったようで霧も晴れてゆるい下りなので絶好調でした。ライトが暗くてペースの上がらない小川さんをパスして出口付近で橋から落ちているBMWの横をを通り過ぎてゴール。
この日パンクしすぎてゴールに着いたのは結構遅かったかも知れません。オイルを入れて、エアクリーナーを替えて空気を入れて今日は終わり。
ちなみにCRM50(3台で)本日パンク3回です。
by GOGOまるちゃん 丸山さん
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2006/06/01 (木曜日)
OVお出かけ版

お疲れ様です。仙波です。

今、ビールを飲みながら書いていますが、本当にビールがおいしい季節になりました!自分はビール党であります。しかし、最近は焼酎にはまってきています。よくビールはお腹がパンパンになると言われますが自分はあまりならないので、ビールばかり飲んでいたが、ちょっと前の焼酎ブームの頃からはやっているものには首を突っ込む性格で、ちょこちょこ飲んでいるとはまってしまいました。
もっぱら芋焼酎であります。
以前別のところで書いたことがあるのですが、ここでも僕の焼酎の思い出を・・・バイクには全く関係ありません。
自分が高校生の頃、屋台で愚痴を言い合うサラリーマンに憧れていました。というか、「屋台」「熱かん」「おでん」というような固有名詞的なものに憧れておりました。最近は見なくなった屋台ですが、昔、部活の帰りに屋台があるところを見つけていました。ある日、勇気を振り絞って、大人ぶって友人とその屋台に入りました。おやっさんに何にすると言われ「熱かん」と言いたかったのですが、緊張して屋台に貼ってあるお品書きを見て・・・
ひろし:焼酒(やきざけ)下さい。
屋台のおやっさん:焼酒?それ焼酎って読むんだけど
ひろし:・・・助けて状態
ということがあったのであります。笑い話のようで本当の話で、あの頃の恥ずかしさといったら・・・・・でも、高校生とわかっていて、お酒を出してくれたおいちゃんに今でも感謝感謝であります。
僕が言うのもなんだけど、僕らの高校生の頃、13年前の頃は、なんかそんな大人に憧れ、お酒に憧れ雰囲気に憧れていたと思う。
今の若い子はどうなんであろうか?
お酒を飲めといっているわけではない。
早く大人になりたいと思っているのであろうか・・・・・?
バイクにも乗れるのに・・・また強引な終わり方でした。
ではでは
by お疲れ様です仙波です 仙波さん
きょうの一枚
試走1日目 300km走破!!山に雪が残っていて昨年より寒いが、順調にすすんでいます。試走隊より
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Organisation Voice 2006/05

Organisation VoiceはSSERメールマガジンにて先行配信中です。 メールマガジンページはこちら

2006/05/31 (水曜日)
OVお出かけ版

日本人の悪い癖?
■「すぐに○○するのは日本人の悪いクセだよ」とか「日本人はとかく○○である」というのはよく聞くフレーズ。でも本当にそうかな? 「すぐに謝るのは日本人の悪い癖」だ、とか言って、最近では交通事故を起こしても「ごめんなさい」をいわないのが普通になってきたとも聞くのですが、本当でそれでいいんかいな? と思ったり。

■日本にはモータースポーツ文化がない、という言葉も、そうですね、良く聞きます。確かに、一面では良く当たっていると思います。モトクロスが国技みたいになっている国もあるし、ロードレースの世界では、同じライダーでも、日本では食えなくても、イタリアやスペインでなら、豊かな生活を手に入れることができたりということも事実のようです。

■では、日本のモータースポーツ環境は貧しいかというと、そうとはいえないですよね。草レースから世界選手権まで、エンデューロにラリーに、あらゆるメジャー、マイナーな種目、大小さまざまなイベントが毎週全国各地で開催されていて、誰でも参加して楽しむことができる。老若男女、それほどお金持ちといえない人も、バイクに乗ってすぐにレースに参加できる。こんな国はどちらかというと少ないんじゃないかな~、と思うんですが、どうでしょう。それでも日本にはモータースポーツ文化がないのかなぁ。

■確かに貧しい側面はあるんだろうと思います。例えば、関連の企業のモーターサイクルスポーツに対する取り組みは、ヨーロッパに比較するともう一歩かもしれません。また社会的な認知度という点でも、まだまだかな? でも、いろんな人が手軽に取り組める環境や雰囲気という点では、そんなに負けてないんじゃないかな~って、最近強く思います。今、世界で活躍している日本人のライダーは、そんななかから育ってきたのでしょう。それが、日本の中での評価より、ヨーロッパを中心にした世界での評価のほうがずっと高いってことで…。やっぱり、ちょっとがんばらなきゃダメか。
by 北の島ハルキさん
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デキニチよりお知らせ
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2006/05/30 (火曜日)

TBI2006を走ったマイケルからレポートが届いた。これはウチのHPに英語で掲載しようという試みだ。海外の方に向けてインフォメーションを!というマイケルの発案によるものを受けて、彼にゴールのときに頼んでたものだ。そして届いたメールとたくさん貼り付けられた写真を見て驚いた。まったく、これまでの日本人が撮ったTBIの風景とはまったく違うのだ。それは、まるで海外のエアラインの機内誌で紹介されてる日本の田舎の風景だったり、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが見た日本は、こうだったのか?と思わせるほどだ。これは彼の独特の感性なのか、普通に外国人はこのように見るのか?興味は尽きない。いずれにしても僕たちとは「目」が違うのだろう。
そのマイケルは、BMW1100GSを持ち込んで、連日のごと苦労していた。その文脈から僅かにそれも伝わってくるが、UPする時は英文のみで・・・なので堪能な方はお楽しみ下さい。微妙な、いわゆる機微に富んだ部分があって訳しにくいかもですが・・・・
マイケルさんのTBIレポートはこちら(英文) >>
きょうの一枚
マイケル。彼はオーストラリア人でフランスの銀行の東京支店にお勤め。日本名をクロガネヒロシと言って帰化申請中?間もなくシルクロードをたどる旅に愛機1100GSと旅立つそうな・・・
彼のメール貼付のコメントをコピペ
「あ、おはよう御座います山田さん。今年のTBI入ったマイケルです。今年の成功なTBIに関するとSSERの皆さんにおめでとう御座います。このメールの添付は約束のTBI Journalです。HTMLと画像の形で、好きならご自由に使ってください。マイケル  」
彼との日本語での会話は、素晴らしく楽しいというのがお分かりいただけると思います。なかなかナイスなヤツです。

2006/05/29 (月曜日)

最近「中食」ブームなのだそうですな。ナカショクと読むのですが、その表現のセンスの無さにもあきれます。まあそれはともかくとして、大型量販店などは、これを先途とばかりに競い合っているというではありませんか。なにを?そのナカショク・・トイウナンカキショクノワルイ響きの食べ物?でも、そこで質問です。このナカショクだかの大量のプラスチックなどのゴミは、どのようにお考えなのでしょうか?量販店の広報部のみなさん。まあ、コンビニのごはんは中食とは言わないんでしょうが、すばらしい量のゴミが出ます。ボクには何をどこに捨てていいのか分別がつきません・・オオ、フンベツがつかない!とはこういう風に使うのか!!
それを思うと、これからは外食もしくは、ウチで。えっ家で食べるのは内食(ウチショクまたはナイショク)って言うのんか?のどちらかに絶対落ち着く!とボクは思うのであります。でなければ、笹や竹の皮、なんかを包装材として使えませんやろーか。お箸も竹で作る!なぜかと言うと僕達の住む道後平野は竹が増えすぎて困ってるそーな。で、中国100%の割り箸を使うのは、自ら黄砂の原因を作ってるようで腹立たしいことでごわす。しかも中国では「日本に割り箸を輸出しない!」なんて運動も始まってるのでございます。
小賢しい限りのナカショク文化。主婦は料理から解放され、ゴミの分別の専門化と化し。増え続けるゴミと二酸化炭素の捨て場所を巡って醜い争いは、戦争にまで発展する!?
そーか、石油を掘ったあとに残る?巨大な空間はどのようにするんだろー。そこがゴミ捨て場になればリサイクル的にも良いかもしれんね。
きょうの一枚
・・・やってますよ!愛媛銀行チームのトレーニング。クイックサポート?のジムニーは、北日本自動車工学専門学校から貸与!タイヤは「これだ!」と思ったらなんか回転方向が指定されてる。「まあいいや。気をつけてできるだけ正しい方向で使ってね。」「・・・・」女性ドライバーのダートでの速いこと、少し心配なくらいです。

2006/05/27 (金曜日)

晴れたのは昨日だけ?今日も朝から雨です。九州南部は今日入梅宣言!という事は、実は四国も既にこの毎日の雨は、梅雨なんでしょうね。GWの後すぐに入梅してた?わけです。そういえば一昨日の東京の雨の降り方も、もう熱帯のそれ!で、本格的に変動をはじめた気候に、きちんと向き合う態度が求められてきますね。アメリカでも今年は多くの大型ハリケーンが予想されています。台風1号は中国に大きなダメージを残しました。何もこのことから因果応報を言おうというわけではありませんが、メッセージとして受け止める思考回路は必要かもです。
そういえば直近の日本気象学界では、これからはに夏の「西暑東冷」違った「北冷西暑」が顕著になる!という発表がありましたよ。うー、アツイナツ。
しかも!北冷西暑だとシベリア大陸が高温になり(ゴビは暑いのか!?)オホーツク海高気圧が強くなるのだそうです。そしてオホーツク高気圧からの冷たい吹き出しが北日本を冷却!!そこに前線が発生し前線の南側に暖かい風が吹き込み西日本を高温化する。
冷たい空気と暖かい湿った風がぶつかる前線の活動が活発になり、台風が前線を刺激したり、そうでなくても豪雨被害をもたらすというスタイルが確立してしまった。もう日本は温帯の気候ではなくなったんです。集中豪雨に耐えられる家屋、道路、がけ崩れ対策などなど・・・これから西日本はさらに災害に強い街づくり環境整備が求められるでしょうね。
一方で北日本は冷夏対策。少ない日照時間での生育種の研究開発や、農作物の配置転換?って言うのかなあ?なども考えなければならないでしょうね。
四国には僕の主張だと河川の汽水域にマングローブの森を!!瀬戸内海にサンゴ礁の海を!ってマジに考えてるんですよ。四国を大量に酸素を発生させる日本のいや世界の「肺」に?うっ、肺は酸素吸って二酸化炭素吐き出すのか・・・・二酸化炭素排出量は人間の呼吸も計算されてるんだろーか?
きょうの一枚
モエ・エ・シャンドンのマグナムボトル・・・お値段「ウっ・・・」SSER主催するラリーで勝者に与えられる勝利の美酒。F1はこれをシャンペンファイトに使うのはご存知の通り。それはナポレオンが戦いに行くたびに携えて行き、勝利に酔ったまさに美酒。

2006/05/25 (木曜日)

今日は輸送関係の打ち合わせでした。輸送はなんといってもこのラリーの生命線。もっとも気を配る作業のひとつです。特に通関、たった一人の大きなミスが全体を足止めしてしまう可能性があるので、特に慎重にしたいところです。自動車がFIA-カルネの使えない国に対して無税通関で出入りするのは、なかなか厳しいものです。日本国内も輸入に対する厳しさが、昨今の盗難車輸出や禁輸品たとえば農業用ヘリがやられていましたね。あと精密機械や測定器(プルトニウム抽出機械部品に転用が可能とか?)などの問題も大きく、輸出時も厳しいものとなっています。
中国では正確には衛星携帯電話やGPS、無線機がダメなわけではありませんが、公安が自発的に「だめ!」とかと取り上げるケースがあるそうなのです。特に報告は受けていませんが・・・まあ、用も無く不用意に取り出さないことですが、どうせならスルーバゲッジで・・・と思ったり。でも昨年は国境でGPS出して計測している人、日本に衛星携帯で「あー、いま国境やあ!」なんてやっている人ありで「なんか度胸あるなー」なんて思ったものでした。最後にはカメラ出して中国側の国境施設を背景に記念写真・・・中国側スタッフは冷や汗!「これってノーキョー的?」
さて、貨物輸送の段取りや食糧計画と手配、機材の手配・・・発電機を購入したり、溶接発電機も調達しないと・・・・・オイルもそうだね。と、なかなか準備が大変で、若くて体力のある頃は愉しい仕事だったけど、でもあの頃はスタッフがやっていたし・・・・・。今となっては、かなりハード。ほんとに本部機材リストの公表!!なんてしたらみんなビックリするかもです。大会本部ゲルなどの電気容量を落とすために蛍光灯化かLED化(こちらはあまり進んでない)なんかも。
まあラリーオーガナイザーは、30代の仕事ですよ、全くぅ。
きょうの一枚
気持ちの良いピスト。きっと涸れ川のなかなのでしょう。すこし左にピストをはずすと小さいけど穴!があるでしょ。右にあるのがキャメル芝。けっこう根が強くて、ハードヒットするとクルマはドッカーン、バイクはピューン。ピストをキープするということは、このように大切なことなのですが・・・。

2006/05/24 (水曜日)

いよいよ今年もBTOUの試走に出かけるタイミングとなりました。政府にはラリーの試走のための許可申請が出され、概略のルートについての確認が行われています。現地に先に入った?ムッホとモンゴルの連盟側との協働での作業です。
このラリー、RRM時代から10回目の大会。MOTO部門の総合優勝を眺めてみれば、ガントルガの3連勝を含む5勝、博田巌の3勝、三橋淳の1勝。要は3人の優勝者しか生んでいないという状況です。次に優勝に最も近いと思われるのがボルドバートル、18歳の時から連続して出場し、昨年はもう1歩のところでガントルガを捉えそこなったという感じ。1日4度のパンクとか、走り方がアグレッシヴ過ぎる!というか若さが露呈。まあそんなこんなで今年は4人目の勝者を迎える予感が高まってきました。さてさてこの強力な二人を抑えてアブダイサイハーン・パレスでモエのマグナムボトルを手にするのはいったい・・・誰なのでしょうか。日本勢は2度目のチャレンジとなるSSER常勝の池田秀仁、ここのところラリーづいてきた前田啓介・・・TBIの教訓が生かされれば。これに続くところでは尾島嘉男あたりでしょうか。
そして昨年はバギーでひと暴れした池町佳生もどうもMOTOでの出場に向けて最終調整中。ガントルガは彼を警戒していて、昨年も「池町さんがバイクで出ることは無いのか?」と執拗に聞いていましたがな。いろいろなことを彼らは良く知っています。まあ池町クン!締め切りは間もなく!5月27日ですよー。次期ダカールにむけて多用な時期ではあるのでしょうが・・・。
さて注目はエコチャレンジ。なんといってもディフェンディングチャンピオンはプリウスとハリアー・ハイブリッドなのですが、2台のジムニーが走破性と好燃費で、追従。ナビ勝負でミスコースの少なかったほうが燃費、時間とも稼げるでしょう。とすれば老獪なACP有利は不動か?エコの2輪部門は再挑戦のスーパーカブ、走りきれば驚きの燃費でダークホース?今日も特訓に明け暮れています。いやいません。さらに女の闘いも見逃せません。ジムニーの1台のドライバー、ミニクーパーのドライバーにそれぞれ女性が・・・MOTOにも2人の女性ライダーが参戦。
いつに無く過酷な大会になりそうな10回記念大会!!まだもう少しですけどエントリー間に合いますよー!!
きょうの一枚
草原地帯から乾燥したエリアの入り口。前を行く砂埃が道標なのだが、彼がミスコースをしていないという保証も無い。ただ信じるのは自らのナビゲーション。試されるのは自分の判断を信じれるか否か。

2006/05/23 (火曜日)

最近はメガバンクが好決算!でトヨタに並ぶほどの純利益!!と思っていたら郵政公社郵貯事業は1.9兆円の純利益!と、先にビックリした三菱UFJの1.1兆円を、軽く交わして・・・こんなに利益が出るんだ・・・と考えさせられるのであります。まあ、殺伐としたニュースが続く中では、まあグッドニュースなのですが、それにしてもあまりに縁遠い感じがしますね。
仕事の仕組みもこの10年ですっかり変わってしまって・・・と思っていたのですが、昨夜は某広告代理店の若手と飲んでいたら、某銀行の幹部を中心とする一団と電撃的合流!!その飲み方や、空気感にいつもながら感動!!某広告代理店の営業担当は、相当に酔っ払っていたところに、98%のスピリタス2杯で退場処分に!なってしまった。クワバラクワバラ。仕事の仕組みと言うか、何が変わって何が変わってないのだろうか?と考えながらボーとしたアタマで原稿を打っているのであります。
さて今日の主題は「燃費」について、と思っていたのに前置きが長くなりすぎて、文章量がオーバーしそう。で、その燃費。費用対効果もまあいうなれば同じような意味で、ちょっとの負担で沢山のリターンを・・・・・とまあそういう話ですな。少しのお酒で酔っ払う人と、バカみたいに飲んでもあまり酔っ払わない人の話も。でもこの場合は「おいしい」とか「愉しい」という数値以外の要素も絡みますが。自動車の燃費は、その「おいしいとか愉しい」と言ったことの課題までも確実に昇華させていっているのでありましょうか?
ボクたちも自動車メーカーほどの努力をしているわけではありませんが、「燃費」に挑戦する2つの仕事をしています。ひとつはご存知の「エコ・チャレンジ」これは2002年のツールドニッポン・スマートエコチャレンジを皮切りに、昨年はBEIJING-ULANBAATARで、この部門を立ち上げました。今年はこの部門への参加者は急増中!?で、もうひとつは、まあ研究・開発モノで、産学官連携のプロジェクトをやっています、がここではちょっと触れられません。
なににしても効率化のみを追求していくのではなくて、そこに人が介在するのであれば、味わいのようなものが必要になることでしょう。
きょうの一枚
ハラホリンのエルデニズー寺院の外壁。かつてオゴティ・ハーンが築いた世界都市の宮殿を取り壊した残材で建設されたもの。再びこの地に首都を移そうなんていう遷都案もありましたが・・・・・。

2006/05/22 (月曜日)

モンゴル急接近!!この土日は、そんなこんなで再びTBIで走ったルートを、楽しんできました。ルートはさらに新緑が勢いを増しつつ、黄砂は全く無く・・・それにしても中国側がほとんどなのですがゴビが巻き上げるあの砂埃、春先以外はどっちに向かって飛んでいくのでしょうか??そういえば世紀のプロジェクト三峡ダムも間もなく、いやもう完成したんでありましょうか。愚かな行為が続いているような気がしてなりません。東海に注ぐ淡水の量が減って海水の塩分濃度が高くなって生態系にどーのこーの、という意見もごもっともです。しかしそれ以前に根幹的な環境破壊をしているのではないか!?毛沢東時代の「先祖の墓でも耕せ!」と説いた農業政策が莫大な耕地を切り開き、挙句表土を流出せしめ(段々口調が荒くなってきた!)1年間に九州の総面積より広い土地の砂漠化が進んでいるんじゃコラァ!!(と方言交じりのイントネーションで)山高きがゆえに尊からず木の多きをもって尊しとする・・・って発毛剤の広告に使われたのは論語にあるのかね?コピーライターの作品かね?という議論はさておき、日本で山と言えば、まあ木が生えてない山は無い。でもかの地の山は、禿山か岩山がほとんど。ここに世界最大のダム・・・末路は田中知事の指摘を待つことなく明白なのです。
そこでボクは考えた、中国のエネルギー事情。世界中の石油をがぶ飲みしてしまう前にナントカしなければ・・・あの数億人の自転車乗りによる自転車人力発電!!はどーだろーか。太陽光と風力と人力のハイブリッド発電。クリーンエネルギーとして新しいと思うのですが、いや、マジで。
耕地が流出し、都市近郊の莫大で肥沃な平野部は、どんどんと工場、住宅、ゴルフ場まで・・・の傍惹無人ぶり。あの賢明な孔子や諸葛孔明などを祖にもつ中国の民が、人間の生息する地球環境をギリギリのところで守るのでしょうか、それとも後戻りの出来ない臨界点を踏み越えるのでありましょうか??心配で夜も眠れない有様です。
きょうの一枚
そんな夜も眠れない?といえばBTOUを闘う4台のミニがシェイクダウンの報!まさに徹夜もいとわずと言うばかりのランプ類。これだけ明るければモンゴルの大地でナイターでゴルフできますなあ。オイオイ。

2006/05/19 (金曜日)

シンガポール研究中!の続きを少々。
この小さな国のポテンシャルたるや。そういえば某銀行の方々もどうもこの国に出かけているようだ。その証拠に得意先の担当者を吐くまで飲ませて「マーライオンにしてやった。」などと大喜び?高知県人のような気質な銀行って。まあそのこととシンガポールに行く!ということは関係ないか。
そのマーライオンは世界3大ガッカリ名所で、多分そーなんだろーと思うボクは、行ったことがない。北部には旧英軍の飛行場セレター空港と言うのがあって、政府主導で「セレター・エアロスペース・パーク」が建設中!世界のビジネスジェットや中型機のメンテナンスやオーバーホール、また部品メーカーなどを誘致する国家プロジェクト。パイロットや整備士の訓練施設やらと、戦略的にも面白い。
拡大を続けるアジアの航空機市場とビジネスジェットなどの保有にかかる負担軽減を狙ったわけで、都市国家として選択と集中!という点では、大いに評価できる。また日本やアジアへの投資基地としての考え方にもうまくリンクするようなスタイルである。
日本も技術力を売り物に世界へ進出していった。これからは道路や橋や、新しい大型商品をどんどん作る時代ではなくて、現存する資産の付加価値を高めていくためのメンテナンスの時代だと思う。そのためには基本的に良いものを作っておかなければならないね。
きょうの一枚
スタートフラッグ。今日は今年バージョンをデザインして発注!しました。こういうものって何度創っても結構むずかしい!のですが、まあ愉しい作業です。コントロールフラッグ!も10年ぶりに追加制作!!いよいよBTOUです。

2006/05/18 (木曜日)

ナントカファンドがシンガポールに拠点を移したそうな。裏にナニがあるのか気になって、時間を見つけては少しばかり研究。シンガポールは対日投資に実に積極的。中東のオイルマネーもここを通じて日本に。世界の対日投資の20%を占めている。まあ、ファンドだから投資のお金を集めることを考えたら選択としては最適かもだ。まあその精神はいかがかとは思うけど、あさましくて。
話は変わるが、今年の夏のモンゴルはエアチケットを取るのに骨が折れる。昨年もそうだった。昨年の試走に行く時もチケットが取れなくて「すごく高い金額でなら・・・」「うーん、しゃあない」「ずっと満席なんです」と倍以上の金額のチケットで泣きながら?出かけた。すると飛行機はガラガラ。まわりの人はボクの半額以下のチケットで乗っている。
エアライン・ビジネスは、こう言っちやあナンだが、ボクにはクモスケ・ビジネスにしか見えない。忙しい時は高く、ヒマな時は安い。空気を運ぶのもなんだからと安売りをする。同じ便に乗り合わせた人はさまざまな価格で同じサービスを受ける。これって、やっぱりほかのどの業界から見ても可笑しいし不信感が募るよ。オマケにマイレージって囲い込み作戦に血道をあげている。これもコストがかかるだろう。だからそんなスーパーみたいなことを止めて、王道を行くが良かろうと思う。ブランディングにお金をかける!べきだ。
でもって800年記念イベントがあるんで、大量の送客を見込んで飛行機の座席はブロックされたままだ。自分たちの利益のためなら他の利用客の迷惑なんて顧みない。いやならウチでチケット買っとくれ!みたいな態度は、若造みたいだけど、許せない。独占しようとしたり、出し抜いてやろうとしたり、そんなことしないと利益が出せない事業なら、まあそう長くは無いかもしれない。そうなればなったで、稼いだ金でファンドを・・・という絶妙なサイクルで世の中が動く!のは反対。
これまた青くさー!だけど。ホントウに事業に正しい夢とロマンを!持ちたいものです。ボクは持っているのか?持っているつもりなんだけど、時々分からなくなるよ。
きょうの一枚
今日もゾーモットにある古木の写真。ゾーモットとは別の場所でも、おそらく地下にわずかな水脈の残る、ある古い川のあとに並木のように十数キロに渡って同じ木が生えているのを見つけました。こちらも感動的な光景でした。今年のラリーもこのふたつの不思議な世界には足を延ばすのはもちろんですが、緑溢れるハンガイにも行くんですね。

2006/05/17 (水曜日)

「ワールドカップが見られない」
今回も試走とワールドカップが重なって、ライブで見られないじゃん!かろうじてブラジル戦は見られるかな!?まあ長い砂漠と草原の生活が続きます。衛星携帯テレビはないのかな?多分あるんだろうけどね。いやこの国民的な関心事に参加できないのは、全く持って残念4年前もそーだったなあ。盛り上がりたかったなあ。みなさん!ボクの分も盛り上がっておいて下さい。
試走用の資材と食糧はもう輸送済み。試走用の車両整備も進んでいます。いよいよ「10th ANNIVERSARY」の旅が始まります。
さてBTOUにエコチャレンジ。なかなかこちらは盛り上がりつつあります。今年の見どころ?はプリウスVS2台のジムニー!スーパーカブももちリベンジ!!ローバーミニ4台はいかに闘うのか??やっぱエコチャレンジはモータースポーツの新しいパラダイムだ!と思うわけです。そういえば地球温暖化京都会議の効力は確か2013年まで。さらにこれに続く新しい枠組みが進められています。もう10年後の未来、自動車とボクたちの関係はどーなってるとお思いですか?って、こんなこといつも書き続けてるのでやめ。
BTOU・・・スタート地点兼ロシア人モンゴル人参加者の車検会場となるのはヌフトホテルに決定。それ以外の参加国のみなさんは北京飯店です。ゴール見学+ETAP9のビバーク(砂のなか・・)に同泊+ゴールの興奮を一緒に味わう!!という人数限定のミニツアー・・・あるかもです。お問い合わせは超お早めに。
きょうの一枚
遥か異郷の地への思いは、その凄絶な風景もそうだが、やはり「人」だろうと思う。ゆるやかに流れる、どこよりも時間の長い中央アジアの陽炎のような街は、古くから交易の隊商が泊まったキャラバンサライのオアシスだ。そこに暮らす人々は、洋を東西に行き交う文化のように、血は混ざり合いエキゾチックで実に魅力的だ。

2006/05/16 (火曜日)

このまま入梅しそうなほどの暗い空、ジメジメな雨、が続きます。あのモンゴルのようにカラッと・・・いや、GWを晴れてくれたので、何も高望みはありません。ただ、モンゴル用のテントなどを建ててみよー!と思ったのにぃ。南の海上では台風1号が大型らしく、今日あたり香港直撃?なんですってね。ウランバートルに帰り着いたムッホやジャンガルたちの連絡だと・・・ウランバートルは雪!で、寒い!らしいのですが、まあかの地にすればまだ5月半ば、そんな日もあるでしょう。
今年もロシアや海外からの問い合わせが増えています。昨年もみんなギリギリまで出場に向けて取り組んだのですが・・・それでもロシア人は1名がMOTOに参加して完走!今年は、5台のUAZのチームがモスクワから!?昨年以来参加のために頑張っています。こうしてみると、パリダカにフランスやヨーロッパ以外から初めて参加した人たち・・・って1980年代初頭の話だけど・・・頭が下がります。円も安かったですから苦労も半端じゃなかったはず。でも先鞭をつけた人は居るわけで、先駆者と呼ばれるささやかな栄誉が与えられます。
もうすぐモンゴルも初夏。春はあるのかないのか・・・・・。
きょうの一枚
こんなレンズ使わなくても。いや使いたくなる気分も分かろうというもの、空の広さはそれはもう。東京から松山に帰った時にいつも思う「空が広いなー」の数十倍?・・・って、なにかたいしたことなさそう。でも地平線にある星まで見えるって話は本当で、ビバークの光を目指して走ってたら、星だったってお話も有名。

2006/05/15 (月曜日)

新聞を見ていると・・・といっても日経産業新聞・・・4月度のアメリカの自動車販売台数(乗用車)GM 14万台、フォード9万7千台、クライスラー7万2千台、アメリカブランド計31万台。トヨタ12万7千台、日本ブランド計29万9千台。背景には深刻な原油高、環境問題。さらにはブランドの無国籍化もあるんだろうと思う。それにしても日本車!すごい勢いではある。ハリウッドスターがハマーやフェラーリからプリウスに乗り換えたなんて逸話は枚挙に暇が無い。アメリカを席捲したラグジュアリーSUVなんてのは遠い過去の話になりつつある。日本ではまだ結構人気があったりして、道より広いアメリカンフルサイズが停まっていたりしておかしい。
まあそんなエキセントリックなクルマも価値があると思えるほどに、ここのとこの新車攻勢は没個性化が進む。もうメーカーの差別化も、デザインや性能の差別化もなくなりつつある。それほど自動車という道具が最終的な局面に至るほどの進化を遂げたことを示唆している。メーカーが最後にすることは、唯一差別感のあるエンブレムを大型化するくらいのことだ。事実最近のクルマのエンブレムは大きすぎておかしい。
急激な発展を遂げたパソコンのハードウエアが、すでに外観的な差別化を諦めたことに似ている。まあ、どこのでも同じで・・・と言う感覚だ。しかし自動車の場合は、ボンネットフードの中に納まっているエンジン!!というのがパソコンのエンジンメーカー?ペンティアムみたいに行かないというのが実際のところだろう。いや、そうだろうか。次世代のエンジン開発は燃料電池にせよなんにせよ、ワールドスタンダードのたった一つの座を巡って、その勝負の流れは案外と第3コーナーを曲がったところまで来ているのではないだろうか。
その座を射止めた者が自動車メーカーで、それ以外のものはそこから技術を買わなければ生産ができない、つまり組み立てメーカーになる。最適なアライメントや最適なデザインは突き詰めれば、同じようなものになってしまうわけだし。では次に自動車メーカーが目指すものは何か?ボクは大体想像がついているけどね。
きょうの一枚
ラリーのオアシス、ゾーモットの夕景。木々の生命力にさまざまな思いが巡ります。「神の宿る場所」いつまでも大切にしたい貴重な場所・・・。

2006/05/12 (金曜日)

BTOUのルートの詳細な打ち合わせを行った。ヘリの飛行計画や燃料などの手配が絡むので、いつものことながらボクの望むようなルートにばかりはならない。しかも自然保護区が拡大しているために制約は増えこそすれ減ることはないんだな。しかし、四国とモンゴルだけは、ボクって道をよく知っている。美しい草原や不思議な光景、光る湖や砂漠。だれがこんな美しい大自然を創ったのかと思うと、おのずと畏怖の心も沸く!というものだ。どんなに大変でも、このラリーを創るのは面白いし、愉しい。この感激をいかに伝えられるかと思うと、言葉の役目は小さい。行かなきゃ、見えないし、見なければ語れない。あーあ、また週末が来ちゃった。
きょうの一枚
イヤー、もう何も言わなくても。

2006/05/11 (木曜日)

TBIの疲れも癒えぬ間に、BTOU2006の本格的な準備が始まって、事務所の中は、またぞろ足の踏み場もなくなりつつあります。試走の準備と本番の準備がクロスしてるわけですが・・・ボクはボクで「GWまでに、と約束した企画書できましたか?」という声におびえながら、このあと長く居なくなることへの「なんとエクスキューズしたものか?」とラリーに参加される皆様にも似た「ラリーと仕事の両立?」に悩まされています。いや、実はこれが醍醐味なのかもしれませんが、エタップ10個分の試走のボリュウムは、かなりのものなんです。ガンバロー!
話は変わりますが、いま事務所のロビー?で、ゴミ処理の業者さんと数人の社員とで、分別について話が交わされています。「ビニール系のガムテープ(ああ、あの透明のよくくっつくやつのことだろーか・・・)をはがした時にくっつくダンボールの紙の部分はどうしたらいいのか?」「???」とか「コーヒーをこぼした書類は?」とやっている。壁越しで聞くにつけゴミ分別の問題の大変さに目まいを覚えるのでした。ボクは、いかにゴミを分別するかで苦心をすることを、もちろん無駄なことだとは思わないのですが、やっぱり「???」ではないかと思います。もっとゴミにならない工夫が進まなければ!と思います。
12年前、モンゴルでラリーを始める頃に、生分解性プラスチックとかデンプンでできた食器とか、様々にゴミをなくすことの出来る工夫をいくつかの企業とお話をしたのですが・・・当時は「それはコストがあわない」などの理由でゴミの減量化はなかなか実現し無かった事がありました。ラリーのケイタリングではかなりの量のゴミが出ます。選手たちが持ってくるゴミの量も少なくありません。最初の数年間は、焼却炉を作り焼却していたのですが、これが次はダイオキシンの発生を指摘する内部の声!で中止に。モンゴルでも、ゴミは社会問題化しています。
GWのTBIでも大量に発生するゴミ。持って帰るのですが、もともとその場所にあったゴミまで持って帰らないといけない始末です。ゴミの減量化技術・・・知恵と工夫で、まずはラリーの現場から!と行きたいものです。
きょうの一枚
砂漠に残る幾筋かのワダチ。ミシュランXZLをはく試走隊のもの。最近はBFのオールテレーンになったオフィシャルカー・・・・・良く締まった砂のなんと気持ちの良いこと。

2006/05/10 (水曜日)

「池町、3勝目その3」
マキシマムタイムに数時間ばかりの余裕を残して池町と江連はビバークのフラッグをくぐった。多くの選手は整備も終わり、南国を思わせる心地よい夜風に当たりながらビールを飲んでいた。しかも明日は9時スタートというこれまでにない遅い朝だ。
池町と江連は2人連れ立って、町のバイク屋で池町のマシンのリアブレーキを完璧に修理してきたのだ。下りでは池町を引き離すことが出来たはずの江連はスポーツマンシップを貫いたのだろうか、与えられたハンディを潔しとしなかった。まさにこれで2人はがっぷり四つに組んで、素晴らしい後半戦の戦いに望むこととなった。
明けて5月3日。民家の軒先に日章旗が翻り、空には高知特有の大漁旗と鯉のぼりが鮮やかだ。頼りない漁村の細い道路を駆け抜けながら決戦のSS-7へ。さらには昨日のSS-6の代替のSS-6EXが約10km、そして複雑なナビゲーションが要求される今大会最長25kmのSS-8、まさに勝負の一日となった。
SS-7は四万十川の美しい岸辺に用意されたクローズド。このSS池町が2位、江連4位、しかしタイム差は10秒。江連がまだ10秒のマージンをキープしていた。続くSS-6EXはキャンセルになったSS-6を補う形で急遽用意された。池町には千載一遇の好機。ここで逆転し夜のSS-8で完璧にマージンを築く、そう考えたはずだ。しかし勝負のあやは玉虫色だ。なんとこのSS、ベストタイムをたたき出したのは江連、10分21秒。2位前田、3位辻本、そして池町は江連に24秒遅れる4位。この時点で池町は夜のSS-8に全てを決する覚悟を決めた。この夜のSS、それは実にテクニカルな上ナビゲーションのシビアさが勝敗を決する。そして唯一40分を切るタイムでフィニッシュに飛び込んできたのは池町。オフィシャルは以降のビハインドを計るためにクロノグラフのストップウォッチのボタンを押した。なんと江連はこのタフなSSで、池町に遅れること2分という大失策。
深夜にビバークに張り出された総合リザルトには、トップに返り咲いた池町がトータル1時間45分12秒。江連1時間47分07秒。「明日のSS2本は、それぞれ江連に譲って無理なく走る」と決めた池町。SS-9では15秒、SS-10では3秒、それぞれ譲って総合タイム2時間02分26秒で完全な勝利を飾った。TBI通算3勝目。プロとなって勝負の世界に生きる池町の真骨頂を見せる完璧な展開。しかし評価すべきもう一人は、江連忠男。見事な戦いぶりで最良の友と生涯の記憶に残る戦いの場に身をおくことが出来たろう。
こうして優勝者の物語は、そこだけが輝いているようにも見えるのだが否、それぞれのカテゴリーや順位争いの熾烈さは随所に見て取れた。こうした勝負の面白さもここのところのTBIの特徴なのである。
きょうの一枚
四国西南部はリアス式海岸が続く。入り江が多く海釣りのメッカでもある。水は透き通るように澄んで、南海の楽園を思わせる。来年はこの西南域が主舞台になる。

2006/05/09 (火曜日)

「まさかのSSキャンセル」
5月2日未明。ダムサイトは朝霧に包まれていた。この朝までに消化したSSは4本。SS-1と2は池町が取ったものの、3と4は江連が取った。首位江連忠男36分08秒、池町佳生36分34秒、その差26秒。しかも後ろには36分49秒の15秒差に辻本勝行が着ける。勝負の流れは中盤に。この朝SS-5は15kmの山登りと下り。km=1分の戦いが予想された。このSSを制したのは前田啓介。タイムは15分06秒。続く池町は15分19秒。3位には江連15分25秒。池町がつめることの出来たタイムは、わずか6秒。2.5kmで1秒詰めることが出来る。残るSS数は5本約40kmあまり。この計算で行けばつめれる秒数は約16秒。いまの6秒をプラスすると、22秒。どちらもノーミスで走りきると仮定すれば、4秒足りない。タイヤの交換タイミングは?リアブレーキの残りは?と思案をめぐらせながら、池町と江連は終始同じペースで、同じルックスのXR600でラリーをけん引した。
SS-6は、珍しくデイタイムに用意されていた。しかし朝のブリーフィングでは「好天なので実施できない可能性は50%」と言われていた。山菜取りや行楽のハイカーが規制出来ないからである。そして案の定SS-6のキャンセルが決定された。しかも池町に大きく有利な登り主体の10kmに及ぶSSだ。落胆する風も無く、2人は淡々と消化したものの午後4時頃から続々とゴールするプライベートビーチを備えたビバークに、2人の姿は無かった。
最大のライバルであり優勝争いの2人を、周囲は「温泉にでも入って、のんびりしてるのだろう」と考えた。事実、夜のSSのスタートには、必ずトップでやってくるのだが、この日は夜のSSが無いのである。この数時間を、彼らはどう過ごしたのか・・・つづく
きょうの一枚
その、ビバークにあるプライベートビーチ。小さな堤防が無ければ雰囲気なのに・・・でもまあ津波が怖いしね。えっ、これくらいだと津波が来た時はダメ?

2006/05/08 (月曜日)

「池町3勝目」
TBI2006は無事に終了したのは既報の通り。参加された皆様には大変お疲れさま!!それにしても、なんと全日程が快晴。バッグに忍び込ませたダウンジャケットもレインウエアも出番は訪れなかった。実にお気楽で快適な旅だった、のかというと、さにあらず。
5月1日、SS4に向かう池町選手は、既にこれまでの3本のSSでセイフティマージンとも思えるリードで首位に立っていた。ヒストリックなXR600は、それにしても信頼性は高く、昨年は最後まで優勝争いを演じた前田啓介KTM450の最新マシンは昨日のステージであわや失格という朝帰りのペナルティで、はるか後方に飛んで行ってしまった。そんな背景のなか池町選手は「もう少しワクワク感というかエクストリームな感じが欲しい」などと余裕の発言。
これに腹の虫の収まらなかった四国の天気の神様は、ちょっとした試練を用意した。30kmのオフロードで構成されて、SS4に向かう途中で、空はにわかに掻き曇り、なんとスタート地点には深いガスが立ち込めてきた。「こうじゃなくっちゃ」と彼が思ったかどうか。スタートは日没と濃霧。誰もがアップデイトした明るいヘッドライトは、唯一濃霧には弱く、辺りを乱反射の白い壁に変えてしまう。スタート時刻は過ぎて、濃霧は一段と濃く、スタートは30分延長されれば夜の闇もまたいっそう深くなってきた。トップでスタートしたのは池町。しかし真っ先にゴールしたのは、彼ではなかった。ブレーキに違和感を覚えた池町は、このSSで2つ後ろにスタートした江連選手にも抜かれる!という不出来ぶりでこのSSを終えた。実はリアブレーキが効かず転倒を喫していたのだ。
セイフティマージンは一瞬にして、ビハインドに変わった。リアブレーキをナントカしなければ勝機を逸するかも・・・つづく
きょうの一枚
やっぱXR600・・・古さは否めませんが、ラリーマシンたる一台。ライディングは池町選手。楽しそうです。

Web  www.sser.org
 

 

 

Organisation Voice 2006/04

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2006/04/26 (水曜日)

「好きなもの?」
なんかここのところ毎日が肌寒い!のであります。みなさんのトコはいかがですか?そんで、TBIの準備といえば毎年半袖でやっていたものですが、今日なんてTシャツの上にミレーのキルティングのパーカを着ている、のであります。そんなこんなでTBIの荷物に思わず「そうだ、ダウンジャケット入れておこう」ということになりました。これも異常気象!まあバカの一つ覚えみたく「異常気象!異常気象!」と言うのもほどほどに、とは思うのですが?!
で、ボクはいつも出かける時は、極端な大荷物or手ぶら状態か!に分かれます。服をナニ持って行こうかと考え出したら、もう凄まじいくらいの服。もともと服好きっていうか、おしゃれで(自分で言うな!!)ちっとファッションにはうるさいんで・・・って思っている。いや、でも「うるさい」というのは間違いで、いつも自分の好きなように好きな物を着てるだけなんです。特に好きなブランドがあるわけじゃないんで、本当に適当。最近アウトドアウエア関係はミレー、ブラックダイヤモンド(これはアパレル少ない)パタゴニアはtoo much になってきた。普段着やスーツは枚挙に暇がないというか、嫌味になる?ウソ、ので言わない。バッグの類も、もの凄い。これはずっと前も書いた。フクロモノヲタクって・・いったいボクはどうしたんだろー。
じゃあ、ついでにちょっと音楽の趣味。スピーカーはB&W、ノーチラスが欲しい。・・・聞くのはほぼ100%が女性ヴォーカル。または女性のピアノかヴァイオリンソロ。若いのはちょっとダメで、ナタリー・コールくらいの声では、良いんだけど若すぎる。ノラも若い。エラ・フィッツジェラルドなんかが宜しい。クラシックなとこはマリア・カラス、サラ・ブライトマンは最近。ピアノはフジ子ヘミング、ヴァイオリンは川井郁子と諏訪内晶子なんか、チャイコフスキーがいいね。I-pod は去年のTBIでイケマチに自慢されてソッコーで入手。いまじゃ気が遠くなるほどの曲が入っている。演歌も入っているし、ポッドキャスティングもはまっている。アバタースタジオのレコーディングは毎週のように。でも昨年のBTOUでかなり傷んだ。
とまあ、ベールに包まれていた(包まれてない)ボクの趣味の一部。(打ち間違えて変換したら“趣味の恥部”だって・・」)
本題が遅くなった。まずTBI車検日の天候は「雨」の模様。ホテルのチェックインは14:00から・・・大会のテントの多くは同時開催中の全日本ラリー選手権に出かけていて、雨対策にやや難がありますのでよろしく。また30日は長いルートなのにやや遅めのスタート。標高はバシバシ!!対策を充分に!!ハードな一日がいきなりで、ありますがな。ゴール閉会式会場からは、またまたコマ地図でスタート地点へ帰ります。トランスポーターの1週間も大丈夫ですからね。
きょうの一枚
四万十川。今回もこの川を巡る水系の旅となる日が幾日か。風景林と呼ばれる照葉樹林や原生林の中に伸びる古径。苔むした羊腸の小径。間もなく始まる旅は、一筋縄では行かないでしょう。がゆえにそこが面白く愉しいのではありますまいか。

2006/04/25 (火曜日)

TBIがカウントダウン状態に・・・ボクは今朝は韓国大統領の談話を聞かなくっちゃ!と思いながら「まあいいか、帰ったらニュースで・・・」とウエブニュースも見ないで「GW前までに」と約束したいくつかの仕事に取り組んでいます。忘れているようなものや、いま思い出して取り掛かってもとても間に合わないようなヤツ・・・なんかが沢山。こういうのをもっと大切にして、クライアントオリエンテッドな仕事の進め方が出来る人になってればなあ・・・クライアント「あのぉ(オソルオソル)この前お願いした企画書なんですが?」「企画書ぉ?なんだの?」「ほら、やっぱり」で、以前はそうは言いながらも「へへ、実は出来てまんがな・・・」と取り出して得意げ!だったのですが、最近は「聞いてない、約束してない、知らん存ぜぬ。」反省しています。もっと真面目に仕事します。でもTBIウイーク(ウイークって漢字変換したら「憂いー苦」だって、やだね)でもむかしは智謀沸くが如し・・・だったのですが「えーっと、あれ。良いアイデア思い付いてたんだけど。何だったっけ」なんです。ムッホに「モンゴルのルートのこと」のお話しになったら「今頭の中にはTBIのルートでキャッシュが一杯。これをクリアしたら大変なことになる」と分けが分からない人間に。
きょうの一枚
知ってる人は知ってる・・・あそこですね。少し前はここまでダートが伸びてて、ボクタチは「山賊の砦」と呼んでいた。少し整理されては居ますが、それでもなんとなくそんな感じがしませんか?

2006/04/24 (月曜日)

「それぞれの週末」
これまでの週末はTBIのルート制作に忙殺されていた感がありましたが、先週末は、少しばかり落ち着きを取り戻し、まあ少しペースを落として仕事が出来ました。それもこれも土曜日のOVの成果?とはいっても今週末には再び怒涛の日々が始まるのですが・・・きのう日曜日には四国にツーリングにやってきたご一行様が来社。珍しい顔も。中には数日後にはTBIのためにまた松山に来られる方々も。
いやそれにしてこの日曜日は、国内も世界も様々な場面で「流れを変えた日曜日」になったような気がしますね。世界も変貌の速度を速めています。恐ろしいばかりの原油の高騰は、世界経済に深刻な影を落としています。新車の売れ行きは鈍化し、FordやGMの販売不振は続くでしょう。
イランに対する石油依存度の違いで、今回ばかりは日本もアメリカに追随とばかりは行かないでしょうから?エッ行くかも?!湾岸は再び緊張していくでしょう。世界が動き始めた感!があるのはボクだけではないはず。何かきな臭い、得体の知れない蠢き・・・そんな一方で国内に目を向ければ、とにかく日曜日に街を行くクルマが、なんと新車ばかり・・・景気良さげではありませんか、地方でも。
で気がかりなのは、グローバリズムの弊害。それは自動車産業にも見て取れます。クルマつまり自動車の急速に失われていく個体差というか個性。このまま行くと本当に自動車産業は急速に退化しそうな気配。グローバリズムは、すべてのものを平準化させ、情報の速度も処理も、そうして求められる最適はコンピューターではじかなくとも、ほぼ画一的なもの。唯一ふざけたスーパーカーは、以前光を放っていますが、原油枯渇でおそらく・・・・・なんて終末的なことを言うつもりはありませんが、われわれはやがて失うかもしれないモノに強い愛着というか執着を感じずに入られません。
ミハエル・シューマッハの週末は(ここの部分ダジャレ)なんとか踏ん張って流れを取り戻すことになったのでしょうか?流れは変わる?変わらない?
きょうの一枚
そんなTBIに28日に再びやってくるマイケル・キャストリー・・・日本に来て6年フランス系の外資金融関係にお勤め。シルクロードに旅立つ予定。イチローに激似。マシンはBMW1100GSでもまたがっているのはボクのHP-2・・・やけに車両重量を聞いていました。

2006/04/21 (金曜日)

さあ、TBIの準備は終わりましたよ、ボクは。周りはバタバタしているようですが・・・このTBIは途中3回のTDNを挟むと、今回で18年目。18禁もOK!でENTERボタンを押せる歳になった(って、なんのENTERボタンよ?)こうしたイベントに限らずボクの信条は、「準備は数日前に完璧に終わらせること」なのであります。
今日のOVはちょっとインナー向け?!になってきました。大会の前日にはかつては主要な役員全員で参詣に行っていました。無事故と安全な運営の祈願です。「別に神頼みではない、こうしたイベントの前日には何もすることが無いくらいにして、事務所を掃除して参詣に向かう、という余裕が安全を作り出すのだよ」と、毎年毎年繰り返して言い続けました。さて、スタッフの皆さん!今年は行けるのでしょうかね。参詣予定4月28日朝。伊予豆比古命神社。
さてTBIのルートのお話・・・・・ってこれはリニューアル中のSSER-PRESSに詳しいし、またこのHPでも紹介されるでしょうから簡単に・・・それは最終日のルートインフォメーションに注目「最後の日となった。この日は美しい集落が織り成す日本の原風景をお見せしようと腐心した。ここに心通わせることのできる旅人は、おそらくリザルト以上のものを得、旅以上のものを感じ、人生の中の、ささやかだが、かけがえのない一瞬間に喜びを見出すだろう。この日、このルートを半世紀を生きたオーバー50のライダーに捧げる。若いライダーはその背中を見よ。」
なんというルート説明なのでしょうか?最終日にボクは祈りを込めたようなルートを作った。石垣の集落や小島の磯、時代感覚を危うくするような民家の連なり。いや四国は、日本は実に素晴らしい、といつも感動するのでした。ではまた来週。
きょうの一枚
沢筋に見つけた小さな淵・・・この先ダートは激しくなり、やがて車を降りて歩いて先導しなければならないほどに困難を極めた。やがて広く快適なフラットダートに出るのだが、このルートを使うか否か、悩んだ。それはこの先の悪路は使うべきではないと判断したからだ。そうするとこの淵の横を走ることができない。で、結果ルートは変更された。そこで今日の一枚は、そんな無念の思いを添えて
・・・。

2006/04/20 (木曜日)

すんごい荒天!日本海は波高し!だし・・・しかも昨日は半袖、今日は長袖+ジャケット。寒気を伴った低気圧が接近!で、ミニデイアフタートゥモロウ状態な日本列島。室戸では瞬間最大風速33mだって!確実に気候変動は進んでいる。それも地球の循環であるからして良しとする・・・それよりもつまらない地上の紛争や異常な環境破壊を少しペースダウン・・・ってのはどーお?四国中をくまなく走ると、ここまでどうして舗装するのだろう?と思うほどに舗装は進む。舗装しなければ走れない車は、実は環境破壊の上に成り立っていて、舗装してなくていわゆるオフロードを走れる車やバイクは、一見逆説的だが環境に優しいのではありませんか?いつぞや舗装された駐車場の上でエントラントがオイルを落とした。ボクタチは叱られながらオイルを処理した。もちろんオイルをまくのはよくないが、もともとアスファルトもオイルみたいなもので・・・あっヤバ、この発言はボクはまずいので中止。まあどこかの政治家が「ヒグマしか通らないようなところに道路作って!」と言っていましたが「そんなことありません。最近は鹿もカモシカも、イノシシも通っている。ほんとに車よりもタクサン」動物は多いですよね。
話は変わるけど、ペルーのナスカでは新たな地上絵が100個も見つかったって、この前グーグルアースで見に行った時にもっと良く見とけばよかった。それにしても未知なるロマンも地球上には残っているというわけで、そんなこんなで今年も不安な東アジア情勢、TBIのコマ地図もほぼ完成域に到達「かなり楽しいものになりましたよ」お出かけの皆さん航続距離200kmですよ!!ホント。
きょうの一枚
今年のTBI・・・テーマは「山紫水明」どちらかというと山と川がメインなのですが、当然のように海も行きます。小さな島が点在して「かわいい」やつがタクサンあります。一つ買うのにいくらくらいかな?と下世話なことを考えたりします。

2006/04/19 (水曜日)

TBIとBTOU・・・大きな負荷をかけるふたつのイベントが接近してきました。かつてはTBIの開催準備に1年を要し、「これやっていたら、ほかにはナニもできんなあ!」と嘆いたものでした。しかしボクはそこで気がついた。「力があるから重い荷物がもてるのではないのだよ」と「重い荷物を持つから力がつくのだよ」と。まあつまり人生は負荷トレーニングの日々だっちゅうわけです。でも最近のボクは重い荷物はムッホが持ってくれて、足腰弱くて、ブルタコの右キック後遺症がまだ。つまり力不足で事に当たると、かならず問題を引き起こしいつまでもその処理というか対応に引きずられますね。全てにこの法則は等しく当てはまります。だからといって自分の身の丈だけにあったものでは成長しないし、人生は悩ましい限りでございます。
ガストンライエミュージアムの予定のデザインのブラッシュアップが上がった。もうここに貼付してお見せしたい衝動に駆られるのですが、きっとそう遠くないうちにご案内します。でもコンセプトのいち部分・・・・・・・。
デザインコンセプト、ガストンライエミュージアム
「アガデス」
かつてパリダカールの黄金期、ニジェールにあるアガデスという街が、ラリーストのオアシスとなった。それは古くからサハラを渡る隊商らのキャラバンサライだったというイメージを、ラリーの中継地とオーバーラップさせたものだ。まずこの街にたどり着くことが大きな問題だった。アガデスには茶褐色の土の建物が並び、モスクが町の中心にある。この建物はそんなモスクを模したものだが、宗教観は排除したい。(後略)
この話、実はボクにとっても重い荷物でもある。ひょつとすると相当に大きい困難に再び踏み出しているのかもしれない。困難?望むところでもある。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・わかる人にはどこだか簡単にバレますけど、素晴らしい山々が四国にもあります。川の豊かさは、こうした山々とそこに沸く雲が作り循環して人々を潤す。まさに天恵。

2006/04/18 (火曜日)

昨夜は、なんと世界的にも高名な建築家と、しこたま飲んだ。旨い肴と旨い酒、ここんとこお酒飲む元気が数年ぶりに戻ってきた。というのも一説にはウコンのおかげで、札幌のホテルで春木さんとそのウコンを飲んで出かけた、そしたらなんと!飲み会の席で「オオッ」次は菅原さんちで樽に入った新酒を1人で堪能した。最近の11時限界説を覆し「2時3時まで・・・」なボク。なんかこう30代の丈夫な肝臓と体力が戻ってきた感じ。しかしこれでいいのかなあとも思うけど。そんなこんなで飲み歩く懐かしかりし日々が帰ってきた。28日には、旨い肴で一杯やりましょう。
試走が終わったらルートブックの作成。あの分厚いルートブックを清書して行き、それ以外にも運営のための様々な関連ツールの制作に忙殺される。割とハードな仕事である。ケイタリングチームも起動中、BTOUも視野に作業と手配が続いている。
さて昨日の花の名前が判明した。ユキモチソウと言います。鹿児島のHakaseさんありがとうございます。TBIでは怪鳥さんに、よろしくしておきます。なにを?ちなみに参考URLはこちら
http://www.sd.soft.iwate-pu.ac.jp/common/flower/200105-4.html
なんか分かってしまえばそれまでだけど、それにしても四国の山河にも沢山の植物があるものです。九州も濃さそうだしね。
政府の「拉致」のポスターが発表になった。まあ今更?!の感もあるけど。で、このポスター・・・ボクはこれをデザイン的にどう見るか?と悩んでいる。良くできているといえば出来ている。海岸に続く小道に転がる片方だけのスニーカー、セピアのトーンが事件の風化を物語りつつも力強いコピー「拉致 日本は見すてない」のだそうであります。きっと名のある方のアートディレクションだろうと思うのではあります。ありますが、しかしなぜか、なぜだかどうしても違う!様な気がするのであります。でも早く解決を、という気持ちはボクとて同じことです。
きょうの一枚
試走中のワンカット。先行するプロシード、追う2号車。こうして試走のたびは続いています。

2006/04/17 (月曜日)

TBIの試走が終わりました。ハードな、でもめくるめくような?日々・・・でした。参加される皆さんもきっと、そのように感じられることでしょう。特に季節外れの豪雨があり、道は崩落しかけ、河川は?と言うと沈下橋も沈下しかけ。でも日曜日には普通の水位に戻っている河川も少なくありません。山の保水力が落ちているのを実感します。気象状況は何を見ても予断を許すような材料は見当たりません。しかし雨の後の花粉も黄砂も洗い流された後の、本来的な美しさ、清々しさといったらありません。山河は春の生命に息吹に喜び、道は伸びやかに光り。四国路に春を告げる・・・といわれるお遍路さんもそれはたくさん。まあそれでも我々としても、TDNをはさみ20年近く続いてきた四国の旅・・・もうそれはかつては修行僧のようにと揶揄されたりもしたのですが、見事に世代が替わりニュージェネレーションなラリーストたち。そんな中にあってオールドタイマーの姿も見られます。で、ことのほかに素晴らしい日々だと思うのは20年近くたった今も変わることはありません。先を急ぐ旅のようですが、スローツーリズム、まさにここにありという感じです。
きょうの一枚
道端で見つけた珍しい花・・・ボクも少しは花の名前はわかるのですが「これはいったい?」ちょっと調べる暇が無いので、どなたかご存知の方は教えてくださいませんか。それまではこの花の名をムッホの娘の名前で呼ぶことにしました。でもアイスクリンフラワーちゅうのでも良いかなあ?

2006/04/11 (火曜日)

昨日の続報・・・池田秀仁・前田啓介・尾島嘉男の3選手がTeam KTM・・・でBTOU2006参戦表明がありましたのでお知らせいたします。池田選手は2度目の参戦。1回目の参加時には圧倒的な速さを見せたものの、序盤で負傷し完走こそしたものの長くリベンジの機会をうかがっていた。速さでは絶対!!
前田選手はここのところモタード、エンデューロ、ラリーとオールラウンダー!そのキャラクターながら安定した実力を見せます。昨年のTBIの優勝争いは、周囲の参加者にも手に汗握る興奮と笑いを提供!千両役者振りでした。2004年TDNはKTM950を走らせ、故ガストン・ライエのお守り役として出場。結果ほとんどガストンにナビを任せる!という茶目っ気ぶりで、同行のミハエルと岩崎有男のこれまた熾烈な優勝争いをお膳立て!!軽妙なフランス語を話している気分になっている前田選手に周囲は爆笑!!
さて、昨年エタップ1を見事にトップを飾った、尾島選手。マシントラブルで思う存分の活躍が出来なかったことが、とても良い材料になっているはず。3人の安定した実力と経験。これらが万全に絡み合って、ガントルガとKTMドイツチーム?と目の離せない戦いぶりを演じてくれるはずです。タノシミタノシミ。
でかつてKTMワ-クスでメカをしていたカイザーもやってきます。素晴らしいメカニックとして、彼には学ぶことも多いはず。彼を見ているとメカの存在の重要度を強く感じずにはいられません。また日本人メカも実力を挙げてきています。メカニックの対決は、ラリーに明確なインタラスティングをもたらします。経験・知識そしてそれをオペレーションする総合力。お話はまた今度。
きょうの一枚
お待たせしました。BTOU初参加の方にお届けするご案内状です。内容は3部構成の講習会と懇親会。もち、それ以外のBTOU参加予定者でTBIに来られない方で28日だけなら参加したい!という向きはご連絡下さい。ご案内いたします!!

2006/04/10 (月曜日)

スーパーNにご参加の皆さん!お疲れ様でした。競技はというとチャンピオン池田秀仁のひとり舞台!!!にしてしまった戦犯は?いやそれにしてもゼッケン1の走りも、音も(ちょっと大きいけど)圧巻!近年に無く出色の仕上がり。今年の池田・・・やりそうですなあ、と思ってたら大会終了後には「モンゴル参戦発表!!」打倒ガントルガを頼みますよ、全く。
とにもかくにも競技は主催者も参加者も、大切なのは準備。いかに十分な時間と手間をかけて仕込んだかで結果は明確!ですなMっちさん。さて実は今日からはTBI試走の後半戦なのですが、あいにくの雨と筋肉痛。明日からにしようかと。さらに話は変わりますが、週末の北アルプスはとんでもなく雪崩が起きて事故が多発しました。四国の山でもまだ雪が残ってるのですから。

2006/04/06 (木曜日)

TBI試走に燃えていて、気がつけばスーパーNが迫っています。確かに開催時期を来年から見直して、5月末へ変更しようという案。という事は、稀に見る参加者数の少なさ!なのですが、よく反省すべきは反省し?もっと愉快なものに頑張ってしていきます。が、この週末は面白いですよ!!
コースはまず3km足らずのリエゾンのあと10kmの林道のSS、そしてSS2も同じく林道。そしてSS-3、4、5、6は15kmの周回。ゴールとスタートの間の3回のインターバルはそれぞれ20分の持ち時間があり。ゴール後20分以内に次のスタートを切らないといけません。そこにはエイドステーション兼ワーキングエリアがあり、休憩と整備・・・今回からは給油が行えます。気がつけば20分はあっとう間です。冷たいor暖かいドリンクと簡単な食事も用意しました。そしてSS-6をゴールすると自由にSS-7へ向かい、短いSSを終えるとまた3kmでグランドゴールです。こんな感じのスタイルです。全体的にコンディションの良いダートです。明日は朝からルートマーク設置に出かけてきますね。
きょうの一枚
スガワラサンのライノBTOU2006仕様は、早くもシェイクダウンテストの模様。ワイドトレッド化が出来、足回りの構成部品も見る限りグレードアップしています。巡航速度も上がりそうで・・・あとフロントガラスならぬスクリーンが取り付けられています。あのピザ屋さんのものと思しき・・・ですが格段に保護効果が上がりドライバーの疲労を軽減させることでしょう。前後のタイヤが同径化が出来トレッドともアライメントが揃っています。こうして年々育てていく?という考え方は素晴らしい!!ことです。アンチエイジングの見本のような方です。

2006/04/04 (火曜日)

TBIコース試走中!!ナビシートからパチリ!!スモークバイザー越しでゴメンね!

2006/04/03 (月曜日)

新年度。何か新しいこと・・を書くぞ!と決意した新年度の月曜日のOV!
仕事が忙しいモードの時のボクは、ちょっと信じられないかもしれませんが「チョー真面目人間」なのだそうです・・・これは第三者からそう言われて「へーっ、そうなんだ?ボクがマジメニンゲンねえ?!」ということで、さらに驚いたんですが「実に忍耐強い人」なんだそうであります。「ボクが???」これがラリーの話になると「全然で、すぐに怒る!文句を言い出す!暴れる?」らしいのです。
まあ、どちらが良いのかは、そのときの関係性で決まるのですが。で、その真面目な時(つまり仕事の忙しい時です)に書いているOVは、ちっとも面白くない!!という事が判明。「やっぱ人間、ヒマじゃなきゃ」という思いを強くするのであります。「小人閑居して不善をなす」ということ?不善とは良くないことなのですが、つまり良くないことが面白いことなのではないかと思うのであります。LEONのコピーには首を傾げる部分も少なくないのですが、チョイワルとかロクデナシとかは、やっぱりヒマがなせる業で「歴史はヒマ人が創るのであります。」つまるところ「忙しい人はツマラナイ・・・」のではありますまいか。
そういえば今朝からNHK「おはようニッポン」のメインキャスターが松山出身の女性に変わりました。先日松山で開かれた壮行会に呼ばれ出かけて来ました。大役に抜擢され、その仕事に向かう彼女の緊張感などを、とても気持ちよく感じることが出来ました。頑張って欲しいものです。まあ、これが春のなせるわざ・・・。
きょうの一枚
春の山で見かけた猪たち・・・実は?答えはTBIの山の中で。

 

 

Organisation Voice 2006/03

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2006/03/31 (金曜日)

ずっと悩んでいる。たとえばクルマのこと・・スポーツカーもいつも手元に欲しいけど、やっぱり環境対応つまりハイブリッドカーもどうしても気になる。事務所は広々として気持ちがいいのだけど・・・広すぎないか?バイクもそうだ。今では古いのも欲しいが最新のものも欲しい。こんな調子で、どうしても「ほどほど」というのが難しい。
事務所にある山桜の古木、満開を迎えずに咲く片端から散っていく。せめて花見のソメイヨシノのように、いっせいに花をつけた姿を見せて欲しいのだが、この数年はいつもこうだ。ほんとは花と葉が同じタイミングで出て、やや赤い若葉と薄いピンク色の白い花とが絶妙の色を見せる、のだ。若い木ならきっと山の中にひときわ美しい姿を見せてるに違いない。これからの試走の楽しみはそこに尽きる。ちなみにGWの四国の谷筋は野生の藤が見ごろだ。美しいというものは凄絶である。
日本人の心は、山桜花にたとえられるように、その潔さ、散りぎわの美しさを尊ぶところにあった。ああ、それなのにボクときたら煩悩と未練のなかで葛藤してる。カットウ・・・それは葛(かずら)と藤がもつれ合う姿が由来。美しい四国の山々で、あなたも沢山の葛藤に出会うはずです。
きょうの一枚
そんなこんなで事務所の山桜・・・とはいえ事務所に山桜の古木があるという贅沢にスタッフは気がついているのか?

2006/03/30 (木曜日)

PSEはどうなっただか?と心配でヤフオクのオーディオ→アンプ→と行くと「あるあるざくざく」この売買が間もなく時間の問題で違法になる?のだろーか。と思うと不思議・・・でも坂本龍一たちが反対したとかでヴィンテージ楽器は除外?ヴィンテージでもクルマは走れなくなっちったり税制面などで様々に不利になっちゃう。イギリスでは確かヴィンテージのクルマにはかなり優遇された税制があったなあ。保険制度もおかしいよね。クルマに保険をかけずに免許証に任意保険をかければいいなあと思う。年に数度しか乗らないクルマやバイクたち・・・やっぱそういう乗り方やもち方はダメ!という事なんだろうか?そんなでも経済的にと願うものなのですが。
今回経済産業省がこうした暴挙の中にも、法律でヴィンテージを除外するなんて判断は「いいのかなあ」と思う反面「ほほぅ」とも思いますね。でも様々なものが文句を言えば除外されるって判断はいかがか?と思うし法律の作られ方に関して違和感を覚えずにはいられまへん。んで、ヴィンテージの定義はナニ?という議論・・・まあヴィンテージなら国も認めるんだきっと。
ボクはここ数日間まるっきり缶詰で・・・ガストンライエミュージアムの計画書を作っている。100ページにもなろうかという勢いだ。ロゴのプランからはじまって損益計画や、展示計画やら事業計画・・・なにやら自身最後の?ライフワークを見つけたみたいな風情。ふと山を見上げると「白い!?」3月31日までに終わらせて、4月1日からは「濃密な」TBIのルートセイサクの日々の予定なのですが。
でもナニゴトも「計画」という事が好きなボク。感動が夢を醸成させて→夢→目標→グランドデザイン→基本計画と基本概念→根回し→実施計画・デザイン→組織化・交渉→資金計画と調達→着手→失敗→再挑戦→なんとかなる→感動→振り出しに戻る。
全ての始まりと終わりは間に髪をいれず。明日は年度末。皆さん決算お忙しいのではありませんか?
きょうの一枚
愛媛の田舎には古き良き民家が沢山残ります。そんな民家の軒先はとても居心地の良い空間、なのでしょうね。

2006/03/29 (水曜日)

小学校での英語教育が話題になっています。TOEFLの試験ではアジア30カ国の中で日本の成績は北朝鮮に次ぎ下から2番目なんだそうであります。ボクは「さもありなん」と思うと同時に「それはそれで実に結構なことだ。」と、まるで「国家の品格」の著者藤原先生に意を違わぬのであります。確かに英語は国際語で、必須です。いまや「中国語」が話せる必要さえ突きつけられてきているのです。しかし自国の美しくも複雑な言葉=日本語は、日本人の美意識や姿カタチそのものであると言って良いと思います。まず「日本語」を極めて高いレベルで習得させることが大切だと思います。真の正しい日本語教育すら危うくしておいて、英語教育ばかり若年化させても効果は薄いと言わざるを得ません。
もしアジア各国の英語力を問うのであれば、それは彼らがアメリカなどに依存し媚び、まるで宗主国の言葉を習う植民地のように英語化したと言う事実に、腹が立ちこそすれ「いいなあ」とは思わないのであります。かなり右よりな今日のボク!!そんなアジア諸国に対して英語力の遅れを感じることのほうがおかしい!という気がします。いやでもこの難しい日本語を大学4年間で学び、卒業した日から通訳の仕事ができるムッホたちモンゴル人たちのことは尊敬しなければならないかもです。
今ボクの毎朝の楽しみといえば、堺屋先生の日経新聞の「世界を創った男」チンギス・ハーン・・・今はまだ少年期のテムジンが、何に感じ何を学び、何を得て力を付けていくのか、ささやかな「元朝秘史」を手がかりに、人物像を作り上げていく堺屋先生に大変に共感しています。そんなチンギス・ハーンが巨大帝国を築く過程で「言語」と言うものがどれほど重要だったか、しかしゆえにアジア=ウイラルアルタイ語族は、共通性が高く且つモンゴル族は異常なまでの高い語学習得能力があったのだろうと考えることに不合理性はありません。
モンゴル人や外国人がもうひとつ違うなあ!と思うのは、通じなくても一生懸命にトライして話しをすることです。言葉よりも気持ちが先に伝わってきます。なかなかこれまでの日本人には少ない傾向ともいえます。
グローバリズム・・・世界の一元化?日本人はやはり日本の美意識と伝統を大切に、そして中学英語でも堂々と話せば?良いのでは・・・すいません。話が変でした。サンキュー。
きょうの一枚
チンギス・ハーンの末裔たち・・・とよく表現されるモンゴル人。父娘でラリー見物にやってきました。んでパチリ!!

2006/03/28 (火曜日)

オフィスに小さなマングローブがやってきました。マングローブは奄美が北限の熱帯・亜熱帯の汽水域に生息する植物だ!なんてことをわざわざ言わなくても誰でも知っている・・・本土にも少しだけ植生がみられるそうですね。TDNが奄美をスタートした時には、奄美のマングローブの森で大人気ないカヌーの競争をして叱られた人たちが居ましたね。
で、ボクは思いついた。せっかくの地球温暖化を利用して本土の河川の汽水域にマングローブを植林すると言うのはいかがだろー?京都メカニズム的にも効果があるんじゃないかな。1年間に1mも成育し大量の二酸化炭素を吸収するはずです。防潮林にもなるしね。マングローブの森が四国の海岸線にできるといいなあ・・
きょうの一枚
そんなマングローブは汽水でなくても育つのでしょうか?

2006/03/27 (月曜日)

モンゴルから黄砂と共にムッホがやってきました。大の相撲好きのムッホ君、日本到着と同時に「朝青龍Vs白鵬」というモンゴル人同士の対決となった千秋楽に手を打っておおはしゃぎ!さらに「3賞すべてモンゴル人すよ」だって。日本が優勝したWBCの決勝を見るアメリカ野郎の気分が分かろうってもんですな。で黄砂・・・まるで僕のライフワーク?のごとき黄砂への執着。夏にはゴビでたっぷりスタックしまくって、それはもう大量に巻き上げよう!!と・・・・・本来黄砂は初夏の季語。天の香具山は霞んでいるのですが、やはり年々増え続けるこの大陸の埃には、まったく悪意すら感じるんです。
さてスタックで思い出すのは、エコチャレンジ。某銀行はジムニー1台スーパーカブ1台の2台体制で!!しかもジムニードライバーは女性行員!!これでミニの女性ドライバーとのエコ対決決定!!それにしても、チャレンジ精神は健在なり!でございますな。
きょうの一枚
ガストン・ライエの資料を探しています。皆さんも協力をお願いしますね。

2006/03/24 (金曜日)

アサヒコムのニュース・・・地球温暖化でグリーンランドなどの気温が上昇、21世紀末に、現在より海面が数メートル高かった13万年前と同じ状況になると、米アリゾナ大や米国立大気研究センター(NCAR)などのグループが予測した。100年で数十センチの海面上昇とされていた従来の予測を上回る結果で、24日付米科学誌サイエンスに発表した。
・・・・・100年後のことがどうかは知らないけれど、100年前は少なくともいい時代だったのではないでしょうか。まずオペラが全盛で、ってそんなことより、人々の暮らしもまさにスローライフでロハスだったんですね。100年前の1906年は本田宗一郎さんが誕生しています。生誕100年・・・また小説「坊ちゃん」が発行されたのもこの年。ちなみに1905年はご存知の日露戦争終戦ポーツマス条約ってやつ。
さて次の100年は、つまり今世紀末は海水面が数メートル上昇するとしたら、日本はどれほどの面積を失うんだろう。れいの岩礁・・・隣国は島だとは認めてないようなやつは、コンクリートで固めるんだろうな、きっと。南の島々の人々は、祖国を捨てて温暖化難民になるだろうし、それよりも何よりも全地球的な気候変動は、人類の生存に大きな難題を持ちかけるのではないか・・・・・と心配の種はつきませんね、人類も。
それでも今日は良いお天気。スーパーNの許可のご挨拶に久万高原まで行ってまいりました。ここは標高も高いし、家建てるならここだね。
きょうの一枚
名古屋のミニ・・・4台体制でエコチャレンジの完走を目指す!!と言うとってもチャレンジングで、やる気が満ち溢れている?人たち。ロールバーなど改造の様子が届きました。もちろんエコチャレンジにはロールバーは必須ではないのですが、万一の転倒などに備えてロールバーの設置はお勧めアイテムです。これ以外には4点式以上のシートベルトでOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。

2006/03/23 (木曜日)

みなさんは、どうしていますか?イタズラメール。毎朝デスクにむかってコーヒーを飲みながらチェックするたくさんの受信メール。これまでの数年間はなかなか良い時間だったのです。が!いまや7割が・・・わけの分からないいわゆるスパムメール。腹が立つのを通り越して、あきれてしまいます。しかもその内容の実になんというか表現する言葉も見つからないほどの・・・。これが社の代表アドレスに来るんです。それは毎日毎日!それは夜な夜な!届くのです。もちろん個人のアドレスにも届きます。こんなことをやっている人たちのこの偉大な?モチベーションと言うかエネルギーを、もっと別のものに使えないものでしょうか?このままでは毎朝やるせなさと、やる気の無さ!に見舞われてしまいます。情報漏洩も問題でしょうが、こちらのほうの対策は進んでいるのでしょうか?それともウチが異常に多いのでしょうか??
そんなこんなで気がつけば3月もあとわずか。いよいよ暖かくなってきました。水ぬるむとはまさに!で四万十川沿いを走ると実に気持ちよく、そのまま太平洋に出たり、小さな支流を遡ったりというTBIの旅はすぐそこにまでやってきました。相変わらずオフィシャルウエアはダーク系の色ばっかなので、春色の洋服を買いに行きましょう!!
きょうの一枚
今回は四万十川を少し多めに走りたいと思っています。特に昼間にCPもむかしのように川のほとりとかにね。

2006/03/22 (水曜日)

「高知の山奥はラジオも受信不能・・」
TBI試走はいよいよ本格化。WBCの決勝戦が気になる21日のお昼頃は、高知と愛媛にまたがる戦前のような集落を抜け、長年来ていなかった林道に挑みました。集落に出て「テレビ点いていませんか?」「テレビ?そうよ、ここらじゃテレビ映らんきね。」「テレビ・・・無いんだ。」という事で、ラジオをつけても受信不能。携帯もダメ。「しゃあない」とばかりに次の林道を目指すのですが、この林道も整備されているのはアメダスだか防衛庁の施設だか・・・だけまで。その先は「これは引き返したほうが良かんべえ!?」みたいな状態。で、またまた敗退。アタック系になってしまいます。
「フラットダート中心でGSもオーライ!なルート設定」って言った自分もあれだけど「何年四国の林道走っているの!バカ!自分が一番知っているくせに」みたいなみんなの非難の視線も。フラットダートなんて、どこにあるんだべ。まあ気を取り直して街に下りる途中、後続車から「6-1で勝っていますよ」と無線で。「何回?」「それはちょっと聞こえなかった」そんなこんなで、ルート制作は「屈辱的な1日・・・(結構続いていますが)」となりましたが、屈辱のあとにこそ歓喜が・・・と信じて帰路につくのでした。
そう、ことほどさように、日本チームは世界一の座に!雑多な感想も無くは無いですが、ただひたすらに「おめでとう!」と言うほかにはありません。野球は面白い!のであります。そういやフィギュアも良かったけど・・・。今回の大会の運営には、はからずも露呈したアメリカという国の姿もオーバーラップしたりしますが、トロフィーをティファニーに作らせたりするあたりで、まあ許してあげることにしました。やがて柔道のように、いずれ大相撲もモンゴル人同士で優勝決定戦になるように・・・国技だと思っていたり、自国だけの技術だ国益だ!実力だと思い信じたものの顛末やいかに。微妙な教訓を投げかけてはいます。でも春分の日のスケートリンクが混んでいたかどうか?が知りたいボクは、少年野球チームがひと月前のスケート場みたくなるんじゃないかと心配する日本人。
きょうの一枚
試走の3月21日。ここらを走ってる頃はWBC 6-1だったんです。TBIはこうして濃度を増していってます。

2006/03/20 (月曜日)

「3月20日今日はイラク開戦3周年」
パックスアメリカーナを夢見るネオコンたちの寝つきの悪い夜が始まってはや3年が過ぎました。アメリカ政府は開戦の意思決定における非を認めてはいるものの、改める道筋に困難さを感じているような気配が濃厚です。ばかりか血に飢えた軍産共同体国家は、とどまる事は敗北を意味し敗北の果てにあるものは目を覆う全地球的な惨状だと確信してもいます。ゆえにパックスアメリカーナは善であるとして、グローバリズムはその実現のための世界共通言語OSであるとでも思っています。おかげで、その寝つきの悪い夜は、まだまだ続きそうなほど世界の混迷は深くかつその原因が自分たちにあるとは気がつきません。そのアメリカのグローバリズムとは語源的には理想的なイメージを秘めてはいますが、その実は極めて深刻な利己主義だったともいえます。まあ自分たちの主義主張が絶対であるという正義感を異文化の民は不愉快と思うことは少なくないでしょう。
いきなり何が言いたいのか?といいますと、それは「WBC」のことを書こうと思って書き始めたのに導入ネタが重くなって、つい書きすぎた・・・のです。米国を発祥とするベースボールは、盟主たるアメリカが予選リーグで姿を消す!!という彼らには思いがけない展開になってしまいました。おまけに経済制裁中のキューバ・・・しかも大リーガーはだれも居ない!のと2人しか居ない日本チームが、
野球世界一をかけてアメリカの本土で決勝戦をやるようになるとは・・・つまりほかならぬ野球で、世界一をアメリカや大リーガー抜きで語るのはやめて欲しい!!と思わずには、居られないのでは・・・イチローの言葉を借りれば、それは「屈辱の日」ではありますまいか。自分が中心でなければ気がすまないことも、誰にでもあることです。それが人よりも強い人も少なくは無いはずです。アメリカが引き起こしてきた国際問題も、実はそこに原点を見出します。
決してアメリカは、世界を均一でのっぺらぼうなものにしようと思ったわけではありません。ただ共通の意識化で世界に市場を広げる=平和で安定を求めていったわけです。そこには見えない文明の壁や、精神が息づいていたのです。
それにしてもあまり野球が好きでも無く興味も低かったボクも、今回のイチローという選手の立ち居振る舞いには、分析したい多くのファクターが秘められているなあと感じました。これまでのナショナリズムとは異質の新ナショナリズムというか、まさに「武士道」とも思える「カタチ」そして言動や所作に感銘を受けました。夜、NHK教育で「藤田嗣治」を見ました。晩年フランスに帰化する藤田のアトリエには、よく使い込まれた茶道具が遺されていました。カメラの先にあるそれらは、本来無くてもいいはずの物がなぜ日本人にとって必要なものだったかを、静かに語りかけていました。
パックスアメリカーナ以前のヘゲモニーはと言うと、パックスモンゴリカ・・・チンギスハーンが築いた世界帝国。しかしいずれはほころび、それこそ跡形も無く草原に帰っていきました。しかしチンギスハーンのほうが、あの情報難の時代にあって多様な文化や価値観を認め受け入れるという姿勢を持っていました。殺戮は確かに繰り広げましたが・・・いま「帝国主義論」が盛んなそうでありますな。今の時代にあってなぜ?という感じがしますがアメリカやEUもそういうカタチで見ると理解しやすいのだそうです。「帝国論」20世紀の闇の中から蘇った亡霊のように聞こえますが、理解しておくのも必要かもですね。
今から出発して、泊りがけで試走です。
きょうの一枚
試走中のワンカット・・・小雪が舞って寒くて「グリップヒーター・・・・・」と悲しいHP-2は、それでも快適。

2006/03/17 (金曜日)

暖かくなったと思ったら、もう暑いくらい。そういえば去年の秋も、いつまでも暑いと思っていたら急に寒い冬になったような気がします。なんでも地球温暖化のせいにしてしまうのはいかがかとは思いますが、もう暑くてたまらなくなったクルマのエアコンの温度を思いっきり下げて、やって来るであろう過去にないほどの「暑い夏」を思って、ため息をついています。「いいや夏はモンゴルでクールに過ごすんだもんね・・・」
という事で、遅くなったのですが、BTOU本レギュレーション等資料関係の第一弾は発送いたしました。不明な点があればどしどしメールorお電話でお問い合わせ下さい。さてそれでこの週末はTBIの試走が本格化します。たくさんの写真を撮ってきて「きょうの一枚」にアップするのでお楽しみにね。
某銀行はBTOUに4輪まで参戦!もちエコなんですが・・・どうもドライバーは女性!のようです。やりますねえ。カブもリベンジ!!の模様で間もなく詳細が姿を現す予定の模様。
きょうの一枚
SSER 2DAYS CLASSICSより、SUPER-Nはもうすぐ!!いよいよ始まる2006年シリーズ。

2006/03/16 (木曜日)

春の大雨の様相。この頃の雨はもう少しおしとやかに降るものなのですが・・・これで週末は晴れなければ試走に黄信号が点灯しそうです。桜の頼りもチラホラなのですが、普通は桜の頃は長雨で、「ながめせしまに・・・」なのですがねえ。
さて、WBC・・・野球ね、韓国に負けたすね。でも大いに盛り上がったことは結構!なことです。で、例の誤審問題。いや誤審が問題ではなく抗議を受け入れて覆した判定が誤審につながったという、なんともはや、なお話し。同じアメリカを発祥とするスポーツ、アメフトでは「チャレンジ」という制度が導入されて、ジャッジに疑義ある時はベンチ(アメフトではサイドライン)はレフェリーにチャレンジを申し入れることができます。この場合オフィシャルクルーはVTRを見てジャッジの疑義を確認します。チャレンジが認められれば判定は覆りますが、却下された場合は貴重なチームタイムアウトをひとつ失うというものです。過ちを正すのにはばかること無かれ・・・な合理主義の発露にしてアメリカの建国以来の平等と正義の精神すら感じます。んでもって、何も映像記録に残らない時代ならいざ知らずTVカメラは言うに及ばず、数万人の目を黙らせるのは時代遅れです。良い所は取り入れてもいいはず。それが証拠にアメフトはテレビタイムアウトというのがあってCM放送のために決められた時間にプレイが中断されるというもの、なんかナンセンスなようですがコマーシャル主義なればこそで、どうも今回のWBCの放送を見ていると、あのイニングの後退のCMの多さとプレイボールがピッタシというところを見ると、どうもこの手法はやっているみたいですね。あっでも一瞬しかTV見てないから違うかもですが・・・見習うものの順番が逆のように感じます。
古くはラリーの競技審判も白い色のオフィシャルウエアを着ていました。・・・公正さを表現する色です。SSERもそれに習って白をアイデンティティ・カラーとしています。しかし白いものは汚れやすい!という事実も反面ではあるのですね。
きょうの一枚
SSERといえば白いつなぎ・・・いったい何着の白いつなぎに袖を通したことでしょう。過去のRRMゴールのCPでオフィシャルスタッフ

2006/03/15 (水曜日)

「やりすぎパナVs.PSE・・・おまけに外来語を日本語化?という連想ゲーム」と、わけの分からないタイトルで書き出した本日。まあ木の芽時(きのめどき)でストレスが多いやらで、何のお話かと言うと、こうです。最近デジカメを買ったらデジカメの箱の中から例の石油ファンヒーターの「お訊ね」広告のチラシがでてきました。デジカメがパナソニックだったということもありますが。「ほほう、さすが松下」そんでENEOSで給油したらレシートの裏は例の石油ファンヒーター、まあ石油つながり!でしょうが「やっぱさすが松下」と言わざるを得ません。確かにヤリスギの感はありますが、危険が予見できることに万全を尽くすというのは当然です。
タイトルにやりすぎ・・・と書いたのは、その内容よりも効果が別のところ(広告効果)に現れている点にあります。類似の案件を抱えた中小企業はここまでのことが絶対出来ないために、まあ厳しい立場に追い込まれる、ですね。企業防衛の広報戦略は危機を好機に変える!!のではありますまいか。んで例の古い石油ファンヒーターではないですが、PSE問題!古い電化製品が危ないと言うお話・・・PSEそれは狂牛病のお話ではなくてProduct Safety Electrical Appliance &Materialsの略なんだそうで、経済産業省の所管法律。最近オーディオにはまっている僕たちにはちょっと深刻な話で、要は古い電化製品は売買しちゃだめ。という法律。
1999年?に制定されて猶予期間の果てに間もなく発効らしいというのですが「全然知らなかった」という人が多い。もちろんボクもそのひとりです。経済産業省のHPなんてよく見に行くボクがですよ・・・で、知らなかったでは済まされないのが法律なのですが。「PSEと言われてもわけ分からんねえ。」と思っていたら国立国語研究所が外来語35語を日本語に言い換える!という発表。「アクセシビリティー・・・利用しやすさ」アクセスを利用と言い切るのはいかがか?「オーガナイザー・・・まとめ役」これは困った。そんなことよりBSE、PSE、CEO、COO、GDP、CSTO、SCE(これは企業名)とまあ今朝の新聞の一面にはこのほかにもたくさんのわけの分からない頭文字が踊る。
「もういいい加減にしてくださいよほんとに」
「すいませんBTOUってどういう意味ですか?」
「ありゃりゃ」
「RCPは?」
「およよ」
「でほんとはSSERってのは何の略語なんですか?」・・・ケッコウ人には批判しつつも、そんなコトバが好きだったりするボクはまとめ役。
きょうの一枚
スーパーNも近づいて来ました。文句無く面白いので、ぜひ!ヒストリックも楽しいですよん。

2006/03/14 (火曜日)

雪が舞う冬寒のような春の日。空は鉛色ではなく全体に明るいのですが、遠くに見える山は裾野まで雪化粧。春が来たかと思うと冬に戻りつ、を繰り返しながら春が来るから価値があるのでしょうね。白い峰峰を眺める度に少年時代の思いが蘇ります。特に春の山。美しくて厳しい。優しくて激しい。そんな感じでした。まだゴアテックスやダウンさえも無い時代(ダウンはとんでもない金額でデビューした頃)でしたから、春の山は特に厳しかった。
昨日のOVの藤原さんの現職が間違っていました。東京大学ではなくて御茶ノ水のようでした。お詫びせずに訂正いたします。それは名古屋の950ADV.乗りのOさんからご指摘のお電話・・・「BTOUは、950で行きます」「おお!」「ところで昨日のOVですが・・・」既に彼は「国家の品格」を読んでいました。数学者なのに情緒的だとかの人物評から始まって「あなたは右よりだね」「いやボクは極右だ」「・・・・・」ボクも冗談のようにそんなに言うことはあるけどハッキリ言われると、少しだけたじろいだ。「親父の新田次郎は富士山測候所を作ったのって知っていた?」・・・おお得意なところに話が戻ってきた。「芙蓉の人」や「富士山頂」で知っているね!「知っているよ」と答えたあと新田次郎のことを考えた。多分全部に近く読んだと思うのだが、よく覚えているのはわずかだ。高校生の頃だからね。特に「孤高の人」は素晴らしかった。「孤高」というコトバもイメージもこの本による刷り込みなんである。加藤文太郎という登山家の物語で、登山家を社会と相容れない人間というイメージを醸成させたという点では、「いかがか?」と思わなくは無かったが名著ではある。それ以外の山の本も多かれ少なかれ主人公は社会生活の欠格者のような設定が多い。まあ事実もそうだったんだけどね。まあここらがきっかけで、山の本には奥深くはまって行きましたね。
電話の話が盛り上がって、「この前の名古屋ではゆっくり話も出来んかったね」でTBIの前夜にゆっくりと呑みに行こう!という話になりました。おや、なんか前夜は何人かとも約束しているぞ・・・どーか名古屋の夜のような激しいことになりませんように。
きょうの一枚
事務所の奥に「社長室」を作る予定なのですが、ここんところこういうのに占領されています。試走の出撃準備は出来ているのですが・・・・・寒いので。

2006/03/13 (月曜日)

「パスポートが替わる」
ICパスポートの受付が3月20日からスタートします。ボクも残存期間が中国の入国用に厳しくなったので書替え!と思って外務省のHPに行くと「ICパスポート」あたらしもん好き!は早速この手続きをしよー!と思っていますが、注意事項を読むと「ただし、提出する写真の規格が変更になり、写真自体の大きさは変わりませんが、顔の占める割合が大きくなります」ってやだな。さらに「IC旅券に格納されているICチップは電子部品です。IC旅券に強い衝撃を加えたり、高温の場所や磁気の強い場所に保管したりすると、ICチップに異常を来す恐れがありますので、取扱いには注意が必要です。」って、かなりまずいかなあ。ラリーカーや試走の時には持っていけない?でもきっとICパスポート用のケースなんて作っているメーカーもあるんだろうね。
「国家の品格」藤原正彦著のお話
この本のことも藤原正彦という名前も知っていたけど「また今度読んでみよう」くらいに思っていた。本屋に行くとベストセラーとして置かれているし。でも日曜日の朝のTVに出演していた藤原正彦さんを見ちゃった。彼が新田次郎の次男だとは知らなかった。今は東京大学の数学教授。若い頃新田次郎の小説はよく読んだなあ。「孤高の人」や「八甲田山死の彷徨」山に登る者たちの愛読書だったかも。・・・でその、藤原さんの話し振りに実に感銘を受けた。歯切れが良く明快。竹村健一も「テレビでそこまで言うか!」と驚く。まあ内容はもちろん論議を呼ぶものであり、単にストレートに受け入れるかどうかは読者に任せるべきだが、武士道や伝統、日本人の美意識などについては、考えなければならないだろうと思う。理論的で数学者らしい構築だが内容は数学家とは思えない情緒的な理論?いやボクは一発でファンになった。
「F1スーパーアグリの完走」
佐藤琢磨はボクと誕生日も血液型も同じ!なんとかバーレーンのスターティンググリッドにたどり着いて欲しい!と思っていたのだが、なんとゴールにまでたどり着いた。素晴らしい!何がどうにせよ輝かしい第一歩だ。ヨットのニッポンチャレンジも復活しないかなあ?20年くらい昔の話かな?酒の席の話だけど・・・日本人が難しいものとして「純国産のF-1チームとアメリカズカップ。そんで少し手前味噌で砂漠のラリーのオーガナイズ」立ち上げることも困難ながら、続けることはさらに困難なのではありますまいか。
きょうの一枚
土曜日の試走中!!日曜日は雨でしたからね。桜と言ってももソメイヨシノじゃないんでしょうが、咲き始めて四国路は春爛漫までもう少しってのに今日は小雪。桜色に菜の花の黄色に小雪の白、パステルっぽくて淡い春。

2006/03/10 (金曜日)

この週末、いよいよF-1が開幕する。日本人悲願の純国産チーム、スーパーアグリもスターティンググリッドになんとかたどり着けたのだろうか?チームのオフィシャルサイトはトップページのまま止まっている。世界に向けてアピールしなければならない新規参入チームのHPがこのままではイカンのではないか?何が起きているのだろうか?と心配。ヒマならネット上を捜し求めていけば情報は手に入るのだろうが・・・あいにく。で、最近見たテストの画像では、純白のボディが虚しくも美しかった。ノンスポンサーなのかティーザーをやっているのか不明だ。
でもホントは僕は知っている・・・サマンサタバサっていうアパレル系の、というかジュエリーと女性用のバッグなどのメーカーで、今度大人のメンズブランドを立ち上げる会社がパートナーになったらしい。するとカラーリングはパステル系?でもメンズはキング・・・きっとゴールドみたいな色かなあ?いずれにしてもチーム・スポンサー相互の成長を祈りたい。
それにしても男たるもの、カートからスタートしてF1チームのオーナーになるまでというのは、荊の道だとしても素晴らしいことなのだ。一時は加盟金だか保証金だかすごい金額が未納で危機的な状況だったというニュースもあった。が、まもなくそれもバーレーンの第1戦のスターティンググリッドで昇華する。いやそれからも荊の道のりだろう。ボクたちもじっくりと応援したいと思う。モータースポーツに“まだ”夢を!!さあちょっとF1のサイトに行ってきます。
きょうの一枚
今日の一枚は岡山の中原さんからいただきました。
花村萬月のツーリング小説「たびを」を知人からもらったのですが、1000ページもあって読書もラリーみたい・・・です?

2006/03/09 (木曜日)

「レギュレーション&ルートインフォメーション」

本日BTOU2006の最終レギュレーションがまとまりました。ちょっと遅くなりましたが・・・間もなく皆様のお手元に届くはずです。またルートインフォメーションについても初期の案内と「10倍・・・」での内容に若干の違いが生じてきております。基本的なルート構想案は、西に向かうものですが10日間4000kmというボリュームとエコチャレンジとを勘案したものです。これまでの10年の地理的なノウハウの粋!?を費やして、素晴らしい風景と完璧なロジスティクスを目指します。「まるで芸術のような・・・」
それからTBIでは、今回四国西南地域が濃密になります!またゴールは変更。豪快な浜での漁師さんたちによる魚の饗宴・・飲み放題の生ビールのサーバー・・・(ゴメンこれまだ未計画)最終日の夜は素晴らしいものになります!!(***あくまでも予定です。)と、やりたいことと現実を埋めていくのがボクのこの20年余りの仕事だったかもです。
きょうの一枚
今日は新居浜へ行ってきました。なんか毎日毎日仕事とラリーの準備で、お出かけが続きます。今日の一枚は、そんな新居浜で撮った廃橋・・・今度はここのおシゴトです。

2006/03/08 (水曜日)

「GSにハイブリッド!?」
というニュースを見てビックリしていたら、レクサスGSにハイブリッドがでるのだそうですな。「GS」というのはただの記号で、意味があるわけではないんでしょうか?グランドサルーンとか言うんでしょうか?あとの車種はISとあとSC・・・セルシオのレクサス版はLSでしたっけ?秋には投入されて、待ちかねていたお父さんや社長さんがガッツリ行くんでしょうな。で「良くも悪くもトヨタ的ですねえ」という声はよく聞きますが、「トヨタ的な良いところとトヨタ的な悪いところ」というのは、よく分かるようでよく分からない日本的な曖昧さを意味する言葉で、トヨタがどーのこーのではないのではないでしょうか?
ナニイッテルノカワカラナクナッタ。それにボクは今日はトヨタのトヨタ的な素晴らしさを大いに褒めちぎろうと筆を執ったわけであります。いやそれしてやっぱりトヨタのハイブリッド、というかハイブリッドのトヨタ。何を隠そうハイブリッドは今や日本の戦略兵器でもあります。かつてのCVCCで全米を席捲したホンダどころの話ではありません。しかしあの時はマスキー法というのが、いやその法律の存在そのものが、カリフォルニア州ですが、アメリカの先進性の広報ツールになっていたのです。いまは京都議定書というのがマスキー法に変わるハードルとして産業界ことのほか自動車メーカーにのしかかってきています。
ブランドイメージを高める方法はふたつ・・・スーパープレミアム化でフェラーリを押しのける勢いで行くか?環境性能で突出するか・・・京都議定書の効果を待つまでもなく顕在化する温暖化の脅威に加え原油価格の高騰が後押しをして北米も環境問題は座視できないとなりつつある中で、ハイブリッド=ジャパンテクノロジーにまたまた新たな違う脅威を感じているのでしょう。植物起源の燃料エタノールの本格生産に乗り出すらしいです。
21世紀の最大の産業は環境業??環境が左右するのは実は食糧なのですね。飽食の時代から、考えて食べる「考食」の時代になることは間違いありません。「なあクマさんやエタノールは飲んだら旨いのかねえ?」「そりゃあおめえ、サトーキビから作るとか、とうもろこしから作るとか言ってるアルコールだろ、旨いに決まっているだろー」「じゃあそれはクルマに飲ませるって事は、飲酒運転もいいってことかい。クルマん中は、酒臭いんだろーな」
スイマセン!!今日はとても疲れていて分け分からないこと書きました。
きょうの一枚
今日田舎の小川で若い鴨・・・でも丸々と太ってて「ムッホが居たら、あれ旨いですよねって言うだろーな」と思いながら春の小川を眺めてました。場所は宇和島。ここの川に架かる橋の絵を描くというお仕事。

2006/03/07 (火曜日)

「HP-2はツアラーだったのか?というお話」
最近物忘れのひどさには辟易としている。仕事している時間の3分の1は、何かを探しているか、何かを必死で思い出しているかである。必然的に老人は仕事時間が増える一方なのである。たとえば昨年のGRMの時、マップホルダーをつけようと思って探したら見つからない。2日も探したのに・・・じゃあ「しゃあないタンクバッグで行くか!」と思ったら、これも出て来ない!!いよいよ明日の朝には出発するというのにぃ・・・と思いつつも・・・お疲れ様です仙波です。・・・に電話してタンクバッグをゲット!!でもやっぱり使い慣れたやつが良いなあ・・・とGRMから帰ってバイクをガレージに収めると、誰かがそこに置いたのかあれだけ探し回ったタンクバッグがある・・・しかも、マップホルダーがなぜだかその中に!「全く自分をのろいたくなった!」でも、おかげでタンクバッグは1個増えた・・・ということなのである。
ところが数週間後のある日「HP-2の純正のタンクバッグがありますよ」と例の「お疲れさま・・」の彼が言う。それにしてもその金額の高さに驚いた!!「バイク買えるじゃん?」「いやバイクは買えないでしょ」「うーーん」「やめときましょ」「当たり前だよ、そんな高いタンクバッグ買えるわけないよ」しかし考えた。「そーいや俺タンクバッグもっていたかなあ?それにヴィトンのバッグほどの値段のタンクバッグってどんなんだろー?」HP-2が届いて1ヶ月後にドイツからでしょう、バッグが届きました。いい加減なものだったらBMW-Japanに電話して文句言ってやろー!とそれは楽しみにしていたのですが、届いたそれは実に見事な!テールバッグともども「さすがBMW」な一品。よく出来ていて品質もヴィトンのそれ、いやエルメスも・・・とかって言うのは大げさに言ってるんだからね・・・HP-2のロゴも美しく・・・・・しかし「何でこんなものにこんなにお金かけて作ったんだろー?」という疑問がわいてきます。「HP-2ってツアラーじゃないんだぜ、こんな2泊3日くらいのツーリングにでも行けば?みたいなバッグいらないだろ」買っておいて届けてくれたお店の人に毒づく。「いや、案外HP-2ってロングツアラーなんじゃ、ないすか?・・・これはセンバクンの弁ではありません」どーもその通りなんです。まさにTBIやモンゴルや、アドベンチャーなんて称しているのはタンクキャパシティが大きいよ!という意味で、その意味ではHP-2は心もとない部分ではありますが・・・そんなことはツアラテックかアチェルビスが近々解決してくれることでしょう。それにしてもツアラテックのデリバリーの遅さ、なんとかなりませんかねえ。
追伸・・・ほんとにHP-2はご機嫌なツアラーです。あれ店頭で試乗できれば、相当多くのお客さんを取り入れられますよ。スクリーンとかつければOK!ハンドルヒーターはさすがに言いにくいなあ。
きょうの一枚
TBIから、高知の山の中に延びる林道。よくもまあこんなに!と思うくらい先人たちは山を開き道を抜き・・それらを産業資産とでも言うのでしょうか?今はその産業資産を観光資産との供用または共存策の必要性を痛感します。ボクたちが通るのは観光!って思われたくないんだけど・・・。

2006/03/06 (月曜日)

ご案内の予定??のご案内
TBI2006に招待されるBTOU2006初出場予定者にむけた講習会が行われます。スケジュール的に「それは厳しいーー!」かもですが、2006年4月28日午後です。場所は奥道後ホテルまたはSSERのオフィスを予定しています。午後4時から午後5時までは、菅原義正氏によるラリーレイド参加の心構えと綿密な準備、そして走り方などを中心とした「始めての海外ラリー講座」さらに休憩を挟んで午後5時15分からは、山田徹氏ってボクのことだあ?によるモンゴルでのナビゲーションを中心にした「ラリーナビゲーション講座」などが開催されることとなりました。そんな講習を聞いてそのあと1週間のライディングは相当に役に立つはずです。そんでもって夜は懇親会・・・・・ここだけは誰にも教えたくなかったあのお店で・・・・・渾身の懇親会っ!!これまでこんなに旨いもの食ったことが無かった!!と言わせてあげます!!H木さんもどおー?!ホテル送迎の往復バスも用意しますからご安心下さいね。ちょっと前倒しのGW休暇をご計画くださいな。
さて巷は汗ばむほどの陽気・・でも今日は雨。先週末はついにTBIのルートセイサクが始まりました。おそらく延べ日数で3週間かけて仕上げてゆきます。4月になると雪も解けて年度末の工事も終わるので数日がかり(約7日間)で仕上げて行くのですが・・・問題はスーパーN!!オーマイガ!!なので、どのように段取りをつけたものかと悩んでいます。ちなみに今、林道は四国といえども雪に閉ざされているのでした。
きょうの一枚
TBIで14年間通ってもこんなに晴れてたのは、おそらく一度だけな四国カルスト・・・今年はきっと晴れ!かな

2006/03/03 (金曜日)

今日はなぜか海外の仕事が多い日で、フランスやらカナダやらとメールのやり取りをしています。海外からのこのサイトの英語化の圧力が強まっていて「ううう・・・外圧に負けてなるものか!」なんては全く考えていません。ただただ手が足りないというところでしょうか。いや、でも確実にヨーロッパ系の参加者は増えることでしょう。期待していてください。
あと女性参加者!の皆さん。もっとどんどん参加してきてください!!なんて言うか女性のスーパーパワー!去年のエコを走っていた(ってもふつうのラリー選手より早く帰ってくるんだもの)あのガッツを!毎晩徹夜朝帰りの連続の果てに帰ってくるあの赤いバギーのドライバーのように・・・ボクに、いや参加するみんなに夢と希望と笑顔と優しさを与えてください!!心からのお願い!!です。
それにしてもここのところ、天気が良くても気温は低い「早春賦」の歌詞みたいな毎日ですが、もうボクはTBIのコース制作のことでお尻に火がついてきました。スーパーN!ヒストリック!!BTOU!!!ボクの春は充実しつつもハードで厳しいのであります。
きょうの一枚
今日の一枚は、どうもモンゴルの動物シリーズ?!今日は山羊。最近モンゴルはカシミアが高値で売れるということで、特にこの白いカシミアの取れる山羊が増えてきました。でもまあナニゴトもバランスよくね。

2006/03/02 (木曜日)

今年のBTOUの10Kgバッグのデザインをした。製造個数は120個だ。案外多いのだ。またこの10Kgはメッチャ重宝している。最初からのを全てコレクションしている人も居るし、僕なんか1個丸ごとダウンシュラフ入れにしている。適当に丸め込まなくても押し入れられるしスペース余裕あるから細々とした物はシュラフの隙間に放り込める。
もともとこの10Kgバッグが誕生した経緯を説明しようか?それは1996年第2回RRMのエタップ1。この日はウランバートルからツェツェルレグという町までの長い1日。参加選手の貨物を運ぶトラックの出発が遅れたのは知っていた。ツェツェルレグという町は標高の高いハンガイの山の町、 もちろん夜は寒い。選手のテントやシュラフも朝まで届かなかった。つまり過酷な夜を全員で過ごした!ということである。翌朝「さあースタートだぞ!」と言うと「マージー?!」という大ブーイングが、そういえばあったような。そんなこんなで2日目からは全神経はこの貨物輸送に傾いてしまったほどである。
翌年「選手のシュラフとテントだけでも先に到着させるために飛行機をチャーターする」というところから話が始まり、「それじゃあ制限重量を10Kg最大100個で1トンならヘリでも運べる」「人間乗らなくて良いんですか?」「うーーん」てな感じで10Kgバッグシステムが始まった。
一人用テントとシュラフを完全に納めて10Kgにするベストなサイズは?と数日間の試行錯誤の結果!誕生したベストサイズ。
98年のパリダカ、ヨーロッパの港でマシンを預けて船室に登る日本人参加者の、なんと多くがあの10Kgバッグを持っていること!!
今年のはちょっとおめでたい系の色です!オタノシミニネ
きょうの一枚
草原の会長じゃなかった怪鳥・・タス!子牛くらいの大きさがあります。でも希少種になってしまいました。素晴らしい生態系を蝕まないで・・・・・この数年で野生動物は激減傾向のモンゴル。多くは中国人などによる簒奪。地下資源も石炭はモンゴル産が良質だとかで、なんとあのゾーモットにまで中国は鉄道敷設計画があって、どうもこれはモンゴル政府が拒否した模様ですね。

2006/03/01 (水曜日)

いよいよ3月!!ボクたちは2月末決算なので新年度!の始まりなのです。
最近は日経新聞の堺屋太一さんの連載小説「世界を創った男・・チンギス・ハン」にはまっています。今はまだチンギス・ハンは少年時代でテムジンと呼ばれる頃なのですが、それにしても作家の深い創造力に感銘を受けています。
21話ではホラズムから来た隊商の話、彼らの言葉が大阪弁にしてあるのが面白いです。そのイスラム商人の少年の言葉から、テムジンはさまざまなことを教えられます。「ホラズムの商人の間ではこういいます。徳あるものは才がない、可愛いやつは利を生まない。・・・なるほど、可愛い者だけを使っていては大きな利益は生まれんというわけか・・・テムジンは深くうなづいた。」
まあ堺屋先生は少年期のテムジンが、何に影響され誰と出会いチンギス・ハンという世界に無二の人物を形成させていったか!について壮大な歴史の中から仮説を立てて、その世界を創った男を作り上げようとしています。まるでクローンでも作るように。作家であるよりも学者であるかのようなイメージを強く受けます。世界の辺境にあったモンゴル族が、どのようにして歴史の舞台に現れてきたのかが、もうすぐ書き表されていくことでしょう。
そんなモンゴルは、いまはひっそりと21世紀から取り残されているようにも感じられますが、ボクは実は21世紀後半はモンゴルが台頭すると考えています。モンゴルは厳寒の地!だと思っている方も多いですが、北海道くらいだとも思ってください。標高で言えばウランバートルでも1350mくらいだし、日本の冬でもそのくらいの標高に上がると寒いってもんじゃないでしょ。
まあそんなことはともかく、広大な土地と豊富な水。大平原に吹く風力は巨大なエネルギーとして無尽蔵に取り込むことができるでしょう。またこれからの環境技術でさまざまなものを作ることが出来るはずです。緑豊かな1辺が数百キロもある平原なんて世界にはもうここにしかないだろうし、アジア経済圏とEUを陸路で結ぶ文明の交差点?でもあります。もちろん陸路でなくとも巨大なハブ空港の建設も可能。また人々は自給自足の生活ができる国で、それもやむなく自給自足の生活をするというよりも、国民の多くがゲルで暮らす遊牧の暮らしが良いと思っているわけですから、日本の企業がウランバートルに高層マンションやら住宅を建てて近代的な暮らしがベスト!だなんて、間違った価値観を与えてはいけない!と思うのであります。世界が人口爆発による食糧危機に直面した時、温暖化の影響で生活する土地を失っていく時、地上に残るプリミティヴな大地として、この国は燦然と輝きを放つとボクはそう思います。でも中国の資源を求めてのモンゴルでの簒奪は過去の歴史を見るにつけ漠たる不安を強くする昨今ではありますが。
きょうの一枚
モンゴル犬の子犬。遊牧民の暮らしに欠かせない家族の一員です。とても賢いモンゴル犬、ですが純血種が少なくなってきてるとも言われてて、ラリーに同行しているボルドサイハン医師もいつも探しています。特徴のひとつ目の上にある丸、「目が4つあるから悪い人がすぐ分かり家畜や家庭を守る犬」と言われているそうです。目の上にある2つの丸に注目してください。

Organisation Voice 2006/02

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2006/02/28 (火曜日)

全く春の日のような一日、ですが月末。2月も終わります。明日からは3月!!いよいよTBIの試走が始まります。山の雪は例年より多いことでしょうが、春の訪れは四国では確実に。
「深謀遠慮」
ボクは民主党の戦略は、「まだまだ敵を引きつけておいて」くらいの戦略ならすごいなあ!と思っていた。そこまで深謀遠慮が出来ていれば、現代の諸葛孔明といわれるほどの男が居るんだろうなあ?とも思っていた。やっぱりホンモノのメールが手に入っていて、わざと敵に偽物を見せておいて、相手に攻めるだけ攻めさせておいて、そう赤壁の闘いみたく、一晩で数万本の矢を手に入れて、最後は風上から火を放つ。風向きが変われば、その劫火に焼かれるのはみずからなのだが・・・そんな戦略ならすごいなあ。預金通帳も実は持っていたらすごいなあ。「よし、そろそろいいか、発表するか?」「いや、まだだ。今日の記者発表会でマスコミをさらに調子づかせておく。民主はもう終わりだという袋小路にまで追い込ませておいて、向こう側から火を放つ・・・自民はその劫火に焼き尽くされる。もうあと3日待て」「ヤツはどうする?」「彼は国民の非難を一身に浴びさせておく、そして数日後にはスーパーヒーローとして復権する。」「そんなにうまくいくかね?」「このくらいやらないと保革逆転劇は描けない」「でも、そんなことするとあなたの敵がヤツになる可能性もありますがな」「大丈夫!あるものを握っている」来年には民主党政権が誕生。そんなわけないか!!!
スンマセンわけの分からないこと書きました。いよいよ2006年のシーズンが始まります。先のプレゼンテーションでの発表資料は、お越しになれなかった方にはPDFでこちらのサイトからダウンロード出来るようにしておきました。とても楽しい?毎日でした。来年はもっと範囲を広げて、本当に日本全国で一杯やりましょう!じゃなかった発表会やりましょう!!ウコンの力!でお酒いくら飲んでも眠くならない、新しい自分を発見。これはこれで危険かもですが。
「ヒストリックを走ろう」
いまJRMのガレージには、モンテッサ、ブルタコに加えXT500なんてのまでが出番待ち!スーパーNに併催の「ヒストリック・エンデューロ」で身内対決が予定されています。そーだHP-2の試乗会も併催しよ。ほかにもいろいろ予定していますよ!!
きょうの一枚
昨年のヒストリックエンデューロのスタート風景。製造年の古い順にルマン式スタートという体力もいるぞ!なシステム。ゼッケン2番のダッシュに注目。

2006/02/27 (月曜日)

日曜日の遅くに松山に帰り着きました。先週雪の札幌をスタートし、いや正しくは大雪の芦別市を皮切りに、東京・名古屋・大阪と4会場で開催したSSER PRESENTATION 2006!!
ほんとうにたくさんの皆さんにお越し頂きました。東京の2次会ではジンギスカン!旨かったですね。お店のお肉は絶滅!名古屋の夜では、焼鳥屋さんのネタを絶滅させ、3次会4次会はなんか大炸裂!をしてて、力尽きかけながらも夜明けの冷たい雨の中をホテルに帰ったと思ったら気がつけば大阪ATCに到着していました。大阪ではほぼ意識不明の状態の説明会、温かい皆さんに励まされて元気になりました。本当に皆さん有難うございました。心より厚く御礼申し上げます。また今後は2次会の場所の入念な準備をしておきます。というかホテルのバンケットで発表会をするのがいいかもだね。またゲストスピーカーをお引き受けいただいた皆様にも御礼を重ねて申し上げます。シーナ先生も有難うございました。歯!調子良いです。噂にたがわぬ名医でした。
さてそんな週末を過ごしていて見逃しただろうと思うトリノオリンピック・・・実はLIVE!で見ました。フィギュア女子シングルフリー・・・酔っ払って寝たもののトイレに行きたくなって起きてテレビつけたら・・おおっ!ひとりで夜明け前に・・・・・開会式ではパヴァロッティのアリア。 プッチーニのオペラ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」を歌い上げてイタリア文化と情熱を強烈に世界に印象付けましたね。開会式の中身は当日まで完全に伏せられていたので、こんな演出が予定されているとは想像もつかなかった荒川静香、大会前にフリーの曲を「トゥーランドット」に急遽変更した偶然に「運命を感じる」という開会式直後の彼女のコメントを聞いて「うーむ」とボク。・・・アジアンビューティな顔立ちの彼女に、あのオペラ「トゥーランドット」舞台は古都北京の紫禁城、そう故宮です。なんとも完成された組み合わせの妙。ボクも運命のようなもの?を感じてひとりで「ウンウン」とうなずくばかり。安藤美姫は同じくプッチーニのオペラ「蝶々夫人」を選びましたが、ややミスマッチ感ありです。
そのオペラ「トゥーランドット」を説明しようと思ったのですが、WEBで検索をすればまあ完璧なわけで省略。このプッチーニ最後、未完の「トゥーランドット」おそらく今年日本で流行ります。ボクが予言したコヤジという言葉もついに登場しています。「もうなんでも予言しちゃいますね!」「そうだなあ、占い師になろうかなあ?」「変な呪文をかけると・・・・・ねえシーナセンセェ!」「夜生まれて、朝には死んでしまうものはなに?」
きょうの一枚
各地の発表会の会場に飾られたパネル。たくさんの方にお越しいただいて盛り上がった1週間でした。

2006/02/23 (木曜日)

東京に着いています。六本木ヒルズは不夜城。今度東京地検特捜部が、電気無駄遣い法違反容疑で強制捜査に入ると言ううわさがあります。ありませんけど。いやいや凄いねえ、東京の今は!同潤会アパートの後のなんとかヒルズも見に行かないとね。この間までヒルズといえばコーヒーブランドだったのにねえ。しばらく東京に行ってないと、東京が日本だということを忘れそうですね。
明日は東京プレゼンテーション・・・相当多くの方がお運びいただけるようですが、まだお申し込みが出来ていない方もOKですから、どうぞおこし下さい。いやビックリするほどのそうそうたる方がお越しいただけるようです。ゲストスピーカーは菅原義正さんと横田紀一郎さんほかです。桐島さん長谷見さん、打田さん、川合さんほかほかお話を伺えれば楽しい方が沢山・・・・
きょうの一枚
今日も車検会場から。今日はそんなことで東京プレゼンテーション!!もうエントリー用紙送った?明日(2/25)はTBI2006締め切りです!えっ、しつこい?

2006/02/22 (水曜日)

偽装メール?騒ぎで朝からTVがうるさいこと。どうして政治家は人の話を聞いてから自分の意見を言わんのだ?それにしてもいつも自分たちでコトの本質を見えなくしてしまっている。民主党も昔の小泉発言をまねて「大量破壊兵器が見つからないといって大量破壊兵器がなかったということにはならない。だいたいフセインが見つからないからといってフセインがいなかったということにはならないだろ!」みたいな面白い発言でやり返したらいいのにな。たとえば「メールが仮に偽物だったとしても、金の受け渡しがなかったということにはならない。だいたい大量破壊兵器が・・・」という風にだ。
まあ、お金くらい動いているでしょ。というのが国民の共通認識かもです。だからやっぱ身の潔白を証明すべき・・・なのですが、仮に誰かさんの息子が選挙コンサルティングをして費用を貰って、どこが悪いのかいな。適法に会計処理されてたらってまだ年度末じゃないだろうしね。
さて東京行きの資料もまとまりつつあって、いや札幌と同じなのですが、ボクの言い出した環境コンシャス調達社内規定(国のグリーン調達法とは違う)で、印刷用紙やインキやコピー用紙までもが、厳しい社内基準が設けられまして、そのくせ夜中まで空調全開にしていたりして(いやもうそんなことはありません、温度基準も厳しいでおます)そんなこんなで資料制作が時間がかかるようです。やっと無くなった名刺もケナフで数年ぶりに作り直して・・・封筒も何もかもケナフ。ケナフはご存知の方も多いと思うのですが1年草で成長の早いオクラみたいな草です。1995年ラリーレイドモンゴル創設時からこうした紙を使用してきましたが、当時は高くて!!厳しい財政難にあって一時は断念。じゃあ今は財政的に余裕があるのか?というとそうではなくて初期に比べると紙の価格が普通紙並にこなれてきた、という事も理由です。これからSSERを陰で支えるデザイン部門も、非木材紙以外での印刷受注は致しません!ということにしようかと思うんですけど・・・またまた利益を圧迫することでしょう。
きょうの一枚
TBI2005の集合場所となった、とある大きな橋の下の県の用地。借りるのに苦労しました。車検もここならスタートもここ、もち1週間のトランポ置き場にも・・・結構記憶に残る良い場所でした。今年はここは使用せず?!奥道後ホテルなのです。そのTBIも間もなく締め切り!2月25日ですよー!

2006/02/21 (火曜日)

トリノ五輪も終盤の今週末、といっても週の半ばにはすでに車の旅で東京に向かいます。3会場分の資料やらなにやらで満載のトラベリングバス状態・・・!札幌での好感触は「やはり動かなければ見えてこないものの多さ」を強く感じました。翻って言えばネットの危うさとでも言いましょうか・・・これからはもっと(えーーっ、もっとお?)動いて、もっと発信して行くんだい!との思いに至る昨今でございました。・・・にしても主催者=競技運営者としてのボクたちにとって、競技とはなんだろうか?と考えたりします。いやトリノを見たりしてね。4年に一度のオリンピックや隔年開催などの国際大会。毎年世界各地で開催されるさまざまな競技会。はたまたシリーズ戦とかサーカスとか言って1年間にたくさん開催される競技。いったい世の中に大小併せるとどのくらいの競技会があるのでしょうか?モータースポーツはともかくもサッカーや野球、ラグビーや水泳や柔道やバレーボールや・・・さまざまなスポーツ競技、それはものすごい数が存在するはずです。
スポーツとは何か?なぜ人は闘い、挑み、ゆえに苦しみ悩むのでしょうか?いったいそこに何があるのでしょうか?自分のライフワークからその部分の視座が欠落してはいまいか?会社の名前には○○○コンペティション・・・なんて名前を付けてもうおよそ20年。コンペティション=競技、そこには実に他を寄せ付けることの無い勝敗の世界。よほどの場合を除いて勝利者とそうでなかった者たちに分けられるはずです。ひとりの勝利者が讃えられ、そうでなかった者たちには賞賛が贈られないのでしょうか?もちろん答えは否なはずなのですが・・・・・・・マスコミも実は気がつきながらジレンマと葛藤しているようにも見えはします。
最近までボクは「オーガナイズの時代」なんて事を言っていました。オーガナイズ・・・英語のストレートな意味ではないですが、やはりさまざまなイベントは素晴らしい効果をもたらせます。人と人が出会い、時に闘い、時に喜びを分かつ。ボクは「イベントのチカラ!」と言うものを最近また意識しはじめました。企業がメセナを語った時のように・・・。

イベント、つまりお祭りは「ハレとケ」人々の日々の暮らしの中にある日常と非日常。この繰り返しの波が大きいほど日々の充実感は高いのだろうと思います。きっとリオのカーニバルのように。きっとオリンピックのように。きっとパリダカもそうだ。でオーガナイズの時代は「参加者となる、競技者となる時代」という風に流れが変わったように思うのであります。
「コンペティターの時代」勝負師ならずともコンペティションの中に身をおく充実感こそが人生だー。
きょうの一枚
TBI・・・美馬のビバークの夜。2006年、美馬は多分使わないでしょう???

2006/02/20 (月曜日)

札幌のプレゼンテーションにご参加いただきました皆様!本当にありがとうございました。北見から留萌から!はANAホテルの方も驚いていました。すすき野の夜もなかなかのものでしたね・・・八角、旨かったです。
でも僕は、どうしても言いたい。それはどこに行っても「暑い!」ということ。これだけエネルギー危機や地球温暖化が全地球的な関心事になっているというのに、どこに行っても室内ではTシャツ1枚がちょうどいいのです。ボクは行く先々でセーターを脱ぎ、パタゴニアのインナー1枚で「いやこれでもまだ暑い!」という状態。エアコンのリモコンを見ると25度!なんて標準、28度のところもありました。でこの状態で24時間!ホテルでは窓開けて寝ましたよ、まったくぅ。小池百合子さんに言いつけるぞ!とにかくウオームビズ!マイナス6%クラブ。ボクなんて四国のオフィスではダウンジャケット着て仕事しているのに、北海道の人はTシャツ!でもまあ北には北の(いや北っても、あの北ではありませんよ)習慣があって、あまり南国人がドーノコーノ言うことじゃないかもですけど。
さて、今週は東京・名古屋・大阪!と東海道を一気に!!東京はプレス発表も兼ねてはいますが、こぢんまりと和気あいあいと・・と行きたいものですが。どなたか懇親会のセットをよろしく。
きょうの一枚
外は寒い!中は暑い!という札幌。ホテルからパチリともう一枚は熱気ムンムン発表会!!の模様。

2006/02/17 (金曜日)

札幌は雪の中、今日の道路はつるつるでなかなかスリリングでよろしい。池町君は北日本の学生を変わりバンコに横に乗せてテストコースをVIVIOで盛大に雪煙をあげて周回を重ねていました。ガストンライエミュージアムの場所というか建物の第一候補が決まりました。新たに建てるのではありませんが、芦別温泉のスターライトホテル横にある石造りの二階建て。いい感じです。これから発表会がはじまるので春木さんもやってきて打ち合わせ!のはずがトリノオリンピックを見てます。「やっぱり雪の町で見る冬のオリンピックは良いなあ、って書けば」だって。
いつも思いつつ失敗するのは、冬に北国に行くときの厚着。室内では半そでシャツで良いのについついインナーはパタゴニアのすごいいいやつ(ムチャ高い!)で、暑くて暑くて。同じように夏に暑いところに行くときは防寒?が必要なわけです。
でもこうしてウエアリングを考えて旅に出ても、いつも完璧!と思えるときがないんです。ラリーのスペアパーツ選びにも似て。そこで高機能ウエア!のことが気になりますね。最近のウエアはすばらしいみたい。ゼッケンっていうかビブ!あのトリノオリンピックのみたいに発色性のいいストレッチのようなのがほしい!選手もオフィシャルもあれが良いのではないかと僕は考えています。誰かディストリビューターをご存知の方!教えて!デサントかな?
きょうの一枚
その雪の中にたたずむガストンライエミュージアム(候補地)いいでしょ。ここが次のガストンライエミーティングのスタートゴールになる!予定です。で、レンタルできるGSもあると思います。げっHP2も?

2006/02/16 (木曜日)

北海道に来ました。プレゼンテーションは明日の夜なのですが1日早く入って芦別に来ました。ここで菅原さんや池町さんらと合流しました。そして夜の会のちょっと前に温泉!今にも雪にうずもれそうな芦別温泉の露天風呂で、そういえば秋に春木さんと入ったっけ・・・でこの数週間の嵐のような多忙の日々の汗を流すと、もう眠くて。で北海道4デイズをどうするか?ミュージアムの計画をどうするかという長い夜がこれから始まるのです。
きょうの一枚
モンゴルの美しい緑のじゅうたん。今年も素晴らしい景色があなたを待っていますよ。

2006/02/15 (水曜日)

言ってみるもんだねえ。というのもブルタコの写真。届きました。あの頃の憧れのマシン。あんた憧れ!憧れ!って、もう次から次からでてきて、そのたびに買うの手に入れるのって、とんでもないことです。でもついでに憧れで言ってしまうとボクが一番欲しいのは・・・やっぱ言うのやめよォ。
「でも言っちゃうと楽になるかも・・・」
なんと1台だけいるんです、松山に。乗っているのは、昔パリダカのマシンをシェイクダウンで使っていた広大な敷地を持つ産廃処理場のオーナー!当時息子さんは中学生で、シェイクダウンを見に来ていた。で、その親父が買ったのをいまは譲り受けて、わかってかわからずか乗ってるんです、これが。その息子さんも30過ぎて、ひょんなことで事務所にやってきた。
「どう、あれ調子良い?」
「えっ、あれって?」
「あれだよ959」
「えっ、知ってたんですか?」
「バカ言うなよ」
「調子良いですよ」
そのあと走っているのを見たのは、夜の繁華街。
全身の力が抜けていくのを感じた。
「もったいない」

そう、あのルネメッジが、ジャッキーイクスが、ガストンとともに80年代半ばのパリダカを駆け抜けた栄光のポルシェ959・・・ロスマンスカラーが見事で・・・生産僅か200台。日本にはバブルだったせいもあって7台も入って来て・・・いやもっとあるという説もありますがな。
んで数年前はその現物のロスマンスポルシェ959イクス車がヨーロッパで売りに出ていて、アンマリ安いので思わず買おうと思ったら、ひとケタ見まちがえていて。そんな衝撃的な出来事があるんです。で、何でこんなこと書くかと言うと2日前に見たんです。夢で、買ったところを。でもエンジンがかからない。おかしいなと思ってリアのケブラー製のエンジンフード開けたら、カツオのたたきが置いてあるんです。ゴメンナサイわけ分からなさすぎ。
きょうの一枚
で959にしようと思ったけどブルタコ・・ブルーの色も当時のまま。ブルーのターコイズでブルタコ!じゃないのよ。親指立てたグーのロゴマークだけでも欲しいくらいの、憧れのブルタコ。あのライトカウルの形がレゴラリータしているねえ。センセー次はマイコよ!マイコって舞妓じゃないのよセンセー!

2006/02/14 (火曜日)

既に始まったぞ、ヒストリックの熱い戦い。「役員も参加しても良い・・・ということはヤマダさんも参加しようって魂胆だろーか?」と憶測を呼んでボクのためにボクの探していたブルーのブルタコフロンティラをゲットしていただいたシーナ先生!アリガトウゴザイマス。ここだけの話なんですけど、写真だけでもすぐに送ってくれんですか?!
で、ボク虫歯になったことないんですが、左の奥の上の歯に穴が開いてるんです。これって虫歯ですか?ならデスクの上に山のように届いているチョコレートは食べんほうがいいんでしょうか?と思わず倉庫に古いヘルメットを探すボク・・「あれベルのモト3・・・もっと古いヤツ無かったっけ?」「えーっ、うっていましたよ、むかしガレージセールで・・・」「・・・」という事で回りくどい言い方になりましたが中原さん!ヒストリッククラスのヘルメットはヒストリックなものでOK!どーですかヒストリック部門参加者のツーリング大会でもしますか?2007年にはツールドブルーアイランドヒストリック部門・・・って、それはアンマリ?
とまあ古いものに傾斜していくボクは、輸入車ショウの帰路に持ち込まれた最新のアルピナ(オーバー500PS)をテストドライブして「フフフファンタステック!!」上品にしてこのトルク!「やっぱ最新の○○が最高の○○だわい」「すいません!エココンシャスのロゴこんな感じにしますか」ああ自己矛盾に苦しむ今日この頃でした。いつものことッスけど。
きょうの一枚
うひょひょ。そのシーナ先生のモンテッサH7・・・なんと新車の状態で発見?されたものをゲット。惜しくて・・・でこのまま行くと先生はレゴラリータ博物館が出来ちゃう。いや、素晴らしい!!でもブルタコはボクの!!「カフェレゴラリ-タ」のパーマネントコレクションにずるぅ。

2006/02/13 (月曜日)

驚くばかりの良い天気!!黄砂も花粉も無く、空はまるでモンゴルかと見紛うほどに青く澄み渡っています。事務所からは石鎚連山が白く光って手に届きそう。となれば、TBIの準備を始めなければならない!季節がやって来たと心が浮き立つようです。昨日までの寒さは?こうして三寒四温が春の到来を告げています。でも朝晩の寒さは真冬のそれですから、皆さんお気をつけくださいな。
さて、そのTBIですが最終レギュレーションの発送予定日を少し遅れています。もう少しお待ち下さい。というのも急にボクが言い出した「カンキョウコンシャスマテリアル」「???」なんか急造の言葉ですが1995年RRMのスタート時点で掲げたコンセプトの再構築?です。要はもっと環境を意識した内容、素材、システムにしましょう!というようなこと。たとえば印刷物は原則として非木材紙に、そしてインキは植物起源のものに、使い捨てのペーパープレートから「やっぱり食器」に。でも食器洗う洗剤はどうするの・・・みたいなラリーの本質とは違う・・いやゆえにそれこそがラリーの真髄のような、そんなことで悩んでいる今日このごろ。名刺もさまざまなツールも無くなったものから変更・・・。
きょうの一枚
ガストン・ライエ、RRM2000恐竜の谷で「すごいな、なんていうとこだここは?」「恐竜の谷だ」「・・・・・」そうです恐竜の谷。ジュラ紀の地層が洗い出された乾いた大地。かつて湖の底だった平原には木の化石が突き出ていたりする。

2006/02/08 (水曜日)

多忙な毎日を過ごしています。その理由のひとつは今週末のショウイベントを担当させていただいているのです。おかげでほかの事をする時間が全く取れないほどで、疲れます。イヤホントニ。四国初展示とかってやっているHP-2・・・そこらの自転車置き場かなんかに泥んこのHP-2を置いていてやろー。ウソ。
さてトップページには「ガストンへ送る最後の手紙」と題した、実はこれはBTM2月号の原稿の英訳版ですが、掲載させていただきました。日本語版はBTMで。そうです、はや1年。もう1年。まさにこの1年は、ポッカリと心に穴が開いたような1年でした。でも不思議なことにBTOUへの海外からの問い合わせが急増中。もちろんカナダがダントツなのですが、フランスやポーランド、ドゥバイなどからも。ガストンにお礼の気持ちで一杯です。ですが主催者として、いかにこうした海外の参加者に便宜を図るか?という大きな課題が残ります。
ユーラシア大陸の東の端には、急激な変化のある国が、ささやかな我が家の日当たりを悪くしている、まさに巨大マンション群のような中国という国が聳え立っています。さらに無数のビルを計画しているらしくて不愉快なことです。いやマンションの話ですって。それが設計の悪いものや、止めればいいのにオーバーデコなもの、九龍城を彷彿とさせるような景観を損ねるような暮らしぶりの住人。悪弊を撒き散らすモラルの低い住人。今にも倒れそうなものまであるのです。とまあ、そんな感じといえば・・・まあ中国と親しく交渉をしなければならない立場の人がこれ以上言うのはよしましょうね。しかしまあ魅力はそうした部分にもあるのですからね。
さてプレゼンテーションの準備やツール作りにも取り掛かっています。BTOUや北海道4デイズ・・・いったいどんな内容で?シリーズ戦や新たに始まるヒストリックの2戦はシリーズだというお話。日本のスタンダードTBIはいかに。いやもうすること多すぎ。
今年のテーマはクオリティの向上!環境品質、運営品質、で三河商人の言葉を借りれば「参加者よし、主催者よし、環境よし」と行きたいところです。ちなみに三河商人は「買い手よし、売り手よし、世間よし」・・・トヨタの真髄かもです。で、その2006のコンセプトワードは「THE MOST IMPRESSION」それぞれの大会それぞれの現場で記憶に残る素晴らしいシーンを。
きょうの一枚
はじめてのRRMのガストン、1999年夏。長時間のハードライディング、シールドタイプのヘルメットなのだが、メガネの痕の傷がラリーの激しさを物語っていた。こうしたシリアスな表情も時々見せた。
 
故ガストン・ライエの没後1年を、氏と心の交流のあった友人たちの言葉で偲ぶ

ボクの免許証の入ったケースにはガストンの写真が入っている。それはスガワラサンがBTOU2005のプライズギヴィングセレモニーの時にボクのテーブルに置いたものだった。それまではほかの写真を持っていたのだが、何故だかその日からそのスガワラサンから託された写真に持ち替えた。
以前も書いたと思うけど、その写真はラミネートされていて、優勝者のガントルガが空けたモエ・エ・シャンドンが、シャンパンファイトではないのに結構激しく噴き上げ、その黄金色の雫がガストンの写真の頬にかかった。まるで泣いているように見えたのがおかしかった。
11月ガストンライエミーティングでのこと。こんなことを書いたら笑われるから黙っていたのだけど、富士山の見える美しい朝の朝霧高原。数枚のデジタル写真、ブリーフィングに集うみんなの頭上に、なにか天使の白い羽のようなものが写っている。まあそんなことを言うつもりは無いのだけど「ガストンも来てるよな」とそう思ったら、白馬のホテルのパーティでも・・・そんな不思議な力をも信じたいほどボクは、このことについていまだに受け入れられていないような気がする。
春木さんの好意で2月号のBTMに「ガストンに送る最後の手紙」を書いた。家族のもとへも送った。こんなに大きい喪失感を感じたのは、実は初めてだったということにも気付いた。
山田 徹
 

昨年のクリスマスイブに我々チームの壮行会が地元ミュルサンヌで行われる事になり、案内状をJP JAUSSAUD(ジャンピェールジョッソー)氏に送ったところ、彼からは病気療養中で来られない旨の手紙が託され、その文末にはSincerelyyours, I will look the result every days !!!と結んであった。
一昨年末ににガストン氏が全く同じ言葉を私に贈ってくれたのが、最後の言葉になってしまった。2005パリダカではカミオンクラスで総合2位を取ることが出来たので、病床にあってガストン氏も自分の事のように喜んでくれたと思っている。
そんなガストン氏を偲んで、昨年の北京-ウランバートルには、彼の写真を持って参加して一緒になってミスコースだらけだった。今回のパリダカでは室内に氏の写真を貼って参加していたら国際映像を撮るカメラマンが車内でインタビューしたいとの要望があり、質問が(通訳が来ているので日本語ですよ)終わったのでインタビューアにガストン氏の貼ってある写真を見せて(彼を知っていますか?)と聞いたら彼はキョトンとして知らない様子。カメラマンがそれを見て驚いてガストン氏のパリダカでの活躍などを長々と説明して。カメラマンがこの部分を映しても良いかと言って撮っていたのでフランスのTVには映ったかもしれません。
パリダカの英雄が後ろで見ているので今年も真剣に走り、彼のお陰もあって完走できました。彼の写真を持ってまだまだ走りますよ。山田さんよろしく。
追伸
JP JAUSSAUD氏はルノーに乗って1978年のルマン24で総合しました。それまでの6年間はドイツのポルシェをベルギーのイクスが乗って優勝したので、フランス国民が泣いた日と言われています。その後パリダカでは三菱のPX-33や日野レンジャーにも乗っています。
菅原義正
 

ガストンママの「ガストンの具合はかなり悪く、家族しか面会できないようです」とボクあてに記された小さなメモ用紙を、ふと目にしたのが2月6日のこと。少し黄ばんだメモ用紙が1年の月日を物語ります。
その小さな一枚がいつか誰かの手で捨て去られてしまっても、時に師の如く、時に友の如く、時に父の如く接してくれた、ガストンとの思い出が忘れ去られることはありません。
ルマンより愛をこめて
すがわらてるひと

2006/02/07 (火曜日)

日記を書き続けている人には分かりやすいと思うのですが、ボクの場合このOVが1年前または2年前のこの日、何をしたか?何を考えていたかが瞬時に分かり、さまざまな思いをめぐらせることができます。単に日記とは違い、どこか主張すべきことを中心に書くものです~、本当に自身のためにも有効なツールです。
昨年2月8日、OVを書いている時点ではフランスはまだ夜明け前だったのでしょうか。ガストンの訃報は、そういえば2月9日の朝に確認したのでした。その日から14日まで6日間OVが書かれていません。今日と明日はいつもよりもう少し、ガストン・ライエのことを思う日にしたいと思います。
さて2005年2月24日のOVをコピペ
「結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?」
ガストンは良くto be continueと言いました。「続けよう」今日の日のために皆さんにこの言葉を捧げます。続けよう
きょうの一枚
Rally Raid Mongol 1999からガストンライエのライディングするXR400Rと、あるビバーク地で砂の深いところがありました。そこで誰もがスタートでもがいてるのですが、ただひとりガストンだけが何事も無くスタートしていくのに皆ビックリ・・・しましたね。

2006/02/06 (月曜日)

四国路はもう春である。陽も長くなり夕日の色も赤みを強くし熱量も多くなった。クルマの中にいると外気温は冷たいのだろうが日差しの強さにあいまってポカポカだ。でもまあ今日は雨だけど。いまから心配なのは夏の暑さと渇水。いやあホント、真冬から春の兆しを感じはじめたと思ったら、もう猛暑の心配。でも皆さんも笑い事ではないはず。予言します。今年の夏は全国で40度を超えるところが現れます。バナナも松山でも出来るようになることでしょう。マラリアもついに発生。巨大台風は東京を直撃!!ゴメンナサイ・・縁起でも無いことばっかり書いて。
でもアメリカは記録的な暖冬でしょ。雪がなくて小麦の生産がヤバいらしい。あっ、ヤバイという言葉は「凄く良い」らしいので間違わないように。とても凶作の心配があるらしい。アメリカの小麦が凶作だとすると世界経済に及ぼす影響はどうなんだろう?きっと日本ではパンが食べられなくなるかも。いやまじで。
日本は厳しい冬になって、おかげで経済的には内閣府は、「12月は従来の景気拡大の要因に、気温低下によるプラス要因も重なった」とみている。んだって。でも今年はコートとか暖房器具が不足したってんで、また山のように作ってこんどは余るんだろーね。
ほんとに地球規模の異変は気象問題だけではなく、いや気象問題に端を発する問題がその大半を占めているのですが、またもや某超大国がイランや北朝鮮に対して仕掛け始めていますね。いや、是否論ではありませんが。その前に根本的な地球温暖化効果ガス排出抑制の決定的な取り組みをしてくださいな。いつまでも豊かで美しい地球と、ついでにモンゴルの大草原も・・・守ろうではありませんか。
きょうの一枚
伊予路に春を告げるといえば椿さん。そういえばあなたの街にも必ずあるのでしょうね「○○に春を告げるといえば○○」でこの縁起物がたくさん売られていて椿さんといえば熊手(お金をかき集めるという意)と宝船?俵船かも。まあ縁起がいいというのは確かにありますね。ボクも黒っぽい服ばかり着るのを止めて、ちょっとパステル系にイメチェン(これも古いね)しよーかねえ、春だし。

2006/02/03 (金曜日)

今日は節分。「豆まきをしよう!」と誰かさんが言っている。そんな古い歳時記の習慣を考えながら「先進に対して回顧主義は」を考えながら会社に向かっていた。古き良きものの再発見と、その台頭は30年前の未来学者やSF作家の想像を超えていただろうと思う。またこうしたムーブメントは「オジサマ」の時代の到来を物語っている。
SSERはオジサマ・オーガニゼーションと化しているし。ヒストリックエンデューロは年2戦のシリーズ化で、オフィシャルのはずの皆さんからは今年も熱いラブコール=醜い争いの的となっている。
最近たとえば大手カメラメーカーが相次いでフィルムカメラを止めると発表した(と思う)と今度はそれ呼応するようにフィルムメーカーも写真フィルム事業をやめると発表。
ひょっとしたらフィルムカメラは、死に絶えるかもしれない、そうLPレコードのようにだ。いや、まてよ最近ボクの周辺ではオーディオブームが起きている。みんな最近まではレコード針探していたのに、いまは高いけど良いものがたくさんある「やっぱレコードでしょ」「うーんi-podが最近のマイブームなのに・・・」でも振り返ってみればそのオーディオ界も珠玉の名品!なモノの大半はヨーロッパ製だ。
クルマやバイクは、どうだろー?いつも最先端のものを欲しがっていたボクは、ついにというかここ数年は古いものへの憧憬が急速に強まって行く。R1200GSの先進性よりやっぱ80よ!と思いだしたって。3.0CSなんてクルマはボクが20代の前半、家より高かった。天文学的な数字だったが恋慕の念は、最近再燃してきた。
で、コイツは最先端の極みではないと思っていたHP-2で走ると、「やっぱシンプルだねえ、燃料計なんて無いのが良い!と思っていたらインジケーターの中にコーションマークが点灯。「ホーッ、親切に」とすぐに燃料入れたから分からなかったんだけど、それからしばらくしてまた点灯。ほっておくと後続可能距離がディスプレイされる!!「スゴイ!やっぱこうでなくちゃ!」「???」先進の機能はもちろんユーザーフレンドリーだ。止まってタンクキャップ開けて薄くなった目でガソリンの残量見ていたって見えなかったりするしな。
オジサマの時代。その行先を予言しよう。オジサマはやはり絶滅する。今の若い者はオジサマにはなれない。それは若い時から諦観を持たないからだ。良くなっても「コジサマ」止まり。これは「コギャル」「コマダム」に続く新語になるよ、きっと。見ててごらん、どっかの例によって、あざといライフスタイル雑誌が使うから!使わないかもだけど。
きょうの一枚
なんか仕事に行き詰って!?気分転換に会社の裏のダートをひとっ走り・・・なんだかんだ言って、好き勝手にやってるのかもだ。

 

2005/12/28 (水曜日) – Organisation voice

これまでの年末年始は、何をどのように考え行動してきたのかなあ?とOVのバックナンバーを見ると「うーむ」と、なかなか解かりやすくて・・・・・でもパリダカに行かないようになって(2002は行ったけど・・・)やっぱ年越しは寂しい。シャンゼリゼで、いやどこに居てもカウントダウンが「0」になると途端に鳴り響くホーンの嵐、新年を祝うには少し激しすぎる?まあ除夜の鐘の替わりだと思えば思えなくも無い。1年を振り返り、リセットでもするかのごとく新しい年を迎える。新年にあたって心に決めたことを、じっくり一年かけて実行できる人は、それなりの成果が残せる人だろう。よーし、ボクも新年に心に決めた事を有言実行の年としますか。

きょうの一枚&チームスガワラライブレポート
日本時間12月26日午後9時

「もしもし、いまどこですか?」
「いま、ボルドーを走っていますよ」
「調子はどうですか?」
「えーちょっと2号車に問題があったんだけど、日本からパーツが届いてなんとかなりました。」
「今、運転中ですか?」
「いや、ナビの羽村が運転してくれていて、ナビシートに座っています。」
「マシンも良い仕上がりだそうですね?」
「はい、HP見てください。1号車で前年比100kg、2号車は400kgの軽量化が出来ました。エンジンはパワーアップしてないけど、軽量化の効果は大きいから」
「今年はさらにカミオン部門がすごいことになっていますね」
「そう。FIAに今年提出されたクロスカントリーのホモロゲは全部で52件あって、そのうちカミオンだけで27件。すごいでしょ。他のカミオンはモトクロッサーみたいになったよ。」
「バイクの人たちもみんな元気ですか?」
「ひとり外人だけどカイザーが連れてきた人ね、YAMAHAの2駆のWRで出るよ。みんな元気ですよ。川合さんは急遽出られなくなったんで、残念だけど」
「リスボンにはいつ着くんですか?」
「今日はスペインに入って泊まって、明日さらに800kmほど走ります。」
「気をつけて下さい」
「はあーい、皆さんにもよろしく」


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2005/12/27 (火曜日) – Organisation Voice

寒い毎日が続きます。小春日和な日の多い松山でも、「なんか毎日が2月みたいな感じじゃね」でヨーロッパは暖かい。そういえばヨーロッパが記録的な猛暑の夏だった一昨年は日本の夏はまあ比較的過ごしやすく?・・・夏にはいないことが多いくせにね。その逆で猛暑の今年の夏は、ヨーロッパは涼しかった!行ってないけど。

昨年は砂嵐に悩まされたパリダカも、今年は大丈夫だと思う。それらに全て影響を及ぼすのがジェット気流・・・偏西風ともいうか。で秋に日本に季節外れの黄砂を運んできたのもこの偏西風の気まぐれな蛇行。エヴェレストの山頂に雪煙をアゲルという事は、8000mの高空を吹いているわけです。日本とヨーロッパを結ぶ航空路も、帰り便のほうが早い!のもこの気流のなせる業(だと勝手に思い込んでいるので違っていたら訂正してね)あの秋の黄砂のときに僕は嫌な感じを覚えた・・・「南下しすぎておる、このままじゃこの冬は北極の寒波が日本を襲う」なんて!後から勝手に言ってるんだけど・・・。

とにかく何が言いたいのかといえば、次から次へと伝えられる異常気象、環境の悪化、もう地球のキャパシティはメイッパイだよ!日本は人口減少期に突入。知識が自然にエントロピーの法則を知っているのかもしれない。生命はつながれなければならない。それは地球上の全ての生命体に共通の使命である。しかしそのために未来の環境を残さなければならないという、表裏の命題も併せ持つ。焼き畑農業的な地球の人口計画は、もうすぐ破綻寸前に来ている。中国の発展は、耕作可能な土地にビルが立ち並び、田舎は表土流出の砂漠化が進んでいる。ビルを建てるように木を植えているが、浸水するボートから手で水をすくって取るにすぎない・・・様な気がする。中国・・・なんにしてもボクはこの国に悩まされる。大げさに言えば、だけど。

きょうの一枚

で、エコチャレンジ。2002年のTDNのスマートエコチャレンジに端を発するSSERの試みも2005BTOUを経て、いよいよ進化していきます。どうかモータースポーツの新しい価値の創造にご参加下さい。未来を拓くフロンティアがそこにあります。そんなこんなで次のエントラント情報局では、チームACP横田紀一郎さんの年末年始スペシャル・ロングインタビュウ・・・オタノシミニ。
またリスボンに向かう途中のスガワラサンとも電話がつながりました。生の声とは行きませんが、こちらのOVでご紹介します。

 

2005/12/26 (月曜日)

クリスマスが明けると急にパリダカモード、チームスガワラも今日はリスボンに移動を始めた模様。イベリア半島中北部は地形学的にもバハ・ポ-チュガルなどロングディスタンスのレイドイベントができるほどです。つまりリスボンをスタート地点に選んだ時点でASOは「しめしめ」と、ヨーロッパで今までには考えられなかったほどのハードなステージ!が計画できると喜んだことでしょう。しかし一方で近年のバイクの航続距離、250kmへという動き。ということは500kmを超えるSSには2箇所の給油のポイントが必要になってきますね。

で、今回の2006ダカールを主催者的な視座で見ると、SSの距離が極端に短くなってきているのが恣意的です。いやけして批判するのではありません。で、最長でヌアクショット-キファの599km、続いてアタール-ヌアクショットの508kmあと499kmが1日444km1日、で平均すると一日あたり320kmのアベ(優勝タイムは40時間をきるくらいか?)あと300km台が6日200km台3日、それにヨーロッパステージ2日間とビクトリーランの1日。ボクなりにラリーのタイミングチャートをシュミレーションしてみると、かなり合理性が台頭してきたことが伺えますな。これは運営側にとってもかなり良いことで運営余力が確保できるはず。

ひとつには昨年の季節外れのサンドストームの日々、これは過酷だったことでしょうし、1ステージで大量に未着車両やリタイア車を出した場合の救出作戦の展開に余力を温存するという考え方で、高いリスクを低いダメージで抑える計画の現われのように感じます。

もうひとつの心配事はここのところのマリの不安に加え、モーリタニアの不安定感でしょうか。映画サハラ「死の砂漠を脱出せよ」・・・平井商店街でDVD紹介済み・・・ではマリの軍隊のリアリズムが垣間見え、バマコなんて出てきますよ。そしてパリダカが走るのはこういう場所なのだということが良く分かります。世界的な不安定感は、振り子のように収まったり激しく動いたり、行ったりきたりを繰り返しているに過ぎないような気もします。こうした不安定な地域に30年近くラリーを通し続けたフランス人に、敬意を表しつつも安全を祈りたいと思います。

きょうの一枚
ニジェール川でマリの女性たち、セネガルかもしれん。こんな写真はなぜかたくさんある。90年頃のパリダカのころ・・・映画サハラはこのニジェール川が汚染されるというのと南北戦争時代の金貨探し?というへんてこな組み合わせが面白い。

 


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2005/12/22 (木曜日)


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齋木雅弘さんから本が届きました。タイトルは「親父と夢駆ける」新風舎刊。とりあえず斜め読みしました。それは2000年の第6回ラリーレイドモンゴルにジムニーで初挑戦した時の痛快?ドキュメンタリーなのですが、大学で講師を勤める彼ならではの冒険や挑戦、夢に向かうアプローチを、豊富な読書量の中から組み立てた構成。序章ではティエリー・サビーネの事故を引用し、アカデミズムの嫌う運命論を論文のごとく展開する。ラリーと言う興味からそれを受け入れるならば、実に興味深く、ひいてはそれが親子と言う観念に至る。その親子の心の機微が描き貫かれているのである。それは会うと早口で話す彼の語り口に似たアップテンポな文章展開で気持ちがいい。

SSER 2DAYSの翌日の朝、彼が迎えに来てくれて旭川空港から芦別へ向かうクルマの中での話を思い出した。・・・いや、しかしそうした彼の理論的な話を支えて昇華させ続けるのは、何よりも素直な父への思い。苛酷な環境の中で襲い掛かるトラブルを通じて、深まっていく理解と信頼。信頼されたいと願う息子の行動科学も興味深いが・・・いやもう素人書評はこのくらいだ。ぜひ皆さんも読んでみてください。来年はこのHPにも何か連載してもらおう!!博士論文が忙しいのだと思うけど、コミュニケーション理論やゲーム理論のミニマクス理論とか。カオス理論は出てなかったけどどう?とにかくこの正月にお勧めの1冊。いや、ホント。

きょうの一枚
今日の一枚は、そんな読書中って立ち読みかい!コラッ!!なボク。


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2005/12/21 (水曜日)

「まあそれにしても、1週間は早いなあ」と思うのも、毎週水曜日発行のSSER-MAIL-MAGAZINE!今日はその発行日。こうして定期的な発行物を持つというのは、時間の物差しを持つことに似ています。でそのメルマガ、もっと本格的に楽しいモノにしようと、どうやら画策中の模様。2006のメルマガ!期待しましょう!それにしても、新しい連載やら情報やらをどのように展開していくか・・・他人事のようですが、興味は尽きません。いや、それにしてもSSERのHP、メルマガ!って、良くやっていると思いませんか?ボクは「なににしても続けるって、すごい事だなあ」と、しみじみ思います。ちょっと手前味噌になりました?!

さてそれにしても2005大詰め!26日にダカール出場でヨーロッパに向けて出発するという、眠たいこと言ってるI崎くんに、「ダメ!そんなことじゃ。」とお説教?やっぱコンディション調整のためには1週間は必要。しかしそんなことに無頓着な彼は、それはそれで大物かもだ。それでも時差ぼけは、ならない時はならないけど、ひどい時はひどいし・・・それ以外にもまだ日本に居るエントリー予定者もチラホラ・・日本が寒いから多分ヨーロッパは暖かいかもですが、とにかく気をつけてくださいね。ボクもリスボンは行った事がなくて、行って見たいところリストに入っています。ユーラシア大陸の最西端ですものね。グーグルアースでリスボンを見てみると非常に面白い地形をしています。湾なのか湖なのか不明な湖?いや湾の北岸に街が形作られています。しかし市街地は北アフリカのメジナのようなつくりで興味を覚えます。街の中に飛行場があるのですが、湾を横断する大きな橋が架かっています。その橋を南に渡ると大きな滑走路が三角形にあるおそらく軍の飛行場でしょうか、乾いた白い石灰質のようなイベリア半島独特の土地の上に広がっています。都市計画的には古い中世の町並みのままのような気配で、とても興味を覚えます。で、何が言いたいのかと言うと、やっぱりこのグーグルアース、すごいね。1ヶ月くらい前に新聞で、数カ国が精度を落とせとか、文句言っていると書いていた。東京は平和なのか、最も精度が高いような気がするね。

旅の前に必要なものは、こうしたイメージトレーニングかもですぞ。アフリカに延びるラリーのルートを、こうしたサイトでシュミレーションして見る。モンゴルのゾーモットも「ふふん、こうなっていたのか?」みたいに謎が解けるんだモノ。

きょうの一枚
クリスマスのイルミネーション、って2年前もきょうの一枚で使ったけど・・・。

2005/12/20 (火曜日)

TDNって、ツールドニッポンのことですが、2002年から3年間にわたって開催しましたよね。最初は芦別集合出発で、宗谷岬を回って本州、そして九州の最南端へゴール。2年目は2パートに分けて、奄美大島から信州・白馬までと、北海道から白馬。3年目は長崎から北海道まで回って、最後は東京。この3年間というもの、異常なまでに日本を走り回りました。

そんで、ナニが言いたいのかと言うと「酸ヶ湯」青森県の八甲田山近くにあります。春先の試走のときは高い雪の壁の中を行きますが、素晴らしい湯なのです。で、昨日のニュースでは酸ヶ湯は2.3mの積雪!!あのヒバ千人風呂は大丈夫だろうか・・・といささか心配。TDNの度に必ず寄っていったものです。下北半島では、試走中に日が暮れて近所の温泉郷に飛び込んでみると、これが名も無き「下風呂温泉」泊まった宿は、確か「さつき荘」「えーっと、公衆浴場と内風呂とどっちがいいですか?」と聞くと日本語と思しき言葉で「どっちもいいけど、内風呂は今年電気をつけたから・・・」「???」で偵察班(といってもひとりだけど)を出すとすぐさま帰ってきて「グーです。」「グウー?!」(死語です)というので飛び込んでみたら、これがまさにグーです。秘湯ガイドにも絶対に載ってない秘湯中の秘湯・・・って寒いので、今日は暖かくなるOV温泉特集。あー温泉イキターイ。
きょうの一枚
夕暮れのゾーモット、えもいわれぬ不思議な空の色に魅せられてしまいます。こんな場所があるのだなあ、と感じることしきりです。

Organisation Voice 2005/12

 

2005/12/19 (月曜日)

BTOU2005にカナダから参加したローレンスさんの影響はすごい!というのもカナダからの資料請求の多さ!カナダでは彼は著名なモーターサイクルジャーナリストなのです。・・・淡々と競技を進めていく姿はただ者ではありませんでした。
ローレンスさんというのは、ガストンが2年目につれてきた盟友、かつてのBMWワークスライダー(フランス警察大統領護衛隊隊長)レイモンド・ロワゾーさんの雰囲気に似ていました。そういえばロワゾーさんも2年目に自身の長男をメカで同行させていました「あのモンゴルの風景を見せたい」と。あの背筋の延びた姿と立ち居振る舞いに、感動したものです。
こうしてヨーロッパからまた北米からの参加は、なにかとハンディが少なくありません。それは言葉の問題や輸送通関、食事やラリーの中の文化の違いなどと、まるで初期のパリダカの日本人の苦労に似たものさえ感じます。でもボクたち主催者は余裕の無い中にあっても、そうした参加者への目配りは怠らないようにしています。が、ローレンスさんの場合は、こちらのほうが温かい視線で見守られているような不思議な感じがありました。大人の男の余裕のような・・・で目が合うやいつも「OK?」「OK!」の繰り返し。その感覚も実に気持ちのいいものでした。
終わった後でスタッフから聞くと「ローレンスさんは、ほとんどビバークの食事が口に合わなくて、大変だったらしい」そうで、でもボクにはそんなそぶりを全く見せなかった。試走中にテルクンが「夢、見ましたよ」「どんな?」「ローレンスさんが、ビバークで食べられる物が無い!って困っている・・・」「・・・」というようなことで、かつて僕らはパリダカで食べる物が無くて困ったんだ・・・なんてバンカラなこと言ってないで、今回からはケイタリングをレベルアップするといって頑張っています。毎回言っているけど・・・。
きょうの一枚
そのローレンスさん。なんか映画俳優みたいでしょ。スパイものの・・・で、その何を食べてるのか、まさかお茶漬け?じゃないでしょうね。

2005/12/16 (金曜日)

なんと週末は大寒波の予報!でも今日の四国地方は、そんなに寒くないですよ。フランスからはチームスガワラの写真が届きましたので、今日の一枚でいち早く報告。チームスガワラのルマンの郊外にあるガレージは、広くて快適。カミオンが3台入って作業が出来ます。ルマン24時間を戦う日本のチームにも夏は貸している(た?)らしいし。で、そもそもルマンというのは、パリの西200km(あっ、うそ適当に書いた)オートルートで1時間半くらいで行きます。街に行けばそんなにおいはあまり感じられませんが、そこはモータースポーツのメッカ。ルマン24時間のときにだけサーキットになる市街地コースは、ガードレールも2段になっているし「おお、ミュルサンヌ」とか「ユーノディール」とかって感激に浸るのですが、その刺激的な名詞は、何のことはない松山で言えば「重信の直線」とか「川内のコーナー」とかってなのです。
で、まあ夏にでもこの地を訪れたら、いいですよ。そしてサルテサーキットに行くと自動車博物館がありますね。その近くにはレーシングスクールやレーシングガレージが・・・サーキットに飛行場もあって、世界で最初に飛行機が飛んだのもココだそうで、記念碑がありますよ。ルマン24時間には自家用機で観戦に行くことができます。まあそんな素晴らしい環境にガレージがあるのですから、恵比寿の本社下の作業場が狭いのではないか?とご心配の皆さん・・・って何の話?さらにルマンの話を書くと、たぶん前にも書いたけど「栄光のルマン」冒頭部分でナローポルシェ(妙に車高の高い)に乗ってスティーブ・マックイーンがミュルサンヌを走っているところが、ナゼだか胸を打ちます。それは前年のルマンで死んだ男への弔意を表す走行シーンで、クルマを現場に停めて(忘れた、違うと思うけど)花束?を捧げます。ここでこの映画は、レースにおける男たちの刹那の闘いを描いてるんです。
さあ、ダカールも近いというのに話が変な方向に行きそうになりました。ぼくたちは2006ダカールに臨む全ての参加者、とりわけ日本からの参加者に心からエールを送りたいと思います。そして最善が尽くせますよう。
きょうの一枚
そんなわけでチームスガワラの雄姿。2号車もアルミボディを纏い、カッコ良くなったすね。オランダのデルーイ親子VSスガワラ親子・・・マシンのハンディはともかく。頑張るのだテル!

2005/12/15 (木曜日)

ホント寒いですね。明日から新企画BTOU2006エントラント情報局がスタートッ!で第1弾は既にエントリーの準備やマシン制作が進んでいる前回ミニで大注目の田中さん。メールが届きましたので紹介します。
エントリーは、なんとミニ4台!!で・・・
「テーマは前回はモンテカルロラリーだったんですが今回はミニミニ大作戦です。
トリコロールカラーの3台+1台の4台体制」
「完走率は0.5%だと思っていますが・・・」
「0.5%って、それじゃあ200台出て完走1台って事ですか?」
「そんなもんかもしれませんね」
「・・・・・」
で、田中さんは
「今回はナビをします。ドライバーはうちのスタッフで女性です。」
「!!!」
「92のミニを1300から1000に積み替えて、ボディカラーは赤。これが北川/田中組、そして青いボディカラーは渋谷/矢野組、91の1300を1000に積み替えます。そして白はもうひとりの北川/細川組、88の1300を1000に。もう一台はオレンジに仕上げる予定で87のミニ、チェルシーです。」
「それも1000?」
「1000の方が燃費が良くてエンジンの安定性も良いんです。」
そういえばエコチャレンジ部門でした。非常にセンスの良い田中さん、きっとステキなチームでエントリーすることでしょう。チームの目標は?と聞くと、完走とかって答えが返ってくるはずなんですが「ゴミを出さないことです。」ときっぱり、さらに「ゴミになって捨てられそうなクルマを直して走ることもゴミを捨てない。というコンセプトです。」とのこと・・・最近たくさんのゴミを捨てた(いや、ちゃんと業者に出したんですよ)SSERとしては耳の痛い話に。で、みんなサラリーマンで普段のアシもミニ。でも今回はそれとは別のそうした古いマシンをしっかり作りこんで参戦。思いがけないパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
こうした情報は、これからはこちらのHPのBTOUのコーナーで紹介をしてゆきます。既にエントリーをお済ませの方には、アンケートのお願いがあると思いますので協力よろしく!です。
きょうの一枚
今日は4台の中から渋谷/矢野組をご紹介。シルバーの91のミニはご覧の通り改造中!完成されるとブルーにペイントされる予定。いいね。

2005/12/14 (水曜日)

ううう、寒ーい。この強烈な寒気団は、ムッホの家族が連れてきたものらしいです。で、今日の午後の便で彼らは帰ったので、親衛隊の寒気団も大陸奥深くに引っ込むことでしょうよ。これで少しずつ暖かい普通の冬に戻ることでしょう。しかしマイナス30℃の国からやって来ても「日本は寒い」そうで、屋内はモンゴルや北海道のほうがはるかに暖かいのですね。しかも24時間!!
ところで大清掃が続くSSERでは、延々と事務所の片付けと倉庫!の整理。なんと100坪超の倉庫にはラリーの備品がびっしり!テントから発電機・・・厨房器具やらパラソルセット、コースマーカー、杭などなど。長年のラリーで使用したタイヤやオイルなどは、やっと完璧に無くなった。ゴミの処理ほど気持ちがいいのと引き換えに、むなしさが漂うのはどうしてだろー。こちらも100坪以上ある広さの工場のほうも、例の改造を前にゴミの撤去がほぼ終わった模様。でもまだ鉄くずやパーツ類などがたくさん。でもさらに年内一杯はこの調子が続きそうであります。
テレビでちょろっと証人喚問を見てますが・・・「あきまへんな」国会議員はんは自己主張がしとうて、自分の意見ばっかり言うて、肝心な証言が全く聞けてないんじゃありませんか?まあここらは夜と朝のワイドショーやらニュースやらで、たっぷり聞くことになるでしょうからご愁傷さま。
きょうの一枚
あっHP2到着の報・・・最近体力の低下と視力の低下のボクのブルワーカー(フルッ)になるか?

2005/12/13 (火曜日)

 
なんのかんのと言っているうちに12月も半ば、ということは2005年もあとわずか!パリダカのシーズンがやってくるのは楽しみなのですが、歳をとる、というのはもうそろそろ、いいかなあっと思う今日この頃。そういえばパリダカやっている頃はそんなこと考えもしないで、気がついたら何年も経っていたみたいないい意味での浦島太郎状態・・・スガワラサンは多分知らないと思うけど、元旦はもう日本では「明けましてオメデトウ」なんて誰も言わないし「お雑煮は法律で禁止されたんですよ」(ウソ)ってウソって書かないと「そうなの?」と思いかねないほど、4半世紀も日本のお正月を知らないんですよ、あの方は。気がついたら25年だか26年だかパリダカで越年しているわけです。そんな僕たちは師走の寒風が身にしみます。
さて、そのパリ・ダカール。篠塚さんは今大会限りの引退宣言!増岡V奪回宣言。そのほか4輪部門には三橋と池町が、日産とトヨタでガチンコ対決!!スポーツは因縁の対決があるからオモシロイのであります。今年はちょっと予想困難かな。日産のプロトが壊れなければ速いんだけど、信頼性はトヨタ、で池町は壊さない運転が出来る。当然2人はトップ10入りを目指すはず。待てる池町と攻める三橋・・・三菱のような体制なら三橋(ジャレ)で、我慢大会なら池町。でも2輪出身の2人が大活躍!して世界をあっと言わせてくれることが、何よりも愉しみ!その為には「最初は処女のごとく、後には脱兎のごとく」だ!話が変わるけど、最近のTVCMのナンバー1は松下の石油ファンヒーターの回収の案内。チャラチャラしたCMの中で燦然と光る!!15年も前の商品なんて時効もいいとこだ!って開き直らない姿勢に200億を投下した以上の広告効果あり・・・好感度急上昇間違いなし。どこかのマンションやさんみたく無いのがいい。でも問題がひとつ「やっぱなんでも大手の物がいい」という神話が再び日本を横溢し尽くしちまう。大手は金がある・・・でもその金は賢い消費者であると思っているあなたたちが、いや僕たちが「安い!買っとこお!」なんて飛びついたものの儲けが積み重なったものであるというところは知っておきたいなあ。
きょうの一枚
空撮で見るハラホリン、エルデニズー寺院。オゴティ・ハーンが草の海に造営したかつてのモンゴル帝国の宮殿を取り壊して作られたもの。かつてモンゴルのハーンらを定住させようと試みた中国人らの企みは上手く行った。さまざまな遺跡の残る世界の王らとは違い、彼らはほとんど何も残さなかった。草原に生きる民の思想は今もなお続いているのだが・・・・

2005/12/12 (月曜日)

 
週末の旅から帰ってきました。旅のお話は後半に。旅の途中でサッカーワールドカップの組み合わせ抽選のニュースを聞きました。各局でものすごいボリウムで取り上げていて、きょうの月曜は新聞お休みなので日曜日の日経を見ていると、なんと見開き2ページ「サッカーワールドカップ組み合わせ決まる。日本組み合わせにツキ、ジーコ“初戦に集中”」・・・「それって、いつから始まるの?」「来年6月!」どうしたの?マスコミ・・・。
最近の少子化の原因のひとつに「自分の子供が犯罪加害者になるのが怖い!」というのがあって、それはそれでよく分かるのですが、この原因もマスコミにあるなあ!と感じます。このところは、世にも凶悪で理不尽な事件が多いのは多いのでしょう、でマスコミが大キャンペーン張るから、宝くじの確率よりはるかに低いそうしたことが、まるでかなりの確率で起きて、かなりの確率で自分たちも被害者や加害者になりかねない!という錯覚を覚えるように感じます。
そしてムッホの長女(小学1年生の女の子)が日本に遊びに来ているのですがレストランでも「暑ーい!」とか言って、お店の外に出て行っちまうのです。とボクはもうビックリ「ダメダメ一人で外に出ちゃあ」ムッホたちは「???」「だめ!小学一年生の女の子は日本では必ず誰かに連れて行かれる!」・・・とマスコミ報道でそう植え付けられているのは、何を隠そう・・・ボクなのでありましたな。
で、その週末の旅というのはその子供たちにプレゼントしたものでありました。子供というのは洋の東西を問わず同じようなものなのですが、日本の子供がもうなくしてしまったものをたくさん持っています。無くしかけた美しい日本の作法やプロトコール???(コンピューター用語のおかげでいろんな言葉が意味が変換されてしまったわい・・・)のように、近年のさまざまな変化にさらされ不安で不穏で・・・そんな日本人がモンゴルの子供たちに教えられることは少なくはありませんでした。
豊かな人と自然が織り成す・・・といえば日本の田舎に掛かる枕詞だったのですが・・・この言葉はモンゴルの民に捧げたいと思います。日本の漁師さんたちと数時間過ごしましたが「日本にもまだ、チャンとしたトコロとちゃんとした人々がいるのだなあ・・・」と感じたのです。ムッホたちは彼らに遊牧民の姿を重ね合わせて見たのです・S先生有難うございました。厳しい自然環境と向き合って暮らす人々は、おのずと他者に対して優しく居られるのです。
都会で犯罪被害だ!加害だ!詐欺だ!偽装だ!インチキだ!隠蔽だ!と、常に他者からの被害に対して過敏になっていては、素晴らしい人格は形成されにくいかもしれません。で、結局お金を持っている人がエライ!という資本主義のパラダイムという、悪天候に脆弱な泥のような船で沖に出るようなこと、それが今の日本の社会の多く、なのではないかと考えたのでした。
BTOU写真集、まあまあ好評の様子。来年はさらにパワーアップするけん。
きょうの一枚
その日曜日のムッホと娘の筏での釣りの風景。結構つれましたがな。
 

2005/12/09 (金曜日)

写真集が出来上がって既に発送が完了、と報告があったのですがボクは出張中で仕上がりを見てません。二人のカメラマンの作品を使ってるのですが、デジタルと通常のポジフィルム。空の青を意識して色を作ろうとする一人と、空撮中心にラリーのリアリズムを追っかけたカメラマン。どちらもそれなりのメッセージを伝えています。でもチョイスしたのはボクで、実は写真の良否で選んで構成したわけではありません。さらに二人のカメラマンはオフィシャルとしての仕事が優先されていて、レントゲンの撮影と現像や、行方不明などのリサーチなどを担当したため、パーフェクトではなかったかも?です。でも来年は10周年のパワーアップ写真集!と、できることなら2回大会以来の地上波全国放送を目指しますよ!皆さんの応援をお待ちしてます。
きょうの一枚
今日の一枚は写真集です。

2005/12/08 (木曜日)

 
ちっと関西方面に出張にお出かけ前の一瞬に書いています。
このOVも、いったい何篇書いたことでしょうね。バックナンバーを振り返るとこの数年間の自分の思いや悩みが、性格悪いからストレートに・・・ではないのですが読み取れて、恥ずかしくなったり、誇らしく思ったり。またガストンの悲報には言葉のない・・・・で、いまやとても大切な物になりつつあります。世はブログが流行ってて、ドンなものかと言うと、なんかOVもブログ的なものだったんだと思うんですね。要は時間と共にタイムカプセルのような物をたくさん持つことが出来るようになった現代人、どれだけ心からの真情を吐露していけるかが問われますね。
チョコット話が変わります。アグリのF-1参戦に待ったが掛かっているというニュースを今月初めに聞いたような気がします。とんでもない金額を保証金で積まなければならない!F-1の参戦。頑張って欲しいと願うものの「なんだかなあ・・・」とも思います。もうひとつ、最近名前聞かないので「どうしたのかなあ?」と思っていた元スバルのリチャード・バーンズが34歳の若さで最近ご逝去されていた様子。脳腫瘍だったそうです。ご冥福を祈ります。われわれをそして世界にスバルの人気を高めてくれたことには日本人としても、端っこでモータースポーツにかかわる人間としても。
最近「坊ちゃん文学賞」の発表があって、もちろん僕は落選。「若い女の子しか取れませんよ・・・」「いやそんなんじゃなく単に実力の問題で・・・」だってボクの内容は30年以上前の若者のお話だものね・・・そのうちこちらのHPで連載しよかな・・・ってやめとこかな。
きょうの一枚
ボク達の大好きなゾーモットの木。それにしても不思議で、あの大地の中にナゼにこんな場所があるんでしょう?南に70km下れば恐竜の谷、もう少し下れば新疆ウイグル自治区・・・ナンという場所なんでしょう。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に「エスエスイーアルオーガニゼーション」とか「ラリーレイドモンゴル」とかでてるって・・・て言うんで見てみたらビックリ・・・誰がこんなに精密に・・・「自分で書いて・・・自作自演でしょ!」と疑われかねない内容。僕たちより詳しい。

2005/12/07 (水曜日)

 
SSERのオフィス改造計画も山場を迎え、ライダー兼大工の○○チャンが連日作業をしてくれてるのは良いのですが、作業の音(笑い声なども含めて)がうるさくて仕事にならないのが難点!です。倉庫の大片付け!工場の改造計画のための大掃除!あまりにも作業量とゴミの多さにすっかり疲れてるSSERのメンバー達でした。
さて本日の本題。年末になると恒例のさまざまな「発表モノ」がありますが・・・今日は日経「2005年ヒット商品番付!」をひやかしてみましょう。東の横綱は「i-pod」に対して西の横綱は該当ナシで・・・本物の大相撲のように海外モノ・・・の一人勝ちだと日経は断定したわけです。大関は「株式ネット取引」と「クールビズ」「???」その中で気になったのが「ロハス」小結に。「なんじゃそれ?」とお思いの方も多いでしょうが「ロハスな生活」とか「ロハスなライフスタイル」という風に使いますが、ハッキリイッテ、ボクはこの言葉が嫌いです。
もう自分自分のライフスタイルをマーケティング的にカテゴライズされたくないと思うのであります。あっいやボクはこのカテゴリーには入りませんので・・・・ロハスとは健康や環境を意識した生活らしく、少しくらい高くても健康に良いものや環境に良いもので暮らすということのようです。という事はうちの母なんか超ロハスな人になりますな。でもボクは全く違う!のであります。デザイン的な要求が満たされなければ自らのニーズは成立しないし、ちょっと高くても・・・という物言いが安っぽすぎちゃう。ひどいと思ってたクールビズよりひどい言葉で、仕掛けたやつがいるに違いない、雑誌だろうけど。百貨店が店内スラングで使えば良いのに。大体において語源が分かりにくく、言葉の意味も不明。こんな単語を流行らされてもねえ。で、本当にこれらがヒット商品なのか!?商品とはなにか?モノとことの定義をもう一度ハッキリさせないといかん。そんな事を言うのなら国民が今年一番ヒットさせた商品は「自民党」で、これもまた商品みたいなものだと思うのであります。それを証拠にに流行語大賞とヒット商品番付がかぶってるということですね・・・ヒット商品番付には、実際商品らしい物はi-podくらいなもので、ってもう言うのやめよう。
きょうの一枚
さて来年のBTOUの企画書も出来たし・・・というわけで企画書の中に紹介のために掲載したのは、ACP製のグッドイヤーの4枚組みポスター・・・ボク的には「ナミダモノ」ですね。

2005/12/06 (火曜日)

 
昨日の続き・・・
2日目のスタート予定時刻は午前6時!を1時間遅らせることにした。スタート時には雨もやや小降りになってきた。初夏の雨なら雨情もあるのだが・・・足摺岬界隈も煙っていた。丸みのある水平線はぼやけていて太平洋の黒々した美しさは望めなかった。椿咲く足摺のボクの好きなウバメガシのトンネルの古径は20年近くに及ぶTBIの懐かしい思い出がぎっしり詰まってる。2回大会は万沢ヤスオさんを横に乗せて走った。3回大会の頃はパリダカで負傷してリハビリ中の山田シュウセイさんと5回大会は横田紀一郎さんが僕の横に乗って、この古径を通った。覚えていますかね?みなさん。そしてやがて空の青が雲の切れ目から覗き出した。「おおっ」見事に太平洋は美しい色に!無線と携帯をフルに使って進行先の天候の状況を聞きながらこの天候の回復が本物かどうかの確認をした。
予定のCP1は土佐名物、日曜市・・・子供の頃から良く出かけたもので、いったいいつの時代から続いているのだろう?そのCPにはひとりを車から落として先に進むように連絡。さらに先の道の駅にも1名のスタッフを落とす。クルマはSSへ向かわせる。本来キャンセルするはずのSSも、ギリギリまで天候を読むことにしていて、常にその際のシフトのことは頭に入れておいたが、スタート・ゴールそれぞれに計測用のデータシステムを持たせてないクルーを向かわせざるを得なかったが、このことが後には功を奏した。
うっすらと積雪の残るこのSSも、今回のとっておきの場所だった。分岐にクルマを停めて全員が駆け抜けるのを見送った。ラリーで最も大切なことは、自分との戦いだ。早く走ることよりも求められるのはセルフマネジメントといえる。今回の参加者は、実に良くそれが出来ていた。ゴールには手書きのデータがFAXされ、われわれがついに横殴りの大雨しかも霙混じり!になった高速をゴールに急ぐ頃にはリザルトは出来ていた。
ゴールは悲惨極まりない有様。キャンプ場から締め出されたわれわれは駐車場の避難民キャンプのような閉会式会場に辿り着いた。お役所仕事のキャンプ場運営をののしりながら・・・TBI2DAYSという、不確かで不思議なフォーマットのこのキャノンボールにも似たこのラリーは、無事にゴールした。走行距離で言えば1週間で走るTBIの半分になる勢いだ。いかがでしたか?あい対したのは、四国の自然とあなた自身ではありませんでしたか。帰路では吹雪かれましたね。
お疲れ様でした。
きょうの一枚
ちょっと閑散とした感じですが土佐名物日曜市のもう端っこのほう。売ってるものは本当に長年変わらないですね。高知生まれのボクの母は、ゆずの絞ったビン入「ゆのす」と言うんですかね。を買って来いといいます。そんでそれは酸っぱいお寿司「すもじ」と言うんですね?を作ります。

2005/12/05 (月曜日)

 
TBI2DAYS・・・あの夏の記憶が脳裏をよぎった方も少なくはないのではないでしょうか?カレンダーの時点で賛否もかまびすしかった「冬のTBI」・・・それはまさに冬の嵐!の強襲!の前に右往左往する小動物のようなボクたち。でも誤解を承知で言うと、ボクは冬の嵐は好きなんです。あの暗く不安定な空気の中に出現する美しい光、風。そしてドラマティックな夕焼け・・・パリダカに出かけていた頃の12月のヨーロッパが、まさにそんな感じでした。アウトドアにいる時は特別に警戒が必要だけど、ああそれもサバイバルテストと思えば思えなくもない。
しかし、それでも1日目は好天に恵まれ、前半の一部はやむなくルート変更となりましたが、徳島から高知へ抜ける林道の美しさには、チョビット感動しました。そこからは全て海沿いの道・・・鯨が泳ぎよる・・・と歌われた浦戸湾も一跨ぎして龍馬の銅像を見ていった人も居たかしら?で、どんどん西へ。横浪あたりじゃ西日に目を細めながら先を急いだことでしょう。やがて西の空に宵の明星がひときわ明るく眺められるようになった頃、夜の闇の中で四万十川の頼りない沈下橋を渡ったことでしょう。最近は白線が新しく引かれたので、落っこちそうになった人もいなかった事でしょう。そして25.77kmのSSはSSER史上国内最長タイ!(過去に26km林道というのがあって、見てみるとこの時のSSが25.7km)まあ珍しくタフで、しかも分岐多いけどSSERみたいにコーステープは張ってないし・・・でトップグループも40分くらい!!かかって「ヒーヒー」言っていた?!前半が特にきつくて「25.7kmって、こんなに長いの?」と思ったけど口に出した人は僅か。ということで四国内最長級の1DAYS490Kmは静かにゴール!!流石にオフィシャルミーティングの開かれるレストラン?あたりで、いつまでも声を上げてるエントラントは常連の体力自慢だけ・・・・・。
翌朝は雨の音で目覚めた方も・・・「ウッソー・・・」で作戦会議。思考完全停止状態で出した回答は「ブリーフィングを1時間後の6時30分に変更して天候待ち!なんと早起きスタッフは出動!している。「あっ、来客だ。」(続く、続かんかもしれんけど)
きょうの一枚
TBI2DAYS・・・土佐湾12月3日午後3時。天気晴朗なれど波高し・・・あちこちにアザラシ状態のヒト発見!!ナゼに彼らは・・・。

 

Organisation Voice 2005/11

2005/11/30 (水曜日)

 
いつもの事だけどイベント前にはオフィシャルマニュアルとなるものを作成します。BTOUなどではずっしり重い・・・のですが、何が書かれてるかと言うと。そのイベントの全てが記述され、地図が貼付されて、さらに見取り図やオフィシャルの配置や緊急時の対応などが書かれた物で、今日もこのマニュアルの制作に追われてました。基本的にわれわれが主催するイベントは開催中にスタッフが集まってミーティング!という事はあまりありません。(ナゼだか最近は、ちょくちょくやるようになりましたが)決められた仕事は、そこに書かれたものから読み取れるわけですし、全体像がつかめるようになっています。いったい何冊のマニュアルを作ってきたんだろうねえ・・と感慨にふけっていましたが、やっぱ最近は現場あわせ(結構便利で良く使う言葉・・・)が多くなってきました。多分以前のようにマニュアルに、じっくり取り組んで詳細に作られていないのかもしれません。精密に作るということは、ナンカ構造設計や企画書作りに似てます。事務所の整理をしてると20年のこうした資料が出てきます・・・と、やっぱり若い頃のボクは緻密で・・・スバラシイ!と自画自賛の日々・・・要領でこなすことを老練というのは間違い!昔の緻密なコンピューターのような僕に戻る!!と宣言。「いや、昔から結構いい加減でしたよ!」「・・・・」どうも忙しいのと体力不足が原因のような・・・
きょうの一枚
というわけで昔のオフィシャルマニュアル・・・なんかこう思いというか思い出というか、苦闘のあとが鮮やかに残ってます。

2005/11/29 (火曜日)

 
今週末はTBI2DAYS!こんな季節に開催するのだから、いつもの倍くらいお天気が気になります。暖かい南国土佐に行くんですが、それでも峠ひとつは超えなければなりません。ちょっとみんなで手分けして、ギリギリでコース下見!をしてくることにします。SSは1日2本!2日で4本!だったのを、それぞれ距離を2倍にして毎日1本計2本!・・・長いですよん!見どころたくさん!ホントあきれるほど素晴らしい!!ですよ。
話は変わりますが、写真集ですが印刷上がり予定が少し延びて12月9日。同日送り出しをしますのでお手元に着くのは12日前後と思われます。いつものことで遅くなってゴメンナサイ。11月15日以降の資料請求の方には写真集とエントリー関係の資料を同封して送る予定だったのですが・・・早くエントリー用紙だけででも送って・・・という声も届いたので、先に送ります。
マタマタ話は変わりますが・・・人間というもの「見た目が90%」となにかの出版物のタイトルで見かけましたが「本当にそうだなあ」と思います。「人は見かけによらない」んじゃなさそう・・・ボクも自分の顔かたちと物言いには気をつけよう。と思う今日このごろ・・・というのは今日の証人喚問!例の耐震偽造の・・・で、「一番悪いのは誰だと思いますか?」と聞かれたボクは「マーケット」と思わず答える始末・・・・というのも日経平均15000円に急迫って一見関係なさそうだけど「何が儲かるか、何が安いか・・・安くて良いものって株で言えば、いまは安いけど確実に高くなるもの・・・」そんなことばかりに国民の関心が集まっているような気がします。でまあ「建物は見かけで選んではいけない・・・建物は見かけによらないんだ」という事ですな。一方のブランド神話・・・・甦りますね。
きょうの一枚
なぜか昨日の事務所の写真に続いて・・・・チームスガワラの何時のものか?ミニチュアカーです。ガストンライエミュージアムには砂漠のジオラマが作りたいものです。こんなものがどうして好きなのでしょうかね。

2005/11/28 (月曜日)

 
「1月生まれのあなたに・・・」あっボク1月生まれなんですが・・・国内の某エアラインからメールが来ました。ウウッ飛行機代が安いの!?・・・何で誕生日の近くだったら安く出来るの?どうして飛行機代は繁忙期には高くて、暇な時は安いの?モノはたくさん売れれば安く出来るのがマーケティングじゃなかったかな?でもってあのマイレージってのはどうも気に入らない。
「えーっ!マイレージ、しないんですか?」
「うん。せんよ。」
「だってあれだけ飛行機乗っているのに、マイレージしないなんてバカですよ。」
「ホウ!?ボクはバカか?で君はエライのか?会社の出張代でマイレージ貯めて、でそれで手に入れたチケットで休み取ってハワイ行くんかい?」
「・・・・・」
「ボクは一生しない!マイレージなんて・・・」
だいたい何でもかんでも会員制。どこの店に行ってもレジでは
「○○カードはお持ちですか?」
「ン?!なにそれ」
「ウチの店の会員カードです」
「で、持っていたらどーなるの?」
「はい5%引かせていただきます」
「ほー。僕は初めてこの店に来たんですが、5%引いてよ・・・」
「それは出来ません。」
「じゃあもう来ないよ。そんなことで客を差別するのはおかしい。客は一見だろうが常連であろうが差別しちゃイカン!人によって金額が変わるような商売しているようじゃ先は長くないぞ。だいたいな・・・」
レジの後ろには長い行列が・・・・
「それってただのイヤガラセ!じゃないすか」
「イヤガラセだとお!だいたいな、おまえ・・・」
と今日もつまらないことにアドレナリンたぎらせているのでした。
まあ、というわけでクーポンやら割引やらと、これはボクたちの業界(広告業界ね)用語では「顧客の囲い込み・・・」と言うんですな。しかし、囲い込みをしなければならないという時点で、そこの商売は実に危ういわけです。商品やサービスひいては金額では差別化ができなくなったことを意味します。で、人の損得勘定に頼って顧客を固定化しているというわけで、そろそろこうした動きも「みんなで終わりにしよう」な時代が近いと思われます。それを象徴する出来事は、携帯の番号の互換性かもです。ボクはボーダフォンのフェラ-リモデルにしたいのに・・・って、もう売り切れ?囲い込みに乗っていると、こうした機会を失うかもだ。
きょうの一枚
80G/Sを買いました。ダイカストモデルだけど・・・で事務所の僕の部屋は子供部屋だね。おもちゃが一杯・・・増え続けて減ることは無いのですが。

2005/11/25 (金曜日)

そういえばパリダカの話題ももりもりと盛り上がってきました。ボクは積年の資料の整理=事務所の片付け中!なのですが「デテクル出てくる・・パリダカの資料」捨てるにステられない青春?の残像?カルネの申請用紙からマシン作りのためのスケッチやら膨大な量の作業中の写真。で真新しい古い時代のTSOロゴ入りのターバン・・・ターバンをかたちどったパリ・ルカップのプレゼンタシオンのインビテーション・・・「プレゼンタシオン ド フィルム オフィシャル」とあるので公式映像によるまあ上映会なんですが、そういえば行きましたがな。ペリフェリックに乗って、パリのエスプリを満喫!1991年の冬のことでした。
さて今年のパリダカ・・・既報の通りスタートはリスボン。リスボンは洋の東西で言うところの西の果て、新しいヨーロッパステージは興味津々、なのですが時々は不要論なども耳にしました。パリダカがパリダカたるゆえんは、ヨーロッパステージにあるヨーロッパ文化・・・スペインなどに行くとラテンの文化はその実イスラムと溶け合っているのかと見まごうばかりです。
この文化の違いと地理的な距離感をバランスさせて、単純なモータースポーツに陥らないように・・・社会との微妙な距離感を保ち、文化的地理的な好奇心を満たして行くというフォーマットなのだと僕は信じているのであります。そこらにモータースポーツが根強く受け入れられているヨーロッパ的な背景が垣間見えもするんです。
地を這うように旅をするには、こうした距離感と文化的な微妙なグラデーションを感じるのが良い!とボクに強く意識させてくれたのは、こうして数年間に及ぶパリダカの挑戦の日々でした。
BTOUをてがけての思いもこれに似ているものがあります。でまあ来年2006年はモンゴル建国800年祭。夏のモンゴル行きのエアーはことごとくブロックされているでしょうし、通常でも割高になることは必至でしょう。北京に集合する意味は、こんな背景も含めて参加コストの低減の一つの要素になっています。また北京で同じ時間を共有するのはさまざまな意味を持ちます。翌日の朝のエアーでスタート地点に向かえば、その翌朝の出発まで全員に全くイーブンな時間が与えられます。長すぎもせず短すぎもしない時間・・・ラリーという競技は北京から始まっているといえます。ラリー全体に要する日数が長くなった!のですが、それは純粋にエタップ数が伸びた部分だけになります。北京は市内のメモリアルな場所(ホテルね)と、素晴らしい前夜祭を計画しています。
中国の文化に浸り、リスボンじゃなかったモンゴルに浸る。洋の東西などという曖昧な物ではないリアリズムが、あなたの感性に突き刺さるはず。ラリーなのだけれども、あなたの人生への問いかけでもあるのですね。
きょうの一枚
その片付けていたら出てきたというターバンとインビテーションカード・・・。

2005/11/24 (木曜日)

寒くなりましたが、この寒さも概ね今日まで位だと聞いています!?ホントウカ?岡山からは、春の便り?が届いています(きょうの一枚参照)田には稲の切り株から新しい芽が育ち穂まで着けているという四国では、SSER行きつけの居酒屋で一杯やりながら蚊に悩まされるという異常な事態。
マンションのインチキな構造設計はマコトにケシカランのですが、それを追求するTVの姿勢にも少しばかり「ウ?ン?ザ?リ」なボク・・・「じゃあ、古くて耐震性のない住居に住んでいる人には、行政はどのような手を差し伸べるのでしょうか?」そんで、これらのマンションが撤去されたら、地震が来た時、ひとつも倒壊することが無いみたいな錯覚!を感じますねえ。
ところでSSER ORGANISATION 2006 カレンダーが決定!!発表されます。「あんた、いつ寝るの?」みたいなスケジュールになりましたがな。シリーズの3戦はこれまでどおりですが、Super-N、Group-N(GRC)はニューフォーマットのナイトラン。SSER 2DAYSはデイライト!という構成。ロングディスタンスラリーはTBI、北海道4デイズ、BTOU2006の3戦。ヒストリックエンデューロはSuper-Nの土曜日の午後つまりデイライト・・・あの駐車場も使って?ジムカーナも入れようかなあ・・・と考えてみたりしてるっし。
きょうは2枚
そんなわけで岡山の保険屋さんの画像・・・ってあなた、そのバイクはナニ?

2005/11/22 (火曜日)

寒波に襲われた日本?でしょうが、今日もムッホは半袖でお仕事な松山は、まるで亜熱帯。ボクはこの冬初のニット着用で「ちょっと暑いなあ」です。亜熱帯といえば高知。先の週末の高知ときたらクルマの中ではエアコンはもちろんCool!暖かな海からの日差しは正午にもなると・・・・・。
今日もNEWSは盛りだくさん!やや右よりの方は、ほぞを噛みたくなるような2題「北方領土の返還交渉は進まず・・・日ロ首脳会談」好調のロシア経済と、思わず量産できた原油マネーを背景に、たぶんに強気。何しに来たんだろうと思えば、まあ「東シベリアの石油を売ってあげるからパイプライン作る金、出しなさい。」
みたいなことじゃないのかな。でディティールまで良く見ると強気のロシア、結構お金ふんだくって帰るみたいに感じるのはボクだけだろうかねえ。アメリカにもロシアにも、結局は。カライバリしてももってかれるものはもってかれるだけの、イジメラレッコみたいな日本でした。と皇位継承問題。テレビでは識者とやらが「側室」なんて話するからややこしい。イヤ、ややこしい。
きょうの一枚
僕たちは元気に走るのであります。この橋を渡れば、あの深い林道が待っています。その深度のようなものは、ちょっと一言では申し上げられませんなあ。

2005/11/21 (月曜日)

人生のなかで月曜日が一番多いのではないかというくらい、いつも月曜日のような気がする。月曜日がイヤ!なのではなくて、むしろ好きなくらいなのだが、ハードな日曜日(イベントなど)の次の月曜だと、やっぱり「チョイしんどいっかな」って感じ。歳だし・・・。で、昨日はTBI2DAYSのコース制作が終わった。こうした広域なラリーが12月開催だと何かと悩むことしきり。
でもこの日曜日はホントにNEWSな話題にコトカキませんでした。内外のスポーツニュースもそうでしたが、北京では米中首脳会談。(ちなみに今日は日ロ会談。)中国は人民元の改革を約束・・・と言うことは、やはり懸念の通り切り上げの第2弾がやってくるのでしょうね。新聞の隅っこには中国がボーイング737-800を150機購入する契約を締結とあり。これも米中会談への緩和策というかお土産なんだろうか?世界中、やることは似たり寄ったりなのかねえ。それにしてもブッシュさんの精力的なこと・・・。その台湾問題などに端を発する米中の緊張、中国の軍事費の増大・近代化・軍事転用の高い宇宙開発。何かと話題の多い中国。いったい中国はどこへ向かうのだろうか。
今日はブッシュはモンゴルに向かった。中ロに挟まれた戦略的な位置にある国として、アメリカはモンゴル軍の増強を図ろうとしている。よりもなによりもモンゴルはイラク派兵にも早期から取り組み、成果を挙げているし、米軍は今のウランバートル空港の近代化の工事も手がけた。さまざまな戦略が渦巻く不安定の弧、その端っこにある東アジアの目に見えない緊張。
安定と平和・・・は果たしてパックスアメリカーナで実現するのか否か。それを拒むのは中国?で、日本ときたら国論が二分三分し、若者たちには虚無感が横溢している。で、それとはあまり関係ない?が来年はモンゴル建国800年祭。みんなパソコンの前から立ち上がり、行動!って来年のBTOUにみんなで行こう!ってハッキリ言えばいいのにね。
きょうの一枚
お待たせしてる写真集・・・もうすぐ完成予定です。タノシミタノシミ。今日の一枚はそんな写真集にあるようなゾーモットに休むラリー監視用ヘリ。

2005/11/18 (金曜日)

日経の第1面から「自動車6社巨大市場へ第2波・・・中国投資5年で2200億円」6社と言うのはトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ、三菱、のこと。「三菱UFJ純利益6350億円・・・トヨタ抜き国内最大」「外国人の株買越額9兆円・・・今年、最高ペース・・日経平均は年初来高値」「第4の極、中国・・第5部グレートゲーム・・・大陸の権益・・・資源・安保の足場固め」どうも国内景気はバーチャルな感じだけど良いらしい。3面では「東証時価総額バブル期の8割に回復・・・1兆円企業、103社に増加。トヨタ20兆円。」またまたバブル再燃!中国は相変わらず投資対象国!まあ危うい危うい・・・ヤマダファンドはどうしましょ。さあ、ではコース制作に行ってきます。
きょうの一枚
BTOU2005の写真集(と言うほどのものでもないのでミニフォトブックと社内呼称)のお申込みたくさんありがとうございます。予約枠の300冊には今日中にも到達しそうです。増刷するべきか(企画書用とか海外用とかに)我慢すべきか・・・で今日の一枚写真はゾーモット。どんなに空撮しても絵になる不思議なところ・・・開発の手が入ると言うウワサも・・・SSERが宣伝しすぎたかも。

2005/11/17 (木曜日)

某BMWディーラーから電話
「入りました」
「おお!入ったか!HP-2!」
「いえ80G/Sです」
「ハチマルー?」
「ハイ。ミニカー」
「・・・・・」
そー言えばダイカストモデルを頼んでたんだ。
「なーんだ。いつでもいいよ」
事務所の大片付けが続いています。足の踏み場も無いくらいで、このままコース制作に出かけるんだから、残った人はさぞ迷惑なことだろう。ゴメンナサイ。しかし片付けると言うのは、タイムカプセルを開いているような物で、この20年のさまざまな記憶のディティールが姿を現します。幻の1986年第1回TBIのエントリー用紙のファイル。今も元気に参戦を続けている人たちの名前も沢山!明日からは、四万十周辺に居りますけん。
今日はとあるエントラントがオフィスに・・・会社辞めて、ナンカ今、株のネット取引で生活している?らしい。僕もしよー!かな。いつも株の売買で一喜一憂する投資家を馬鹿にしていたのに・・・・・・・でね、始めたら(ほんとに始めたらね)OVに今日の成績!!とかって書くよ。あっ!でもそれって風説の流布とかって違法行為になるのかな・・・そんなブログいっぱいありそーだなあ。
デキニチ新コーナー、「ヤマダファンド」来週スタート予定ってたぶんしないかもだけど。でも、するかも。いやしないかも。
きょうの一枚
コース制作の途中、高知の遊泳禁止の某海岸。ムカシムカシTBIというラリーがあったとさ。朝まで砂の中にいたバイクや、満ち潮に飲まれたDR800やと、悲喜こもごものある海岸!って分かるかな。でアザラシがいた。と思って良く見ると人間。ムッホ「なにしてるんすか?」「さあ、波乗りかなあ?」「波、ないすよ」メシを食って、しばらくしてまた見たら、まだいるんですアザラシ!じゃ無くてサーファー。まあそれくらい高知は暖かくて、ご機嫌なんだ!ということが言いたかったんですよ。ちなみに今回のTBI2・・・この海岸?使いませんよ。すぐ横を通りますけどね。

2005/11/16 (水曜日)

古いクルマが欲しい。新しいクルマはだめだ。そういえばなんか最近、新しいものが苦手になった。新しい靴も、なんか履く気がしないし、そういえばヨーロッパでは「新しいメルセデスと新しい靴は・・・」違ったか?で古いクルマ買ってもナンバープレートが新品で愛媛330なんてだったらかっこ悪い。困った。なににしても「ちょいヤレ」が良くなってきた。
友人が「あれクルマ買ったのに、全然乗らないね!」「うん、新車って若い女の子ばっかのキャバクラみたいで(キャバクラって行ったこと無い!)どうも好かん。なんかこう場末の、昔は美人だったママがやっているような店がいい」「ほほう、ということはこのレンジローバーがそんな癒し系?叱られますよ」「だれに」と、実にくだらない打ち合わせの道中のクルマの中の会話。
「で、古いクルマって、たとえば?」
「BMの3.0CSLとあとX○X○X○X○と、あと△X△X△Xとか◎□◎□◎□とか・・・」・・・彼はあきれたような声で、しかも伊予弁「買わんけんよ。こーたらええんよ」(伊予弁って文字にしたらとってもヘン!)なぜか友達は不機嫌になって、窓の外、なんか遠くを眺めている。
話を変えよう。昨日のブッシュ来日とロイヤルウエディング。好対照でした。そういえばブッシュはモンゴルにも行くはずだ。厳戒態勢の中、京都は大渋滞。京都御所の中にある迎賓館って、松山にもあるぞ迎賓館!確か結婚式場だ。で、ふだんはどうしてるんだろうか迎賓館って。201億円もかけたんだそうな。維持も大変だろうなあ。贅沢と質素。どうも質素なモノにこそ、本質があるねえ。ということで今回は宮内庁のイメージ戦略の勝ち。
きょうの一枚
今日の一枚は、今日もTBI2DAYS・・・・・今週末も試走!国内の場合はなぜか試走とは言わずにコース制作!と言います。さあ、忘年会&クリスマス・・・って盛んに言ってるのは実はエントリー激スクナ!なのです。やっぱ12月は、忙しいのかねえ。でもまあ空いてる露天風呂が気持ちのいいように、ってナニ言ってるんだろう。

2005/11/15 (火曜日)

「適者生存」つまりダーウインの「自然淘汰による進化の原理」環境に適応した者が生き残る、と言う理論。
ボクも度々ここのOVに引用させていただく。さまざまな場面に引用または応用され、昨日書いたドラッカーの経営学にも当然のように通じる。企業も生き残りをかけて闘っている?のである。となると自身が適者になるためには環境の変化に対して、どのように自らを変化させておかなければならないか?ということになろう。
ところが「適者ばかりではなく、運の強い者も生き残る」と唱えた日本人学者がいた。国立遺伝学研究所の故 木村資生(1924-1994)である。
たとえばヒトのDNAの95%は、タンパク質の生成に利用されないので、そこで起きた変異は何の損にも得にもならない中立の変異になる。といった中立理論。まあ簡単に言うと「つまらないところばかりお父さんに似て!」と言う世のお母様方のお嘆きのようなことかもしれないが!エッ、それは違う?まあなににおいても損得勘定だけで判断するのではなく、曖昧なものも生き残る余地があり、それが多様性を生むというのだ。でその多様性が文化を生むのだ。と言ったら必ずお叱りを受けるかも。でもこれをお読みのみなさまは「それはしたり」のはず。
ドラッカーは、こう言っている。「私をエコノミストというのは誤解もはなはだしい、エコノミストは数字ばかり見るが、私は数字より先に人を見る。」つまりそういうことなのである。大切なのは、そんなことじゃない、ということだい。適者でなくとも、運の強い者も生き残る・・・・・。たとえばモーターサイクルの存在と進化なんかもこの理論で考えられなくは無い。適合性を欠いたとして淘汰されようになりつつも、つまらないところばかりお父さんに似た!われわれや皆さんの手によって、遊びの多様性を守っていくのでありますな。で、今日の結論は、これまでとは全く異なりますぞ。
・・・あーた、なにも変わろうとする事はありまへんがな!世間の変化に惑わされることはありまへん。「短い人生、おのが生きたいままに生きる。・・・そんなヒトに私はなりたい!」と言ったら「大丈夫、充分なっている」って「変われ変われ!と言うヒトほど自分が、変わらない」のだそーな。
とりあえず僕の部屋の模様替えは終わったので。
きょうの一枚
TBI2DAYS先々週?の試走風景!あまり寒くなくて紅葉が遅いので、本番あたりには山里まで下りてきていることでしょう。不思議な季節の不思議な四国をオタノシミニ。TBI2DAYS

2005/11/14 (月曜日)

ガストン・ライエ・クラシック・・・地図にはある道が途中からは頼りないシングルトレイルになり、うっそうと生い茂る杉林の下草にさえぎられて、肥沃な黒い土はたっぷりと水分を含んでいた。勝負のあやは、ここに隠されていた。
SS-2・・13.5km。今回はこの周回することの可能な林道の組み合わせを4周。前後に2つのSSで合計6SS。SSのトータル距離61kmあまり。優勝タイム予測は1時間30分前後と見られていた。つまりSS-2は周回の1回目だ。そのシングルトラックは、いったい何年も人が通らないのだろうか、はるか以前にSSERが使ったコーステープが残っていた。そしてトレイルの真ん中には大きな杉の木が立っていた。その木の手前でトレイルを右に下り、そして左に上がる。昼なお暗い杉林は、明るい満ちかけの月の光を完全に遮り、湿って深い闇を作っていた。ヨーロッパの黒い森を思わせた。予測されたことだが、そこには渋滞が発生した。ゼッケン逆順のスタートだから、ゼッケンの若い、つまりトップグループほど渋滞のリスクは大きいといえた。
さらに1周目(SS2)から2周目(SS3)へと周回の3回のつなぎ部分には20分の持ち時間が与えられる。これをオーバーするとペナルティが課される。チャンピオン争いにも加わるセッケン9下元は、車検も「あわや」。完璧にセットアップして臨んだはずのマシンのエンジン不調。この持ち時間を15分もオーバーする35分もサービスパークにとどまってしまった。これまでならSSをつなぐリエゾン部分はフリータイムだったSSERなのだが・・・。次のスタート地点は明かりが見える範囲だ。スタートしていくマシンの甲高い排気音が森の中の道をたどってゴールに作られたエリアまで届く。
まったく淡々と競技を進めたのは、博田。SSERのランキングが無いために比較的大きなゼッケンをつけた。1周回が終わるとジャケットをサービスパークに残し何度も夜の闇に消えていった。こうして素晴らしい快晴の中、SSERのどのイベントからもリエゾンを取り除き、ひたすら時間を削る新しいカタチの競技が生まれた。とはいえ、ラリーである。
さて話は変わる。経営学者P・F・ドラッカー氏が亡くなられた。95歳。心よりご冥福をお祈りしたい。若い頃からボクは、氏の著書をよく読んだ。新刊が出ると必ず買うのは、「ドラッカー、S・ハンチントン、アルビン・トフラー、堺屋太一、スティーブ・ホーキング、ピーター・タスカなんだ。」と言うと「オレもオレも!」という人とよく出くわした。ディティールに話が及ぶと「なんだ、良く理解してないんだな、おれ」と。
日経にあったドラッカー語録の中から
「イノベーションの欠如こそ既存の組織が凋落する原因であり、マネジメントの欠如こそ新事業に失敗する原因である」
「知識こそが本当の資本である」
「・・・・・・」
で最後に「事業の目的とは、顧客をつくり出すこと」
全てが自分に対して「イタタタッ」なのであります。
きょうの一枚
優勝したのは、博田 巌!肩の力の抜けたライディング。これからも四国は熱くなりそうです!また渋滞に掴まった上位陣も「しゃあない」と、みんな大人のライダー

2005/11/10 (木曜日)

この忙しいのに事務所の改装?本格的なオフィスのモデルチェンジを予定していて、手始めに「じゃあボクの部屋から!」というわけで、例によって「踊らされる消費者」なボクは、「ドリアデの家具でまとめよーか!?」とおもっていつも良く見るyamagiwaオンラインショップやCONRAN-SHOPのサイトで、プランニング(といえばカッコいいのですが要はショッピング)ところが・・・「そんなのアスクルアスクル!!」「アスクルウ?!」もちろんアスクルのことは知っていましたし、事務所のみんながアスクルに何でも頼んでいるのは知っていましたが・・・「家具はいかんよ。家具は。」とまあカタログ見ると、イタリア家具でそろえるのよか10分の1くらいくらい安い!!「ウーン。でもデコラのフラッシュボードなんてのはだいたいな・・・」といいながら最終的には事務所全体の変更なんだから、やっぱコストも考えるべきだし、自分の家具だけイタモノというのもブーイングの対象だし「まあこれでちょっとエラボーかね。チョイチョイのチョイっと。」それが昨日の朝よ。で、今日の昼には巨大な荷物が事務所に!!「なーに?これ」「昨日頼んだやつですよ。」「昨日?って、ナニ頼んだ?」「エーッ!事務所改装するとかいってたやつですよ。」「・・・・・」ボクは思うのである。センバクンがサービスやホスピタリティ性を語る!これは実に結構なことだ!がしかし。この「早い」というサービスの前には、親切で丁寧な応対なんてカスンでしまうと思う。日本が最も遅れているのはサービス!だそうな。サービスにこそ外資の参入のチャンスが豊富にあるという、サービス・・・きちんと定義しなければ理解しにくいかもしれないけど・・・価格=原価+サービス+まあ希望粗利益・・・つまるところ付加価値の部分だ。高級ブランドがビックリするような店舗を構えるのも付加価値で、ひいては顧客の満足を求めるサービスなのだ。が、なににしてもメチャクチャ「早い」はサービスの頂点だ!と僕は思う。
さあ、溜まりにたまった仕事、そろそろ取り掛かろうっと!・・・「これ夏までにやります」とかいった案件。催促の電話のたびに「やっています!」の「いま下調べ中です」の「もうすぐ出来上がります」のって言って、まだなーんも出来てないんですけど。
そーだ。ボクは新しいブランドを立ち上げよう・・・・・その名は「アススル!」明日でもいいことは、明日しよ。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシックシリーズが続きます。そういえば結構晴れ男だったのかもです。

2005/11/09 (水曜日)

バブルが戻ってきたようなニュースが新聞の一面に踊っているではありませんか!「売買高、過去最大の45億株・・・バブル期の5倍、米市場上回る。ネット投資家けん引。・・・高い膨張、バブル期彷彿・・・過熱の危うさも・・・住金株15分で1億株」とか「銀行の貸出残高がプラスに」とか。・・・どーなって行くんでしょうか?楽天は5年間で売り上げを約80倍に伸ばし、ライブドアは約120倍に。
まあM&Aを繰り返しての成長であるからして・・・拡大至上主義の行き詰まりは、絶対あるのに。内部崩壊をするのに・・・古くは豊臣秀吉の全国制覇や太平洋戦争の拡大主義やダイエーの拡大路線、そごうの巨艦主義・・・論功行賞のためには拡大が必要で、新しい領地、新しい支社や支店長のポスト!拡大が無くなれば人心掌握が出来ないような組織・・・それが日本型経営形態だったはずなのに。で、当然の帰結として終身雇用制が崩れ、労働力の流動化が進み、2極が分離し、失業者、ニート、でフランスの暴動のようなことになりかねませんね。でいまの気分は「自分は2極のどちらにいるか」というぎりぎりの選択で・・・勝ち組にいると信じたい人たちの「持たざるリスク」がネット投資家を増殖させているのかなあ?などと考えてみたり・・・・してます。
何が言いたいのか?というと、ボクはタバコを止めて一番良かったなあと思うことは「持っていない?」という心配をしなくて良くなったこと。すっている時は、いつもタバコの残量に気を使い、ライターの有無に気を使い、そろそろ買っとかなきゃ・・・と自販機を探す・・・相当な労力から開放されたような気がしますものね。持たざる者!とは?
ボクの長年の信条は「拠らず、群れず、媚びず、案じず。」だったのです。
持つ・・ということ、所有からはじまる泥沼は株だろうとクルマだろうと、いやクルマの泥沼は良いとしても・・・・なに言ってるんだろうボクは?
またまたコースマークつけだ!ヒェーッ。
きょうの一枚
今日もガストンライエ・クラシックから。早い晩秋の夕暮れと紅葉。これが最近までのこの大会のイメージだが・・・・これからは変わる。

2005/11/08 (火曜日)

先のイベントで濡れたテントも乾かぬうちから、次のイベントの準備が急ピッチです。なんかこう体力こそが資本です。なにかの広告のコピー「あなたの情熱を奪っているのは、あなたの体力・・・」(ちょっと違う)みたいなのがありましたが、情熱というか実行力を支えるのは健康であることは間違いありません。
さて今日のニュースは、黄砂・・・もう異常気象はとどまるところを知らず、半袖で通勤し黄砂にかすむ山を眺めています、11月に・・・。
さらに次のニュースは、鳥インフルエンザ・・・中国では厳戒態勢!だそうで遼寧省では600万羽を処分!そういえばアメリカでも国家戦略とかで8000億円?だっけ、の予算を計上している。ロシュ(スイスの製薬大手)は鳥インフルエンザの治療に高い効果のある抗インフルエンザ薬「タミフル」増産!2006年末までに年産6億錠にするんだそうで、そのころにはウイルスも進化して抗タミフルウイルスになってるんじゃなーい?とまれ、どうも既に人間への感染は始まっているようで、最悪1億5千万人が・・・という予測も!!それでもさすがは日本、まだタカをくくっています。タミフル・・・流行語になりますね。と株価も恐ろしいことに・・・災厄と経済はなんとも皮肉な側面も?
フランスの暴動が飛び火!というニュースも・・・ベルリンやブリュッセルも?この暴動の発端は、いくつかあるでしょう、移民問題や失業、貧困、差別などなど・・・しかし21世紀は、安定した平和と協調の世紀のはずでした。しかし戦争と災は拡大を続け、途上国の人口爆発はもうなんとも。全てが撒き散らす環境負荷は日本を亜熱帯に変えるくらいならまだ良い方です。街角には朝顔やハイビスカスが咲いていますよ・・・松山にも。20世紀そして21世紀と人類の積み上げた回復不能な困難は、その人類のいかなる偉業よりも大きく、出口の見つからない諸問題は全世界をヒステリーに追い込んできているように感じます。
人類がレッドデータブックに載っている!という話は、かなり前に聞いたことがあります。ただその時もですが、今もその・・見ては無いので・・・本当かどうかなんて知りませんが、たぶん本当でしょう。絶滅危惧種・・・というのは、間もなく絶滅する種、という意味だろうと思います。
「いかに生きるか。」難しい問題に直面している今日この頃。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシック・・・彼の名を冠したイベント、彼の偉大な足跡を大切にするためにも、もっと考えていかないといけないと思う。ガストンのライダーとバイクを見る眼差しの、なんと真摯で優しく、そして愛情に満ち溢れてたことか・・・と思う。週末にまた会いましょうね。

2005/11/07 (月曜日)

ガストン・ライエ・ミーティング!誰もが口々に「ガストンが、この快晴を運んできたのでは・・・」と。こんな秋の貴重な日の晴天、一生のうちにいくつもあるものではありません。そんな神がかり的なチカラを信じそうになりますホント。しかも前々日までは悲惨な天気予報・・・降水確率100%!前日では50%!これは見事に覆されて、高原のコテージで目を覚ますや美しい富士の姿が飛び込んできました。誰かが掛けてくれたのでしょうG/Sのバックスキンのシートには、ゴミ袋が・・・おかげで夜露にさらされることなく、雲ひとつ無い秋晴れの空、富士山を背景にR1200GS、R100GS、R80G/Sが並んでいました。
オフィシャルの一群は既に出発していて、かといって連れの2人はまだ起きてないので、先に出かける旨を告げ、ひとり走り出せば「なんと!素晴らしい!」気温といい空気といい、国道の1本裏道は一台のクルマも走っていないし・・と、おおっフロントブレーキが!スカでした。先が思いやられるなあ・・・普段乗っていないつけが如実に・・1200できたほうが良かったかなあ?と思いながらスタート地点に着くや今度はサイドスタンドの先端が破損。尖がったサイドスタンドになってしまった。
まあそんなことからトラブルは始まり・・・スタートするや林道は通行止め!がいくつか。まあそんな全ても楽しい思い出!カラマツの紅葉の見事な美しい峠道では、ナンカ涙まで出そうになって・・・そんな珠玉の二日間が終わりました。
ガストン・ライエ・ミーティング・・・これまでのカタチでの開催は最後となりました。ご参加いただいた皆さん!またカタチを変えてお目にかかりましょう。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・ミーティング・・集合写真。2日目の朝の曇り空の中。1日目の朝の晴天のブリーフィングには「ガストンが来てた・・」という妖しい情報&写真も・・・2日目は天気が怪しかったんで帰ったんだろうね。

2005/11/02 (水曜日)

時間という概念について考えていた。これを考えるとアインシュタインに辿り着くのだが・・・いつからこの時間という概念にとらわれだしたかというと、やはりモンゴルだった。同様に時間の概念については問題を提起してくれたのは、日本の浦々に残る浦島伝説であった。浦島伝説は大学に勤める友人のハナシだと、環太平洋のあちこちに同種の伝説はあるのだそうな。で時間という概念が海の底と地上で異なるというのは、またまたホーキングの言葉を借りればちょっと難解ならゴメンナサイ「光の速度はどんな観測者にとっても(例えどのように観測者が動いていたとしても)同じであるということが発見され、相対性理論が創られました。つまり事象の時間の決め方は唯一ではないのです。絶対時間の代わりに、それぞれの観測者には自分の持つ時計による独自の時間基準があり、他の観察者が持つ時計とは必ずしも一致しません。したがって、時間はより個人的な概念となり、それを測定する観測者によって相対的なものとなったのです。」まあ相対性理論ですが、これによってタイムトラベルが可能なことになり、あとはマシンを作るという工学的な解決だけだけど・・・で、なぜ時間の概念について考えていたかというと、もちろんラリーの主催者にとって時間とは、絶対の神のごとき存在で、もちろん参加者にもそれは同じだろうけど・・・どうもモンゴルの奥地に行くと時間の概念が狂う・・・まるで浦島の海の底のように。そこをラリーという時間で串刺しにしたときに、何かが起きているような気がしてならないのである。時空がゆがむとか?
そこに存在している時間と、普通に存在する時間が同一なのか?と。理論的には相対性理論では未来にタイムとラベルは出来るのだが、過去に戻るのにはいくつかの理論的難題があるらしい。アタマ痛くなった?ボクも痛くなった。
でも理論はともかく、情緒的にはゴビに行くと、時間について「変だ」と感じるのだから仕方ない。昔パリダカモノで本を書こうと思っていた時、とあるSSの最中に道に迷って数ヶ月間さまよった挙句・・・よくガソリンが持つよね・・・気がつくとSSにフィニッシュ。それでトップタイム!でも1年後の大会だったとかって、さまよえるオランダ人みたいじゃん。
結論・・・ボクの機械式の腕時計と、デスクにある電波時計は、刻んでいる時間が違う。今日は朝から頭が痛い。
きょうの一枚
TBI2DAYSのルート製作中のひとコマ。ボクのふるさとの川です。正確に言うと母の生家の近くを流れる川で、子供の頃はこの下流で、日がなサカナ取りをして過ごしました。かなり私的な思いで・・・失礼しました。

2005/11/01 (火曜日)

11月1日。1がたくさん並んで気持ちの良い1日。お天気もかなり良いです。週末もこの調子でいてくれぇ。と願いつつですね、深まり行く秋を楽しんでいます。農家の庭先に柿の実が、たくさん。さらに秋も深まると、その柿の実がひとつ、ふたつとなってきます。家々からは白紫色の煙が立ち、って今の時代は民家から煙でないのかなあ?でも山里の民家には何故だかこれまで以上に薪が積んであるような気がします。高騰する石化燃料を嫌って薪を燃すのでしょう?囲炉裏や薪ストーブが・・・・里の秋は、物憂げでその実、家の中は暖かそうなこと。
さて世の中では、新内閣のニュースでうんざり感!しました。こんなに組閣にフィーバーしているTV報道に、えもいわれぬ乖離感を覚えます。・・・・・言葉にすれば、うちのデザイナーが良く使う「ナンカ、ウソクサイ!」がピッタリだなあ、と思うことしきりです。このウソクサイ!という感覚は、リアリズムが無い、という意味なのですが、使い方は少し違っていて、伝えようとするあまりホントがウソクサク聞こえてしまう。まあ先に書いた「敗軍の将、兵を語らず」が指揮官が兵隊の悪口を言っているみたいになった・・・とか、写真を修整しすぎたアップのモデルのように、リアルを伝えようとするあまり、その真実が真実として見えない!という時などに使います。まあコンピューターでの修正や合成をしているうちに使い出した言葉であろうことは、容易に想像が付きます。で、組閣。こんな風に人事が決まるというのは、普通の社会でも良くある事なのでしょうか?想像も付かないことや、サプライズが無いことがサプライズだあ!なんて、ひどいよ。まったく・・・で公的な物が実に私的に見えて、真実が強権の前にゆがんで見えて、まるで重力レンズ(星の重力によって、ゆがんで見えること)がかかっているような気分。
さてと、週末の朝霧to白馬は、オークションオモシロイカモ!ボクはイマの予定ではミシュランデザート新品前後!超希少ほぼ新品のAXOカーボンヘルメット・ブルー・・・mizunoのカーボンフォーク!これは自転車用だ。あとトレックフィールドのテールバッグ1回使用(どーもHP2には着けれそーもないし、おまけに80G/Sにも着かんだろーからね。あとなにか希望があれば言っといてね。もってくの忘れていたらスンマセン。また名オークショニアの市○さんが日帰り(というかパーティのみ)でやって来てくれます。ナンカサプライズ用意してないかなあ?!
でボクの落札希望品は、ガストンライエもの。緊急にバコバコ手に入れにかかっていますけん。お持ちの方は慈善の心で、お持ち下さい。ガストンのビデオの編集も出来たみたい。社内でやっているからえらいもんだ。
きょうの一枚
白馬アルプスホテルのゲレンデの芝の上で。これも第5回GRMから。朝霧から白馬・・・こんな天気だといいですね。

 

Organisation Voice 2005/10

2005/10/31 (月曜日)

TBI 2DAYSのルート制作の旅は、なかなかの驚きの連続!でした。霧深く山も深い、とある林道では巨大な牡鹿に遭遇。その巨体・・・まだ四国の山々には、こうした野生動物を養うポテンシャルがあるのだ。と感慨しきり。それ以降も多くの野生動物たちに出会います。なにか自然界が人間界に近づいて来ているのかしら。そして、過去のTBIに使われていなかった林道もお目見え・・・これが実に素晴らしく、思わずコマ地図に「すばらしい林道」と書いてしまいました。「うーむ四国の林道百選を作ろう」「100は多くないすか?」「じゃあ10選!」その林道は10選にしても十分上位に入るでしょう・・・・・オタノシミニ。
で週末はGRMです。参加者も多く、とても楽しみにしています。晩秋の富士そして南アルプス・北アルプス。オンルートはハード!でもクルマで参加の方にも走れる、オンルート・パラレルのエコチャレンジルート?を設定。これもファントゥドライブでございますぞ。ボクは80G/Sのバッテリーメンテナンスなど・・・ハアァ~!
ところでボクが珍しく気にして観ている大河ドラマ「義経」周囲からも「???」な感じで・・・でもやはり面白く鑑賞させていただいております。がしかしここにきて「判官びいき」がひどくなってきているように思うのはボクだけかしら。情報不通の時代のさまざまな判断は、いささか可笑しいのですが、いまの政治にも良く似ていませんかね。
義経は史実にのっとりながらも、いわゆる歴史ドラマですが・・・で、同時代に大陸ではチンギス・ハーンが興って、ここらあたりの時代の符号が合うことや、義経の連戦連勝の戦上手ぶりや、抜群の運動神経やカリスマ性やら、おまけには平泉で炎の中から遺体が発見されなかった?などからチンギス・ハーン義経説・・・が生まれてきました。もちろん笑止なのですが。まあそれはともかく、来年の建国800年祭はモンゴルで騎馬史劇が草原で繰り広げられます。この一大スペクタクル。みんなで見に行きましょうね。ボクも運営サイドのメンバーになってますけん。
きょうの一枚
雪の白馬アルプスホテルをあとにするガストン(左)その隣はマークさん、オランダのBMWディーラーの社長さん。たしかガストンのパリダカ優勝マシンの1台を彼が所有しています。そんな大の仲良しを連れてきたのも第4回GRM・・・。

2005/10/28 (金曜日)

パックスモンゴリカ・・・これは13世紀から続いたモンゴル帝国の力による世界の安定。そして古くはパックスロマーナ・・・・現在はパックスアメリカーナ。そんな話をしながら酒を飲んでいた。ローマ帝国の興亡も、モンゴル帝国のそれも、そしてやがてやってくるであろうパックスアメリカーナの滅亡も・・・それは間違いなく起きる。
ひょっとして21世紀こうしたヘゲモニーを突き崩すのは、地球温暖化ではあるまいかと思う。「なぜ」「それは、カトリーナが・・・」「???」とりあえずイマからコース制作に出かけるので、このあたりで・・・。
きょうの一枚
今日の一枚は、続いて3回目のGRM!ゴール地点ではガストンによるミニライディングスクール。HPNにまたがるガストン、真剣な表情。今回のゴール地点もここ。快晴なら富士山が見えます。

2005/10/27 (木曜日)

今日は好い天気。明日から週末はTBI 2DAYSのレッキ・・コース制作なのだ。どうか好天に恵まれますように。一応12月なので標高の高いところは避けます。集合場所を聞いて「いきなりMXコースゥ!」という方。残念でした?クローズドコースや難所系はないけん。そのかわり美しい南の林道をご賞味いただきます。でも朝集合して翌日午後に解散!となると、もうひとつ距離を延ばせないのかな?でも四国のことだから距離じゃないよ、中身だよ。という感じ。お楽しみに。帰ってきたら報告します。とりあえずイマから飲み会。
きょうの一枚
2回目のGRMは信州。諏訪から白馬まで・・・これも文句無く愉しかった。ガストンはエフロク・・・「ベリーナイス!」だそうな。2人で前泊は旅館の大広間だったなあ。

2005/10/26 (水曜日)

SSER-Club House Cafe Regoralitaの計画が頭を悩ませて、忙しさに拍車をかけている!と思ったら、もうTBI 2DAYSのルートセイサクの旅に出なくちゃいけないし、帰ってきたらガストン・ライエ・ミーティングで長躯朝霧高原まで・・・と考えていたら、「そーかあ、いつもガストンを関空に迎えに行って、2人であっちこっち行ったよなあ・・・」と、シンミリモード。あの怒涛のような爆裂トーク(これは誰かの発言だった)朝から夜中まで疲れを知らないおしゃべり・・・2004年のTDNには長崎空港から船に乗ってハウステンボスにアクセス。でも予定の時間になっても現れないので訝しがっていると、もう既にハウステンボスの中は、ほぼ制圧。その後はなんと案内してくれたっけ。なかなか届かない彼のマシンにやきもき・・・届いてみると新品のKTM450に大喜び!得意満面の笑顔が今も忘れられません。おまけに「どうしたの?」というくらいのライディングウエアがKTMの本社より届いて、これまた大喜び!!一応持ってきていた自分のライディングウエアは、とっとと送り返して・・・「ハッピーネー」を連発。そういえばFIMのコミュニケにも「かれのオープンマインドな・・・」と書かれていましたね。
そんなこんなを思い出しながら、ミーティングの準備に取り掛かっています。やっぱ、ちょっと悲しいです。ミーティング、クラシック、TBI2デイズ、ホッカイドウ、もちBTOU、さらに・・・(この・・・についてはまた近々)忙しいけど、おかげさまで充実していて、ボクも幸せだなあ、と思う今日この頃でした。ついでに新しいバイクももうすぐ届くらしいけど・・・また2年たっても慣らしが終わらない・・・みたいになっちゃうのかと思うと、申し訳ないような気もするし・・・・・でも自分の体力のバロメーターなんす。80G/Sメタルモデル10/1買いました。もうすぐ届く??
きょうの一枚
1999年 第1回ガストン・ライエ・ミーティング・・・淡路から剣山へ。その夜はレオマワールド。でこれは剣山の峠の家で。当時はこれくらいの参加者数!でした。でも後ろにいる内の一人は、ツーリング途中の某氏。このあとは忘れもしないガストンとボクの大○走大会が始まるのでした。ボクも元気だったし。

2005/10/25 (火曜日)

11月はTOKYO DESIGN WEEK・・・11月1日から6日。明治神宮絵画館前の美しい緑の芝生の上の中央会場・・・行きたいなあっと。そういえば東京モーターショウも6日までだから・・・これからの日本のウリ!は技術力だけではなく、デザイン力になってくるはずです。プロダクツからグラフィックまでデザインの重要性がこれまで以上に声高に叫ばれています。こんな時は「やっぱトーキョーで仕事してたかった」と思うのが、これまでの常なのですが、最近は全くそう思いません。というか思わなくなりました。むしろ危うさのようなものさえ感じる、のであります。でもいつもこだわるのはデザインやモノのストーリー。まんま普通の消費者!あのメーカーの戦略にビッタシにはまっているだけの、あわれな1サンプル・・・デザインの素晴らしいものに傾斜するその心理とは・・・・・この法則さえ発見できれば「もうかりまんなあ」なのですがね。
さて、BTOU2005の写真集?48ページくらいで写真集というのはおこがましいのですが・・・作っています。発行部数はチョビット。そのデザインなんですが・・・まあ、しばらくお待ちください。
きょうの一枚
モンゴル、大地は水によってさまざまに姿を変える。草原の中の低地は雨が降れば川になり、晴れた日が続くと粉っぽい乾燥したパウダーのような砂を巻き上げる。動物たちはそんな場所が大好きで日がな暮らしている。

2005/10/24 (月曜日)

寒くなりました。今年は、もう寒くならないのかと思っていたのですが、見事です。このままずっと寒いまま!ではないでしょうが、ガストン・ライエ・ミーティング、暖かくしてお越し下さい。さてそのミーティング・・・なんとも大勢のエントリーがゾクゾク!と届いております。どうか快適なお天気に恵まれますように!です。でもって今回も大人気のオークション!ボクはミシュランのタイヤと、あと何もって行こうかな?と思案中。皆さんも是非!愉快なオークション商品を考えておいて下さい。もしも運ぶのが面倒だったら白馬アルプスホテルSSER気付けで送っておいても可。
今年で最後になるこの大会ですが、実は内緒のお話で、続きがあるかもです。と言うのは北海道のとあるところに・・・って大体想像が付くよね!ガストンライエミュージアムを作りませんか?と提案中。こんな時代だから、おいそれとは行かないのは先刻承知。でも感触はまんざらでもない!のでありまして、ぜひ今回参加の皆さんからも署名?のような物と言うかお手紙を頂いて先方にお渡しできればなあ、なんて考えています。実現した暁には、その地でこのイベントを復活させます。なんて夢を描いています。オープンは夏が良いですねえ。ご家族もフランスからお招きして、んでもってまさにガストン・ライエ・ミーティングもその地で恒例化させる・・・遠いけど。ボクはもうG/Sとかそこにおいておきます。なんて、夢だし、だいいちみんな内緒ですよ。こういうことは軽々しく他言すれば、台無しになっちゃうんです。ああ、でもそこは広い悠々とした場所なの・・・ガストンが最後にバイクを降りた地なのです。
ルートブックを事前に郵送にて配布する予定です。マップホルダーに巻きつけてお越しくださいませ。距離長いので、集合すぐ出発!!
きょうの一枚
亀、と来たので鶴、ときました。これも北京で。鶴といえば、つい最近のことムッホとボクのスポーツカーで、お茶を飲みに行った時のことです。ってほんの数日前のこと・・・上空から大きな鶴が舞い降りてきてフロントガラスの目の前で急旋回!ビックリ。その広げた羽根の大きさもそうだけど・・・「いまのってツル?サギじゃないよね?」「今のはツルでしょう!」ってムッホはツルとサギの違いまで分かるモンゴル人になってしまいましたとさ。メデタシメデタシ。

2005/10/21 (金曜日)

亀。これもホーキングの本の引用ですが・・・。
数十年前のある日、有名な科学者(バートランド・ラッセルであったと言う人もいます)が天文学について一般講演を行いました。彼は私たちの地球がどのように太陽の周囲を回っていて、さらにその太陽が今度はどのように銀河と呼ばれる莫大な数の星の集まりの中心を回っているのかを説明しました。すると講演の最後になって、後ろの方にいたひとりの老婦人が立ち上がリ、言いました。「あなたのおっしゃることは、間違いです。世界は巨大な亀の背中に支えられた平面なのですよ」講演していた科学者はにんまりと微笑み、それから「では、その亀は何の上に立っているのですか?」と尋ねました。するとその老婦人は「お若いの、あなたは賢いわね、とても賢い。でもね、亀の下にもたくさんの亀がいるのよ」と答えました。
きょうの一枚
そんなわけで、中国の天壇の亀、首長。

2005/10/20 (木曜日)

今日は朝から心に決めている事がありました。それは工場の草刈でした。今日やらなければ、もうやる日が無い!くらいの強迫観念で!2年ぶりに工場の周りの草というか森と闘うこと4時間!なんと森の中からTLRとTY250が出てきました。「そーか、こんなとこに居たのか!」彼らは土に帰りつつありました。草刈機の混合比がいい加減?だったのか排気煙にむせながら・・・だんだんと腕の力がなくなってきて・・・「ムッホー!替わって!」それからというもの恐ろしいスピードで森が草原になっていきました。
コンプレッサー置き場の屋根が、いつのかは分かりませんが台風被害にあっていたのでこれもムッホが大工仕事で手直し!!チョイチョイです。というのも彼はウランバートルの自宅は自分で建てたのですって。
さあ、これから建設にかかります。これをお読みの方の中で(1)製材屋さん(2)建材屋さん(3)設備屋さん(4)はつりやさん(5)左官屋さんにお勤めまたは経営の方で、「よし、応援しちゃろ」という方、またはあまりモノがあるからアゲル!という方・・・まあ最悪はお友達価格で売ってあげる!という方!募集中でございます。
忙しいのに!まだ忙しくしようとしているボクって。
きょうの一枚
今日の一枚はTBI2DAYSのラリープレート!可愛いデザインなので是非紹介したいと思って・・・それと一足早いメリー・クリスマス!!

2005/10/19 (水曜日)

今日もいい天気!ボクはムッホとプロシードで朝から山にお出かけ!!ガストンライエ・クラシックのコース制作!!むふふふです。真っ暗闇の中の迷路ラビリンス!ですわな。でもって平衡感覚の狂いそうになるところも、やむなくシングルトラックも出現!!さあ、どうする?で、帰ってくると川内という町にあるSSERのガレージに!ついにこのガレージの改造に取り掛かろう!(言っているばかり・・・)そうかつてのCafe Regoralita計画なのであります。こうして昼間は「いいなあ、楽しそうで」みたく過ごすと、夜は打ち合わせやら仕事やら・・・大変です。いや、ラリーも仕事ですがな。東京モーターショウ、行けそうもありまへん。
きょうの一枚
ゴビの大平原を行くBTOU2005 砂っぽくなっていて、進行方向のアゲンストの風が強いのでしょう、キャメルグラスは手前側に砂をためています。ヘリはと言うとまるでKTMカラー!進行方向の左側にドアがあって、そのドアを全開にしてスチール・ムービーそれぞれのカメラマンが、ポジション争いを繰り広げます。そんでもってほとんどの空撮が、マシンの右側面ばっか!になってしまうんです。時折左急旋回をしながら撮ると、カメラマンは落っこちそうになって、ビビって?良いのが撮れない?いえ、そんなことは無いです。命綱ついていますもん。
 
 

2005/10/18 (火曜日)

またぞろ日中関係が動き出しました。来年のBEIJING-ULANBAATARに向けて、交渉を再開したとたんの出来事です。いずれ国内では2ヶ月もしないうちに忘れ去られますが・・・ボク個人的には靖国参拝は反対ではないです。同様にエノラ・ゲイ号がスミソニアンに展示されると聞けば「非常識な!」と腹も立ちます。「???」エノラ・ゲイに腹が立つ気持ちと、中韓が靖国参拝問題に反発する気持ちと。実は根っこの部分は同じかもしれません。いや政治的な思惑は別としてですが・・・人間は気持ちの生き物で、その気持ちはまあ自己愛です。ですから何とか北京を安全にスタートさせたいと考える僕は、他者の気持ちがやや分かりにくくなっているのも事実です。
分かって欲しいと願うなら、まず先に他者を理解しなければならないはずです。この言葉はボク自身に向けて発しています。いずれにしてもBEIJING-ULANBAATAR 2006は、10回記念大会・モンゴル建国800年の記念行事として、拡大版で開催します。
もしも北京スタートが不可能なら、北京からバスでじゃなくて!飛行機をチャーターすることを誓います。その場合でもエタップ10の全行程で開催できるようにします。全走行距離は4000kmを越えます。よりハードで、かつ内容もある。そしてエコチャレンジや傷ついたマシンたちには、容易に次のビバークに向けてエスケープできるルート設定に、昨晩遅くにカミオンバレイ隊の隊長さんのディープな世界(もっとまじめに書け)の筆者と長電話でアウトラインについて話しちゃいました。来年のボクは、大忙しそうです。
来年のSSERイベントのいくつかには、チームエントリーの人数を増やそうかと考えています。ライダーは5名まで登録でき、上位4名の成績を採用に!という原案。さらに4名のチームは1名、5名のチームは2名のオフィシャルアシスタントの登録が義務づけられます。オフィシャルアシスタントは、オンコース上の道路とSSのアクセスポイントで、一般車両等が誤って進入しないための通称「道ふさぎ」をお手伝い。でも最高の観戦もできるという仕組み。
きょうの一枚
BTOU2005には2機の大型ヘリが投入された。大型と書く以上は中型も小型もあるのかい?とお思いだろうが、実はこれしかない。で、1996年頃には4機もラリーに投入された!この機体、いろいろな国でも見かける、名機である。しかし燃費は凄まじく、反エコチャレンジで、何かと悩ましいのである。

2005/10/17 (月曜日)

NEWS-1
気合のグループN「ガストンライエ・クラシック」は「これでどうだ!ミッドナイト・ラプソディ」という実にふざけたヘッドコピーで、その実真剣なナイトランフリークに渾身で捧げるコンセプト。SSERの1ステを上回るSSの距離!でも全走行距離は100kmまで!という青写真!が、実はとっくの昔から描けていたのですが、1両日中に発表!まで漕ぎ着けました。ラリークロスはごめんなさい!ありません。ダート約60km!SSERの2ステ!でも民家はゼロ!これってイッタイ?という訳で、またまた山に行きます。でついでにKTM2006モデルの試乗会!早く車検を受けてアソーボー!ということは例の広島の2人組みもエントリー確実!!
NEWS-2
TBI 2DAYS概要決定!近日発表!!
実はこの遅い秋、四国路はまさに紅葉のさなか。吉野川と四万十川、暖かい黒潮洗う岬まで、渾身のというか手馴れたルート設定で、たった2日間されど2日間なダート三昧!今年最後の本格的ダートライディングに!ぜひどうぞ。
NEWS-3
北海道4デイズも本格的に開催が決定!2006年7月14,15,16,17の4日間の予定!!スタートは芦別の夏祭りの会場から。贅沢でたっぷりと夏の北海道を走りつくします。最高のエクスペリエンスを。
NEWS-4
もちTBI2006も、バッチリ開催!!ダート比率が前回のほぼ1.7倍に。BEIJING-ULANBAATAR 2006に初出場予定の方で、「ナビの練習を」と考えられる方には、前日に特別講座「ラリーナビゲーションの実際」を開催!受講者全員にすばらしい!(と自分で思っているだけの)プレゼント!があります。で、そのあとしっかりナビゲーションしながらTBIを走っていただく!
とまあ、いつもよりも精力的な月曜日!のボクは、こうしてこの秋と来年の計画に余念がないのですが、果たして体力が・・・・・。
きょうの一枚
今日の一枚はBTOU2005から。来年は10回記念大会!スケール拡大版!10ETAPSが予定されています。お楽しみに!

2005/10/14 (金曜日)

自分で言うのもナンですけど、ボクって昔から「ナンダカムヅカシイモノ」に情熱を燃やし、果ては「・・・でははじめての」という称号?が少なくないんです。最初の頃は「松山で初めての・・・を」が「愛媛県では・・・」になり「四国で初めて・・・」が「日本人として・・・」なんてどんどんエスカレートしていくもんだから周囲はたまったもんじゃないと思う。
で、最近はそのエスカレーションを、止めていきたい!と考え、すっかり改心して今では宇宙や環境問題を論じていて、
「われわれは、どこから来てどこへ行くのか?」
などとひたすら哲学的な風貌?のボク。
そんな時代の気分だって言うのになのにメディアは、例の村上ファンドだ、楽天、ライブドアだと実にかまびすしく不愉快。いや実は彼らもエスカレーション中で、程よくとどまるところが見つけられないのかも。
先にも書いたけど、日本型の資本主義は終着駅を過ぎているのに、まだ電車を降りる駅を知らない人々。人間の変わらざるサガ・・・でしょうか。そんな彼らは、バブルの頃にアルマーニのスーツ、クロコの想像するのも恐ろしいような四角いバッグ!まだ大きかった携帯電話をテーブルに立てて(アンテナ出して!)不動産買いあさっていた人たち!と何が違うというのだろーね?環太平洋のホテル王とか、ナントカ縫さんとか、いっぱい居りましたがな・・・われわれが、その悲劇的な末路までの心配はしなくてもいいんだけど、奢れる者は久しからず、ですぞ。
そんでもって、メディアまでもがそのお先棒を担が無くても良いんじゃないか?と思うね。全く。メディアも無視したら?どうすか。これらは決してニュースのトップを飾るようなことではありません。ご自重ください。電波は公共のもの!なのだというメディア!!
しかし翻ってメディアがこぞって伝えるのは、国民的関心事だからで、こうしてこんなことを書いているボクも、大したことは無いのであります。ただひとつ「お金で遊んではいけません」
きょうの一枚
スタート!!池田、尾島、永野・・・長い道のりへのスタート。SSER 2DAYSはこんな感じ・・・のスタートですけん。

2005/10/13 (木曜日)

北海道は、すっかり秋の気配が素敵で、芦別温泉(実にスバラシイ)の露天でH木クンとエンデューロの未来像について話したり、獲れたてのイクラやタラバをたっぷりご馳走になっておきながら、残ったのをパックに詰めてもらい風呂上りにビールでムシャムシャ。松山に帰ってきたら「なんか暑い」でも今日は、久万に挨拶回りに行くと、すっかりこの数日で秋を纏っているではありませんか。吹く風もさわやかで、ふるさと村にある古民家の縁側に座り込んで、こどもの頃のことを考えていました。そしてふとあることを思い出しました。
それは、司馬遼太郎が高知の田舎にやむなく帰らざるを得なかった記者時代の友人に送った手紙の一節です。「故山独座シテ宇宙ヲ論ズ」(ちょっと記憶あやしいですが)中央で活躍するよりも故郷で仕事する方が良いのだよ、と言っているのです。中央で広い世界にいるようでも田舎に一人でいれば、さらに広い宇宙が論ぜられるのだと。
近年、久万に都市部から移り住んで来られた方が増えてきました。古くから在住の方よりも、そうした方たちは、ラリーなどの開催に特に過敏で、物言いなどにもどことなく切ない感じが拭いきれません。近年の苦情はこうした方から、です。宇宙を論じていない?面白いことに彼らに共通するひとつの常套句があります。「ワシもバイクは好きだ、乗っていた」「若い頃はラリーをやっていた」などというものです。理解できないわけではない。という事です。ボクはただただ「申し訳ありません」というのを今年から止めました。「ご迷惑をおかけしますが、協力すべきところは協力してください」と言うことにしました。
参加者からの声もいくつか届いて、「やっぱりナイトランの無いSSERはSSERじゃない。面白くなかった。」というものと「内容もあって運営側のご苦労も大変で、素晴らしかった」というもの。このふたつの意見の位置は、正反対の両極にあるように感じられますが、実はそうでもないことをボクは知っています。まるで例の、都市生活を捨てて山の生活を始めた方のように・・・です。
さて、全てのものごとは時代の空気にに対応しなければならないでしょう。スティーヴン・ホーキングは近著「ホーキング、宇宙の全てを語る」の中の科学理論の本質という章で、次のように語っています。
「宇宙は気まぐれなものではなく明確な法則に支配されていると考えるならば、最終的には部分的な理論を結合して宇宙のすべてを説明するであろう完全な統一理論を作り出さなければなりません。しかしこのような完全な統一理論を探すことには根本的な矛盾があります。(中略)私がこの問題に対してただひとつ答えられることは、ダーウィンの自然淘汰の原理に基づいたものです。(再び中略)そうした違いがあるということは、ある個体は他の個体よりも、自分たちの周囲の環境について正しい結論を導き出し、それにしたがって行動することにたけているのです。これらの個体は生き残って繁殖する可能性が高く、結果としてこれらの個体が取る行動パターンが優勢になるでしょう。」
きょうの一枚
今年のSSER 2DAYS CLASSICSのパルクフェルメ。なんだい、結構秋の雰囲気!じゃない。でホーキングの「結論」についても近々ご紹介予定・・・でも読書する時間が・・・。

2005/10/12 (水曜日)

先のSSER 2DAYS CLASSICS・・・参加された方もオフィシャルの方も、お疲れさま!!デイライトメインのラリーとして、かなりの困難を克服して、無事に開催することが出来ました。ボクは会場撤収もそこそこに空港に直行!羽田は1時間遅れで、乗り継ぎ出来ず羽田泊。翌早朝!(カラダガタガタ)旭川行きのAIR DOで、「旭川の気温は9℃との報告を受けています!」
主な目的はふたつ!
ひとつ目は、北日本自動車工学専門学校の創立20周年記念式典への出席!10時30分の開式にぎりぎりセーフ!菅原さんはもちろん(非常勤講師なのだ)ヒダカ帰りの長谷見さんも来賓でご出席。ふたつ目は。北海道4デイズの打ち合わせ!夜は「すしひろ」で地元の有力者!の方々と!ハルキさんも駆けつけて頂きました。新しい実行委員会組織でやります!!もちろん競技運営部分はSSERが担当することは当然ですが・・・いよいよ新しいムーブメント!到来です。で、ボクは「クロスカントリーラリー宣言」これからのSSERは、不必要に山間部のトレイルに踏み込みません。通過するためにやむなく難所が存在することはありますが、環境と融和する「ラリーを標榜」することとします。またエコチャレンジ部門も、4デイズをはじめ、さまざまなイベントに共催して行こうと考えています。
ますますラリーなSSER!ご期待下さい。とはいうもののガストンライエクラシック、ミーティング、TBI2DAYS!と相変わらず殺人的なスケジュール!がそそります。SSER 2DAYSのお話しは、近いうちに・・・。
PS:北海道は秋でした。でも四国の山々は、まだ夏の様子。恐ろしい勢いで環境が変化して行きます。そんなことを感じていた数日間でした。
きょうの一枚
21st SSER 2DAYS CLASSICSを征したのは、森田昌和 愛媛。詳しいレースレポートは後日このOVのコーナーで・・・。

2005/10/06 (木曜日)

コースマーク設置の旅2日目。疲れたー。まだあと1日行程が残った。でも天気良くて、はかどったし気分も良かったですバイ。

昨晩TVでNEWSを見ていて「???」なコト。
どこかのプロ野球の監督が辞めるのに、聞かれても無いのに「敗軍の将、兵を語らず、です。」と言うのは、可笑しい。実に聞き苦しい、と感じたのはボクだけ?かも。通常は「兵力不足だったんですね?」という質問に対してなら「いやいや、全ては私の力の足りなさです。」を「敗軍の将・・・・」と置き換えるのも老将ならまだ良い。いや実は、彼は計算しつくした上の強烈な、発言だったかもしれまへん。つまり「敗軍の将・・・」とは逆説的な物言いで、負けた理由は「兵」にあって自分にはない、と言っているのと同じで、全部ボクの私見なんですが「ワシが負けたのは、兵隊どもがみんな腰抜けぢゃったからじゃよ」という場合に使う言葉に変化しているのではないかと思うんですが、多分違うかも?「社長!倒産した理由はなんですか?」「いやいや、敗軍の将たるもの兵を語らずじゃよ」「・・・・・・・」という感じ。
で、新監督になった人の会見「全身全霊で・・・、全知全能を尽くして・・・」「???」全身全霊で事に当たるのはまあ良し。しかし、全知全能という言葉は・・・・・・・ボクはそれはてっきり「神」にかかる枕詞みたいなものだと思っていた。つまり全知全能というのは、そういう言葉であって、そういう使い方をするべきではないのじゃよ。「わしほどの全知全能の者になると、すべの森羅万象が手に取るように分かるのじぁよ。どれどれ、どうなすったじゃ。視聴率低迷でお困りとな。フャッヒヤッ」という感じ。
しかし、変化は大切です。この世界で変わらないものはありません。全てのものやコトは変化します。ただひとつだけ変わらないモノがあるとすれば「変わらないものは無い!という真実」のみ。
きょうの一枚
SSERの白いフラッグ。これまで、どれほど多くのイベント会場にはためいた事でしょうか。ちなみにBTOUのフラッグは赤かったのでした。久万高原町でお待ちしてます。音量測定&規制、厳しいかもです。OZ-worksが出店予定で、へたりなあなたのグラスウールを、現場で直してくれる予定。騒音規制、もっとライダーが考えなければならない時がきています。

2005/10/05 (水曜日)

21年も欠かさず続けている仕事・・・コースマーク付け。一時期はスタッフ任せにしていた頃もありますが、近年は復活!!でも、体力がた落ち!で、倒木や落石を撤去するのは出来ません。しかも今日は終日雨。全くはかどらないまま撤収!明日は早朝より出動。それにしても、この1ヶ月はたいした雨も降ってないのに、がけ崩れなどで通行不能箇所が発生。無理やり通るかな?!頭上注意箇所アリ!です。
トヨタがスバルの筆頭株主に!!・・・ノーコメント
村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に!!阪神タイガースの上場を提案!・・・ノーコメント
ボクは、思うんですが、資本主義って行き詰っていませんか?そのありようとか。もっと21世紀にあったイデオロギーは醸成されないんでしょうか?全く新しい概念。
ちょっと雨にぬれて熱っぽくて、体調悪化の兆し!思考回路も断線状態。10月8日の夜はBTOUの映像ショウ?なんか予定されています。
きょうの一枚
苦心作のプローモーションDVDが完成!100% 内製化!というのがまあまあスバラシイのでお楽しみに。初お目見えは・・・10.8・・・こんなヘリの空撮てんこ盛りで出てた人にはタマランかも!?

2005/10/04 (火曜日)

ムッホ話その2
秋暑もひと段落?秋雨前線の影響で、西日本は雨模様。秋雨の降り方とは少し違うので、「やっぱ、熱帯化?」かと思わせますが、まあ少し涼しくなってきました。ところで、週末は雨?という予報に、半ばガッカリ、半ばニッコリのボクの心境は?答えは文末で。
明日からは久万高原にコースマーク設置のために出かけます。すでに氷点下になった夜もあるモンゴルから来たムッホには「暑さとの戦い」も残っています。
ところで秋祭りのこの時期、ムッホに「寺と神社の違い」について説明しています。
お神輿の意味とか!?幣の垂れ下がった街角、それの意味するところは?なぜ人々は神に感謝し、神々を喜ばせるのか?そもそも神とは何なのか?神道の頂点にあるのが天皇家であるの?小泉首相の(靖国)神社参拝とは、どういう意味なのか?戦争で亡くなった人はお寺に入るの?神社に入るの?神様になるの?仏様にはならないの?天皇家はお寺に行かないの?こんな質問に答えることが、実に難しいことに気が付きます。
仏教と神道、ふたつの宗教が大きく対立することなく存在する日本。
ムッホ「そのふたつの宗教は、仲が悪い?」
ボク「いや、実に仲良く共存している」
ムッホ「戦争にならない?」
ボク「・・・・・」
ムッホ「分からないなあ」
ボク「日本人の心は、海外の人には理解できない部分だね」
世界でも珍しい日本の文化、ヤオヨロズの神々・・・なんて言葉で説明したけど、ムッホは分かったかなあ?そんなことを考えながら、自分たちでも良く理解できてないことがあるなあ、と思います。伝統や文化は大切ですが、時々は考えないといけませんね。気がついたらとんでもないこと・・・ってありそうです。文書交通費がひと月100万円!みたいに。
さて週末の天気!雨かもしれませんが晴れかもしれません。昼間のステージは雨が降ったほうが一般車両がやって来ない!という点ではGOO!でも、やっぱ秋のスカッと晴れた中を走りたいよね。
きょうの一枚
最近のSSER2DAYS-CLASSICSのパルクフェルメの風景。なんかこう、いい感じですね。晴れたらいいね。

2005/10/03 (月曜日)

ラリージャパンの最後の意外な結末!!ソルベルグ(スバル)最後のSSで、先行者の掘り出した岩にヒット!リタイア。2位ローブ(シトロエン)に磐石の22秒差で迎えた優勝への最終SS!!勝負の世界というのは、かくも厳しいものなのでしょうか。
昨日モンゴルより、SSERウランバートル事務所長!のムッホが来日!!この冬には正式にウランバートル事務所が開設されます。お楽しみに!
開口一番「日本のガソリン代はいくらになった?」ということからモンゴルのガソリン代も高騰を続けています。10年前ラリーの初期は1Lあたり円高も手伝って20円くらいだったものが、今年あたりでは90円近くに。まもなく100円台になることでしょう。こうして世界のガソリン代は、ボクの予想では2年くらいで国際標準価格みたいになっちゃうと思います。1L1ユーロくらい。アメリカだけがひとりガロンだ、マイルだ、ヤードだ、フィートだって国際標準にならないので分かりにくい。世界の天気予報見ていても、北米大陸だけ?は華氏で表示されている。
いやもちろんアメリカだけじゃないのは知っていますが、グローバルスタンダードでぜひとも取り組んでいただきたいのはこうした点だね。っていったら、じゃあ日本も右側通行にしてね!世界中の自動車を左ハンドルに統一したらどうかね、となりそう。でもそうなるよりも先に、自動車そのものの存在が危うそうな、昨今の原油高。さまざまな産業、つまりひいては生活を直撃していて巨大ハリケーン並みの猛威を振るうことでしょう。そんなことからSSERではエコチャレンジを推進していきますよって。松山は秋祭り。お神輿を担ぐ人たちがいっぱい!!過去になくこうしたものへの回帰が進んでいます。日本人のアイデンティティ復権運動レコンキスタのようなものならいいのですが、僕が見るにその筋の方々と民間人の異業種交流イベントみたいな様相になっています。
週末SSER 2DAYS CLASSIC まさに秋祭りです。

きょうの一枚
今日の一枚は、モンゴルからやってきたムッホ。1995年からSSERのメンバーで、中国・モンゴルの試走はもちろん、TDNの試走では奄美から北海道の林道まで、宗谷岬、知床半島、で、この写真はおそらく北海道音別町の海岸、こんなに日本中を旅してるモンゴル人はいません。いや、日本人でもいないかもだね。

Organisation Voice 2005/09

2005/09/30 (金曜日)

北海道では2年目のラリーJAPANがスタートした。何名かの仲間がオフィシャルで、またエントラントで出かけている。まあそれにしても、今年も無事に開催にこぎつけたことに敬意を表したい。あのペンケニコロベツやパンケニコロベツの良く締まった林道、トムラウシ温泉周り。あのあたり一帯は冬が近い時分にTDNの試走で出かけたのが懐かしくも、最近の出来事のように感じちゃう。ボクは熊笹の生えている道が好きなのだ。となると北海道!なのでしょうが、四国でも1000mくらいになると結構あったりする。「クマザサの道」北海道に再びSSERが出かける日ももうすぐ、20周年オメデトウ!!の北日本自動車工学専門学校!がスタートゴールのロングディスタンス!ていうよりも夏の北海道林道三昧。共催はA-TEC,芦別市、JRMなどの予定だからね。発表の日までオタノシミニネ!!でそのA-TECこと北日本自動車工学専門学校の20周年記念式典が10月11日の午前にある。ボクはというと10日の夜まではSSER 2DAYSなのだ。今までのタイムスケジュールなら、午前中に閉会するんだけど、今年からは日曜日の夕方が閉会式!!果たして11日の朝、ボクは千歳(にいたんじゃ遅いと思う)にいることが出来るか!?結果はお楽しみに!
でも秋のシーズンだもんねえ・・・旨いだろうな秋の北海道って・・・・・SSER2DAYSはギャラリーが大人気!だって昼間だから。予定していた観戦バスじゃ乗り切らない!という事が分かって、大慌てなのさ。
きょうの一枚
という事で、新緑の北海道のダート、ううう。素晴らしい、ではないですか。

2005/09/29 (木曜日)

9月も終わりです。日も短くなりました。午後6時にはかなり薄暗い感じがします。
いまさらながらの枕草子から
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねてたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日いりはてて、風の音、虫の音などいとあわれなり。」
しかし虫の音・・・に異変があると思うです。事務所の前の桜の木は、夜になると大音量の虫の音が響く。それだけではなく、どこもかしこも風情や興趣やらを通り超えた、蝉時雨のような虫の鳴き方・・・どうもマツムシのようですが、とにかく異常発生してるんじゃないかと心配です。・・・・・さらに残念なことに人の気配が近づいても虫の音はやむ気配を見せないときているのであります。
「ああ」
地球上の気候変動、地球温暖化は、生態系に大きなダメージを与えています。このままだと2050年頃には、プランクトンやサンゴなどは温暖化によって、海水の酸性度が上がり解けてしまうそうな。北極海の夏の海氷はこの夏過去最小で、今世紀末には夏の北極海から氷は消えてしまう、そうでありますな。ホッキョクグマの絶滅が・・・と書いているのを読みながら「おお、ゴビヒグマは!?」じつはゴビに羆が生息しているんです。昔ゴビはシベリアとつながっていて実に広大な森林地帯だったのです。森林の南限が北上していく中で、ゴビの一帯にはしばらくの間は森林が残ったのです。やがてその森林はその部分だけが孤島のように残り、やがて消滅していきました。サケが陸封されてイトウが生息したように、そのゴビの森林の生態を糧に生き延びた、わずかばかりのヒグマたちが、いまも生息しています。が。まさにもう風前の灯。
この環境の変化は、数千年から数百年の間におきたものでしょう。そういえばサハラも緑の草原とサバンナだったのですし、ゴビにも豊かな生物と人間の営みが壁画で残っていたりします。しかし、現代の人間は、これまでにない大きな知恵があるはずです。これまではその知恵の限りで破壊しつくした地球を、修復していかなければならないでしょう。
本HP平井商店街第1回で紹介した1冊を思い出しました。
「あなたが世界を変える日」
1992年、リオ・デ・ジャネイロで開催された国連の地球環境サミットでの、12歳の少女のスピーチ「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」つまりは流行の「サスティナビリティ」=持続可能な(社会)は、どこかの限界点を超えたらもう元に戻らないということをさしている言葉なのかもです。
それは、平家物語が・・・。
きょうの一枚
SSER2004・・・から。やってます!で、デイライトってので一番喜んだのは誰か?正解はカメラマンでした。

2005/09/28 (水曜日)

ラリーのことを考えていた。「ラリーのこと?それはいつも考えてるんじゃないのか?」と言われそうだが、ラリーの事、と言ってもふたつある。それは参加者の目線で考える・・・つまり自分も参加者であると考えた場合の思考と、主催者としての思考の2つである。このふたつの隔たりを埋めるのが、最近までの思考回路だった。
山に登ることも良く考える。パリダカに行くというのは、登山家がチョモランマに行くのに似ている。ここだけはガイドツアーがあって、お金の力で登頂できると揶揄されるけど、いやいや8000mを超えた世界は特別だろう。それ以外にも8000mを超える峰はあるし、難易度などでは遜色は無い。いずれも「神々の座」と呼ばれ畏敬の念で見られる。
でもチョモランマが一番人気だ。これはゆるぎない。パリダカとそれ以外に似てないか?パリダカはパリ北京にあわてた。あわてる理由は簡単だ。ランチェスターの法則を見ても一番手の戦略は容易で、2番手になったら困難を極める。ちょこっと話がそれたが、ラリーレイドは、どちらかと言うとヒマラヤ8000m峰 に似ている・・・と思うことがある。
ヨーロッパアルプスや世界中に名峰や困難な岸壁は多数存在する。これらに挑むクライマーたちが、例えればエンデューロの嗜好に似ていると思える。スノビズムがちょっと違う。良し悪しではない。しかし互いに補完とまでは行かないものの関係性はゆるやかだが、明確でもある。もちろんラリーやエンデューロの世界を、アルピニズムと比するのはおかしいとは思う。思うが、これも似ているとも思う。
山へ行きたい!という思いが強いときは、毎週のように山に行った。ひとりででも行ったし、悪天候でも行った。日々近所の神社の石段を登り、指先の懸垂に明け暮れた。ところが、ある日を境にまったく行かなくなってしまった。それでも山に登っていた頃の自分が、嫌いじゃなかった。しかし山はいつでも行きたいと思えばそこに存在する。
昨日の答えの一部分。
きょうの一枚
ラリーと山を結びつけて考えるのは、やはり厳しくも天候に左右されるからに他なりません。しかしゆえに都市生活ではおよそ見ることのできない風景に出会います。ゾーモットのスタートゴールのフラッグ。

2005/09/27 (火曜日)

カイロでは、ファラオがスタートしてます。日本人も良く知った顔を中心に?7人ほど参加。サポートはスガワラテルヒト!エジプトの魅力も、言葉には尽くせないでしょう。これまでより前倒しになった開催時期には少し気になります。日本でもこの残暑。で、暑さは?大丈夫でしょうか?
そういえば、そのほかにもアフリカンラリーが、続々と名乗りを上げていて、ユベール・オリオールはアルジェリアで、昔のパリダカ時代のタマンラセットとアセクラムを使うホッガーラリーこれもなんといっても魅力的・・・そしてP・ザニロリもクラシックと名打ったラリーを。・・・ということは北または西アフリカのラリーは大小あわせるとダカール、チュニジア、ファラオ、モロッコ(はたぶん2つ3つ)ホッガーやザニロリの?などをカウントすると!おそらく10個くらいになったのかもしれません。なぜにこれほどに賑やかなんでしょうか。
そしてダカールは空前の大人気!!これについてもさまざまに議論されていますが、いまだに「なるほど、そうか」という結論をみません。いや、でもボクは少しだけわから無くはないんですが、レポートにするほどの確証は得られないので、後日に譲ります。ただヒントは、良くも悪くも、ゆるがなかった小泉自民党???と同じ構造なのかもしれません。
SSER2006では、大きな改革!をしようと思っています。変わらなければ・・・と唱えつつ実は他者に対して言うことと、自身に対する言葉とが、かなりかけ離れてきているのも事実です。もうすぐ2DAYS、変わらない魅力もたっぷり。濃密でライディングハイな世界は、変わらないでしょう。そして、ラリーという符号もね。
きょうの一枚
事務所の観葉植物が花をつけた。何年も前から事務所にあるのに存在すら希薄だった。枯れることも無くささやかに生をつむいでいる。少し感動。しかし名前が分からない。
ファラ オラリーのライブリポートはこちら >>
(http://blog.livedoor.jp/we_love_adventure/archives/cat_1518562.html) 

2005/09/26 (月曜日)

怒涛の2週続きの3連休が終わりました。勤勉を旨とした日本人の国民性にそぐわない休日の拡大だ!と思う僕は古い人間でして・・・・・さてそれはともかく昨日閉幕した愛・地球博は未曾有の入場者数をカウントし、日本国民の読みにくい行動形態を象徴しています。読みにくいと言えばSONY!!市場を時々読み誤ります。古くはβ-max.を髣髴とさせるようなニュースに加え、ポータブル音楽プレイヤーの主役の座をウォークマンからAppleのi-podに奪われて、完全に追う立場に!Appleは今度はi-pod nano 重さ42g薄さ6.9mm!だそーな。しかし操作系やカラーリングはブランドアイデンティティを堅持している。一方追うSONYは曲面デザインのその名も、ただの「ウォークマン」有機ELディスプレイは中から文字が浮かび上がってくる???がんばれSONY!なんだけどAppleは8月からはじめた
i-tunes music storeで4日間で100万曲の売り上げ!1億5千万円なり!チン!という事はすでにあれから1ヶ月!という事は10億くらい売っているのかい?恐るべし!SONYもソフト産業を充実・・・と書いているところで、日本国内の自動車・オートバイメーカーのことが脳裏をよぎります。
さて秋と言えば秋祭りのシーズンに突入!!松山も祭囃子が聞こえます。なんか祇園囃子とかってTVドラマ見て!ひっくり返った!○○軍団は時代が読めてないというかマーケティング出来てないぞ!へそが茶を・・・・まあそれは余談。ボクのモータースポーツ論は、岸和田のだんじり祭りや、諏訪大社のなんだっけあの大きな丸太を落とすやつ・・・の前には、沈黙。以前TVでガストンライエと見たんですが、あれが世界一クレージーだ!と。モナコGPの比じゃ無いね。とかってモナコGPもちょっとはクレージーなんだろーか?確かにあれを許さざるを得ない当局も忸怩たるモノがあるのでしょうか。
さて来年の計画の骨子が徐々に姿を・・・・・ETAPは10!!10回記念だから?ハード!北海道4DAYS(モチロン仮称)が7月15日前後に!これは芦別市の夏祭りの共同イベントに!さらにボクの個人的なモトジロ・ブルーアイランドも発表近し!!これはオフではないのですね。四国を一周するヴィンテージバイクのラリーイベント・・・でも開催時期が無いのではないかという声も!!しかも70年代までになる見込みだし。
BTOUゼッケン1、カナダのジャーナリスト!ジェントリーなローレンスさんのHPでもラリーが紹介されています。 http://www.billpetro.tv/
菅原さんと近藤聡子さん!の2人のラリーのレポートもぜひご覧下さい。
http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/btou05.html
きょうの一枚
夏の余韻を残すコントラストの強い林道。このあたりをこの時間帯に駆け抜けます!SSER 2DAYSまもなくエントリークローズ!!

2005/09/22 (木曜日)

最近は年のせいでしょうか?これまでに想像すら出来なかった事がおきます。そのひとつが早起き!です。ラリーが終わると数日間は朝4時か5時頃に目が覚め「やっ、やばい!」となり「そーか、ラリー終わったんだ」と気がつくや又してもぐっすりと眠れたものです。が最近ときたら、そのまま眠れないではないですか・・・といって何かをする気になれず、TVをつける。
すると・・・「おお、みのもんた!」
こんな朝早くからやってるんだ。でコメンテイター陣もなかなかのもの「きっとこの人たち、夜遊び止めたんだろーなあ」とボーっと見ていて、とあることに気がつき愕然とするのであります。(ココは小沢一郎じゃなかった小沢昭一風)
昔はこの時間は「明るい農村」かテストパターン!だったはずであります。「むむむ、何かが変わったのでありましょうか。そうか!(はたと膝を打つ)これは実は団塊の世代が歳をとって早起きをするようになったのにアジャストしているのだ!」と気がつくのでございますよ。CMも良く着いている。なんか発毛系や、入れ歯の接着剤がどーのこーの・・・なんとまあミドルからシルバーエイジをターゲットにしているものが多いのは流石なのであります。団塊の世代のお父様方は気がつかないうちに「またやられた。」のでありますな。何にやられたかって、それはテレビ局だかどこかのマーケティングという名の・・・・・にですな。・・・ボクはと言いますと、団塊の世代よりわずかばかり下ですが、常に巨大消費メガトレンド!の連中を見つつ、垂涎をたれる(こんな言葉は無いので、良い子はまねしないでね)つまり団塊の世代の後輩世代で、まあ「お下がりの世代」と言えば言えなくもないのであります。
深夜の街を常に徘徊していた我々の先輩でもある団塊の世代から、やっとの思いでその夜の街の盟主の座を奪った!かと思った数年前。あっという間に我々も夜の主役の座を辞し、朝のまだ明け切らないうちから、みのもんたらと新人議員の初登庁なんぞを眺めて、彼らの年収と特権を、図らずも我が収入や境遇やらと比べてしまい、朝から腹が立っているに違いないのです。いや、それも過去のこと「腹を立てるだなんて・・・」いまでは清新なあきらめの境地に立って、堺屋太一先生の新著「エクスペリエント7」を読むのに老眼鏡を捜している今日この頃でしょうか。さらに先生の流石足るゆえん、この本の文字の大きいこと。明日、先生にお目にかかるボクでした。
きょうの一枚
ゾーモットをスタートする赤いバギー!近藤さんです。厳しい戦いでしたが、とにかく頑張る姿が感動的でした。チャレンジャーですね。ランタンルージュをゲット!ランタンルージュ・・・最後の赤いヤツという洒落に気がついた人は・・・・・。

2005/09/21 (水曜日)

お待たせしました。モンゴルからの帰国貨物が到着しました。ただいま順調に通関作業中のようでご案内の通り引取りが出来ます。(ご案内は参加者のみに送っています。)
今日は、ミニで出場した田中さんが事務所に来られました。な、な、なんと、来年はミニ3台体制!で参戦表明!あの時と同じ気持ちのいい音を残して、ブォーーン!と帰っていきました。しまなみ海道を走って、広島経由で?名古屋に向かうそうであります。扇風機のついた助手席に乗っけてもらい、そこらあたりを一回り!この車の好きな人の理由が、分かります。
あの砂漠をミニで渡るというのは、実に大変なことだと思うのですが「やめられない」んだそうで、困難なことに挑戦!する姿勢に大大大賛成!
「3台なら、1台をサポートカーにすれば?」
「いや、3台がライバルとして走るんです。」
「うーん」
彼はカミオンバレイに大迷惑を掛けたので、筋を通しに来たというわけです。男の子です。
きょうの一枚
その田中さんの激走中の一枚!これの車高を上げて再び挑戦!14インチ化はできるか?

2005/09/20 (火曜日)

久しぶりに「しまなみ海道」を訪れました。今回は生口島・・・広島県の最初の島です。瀬戸田という町があります。平山郁夫の生家があり平山郁夫美術館があります。お恥ずかしい話なのですが、ななんと初めて行ってまいりました。島特有の空気、瀬戸内のまぶしい陽光。美しい庭園を備えた優美な美術館の建物。美術館めぐりのもうひとつ楽しみは、建築物にもあります。といえば久万高原美術館 WEB>>!この建築物もなかなか・・・の木造です。私の父の友人のお父上だった井部さんという方のコレクション。父はこの方の薫陶を受けたかで自らもささやかな収集家に・・・で、平山郁夫美術館は画伯の小学生時代の絵画まで納めてあって、なかなかのものです。久しぶりに感動し堪能しました。周りの町並みの雰囲気もなかなか!良い所です。覚えておいてください!生口島。
さて久万美術館の収蔵品は、22歳で夭折した村山槐多の「裸婦」、岸田劉生の「自画像」などが見られます。岸田も38歳という若さで亡くなりますが「麗子像」も収蔵してあればいいんですが、残念ですね。最近オークションに出ていたようです。3億とか4億とか・・・まあこうして秋は、美術鑑賞!久万高原にお越しの節は久万美術館へ。HPによると10月1日から11月27日は、井部コレクションなどの常設展示は無いみたい。
しまなみ海道は来年の3月末には、全線開通!(これまではいくつかの島では、橋を渡ると一般道に下りなければならなかった!)ぜひ海を超えてお越し下さい。その折には平山郁夫美術館もぜひ・・・シルクロードへの憧憬が広がります。
きょうの一枚
今日の久万高原!秋たけなわです。黄金色の稲穂、あぜ道に咲く彼岸花。日本の風景です。

2005/09/16 (金曜日)

いつの間にか9月も半ば、めっきり秋風!ナイトランが恋しいね!ゴメンね。久万高原のコースは、相も変わらず魅力的。初登場のダートでなんと1ステ2ステともそれぞれ往復で計4本のSSをしますがな。この林道は出入り口に、まったく民家が無く、また途中にも分岐も無く、隔離されたようなもの。しかもスタートゴール会場に近く!魅力的ですね。赤蔵ケ池も健在なら、あの林道もこの林道も、先の大雨をよくぞ持ちこたえて!ただし2輪しか通れなくなってしまったところもあって運営は少し痛い!のですが、そこはまあ・・・SSERと言えばいまや完全なるラリースタイル、リエゾンに時間指定が出来ないため(これはかつて当局との話し合いで)SSのみの戦いになります。ISDEのように市街地を駆け抜けますが、そこは時間の制約のないエリア。模範的なライディングで通らなければなりません。
さて完全デイライトとなった21年目のSSER 2DAYS!!案外と日没が早いのが、心配なのですが・・・いずれにしても、素晴らしいライディングワールドではありますね。8日に到着できる方は事前車検と自由参加のミニ前夜祭!!モンゴルの映像が見られます。ウッシッシな2日間!いや場合によっては3日間なのですが・・・・・過ごしましょう。
きょうの一枚
今回のSSER 2DAYSルート中ほどにある名勝軍艦岩、紅葉の頃の風情もいとあはれ。

2005/09/15 (木曜日)

ビックタンクマガジンの9月号が届いた。編集長のハルキさんは直前までBTOUに行く準備をしていたのだが、急遽行けなくなってしまった。ヘリとライダーとでRRMには参加したこともあって(総合3位とかって!)彼のジャーナリスティックな視座でこの新しいラリーを見て欲しかったのだが・・・で、誌面を見てビックリ!写真もいいしレポートも悪くない。表紙はパラレルピストを走るKTM!記事にはこの大会のバランスシートにまで触れてくれていて・・・ホント心配掛けています。心配といえば、逆の心配もしています。頑張ってるなあハルキさんたら、という思い。これだけの取材・編集をするのは大変なことです。
よし!BTOU2006のパンフを作ろう!大きな写真がいっぱい使われていて・・・・・といつも思っているのですが・・・今回は彼を見習って作りますけん、お楽しみに!!
SSER 2DAYS!!朝から役場の林業課でミーティング!!台風被害が・・・思ったより少なかった。
きょうの一枚
SSERの準備に出かける久万でのワンカット!日本神話では、神武天皇が日本を一望して、その姿かたちがトンボに似ているというところから「あきつしま」と名づけられたと聞き、そーかトンボのことをアキツって言うのかと子供心。とまれ秋の風情に、心惹かれませんか?

2005/09/14 (水曜日)

昨夜は金谷秀夫さんと酒席をご一緒した。あの世界の金谷!であります。70年代初頭のWGPにYAMAHAで出て大活躍をし!当時の若者たち・・・つまり僕たちのヒーロー!です。
当時のことを紐解くと、こうです。
1973年4月WGPラウンド-1、ポールリカール。一時はGPを撤退していたYAMAHAの復帰戦。しかも500の初参戦。ライダーは、サーリネンと金谷。そしてTZR500はサーリネンによってデビューウイン!4ストMVを駆るリードが2位、金谷は3位!それは 69年以来活動を休止していたヤマハファクトリーにとっての5年ぶりのGP復帰の舞台だった。同時にヤマハ初の500cc参戦。ライダーは前年TZ250のプロトを駆り250cc世界チャンピオンとなったフィンランド人J.サーリネンと金谷秀夫だった。
続くWGPラウンド-2、ザルツブルク。サーリネン・金谷がワン・ツー!!いよいよ本格的な2スト、そしてYAMAHAの黄金期を築くかに見えた。
ラウンド-4、モンツァサーキット。そこでとんでもない事が起きた。それはスタート直後、オイルに乗った先頭グループの多重クラッシュで、サーリネンは不帰の人に。YAMAHAを襲った悲劇は、衝撃的だった。この年、初のチャンピオンシップを手中に快進撃を続けたYAMAHAはWGPから撤退。失意と悲しみの淵に。
50年代半ばから続いたMVのアゴスチーニの驚異的な連戦街道(66年ホンダの優勝があるが)あの3気筒の4ストエンジンに2スト勢は、全く歯が立たなかった。やっとYAMAHAの金谷たちが金字塔を打ち立てるか!と思ったその時である。
ボクも実はMVに乗るアゴのファン!用も無いのにAGVのアゴスチーニレプリカなんかさっさと手に入れたもの。で、MVの4ストに挑む2スト勢。当時も話は「2ストか4ストか」・・・だからあまり進歩してないような気もしますが。この後は長い間WGPは2ストの時代になるわけで・・・まあそんなことよか、金谷さん!あの時代に世界を転戦したのはやっぱりすごいことです。夜が更けるにつれ神戸の「木の実レーシング」の話で、GPライダーとGPドライバー(こちらはわれらの身内のような方で、マツダワークスのドライバーですが・・・)の2人の夜が更けてゆきました。60代の二人のおじさんは、20代のころの眼差しで、バンバンと肩をたたきあいながら焼酎をがぶ飲みしていました。誰が速かったとかって・・・ガストン・ライエのことに話が及ぶと、急にシンミリ!おまけにGPライダーのその後!みたいな話にもなり「・・・」ちょっと一足先に失礼をすることにしました。でも素敵なおじさんでした。
きょうの一枚
teamACPのプリウス!こいつが完走するんですから!で、ACPのHP充実です。えっ、みんなもう知ってる。プリウスの戦いぶりだけじゃなく、腕のいいプロカメラマンの素晴らしい写真フォトアルバム!始まったばかりのBTOU回想録も期待できそー!で、今日の一枚はそのACPのプリウス。
teamACPのHPはコチラ http://www.team-acp.co.jp/

2005/09/13 (火曜日)

次世代オフィシャル募集!
先のBTOUには、初参加の日本人オフィシャルが数人デビュー?しました。そのなかのひとりで野口シートの「ノグチクンがHPにオフィシャル日記を書いてましたよ」というので、さっき見に行ってみました。http://a-seat.jp/index.htm 彼には初めての役員経験だと言うにもかかわらず、極めて重責なRCP2隊を、任せきりにしてしまいました。さまざまな不安要素を、ひとつずつ消去法で詰めて行き、与えられた任務を全うするのは並大抵のことではありません。特にひとりでモンゴル人スタッフを率いて砂漠を超えていくのは、統率力や使命感、場合によっては大きな犠牲的精神も必要になってきます。見事にそれをこなしたノグチクンの手記には、運営を代表するものとして深く感銘を受けました。
役員の多くとは、北京のホテルで8月5日にブリーフリングをしたあと、閉会式まで会うことの無かった方もいます。たった一冊のオフィシャルマニュアルで、全てのことを理解して、先を読み、ラリーの全体像を把握して競技役員としての任務を完遂する。言葉にすれば簡単ですが、実は相当な強い意志が要求されます。
オフィシャルマニュアルを読む力も必要で、そこには毎日の食事のメニューやランチパックの内容物リストから、緊急の救急救命術まで図解と写真入で綴じられています。また毎朝のブリーフィングで伝えられる基本的な内容も書いてあり、これがある限りラリー中に役員のミーティングは、よほどのことがない限り行われることはありません。
互いに信じあう、そしてCPまで苦闘の末にたどり着いて、参加者たちを待つ。こんな孤高な経験!のできる次世代のオフィシャルの登場をお待ちしております。「求む隊員。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生命の保証無し。 成功の暁には名誉と賞賛を得る。」
奇跡の生還を果たしたシャクルトン隊の、募集新聞広告の名文です。実際にひどいことになりながら半年間南極をさまよい全員生還させたシャクルトンのリーダーシップを評価する声は、いまだに高く、成功よりも価値のある行動としてボクも、彼に関する著作を愛読しますし、ボクの行動原理をかたちづくったものかもです。まあ、こうしたリーダーになれずとも、任務遂行能力の高い冒険家のような競技役員に支えられています。
そこで、SSERでは、ボランティアの競技役員(オフィシャル)や本格的な本部スタッフならびに医療チームや技術スタッフなどを大募集です。さまざまな資格をお持ちの方、外国語の堪能な方、看護士や救急救命士、まずは国内イベントにお手伝いいただいた後、2006年のBTOUをはじめ各イベントにご参加いただければと思います。やがては「アジアから世界のクロスカントリーラリーへ!」どうぞメールで、簡単な自己推薦文をお寄せ下さい。
きょうの一枚
というわけで、初オフィシャルのノグチサン!なんかワイルドになってて、そりゃ誰だか分からんわな!って感じでした。彼に作ってもらった座布団、ホントに良くて、いまもお尻の下に!試走にも持っていきました。アリガトネ

2005/09/12 (火曜日)

選挙サンデーは、レンジローバーで都内から中央道、甲府南から精進湖、朝霧高原を抜けて東名へ出て、帰ってきました。朝霧高原といえはガストン・ライエ・ミーティングの集合場所。良い所です。まあの界隈ときたら、ツーリングライダーの多いこと!ビックリ!マスツーリングの多いこと!に同乗のUさんと「ナニが面白いのか?」という話になり「いや、あれはあれで面白いんだろう」ということになりました。それでも、道を探している風な、真新しいオフロードバイクと新品のライディングウエアの3人組のオフロードライダーの姿に、ほんのすこし和まされて、レストランでは某老タレントおじ様2人連れが食事をしていて、まあまあいい感じ。やがて伝票を手に立ち上がり、勘定を済ますや店の外に。駐車場にはお約束のハーレーが2台。しばらくモタモタして、やがて「ドドド・・・」と出発!その二人連れのライディング・スタイル・・・何か物足りないというか、ナニが気に食わないというわけではないけど・・・??・・・いや、それにしても不良老人になるのは難しい。不良中年になるのは簡単だけどね。その選挙サンデー!結末は皆さんの知るところで、何もボクが語るべきことはありません・・・が、あっ。いや、やめとこ・・・・・。
きょうの一枚
実は今、とってもおなかが減ってるので、このモンゴル料理、ボーズって言うんですが、おいしそう。いやおいしい、ですよ。羊肉のミンチの揚げシューマイみたい。食べたい方は、ラリー中のビバークで、どうぞ。
NEW!! ドブリーフォトサービスで雑誌などでは紹介されていないBTOUの写真がキャプション付きで紹介されています! 詳しくはコチラ http://www.dobry.jp/

2005/09/07 (水曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
台風一過の青空が広がっています。と書きはじめたいのですが、全く青空が帰ってくる様子がありません。山間部の林道被害などの調査に出かけたいのですが・・・なかなかスケジュールが厳しい!のです。さてSSER 2DAYSも迫ってきました。ナイトステージの廃止など、なにかと物議を提供してしまい申し訳ありません。ナイトステージこそSSERの魅力のひとつと、若い頃から目をこすりながら幾夜も徹夜した日々が、懐かしい限りです。
ナイトステージの廃止の理由は、ただただ年々大きくなり続ける排気騒音に集約します。車検時の測定と本番の全開走行時の音量の差異は信じられないほど大きく、近隣住民や関係機関から「20年やっているから、と思うけど、以前はあんな音をさせてなかったんじゃないか。」と。警察も「本当にに公道走行の許された車両なのか?」というわけです。高いモラルで地域で長年にわたる開催を実現してきたSSERにとっては、それらの言葉を耳にする時というのは、再びオフロードバイクが加害者に堕ちて行く瞬間でした。輸入元にも排気音量についても問い合わせをしないでもありませんが、相互に立場は微妙です。
とまれ、改革は必要でしょう。山奥のクローズドコースへ逃げ込むことも方法でしょうが・・・おそらくデイステージにも抗いがたい問題が生じるはずです。どうか製造者、輸入元、販売店、そしてユーザーである我々が、今一度、考えてモラルアップに努めて行きたいと思います。そして再び環境(社会環境も含めて)コンシャスなマシンが大多数を占める時代になるまで、皆さんと共に考え行動して参りたいと思います。
またさまざまな改革の一環で、タイムスケジュールの変更、参加費の見直しなどを行ってまいります。また10周年20周年参加記念品なども、高額なものを提供することを控え、大会運営本位の姿を求めて行きたいと考えております。どうかご理解下さい。
きょうの一枚
今日の一枚も動画!走りの映像!最後に現れるのは空撮で見た村!ここがナビゲーションが難しいってところ!
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2005/09/06 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
 
台風14号がまさにこの辺りに居るだろう時間に、OVを書いています。いまは九州直撃!どうか被害がありませんように。
さて、週末は選挙サンデー!なのですが、やっぱり僕には気がかりなことがある。個人的には、その諸葛孔明が説いた「国家三分の計」というのが、なにかこう人類には理にかなっているような気がしていました。3つ・・・そう言えば人類も大きくは色で?3つに分類(コーカソイド、ネグロド、モンゴロイド、ね)されるじゃないですか。色も光も3つに分けられ、まあそればかりではなくたくさん存在する3つの要素。だいたい「3」という数字の持つ力はただものではない。ピラミッドのような完全なパワーバランスを生み出すのだろうと思う。おっ、風がすごくなって来ました。事務所の山桜が大きくしなっています。
んで本論はといいますと、18世紀にモンテスキューが説いた「法の精神」にある三権分立!!「おお3つのパワー!!」まるでそのピラミッドパワーよろしく、近代民主主義国家の根幹を成している。と思っていたのだが、最近の日本は「果たして三権は?」と思うようなことがシキリで、国家の最高機関は国会であって、ゆえに国民によって選ばれた代議士が、国会を構成してるわけで・・・・・つまりは主権は国民にある!という事で、今回の総選挙!?何が言いたいのかというと立法府と行政府の関係性が日本型三権分立では怪しいのではないかという事でござる。行政府の長が遮二無二立法府に強迫をするのはいいことなのかという疑問は・・・尽きないなあ。
ひるがえって小なりといえども、我々のラリーの運営はいかに。
レギュレーションの制定と、実質的な運営、そして抗議などに対する審査委員会、これらが分立しているかどうか・・・となると結構怪しい。一応は組織図のような物を作ってはいても、一部の人間のジャッジメントが全体を司っている。これはイカンと言いながら、21年。さらにドグマティックの度を深めているのではないかという不安がよぎる。彼には、そんな不安は無いんだろうか。SSER!!さらにオープンマインドを求めて、自由なオフロードの世界へ!!と思う選挙戦のさなかの台風の一日でした。
「誰に入れる?」
きょうの一枚
好評!今日の一枚の動画シリーズ。今日はハタンブラグのビバーク。日没直前のしかもスコールが近づいていて・・・・・さあ早く整備終わらせてごはん食べて寝ようね!って感じですね。
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2005/09/05 (月曜日)

すさまじいハリケーンの痕跡は、なにか世界に向けられたメッセージのような気がしてなりません。温暖化の影響で巨大化したハリケーンが、メキシコ湾岸の石油施設を強襲!するのかと思いきや、人的な被害のあまりにもの大きさと、その後テレビカメラの前でさえ略奪を繰り返す、かの国の市民に、唖然!としたのはボクだけではないでしょう。こんな時に秩序ある行動、難しいでしょうが日本人は出来ます。
日本には超大型台風14号が接近中ですが、早くも関東地方には豪雨の被害が、九州・四国も今夜から明日にかけては600mm!!という聞いたことのない数字が予報されています。SSERでは降り始めからの雨量が250mmを超えた時点でラリーを中断する、という内規を持っていますが・・・・・実際この250mmを超えると林道には被害が出始めます。先の週末は久万高原の林道に居ましたが、まだ昨年の台風から災害復旧がかかったまま、復旧できてないところも少なからずあります。どうか皆さんに災害の被害が及びませんようにと祈りつつも、久万高原の林道も、この台風をなんとか無事に乗り切って!と祈るような気持ちです。
災害の巨大化!助けを求めても届かない恐怖!
防災の日に書こうと思っていたのですが、政府の広報では、首都直下型地震などが発生した際に、必要なのは「自助」「共助」「公助」の順。で自助とは3日間くらいは自分の努力で生き延びること、と言っていましたね。公的な救助が始まるのは3日後!らしいと。それまでは自分で、または自分たちで助け合わなければならないということです。最近の大型の自然災害などの報道を見ていても、身にしみるモノがあります。
BTOUのラリーでもエマージェンシーブックが配布されますが、2002年までは72時間は自分で生存の計画を立てて・・・というものが2005年からは、なんと「100時間は・・・」というふうに延ばされました。72時間とか100時間とか言われても時間の概念は、厳しいものでしょうね。そんなときに共助!自分を助けるのも厳しい時に人を助けられる!そんな人になるには、相当に男を磨いておく必要があるでしょう。でも日本人は出来るんですね。そのためにも備蓄といつでも出動できるオフロードバイクと、 医薬品。まあラリーの荷物があれば・・・という事かもしれません。「天は自ら助くる者を助く。」まあ自助です。
きょうの一枚
今日の一枚は、動画!ミニやライノ、プリウスなどの空撮映像!!
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2005/09/02 (金曜日)

朝から久万高原へ打ち合わせに行ってきました。もち秋の気配は濃厚。黄金色に色づいた稲の穂が波打っていました。さて、ガストン・ライエ・ミーティングには、早々にたくさんのお申し込みありがとうございます。ボクも飾りっぱなしの80にチョコって乗ってみようか、と引っ張り出してみました。
でボクも「HP2を買う!なんて言っているけど・・・」と自問自答の日々。というのも股関節が悪くて、背の高いバイクにまたがるのがとても大変!ばかりか正座も胡坐も出来ない。トイレも大変でラリーの試走や本番でトイレをどうしたか?というお話はまたの機会に譲って・・・・この秋はリハビリに専念しなきゃ!!と思うことシキリ!です。とりあえず3年来の五十肩は概ね快方に。
ところでロマンチックなかに座の仙波君のコラム「お疲れさまです・・・」でもHP2のことが触れられていましたね。BMWの刺客だとか構造改革だとか・・・って言っていて面白いのですが、どうもあのメーカーは、「無くなりかけると見せかけておいて、創造的な新しい世界を提案」しては、離れかけたオールドファンにも「ごめんごめん、これだったよね。君のことを忘れていたわけではないのだよ。おまたせ」みたいな手法が常套のなでございますな。ナニ!今の日本の政治手法に似ている?似ているかもです。
それほどに新しい世界に切り替えていくことは難しい、ということかもしれません。実に大衆は保守的で変化を望みつつ、その実変化を避ける、という傾向にあるのですね。
「えっフラットツイン止めるの?!BMWって!そんなあ!!」
って話しはそう遠い昔のことのようには思えません。そのニュースが世界を駆け巡った直後は、世界中がフラットツインを買うわ!生産中止反対!をメディアもこぞって大キャンペーン!!をするわ、で大騒ぎでした。で少ししてから80GSベーシックなどポン!と出しては、離れかけた僕たちをまあなだめるわけです。
直近では「BMW最後!のストレートシックス!」「えっBMWって直6やめるのか!買わなきゃなあ!」と無理して買えば、何のことはない「ニュー5シリーズ、伝説の直6搭載!」「・・・オーマイガッ!また、やられた」で閉店セールと開店セールを繰り返す、あの商店街の老舗みたいで、えっ最近のSSERもそんな感じ?いや、天下のBMWと同じ戦略だなんて・・・お褒めのオコトバ?これからは、襟を正します。
で、仙波君!HP2ってそんな風なバイクなんだから、刺客とか構造改革というより、少数のクラスターをも塗りつぶして、「もう現行のBMWを買うことは無いだろーな」とか「テレレバーはいらない」なんていってるヘビーで口うるさくて、結構オピニオンリーダーだったりブログだHP(ここはホームページの意味だ)に言いたい放題の彼ら(ボクら)ユーザーに向けられた、チュパチャプスみたいなモノなのなのですよ。おお!それこそがまさに構造改革で、仙波君は正鵠を射ている!のではありますまいか!つまりこれは「KTM950って、いいかも」なんて思い始めたBMWユーザーに向けられた刺客!かもです。でも、スクリーン+ビッグタンク+究極のコンフォート性能(グリップヒーターとかですな)+キャリングケースなど、1200GSの持つ究極のツアラーとしての基本性能が、さらに良く見えてきたりするのも事実ですなあ。「あなたは、どういうスタイルなのか!」を突きつけてきているわけです。
さあ、迷いなさい子羊たち・・・・・ボクは決めていますからね。
きょうの一枚
構造改革中!のSSER、21年目の秋は果たして・・・のチャンプ池田。ルートはあのSSです。SSER 2DAYS CLASSICSはエントリー受付中。詳しくはコチラ
http://www2.sser.org/2005_sser2days/

2005/09/01 (木曜日)

今日は防災の日。官民挙げてさまざまな防災に関する取り組みが続いている。それほどに昨今の地震や自然災害の多さには、緊張せざるを得ないのだ。もう、そこに足音を聞いている!という感じ。アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」は、犠牲者は数千人に上る可能性!との報道。地震や津波と違って、もう少し予測可能だっただけに政権の危機管理能力が問われるかもだ。なによりもハリケーンの巨大化は、地球温暖化の現象として科学者らは指摘を繰り返していただけに、耳を貸さない米大統領が「天災!」を強調するにつれ、確信犯なのか?知っていて利権のために知らないふりを続けるのかと疑わしくなりますな。京都議定書を批准する機会ですぞ。とまれ、末尾ながら被災された方にはお見舞い申し上げます。
やっぱ環境問題については、一人一人の行動から!と思いながら窓の外のレンジを眺めていたらすね、ランドローバージャパンからいつものようにダイレクトメールが届いた。ああ、またレンジローバーがモデルチェンジ?!なのか!ナニナニ、スーパーチャージドV8-4.2で396ps!!BMWエンジンよか100ps以上UP?!お値段1320マン円ナリ!!!
「ナニヲヤットルノダ!!」
なんかサイドグリルやフロントグリルなんか、妙チクリンだ。ブリティッシュの上質感はどこさいっただ。これはイカン。イカンのである。間違っていると思う。アメリカじゃ、ラグジー(風呂ではない)ブームで、こんなニーズが沸騰中であることは、知っているだに。しかし、このド派手さと、バカバカ馬力は要らない。あのローバー社せいエンジンのジェントルで趣のある、あの味は・・・・・フォードグループの傘下になったりするからイカンのだ。金額も中身もイカン。ケシカラン・・・で・・・売れるのか、やはり。いやイングランドでは売れんぞ。ボクはというと、さらに古いクラシックレンジ、市場で100万円台のを物色中だってのに。どうしてこうも世はバカバカオバカなスーパーカーブーム!になっただか?お金のある人がスノビズムを失ったからかもしれん。でもアストンマーチンの復活と隆盛は嬉しかったりする。あれ、ボクってイングランド派だっけ?
さてスノビズムといえば?SSER!!「夜じゃないのは問題だ!」という諸兄、お許し下さい。
最大の理由というのは、近年の騒音問題!!年々大きくなり続けるエンデューロマシンの排気音!これは、どうしても克服しがたく・・・このままでは誰もこうしたイベントを認めるわけにはいかないだろう、と思う。車検の時に聞いた音は「まあいいだろう」としてもSSの中で聞くあの輸入エンデューロマシンの音は・・・いったい。これまでにない苦情が多くなったので、ついに警察も「昼間できるように・・・」と。言うご提案をいただいた。昼間には昼間の覆いがたい問題があるのですが・・・いやいや、もっと騒音問題は真剣に取り組んでおけばよかったと思う反面、夜に戻すことはいつでも出来るはず・・・ならば魅力的なデイステージ!!それに夜は、明日の早起きのためにすぐ寝てしまう!ことが無くなって、違った楽しみもあるかもですよ。と考えた挙句のことですだ。と言いながら案外、夜に差し掛かる参加者も居るのではないかと言う不安も。
21年目!大人になったSSER・・・休日の2日間を楽しみ抜きましょう。走る70%!遊ぶ食べる飲む30%!ストイックから新しいニューストイシズムへ。ナニ言っているだか。ボクは週末は山の中です!!湖の見えるワインディングが登場する予定でおます。オタノシミニネ。
きょうの一枚
ボクのG/S、ガストンのサイン。もちろん最初から書いてはあったのだが、書き直してもらったというわけ。語り尽きないほどの思い出。そんなガストン・ライエ・ミーティング・ファイナルはエントリー受付を開始しました。詳しくはコチラ http://www2.sser.org/2005_grm/

 

Organisation Voice 2005/08

2005/08/31 (水曜日)

ガンがガストンの命を奪ってから半年がたった。
菅原さんのポケットにもボクのポケットにも、ガストンの遺影は常にある。BTOUの閉会式で、スガワラサンはボクの席にそっとガストンの写真を置いた。スピーチで、そのガストンの話をしようかと躊躇したが、控えた。ガントルガのモエ・エ・シャンドンの黄金の雫が、ガストンの写真にかかって頬を濡らしているように見えた。そっと指先でその黄金色の雫を拭ぐって再びポケットにしまった。チャンピオンにこそモエは相応しい。なんか飲み屋でモエ!を飲んでいるのを見ると腹が立つ、ってのも勝手な話かも。もともとモエ(萌え!じゃない)はナポレオンが勝利を祝って愛飲したシャンパン!それ以来「勝利の美酒」とはこのこと(違っていたらごめん)そして現代ではモータースポーツのシャンパンファイトは、まあモエなわけで、祝勝会などはこれで乾杯するといいだろう。
話をガストンに戻す。彼は常に闘っていた。長く続いたマルボロのスポンサードが終わったのは1988年。しばらくはマシンにも恵まれず一線を引いていったが「引退」なんかしてないと彼は言う。その証拠にモンゴルに招聘したのが1999年。この時52歳の彼は、全く枯れてなんか居なかった。その10月2人で約束した日本での「ガストン・ライエ・ミーティング」まさにこのHPがスタートと時を同じくする。このコラムOVの第1回目は、ガストン・ライエ・ミーティングの話からはじまった。
さて、そのミーティングをどうするのか。「今年も開催しましょう!」という声も少なくは無かったのだが、僕は耳を貸さなかった。昨年も間際まで来日を試みたガストンの手元には1枚のエールフランスのビジネスクラスの航空券がいまも残っているだろうか。で、結論から言うと「ガストン・ライエ・ミーティング・ファイナル」します。最後です。しかもこのミーティングで、ガストンが最後に走ったあのかなりハードな「富士山から白馬」のルート。でもオンロードでも車でもどのルートで走ってもいいことに・・・もちルートブックとCPはあるから。甲州街道で道端にバイクを停めて食べた葡萄の味が鮮明だ。前夜のガストンと泊まった西富士のコテージも良かった。
「ガストン・ライエ・ミーティングやりましょうね!」「いやだ」「・・・」「しない!」なんて毒づいた人、ゴメンナサイ。以上のような(どんな?)言い訳で、ファイナルなミーティング!となります。万障お繰り合わせの上、どうかご参加下のほどを。
さて話はガラリと変わる。
トヨタのレクサスブランドのお披露目が始まった。プロデュースしたのは「D&d」というチーム。なんのことは無い電通とデルフィス(旧南北社トヨタの関連子会社)である。呉越同舟と言うのも少し違うが、ブランディング戦略は興味深い。投資コストは2000億円!イマやこれだけのお金をポンと出せる企業は、そう無いのではあるまいか。トヨタ方式で倹約に倹約を重ね「絞りきった雑巾をさらに絞って・・・」と言われながらも「出す時は出すねえ」という感じ。年間の純利益が2000億円後半だから、まあ今年の儲けは全部突っ込んじゃえ!みたいな田舎経営者みたいなことは無いだろうが、当たらずとも、まあ遠くは無い。車種構成などは賛否がかまびすしいから省略。メディアなどによればそこは高級ホテルなのだという。接客は黒服らしい???いっそのこと2階より上もホテル・レクサスとかにしたら良かったのに・・・・で、ブランディング!というのは実に難しい。
彼ら(ってボクら)は実に気まぐれで気難しい!さらに西洋コンプレックスの塊ときてる。そうは言いつつも、日本もほんの少しだけブランド神話の時代を脱しつつある。中国はまだ50年くらいは大丈夫だろうか?中国こそ急げ!なのだが??とまれ、日本の誇るトヨタが見せる国内の高級車市場戦略はいかに・・・仕事の目を離れても、これを見逃す手はあるまい。
ただ、自動車の未来は語られるのだろうかは疑問かもだけど。
きょうの一枚
中国と言う国は・・・叱られるのを覚悟で言えば、この道具はこの国を象徴しています。掃除をする!という発想には進歩?を感じますが、このゴミを撒き散らすための掃除道具と言うのはいかがか・・・・・この国が、ひとつの問題とその解決方法にも同じような思考回路をとる!と感じるのはボクだけ?

2005/08/30 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
UBSというモンゴルの放送局で放送されている「BEIJING-ULANBAATAR 2005」のタイトルバックの動画をご紹介!!本編はいずれまたの機会に・・・直近は10月8日?
今日ボクは1日掛けて病院!人間の点検と整備に費やしました。ラリー前のウランバートルで高熱を出して、3日間飲まず食わずで強烈な鎮痛解熱剤を飲み続けたおかげで、熱は下がったものの消化器系を全損!!ラリー中の苦しみと言ったらありませんでした。ラリーの後始末で残ったウランバートルでも、フラフラ!よくぞ無事生還したものだとわれながら・・・・・・・健康は大切です。ちなみに今日は、大腸ファイバー、内視鏡です。気持ち悪いときたら・・・・・
ラリーに持っていくことの出来る医療機材と医薬品には限りがあります。それがボクにも跳ね返ってきたのかもしれません。ああ、オナカが痛い!
■ ビデオはWMV形式、サイズは1.3MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/08/29 (月曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その3
メディカルについて・・・
SSERにはレントゲンがある。ラリー主催者がレントゲンを持っているというのも「?????」な話だが。撮影と現像はいつも2人のカメラマンが担当する。気温を調べて現像液を作り、撮影から一連の作業をこなす。大変なご苦労だ。1日中撮影をしたあとの作業だ。
なぜレントゲンの導入をしたか?というとこうだ。1995年第1回大会、ラリー中に起きた打撲症!ドクターは「痛みがひどいから骨折しているかもしれないし、場合によっては折れた肋骨が肺に刺さっているかもしれないから、緊急輸送してくれ」触診だけでは最悪の場合が分からない。「はい」と航空機をチャーターして中国北京の病院に、1週間のうちに4人搬送した。いずれも単純骨折や打撲程度で大事には至らなかった。「レントゲンさえあればなあ」ラリーの医療チームの切なる思いだった。
ラリーの医師はボクの大切な友人ボルドサイハンという男。彼がリーダーを勤めている。日本人医師が「この男はすごい!」と言い放った。アメリカの大学病院で脳外科の臨床と救急救命をやっていた。問題なのは、たいがいの負傷者に対して「大丈夫!」「心配ない!」「ウイスキーを飲んでおけ」「点滴?いらない!」とそっけないたらありゃしない。だから彼が「やばいぞ!」というとボクは非常に緊張する。緊急輸送の準備を始める。燃料の問題やフライト時間ラリーのオペレーションに与える影響を、短時間のうちに検討し答えを出さなければならない。実は今大会は「やばいぞ」と彼が言ったのはたった1回きり。それは炎天下を歩くボクに言ったもので、だれひとり負傷者には「やばい」は無かった。
ボクが「全員のメディカルチェックをしよう」と言ったエタップ3の朝も、彼は「???」「いや結構熱中症気味で、体温高いままの参加者が居る」と言うと「水を飲むように言え」というばかり。「そのためにもチェックをして意識を高めるんだ」と言うと「それなら分かった」と作業を始めた。
彼はモンゴルの大自然が大好きだ。ヘリの窓から食い入るように風景を眺め、降りると石や化石を探す。純血のモンゴル犬の子犬を探すのもライフワークになってきている。
「今回も素晴らしいルートに連れて来てもらって感謝している」最後にヘリを降りて別れ際に握手しながらそう言った。最後にこういった「今回は大きな事故や怪我が無くてよかった。8回大会はいろいろあったのにな。」もちろん彼が言うように全く無かった!分けではなかったのだが・・・彼の言葉には生命的なリスクがある・・・と言う部分が抜けていた。一人の優秀な医師がラリーに居ることの安心感は計り知れない。もちろんもう一人の医師も優秀で、ウランバートルへ緊急輸送が発生すれば病院の手術室まで彼がアテンドする。
BTOU・・・・・その身体的なリスクをはらんだゴビの大横断は、こうしたメディカルチームに支えられた。しかしなにより、参加者相互のコミュニケーションや、大会本部への迅速な連絡ぶりは賞賛に値する。またメディカルを中心にしたスタッフ全員の参加者へのケアは、いまの可能な限りを尽くしていると胸を張れる。
あとは参加者自身がリスクマネジメント能力を磨くことだろう。ひょっとしてその能力は、ラリーのときばかりに限られない、と思う。
ラリー中に使用した輸液類・・・・・約60本
ラリー中に使用したレントゲンフィルム・・・・・約30枚
きょうの一枚
エタップ5 SSスタート地点、ライダーはゼッケン1ローレンスさんアラビアの・・・じゃなかったモンゴルのローレンス!

2005/08/26 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その2
モンゴル国内の報道
実は大会前の8月4日、ウランバートルのプレスセンターで、記者会見がもたれました。翌日以降の新聞はかなりの扱いがありました。またザミンウッドには、スタートを見送る大勢のモンゴル人!!車もたくさん停まっています。しかしよく見るとどの車もウランバートルナンバー!砂漠を700kmも超えて応援にやってきている家族に混じってメディアの姿も。ヘリに1名のUBS(テレビ局)のカメラマンと地上にもランクル80にカメラマン。大会終了後は、毎夜エタップごとのTV放送!時間が不定期なので見逃した日もあるのですが帰国前に、テレビ局のスタッフが放送した分のテープを届けてくれました。残りは9月に来日するムッホ君がもって来るでしょう!!一番早くお披露目?出来るタイミングは「SSER 2DAYSの前夜(土曜)に車検会場のスクリーンで!!(註:今回は正式なスケジュールは日曜の朝からです。閉会式は月曜祝の夕方だからね)お楽しみに!!興味のある方は、ちょっとお早めにお越し下さい。ミニミニモンゴルの夕べを開催・・・この日の宿泊はキャンプのみだからね。というわけで、モンゴル国内ではかなりの歓迎振りだったというお話。来年はさらに建国800年記念行事で盛り上がりそう。
ロシア人からのメール
XR250で参加したロシア人選手。自分のバイクが間に合わなくて、スタート直前にウランバートルで調達・・・ったって、これでラリーに?という代物。なのに当初のエントリーフォームに記載されていたXR400のまま集計されていたので、ラリー中に「250に直してね」と言って来た。「わかった」と答えながら、忙殺されていたら昨日メールが届いた。「250に直してもらえれば、クラス3位なんだ。それは僕にとってこの上もない名誉なことだ・・・」実はその時点では訂正作業が終わっていたのでした。来週始めにはリザルトが参加者の元に向けて送り出されます。カナダやロシアにも届けられます。
暑いのか?
エタップ2、ザミンウッドをスタートしたヘリ1号機はギリギリの燃料で給油予定のオンコース上の村に向かっていました。その村にはウランバートルからヘリの燃料を積んだローリーがやってきて待機しているのです。ウランバートルからザミンウッドまでで大方の燃料を使い果たしていた1号機は、その村までも厳しい状態でした。そんな時オンコース上から緊急を告げる無線とオンコース上にストップする参加選手のマシン「OK!旋回してくれ」と頼むのだが無視して真っ直ぐ飛び続ける。「どうした?」「・・・・」「????」とやっている間にヘリは10kmも飛んだだろうか。「降りろ!」怒鳴りつけて着陸。歩いて現場まで行くことにした。ヘリのパイロットたちにこの機の持つ役割を肝に銘じさせたかったこともあった。陽炎揺れる砂漠の中の道は暑かった。が、風はさわやかにも感じた。手に持った水はあっつと言う間にカラになった。振り返るとドクターと看護師が医療機材を持って500mくらい後ろを歩いてきていた。1kmを10分で歩こう、10km100分?と考えながら歩いていると、少しだけ気分が良くなった。「でも道を間違えると危険だなあ?」「ゲルがないなあ」やがてドクターが追いついてきてペットボトルを差し出し「ディンジャラス!」と一言。どうもこの日を境に増え続けていた体重が減少傾向に転じ!今でも減少を続けているようです・・・何の話ですかい?ラリー前体重92.5kg今朝の体重85.0kg!!どおよ。
きょうの一枚
ウランバートルから西に600kmアルベイヘールの街。ここまではウランバートルから舗装路で行けます。今回もこの街が最後のビバーク地だったり・・・苦い経験やつらい事も、楽しい思い出も、この街にはたくさんあります。この10年間、この町を通らなかったことは、多分ありません。町の中では強いデジャヴュに出会います。

2005/08/25 (木曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その1
エコチャレンジの可能性と将来・・・・・今世界中を走る自動車・・6億台!日本並みのモータリゼーション(2人に1台の時代)がインドと中国にやってきたらこの2カ国で11億台!?そこまでは地球上にある化石燃料では到達しません。地球温暖化も、このデイアフタートゥモロウみたいな地球上の気候変動を見ていれば、自動車メーカーの、いやそれを知る方たちの憂鬱!が感じられます。今回のエコチャレンジの基準燃費は、4輪部門で15km/h、2輪部門で30km/h・・・・・基準というにはあまりに高いハードル?僕は低いと思ったんですが、しかし次回もこの数値が採用されると思います。スーパーカブも次回挑戦を表明!!なんとローバーミニも複数体制で!?スーパーカブにライバルも現れそうな気配!ありありです。
エコチャレンジは、ラリーのルールに関してはかなり甘くなっています。主催者の後方走行をしているドクターの乗ったメディカルカーや、ピックアップのための今回は2台のプロシードや、人間を回収するためのビッグホーンなどが、ガッチリサポート。ラリー部門参加者には出来ないオフィシャルからのアシスタンス!!もあるのです。日没後は完全にオフィシャルが管理できる状況です!!から一見無謀な挑戦!みたいですが、思い切ってチャレンジできるのです。いつかは化石燃料ゼロの完走車!が現れるでしょう。10年後か?ひょっとしたらもっと早いかも・・・インフラに縛られるであろう今後の環境対策車。で、あえて困難な3500kmの砂漠への挑戦!開発チームにも見え無かったなにかが見えるかもです。
「あなたが闘うのは、未来の地球のため・・」となることを真に願って、主催者の負荷は高まりますが、夢のために次回も頑張ります。
ベンチレーションスーツと熱中症
このコラムをお読みの諸兄には釈迦に説法でしょうが、自動車もエンジンを冷やすために外部の空気を大量に取り込むエアインレットとかエアスクープとかがボンネットの上に聳えていると「高性能!」な感じがするですね。でも問題は空気を取り込むことではなく、逃がすことです。フロントガラスを失ったラリーカーも、一定以上の速度になると室内にたまった空気で風圧が気にならなくなります。せっかくエアインレットのあるジャケットを着ていてもアウトレットと、そこまでいたる空気の道が設計されていなければ、意味を成しません。空気の保温層を作ってしまいます。
熱中症傾向で38度以上の体温になって点滴を受け続けたライダーたちのジャケットと、涼しい顔して元気に競技を続けるライダーとの間に、ボクはこうした法則を密かに見出していました。(いや必ずそうだという事でもありませんが)主催者として一部の特定のメーカーをとやかく言うのはいかがかと思うのですが?(っていつも言っていますが)BMWのラリー2スーツは、素晴らしい!!の一言に尽きます。(なにか強力なセールスマンが存在しているといううわさもありますが・・・)多くの方が着用しているのにはビックリ!!後半になるほど調子を上げた方にもこの着用者多し!!なのです。桐島ローランドさん、川合アユムさんなども平気でBMWのロゴも付いたままで、カッコ良く着て涼しげに走っていましたね。もちろんこのジャケットにも難点が無いわけでも(高い!とか)ありませんし、それ以外にも、もっと高機能なジャケットがあるかもしれませんが・・・・・とにかくボクが見る限りですが、同一メーカーのオートバイの平均的な性能より、このジャケット!パンツもですが・・優れています。オフィシャルウエアのパンツもBMWサマーパンツを採用して過酷な現場で無類の働きを見せましたね。で、こうしたベンチレーションで身体を冷やす!!今回は暑かったけど風は熱風!!じゃなかったですから・・・・・大切な要素として注目されます。
きょうの一枚
うおっ!不時着か?実はエタップ5のSSスタート地点に着陸!!このカラーリングのヘリが1号機!ドクターとカメラマン!!らとボクが乗っていてルート上の安全管理などに大活躍!!なんですが高騰する燃料代と反エコチャレンジなオオグライブリに血の気がうせます、ホント。
2号機はアーミーグリーン!の軍用機で、10kgバックとエアメカ・マネージャーなど有料シートでビバーク間を直接飛びます。オフィシャルは2名アテンドしています。

2005/08/24 (水曜日)

いつものトップページに戻ると、ひとつ前のイベントのリアリティが薄らいでいきます。でOVも復活!!この夏の総括とすれば書きたいことは山のよう・・・なのですが「振り返らない」ボクとしては確かな「次」に向けて歩き出すのでした。えっとSSER 2DAYSは、ついにデイライトだし・・・ガストンライエミーティングは「ファイナル&メモリアル」でガストンが最後に走った・・・あのルートで!!という事。それにしても飽くなき実行力!!はいったいどこから??
今日は香川にある大学に、お邪魔してきました。ボクが数年前にCIの導入計画とデザインをさせていただいた大学・・・担当課長は実は同級生でもあるのですが、いまや地方大学が軒並み定員割れや経営難やという時代にあって、その大学は意気軒昂。キャンパスにはさらに2棟の大型施設が建設中!!でした。赤とんぼが飛び夏休み終わりの大学のキャンパスには、不思議な空気が漂っていました。思わず「求人票、出そうか?」
1ヵ月以上も乗ってなかった愛車レンジローバー!!出発すると急にエアコンが壊れて車内は蒸し風呂!!あわてて事務所に引きかえして・・・・・ほかのクルマに乗り換えようとして「もう一度だけ」とエンジンをかけると、なんと冷風が・・・・・思わず小雪(注:今はいませんがSSERのマスコットだったアラスカンマラミュート犬、メス)を思い出しました。どうしてエコを声高に叫ぶ僕が、この2世代レンジローバー4.6を降りられないかというと、何か無性にやさしさを感じるのです。こうした感覚をクルマに持ったことは実は初めてで、乗るほどに好きになっていくのがハッキリ分かります。「ううむ、さすがは女王陛下のレンジローバーだわい」燃費悪いサイズでかい!故障多い!保障が切れた次の月にはお約束のエアサストラブル!これは生産時にタイマーがセットされているらしい(ウソ)なんか全てが小雪にそっくり。当然通勤はこれ(自転車はどーした!京都議定書の話はどーした!とお怒りの諸兄!ゴメンナサイ)
で新型レンジもいいのですが、やっぱりボクはさらに古いクラシックレンジが欲しい「それだけは止めておきなさい」というのが通のオコトバ!「どーして?」「じゃあ、せめてエアサスをコイルサスに変更したやつか、タマ数は少ないけどもともとのコイルサスモデルにしなさいね」「へーっ、どーして」大きい犬がご飯いっぱい食べるし、散歩が大変だからちっちゃいのにしなさい!みたいな話なのだ。
今日は久しぶりのOVで、ちょっと暴走気味になった。スンマセンBTOUの話とかは、またそのうちに書くでござる。
きょうの一枚
と、いうようなことから久しぶりに小雪の登場となりました。

2005/08/02 (火曜日)

来年2006年はモンゴル建国800年。チンギスハーンがモンゴル高原を統一した年からすでに、いやまだ800年ばかり・・・・奇しくもNHK大河ドラマでは「義経」が連戦連勝神話を築いている時分でしょうか。義経の死後すぐに起こるチンギスハーンと、東北から大陸へと逃れたのではないかという義経にロマンを描いたお伽噺のような「チンギスハーン義経説」でもNHK大河ドラマ「義経」の翌年がチンギスハーンの建国800年と、妙な符号が、いまさらながらに草原の夢を掻き立てるではないですか。そういえばチンギスハーンも白い馬を好みましたし、たしか義経もそうではなかったですかね。あの奇襲攻撃的な騎馬隊の作戦も似てるし・・・・ってなにか小説でもなかったですかね。今年の年末までにそんな本出せばうまく売れますよキット!!
さてウランバートル!例年より涼しくて、ご機嫌です。仕事は忙しいのですが、日本の夏のようなところは仕事する環境ではないですね。先進国で一番暑いキャピタルタウンじゃないですかね。もちろん北京も上海も暑いには暑いのですが・・・・・・
 

 

Organisation Voice 2005/07

2005/07/28 (木曜日)

 
ボクは日中友好協会の会員でして、昨日はわが協会主催の松山でシンポジウムがあって、この忙しいのに!行ってきました。会のあとの懇親会では中国政府要人と強いパイプを持つ大物政治家先生と親しくお話をした挙句、思わず「SOS」を発してしまいました。というのもその先生はすでに「BEIJING-ULANBAATARで苦労している男がいる」というのをこれまた地元の先生を通じて知っていてくださいました。「おおっ、あなたでしたか」と言われてちょっとボクは大感激。
政府が出来なくても僕は強い「政教分離」じゃなくて「政ラリー分離」って変!?の精神でやってきてたのですが・・・でもその超大物政治家先生は、まさに超大物という感じで、いや実に気持ちが良かった。ファンになっちゃった!のでした。
さて中国と日本の関係・・・この夏が最悪のピークで、これからは良くなっていくのだと感じています。マスコミの問題、マスコミを批判する勢力の問題、右左のバランス感覚。これからは思いがけず考えていたり論じていたことを自分でも見直さなければならないという思いに立ちました。
さあもう出発の時刻が近づいてきました。
きょうの一枚
もうすぐ!こんなところに行きますよん!DUNE!NUDE!ありゃ!

2005/07/27 (水曜日)

台風は関東に被害を与えながら北上!先の地震といい今回の台風!皆様には被害はありませんでしたでしょうか?お見舞い申し上げます。東京都の地震情報に関しての問題が指摘されていました。災害時には特に正確な情報をいち早く系統的に収拾し、必要な箇所に伝える、ということが最優先です。先に立ち上げたPDRというNPOもまさにそうした思いからスタートしています。実に正鵠を射ていると言う思いがします。
またわたしどもの主催するBTOUも、過去の経験に立ち、さまざまな取り組みを「出来る限り」行っていきます。通常の社会生活も、また危険を伴うと思われがちな海外ラリーも、きちんと自分でリスクマネジメントしておくことが必要です。笑い話ですが、ボクがヘリの中で離陸後は通路に置かれるタラップをさして「墜落した時に、そのタラップが危ないから固定して」と大笑いをされました。「落ちたらそれどころじゃない!」「・・・・・」ボクは真剣に怒りました。「それでも助かろうとする気持ちが無ければだめだ」と思うのです。飛行機に乗ると必ず枕と毛布をもらいます。非常時は枕の上からベルトをかけて、「衝撃回避姿勢は頚椎損傷の原因、航空機の緊急着陸で逃げ遅れる原因は首とおなかの損傷で動けなくなることだ。脱出には毛布が必要だ」なんてマジに思ってるんだから、みんな訝しがるよね。でもそれもささやかな自己流だけどリスクマネジメント。
話は変わりますが、非常に大好きだった杉浦日向子さんが亡くなられた。ボクよりも若い!とは存じ上げなかったが・・・彼女を通して日本の文化や江戸の情緒ひいては日本の美意識をいつも感じていました。彼女こそはポスト白洲正子さんだなあと感じていましたのに。ご冥福をお祈りします。
さて、元気にBTOUの実質的なオペレーションです。スペースシャトルも打ち上げ成功!困難を乗り越えて行く姿は人間の逞しさ美しさを見せてくれます。「挑む姿は美しい」かつてのパリダカのスポンサーでパリダカのもっとも困難な時代を支えた(もっとみんな感謝すべきなのですが)パイオニアの当時のラリー支援のためのキャッチフレーズ!です。まさにパイオニアという先駆者に敬意を表しつつ皆さんに「挑む姿は、常に、美しい」常にを追加しました。
きょうの一枚
草原の道。豊かなモンゴルの空間と遊牧民たちの生活をつなぐ道。物心ついた頃からコンクリートやアスファルトに固められた道しか知らない我々には、これを「遅れてる」と見てた20世紀。今はモンゴルの高度な自然のリサイクル性に未来を感じます。って分かりにくいか?

2005/07/26 (火曜日)

すっかり更新をサボっていました。またすぐに北京に向かいますのでこの数日間でも、まめに書かなくては・・・と気を改めています。
通りといわず家々の庭先には、僕のとても好きな、さるすべりの花が咲き乱れています。木につける花の中でもとても好きな花です。そしてこの花を見ると、なぜだか昔から中国を連想します。木や花の姿かたちが僕の思うところの中国的なものなのです。ゆるやかに弧を描きながら伸びやかな枝先。何か美しい中国の農村や桃源郷やらをイメージして仕方が無いのです。
そんな古くからの思いも後押しをして、さるすべりの花の咲く頃に日本を出発していよいよBEIJING-ULANBAATAR2005はスタートします。
ここまで多くの困難と問題を乗り越えて開催にこぎつけたのですが、ここに最後の大きな一山を迎えた!という感じです。さまざまに変化する国際関係、中国の高度成長とヘゲモニー、エネルギー事情の悪化と呼応する環境問題の悪化、近代史的東アジアの人々の思い、日中の軋轢、6カ国会議、抗日戦勝60周年記念キャンペーンは8月15日に向けて、メディアをあげて展開中。靖国問題はさまざまな問題の着火剤であり燃料となり、モノの本質や是非を論じられることなく、ムードやミスリードで形成された「思い」の蹉跌で繰り返されていきます。是非をいうのではありませんが、あまりにも困難な局面。
きょうの一枚
なにかこうスカッ!と行こう!!ということで今日は青い空。頑張って現地からも大会スタートまでOVを送り続けます。ではまた青い空の下で・・・・・。

2005/07/20 (水曜日)

暑い!のでしょうが、ボクは1日中冷房の効いたところから1歩も出ずにですね・・・だから本当に暑いのかどうかさえ分からないままなのです。
そろそろ冷房から飛び出して、現地にいかにゃなりません。おっ、台風5号も中国に行っていますね。その影響ではありませんが天候不順で、北京も連日の大雨の模様。天津からの連絡でも濃霧?!と大雨で混乱中!?の様子です。全く異常気象じゃなかった気候変動のなせる業でしょうか。困ったものです。大きな被害が出なければいいですね。全世界的な異常気象じゃなかった気候変動?は今年のダカールにも顕著でしたね。例年なら1月末からはじまる砂嵐が、初旬から吹き荒れてラリー期間中ずっと大変でしたものね。
いよいよ最終のルートインフォメーションも発表になって(って遅くなってごめんなさい)カウントダウンが始まっています。今回はエコチャレンジ部門がいますので楽しみも二倍!エコチャレンジのチェックカード案も本日完成なり。
ETAP4とETAP5で走行ルートが一部分かれます。ラリーはデューンへ!エコは迂回でナビが難しかったりします。ETAP-4はSSゴール後にリエゾンでデューンへ!ここは両部門とも走行します。お楽しみに・・・・
きょうの一枚
そのデューンです。この轍を行くと、まあ大丈夫ですが左のビッグデューンに入っていけばビバークはすぐです???遊ぶヒトのための3時間か!格闘するヒトのための3時間か?とにかく3時間で27kmの距離を走るです。がんばれ!ミニ!プリウス!スーパーカブ!!いや、みんな頑張れ!!

2005/07/19 (火曜日)

暑い!死ぬ!!クッソー!芝生の上の白塗りの、ジャロジーの風通しのいい百葉箱の中の気温計で測った気象台の言う数字なんか、誰がまじめに聞いて!「ふーん36度」なんて言っているの?!
黒い車の締め切った窓の中の気温も、参考として発表して出したらどうなん?!今朝のワイドショー?では「異常気象ではなく気候変動」だそうで「フムフム」と聞いておりました。気候変動とは全く大賛成!!その通り!
と、やけに機嫌が悪いのは、単に暑いからだけではなくて、やらないといけないこととアポイントの多さと、暑さと、中国の連中ときたら全く・・・・・なわけで、やっと書きあがったコマ地図を入稿して(印刷に出すことね)ルートインフォメーションを書いて、タイミングチャートに悩んで・・・たら3日間の連休なんて露と消えちゃいましたよ、全く。
これから、地図への精密な落とし込みと、チェックカード作って、おまけに最終的なロジスティックプランを作って、燃料の輸送計画、オフィシャルの展開を検討して、ってものすごい量の頭を使う作業があるというのに、僕の頭の中のHDDはもう容量不足気味!
きょうの一枚
なんと、ゴビのピストクロスに道路標識が・・・左右をよく見て?!渡りましょう。それにしてもオーバースピードに注意だね!ピストクロスは結構固いよ!

2005/07/15 (金曜日)

神戸の車検も慌ただしく過ぎて、なんかのんびり出来ないというのが残念です。のんびりするためには、ひとつしか法則が無いと思います!それは、何でも早くすること!です。でもそのためには余裕のある資金が必要。「貧すれば鈍す」というのも、まあこういうことです。
お金があればのんびり出来る!というのも情けない発想でありますな。事実だけど。「何でも早くすると、のんびり出来る」というアイデアが、ルートブックを皆様のリクエストに答えて事前配布する!!ということでしたね。ということは一日も早い仕上げ!つまりブラッシュアップと確認作業。印刷製本が必要になっています。印刷屋さんとの約束は実は本日入稿!!まず難しい多ページ少部数の印刷は、実はかなり大変なのでありますよ。
また内容や数字の確認作業は、モノがものだけに通常の印刷物の「校正」と一線を画します。とにかくボクの忙しさを悪化させるのは中国事情と、コマ地図!!と言っても過言ではありません。きっとコマ地図制作に費やすみんなのエネルギーと熱意!!なんて見たら感動しますよ!でもって、封筒に詰めて宛名書いて、おそらく配達証明郵便かなんかになるでしょうし・・・金額も結構だしね。なかなかこうした国際大会の運営というものは、厳しいよね。それを支えるパッション!という得体の知れないものが大きなモチベーションになるのですが・・・・・どうか、ボクにのんびりした、たった半日ほどの時間を、そうしたら心入れ変えて、口ばっかじゃなく、ちゃんと作業しますけん。
きょうの一枚
カテゴリー分けに悩んだ菅原さんのマシン。それにしてもいつもチャレンジング!

2005/07/13 (水曜日)

i-podただいま2000曲インポート済み!で、これの全曲再生すると1週間かかるほど。クラシックとかもたくさん入ってるんで・・・で、これと競争するようにコマ地図を描いています。これには某秘密のサイトが重宝!これはちょっと教えられない!!けど特別に・・・GOOGLE EARTH「何だそんなの知っているわ!」という諸兄には失礼。ちょっと400USDも払うと、いや払わなくてもそこそこに、GPSの座標を見ながら地球を拡大していけば、自分の家の前やらゾーモットの井戸に至るあの枯れ川の様子まで、「確認できる!」ボクは村を抜けるルートを確認するために有料の詳細画面に出来るような契約を!!!したいんだけど「電話で申し込む」というところで「またにしよう」なんて気弱なこと思っています。でもすごいよ。普通に見られるものでも、コマ地図書くのにヘルプになるんだから驚きでしょ!!TBIも行かなくてもコマズが書ける!ナワケナイカ!
で、北京を出発したコマ地図は、やっと国境を越えたあたり。i-podではジャンル別の再生で、やっとJazzの400曲が終わったので、ラテンの350曲に挑戦!!国境を越えると測距システムが変更になるので要注意です。モンゴル国内は日本の高速道で補正を取って行ったマップツイン4輪駆動のスピードメーターの分岐ラインで測定しています。
きょうの一枚
ロッククライミング中のスガワラテルヒト!試走中のひとコマ。ここがその壁画のある岩山で、彼はコーラを飲んでいます。これが病的にコーラが好きで・・・・おかげで試走隊の荷物はコーラだらけ。今回BTOUでカミオンバレイ隊の隊長を務めるる予定。運悪くリタイアしたら、コーラだけにはありつけるかもです。今回はリタイア者もカミオンの荷台!なんてことはなく冷房の効いたオフィシャルカーにご乗車いただけます・・・・ってすごくない?でそんなことより彼は、「パリダカのディープな世界」の原稿は送ってこないは、内容は脱線しまくるわで・・・・・こらっ!早く降りてきなさいっ!!てば。

2005/07/12 (火曜日)

どうもスーパーカブのエコチャレンジへの参加が、各紙の全国版に紹介されたり、ワイドショーに取り上げられたりと・・・大騒ぎになっています。で、事務所にもさまざまな問い合わせの電話がかかってきます。我々はそれが専門の事務所だからいいようなものの・・・坂本さんはそれは大変なのではないだろうか?と心配になっちゃいます。彼はガンバってます。なにをって?それは7月の成績を!です。「死ぬ気になって頑張る」そうで、それが応援してくれている同僚や先輩、後輩への態度というものですと「男やなあ・・・」でも神戸で見た彼は疲れてました。前日は壮行会!「寝ずに来ました」「・・・・・」「ハハハハ」「坂本さん、顔、青いですよ。」とまれ、たった1台のスーパーカブでの挑戦が、こんなに勇気と夢を与えてくれるようになるとは、です。
いやそれ以外にもミニやプリウスの挑戦。ベスパ、なかなかに日本人もやるもんだわい!ときっとフランスの好事家もほくそえむ事でしょう。熱い夏は、もうそこまで。熱闘BTOU・・・日本中が大注目ですぞい。
きょうの一枚
その坂本さん。お疲れをものともせずに、車検パス!

2005/07/11 (月曜日)

7.10 KOBE!!遠路よりご参加の選手の皆さん!またオフィシャルの皆さん!大変お疲れ様でした。日曜日の港湾エリアは不思議な雰囲気、いまにも降り出しそうな雨も最後までもってOK!でしたね。イベントの性格からも、かつてのようなエキシビションホールなどで開催が出来なくて、雨や暑さに困らせられるかなあ?と思っていたのですが、なんとも際どいながらも無事に終了でした。
参加車両やセットアップも確実に良くなっていて、エコチャレンジ併設とはいえ、やはり参加車両のバリーエーションの豊かさなど、なかなかです。皆さんともっとお話がしたかったのですが、余裕がなくてごめんなさい!!会場をあとにしたのは10時松山に帰り着いたのが1時30分!!短いような長いような道のりでした。今日からはルートブックの清書やマップの作成やらと次のステージに進みます。これまで過酷一辺倒だったラリーレイドモンゴルから、今回より「もっと愉しく愉快な」ラリーになるような気がします。
素敵なビバークランキング
1位・・・だんぜんゾーモットといいたいところですが、今回はエタップ4ビバーク名は当初より変更して「ホンゴル」と呼びます。目の前のデューン、ビールとシャワー!!その日のSSも美しく感動的!!
2位・・・ゾーモット・・・早くついてね。3位・・・ここも予定変更で「アルベイヘール」標高があり少しこの日のみ防寒が必要かも、ひょっとしたら足元はエーデルワイスの群生かも。てなとこかな。
きょうの一枚
BTOU車検会場のローバーミニ、、、ちょっと俯瞰で。色も良いしテイストもなかなか。チャレンジに拍手

2005/07/08 (金曜日)

お待たせしました。エントリーリストを発表いたします。4月におきた中国の反日デモで出場を取りやめられた方も少なくありませんが、競技参加者数は過去最大です。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。
きょうの一枚
最終チェックの走り込みから帰ってきました。今度のマシンはカッチョイイデス。仕事そっちのけで没頭してます。という、上田拓さんのマシンです。

2005/07/06 (水曜日)

最近は他国の国際空港で、見慣れないカラーリングの旅客機を良く見かけるようになった。航空業界が再編されて行くさまを見ているのかもしれない。アメリカの航空業界もあの事件以来一体どんなになってしまってるんだろう・・・などとぼんやり考えていた。北京の空港は午前の便が多く、7時前からターミナル前のクルマ寄せからして大渋滞。ようやくの思いで車を降りるや、まあどうしてこんなにというくらい人人人・・・要領の分からないヒトのほうが多く、まずは何故だか税関申告書を書く。人ごみを掻き分けカウンターロビーに入るや、どこもかしこも長蛇の列。「へっ」とばかりに取り出すのはCAのメンバーズカード!専用のチェックインカウンターは誰もいない!!1分でチェックインを済ますと、後ろから数人がカウンター目指して突進!!カウンターのお姉さんは「カードは?」「???」「ここは会員の専用カウンターなのよ」「・・・・」「さあ、向こうへ行ってちょうだい!」と厳しい。走ってきた数人は人数が膨れ上がって20人くらいになってる。僕を鬼のような形相で見てる!!で、また最初並んでた列の最後尾に並ばされて「ЭиЩЯ***!!!」「бд£2再会的**最低!!!」でまた出国カウンターで並ぶ並ぶ!!そんなこんなで2時間前に到着しても僕は1時間ほど前に出発ゲートに着いたけど、あの人たちはまた1時間後に出発ロビーの中を走り回ってました。で、そんな人に限ってこれまた大荷物!!こけたりしてる。
さて、そんなことより中国サイドからのニュース!!懸念が拡大中!!8月15日の抗日勝利に向けた愛国キャンペーンを、大々的に展開することが決定!!当初は日中関係のこれ以上の悪化を避けよう、と政府はこうしたことを自粛する予定だったのだが、最近の国民感情を考えて大々的に実施することに・・・テレビでは連日抗日戦争勝利60周年キャンペーンを展開し始めた。「当局はこの夏、激しいキャンペーンを展開する。」・・・・・日本人観光客はこの夏、中国には・・・・・というようなメッセージ。さて、また北京に行かなくてはならなくなったかも・・・・・報道と実際の違い、そこにあるリスクをどうするのかという実に頭の痛い問題。「・・・・・・・」ではまた、明日は東京ナイト!!その足で北京に行くかも。
きょうの一枚
予定のルートの近くに、石器時代の壁画があるので行こう!ということになった。ルートを少し変更すれば、RCPもそこで出来るでは・・・とみんな期待を込めてGPS便りにたどり着いた。そこには社会主義の時代は入れないように、大きな柵が巡らされ管理小屋のあともある。少し黒い岩肌が、ほかのどこよりも風化されにくそうな感じで、あちらこちらに宗教的な儀式でかかれたようなもの、宇宙人のような姿など無数。サンスクリット語で書かれたものはおそらく近世のもの、保護されにくいこうした場所に、少しの戸惑いを覚える。ラリールートをここに延ばすことは、結果できなかった。こうした遺跡を、どうすればいいのかしら。

2005/07/05 (火曜日)

郵政民営化法案!衆議院で可決されましたねえ。・・・が、コメントは差し控えます。また連日のテレビでのあの兄弟げんか!マスコミがあまりにも稚拙すぎませんか?「ほって置く」のが一番いい対処法なのに。ああいう番組に出ている弁護士もいかがかと思いますが、まあ日本は平和です。いや、いまそこにある危機に気付かず、惰眠をむさぼっているだけなのでしょうか。
そんなことより昨今の宇宙ブーム!!アメリカの独立記念日の昨日は、ディープインパクト!!重さ370kgあまりの銅製の1立法メートルほどの彗星探査機の子機を、ナントカ彗星の核に衝突させることに成功したそうな。核は14km×4.6km。時速37000kmで衝突!!これで原始の宇宙に迫れるんだそうな。一方スペースシャトルは運転再開?あの悲惨な事故から何年?これからは再び本格的な宇宙探査と開発の時代に入るのか?
今そこにある危機のひとつは環境問題。G8で話し合われる予定の温暖化防止に向けた取り組みにも、米国の意志が強く、何かとうまく行ってない様子。困り者です。
全地球的な安全、環境意識。危機意識。ものすごく国によって個人によって温度差があります。日本でもまだ高速道の料金所を出たあたりのアキ缶などのゴミのやま!車から投げ捨てるタバコにペットボトル・・・一刻の油断もなりませんぞ。
きょうの一枚
Reconnaissance
ラリー用語です。ルコネサンス通常はレッキと呼びます。語源は偵察の意味です。海外のラリーなどの試走チームは車にRECO…と書いたゼッケンをつけて走ります。日本的には「レッキ」と言ってしまうと参加者によるコース試走の意味に捉えられてしまいます。試走・・・もう少し良い呼び名がないかなあといつも考えてしまいます。案外「偵察」もいいかもです。思想の旅は素晴らしいものです。

2005/07/04 (月曜日)

帰国しました。帰ってみれば四国では、最悪の事態かと思われた雨不足も一転!今度は集中豪雨で被害が出始めていて、昨夏の悪夢がよみがえります。なんというか「ちょうど良い・・・」ということがないのでしょうか。
ボクはというと・・・最近の平井商店街でも紹介したSONYのノイズキャンセル型のヘッドホンが届いて・・・まあこんな製品があるのなら、どうしてもっと早く使わなかったのか!!と悔やまれるほどで・・・すごい集中力ができてキーボードに向かっていますけん。早く発電機の横で寝たいよ!と思うくらい。ついでにi-podなんかつないで、マリア・カラスのアリアでひとり悦にいってしまう!!という暴挙ぶり。でもこのヘッドホンにはモニターボタンが付いていて、これを押すと外の音も聞こえてきます。
えー、この週末はBTOUのメディカルチームによる作業が行われていました。大量の医療器具や医薬品をどのように仕分けして、取捨選択をするか?エントラントのスペアパーツ選びにも似ていて、かついかに運ぶか?もかなり難しい問題なのですが・・・・苦闘しています。僕が特に力を入れているのは、ルートのことを除けば、メディカル関係。まあラリー運営の最大のテーマ!!ヨーロッパのように外注丸投げ!が出来る先がありません。もちろん燃料手配とその輸送や、食糧の供給と部隊のアサイメント、移動のためのフォーメーションなど・・・・・日本国内のTBIやTDNとは比べ物にならない難解さで、かつ困難ぶりです・・・・・なんのモチベーションがかくも大変で困難で、気の遠くなるような作業に向かわせるのでしょうか???どこか無茶な方程式に向かう数学者のようなものかね。
事務所内では、もう1ヶ月以上、足の踏み場もないくらいの機材と作業量・・・ホントにみんな良く頑張ってるなあ!!!という感じなのであります。それとメールの発達のおかげでの問い合わせの多さ!!丁寧にお答えするためだけにひとりは完全にこれに忙殺されます。忙殺・・・・・なるほどボウサツ!
きょうの一枚
時間のない銀行マンは、集中豪雨の中、光軸調整をかねたナイトランに出撃!!までは良かったのですがHID不調で帰ってきた模様。時間がない!!

2005/07/01 (金曜日)

中国は猛暑だ。それでも北京の郊外の水田には水が張られていて、青々とした苗が育っている。でも暑い。先週末は天津では41℃北京でも39℃「・・・・・」来週は北京も41℃の予報。少し歩いてみたのですが、5分でギブアップ!!ホテルへ飛んで帰ってTシャツを脱いで汗を搾ったら・・・・「おお!これは痩せる!」町いく女の子たちは結構あられもない格好!!男たちはTシャツを胸まで捲り上げておなかを出しているのが中国式のスタイル・・・これはよくボクも事務所でやるので・・・これからは、やめようと思います。
ホテルのエアコンは効きすぎていて・・・寒い!!寒いのでオフにすると暑いので窓を開けて寝ますが、それでも寒い!!電力不足はどうしたのだろうか??昔はこれほど暑くなかったのだそうであります。さて最大の問題は、これから始まる猛暑休暇!!電力不足に対応して8月14日まで約5000の事業所などに強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・これによる影響をどのように測定するか・・・協議に入ります。
ところで黄土高原・・・の黄色い粉のような土は、ボクはてっきり黄砂の原因だけで栄養がないのだと思っていました。これがひとたび水を含むと肥沃な栄養たっぷりの土壌になるのだそうでありますな。これからも食料自給率を上げたい中国は輸出してくれなくなるから(元も切り上げられることだし)日本も食糧自給率を上げないといかんね。
ラリーの食料も何トン??選手、役員、ヘリのパイロットまで供給するべき共に旅する人数は200人!!中国のホテルの手配もまあ大変。2008年8月は北京オリンピック!「そんときはどうする?」「大丈夫!」「お前、何でも大丈夫!大丈夫!って言うなよ!」「大丈夫。選手は選手村に泊まるから」「何にも分かってないなあ」
きょうの一枚
ホンゴル砂丘とオボー!昔はここにもはっきりとした道があったのでしょう。この砂丘は生きています。
 

Organisation Voice 2005/06

2005/06/29 (水曜日)

WTOに加盟した中国は知財管理をはじめました。国家知的財産権保護作業チームというのがこの8月まで集中取締りを行う予定を12月まで延期すると発表。記者会見では「知的財産や版権の侵害を認めない」という姿勢を貫くのでありますが・・・北京の有名なコピー商品だけの百貨店は、相変わらず大賑わい??ロレックスはいうに及ばず、パネライからジャガー・ルクルトの新作まで!ところ狭し!「BMWのNEW-7シリーズのコピーも80万円から!新車ですよ」って見てみたいと思うのがおかしい??こうした文化は急速にはなくならないのでしょうが・・・器用なものです。昔は日本人もひょっとしたら世界から、そう見られていたのかもと思うとぞっとしますね。
きょうの一枚
山へ向かうピスト。正面のイヒボグド山へ向かいます。大きな扇状地、手前を左へ進路を取ります。山が近くなると穴が増える!という原則を覚えてください。BTOU2005ミニ写真館より

2005/06/28 (火曜日)

 
 
今日のOVは猛暑と喧騒のBEIJINGからお届けします。
BEIJING 2008 といえばオリンピック!「そうか8月開催か?2008年はBEIJING-ULANBAATARは、スタート地を変えたほうがいいかもね・・・」なんて遠い目をしています。それにしてもこの地の8月にやりますか?!オリンピックを・・・来週の天気予報では(7月初旬ですよ)・・・最高気温は北京では39℃って発表されています。さきのOVでは8月にはいってから猛暑休業と書きましたが、実は7月から実施されるそうで、まもなくこの都市は麻痺状態に なる見込みです。ホテルのロビーの空調の温度も公安がチェックするのだそうであります。
「・・・・・・・」
悩む僕
「・・・・・・・」
中国の担当者
「食欲がない・・・」
「?????」
それでも北京の夜は更けていくのであります。
ラリーの公式時間は各地のローカルタイムを使います。と言っても中国国内のみ-1時間で、モンゴルでは日本時間と同じです。また中国では次のように表記します。スタート7:00(日本時間8:00)という風にですので間違えることはないと思いますが・・・。
きょうの一枚
祝!梅雨明け!ということで久々の奄美。素晴らしい夏がやってきていることでしょう。また訪れたいところです。

2005/06/27 (月曜日)

原油高騰続く!!世界の石油需要は驚異的に伸び、生産量が追いつかない逼迫した状況が続いています。これは中国の需要急増が主原因ですが、これからも原油の利権を争う20世紀型の動向は続きそうです。いやですね。
また航空業界も運賃の値上げを打ち出しています。中国やモンゴルのガソリンも高騰。日本並みというかもうガソリン代などは世界的に標準化していくのではないかと。とまれこの夏のラリー・・・ガソリンの調達に暗雲??また中国国内では未曾有の電力危機!!この夏は企業には強制的に夏の期間中の営業停止や操業停止で8月1日から14日まで強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・ピンチ!だSSER!というわけで、明日にも早速北京に飛んで、状況の確認とレポートを行います。関係先とのミーティングも。ガソリンの確保もだ!という四国は強烈な水不足!デイアフタートゥモローは、もうすぐ?
デイアフタートゥモローで思い出したけど、だいたいアメリカの原油価格も、昨年の超大型ハリケーンのたびに高騰したというではないですか。こうした世界的な危機にも金を儲けてやろう!という原油逼迫に便乗した投機筋のマネーもこの価格高騰に拍車をかけているはず。いよいよ次世代エネルギーへのバトンタッチのはずなのですが、なかなか次世代エネルギーが本格的に姿を現しません。
ゴビ砂漠では中国の火力発電所つまり北京と上海のエアコンの電源!石炭の需要が高まっていて大騒ぎ。ついでにあんなにたくさんいた野生動物も中国人が根こそぎ持って行ってるので・・・・・
中国人と食事をしてのお話
「そんなにたくさん頼んでも食べられませんよ」
「大丈夫」
「こんなに残して、もったいないですよ」
「大丈夫」
「まもなく世界的に緊迫した食糧危機になるんですよ」
「そんなわけないですよ」
「・・・・・・・」
「???????」
「・・・・・・・」
公共広告機構は中国でもCM流すべきです。
まあパートナーの国のコメントはこのくらいにしておかなきゃ。
きょうの一枚
ミニがシェイクダウンテスト中!車高も高めで少し安心!!やってくれるかなあ。ということで今日はミニとベスパ!この夏2つの話題!というか・・・

2005/06/24 (金曜日)

御礼とちょっとBTOUのプチインフォメーション

いくつかのモンゴル選手用車両の大変心温まるご紹介をいただいており感謝です。いま先方にも問い合わせたりと調整中!です。あまりもの事務所の多忙でそれぞれへのご連絡が充分でない点お詫びいたします。
ゲルにお泊りの方は、お申し込みの方全員の分が確保できています。それでも不安なのは分からなくはないのですが、ご安心下さい。食器の携行もレギュレーションで求めていない!と言うことは不要だということです。フラリとレストランテントにお越し下さい。グリーンプラスチック製などの耐環境性能の高いものを用意しています。またついでにお話しますと、今回から合成洗剤の使用を中止する予定です。ゾーモットの井戸では洗剤・石鹸・シャンプーの使用を禁止しようと考えています。非常に貴重なゴビの泉で、野生動物やラクダ達の生命の泉です。という風に今回のラリーではエコチャレンジ部門も併設されるのですから、もう少し進んだ環境意識を持ちたいと考えています。完璧というわけにはいきませんが、ぜひご協力下さい。またモンゴル人参加者たちにも、そうした意識を伝えるのも我々の役目かもしれませんので「モンゴル人は出来ていないのに!何で自分たちだけ!!」というような狭小な考えをちょっとここは伏せておいてください。
持ち込む全ての物は持ち帰ってください。仕方ないトイレットペーパーなどは水溶性のものでウエットティッシュなど水に解けない物の使用は出来ません。ランチパックは前日のゴミが揃っていなければ当日の物をお渡しできません。とまあこのあとのインフォメーションで書く予定のことを書きました。参加される方は少し気に留めておいてください。参加されない方も・・・環境にも意識してるのね!というご理解をいただければ幸いです。ボクはこのあとまたあの暑い北京に行かなければなりません・・・暑くて食欲がないときの北京のなんとむなしいことか・・・。
きょうの一枚
なんと草原に野戦砲が・・・これもルートブックに出てきます。エタップ7のスタートしてまもなくの所です。ここは旧ソ連時代のコルホーズの中を走るルート!雨雲に大砲を打ち込んで雨を降らせるのだと言うではありませんか!松山の自衛隊にもちょっとやってもらわないといけないかもの雨不足!!

2005/06/23 (木曜日)

「元とはいったいナニだったか」

中国の通貨は「元」ですがなぜか紙幣には「圓」と書かれています。発音は「ユアン」です。これはどういうことか?は知っている人が居たら教えてください。いや通貨の「元」のお話をするつもりじゃなかったのですが、かき始めたついでに言うと、僕の最大の不安は実は昨今ウワサされている「元の切り上げ!!」のことです。元は対ドルが固定されていて1USDが8元くらいです。これがまあ最近の経済成長から見たら「安すぎる」のです。中国経済は輸出依存ですから安いほど有利なわけで、これがプラザ合意のあとの円みたいになると、世界の工場!というわけには行かなくなるわけです。人件費も上がり元も今の倍くらいの為替水準になれば、国際競争力を失ってしまうのは明白です。まあ政府による切り上げか自由相場制への移行か知りませんが臨界点には来ていることは事実で、中国進出企業はどのように対応を考えているんでしょうか。
仮に変動相場制に移行したとしても市場のことなので、確実なことは何一つないのですが、日本もプラザ合意(SSERの第1回大会の時だったから1985年)のあと1ドル240円から120円まで急進していきました。つまり円の価値は倍になったわけです。流行ったのは海外旅行(さあ旅行業 関係の皆さん中国語ですぞ)行き詰ったのは輸出産業(さあ現地に工場をお持ちの皆さん、どうしますか)その頃はまだバブル期でしたから「知価革命」とかって本なんかが脚光を浴びて、ビジネスのカタチに大きな変化が見られるようになりました。同時に安い労働市場を求めてNIESとかNICSなんて言葉と共に、そうした国々への工場移転が始まりました。消費力旺盛な今の中国も、流石に元が2倍くらいに跳ね上がると急速な原油輸入国、食糧輸入国になった今、どうにも立ち行かなくなる可能性が出てきます。そうすると今度は元が下がってきて・・・という繰り返しかもしれません。
僕たちの住む田舎の都市でも市街地は地価が高く郊外へのドーナツ化現象があの頃から起きて、今では旧市街地は子供が居なくて小学校は統合したり住宅街は歯抜けだらけ、で郊外よりも土地はまだ少し高いのですが家族の生涯交通費を計算すると市街地がはるかに安いという計算が成り立ちます。
ボクンチは今や繁華街から徒歩圏内の松山の一等地!?数年前までは飲んでタクシー!で帰ると3000円!で次の日もタクシー出勤!往復5000円月に10回で5万円で年間60万円を20年間やっていましたから、飲み代のほかに1200万円を・・・・・って一体何の話になってるんでしょうか。で日本中国、一番儲けているのはタクシーならぬ海運業。未曾有の好景気なの!知っていました?
本当は今日は「元王朝の興亡」について書くつもりだったのに。
きょうの一枚
草原で心惹かれた井戸。何ともいえぬアートな空気。

2005/06/22 (水曜日)

BEIJING-ULANBAATAR 2005 ETAP-4
「奇跡のような一日」

なぜこの日のことだけ突然書くのか?それは初めて特別な許可を取って、これまで10年間ラリーが入れなかったエリアに入る日だから・・・・・なのですが、それは10年来の夢でもありました。モンゴル国自然環境省の副大臣に直接談判していただいた貴重な許可であります。それ以外にもこのエタップには新しい試みが用意されてもいます。スタートするや「おや?サハラか!」というような風景が現れます。ニジェールやアルジェリアの奥、アルジェリアといえば、オリオールが「ホッガー」という新しいラリーを開催するみたいですね。ホッガーはフーコー牧師のエルミタージュのある神秘的な山です。かつてのパリダカールでは、このホッガーのアセクラムの石だらけのヒルクライムに苦労したものです・・・・・。
話がそれた。まあそんな風景が連続。そして紛れもなくテネレのような大地。そして砂漠の中の並木に驚きます。ある村は、まるでテジカジャ(モーリタニア)のよう。そしてSSをフィニッシュすると短いリエゾンで砂丘に挑みます。ゴールすると直ちにパルクフェルメが求められるリエゾンは3時間で20kmあまりを進まなければなりません。東西100kmに及ぶ美しい砂丘を、何とか渡るルートを見つけなければならないのです。エコチャレンジもここでは同じルートを通ります。
ゴールまでに明日のスタート準備をするか、明日のスタートもリエゾンですから、そこで対応するか?3時間を過ぎるとペナルティが加算され始めます。まあパリダカで言うマラソンエタップ。リエゾンを設置することで、少しばかりリライアビリティな感じでしょうか。
さらにビバークにはカフェ、シャワー、冷えたビール!!まさに砂漠の中のオアシス。駱駝に乗って砂丘ツアーも出来たりなんかします。で、パルクフェルメで夜は静かで美しい時間。この日は発電機もお休みです。
きょうの一枚
やがて砂っぽくなって砂丘地帯に。これまでに憧れ続けて許可の取れなかった砂丘。エタップ4です。ビバークからも眺められて、ビバークは快適!冷えたビールも大量発注済!ベッドだし。

2005/06/21 (火曜日)

今日も地元TVの取材はスーパーカブネタ。昨夜もどこかのTV で、ちょっと前にはNHKで・・・・・一帯このムーブメントは何としたことでしょう。「果たしてスーパーカブは完走できるか?」という厳しい質問には「きょうの一枚」でお答えします。これ、マジで走っています。で、全然お気に入りで走っているわけではなくて、年老いた遊牧民の一家が走っています。「この車と交換する?」と聞けば大喜びで替えてくれるのでしょうが、ボクたちでは走らせても保たせることが出来ないでしょう。こんな車がマニアではなく普通に生活の足で走っているのって、もう世界中に無いかもでしょ。しかもガンガンのオフロード!!ミニは?カブは?ベスパは?はたまたプリウスは?と2005年の夏は心配ネタが尽きませんねえ。あと靖国と???

2005/06/28 (月曜日)

ただいま・・・・・
「クールビズに意義あり!!」
すっかり留守をしていると、面白いことが国内で起きている。クールビズだそうで、「パジャマDeオジャマ」かと間違えてしまった。滑稽なのである。地球温暖化防止のため?なのだそうだが。TPOはどこへ行った!?オフィスでがんがん働くためにあんなスタイルもまあ100歩譲ろう。でも世界のメディアが伝える官房長官などのプレスカンファレンスには、ビシッとドレスアップしなければならない。
ホリエモンのTシャツ姿を「テレビの前に出るのにいかがか?」と言った連中はどうした?ホリエモンのTシャツより、相当に趣味が悪く、かつかっこ悪い。嘆かわしい。およそ人前に出る姿ではない。28℃にエアコンを設定しても、ドレスアップできないわけ無い。サマーウーステッドをオシャレに着こなして涼しい顔をしているのが粋というもので、大体そんなに身体を動かさないし、新陳代謝もそう多くない年齢に達しかけた彼らが・・・まさか広告塔のつもりになると思っているのなら逆効果だからおやめなさい。
と、ルートインフォメーションでも書くのならいざ知らず、こんなことを書いてしまった。明日役所に行くのにアロハシャツ着て行ってやろう。「それにしても日本は暑い」モンゴルウランバートルは人間の快適な環境はこうだ!てな気温と湿度。冬のことはともかく・・・・・
「リタイアしてからが○○だ。」
カミオンバレイ部隊の概要が決まりつつあります。彼らはZ-1とか、Zではじまるゼッケンをつけます。アルファベットの最後の文字から、これが最後尾ですよ。という意味です。これに連動してM-1とMではじまるゼッケンは「メディカル」お医者さんが乗っていますよ。という意味ですが、この部隊に1台の大型カマズと2台の日本製ピックアップ、2台の日本製4×4が走ります。収容座席数最大で約12座。エアコンと冷たいコーラが用意されているので「リタイアもまんざら悪くない」と、これまでの常識を覆します。「リタイアしてからが冒険だ」から「リタイアしてからが○○だ。」に替わります。さてこの○○に当てはまる正しい言葉は何でしょう?
急募!!ラリーレイドバイク
モンゴル人ライダーから、急遽ですが1台のマシンのオファーがありました。金額的にはあまり予算があると言うわけではありませんが、廉価でお分けいただける方はご一報うただければ幸いです。
きょうの一枚
今日「駱駝」という雑誌の創刊号を買った。関係ない?
ゴビ砂漠で会った駱駝に乗った家族。小さな子供も大勢居て村から村へ・・・と言っても数百キロもある・・・・・。

2005/06/17 (金曜日)

きょうの一枚
ラリーのSSスタート地点。これはウランバートル郊外。2002年、ETAP-1先頭グループのバイクがリエゾンを終えてコントロールゾーン手前で待機中の模様。いよいよ始まるという感じ。乗用車などはモンゴル人選手の仲間や家族の見送り。

2005/06/16 (木曜日)

きょうの一枚
ウランバートル国際空港、近年随分と近代化が進んできています。ボールディングブリッジもない時代の冬の到着便は、結構しびれましたけど。

2005/06/15 (水曜日)

モンゴルパートの試走が終わりました。自画自賛をお許しいただければ、これは素晴らしいです。前人未踏のゴビの大横断ルート!!今回本番ではカミオンバレイ役を引き受けたスガワラテルヒトも、コースを知悉しておくために参加。ここの所パリダカを知り尽くした彼も「素晴らしい」の連発。きっと近いうちの「ディープな世界」に詳しいことでしょう。僕はどちらかというと第2世代のパリダカ経験者ですが・・・・・彼は最新のダカールをよく知っています。
この本当に信じられないような景観の連続は、かつての第2世代のパリダカを髣髴とさせるシーンがたびたび現れます。蜃気楼に揺れるゴビの大横断、多くの古い(失礼!)パリダカの先輩たちの今回の参加者には、とびっきりのプレゼントになり、ニュージェネレーションには、新鮮な感動をお約束!いたします。
また試走中にも猛暑だった2002年に比べて、今回の試走は実に快適・・・実は「試走中と本番の天候はよく似ている」というのが過去10年のデータであり、ジンクス。あまり楽観は許されないものの、快適な気温で灼熱の(って、わけ分からんですが)ゴビの大横断を実現!!
で、北京は今日は38℃だって。このあと中国ステージの試走にお出かけします。参加者の皆さんに、緊急のお願いがあります。中国とモンゴルとも運転免許証の発行のために国際運転免許証の本通が必要になり、両国間を行き来するために時間がなくなりました。大至急提出してくださいという連絡が届くと思いますので、協力をお願いいたします。
きょうの一枚
草原に暮らす遊牧民は、政治や経済に無関心かというと実はそうでもないのです。どちらかというと日本人より政治に対する関心は高い。また識字率も驚くばかりです。

2005/06/14 (火曜日)

きょうの一枚
RCPの様子です。給油を受け1時間のニュートラルタイムを受けます。早く行きたい人。救われた人、さまざまなドラマも垣間見えます。後続車のビハインドを確認できるのもここ。エコ部門は1時間以内に自由に再出発!

2005/06/13 (月曜日)

きょうの一枚
SSERチャーターの輸送機アントノフ。今年は使いません。というか使えません。
オリアスタイ空港にて。

2005/06/10 (金曜日)

きょうの一枚
ビバーク。日が沈むのは午後10時を過ぎてから。満天の星空を眺めるのは困難なほど疲れている人も少なくありませんね。今年は新月なので、見れますよ。

2005/06/09 (木曜日)

きょうの一枚
これは閉会式の行われるアブダイサイハーンパレス。世界最大のゲルです。中に入れば納得。100人がらくらく座れてパーティーが粛々と・・・・・。

2005/06/08 (水曜日)

きょうの一枚
参加者のコンテナ。モンゴル国内では結構大変な作業なのです。以前はこうしてスタ
ート地点のホテルに下ろしていたのですね。

2005/06/07 (火曜日)

きょうの一枚
号車のバックアップ用のコマ地図。1号車は実際のコマ地図のフォーマットにダイレクトに書き込んでいく。

2005/06/03 (金曜日)

きょうの一枚
ディナーの準備中。羊の肉は毎日手に入れるわけではなく「よーし、今日は羊を買うぞー」「わー」みたいな感じである

2005/06/02 (木曜日)

ところでBTOU参加マシンでムースタイヤを使う人はどのくらいいるのだろうか?北京ではスタート直後から高速道で移動することに。夏の最も暑い一日、ムースに万一のことがあれば、かなり厄介な事態になるのではないかという心配。さりとて禁止するわけにも行かず・・・・・どうしたものかとこれまた悩んでいますが、参加者の責任とするべきかとも考えます。というのも最新のムースのデータが手元にないわけです。溶けるのか溶けないのか?溶けた後どうなるのか?
一緒に試走に出かけてるT君「パリダカでも冬の高速道でバッコバッコになってる」かと思えば「マリやセネガルあたりのリエゾン500kmをぜんぜん平気で走ってるしなあ」ということで、使用に関しては制限をしません。
こちらも急に暑くなってきたようで、明日にはゴビの南端に到達する予定です。ちょっとまだ誰も知らないようなエリアの許可が取れましたので、われわれも楽しみにしています。
きょうの一枚
試走中のキャンプ。車でコノ字型のスペースを作ってシェルター(テント)を立てる。寝るのは簡易ベッド。夜は冷え込みます。

2005/06/01 (水曜日)

10年前1995年6月1日。モンゴルの試走の1日目。非常に親しい友の悲報が届いた。フリージャーナリストの永山竜叶君だ。この日以来ボクは毎年6月1日を、モンゴルで迎えている。10年を機に今いちど、深い黙祷を捧げたい。
10年という月日は、確かなボリュームを持って存在する。震災から10年。初めてのRRMから10年。この年1ドルは79円まで安くなった。失われた10年と言われた90年代の真ん中。しかし記憶の10年というものは、昨日のことを忘れても10年前のリアリティは確かだ。あの頃は、そう強烈に激しく生きていたような気がする。息つくまもなく、ただ目標に向かって情熱だけに支えられて。昨日書いた「6分の侠気、4分の熱」とはこの時代の反省に立ったものだと告白する。
故永山君とは、共にモンゴルでヘリで旅をするコトになっていた。特に飛行機が好きな彼は、自分の事務所の名前も「アビアプレス」電話で「アビアプレスの永山です」とか言うと先方は「おっ、アジアプレスか?!」と言って話を聞いてくれたはずだ。上手いのである、そういうことが。それがしかしフリージャーナリストの真骨頂でもあった。そういえばこの年の4月?発表会を予定していたセンチュリーハイアットには、報道陣が押しかけていた。「おおっ!?」にわかに騒然。SSERの白いバスも当然厳しい目が注がれて、地下鉄サリン事件を起こした教団の代表が、同じホテルに潜伏していた。永山君は大喜びで走り回っていたような気がする。
TBIを広く伝え、中期のSSERをこよなく愛してくれた。そこには何の計算も無く、ただただ「好き!」というモチベーションに溢れていた。ボクのガレージには彼が東京のアシで使っていたXT250Tが、彼の友人らの手できれいに整備されて、いつでも主のライディングを待つ姿で佇んでいて、我々のラリーの準備などを見守っている。
合掌

きょうの一枚
試走中、ゴビの井戸に集まるらくだ。遊牧民が居なくて水が飲めない時はこうして通りかかった我々が、水をやる。

Organisation Voice 2005/05

2005/05/31 (火曜日)

知床半島が世界自然遺産に登録される見込みだ。素晴らしいことだ。いや待て、登録されても登録されなくても、素晴らしいものは素晴らしいに決まってる。登録されたことによるメリットとデメリットはどちらが大きいんだろう。ミンダナオ島のジャングルの中に伸びる道を走る取材班は「このような道なき道を延々走らなければなりません」って、僕たちには立派な道に見えるんだけど。四国の林道と同じくらいだ。道の真ん中には苔があるが、それでも通行量は少なくなさそうだ。ここも世界自然遺産に登録出来そうな感じだ。そうすると反政府ゲリラも「マイッタナア、世界遺産かあ」とかって出てこないかなあ?
朝日新聞の世論調査ではあるが・・・・首相の靖国神社参拝は止めた方が良い・・・が49%。ほかの新聞社とはやっぱ違うのかなあと、読売のサイトに行ってみれば「朝日新聞が11億8600万申告漏れ、3億8千万追徴」「おお。やっとるやっとる」と、新聞社とて放送局とて、やっぱ営利企業ですけん。で、話を戻しますが、僕の目下の頭痛の種は「小泉さんが、どのタイミングで靖国参拝をするか?」です。するのはするでしょう。前倒しなのか、15日なのか。ボクにはかなり重要なディシジョンがあるのですが・・・・・。
戦後60年。ボクは変わったのは日本人だ。と言う主張を持っています。経済力をつけたかもしれませんが、いずれにしてもものごとの判断基準の多くが、「損をするかしないか、儲かるか儲からないか」という、ある意味分かりやすい理論になってきてるんです。これは戦後60年ポッチで築き上げた行動原理です。
「友を選ばば書を読みて、六分の侠気四分の熱」与謝野鉄幹作詞で知られた「人を恋うる歌」から。歌詞は16番まであります。これは明治後期に作られ一世を風靡しました。何かと金銭的な利益ばかりを追求して、正しい理想を求めない現代。鉄幹は真の友情ちは、熱情よりも、義理(侠気)が勝らなければならないと謳い、事実明治の男たちの共感を得たわけです。
今を生きていく中で、難しいモノのひとつが、こうした義理を重んじるということ。今日は5月31日。何かと考え、何かと悩むことしきり・・・です。
きょうの一枚
シェイクダウン!スーパーカブ!!先の日曜日に行われたBTOU参加のスーパーカブのシェイクダウン走行を見に行ってきました。マシンの概要などは後日に発表予定ですが、コーチ役(TBIアドベンチャークラス優勝者)と2人でTBIのルートブックを使った長距離テストに出かける模様。

2005/05/30 (月曜日)

試走に出かけます。ゴビの気温は夜間は2℃と、ちょっと寒そうですが、暑くなって来た日本からはエクソダス!暑いと言えば夏の北京。できれば7月10日までにマシンセットアップを完全なものにして、北京では作業をしなくても良いようにしましょう。とにかく暑い。でもスタートの朝は涼しいうちに出発。暑くなるまでには比較的涼しいエリアまで移動してしまいたいものです。
暑いので・・・と悩んでいたラリースタートの北京応援ツアーもやっぱりやりましょうか?治安も回復傾向だしね。
いずれにしても6月のこのOVは現地から!ということになります。ルートの様子なども書ければ送ります。あと問題は通信事情ですね。
きょうの一枚
山羊です。羊より賢くて、羊の群れの中には必ず山羊を入れると、ちゃんと移動しながら草を食みます。

2005/05/27 (金曜日)

戦後60年!いまだ旧日本兵が居た。というニュースは、ピアノマンのニュースにも似て「まさか?」「なんのプロモーション?」と、疑うばかりのスレッカラシの僕たち。「エッ!ボクだけ?」それほど現代は情報が世界中の蟻の這い出る穴までもカバーしてると思ってた。日本人はどんな秘境に行っても必ず居るし・・・にもかかわらず今、なぜ旧日本兵が?????戦後は終わったとか、60年も昔のことだとか思ってる我々を、歴史の暗がりに引きずり込む暴漢のように、後頭部をハードヒットする。でも一方では日本海海戦100年記念式典が戦艦三笠で・・・ほんとの三笠は謎の爆発で沈んだ・・・・・んじゃなかったっけ史実では。で、日中の狭間で揺れる僕たちは???BTM来月号にイケナイコト書いたんで読んでみてください。
で、まあ60年間ジャングルで暮らした2人の日本兵には、ともかくも心からの・・・・・ウウッ言葉が見つからない。尊敬でもないし、お見舞いも適当じゃないしお喜びも違うし・・・とにかく心から、ご苦労様!もなんか違うし・・・各局のコメンテーターはなんていうかな。とにかくお帰りなさい、だ。
きょうの一枚
再びゾーモット。岡山から「ゾーモット」か「ゾーモッド」か統一して!という意見をいただきました。これが難しい。発音的には濁音があるのと無いのの中間くらいです。それにしても、ここは絵になります。泉の利用に関しては少し厳しく制限させてもらう予定です。参加者には使用上の注意?をルートブックに記載します。

2005/05/26 (木曜日)

「ドタキャン」という日本語。
昨夜のTVでは「中国呉副首相・小泉会談が・・・・・ドタキャンになりました。」と各局。
「ドタキャン・・・・・」今の日本では慣用句になってしまっているのは事実ですが、Tatooのコンサートじゃあるまいし、国を代表している立場の方に使うのはいかがかと思うのは僕だけ?土壇場でキャンセルつまり「ドタキャン」。筑紫さんも使いました。NHKは見ていませんので分かりませんが・・・・・で「こんな土壇場になって・・・キャンセル?」???違和感!違和感!の連続でした。そもそも土壇場という語源。ご存知の方も多いでしょうが、これは斬首場のこと、転じてつまりもうあとがない状態のことではなかったのかと思ってました。しかしどうも「ドタ」という意味が違うのではないか?という素朴な疑問もわいてきて「ドタバタした挙句にキャンセル」または「急遽キャンセルされて、こちらがドタバタする」などの意味になってるのでは、と思うことしきりです。筑紫さんに聞いてみよう。ところがまた別の特集では「日本語の使い方について・・・」とかってきっと他事総論とかで言うんですよ、「もっと正しい日本語を使うべきだって」「日本語が乱れてる」とかって、きっと・・・。
きょうの一枚
BTOUモード全開の今、今日の一枚はゴビの砂丘!昨晩は銀行のスーパーカブチャレンジ!!決起大会に招かれて、熱い銀行マンたちに感激!!で、スーパーカブがこんな風景の中を走る?姿を想像してみたりなんかしてました。エコ部門には迂回路ありです。

2005/05/24 (火曜日)

 
昨日に続いて日中関係のお話。
皆さんもお感じの通り、実のところ昨今のこの問題には大変に苦慮しています。さまざまに小さくないリスクを感じて、眠れぬ夜を過ごしていますと言えば大げさでしょうか?こんなに悩んでる自分も珍しいほどだと、自分でも感じています。こうした海外でのラリー開催というものは、政治的な情勢に左右されることは少なくないことです。しかし北京などに行けば一目瞭然なことに、そんな不安定なことなど感じさせぬ世界のメトロポリス!!なのです。
もうひとつの悩みは、わが総理大臣閣下が靖国神社に「適切な時期に適切なカタチ」で参拝されるのは、いったい何時?でどのようなカタチで?その結果どんなリアクションを彼の地で引き起こすのか?ということです。個人的はともかくこのBTOUの主催者の代表としては、賛成とも反対とも、いずれの立場もとりません。初めて気がついたというわけではありませんが、立場というのは本当に微妙で難しいものですね。人の立場に立って考えれれば、そんなに揉め事も起きないんでしょうが・・・・・いずれにしても熱い夏はもうすぐそこまでやって来ています。想定されるさまざまな出来事に関して、どのように万全の体制を取れるのかが、この連日の焦点となって来ています。こうして実に悩みは尽きません。しかしこんなことを言うとしかられるかもしれませんが、これもまた醍醐味!ということです。まもなく試走に出発します。でもまだ居ますので、励ましのお便りがほしいなあっと思って・・・・・こんなこと書きました。
きょうの一枚
いやあ、ゾーモット近し!です。空が広く濃い。モンゴルの不思議な空間を旅するまであともう少し。

2005/05/23 (月曜日)

日中関係は、いま「政冷経熱」と言われています。経済的なつながりは非常に強く、まあフィーバー気味でもあります。世界の工場といわれた中国も、いまや世界の市場になってきているわけです。製造コストを圧縮するために中国進出を果たした時代から、いまや世界最大のマーケットと見て「商売をしに」進出しているわけです。北京の百貨店では日本製品と韓国製品がしのぎを削ってる様子を簡単に見てとれます。しかも驚くのはプライスタグ!!日本で売られてるものより全てが、かなり高いのです。お買い物大王!のボクですら「ココデハカエン」と、それでも中国の人々の消費行動は積極的でとどまるところを知りません。
ですから、フリーポートの香港に買い物に行くような気分で北京に行ったら、かつての超円高の時代に日本へやって来た欧米からの旅行者の気分が味わえます。しかし一方では食べるものとタクシー代は「安い!」のであります。中華の本格的なレストランよりも、地元の生活に密着したような店が面白いのですが・・・これから気軽にそうした店が覗けるかどうか?という「政冷」の部分がクローズアップされてきています。
経済はこうして活発なのですが、こと政治的なこととなれば、いかにも冷め切った状態が続いています。ですから経済的な交流ばかりで無くスポ-ツや文化といった民間レベルの交流が盛んにならなければならない時期に来ています。もちろん盛んになり始めているのですが、やはり政治の問題は陰を落とします。ばかりか経済的な側面も、こうした民間の交流にすらビジネスチャンスと見る気配も濃厚なのです。
それでも日本の態度、日本人の態度は中国に対してばかりか、一歩自国を離れた時から、しっかりとしたものを持たなければ成りません。それは異郷の地に暮らす人々への、配慮や尊敬、またはやさしさと言ったものにほかなりません。
これは日本の中にあっても同じ構えが必要です。静かなサンソンの集落の中を、合法だろう!と言って、ことさら賑やかなサウンドを残して走り去るオフロードライダーの姿になってしまってはいけません。

2005/05/20 (金曜日)

事務所の僕の部屋には2台のGS!別に部屋に飾るなんて趣味は無いんですけど、ガレージに置いておくと「乗ろう!」と思った時億劫だし・・・(8Km離れてるんです)で、思うのは最古?のGSと最新のGSが、並んでて「さあ、ちょこっと走ろう」と思った時に、僕はどちらに乗る回数が多いんだろうか?という贅沢なお悩み中なのね。20年という歳月の隔たりは同じ名前を持つバイクにどんな違いをもたらしたんだろうか?もう古い人間のグループに入っていく自分は、新しいものに向き合いながら、それを受け入れられるのだろうか?とか何とか言いながら一方ではi-podに曲をインポートするのが趣味になって、「60GBのうち10GBも使えば充分」で「みんな買うなら20GBで充分じゃよ」と年寄り言葉で言うことすること最先端。「自動車はワックスが切れかけてるくらいが美しい」とか「新しいデザインが素晴らしいと思うのは、ああ昔のものは良かった、と感じさせてくれるからだ。」とかね。自己矛盾の二重人格もここにきわまれりって感じ。
きょうの一枚
は2枚。いずれもボクのオフィスから・・・2台のGS「GS博物館作ろーかな?」ガストンと約束してた85年?のパリダカ優勝マシンを譲り受けるって話は実現せんだろーなあ。で、もう一枚は「帰ってきた小雪」

2005/05/19 (木曜日)

さらに昨日の続き「ダンボールで行くって、じゃあウランバートルから帰るときはどうすんのよ!?」と言う当然のツッコミがあろうと思うのに、誰もウンともスンとも言ってこない。まああくまでも「ボクなら」という、まあその前の日あたりに「フクロモノオタク」と前置きして書いてるわけで・・・・・答えは
1) チンギスハーンホテル1Fにあるスカイと呼ばれる百貨店?でサムソナイトの怪しいけど安いバッグを手に入れる。
2) ダンボールの中にはポケッタブルダッフルを忍ばせておく!
3)20kgバツグを2枚重ねにしておくってこれはボクの口から言っちゃマズイかね。
そういえば帰り便のみんなの姿は、面白いですね。民族衣装着て帰ってた人も見ました。と言うかボクもダカールで民族衣装でパリに帰ったことや、短パンTシャツで氷点下のオルリー空港に降り立ったことも。これはホテルのクリーニング屋が全てを紛失したとか言う・・・電話で大喧嘩!支配人出せ!オーナー出せ!と言ってるうちに「飛行機の時間です」「グスン」高いジャケット!パンツ!だれが履いてるんだろうかね今頃。
きょうの一枚
草原の道。と言ってもさまざまな道があります。この道はかなりしっかりとした道で、まあ国道級でおますな。439よりは立派かもです。まあお楽しみに。

2005/05/18 (水曜日)

昨日の続きです。昨日は使い捨てのダッフルバッグなんて書きましたが、別にダンボールでもいいんです。中をガムテープ(トーメイの丈夫なヤツ)で補強します。ブーツの中には下着や小物を、ヘルメットの中にはグローブやゴーグルを。一応ヘルメットはエアーキャップ(プチプチ)を巻いておきます。ウエストバッグは工具をセットしてダンボールへ放り込みます。主だった工具やスペアパーツ類はバイクに組みつけられるだけは組みつけておきましょう。北京ではホテルでそのダンボールは処分します。バゲージとしては結構痛みますから、外からもガムテープでぐるぐる巻きの(担ぎや仕様)にします。20kgには収まるはずです。もしもあなたの家族かお友達が、観戦ツアーでウランバートルに来られるのなら、帰り分の着替えはお願いしておくのも手ですね。でも結構、ウランバートルのホテルで夜寝る前にぜーんぶ洗濯して干しておけば、翌朝にはパリッと乾いてますよ。
あと気がついたことを書きます。サングラス!また朝夕に掛ける保護グラスがあるといいですね。モンゴルでは極力裸眼でいることはやめましょう。めがねの人はいいんですが。もしも目に違和感を感じたら、すぐに近くにいるオフィシャルに申し出てください。ってこんなインフォメーションは、このあと参加者に届くか。
あとパスポートなどの所持方法をしっかり検討しておいてください。必ず身に着けておくことです。ウエストバッグなどは忘れることもないとはいえません。中国モンゴル国境で「アチャーッ」と言ったらリタイアですけん。これは重要。そのあとは無くしても帰国が遅れるだけ!ですみますけど。ちなみにボクは30回のモンゴル出張で2回紛失!1回目は置き引き、2回目はジーパンのポッケからポロ!!これまで絶対にパスポートはなくさない!と自信があったんですけど・・・・・無くすとそのあとは大変ですからね。
きょうの一枚
恐竜の谷に降りたラリー監視用のヘリ1号機。ラリーの名物となったこの「恐竜の谷」熱くハードなステージです。名前をつけたのはボク!岩のカタチまで恐竜に似ています。

2005/05/17 (火曜日)

BTOUのお話で失礼します。「北京に行くときは、どんな格好で行くのかな?」今日事務所を訪れたKさんのお話。「そー言えば、そうだ。」ということで僕ならこうする!思うことを書きます。いや、あくまでもボクならではですよ。まず使い捨てのダッフルバッグか、折りたたんでコンパクトになるダッフルバッグに、ライディングギア一式を入れますね。ウエストバッグに少しばかりの工具も入れます。でも原則として工具などはマシンにマウントしておきます。万一盗まれたりしないようにタイラップなどで結束しておきましょう。で、飛行機に乗る際のウエアはビバークで過ごす時のウエアにします。ポロシャツと短パン、スニーカーに帽子とサングラス。この程度。この頃の日本も北京も、たぶん猛暑。ライディングウエアは中国ステージを走る1回分。着替えはモンゴル行きの20kgダッフルバッグに。主催者から配られる50cm四方のデイパックに、スニーカーと短パン、ポロシャツを入れて北京のスタート時に預け入れをします。これは1泊目のビバークのホテルでも受け取れ、また国境を越えるときには各自で背負わなければなりません。飛行機に預け入れられるバゲージは20kgです。かなりのライダーがブーツ姿で飛行機に乗っているのを見かけますが・・・・「準備万端で少ない荷物!」これ合言葉ですよ。
きょうの一枚
1998年RRM、ゼッケン10 打田稔編集長!も もちBTOU来ます。

2005/05/16 (月曜日)

いよいよBTOU!!試走も近づいてきました。さてあのスーパーカブチャレンジ!!銀行マン。ついに発表しまーす。銀行は「愛媛銀行」そしてライダーは坂本さん!!銀行を挙げての応援!!ばかりか、このHPで応援をお願いしたところ・・・・・届くわ、届くわ・・・今日はほぼ新品のヘルメット・アライVクロス!!もち平成12年4月以降の生産品!なんか僕もほしいなあ!って感じ。そのほかにゴーグルも同封!送料のみ!!でいただきました。感謝感謝!!新品同様のプロテクターやキャメルバッグ、などなどどんどん届いています。皆さんの声援を「きちん」と本人にプレッシャー!のように伝えておきます。これからはさまざまな買い物を始めます。テントシュラフからライディングウエアまで!「ぜひ当店で!」という方はご一報くださいませんか!?
それと、来ましたよローバーミニのエントリーフォーム・・・ムフフフ・・・この方とも気が利いています「万が一完走できたら・・・」と、なかなかかっこいい男であります。ヨーロッパにミニやベスパが走っている映像が届いたら、きっとヤツラは衝撃を覚えるはずです!!「やるなあ日本人」って。で、かっこいいといえば、桐島ローランドさんはCR-Fで、ACPの横田さんたちは3台の体制でハイブリッド×2台(プリウス・ハリアー)とプレスカー兼用のランクル!フランスからはATVでかつてのフランスホンダのパイロットが・・・と、とにかく話題は付きません。スーパーカブチャレンジは、どうやらNHKが放送するようです。タノシミタノシミ
荷物の整理を始めてみてビックリ!!ボクはフクロモノオタク・・・だったらしくて、事務所の僕の部屋の中だけでも、ダッフルバッグが4個、ウエストバッグのようなものは5から6個、バイクにしばられた袋物(ってバイクも事務所の中にある)机の周りにはかばんがツュミ、ハートマン、リモアの大小、グレゴリーの毎日使ってるやつ、最近お気に入りのブランドであるブラックダイアモンドの袋物、ミレーの小物入れ、あるはあるは、それ以外にダッフルバッグの中にも、バッグが入ってる・・・いったいこの袋物の量はなあに。
きょうの一枚
ウホホ!こんなのもありましたね。草原で民俗舞踊!何回大会だったかな?

2005/05/13 (金曜日)

良いお天気が続いています。うちの倉庫とガレージでは、BTOUの本番に向けた機材の整備が始まっています。発電機、コンプレッサー、溶接機、照明機材、テント、厨房機器、テーブルやイス、大会本部用の機器、通信設備、もうナニがなんだかというほどの膨大な機材の量。主催するということは、実はこういうことなんです。パリダカなどでは自分たちで用意しなければ、溶接機やコンプレッサーはありません。それでも何とか溶接機を借りれた時のために、溶接棒は充分持っていくことにしてました。ですから参加予定の皆さんは、どうか壊れにくい車を完全にセットアップして参加してください。
TBIの時でも車検会場に来てからマシンを組んでいるような方がいましたね。とにかくお互いに「備えあれば憂いなし」です。いや「なし」というわけにはいかないでしょうが・・・それでも少なくすることは確実にできるでしょう。それでもだめな場合のために主催者からの最低限のアシスタンスがあるわけですから・・・最大限に利用するのではなく、最小に利用するという風に考えてください。ダッフルバッグの内容物もそうですね。
TBIで少しゆるめにしたら、いっぱいいっぱい入れてくる人、半分近くで納まってる人。見るところ前者はなんに関しても、準備不足で重いダッフルバッグ(といっても22.5kg)を担ぐ姿も「問題あり!」な感じです。修理書も丸ごと1冊持ってたり、いらないところのほうが多いでしょ!ということで、我々も参加者も、少し身を引き締めて!ということは、つまり軽くして機動力を最大限に高めましょう。実はそういう僕も荷物多すぎ!の人でTBIにダッフルバッグ2個!はいらんでしょう!と言われてしまいました。
BTOUに参加の皆様!!衛星携帯電話のレンタルの案内は、この期に及んでまだ価格交渉が再燃!!で少し高くなるので交渉中。もうしばらくのお待ちを・・・航空チケット案内とツアーの案内等々郵送にて来週始めに送り出す予定だと。
きょうの一枚
ウランバートルの閉会式で、モンゴルの民俗音楽や民俗舞踊などが楽しめます。ところでドブリー?フォトサービスのTBIスライドショーもう見た?写真のプリントサービスとデータの販売もしてるですね。

2005/05/11 (水曜日)

TBIの後片付けとBTOUの準備に、みんな忙しそうです。僕はというとipodをゲットして、音楽編集に余念がありません。もうすでにCD100枚分くらいがタバコくらいのサイズに・・・で容量は60GBもあってまだまだ空きバイト数は52GB・・・いったいナニこれは?・・・と遊んでる!わけではなくて、昨日は東京から参加されるチーム!が嬉しい事務所訪問!!環境問題について話に花が咲きました。もうすぐ参加されるみんなの顔ぶれを発表できそうです。エコチャレンジ部門の詳細な競技の進め方は、5月25日の締め切りを待って発表します。これは参加台数や参加車両に合わせた特別規則を策定するためのもので、もちろん基本は本大会の規則書通りです。しばらくお待ち下さい。
また衛星携帯電話の申し込みの案内なども送付の準備を始めてまいります。衛星携帯にはシガーライターチャージャーも付属されていますので、バイクの方はシガーライターソケットをつけて行くことをお勧めします。通話料は1分間で1.5ドルの予定。ボクはパリ北京の時(1992年)に、ビバークから日本に事務所にかけたら、1分間500フランまあ1万円!でしたもんね。
きょうの一枚
僕の愛車プロシード!!TBIをいく。1日目ですね。このほかにも僕は2台のプロシードを持っていて、そいつらははるか大陸へお出かけしました。まあ僕の・・・というのは語弊ありですが。運転手は池町クン、2人は世間話に忙しいのでしたが、後半にはもう話すこともなくて、ボクはおヒルネ!ばっか。

2005/05/09 (月曜日)

TBIの1週間が嘘のように過ぎて、今日からはBTOU全開モードです。今年のTBIでは、久しぶりに大勢の皆さんとお話をしました。仕事のこと、将来のこと、夢や現実など・・・・・さまざまな思いが交錯して、まさに四国巡礼の旅、なのでした。夢?ところで僕の夢は、果たして道半ばなのでしょうか、それとも概ね達成しつつあるのでしょうか?夢は実現に向かうことより、夢を描くことのほうが難しい・・・と、そう思います。描ければ70%は達成したも同じです。
TBIとBTOU。僕の心の隅っこをお見せします。それは安物売りの店のように「閉店セール」をやったかと思うと、同じような品揃えで「新装開店セール」をやっているのではないかという忸怩たる思い・・・・・復活TBIがスタートするまでは、潔くないような自分が、とても不安で。旅をしながらもそんなことを考えていました。しかし素晴らしい四国の風土・風景そして天候まで、そして何より参加者の皆様が後押ししてくれたのかもしれません。ラリーの余韻は、素晴らしく心地よく、薫風を泳ぐ鯉のぼりのごとき心境ではあります。しかし、いまだに朝の5時30分に目が覚めます。
しかし、その夢半ばという話は、NHK大河ドラマ「義経」で平清盛の死を見て、考えたのでした。まあテレビとはいえ、良く描いています。未来は今そこにある現実の延長線上にあるということ。役者の演技の中に、これからの自分の行動や思いの変化、そんなものが描ききれています。そうした中から、今は未来のシーズなのだということを感じます。未来は突如として訪れるものではありません。今のあなたの生きようの先にあるものでしょう。日本人の心に常に戒めを感じさせる「平家の繁栄と滅亡」ホタルでさえ平家の、源氏の、という日本人われら。驕るほどに驕れるものは久しからず・・・JR西日本についてもですが、それを報道するメディアにも同じようなことを感じます。今日の教訓「驕るのはやめよう!驕って貰おう!!」
きょうの一枚
TBIのSS風景です。場所は???あそこですよ!

2005/05/06 (金曜日)

TBI、終わりました。青葉若葉の候の四国は、ことのほか美しく、精神面にも良い作用があるように感じます。一足早い夏の訪れを感じさせる海の美しさはまた別格。「四国の海はこんなに美しかったんだろうか?」真剣にそう感じました。昨年のTDNの勝負も大変興味深く、逃げる岩崎、追うミハエル、最後のSSでかろうじて4秒差で逃げ切った展開は、追う者も追われる者も実に高感度な緊張感が楽しめたことでしょう。岩崎君のあのあとの東京プリンスまでのリエゾンで走る道が、どのくらい輝いて見えたことでしょう。
ではここで少しばかりレースレポート
2005年復活TBIで同じく名勝負を演じたのは、逃げる田島、追う前田の両雄対決。昨年のTDNでは前田はミハエルと故ガストンライエをサポートするライダーとして950で出場。そして今年はKTM400EXC-R!!で戦闘力は文句ない。昨年の鬱憤が期待されるばかりか、このところのオールラウンダーぶりの大活躍は「前田の時代」到来を予感させるものもあった。ただし、ライトチューンがされてないため夜のロングステージでの戦いは不利なものとなることは予見できた。戦略的には夜のタイム差を昼のステージで取り戻して、さらにアドバンテージをつけなくてはいけない。雌雄を決する形になったのは、後半戦の美馬の朝。ここまでは互角。ナイトライディングに長けた田島がややリード。前日からルート変更になったコースは田島8時30分00秒スタート30秒差で前田。追いつくだけで逆転というシチュエーション。複雑なコースで田島を交わして真っ先にゴールに飛び込んできたのは前田。そこで前田は優勝を実感するとともに、異なる不安を感じていた。コース前半、ジャンプした空中で必死の姿勢制御で目の前のコーステープを避けようとしていた。TBIのクローズドコースルールでテープ切断には厳重なペナルティが課せられるのである。そして逆転はならず。逆に前田は3位に転落。そこから見せた執念のアタックで最終的には2位まで戻ってきた。追う者、追われる者。勝負の機微はことのほかに面白い。

きょうの一枚
TBIのスタートのために用意されたのは、この美しい海と橋を独り占めにしたような場所。夜のビバーク地は、こんな感じ。夏の夜のようなビバークでした。あの夢のような1週間も終わってしまいました。こうして日々に回想をしていきましょうかね。それにしても美しく、そして楽しいTBIでした。2002

Organisation Voice 2005/04

2005/04/27 (水曜日)

昨日のこと。
「なんかTBIの準備って、早くない?」
「ええーっ。明後日からですよ!」
「うそ!」
「なに言ってるんですか!」
ということで、僕はTBIはまだ1週間後くらいだと思ってた。ホントに!で、昨日なんか地元大学で開かれた複合材料学会なんてのに出かけて、お勉強で1日中!!変わりますね自動車!5年後や10年後は異次元になりますよ。現にアメリカでは原油高の影響で?ハイブリッドの売り上げ伸張率がすごいことに・・・・・・原油高の影響はBRICSの自動車所有台数の拡大による原油需要によるものであることは間違いないよね。(BRICS・・・ブラジル・ロシア・インド・チャイナ)石油代替エネルギーの開発も資本集中!いよいよ加速します。世界を走る自動車は8億台!3年前の僕のレポートでは5億台!!年間1億台もの生産はされていませんが、まあ、それに近づいてきているのでしょう。
そうすると2008年頃までには、ひょっとして10億台?21世紀初頭の2倍になるわけで・・・・少なくとも燃費を倍にはしてないとたまらんと言うことですね。僕の持論は2015年には地上を普通に走って許される車は、軽4とハイブリッド、まあFCEVが量産販売されてれば、もちろんそれも、とバイク!!のみになる!というものです。バイクもハイブリッド化はされるんでしょうけどね・・・・・・。
さて、ハイブイリッドカーでも買って、先進的なとこ見せるか?旧いレンジローバーでも買って、消えていくものを惜しむか・・・・僕は後者のようですが。確かに20世紀、自動車は地上に富と繁栄をもたらせ、さらに自由な喜びや、まあ、さまざまな恩恵を人間社会にもたらせました。しかし何事にもまるでエネルギー保存の法則のように、平家物語のように、方丈記のように・・・・・・驕るものは久しからず・・・・というような滅びの美学をまといます。
自動車がたちまち滅びると言ってるわけではありませんが、昨年度々日本を襲った大型台風やアメリカを恐怖に巻き込んだ大型ハリケーン!全ては「温暖化による影響で、こんなになるよ」と予言した学者や、映画まで存在してたわけです。世界の歴史教科書には、こうした近未来の予測を書き、いま我々がやらなければならないことを教えるほうが先決だと思うんですが、いかがか。さて、ランチに4.6Lのレンジローバーに乗って出かけますか・・・・って実は最近バイクに乗るように心がけてるですホントハ。
きょうの一枚
「海へ」・・・昔ありましたね、パリダカの映画。倉本 聡 監督、主演 高倉 健 ・・・・・全く人気もなく話題にも上らなかったような・・・・・って、TBI2005はテーマは「海」

2005/04/26 (火曜日)

「逆オークション!?」
昨日は、例の「銀行マン」とBTOUの計画について詳細を検討しました。なかなかの好青年で、スポーツマン!でも主催者的にはマシンに手を貸すわけにはいきません。そのうえオフロードの経験はないわけですから、装備についてなどは、ちょっと相談に乗ることに・・・・・・しかし予算はタイト!なのです。そこで「僕のお古など」を提供しようかと思ったのですが、身長が同じくらいであとはやっぱりボクのほうがデカッ!!・・・そこで逆オークションをしてみようかと思ったわけなのです。
募集品名
1.インナープロテクター エルボーまであるやつね。SIZE XL・・・4000円くらい
2.オフロードブーツ(僕の希望は黒)11または28で足デカッ・・・10000円くらい
3.オフロードパンツ・ゴアテックスでオーバーブーツスタイルで黒無地33または34インチ・・・10000円くらい
4.ヘルメット・・・平成12年4月以降生産フルフェイス・XL白がいいな
5.ゴーグル・グローブ・ウエストベルト
6.ジャケットや給水システム
7.テント・シュラフ
などなど何でもOK!気がついたものがあれば「これはいらないの?」と一言。希望金額を書いて写真付きメールでね!!なんかタノシミタノシミ!!
きょうの一枚
シェイクダウンテストの菅原さん。ヤマハ・リーノ!!相変わらずのチャレンジャーぶりです。こうした心をいつまでも持ち続けることに脱帽としか言いようがありません。

2005/04/25 (月曜日)

日曜日に、BTOU試走隊の装備と車両4台を、神戸港に搬入してきました。こうして遠征に向かう資材を積み込むのは、もう何十年もやってますが・・・とても心弾む仕事です。まだ見ぬ大地を想像して、少年の頃の思いに帰ります。しかも、1日中とても良い天気で、帰り道はHINOのカミオンを運転すれば、大鳴門橋の眼下には巨大な渦が・・・そういえば明石海峡大橋も、周りの空気が澄んでいて、なんとも美しい景観でした。黄砂の季節も花粉の時期もひと段落したのですね。あとは週末から始まるTBIが天候に恵まれることを祈るばかりです。事務所の中は(広いのが自慢なんですが)続々届くタイヤとダッフルバッグで、足の踏み場がなくなってきています。自走の人が増えてるんですね・・・・・。
そんな今日はBEIJING-ULANBAATAR 2005のプレエントリーの締切日です。「エントリーしなければ後悔すると思って・・・」などというお手紙などいただいて、嬉しかったり「怪我をしてしまって残念ですが・・・」というお手紙をいただいたりと、悲喜こもごもの今日!でした。そんなこんなで、全てが順調!と言うほどではないにしても確実に日々を送っております。
きょうの一枚
これが仕上がった試走隊の4台のマシン。やっぱSSERってプロシードがお好き?向こうの2台はビッグホーン、これはドクターカー、大会中はお医者さんがのって走るんですね。プロシードはカミオンバレイのお仕事をします。

2005/04/22 (金曜日)

BTOU試走隊のマシン作りが急ピッチ!TBIまでには船積みされる予定。4台のマシンにはGPSやマップツイン、無線機などが設置され、ゼッケンが貼られました。タイヤもびしっと新品でスペアもどっさり。コンプレッサーや発電機もマウント。本番ではZ-2を担当するピックアップは、試走隊では「タンカー」の役目。すごいことになってます。来週あたりの「きょうの一枚」をお楽しみに。またZ-1はクイックアシスタンス。ツール類が積み込まれコンプレッサーや発電機もマウント。どのマシンもベアリング類やデフ周りもオーバーホールされ、足回りもびしっと!なりました。
さあ、これでしばらくはTBIに・・・・・!!
で、きょうの一枚はTBIのスタート地点はここです。って海の上じゃないです。スタート地点から見える風景です。ほんとに目の前が海で、来島海峡大橋の真下なのですね。

2005/04/21 (木曜日)

「HP-2!」って言ってる分にゃ、周りには何のことだか分からんのに!!余計なことを北の島の住人が書くもんだから!!プンプン!!新しいパソコンのことだと思ってたヤツが社内の50%だったってのに!!「そうなんだ?BMWのね、ふーん」「それも結構なモデルね!?」と周囲の冷たい視線。トホホホ損害賠償請求したいくらいさね。しかも、日本国内に発売になるかどーかわからないのに予約したやつがいる!だって。バカジャンそれ!!でもボクはそんなに高くならないと思ってる。予想は車重+10万円くらいなもんでどうすか?で日本国内は80台限定!!って全部勝手なボクの予想だかんね。
BMW JAPANの担当とは箕面のホテルでついつい話し込んだもんです。
「ボクはね、マーケティングが北米に偏ってると思うんすね!」
「そうですね」
「だいたい北米のヤツラは身体でっかいし、まっすぐ走る道しかないし」
「そうですね」
「カタログだって全部本国で作ってるでしょ。コピーが日本人の心をつかんでな
い、だいいち・・・・・でもって・・・・・じゃないですか」
「そうですね」
「・・・・・」
多分に一部のマニアックな意見だったろうと思う。
でもありがとうございます。やっぱ信じてて良かった・・・・・ヘンナヤツ!

さて、そんなことより今はTBI&BTOUに集中!!していきたいものです。昨日のメルマガには早くもルートインフォメーションが!「フンフン、ナルホド」と文章の端々からビバークやルートを予測する!?ヤツラが本領を発揮!!するんですね。かなり古い話ですが、あるところの役場の方が、「ゴールデンウイークにバイクが100台くらいの予約が入ってませんか?」という問い合わせが、毎年来ますね。と・・・・!!分からないのがいいのか?分かるのがいいのか?相変わらずTBIはミステリアスがいいと思うんだけど。
ところで・・・ダッフルバッグやタイヤなどを、前泊の宿に送るのは止めて下さいね。長崎のHOTELじゃないので、みんなが送ると大変ご迷惑をおかけすることになります。集団になるほどに、こうした点に注意するべきですね。
きょうの一枚
またまたゾーモットの青い空。もうすぐですね。

2005/04/20 (水曜日)

日々の雑感を書くこのコラムに、やはり「中国のいま」について考え方を示さないのは、BTOUをこの夏に控えている主催団体の代表者としては、いかんのではないか!?と、考えております。しかし、この憂慮すべき今の事態に、我々は楽観視もしていなければ悲観視もしていないのも事実です。そして、この新しいラリーの実現のために、安全の確保にかかるリスク回避には、最大限の情報収集と分析は惜しんではおりません。
こうした広大な荒野や砂漠を持つ国々は、不安定な要素を持っているのが常です。パリダカールの例を見るまでもなく、かつて湾岸戦争に揺れ、また昨今ではイスラム過激派への対策などに神経を使っています。また1991年のパリ北京の第1回大会は、直前にモスクワで起きたクーデターに開催が1年間延期されるという事態も経験しています。ことほどさように、複数の国を越えて開催されるこうしたラリーは、非常に不安定な要素を持っているといえます。それにしても、国境を越えるラリーが、パリダカールとBTOUだけになってしまいました。
話を戻します。今の中国で起きている事態は、さまざまな論評や観測がなされていますので、私どもとしては事態を注視して行くとしか申し上げられません。試走チームは、まもなく機材を船積みいたします。ただひとついえることは、モンゴルもそうですが、ひとたび一歩を踏み出すと悠久の空間がただ広がっているばかりです。また随時この件に関しての情報は公開していきたいと思います。
ということで、きょうの一枚はゴビの深い青空。

2005/04/19 (火曜日)

朝事務所の机の上に、誰が置いたかKTM990superDUKEのカタログが・・・・おもむろに広げると「これは絶対に手に入れなければならない。そんな強い衝撃を、感じたことがあるか。」・・・・・・「おお!」これは名コピーだ、と膝を打って感心したものの「ちょっと待てよ、そんなのしょっちゅう思ってるし、毎日思ってるなあ?」と、逆にそう思わずに買うものなんてあるのかなあ?と思う始末。そのカタログは片観音(って業界用語?)になっていて、何もないガレージ。蛍光灯のグリーンの光。その片観音をめくるまでもなく、(めくるとそこにデュークが止まってるのは明白)言いたいことは伝わってくる。スレた広告マンである我々は、このページめくったらもっとインパクトがあったほうが「いいんじゃない?」と思うほど常識的で常道で、むしろ製品の持つインパクトを表現しようとして失敗してる感がある。もっと尖がった人に買ってほしいんじゃないのか?ということ。しかもその手法は、次のページへも続き、「・・・・・」でもでも最後のページのコピーは「アドレナリン、それこそが、私たちの、夢への燃料。」と結んである。この最後の結びは嫌いじゃないな。デューク990!もいいね。
って、今日は発電機とコンプレッサーを買いました。試走チームのクイックアシスタンスのピックアップにガッツリ積載して、4台のマシンへのエアーの供給と、大砂漠の中でポツリンとキャンプする我々の、手元を照らす明かりを供給します。ってほんとは「めんどくさいから電気炊飯器もって行こうぜ!」みたいな感じ!電子レンジはさすがにあきらめましたけど、ロッジの鉄鍋は重いしな!?じゃあゴビでミーチュ。
きょうの一枚
ゴビ、デューンです。ちょっと湿っていて走りやすそうですが、今年はどんな夏になるでしょうか?素晴らしいエクスペリエンスを、ゴビで。

2005/04/18 (月曜日)

心では、「いけない!いけない」と思いつつも、身体が、勝手にHP-2の予約に走らせました。「あーあ、どうせまた乗らないのに・・・」という周囲の声なんか・・・・・!!
さて、ところで本格的なTBI週間に突入!誰もがいっせいにTBIモードに!でも我が川内工場では、BTOUの試走に出かける4台のマシンが、セットアップ作業が夜を徹して、というのは大げさで日曜返上で続けられています。これがガソリン車2台とディーゼル車2台。エタップ4から6のゴール付近までの間は、ガソリンが手に入らない地帯なので(本番は大丈夫ですけど)大量のガソリンを積んで出かけなければなりません。重くなると機動力は落ちるし、マシンへの負担は大きいしね、困ったものです。・・・さてTBIは、大量のオフィシャルスタッフが夏のBTOUの準備のため?休みが取れにくくて困っていたら・・・北海道・芦別のあの校長先生が、学生たちを率いて素晴らしい助っ人にやってきてくれます。
「北日本自動車工学専門学校」様!感謝!熱烈歓迎!!謝謝!!しかも校長先生はBTOUのマシン製作中とのこと・・・マシン製作中といえば、BTOUにはプリウスハイブリッドとハリアーハイブリッドも参戦が決まりました!のでご報告。いっぽうハンドメイドのバギーも2台!ヤマハのリーノってバギー?も2台!!これがJRMの陣容!!すんごいね。あとはミニとベスパと、スーパーカブ、Jeep、もうめちゃくちゃ愉しそうでしょ!でカミオンバレイを小型化して複数化してるのは・・・・・!!??
とにかく熱い2005年のシーズンが始まったということは確かです。あちらかこちらで、ミーチュ。
きょうの一枚
四国の奥深くには、こうした風景がたくさん。これは、かずら橋です。谷はそんなに深く見えませんが、深いです。でも、いまの時代にこうしたものを見るのは、それは楽しいことですね。

2005/04/15 (金曜日)

事務所の近くの「スクラップ屋に自衛隊のヘリが不時着した!!」ってんで「すわっ!」とばかりにカメラを持って出かけてみました。「うーん、こりゃ不時着というより、粗大ゴミとして処分してもらおう!ということで民間の処理業者に委託したんだろうか?かなりオンボロになってるけど、やっぱりゴミの上におかれたヘリの姿は、悲しくも切ないモノを感じます。どうしてこんな処理の仕方をするんだろう?町の中に現れた哀れなヘリは、すぐ横に遊園地のスクラップのドラえもんやドラミちゃんみたいに、道行く人に不思議な意識を呼び起こさせます。
きょうの一枚
きょうの一枚は、そんなこんなで町の中の解体屋に、まさに不時着?した自衛隊のヘリ・・・・ということで。

2005/04/13 (水曜日)

うって変わって今日は良い天気。そして暖かい。昨日のお出かけを、今日にしておけば良かったのに・・・ところでR1200GSにリコールの封書が届きました。先に買った同じメーカーの自動車も、2年くらいでリコールが出て、しかもエンジンの内部で、メタル換えて「慣らし、やり直して下さい・・・」「???」ってそれから全然乗っていませんから、4年経って慣らしも終わっていない状態という有様です。やっぱりこうして何にしてもモデル初期には、リコールが出るのはやむをえないことなのでしょうか?「だから後期モデルを買いなさいってば」と。
一方で我々の主催しているラリーにも面白い話があって、必ず第1回大会と言うと参加してくる人がいます。「1回目というのは、主催者も初めてなので問題や失敗が多くてハプニングだらけで面白い・・・」と言うのです。「むむむ・・・」とその話を聞いてから、第1回大会もバッチリするぞと心に決めたのでした。ですからわが愛する某メーカーさん。初期モデルからバシッと決めてくださいね。僕はボクで復活のTBIもBTOUも第1回の気持ちでやりますけん、よろしく。
きょうの一枚
そろそろこちらの地方では、桜の便りも終わりそうなので、試走中の力作!剣山地方の枝垂桜。ここらあたりは枝垂桜の宝庫。東京から応援に来ているS井君は「感激です。初めて見ました!」って「???」

2005/04/12 (火曜日) 

いよいよ復活のTBIがカウントダウン状態です。印刷入稿の締め切りとコマ地図を書き上げるのとの戦いが始まっています。そんな中を縫って、スタート地点やゴール会場の打ち合わせを兼ねて出かけました。ですが今日は一日中、雨模様。しかも寒い。125ccのバイクで出かけたんですが「寒い!」事務所に帰ってきて数時間経ちますが、いまだに膝が冷たい。で、バイクに乗ると無性に腹が減ります。クルマでの移動の10倍くらい腹が減ると思いませんか?腹が減るといえばTBI。ボクの場合「土佐のかつおのたたき」試走といわず本番の際も、こっそりとあの分厚いやつを食べずにはいられません。それ以外にも高知には、妙な旨いものがいっぱい。食に関してばかりではないですが、あの地には異文化を感じます。異文化といえばムッホ!我が家の近くのアパートスタイルのホテル住まい。高知県人との違いほど、このモンゴル人に異文化を感じないのは、どうしてでしょう。骨のついた肉の食べ方だけには「フフーン」と異文化を感じますが・・・・・。
毎朝ボクに前日のTVニュースの解説を求めます。今朝は「中国のあの騒動は、いつごろまで続くと思いますか?」「5月下旬くらいまでは続くねえ」「そうでしょうね。わたしもそう思ってました。」とさ。この間までは毎朝「ライブドアって・・・」とか「株式市場について教えてください」ばっかだったのに。
で、今回のTBIも全行程をムッホ君は同行しています。考えてみれば、TDNの奄美の林道を2人で軽トラで走り回ったし。まだ春浅い北海道のトムラウシ温泉には、道に迷った振りして泊めてもらったし・・・・そんなこんなで、彼ほど日本の秘境を旅してるモンゴル人、いや外国人もいないだろうと思います。
そんな彼も驚く、今年のTBI!!ずいぶん回りくどくなったけど「どうぞご期待下さい」
きょうの一枚
試走中のひとコマ。迫力のある高知県の山間部の雨上がりの朝。ちょっとゾクリ!として、思わずクルマを停めて・・・・・

2005/04/11 (月曜日) 

ごぶさた!で、久しぶりのOrganisation Voiceとなりました。留守をしてました。モバイル環境がないわけではないのですが・・・・・TBIの最後のルート確認の旅は、参加される方に負けないくらいハードなものとなりました。その原因の大きなものは、いまだ復旧の目途のつかない昨年の台風と大雨の被害。一部の山では、もう「山が死んでる・・・」みたいな感じ。生態系のダメージも少なくありません。国道すら「山腹崩壊」で復旧の目途の立っていないところもあります。でもって剣山とその周辺の四国東部の道と林道は・・・・・ガックシ!でもその分、新しく愉快な西部の林道群がたっぷり。「一喜一憂」これがTBI2005のテーマかもです。
一喜一憂といえば、いま中国で進行している事態も、これにあたります。まさに胃痛の治まる暇なし、ってところですが、実は胃痛は無いんです、ボク。TBIでもモンゴルでも、はたまたパリダカや普段のビジネスでも、「道のりは険しい」のは好むところでもあります。よく観て、よく聞いて、正しく判断して断固として行う!ことに冥利あり・・・・です。どうか春のTBIそして夏のBTOU、お楽しみにしていただいて全く問題はありません。
さらに話は続きます。なんと言っても桜の話題「いったい日本には何本の桜があるんだろう?数えた人は居ないかね?」「そんな、居るわけないでしょ」「そーかなあ?居るような気がするけど」「まさかあ」てなわけで、この1週間ばかり、生まれてこのかた見たすべての満開の桜より多くの桜を見てきました。「もう桜はいいよ」という感じ。ホント凄まじいばかりです。この時期にTBIの試走をしたことが無かったのかなあ?まあいつもは3月中ごろには終わっていたのでした。今日の一枚は、そんな桜を、まだ満開になっていない北の島の人々など?にお届けいたします。やっぱ桜は枝垂桜か山桜ね。

2005/04/06 (水曜日) 

毎日のように山に行っています。春の山々は生命力に満ち溢れていて、小動物たちにとてもよく会います。特に鹿は個体数が多いのでしょうか、大きいのから小さいのまで良く現れます。
木々も野草も、まさに百花繚乱。都市生活では望めないほどのすごさ。また集落に降りてくると山の斜面に張り付いたような家々は、その主の自然に対する深い造詣を物語るような、まさに桃源郷の様相。その色といい、空気間といい、もう日本人の心に、ただただ拍手を送りたくなります。桃源郷、ユートピア、シャングリラ、アルカディア・・・まあいずれもクラクラ来るような響きですが、おそらくこんな風景がそうした言葉を生み出したのでしょうか?中国の酒池肉林はいただけませんが・・・こうしたストイシズムの極みにあるような生活が見せる、春のひと時のエピキュリズム・・・・・・・さあ、走り出しましょうかね。
きょうの一枚
四万十川ももちろん春爛漫。沈下橋を渡れば水面も光り輝いています。明日からしばらく留守をしますが・・・四国です。

2005/04/05 (火曜日) 

おお!爛漫の春です。事務所の山桜の古木も今にも咲き始めそうな予感。しかし例年ここからレポートしている通り、この山桜ほど美しくかつ儚いものもありません。さて、いずれにしてもうららかな春・・・といえばTBI。4年ぶりの復活ですが、TDNの印象と、かつてのTBIのMIXな感じでルートを作ってみました。1日目ラクチンでタノシイ!2日目ウギャー!と厳しく3日目「観光?でも後半は?」という感じでメリハリハッキリ!!な感じでいきます。お楽しみに!!マルちゃんも家族3人で出場!詳細は間もなくの「GO!GO!まるちゃん」をご覧下さい。
話は変わりますが・・・現在、ピックアップトラックの程度の良い中古車を探しています。使用目的はBTOUのオフィシャルカーですから、車検も要りませんが、ある程度のタフネスさが残っていることが条件です。お近くに「これはどうかいな」というのがあれば、ご連絡くださいな。
きょうの一枚
林道に群生するとある木々の花。ちょっと人の入らない林道だけに、いったいこの花は何だろう?と。でミツマタかなあ?なんて考えましたがどうも違うみたい。わかる方は教えてね?ヒントは高知県南部の山の中でし。

2005/04/04 (月曜日) 

高知は、春爛漫。二期作の水田は田植えのシーズンを迎えています。峠から見下ろす集落の棚田には、水が張られ、愉しげな曲線の積み重なりが素晴らしく印象的です。それらに映る周囲の山々の緑も、そして空の青も清々しく、一足先にTBIを満喫してきました。桜も、ぼけも、山桜も、はたまた名の知らぬ木々の花々も、生命に溢れ五月晴れのような4月初旬のオフロードランの毎日です。というのも風が強く春霞も吹き飛ばされて「抜けの良い」風景が広がっていたというわけです。
海岸から900mの山頂まで10数キロに及ぶ、素晴らしいダートを見つけました。左右は太平洋。ダート前半は亜熱帯の植生。途中からは野生の晩柑類の間を抜けて、最後は荒涼とした高山の荒々しい風景に一変。ゴールは頑丈な柵が!!!航空自衛隊のレーダーサイトでした。反対側からは快適なアスファルト?が伸びてるんですが、嫌んなって別のところに行きました。約2時間のタイムロス・・・・こんな素晴らしい林道を見つけては、断念!の繰り返しの日々です。新しいルート!新鮮な感動!!四国は島だ!海だ!というのが今年のテーマ。
きょうの一枚
スーパーカブにベスパ出場決定の報のあとには、こいつ。これから改造が始まるUS-YAMAHA製の2シーターバギー、挑戦するのはもち菅原さん。実はこのマシンのデザインは氏のご長男、義治さん。これら以外にもどんな挑戦が・・・・・。

 

Organisation Voice 2005/03

2005/03/31 (木曜日) 

今日からTBIの最終試走でしばらく留守にします。が、四国に居るので・・・ってやっぱりTDNに比べると楽かもです。でもTDNが雪に苦しめられたものですから、今年の各地の豪雪や秋田・岩手の昨日の乳頭山の猛吹雪による遭難騒ぎを見てると、変な話ですが今年はTBIで良かった・・・と思うのでありました。しかし・・・侮れないのは四国とはいえ林道の雪害の倒木。昨年の度重なる台風による道路の崩落などで、通行不能林道の半端ない多さです・・・・マジで困り果てています。とはいえ、1ヵ月後には陽光踊る四国路の素晴らしい旅を、たっぷりとお楽しみいただけます。お約束のビッグマシンにも、快適な(四国の林道で快適なとはこれいかに。)ルートを!!
ところで今SSERの事務所はスタッフが急増中です。もちろんこれはBEIJING対応のためですが、まずはこのHPも一部英語化・・をと考えてます。海外からのお問い合わせにも対応していかなければなりません。ネイティヴスピーカーと海外長期留学などの経験者は、引き続き募集中です。
あとヨーロッパのコレスポンダントは、ドイツ在住のノルベルトさんという方が担当いたします。あとカナダから、そしてフランスから、大物ライダーの参加も決まりました。しかしいまだに資料請求のメールが増え続けてるという驚き!!そう、スーパーカブの銀行マンも、全国の銀行マンを代表して、あのスタイルでBEIJINGをスタートすることが決まりました。バイク暦、スーパーカブ14年のみ。
ボク「すいません。協賛お願いできませんか?」
銀行「協賛?」
ボク「いや、あの現物協賛でいいので・・・」
銀行「現物といわれても・・・ティッシュくらいしかありませんが?」
ボク「いや、あのいっぱいあるやつを・・・・」
銀行「う、わかりました。いっぱいあるやつですね」
ということで、ボールペンかなんかをもらってこようかと思います。
とまあそれは冗談として、出場するその銀行マン・・・素晴らしいやつナイスガイ(死語?)です。銀行が好きになりそうです。

話は変わりますが、昨夜NEWS23?であのバブルの頃の主人公たちのうち、自家用ジェット機を2機も持って、それでも足りないと言ってた環太平洋のホテル王なんていわれてた方と、桃源社の元社長が出てました。我々には推し量れないほどの栄華と地獄を見てきたであろう2人の顔に刻まれた皺に、義経の「驕る平家」を感じましたね。折から四国路を駆け抜けるたびは、壇ノ浦から落ち延びた平氏たちの、凄まじいほどのまさに「顔の刻まれた皺」のような暮らしが印象的なはずです。これらのことが示唆しているものは、いまの日本をにぎわせてるニュースにほかなりません。
まだ事務所の山桜は、咲く気配を見せません。数日の留守をも心配なほどの桜の季節。「もろともに あわれと思へ山桜 花より外に しる人はなし」なほどに短い花の命の山桜。昨年のTDNでは遠野の山桜も見ようと試みたものの失敗。山桜花のような人生も良いものかも知れませんね。
きょうの一枚
BEIJING-ULANBAATAR 出場の本気仕様ベスパ。イワサキモータースさんのビッグチャレンジです!

2005/03/30 (水曜日) 

まさにお言葉に甘えてということで、うららかな昼下がりに・・・モンテッサH7を走らせてみました。忙しい忙しい!って言いながらねえ?コンクールデレガンス優勝マシンということで、先日のレースの後にはタイヤのトレッドまでワックスがかけられてるので、ちょっとだけ躊躇はあったんですが・・・・・で感想はというと・・・・「良いんです、これが。無茶苦茶!」懐かしいポジション、あの頃のフィーリング。20数年前のマシンですが、なんたって新車!こんな愉しい出来事は、そうあるわけじゃありません。よしっ、と山のほうに向かおうとすると、胸の携帯がブルブル。電話の主は広告代理店のTさん。ヘルメットを取って手袋を脱いで「あああの件。それは#$&’&$!また電話するね」と再びヘルメットをかぶってキックアームを出してると、ブルブル!今度も同じ人「すいませんね度々」「なんすか今度は?」「いや北京のスタートは何時やったかな?」「えっ8月8日ですけど」「あっ、ありがとう」もーっ、って感じでヘルメットをかぶって、キックアームを出したら、また。「でゴールはいつ?」「14日」「おっ、ありがと」でまたヘルメットをかぶってキックアームを出したら、またブルブル!!「もういいや」ってへこたれて事務所に帰ることに・・・・・・帰り着くやいなや電話の山・・・・それもこれも昨夜の銀行マンが、スーパーカブでBEIJING-ULANBAATAR挑戦!が正式に決まったからなのです。テレビも興味津々なのでありました。
きょうの一枚
そのモンテッサとS先生。ヘルもウエアもイケてます。こうした大人の愉しみが良いですねえ。

2005/03/29 (火曜日) 

ラリークロスも終わりひと段落と思いきや、BTOUに海外からの問い合わせなどが多く!!かなり忙しくなってって感じ。暖かくなったので雪で通れなかった山々へTBIのルート制作に行かなければならないし、でも世の中は年度末の大忙し。僕はといえば例のヒストリック部門のモンテッサH7・・・・・S先生たら「2回大会まで預かっといて・・・」「・・・」「乗っててくださいよ」「#$%&%♪$」というわけで僕のオフィスに来れば、希少な名車が眺められます。まあその美しいこと・・・。
またとある銀行マンが「カブでエコチャレンジに・・・・・」「うーーーん」とか何とか言いながら、ベースをハンターカブで作って輸出用のミッションで、でもスタイルはコンベンショナルに・・・・・ウエアはやっぱ銀行マンらしく、スーツ(いやインナーにはプロテクター!)風防に黒い金属のボックスはお約束でぇ・・・あの手形や通帳のいっぱい入って今にも壊れそうなファスナー!のボロボロになりかけた黒いビニールレザーのバッグをフロントバスケットに入れて・・・
突然アンケート:さてこのチャレンジが実現するかどうか?
実現すれば応援する。
実現すると思うけど
応援しない。
実現しない。

(現在の集計結果を表示する場合は、何も選択せずに登録ボタンを押してください。)

2005/03/28 (月曜日) 

SSER 2005クロスカントリーシリーズ第1戦・スーパーNにご参加・応援いただきましてありがとうございました。新しい戦い方の仕組みとして昨年より開始しましたラリークロススタイルのエンデューロ、今回も数々の名勝負を楽しませていただきました。特に3回戦以降の組み合わせや、セミファイナルクロスなどでの意地の勝負は、見る者にも伝わるものがありました。
シリーズ第2戦は10月までと時間が空きますが、この間にはTBIおよびBEIJING-ULANBAATAR 2005が開催されます。これらのイベントもぜひご注目下さい。またBEIJING-ULANBAATAR 2005にはまだ参加することも可能ですので、どうぞご検討下さい。

2005/03/24 (木曜日) 

ブルッ!サブイッ。もう今日あたりからTシャツ暮らしをしようと決めてたとたんに寒波!なんか風邪ひいたみたい。ところで明日からは、スーパーNのために現地入り!!徳島はナニがうまいのかね?スパ太郎さんもやって来るし・・・・モンゴルからやって来てるムッホは、ボクンチの近くのアパートスタイルのホテルで、ご機嫌なテレビ大好きライフを満喫中。朝迎えに行くと会社に着くまでの車の中で「ニッポン放送となんとかドアの、勝ったとか負けたとかっていうのはどういう意味ですか?」「あのホリエサンて夏来てた時は、プロ野球のチームで勝ったとか、負けたとか言ってた人でしょ?」「う・・・・・・」「なにが勝ちで何が負け?」「う・・・・負けるが勝ちで、逃げるが勝ち!」なのでした。しかしそれにしてもメディアのオチャラケぶりは、いかがなものでしょうか?客観を装うフジの報道に、客観的過ぎるのは、逆に偏ってるように見える我々のバランス感覚の悪さは、ひとえにマスコミと自らの勉強不足の招いた結果だ。
えーと、今年は義経イヤー!「驕れる者は久しからず、」TBIのテーマも源平の盛衰に見る四国の道!!なんて・・・
きょうの一枚
昨年のスーパーNより。
さてスーパーN仕様のHPには25日の夜に変更されます。いつもはもっと早くからなるのですが、うちのウエブマスターったらUFOと衝突?XЭ★лЪЩ?&%$!・・・・して、しばらくお留守!25日に復帰予定なのですが、果たしてUFOの中はどんなだったんでしょう?

2005/03/23 (水曜日) 

高知から文旦が届いた。きまって春先に届くのはもちろん今が季節だからなのだが、昔からTBIのコース制作の大詰めの頃は、高知のあちこちでこの文旦を買ってよく食べた。で僕は果物の中で、一番の好物が、これ、水晶文旦。長崎やら熊本やらにも、こうした身の大きいザボンやバンペイユや平戸文旦なるものがあって、南の国からやってきたものといえますね。で、この文旦は「インターナショナルな味がする」と思うのです。実に洗練されている・・・グレープフルーツも本当にうまいのはうまい。僕はルビーをこよなく食べます。最近は八朔も旨くなってきました。こうした晩柑類の季節が、とっても楽しいですね。って今日はいったい・・・どうしたの?
春の四国にお越しになる皆様。晩柑類をお楽しみ下さい。
きょうの一枚
北京でお昼ご飯に立ち寄ったレストランの店頭。ウシガエルやら何やら、得体の知れない食材に、でも店内は大熱気。辺見庸「もの食う人々」を思い出しました。その次出版した「ゆで卵」はもうひとつだったけど・・・結構好きです辺見さん。

2005/03/22 (火曜日) 

「S先生がやってくる」
ヒストリック・エンデューロには、エントリーが多数。あのS先生もやって来ることが決定。マシンはあの美しい新車のモンテッサ125!このマシンを見るだけで価値ありです。僕はブルタコを探し中!!今日のヒストリックマシンミーティングは目が離せません。
さてさて、そんなことより週末のお天気は晴れ。ラリークロスもヒストリックも見に来て下さいな!

2005/03/18 (金曜日) 

まったくもって忙しい!!中部空港行きは機材が故障して欠航!でも帰りは小牧から大好きなボンバルディアのリアジェットでひとっ飛び。リアジェットは良いねえポルシェみたく後ろから押されている感じ。加速もすごいの。今度のビジネスジェットは、何にしようか悩んだけどボンバルディアで決まりだね。北京も札幌も日帰りで遊びに行けちゃう。と、まあそんな夢のようなお話だけど、この10日間で10回も飛行機に乗った。国際線4本、国内線6本。新幹線も乗った。で結論・・・旅はのんびりとロマンティックに限ります。週末はTBIのルートセイサク・・・雪はもうないだろーな!!来週はでへへ・・
・でもってムッホは本日日本到着!!TBIはキャンセル待ち番号2番までをお持ちのお客様・・・という状態みたいよ。
きょうの一枚
大盛況のヒストリック・・・・・予選がある?かも、なんてウワサ!見るだけでも価値あり、でS先生、モンテッサ70年代の新車、手に入れてまさか飾っとくだけじゃないでしょーね。ということで今日はこちら・・・説明はイランでショ。(ホンダのCR250M 1973年製)

2005/03/16 (水曜日) 

ああ今日は春。これから中部空港に向かうのであります。どんな空港なのか、タノシミタノシミ・・・・・・・なんてたってトヨタ方式で、初めて予算よりも安く出来上がった公共工事!!なにごとも、「売り上げは多く!経費や原価は安く!」ですね。ヤルネ!トヨタ。僕は実はそうは考えていないんですけど・・・・・・・。
さて、中部空港に何の用事か?というとピンと来るのが、もうすぐ開幕の「愛・地球博」地球と環境の未来にどのような提言があるのでしょうか?いや今回の出張は、実はこれとは全く関係なく、浜松まで行くのに中部空港を使うということです。まあでも、今回の出張も未来・環境と言うキーワードは、親父ギャグみたいな名称のそのイベント同じです。英語表記はどうしてるんだろう?やっぱシャレは使えないんでしょうか??
我々が昨年手がけた、町並博もイベント大賞!を受賞!ラリージャパンや浜名湖花博を打ち破って!!って、こうしたものにまでコンペティションがあったとはねえ。じゃあ、今年は「BEIJING-ULANBAATAR」でイベント大賞を「愛・地球博」と競いましょうか?ってこれもやっぱりエントリーしなきゃだめなんだろうな。1箇所に集めたものを見に行く博覧会!装置にどれほどの感動を演出できるのか?ゴビ砂漠と比べてやろう。
中国に最近良く通うようになって感じるのは、やっぱ「人の営みと環境」つまり経済活動と長い将来を生み出すための基盤たる環境のバランスについてです。環境は消費するもの?から生産するもの?に変わるんでしょうね?
きょうの一枚
お約束のDT-1、少年の日の憧れの一台!ヒストリックに出場。

2005/03/15 (火曜日) 

中国から帰ったのに、今日は東京出張!明日も浜松方面に出張。この忙しさは危険かもです。さらに週末はルート制作!!翌週はスーパーNウィーク!!TBIには・・懐かしい出来事が起きそうな予感・・・詳細は近々だ。
ところで最近の中国の事情を書こう。北京では物価メチャ高っ。タクシー代と食事代は安いんだけど、百貨店に溢れるものの値段は日本より高い!!流行のマッサージチェアなんて日本円で80万円くらい!で売れるのだ。異常な消費行動が続いてる感じ。一方コピー商品の並ぶマーケットにも行ってみたら・・・これもすごいの一言!時計にいたっては、ここからコピー商品が世界に出回っているのだ!という感じ。「BMWのNEW7シリーズのコピーなら80万円すよ」ってマッサージチェアと同じ金額かいな・・・・・。
さて、皆さんにお願い!!来るBEIJING-ULANBAATAR 2005には、モンゴル・ロシアから10台のバイクと10台のジープが出場予定!!(ほんとうか?)そこで、もう使わなくなった古いマップホルダー、ICO、マップツイン、などがあれば安価で譲っていただけないかという、寒い地域からのリクエスト。古いラリーバイクや4輪も探しています。お心当たりの方は、ご連絡いただきたい!!でございま
す。
きょうの一枚
天壇公園!世界遺産です。BTOUの北京のシンボルに採用。で、先の土曜日にゆっくり探訪しました。広いです。ここで皇帝が天に祈りを捧げた場所です。まあまた今度ご一緒しましょう。

2005/03/14 (月曜日) 

1週間の出張でした。昨夜帰国し、今日から留守中の山積みの仕事にため息!!北京では連夜の酒宴!夜の席にこそ仕事の本質がある!中国。ウランバートルではオリンピック委員会の会議場で参加者説明会!ロシアもふくめ大勢の参加者と熱気溢れる会議をしてきました。北京までの輸送方法など、こちらの参加者もなかなかにハードルが高そうです。しかし実際のラリー競技となるとモンゴル勢には一日の長があり、もちろん優勝候補もこのメンバーの中に居るのです。ロシアンジープも進化を遂げていて、インジェクション仕様の5速が発売されて、ドライバーたちの熱い視線!フロントもコイル化!思わずオフィシャルカーもこれにしようか?とバイラーと相談「良いんじゃない?」という返事。なんかイメージはランドローバーディフェンダーをさらにレトロにしたようなんですが、そうした中にもどことなくモダンさが・・・・・。こうしてBEIJING-ULANBAATARは確実に近づいてきています。詳しいお話はまた明日ね。
きょうの一枚
春の気配濃厚なウランバートル。寒気団は現在のところ日本に出張中!!日本海を渡ると湿って大雪に!!

2005/03/11 (金曜日) 

きょうの一枚
おなじみゾーモット。今回のBEIJING-ULANBAATARのテーマは「ゾーモットの井戸で会おう!」ゴビの大平原に浮かぶゾーモットは、ぜひご案内したい場所。生命とか地球とか、神とか・・・様々なインスピレーションがそこにあります。ゾーモットの井戸で会いましょう。

2005/03/10 (木曜日) 

きょうの一枚
このマシンは、我々の世代には忘れられないモデル。XR200Rb 81年モデル。あの頃憧れましたXR・・・・・これも今回のヒストリックマシンエンデューロ出場予定車両!!

2005/03/09 (水曜日) 

きょうの一枚
最新の「彼方へ」に登場する世界最大のゲル、アブダイサイハンパレス、まあアブダイサイ王の宮殿という意味です。表彰式でモンゴルの民俗音楽の演奏を見ながらお食事。そしてそれが終わると、あのスティーヴ・ヴァイの曲に乗って始まるのです。このセレモニー会場が、ここんとこのSSERの定番。ちなみに1995年の表彰式はウランバートルホテル、1996年はディスコ、97年はチンギスハーンホテル、98年からはここなんですね。

2005/03/08 (火曜日) 

きょうの一枚
万里の長城は匈奴の南下を防ごうというもの、壮大な計画です。今は世界遺産として、圧倒的な存在感を誇っています。モンゴルではゴビ砂漠が北に広がっているので、植林事業で緑の長城を築く!というモンゴル情報局レポートを、面白く読ませていただきました。今の世界の脅威は、自然界からの攻撃!!皮肉なものですねえ。それにしても万里の長城もゴビ砂漠も、BEIJING-ULANBAATARでは、独り占めです。

2005/03/07 (月曜日) 

北京に来ています。さあ仕事だっ!
先週は無給油無着陸の世界初世界一周飛行の成功のニュース!!「まだそんな記録が残っていたのか?」とでも考えてみたら4万キロに及ぶ距離を無給油で飛ぶ飛行機は、いったいどんな風なんだろうと気になって覗いたサイトは http://www.virginatlanticglobalflyer.com/ なんだやっぱりリチャード・ブランソンの仕業か?でも今回は彼はスポンサー、「ヴァージン・アトランティック・グローバル・フライヤー」というこの機体、重量は1.5t、でも離陸時には9.9tつまり8t以上の燃料が積まれている。ふーっ。でも環境問題にうるさい?僕は燃費の単純計算をしてみた。まあ仮に40000キロのフライトを8000Lとすると、リッター5km!という計算。うーん。これがどうなのか評価できないのですが、まあブランソンさんとその仲間の快挙に拍手ーっ。てところかな。日本の企業にはこんな「冒険心=遊び心」は残っているのでしょうか?
きょうの一枚
ヒストリックマシンエンデューロは、マシンのクラスやカテゴリーの制限は全くありません。モトクロッサーでも50ccでもOK!要は1984年より前に生産されたマシンです。そんなに古い時代のものではないので、そこらあたりを探すと出てきそうなものもあるでしょう。そんななんでもないようなマシンにも光を当てて蘇らせる!!素敵なことですね。

2005/03/04 (金曜日) 

春の雪で大騒ぎの関東平野の模様を、南の島から眺めています。あっ、いや南の島といっても、春木さんの北の島に対して、四国を南の島と表現したわけで、決して、いわゆる南の島に居るわけではありません。本来ならば、この季節の雪もなかなか情緒があるんでしょうが、それを感じる暇のないところに現代人の寂しさがありますね。万葉を生きた人々がうらやましい限りです。
さて、日本は戦後の神話が崩れ始めています。なんとかの神様とか、天皇とか揶揄されて君臨した経営者たちが、雪崩を打って倒れて行きます。きまって70歳前後。焼け野が原から立ち上がった人や、その後継者たちでしょうか?まさに晩節を・・・という見ても同情を禁じえない部分もあります。「裸の王様」は本人がそうしてなってしまうものなのですが、翻れば自己保身の周辺が作ったものでもあります。まだまだ企業には、自由闊達な風土というのはまれです。買収の危機に瀕したラジオ局の社員の意思表明という行動にも、時代に合わないようなものを感じます。いずれにしても時代が変わり、価値観が変わり、多くのものが加速度的に変わり始めています。企業もひとつの価値として売買される商品でしかない、という時代です。何度も書きますが「義経」に描かれる滅びの美学が、また「わびさび」という日本独自の美意識に通じるもので、滅びにこそダンディズムがあると、ラストサムライでもそういってるではありませんか。
きょうの一枚
カミオンの大きさには物足りない御大は、こんなものを走らせているようです。こうしたとんでもない車両の、足回りなどの改良は、コンピューターで出される回答より、熟練の職人の勘どころが、はるかに勝っているという現実があります。コンピューターには、あの接地感や嫌な振動などを検出できても、それを超えた領域がわからないのでしょうね。

2005/03/03 (木曜日) 

海外からBEIJING-ULANBAATAR2005の問い合わせが急増中!なにが告知効果となったのかが不明。中国からの問い合わせも多く、来週は中国とモンゴルで参加者説明会などの予定。参加数もおそらくモンゴルの第1回大会の82名を上回りそうな予感!!がします。たくさんの参加者をお迎えして、盛り上がりたいものです。一方TBIの参加者も多くなって来ました。新しい名前を聞くたびに、こうしたラリーイベントの次世代を感じずに入られません。といいながらもヒストリックとSUPER-Nも準備中!!こちらはSSER新名物の豪華晩飯!が前回を上回るパワーです。だんだんなんかこう、楽しくなってきました。なんたって春です。桜の見ごろのSSER SUPER-N もどうぞよろしく!!!
きょうの一枚
春ですねえ。で今日の気分は、緑のじゅうたん。砂漠化でゴビが北へ広がっているというニュースは、知っていたけど衝撃的!!

2005/03/02 (水曜日) 

気がつけば3月になっていたのですね。時計は30日をさしたままで、なんか現代的なメカニズムの時計がほしいものです。あっ、いや持っているのは持ってるのですが、そちらをはめてるといましてる時計はすぐ止まってしまうので、そうならないためにもいまの時計をし続けないといけないのです。
日曜日に昼過ぎまで寝てた頃は、時々朝の10時頃に止まってしまってて、前日の運動不足もあって(自動巻きなので)・・・・・ああ時計が止まるくらい休みたいよう。でそんな日曜は油断してて、まだ10時だと思ってたら午後3時、外は遅い午後の気配。「しまった・・・・」
きょうの一枚
時計の話は、実はヒストリックの前振りで書こうと思ったのですが、その前に人間の電池切れ!!今日は疲れた。でヒストリックなロシアンバイクが久々の登場。モンゴルといえばこれだ。緑の長城が出来ても、こいつに乗ったやつらがバンバン伐採に来なければいいのですが(モンゴル情報局参照)

2005/03/01 (火曜日) 

例のニュースは、CXではやってないんで、あっCXってフジのことなんだけど、他局ばっか見ていてフジのニュースの視聴率は大丈夫なんだろうかという心配!!どうも他局は「しめしめ」みたいな感じになりつつあるのではないだろうか?現在CXのネガティヴキャンペーン大量発生の予感!!そんな心配をしている今日この頃です。まあマスコミの怖さは、ここんとこマスコミそのものが味わっていて、でももうひとつ怖いところは、マスコミが問題にしなくなったら、その時点で問題でなくなるという点だ。たとえばNHKと朝日新聞の戦いはどうなったんだろうか?というくらいに、昨日の騒ぎも、今日のもっと面白そうな騒ぎの前には「そんなこともあったねえ」状態なのです。いったい現代人とは、なんなんだろう?ただただ一過性の面白そうな出来事や番組を、一方的に受けいれて一喜一憂して、なんとなくその中の登場人物の発言に影響されてる。これではいけない!!メディアリテラシーはどうなったんだ?ゆえにメディアの独立性は高い次元で求められるべきなのに・・・・
小なりといえどもSSERでは、情報の発信は公平でないといけないと考えています。でもインターネット環境にいない人や、遠隔地でお目にかかれない方も多いと思いますね。しかし情報とは、一方的に流れてくるものだけでなく、積極的に取りに行くものでもあります。「そんな話、聞いていない」ではなく情報収集力を高める!ということが大変重要。こんな情報社会が訪れる前のパリダカは、まさにこの状態。日本人は完全に情報の外にあったわけです。正しく情報を発信する!という厚い壁を感じています。それほど実は海外からの問い合わせが多く、HPではカバーできてません。んでもって海外の参加希望者には「敷居の高い」ものになってしまってるような気がします。
きょうの一枚
75年製です。おおおっ。というか、この雪。高知からのエントリーなのですが、狙い済ましたように撮った一枚。こうしてヒストリック部門は、盛り上がっていくのでした。

 

Organisation Voice 2005/02

2005/02/28 (月曜日) 

ホントに春ですねえ。でも少し山に行くと、四国とはいえ雪また雪で前進困難なこの週末でした。ムキーッ。はかどらん!
さて、このところの世の中のキーワードは「会社は誰のものか?」ということ。コクドとニッポン放送の二つが象徴的です。日本は民主主義国家で資本主義なのですが、若いサラリーマン時代に「社会は民主主義、会社や役所は社会主義!」と思っていました。で社会を構成する多くが、会社や役所となれば、社会は社会主義なのではないかと・・・・・例のライブドアの司法判断の行方について、TVも面白いし、世間話の中でも、飲み屋さんででも「ねえねえ、どっちが勝つと思う?どう思う?」ってな調子。結局は法整備は未熟だし、この法の下で判断せざるを得ない裁判官にも同情を禁じえない。どちらにしてもこれから数週間で形成される世論が決定付けるといっていい。変わるということは、苦痛を伴うが、その苦痛を感じるのは変わりたくない守旧勢力!で政治改革や、企業改革、みんなそうなんであります。
しかしもう、変革はすべての領域で「避けられざるもの」になってきていて、義経の中に滅び行く平氏の影を・・・しかしそれを滅ぼすものさえ、また滅ぼされ・・・それを繰り返すのです。

きょうの一枚
なんぞ変わった写真はないかいな?と探してると、昨年のSUPER-N ラリ-クロスに挑むアフリカツイン!美しいです。

2005/02/25 (金曜日) 

第1回ヒストリックマシン・エンデューロのエントリーが、ポツリポツリと届き始めました。で、このエントリーには出場マシンの写真添付が義務付けられています。その写真を見ると、そのマシンがカタログに載っていて店頭に飾ってあった頃にタイムスリップしてしまいます。歳をとって古いものが良く見えるようになったのでは、誓ってありません。昔からそう思っていた節もあります。まあ、持つものやあこがれるものに、ヒストリーが必要なんでしょうね、きっと。
若い頃に憧れていて、買いたくてもとても手が出ずに買えなかったものが、ずいぶんあります。そのほとんどが、いまでも高値で売買されているのを見るにつけ「オレって、昔からモノを見る目だけはあるんだよな」とうそぶいていますが、決してそんな事ばかりでもないようです。
さて、いよいよTBIの試走チームが出撃します。大勢の参加者の皆様の期待と夢を一身に抱いて、SSER名物の黒いのと青いピックアップチームが、走りなれた四国の地に、再会の秘密の地図を描きます。問題は台風の爪あとと、花粉。黄砂も嫌い!デモこれは問題じゃない。
なんか最近買い物してない!!なんかフラストレーション気味!!なんか買うーっ。なんかなんかって言うな!
きょうの一枚
ヒストリック部門エントリー紹介第1段!!HONDA XR80 1978年モデル今回はクラスもカテゴリーもなく、ただ古い順にスターティンググリッドについて、一番早く帰ってきたマシンが1位、エントリー費総額の50%をゲット!次はみんなの投票で決まるコンクールデレガンス!が30%!2位より上だ。優勝者がダントツ美しくてかっこよければ80%!?

2005/02/24 (木曜日) 

HPが春の番組改変期のような勢いになってきました。このサイトでは、特にエンターテイメントを求めているのではないのですが、ささやかなクロスカントリーラリーの情報に端を発する、やや大人めの、雑誌で言うとLEON (でもコピーが嫌い)のようなコミュニケーションの、摩訶不思議なミラクルワールドを作りたいと・・・って全然ナニ言ってるかわからんすね。で、こうして長く続けてると、雑誌にしてもTVにしても、続けるというエネルギーとは「たいしたもんだなあ」と思うことしきりなのであります。確かに人間ですから、日々に思うこともあれば、上手く行ってる日もあり、ダメポンな日ありなのです。それを書けばいいではないかという意見もあるでしょう。それもありです。というか、そうしてます。だからといって続けるのが簡単だとは思わないのです。
結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?
今日は昨日とうって変わって寒くなりました。寒いのいやですが、でもあの暑い夏もいやですねえ。夏は避暑。ユーラシア大陸の奥地はよろしおまっせ。BEIJING-ULANBAATAR世界中から続々(ホントカ?)エントリー到着中!!すべてが、あなたの想像を超えています。
きょうの一枚
今日は今年のDAY5の予定地の風景ですよ。海外の方の訪問も多くなってきてるので・・・・・This photograph is a dune where it is scheduled to ride in the stage of the 5th day of the rally of this summer.

2005/02/23 (水曜日) 

今日は四国は、春です。なんと響きの良い言葉でしょうか?!ところで昨夜の「プロジェクトX」見ました?仙波君はひどく興奮して熱くなっています。http://blog.livedoor.jp/senba1800/ おっ、仙波君のブログはライブドアだ!?で、彼はひどく時代遅れな?熱い男で、なかなか良いですねえ?でもってGRMでは、そんな彼に熱く語らせようと思ってステージに出したら「あの、その、仙波です、ううー」とかで、おいしいところ全部フラットの市川さんに食べられてしまって・・・まあそんな話はいいんですけど、そのプロジェクトX!!いかがでしたか?一昨日も書いたのですが、この番組の果たしている使命は、素晴らしいものがあります。仙波君のように思いっきり影響を受けている男が、日本中にたくさんいることでしょう!!パリダカ経験者たちも、何かご褒美をいただいたようで・・・・・うれしくなっちゃいました。ただし、ここからは苦言!!ゴム長でパリダカを走る?わけないでしょ!ダカールゴールのシーンは正面はテーブルマウンテンってケープタウンだし。
と、まあそういうことはともかく、勇気、チャレンジ、そういうのをヒューマニスティックなナイフで切る!(ここはティエリー・サビーネのをいただき)という、「お父さんは、いつも仕事仕事って、こんなことをしてたの?」とわからせるだけじゃない深みみたいなものを感じて、それは実は作り手(制作スタッフ)たちも家族へのメッセージだったりして・・・と見てました。
さあ、これからはあなたたちの、僕たちの「プロジェクトX」の番です。夢をあきらめずに、困難や冒険や、そして誰もまだなしえてない未踏の世界へ、踏み出す勇気を持ちましょう。その困難を、必ず照らす、一筋の光が必ずあります。
きょうの一枚
菜の花が咲いていました。TBIのラリールートは、こんなお花畑がたくさん??

2005/02/22 (火曜日) 

「お金で遊んじゃいけません。」と、子供の頃よく叱かられました。みなさんもそうでしょ?たぶん彼らも、そうだと思うのですが・・・・・・どうしちゃったのでしょう。経済界の重鎮の発言もなかなか興趣に富んでいて、企業の新しいあり方!を示しています。その割にはすごい利益!!ですけど。まあそれもこれも成長期から成熟期に入った日本を感じさせるものです。
お話としては、例の新規参入問題よりも、グググッと、面白くなりましたね。なににしても「刺激」は必要です。これからは外敵の攻撃を警戒しながら、自分たちの捕食する相手を探すという、自然界の掟が、日々の活動のなかでもいっそう鮮明になるのでしょうか?まあ、もうそんな話をするのさえ、もういいか?!
そうそう、こちらのHPでは執筆陣に、原稿料が発生する仕組みになります。原稿料は毎週全員に総額で一定!!でもって、人気投票「誰のコラムが一番面白かったか?を投票してもらいます。んでもって、その人気投票量に按分して支払われるという仕組みを予定。きっとっ組織票とかはいるんだろうなあ・・・・・でもって「彼方へ」をよろしくお願いします!!「彼方へ」「彼方へ」「投票はぜひ彼方へとお書きください!!」えっ、選挙違反?事前運動?北の島には負けたくないんで。
きょうの一枚
いよいよ!!TBIのプレエントリーの締め切り迫る!!急げ!結構!!集まってますよ。で、急げといえば、11回大会の時の岩崎くん!!さあ今年の天気はいかに?
 

2005/02/21 (月曜日) 

NHK総合2月22日21時15分放送プロジェクトX「激走せよパリダカ 日の丸トラックVSモンスター」http://www.nhk.or.jp/projectx/lineup/lineup.html ついにこの番組に、HINOのパリダカへの取り組みが登場します。最近何かと話題のNHKですが、この番組などの果たしている社会的貢献は、ほかの何よりも大きく、我々が他社や大学と共同でやっている技術開発なども、行き詰ると「さあ、ここからがプロジェクトXだなあ」という感じで、この番組の目に見えない効果は侮れません。それが社会的貢献といった意味です。
日本は国土も狭く、道路も小さいですし、不整地を高速で移動しなければならない車両も要らない国です。軍需的にも、そうした背景がヨーロッパとくに東欧の巨大カミオンの進化との決定的な違いだということが窺えます。ぜひ!!観てください。そして感想を送ってください。
話は変わります。MFJから全日本エンデューロクラス・・・という資料が届きました。ご存知のように2005年は全3戦!で全日本エンデューロが開催されるようです。全日本戦・・・第1戦は3月26~27日SUGOです。「あっ!SUPER-Nとかぶってる。」のですが、SSERでは交通違反と事故の確率が高いために20年前に廃止した、一般公道を使ってのオンタイム性でのエンデューロ。難しいとは思いますが、ISDEにつながる道として発展成長させていただきたいものです。
きょうの一枚
祝 プロジェクトX 登場!!
2005年ダカールを走る菅原義正!!クルマのカラーリング・グラフィックデザインはGKデザインUSにお勤めの(ってすごいよ)の長男の作品!!一家総出で戦ってます。

2005/02/18 (金曜日) 

乾燥した大地にもこんなにかわいい花が咲きます。時にはエンジンを止めて、モンゴルの大自然に生きる小さくともたくましい命と、草原の風を感じてほしいですね。・・・BEIJING-ULANBAATAR CASE-2締切まであと7日!

2005/02/15 (火曜日) 

冷たい雨が降っている四国からお伝えします。
ここにきて急にBEIJING-ULANBAATARの問い合わせが増えてきました。海外からもです。ヨーロッパはガストンさんにとりまとめをお願いしていたのですが、こういうことになり変更せざるを得なくなりました。ドイツに代理店を予定しています。
またカナダからの参加の問い合わせには、輸送の問題を解決しなければなりません。予想以上に海外の方の興味が高く、ホームページも含めて国際化の遅れに、「なんとかしようSSER」と、ネイティヴイングリッシュのいける外国人女性の募集をしています。なぜ女性か?というところにはさまざまな憶測の流れるところですが・・・・・どなたかご紹介ください。もち松山在住に限定されます。
さてガストンさんの死は、世界中の多くのメディアで見ることが出来ます。残念ながら彼が第二の故郷と愛した日本では、まったく伝えられません。また海外のメディアからは、こちらに問い合わせがやってきています。彼が晩年に日本やモンゴルで何をしていたかということに興味があるようです。
きょうの一枚
このお行儀が悪いのは、ガストンとワタクシ。ガストンライエクラシックの表彰式前のリザルトの確認!?ふたりの背中に哀愁が漂う?

2005/02/14 (月曜日) 

御礼
このたびは、多数の方より故ガストン・ライエ追悼のご記帳を賜りました。大変ありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。このご記帳は、今しばらく受け付けますが、まもなくご親族の許へお届けいたします。まだの方はお早めにお願いいたします。
さてTBIならびにBEIJING-ULANBAATAR 2005の本レギュレーションは、プレエントリーの手続きをお済ませの方に、先週末をもって発送致しております。どうぞご確認ください。
3連休は、いかがお過ごしでしたか?朝夕はぐっと冷え込むものの、今日なんか日中は最高の天気です。花粉が心配といえば心配ですが・・・・・そろそろ走り始めるシーズン!!北のほうは多分まだでしょうか?こちらのHPも少しずつマイナーチェンジ?の企画進行中!新しい読み物も登場予定ですって。乞うご期待!!
きょうの一枚
TDN2004の表彰式後の集合写真、ガストンさんもいます。これが最後になってしまいました。

2005/02/08 (火曜日) 

少し日照時間が延びて、午後6時前だと、少し明るさが残るようになりました。旧暦のお正月ですね。これが終われば「春」でございます。(仙波風)
BEIJING-ULANBAATAR 2005における通関の問題が佳境に入ってきました。困難は人を強くする、のであります。中国仕向けは車両のみとなります。中国国内はビバークはチョー高級ホテル!ゴールするとパルクフェルメです。
10Kgバッグ・20kgバッグはモンゴル仕向けです。従って本エントリーフォームに同封される内容物リストは、2部に分けて記入してもらうことになりました。どんな案内文で説明するか?頭を悩ませ続けています。またMOTO部門は「じゃあ、北京まで着ていった服とか、捨てるわけ?」違います。主催者が国境まで運びますから、国境越えるときは各自で持って行って・・・ということになりそうなので重宝しそうなのが、ポケッタブル・デイパック!!SSER製を作る?という意見もありますが、どうなることでしょうか?参加予定者の皆さんには悩ましくも楽しい日々のことでしょうか?僕は悩ましくも激しい日々なのです。誰か常駐ボランティア!っていないでしょうね、きっと。ムッホが来てほしいなあ?!
きょうの一枚
明日は旧正月。中国やモンゴルなど旧暦を重んじている国は、日本と同じくらい正月の三が日を祝います。そういえば去年の旧正月は、長崎で「ランタンフェスティバル」を見物。さすがにこのイベントも、明日から・・・写真はそのヒトコマです。
中国では旧正月を春節と言い、 もっとも重要な祝祭日のようです。「春節」は旧暦の1月1日で、春節の前夜を「除夕(大晦日の夜)」といいます。家族みんなが集まり、寝ないで新年を迎えます。
日本も新旧で2回やればいいのにね。でもって旧正月はサッカーワールドカップ最終予選「北朝鮮-日本」戦。「見ないという選択もあるね」といったらブーイング。勝負事は因縁が深い ほどに面白いのかね・・・・

2005/02/07 (月曜日) 

輸入車ショウに2日間も張り付いて、いろいろなものを見て感じてきました。そんでもって、ここにこう書くのもなんですが、「これらのクルマに未来はあるのか?」それが最大の答え。答えという割にクエスチョンマークがついて「答えが質問」という、ブレストにおける禁じ手のようになってきましたが・・・・・・
環境先進国ドイツでは、メルセデスのSクラスに乗っていると「笑われる」そうで、世界の高級車のメインマーケットは、いまや中国・日本・アメリカ。そのうち中国と日本は割りと同じような傾向。アメリカでは、プロバスケットボールの選手とか、ラップ歌手、まあ黒人文化の成功者たちかギャングや売人(ナニノ?)ああ、悲しいではありませんか。わが世の春を謳歌する自動車産業に、義経のなかにある平家の滅びの足音。平清盛が、その権勢絶頂にありつつも、あの配慮振りには「サスティナビリティの思想」すら感じるのは僕だけ?
きょうは3枚
子供たちと奪い合うようにして、ハーレーにまたがった。そーか、ハーレーがなぜ日本のマーケットに受け入れられたか?一瞬にして理解!足つきだ!この足つきの良さのおかげでステップをあんなに前のほうにやらなければいかんのか・・・良いストレッチになりました。それにしてもハーレーって似合うでしょ。
もう一枚はSSERブースをのっとったKTM勢「あれの代理店はじめたの?」と聞かれた僕は「あんなアシのつかないバイクの代理店はせんよ」とハーレーのブースに消えていくのでした。

東京のフラットには、プチSSERコーナーができました。といってもファラオを走ったHPNがディスプレイされているのです。

輸入バイク戦線に波高し。ですか?僕はジェットスキーでウランバートルからバイカル湖まで行く!という冒険ツアーを計画。誰か一緒に行く?

2005/02/04 (金曜日) 

いま事務所にはKTM広島の前田君が来ています。
「やー前田君、調子どう?」
「いやー、絶好調っす」
「ほんとう?」
「ばっちりすよ」
とまあ、いつも同じ感じの前田君。で、何しに来ているのかというと、明日から土曜日曜の2日間「アイテム愛媛」(RRM96の車検会場)で開かれる輸入車ショウにやってきてくれています。話せば長くなるんですが、友人が運営している輸入車ショウの「ブースが埋まらんから、ヒトコマ付き合ってや!」「うちが?」「そーよ」「何を出すの?」「なんでも、ええんじゃ」「なんでもって・・・」そんな話をしたのは、もうずいぶんと昔なのですが・・・・・で、今年になって「なに出すか決まった?」「・・・・・」という顛末。「お疲れ様・・・」の仙波君はすぐ前の広大なブースで・・・我々はBEIJING-ULANBAATAR 2005 の小さなブースの中に、岩崎君のファラオのマシン660ラリーが1台と、05の640ADVがディスプレイ!!SSERとのヘンテコリンなコラボレーションが完成!!イインダカワルインダカという感じ。まあそんなこんなで、お近くでお暇な方は、ぜひ遊びに来てください。軽妙な前田君のおしゃべりも楽しめます。

2005/02/03 (木曜日) 

寒波もモンゴル方向に、引っ込み始めて、もうすぐ四国は春よね。3月の声を聞くと、四国路には「おへんろさん」の鈴の音が響きます。世界的にも規模の大きい1200kmのトレイルを有する巡礼路「へんろ路」は、世界遺産に登録しようという動きもあるくらい。そのロングトレイルですが、舗装路や林道も含まれています。ですが、いまこの路を一人で歩く者が増えています。なんと外国人の姿も見えます。TBIは、そんなイメージかな?四国南西部には、龍馬脱藩の道というトレイルも存在します。「道」というのは、さまざまな歴史や文化や、悲しみや喜びを運び続けて、いまもその名残をとどめていますねえ。
さてSUPER-Nに併催される「ヒストリックマシンエンデューロ」にオフィシャルスタッフが、続々と?エントリーの名乗りを上げています。もちろん古ければ少々は何でも良い!見たいな第1回大会!!ふるってご参加ください。古いウエアやヘルメットもあればポイント高いかも。
きょうの一枚
TBI!うんざりするほどのご機嫌で快適な林道をどうぞ・・・。

2005/02/02 (水曜日) 

日経新聞にボーイング社の全面広告が掲載されていた。京都を連想させるような、深い孟宗竹林。その上空を飛ぶB747の姿。ヘッドコピーは「MADE WITH JAPAN」僕は「・・・???」エアバスA380による世界戦略に乗り遅れそうな日本。ボーイングは新型の開発を断念。近い将来世界の空は変わる。そんなエアバスはパートナーシップを日本から中国にシフト。日本市場はガードが固かったのか、エアバスのセールス担当のため息が聞こえるよう。新聞による、アメリカからの強いメッセージは、WITHという言葉で、ボーイングって日本と共同で作ってるんだからな!と脅迫めいた圧力まで伴っているような感じ・・・・広告もとってつけたようだし。誰に伝えたいのかな?僕はヨーロッパ党なんだけどなあ。
「彼方へ」が、佳境に入ってきて、書く手も震えています。本当は、モンゴルの第1回大会が開催された1995年で終わるはずだったんですが・・・・・・・ですが、このこと(2002年の事故)については、情緒的にならずにあったままを書かなければ、と苦しんでいます。早いヒトには、 明日のメルマガで届きますね。あの暑い2002年の夏の日の記憶が。
きょうの一枚
今日も行く行く!四国の林道に。SSERのプロシードは、ランクルより頑強で丈夫と、思わず中古市場をチェックするのでした。国内生産の最後の一台。残ってる部品で組み立ててもらいました。これほんと。

2005/02/01 (火曜日) 

天気予報通り、四国の平野部にも積雪。でもこんな感じのって、子供の頃はしばしば。心配して早めに家を出たら、とっても早く事務所に着いちゃった。
BEIJING-ULANBAATAR 2005の、本レギュレーションの発送予定日が、昨日だったのですが、通関関係の資料の関係で、数日間延びる見込みです。現在のところ、遅くとも2月10日までに発送する予定ですので、ご了承ください。中国は現在のところ、一般の日本人旅行者で滞在15日以内なら、ノービザです。でもって、ラリーにもこれを適用してもらえるように交渉していますが・・・またモンゴルも、ビザが不要になるという情報があって、こちらも待機中です。
もっともっと自由になってほしいと思いますが、悪いことをしたり考えたりする人が多いで・・・すからねえ、人間って。「国境」日本にはとっても遠い単語。いったい国家とは、なんでしょうか?モンゴルに通い始めて、強く感じ考えるようになった国境。国家は何を求め何を怖がっているのでしょうね。
バイクの話。最近僕の家の周りに、ビッグスクーターが増えた。みんなスーパートラップをつけている。うるさい。バイクの将来を否定しているのは、いつもライダーだ。静かな排気音ではいかんのだろうか?音を大きくすると、良いことがあるんだろうか。と考えながら、「歳のせいではなくて・・・」とエクスキューズをする。
JRMレンタルバイクシステム!
さて、そろそろBEIJING-ULANBAATAR 2005まで、6ヶ月。国内ではマップホルダーも入手が厳しくてTBIでも、自作組みが同時多発中!!海外ラリー用のマシンは、自作組みからショップ頼みといろいろでしょうが、JRMのパリダカ用レンタルバイクシステムが、1台だけBEIJING仕様に振り返られて、リリースされました。時間がないけど・・・という方には早い者勝ちの一台。
詳細はコチラ http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/bike.html
きょうの一枚
事務所の前で、降る雪に埋もれつつあるプロシード、異常な使われ方をして、いま足回りごっそり!新品に交換中。

 

Organisation Voice 2005/01/13 (木曜日)

2005/01/13 (木曜日)

この後はもうたいしたことは無い!と書いたパリダカも、後半戦も大したことだらけ!だいたい砂嵐の襲来とともに始まったアフリカステージは、悲劇まで呼び込んでしまいました。KTMのコミュニケを翻訳していたのですけどBIG TANKのサイトに既出なので省略。ちょっと訳に難しい部分があって・・・・・しかし砂嵐も複雑なコースディレクションも、今に始まったことでもありません。いつものように内外(内とは参加者)から批判が始まっています。数年おきにパリダカはこうした批判にさらされます。そして変わることもあれば変わらないこともあります。批判をしながらも誰もが、心のそこから憎んではいないことが伺えます。ただしキニガドナーのコメントの中に「パリダカが殺した・・・」という部分があって、どう訳したら彼の本当の気持ちが伝えられるか?と、手が止まっていたのでした。こうした感情の嵐の中で書いたか言ったかは、やはりのどにこみ上げてくるものを禁じえません。
しかし、やはり・・・と今日一日は非常に不安で落ち着かない気持ちだったと告白しておきます。ですから参加者たちには、いかばかりかと・・・・・・・本当に彼のご冥福と、ご家族の安寧をお祈り申し上げます。

きょうの一枚
これは懐かしい!オリオールのVWバギー!かと思いきや、2001年RRMを走るスガワラテルヒト自作バギー!!エンジンは軽のものでちょっと非力でしたが、今の活躍のベースは、こうしたチャレンジの延長線にあったのですね。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「あわや、三橋!でも大丈夫だったね」
ラリーは2回目のマラソンステージ、の1日目。つまりゴールするとすぐにパルクフェルメというステージ12。MOTOのキャンセル空輸を受け、AUTO/CAMIONもパルクフェルメは無くなり、整備はできるようになったのだが、アシスタンスはやって来ていない。寂しいバマコのビバークだろう。そのステージで三橋はどうも、トラブルが続発の模様。サスペンションから始まって、最後はデフトラブル!!4時間のタイムロスをしながらも、執念のゴール!!昨年の悔しさがばねになっているのだ。総合ではポジションを2つ落として11位。そんなことは気にすることは無い。ただステージ13、カイエまでの長い道のりを無事に走りきり、アシスタンスが首を長くして待つ(たぶんSSのフィニッシュあたりには来ているだろうけど・・・)サービスへ飛び込んでほしい。2駆のままで走りきれないルートではないが、フェシフェシに捕まらないように・・・フェシフェシとは、ここらあたりには特に多くて、なんと例えればいいか、まあパウダーだまり!龍角散のプールみたいなものか!・・・カミオンの走った後ならもう大変。潅木の中のフェシフェシはそれはもう・・・パリダカでいやなものは、このフェシフェシと延々続くキャメルグラス!!っていうくらい。

チームスガワラは、さすがの展開なのだが、気にしていたビスマラのウニモグに交わされた!!2号車も、あのデルーイに交わされた!!のだが、どんまい。まだまだこれから。

MOTOの東さん、残念リタイアが確定した模様。でもよくがんばったです。

AUTOの勝負の行方は、MITSUBISHIの優勝は堅そうですが、ペテランセルとアルファンの両方が1-2フィニッシュはないんではないかという大胆予測!!今回ミツビシに起きているマシントラブルは、確率的にはどちらかのマシンにおきる!!よーな気がする。で1位はミツビシ!2位はVWクラインシュミット!!3位は日産ドウリビエ!!!日産は総合3位以内をとらなければ、来年以降パリダカ参戦は無い!!というC・ゴーン!!お願い!!ドウリビエ!!頑張って!!そして新しいワークス勢の構造力学のひとつを構成してね。と情緒的な気分。

どうか、いつまでも永遠の憧れ、夢とロマン!愉快で面白いモータースポーツ!!の隆盛の道を自ら示して!!パリダカール!

Organisation Voice 2005/01/12 (水曜日)

2005/01/12 (水曜日)

異常気象が只者ではない!!と世界のメディアが伝え始めました。カリフォルニア州の集中豪雨。3日間で半年分の雨が・・・・ってどこかで聞いたことがあるなあ?!と思ったら、半年前のTBI 2DAYSのときと同じコメント!!
もちろん今ダカールを吹き荒れている砂嵐も、これらには無関係じゃないようです。ほんとうにこれから日常生活の中に、どのようにサバイバル術を身につけていくか、真剣に考えます。まずは、最近まったく使わなくなったデイバックに、ラリーのときのエマージェンシーグッズを詰め込みましょう。さらに非常食、ストーブ、などなどを放り込みます。小回りのきく、小さなオフロードバイク、僕の場合TT125だけど、いつも満タンにして、身近においておこう。長靴、ゴーグル、サバイバルに適したウエアなど。おお!テントもある。シュラフとマットも忘れずに。・・・・・なんてやっていたら、あほらしくなって来るような気がして・・・・やめ。
むかし、アメリカを旅した友人が、オートキャンプ場だと思ってテントを張ったキャンプ場は、災害にあった地区の人々の非難キャンプだった・・・恥ずかしかった。という話と。日本を旅していたアメリカ人が、日本のキャンプ場を見て「災害にあった人たちだ・・・」と思ったという話。

災害は忘れたころにやってきてたはずが、記憶も新しいうちに次々やって来ます。もうすぐ阪神淡路から10年。どうかユメユメ油断なされるな。

きょうの一枚
モンゴルは乾燥してはいますが、雨も降れば雲もわきます。豊かな生命感のある大自然が息づいています。で、雲がこんなに低く感じるわけで、ヘリは雲と大地のほんのわずかな隙間を飛んでいるようなときもあります。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「ファブリツィオ・メオーニ逝く」
大変残念でショッキングなニュースが飛び込んできました。近年のパリダカのモト部門の顔となってたF・メオーニが、アタール-キファ間のステージでクラッシュ死亡しました。心から冥福をお祈り申し上げます。さて、KTMワークスは、先のファラオでのサンクトの事故死に続く悲劇として、相当なショックであることは想像に難くありません。メオーニは享年47歳、トップを張るライダーとしては破格の高齢ともいえます。また今回のダカールが最後であると、引退宣言をしてスタートしたというニュースも届いています。メオーニで思い出しのは、やはりGPS事件?ゴールでTVカメラに向かって「GPSが壊れて役に立たない」と憤慨して見せると、近くにいた地元民が、その物まねをして、大爆笑。それ以来スタートで紹介されるメオーニに向かって、コメンテイターは「今年は、GPSは大丈夫でしょうか?」と聞く羽目になります。ラリーはこうした悲劇を生み続けてきます。ティエリーの事故から来年で20年。ダカールは参加する誰にも過酷であるとともに、その存在そのものもサバイバルだといえます。

MOTO部門は、翌日のステージを完全にキャンセル。ラリーは喪に服します。ティエリーは生前から「私に何か起きても、ラリーは継続してほしい」と周囲に語っていたそうです。その遺志は受け継がれてきました。できることなら来年は、テネレにあるティエリー・サビーヌの木を目指すのではないかと思います。

AUTO部門では三菱の磐石の体制ができていますが、A・メイヤーがリタイアしてます。それにしても日産の三橋!!絶好調。

カミオン部門は、TEAM SUGAWARAの1号車の後ろからウニモグに乗る大ベテラン・ビスマラが、2号車も後ろからデルーイ!!まったく目が放せません。

 

 

 

Organisation Voice 2005/01/11 (火曜日)

2005/01/11 (火曜日)

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

3連休はいかがお過ごしでしたか?国内は大寒波で、日本海側は大雪の模様。冬のスポーツの苦手な南国の住人たちである我々は、北の島の住人をうらやましく思いながらパリダカこたつレポートにいそしむのでありました。

さて、ダカールは休息日をはさみ、翌日はアタール-アタールのループコース!ですからアタールの広い空港のビバークには、3泊もするんですね。これは実に名案で、おそらくモーリタニアの砂漠の中に取り残された参加者を、ヘリで救出したり、到着を待つのにはベストなシチュエーション。休息日とその翌日をループにすると決めている点で、参加者たちは思わず警戒したはず。

休息日のアタールに生き残っていたのは、MOTOが230台のエントリーに対し129台!AUTOは163台中100台、カミオンが69台中49台。休息日生存率60%と過去の1990年までのアガデスの休息日のハードさに戻ってきています。

さらに翌日の第10ステージ!!増岡選手がリタイア!ペテランセルは首位をガッチリ!!ですが、いずれもエンジンの調子は悪いみたい。トップ10入りを果たした三橋も、エンジンの不安を訴えている様子。

猛烈な砂嵐のステージを全力で戦い続けると、こうしたエンジン不調が現れるのでしょうか?一方のカミオン部門のチームスガワラは快調そのもの。カマズやDAFなどのモンスターに混じって、総合5位までに2台とも入っている。AUTOに例えると彼らのマシンはT-1みたいなもんで、ミッドシップのモンスターらはまあT-2。まあMITSUBISHIとVWのなかにランクル100で割り込んでいるみたいな感じなんです・・・・とくに2号車のテルヒトは、ドライバーデビュー戦!子供のころからパリダカに最も近いところで成長し、仕事はずっとパリダカ、という世にもまれなほどの環境でここまで来ました。確かに敵は老獪なやつ等ばかりですが、もうひとがんばりしてほしいももです。

MOTO部門の三ヶ尻、川合ともリタイアが確定しました。思わぬ救済措置がとられたマラソンエタップで、じつは先に書いた230台中129台!というのは、「多い!」生き残り台数だなあ!と思ったのでしたが、川合はガス欠!?三ヶ尻は、アタールのスタート時刻は一時刻まれたのでしたが・・・。

この後の展望
特に後半戦の山場というのは実は、このアタールのループだったので、この後はキフアやカイエス、タンバクンダといった、常連組みには知り尽くしたルートばかり。極端に言えば後半のモーリタニアが無くって、あとは楽!順位争いは熾烈でも、完走は目の前。ここで気をつけなければならないのは、立木への激突など。カミオン部門にはまだまだ厳しい狭いピスト!!しかし完走率は、終わってみたら50%なんて感じになりそうです。

Organisation Voicee 2005/01/06

2005/01/06 (木曜日) 

5日夕方、パリ・ダカの現場にいるバイラーから電話がかかった。衛星を介してのそれは、多少不明瞭だった。パリ・ダカは1月5日の朝のステージをむかえていた。電話のむこうは「砂嵐がすごい」と波乱のステージ予兆。いつもの年ならモーリタニアは1月中旬より強烈な砂嵐のシーズンになる。そのため、かつてのパリ・ダカールは、モーリタニアを抜けるのが困難だった。モンテカルロラリーがスケジュールに重なる、という理由でスタートを5日くらい繰り上げてクリスマスにした頃から、なんとか砂嵐のはじまる前のモーリタニアへ進むことができるようになったのである。そして、そこはやはり困難だった。

そのモーリタニアの風景はスゴイ。そんなモーリタニアに入る日の朝、バイラーの電話はパリ・ダカールが、やはりパリ・ダカールであることを告げていた。そして「寒い」と云う。モーリタニアには昨年は何十年ぶりという雨が降った。そして今年は寒波、それに半月早い砂嵐のシーズンの到来。やはり、どうも異常気象ぶりは、どこも変わらない。

この日、僕の推すC・マクレーもジャンプに失敗しクラッシュリタイア。そしてA・バタネンも後退、池町もエンジントラブルで後退と、NISSAN勢は昨日のパーフェクトウィンのあとの悲劇的な1日となった。R・ゴー ドン(VW)も後退してしまった。三橋は快走、この時点で総合20位はマシンのポテンシャルなどから見るとスゴイ。6日7日と2日間続く1000kmを超えるマラソンエタップのことを考えると少し不安だが!!そしてチームスガワラは、本領を発揮、これからグングン伸ばしてくるという知り尽くした展開、これだけは誰も見習えない程の達人の闘いぶり、しかも一子相伝の趣きすら漂う。さてMOTOも心配だが、マラソンエタップの2日間を、どうのり切ったかを見てみたいと思う。

パリ・ダカをやってるころ、いつも頭の中にあって離れない言葉があった。それは「サドンデス」突然の死のことである。快調な時にそれはやってくる、パーフェクトを積み重ね続けてなおやってくるサドンデス、だからパリ・ダカに惹かれたのかもしれない、ラリーレイド、全ての競技者に等しい困難と苦悩が与えられる。トップを競う者にしても、なんとか完走を願う者にも過酷であることは変わりがない。

きょうの一枚
砂漠に残された数筋かの轍。なぜにこうした風景がそそるのだろう? モンゴルにて


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1999年 | 10 : 11 : 12月
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Organisation Voicee 2005/01

2005/01/31 (月曜日) 

本格的な寒波!襲来の今日。朝から「本当にそうなの?」というほど良いお天気!でも気温はぐんぐん急下降中!!
50歳になったら、引退して・・・山に引っ込んで、目の前にはブルーベリー畑。杏やスモモなどの小ぶりな果実類を栽培して、小屋に入ると甘酸っぱいパイの焼けるにおい。ガレージには、往年のマシンたち。愛車はクラシックレンジとG/S。最近こしらえた露天風呂には、かやぶきの屋根をかけた。明礬温泉の湯の花がいつもたっぷり入っていて白濁・・・今の僕はそんな生活なんだ。
・・・・・と、そんな生活に入る予定だった2005年。現実は、そのまさに正反対。この調子じゃあ、どうも計画は60歳に延期になりそう。あと10年かあ。2015年。ところで、世界の危機的なターニングポイントは自説では2020年。むかし「2020年会議」なるものを主催して、定期的に会議を開催していた頃があります。
逼迫する食糧危機。不穏な東アジアの情勢。ヒステリックな世界。環境問題に端を発した、全地球的なノイローゼ・・・・・・・さて、もうすぐ春。G/Sの車検受けて、毎日のように山の方角に向かって走るんだい。
きょうの一枚
お出かけ暖機中の、最新のGS。
最も古いやつと最新のマシン。両方持ってるんですが、20年の歳月は思ったより重い。

2005/01/28 (金曜日) 

毎日毎日書いてると、まったくなんにも書けなくなるときがある。今日がそうなのだ。朝からずっと企画書を書き続け・・・悩み、苦しんでる。これがラリーの企画書なら、濃いいのができるんでありますが、残念。本業のプレゼンコンペの企画書。ああ、なんでコンペなんてのがあるんだい。「もう、君のところしかない!君に頼む!」って随意契約。通称ズイケイって言うんだけど。そーならないかなあ?
 
きょうの一枚
今日は我が親分の誕生日、いつもいろんなコトにアンテナを張り巡らせ、素晴らしい(たまには突拍子もない!?)企画を立ち上げ、夢を実現させて来た50年間に頭が下がります。これからも止めど無く溢れ出す「デッカイ夢!」と「スンゴイ野望!」を、ドキドキ・・・ちょっぴりビビリながら楽しみにしております。・・・ですが、くれぐれも無茶をなさらぬよう。なにせ親分あってのSSERでございますから。Happy Happy Birthday !! SSER関係者一同より

2005/01/27 (木曜日) 

バイクは後ろ姿が美しい。クルマはどうだ?!というお話。高速道路でチンタラ走る僕をビューンと抜いていったかっこ悪い後ろ姿のSUVに、追いついてみたらカイエンターボ。「なんだい、あの後ろ姿」「そういや最近のクルマ、お尻のデザインどうよ」「バイクは後ろ姿いいけど、クルマはいかんなあ」そこへまたまたやって来てビャーンと抜いていくのはSL「これも、いかん」「ドイツ人は尻がいかん」「色気というもんがない」そんな事を思いながら最近のクルマのデザインについて考えてみたりなんかした。するとキーワードは竜頭蛇尾!!な感じなんである。
フロントマスクは、どれも機嫌の悪そうな顔にデザインされているのにさ、そのくせお尻はヨワヨワ。だから、ルームミラー越しに迫ってくる姿は、なかなか勇ましいのだが、追い越して行った後は「ありゃりゃ・・・今のクルマってベンツ?」なのである。デザインの整合性が取れていない。しかしそれはある意味時代の空気かもしれない。世界中のクルマが顔にアイデンティティを求めすぎて、後ろ姿が貧弱でだいたいみんな同じようになった。見分けがつかない。
なぜ時代の空気と書いたかというと、それはダンディズムの後退を意味するからだ。去っていく姿、つまり後ろ姿で語らないといかん。出会いは普通、つきあえば奥が深く、去り行く姿は哲人。そんな人に私はなりたい。
きょうの一枚
なんでクルマのデザインの話なのに、こんな写真?四国の山の幸は、春の山菜にアマゴの塩焼き!

2005/01/26 (水曜日) 

国会が・・・小泉さんが・・・・・これ以上政治にかかわるコメントはしません。キッパリ!そんなことより、春の四国路のTBIのことを考えたり!BEIJING-ULANBAATARの夢を見たり・・・人生は愉し、と行きたいものです。
土星の衛星タイタンに着陸したホイヘンス!から送られてくる情報が面白く、メタンの海、メタンの雨、そこに生物の可能性?っていったい気温は!!2週間くらい前のニュースからだと、「米欧の研究チームが、空全体で最も巨大な星を三つ突き止め、米天文学会で発表した。分析に加わったローウェル天文台(米アリゾナ州)によるといずれも赤色超巨星で、一生を終えつつある年老いた星々。それぞれ直径は太陽の1500倍もあるという。(中略)この3つの超巨星の直径は10億マイル(16億キロ)を超え、半径は地球と太陽の平均距離の約7倍もある。仮に太陽の位置にこうした星があると、星の表面は木星の軌道を超え、土星の手前まで達する。ただし、質量は太陽の25倍しかないという。」だって。太陽も50億年後にはこんなになって、地球を飲み込むらしい。でも直径16億キロってじゃあ赤道円周は50億キロ!そのくらいの星に住めば地球人ものんびりだわな?赤道上に1kmにひとり!で住める。で地球では、人口が64億9千万人(世界人口時計>>>) ついでにここのサイトで、SSERの始まった1985年8月を見てみたら48億人!!やっぱ億単位で考えると、現実離れしてて思考停止になるみたい。日本は、世界は、地球は、NHKは・・どうなる?ってどうにもならないかもしれない。
ヒストリックマシン・エンデューロ!問い合わせが始まりましたよ。スガワラサンTBIもゼッケン1!!
TBIスタート会場決定「糸山公園」愛媛県今治市!前泊28日の宿泊希望の方は、サンライズ糸山!人数は限られていますが、割と安くて車検会場を目の前に望めます。
きょうの一枚
これ、糸山の車検&スタート会場です。というか会場の目の前に見える来島海峡大橋。この来島は、有名な潮流で、川のように潮が流れます。で、この来島で獲れる真鯛が特に有名で・・・って観光ガイドみたい。

2005/01/25 (火曜日) 

ヒストリックマシンエンデューロ!早くもUP!しました。あの高知の夜から24時間以内に新しい企画がスタートするなんて!!?よし、これを20周年のサプライズ第1弾にしよう!でもってシリーズ化するかという噂も。さあ、みんな古いバイク探そう!ぼくはブルタコがほしいのだが・・・・・
名古屋のイワサキモータースから、BEIJING-ULANBAATAR2005のサポートプログラムがHP上 (今日のOV最後にリンクがあります) で発表されています。彼は古くからのモンゴル参加ライダーでもあり、クワドで海外ラリーを初めて走った日本人でもある!!でツールドニッポンでも常にサポートカーを出し続け、頑張っているのであります。サポートが必要とお考えの方は、ぜひご活用ください。
またYZ400WR98年モデルのラリー仕様が、「For SALE!」になっています。金額は聞いてないんですが、興味のある方はぜひどうぞ。オーナーは「今度はセル付で出る」ということで、こいつにはセルはないが、スペアパーツはたくさん。安いといいんだけど・・・・・
ダカールも終わってひと段落!!でもモータースポーツ界は、本格開幕。モンテカルロラリーは、復活のミツビシが表彰台をゲット・・・・後半戦まで難しいと言われていたんだけど、ターマックスペシャリスト、ジル・パニッツィが見事3位に。でも相変わらずシトロエン、プジョー勢は強い!頑張れニッポン!!
岩崎モータース
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/top.html
サポートプログラムのページ
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/service.htm
(05/01/31 URL変更)
「For SALE!」
BEIJING-ULANBAATAR 2005に参加予定の横浜在住の方から、前回モンゴルに出場したマシンをお譲りしますとのメール。ETAP1で負傷リタイア!で、マシンは絶好調!だと思います。
車名:’98 ヤマハYZ400(ギア比WR400仕様/セル無)
走行距離:1130km程度
改造内容:モトハウス製F,Rショック/ICO製トリップメータ/レース仕様ブレーキ
パッド/チタンRキャリア/チタンサイドステップ
スペアパーツ:モトハウス製F,Rショック/F,Rタイヤ/ラジエタ/カウルガレージ内保管以来車庫保管。
金額は聞かなかった。オークション?写真は少し付属させます。ご興味のある方はお早めに。
興味のある方はコチラまでお問い合わせ下さい

2005/01/24 (月曜日) 

「高知の熱い夜」
土曜日は、ご案内いただいた高知の新年会に行って参りました。天気予報はこの冬一番の冷え込み、四国の高速道路も「明日の帰りはやばいかも」なニュース。さすがの高知もやや寒い。面倒だからと会場のホテルを宿に、チェックインするや一眠り。そうお昼寝、約1時間。高知の新年会は20年目だそうで、噂には聞いていたのですが、初めて出席。何でもっと早くから招待してくれないのと僕。実は知る人は知っていますが、僕は高知と松山のハーフ!あの熱い高知県人の血が流れとるきー!ほら。それにしても、いやーもう感激でした。
新年会場はホテルの最上階。入り口にはSSER様御席の看板「????」会場には、40名近い出席者。座席が足りなくて大慌ての主催者!!ったって、僕のことではない。出席者は、たくさんの古株の顔や、最近の顔、いつも一緒のオフィシャルの顔。もちろんバイク屋さんも何人も・・・かかっているビデオは、第1回のSSERやTBI。思わずジャパネットタカタのCMを思い出してしまいました。高知の人たちはこうして熱く、心が広くて、みんな仲良くて・・・最後はツブレて、高知の熱くて長い夜は更けていくのでした。
「オフロードバイクやモータースポーツ文化論」面白かったです。で提案。シンポジウムみたく、酔うまでに先にいろんな話し合いをして、それから飲み会!とか言うのはどうですか・・・たくさん貴重な意見を聞いたのに・・・忘れちゃった。結局最後は、僕の周りではC2SSがどうのHT-1、トレールボスの、とヒストリックマシン・エンデューロをやる話が決まりました。さて、いつどこでやるかな。まず1回目はスーパーNの昼休みのアトラクションでやりますか??
きょうの一枚
ヒストリックマシン・エンデューロにちなんで1985年SSER 2DAYSの走行風景。このころの憧れのマシンが、いまやヒストリックとはねえ。
告知 – 第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
競技の名称:
第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
開催日時:
2005年3月27日日曜日12:00より
(SUPER-N内でのミニイベントです)
開催会場:
美馬MX場
参加資格:
1984年までに製造されたエンデューロ、オフロードマシン(ナンバー不要)製造年が特定できないものは、そのモデル最終製造年とする。
参加費:
3000円
競技方法:
製造年の古い順に1年につき5秒間隔でスタート、同一製造年モデルは同時スタート、約5kmのコースを最も先にゴールした者から順に順位をつける。
賞典:
1位
参加料全額の50%
レース結果の1位
コンクール
デレガンス
参加料全額の30%
マシンだけでなくウエアやトータルで美しくてカッコよかった人
2位
参加料全額の15%
レース結果の2位の方
3位
参加料全額の5%
レース結果の3位の方
その他
各賞
 
 
 
お申込はこちらのサイトから

2005/01/21 (金曜日) 

そうそう、フランスのツゥ-ルーズでは、エアバスA380の発表会が、行われました。発表会には仏シラク大統領、独シュレーダー首相らが出席して、まさにEUサイドのシンボルのような祭典。総2階建ての巨大な機体は、とってもかわいい。カジノにするなんて話もあって、面白そうです。いま受注もB747を大きく引き離し、新しい時代のワールドスタンダードになりつつあります。そうした流れにボーイング陣営の日本国内の航空各社のリスクが叫ばれています。まあ、そう言いなさんな、と言うのが感想。なんでも勝ち馬に乗る!とかばかりせずに・・・でもA380は全席Yクラスだと850席!!すごい!!発表会のHPをお楽しみください。(http://www.airbus.com/events/a…….)
でも、そんな大量輸送時代なのか?という疑問も。むしろ僕はボンバルディアのリアジェットが欲しい。また日本郵船は飛行船ツェッペリン号を購入。愛知万博の宣伝で、飛ばすんだって。
話は変わって、SSERシリーズ。世の中のエンデューロマシンの排気騒音が落ち着くまでは、なかなかオープンエリアにたびたび出て行けない現状の中で、頑張って開催!!特に今年は3戦ともチームクラスには小額ながら賞金!!シリーズランカーの個人にも賞金を用意いたしました。
SSER 2DAYS CLASSIC以外の2戦はラリークロス+公道という形になりますが、クローズコースだからな!と言わずにご参加ください。みんなでわいわい過ごせる有意義なものになってきていますよ。特にあの晩メシ!!これだけでも・・・・・。
この場を借りてオフィシャル通信
TBI 2005&BEIJING-ULANBAATARのレギュレーションとロジスティックスのミーティングを準備中。都合をメールしてください。2月下旬くらいを予定。
きょうの一枚
快晴のラリークロス会場。走り行く後姿は・・・今年は林道部分も増えて距離が長くなりますよ。どうぞお誘いあわせで・・・・・。

2005/01/20 (木曜日) 

さすがに大寒の今日は、日本列島も寒さに縮み上がっています。
暦便覧には、冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也とあり、1年でもっとも寒い日、だそうですな。
ところでこの大寒とかは、どういう起源によるものかと言うと、って調べてみただけの話ですが、「二十四節気」つまり1年を12で分けた上にさらにそれを半分に分けたもののようですね。実際には二つの方法があって、1年の日数を単に24で割る(15.22日)方法と、太陽の黄道(太陽が1年間に一回りする道)を24等分する方法(角度にすると15度)この二十四節気は旧暦の日付を決めるために必要だったわけであります。中国やモンゴルのように旧暦で正月を祝う国では、大寒はお正月の前。お正月は春の初めのようなものです。日本では明治初期に旧暦の使用をやめて西欧化するんですね。ところが今でも、季節を表現する大切なことばとして、我々の生活に深く根ざしていますね。まあ春分の日と秋分の日は祭日にもなっていることですし。こうなれば立秋・立春・夏至・冬至・大寒くらいは祭日にしてしまうのはどうすか?成人の日みたいに「いつでもいいから連休にしてしまおう」という考えは、なにか「決まりごと」っぽくなくて日本人には馴染まない。
日本人に馴染まないというと、モータースポーツ。石原都知事は「三宅島でマン島TTレースみたいのができないかね」だって。さらに「警察がウンと言わんか」だって。この人、良くわかっているのにびっくり。マン島にも行ったことがあるらしい。だれか東京都に提案しませんか。運営?お手伝いしますよ。
きょうの一枚
TBI。今年のテーマは海と島。ゴール付近でパチリ!!

2005/01/19 (水曜日) 

朝から、TBIの用地借用の話にとある市の役所へ出向いた。これがお役所か!!というほどのすばらしい対応をいただいた。しかし用地は県のもの・・・じゃあ県にお伺いを立てに・・・ということになってちょっとした用地を借りるのも数日がかりだ。でも、この場所はとても素晴らしくて、なんとしてもスタート地にしたいと頑張ってます。ゴールも良いですよ。どうですか、今からでも。こうしたラリーイベントを広域的に開催するのは、実に大変だが、今回は住み慣れた四国。なのだが・・・・でも今回のTBI、参加者の期待も大きく、参加人数も少なくない。濃厚な四国の濃厚な世界を、しっかり堪能できることでしょう。僕も初心に帰ったように頑張りますけん。
今、忙しいこと・・・TBIのルート制作、SUPER-Nの準備!!BEIJING-ULANBAATARの交渉!!80G/S-CLUBのことって?
きょうの一枚
ほーら、もうすぐ春。春分峠に登る道。いよいよ四国の旅が接近中。

2005/01/18 (火曜日) 

今日はとてもいい天気でした。こんなのを小春日和といいますかね。いや、確か小春日和というのは、晩秋から初冬にかけて使う言葉、ということは?・・難しい日本の常識。この暖かな春のような天気をこの時期に言い現すのはどういう言葉があるのか?と、悩んでいます。
昨日は阪神淡路大震災から10年。あの日(正確には前夜)僕は、モンゴルの帰国便が遅れて、深夜の関空に降り立って、大阪の寿司屋で飯を食った。夜が明けるまでには、阪神高速を抜けて、瀬戸大橋を渡り事務所に帰り着いていた。数時間の後に、その阪神高速は倒壊、神戸は壊滅的な被害を受けた。恐るべし大地震。そんな幕開けとなった1995年、それは我々にとっても忘れえぬ年となった。SSERの10周年、ラリーレイド・モンゴルのスタート。もう、あれから10年・・・・・・・歩んできた道のりが、間違っていなかったでしょうか?
話は変わりますが、SSERの始まったのがさらに10年さかのぼり1985年。85年といえば、ガストン・ライエがパリダカの2連勝を飾り、テレビでは地上波でお茶の間にパリダカの鮮烈な映像が飛び込んできた時代。そんなガストンにあこがれた僕の80G/S-PDは85年製。ということで、80G/Sクラブ・・はどうなったかという続報。ジャーン!!まもなくHPがスタートします。バーチャルツーリングとか、日本縦断リレーツーリングとか・・・いそがしいあなたにも?ぴったりの企画で、スタートしますので、会員の申し込みを済まされている方で、まだ情報をお寄せいただいてない方はお急ぎくださいな。URLは、また、こっそり教えます。どうせここからリンクを張るだろうと思っているあなた・・・残念でした。
再び話は変わります。ラリーが終了したのを機に、フアブリッツイオ・メオーニとリシャール・サンクトを、短期間に失ったKTMに対して、深く哀悼の意を表します。思えば1988年、我々のチームは、西山氏を招き、おそらく初めてパリダカールにKTMを持ち込みました。西山氏の話ではKTM本社は、その当時のLC-4の耐久性に関して懐疑的で、どちらかというと賛成を受けて参加したというわけではありませんでした。あまり多くのスペアパーツの詰めなかった我々のマシン(AUTO)にも、わずかばかりのKTMのパーツを積み、夜明け前のタマンラセットへ向かう砂漠の中で、押しがけを続けたのを、昨日のように思い出します。その時の情勢から、いまのKTMの隆盛を誰が想像できたことでしょう。そして、総合優勝までの長い道のりを、迷わずに歩んできた姿勢に、世界は評価をしているわけです。相手はBMWやHONDA、YAMAHAといった大企業ばかり、今度こそはと臨み続けた苦難の道のりは、ある意味では挑戦者としての気概に満ちていたことでしょう。勝てない歳月が続きましたが、それでも着実で、そしてそのデータを、すばやく市販車にフィードバックしていきました。一般のライダーにも、その高性能のマシンは受け入れられ、ついに大メーカーに比肩するまでになってきたという感じがします。
さて、この悲劇はそうしたKTMに対して、きわめて厳しい試練であるかのように見えます。しかし、このフィールドを駆け抜けたものとしてのリーダーシップとイニシアティヴはゆるぎの無いものだと思います。もちろんマーケットは、ほかにもあるでしょうが、今回の出来事を真正面から受け止めて、さらにたくましく歩んでいただきたい、とそう願います。応援の賦です。
きょうの一枚
このあたりでKTMといえば前田くんです。若さあふれる・・・・・っていつまでも若いつもりの彼でも、今いくつかね?

2005/01/17 (月曜日) 

「総合2位!6位!おめでとう。チームスガワラ」
結果はともかくも、ダカールは今年も多くの英雄たちを迎えて沸き立っていることでしょう。MOTO部門では、悲劇を乗り越えたKTMが・・・ここまでというほどの市場独占状況で総合優勝!!AUTO部門では、MITSUBISHIの5連覇!、VWも頑張りました。悲願の総合3位を逃したものの、日産の戦いぶりも印象的でした。どうかゴーンさん!撤退なんて言わないで・・・・・。さてCAMION部門!!総合2位に菅原義正さん、まことに見事です。3部門からなるダカール、どの部門も公平に報道し、評価してほしいものです。AUTO部門の日産を見れば、CAMION部門の総合2位は、凄いじゃないですか。こうなったらヨーロッパでやるのをやめて、チームスガワラでニッサンをやったらどうですか?!ゴーンさん。あっ、いや、これは立場をわきまえぬ発言。訂正します。
どちらにしましても、チームスガワラに、大拍手!!を送ります。
チームスガワラの、もうひとつ凄いところは、完走している多くの日本人チームの中にあって、完全にプライベーターとして独立しているところも見逃せません。スポンサーの調達を始めすべてのマネージメントを、自分たちでやらなければならないのです。大変だと思いますね。しかもそれでパリダカ史上最高の出場回数と、おそらく完走回数。これが日本の国技でもだった日には、人間国宝ですな。また菅原さんの準優勝のタイムはAUTO部門と比較しても、なんと17位より上位。T-1クラス優勝1-2-3フィニッシュを高らかにうたうTOYOTAチームの最上位より、さらに上にいるという事実なのですが・・・・・もちろんカミオンに有利な部分も少しはありますが、しかしそれはAUTO部門に比べれば、パンク修理一回にかかる時間を比べても、恐ろしくハンディ。パワーウエイトレシオや排気量ウエイトレシオで、ランクル100に勝っているとも思えませんしね。また前半はスタートが最後からなので、夜は遅くなるし、遅いマシンに行く手はふさがれるし・・・と考えれば、やはり恐るべしといっていいでしょう。
きょうの一枚
で、その菅原さんは、こんなこともやってます。
2002年RRM、今年のBEIJING-ULANBAATARにも、なにやらこんなマシンを持ち込む計画をしている様子。ここらが強さの秘訣でしょうか。

2005/01/14 (金曜日) 

トヨタランドクルーザー100を駆る、TEAM TOYOTA AUTOBODY?がT-1クラスの1-2-3フィニッシュを成し遂げそう!!もともとはT-1-2市販車無改造ディーゼルクラスの1-2-3を目指していたのですが、気がつけばT-1のオーバーオール(ってのも変だけど・・)が目前。ランクルファンとして、また浅賀さんや右京さんをよく知るものとして、また昨年の屈辱からのリターンマッチとして、心からの祝福を送りたいと思う。のだけれど・・・ちょっとまだ数日あるので、ちょっと待とう。
それよりも今日はディーゼル?について話したい。僕もこれまで参戦してきたのはいつも、ディーゼルだった。実は、いまやシュレッサーバギー(FORD)も、クラインシュミットやサビーらの乗るVWトゥアレグバギーも、BMWも、マニャルディが乗るHONDA?も、みんなディーゼル。逆を言えば日産と三菱だけがガソリン!!という構図になってしまっている。今トップ10の中はガソリン:ディーゼル比率は、なんと5対5!!という状況。理由はいくつかあるのだが・・・ディーゼルの重たいエンジンブロックを積んででも有利だと判断するだけのレギュレーションの謎があるのです。
それは、今のパリダカが陥っている大の問題である、ラリーの二極化を押さえるために、ガソリンエンジンに課せられた規制。もちろんターボはだめ、排気量ごとに窮屈なリストリクター径の設定。ところがディーゼルならターボもOK!なわけです。砂丘越えなどは、粘り強いディーゼルエンジンのほうが向いていたりします。
つまり主催者の狙いは、あながち外れていたわけでもありません。しかしそれでも上位陣の速さは別格!!ディーゼルでT-1の上位独占目前のTOYOTAに拍手・・・でもその後の新聞広告などは、もっと洗練させてね!!
きょうの一枚
バイラーとカミオンとモンゴルの砂丘。いまはチームスガワラで懸命のアシスタンス中。姿が容易に想像できて、楽しい。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

チームスガワラ1号車が、メルセデス・ウニモグのビスマラとデッドヒートを繰り広げています。ビスマラは、かつてはレンジローバーで上位を走っていたプライベーター!!明日の長丁場で総合3位・クラス優勝ははっきりするでしょう。そして後方にはDAFの怪物、デルーイ!!そしてその後ろに、チームスガワラ2号車テル!さらにわずかの差で、後ろにデルーイJrここは厳しい。でもスタートすぐにパスさせて、あとはずっとほこりの見える範囲でついていけばいい!!ので1号車は、デルーイの親父を抑えて、2号車はデルーイJrを抑えて、DAF対HINOの親子対決に、勝利を収めてダカールの歴史に名を留める!!という筋書き。残り最後のダカールが俄然面白くなってきました。
MOTO部門はいろいろな意味で心配!!昨日のステージ1位のタイムでもAUTO部門のトップ10にも入らないようなタイム。どうもKTMワークスは撤退はしなかったもののスローダウン気味に走っている様子。それにしても参加者のほとんどがKTM!リザルトを見るにつけ不思議な気分です。
AUTO部門は変化なし。珍しくリタイアのないステージとなった。いよいよ明日はタンバクンダまでの500km超のSSいよいよセネガル!!ここが最後の山場。

2005/01/13 (木曜日) 

この後はもうたいしたことは無い!と書いたパリダカも、後半戦も大したことだらけ!だいたい砂嵐の襲来とともに始まったアフリカステージは、悲劇まで呼び込んでしまいました。KTMのコミュニケを翻訳していたのですけどBIG TANKのサイトに既出なので省略。ちょっと訳に難しい部分があって・・・・・しかし砂嵐も複雑なコースディレクションも、今に始まったことでもありません。いつものように内外(内とは参加者)から批判が始まっています。数年おきにパリダカはこうした批判にさらされます。そして変わることもあれば変わらないこともあります。批判をしながらも誰もが、心のそこから憎んではいないことが伺えます。ただしキニガドナーのコメントの中に「パリダカが殺した・・・」という部分があって、どう訳したら彼の本当の気持ちが伝えられるか?と、手が止まっていたのでした。こうした感情の嵐の中で書いたか言ったかは、やはりのどにこみ上げてくるものを禁じえません。
しかし、やはり・・・と今日一日は非常に不安で落ち着かない気持ちだったと告白しておきます。ですから参加者たちには、いかばかりかと・・・・・・・本当に彼のご冥福と、ご家族の安寧をお祈り申し上げます。
きょうの一枚
これは懐かしい!オリオールのVWバギー!かと思いきや、2001年RRMを走るスガワラテルヒト自作バギー!!エンジンは軽のものでちょっと非力でしたが、今の活躍のベースは、こうしたチャレンジの延長線にあったのですね。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「あわや、三橋!でも大丈夫だったね」
ラリーは2回目のマラソンステージ、の1日目。つまりゴールするとすぐにパルクフェルメというステージ12。MOTOのキャンセル空輸を受け、AUTO/CAMIONもパルクフェルメは無くなり、整備はできるようになったのだが、アシスタンスはやって来ていない。寂しいバマコのビバークだろう。そのステージで三橋はどうも、トラブルが続発の模様。サスペンションから始まって、最後はデフトラブル!!4時間のタイムロスをしながらも、執念のゴール!!昨年の悔しさがばねになっているのだ。総合ではポジションを2つ落として11位。そんなことは気にすることは無い。ただステージ13、カイエまでの長い道のりを無事に走りきり、アシスタンスが首を長くして待つ(たぶんSSのフィニッシュあたりには来ているだろうけど・・・)サービスへ飛び込んでほしい。2駆のままで走りきれないルートではないが、フェシフェシに捕まらないように・・・フェシフェシとは、ここらあたりには特に多くて、なんと例えればいいか、まあパウダーだまり!龍角散のプールみたいなものか!・・・カミオンの走った後ならもう大変。潅木の中のフェシフェシはそれはもう・・・パリダカでいやなものは、このフェシフェシと延々続くキャメルグラス!!っていうくらい。
チームスガワラは、さすがの展開なのだが、気にしていたビスマラのウニモグに交わされた!!2号車も、あのデルーイに交わされた!!のだが、どんまい。まだまだこれから。
MOTOの東さん、残念リタイアが確定した模様。でもよくがんばったです。
AUTOの勝負の行方は、MITSUBISHIの優勝は堅そうですが、ペテランセルとアルファンの両方が1-2フィニッシュはないんではないかという大胆予測!!今回ミツビシに起きているマシントラブルは、確率的にはどちらかのマシンにおきる!!よーな気がする。で1位はミツビシ!2位はVWクラインシュミット!!3位は日産ドウリビエ!!!日産は総合3位以内をとらなければ、来年以降パリダカ参戦は無い!!というC・ゴーン!!お願い!!ドウリビエ!!頑張って!!そして新しいワークス勢の構造力学のひとつを構成してね。と情緒的な気分。
どうか、いつまでも永遠の憧れ、夢とロマン!愉快で面白いモータースポーツ!!の隆盛の道を自ら示して!!パリダカール!

2005/01/12 (水曜日) 

異常気象が只者ではない!!と世界のメディアが伝え始めました。カリフォルニア州の集中豪雨。3日間で半年分の雨が・・・・ってどこかで聞いたことがあるなあ?!と思ったら、半年前のTBI 2DAYSのときと同じコメント!!
もちろん今ダカールを吹き荒れている砂嵐も、これらには無関係じゃないようです。ほんとうにこれから日常生活の中に、どのようにサバイバル術を身につけていくか、真剣に考えます。まずは、最近まったく使わなくなったデイバックに、ラリーのときのエマージェンシーグッズを詰め込みましょう。さらに非常食、ストーブ、などなどを放り込みます。小回りのきく、小さなオフロードバイク、僕の場合TT125だけど、いつも満タンにして、身近においておこう。長靴、ゴーグル、サバイバルに適したウエアなど。おお!テントもある。シュラフとマットも忘れずに。・・・・・なんてやっていたら、あほらしくなって来るような気がして・・・・やめ。
むかし、アメリカを旅した友人が、オートキャンプ場だと思ってテントを張ったキャンプ場は、災害にあった地区の人々の非難キャンプだった・・・恥ずかしかった。という話と。日本を旅していたアメリカ人が、日本のキャンプ場を見て「災害にあった人たちだ・・・」と思ったという話。
災害は忘れたころにやってきてたはずが、記憶も新しいうちに次々やって来ます。もうすぐ阪神淡路から10年。どうかユメユメ油断なされるな。
きょうの一枚
モンゴルは乾燥してはいますが、雨も降れば雲もわきます。豊かな生命感のある大自然が息づいています。で、雲がこんなに低く感じるわけで、ヘリは雲と大地のほんのわずかな隙間を飛んでいるようなときもあります。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「ファブリツィオ・メオーニ逝く」
大変残念でショッキングなニュースが飛び込んできました。近年のパリダカのモト部門の顔となってたF・メオーニが、アタール-キファ間のステージでクラッシュ死亡しました。心から冥福をお祈り申し上げます。さて、KTMワークスは、先のファラオでのサンクトの事故死に続く悲劇として、相当なショックであることは想像に難くありません。メオーニは享年47歳、トップを張るライダーとしては破格の高齢ともいえます。また今回のダカールが最後であると、引退宣言をしてスタートしたというニュースも届いています。メオーニで思い出しのは、やはりGPS事件?ゴールでTVカメラに向かって「GPSが壊れて役に立たない」と憤慨して見せると、近くにいた地元民が、その物まねをして、大爆笑。それ以来スタートで紹介されるメオーニに向かって、コメンテイターは「今年は、GPSは大丈夫でしょうか?」と聞く羽目になります。ラリーはこうした悲劇を生み続けてきます。ティエリーの事故から来年で20年。ダカールは参加する誰にも過酷であるとともに、その存在そのものもサバイバルだといえます。
MOTO部門は、翌日のステージを完全にキャンセル。ラリーは喪に服します。ティエリーは生前から「私に何か起きても、ラリーは継続してほしい」と周囲に語っていたそうです。その遺志は受け継がれてきました。できることなら来年は、テネレにあるティエリー・サビーヌの木を目指すのではないかと思います。
AUTO部門では三菱の磐石の体制ができていますが、A・メイヤーがリタイアしてます。それにしても日産の三橋!!絶好調。
カミオン部門は、TEAM SUGAWARAの1号車の後ろからウニモグに乗る大ベテラン・ビスマラが、2号車も後ろからデルーイ!!まったく目が放せません。

2005/01/11 (火曜日) 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!
3連休はいかがお過ごしでしたか?国内は大寒波で、日本海側は大雪の模様。冬のスポーツの苦手な南国の住人たちである我々は、北の島の住人をうらやましく思いながらパリダカこたつレポートにいそしむのでありました。
さて、ダカールは休息日をはさみ、翌日はアタール-アタールのループコース!ですからアタールの広い空港のビバークには、3泊もするんですね。これは実に名案で、おそらくモーリタニアの砂漠の中に取り残された参加者を、ヘリで救出したり、到着を待つのにはベストなシチュエーション。休息日とその翌日をループにすると決めている点で、参加者たちは思わず警戒したはず。
休息日のアタールに生き残っていたのは、MOTOが230台のエントリーに対し129台!AUTOは163台中100台、カミオンが69台中49台。休息日生存率60%と過去の1990年までのアガデスの休息日のハードさに戻ってきています。
さらに翌日の第10ステージ!!増岡選手がリタイア!ペテランセルは首位をガッチリ!!ですが、いずれもエンジンの調子は悪いみたい。トップ10入りを果たした三橋も、エンジンの不安を訴えている様子。
猛烈な砂嵐のステージを全力で戦い続けると、こうしたエンジン不調が現れるのでしょうか?一方のカミオン部門のチームスガワラは快調そのもの。カマズやDAFなどのモンスターに混じって、総合5位までに2台とも入っている。AUTOに例えると彼らのマシンはT-1みたいなもんで、ミッドシップのモンスターらはまあT-2。まあMITSUBISHIとVWのなかにランクル100で割り込んでいるみたいな感じなんです・・・・とくに2号車のテルヒトは、ドライバーデビュー戦!子供のころからパリダカに最も近いところで成長し、仕事はずっとパリダカ、という世にもまれなほどの環境でここまで来ました。確かに敵は老獪なやつ等ばかりですが、もうひとがんばりしてほしいももです。
MOTO部門の三ヶ尻、川合ともリタイアが確定しました。思わぬ救済措置がとられたマラソンエタップで、じつは先に書いた230台中129台!というのは、「多い!」生き残り台数だなあ!と思ったのでしたが、川合はガス欠!?三ヶ尻は、アタールのスタート時刻は一時刻まれたのでしたが・・・。
この後の展望
特に後半戦の山場というのは実は、このアタールのループだったので、この後はキフアやカイエス、タンバクンダといった、常連組みには知り尽くしたルートばかり。極端に言えば後半のモーリタニアが無くって、あとは楽!順位争いは熾烈でも、完走は目の前。ここで気をつけなければならないのは、立木への激突など。カミオン部門にはまだまだ厳しい狭いピスト!!しかし完走率は、終わってみたら50%なんて感じになりそうです。

 


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2005/01/07 (金曜日) 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!
昨日のOVで、砂嵐・波乱の予兆と書いて、ゴールは?と見てみれば、まさに大波乱。マラソンステージの1日目は、それは近年にまれなほどの過酷さになった模様です。マラソンステージとは、ビバークがSSのゴール&スタートになる日の2日間をくっつけてしまおう、という考え方。したがってゴールすると、すぐにマシンをパルクフェルメに入れなければならず、翌日もスタートからSS、つまりトラブルを抱えていたら、ビバークのニュートラルな時間ではなく、SSの中で、タイムを削りながら修理をしなければならないということになります。われわれも、むかしフロントデフを、ゴール前で損傷させ、泣いたことがあります。けっしてプライベーターとワークスの差を埋めるための・・・・という説明には納得のいかないものではありましたが・・・。まあ一晩で新車になってしまうワークスと、せいぜいエアクリーナーを変えて、足回りのまし締めるくらいしかしないプライベーターと考えれば、その話は頷けたものでした。
さて、そんなマラソンステージの前で、残念ながら池町はエンジントラブルでリタイアを余儀なくされていた模様。TDNで彼にレンジローバーのステアリングを預けて、ビックリ!!スムースでうまいんです。ETCに60km/hで突っ込むのには、ガストンは大喜び!!昨年のT-1優勝がフロクでない!というところを証明したかったはずですが、これもパリダカの厳しいところ。次を期待しましょう!!いっぽうの三橋は大健闘!!いやもうそれはすごい勢い。ここまですごいとは正直びっくり!!なんと前半折り返しまでに総合で12位!!おそらく本人も予想以上にビックリしているはず!!マシンのポテンシャルを考えて、無理をしなければ、ビッグリザルトも夢じゃない!!でも先はまだ長い!!がんばれ!NISSAN(マジで)ガンバレミツハシ!!
で、NISSANといえば、正規軍とドスードというフランスのインポーターチームに分かれるんですが、正規軍はマクレーダバタネンだというWRCチャンピオンぞろい。一方のドスードから、ミツハシ、イケマチ、そして篠塚!!でもクラッシュリタイア。
こうなってくるとMITSUBISHIの強さが際立ってきました。ペテランセル、アルファン、増岡らの強いこと。リザルト上位陣からNISSANやVWは、姿を消してしまいました。そこはやはり積み重ねた量の違いなんだろうか?
こうした困難な局面に強いといえばTEAM SUGAWARAも大躍進。並み居るモンスターマシンをごぼう抜きにして、カミオン部門の上位にピタリ!!これは後半戦が期待できます。マジで!!
この日は、所要時間を見れば、MOTOよりAUTOが早いという珍しい結末。本当にバイクに厳しかったのでしょう。特に砂嵐とキャメルグラス、とにかく自分が信じれて忍耐力のある者のみが、上位に上がるステージです。
MOTOはといえば、日本人3人は無事にビバークに着いたでしょうか?おっ、三ヶ尻さんはリタイアリストに名前が挙がってきていますね。すでに翌日のスタートが始まっています。まだゴールに向かう選手が、山のようにいるというのに、対向する方向で次のステージが始まっているのは「いいんかな?」という感じがします。ちょっと問題のような気もしますが・・・
いよいよ明日はティジクジャ、昔は砂に埋もれたそれは月面のような町でしたが、2002年に見たときは舗装路や大きな高圧線とタワー?・・・ともかくもうヒトがんばりで、休息日。モーリタニアの砂嵐も休息するように祈りましょう。
きょうの一枚
モンゴル・オリアスタイという町の北、ヤルーというところに広がる不思議な世界。森と水とデューン・・・われわれは、ヤルーカントリークラブと名づけました。
 
追加情報
ティシット-テジクジャ間のステージ(マラソンの2日目)はキャンセルになった模様です。したがってティシットへの到着時間の許可された時間、つまりマキシマムタイムのことですが、大幅に延長される見込み、救済措置が講じられました。またキャンセルの原因には、砂嵐でオーガニゼーションのヘリが飛べないことも挙げています。
また朝の10時時点で、ビバークに到着しているのは、MOTO96台、AUTO59台、CAMION27台。スタートの時点ではMOTO190台、AUTO143台、CAMION59台ですから、モーリタニアの砂嵐の中に100台のバイク、100台近いクルマ、32台のカミオンが取り残されている状態です。続々とゴールするとも考えられますが、それにしても、救援するカミオンバレイが、40台くらいいないとだめです。パリダカール史上最大のリタイアを生み出しそうです。またキャンセルされて、リエゾンになったテジクジャへの道も、相当にハードだと発表されています。まさにサバイバルな状態になってきました。

2005/01/05 (水曜日) – Organisation Voice

2005/01/05 (水曜日)

頭の中にある地球儀は、今はかなり遠くにある北アフリカの大西洋岸に注意が向けられています。こうしてみると自分は、地球を球形で感じてるんだなあ?という感じがします。いつ頃からそうなったかは定かではありませんが、子供の頃メルカトル図法とか・・・なんでソビエト連邦はこんなに広いのか?と思った頃からかもしれません。

地球ではやがて、と言っても5000万年後ですが、再びすべての大陸がくっついてひとつになり超大陸・新ゴンドワナ大陸が出来るらしいです。見てみたくないです、そんな世界地図は。超大陸は2億5千万年前にも存在していました。そのとき大陸の巨大な質量がそのエッジ部から、マグマへの滑り込みで、巨大なマグマを火球状にして直径1000kmにわたって地表に噴出させたそうです。結果地球上の生命は大絶滅・・・当然5000万年後にもこんなことが繰り返されるかもしれません。

どうもわれわれが考えられる時間は、せいぜい自分たちが生きている時間の範囲を超えそうにありません。将来のことは考えられても未来のことは考えられません。今年は、未来のことを少し考えて、その結果身近な将来にするべきことを考えるという発想をしてみたいと思っています。

きょうの一枚

しまった!昨日のきょうの一枚(ナンノコッチャ)はこれにすれば良かった。岡山の某保険屋さんが送ってきてくれた一枚。どうすか?ブーツ!?
「みてきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!

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ダカールは1月4日ステージ5が終了。
それにしても、ダカールは難しいなあ、と感じずにいられません。ひとつにはMITSUBISHIチームのトラブル。増岡選手は右フロントを激しくヒットして、総合では100番より後ろまで下がってしまいました。昔もこうして最後尾グループからアタックを続ける増岡選手の姿を見たものですが、近年のパリダカで3時間のビハインドを詰めてもひっくり返すのは、不可能に近いものです。でもここからのジャンプアップも見ものでしょう。先は長いんですから。またペテランセルも後退・・上位グループにはただひとりリュック・アルファン元スキー滑降の世界チャンピオンがいますが・・・三菱に黄色信号点滅!!

一方NISSANは、やっています。C・マクレーが総合首位に!!上位陣を見回してもNISSANの勢力拡大が伺えます。かれらのウエブサイトで、こんな言葉を見つけました。「ゴーンさんは結果も大切だが、その過程の闘いの中で強いところを見せろ!!と言いました」とさ。ううーん。さすがの経営者です。こういう経営者はチームを運営しても、優勝チームが作れるんだろうなあ。で、日産待望の総合1-2体制・・・バタネンはゴール手前50kmで2駆になってしまってるようで、NISSAN勢もこれから本番となる砂漠のステージや、マラソンエタップは、頭の痛いところでしょう。不安の影チラリ!

VWはクラインシュミットが浮上!褒めたばかりのR・ゴードンは、大丈夫、まだまだ期待できそうです。
一方バイク部門、ちょっとリザルトが混乱をきたしていますが、200台を越える中、九州の三ヶ尻選手が総合で100番に登場!!東、川合の両名もジワッと上昇中!!

カミオン部門われらが、チームスガワラは、相変わらず老獪なスロースタート!1号車より2号車のテル!のほうが実は戦略眼があったりするので(スガワラサンゴメンナサイ)まだまだこれから期待してOK!!もう一方のデルーイ親子との対比が興味の的だったのですが、こちらは息子が昨年来飛ばしスギ!昨日すでにクラッシュリタイアの模様。KAMAZのドライバーからも、なんか一言「若いのー」みたいなことを言われたみたい。でもこちらカミオン部門も苦戦が予想されます。待ちに待って一瞬の隙を突く得意の戦法の本領の発揮を期待!!
と見てきたようにものを言う!のも限度があって・・・しかしそれにしてもこの10年の情報に関しての異常な進歩は、「いいんかな?」というくらいです。それくらい見てきたようにものが言えるのです。だからこそ実は見てくること、経験することが大切になってきているように思えます。

でこうして書いていて、気になったのは「結果は当然だがプロセスでも・・・」といったC・ゴーンの言葉。胸に刺さりました。結果と過程・・・過程の良くない結果は、一瞬の勝利にしか過ぎませんね。続かないものです。サスティナビリティの叫ばれる今こそ、持続的な結果は・・・・・いや、いずれにしてもむずかしいです。


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2005/01/04 (火曜日) – Organisation Voice

2005/01/04 (火曜日)

バルセロナに住む友人から、ダカールのスタート風景の写真が届きました。「行くのが遅くなって日本人たちはスタートしてしまったあとだった」そうなのですが、バルセロナの街角とラリーカーです。

エントリーリストを見るのも楽しみの一つですが、おおおっ!PEUGEOT V8 WRCなんてのを発見!!期待してるんですけど、どうもリザルトはパットしない。しかしこういうのがパットしないところが、このラリーの良いところで、ドライバーの年齢を見たら60歳!なんとも素晴らしい!!ですね。それ以外にも面白いエントリーが目白押し。

写真は解説するほどではないのですが、ランドローバー?と思しき赤いやつがガンダムチックでかっこよかったり、ステージの上の白いマシンは、エントリーリストには、TOYOTA-PAJERO とあったりで、ユーモア溢れるかの国の人たちの挑戦に、日本人のなんと生真面目なことかと・・ ・思わず笑ってしまいます。

そんな日本人のここまでのスタートダッシュ!!1月3日のリザルト・・・っとその前に注目はNASCARのドライバー、アメリカ人ロビー・ゴードン!!36歳!ここまで3つのSSのうち2つを勝って総合1位!!みんな「どーせっ!」と思っているんだろうけど・・・ちょっと気になる。いやあ、かなり気になる。それはマシンと体制。三菱VSシュレッサー?または日産?と言っているところに割って入ったVWの本格参戦。チームメイトのB・サビー、カンクネン、クラインシュミットは言わずもがなの優勝経験者、口もうるさいはずだ。そこに組まれたR・ゴードンが、ただ者であるはずがない。ちなみにステージ4、123kmのSSでVWは1・3・5・6位を独占つまり6位までのうち4台がVWということです。今回のVWツゥアレグバギー2駆(だと思う)での初出場で、このスタートダッシュ!!すごい奴かただのおっちょこちょいか?!大注目!

MITSUBISHIは、どうもペテランセル、増岡、アルファンの身内対決が今年も注目。まあ敵は内になりという感じだが、やはりこれまでとは異なる三菱包囲網が、身内争いをしているわけにはいかない・・という感じ。

NISSANは、コリン・マクレーが絶対やると思う!!というかやって欲しい!!NISSANの日本勢はみんな順当。池町、三橋はこんな調子から無理をせずに大事にいくことでしょう。そこに良い結果が待っているはず。

1月3日のステージは濃い霧のためMOTOはキャンセルされた模様ですが、いよいよ始まるちょっと長めのSS、いよいよ本格的なダカールに突入!!MOTOゼッケン137東、ゼッケン138川合、ゼッケン139三ヶ尻、の3名もなんとか100位以内に滑り込んで、このあとを楽に闘ってもらいたいものです。

今日の写真は、バルセロナ在住の方からです。


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No.0000 – Organisation Voice 2005/01/01

明けましておめでとうございます。謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

日頃より「デキルダケ日刊 ON LINE SSER PRESS」をご愛読いただきましてありがとうございます。このHPは、オーガナイザーとエントラントをつなぐコミュニケーションツールとしてスタートしましたが、現在ではそうした枠にとらわれない新しい読者?も少なくなく、よーし、これからももっと頑張って充実させていこう!と誓う新年であります。しかし、そうはいうもののなかなか多忙にかまけて、更新が出来なかったりしています。またOVでは自分の行動を発表しすぎて、まったく関係ない仕事先のかたからも「中国行ってたんですね!」なんて言われてドキッ!!とか、まあ根がおしゃべりなんですきっと。

さて、2005年の誓い
1.さらに新しいことをひとつ取り掛かる!!中身は何も決まっていませんが、と にかく「やる!」です。よろしくです。
2.中国語を勉強する!!
3.体調を元に戻す。
4.もっとバイクに乗る!!
5.ライフワーク環境問題に真剣に行動に移す!!
6.アンプを買う!!スピーカーも欲しい!! 書き出すと実はこのあと煩悩のままに、あれを買う!これを買う!のオンパレード!でしたので中断!!
7.ストイックに暮らす。
8.あれが欲しいこれが欲しい!って言わない。

誰かに以前言われたことがあるんですが・・・モノマガオトコって、ぜんぜん本人はそんなこと思ってなくて、清貧を旨として生きていると思ってるんです。

どうか2005年。皆さんともども健康で元気で、いつまでも子供のままで!行け!ピーターパンシンドローム(フルッ!)で、モラトリアム(フルッ!)な毎日を!!って、それじゃあぜんぜんこれまでと変わらないっす。 2005年元旦・・・・お年賀に変えて

きょうの一枚
2005年の初日の出!というわけではありませんが、なんとなく新春っぽい夜明けを、ゴビからプレゼント!!


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工事中のところが多数ございますがご了承ください。

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Organisation Voice 2005

 

2005/12/27 (火曜日)

寒い毎日が続きます。小春日和な日の多い松山でも、「なんか毎日が2月みたいな感じじゃね」でヨーロッパは暖かい。そういえばヨーロッパが記録的な猛暑の夏だった一昨年は日本の夏はまあ比較的過ごしやすく?・・・夏にはいないことが多いくせにね。その逆で猛暑の今年の夏は、ヨーロッパは涼しかった!行ってないけど。

昨年は砂嵐に悩まされたパリダカも、今年は大丈夫だと思う。それらに全て影響を及ぼすのがジェット気流・・・偏西風ともいうか。で秋に日本に季節外れの黄砂を運んできたのもこの偏西風の気まぐれな蛇行。エヴェレストの山頂に雪煙をアゲルという事は、8000mの高空を吹いているわけです。日本とヨーロッパを結ぶ航空路も、帰り便のほうが早い!のもこの気流のなせる業(だと勝手に思い込んでいるので違っていたら訂正してね)あの秋の黄砂のときに僕は嫌な感じを覚えた・・・「南下しすぎておる、このままじゃこの冬は北極の寒波が日本を襲う」なんて!後から勝手に言ってるんだけど・・・。

とにかく何が言いたいのかといえば、次から次へと伝えられる異常気象、環境の悪化、もう地球のキャパシティはメイッパイだよ!日本は人口減少期に突入。知識が自然にエントロピーの法則を知っているのかもしれない。生命はつながれなければならない。それは地球上の全ての生命体に共通の使命である。しかしそのために未来の環境を残さなければならないという、表裏の命題も併せ持つ。焼き畑農業的な地球の人口計画は、もうすぐ破綻寸前に来ている。中国の発展は、耕作可能な土地にビルが立ち並び、田舎は表土流出の砂漠化が進んでいる。ビルを建てるように木を植えているが、浸水するボートから手で水をすくって取るにすぎない・・・様な気がする。

中国・・・なんにしてもボクはこの国に悩まされる。大げさに言えば、だけど。

きょうの一枚
で、エコチャレンジ。2002年のTDNのスマートエコチャレンジに端を発するSSERの試みも2005BTOUを経て、いよいよ進化していきます。どうかモータースポーツの新しい価値の創造にご参加下さい。未来を拓くフロンティアがそこにあります。そんなこんなで次のエントラント情報局では、チームACP横田紀一郎さんの年末年始スペシャル・ロングインタビュウ・・・オタノシミニ。
またリスボンに向かう途中のスガワラサンとも電話がつながりました。生の声とは行きませんが、こちらのOVでご紹介します。

2005/12/26 (月曜日)

クリスマスが明けると急にパリダカモード、チームスガワラも今日はリスボンに移動を始めた模様。イベリア半島中北部は地形学的にもバハ・ポ-チュガルなどロングディスタンスのレイドイベントができるほどです。つまりリスボンをスタート地点に選んだ時点でASOは「しめしめ」と、ヨーロッパで今までには考えられなかったほどのハードなステージ!が計画できると喜んだことでしょう。しかし一方で近年のバイクの航続距離、250kmへという動き。ということは500kmを超えるSSには2箇所の給油のポイントが必要になってきますね。

で、今回の2006ダカールを主催者的な視座で見ると、SSの距離が極端に短くなってきているのが恣意的です。いやけして批判するのではありません。で、最長でヌアクショット-キファの599km、続いてアタール-ヌアクショットの508kmあと499kmが1日444km1日、で平均すると一日あたり320kmのアベ(優勝タイムは40時間をきるくらいか?)あと300km台が6日200km台3日、それにヨーロッパステージ2日間とビクトリーランの1日。ボクなりにラリーのタイミングチャートをシュミレーションしてみると、かなり合理性が台頭してきたことが伺えますな。これは運営側にとってもかなり良いことで運営余力が確保できるはず。

ひとつには昨年の季節外れのサンドストームの日々、これは過酷だったことでしょうし、1ステージで大量に未着車両やリタイア車を出した場合の救出作戦の展開に余力を温存するという考え方で、高いリスクを低いダメージで抑える計画の現われのように感じます。

もうひとつの心配事はここのところのマリの不安に加え、モーリタニアの不安定感でしょうか。映画サハラ「死の砂漠を脱出せよ」・・・平井商店街でDVD紹介済み・・・ではマリの軍隊のリアリズムが垣間見え、バマコなんて出てきますよ。そしてパリダカが走るのはこういう場所なのだということが良く分かります。世界的な不安定感は、振り子のように収まったり激しく動いたり、行ったりきたりを繰り返しているに過ぎないような気もします。こうした不安定な地域に30年近くラリーを通し続けたフランス人に、敬意を表しつつも安全を祈りたいと思います。

きょうの一枚
ニジェール川でマリの女性たち、セネガルかもしれん。こんな写真はなぜかたくさんある。90年頃のパリダカのころ・・・映画サハラはこのニジェール川が汚染されるというのと南北戦争時代の金貨探し?というへんてこな組み合わせが面白い。

2005/12/22 (木曜日)

齋木雅弘さんから本が届きました。タイトルは「親父と夢駆ける」新風舎刊。とりあえず斜め読みしました。それは2000年の第6回ラリーレイドモンゴルにジムニーで初挑戦した時の痛快?ドキュメンタリーなのですが、大学で講師を勤める彼ならではの冒険や挑戦、夢に向かうアプローチを、豊富な読書量の中から組み立てた構成。序章ではティエリー・サビーネの事故を引用し、アカデミズムの嫌う運命論を論文のごとく展開する。ラリーと言う興味からそれを受け入れるならば、実に興味深く、ひいてはそれが親子と言う観念に至る。その親子の心の機微が描き貫かれているのである。それは会うと早口で話す彼の語り口に似たアップテンポな文章展開で気持ちがいい。SSER 2DAYSの翌日の朝、彼が迎えに来てくれて旭川空港から芦別へ向かうクルマの中での話を思い出した。・・・いや、しかしそうした彼の理論的な話を支えて昇華させ続けるのは、何よりも素直な父への思い。苛酷な環境の中で襲い掛かるトラブルを通じて、深まっていく理解と信頼。信頼されたいと願う息子の行動科学も興味深いが・・・いやもう素人書評はこのくらいだ。ぜひ皆さんも読んでみてください。来年はこのHPにも何か連載してもらおう!!博士論文が忙しいのだと思うけど、コミュニケーション理論やゲーム理論のミニマクス理論とか。カオス理論は出てなかったけどどう?とにかくこの正月にお勧めの1冊。いや、ホント。

きょうの一枚
今日の一枚は、そんな読書中って立ち読みかい!コラッ!!なボク。

2005/12/21 (水曜日)

「まあそれにしても、1週間は早いなあ」と思うのも、毎週水曜日発行のSSER-MAIL-MAGAZINE!今日はその発行日。こうして定期的な発行物を持つというのは、時間の物差しを持つことに似ています。でそのメルマガ、もっと本格的に楽しいモノにしようと、どうやら画策中の模様。2006のメルマガ!期待しましょう!それにしても、新しい連載やら情報やらをどのように展開していくか・・・他人事のようですが、興味は尽きません。いや、それにしてもSSERのHP、メルマガ!って、良くやっていると思いませんか?ボクは「なににしても続けるって、すごい事だなあ」と、しみじみ思います。ちょっと手前味噌になりました?!

さてそれにしても2005大詰め!26日にダカール出場でヨーロッパに向けて出発するという、眠たいこと言ってるI崎くんに、「ダメ!そんなことじゃ。」とお説教?やっぱコンディション調整のためには1週間は必要。しかしそんなことに無頓着な彼は、それはそれで大物かもだ。それでも時差ぼけは、ならない時はならないけど、ひどい時はひどいし・・・それ以外にもまだ日本に居るエントリー予定者もチラホラ・・日本が寒いから多分ヨーロッパは暖かいかもですが、とにかく気をつけてくださいね。ボクもリスボンは行った事がなくて、行って見たいところリストに入っています。ユーラシア大陸の最西端ですものね。グーグルアースでリスボンを見てみると非常に面白い地形をしています。湾なのか湖なのか不明な湖?いや湾の北岸に街が形作られています。しかし市街地は北アフリカのメジナのようなつくりで興味を覚えます。街の中に飛行場があるのですが、湾を横断する大きな橋が架かっています。その橋を南に渡ると大きな滑走路が三角形にあるおそらく軍の飛行場でしょうか、乾いた白い石灰質のようなイベリア半島独特の土地の上に広がっています。都市計画的には古い中世の町並みのままのような気配で、とても興味を覚えます。で、何が言いたいのかと言うと、やっぱりこのグーグルアース、すごいね。1ヶ月くらい前に新聞で、数カ国が精度を落とせとか、文句言っていると書いていた。東京は平和なのか、最も精度が高いような気がするね。

旅の前に必要なものは、こうしたイメージトレーニングかもですぞ。アフリカに延びるラリーのルートを、こうしたサイトでシュミレーションして見る。モンゴルのゾーモットも「ふふん、こうなっていたのか?」みたいに謎が解けるんだモノ。

きょうの一枚
クリスマスのイルミネーション、って2年前もきょうの一枚で使ったけど・・・。

2005/12/20 (火曜日)

TDNって、ツールドニッポンのことですが、2002年から3年間にわたって開催しましたよね。最初は芦別集合出発で、宗谷岬を回って本州、そして九州の最南端へゴール。2年目は2パートに分けて、奄美大島から信州・白馬までと、北海道から白馬。3年目は長崎から北海道まで回って、最後は東京。この3年間というもの、異常なまでに日本を走り回りました。

そんで、ナニが言いたいのかと言うと「酸ヶ湯」青森県の八甲田山近くにあります。春先の試走のときは高い雪の壁の中を行きますが、素晴らしい湯なのです。で、昨日のニュースでは酸ヶ湯は2.3mの積雪!!あのヒバ千人風呂は大丈夫だろうか・・・といささか心配。TDNの度に必ず寄っていったものです。下北半島では、試走中に日が暮れて近所の温泉郷に飛び込んでみると、これが名も無き「下風呂温泉」泊まった宿は、確か「さつき荘」「えーっと、公衆浴場と内風呂とどっちがいいですか?」と聞くと日本語と思しき言葉で「どっちもいいけど、内風呂は今年電気をつけたから・・・」「???」で偵察班(といってもひとりだけど)を出すとすぐさま帰ってきて「グーです。」「グウー?!」(死語です)というので飛び込んでみたら、これがまさにグーです。秘湯ガイドにも絶対に載ってない秘湯中の秘湯・・・って寒いので、今日は暖かくなるOV温泉特集。あー温泉イキターイ。

きょうの一枚
夕暮れのゾーモット、えもいわれぬ不思議な空の色に魅せられてしまいます。こんな場所があるのだなあ、と感じることしきりです。

2005/12/19 (月曜日)

BTOU2005にカナダから参加したローレンスさんの影響はすごい!というのもカナダからの資料請求の多さ!カナダでは彼は著名なモーターサイクルジャーナリストなのです。・・・淡々と競技を進めていく姿はただ者ではありませんでした。

ローレンスさんというのは、ガストンが2年目につれてきた盟友、かつてのBMWワークスライダー(フランス警察大統領護衛隊隊長)レイモンド・ロワゾーさんの雰囲気に似ていました。そういえばロワゾーさんも2年目に自身の長男をメカで同行させていました「あのモンゴルの風景を見せたい」と。あの背筋の延びた姿と立ち居振る舞いに、感動したものです。

こうしてヨーロッパからまた北米からの参加は、なにかとハンディが少なくありません。それは言葉の問題や輸送通関、食事やラリーの中の文化の違いなどと、まるで初期のパリダカの日本人の苦労に似たものさえ感じます。でもボクたち主催者は余裕の無い中にあっても、そうした参加者への目配りは怠らないようにしています。が、ローレンスさんの場合は、こちらのほうが温かい視線で見守られているような不思議な感じがありました。大人の男の余裕のような・・・で目が合うやいつも「OK?」「OK!」の繰り返し。その感覚も実に気持ちのいいものでした。

終わった後でスタッフから聞くと「ローレンスさんは、ほとんどビバークの食事が口に合わなくて、大変だったらしい」そうで、でもボクにはそんなそぶりを全く見せなかった。試走中にテルクンが「夢、見ましたよ」「どんな?」「ローレンスさんが、ビバークで食べられる物が無い!って困っている・・・」「・・・」というようなことで、かつて僕らはパリダカで食べる物が無くて困ったんだ・・・なんてバンカラなこと言ってないで、今回からはケイタリングをレベルアップするといって頑張っています。毎回言っているけど・・・。

きょうの一枚
そのローレンスさん。なんか映画俳優みたいでしょ。スパイものの・・・で、その何を食べてるのか、まさかお茶漬け?じゃないでしょうね。

2005/12/16 (金曜日)

なんと週末は大寒波の予報!でも今日の四国地方は、そんなに寒くないですよ。フランスからはチームスガワラの写真が届きましたので、今日の一枚でいち早く報告。チームスガワラのルマンの郊外にあるガレージは、広くて快適。カミオンが3台入って作業が出来ます。ルマン24時間を戦う日本のチームにも夏は貸している(た?)らしいし。で、そもそもルマンというのは、パリの西200km(あっ、うそ適当に書いた)オートルートで1時間半くらいで行きます。街に行けばそんなにおいはあまり感じられませんが、そこはモータースポーツのメッカ。ルマン24時間のときにだけサーキットになる市街地コースは、ガードレールも2段になっているし「おお、ミュルサンヌ」とか「ユーノディール」とかって感激に浸るのですが、その刺激的な名詞は、何のことはない松山で言えば「重信の直線」とか「川内のコーナー」とかってなのです。

で、まあ夏にでもこの地を訪れたら、いいですよ。そしてサルテサーキットに行くと自動車博物館がありますね。その近くにはレーシングスクールやレーシングガレージが・・・サーキットに飛行場もあって、世界で最初に飛行機が飛んだのもココだそうで、記念碑がありますよ。ルマン24時間には自家用機で観戦に行くことができます。まあそんな素晴らしい環境にガレージがあるのですから、恵比寿の本社下の作業場が狭いのではないか?とご心配の皆さん・・・って何の話?さらにルマンの話を書くと、たぶん前にも書いたけど「栄光のルマン」冒頭部分でナローポルシェ(妙に車高の高い)に乗ってスティーブ・マックイーンがミュルサンヌを走っているところが、ナゼだか胸を打ちます。それは前年のルマンで死んだ男への弔意を表す走行シーンで、クルマを現場に停めて(忘れた、違うと思うけど)花束?を捧げます。ここでこの映画は、レースにおける男たちの刹那の闘いを描いてるんです。

さあ、ダカールも近いというのに話が変な方向に行きそうになりました。ぼくたちは2006ダカールに臨む全ての参加者、とりわけ日本からの参加者に心からエールを送りたいと思います。そして最善が尽くせますよう。

きょうの一枚
そんなわけでチームスガワラの雄姿。2号車もアルミボディを纏い、カッコ良くなったすね。オランダのデルーイ親子VSスガワラ親子・・・マシンのハンディはともかく。頑張るのだテル!

2005/12/15 (木曜日)

ホント寒いですね。明日から新企画BTOU2006エントラント情報局がスタートッ!で第1弾は既にエントリーの準備やマシン制作が進んでいる前回ミニで大注目の田中さん。メールが届きましたので紹介します。

エントリーは、なんとミニ4台!!で・・・

「テーマは前回はモンテカルロラリーだったんですが今回はミニミニ大作戦です。
トリコロールカラーの3台+1台の4台体制」
「完走率は0.5%だと思っていますが・・・」
「0.5%って、それじゃあ200台出て完走1台って事ですか?」
「そんなもんかもしれませんね」
「・・・・・」

で、田中さんは

「今回はナビをします。ドライバーはうちのスタッフで女性です。」
「!!!」
「92のミニを1300から1000に積み替えて、ボディカラーは赤。これが北川/田中組、そして青いボディカラーは渋谷/矢野組、91の1300を1000に積み替えます。そして白はもうひとりの北川/細川組、88の1300を1000に。もう一台はオレンジに仕上げる予定で87のミニ、チェルシーです。」
「それも1000?」
「1000の方が燃費が良くてエンジンの安定性も良いんです。」

そういえばエコチャレンジ部門でした。非常にセンスの良い田中さん、きっとステキなチームでエントリーすることでしょう。チームの目標は?と聞くと、完走とかって答えが返ってくるはずなんですが「ゴミを出さないことです。」ときっぱり、さらに「ゴミになって捨てられそうなクルマを直して走ることもゴミを捨てない。というコンセプトです。」とのこと・・・最近たくさんのゴミを捨てた(いや、ちゃんと業者に出したんですよ)SSERとしては耳の痛い話に。で、みんなサラリーマンで普段のアシもミニ。でも今回はそれとは別のそうした古いマシンをしっかり作りこんで参戦。思いがけないパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。

こうした情報は、これからはこちらのHPのBTOUのコーナーで紹介をしてゆきます。既にエントリーをお済ませの方には、アンケートのお願いがあると思いますので協力よろしく!です。

きょうの一枚
今日は4台の中から渋谷/矢野組をご紹介。シルバーの91のミニはご覧の通り改造中!完成されるとブルーにペイントされる予定。いいね。

2005/12/14 (水曜日)

ううう、寒ーい。この強烈な寒気団は、ムッホの家族が連れてきたものらしいです。で、今日の午後の便で彼らは帰ったので、親衛隊の寒気団も大陸奥深くに引っ込むことでしょうよ。これで少しずつ暖かい普通の冬に戻ることでしょう。しかしマイナス30℃の国からやって来ても「日本は寒い」そうで、屋内はモンゴルや北海道のほうがはるかに暖かいのですね。しかも24時間!!

ところで大清掃が続くSSERでは、延々と事務所の片付けと倉庫!の整理。なんと100坪超の倉庫にはラリーの備品がびっしり!テントから発電機・・・厨房器具やらパラソルセット、コースマーカー、杭などなど。長年のラリーで使用したタイヤやオイルなどは、やっと完璧に無くなった。ゴミの処理ほど気持ちがいいのと引き換えに、むなしさが漂うのはどうしてだろー。こちらも100坪以上ある広さの工場のほうも、例の改造を前にゴミの撤去がほぼ終わった模様。でもまだ鉄くずやパーツ類などがたくさん。でもさらに年内一杯はこの調子が続きそうであります。

テレビでちょろっと証人喚問を見てますが・・・「あきまへんな」国会議員はんは自己主張がしとうて、自分の意見ばっかり言うて、肝心な証言が全く聞けてないんじゃありませんか?まあここらは夜と朝のワイドショーやらニュースやらで、たっぷり聞くことになるでしょうからご愁傷さま。

きょうの一枚
あっHP2到着の報・・・最近体力の低下と視力の低下のボクのブルワーカー(フルッ)になるか?

2005/12/13 (火曜日)

 

なんのかんのと言っているうちに12月も半ば、ということは2005年もあとわずか!パリダカのシーズンがやってくるのは楽しみなのですが、歳をとる、というのはもうそろそろ、いいかなあっと思う今日この頃。そういえばパリダカやっている頃はそんなこと考えもしないで、気がついたら何年も経っていたみたいないい意味での浦島太郎状態・・・スガワラサンは多分知らないと思うけど、元旦はもう日本では「明けましてオメデトウ」なんて誰も言わないし「お雑煮は法律で禁止されたんですよ」(ウソ)ってウソって書かないと「そうなの?」と思いかねないほど、4半世紀も日本のお正月を知らないんですよ、あの方は。気がついたら25年だか26年だかパリダカで越年しているわけです。そんな僕たちは師走の寒風が身にしみます。

さて、そのパリ・ダカール。篠塚さんは今大会限りの引退宣言!増岡V奪回宣言。そのほか4輪部門には三橋と池町が、日産とトヨタでガチンコ対決!!スポーツは因縁の対決があるからオモシロイのであります。今年はちょっと予想困難かな。日産のプロトが壊れなければ速いんだけど、信頼性はトヨタ、で池町は壊さない運転が出来る。当然2人はトップ10入りを目指すはず。待てる池町と攻める三橋・・・三菱のような体制なら三橋(ジャレ)で、我慢大会なら池町。でも2輪出身の2人が大活躍!して世界をあっと言わせてくれることが、何よりも愉しみ!その為には「最初は処女のごとく、後には脱兎のごとく」だ!話が変わるけど、最近のTVCMのナンバー1は松下の石油ファンヒーターの回収の案内。チャラチャラしたCMの中で燦然と光る!!15年も前の商品なんて時効もいいとこだ!って開き直らない姿勢に200億を投下した以上の広告効果あり・・・好感度急上昇間違いなし。どこかのマンションやさんみたく無いのがいい。でも問題がひとつ「やっぱなんでも大手の物がいい」という神話が再び日本を横溢し尽くしちまう。大手は金がある・・・でもその金は賢い消費者であると思っているあなたたちが、いや僕たちが「安い!買っとこお!」なんて飛びついたものの儲けが積み重なったものであるというところは知っておきたいなあ。

きょうの一枚
空撮で見るハラホリン、エルデニズー寺院。オゴティ・ハーンが草の海に造営したかつてのモンゴル帝国の宮殿を取り壊して作られたもの。かつてモンゴルのハーンらを定住させようと試みた中国人らの企みは上手く行った。さまざまな遺跡の残る世界の王らとは違い、彼らはほとんど何も残さなかった。草原に生きる民の思想は今もなお続いているのだが・・・・

2005/12/12 (月曜日)

 

週末の旅から帰ってきました。旅のお話は後半に。旅の途中でサッカーワールドカップの組み合わせ抽選のニュースを聞きました。各局でものすごいボリウムで取り上げていて、きょうの月曜は新聞お休みなので日曜日の日経を見ていると、なんと見開き2ページ「サッカーワールドカップ組み合わせ決まる。日本組み合わせにツキ、ジーコ“初戦に集中”」・・・「それって、いつから始まるの?」「来年6月!」どうしたの?マスコミ・・・。

最近の少子化の原因のひとつに「自分の子供が犯罪加害者になるのが怖い!」というのがあって、それはそれでよく分かるのですが、この原因もマスコミにあるなあ!と感じます。このところは、世にも凶悪で理不尽な事件が多いのは多いのでしょう、でマスコミが大キャンペーン張るから、宝くじの確率よりはるかに低いそうしたことが、まるでかなりの確率で起きて、かなりの確率で自分たちも被害者や加害者になりかねない!という錯覚を覚えるように感じます。

そしてムッホの長女(小学1年生の女の子)が日本に遊びに来ているのですがレストランでも「暑ーい!」とか言って、お店の外に出て行っちまうのです。とボクはもうビックリ「ダメダメ一人で外に出ちゃあ」ムッホたちは「???」「だめ!小学一年生の女の子は日本では必ず誰かに連れて行かれる!」・・・とマスコミ報道でそう植え付けられているのは、何を隠そう・・・ボクなのでありましたな。

で、その週末の旅というのはその子供たちにプレゼントしたものでありました。子供というのは洋の東西を問わず同じようなものなのですが、日本の子供がもうなくしてしまったものをたくさん持っています。無くしかけた美しい日本の作法やプロトコール???(コンピューター用語のおかげでいろんな言葉が意味が変換されてしまったわい・・・)のように、近年のさまざまな変化にさらされ不安で不穏で・・・そんな日本人がモンゴルの子供たちに教えられることは少なくはありませんでした。

豊かな人と自然が織り成す・・・といえば日本の田舎に掛かる枕詞だったのですが・・・この言葉はモンゴルの民に捧げたいと思います。日本の漁師さんたちと数時間過ごしましたが「日本にもまだ、チャンとしたトコロとちゃんとした人々がいるのだなあ・・・」と感じたのです。ムッホたちは彼らに遊牧民の姿を重ね合わせて見たのです・S先生有難うございました。厳しい自然環境と向き合って暮らす人々は、おのずと他者に対して優しく居られるのです。

都会で犯罪被害だ!加害だ!詐欺だ!偽装だ!インチキだ!隠蔽だ!と、常に他者からの被害に対して過敏になっていては、素晴らしい人格は形成されにくいかもしれません。で、結局お金を持っている人がエライ!という資本主義のパラダイムという、悪天候に脆弱な泥のような船で沖に出るようなこと、それが今の日本の社会の多く、なのではないかと考えたのでした。

BTOU写真集、まあまあ好評の様子。来年はさらにパワーアップするけん。

きょうの一枚
その日曜日のムッホと娘の筏での釣りの風景。結構つれましたがな。

 

2005/12/09 (金曜日)

写真集が出来上がって既に発送が完了、と報告があったのですがボクは出張中で仕上がりを見てません。二人のカメラマンの作品を使ってるのですが、デジタルと通常のポジフィルム。空の青を意識して色を作ろうとする一人と、空撮中心にラリーのリアリズムを追っかけたカメラマン。どちらもそれなりのメッセージを伝えています。でもチョイスしたのはボクで、実は写真の良否で選んで構成したわけではありません。さらに二人のカメラマンはオフィシャルとしての仕事が優先されていて、レントゲンの撮影と現像や、行方不明などのリサーチなどを担当したため、パーフェクトではなかったかも?です。でも来年は10周年のパワーアップ写真集!と、できることなら2回大会以来の地上波全国放送を目指しますよ!皆さんの応援をお待ちしてます。

きょうの一枚
今日の一枚は写真集です。

2005/12/08 (木曜日)

 

ちっと関西方面に出張にお出かけ前の一瞬に書いています。

このOVも、いったい何篇書いたことでしょうね。バックナンバーを振り返るとこの数年間の自分の思いや悩みが、性格悪いからストレートに・・・ではないのですが読み取れて、恥ずかしくなったり、誇らしく思ったり。またガストンの悲報には言葉のない・・・・で、いまやとても大切な物になりつつあります。世はブログが流行ってて、ドンなものかと言うと、なんかOVもブログ的なものだったんだと思うんですね。要は時間と共にタイムカプセルのような物をたくさん持つことが出来るようになった現代人、どれだけ心からの真情を吐露していけるかが問われますね。

チョコット話が変わります。アグリのF-1参戦に待ったが掛かっているというニュースを今月初めに聞いたような気がします。とんでもない金額を保証金で積まなければならない!F-1の参戦。頑張って欲しいと願うものの「なんだかなあ・・・」とも思います。もうひとつ、最近名前聞かないので「どうしたのかなあ?」と思っていた元スバルのリチャード・バーンズが34歳の若さで最近ご逝去されていた様子。脳腫瘍だったそうです。ご冥福を祈ります。われわれをそして世界にスバルの人気を高めてくれたことには日本人としても、端っこでモータースポーツにかかわる人間としても。

最近「坊ちゃん文学賞」の発表があって、もちろん僕は落選。「若い女の子しか取れませんよ・・・」「いやそんなんじゃなく単に実力の問題で・・・」だってボクの内容は30年以上前の若者のお話だものね・・・そのうちこちらのHPで連載しよかな・・・ってやめとこかな。

きょうの一枚
ボク達の大好きなゾーモットの木。それにしても不思議で、あの大地の中にナゼにこんな場所があるんでしょう?南に70km下れば恐竜の谷、もう少し下れば新疆ウイグル自治区・・・ナンという場所なんでしょう。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に「エスエスイーアルオーガニゼーション」とか「ラリーレイドモンゴル」とかでてるって・・・て言うんで見てみたらビックリ・・・誰がこんなに精密に・・・「自分で書いて・・・自作自演でしょ!」と疑われかねない内容。僕たちより詳しい。

2005/12/07 (水曜日)

 

SSERのオフィス改造計画も山場を迎え、ライダー兼大工の○○チャンが連日作業をしてくれてるのは良いのですが、作業の音(笑い声なども含めて)がうるさくて仕事にならないのが難点!です。倉庫の大片付け!工場の改造計画のための大掃除!あまりにも作業量とゴミの多さにすっかり疲れてるSSERのメンバー達でした。

さて本日の本題。年末になると恒例のさまざまな「発表モノ」がありますが・・・今日は日経「2005年ヒット商品番付!」をひやかしてみましょう。東の横綱は「i-pod」に対して西の横綱は該当ナシで・・・本物の大相撲のように海外モノ・・・の一人勝ちだと日経は断定したわけです。大関は「株式ネット取引」と「クールビズ」「???」その中で気になったのが「ロハス」小結に。「なんじゃそれ?」とお思いの方も多いでしょうが「ロハスな生活」とか「ロハスなライフスタイル」という風に使いますが、ハッキリイッテ、ボクはこの言葉が嫌いです。

もう自分自分のライフスタイルをマーケティング的にカテゴライズされたくないと思うのであります。あっいやボクはこのカテゴリーには入りませんので・・・・ロハスとは健康や環境を意識した生活らしく、少しくらい高くても健康に良いものや環境に良いもので暮らすということのようです。という事はうちの母なんか超ロハスな人になりますな。でもボクは全く違う!のであります。デザイン的な要求が満たされなければ自らのニーズは成立しないし、ちょっと高くても・・・という物言いが安っぽすぎちゃう。ひどいと思ってたクールビズよりひどい言葉で、仕掛けたやつがいるに違いない、雑誌だろうけど。百貨店が店内スラングで使えば良いのに。大体において語源が分かりにくく、言葉の意味も不明。こんな単語を流行らされてもねえ。で、本当にこれらがヒット商品なのか!?商品とはなにか?モノとことの定義をもう一度ハッキリさせないといかん。そんな事を言うのなら国民が今年一番ヒットさせた商品は「自民党」で、これもまた商品みたいなものだと思うのであります。それを証拠にに流行語大賞とヒット商品番付がかぶってるということですね・・・ヒット商品番付には、実際商品らしい物はi-podくらいなもので、ってもう言うのやめよう。

きょうの一枚
さて来年のBTOUの企画書も出来たし・・・というわけで企画書の中に紹介のために掲載したのは、ACP製のグッドイヤーの4枚組みポスター・・・ボク的には「ナミダモノ」ですね。

2005/12/06 (火曜日)

 

昨日の続き・・・

2日目のスタート予定時刻は午前6時!を1時間遅らせることにした。スタート時には雨もやや小降りになってきた。初夏の雨なら雨情もあるのだが・・・足摺岬界隈も煙っていた。丸みのある水平線はぼやけていて太平洋の黒々した美しさは望めなかった。椿咲く足摺のボクの好きなウバメガシのトンネルの古径は20年近くに及ぶTBIの懐かしい思い出がぎっしり詰まってる。2回大会は万沢ヤスオさんを横に乗せて走った。3回大会の頃はパリダカで負傷してリハビリ中の山田シュウセイさんと5回大会は横田紀一郎さんが僕の横に乗って、この古径を通った。覚えていますかね?みなさん。そしてやがて空の青が雲の切れ目から覗き出した。「おおっ」見事に太平洋は美しい色に!無線と携帯をフルに使って進行先の天候の状況を聞きながらこの天候の回復が本物かどうかの確認をした。

予定のCP1は土佐名物、日曜市・・・子供の頃から良く出かけたもので、いったいいつの時代から続いているのだろう?そのCPにはひとりを車から落として先に進むように連絡。さらに先の道の駅にも1名のスタッフを落とす。クルマはSSへ向かわせる。本来キャンセルするはずのSSも、ギリギリまで天候を読むことにしていて、常にその際のシフトのことは頭に入れておいたが、スタート・ゴールそれぞれに計測用のデータシステムを持たせてないクルーを向かわせざるを得なかったが、このことが後には功を奏した。

うっすらと積雪の残るこのSSも、今回のとっておきの場所だった。分岐にクルマを停めて全員が駆け抜けるのを見送った。ラリーで最も大切なことは、自分との戦いだ。早く走ることよりも求められるのはセルフマネジメントといえる。今回の参加者は、実に良くそれが出来ていた。ゴールには手書きのデータがFAXされ、われわれがついに横殴りの大雨しかも霙混じり!になった高速をゴールに急ぐ頃にはリザルトは出来ていた。

ゴールは悲惨極まりない有様。キャンプ場から締め出されたわれわれは駐車場の避難民キャンプのような閉会式会場に辿り着いた。お役所仕事のキャンプ場運営をののしりながら・・・TBI2DAYSという、不確かで不思議なフォーマットのこのキャノンボールにも似たこのラリーは、無事にゴールした。走行距離で言えば1週間で走るTBIの半分になる勢いだ。いかがでしたか?あい対したのは、四国の自然とあなた自身ではありませんでしたか。帰路では吹雪かれましたね。

お疲れ様でした。

きょうの一枚
ちょっと閑散とした感じですが土佐名物日曜市のもう端っこのほう。売ってるものは本当に長年変わらないですね。高知生まれのボクの母は、ゆずの絞ったビン入「ゆのす」と言うんですかね。を買って来いといいます。そんでそれは酸っぱいお寿司「すもじ」と言うんですね?を作ります。

2005/12/05 (月曜日)

 

TBI2DAYS・・・あの夏の記憶が脳裏をよぎった方も少なくはないのではないでしょうか?カレンダーの時点で賛否もかまびすしかった「冬のTBI」・・・それはまさに冬の嵐!の強襲!の前に右往左往する小動物のようなボクたち。でも誤解を承知で言うと、ボクは冬の嵐は好きなんです。あの暗く不安定な空気の中に出現する美しい光、風。そしてドラマティックな夕焼け・・・パリダカに出かけていた頃の12月のヨーロッパが、まさにそんな感じでした。アウトドアにいる時は特別に警戒が必要だけど、ああそれもサバイバルテストと思えば思えなくもない。

しかし、それでも1日目は好天に恵まれ、前半の一部はやむなくルート変更となりましたが、徳島から高知へ抜ける林道の美しさには、チョビット感動しました。そこからは全て海沿いの道・・・鯨が泳ぎよる・・・と歌われた浦戸湾も一跨ぎして龍馬の銅像を見ていった人も居たかしら?で、どんどん西へ。横浪あたりじゃ西日に目を細めながら先を急いだことでしょう。やがて西の空に宵の明星がひときわ明るく眺められるようになった頃、夜の闇の中で四万十川の頼りない沈下橋を渡ったことでしょう。最近は白線が新しく引かれたので、落っこちそうになった人もいなかった事でしょう。そして25.77kmのSSはSSER史上国内最長タイ!(過去に26km林道というのがあって、見てみるとこの時のSSが25.7km)まあ珍しくタフで、しかも分岐多いけどSSERみたいにコーステープは張ってないし・・・でトップグループも40分くらい!!かかって「ヒーヒー」言っていた?!前半が特にきつくて「25.7kmって、こんなに長いの?」と思ったけど口に出した人は僅か。ということで四国内最長級の1DAYS490Kmは静かにゴール!!流石にオフィシャルミーティングの開かれるレストラン?あたりで、いつまでも声を上げてるエントラントは常連の体力自慢だけ・・・・・。

翌朝は雨の音で目覚めた方も・・・「ウッソー・・・」で作戦会議。思考完全停止状態で出した回答は「ブリーフィングを1時間後の6時30分に変更して天候待ち!なんと早起きスタッフは出動!している。「あっ、来客だ。」(続く、続かんかもしれんけど)

きょうの一枚
TBI2DAYS・・・土佐湾12月3日午後3時。天気晴朗なれど波高し・・・あちこちにアザラシ状態のヒト発見!!ナゼに彼らは・・・。

Organisation Voice 2005/11

 
2005/11/30 (水曜日)

 

いつもの事だけどイベント前にはオフィシャルマニュアルとなるものを作成します。BTOUなどではずっしり重い・・・のですが、何が書かれてるかと言うと。そのイベントの全てが記述され、地図が貼付されて、さらに見取り図やオフィシャルの配置や緊急時の対応などが書かれた物で、今日もこのマニュアルの制作に追われてました。基本的にわれわれが主催するイベントは開催中にスタッフが集まってミーティング!という事はあまりありません。(ナゼだか最近は、ちょくちょくやるようになりましたが)決められた仕事は、そこに書かれたものから読み取れるわけですし、全体像がつかめるようになっています。いったい何冊のマニュアルを作ってきたんだろうねえ・・と感慨にふけっていましたが、やっぱ最近は現場あわせ(結構便利で良く使う言葉・・・)が多くなってきました。多分以前のようにマニュアルに、じっくり取り組んで詳細に作られていないのかもしれません。精密に作るということは、ナンカ構造設計や企画書作りに似てます。事務所の整理をしてると20年のこうした資料が出てきます・・・と、やっぱり若い頃のボクは緻密で・・・スバラシイ!と自画自賛の日々・・・要領でこなすことを老練というのは間違い!昔の緻密なコンピューターのような僕に戻る!!と宣言。「いや、昔から結構いい加減でしたよ!」「・・・・」どうも忙しいのと体力不足が原因のような・・・

きょうの一枚
というわけで昔のオフィシャルマニュアル・・・なんかこう思いというか思い出というか、苦闘のあとが鮮やかに残ってます。

2005/11/29 (火曜日)

 

今週末はTBI2DAYS!こんな季節に開催するのだから、いつもの倍くらいお天気が気になります。暖かい南国土佐に行くんですが、それでも峠ひとつは超えなければなりません。ちょっとみんなで手分けして、ギリギリでコース下見!をしてくることにします。SSは1日2本!2日で4本!だったのを、それぞれ距離を2倍にして毎日1本計2本!・・・長いですよん!見どころたくさん!ホントあきれるほど素晴らしい!!ですよ。

話は変わりますが、写真集ですが印刷上がり予定が少し延びて12月9日。同日送り出しをしますのでお手元に着くのは12日前後と思われます。いつものことで遅くなってゴメンナサイ。11月15日以降の資料請求の方には写真集とエントリー関係の資料を同封して送る予定だったのですが・・・早くエントリー用紙だけででも送って・・・という声も届いたので、先に送ります。

マタマタ話は変わりますが・・・人間というもの「見た目が90%」となにかの出版物のタイトルで見かけましたが「本当にそうだなあ」と思います。「人は見かけによらない」んじゃなさそう・・・ボクも自分の顔かたちと物言いには気をつけよう。と思う今日このごろ・・・というのは今日の証人喚問!例の耐震偽造の・・・で、「一番悪いのは誰だと思いますか?」と聞かれたボクは「マーケット」と思わず答える始末・・・・というのも日経平均15000円に急迫って一見関係なさそうだけど「何が儲かるか、何が安いか・・・安くて良いものって株で言えば、いまは安いけど確実に高くなるもの・・・」そんなことばかりに国民の関心が集まっているような気がします。でまあ「建物は見かけで選んではいけない・・・建物は見かけによらないんだ」という事ですな。一方のブランド神話・・・・甦りますね。

きょうの一枚
なぜか昨日の事務所の写真に続いて・・・・チームスガワラの何時のものか?ミニチュアカーです。ガストンライエミュージアムには砂漠のジオラマが作りたいものです。こんなものがどうして好きなのでしょうかね。

2005/11/28 (月曜日)

 

「1月生まれのあなたに・・・」あっボク1月生まれなんですが・・・国内の某エアラインからメールが来ました。ウウッ飛行機代が安いの!?・・・何で誕生日の近くだったら安く出来るの?どうして飛行機代は繁忙期には高くて、暇な時は安いの?モノはたくさん売れれば安く出来るのがマーケティングじゃなかったかな?でもってあのマイレージってのはどうも気に入らない。

「えーっ!マイレージ、しないんですか?」
「うん。せんよ。」
「だってあれだけ飛行機乗っているのに、マイレージしないなんてバカですよ。」
「ホウ!?ボクはバカか?で君はエライのか?会社の出張代でマイレージ貯めて、でそれで手に入れたチケットで休み取ってハワイ行くんかい?」
「・・・・・」
「ボクは一生しない!マイレージなんて・・・」

だいたい何でもかんでも会員制。どこの店に行ってもレジでは

「○○カードはお持ちですか?」
「ン?!なにそれ」
「ウチの店の会員カードです」
「で、持っていたらどーなるの?」
「はい5%引かせていただきます」
「ほー。僕は初めてこの店に来たんですが、5%引いてよ・・・」
「それは出来ません。」
「じゃあもう来ないよ。そんなことで客を差別するのはおかしい。客は一見だろうが常連であろうが差別しちゃイカン!人によって金額が変わるような商売しているようじゃ先は長くないぞ。だいたいな・・・」

レジの後ろには長い行列が・・・・

「それってただのイヤガラセ!じゃないすか」
「イヤガラセだとお!だいたいな、おまえ・・・」

と今日もつまらないことにアドレナリンたぎらせているのでした。

まあ、というわけでクーポンやら割引やらと、これはボクたちの業界(広告業界ね)用語では「顧客の囲い込み・・・」と言うんですな。しかし、囲い込みをしなければならないという時点で、そこの商売は実に危ういわけです。商品やサービスひいては金額では差別化ができなくなったことを意味します。で、人の損得勘定に頼って顧客を固定化しているというわけで、そろそろこうした動きも「みんなで終わりにしよう」な時代が近いと思われます。それを象徴する出来事は、携帯の番号の互換性かもです。ボクはボーダフォンのフェラ-リモデルにしたいのに・・・って、もう売り切れ?囲い込みに乗っていると、こうした機会を失うかもだ。

きょうの一枚
80G/Sを買いました。ダイカストモデルだけど・・・で事務所の僕の部屋は子供部屋だね。おもちゃが一杯・・・増え続けて減ることは無いのですが。

2005/11/25 (金曜日)

そういえばパリダカの話題ももりもりと盛り上がってきました。ボクは積年の資料の整理=事務所の片付け中!なのですが「デテクル出てくる・・パリダカの資料」捨てるにステられない青春?の残像?カルネの申請用紙からマシン作りのためのスケッチやら膨大な量の作業中の写真。で真新しい古い時代のTSOロゴ入りのターバン・・・ターバンをかたちどったパリ・ルカップのプレゼンタシオンのインビテーション・・・「プレゼンタシオン ド フィルム オフィシャル」とあるので公式映像によるまあ上映会なんですが、そういえば行きましたがな。ペリフェリックに乗って、パリのエスプリを満喫!1991年の冬のことでした。

さて今年のパリダカ・・・既報の通りスタートはリスボン。リスボンは洋の東西で言うところの西の果て、新しいヨーロッパステージは興味津々、なのですが時々は不要論なども耳にしました。パリダカがパリダカたるゆえんは、ヨーロッパステージにあるヨーロッパ文化・・・スペインなどに行くとラテンの文化はその実イスラムと溶け合っているのかと見まごうばかりです。

この文化の違いと地理的な距離感をバランスさせて、単純なモータースポーツに陥らないように・・・社会との微妙な距離感を保ち、文化的地理的な好奇心を満たして行くというフォーマットなのだと僕は信じているのであります。そこらにモータースポーツが根強く受け入れられているヨーロッパ的な背景が垣間見えもするんです。

地を這うように旅をするには、こうした距離感と文化的な微妙なグラデーションを感じるのが良い!とボクに強く意識させてくれたのは、こうして数年間に及ぶパリダカの挑戦の日々でした。

BTOUをてがけての思いもこれに似ているものがあります。でまあ来年2006年はモンゴル建国800年祭。夏のモンゴル行きのエアーはことごとくブロックされているでしょうし、通常でも割高になることは必至でしょう。北京に集合する意味は、こんな背景も含めて参加コストの低減の一つの要素になっています。また北京で同じ時間を共有するのはさまざまな意味を持ちます。翌日の朝のエアーでスタート地点に向かえば、その翌朝の出発まで全員に全くイーブンな時間が与えられます。長すぎもせず短すぎもしない時間・・・ラリーという競技は北京から始まっているといえます。ラリー全体に要する日数が長くなった!のですが、それは純粋にエタップ数が伸びた部分だけになります。北京は市内のメモリアルな場所(ホテルね)と、素晴らしい前夜祭を計画しています。

中国の文化に浸り、リスボンじゃなかったモンゴルに浸る。洋の東西などという曖昧な物ではないリアリズムが、あなたの感性に突き刺さるはず。ラリーなのだけれども、あなたの人生への問いかけでもあるのですね。

きょうの一枚
その片付けていたら出てきたというターバンとインビテーションカード・・・。

2005/11/24 (木曜日)

寒くなりましたが、この寒さも概ね今日まで位だと聞いています!?ホントウカ?岡山からは、春の便り?が届いています(きょうの一枚参照)田には稲の切り株から新しい芽が育ち穂まで着けているという四国では、SSER行きつけの居酒屋で一杯やりながら蚊に悩まされるという異常な事態。

マンションのインチキな構造設計はマコトにケシカランのですが、それを追求するTVの姿勢にも少しばかり「ウ?ン?ザ?リ」なボク・・・「じゃあ、古くて耐震性のない住居に住んでいる人には、行政はどのような手を差し伸べるのでしょうか?」そんで、これらのマンションが撤去されたら、地震が来た時、ひとつも倒壊することが無いみたいな錯覚!を感じますねえ。

ところでSSER ORGANISATION 2006 カレンダーが決定!!発表されます。「あんた、いつ寝るの?」みたいなスケジュールになりましたがな。シリーズの3戦はこれまでどおりですが、Super-N、Group-N(GRC)はニューフォーマットのナイトラン。SSER 2DAYSはデイライト!という構成。ロングディスタンスラリーはTBI、北海道4デイズ、BTOU2006の3戦。ヒストリックエンデューロはSuper-Nの土曜日の午後つまりデイライト・・・あの駐車場も使って?ジムカーナも入れようかなあ・・・と考えてみたりしてるっし。

きょうは2枚
そんなわけで岡山の保険屋さんの画像・・・ってあなた、そのバイクはナニ?

2005/11/22 (火曜日)

寒波に襲われた日本?でしょうが、今日もムッホは半袖でお仕事な松山は、まるで亜熱帯。ボクはこの冬初のニット着用で「ちょっと暑いなあ」です。亜熱帯といえば高知。先の週末の高知ときたらクルマの中ではエアコンはもちろんCool!暖かな海からの日差しは正午にもなると・・・・・。

今日もNEWSは盛りだくさん!やや右よりの方は、ほぞを噛みたくなるような2題「北方領土の返還交渉は進まず・・・日ロ首脳会談」好調のロシア経済と、思わず量産できた原油マネーを背景に、たぶんに強気。何しに来たんだろうと思えば、まあ「東シベリアの石油を売ってあげるからパイプライン作る金、出しなさい。」

みたいなことじゃないのかな。でディティールまで良く見ると強気のロシア、結構お金ふんだくって帰るみたいに感じるのはボクだけだろうかねえ。アメリカにもロシアにも、結局は。カライバリしてももってかれるものはもってかれるだけの、イジメラレッコみたいな日本でした。と皇位継承問題。テレビでは識者とやらが「側室」なんて話するからややこしい。イヤ、ややこしい。

きょうの一枚
僕たちは元気に走るのであります。この橋を渡れば、あの深い林道が待っています。その深度のようなものは、ちょっと一言では申し上げられませんなあ。

2005/11/21 (月曜日)

人生のなかで月曜日が一番多いのではないかというくらい、いつも月曜日のような気がする。月曜日がイヤ!なのではなくて、むしろ好きなくらいなのだが、ハードな日曜日(イベントなど)の次の月曜だと、やっぱり「チョイしんどいっかな」って感じ。歳だし・・・。で、昨日はTBI2DAYSのコース制作が終わった。こうした広域なラリーが12月開催だと何かと悩むことしきり。

でもこの日曜日はホントにNEWSな話題にコトカキませんでした。内外のスポーツニュースもそうでしたが、北京では米中首脳会談。(ちなみに今日は日ロ会談。)中国は人民元の改革を約束・・・と言うことは、やはり懸念の通り切り上げの第2弾がやってくるのでしょうね。新聞の隅っこには中国がボーイング737-800を150機購入する契約を締結とあり。これも米中会談への緩和策というかお土産なんだろうか?世界中、やることは似たり寄ったりなのかねえ。それにしてもブッシュさんの精力的なこと・・・。その台湾問題などに端を発する米中の緊張、中国の軍事費の増大・近代化・軍事転用の高い宇宙開発。何かと話題の多い中国。いったい中国はどこへ向かうのだろうか。

今日はブッシュはモンゴルに向かった。中ロに挟まれた戦略的な位置にある国として、アメリカはモンゴル軍の増強を図ろうとしている。よりもなによりもモンゴルはイラク派兵にも早期から取り組み、成果を挙げているし、米軍は今のウランバートル空港の近代化の工事も手がけた。さまざまな戦略が渦巻く不安定の弧、その端っこにある東アジアの目に見えない緊張。

安定と平和・・・は果たしてパックスアメリカーナで実現するのか否か。それを拒むのは中国?で、日本ときたら国論が二分三分し、若者たちには虚無感が横溢している。で、それとはあまり関係ない?が来年はモンゴル建国800年祭。みんなパソコンの前から立ち上がり、行動!って来年のBTOUにみんなで行こう!ってハッキリ言えばいいのにね。

きょうの一枚
お待たせしてる写真集・・・もうすぐ完成予定です。タノシミタノシミ。今日の一枚はそんな写真集にあるようなゾーモットに休むラリー監視用ヘリ。

2005/11/18 (金曜日)

日経の第1面から「自動車6社巨大市場へ第2波・・・中国投資5年で2200億円」6社と言うのはトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ、三菱、のこと。「三菱UFJ純利益6350億円・・・トヨタ抜き国内最大」「外国人の株買越額9兆円・・・今年、最高ペース・・日経平均は年初来高値」「第4の極、中国・・第5部グレートゲーム・・・大陸の権益・・・資源・安保の足場固め」どうも国内景気はバーチャルな感じだけど良いらしい。3面では「東証時価総額バブル期の8割に回復・・・1兆円企業、103社に増加。トヨタ20兆円。」またまたバブル再燃!中国は相変わらず投資対象国!まあ危うい危うい・・・ヤマダファンドはどうしましょ。さあ、ではコース制作に行ってきます。

きょうの一枚
BTOU2005の写真集(と言うほどのものでもないのでミニフォトブックと社内呼称)のお申込みたくさんありがとうございます。予約枠の300冊には今日中にも到達しそうです。増刷するべきか(企画書用とか海外用とかに)我慢すべきか・・・で今日の一枚写真はゾーモット。どんなに空撮しても絵になる不思議なところ・・・開発の手が入ると言うウワサも・・・SSERが宣伝しすぎたかも。

2005/11/17 (木曜日)

某BMWディーラーから電話
「入りました」
「おお!入ったか!HP-2!」
「いえ80G/Sです」
「ハチマルー?」
「ハイ。ミニカー」
「・・・・・」
そー言えばダイカストモデルを頼んでたんだ。
「なーんだ。いつでもいいよ」

事務所の大片付けが続いています。足の踏み場も無いくらいで、このままコース制作に出かけるんだから、残った人はさぞ迷惑なことだろう。ゴメンナサイ。しかし片付けると言うのは、タイムカプセルを開いているような物で、この20年のさまざまな記憶のディティールが姿を現します。幻の1986年第1回TBIのエントリー用紙のファイル。今も元気に参戦を続けている人たちの名前も沢山!明日からは、四万十周辺に居りますけん。

今日はとあるエントラントがオフィスに・・・会社辞めて、ナンカ今、株のネット取引で生活している?らしい。僕もしよー!かな。いつも株の売買で一喜一憂する投資家を馬鹿にしていたのに・・・・・・・でね、始めたら(ほんとに始めたらね)OVに今日の成績!!とかって書くよ。あっ!でもそれって風説の流布とかって違法行為になるのかな・・・そんなブログいっぱいありそーだなあ。

デキニチ新コーナー、「ヤマダファンド」来週スタート予定ってたぶんしないかもだけど。でも、するかも。いやしないかも。

きょうの一枚
コース制作の途中、高知の遊泳禁止の某海岸。ムカシムカシTBIというラリーがあったとさ。朝まで砂の中にいたバイクや、満ち潮に飲まれたDR800やと、悲喜こもごものある海岸!って分かるかな。でアザラシがいた。と思って良く見ると人間。ムッホ「なにしてるんすか?」「さあ、波乗りかなあ?」「波、ないすよ」メシを食って、しばらくしてまた見たら、まだいるんですアザラシ!じゃ無くてサーファー。まあそれくらい高知は暖かくて、ご機嫌なんだ!ということが言いたかったんですよ。ちなみに今回のTBI2・・・この海岸?使いませんよ。すぐ横を通りますけどね。

2005/11/16 (水曜日)

古いクルマが欲しい。新しいクルマはだめだ。そういえばなんか最近、新しいものが苦手になった。新しい靴も、なんか履く気がしないし、そういえばヨーロッパでは「新しいメルセデスと新しい靴は・・・」違ったか?で古いクルマ買ってもナンバープレートが新品で愛媛330なんてだったらかっこ悪い。困った。なににしても「ちょいヤレ」が良くなってきた。

友人が「あれクルマ買ったのに、全然乗らないね!」「うん、新車って若い女の子ばっかのキャバクラみたいで(キャバクラって行ったこと無い!)どうも好かん。なんかこう場末の、昔は美人だったママがやっているような店がいい」「ほほう、ということはこのレンジローバーがそんな癒し系?叱られますよ」「だれに」と、実にくだらない打ち合わせの道中のクルマの中の会話。

「で、古いクルマって、たとえば?」
「BMの3.0CSLとあとX○X○X○X○と、あと△X△X△Xとか◎□◎□◎□とか・・・」・・・彼はあきれたような声で、しかも伊予弁「買わんけんよ。こーたらええんよ」(伊予弁って文字にしたらとってもヘン!)なぜか友達は不機嫌になって、窓の外、なんか遠くを眺めている。

話を変えよう。昨日のブッシュ来日とロイヤルウエディング。好対照でした。そういえばブッシュはモンゴルにも行くはずだ。厳戒態勢の中、京都は大渋滞。京都御所の中にある迎賓館って、松山にもあるぞ迎賓館!確か結婚式場だ。で、ふだんはどうしてるんだろうか迎賓館って。201億円もかけたんだそうな。維持も大変だろうなあ。贅沢と質素。どうも質素なモノにこそ、本質があるねえ。ということで今回は宮内庁のイメージ戦略の勝ち。

きょうの一枚
今日の一枚は、今日もTBI2DAYS・・・・・今週末も試走!国内の場合はなぜか試走とは言わずにコース制作!と言います。さあ、忘年会&クリスマス・・・って盛んに言ってるのは実はエントリー激スクナ!なのです。やっぱ12月は、忙しいのかねえ。でもまあ空いてる露天風呂が気持ちのいいように、ってナニ言ってるんだろう。

2005/11/15 (火曜日)

「適者生存」つまりダーウインの「自然淘汰による進化の原理」環境に適応した者が生き残る、と言う理論。

ボクも度々ここのOVに引用させていただく。さまざまな場面に引用または応用され、昨日書いたドラッカーの経営学にも当然のように通じる。企業も生き残りをかけて闘っている?のである。となると自身が適者になるためには環境の変化に対して、どのように自らを変化させておかなければならないか?ということになろう。

ところが「適者ばかりではなく、運の強い者も生き残る」と唱えた日本人学者がいた。国立遺伝学研究所の故 木村資生(1924-1994)である。

たとえばヒトのDNAの95%は、タンパク質の生成に利用されないので、そこで起きた変異は何の損にも得にもならない中立の変異になる。といった中立理論。まあ簡単に言うと「つまらないところばかりお父さんに似て!」と言う世のお母様方のお嘆きのようなことかもしれないが!エッ、それは違う?まあなににおいても損得勘定だけで判断するのではなく、曖昧なものも生き残る余地があり、それが多様性を生むというのだ。でその多様性が文化を生むのだ。と言ったら必ずお叱りを受けるかも。でもこれをお読みのみなさまは「それはしたり」のはず。

ドラッカーは、こう言っている。「私をエコノミストというのは誤解もはなはだしい、エコノミストは数字ばかり見るが、私は数字より先に人を見る。」つまりそういうことなのである。大切なのは、そんなことじゃない、ということだい。適者でなくとも、運の強い者も生き残る・・・・・。たとえばモーターサイクルの存在と進化なんかもこの理論で考えられなくは無い。適合性を欠いたとして淘汰されようになりつつも、つまらないところばかりお父さんに似た!われわれや皆さんの手によって、遊びの多様性を守っていくのでありますな。で、今日の結論は、これまでとは全く異なりますぞ。

・・・あーた、なにも変わろうとする事はありまへんがな!世間の変化に惑わされることはありまへん。「短い人生、おのが生きたいままに生きる。・・・そんなヒトに私はなりたい!」と言ったら「大丈夫、充分なっている」って「変われ変われ!と言うヒトほど自分が、変わらない」のだそーな。

とりあえず僕の部屋の模様替えは終わったので。

きょうの一枚
TBI2DAYS先々週?の試走風景!あまり寒くなくて紅葉が遅いので、本番あたりには山里まで下りてきていることでしょう。不思議な季節の不思議な四国をオタノシミニ。TBI2DAYS

2005/11/14 (月曜日)

ガストン・ライエ・クラシック・・・地図にはある道が途中からは頼りないシングルトレイルになり、うっそうと生い茂る杉林の下草にさえぎられて、肥沃な黒い土はたっぷりと水分を含んでいた。勝負のあやは、ここに隠されていた。

SS-2・・13.5km。今回はこの周回することの可能な林道の組み合わせを4周。前後に2つのSSで合計6SS。SSのトータル距離61kmあまり。優勝タイム予測は1時間30分前後と見られていた。つまりSS-2は周回の1回目だ。そのシングルトラックは、いったい何年も人が通らないのだろうか、はるか以前にSSERが使ったコーステープが残っていた。そしてトレイルの真ん中には大きな杉の木が立っていた。その木の手前でトレイルを右に下り、そして左に上がる。昼なお暗い杉林は、明るい満ちかけの月の光を完全に遮り、湿って深い闇を作っていた。ヨーロッパの黒い森を思わせた。予測されたことだが、そこには渋滞が発生した。ゼッケン逆順のスタートだから、ゼッケンの若い、つまりトップグループほど渋滞のリスクは大きいといえた。

さらに1周目(SS2)から2周目(SS3)へと周回の3回のつなぎ部分には20分の持ち時間が与えられる。これをオーバーするとペナルティが課される。チャンピオン争いにも加わるセッケン9下元は、車検も「あわや」。完璧にセットアップして臨んだはずのマシンのエンジン不調。この持ち時間を15分もオーバーする35分もサービスパークにとどまってしまった。これまでならSSをつなぐリエゾン部分はフリータイムだったSSERなのだが・・・。次のスタート地点は明かりが見える範囲だ。スタートしていくマシンの甲高い排気音が森の中の道をたどってゴールに作られたエリアまで届く。

まったく淡々と競技を進めたのは、博田。SSERのランキングが無いために比較的大きなゼッケンをつけた。1周回が終わるとジャケットをサービスパークに残し何度も夜の闇に消えていった。こうして素晴らしい快晴の中、SSERのどのイベントからもリエゾンを取り除き、ひたすら時間を削る新しいカタチの競技が生まれた。とはいえ、ラリーである。

さて話は変わる。経営学者P・F・ドラッカー氏が亡くなられた。95歳。心よりご冥福をお祈りしたい。若い頃からボクは、氏の著書をよく読んだ。新刊が出ると必ず買うのは、「ドラッカー、S・ハンチントン、アルビン・トフラー、堺屋太一、スティーブ・ホーキング、ピーター・タスカなんだ。」と言うと「オレもオレも!」という人とよく出くわした。ディティールに話が及ぶと「なんだ、良く理解してないんだな、おれ」と。

日経にあったドラッカー語録の中から
「イノベーションの欠如こそ既存の組織が凋落する原因であり、マネジメントの欠如こそ新事業に失敗する原因である」
「知識こそが本当の資本である」
「・・・・・・」
で最後に「事業の目的とは、顧客をつくり出すこと」

全てが自分に対して「イタタタッ」なのであります。

きょうの一枚
優勝したのは、博田 巌!肩の力の抜けたライディング。これからも四国は熱くなりそうです!また渋滞に掴まった上位陣も「しゃあない」と、みんな大人のライダー

2005/11/10 (木曜日)

この忙しいのに事務所の改装?本格的なオフィスのモデルチェンジを予定していて、手始めに「じゃあボクの部屋から!」というわけで、例によって「踊らされる消費者」なボクは、「ドリアデの家具でまとめよーか!?」とおもっていつも良く見るyamagiwaオンラインショップやCONRAN-SHOPのサイトで、プランニング(といえばカッコいいのですが要はショッピング)ところが・・・「そんなのアスクルアスクル!!」「アスクルウ?!」もちろんアスクルのことは知っていましたし、事務所のみんながアスクルに何でも頼んでいるのは知っていましたが・・・「家具はいかんよ。家具は。」とまあカタログ見ると、イタリア家具でそろえるのよか10分の1くらいくらい安い!!「ウーン。でもデコラのフラッシュボードなんてのはだいたいな・・・」といいながら最終的には事務所全体の変更なんだから、やっぱコストも考えるべきだし、自分の家具だけイタモノというのもブーイングの対象だし「まあこれでちょっとエラボーかね。チョイチョイのチョイっと。」それが昨日の朝よ。で、今日の昼には巨大な荷物が事務所に!!「なーに?これ」「昨日頼んだやつですよ。」「昨日?って、ナニ頼んだ?」「エーッ!事務所改装するとかいってたやつですよ。」「・・・・・」ボクは思うのである。センバクンがサービスやホスピタリティ性を語る!これは実に結構なことだ!がしかし。この「早い」というサービスの前には、親切で丁寧な応対なんてカスンでしまうと思う。日本が最も遅れているのはサービス!だそうな。サービスにこそ外資の参入のチャンスが豊富にあるという、サービス・・・きちんと定義しなければ理解しにくいかもしれないけど・・・価格=原価+サービス+まあ希望粗利益・・・つまるところ付加価値の部分だ。高級ブランドがビックリするような店舗を構えるのも付加価値で、ひいては顧客の満足を求めるサービスなのだ。が、なににしてもメチャクチャ「早い」はサービスの頂点だ!と僕は思う。

さあ、溜まりにたまった仕事、そろそろ取り掛かろうっと!・・・「これ夏までにやります」とかいった案件。催促の電話のたびに「やっています!」の「いま下調べ中です」の「もうすぐ出来上がります」のって言って、まだなーんも出来てないんですけど。

そーだ。ボクは新しいブランドを立ち上げよう・・・・・その名は「アススル!」明日でもいいことは、明日しよ。

きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシックシリーズが続きます。そういえば結構晴れ男だったのかもです。

2005/11/09 (水曜日)

バブルが戻ってきたようなニュースが新聞の一面に踊っているではありませんか!「売買高、過去最大の45億株・・・バブル期の5倍、米市場上回る。ネット投資家けん引。・・・高い膨張、バブル期彷彿・・・過熱の危うさも・・・住金株15分で1億株」とか「銀行の貸出残高がプラスに」とか。・・・どーなって行くんでしょうか?楽天は5年間で売り上げを約80倍に伸ばし、ライブドアは約120倍に。

まあM&Aを繰り返しての成長であるからして・・・拡大至上主義の行き詰まりは、絶対あるのに。内部崩壊をするのに・・・古くは豊臣秀吉の全国制覇や太平洋戦争の拡大主義やダイエーの拡大路線、そごうの巨艦主義・・・論功行賞のためには拡大が必要で、新しい領地、新しい支社や支店長のポスト!拡大が無くなれば人心掌握が出来ないような組織・・・それが日本型経営形態だったはずなのに。で、当然の帰結として終身雇用制が崩れ、労働力の流動化が進み、2極が分離し、失業者、ニート、でフランスの暴動のようなことになりかねませんね。でいまの気分は「自分は2極のどちらにいるか」というぎりぎりの選択で・・・勝ち組にいると信じたい人たちの「持たざるリスク」がネット投資家を増殖させているのかなあ?などと考えてみたり・・・・してます。

何が言いたいのか?というと、ボクはタバコを止めて一番良かったなあと思うことは「持っていない?」という心配をしなくて良くなったこと。すっている時は、いつもタバコの残量に気を使い、ライターの有無に気を使い、そろそろ買っとかなきゃ・・・と自販機を探す・・・相当な労力から開放されたような気がしますものね。持たざる者!とは?
ボクの長年の信条は「拠らず、群れず、媚びず、案じず。」だったのです。

持つ・・ということ、所有からはじまる泥沼は株だろうとクルマだろうと、いやクルマの泥沼は良いとしても・・・・なに言ってるんだろうボクは?

またまたコースマークつけだ!ヒェーッ。

きょうの一枚
今日もガストンライエ・クラシックから。早い晩秋の夕暮れと紅葉。これが最近までのこの大会のイメージだが・・・・これからは変わる。

2005/11/08 (火曜日)

先のイベントで濡れたテントも乾かぬうちから、次のイベントの準備が急ピッチです。なんかこう体力こそが資本です。なにかの広告のコピー「あなたの情熱を奪っているのは、あなたの体力・・・」(ちょっと違う)みたいなのがありましたが、情熱というか実行力を支えるのは健康であることは間違いありません。

さて今日のニュースは、黄砂・・・もう異常気象はとどまるところを知らず、半袖で通勤し黄砂にかすむ山を眺めています、11月に・・・。

さらに次のニュースは、鳥インフルエンザ・・・中国では厳戒態勢!だそうで遼寧省では600万羽を処分!そういえばアメリカでも国家戦略とかで8000億円?だっけ、の予算を計上している。ロシュ(スイスの製薬大手)は鳥インフルエンザの治療に高い効果のある抗インフルエンザ薬「タミフル」増産!2006年末までに年産6億錠にするんだそうで、そのころにはウイルスも進化して抗タミフルウイルスになってるんじゃなーい?とまれ、どうも既に人間への感染は始まっているようで、最悪1億5千万人が・・・という予測も!!それでもさすがは日本、まだタカをくくっています。タミフル・・・流行語になりますね。と株価も恐ろしいことに・・・災厄と経済はなんとも皮肉な側面も?

フランスの暴動が飛び火!というニュースも・・・ベルリンやブリュッセルも?この暴動の発端は、いくつかあるでしょう、移民問題や失業、貧困、差別などなど・・・しかし21世紀は、安定した平和と協調の世紀のはずでした。しかし戦争と災は拡大を続け、途上国の人口爆発はもうなんとも。全てが撒き散らす環境負荷は日本を亜熱帯に変えるくらいならまだ良い方です。街角には朝顔やハイビスカスが咲いていますよ・・・松山にも。20世紀そして21世紀と人類の積み上げた回復不能な困難は、その人類のいかなる偉業よりも大きく、出口の見つからない諸問題は全世界をヒステリーに追い込んできているように感じます。

人類がレッドデータブックに載っている!という話は、かなり前に聞いたことがあります。ただその時もですが、今もその・・見ては無いので・・・本当かどうかなんて知りませんが、たぶん本当でしょう。絶滅危惧種・・・というのは、間もなく絶滅する種、という意味だろうと思います。

「いかに生きるか。」難しい問題に直面している今日この頃。

きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシック・・・彼の名を冠したイベント、彼の偉大な足跡を大切にするためにも、もっと考えていかないといけないと思う。ガストンのライダーとバイクを見る眼差しの、なんと真摯で優しく、そして愛情に満ち溢れてたことか・・・と思う。週末にまた会いましょうね。

2005/11/07 (月曜日)

ガストン・ライエ・ミーティング!誰もが口々に「ガストンが、この快晴を運んできたのでは・・・」と。こんな秋の貴重な日の晴天、一生のうちにいくつもあるものではありません。そんな神がかり的なチカラを信じそうになりますホント。しかも前々日までは悲惨な天気予報・・・降水確率100%!前日では50%!これは見事に覆されて、高原のコテージで目を覚ますや美しい富士の姿が飛び込んできました。誰かが掛けてくれたのでしょうG/Sのバックスキンのシートには、ゴミ袋が・・・おかげで夜露にさらされることなく、雲ひとつ無い秋晴れの空、富士山を背景にR1200GS、R100GS、R80G/Sが並んでいました。

オフィシャルの一群は既に出発していて、かといって連れの2人はまだ起きてないので、先に出かける旨を告げ、ひとり走り出せば「なんと!素晴らしい!」気温といい空気といい、国道の1本裏道は一台のクルマも走っていないし・・と、おおっフロントブレーキが!スカでした。先が思いやられるなあ・・・普段乗っていないつけが如実に・・1200できたほうが良かったかなあ?と思いながらスタート地点に着くや今度はサイドスタンドの先端が破損。尖がったサイドスタンドになってしまった。

まあそんなことからトラブルは始まり・・・スタートするや林道は通行止め!がいくつか。まあそんな全ても楽しい思い出!カラマツの紅葉の見事な美しい峠道では、ナンカ涙まで出そうになって・・・そんな珠玉の二日間が終わりました。

ガストン・ライエ・ミーティング・・・これまでのカタチでの開催は最後となりました。ご参加いただいた皆さん!またカタチを変えてお目にかかりましょう。

きょうの一枚
ガストン・ライエ・ミーティング・・集合写真。2日目の朝の曇り空の中。1日目の朝の晴天のブリーフィングには「ガストンが来てた・・」という妖しい情報&写真も・・・2日目は天気が怪しかったんで帰ったんだろうね。

2005/11/02 (水曜日)

時間という概念について考えていた。これを考えるとアインシュタインに辿り着くのだが・・・いつからこの時間という概念にとらわれだしたかというと、やはりモンゴルだった。同様に時間の概念については問題を提起してくれたのは、日本の浦々に残る浦島伝説であった。浦島伝説は大学に勤める友人のハナシだと、環太平洋のあちこちに同種の伝説はあるのだそうな。で時間という概念が海の底と地上で異なるというのは、またまたホーキングの言葉を借りればちょっと難解ならゴメンナサイ「光の速度はどんな観測者にとっても(例えどのように観測者が動いていたとしても)同じであるということが発見され、相対性理論が創られました。つまり事象の時間の決め方は唯一ではないのです。絶対時間の代わりに、それぞれの観測者には自分の持つ時計による独自の時間基準があり、他の観察者が持つ時計とは必ずしも一致しません。したがって、時間はより個人的な概念となり、それを測定する観測者によって相対的なものとなったのです。」まあ相対性理論ですが、これによってタイムトラベルが可能なことになり、あとはマシンを作るという工学的な解決だけだけど・・・で、なぜ時間の概念について考えていたかというと、もちろんラリーの主催者にとって時間とは、絶対の神のごとき存在で、もちろん参加者にもそれは同じだろうけど・・・どうもモンゴルの奥地に行くと時間の概念が狂う・・・まるで浦島の海の底のように。そこをラリーという時間で串刺しにしたときに、何かが起きているような気がしてならないのである。時空がゆがむとか?

そこに存在している時間と、普通に存在する時間が同一なのか?と。理論的には相対性理論では未来にタイムとラベルは出来るのだが、過去に戻るのにはいくつかの理論的難題があるらしい。アタマ痛くなった?ボクも痛くなった。

でも理論はともかく、情緒的にはゴビに行くと、時間について「変だ」と感じるのだから仕方ない。昔パリダカモノで本を書こうと思っていた時、とあるSSの最中に道に迷って数ヶ月間さまよった挙句・・・よくガソリンが持つよね・・・気がつくとSSにフィニッシュ。それでトップタイム!でも1年後の大会だったとかって、さまよえるオランダ人みたいじゃん。

結論・・・ボクの機械式の腕時計と、デスクにある電波時計は、刻んでいる時間が違う。今日は朝から頭が痛い。

きょうの一枚
TBI2DAYSのルート製作中のひとコマ。ボクのふるさとの川です。正確に言うと母の生家の近くを流れる川で、子供の頃はこの下流で、日がなサカナ取りをして過ごしました。かなり私的な思いで・・・失礼しました。

2005/11/01 (火曜日)

11月1日。1がたくさん並んで気持ちの良い1日。お天気もかなり良いです。週末もこの調子でいてくれぇ。と願いつつですね、深まり行く秋を楽しんでいます。農家の庭先に柿の実が、たくさん。さらに秋も深まると、その柿の実がひとつ、ふたつとなってきます。家々からは白紫色の煙が立ち、って今の時代は民家から煙でないのかなあ?でも山里の民家には何故だかこれまで以上に薪が積んであるような気がします。高騰する石化燃料を嫌って薪を燃すのでしょう?囲炉裏や薪ストーブが・・・・里の秋は、物憂げでその実、家の中は暖かそうなこと。

さて世の中では、新内閣のニュースでうんざり感!しました。こんなに組閣にフィーバーしているTV報道に、えもいわれぬ乖離感を覚えます。・・・・・言葉にすれば、うちのデザイナーが良く使う「ナンカ、ウソクサイ!」がピッタリだなあ、と思うことしきりです。このウソクサイ!という感覚は、リアリズムが無い、という意味なのですが、使い方は少し違っていて、伝えようとするあまりホントがウソクサク聞こえてしまう。まあ先に書いた「敗軍の将、兵を語らず」が指揮官が兵隊の悪口を言っているみたいになった・・・とか、写真を修整しすぎたアップのモデルのように、リアルを伝えようとするあまり、その真実が真実として見えない!という時などに使います。まあコンピューターでの修正や合成をしているうちに使い出した言葉であろうことは、容易に想像が付きます。で、組閣。こんな風に人事が決まるというのは、普通の社会でも良くある事なのでしょうか?想像も付かないことや、サプライズが無いことがサプライズだあ!なんて、ひどいよ。まったく・・・で公的な物が実に私的に見えて、真実が強権の前にゆがんで見えて、まるで重力レンズ(星の重力によって、ゆがんで見えること)がかかっているような気分。

さてと、週末の朝霧to白馬は、オークションオモシロイカモ!ボクはイマの予定ではミシュランデザート新品前後!超希少ほぼ新品のAXOカーボンヘルメット・ブルー・・・mizunoのカーボンフォーク!これは自転車用だ。あとトレックフィールドのテールバッグ1回使用(どーもHP2には着けれそーもないし、おまけに80G/Sにも着かんだろーからね。あとなにか希望があれば言っといてね。もってくの忘れていたらスンマセン。また名オークショニアの市○さんが日帰り(というかパーティのみ)でやって来てくれます。ナンカサプライズ用意してないかなあ?!

でボクの落札希望品は、ガストンライエもの。緊急にバコバコ手に入れにかかっていますけん。お持ちの方は慈善の心で、お持ち下さい。ガストンのビデオの編集も出来たみたい。社内でやっているからえらいもんだ。

きょうの一枚
白馬アルプスホテルのゲレンデの芝の上で。これも第5回GRMから。朝霧から白馬・・・こんな天気だといいですね。

 
Organisation Voice 2005/10

2005/10/31 (月曜日)

TBI 2DAYSのルート制作の旅は、なかなかの驚きの連続!でした。霧深く山も深い、とある林道では巨大な牡鹿に遭遇。その巨体・・・まだ四国の山々には、こうした野生動物を養うポテンシャルがあるのだ。と感慨しきり。それ以降も多くの野生動物たちに出会います。なにか自然界が人間界に近づいて来ているのかしら。そして、過去のTBIに使われていなかった林道もお目見え・・・これが実に素晴らしく、思わずコマ地図に「すばらしい林道」と書いてしまいました。「うーむ四国の林道百選を作ろう」「100は多くないすか?」「じゃあ10選!」その林道は10選にしても十分上位に入るでしょう・・・・・オタノシミニ。

で週末はGRMです。参加者も多く、とても楽しみにしています。晩秋の富士そして南アルプス・北アルプス。オンルートはハード!でもクルマで参加の方にも走れる、オンルート・パラレルのエコチャレンジルート?を設定。これもファントゥドライブでございますぞ。ボクは80G/Sのバッテリーメンテナンスなど・・・ハアァ~!

ところでボクが珍しく気にして観ている大河ドラマ「義経」周囲からも「???」な感じで・・・でもやはり面白く鑑賞させていただいております。がしかしここにきて「判官びいき」がひどくなってきているように思うのはボクだけかしら。情報不通の時代のさまざまな判断は、いささか可笑しいのですが、いまの政治にも良く似ていませんかね。

義経は史実にのっとりながらも、いわゆる歴史ドラマですが・・・で、同時代に大陸ではチンギス・ハーンが興って、ここらあたりの時代の符号が合うことや、義経の連戦連勝の戦上手ぶりや、抜群の運動神経やカリスマ性やら、おまけには平泉で炎の中から遺体が発見されなかった?などからチンギス・ハーン義経説・・・が生まれてきました。もちろん笑止なのですが。まあそれはともかく、来年の建国800年祭はモンゴルで騎馬史劇が草原で繰り広げられます。この一大スペクタクル。みんなで見に行きましょうね。ボクも運営サイドのメンバーになってますけん。

きょうの一枚
雪の白馬アルプスホテルをあとにするガストン(左)その隣はマークさん、オランダのBMWディーラーの社長さん。たしかガストンのパリダカ優勝マシンの1台を彼が所有しています。そんな大の仲良しを連れてきたのも第4回GRM・・・。

2005/10/28 (金曜日)

パックスモンゴリカ・・・これは13世紀から続いたモンゴル帝国の力による世界の安定。そして古くはパックスロマーナ・・・・現在はパックスアメリカーナ。そんな話をしながら酒を飲んでいた。ローマ帝国の興亡も、モンゴル帝国のそれも、そしてやがてやってくるであろうパックスアメリカーナの滅亡も・・・それは間違いなく起きる。
ひょっとして21世紀こうしたヘゲモニーを突き崩すのは、地球温暖化ではあるまいかと思う。「なぜ」「それは、カトリーナが・・・」「???」とりあえずイマからコース制作に出かけるので、このあたりで・・・。

きょうの一枚
今日の一枚は、続いて3回目のGRM!ゴール地点ではガストンによるミニライディングスクール。HPNにまたがるガストン、真剣な表情。今回のゴール地点もここ。快晴なら富士山が見えます。

2005/10/27 (木曜日)

今日は好い天気。明日から週末はTBI 2DAYSのレッキ・・コース制作なのだ。どうか好天に恵まれますように。一応12月なので標高の高いところは避けます。集合場所を聞いて「いきなりMXコースゥ!」という方。残念でした?クローズドコースや難所系はないけん。そのかわり美しい南の林道をご賞味いただきます。でも朝集合して翌日午後に解散!となると、もうひとつ距離を延ばせないのかな?でも四国のことだから距離じゃないよ、中身だよ。という感じ。お楽しみに。帰ってきたら報告します。とりあえずイマから飲み会。

きょうの一枚
2回目のGRMは信州。諏訪から白馬まで・・・これも文句無く愉しかった。ガストンはエフロク・・・「ベリーナイス!」だそうな。2人で前泊は旅館の大広間だったなあ。

2005/10/26 (水曜日)

SSER-Club House Cafe Regoralitaの計画が頭を悩ませて、忙しさに拍車をかけている!と思ったら、もうTBI 2DAYSのルートセイサクの旅に出なくちゃいけないし、帰ってきたらガストン・ライエ・ミーティングで長躯朝霧高原まで・・・と考えていたら、「そーかあ、いつもガストンを関空に迎えに行って、2人であっちこっち行ったよなあ・・・」と、シンミリモード。あの怒涛のような爆裂トーク(これは誰かの発言だった)朝から夜中まで疲れを知らないおしゃべり・・・2004年のTDNには長崎空港から船に乗ってハウステンボスにアクセス。でも予定の時間になっても現れないので訝しがっていると、もう既にハウステンボスの中は、ほぼ制圧。その後はなんと案内してくれたっけ。なかなか届かない彼のマシンにやきもき・・・届いてみると新品のKTM450に大喜び!得意満面の笑顔が今も忘れられません。おまけに「どうしたの?」というくらいのライディングウエアがKTMの本社より届いて、これまた大喜び!!一応持ってきていた自分のライディングウエアは、とっとと送り返して・・・「ハッピーネー」を連発。そういえばFIMのコミュニケにも「かれのオープンマインドな・・・」と書かれていましたね。

そんなこんなを思い出しながら、ミーティングの準備に取り掛かっています。やっぱ、ちょっと悲しいです。ミーティング、クラシック、TBI2デイズ、ホッカイドウ、もちBTOU、さらに・・・(この・・・についてはまた近々)忙しいけど、おかげさまで充実していて、ボクも幸せだなあ、と思う今日この頃でした。ついでに新しいバイクももうすぐ届くらしいけど・・・また2年たっても慣らしが終わらない・・・みたいになっちゃうのかと思うと、申し訳ないような気もするし・・・・・でも自分の体力のバロメーターなんす。80G/Sメタルモデル10/1買いました。もうすぐ届く??

きょうの一枚
1999年 第1回ガストン・ライエ・ミーティング・・・淡路から剣山へ。その夜はレオマワールド。でこれは剣山の峠の家で。当時はこれくらいの参加者数!でした。でも後ろにいる内の一人は、ツーリング途中の某氏。このあとは忘れもしないガストンとボクの大○走大会が始まるのでした。ボクも元気だったし。

2005/10/25 (火曜日)

11月はTOKYO DESIGN WEEK・・・11月1日から6日。明治神宮絵画館前の美しい緑の芝生の上の中央会場・・・行きたいなあっと。そういえば東京モーターショウも6日までだから・・・これからの日本のウリ!は技術力だけではなく、デザイン力になってくるはずです。プロダクツからグラフィックまでデザインの重要性がこれまで以上に声高に叫ばれています。こんな時は「やっぱトーキョーで仕事してたかった」と思うのが、これまでの常なのですが、最近は全くそう思いません。というか思わなくなりました。むしろ危うさのようなものさえ感じる、のであります。でもいつもこだわるのはデザインやモノのストーリー。まんま普通の消費者!あのメーカーの戦略にビッタシにはまっているだけの、あわれな1サンプル・・・デザインの素晴らしいものに傾斜するその心理とは・・・・・この法則さえ発見できれば「もうかりまんなあ」なのですがね。

さて、BTOU2005の写真集?48ページくらいで写真集というのはおこがましいのですが・・・作っています。発行部数はチョビット。そのデザインなんですが・・・まあ、しばらくお待ちください。

きょうの一枚
モンゴル、大地は水によってさまざまに姿を変える。草原の中の低地は雨が降れば川になり、晴れた日が続くと粉っぽい乾燥したパウダーのような砂を巻き上げる。動物たちはそんな場所が大好きで日がな暮らしている。

2005/10/24 (月曜日)

寒くなりました。今年は、もう寒くならないのかと思っていたのですが、見事です。このままずっと寒いまま!ではないでしょうが、ガストン・ライエ・ミーティング、暖かくしてお越し下さい。さてそのミーティング・・・なんとも大勢のエントリーがゾクゾク!と届いております。どうか快適なお天気に恵まれますように!です。でもって今回も大人気のオークション!ボクはミシュランのタイヤと、あと何もって行こうかな?と思案中。皆さんも是非!愉快なオークション商品を考えておいて下さい。もしも運ぶのが面倒だったら白馬アルプスホテルSSER気付けで送っておいても可。

今年で最後になるこの大会ですが、実は内緒のお話で、続きがあるかもです。と言うのは北海道のとあるところに・・・って大体想像が付くよね!ガストンライエミュージアムを作りませんか?と提案中。こんな時代だから、おいそれとは行かないのは先刻承知。でも感触はまんざらでもない!のでありまして、ぜひ今回参加の皆さんからも署名?のような物と言うかお手紙を頂いて先方にお渡しできればなあ、なんて考えています。実現した暁には、その地でこのイベントを復活させます。なんて夢を描いています。オープンは夏が良いですねえ。ご家族もフランスからお招きして、んでもってまさにガストン・ライエ・ミーティングもその地で恒例化させる・・・遠いけど。ボクはもうG/Sとかそこにおいておきます。なんて、夢だし、だいいちみんな内緒ですよ。こういうことは軽々しく他言すれば、台無しになっちゃうんです。ああ、でもそこは広い悠々とした場所なの・・・ガストンが最後にバイクを降りた地なのです。

ルートブックを事前に郵送にて配布する予定です。マップホルダーに巻きつけてお越しくださいませ。距離長いので、集合すぐ出発!!

きょうの一枚
亀、と来たので鶴、ときました。これも北京で。鶴といえば、つい最近のことムッホとボクのスポーツカーで、お茶を飲みに行った時のことです。ってほんの数日前のこと・・・上空から大きな鶴が舞い降りてきてフロントガラスの目の前で急旋回!ビックリ。その広げた羽根の大きさもそうだけど・・・「いまのってツル?サギじゃないよね?」「今のはツルでしょう!」ってムッホはツルとサギの違いまで分かるモンゴル人になってしまいましたとさ。メデタシメデタシ。

2005/10/21 (金曜日)

亀。これもホーキングの本の引用ですが・・・。
数十年前のある日、有名な科学者(バートランド・ラッセルであったと言う人もいます)が天文学について一般講演を行いました。彼は私たちの地球がどのように太陽の周囲を回っていて、さらにその太陽が今度はどのように銀河と呼ばれる莫大な数の星の集まりの中心を回っているのかを説明しました。すると講演の最後になって、後ろの方にいたひとりの老婦人が立ち上がリ、言いました。「あなたのおっしゃることは、間違いです。世界は巨大な亀の背中に支えられた平面なのですよ」講演していた科学者はにんまりと微笑み、それから「では、その亀は何の上に立っているのですか?」と尋ねました。するとその老婦人は「お若いの、あなたは賢いわね、とても賢い。でもね、亀の下にもたくさんの亀がいるのよ」と答えました。

きょうの一枚
そんなわけで、中国の天壇の亀、首長。

2005/10/20 (木曜日)

今日は朝から心に決めている事がありました。それは工場の草刈でした。今日やらなければ、もうやる日が無い!くらいの強迫観念で!2年ぶりに工場の周りの草というか森と闘うこと4時間!なんと森の中からTLRとTY250が出てきました。「そーか、こんなとこに居たのか!」彼らは土に帰りつつありました。草刈機の混合比がいい加減?だったのか排気煙にむせながら・・・だんだんと腕の力がなくなってきて・・・「ムッホー!替わって!」それからというもの恐ろしいスピードで森が草原になっていきました。

コンプレッサー置き場の屋根が、いつのかは分かりませんが台風被害にあっていたのでこれもムッホが大工仕事で手直し!!チョイチョイです。というのも彼はウランバートルの自宅は自分で建てたのですって。

さあ、これから建設にかかります。これをお読みの方の中で(1)製材屋さん(2)建材屋さん(3)設備屋さん(4)はつりやさん(5)左官屋さんにお勤めまたは経営の方で、「よし、応援しちゃろ」という方、またはあまりモノがあるからアゲル!という方・・・まあ最悪はお友達価格で売ってあげる!という方!募集中でございます。

忙しいのに!まだ忙しくしようとしているボクって。

きょうの一枚
今日の一枚はTBI2DAYSのラリープレート!可愛いデザインなので是非紹介したいと思って・・・それと一足早いメリー・クリスマス!!

2005/10/19 (水曜日)

今日もいい天気!ボクはムッホとプロシードで朝から山にお出かけ!!ガストンライエ・クラシックのコース制作!!むふふふです。真っ暗闇の中の迷路ラビリンス!ですわな。でもって平衡感覚の狂いそうになるところも、やむなくシングルトラックも出現!!さあ、どうする?で、帰ってくると川内という町にあるSSERのガレージに!ついにこのガレージの改造に取り掛かろう!(言っているばかり・・・)そうかつてのCafe Regoralita計画なのであります。こうして昼間は「いいなあ、楽しそうで」みたく過ごすと、夜は打ち合わせやら仕事やら・・・大変です。いや、ラリーも仕事ですがな。東京モーターショウ、行けそうもありまへん。

きょうの一枚
ゴビの大平原を行くBTOU2005 砂っぽくなっていて、進行方向のアゲンストの風が強いのでしょう、キャメルグラスは手前側に砂をためています。ヘリはと言うとまるでKTMカラー!進行方向の左側にドアがあって、そのドアを全開にしてスチール・ムービーそれぞれのカメラマンが、ポジション争いを繰り広げます。そんでもってほとんどの空撮が、マシンの右側面ばっか!になってしまうんです。時折左急旋回をしながら撮ると、カメラマンは落っこちそうになって、ビビって?良いのが撮れない?いえ、そんなことは無いです。命綱ついていますもん。

 

 

2005/10/18 (火曜日)

またぞろ日中関係が動き出しました。来年のBEIJING-ULANBAATARに向けて、交渉を再開したとたんの出来事です。いずれ国内では2ヶ月もしないうちに忘れ去られますが・・・ボク個人的には靖国参拝は反対ではないです。同様にエノラ・ゲイ号がスミソニアンに展示されると聞けば「非常識な!」と腹も立ちます。「???」エノラ・ゲイに腹が立つ気持ちと、中韓が靖国参拝問題に反発する気持ちと。実は根っこの部分は同じかもしれません。いや政治的な思惑は別としてですが・・・人間は気持ちの生き物で、その気持ちはまあ自己愛です。ですから何とか北京を安全にスタートさせたいと考える僕は、他者の気持ちがやや分かりにくくなっているのも事実です。
分かって欲しいと願うなら、まず先に他者を理解しなければならないはずです。この言葉はボク自身に向けて発しています。いずれにしてもBEIJING-ULANBAATAR 2006は、10回記念大会・モンゴル建国800年の記念行事として、拡大版で開催します。

もしも北京スタートが不可能なら、北京からバスでじゃなくて!飛行機をチャーターすることを誓います。その場合でもエタップ10の全行程で開催できるようにします。全走行距離は4000kmを越えます。よりハードで、かつ内容もある。そしてエコチャレンジや傷ついたマシンたちには、容易に次のビバークに向けてエスケープできるルート設定に、昨晩遅くにカミオンバレイ隊の隊長さんのディープな世界(もっとまじめに書け)の筆者と長電話でアウトラインについて話しちゃいました。来年のボクは、大忙しそうです。

来年のSSERイベントのいくつかには、チームエントリーの人数を増やそうかと考えています。ライダーは5名まで登録でき、上位4名の成績を採用に!という原案。さらに4名のチームは1名、5名のチームは2名のオフィシャルアシスタントの登録が義務づけられます。オフィシャルアシスタントは、オンコース上の道路とSSのアクセスポイントで、一般車両等が誤って進入しないための通称「道ふさぎ」をお手伝い。でも最高の観戦もできるという仕組み。

きょうの一枚
BTOU2005には2機の大型ヘリが投入された。大型と書く以上は中型も小型もあるのかい?とお思いだろうが、実はこれしかない。で、1996年頃には4機もラリーに投入された!この機体、いろいろな国でも見かける、名機である。しかし燃費は凄まじく、反エコチャレンジで、何かと悩ましいのである。

2005/10/17 (月曜日)

NEWS-1
気合のグループN「ガストンライエ・クラシック」は「これでどうだ!ミッドナイト・ラプソディ」という実にふざけたヘッドコピーで、その実真剣なナイトランフリークに渾身で捧げるコンセプト。SSERの1ステを上回るSSの距離!でも全走行距離は100kmまで!という青写真!が、実はとっくの昔から描けていたのですが、1両日中に発表!まで漕ぎ着けました。ラリークロスはごめんなさい!ありません。ダート約60km!SSERの2ステ!でも民家はゼロ!これってイッタイ?という訳で、またまた山に行きます。でついでにKTM2006モデルの試乗会!早く車検を受けてアソーボー!ということは例の広島の2人組みもエントリー確実!!

NEWS-2
TBI 2DAYS概要決定!近日発表!!
実はこの遅い秋、四国路はまさに紅葉のさなか。吉野川と四万十川、暖かい黒潮洗う岬まで、渾身のというか手馴れたルート設定で、たった2日間されど2日間なダート三昧!今年最後の本格的ダートライディングに!ぜひどうぞ。

NEWS-3
北海道4デイズも本格的に開催が決定!2006年7月14,15,16,17の4日間の予定!!スタートは芦別の夏祭りの会場から。贅沢でたっぷりと夏の北海道を走りつくします。最高のエクスペリエンスを。

NEWS-4
もちTBI2006も、バッチリ開催!!ダート比率が前回のほぼ1.7倍に。BEIJING-ULANBAATAR 2006に初出場予定の方で、「ナビの練習を」と考えられる方には、前日に特別講座「ラリーナビゲーションの実際」を開催!受講者全員にすばらしい!(と自分で思っているだけの)プレゼント!があります。で、そのあとしっかりナビゲーションしながらTBIを走っていただく!

とまあ、いつもよりも精力的な月曜日!のボクは、こうしてこの秋と来年の計画に余念がないのですが、果たして体力が・・・・・。

きょうの一枚
今日の一枚はBTOU2005から。来年は10回記念大会!スケール拡大版!10ETAPSが予定されています。お楽しみに!

2005/10/14 (金曜日)

自分で言うのもナンですけど、ボクって昔から「ナンダカムヅカシイモノ」に情熱を燃やし、果ては「・・・でははじめての」という称号?が少なくないんです。最初の頃は「松山で初めての・・・を」が「愛媛県では・・・」になり「四国で初めて・・・」が「日本人として・・・」なんてどんどんエスカレートしていくもんだから周囲はたまったもんじゃないと思う。

で、最近はそのエスカレーションを、止めていきたい!と考え、すっかり改心して今では宇宙や環境問題を論じていて、
「われわれは、どこから来てどこへ行くのか?」
などとひたすら哲学的な風貌?のボク。
そんな時代の気分だって言うのになのにメディアは、例の村上ファンドだ、楽天、ライブドアだと実にかまびすしく不愉快。いや実は彼らもエスカレーション中で、程よくとどまるところが見つけられないのかも。

先にも書いたけど、日本型の資本主義は終着駅を過ぎているのに、まだ電車を降りる駅を知らない人々。人間の変わらざるサガ・・・でしょうか。そんな彼らは、バブルの頃にアルマーニのスーツ、クロコの想像するのも恐ろしいような四角いバッグ!まだ大きかった携帯電話をテーブルに立てて(アンテナ出して!)不動産買いあさっていた人たち!と何が違うというのだろーね?環太平洋のホテル王とか、ナントカ縫さんとか、いっぱい居りましたがな・・・われわれが、その悲劇的な末路までの心配はしなくてもいいんだけど、奢れる者は久しからず、ですぞ。

そんでもって、メディアまでもがそのお先棒を担が無くても良いんじゃないか?と思うね。全く。メディアも無視したら?どうすか。これらは決してニュースのトップを飾るようなことではありません。ご自重ください。電波は公共のもの!なのだというメディア!!
しかし翻ってメディアがこぞって伝えるのは、国民的関心事だからで、こうしてこんなことを書いているボクも、大したことは無いのであります。ただひとつ「お金で遊んではいけません」

きょうの一枚
スタート!!池田、尾島、永野・・・長い道のりへのスタート。SSER 2DAYSはこんな感じ・・・のスタートですけん。

2005/10/13 (木曜日)

北海道は、すっかり秋の気配が素敵で、芦別温泉(実にスバラシイ)の露天でH木クンとエンデューロの未来像について話したり、獲れたてのイクラやタラバをたっぷりご馳走になっておきながら、残ったのをパックに詰めてもらい風呂上りにビールでムシャムシャ。松山に帰ってきたら「なんか暑い」でも今日は、久万に挨拶回りに行くと、すっかりこの数日で秋を纏っているではありませんか。吹く風もさわやかで、ふるさと村にある古民家の縁側に座り込んで、こどもの頃のことを考えていました。そしてふとあることを思い出しました。

それは、司馬遼太郎が高知の田舎にやむなく帰らざるを得なかった記者時代の友人に送った手紙の一節です。「故山独座シテ宇宙ヲ論ズ」(ちょっと記憶あやしいですが)中央で活躍するよりも故郷で仕事する方が良いのだよ、と言っているのです。中央で広い世界にいるようでも田舎に一人でいれば、さらに広い宇宙が論ぜられるのだと。

近年、久万に都市部から移り住んで来られた方が増えてきました。古くから在住の方よりも、そうした方たちは、ラリーなどの開催に特に過敏で、物言いなどにもどことなく切ない感じが拭いきれません。近年の苦情はこうした方から、です。宇宙を論じていない?面白いことに彼らに共通するひとつの常套句があります。「ワシもバイクは好きだ、乗っていた」「若い頃はラリーをやっていた」などというものです。理解できないわけではない。という事です。ボクはただただ「申し訳ありません」というのを今年から止めました。「ご迷惑をおかけしますが、協力すべきところは協力してください」と言うことにしました。

参加者からの声もいくつか届いて、「やっぱりナイトランの無いSSERはSSERじゃない。面白くなかった。」というものと「内容もあって運営側のご苦労も大変で、素晴らしかった」というもの。このふたつの意見の位置は、正反対の両極にあるように感じられますが、実はそうでもないことをボクは知っています。まるで例の、都市生活を捨てて山の生活を始めた方のように・・・です。

さて、全てのものごとは時代の空気にに対応しなければならないでしょう。スティーヴン・ホーキングは近著「ホーキング、宇宙の全てを語る」の中の科学理論の本質という章で、次のように語っています。

「宇宙は気まぐれなものではなく明確な法則に支配されていると考えるならば、最終的には部分的な理論を結合して宇宙のすべてを説明するであろう完全な統一理論を作り出さなければなりません。しかしこのような完全な統一理論を探すことには根本的な矛盾があります。(中略)私がこの問題に対してただひとつ答えられることは、ダーウィンの自然淘汰の原理に基づいたものです。(再び中略)そうした違いがあるということは、ある個体は他の個体よりも、自分たちの周囲の環境について正しい結論を導き出し、それにしたがって行動することにたけているのです。これらの個体は生き残って繁殖する可能性が高く、結果としてこれらの個体が取る行動パターンが優勢になるでしょう。」

きょうの一枚
今年のSSER 2DAYS CLASSICSのパルクフェルメ。なんだい、結構秋の雰囲気!じゃない。でホーキングの「結論」についても近々ご紹介予定・・・でも読書する時間が・・・。

2005/10/12 (水曜日)

先のSSER 2DAYS CLASSICS・・・参加された方もオフィシャルの方も、お疲れさま!!デイライトメインのラリーとして、かなりの困難を克服して、無事に開催することが出来ました。ボクは会場撤収もそこそこに空港に直行!羽田は1時間遅れで、乗り継ぎ出来ず羽田泊。翌早朝!(カラダガタガタ)旭川行きのAIR DOで、「旭川の気温は9℃との報告を受けています!」

主な目的はふたつ!
ひとつ目は、北日本自動車工学専門学校の創立20周年記念式典への出席!10時30分の開式にぎりぎりセーフ!菅原さんはもちろん(非常勤講師なのだ)ヒダカ帰りの長谷見さんも来賓でご出席。ふたつ目は。北海道4デイズの打ち合わせ!夜は「すしひろ」で地元の有力者!の方々と!ハルキさんも駆けつけて頂きました。新しい実行委員会組織でやります!!もちろん競技運営部分はSSERが担当することは当然ですが・・・いよいよ新しいムーブメント!到来です。で、ボクは「クロスカントリーラリー宣言」これからのSSERは、不必要に山間部のトレイルに踏み込みません。通過するためにやむなく難所が存在することはありますが、環境と融和する「ラリーを標榜」することとします。またエコチャレンジ部門も、4デイズをはじめ、さまざまなイベントに共催して行こうと考えています。

ますますラリーなSSER!ご期待下さい。とはいうもののガストンライエクラシック、ミーティング、TBI2DAYS!と相変わらず殺人的なスケジュール!がそそります。SSER 2DAYSのお話しは、近いうちに・・・。

PS:北海道は秋でした。でも四国の山々は、まだ夏の様子。恐ろしい勢いで環境が変化して行きます。そんなことを感じていた数日間でした。

きょうの一枚
21st SSER 2DAYS CLASSICSを征したのは、森田昌和 愛媛。詳しいレースレポートは後日このOVのコーナーで・・・。

2005/10/06 (木曜日)

コースマーク設置の旅2日目。疲れたー。まだあと1日行程が残った。でも天気良くて、はかどったし気分も良かったですバイ。

昨晩TVでNEWSを見ていて「???」なコト。
どこかのプロ野球の監督が辞めるのに、聞かれても無いのに「敗軍の将、兵を語らず、です。」と言うのは、可笑しい。実に聞き苦しい、と感じたのはボクだけ?かも。通常は「兵力不足だったんですね?」という質問に対してなら「いやいや、全ては私の力の足りなさです。」を「敗軍の将・・・・」と置き換えるのも老将ならまだ良い。いや実は、彼は計算しつくした上の強烈な、発言だったかもしれまへん。つまり「敗軍の将・・・」とは逆説的な物言いで、負けた理由は「兵」にあって自分にはない、と言っているのと同じで、全部ボクの私見なんですが「ワシが負けたのは、兵隊どもがみんな腰抜けぢゃったからじゃよ」という場合に使う言葉に変化しているのではないかと思うんですが、多分違うかも?「社長!倒産した理由はなんですか?」「いやいや、敗軍の将たるもの兵を語らずじゃよ」「・・・・・・・」という感じ。

で、新監督になった人の会見「全身全霊で・・・、全知全能を尽くして・・・」「???」全身全霊で事に当たるのはまあ良し。しかし、全知全能という言葉は・・・・・・・ボクはそれはてっきり「神」にかかる枕詞みたいなものだと思っていた。つまり全知全能というのは、そういう言葉であって、そういう使い方をするべきではないのじゃよ。「わしほどの全知全能の者になると、すべの森羅万象が手に取るように分かるのじぁよ。どれどれ、どうなすったじゃ。視聴率低迷でお困りとな。フャッヒヤッ」という感じ。

しかし、変化は大切です。この世界で変わらないものはありません。全てのものやコトは変化します。ただひとつだけ変わらないモノがあるとすれば「変わらないものは無い!という真実」のみ。

きょうの一枚
SSERの白いフラッグ。これまで、どれほど多くのイベント会場にはためいた事でしょうか。ちなみにBTOUのフラッグは赤かったのでした。久万高原町でお待ちしてます。音量測定&規制、厳しいかもです。OZ-worksが出店予定で、へたりなあなたのグラスウールを、現場で直してくれる予定。騒音規制、もっとライダーが考えなければならない時がきています。

2005/10/05 (水曜日)

21年も欠かさず続けている仕事・・・コースマーク付け。一時期はスタッフ任せにしていた頃もありますが、近年は復活!!でも、体力がた落ち!で、倒木や落石を撤去するのは出来ません。しかも今日は終日雨。全くはかどらないまま撤収!明日は早朝より出動。それにしても、この1ヶ月はたいした雨も降ってないのに、がけ崩れなどで通行不能箇所が発生。無理やり通るかな?!頭上注意箇所アリ!です。

トヨタがスバルの筆頭株主に!!・・・ノーコメント

村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に!!阪神タイガースの上場を提案!・・・ノーコメント

ボクは、思うんですが、資本主義って行き詰っていませんか?そのありようとか。もっと21世紀にあったイデオロギーは醸成されないんでしょうか?全く新しい概念。

ちょっと雨にぬれて熱っぽくて、体調悪化の兆し!思考回路も断線状態。10月8日の夜はBTOUの映像ショウ?なんか予定されています。

きょうの一枚
苦心作のプローモーションDVDが完成!100% 内製化!というのがまあまあスバラシイのでお楽しみに。初お目見えは・・・10.8・・・こんなヘリの空撮てんこ盛りで出てた人にはタマランかも!?

2005/10/04 (火曜日)

ムッホ話その2

秋暑もひと段落?秋雨前線の影響で、西日本は雨模様。秋雨の降り方とは少し違うので、「やっぱ、熱帯化?」かと思わせますが、まあ少し涼しくなってきました。ところで、週末は雨?という予報に、半ばガッカリ、半ばニッコリのボクの心境は?答えは文末で。

明日からは久万高原にコースマーク設置のために出かけます。すでに氷点下になった夜もあるモンゴルから来たムッホには「暑さとの戦い」も残っています。

ところで秋祭りのこの時期、ムッホに「寺と神社の違い」について説明しています。
お神輿の意味とか!?幣の垂れ下がった街角、それの意味するところは?なぜ人々は神に感謝し、神々を喜ばせるのか?そもそも神とは何なのか?神道の頂点にあるのが天皇家であるの?小泉首相の(靖国)神社参拝とは、どういう意味なのか?戦争で亡くなった人はお寺に入るの?神社に入るの?神様になるの?仏様にはならないの?天皇家はお寺に行かないの?こんな質問に答えることが、実に難しいことに気が付きます。

仏教と神道、ふたつの宗教が大きく対立することなく存在する日本。

ムッホ「そのふたつの宗教は、仲が悪い?」
ボク「いや、実に仲良く共存している」
ムッホ「戦争にならない?」
ボク「・・・・・」
ムッホ「分からないなあ」
ボク「日本人の心は、海外の人には理解できない部分だね」

世界でも珍しい日本の文化、ヤオヨロズの神々・・・なんて言葉で説明したけど、ムッホは分かったかなあ?そんなことを考えながら、自分たちでも良く理解できてないことがあるなあ、と思います。伝統や文化は大切ですが、時々は考えないといけませんね。気がついたらとんでもないこと・・・ってありそうです。文書交通費がひと月100万円!みたいに。

さて週末の天気!雨かもしれませんが晴れかもしれません。昼間のステージは雨が降ったほうが一般車両がやって来ない!という点ではGOO!でも、やっぱ秋のスカッと晴れた中を走りたいよね。

きょうの一枚
最近のSSER2DAYS-CLASSICSのパルクフェルメの風景。なんかこう、いい感じですね。晴れたらいいね。

2005/10/03 (月曜日)

ラリージャパンの最後の意外な結末!!ソルベルグ(スバル)最後のSSで、先行者の掘り出した岩にヒット!リタイア。2位ローブ(シトロエン)に磐石の22秒差で迎えた優勝への最終SS!!勝負の世界というのは、かくも厳しいものなのでしょうか。

昨日モンゴルより、SSERウランバートル事務所長!のムッホが来日!!この冬には正式にウランバートル事務所が開設されます。お楽しみに!
開口一番「日本のガソリン代はいくらになった?」ということからモンゴルのガソリン代も高騰を続けています。10年前ラリーの初期は1Lあたり円高も手伝って20円くらいだったものが、今年あたりでは90円近くに。まもなく100円台になることでしょう。こうして世界のガソリン代は、ボクの予想では2年くらいで国際標準価格みたいになっちゃうと思います。1L1ユーロくらい。アメリカだけがひとりガロンだ、マイルだ、ヤードだ、フィートだって国際標準にならないので分かりにくい。世界の天気予報見ていても、北米大陸だけ?は華氏で表示されている。

いやもちろんアメリカだけじゃないのは知っていますが、グローバルスタンダードでぜひとも取り組んでいただきたいのはこうした点だね。っていったら、じゃあ日本も右側通行にしてね!世界中の自動車を左ハンドルに統一したらどうかね、となりそう。でもそうなるよりも先に、自動車そのものの存在が危うそうな、昨今の原油高。さまざまな産業、つまりひいては生活を直撃していて巨大ハリケーン並みの猛威を振るうことでしょう。そんなことからSSERではエコチャレンジを推進していきますよって。松山は秋祭り。お神輿を担ぐ人たちがいっぱい!!過去になくこうしたものへの回帰が進んでいます。日本人のアイデンティティ復権運動レコンキスタのようなものならいいのですが、僕が見るにその筋の方々と民間人の異業種交流イベントみたいな様相になっています。

週末SSER 2DAYS CLASSIC まさに秋祭りです。

きょうの一枚
今日の一枚は、モンゴルからやってきたムッホ。1995年からSSERのメンバーで、中国・モンゴルの試走はもちろん、TDNの試走では奄美から北海道の林道まで、宗谷岬、知床半島、で、この写真はおそらく北海道音別町の海岸、こんなに日本中を旅してるモンゴル人はいません。いや、日本人でもいないかもだね。

Organisation Voice 2005/09

2005/09/30 (金曜日)

北海道では2年目のラリーJAPANがスタートした。何名かの仲間がオフィシャルで、またエントラントで出かけている。まあそれにしても、今年も無事に開催にこぎつけたことに敬意を表したい。あのペンケニコロベツやパンケニコロベツの良く締まった林道、トムラウシ温泉周り。あのあたり一帯は冬が近い時分にTDNの試走で出かけたのが懐かしくも、最近の出来事のように感じちゃう。ボクは熊笹の生えている道が好きなのだ。となると北海道!なのでしょうが、四国でも1000mくらいになると結構あったりする。「クマザサの道」北海道に再びSSERが出かける日ももうすぐ、20周年オメデトウ!!の北日本自動車工学専門学校!がスタートゴールのロングディスタンス!ていうよりも夏の北海道林道三昧。共催はA-TEC,芦別市、JRMなどの予定だからね。発表の日までオタノシミニネ!!でそのA-TECこと北日本自動車工学専門学校の20周年記念式典が10月11日の午前にある。ボクはというと10日の夜まではSSER 2DAYSなのだ。今までのタイムスケジュールなら、午前中に閉会するんだけど、今年からは日曜日の夕方が閉会式!!果たして11日の朝、ボクは千歳(にいたんじゃ遅いと思う)にいることが出来るか!?結果はお楽しみに!

でも秋のシーズンだもんねえ・・・旨いだろうな秋の北海道って・・・・・SSER2DAYSはギャラリーが大人気!だって昼間だから。予定していた観戦バスじゃ乗り切らない!という事が分かって、大慌てなのさ。

きょうの一枚
という事で、新緑の北海道のダート、ううう。素晴らしい、ではないですか。

2005/09/29 (木曜日)

9月も終わりです。日も短くなりました。午後6時にはかなり薄暗い感じがします。

いまさらながらの枕草子から
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねてたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日いりはてて、風の音、虫の音などいとあわれなり。」

しかし虫の音・・・に異変があると思うです。事務所の前の桜の木は、夜になると大音量の虫の音が響く。それだけではなく、どこもかしこも風情や興趣やらを通り超えた、蝉時雨のような虫の鳴き方・・・どうもマツムシのようですが、とにかく異常発生してるんじゃないかと心配です。・・・・・さらに残念なことに人の気配が近づいても虫の音はやむ気配を見せないときているのであります。

「ああ」

地球上の気候変動、地球温暖化は、生態系に大きなダメージを与えています。このままだと2050年頃には、プランクトンやサンゴなどは温暖化によって、海水の酸性度が上がり解けてしまうそうな。北極海の夏の海氷はこの夏過去最小で、今世紀末には夏の北極海から氷は消えてしまう、そうでありますな。ホッキョクグマの絶滅が・・・と書いているのを読みながら「おお、ゴビヒグマは!?」じつはゴビに羆が生息しているんです。昔ゴビはシベリアとつながっていて実に広大な森林地帯だったのです。森林の南限が北上していく中で、ゴビの一帯にはしばらくの間は森林が残ったのです。やがてその森林はその部分だけが孤島のように残り、やがて消滅していきました。サケが陸封されてイトウが生息したように、そのゴビの森林の生態を糧に生き延びた、わずかばかりのヒグマたちが、いまも生息しています。が。まさにもう風前の灯。

この環境の変化は、数千年から数百年の間におきたものでしょう。そういえばサハラも緑の草原とサバンナだったのですし、ゴビにも豊かな生物と人間の営みが壁画で残っていたりします。しかし、現代の人間は、これまでにない大きな知恵があるはずです。これまではその知恵の限りで破壊しつくした地球を、修復していかなければならないでしょう。

本HP平井商店街第1回で紹介した1冊を思い出しました。
「あなたが世界を変える日」
1992年、リオ・デ・ジャネイロで開催された国連の地球環境サミットでの、12歳の少女のスピーチ「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」つまりは流行の「サスティナビリティ」=持続可能な(社会)は、どこかの限界点を超えたらもう元に戻らないということをさしている言葉なのかもです。

それは、平家物語が・・・。

きょうの一枚
SSER2004・・・から。やってます!で、デイライトってので一番喜んだのは誰か?正解はカメラマンでした。

2005/09/28 (水曜日)

ラリーのことを考えていた。「ラリーのこと?それはいつも考えてるんじゃないのか?」と言われそうだが、ラリーの事、と言ってもふたつある。それは参加者の目線で考える・・・つまり自分も参加者であると考えた場合の思考と、主催者としての思考の2つである。このふたつの隔たりを埋めるのが、最近までの思考回路だった。

山に登ることも良く考える。パリダカに行くというのは、登山家がチョモランマに行くのに似ている。ここだけはガイドツアーがあって、お金の力で登頂できると揶揄されるけど、いやいや8000mを超えた世界は特別だろう。それ以外にも8000mを超える峰はあるし、難易度などでは遜色は無い。いずれも「神々の座」と呼ばれ畏敬の念で見られる。

でもチョモランマが一番人気だ。これはゆるぎない。パリダカとそれ以外に似てないか?パリダカはパリ北京にあわてた。あわてる理由は簡単だ。ランチェスターの法則を見ても一番手の戦略は容易で、2番手になったら困難を極める。ちょこっと話がそれたが、ラリーレイドは、どちらかと言うとヒマラヤ8000m峰 に似ている・・・と思うことがある。

ヨーロッパアルプスや世界中に名峰や困難な岸壁は多数存在する。これらに挑むクライマーたちが、例えればエンデューロの嗜好に似ていると思える。スノビズムがちょっと違う。良し悪しではない。しかし互いに補完とまでは行かないものの関係性はゆるやかだが、明確でもある。もちろんラリーやエンデューロの世界を、アルピニズムと比するのはおかしいとは思う。思うが、これも似ているとも思う。

山へ行きたい!という思いが強いときは、毎週のように山に行った。ひとりででも行ったし、悪天候でも行った。日々近所の神社の石段を登り、指先の懸垂に明け暮れた。ところが、ある日を境にまったく行かなくなってしまった。それでも山に登っていた頃の自分が、嫌いじゃなかった。しかし山はいつでも行きたいと思えばそこに存在する。

昨日の答えの一部分。

きょうの一枚
ラリーと山を結びつけて考えるのは、やはり厳しくも天候に左右されるからに他なりません。しかしゆえに都市生活ではおよそ見ることのできない風景に出会います。ゾーモットのスタートゴールのフラッグ。

2005/09/27 (火曜日)

カイロでは、ファラオがスタートしてます。日本人も良く知った顔を中心に?7人ほど参加。サポートはスガワラテルヒト!エジプトの魅力も、言葉には尽くせないでしょう。これまでより前倒しになった開催時期には少し気になります。日本でもこの残暑。で、暑さは?大丈夫でしょうか?

そういえば、そのほかにもアフリカンラリーが、続々と名乗りを上げていて、ユベール・オリオールはアルジェリアで、昔のパリダカ時代のタマンラセットとアセクラムを使うホッガーラリーこれもなんといっても魅力的・・・そしてP・ザニロリもクラシックと名打ったラリーを。・・・ということは北または西アフリカのラリーは大小あわせるとダカール、チュニジア、ファラオ、モロッコ(はたぶん2つ3つ)ホッガーやザニロリの?などをカウントすると!おそらく10個くらいになったのかもしれません。なぜにこれほどに賑やかなんでしょうか。

そしてダカールは空前の大人気!!これについてもさまざまに議論されていますが、いまだに「なるほど、そうか」という結論をみません。いや、でもボクは少しだけわから無くはないんですが、レポートにするほどの確証は得られないので、後日に譲ります。ただヒントは、良くも悪くも、ゆるがなかった小泉自民党???と同じ構造なのかもしれません。

SSER2006では、大きな改革!をしようと思っています。変わらなければ・・・と唱えつつ実は他者に対して言うことと、自身に対する言葉とが、かなりかけ離れてきているのも事実です。もうすぐ2DAYS、変わらない魅力もたっぷり。濃密でライディングハイな世界は、変わらないでしょう。そして、ラリーという符号もね。

きょうの一枚
事務所の観葉植物が花をつけた。何年も前から事務所にあるのに存在すら希薄だった。枯れることも無くささやかに生をつむいでいる。少し感動。しかし名前が分からない。

ファラ オラリーのライブリポートはこちら >>
(http://blog.livedoor.jp/we_love_adventure/archives/cat_1518562.html)

2005/09/26 (月曜日)

怒涛の2週続きの3連休が終わりました。勤勉を旨とした日本人の国民性にそぐわない休日の拡大だ!と思う僕は古い人間でして・・・・・さてそれはともかく昨日閉幕した愛・地球博は未曾有の入場者数をカウントし、日本国民の読みにくい行動形態を象徴しています。読みにくいと言えばSONY!!市場を時々読み誤ります。古くはβ-max.を髣髴とさせるようなニュースに加え、ポータブル音楽プレイヤーの主役の座をウォークマンからAppleのi-podに奪われて、完全に追う立場に!Appleは今度はi-pod nano 重さ42g薄さ6.9mm!だそーな。しかし操作系やカラーリングはブランドアイデンティティを堅持している。一方追うSONYは曲面デザインのその名も、ただの「ウォークマン」有機ELディスプレイは中から文字が浮かび上がってくる???がんばれSONY!なんだけどAppleは8月からはじめた
i-tunes music storeで4日間で100万曲の売り上げ!1億5千万円なり!チン!という事はすでにあれから1ヶ月!という事は10億くらい売っているのかい?恐るべし!SONYもソフト産業を充実・・・と書いているところで、日本国内の自動車・オートバイメーカーのことが脳裏をよぎります。

さて秋と言えば秋祭りのシーズンに突入!!松山も祭囃子が聞こえます。なんか祇園囃子とかってTVドラマ見て!ひっくり返った!○○軍団は時代が読めてないというかマーケティング出来てないぞ!へそが茶を・・・・まあそれは余談。ボクのモータースポーツ論は、岸和田のだんじり祭りや、諏訪大社のなんだっけあの大きな丸太を落とすやつ・・・の前には、沈黙。以前TVでガストンライエと見たんですが、あれが世界一クレージーだ!と。モナコGPの比じゃ無いね。とかってモナコGPもちょっとはクレージーなんだろーか?確かにあれを許さざるを得ない当局も忸怩たるモノがあるのでしょうか。

さて来年の計画の骨子が徐々に姿を・・・・・ETAPは10!!10回記念だから?ハード!北海道4DAYS(モチロン仮称)が7月15日前後に!これは芦別市の夏祭りの共同イベントに!さらにボクの個人的なモトジロ・ブルーアイランドも発表近し!!これはオフではないのですね。四国を一周するヴィンテージバイクのラリーイベント・・・でも開催時期が無いのではないかという声も!!しかも70年代までになる見込みだし。

BTOUゼッケン1、カナダのジャーナリスト!ジェントリーなローレンスさんのHPでもラリーが紹介されています。 http://www.billpetro.tv/

菅原さんと近藤聡子さん!の2人のラリーのレポートもぜひご覧下さい。
http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/btou05.html

きょうの一枚

夏の余韻を残すコントラストの強い林道。このあたりをこの時間帯に駆け抜けます!SSER 2DAYSまもなくエントリークローズ!!

2005/09/22 (木曜日)

最近は年のせいでしょうか?これまでに想像すら出来なかった事がおきます。そのひとつが早起き!です。ラリーが終わると数日間は朝4時か5時頃に目が覚め「やっ、やばい!」となり「そーか、ラリー終わったんだ」と気がつくや又してもぐっすりと眠れたものです。が最近ときたら、そのまま眠れないではないですか・・・といって何かをする気になれず、TVをつける。

すると・・・「おお、みのもんた!」
こんな朝早くからやってるんだ。でコメンテイター陣もなかなかのもの「きっとこの人たち、夜遊び止めたんだろーなあ」とボーっと見ていて、とあることに気がつき愕然とするのであります。(ココは小沢一郎じゃなかった小沢昭一風)

昔はこの時間は「明るい農村」かテストパターン!だったはずであります。「むむむ、何かが変わったのでありましょうか。そうか!(はたと膝を打つ)これは実は団塊の世代が歳をとって早起きをするようになったのにアジャストしているのだ!」と気がつくのでございますよ。CMも良く着いている。なんか発毛系や、入れ歯の接着剤がどーのこーの・・・なんとまあミドルからシルバーエイジをターゲットにしているものが多いのは流石なのであります。団塊の世代のお父様方は気がつかないうちに「またやられた。」のでありますな。何にやられたかって、それはテレビ局だかどこかのマーケティングという名の・・・・・にですな。・・・ボクはと言いますと、団塊の世代よりわずかばかり下ですが、常に巨大消費メガトレンド!の連中を見つつ、垂涎をたれる(こんな言葉は無いので、良い子はまねしないでね)つまり団塊の世代の後輩世代で、まあ「お下がりの世代」と言えば言えなくもないのであります。

深夜の街を常に徘徊していた我々の先輩でもある団塊の世代から、やっとの思いでその夜の街の盟主の座を奪った!かと思った数年前。あっという間に我々も夜の主役の座を辞し、朝のまだ明け切らないうちから、みのもんたらと新人議員の初登庁なんぞを眺めて、彼らの年収と特権を、図らずも我が収入や境遇やらと比べてしまい、朝から腹が立っているに違いないのです。いや、それも過去のこと「腹を立てるだなんて・・・」いまでは清新なあきらめの境地に立って、堺屋太一先生の新著「エクスペリエント7」を読むのに老眼鏡を捜している今日この頃でしょうか。さらに先生の流石足るゆえん、この本の文字の大きいこと。明日、先生にお目にかかるボクでした。

きょうの一枚
ゾーモットをスタートする赤いバギー!近藤さんです。厳しい戦いでしたが、とにかく頑張る姿が感動的でした。チャレンジャーですね。ランタンルージュをゲット!ランタンルージュ・・・最後の赤いヤツという洒落に気がついた人は・・・・・。

2005/09/21 (水曜日)

お待たせしました。モンゴルからの帰国貨物が到着しました。ただいま順調に通関作業中のようでご案内の通り引取りが出来ます。(ご案内は参加者のみに送っています。)

今日は、ミニで出場した田中さんが事務所に来られました。な、な、なんと、来年はミニ3台体制!で参戦表明!あの時と同じ気持ちのいい音を残して、ブォーーン!と帰っていきました。しまなみ海道を走って、広島経由で?名古屋に向かうそうであります。扇風機のついた助手席に乗っけてもらい、そこらあたりを一回り!この車の好きな人の理由が、分かります。
あの砂漠をミニで渡るというのは、実に大変なことだと思うのですが「やめられない」んだそうで、困難なことに挑戦!する姿勢に大大大賛成!

「3台なら、1台をサポートカーにすれば?」
「いや、3台がライバルとして走るんです。」
「うーん」

彼はカミオンバレイに大迷惑を掛けたので、筋を通しに来たというわけです。男の子です。

きょうの一枚
その田中さんの激走中の一枚!これの車高を上げて再び挑戦!14インチ化はできるか?

2005/09/20 (火曜日)

久しぶりに「しまなみ海道」を訪れました。今回は生口島・・・広島県の最初の島です。瀬戸田という町があります。平山郁夫の生家があり平山郁夫美術館があります。お恥ずかしい話なのですが、ななんと初めて行ってまいりました。島特有の空気、瀬戸内のまぶしい陽光。美しい庭園を備えた優美な美術館の建物。美術館めぐりのもうひとつ楽しみは、建築物にもあります。といえば久万高原美術館 WEB>>!この建築物もなかなか・・・の木造です。私の父の友人のお父上だった井部さんという方のコレクション。父はこの方の薫陶を受けたかで自らもささやかな収集家に・・・で、平山郁夫美術館は画伯の小学生時代の絵画まで納めてあって、なかなかのものです。久しぶりに感動し堪能しました。周りの町並みの雰囲気もなかなか!良い所です。覚えておいてください!生口島。

さて久万美術館の収蔵品は、22歳で夭折した村山槐多の「裸婦」、岸田劉生の「自画像」などが見られます。岸田も38歳という若さで亡くなりますが「麗子像」も収蔵してあればいいんですが、残念ですね。最近オークションに出ていたようです。3億とか4億とか・・・まあこうして秋は、美術鑑賞!久万高原にお越しの節は久万美術館へ。HPによると10月1日から11月27日は、井部コレクションなどの常設展示は無いみたい。

しまなみ海道は来年の3月末には、全線開通!(これまではいくつかの島では、橋を渡ると一般道に下りなければならなかった!)ぜひ海を超えてお越し下さい。その折には平山郁夫美術館もぜひ・・・シルクロードへの憧憬が広がります。

きょうの一枚
今日の久万高原!秋たけなわです。黄金色の稲穂、あぜ道に咲く彼岸花。日本の風景です。

2005/09/16 (金曜日)

いつの間にか9月も半ば、めっきり秋風!ナイトランが恋しいね!ゴメンね。久万高原のコースは、相も変わらず魅力的。初登場のダートでなんと1ステ2ステともそれぞれ往復で計4本のSSをしますがな。この林道は出入り口に、まったく民家が無く、また途中にも分岐も無く、隔離されたようなもの。しかもスタートゴール会場に近く!魅力的ですね。赤蔵ケ池も健在なら、あの林道もこの林道も、先の大雨をよくぞ持ちこたえて!ただし2輪しか通れなくなってしまったところもあって運営は少し痛い!のですが、そこはまあ・・・SSERと言えばいまや完全なるラリースタイル、リエゾンに時間指定が出来ないため(これはかつて当局との話し合いで)SSのみの戦いになります。ISDEのように市街地を駆け抜けますが、そこは時間の制約のないエリア。模範的なライディングで通らなければなりません。

さて完全デイライトとなった21年目のSSER 2DAYS!!案外と日没が早いのが、心配なのですが・・・いずれにしても、素晴らしいライディングワールドではありますね。8日に到着できる方は事前車検と自由参加のミニ前夜祭!!モンゴルの映像が見られます。ウッシッシな2日間!いや場合によっては3日間なのですが・・・・・過ごしましょう。

きょうの一枚
今回のSSER 2DAYSルート中ほどにある名勝軍艦岩、紅葉の頃の風情もいとあはれ。

2005/09/15 (木曜日)

ビックタンクマガジンの9月号が届いた。編集長のハルキさんは直前までBTOUに行く準備をしていたのだが、急遽行けなくなってしまった。ヘリとライダーとでRRMには参加したこともあって(総合3位とかって!)彼のジャーナリスティックな視座でこの新しいラリーを見て欲しかったのだが・・・で、誌面を見てビックリ!写真もいいしレポートも悪くない。表紙はパラレルピストを走るKTM!記事にはこの大会のバランスシートにまで触れてくれていて・・・ホント心配掛けています。心配といえば、逆の心配もしています。頑張ってるなあハルキさんたら、という思い。これだけの取材・編集をするのは大変なことです。

よし!BTOU2006のパンフを作ろう!大きな写真がいっぱい使われていて・・・・・といつも思っているのですが・・・今回は彼を見習って作りますけん、お楽しみに!!

SSER 2DAYS!!朝から役場の林業課でミーティング!!台風被害が・・・思ったより少なかった。

きょうの一枚
SSERの準備に出かける久万でのワンカット!日本神話では、神武天皇が日本を一望して、その姿かたちがトンボに似ているというところから「あきつしま」と名づけられたと聞き、そーかトンボのことをアキツって言うのかと子供心。とまれ秋の風情に、心惹かれませんか?

2005/09/14 (水曜日)

昨夜は金谷秀夫さんと酒席をご一緒した。あの世界の金谷!であります。70年代初頭のWGPにYAMAHAで出て大活躍をし!当時の若者たち・・・つまり僕たちのヒーロー!です。

当時のことを紐解くと、こうです。

1973年4月WGPラウンド-1、ポールリカール。一時はGPを撤退していたYAMAHAの復帰戦。しかも500の初参戦。ライダーは、サーリネンと金谷。そしてTZR500はサーリネンによってデビューウイン!4ストMVを駆るリードが2位、金谷は3位!それは 69年以来活動を休止していたヤマハファクトリーにとっての5年ぶりのGP復帰の舞台だった。同時にヤマハ初の500cc参戦。ライダーは前年TZ250のプロトを駆り250cc世界チャンピオンとなったフィンランド人J.サーリネンと金谷秀夫だった。

続くWGPラウンド-2、ザルツブルク。サーリネン・金谷がワン・ツー!!いよいよ本格的な2スト、そしてYAMAHAの黄金期を築くかに見えた。

ラウンド-4、モンツァサーキット。そこでとんでもない事が起きた。それはスタート直後、オイルに乗った先頭グループの多重クラッシュで、サーリネンは不帰の人に。YAMAHAを襲った悲劇は、衝撃的だった。この年、初のチャンピオンシップを手中に快進撃を続けたYAMAHAはWGPから撤退。失意と悲しみの淵に。

50年代半ばから続いたMVのアゴスチーニの驚異的な連戦街道(66年ホンダの優勝があるが)あの3気筒の4ストエンジンに2スト勢は、全く歯が立たなかった。やっとYAMAHAの金谷たちが金字塔を打ち立てるか!と思ったその時である。

ボクも実はMVに乗るアゴのファン!用も無いのにAGVのアゴスチーニレプリカなんかさっさと手に入れたもの。で、MVの4ストに挑む2スト勢。当時も話は「2ストか4ストか」・・・だからあまり進歩してないような気もしますが。この後は長い間WGPは2ストの時代になるわけで・・・まあそんなことよか、金谷さん!あの時代に世界を転戦したのはやっぱりすごいことです。夜が更けるにつれ神戸の「木の実レーシング」の話で、GPライダーとGPドライバー(こちらはわれらの身内のような方で、マツダワークスのドライバーですが・・・)の2人の夜が更けてゆきました。60代の二人のおじさんは、20代のころの眼差しで、バンバンと肩をたたきあいながら焼酎をがぶ飲みしていました。誰が速かったとかって・・・ガストン・ライエのことに話が及ぶと、急にシンミリ!おまけにGPライダーのその後!みたいな話にもなり「・・・」ちょっと一足先に失礼をすることにしました。でも素敵なおじさんでした。

きょうの一枚
teamACPのプリウス!こいつが完走するんですから!で、ACPのHP充実です。えっ、みんなもう知ってる。プリウスの戦いぶりだけじゃなく、腕のいいプロカメラマンの素晴らしい写真フォトアルバム!始まったばかりのBTOU回想録も期待できそー!で、今日の一枚はそのACPのプリウス。
teamACPのHPはコチラ http://www.team-acp.co.jp/

2005/09/13 (火曜日)

次世代オフィシャル募集!

先のBTOUには、初参加の日本人オフィシャルが数人デビュー?しました。そのなかのひとりで野口シートの「ノグチクンがHPにオフィシャル日記を書いてましたよ」というので、さっき見に行ってみました。http://a-seat.jp/index.htm 彼には初めての役員経験だと言うにもかかわらず、極めて重責なRCP2隊を、任せきりにしてしまいました。さまざまな不安要素を、ひとつずつ消去法で詰めて行き、与えられた任務を全うするのは並大抵のことではありません。特にひとりでモンゴル人スタッフを率いて砂漠を超えていくのは、統率力や使命感、場合によっては大きな犠牲的精神も必要になってきます。見事にそれをこなしたノグチクンの手記には、運営を代表するものとして深く感銘を受けました。

役員の多くとは、北京のホテルで8月5日にブリーフリングをしたあと、閉会式まで会うことの無かった方もいます。たった一冊のオフィシャルマニュアルで、全てのことを理解して、先を読み、ラリーの全体像を把握して競技役員としての任務を完遂する。言葉にすれば簡単ですが、実は相当な強い意志が要求されます。
オフィシャルマニュアルを読む力も必要で、そこには毎日の食事のメニューやランチパックの内容物リストから、緊急の救急救命術まで図解と写真入で綴じられています。また毎朝のブリーフィングで伝えられる基本的な内容も書いてあり、これがある限りラリー中に役員のミーティングは、よほどのことがない限り行われることはありません。
互いに信じあう、そしてCPまで苦闘の末にたどり着いて、参加者たちを待つ。こんな孤高な経験!のできる次世代のオフィシャルの登場をお待ちしております。「求む隊員。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生命の保証無し。 成功の暁には名誉と賞賛を得る。」
奇跡の生還を果たしたシャクルトン隊の、募集新聞広告の名文です。実際にひどいことになりながら半年間南極をさまよい全員生還させたシャクルトンのリーダーシップを評価する声は、いまだに高く、成功よりも価値のある行動としてボクも、彼に関する著作を愛読しますし、ボクの行動原理をかたちづくったものかもです。まあ、こうしたリーダーになれずとも、任務遂行能力の高い冒険家のような競技役員に支えられています。

そこで、SSERでは、ボランティアの競技役員(オフィシャル)や本格的な本部スタッフならびに医療チームや技術スタッフなどを大募集です。さまざまな資格をお持ちの方、外国語の堪能な方、看護士や救急救命士、まずは国内イベントにお手伝いいただいた後、2006年のBTOUをはじめ各イベントにご参加いただければと思います。やがては「アジアから世界のクロスカントリーラリーへ!」どうぞメールで、簡単な自己推薦文をお寄せ下さい。

きょうの一枚
というわけで、初オフィシャルのノグチサン!なんかワイルドになってて、そりゃ誰だか分からんわな!って感じでした。彼に作ってもらった座布団、ホントに良くて、いまもお尻の下に!試走にも持っていきました。アリガトネ

2005/09/12 (火曜日)

選挙サンデーは、レンジローバーで都内から中央道、甲府南から精進湖、朝霧高原を抜けて東名へ出て、帰ってきました。朝霧高原といえはガストン・ライエ・ミーティングの集合場所。良い所です。まあの界隈ときたら、ツーリングライダーの多いこと!ビックリ!マスツーリングの多いこと!に同乗のUさんと「ナニが面白いのか?」という話になり「いや、あれはあれで面白いんだろう」ということになりました。それでも、道を探している風な、真新しいオフロードバイクと新品のライディングウエアの3人組のオフロードライダーの姿に、ほんのすこし和まされて、レストランでは某老タレントおじ様2人連れが食事をしていて、まあまあいい感じ。やがて伝票を手に立ち上がり、勘定を済ますや店の外に。駐車場にはお約束のハーレーが2台。しばらくモタモタして、やがて「ドドド・・・」と出発!その二人連れのライディング・スタイル・・・何か物足りないというか、ナニが気に食わないというわけではないけど・・・??・・・いや、それにしても不良老人になるのは難しい。不良中年になるのは簡単だけどね。その選挙サンデー!結末は皆さんの知るところで、何もボクが語るべきことはありません・・・が、あっ。いや、やめとこ・・・・・。

きょうの一枚
実は今、とってもおなかが減ってるので、このモンゴル料理、ボーズって言うんですが、おいしそう。いやおいしい、ですよ。羊肉のミンチの揚げシューマイみたい。食べたい方は、ラリー中のビバークで、どうぞ。

NEW!! ドブリーフォトサービスで雑誌などでは紹介されていないBTOUの写真がキャプション付きで紹介されています! 詳しくはコチラ http://www.dobry.jp/

2005/09/07 (水曜日)

※上記動画は
掲載終了しました

台風一過の青空が広がっています。と書きはじめたいのですが、全く青空が帰ってくる様子がありません。山間部の林道被害などの調査に出かけたいのですが・・・なかなかスケジュールが厳しい!のです。さてSSER 2DAYSも迫ってきました。ナイトステージの廃止など、なにかと物議を提供してしまい申し訳ありません。ナイトステージこそSSERの魅力のひとつと、若い頃から目をこすりながら幾夜も徹夜した日々が、懐かしい限りです。

ナイトステージの廃止の理由は、ただただ年々大きくなり続ける排気騒音に集約します。車検時の測定と本番の全開走行時の音量の差異は信じられないほど大きく、近隣住民や関係機関から「20年やっているから、と思うけど、以前はあんな音をさせてなかったんじゃないか。」と。警察も「本当にに公道走行の許された車両なのか?」というわけです。高いモラルで地域で長年にわたる開催を実現してきたSSERにとっては、それらの言葉を耳にする時というのは、再びオフロードバイクが加害者に堕ちて行く瞬間でした。輸入元にも排気音量についても問い合わせをしないでもありませんが、相互に立場は微妙です。

とまれ、改革は必要でしょう。山奥のクローズドコースへ逃げ込むことも方法でしょうが・・・おそらくデイステージにも抗いがたい問題が生じるはずです。どうか製造者、輸入元、販売店、そしてユーザーである我々が、今一度、考えてモラルアップに努めて行きたいと思います。そして再び環境(社会環境も含めて)コンシャスなマシンが大多数を占める時代になるまで、皆さんと共に考え行動して参りたいと思います。

またさまざまな改革の一環で、タイムスケジュールの変更、参加費の見直しなどを行ってまいります。また10周年20周年参加記念品なども、高額なものを提供することを控え、大会運営本位の姿を求めて行きたいと考えております。どうかご理解下さい。

きょうの一枚
今日の一枚も動画!走りの映像!最後に現れるのは空撮で見た村!ここがナビゲーションが難しいってところ!

BTOU2005のサイトはこちら

■ ビデオはMPEG形式、サイズは14MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/09/06 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました

 

台風14号がまさにこの辺りに居るだろう時間に、OVを書いています。いまは九州直撃!どうか被害がありませんように。

さて、週末は選挙サンデー!なのですが、やっぱり僕には気がかりなことがある。個人的には、その諸葛孔明が説いた「国家三分の計」というのが、なにかこう人類には理にかなっているような気がしていました。3つ・・・そう言えば人類も大きくは色で?3つに分類(コーカソイド、ネグロド、モンゴロイド、ね)されるじゃないですか。色も光も3つに分けられ、まあそればかりではなくたくさん存在する3つの要素。だいたい「3」という数字の持つ力はただものではない。ピラミッドのような完全なパワーバランスを生み出すのだろうと思う。おっ、風がすごくなって来ました。事務所の山桜が大きくしなっています。

んで本論はといいますと、18世紀にモンテスキューが説いた「法の精神」にある三権分立!!「おお3つのパワー!!」まるでそのピラミッドパワーよろしく、近代民主主義国家の根幹を成している。と思っていたのだが、最近の日本は「果たして三権は?」と思うようなことがシキリで、国家の最高機関は国会であって、ゆえに国民によって選ばれた代議士が、国会を構成してるわけで・・・・・つまりは主権は国民にある!という事で、今回の総選挙!?何が言いたいのかというと立法府と行政府の関係性が日本型三権分立では怪しいのではないかという事でござる。行政府の長が遮二無二立法府に強迫をするのはいいことなのかという疑問は・・・尽きないなあ。

ひるがえって小なりといえども、我々のラリーの運営はいかに。
レギュレーションの制定と、実質的な運営、そして抗議などに対する審査委員会、これらが分立しているかどうか・・・となると結構怪しい。一応は組織図のような物を作ってはいても、一部の人間のジャッジメントが全体を司っている。これはイカンと言いながら、21年。さらにドグマティックの度を深めているのではないかという不安がよぎる。彼には、そんな不安は無いんだろうか。SSER!!さらにオープンマインドを求めて、自由なオフロードの世界へ!!と思う選挙戦のさなかの台風の一日でした。

「誰に入れる?」

きょうの一枚
好評!今日の一枚の動画シリーズ。今日はハタンブラグのビバーク。日没直前のしかもスコールが近づいていて・・・・・さあ早く整備終わらせてごはん食べて寝ようね!って感じですね。

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2005/09/05 (月曜日)

すさまじいハリケーンの痕跡は、なにか世界に向けられたメッセージのような気がしてなりません。温暖化の影響で巨大化したハリケーンが、メキシコ湾岸の石油施設を強襲!するのかと思いきや、人的な被害のあまりにもの大きさと、その後テレビカメラの前でさえ略奪を繰り返す、かの国の市民に、唖然!としたのはボクだけではないでしょう。こんな時に秩序ある行動、難しいでしょうが日本人は出来ます。

日本には超大型台風14号が接近中ですが、早くも関東地方には豪雨の被害が、九州・四国も今夜から明日にかけては600mm!!という聞いたことのない数字が予報されています。SSERでは降り始めからの雨量が250mmを超えた時点でラリーを中断する、という内規を持っていますが・・・・・実際この250mmを超えると林道には被害が出始めます。先の週末は久万高原の林道に居ましたが、まだ昨年の台風から災害復旧がかかったまま、復旧できてないところも少なからずあります。どうか皆さんに災害の被害が及びませんようにと祈りつつも、久万高原の林道も、この台風をなんとか無事に乗り切って!と祈るような気持ちです。

災害の巨大化!助けを求めても届かない恐怖!
防災の日に書こうと思っていたのですが、政府の広報では、首都直下型地震などが発生した際に、必要なのは「自助」「共助」「公助」の順。で自助とは3日間くらいは自分の努力で生き延びること、と言っていましたね。公的な救助が始まるのは3日後!らしいと。それまでは自分で、または自分たちで助け合わなければならないということです。最近の大型の自然災害などの報道を見ていても、身にしみるモノがあります。

BTOUのラリーでもエマージェンシーブックが配布されますが、2002年までは72時間は自分で生存の計画を立てて・・・というものが2005年からは、なんと「100時間は・・・」というふうに延ばされました。72時間とか100時間とか言われても時間の概念は、厳しいものでしょうね。そんなときに共助!自分を助けるのも厳しい時に人を助けられる!そんな人になるには、相当に男を磨いておく必要があるでしょう。でも日本人は出来るんですね。そのためにも備蓄といつでも出動できるオフロードバイクと、 医薬品。まあラリーの荷物があれば・・・という事かもしれません。「天は自ら助くる者を助く。」まあ自助です。

きょうの一枚

今日の一枚は、動画!ミニやライノ、プリウスなどの空撮映像!!
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2005/09/02 (金曜日)

朝から久万高原へ打ち合わせに行ってきました。もち秋の気配は濃厚。黄金色に色づいた稲の穂が波打っていました。さて、ガストン・ライエ・ミーティングには、早々にたくさんのお申し込みありがとうございます。ボクも飾りっぱなしの80にチョコって乗ってみようか、と引っ張り出してみました。

でボクも「HP2を買う!なんて言っているけど・・・」と自問自答の日々。というのも股関節が悪くて、背の高いバイクにまたがるのがとても大変!ばかりか正座も胡坐も出来ない。トイレも大変でラリーの試走や本番でトイレをどうしたか?というお話はまたの機会に譲って・・・・この秋はリハビリに専念しなきゃ!!と思うことシキリ!です。とりあえず3年来の五十肩は概ね快方に。

ところでロマンチックなかに座の仙波君のコラム「お疲れさまです・・・」でもHP2のことが触れられていましたね。BMWの刺客だとか構造改革だとか・・・って言っていて面白いのですが、どうもあのメーカーは、「無くなりかけると見せかけておいて、創造的な新しい世界を提案」しては、離れかけたオールドファンにも「ごめんごめん、これだったよね。君のことを忘れていたわけではないのだよ。おまたせ」みたいな手法が常套のなでございますな。ナニ!今の日本の政治手法に似ている?似ているかもです。

それほどに新しい世界に切り替えていくことは難しい、ということかもしれません。実に大衆は保守的で変化を望みつつ、その実変化を避ける、という傾向にあるのですね。
「えっフラットツイン止めるの?!BMWって!そんなあ!!」
って話しはそう遠い昔のことのようには思えません。そのニュースが世界を駆け巡った直後は、世界中がフラットツインを買うわ!生産中止反対!をメディアもこぞって大キャンペーン!!をするわ、で大騒ぎでした。で少ししてから80GSベーシックなどポン!と出しては、離れかけた僕たちをまあなだめるわけです。

直近では「BMW最後!のストレートシックス!」「えっBMWって直6やめるのか!買わなきゃなあ!」と無理して買えば、何のことはない「ニュー5シリーズ、伝説の直6搭載!」「・・・オーマイガッ!また、やられた」で閉店セールと開店セールを繰り返す、あの商店街の老舗みたいで、えっ最近のSSERもそんな感じ?いや、天下のBMWと同じ戦略だなんて・・・お褒めのオコトバ?これからは、襟を正します。

で、仙波君!HP2ってそんな風なバイクなんだから、刺客とか構造改革というより、少数のクラスターをも塗りつぶして、「もう現行のBMWを買うことは無いだろーな」とか「テレレバーはいらない」なんていってるヘビーで口うるさくて、結構オピニオンリーダーだったりブログだHP(ここはホームページの意味だ)に言いたい放題の彼ら(ボクら)ユーザーに向けられた、チュパチャプスみたいなモノなのなのですよ。おお!それこそがまさに構造改革で、仙波君は正鵠を射ている!のではありますまいか!つまりこれは「KTM950って、いいかも」なんて思い始めたBMWユーザーに向けられた刺客!かもです。でも、スクリーン+ビッグタンク+究極のコンフォート性能(グリップヒーターとかですな)+キャリングケースなど、1200GSの持つ究極のツアラーとしての基本性能が、さらに良く見えてきたりするのも事実ですなあ。「あなたは、どういうスタイルなのか!」を突きつけてきているわけです。

さあ、迷いなさい子羊たち・・・・・ボクは決めていますからね。

きょうの一枚
構造改革中!のSSER、21年目の秋は果たして・・・のチャンプ池田。ルートはあのSSです。SSER 2DAYS CLASSICSはエントリー受付中。詳しくはコチラ

http://www2.sser.org/2005_sser2days/

2005/09/01 (木曜日)

今日は防災の日。官民挙げてさまざまな防災に関する取り組みが続いている。それほどに昨今の地震や自然災害の多さには、緊張せざるを得ないのだ。もう、そこに足音を聞いている!という感じ。アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」は、犠牲者は数千人に上る可能性!との報道。地震や津波と違って、もう少し予測可能だっただけに政権の危機管理能力が問われるかもだ。なによりもハリケーンの巨大化は、地球温暖化の現象として科学者らは指摘を繰り返していただけに、耳を貸さない米大統領が「天災!」を強調するにつれ、確信犯なのか?知っていて利権のために知らないふりを続けるのかと疑わしくなりますな。京都議定書を批准する機会ですぞ。とまれ、末尾ながら被災された方にはお見舞い申し上げます。

やっぱ環境問題については、一人一人の行動から!と思いながら窓の外のレンジを眺めていたらすね、ランドローバージャパンからいつものようにダイレクトメールが届いた。ああ、またレンジローバーがモデルチェンジ?!なのか!ナニナニ、スーパーチャージドV8-4.2で396ps!!BMWエンジンよか100ps以上UP?!お値段1320マン円ナリ!!!

「ナニヲヤットルノダ!!」

なんかサイドグリルやフロントグリルなんか、妙チクリンだ。ブリティッシュの上質感はどこさいっただ。これはイカン。イカンのである。間違っていると思う。アメリカじゃ、ラグジー(風呂ではない)ブームで、こんなニーズが沸騰中であることは、知っているだに。しかし、このド派手さと、バカバカ馬力は要らない。あのローバー社せいエンジンのジェントルで趣のある、あの味は・・・・・フォードグループの傘下になったりするからイカンのだ。金額も中身もイカン。ケシカラン・・・で・・・売れるのか、やはり。いやイングランドでは売れんぞ。ボクはというと、さらに古いクラシックレンジ、市場で100万円台のを物色中だってのに。どうしてこうも世はバカバカオバカなスーパーカーブーム!になっただか?お金のある人がスノビズムを失ったからかもしれん。でもアストンマーチンの復活と隆盛は嬉しかったりする。あれ、ボクってイングランド派だっけ?

さてスノビズムといえば?SSER!!「夜じゃないのは問題だ!」という諸兄、お許し下さい。
最大の理由というのは、近年の騒音問題!!年々大きくなり続けるエンデューロマシンの排気音!これは、どうしても克服しがたく・・・このままでは誰もこうしたイベントを認めるわけにはいかないだろう、と思う。車検の時に聞いた音は「まあいいだろう」としてもSSの中で聞くあの輸入エンデューロマシンの音は・・・いったい。これまでにない苦情が多くなったので、ついに警察も「昼間できるように・・・」と。言うご提案をいただいた。昼間には昼間の覆いがたい問題があるのですが・・・いやいや、もっと騒音問題は真剣に取り組んでおけばよかったと思う反面、夜に戻すことはいつでも出来るはず・・・ならば魅力的なデイステージ!!それに夜は、明日の早起きのためにすぐ寝てしまう!ことが無くなって、違った楽しみもあるかもですよ。と考えた挙句のことですだ。と言いながら案外、夜に差し掛かる参加者も居るのではないかと言う不安も。

21年目!大人になったSSER・・・休日の2日間を楽しみ抜きましょう。走る70%!遊ぶ食べる飲む30%!ストイックから新しいニューストイシズムへ。ナニ言っているだか。ボクは週末は山の中です!!湖の見えるワインディングが登場する予定でおます。オタノシミニネ。

きょうの一枚
ボクのG/S、ガストンのサイン。もちろん最初から書いてはあったのだが、書き直してもらったというわけ。語り尽きないほどの思い出。そんなガストン・ライエ・ミーティング・ファイナルはエントリー受付を開始しました。詳しくはコチラ http://www2.sser.org/2005_grm/

Organisation Voice 2005/08

2005/08/31 (水曜日)

ガンがガストンの命を奪ってから半年がたった。

菅原さんのポケットにもボクのポケットにも、ガストンの遺影は常にある。BTOUの閉会式で、スガワラサンはボクの席にそっとガストンの写真を置いた。スピーチで、そのガストンの話をしようかと躊躇したが、控えた。ガントルガのモエ・エ・シャンドンの黄金の雫が、ガストンの写真にかかって頬を濡らしているように見えた。そっと指先でその黄金色の雫を拭ぐって再びポケットにしまった。チャンピオンにこそモエは相応しい。なんか飲み屋でモエ!を飲んでいるのを見ると腹が立つ、ってのも勝手な話かも。もともとモエ(萌え!じゃない)はナポレオンが勝利を祝って愛飲したシャンパン!それ以来「勝利の美酒」とはこのこと(違っていたらごめん)そして現代ではモータースポーツのシャンパンファイトは、まあモエなわけで、祝勝会などはこれで乾杯するといいだろう。

話をガストンに戻す。彼は常に闘っていた。長く続いたマルボロのスポンサードが終わったのは1988年。しばらくはマシンにも恵まれず一線を引いていったが「引退」なんかしてないと彼は言う。その証拠にモンゴルに招聘したのが1999年。この時52歳の彼は、全く枯れてなんか居なかった。その10月2人で約束した日本での「ガストン・ライエ・ミーティング」まさにこのHPがスタートと時を同じくする。このコラムOVの第1回目は、ガストン・ライエ・ミーティングの話からはじまった。

さて、そのミーティングをどうするのか。「今年も開催しましょう!」という声も少なくは無かったのだが、僕は耳を貸さなかった。昨年も間際まで来日を試みたガストンの手元には1枚のエールフランスのビジネスクラスの航空券がいまも残っているだろうか。で、結論から言うと「ガストン・ライエ・ミーティング・ファイナル」します。最後です。しかもこのミーティングで、ガストンが最後に走ったあのかなりハードな「富士山から白馬」のルート。でもオンロードでも車でもどのルートで走ってもいいことに・・・もちルートブックとCPはあるから。甲州街道で道端にバイクを停めて食べた葡萄の味が鮮明だ。前夜のガストンと泊まった西富士のコテージも良かった。

「ガストン・ライエ・ミーティングやりましょうね!」「いやだ」「・・・」「しない!」なんて毒づいた人、ゴメンナサイ。以上のような(どんな?)言い訳で、ファイナルなミーティング!となります。万障お繰り合わせの上、どうかご参加下のほどを。

さて話はガラリと変わる。

トヨタのレクサスブランドのお披露目が始まった。プロデュースしたのは「D&d」というチーム。なんのことは無い電通とデルフィス(旧南北社トヨタの関連子会社)である。呉越同舟と言うのも少し違うが、ブランディング戦略は興味深い。投資コストは2000億円!イマやこれだけのお金をポンと出せる企業は、そう無いのではあるまいか。トヨタ方式で倹約に倹約を重ね「絞りきった雑巾をさらに絞って・・・」と言われながらも「出す時は出すねえ」という感じ。年間の純利益が2000億円後半だから、まあ今年の儲けは全部突っ込んじゃえ!みたいな田舎経営者みたいなことは無いだろうが、当たらずとも、まあ遠くは無い。車種構成などは賛否がかまびすしいから省略。メディアなどによればそこは高級ホテルなのだという。接客は黒服らしい???いっそのこと2階より上もホテル・レクサスとかにしたら良かったのに・・・・で、ブランディング!というのは実に難しい。

彼ら(ってボクら)は実に気まぐれで気難しい!さらに西洋コンプレックスの塊ときてる。そうは言いつつも、日本もほんの少しだけブランド神話の時代を脱しつつある。中国はまだ50年くらいは大丈夫だろうか?中国こそ急げ!なのだが??とまれ、日本の誇るトヨタが見せる国内の高級車市場戦略はいかに・・・仕事の目を離れても、これを見逃す手はあるまい。

ただ、自動車の未来は語られるのだろうかは疑問かもだけど。

きょうの一枚
中国と言う国は・・・叱られるのを覚悟で言えば、この道具はこの国を象徴しています。掃除をする!という発想には進歩?を感じますが、このゴミを撒き散らすための掃除道具と言うのはいかがか・・・・・この国が、ひとつの問題とその解決方法にも同じような思考回路をとる!と感じるのはボクだけ?

2005/08/30 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました

UBSというモンゴルの放送局で放送されている「BEIJING-ULANBAATAR 2005」のタイトルバックの動画をご紹介!!本編はいずれまたの機会に・・・直近は10月8日?

今日ボクは1日掛けて病院!人間の点検と整備に費やしました。ラリー前のウランバートルで高熱を出して、3日間飲まず食わずで強烈な鎮痛解熱剤を飲み続けたおかげで、熱は下がったものの消化器系を全損!!ラリー中の苦しみと言ったらありませんでした。ラリーの後始末で残ったウランバートルでも、フラフラ!よくぞ無事生還したものだとわれながら・・・・・・・健康は大切です。ちなみに今日は、大腸ファイバー、内視鏡です。気持ち悪いときたら・・・・・

ラリーに持っていくことの出来る医療機材と医薬品には限りがあります。それがボクにも跳ね返ってきたのかもしれません。ああ、オナカが痛い!

■ ビデオはWMV形式、サイズは1.3MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/08/29 (月曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その3

メディカルについて・・・

SSERにはレントゲンがある。ラリー主催者がレントゲンを持っているというのも「?????」な話だが。撮影と現像はいつも2人のカメラマンが担当する。気温を調べて現像液を作り、撮影から一連の作業をこなす。大変なご苦労だ。1日中撮影をしたあとの作業だ。

なぜレントゲンの導入をしたか?というとこうだ。1995年第1回大会、ラリー中に起きた打撲症!ドクターは「痛みがひどいから骨折しているかもしれないし、場合によっては折れた肋骨が肺に刺さっているかもしれないから、緊急輸送してくれ」触診だけでは最悪の場合が分からない。「はい」と航空機をチャーターして中国北京の病院に、1週間のうちに4人搬送した。いずれも単純骨折や打撲程度で大事には至らなかった。「レントゲンさえあればなあ」ラリーの医療チームの切なる思いだった。

ラリーの医師はボクの大切な友人ボルドサイハンという男。彼がリーダーを勤めている。日本人医師が「この男はすごい!」と言い放った。アメリカの大学病院で脳外科の臨床と救急救命をやっていた。問題なのは、たいがいの負傷者に対して「大丈夫!」「心配ない!」「ウイスキーを飲んでおけ」「点滴?いらない!」とそっけないたらありゃしない。だから彼が「やばいぞ!」というとボクは非常に緊張する。緊急輸送の準備を始める。燃料の問題やフライト時間ラリーのオペレーションに与える影響を、短時間のうちに検討し答えを出さなければならない。実は今大会は「やばいぞ」と彼が言ったのはたった1回きり。それは炎天下を歩くボクに言ったもので、だれひとり負傷者には「やばい」は無かった。

ボクが「全員のメディカルチェックをしよう」と言ったエタップ3の朝も、彼は「???」「いや結構熱中症気味で、体温高いままの参加者が居る」と言うと「水を飲むように言え」というばかり。「そのためにもチェックをして意識を高めるんだ」と言うと「それなら分かった」と作業を始めた。

彼はモンゴルの大自然が大好きだ。ヘリの窓から食い入るように風景を眺め、降りると石や化石を探す。純血のモンゴル犬の子犬を探すのもライフワークになってきている。

「今回も素晴らしいルートに連れて来てもらって感謝している」最後にヘリを降りて別れ際に握手しながらそう言った。最後にこういった「今回は大きな事故や怪我が無くてよかった。8回大会はいろいろあったのにな。」もちろん彼が言うように全く無かった!分けではなかったのだが・・・彼の言葉には生命的なリスクがある・・・と言う部分が抜けていた。一人の優秀な医師がラリーに居ることの安心感は計り知れない。もちろんもう一人の医師も優秀で、ウランバートルへ緊急輸送が発生すれば病院の手術室まで彼がアテンドする。

BTOU・・・・・その身体的なリスクをはらんだゴビの大横断は、こうしたメディカルチームに支えられた。しかしなにより、参加者相互のコミュニケーションや、大会本部への迅速な連絡ぶりは賞賛に値する。またメディカルを中心にしたスタッフ全員の参加者へのケアは、いまの可能な限りを尽くしていると胸を張れる。

あとは参加者自身がリスクマネジメント能力を磨くことだろう。ひょっとしてその能力は、ラリーのときばかりに限られない、と思う。

ラリー中に使用した輸液類・・・・・約60本
ラリー中に使用したレントゲンフィルム・・・・・約30枚

きょうの一枚
エタップ5 SSスタート地点、ライダーはゼッケン1ローレンスさんアラビアの・・・じゃなかったモンゴルのローレンス!

2005/08/26 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その2

モンゴル国内の報道

実は大会前の8月4日、ウランバートルのプレスセンターで、記者会見がもたれました。翌日以降の新聞はかなりの扱いがありました。またザミンウッドには、スタートを見送る大勢のモンゴル人!!車もたくさん停まっています。しかしよく見るとどの車もウランバートルナンバー!砂漠を700kmも超えて応援にやってきている家族に混じってメディアの姿も。ヘリに1名のUBS(テレビ局)のカメラマンと地上にもランクル80にカメラマン。大会終了後は、毎夜エタップごとのTV放送!時間が不定期なので見逃した日もあるのですが帰国前に、テレビ局のスタッフが放送した分のテープを届けてくれました。残りは9月に来日するムッホ君がもって来るでしょう!!一番早くお披露目?出来るタイミングは「SSER 2DAYSの前夜(土曜)に車検会場のスクリーンで!!(註:今回は正式なスケジュールは日曜の朝からです。閉会式は月曜祝の夕方だからね)お楽しみに!!興味のある方は、ちょっとお早めにお越し下さい。ミニミニモンゴルの夕べを開催・・・この日の宿泊はキャンプのみだからね。というわけで、モンゴル国内ではかなりの歓迎振りだったというお話。来年はさらに建国800年記念行事で盛り上がりそう。

ロシア人からのメール

XR250で参加したロシア人選手。自分のバイクが間に合わなくて、スタート直前にウランバートルで調達・・・ったって、これでラリーに?という代物。なのに当初のエントリーフォームに記載されていたXR400のまま集計されていたので、ラリー中に「250に直してね」と言って来た。「わかった」と答えながら、忙殺されていたら昨日メールが届いた。「250に直してもらえれば、クラス3位なんだ。それは僕にとってこの上もない名誉なことだ・・・」実はその時点では訂正作業が終わっていたのでした。来週始めにはリザルトが参加者の元に向けて送り出されます。カナダやロシアにも届けられます。

暑いのか?

エタップ2、ザミンウッドをスタートしたヘリ1号機はギリギリの燃料で給油予定のオンコース上の村に向かっていました。その村にはウランバートルからヘリの燃料を積んだローリーがやってきて待機しているのです。ウランバートルからザミンウッドまでで大方の燃料を使い果たしていた1号機は、その村までも厳しい状態でした。そんな時オンコース上から緊急を告げる無線とオンコース上にストップする参加選手のマシン「OK!旋回してくれ」と頼むのだが無視して真っ直ぐ飛び続ける。「どうした?」「・・・・」「????」とやっている間にヘリは10kmも飛んだだろうか。「降りろ!」怒鳴りつけて着陸。歩いて現場まで行くことにした。ヘリのパイロットたちにこの機の持つ役割を肝に銘じさせたかったこともあった。陽炎揺れる砂漠の中の道は暑かった。が、風はさわやかにも感じた。手に持った水はあっつと言う間にカラになった。振り返るとドクターと看護師が医療機材を持って500mくらい後ろを歩いてきていた。1kmを10分で歩こう、10km100分?と考えながら歩いていると、少しだけ気分が良くなった。「でも道を間違えると危険だなあ?」「ゲルがないなあ」やがてドクターが追いついてきてペットボトルを差し出し「ディンジャラス!」と一言。どうもこの日を境に増え続けていた体重が減少傾向に転じ!今でも減少を続けているようです・・・何の話ですかい?ラリー前体重92.5kg今朝の体重85.0kg!!どおよ。

きょうの一枚
ウランバートルから西に600kmアルベイヘールの街。ここまではウランバートルから舗装路で行けます。今回もこの街が最後のビバーク地だったり・・・苦い経験やつらい事も、楽しい思い出も、この街にはたくさんあります。この10年間、この町を通らなかったことは、多分ありません。町の中では強いデジャヴュに出会います。

2005/08/25 (木曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その1

エコチャレンジの可能性と将来・・・・・今世界中を走る自動車・・6億台!日本並みのモータリゼーション(2人に1台の時代)がインドと中国にやってきたらこの2カ国で11億台!?そこまでは地球上にある化石燃料では到達しません。地球温暖化も、このデイアフタートゥモロウみたいな地球上の気候変動を見ていれば、自動車メーカーの、いやそれを知る方たちの憂鬱!が感じられます。今回のエコチャレンジの基準燃費は、4輪部門で15km/h、2輪部門で30km/h・・・・・基準というにはあまりに高いハードル?僕は低いと思ったんですが、しかし次回もこの数値が採用されると思います。スーパーカブも次回挑戦を表明!!なんとローバーミニも複数体制で!?スーパーカブにライバルも現れそうな気配!ありありです。

エコチャレンジは、ラリーのルールに関してはかなり甘くなっています。主催者の後方走行をしているドクターの乗ったメディカルカーや、ピックアップのための今回は2台のプロシードや、人間を回収するためのビッグホーンなどが、ガッチリサポート。ラリー部門参加者には出来ないオフィシャルからのアシスタンス!!もあるのです。日没後は完全にオフィシャルが管理できる状況です!!から一見無謀な挑戦!みたいですが、思い切ってチャレンジできるのです。いつかは化石燃料ゼロの完走車!が現れるでしょう。10年後か?ひょっとしたらもっと早いかも・・・インフラに縛られるであろう今後の環境対策車。で、あえて困難な3500kmの砂漠への挑戦!開発チームにも見え無かったなにかが見えるかもです。

「あなたが闘うのは、未来の地球のため・・」となることを真に願って、主催者の負荷は高まりますが、夢のために次回も頑張ります。

ベンチレーションスーツと熱中症

このコラムをお読みの諸兄には釈迦に説法でしょうが、自動車もエンジンを冷やすために外部の空気を大量に取り込むエアインレットとかエアスクープとかがボンネットの上に聳えていると「高性能!」な感じがするですね。でも問題は空気を取り込むことではなく、逃がすことです。フロントガラスを失ったラリーカーも、一定以上の速度になると室内にたまった空気で風圧が気にならなくなります。せっかくエアインレットのあるジャケットを着ていてもアウトレットと、そこまでいたる空気の道が設計されていなければ、意味を成しません。空気の保温層を作ってしまいます。

熱中症傾向で38度以上の体温になって点滴を受け続けたライダーたちのジャケットと、涼しい顔して元気に競技を続けるライダーとの間に、ボクはこうした法則を密かに見出していました。(いや必ずそうだという事でもありませんが)主催者として一部の特定のメーカーをとやかく言うのはいかがかと思うのですが?(っていつも言っていますが)BMWのラリー2スーツは、素晴らしい!!の一言に尽きます。(なにか強力なセールスマンが存在しているといううわさもありますが・・・)多くの方が着用しているのにはビックリ!!後半になるほど調子を上げた方にもこの着用者多し!!なのです。桐島ローランドさん、川合アユムさんなども平気でBMWのロゴも付いたままで、カッコ良く着て涼しげに走っていましたね。もちろんこのジャケットにも難点が無いわけでも(高い!とか)ありませんし、それ以外にも、もっと高機能なジャケットがあるかもしれませんが・・・・・とにかくボクが見る限りですが、同一メーカーのオートバイの平均的な性能より、このジャケット!パンツもですが・・優れています。オフィシャルウエアのパンツもBMWサマーパンツを採用して過酷な現場で無類の働きを見せましたね。で、こうしたベンチレーションで身体を冷やす!!今回は暑かったけど風は熱風!!じゃなかったですから・・・・・大切な要素として注目されます。

きょうの一枚
うおっ!不時着か?実はエタップ5のSSスタート地点に着陸!!このカラーリングのヘリが1号機!ドクターとカメラマン!!らとボクが乗っていてルート上の安全管理などに大活躍!!なんですが高騰する燃料代と反エコチャレンジなオオグライブリに血の気がうせます、ホント。
2号機はアーミーグリーン!の軍用機で、10kgバックとエアメカ・マネージャーなど有料シートでビバーク間を直接飛びます。オフィシャルは2名アテンドしています。

2005/08/24 (水曜日)

いつものトップページに戻ると、ひとつ前のイベントのリアリティが薄らいでいきます。でOVも復活!!この夏の総括とすれば書きたいことは山のよう・・・なのですが「振り返らない」ボクとしては確かな「次」に向けて歩き出すのでした。えっとSSER 2DAYSは、ついにデイライトだし・・・ガストンライエミーティングは「ファイナル&メモリアル」でガストンが最後に走った・・・あのルートで!!という事。それにしても飽くなき実行力!!はいったいどこから??

今日は香川にある大学に、お邪魔してきました。ボクが数年前にCIの導入計画とデザインをさせていただいた大学・・・担当課長は実は同級生でもあるのですが、いまや地方大学が軒並み定員割れや経営難やという時代にあって、その大学は意気軒昂。キャンパスにはさらに2棟の大型施設が建設中!!でした。赤とんぼが飛び夏休み終わりの大学のキャンパスには、不思議な空気が漂っていました。思わず「求人票、出そうか?」

1ヵ月以上も乗ってなかった愛車レンジローバー!!出発すると急にエアコンが壊れて車内は蒸し風呂!!あわてて事務所に引きかえして・・・・・ほかのクルマに乗り換えようとして「もう一度だけ」とエンジンをかけると、なんと冷風が・・・・・思わず小雪(注:今はいませんがSSERのマスコットだったアラスカンマラミュート犬、メス)を思い出しました。どうしてエコを声高に叫ぶ僕が、この2世代レンジローバー4.6を降りられないかというと、何か無性にやさしさを感じるのです。こうした感覚をクルマに持ったことは実は初めてで、乗るほどに好きになっていくのがハッキリ分かります。「ううむ、さすがは女王陛下のレンジローバーだわい」燃費悪いサイズでかい!故障多い!保障が切れた次の月にはお約束のエアサストラブル!これは生産時にタイマーがセットされているらしい(ウソ)なんか全てが小雪にそっくり。当然通勤はこれ(自転車はどーした!京都議定書の話はどーした!とお怒りの諸兄!ゴメンナサイ)

で新型レンジもいいのですが、やっぱりボクはさらに古いクラシックレンジが欲しい「それだけは止めておきなさい」というのが通のオコトバ!「どーして?」「じゃあ、せめてエアサスをコイルサスに変更したやつか、タマ数は少ないけどもともとのコイルサスモデルにしなさいね」「へーっ、どーして」大きい犬がご飯いっぱい食べるし、散歩が大変だからちっちゃいのにしなさい!みたいな話なのだ。

今日は久しぶりのOVで、ちょっと暴走気味になった。スンマセンBTOUの話とかは、またそのうちに書くでござる。

きょうの一枚
と、いうようなことから久しぶりに小雪の登場となりました。

2005/08/02 (火曜日)

来年2006年はモンゴル建国800年。チンギスハーンがモンゴル高原を統一した年からすでに、いやまだ800年ばかり・・・・奇しくもNHK大河ドラマでは「義経」が連戦連勝神話を築いている時分でしょうか。義経の死後すぐに起こるチンギスハーンと、東北から大陸へと逃れたのではないかという義経にロマンを描いたお伽噺のような「チンギスハーン義経説」でもNHK大河ドラマ「義経」の翌年がチンギスハーンの建国800年と、妙な符号が、いまさらながらに草原の夢を掻き立てるではないですか。そういえばチンギスハーンも白い馬を好みましたし、たしか義経もそうではなかったですかね。あの奇襲攻撃的な騎馬隊の作戦も似てるし・・・・ってなにか小説でもなかったですかね。今年の年末までにそんな本出せばうまく売れますよキット!!

さてウランバートル!例年より涼しくて、ご機嫌です。仕事は忙しいのですが、日本の夏のようなところは仕事する環境ではないですね。先進国で一番暑いキャピタルタウンじゃないですかね。もちろん北京も上海も暑いには暑いのですが・・・・・・

 
Organisation Voice 2005/07

2005/07/28 (木曜日)

 

ボクは日中友好協会の会員でして、昨日はわが協会主催の松山でシンポジウムがあって、この忙しいのに!行ってきました。会のあとの懇親会では中国政府要人と強いパイプを持つ大物政治家先生と親しくお話をした挙句、思わず「SOS」を発してしまいました。というのもその先生はすでに「BEIJING-ULANBAATARで苦労している男がいる」というのをこれまた地元の先生を通じて知っていてくださいました。「おおっ、あなたでしたか」と言われてちょっとボクは大感激。

政府が出来なくても僕は強い「政教分離」じゃなくて「政ラリー分離」って変!?の精神でやってきてたのですが・・・でもその超大物政治家先生は、まさに超大物という感じで、いや実に気持ちが良かった。ファンになっちゃった!のでした。

さて中国と日本の関係・・・この夏が最悪のピークで、これからは良くなっていくのだと感じています。マスコミの問題、マスコミを批判する勢力の問題、右左のバランス感覚。これからは思いがけず考えていたり論じていたことを自分でも見直さなければならないという思いに立ちました。

さあもう出発の時刻が近づいてきました。

きょうの一枚
もうすぐ!こんなところに行きますよん!DUNE!NUDE!ありゃ!

2005/07/27 (水曜日)

台風は関東に被害を与えながら北上!先の地震といい今回の台風!皆様には被害はありませんでしたでしょうか?お見舞い申し上げます。東京都の地震情報に関しての問題が指摘されていました。災害時には特に正確な情報をいち早く系統的に収拾し、必要な箇所に伝える、ということが最優先です。先に立ち上げたPDRというNPOもまさにそうした思いからスタートしています。実に正鵠を射ていると言う思いがします。

またわたしどもの主催するBTOUも、過去の経験に立ち、さまざまな取り組みを「出来る限り」行っていきます。通常の社会生活も、また危険を伴うと思われがちな海外ラリーも、きちんと自分でリスクマネジメントしておくことが必要です。笑い話ですが、ボクがヘリの中で離陸後は通路に置かれるタラップをさして「墜落した時に、そのタラップが危ないから固定して」と大笑いをされました。「落ちたらそれどころじゃない!」「・・・・・」ボクは真剣に怒りました。「それでも助かろうとする気持ちが無ければだめだ」と思うのです。飛行機に乗ると必ず枕と毛布をもらいます。非常時は枕の上からベルトをかけて、「衝撃回避姿勢は頚椎損傷の原因、航空機の緊急着陸で逃げ遅れる原因は首とおなかの損傷で動けなくなることだ。脱出には毛布が必要だ」なんてマジに思ってるんだから、みんな訝しがるよね。でもそれもささやかな自己流だけどリスクマネジメント。

話は変わりますが、非常に大好きだった杉浦日向子さんが亡くなられた。ボクよりも若い!とは存じ上げなかったが・・・彼女を通して日本の文化や江戸の情緒ひいては日本の美意識をいつも感じていました。彼女こそはポスト白洲正子さんだなあと感じていましたのに。ご冥福をお祈りします。

さて、元気にBTOUの実質的なオペレーションです。スペースシャトルも打ち上げ成功!困難を乗り越えて行く姿は人間の逞しさ美しさを見せてくれます。「挑む姿は美しい」かつてのパリダカのスポンサーでパリダカのもっとも困難な時代を支えた(もっとみんな感謝すべきなのですが)パイオニアの当時のラリー支援のためのキャッチフレーズ!です。まさにパイオニアという先駆者に敬意を表しつつ皆さんに「挑む姿は、常に、美しい」常にを追加しました。

きょうの一枚
草原の道。豊かなモンゴルの空間と遊牧民たちの生活をつなぐ道。物心ついた頃からコンクリートやアスファルトに固められた道しか知らない我々には、これを「遅れてる」と見てた20世紀。今はモンゴルの高度な自然のリサイクル性に未来を感じます。って分かりにくいか?

2005/07/26 (火曜日)

すっかり更新をサボっていました。またすぐに北京に向かいますのでこの数日間でも、まめに書かなくては・・・と気を改めています。

通りといわず家々の庭先には、僕のとても好きな、さるすべりの花が咲き乱れています。木につける花の中でもとても好きな花です。そしてこの花を見ると、なぜだか昔から中国を連想します。木や花の姿かたちが僕の思うところの中国的なものなのです。ゆるやかに弧を描きながら伸びやかな枝先。何か美しい中国の農村や桃源郷やらをイメージして仕方が無いのです。

そんな古くからの思いも後押しをして、さるすべりの花の咲く頃に日本を出発していよいよBEIJING-ULANBAATAR2005はスタートします。

ここまで多くの困難と問題を乗り越えて開催にこぎつけたのですが、ここに最後の大きな一山を迎えた!という感じです。さまざまに変化する国際関係、中国の高度成長とヘゲモニー、エネルギー事情の悪化と呼応する環境問題の悪化、近代史的東アジアの人々の思い、日中の軋轢、6カ国会議、抗日戦勝60周年記念キャンペーンは8月15日に向けて、メディアをあげて展開中。靖国問題はさまざまな問題の着火剤であり燃料となり、モノの本質や是非を論じられることなく、ムードやミスリードで形成された「思い」の蹉跌で繰り返されていきます。是非をいうのではありませんが、あまりにも困難な局面。

きょうの一枚
なにかこうスカッ!と行こう!!ということで今日は青い空。頑張って現地からも大会スタートまでOVを送り続けます。ではまた青い空の下で・・・・・。

2005/07/20 (水曜日)

暑い!のでしょうが、ボクは1日中冷房の効いたところから1歩も出ずにですね・・・だから本当に暑いのかどうかさえ分からないままなのです。

そろそろ冷房から飛び出して、現地にいかにゃなりません。おっ、台風5号も中国に行っていますね。その影響ではありませんが天候不順で、北京も連日の大雨の模様。天津からの連絡でも濃霧?!と大雨で混乱中!?の様子です。全く異常気象じゃなかった気候変動のなせる業でしょうか。困ったものです。大きな被害が出なければいいですね。全世界的な異常気象じゃなかった気候変動?は今年のダカールにも顕著でしたね。例年なら1月末からはじまる砂嵐が、初旬から吹き荒れてラリー期間中ずっと大変でしたものね。

いよいよ最終のルートインフォメーションも発表になって(って遅くなってごめんなさい)カウントダウンが始まっています。今回はエコチャレンジ部門がいますので楽しみも二倍!エコチャレンジのチェックカード案も本日完成なり。

ETAP4とETAP5で走行ルートが一部分かれます。ラリーはデューンへ!エコは迂回でナビが難しかったりします。ETAP-4はSSゴール後にリエゾンでデューンへ!ここは両部門とも走行します。お楽しみに・・・・

きょうの一枚
そのデューンです。この轍を行くと、まあ大丈夫ですが左のビッグデューンに入っていけばビバークはすぐです???遊ぶヒトのための3時間か!格闘するヒトのための3時間か?とにかく3時間で27kmの距離を走るです。がんばれ!ミニ!プリウス!スーパーカブ!!いや、みんな頑張れ!!

2005/07/19 (火曜日)

暑い!死ぬ!!クッソー!芝生の上の白塗りの、ジャロジーの風通しのいい百葉箱の中の気温計で測った気象台の言う数字なんか、誰がまじめに聞いて!「ふーん36度」なんて言っているの?!

黒い車の締め切った窓の中の気温も、参考として発表して出したらどうなん?!今朝のワイドショー?では「異常気象ではなく気候変動」だそうで「フムフム」と聞いておりました。気候変動とは全く大賛成!!その通り!

と、やけに機嫌が悪いのは、単に暑いからだけではなくて、やらないといけないこととアポイントの多さと、暑さと、中国の連中ときたら全く・・・・・なわけで、やっと書きあがったコマ地図を入稿して(印刷に出すことね)ルートインフォメーションを書いて、タイミングチャートに悩んで・・・たら3日間の連休なんて露と消えちゃいましたよ、全く。

これから、地図への精密な落とし込みと、チェックカード作って、おまけに最終的なロジスティックプランを作って、燃料の輸送計画、オフィシャルの展開を検討して、ってものすごい量の頭を使う作業があるというのに、僕の頭の中のHDDはもう容量不足気味!

きょうの一枚
なんと、ゴビのピストクロスに道路標識が・・・左右をよく見て?!渡りましょう。それにしてもオーバースピードに注意だね!ピストクロスは結構固いよ!

2005/07/15 (金曜日)

神戸の車検も慌ただしく過ぎて、なんかのんびり出来ないというのが残念です。のんびりするためには、ひとつしか法則が無いと思います!それは、何でも早くすること!です。でもそのためには余裕のある資金が必要。「貧すれば鈍す」というのも、まあこういうことです。

お金があればのんびり出来る!というのも情けない発想でありますな。事実だけど。「何でも早くすると、のんびり出来る」というアイデアが、ルートブックを皆様のリクエストに答えて事前配布する!!ということでしたね。ということは一日も早い仕上げ!つまりブラッシュアップと確認作業。印刷製本が必要になっています。印刷屋さんとの約束は実は本日入稿!!まず難しい多ページ少部数の印刷は、実はかなり大変なのでありますよ。

また内容や数字の確認作業は、モノがものだけに通常の印刷物の「校正」と一線を画します。とにかくボクの忙しさを悪化させるのは中国事情と、コマ地図!!と言っても過言ではありません。きっとコマ地図制作に費やすみんなのエネルギーと熱意!!なんて見たら感動しますよ!でもって、封筒に詰めて宛名書いて、おそらく配達証明郵便かなんかになるでしょうし・・・金額も結構だしね。なかなかこうした国際大会の運営というものは、厳しいよね。それを支えるパッション!という得体の知れないものが大きなモチベーションになるのですが・・・・・どうか、ボクにのんびりした、たった半日ほどの時間を、そうしたら心入れ変えて、口ばっかじゃなく、ちゃんと作業しますけん。

きょうの一枚
カテゴリー分けに悩んだ菅原さんのマシン。それにしてもいつもチャレンジング!

2005/07/13 (水曜日)

i-podただいま2000曲インポート済み!で、これの全曲再生すると1週間かかるほど。クラシックとかもたくさん入ってるんで・・・で、これと競争するようにコマ地図を描いています。これには某秘密のサイトが重宝!これはちょっと教えられない!!けど特別に・・・GOOGLE EARTH「何だそんなの知っているわ!」という諸兄には失礼。ちょっと400USDも払うと、いや払わなくてもそこそこに、GPSの座標を見ながら地球を拡大していけば、自分の家の前やらゾーモットの井戸に至るあの枯れ川の様子まで、「確認できる!」ボクは村を抜けるルートを確認するために有料の詳細画面に出来るような契約を!!!したいんだけど「電話で申し込む」というところで「またにしよう」なんて気弱なこと思っています。でもすごいよ。普通に見られるものでも、コマ地図書くのにヘルプになるんだから驚きでしょ!!TBIも行かなくてもコマズが書ける!ナワケナイカ!

で、北京を出発したコマ地図は、やっと国境を越えたあたり。i-podではジャンル別の再生で、やっとJazzの400曲が終わったので、ラテンの350曲に挑戦!!国境を越えると測距システムが変更になるので要注意です。モンゴル国内は日本の高速道で補正を取って行ったマップツイン4輪駆動のスピードメーターの分岐ラインで測定しています。

きょうの一枚
ロッククライミング中のスガワラテルヒト!試走中のひとコマ。ここがその壁画のある岩山で、彼はコーラを飲んでいます。これが病的にコーラが好きで・・・・おかげで試走隊の荷物はコーラだらけ。今回BTOUでカミオンバレイ隊の隊長を務めるる予定。運悪くリタイアしたら、コーラだけにはありつけるかもです。今回はリタイア者もカミオンの荷台!なんてことはなく冷房の効いたオフィシャルカーにご乗車いただけます・・・・ってすごくない?でそんなことより彼は、「パリダカのディープな世界」の原稿は送ってこないは、内容は脱線しまくるわで・・・・・こらっ!早く降りてきなさいっ!!てば。

2005/07/12 (火曜日)

どうもスーパーカブのエコチャレンジへの参加が、各紙の全国版に紹介されたり、ワイドショーに取り上げられたりと・・・大騒ぎになっています。で、事務所にもさまざまな問い合わせの電話がかかってきます。我々はそれが専門の事務所だからいいようなものの・・・坂本さんはそれは大変なのではないだろうか?と心配になっちゃいます。彼はガンバってます。なにをって?それは7月の成績を!です。「死ぬ気になって頑張る」そうで、それが応援してくれている同僚や先輩、後輩への態度というものですと「男やなあ・・・」でも神戸で見た彼は疲れてました。前日は壮行会!「寝ずに来ました」「・・・・・」「ハハハハ」「坂本さん、顔、青いですよ。」とまれ、たった1台のスーパーカブでの挑戦が、こんなに勇気と夢を与えてくれるようになるとは、です。

いやそれ以外にもミニやプリウスの挑戦。ベスパ、なかなかに日本人もやるもんだわい!ときっとフランスの好事家もほくそえむ事でしょう。熱い夏は、もうそこまで。熱闘BTOU・・・日本中が大注目ですぞい。

きょうの一枚
その坂本さん。お疲れをものともせずに、車検パス!

2005/07/11 (月曜日)

7.10 KOBE!!遠路よりご参加の選手の皆さん!またオフィシャルの皆さん!大変お疲れ様でした。日曜日の港湾エリアは不思議な雰囲気、いまにも降り出しそうな雨も最後までもってOK!でしたね。イベントの性格からも、かつてのようなエキシビションホールなどで開催が出来なくて、雨や暑さに困らせられるかなあ?と思っていたのですが、なんとも際どいながらも無事に終了でした。

参加車両やセットアップも確実に良くなっていて、エコチャレンジ併設とはいえ、やはり参加車両のバリーエーションの豊かさなど、なかなかです。皆さんともっとお話がしたかったのですが、余裕がなくてごめんなさい!!会場をあとにしたのは10時松山に帰り着いたのが1時30分!!短いような長いような道のりでした。今日からはルートブックの清書やマップの作成やらと次のステージに進みます。これまで過酷一辺倒だったラリーレイドモンゴルから、今回より「もっと愉しく愉快な」ラリーになるような気がします。

素敵なビバークランキング
1位・・・だんぜんゾーモットといいたいところですが、今回はエタップ4ビバーク名は当初より変更して「ホンゴル」と呼びます。目の前のデューン、ビールとシャワー!!その日のSSも美しく感動的!!
2位・・・ゾーモット・・・早くついてね。3位・・・ここも予定変更で「アルベイヘール」標高があり少しこの日のみ防寒が必要かも、ひょっとしたら足元はエーデルワイスの群生かも。てなとこかな。

きょうの一枚
BTOU車検会場のローバーミニ、、、ちょっと俯瞰で。色も良いしテイストもなかなか。チャレンジに拍手

2005/07/08 (金曜日)

お待たせしました。エントリーリストを発表いたします。4月におきた中国の反日デモで出場を取りやめられた方も少なくありませんが、競技参加者数は過去最大です。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。

きょうの一枚
最終チェックの走り込みから帰ってきました。今度のマシンはカッチョイイデス。仕事そっちのけで没頭してます。という、上田拓さんのマシンです。

2005/07/06 (水曜日)

最近は他国の国際空港で、見慣れないカラーリングの旅客機を良く見かけるようになった。航空業界が再編されて行くさまを見ているのかもしれない。アメリカの航空業界もあの事件以来一体どんなになってしまってるんだろう・・・などとぼんやり考えていた。北京の空港は午前の便が多く、7時前からターミナル前のクルマ寄せからして大渋滞。ようやくの思いで車を降りるや、まあどうしてこんなにというくらい人人人・・・要領の分からないヒトのほうが多く、まずは何故だか税関申告書を書く。人ごみを掻き分けカウンターロビーに入るや、どこもかしこも長蛇の列。「へっ」とばかりに取り出すのはCAのメンバーズカード!専用のチェックインカウンターは誰もいない!!1分でチェックインを済ますと、後ろから数人がカウンター目指して突進!!カウンターのお姉さんは「カードは?」「???」「ここは会員の専用カウンターなのよ」「・・・・」「さあ、向こうへ行ってちょうだい!」と厳しい。走ってきた数人は人数が膨れ上がって20人くらいになってる。僕を鬼のような形相で見てる!!で、また最初並んでた列の最後尾に並ばされて「ЭиЩЯ***!!!」「бд£2再会的**最低!!!」でまた出国カウンターで並ぶ並ぶ!!そんなこんなで2時間前に到着しても僕は1時間ほど前に出発ゲートに着いたけど、あの人たちはまた1時間後に出発ロビーの中を走り回ってました。で、そんな人に限ってこれまた大荷物!!こけたりしてる。

さて、そんなことより中国サイドからのニュース!!懸念が拡大中!!8月15日の抗日勝利に向けた愛国キャンペーンを、大々的に展開することが決定!!当初は日中関係のこれ以上の悪化を避けよう、と政府はこうしたことを自粛する予定だったのだが、最近の国民感情を考えて大々的に実施することに・・・テレビでは連日抗日戦争勝利60周年キャンペーンを展開し始めた。「当局はこの夏、激しいキャンペーンを展開する。」・・・・・日本人観光客はこの夏、中国には・・・・・というようなメッセージ。さて、また北京に行かなくてはならなくなったかも・・・・・報道と実際の違い、そこにあるリスクをどうするのかという実に頭の痛い問題。「・・・・・・・」ではまた、明日は東京ナイト!!その足で北京に行くかも。

きょうの一枚
予定のルートの近くに、石器時代の壁画があるので行こう!ということになった。ルートを少し変更すれば、RCPもそこで出来るでは・・・とみんな期待を込めてGPS便りにたどり着いた。そこには社会主義の時代は入れないように、大きな柵が巡らされ管理小屋のあともある。少し黒い岩肌が、ほかのどこよりも風化されにくそうな感じで、あちらこちらに宗教的な儀式でかかれたようなもの、宇宙人のような姿など無数。サンスクリット語で書かれたものはおそらく近世のもの、保護されにくいこうした場所に、少しの戸惑いを覚える。ラリールートをここに延ばすことは、結果できなかった。こうした遺跡を、どうすればいいのかしら。

2005/07/05 (火曜日)

郵政民営化法案!衆議院で可決されましたねえ。・・・が、コメントは差し控えます。また連日のテレビでのあの兄弟げんか!マスコミがあまりにも稚拙すぎませんか?「ほって置く」のが一番いい対処法なのに。ああいう番組に出ている弁護士もいかがかと思いますが、まあ日本は平和です。いや、いまそこにある危機に気付かず、惰眠をむさぼっているだけなのでしょうか。

そんなことより昨今の宇宙ブーム!!アメリカの独立記念日の昨日は、ディープインパクト!!重さ370kgあまりの銅製の1立法メートルほどの彗星探査機の子機を、ナントカ彗星の核に衝突させることに成功したそうな。核は14km×4.6km。時速37000kmで衝突!!これで原始の宇宙に迫れるんだそうな。一方スペースシャトルは運転再開?あの悲惨な事故から何年?これからは再び本格的な宇宙探査と開発の時代に入るのか?

今そこにある危機のひとつは環境問題。G8で話し合われる予定の温暖化防止に向けた取り組みにも、米国の意志が強く、何かとうまく行ってない様子。困り者です。

全地球的な安全、環境意識。危機意識。ものすごく国によって個人によって温度差があります。日本でもまだ高速道の料金所を出たあたりのアキ缶などのゴミのやま!車から投げ捨てるタバコにペットボトル・・・一刻の油断もなりませんぞ。

きょうの一枚
Reconnaissance
ラリー用語です。ルコネサンス通常はレッキと呼びます。語源は偵察の意味です。海外のラリーなどの試走チームは車にRECO…と書いたゼッケンをつけて走ります。日本的には「レッキ」と言ってしまうと参加者によるコース試走の意味に捉えられてしまいます。試走・・・もう少し良い呼び名がないかなあといつも考えてしまいます。案外「偵察」もいいかもです。思想の旅は素晴らしいものです。

2005/07/04 (月曜日)

帰国しました。帰ってみれば四国では、最悪の事態かと思われた雨不足も一転!今度は集中豪雨で被害が出始めていて、昨夏の悪夢がよみがえります。なんというか「ちょうど良い・・・」ということがないのでしょうか。

ボクはというと・・・最近の平井商店街でも紹介したSONYのノイズキャンセル型のヘッドホンが届いて・・・まあこんな製品があるのなら、どうしてもっと早く使わなかったのか!!と悔やまれるほどで・・・すごい集中力ができてキーボードに向かっていますけん。早く発電機の横で寝たいよ!と思うくらい。ついでにi-podなんかつないで、マリア・カラスのアリアでひとり悦にいってしまう!!という暴挙ぶり。でもこのヘッドホンにはモニターボタンが付いていて、これを押すと外の音も聞こえてきます。

えー、この週末はBTOUのメディカルチームによる作業が行われていました。大量の医療器具や医薬品をどのように仕分けして、取捨選択をするか?エントラントのスペアパーツ選びにも似ていて、かついかに運ぶか?もかなり難しい問題なのですが・・・・苦闘しています。僕が特に力を入れているのは、ルートのことを除けば、メディカル関係。まあラリー運営の最大のテーマ!!ヨーロッパのように外注丸投げ!が出来る先がありません。もちろん燃料手配とその輸送や、食糧の供給と部隊のアサイメント、移動のためのフォーメーションなど・・・・・日本国内のTBIやTDNとは比べ物にならない難解さで、かつ困難ぶりです・・・・・なんのモチベーションがかくも大変で困難で、気の遠くなるような作業に向かわせるのでしょうか???どこか無茶な方程式に向かう数学者のようなものかね。

事務所内では、もう1ヶ月以上、足の踏み場もないくらいの機材と作業量・・・ホントにみんな良く頑張ってるなあ!!!という感じなのであります。それとメールの発達のおかげでの問い合わせの多さ!!丁寧にお答えするためだけにひとりは完全にこれに忙殺されます。忙殺・・・・・なるほどボウサツ!

きょうの一枚
時間のない銀行マンは、集中豪雨の中、光軸調整をかねたナイトランに出撃!!までは良かったのですがHID不調で帰ってきた模様。時間がない!!

2005/07/01 (金曜日)

中国は猛暑だ。それでも北京の郊外の水田には水が張られていて、青々とした苗が育っている。でも暑い。先週末は天津では41℃北京でも39℃「・・・・・」来週は北京も41℃の予報。少し歩いてみたのですが、5分でギブアップ!!ホテルへ飛んで帰ってTシャツを脱いで汗を搾ったら・・・・「おお!これは痩せる!」町いく女の子たちは結構あられもない格好!!男たちはTシャツを胸まで捲り上げておなかを出しているのが中国式のスタイル・・・これはよくボクも事務所でやるので・・・これからは、やめようと思います。

ホテルのエアコンは効きすぎていて・・・寒い!!寒いのでオフにすると暑いので窓を開けて寝ますが、それでも寒い!!電力不足はどうしたのだろうか??昔はこれほど暑くなかったのだそうであります。さて最大の問題は、これから始まる猛暑休暇!!電力不足に対応して8月14日まで約5000の事業所などに強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・これによる影響をどのように測定するか・・・協議に入ります。

ところで黄土高原・・・の黄色い粉のような土は、ボクはてっきり黄砂の原因だけで栄養がないのだと思っていました。これがひとたび水を含むと肥沃な栄養たっぷりの土壌になるのだそうでありますな。これからも食料自給率を上げたい中国は輸出してくれなくなるから(元も切り上げられることだし)日本も食糧自給率を上げないといかんね。

ラリーの食料も何トン??選手、役員、ヘリのパイロットまで供給するべき共に旅する人数は200人!!中国のホテルの手配もまあ大変。2008年8月は北京オリンピック!「そんときはどうする?」「大丈夫!」「お前、何でも大丈夫!大丈夫!って言うなよ!」「大丈夫。選手は選手村に泊まるから」「何にも分かってないなあ」

きょうの一枚
ホンゴル砂丘とオボー!昔はここにもはっきりとした道があったのでしょう。この砂丘は生きています。

 
Organisation Voice 2005/06

2005/06/29 (水曜日)

WTOに加盟した中国は知財管理をはじめました。国家知的財産権保護作業チームというのがこの8月まで集中取締りを行う予定を12月まで延期すると発表。記者会見では「知的財産や版権の侵害を認めない」という姿勢を貫くのでありますが・・・北京の有名なコピー商品だけの百貨店は、相変わらず大賑わい??ロレックスはいうに及ばず、パネライからジャガー・ルクルトの新作まで!ところ狭し!「BMWのNEW-7シリーズのコピーも80万円から!新車ですよ」って見てみたいと思うのがおかしい??こうした文化は急速にはなくならないのでしょうが・・・器用なものです。昔は日本人もひょっとしたら世界から、そう見られていたのかもと思うとぞっとしますね。

きょうの一枚
山へ向かうピスト。正面のイヒボグド山へ向かいます。大きな扇状地、手前を左へ進路を取ります。山が近くなると穴が増える!という原則を覚えてください。BTOU2005ミニ写真館より

2005/06/28 (火曜日)

 

 

今日のOVは猛暑と喧騒のBEIJINGからお届けします。
BEIJING 2008 といえばオリンピック!「そうか8月開催か?2008年はBEIJING-ULANBAATARは、スタート地を変えたほうがいいかもね・・・」なんて遠い目をしています。それにしてもこの地の8月にやりますか?!オリンピックを・・・来週の天気予報では(7月初旬ですよ)・・・最高気温は北京では39℃って発表されています。さきのOVでは8月にはいってから猛暑休業と書きましたが、実は7月から実施されるそうで、まもなくこの都市は麻痺状態に なる見込みです。ホテルのロビーの空調の温度も公安がチェックするのだそうであります。

「・・・・・・・」
悩む僕
「・・・・・・・」
中国の担当者
「食欲がない・・・」
「?????」
それでも北京の夜は更けていくのであります。

ラリーの公式時間は各地のローカルタイムを使います。と言っても中国国内のみ-1時間で、モンゴルでは日本時間と同じです。また中国では次のように表記します。スタート7:00(日本時間8:00)という風にですので間違えることはないと思いますが・・・。

きょうの一枚
祝!梅雨明け!ということで久々の奄美。素晴らしい夏がやってきていることでしょう。また訪れたいところです。

2005/06/27 (月曜日)

原油高騰続く!!世界の石油需要は驚異的に伸び、生産量が追いつかない逼迫した状況が続いています。これは中国の需要急増が主原因ですが、これからも原油の利権を争う20世紀型の動向は続きそうです。いやですね。

また航空業界も運賃の値上げを打ち出しています。中国やモンゴルのガソリンも高騰。日本並みというかもうガソリン代などは世界的に標準化していくのではないかと。とまれこの夏のラリー・・・ガソリンの調達に暗雲??また中国国内では未曾有の電力危機!!この夏は企業には強制的に夏の期間中の営業停止や操業停止で8月1日から14日まで強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・ピンチ!だSSER!というわけで、明日にも早速北京に飛んで、状況の確認とレポートを行います。関係先とのミーティングも。ガソリンの確保もだ!という四国は強烈な水不足!デイアフタートゥモローは、もうすぐ?

デイアフタートゥモローで思い出したけど、だいたいアメリカの原油価格も、昨年の超大型ハリケーンのたびに高騰したというではないですか。こうした世界的な危機にも金を儲けてやろう!という原油逼迫に便乗した投機筋のマネーもこの価格高騰に拍車をかけているはず。いよいよ次世代エネルギーへのバトンタッチのはずなのですが、なかなか次世代エネルギーが本格的に姿を現しません。

ゴビ砂漠では中国の火力発電所つまり北京と上海のエアコンの電源!石炭の需要が高まっていて大騒ぎ。ついでにあんなにたくさんいた野生動物も中国人が根こそぎ持って行ってるので・・・・・

中国人と食事をしてのお話
「そんなにたくさん頼んでも食べられませんよ」
「大丈夫」
「こんなに残して、もったいないですよ」
「大丈夫」
「まもなく世界的に緊迫した食糧危機になるんですよ」
「そんなわけないですよ」
「・・・・・・・」
「???????」
「・・・・・・・」

公共広告機構は中国でもCM流すべきです。
まあパートナーの国のコメントはこのくらいにしておかなきゃ。

きょうの一枚
ミニがシェイクダウンテスト中!車高も高めで少し安心!!やってくれるかなあ。ということで今日はミニとベスパ!この夏2つの話題!というか・・・

2005/06/24 (金曜日)

御礼とちょっとBTOUのプチインフォメーション

いくつかのモンゴル選手用車両の大変心温まるご紹介をいただいており感謝です。いま先方にも問い合わせたりと調整中!です。あまりもの事務所の多忙でそれぞれへのご連絡が充分でない点お詫びいたします。

ゲルにお泊りの方は、お申し込みの方全員の分が確保できています。それでも不安なのは分からなくはないのですが、ご安心下さい。食器の携行もレギュレーションで求めていない!と言うことは不要だということです。フラリとレストランテントにお越し下さい。グリーンプラスチック製などの耐環境性能の高いものを用意しています。またついでにお話しますと、今回から合成洗剤の使用を中止する予定です。ゾーモットの井戸では洗剤・石鹸・シャンプーの使用を禁止しようと考えています。非常に貴重なゴビの泉で、野生動物やラクダ達の生命の泉です。という風に今回のラリーではエコチャレンジ部門も併設されるのですから、もう少し進んだ環境意識を持ちたいと考えています。完璧というわけにはいきませんが、ぜひご協力下さい。またモンゴル人参加者たちにも、そうした意識を伝えるのも我々の役目かもしれませんので「モンゴル人は出来ていないのに!何で自分たちだけ!!」というような狭小な考えをちょっとここは伏せておいてください。

持ち込む全ての物は持ち帰ってください。仕方ないトイレットペーパーなどは水溶性のものでウエットティッシュなど水に解けない物の使用は出来ません。ランチパックは前日のゴミが揃っていなければ当日の物をお渡しできません。とまあこのあとのインフォメーションで書く予定のことを書きました。参加される方は少し気に留めておいてください。参加されない方も・・・環境にも意識してるのね!というご理解をいただければ幸いです。ボクはこのあとまたあの暑い北京に行かなければなりません・・・暑くて食欲がないときの北京のなんとむなしいことか・・・。

きょうの一枚
なんと草原に野戦砲が・・・これもルートブックに出てきます。エタップ7のスタートしてまもなくの所です。ここは旧ソ連時代のコルホーズの中を走るルート!雨雲に大砲を打ち込んで雨を降らせるのだと言うではありませんか!松山の自衛隊にもちょっとやってもらわないといけないかもの雨不足!!

2005/06/23 (木曜日)

「元とはいったいナニだったか」

中国の通貨は「元」ですがなぜか紙幣には「圓」と書かれています。発音は「ユアン」です。これはどういうことか?は知っている人が居たら教えてください。いや通貨の「元」のお話をするつもりじゃなかったのですが、かき始めたついでに言うと、僕の最大の不安は実は昨今ウワサされている「元の切り上げ!!」のことです。元は対ドルが固定されていて1USDが8元くらいです。これがまあ最近の経済成長から見たら「安すぎる」のです。中国経済は輸出依存ですから安いほど有利なわけで、これがプラザ合意のあとの円みたいになると、世界の工場!というわけには行かなくなるわけです。人件費も上がり元も今の倍くらいの為替水準になれば、国際競争力を失ってしまうのは明白です。まあ政府による切り上げか自由相場制への移行か知りませんが臨界点には来ていることは事実で、中国進出企業はどのように対応を考えているんでしょうか。

仮に変動相場制に移行したとしても市場のことなので、確実なことは何一つないのですが、日本もプラザ合意(SSERの第1回大会の時だったから1985年)のあと1ドル240円から120円まで急進していきました。つまり円の価値は倍になったわけです。流行ったのは海外旅行(さあ旅行業 関係の皆さん中国語ですぞ)行き詰ったのは輸出産業(さあ現地に工場をお持ちの皆さん、どうしますか)その頃はまだバブル期でしたから「知価革命」とかって本なんかが脚光を浴びて、ビジネスのカタチに大きな変化が見られるようになりました。同時に安い労働市場を求めてNIESとかNICSなんて言葉と共に、そうした国々への工場移転が始まりました。消費力旺盛な今の中国も、流石に元が2倍くらいに跳ね上がると急速な原油輸入国、食糧輸入国になった今、どうにも立ち行かなくなる可能性が出てきます。そうすると今度は元が下がってきて・・・という繰り返しかもしれません。

僕たちの住む田舎の都市でも市街地は地価が高く郊外へのドーナツ化現象があの頃から起きて、今では旧市街地は子供が居なくて小学校は統合したり住宅街は歯抜けだらけ、で郊外よりも土地はまだ少し高いのですが家族の生涯交通費を計算すると市街地がはるかに安いという計算が成り立ちます。

ボクンチは今や繁華街から徒歩圏内の松山の一等地!?数年前までは飲んでタクシー!で帰ると3000円!で次の日もタクシー出勤!往復5000円月に10回で5万円で年間60万円を20年間やっていましたから、飲み代のほかに1200万円を・・・・・って一体何の話になってるんでしょうか。で日本中国、一番儲けているのはタクシーならぬ海運業。未曾有の好景気なの!知っていました?

本当は今日は「元王朝の興亡」について書くつもりだったのに。

きょうの一枚
草原で心惹かれた井戸。何ともいえぬアートな空気。

2005/06/22 (水曜日)

BEIJING-ULANBAATAR 2005 ETAP-4
「奇跡のような一日」

なぜこの日のことだけ突然書くのか?それは初めて特別な許可を取って、これまで10年間ラリーが入れなかったエリアに入る日だから・・・・・なのですが、それは10年来の夢でもありました。モンゴル国自然環境省の副大臣に直接談判していただいた貴重な許可であります。それ以外にもこのエタップには新しい試みが用意されてもいます。スタートするや「おや?サハラか!」というような風景が現れます。ニジェールやアルジェリアの奥、アルジェリアといえば、オリオールが「ホッガー」という新しいラリーを開催するみたいですね。ホッガーはフーコー牧師のエルミタージュのある神秘的な山です。かつてのパリダカールでは、このホッガーのアセクラムの石だらけのヒルクライムに苦労したものです・・・・・。

話がそれた。まあそんな風景が連続。そして紛れもなくテネレのような大地。そして砂漠の中の並木に驚きます。ある村は、まるでテジカジャ(モーリタニア)のよう。そしてSSをフィニッシュすると短いリエゾンで砂丘に挑みます。ゴールすると直ちにパルクフェルメが求められるリエゾンは3時間で20kmあまりを進まなければなりません。東西100kmに及ぶ美しい砂丘を、何とか渡るルートを見つけなければならないのです。エコチャレンジもここでは同じルートを通ります。

ゴールまでに明日のスタート準備をするか、明日のスタートもリエゾンですから、そこで対応するか?3時間を過ぎるとペナルティが加算され始めます。まあパリダカで言うマラソンエタップ。リエゾンを設置することで、少しばかりリライアビリティな感じでしょうか。

さらにビバークにはカフェ、シャワー、冷えたビール!!まさに砂漠の中のオアシス。駱駝に乗って砂丘ツアーも出来たりなんかします。で、パルクフェルメで夜は静かで美しい時間。この日は発電機もお休みです。

きょうの一枚
やがて砂っぽくなって砂丘地帯に。これまでに憧れ続けて許可の取れなかった砂丘。エタップ4です。ビバークからも眺められて、ビバークは快適!冷えたビールも大量発注済!ベッドだし。

2005/06/21 (火曜日)

今日も地元TVの取材はスーパーカブネタ。昨夜もどこかのTV で、ちょっと前にはNHKで・・・・・一帯このムーブメントは何としたことでしょう。「果たしてスーパーカブは完走できるか?」という厳しい質問には「きょうの一枚」でお答えします。これ、マジで走っています。で、全然お気に入りで走っているわけではなくて、年老いた遊牧民の一家が走っています。「この車と交換する?」と聞けば大喜びで替えてくれるのでしょうが、ボクたちでは走らせても保たせることが出来ないでしょう。こんな車がマニアではなく普通に生活の足で走っているのって、もう世界中に無いかもでしょ。しかもガンガンのオフロード!!ミニは?カブは?ベスパは?はたまたプリウスは?と2005年の夏は心配ネタが尽きませんねえ。あと靖国と???

2005/06/28 (月曜日)

ただいま・・・・・
「クールビズに意義あり!!」
すっかり留守をしていると、面白いことが国内で起きている。クールビズだそうで、「パジャマDeオジャマ」かと間違えてしまった。滑稽なのである。地球温暖化防止のため?なのだそうだが。TPOはどこへ行った!?オフィスでがんがん働くためにあんなスタイルもまあ100歩譲ろう。でも世界のメディアが伝える官房長官などのプレスカンファレンスには、ビシッとドレスアップしなければならない。

ホリエモンのTシャツ姿を「テレビの前に出るのにいかがか?」と言った連中はどうした?ホリエモンのTシャツより、相当に趣味が悪く、かつかっこ悪い。嘆かわしい。およそ人前に出る姿ではない。28℃にエアコンを設定しても、ドレスアップできないわけ無い。サマーウーステッドをオシャレに着こなして涼しい顔をしているのが粋というもので、大体そんなに身体を動かさないし、新陳代謝もそう多くない年齢に達しかけた彼らが・・・まさか広告塔のつもりになると思っているのなら逆効果だからおやめなさい。
と、ルートインフォメーションでも書くのならいざ知らず、こんなことを書いてしまった。明日役所に行くのにアロハシャツ着て行ってやろう。「それにしても日本は暑い」モンゴルウランバートルは人間の快適な環境はこうだ!てな気温と湿度。冬のことはともかく・・・・・

「リタイアしてからが○○だ。」
カミオンバレイ部隊の概要が決まりつつあります。彼らはZ-1とか、Zではじまるゼッケンをつけます。アルファベットの最後の文字から、これが最後尾ですよ。という意味です。これに連動してM-1とMではじまるゼッケンは「メディカル」お医者さんが乗っていますよ。という意味ですが、この部隊に1台の大型カマズと2台の日本製ピックアップ、2台の日本製4×4が走ります。収容座席数最大で約12座。エアコンと冷たいコーラが用意されているので「リタイアもまんざら悪くない」と、これまでの常識を覆します。「リタイアしてからが冒険だ」から「リタイアしてからが○○だ。」に替わります。さてこの○○に当てはまる正しい言葉は何でしょう?

急募!!ラリーレイドバイク
モンゴル人ライダーから、急遽ですが1台のマシンのオファーがありました。金額的にはあまり予算があると言うわけではありませんが、廉価でお分けいただける方はご一報うただければ幸いです。

きょうの一枚
今日「駱駝」という雑誌の創刊号を買った。関係ない?
ゴビ砂漠で会った駱駝に乗った家族。小さな子供も大勢居て村から村へ・・・と言っても数百キロもある・・・・・。

2005/06/17 (金曜日)

きょうの一枚
ラリーのSSスタート地点。これはウランバートル郊外。2002年、ETAP-1先頭グループのバイクがリエゾンを終えてコントロールゾーン手前で待機中の模様。いよいよ始まるという感じ。乗用車などはモンゴル人選手の仲間や家族の見送り。

2005/06/16 (木曜日)

きょうの一枚
ウランバートル国際空港、近年随分と近代化が進んできています。ボールディングブリッジもない時代の冬の到着便は、結構しびれましたけど。

2005/06/15 (水曜日)

モンゴルパートの試走が終わりました。自画自賛をお許しいただければ、これは素晴らしいです。前人未踏のゴビの大横断ルート!!今回本番ではカミオンバレイ役を引き受けたスガワラテルヒトも、コースを知悉しておくために参加。ここの所パリダカを知り尽くした彼も「素晴らしい」の連発。きっと近いうちの「ディープな世界」に詳しいことでしょう。僕はどちらかというと第2世代のパリダカ経験者ですが・・・・・彼は最新のダカールをよく知っています。

この本当に信じられないような景観の連続は、かつての第2世代のパリダカを髣髴とさせるシーンがたびたび現れます。蜃気楼に揺れるゴビの大横断、多くの古い(失礼!)パリダカの先輩たちの今回の参加者には、とびっきりのプレゼントになり、ニュージェネレーションには、新鮮な感動をお約束!いたします。

また試走中にも猛暑だった2002年に比べて、今回の試走は実に快適・・・実は「試走中と本番の天候はよく似ている」というのが過去10年のデータであり、ジンクス。あまり楽観は許されないものの、快適な気温で灼熱の(って、わけ分からんですが)ゴビの大横断を実現!!

で、北京は今日は38℃だって。このあと中国ステージの試走にお出かけします。参加者の皆さんに、緊急のお願いがあります。中国とモンゴルとも運転免許証の発行のために国際運転免許証の本通が必要になり、両国間を行き来するために時間がなくなりました。大至急提出してくださいという連絡が届くと思いますので、協力をお願いいたします。

きょうの一枚
草原に暮らす遊牧民は、政治や経済に無関心かというと実はそうでもないのです。どちらかというと日本人より政治に対する関心は高い。また識字率も驚くばかりです。

2005/06/14 (火曜日)

きょうの一枚
RCPの様子です。給油を受け1時間のニュートラルタイムを受けます。早く行きたい人。救われた人、さまざまなドラマも垣間見えます。後続車のビハインドを確認できるのもここ。エコ部門は1時間以内に自由に再出発!

2005/06/13 (月曜日)

きょうの一枚
SSERチャーターの輸送機アントノフ。今年は使いません。というか使えません。
オリアスタイ空港にて。

2005/06/10 (金曜日)

きょうの一枚

ビバーク。日が沈むのは午後10時を過ぎてから。満天の星空を眺めるのは困難なほど疲れている人も少なくありませんね。今年は新月なので、見れますよ。

2005/06/09 (木曜日)

きょうの一枚
これは閉会式の行われるアブダイサイハーンパレス。世界最大のゲルです。中に入れば納得。100人がらくらく座れてパーティーが粛々と・・・・・。

2005/06/08 (水曜日)

きょうの一枚
参加者のコンテナ。モンゴル国内では結構大変な作業なのです。以前はこうしてスタ
ート地点のホテルに下ろしていたのですね。

2005/06/07 (火曜日)

きょうの一枚
号車のバックアップ用のコマ地図。1号車は実際のコマ地図のフォーマットにダイレクトに書き込んでいく。

2005/06/03 (金曜日)

きょうの一枚
ディナーの準備中。羊の肉は毎日手に入れるわけではなく「よーし、今日は羊を買うぞー」「わー」みたいな感じである

2005/06/02 (木曜日)

ところでBTOU参加マシンでムースタイヤを使う人はどのくらいいるのだろうか?北京ではスタート直後から高速道で移動することに。夏の最も暑い一日、ムースに万一のことがあれば、かなり厄介な事態になるのではないかという心配。さりとて禁止するわけにも行かず・・・・・どうしたものかとこれまた悩んでいますが、参加者の責任とするべきかとも考えます。というのも最新のムースのデータが手元にないわけです。溶けるのか溶けないのか?溶けた後どうなるのか?

一緒に試走に出かけてるT君「パリダカでも冬の高速道でバッコバッコになってる」かと思えば「マリやセネガルあたりのリエゾン500kmをぜんぜん平気で走ってるしなあ」ということで、使用に関しては制限をしません。

こちらも急に暑くなってきたようで、明日にはゴビの南端に到達する予定です。ちょっとまだ誰も知らないようなエリアの許可が取れましたので、われわれも楽しみにしています。

きょうの一枚
試走中のキャンプ。車でコノ字型のスペースを作ってシェルター(テント)を立てる。寝るのは簡易ベッド。夜は冷え込みます。

2005/06/01 (水曜日)

10年前1995年6月1日。モンゴルの試走の1日目。非常に親しい友の悲報が届いた。フリージャーナリストの永山竜叶君だ。この日以来ボクは毎年6月1日を、モンゴルで迎えている。10年を機に今いちど、深い黙祷を捧げたい。

10年という月日は、確かなボリュームを持って存在する。震災から10年。初めてのRRMから10年。この年1ドルは79円まで安くなった。失われた10年と言われた90年代の真ん中。しかし記憶の10年というものは、昨日のことを忘れても10年前のリアリティは確かだ。あの頃は、そう強烈に激しく生きていたような気がする。息つくまもなく、ただ目標に向かって情熱だけに支えられて。昨日書いた「6分の侠気、4分の熱」とはこの時代の反省に立ったものだと告白する。

故永山君とは、共にモンゴルでヘリで旅をするコトになっていた。特に飛行機が好きな彼は、自分の事務所の名前も「アビアプレス」電話で「アビアプレスの永山です」とか言うと先方は「おっ、アジアプレスか?!」と言って話を聞いてくれたはずだ。上手いのである、そういうことが。それがしかしフリージャーナリストの真骨頂でもあった。そういえばこの年の4月?発表会を予定していたセンチュリーハイアットには、報道陣が押しかけていた。「おおっ!?」にわかに騒然。SSERの白いバスも当然厳しい目が注がれて、地下鉄サリン事件を起こした教団の代表が、同じホテルに潜伏していた。永山君は大喜びで走り回っていたような気がする。

TBIを広く伝え、中期のSSERをこよなく愛してくれた。そこには何の計算も無く、ただただ「好き!」というモチベーションに溢れていた。ボクのガレージには彼が東京のアシで使っていたXT250Tが、彼の友人らの手できれいに整備されて、いつでも主のライディングを待つ姿で佇んでいて、我々のラリーの準備などを見守っている。

合掌

きょうの一枚
試走中、ゴビの井戸に集まるらくだ。遊牧民が居なくて水が飲めない時はこうして通りかかった我々が、水をやる。
 

 
Organisation Voice 2005/05

2005/05/31 (火曜日)

知床半島が世界自然遺産に登録される見込みだ。素晴らしいことだ。いや待て、登録されても登録されなくても、素晴らしいものは素晴らしいに決まってる。登録されたことによるメリットとデメリットはどちらが大きいんだろう。ミンダナオ島のジャングルの中に伸びる道を走る取材班は「このような道なき道を延々走らなければなりません」って、僕たちには立派な道に見えるんだけど。四国の林道と同じくらいだ。道の真ん中には苔があるが、それでも通行量は少なくなさそうだ。ここも世界自然遺産に登録出来そうな感じだ。そうすると反政府ゲリラも「マイッタナア、世界遺産かあ」とかって出てこないかなあ?

朝日新聞の世論調査ではあるが・・・・首相の靖国神社参拝は止めた方が良い・・・が49%。ほかの新聞社とはやっぱ違うのかなあと、読売のサイトに行ってみれば「朝日新聞が11億8600万申告漏れ、3億8千万追徴」「おお。やっとるやっとる」と、新聞社とて放送局とて、やっぱ営利企業ですけん。で、話を戻しますが、僕の目下の頭痛の種は「小泉さんが、どのタイミングで靖国参拝をするか?」です。するのはするでしょう。前倒しなのか、15日なのか。ボクにはかなり重要なディシジョンがあるのですが・・・・・。

戦後60年。ボクは変わったのは日本人だ。と言う主張を持っています。経済力をつけたかもしれませんが、いずれにしてもものごとの判断基準の多くが、「損をするかしないか、儲かるか儲からないか」という、ある意味分かりやすい理論になってきてるんです。これは戦後60年ポッチで築き上げた行動原理です。

「友を選ばば書を読みて、六分の侠気四分の熱」与謝野鉄幹作詞で知られた「人を恋うる歌」から。歌詞は16番まであります。これは明治後期に作られ一世を風靡しました。何かと金銭的な利益ばかりを追求して、正しい理想を求めない現代。鉄幹は真の友情ちは、熱情よりも、義理(侠気)が勝らなければならないと謳い、事実明治の男たちの共感を得たわけです。

今を生きていく中で、難しいモノのひとつが、こうした義理を重んじるということ。今日は5月31日。何かと考え、何かと悩むことしきり・・・です。

きょうの一枚
シェイクダウン!スーパーカブ!!先の日曜日に行われたBTOU参加のスーパーカブのシェイクダウン走行を見に行ってきました。マシンの概要などは後日に発表予定ですが、コーチ役(TBIアドベンチャークラス優勝者)と2人でTBIのルートブックを使った長距離テストに出かける模様。

2005/05/30 (月曜日)

試走に出かけます。ゴビの気温は夜間は2℃と、ちょっと寒そうですが、暑くなって来た日本からはエクソダス!暑いと言えば夏の北京。できれば7月10日までにマシンセットアップを完全なものにして、北京では作業をしなくても良いようにしましょう。とにかく暑い。でもスタートの朝は涼しいうちに出発。暑くなるまでには比較的涼しいエリアまで移動してしまいたいものです。

暑いので・・・と悩んでいたラリースタートの北京応援ツアーもやっぱりやりましょうか?治安も回復傾向だしね。

いずれにしても6月のこのOVは現地から!ということになります。ルートの様子なども書ければ送ります。あと問題は通信事情ですね。

きょうの一枚
山羊です。羊より賢くて、羊の群れの中には必ず山羊を入れると、ちゃんと移動しながら草を食みます。

2005/05/27 (金曜日)

戦後60年!いまだ旧日本兵が居た。というニュースは、ピアノマンのニュースにも似て「まさか?」「なんのプロモーション?」と、疑うばかりのスレッカラシの僕たち。「エッ!ボクだけ?」それほど現代は情報が世界中の蟻の這い出る穴までもカバーしてると思ってた。日本人はどんな秘境に行っても必ず居るし・・・にもかかわらず今、なぜ旧日本兵が?????戦後は終わったとか、60年も昔のことだとか思ってる我々を、歴史の暗がりに引きずり込む暴漢のように、後頭部をハードヒットする。でも一方では日本海海戦100年記念式典が戦艦三笠で・・・ほんとの三笠は謎の爆発で沈んだ・・・・・んじゃなかったっけ史実では。で、日中の狭間で揺れる僕たちは???BTM来月号にイケナイコト書いたんで読んでみてください。

で、まあ60年間ジャングルで暮らした2人の日本兵には、ともかくも心からの・・・・・ウウッ言葉が見つからない。尊敬でもないし、お見舞いも適当じゃないしお喜びも違うし・・・とにかく心から、ご苦労様!もなんか違うし・・・各局のコメンテーターはなんていうかな。とにかくお帰りなさい、だ。

きょうの一枚
再びゾーモット。岡山から「ゾーモット」か「ゾーモッド」か統一して!という意見をいただきました。これが難しい。発音的には濁音があるのと無いのの中間くらいです。それにしても、ここは絵になります。泉の利用に関しては少し厳しく制限させてもらう予定です。参加者には使用上の注意?をルートブックに記載します。

2005/05/26 (木曜日)

「ドタキャン」という日本語。
昨夜のTVでは「中国呉副首相・小泉会談が・・・・・ドタキャンになりました。」と各局。
「ドタキャン・・・・・」今の日本では慣用句になってしまっているのは事実ですが、Tatooのコンサートじゃあるまいし、国を代表している立場の方に使うのはいかがかと思うのは僕だけ?土壇場でキャンセルつまり「ドタキャン」。筑紫さんも使いました。NHKは見ていませんので分かりませんが・・・・・で「こんな土壇場になって・・・キャンセル?」???違和感!違和感!の連続でした。そもそも土壇場という語源。ご存知の方も多いでしょうが、これは斬首場のこと、転じてつまりもうあとがない状態のことではなかったのかと思ってました。しかしどうも「ドタ」という意味が違うのではないか?という素朴な疑問もわいてきて「ドタバタした挙句にキャンセル」または「急遽キャンセルされて、こちらがドタバタする」などの意味になってるのでは、と思うことしきりです。筑紫さんに聞いてみよう。ところがまた別の特集では「日本語の使い方について・・・」とかってきっと他事総論とかで言うんですよ、「もっと正しい日本語を使うべきだって」「日本語が乱れてる」とかって、きっと・・・。

きょうの一枚
BTOUモード全開の今、今日の一枚はゴビの砂丘!昨晩は銀行のスーパーカブチャレンジ!!決起大会に招かれて、熱い銀行マンたちに感激!!で、スーパーカブがこんな風景の中を走る?姿を想像してみたりなんかしてました。エコ部門には迂回路ありです。

2005/05/24 (火曜日)

 

昨日に続いて日中関係のお話。

皆さんもお感じの通り、実のところ昨今のこの問題には大変に苦慮しています。さまざまに小さくないリスクを感じて、眠れぬ夜を過ごしていますと言えば大げさでしょうか?こんなに悩んでる自分も珍しいほどだと、自分でも感じています。こうした海外でのラリー開催というものは、政治的な情勢に左右されることは少なくないことです。しかし北京などに行けば一目瞭然なことに、そんな不安定なことなど感じさせぬ世界のメトロポリス!!なのです。

もうひとつの悩みは、わが総理大臣閣下が靖国神社に「適切な時期に適切なカタチ」で参拝されるのは、いったい何時?でどのようなカタチで?その結果どんなリアクションを彼の地で引き起こすのか?ということです。個人的はともかくこのBTOUの主催者の代表としては、賛成とも反対とも、いずれの立場もとりません。初めて気がついたというわけではありませんが、立場というのは本当に微妙で難しいものですね。人の立場に立って考えれれば、そんなに揉め事も起きないんでしょうが・・・・・いずれにしても熱い夏はもうすぐそこまでやって来ています。想定されるさまざまな出来事に関して、どのように万全の体制を取れるのかが、この連日の焦点となって来ています。こうして実に悩みは尽きません。しかしこんなことを言うとしかられるかもしれませんが、これもまた醍醐味!ということです。まもなく試走に出発します。でもまだ居ますので、励ましのお便りがほしいなあっと思って・・・・・こんなこと書きました。

きょうの一枚
いやあ、ゾーモット近し!です。空が広く濃い。モンゴルの不思議な空間を旅するまであともう少し。

2005/05/23 (月曜日)

日中関係は、いま「政冷経熱」と言われています。経済的なつながりは非常に強く、まあフィーバー気味でもあります。世界の工場といわれた中国も、いまや世界の市場になってきているわけです。製造コストを圧縮するために中国進出を果たした時代から、いまや世界最大のマーケットと見て「商売をしに」進出しているわけです。北京の百貨店では日本製品と韓国製品がしのぎを削ってる様子を簡単に見てとれます。しかも驚くのはプライスタグ!!日本で売られてるものより全てが、かなり高いのです。お買い物大王!のボクですら「ココデハカエン」と、それでも中国の人々の消費行動は積極的でとどまるところを知りません。

ですから、フリーポートの香港に買い物に行くような気分で北京に行ったら、かつての超円高の時代に日本へやって来た欧米からの旅行者の気分が味わえます。しかし一方では食べるものとタクシー代は「安い!」のであります。中華の本格的なレストランよりも、地元の生活に密着したような店が面白いのですが・・・これから気軽にそうした店が覗けるかどうか?という「政冷」の部分がクローズアップされてきています。

経済はこうして活発なのですが、こと政治的なこととなれば、いかにも冷め切った状態が続いています。ですから経済的な交流ばかりで無くスポ-ツや文化といった民間レベルの交流が盛んにならなければならない時期に来ています。もちろん盛んになり始めているのですが、やはり政治の問題は陰を落とします。ばかりか経済的な側面も、こうした民間の交流にすらビジネスチャンスと見る気配も濃厚なのです。

それでも日本の態度、日本人の態度は中国に対してばかりか、一歩自国を離れた時から、しっかりとしたものを持たなければ成りません。それは異郷の地に暮らす人々への、配慮や尊敬、またはやさしさと言ったものにほかなりません。

これは日本の中にあっても同じ構えが必要です。静かなサンソンの集落の中を、合法だろう!と言って、ことさら賑やかなサウンドを残して走り去るオフロードライダーの姿になってしまってはいけません。

2005/05/20 (金曜日)

事務所の僕の部屋には2台のGS!別に部屋に飾るなんて趣味は無いんですけど、ガレージに置いておくと「乗ろう!」と思った時億劫だし・・・(8Km離れてるんです)で、思うのは最古?のGSと最新のGSが、並んでて「さあ、ちょこっと走ろう」と思った時に、僕はどちらに乗る回数が多いんだろうか?という贅沢なお悩み中なのね。20年という歳月の隔たりは同じ名前を持つバイクにどんな違いをもたらしたんだろうか?もう古い人間のグループに入っていく自分は、新しいものに向き合いながら、それを受け入れられるのだろうか?とか何とか言いながら一方ではi-podに曲をインポートするのが趣味になって、「60GBのうち10GBも使えば充分」で「みんな買うなら20GBで充分じゃよ」と年寄り言葉で言うことすること最先端。「自動車はワックスが切れかけてるくらいが美しい」とか「新しいデザインが素晴らしいと思うのは、ああ昔のものは良かった、と感じさせてくれるからだ。」とかね。自己矛盾の二重人格もここにきわまれりって感じ。

きょうの一枚
は2枚。いずれもボクのオフィスから・・・2台のGS「GS博物館作ろーかな?」ガストンと約束してた85年?のパリダカ優勝マシンを譲り受けるって話は実現せんだろーなあ。で、もう一枚は「帰ってきた小雪」

2005/05/19 (木曜日)

さらに昨日の続き「ダンボールで行くって、じゃあウランバートルから帰るときはどうすんのよ!?」と言う当然のツッコミがあろうと思うのに、誰もウンともスンとも言ってこない。まああくまでも「ボクなら」という、まあその前の日あたりに「フクロモノオタク」と前置きして書いてるわけで・・・・・答えは

1) チンギスハーンホテル1Fにあるスカイと呼ばれる百貨店?でサムソナイトの怪しいけど安いバッグを手に入れる。
2) ダンボールの中にはポケッタブルダッフルを忍ばせておく!
3)20kgバツグを2枚重ねにしておくってこれはボクの口から言っちゃマズイかね。

そういえば帰り便のみんなの姿は、面白いですね。民族衣装着て帰ってた人も見ました。と言うかボクもダカールで民族衣装でパリに帰ったことや、短パンTシャツで氷点下のオルリー空港に降り立ったことも。これはホテルのクリーニング屋が全てを紛失したとか言う・・・電話で大喧嘩!支配人出せ!オーナー出せ!と言ってるうちに「飛行機の時間です」「グスン」高いジャケット!パンツ!だれが履いてるんだろうかね今頃。

きょうの一枚
草原の道。と言ってもさまざまな道があります。この道はかなりしっかりとした道で、まあ国道級でおますな。439よりは立派かもです。まあお楽しみに。

2005/05/18 (水曜日)

昨日の続きです。昨日は使い捨てのダッフルバッグなんて書きましたが、別にダンボールでもいいんです。中をガムテープ(トーメイの丈夫なヤツ)で補強します。ブーツの中には下着や小物を、ヘルメットの中にはグローブやゴーグルを。一応ヘルメットはエアーキャップ(プチプチ)を巻いておきます。ウエストバッグは工具をセットしてダンボールへ放り込みます。主だった工具やスペアパーツ類はバイクに組みつけられるだけは組みつけておきましょう。北京ではホテルでそのダンボールは処分します。バゲージとしては結構痛みますから、外からもガムテープでぐるぐる巻きの(担ぎや仕様)にします。20kgには収まるはずです。もしもあなたの家族かお友達が、観戦ツアーでウランバートルに来られるのなら、帰り分の着替えはお願いしておくのも手ですね。でも結構、ウランバートルのホテルで夜寝る前にぜーんぶ洗濯して干しておけば、翌朝にはパリッと乾いてますよ。
あと気がついたことを書きます。サングラス!また朝夕に掛ける保護グラスがあるといいですね。モンゴルでは極力裸眼でいることはやめましょう。めがねの人はいいんですが。もしも目に違和感を感じたら、すぐに近くにいるオフィシャルに申し出てください。ってこんなインフォメーションは、このあと参加者に届くか。

あとパスポートなどの所持方法をしっかり検討しておいてください。必ず身に着けておくことです。ウエストバッグなどは忘れることもないとはいえません。中国モンゴル国境で「アチャーッ」と言ったらリタイアですけん。これは重要。そのあとは無くしても帰国が遅れるだけ!ですみますけど。ちなみにボクは30回のモンゴル出張で2回紛失!1回目は置き引き、2回目はジーパンのポッケからポロ!!これまで絶対にパスポートはなくさない!と自信があったんですけど・・・・・無くすとそのあとは大変ですからね。

きょうの一枚
恐竜の谷に降りたラリー監視用のヘリ1号機。ラリーの名物となったこの「恐竜の谷」熱くハードなステージです。名前をつけたのはボク!岩のカタチまで恐竜に似ています。

2005/05/17 (火曜日)

BTOUのお話で失礼します。「北京に行くときは、どんな格好で行くのかな?」今日事務所を訪れたKさんのお話。「そー言えば、そうだ。」ということで僕ならこうする!思うことを書きます。いや、あくまでもボクならではですよ。まず使い捨てのダッフルバッグか、折りたたんでコンパクトになるダッフルバッグに、ライディングギア一式を入れますね。ウエストバッグに少しばかりの工具も入れます。でも原則として工具などはマシンにマウントしておきます。万一盗まれたりしないようにタイラップなどで結束しておきましょう。で、飛行機に乗る際のウエアはビバークで過ごす時のウエアにします。ポロシャツと短パン、スニーカーに帽子とサングラス。この程度。この頃の日本も北京も、たぶん猛暑。ライディングウエアは中国ステージを走る1回分。着替えはモンゴル行きの20kgダッフルバッグに。主催者から配られる50cm四方のデイパックに、スニーカーと短パン、ポロシャツを入れて北京のスタート時に預け入れをします。これは1泊目のビバークのホテルでも受け取れ、また国境を越えるときには各自で背負わなければなりません。飛行機に預け入れられるバゲージは20kgです。かなりのライダーがブーツ姿で飛行機に乗っているのを見かけますが・・・・「準備万端で少ない荷物!」これ合言葉ですよ。

きょうの一枚
1998年RRM、ゼッケン10 打田稔編集長!も もちBTOU来ます。

2005/05/16 (月曜日)

いよいよBTOU!!試走も近づいてきました。さてあのスーパーカブチャレンジ!!銀行マン。ついに発表しまーす。銀行は「愛媛銀行」そしてライダーは坂本さん!!銀行を挙げての応援!!ばかりか、このHPで応援をお願いしたところ・・・・・届くわ、届くわ・・・今日はほぼ新品のヘルメット・アライVクロス!!もち平成12年4月以降の生産品!なんか僕もほしいなあ!って感じ。そのほかにゴーグルも同封!送料のみ!!でいただきました。感謝感謝!!新品同様のプロテクターやキャメルバッグ、などなどどんどん届いています。皆さんの声援を「きちん」と本人にプレッシャー!のように伝えておきます。これからはさまざまな買い物を始めます。テントシュラフからライディングウエアまで!「ぜひ当店で!」という方はご一報くださいませんか!?
それと、来ましたよローバーミニのエントリーフォーム・・・ムフフフ・・・この方とも気が利いています「万が一完走できたら・・・」と、なかなかかっこいい男であります。ヨーロッパにミニやベスパが走っている映像が届いたら、きっとヤツラは衝撃を覚えるはずです!!「やるなあ日本人」って。で、かっこいいといえば、桐島ローランドさんはCR-Fで、ACPの横田さんたちは3台の体制でハイブリッド×2台(プリウス・ハリアー)とプレスカー兼用のランクル!フランスからはATVでかつてのフランスホンダのパイロットが・・・と、とにかく話題は付きません。スーパーカブチャレンジは、どうやらNHKが放送するようです。タノシミタノシミ

荷物の整理を始めてみてビックリ!!ボクはフクロモノオタク・・・だったらしくて、事務所の僕の部屋の中だけでも、ダッフルバッグが4個、ウエストバッグのようなものは5から6個、バイクにしばられた袋物(ってバイクも事務所の中にある)机の周りにはかばんがツュミ、ハートマン、リモアの大小、グレゴリーの毎日使ってるやつ、最近お気に入りのブランドであるブラックダイアモンドの袋物、ミレーの小物入れ、あるはあるは、それ以外にダッフルバッグの中にも、バッグが入ってる・・・いったいこの袋物の量はなあに。

きょうの一枚
ウホホ!こんなのもありましたね。草原で民俗舞踊!何回大会だったかな?

2005/05/13 (金曜日)

良いお天気が続いています。うちの倉庫とガレージでは、BTOUの本番に向けた機材の整備が始まっています。発電機、コンプレッサー、溶接機、照明機材、テント、厨房機器、テーブルやイス、大会本部用の機器、通信設備、もうナニがなんだかというほどの膨大な機材の量。主催するということは、実はこういうことなんです。パリダカなどでは自分たちで用意しなければ、溶接機やコンプレッサーはありません。それでも何とか溶接機を借りれた時のために、溶接棒は充分持っていくことにしてました。ですから参加予定の皆さんは、どうか壊れにくい車を完全にセットアップして参加してください。

TBIの時でも車検会場に来てからマシンを組んでいるような方がいましたね。とにかくお互いに「備えあれば憂いなし」です。いや「なし」というわけにはいかないでしょうが・・・それでも少なくすることは確実にできるでしょう。それでもだめな場合のために主催者からの最低限のアシスタンスがあるわけですから・・・最大限に利用するのではなく、最小に利用するという風に考えてください。ダッフルバッグの内容物もそうですね。

TBIで少しゆるめにしたら、いっぱいいっぱい入れてくる人、半分近くで納まってる人。見るところ前者はなんに関しても、準備不足で重いダッフルバッグ(といっても22.5kg)を担ぐ姿も「問題あり!」な感じです。修理書も丸ごと1冊持ってたり、いらないところのほうが多いでしょ!ということで、我々も参加者も、少し身を引き締めて!ということは、つまり軽くして機動力を最大限に高めましょう。実はそういう僕も荷物多すぎ!の人でTBIにダッフルバッグ2個!はいらんでしょう!と言われてしまいました。

BTOUに参加の皆様!!衛星携帯電話のレンタルの案内は、この期に及んでまだ価格交渉が再燃!!で少し高くなるので交渉中。もうしばらくのお待ちを・・・航空チケット案内とツアーの案内等々郵送にて来週始めに送り出す予定だと。

きょうの一枚
ウランバートルの閉会式で、モンゴルの民俗音楽や民俗舞踊などが楽しめます。ところでドブリー?フォトサービスのTBIスライドショーもう見た?写真のプリントサービスとデータの販売もしてるですね。

2005/05/11 (水曜日)

TBIの後片付けとBTOUの準備に、みんな忙しそうです。僕はというとipodをゲットして、音楽編集に余念がありません。もうすでにCD100枚分くらいがタバコくらいのサイズに・・・で容量は60GBもあってまだまだ空きバイト数は52GB・・・いったいナニこれは?・・・と遊んでる!わけではなくて、昨日は東京から参加されるチーム!が嬉しい事務所訪問!!環境問題について話に花が咲きました。もうすぐ参加されるみんなの顔ぶれを発表できそうです。エコチャレンジ部門の詳細な競技の進め方は、5月25日の締め切りを待って発表します。これは参加台数や参加車両に合わせた特別規則を策定するためのもので、もちろん基本は本大会の規則書通りです。しばらくお待ち下さい。

また衛星携帯電話の申し込みの案内なども送付の準備を始めてまいります。衛星携帯にはシガーライターチャージャーも付属されていますので、バイクの方はシガーライターソケットをつけて行くことをお勧めします。通話料は1分間で1.5ドルの予定。ボクはパリ北京の時(1992年)に、ビバークから日本に事務所にかけたら、1分間500フランまあ1万円!でしたもんね。

きょうの一枚
僕の愛車プロシード!!TBIをいく。1日目ですね。このほかにも僕は2台のプロシードを持っていて、そいつらははるか大陸へお出かけしました。まあ僕の・・・というのは語弊ありですが。運転手は池町クン、2人は世間話に忙しいのでしたが、後半にはもう話すこともなくて、ボクはおヒルネ!ばっか。

2005/05/09 (月曜日)

TBIの1週間が嘘のように過ぎて、今日からはBTOU全開モードです。今年のTBIでは、久しぶりに大勢の皆さんとお話をしました。仕事のこと、将来のこと、夢や現実など・・・・・さまざまな思いが交錯して、まさに四国巡礼の旅、なのでした。夢?ところで僕の夢は、果たして道半ばなのでしょうか、それとも概ね達成しつつあるのでしょうか?夢は実現に向かうことより、夢を描くことのほうが難しい・・・と、そう思います。描ければ70%は達成したも同じです。

TBIとBTOU。僕の心の隅っこをお見せします。それは安物売りの店のように「閉店セール」をやったかと思うと、同じような品揃えで「新装開店セール」をやっているのではないかという忸怩たる思い・・・・・復活TBIがスタートするまでは、潔くないような自分が、とても不安で。旅をしながらもそんなことを考えていました。しかし素晴らしい四国の風土・風景そして天候まで、そして何より参加者の皆様が後押ししてくれたのかもしれません。ラリーの余韻は、素晴らしく心地よく、薫風を泳ぐ鯉のぼりのごとき心境ではあります。しかし、いまだに朝の5時30分に目が覚めます。

しかし、その夢半ばという話は、NHK大河ドラマ「義経」で平清盛の死を見て、考えたのでした。まあテレビとはいえ、良く描いています。未来は今そこにある現実の延長線上にあるということ。役者の演技の中に、これからの自分の行動や思いの変化、そんなものが描ききれています。そうした中から、今は未来のシーズなのだということを感じます。未来は突如として訪れるものではありません。今のあなたの生きようの先にあるものでしょう。日本人の心に常に戒めを感じさせる「平家の繁栄と滅亡」ホタルでさえ平家の、源氏の、という日本人われら。驕るほどに驕れるものは久しからず・・・JR西日本についてもですが、それを報道するメディアにも同じようなことを感じます。今日の教訓「驕るのはやめよう!驕って貰おう!!」

きょうの一枚
TBIのSS風景です。場所は???あそこですよ!

2005/05/06 (金曜日)

TBI、終わりました。青葉若葉の候の四国は、ことのほか美しく、精神面にも良い作用があるように感じます。一足早い夏の訪れを感じさせる海の美しさはまた別格。「四国の海はこんなに美しかったんだろうか?」真剣にそう感じました。昨年のTDNの勝負も大変興味深く、逃げる岩崎、追うミハエル、最後のSSでかろうじて4秒差で逃げ切った展開は、追う者も追われる者も実に高感度な緊張感が楽しめたことでしょう。岩崎君のあのあとの東京プリンスまでのリエゾンで走る道が、どのくらい輝いて見えたことでしょう。

ではここで少しばかりレースレポート
2005年復活TBIで同じく名勝負を演じたのは、逃げる田島、追う前田の両雄対決。昨年のTDNでは前田はミハエルと故ガストンライエをサポートするライダーとして950で出場。そして今年はKTM400EXC-R!!で戦闘力は文句ない。昨年の鬱憤が期待されるばかりか、このところのオールラウンダーぶりの大活躍は「前田の時代」到来を予感させるものもあった。ただし、ライトチューンがされてないため夜のロングステージでの戦いは不利なものとなることは予見できた。戦略的には夜のタイム差を昼のステージで取り戻して、さらにアドバンテージをつけなくてはいけない。雌雄を決する形になったのは、後半戦の美馬の朝。ここまでは互角。ナイトライディングに長けた田島がややリード。前日からルート変更になったコースは田島8時30分00秒スタート30秒差で前田。追いつくだけで逆転というシチュエーション。複雑なコースで田島を交わして真っ先にゴールに飛び込んできたのは前田。そこで前田は優勝を実感するとともに、異なる不安を感じていた。コース前半、ジャンプした空中で必死の姿勢制御で目の前のコーステープを避けようとしていた。TBIのクローズドコースルールでテープ切断には厳重なペナルティが課せられるのである。そして逆転はならず。逆に前田は3位に転落。そこから見せた執念のアタックで最終的には2位まで戻ってきた。追う者、追われる者。勝負の機微はことのほかに面白い。

きょうの一枚
TBIのスタートのために用意されたのは、この美しい海と橋を独り占めにしたような場所。夜のビバーク地は、こんな感じ。夏の夜のようなビバークでした。あの夢のような1週間も終わってしまいました。こうして日々に回想をしていきましょうかね。それにしても美しく、そして楽しいTBIでした。

 
Organisation Voice 2005/04

2005/04/27 (水曜日)

昨日のこと。
「なんかTBIの準備って、早くない?」
「ええーっ。明後日からですよ!」
「うそ!」
「なに言ってるんですか!」
ということで、僕はTBIはまだ1週間後くらいだと思ってた。ホントに!で、昨日なんか地元大学で開かれた複合材料学会なんてのに出かけて、お勉強で1日中!!変わりますね自動車!5年後や10年後は異次元になりますよ。現にアメリカでは原油高の影響で?ハイブリッドの売り上げ伸張率がすごいことに・・・・・・原油高の影響はBRICSの自動車所有台数の拡大による原油需要によるものであることは間違いないよね。(BRICS・・・ブラジル・ロシア・インド・チャイナ)石油代替エネルギーの開発も資本集中!いよいよ加速します。世界を走る自動車は8億台!3年前の僕のレポートでは5億台!!年間1億台もの生産はされていませんが、まあ、それに近づいてきているのでしょう。

そうすると2008年頃までには、ひょっとして10億台?21世紀初頭の2倍になるわけで・・・・少なくとも燃費を倍にはしてないとたまらんと言うことですね。僕の持論は2015年には地上を普通に走って許される車は、軽4とハイブリッド、まあFCEVが量産販売されてれば、もちろんそれも、とバイク!!のみになる!というものです。バイクもハイブリッド化はされるんでしょうけどね・・・・・・。

さて、ハイブイリッドカーでも買って、先進的なとこ見せるか?旧いレンジローバーでも買って、消えていくものを惜しむか・・・・僕は後者のようですが。確かに20世紀、自動車は地上に富と繁栄をもたらせ、さらに自由な喜びや、まあ、さまざまな恩恵を人間社会にもたらせました。しかし何事にもまるでエネルギー保存の法則のように、平家物語のように、方丈記のように・・・・・・驕るものは久しからず・・・・というような滅びの美学をまといます。

自動車がたちまち滅びると言ってるわけではありませんが、昨年度々日本を襲った大型台風やアメリカを恐怖に巻き込んだ大型ハリケーン!全ては「温暖化による影響で、こんなになるよ」と予言した学者や、映画まで存在してたわけです。世界の歴史教科書には、こうした近未来の予測を書き、いま我々がやらなければならないことを教えるほうが先決だと思うんですが、いかがか。さて、ランチに4.6Lのレンジローバーに乗って出かけますか・・・・って実は最近バイクに乗るように心がけてるですホントハ。

きょうの一枚
「海へ」・・・昔ありましたね、パリダカの映画。倉本 聡 監督、主演 高倉 健 ・・・・・全く人気もなく話題にも上らなかったような・・・・・って、TBI2005はテーマは「海」

2005/04/26 (火曜日)

「逆オークション!?」
昨日は、例の「銀行マン」とBTOUの計画について詳細を検討しました。なかなかの好青年で、スポーツマン!でも主催者的にはマシンに手を貸すわけにはいきません。そのうえオフロードの経験はないわけですから、装備についてなどは、ちょっと相談に乗ることに・・・・・・しかし予算はタイト!なのです。そこで「僕のお古など」を提供しようかと思ったのですが、身長が同じくらいであとはやっぱりボクのほうがデカッ!!・・・そこで逆オークションをしてみようかと思ったわけなのです。

募集品名
1.インナープロテクター エルボーまであるやつね。SIZE XL・・・4000円くらい
2.オフロードブーツ(僕の希望は黒)11または28で足デカッ・・・10000円くらい
3.オフロードパンツ・ゴアテックスでオーバーブーツスタイルで黒無地33または34インチ・・・10000円くらい
4.ヘルメット・・・平成12年4月以降生産フルフェイス・XL白がいいな
5.ゴーグル・グローブ・ウエストベルト
6.ジャケットや給水システム
7.テント・シュラフ

などなど何でもOK!気がついたものがあれば「これはいらないの?」と一言。希望金額を書いて写真付きメールでね!!なんかタノシミタノシミ!!

きょうの一枚
シェイクダウンテストの菅原さん。ヤマハ・リーノ!!相変わらずのチャレンジャーぶりです。こうした心をいつまでも持ち続けることに脱帽としか言いようがありません。

2005/04/25 (月曜日)

日曜日に、BTOU試走隊の装備と車両4台を、神戸港に搬入してきました。こうして遠征に向かう資材を積み込むのは、もう何十年もやってますが・・・とても心弾む仕事です。まだ見ぬ大地を想像して、少年の頃の思いに帰ります。しかも、1日中とても良い天気で、帰り道はHINOのカミオンを運転すれば、大鳴門橋の眼下には巨大な渦が・・・そういえば明石海峡大橋も、周りの空気が澄んでいて、なんとも美しい景観でした。黄砂の季節も花粉の時期もひと段落したのですね。あとは週末から始まるTBIが天候に恵まれることを祈るばかりです。事務所の中は(広いのが自慢なんですが)続々届くタイヤとダッフルバッグで、足の踏み場がなくなってきています。自走の人が増えてるんですね・・・・・。

そんな今日はBEIJING-ULANBAATAR 2005のプレエントリーの締切日です。「エントリーしなければ後悔すると思って・・・」などというお手紙などいただいて、嬉しかったり「怪我をしてしまって残念ですが・・・」というお手紙をいただいたりと、悲喜こもごもの今日!でした。そんなこんなで、全てが順調!と言うほどではないにしても確実に日々を送っております。

きょうの一枚
これが仕上がった試走隊の4台のマシン。やっぱSSERってプロシードがお好き?向こうの2台はビッグホーン、これはドクターカー、大会中はお医者さんがのって走るんですね。プロシードはカミオンバレイのお仕事をします。

2005/04/22 (金曜日)

BTOU試走隊のマシン作りが急ピッチ!TBIまでには船積みされる予定。4台のマシンにはGPSやマップツイン、無線機などが設置され、ゼッケンが貼られました。タイヤもびしっと新品でスペアもどっさり。コンプレッサーや発電機もマウント。本番ではZ-2を担当するピックアップは、試走隊では「タンカー」の役目。すごいことになってます。来週あたりの「きょうの一枚」をお楽しみに。またZ-1はクイックアシスタンス。ツール類が積み込まれコンプレッサーや発電機もマウント。どのマシンもベアリング類やデフ周りもオーバーホールされ、足回りもびしっと!なりました。
さあ、これでしばらくはTBIに・・・・・!!

で、きょうの一枚はTBIのスタート地点はここです。って海の上じゃないです。スタート地点から見える風景です。ほんとに目の前が海で、来島海峡大橋の真下なのですね。

2005/04/21 (木曜日)

「HP-2!」って言ってる分にゃ、周りには何のことだか分からんのに!!余計なことを北の島の住人が書くもんだから!!プンプン!!新しいパソコンのことだと思ってたヤツが社内の50%だったってのに!!「そうなんだ?BMWのね、ふーん」「それも結構なモデルね!?」と周囲の冷たい視線。トホホホ損害賠償請求したいくらいさね。しかも、日本国内に発売になるかどーかわからないのに予約したやつがいる!だって。バカジャンそれ!!でもボクはそんなに高くならないと思ってる。予想は車重+10万円くらいなもんでどうすか?で日本国内は80台限定!!って全部勝手なボクの予想だかんね。

BMW JAPANの担当とは箕面のホテルでついつい話し込んだもんです。
「ボクはね、マーケティングが北米に偏ってると思うんすね!」
「そうですね」
「だいたい北米のヤツラは身体でっかいし、まっすぐ走る道しかないし」
「そうですね」
「カタログだって全部本国で作ってるでしょ。コピーが日本人の心をつかんでな
い、だいいち・・・・・でもって・・・・・じゃないですか」
「そうですね」
「・・・・・」
多分に一部のマニアックな意見だったろうと思う。
でもありがとうございます。やっぱ信じてて良かった・・・・・ヘンナヤツ!

さて、そんなことより今はTBI&BTOUに集中!!していきたいものです。昨日のメルマガには早くもルートインフォメーションが!「フンフン、ナルホド」と文章の端々からビバークやルートを予測する!?ヤツラが本領を発揮!!するんですね。かなり古い話ですが、あるところの役場の方が、「ゴールデンウイークにバイクが100台くらいの予約が入ってませんか?」という問い合わせが、毎年来ますね。と・・・・!!分からないのがいいのか?分かるのがいいのか?相変わらずTBIはミステリアスがいいと思うんだけど。

ところで・・・ダッフルバッグやタイヤなどを、前泊の宿に送るのは止めて下さいね。長崎のHOTELじゃないので、みんなが送ると大変ご迷惑をおかけすることになります。集団になるほどに、こうした点に注意するべきですね。

きょうの一枚
またまたゾーモットの青い空。もうすぐですね。

2005/04/20 (水曜日)

日々の雑感を書くこのコラムに、やはり「中国のいま」について考え方を示さないのは、BTOUをこの夏に控えている主催団体の代表者としては、いかんのではないか!?と、考えております。しかし、この憂慮すべき今の事態に、我々は楽観視もしていなければ悲観視もしていないのも事実です。そして、この新しいラリーの実現のために、安全の確保にかかるリスク回避には、最大限の情報収集と分析は惜しんではおりません。
こうした広大な荒野や砂漠を持つ国々は、不安定な要素を持っているのが常です。パリダカールの例を見るまでもなく、かつて湾岸戦争に揺れ、また昨今ではイスラム過激派への対策などに神経を使っています。また1991年のパリ北京の第1回大会は、直前にモスクワで起きたクーデターに開催が1年間延期されるという事態も経験しています。ことほどさように、複数の国を越えて開催されるこうしたラリーは、非常に不安定な要素を持っているといえます。それにしても、国境を越えるラリーが、パリダカールとBTOUだけになってしまいました。

話を戻します。今の中国で起きている事態は、さまざまな論評や観測がなされていますので、私どもとしては事態を注視して行くとしか申し上げられません。試走チームは、まもなく機材を船積みいたします。ただひとついえることは、モンゴルもそうですが、ひとたび一歩を踏み出すと悠久の空間がただ広がっているばかりです。また随時この件に関しての情報は公開していきたいと思います。

ということで、きょうの一枚はゴビの深い青空。

2005/04/19 (火曜日)

朝事務所の机の上に、誰が置いたかKTM990superDUKEのカタログが・・・・おもむろに広げると「これは絶対に手に入れなければならない。そんな強い衝撃を、感じたことがあるか。」・・・・・・「おお!」これは名コピーだ、と膝を打って感心したものの「ちょっと待てよ、そんなのしょっちゅう思ってるし、毎日思ってるなあ?」と、逆にそう思わずに買うものなんてあるのかなあ?と思う始末。そのカタログは片観音(って業界用語?)になっていて、何もないガレージ。蛍光灯のグリーンの光。その片観音をめくるまでもなく、(めくるとそこにデュークが止まってるのは明白)言いたいことは伝わってくる。スレた広告マンである我々は、このページめくったらもっとインパクトがあったほうが「いいんじゃない?」と思うほど常識的で常道で、むしろ製品の持つインパクトを表現しようとして失敗してる感がある。もっと尖がった人に買ってほしいんじゃないのか?ということ。しかもその手法は、次のページへも続き、「・・・・・」でもでも最後のページのコピーは「アドレナリン、それこそが、私たちの、夢への燃料。」と結んである。この最後の結びは嫌いじゃないな。デューク990!もいいね。

って、今日は発電機とコンプレッサーを買いました。試走チームのクイックアシスタンスのピックアップにガッツリ積載して、4台のマシンへのエアーの供給と、大砂漠の中でポツリンとキャンプする我々の、手元を照らす明かりを供給します。ってほんとは「めんどくさいから電気炊飯器もって行こうぜ!」みたいな感じ!電子レンジはさすがにあきらめましたけど、ロッジの鉄鍋は重いしな!?じゃあゴビでミーチュ。

きょうの一枚
ゴビ、デューンです。ちょっと湿っていて走りやすそうですが、今年はどんな夏になるでしょうか?素晴らしいエクスペリエンスを、ゴビで。

2005/04/18 (月曜日)

心では、「いけない!いけない」と思いつつも、身体が、勝手にHP-2の予約に走らせました。「あーあ、どうせまた乗らないのに・・・」という周囲の声なんか・・・・・!!

さて、ところで本格的なTBI週間に突入!誰もがいっせいにTBIモードに!でも我が川内工場では、BTOUの試走に出かける4台のマシンが、セットアップ作業が夜を徹して、というのは大げさで日曜返上で続けられています。これがガソリン車2台とディーゼル車2台。エタップ4から6のゴール付近までの間は、ガソリンが手に入らない地帯なので(本番は大丈夫ですけど)大量のガソリンを積んで出かけなければなりません。重くなると機動力は落ちるし、マシンへの負担は大きいしね、困ったものです。・・・さてTBIは、大量のオフィシャルスタッフが夏のBTOUの準備のため?休みが取れにくくて困っていたら・・・北海道・芦別のあの校長先生が、学生たちを率いて素晴らしい助っ人にやってきてくれます。

「北日本自動車工学専門学校」様!感謝!熱烈歓迎!!謝謝!!しかも校長先生はBTOUのマシン製作中とのこと・・・マシン製作中といえば、BTOUにはプリウスハイブリッドとハリアーハイブリッドも参戦が決まりました!のでご報告。いっぽうハンドメイドのバギーも2台!ヤマハのリーノってバギー?も2台!!これがJRMの陣容!!すんごいね。あとはミニとベスパと、スーパーカブ、Jeep、もうめちゃくちゃ愉しそうでしょ!でカミオンバレイを小型化して複数化してるのは・・・・・!!??

とにかく熱い2005年のシーズンが始まったということは確かです。あちらかこちらで、ミーチュ。

きょうの一枚
四国の奥深くには、こうした風景がたくさん。これは、かずら橋です。谷はそんなに深く見えませんが、深いです。でも、いまの時代にこうしたものを見るのは、それは楽しいことですね。

2005/04/15 (金曜日)

事務所の近くの「スクラップ屋に自衛隊のヘリが不時着した!!」ってんで「すわっ!」とばかりにカメラを持って出かけてみました。「うーん、こりゃ不時着というより、粗大ゴミとして処分してもらおう!ということで民間の処理業者に委託したんだろうか?かなりオンボロになってるけど、やっぱりゴミの上におかれたヘリの姿は、悲しくも切ないモノを感じます。どうしてこんな処理の仕方をするんだろう?町の中に現れた哀れなヘリは、すぐ横に遊園地のスクラップのドラえもんやドラミちゃんみたいに、道行く人に不思議な意識を呼び起こさせます。

きょうの一枚
きょうの一枚は、そんなこんなで町の中の解体屋に、まさに不時着?した自衛隊のヘリ・・・・ということで。

2005/04/13 (水曜日)

うって変わって今日は良い天気。そして暖かい。昨日のお出かけを、今日にしておけば良かったのに・・・ところでR1200GSにリコールの封書が届きました。先に買った同じメーカーの自動車も、2年くらいでリコールが出て、しかもエンジンの内部で、メタル換えて「慣らし、やり直して下さい・・・」「???」ってそれから全然乗っていませんから、4年経って慣らしも終わっていない状態という有様です。やっぱりこうして何にしてもモデル初期には、リコールが出るのはやむをえないことなのでしょうか?「だから後期モデルを買いなさいってば」と。

一方で我々の主催しているラリーにも面白い話があって、必ず第1回大会と言うと参加してくる人がいます。「1回目というのは、主催者も初めてなので問題や失敗が多くてハプニングだらけで面白い・・・」と言うのです。「むむむ・・・」とその話を聞いてから、第1回大会もバッチリするぞと心に決めたのでした。ですからわが愛する某メーカーさん。初期モデルからバシッと決めてくださいね。僕はボクで復活のTBIもBTOUも第1回の気持ちでやりますけん、よろしく。

きょうの一枚
そろそろこちらの地方では、桜の便りも終わりそうなので、試走中の力作!剣山地方の枝垂桜。ここらあたりは枝垂桜の宝庫。東京から応援に来ているS井君は「感激です。初めて見ました!」って「???」

2005/04/12 (火曜日)

いよいよ復活のTBIがカウントダウン状態です。印刷入稿の締め切りとコマ地図を書き上げるのとの戦いが始まっています。そんな中を縫って、スタート地点やゴール会場の打ち合わせを兼ねて出かけました。ですが今日は一日中、雨模様。しかも寒い。125ccのバイクで出かけたんですが「寒い!」事務所に帰ってきて数時間経ちますが、いまだに膝が冷たい。で、バイクに乗ると無性に腹が減ります。クルマでの移動の10倍くらい腹が減ると思いませんか?腹が減るといえばTBI。ボクの場合「土佐のかつおのたたき」試走といわず本番の際も、こっそりとあの分厚いやつを食べずにはいられません。それ以外にも高知には、妙な旨いものがいっぱい。食に関してばかりではないですが、あの地には異文化を感じます。異文化といえばムッホ!我が家の近くのアパートスタイルのホテル住まい。高知県人との違いほど、このモンゴル人に異文化を感じないのは、どうしてでしょう。骨のついた肉の食べ方だけには「フフーン」と異文化を感じますが・・・・・。

毎朝ボクに前日のTVニュースの解説を求めます。今朝は「中国のあの騒動は、いつごろまで続くと思いますか?」「5月下旬くらいまでは続くねえ」「そうでしょうね。わたしもそう思ってました。」とさ。この間までは毎朝「ライブドアって・・・」とか「株式市場について教えてください」ばっかだったのに。

で、今回のTBIも全行程をムッホ君は同行しています。考えてみれば、TDNの奄美の林道を2人で軽トラで走り回ったし。まだ春浅い北海道のトムラウシ温泉には、道に迷った振りして泊めてもらったし・・・・そんなこんなで、彼ほど日本の秘境を旅してるモンゴル人、いや外国人もいないだろうと思います。

そんな彼も驚く、今年のTBI!!ずいぶん回りくどくなったけど「どうぞご期待下さい」

きょうの一枚
試走中のひとコマ。迫力のある高知県の山間部の雨上がりの朝。ちょっとゾクリ!として、思わずクルマを停めて・・・・・

2005/04/11 (月曜日)

ごぶさた!で、久しぶりのOrganisation Voiceとなりました。留守をしてました。モバイル環境がないわけではないのですが・・・・・TBIの最後のルート確認の旅は、参加される方に負けないくらいハードなものとなりました。その原因の大きなものは、いまだ復旧の目途のつかない昨年の台風と大雨の被害。一部の山では、もう「山が死んでる・・・」みたいな感じ。生態系のダメージも少なくありません。国道すら「山腹崩壊」で復旧の目途の立っていないところもあります。でもって剣山とその周辺の四国東部の道と林道は・・・・・ガックシ!でもその分、新しく愉快な西部の林道群がたっぷり。「一喜一憂」これがTBI2005のテーマかもです。
一喜一憂といえば、いま中国で進行している事態も、これにあたります。まさに胃痛の治まる暇なし、ってところですが、実は胃痛は無いんです、ボク。TBIでもモンゴルでも、はたまたパリダカや普段のビジネスでも、「道のりは険しい」のは好むところでもあります。よく観て、よく聞いて、正しく判断して断固として行う!ことに冥利あり・・・・です。どうか春のTBIそして夏のBTOU、お楽しみにしていただいて全く問題はありません。
さらに話は続きます。なんと言っても桜の話題「いったい日本には何本の桜があるんだろう?数えた人は居ないかね?」「そんな、居るわけないでしょ」「そーかなあ?居るような気がするけど」「まさかあ」てなわけで、この1週間ばかり、生まれてこのかた見たすべての満開の桜より多くの桜を見てきました。「もう桜はいいよ」という感じ。ホント凄まじいばかりです。この時期にTBIの試走をしたことが無かったのかなあ?まあいつもは3月中ごろには終わっていたのでした。今日の一枚は、そんな桜を、まだ満開になっていない北の島の人々など?にお届けいたします。やっぱ桜は枝垂桜か山桜ね。

2005/04/06 (水曜日)

毎日のように山に行っています。春の山々は生命力に満ち溢れていて、小動物たちにとてもよく会います。特に鹿は個体数が多いのでしょうか、大きいのから小さいのまで良く現れます。
木々も野草も、まさに百花繚乱。都市生活では望めないほどのすごさ。また集落に降りてくると山の斜面に張り付いたような家々は、その主の自然に対する深い造詣を物語るような、まさに桃源郷の様相。その色といい、空気間といい、もう日本人の心に、ただただ拍手を送りたくなります。桃源郷、ユートピア、シャングリラ、アルカディア・・・まあいずれもクラクラ来るような響きですが、おそらくこんな風景がそうした言葉を生み出したのでしょうか?中国の酒池肉林はいただけませんが・・・こうしたストイシズムの極みにあるような生活が見せる、春のひと時のエピキュリズム・・・・・・・さあ、走り出しましょうかね。

きょうの一枚
四万十川ももちろん春爛漫。沈下橋を渡れば水面も光り輝いています。明日からしばらく留守をしますが・・・四国です。

2005/04/05 (火曜日)

おお!爛漫の春です。事務所の山桜の古木も今にも咲き始めそうな予感。しかし例年ここからレポートしている通り、この山桜ほど美しくかつ儚いものもありません。さて、いずれにしてもうららかな春・・・といえばTBI。4年ぶりの復活ですが、TDNの印象と、かつてのTBIのMIXな感じでルートを作ってみました。1日目ラクチンでタノシイ!2日目ウギャー!と厳しく3日目「観光?でも後半は?」という感じでメリハリハッキリ!!な感じでいきます。お楽しみに!!マルちゃんも家族3人で出場!詳細は間もなくの「GO!GO!まるちゃん」をご覧下さい。

話は変わりますが・・・現在、ピックアップトラックの程度の良い中古車を探しています。使用目的はBTOUのオフィシャルカーですから、車検も要りませんが、ある程度のタフネスさが残っていることが条件です。お近くに「これはどうかいな」というのがあれば、ご連絡くださいな。

きょうの一枚
林道に群生するとある木々の花。ちょっと人の入らない林道だけに、いったいこの花は何だろう?と。でミツマタかなあ?なんて考えましたがどうも違うみたい。わかる方は教えてね?ヒントは高知県南部の山の中でし。

2005/04/04 (月曜日)

高知は、春爛漫。二期作の水田は田植えのシーズンを迎えています。峠から見下ろす集落の棚田には、水が張られ、愉しげな曲線の積み重なりが素晴らしく印象的です。それらに映る周囲の山々の緑も、そして空の青も清々しく、一足先にTBIを満喫してきました。桜も、ぼけも、山桜も、はたまた名の知らぬ木々の花々も、生命に溢れ五月晴れのような4月初旬のオフロードランの毎日です。というのも風が強く春霞も吹き飛ばされて「抜けの良い」風景が広がっていたというわけです。
海岸から900mの山頂まで10数キロに及ぶ、素晴らしいダートを見つけました。左右は太平洋。ダート前半は亜熱帯の植生。途中からは野生の晩柑類の間を抜けて、最後は荒涼とした高山の荒々しい風景に一変。ゴールは頑丈な柵が!!!航空自衛隊のレーダーサイトでした。反対側からは快適なアスファルト?が伸びてるんですが、嫌んなって別のところに行きました。約2時間のタイムロス・・・・こんな素晴らしい林道を見つけては、断念!の繰り返しの日々です。新しいルート!新鮮な感動!!四国は島だ!海だ!というのが今年のテーマ。

きょうの一枚
スーパーカブにベスパ出場決定の報のあとには、こいつ。これから改造が始まるUS-YAMAHA製の2シーターバギー、挑戦するのはもち菅原さん。実はこのマシンのデザインは氏のご長男、義治さん。これら以外にもどんな挑戦が・・・・・。

 
Organisation Voice 2005/03

2005/03/31 (木曜日)

今日からTBIの最終試走でしばらく留守にします。が、四国に居るので・・・ってやっぱりTDNに比べると楽かもです。でもTDNが雪に苦しめられたものですから、今年の各地の豪雪や秋田・岩手の昨日の乳頭山の猛吹雪による遭難騒ぎを見てると、変な話ですが今年はTBIで良かった・・・と思うのでありました。しかし・・・侮れないのは四国とはいえ林道の雪害の倒木。昨年の度重なる台風による道路の崩落などで、通行不能林道の半端ない多さです・・・・マジで困り果てています。とはいえ、1ヵ月後には陽光踊る四国路の素晴らしい旅を、たっぷりとお楽しみいただけます。お約束のビッグマシンにも、快適な(四国の林道で快適なとはこれいかに。)ルートを!!

ところで今SSERの事務所はスタッフが急増中です。もちろんこれはBEIJING対応のためですが、まずはこのHPも一部英語化・・をと考えてます。海外からのお問い合わせにも対応していかなければなりません。ネイティヴスピーカーと海外長期留学などの経験者は、引き続き募集中です。

あとヨーロッパのコレスポンダントは、ドイツ在住のノルベルトさんという方が担当いたします。あとカナダから、そしてフランスから、大物ライダーの参加も決まりました。しかしいまだに資料請求のメールが増え続けてるという驚き!!そう、スーパーカブの銀行マンも、全国の銀行マンを代表して、あのスタイルでBEIJINGをスタートすることが決まりました。バイク暦、スーパーカブ14年のみ。

ボク「すいません。協賛お願いできませんか?」
銀行「協賛?」
ボク「いや、あの現物協賛でいいので・・・」
銀行「現物といわれても・・・ティッシュくらいしかありませんが?」
ボク「いや、あのいっぱいあるやつを・・・・」
銀行「う、わかりました。いっぱいあるやつですね」

ということで、ボールペンかなんかをもらってこようかと思います。
とまあそれは冗談として、出場するその銀行マン・・・素晴らしいやつナイスガイ(死語?)です。銀行が好きになりそうです。

話は変わりますが、昨夜NEWS23?であのバブルの頃の主人公たちのうち、自家用ジェット機を2機も持って、それでも足りないと言ってた環太平洋のホテル王なんていわれてた方と、桃源社の元社長が出てました。我々には推し量れないほどの栄華と地獄を見てきたであろう2人の顔に刻まれた皺に、義経の「驕る平家」を感じましたね。折から四国路を駆け抜けるたびは、壇ノ浦から落ち延びた平氏たちの、凄まじいほどのまさに「顔の刻まれた皺」のような暮らしが印象的なはずです。これらのことが示唆しているものは、いまの日本をにぎわせてるニュースにほかなりません。

まだ事務所の山桜は、咲く気配を見せません。数日の留守をも心配なほどの桜の季節。「もろともに あわれと思へ山桜 花より外に しる人はなし」なほどに短い花の命の山桜。昨年のTDNでは遠野の山桜も見ようと試みたものの失敗。山桜花のような人生も良いものかも知れませんね。

きょうの一枚
BEIJING-ULANBAATAR 出場の本気仕様ベスパ。イワサキモータースさんのビッグチャレンジです!

2005/03/30 (水曜日)

まさにお言葉に甘えてということで、うららかな昼下がりに・・・モンテッサH7を走らせてみました。忙しい忙しい!って言いながらねえ?コンクールデレガンス優勝マシンということで、先日のレースの後にはタイヤのトレッドまでワックスがかけられてるので、ちょっとだけ躊躇はあったんですが・・・・・で感想はというと・・・・「良いんです、これが。無茶苦茶!」懐かしいポジション、あの頃のフィーリング。20数年前のマシンですが、なんたって新車!こんな愉しい出来事は、そうあるわけじゃありません。よしっ、と山のほうに向かおうとすると、胸の携帯がブルブル。電話の主は広告代理店のTさん。ヘルメットを取って手袋を脱いで「あああの件。それは#$&’&$!また電話するね」と再びヘルメットをかぶってキックアームを出してると、ブルブル!今度も同じ人「すいませんね度々」「なんすか今度は?」「いや北京のスタートは何時やったかな?」「えっ8月8日ですけど」「あっ、ありがとう」もーっ、って感じでヘルメットをかぶって、キックアームを出したら、また。「でゴールはいつ?」「14日」「おっ、ありがと」でまたヘルメットをかぶってキックアームを出したら、またブルブル!!「もういいや」ってへこたれて事務所に帰ることに・・・・・・帰り着くやいなや電話の山・・・・それもこれも昨夜の銀行マンが、スーパーカブでBEIJING-ULANBAATAR挑戦!が正式に決まったからなのです。テレビも興味津々なのでありました。

きょうの一枚
そのモンテッサとS先生。ヘルもウエアもイケてます。こうした大人の愉しみが良いですねえ。

2005/03/29 (火曜日)

ラリークロスも終わりひと段落と思いきや、BTOUに海外からの問い合わせなどが多く!!かなり忙しくなってって感じ。暖かくなったので雪で通れなかった山々へTBIのルート制作に行かなければならないし、でも世の中は年度末の大忙し。僕はといえば例のヒストリック部門のモンテッサH7・・・・・S先生たら「2回大会まで預かっといて・・・」「・・・」「乗っててくださいよ」「#$%&%♪$」というわけで僕のオフィスに来れば、希少な名車が眺められます。まあその美しいこと・・・。
またとある銀行マンが「カブでエコチャレンジに・・・・・」「うーーーん」とか何とか言いながら、ベースをハンターカブで作って輸出用のミッションで、でもスタイルはコンベンショナルに・・・・・ウエアはやっぱ銀行マンらしく、スーツ(いやインナーにはプロテクター!)風防に黒い金属のボックスはお約束でぇ・・・あの手形や通帳のいっぱい入って今にも壊れそうなファスナー!のボロボロになりかけた黒いビニールレザーのバッグをフロントバスケットに入れて・・・

突然アンケート:さてこのチャレンジが実現するかどうか?

実現すれば応援する。 実現すると思うけど
応援しない。 実現しない。

(現在の集計結果を表示する場合は、何も選択せずに登録ボタンを押してください。)

2005/03/28 (月曜日)

SSER 2005クロスカントリーシリーズ第1戦・スーパーNにご参加・応援いただきましてありがとうございました。新しい戦い方の仕組みとして昨年より開始しましたラリークロススタイルのエンデューロ、今回も数々の名勝負を楽しませていただきました。特に3回戦以降の組み合わせや、セミファイナルクロスなどでの意地の勝負は、見る者にも伝わるものがありました。

シリーズ第2戦は10月までと時間が空きますが、この間にはTBIおよびBEIJING-ULANBAATAR 2005が開催されます。これらのイベントもぜひご注目下さい。またBEIJING-ULANBAATAR 2005にはまだ参加することも可能ですので、どうぞご検討下さい。

2005/03/24 (木曜日)

ブルッ!サブイッ。もう今日あたりからTシャツ暮らしをしようと決めてたとたんに寒波!なんか風邪ひいたみたい。ところで明日からは、スーパーNのために現地入り!!徳島はナニがうまいのかね?スパ太郎さんもやって来るし・・・・モンゴルからやって来てるムッホは、ボクンチの近くのアパートスタイルのホテルで、ご機嫌なテレビ大好きライフを満喫中。朝迎えに行くと会社に着くまでの車の中で「ニッポン放送となんとかドアの、勝ったとか負けたとかっていうのはどういう意味ですか?」「あのホリエサンて夏来てた時は、プロ野球のチームで勝ったとか、負けたとか言ってた人でしょ?」「う・・・・・・」「なにが勝ちで何が負け?」「う・・・・負けるが勝ちで、逃げるが勝ち!」なのでした。しかしそれにしてもメディアのオチャラケぶりは、いかがなものでしょうか?客観を装うフジの報道に、客観的過ぎるのは、逆に偏ってるように見える我々のバランス感覚の悪さは、ひとえにマスコミと自らの勉強不足の招いた結果だ。

えーと、今年は義経イヤー!「驕れる者は久しからず、」TBIのテーマも源平の盛衰に見る四国の道!!なんて・・・

きょうの一枚
昨年のスーパーNより。
さてスーパーN仕様のHPには25日の夜に変更されます。いつもはもっと早くからなるのですが、うちのウエブマスターったらUFOと衝突?XЭ★лЪЩ?&%$!・・・・して、しばらくお留守!25日に復帰予定なのですが、果たしてUFOの中はどんなだったんでしょう?

2005/03/23 (水曜日)

高知から文旦が届いた。きまって春先に届くのはもちろん今が季節だからなのだが、昔からTBIのコース制作の大詰めの頃は、高知のあちこちでこの文旦を買ってよく食べた。で僕は果物の中で、一番の好物が、これ、水晶文旦。長崎やら熊本やらにも、こうした身の大きいザボンやバンペイユや平戸文旦なるものがあって、南の国からやってきたものといえますね。で、この文旦は「インターナショナルな味がする」と思うのです。実に洗練されている・・・グレープフルーツも本当にうまいのはうまい。僕はルビーをこよなく食べます。最近は八朔も旨くなってきました。こうした晩柑類の季節が、とっても楽しいですね。って今日はいったい・・・どうしたの?
春の四国にお越しになる皆様。晩柑類をお楽しみ下さい。

きょうの一枚
北京でお昼ご飯に立ち寄ったレストランの店頭。ウシガエルやら何やら、得体の知れない食材に、でも店内は大熱気。辺見庸「もの食う人々」を思い出しました。その次出版した「ゆで卵」はもうひとつだったけど・・・結構好きです辺見さん。

2005/03/22 (火曜日)

「S先生がやってくる」
ヒストリック・エンデューロには、エントリーが多数。あのS先生もやって来ることが決定。マシンはあの美しい新車のモンテッサ125!このマシンを見るだけで価値ありです。僕はブルタコを探し中!!今日のヒストリックマシンミーティングは目が離せません。
さてさて、そんなことより週末のお天気は晴れ。ラリークロスもヒストリックも見に来て下さいな!

2005/03/18 (金曜日)

まったくもって忙しい!!中部空港行きは機材が故障して欠航!でも帰りは小牧から大好きなボンバルディアのリアジェットでひとっ飛び。リアジェットは良いねえポルシェみたく後ろから押されている感じ。加速もすごいの。今度のビジネスジェットは、何にしようか悩んだけどボンバルディアで決まりだね。北京も札幌も日帰りで遊びに行けちゃう。と、まあそんな夢のようなお話だけど、この10日間で10回も飛行機に乗った。国際線4本、国内線6本。新幹線も乗った。で結論・・・旅はのんびりとロマンティックに限ります。週末はTBIのルートセイサク・・・雪はもうないだろーな!!来週はでへへ・・
・でもってムッホは本日日本到着!!TBIはキャンセル待ち番号2番までをお持ちのお客様・・・という状態みたいよ。

きょうの一枚
大盛況のヒストリック・・・・・予選がある?かも、なんてウワサ!見るだけでも価値あり、でS先生、モンテッサ70年代の新車、手に入れてまさか飾っとくだけじゃないでしょーね。ということで今日はこちら・・・説明はイランでショ。(ホンダのCR250M 1973年製)

2005/03/16 (水曜日)

ああ今日は春。これから中部空港に向かうのであります。どんな空港なのか、タノシミタノシミ・・・・・・・なんてたってトヨタ方式で、初めて予算よりも安く出来上がった公共工事!!なにごとも、「売り上げは多く!経費や原価は安く!」ですね。ヤルネ!トヨタ。僕は実はそうは考えていないんですけど・・・・・・・。

さて、中部空港に何の用事か?というとピンと来るのが、もうすぐ開幕の「愛・地球博」地球と環境の未来にどのような提言があるのでしょうか?いや今回の出張は、実はこれとは全く関係なく、浜松まで行くのに中部空港を使うということです。まあでも、今回の出張も未来・環境と言うキーワードは、親父ギャグみたいな名称のそのイベント同じです。英語表記はどうしてるんだろう?やっぱシャレは使えないんでしょうか??

我々が昨年手がけた、町並博もイベント大賞!を受賞!ラリージャパンや浜名湖花博を打ち破って!!って、こうしたものにまでコンペティションがあったとはねえ。じゃあ、今年は「BEIJING-ULANBAATAR」でイベント大賞を「愛・地球博」と競いましょうか?ってこれもやっぱりエントリーしなきゃだめなんだろうな。1箇所に集めたものを見に行く博覧会!装置にどれほどの感動を演出できるのか?ゴビ砂漠と比べてやろう。

中国に最近良く通うようになって感じるのは、やっぱ「人の営みと環境」つまり経済活動と長い将来を生み出すための基盤たる環境のバランスについてです。環境は消費するもの?から生産するもの?に変わるんでしょうね?

きょうの一枚
お約束のDT-1、少年の日の憧れの一台!ヒストリックに出場。

2005/03/15 (火曜日)

中国から帰ったのに、今日は東京出張!明日も浜松方面に出張。この忙しさは危険かもです。さらに週末はルート制作!!翌週はスーパーNウィーク!!TBIには・・懐かしい出来事が起きそうな予感・・・詳細は近々だ。
ところで最近の中国の事情を書こう。北京では物価メチャ高っ。タクシー代と食事代は安いんだけど、百貨店に溢れるものの値段は日本より高い!!流行のマッサージチェアなんて日本円で80万円くらい!で売れるのだ。異常な消費行動が続いてる感じ。一方コピー商品の並ぶマーケットにも行ってみたら・・・これもすごいの一言!時計にいたっては、ここからコピー商品が世界に出回っているのだ!という感じ。「BMWのNEW7シリーズのコピーなら80万円すよ」ってマッサージチェアと同じ金額かいな・・・・・。

さて、皆さんにお願い!!来るBEIJING-ULANBAATAR 2005には、モンゴル・ロシアから10台のバイクと10台のジープが出場予定!!(ほんとうか?)そこで、もう使わなくなった古いマップホルダー、ICO、マップツイン、などがあれば安価で譲っていただけないかという、寒い地域からのリクエスト。古いラリーバイクや4輪も探しています。お心当たりの方は、ご連絡いただきたい!!でございま
す。

きょうの一枚
天壇公園!世界遺産です。BTOUの北京のシンボルに採用。で、先の土曜日にゆっくり探訪しました。広いです。ここで皇帝が天に祈りを捧げた場所です。まあまた今度ご一緒しましょう。

2005/03/14 (月曜日)

1週間の出張でした。昨夜帰国し、今日から留守中の山積みの仕事にため息!!北京では連夜の酒宴!夜の席にこそ仕事の本質がある!中国。ウランバートルではオリンピック委員会の会議場で参加者説明会!ロシアもふくめ大勢の参加者と熱気溢れる会議をしてきました。北京までの輸送方法など、こちらの参加者もなかなかにハードルが高そうです。しかし実際のラリー競技となるとモンゴル勢には一日の長があり、もちろん優勝候補もこのメンバーの中に居るのです。ロシアンジープも進化を遂げていて、インジェクション仕様の5速が発売されて、ドライバーたちの熱い視線!フロントもコイル化!思わずオフィシャルカーもこれにしようか?とバイラーと相談「良いんじゃない?」という返事。なんかイメージはランドローバーディフェンダーをさらにレトロにしたようなんですが、そうした中にもどことなくモダンさが・・・・・。こうしてBEIJING-ULANBAATARは確実に近づいてきています。詳しいお話はまた明日ね。

きょうの一枚
春の気配濃厚なウランバートル。寒気団は現在のところ日本に出張中!!日本海を渡ると湿って大雪に!!

2005/03/11 (金曜日)

きょうの一枚
おなじみゾーモット。今回のBEIJING-ULANBAATARのテーマは「ゾーモットの井戸で会おう!」ゴビの大平原に浮かぶゾーモットは、ぜひご案内したい場所。生命とか地球とか、神とか・・・様々なインスピレーションがそこにあります。ゾーモットの井戸で会いましょう。

2005/03/10 (木曜日)

きょうの一枚
このマシンは、我々の世代には忘れられないモデル。XR200Rb 81年モデル。あの頃憧れましたXR・・・・・これも今回のヒストリックマシンエンデューロ出場予定車両!!

2005/03/09 (水曜日)

きょうの一枚
最新の「彼方へ」に登場する世界最大のゲル、アブダイサイハンパレス、まあアブダイサイ王の宮殿という意味です。表彰式でモンゴルの民俗音楽の演奏を見ながらお食事。そしてそれが終わると、あのスティーヴ・ヴァイの曲に乗って始まるのです。このセレモニー会場が、ここんとこのSSERの定番。ちなみに1995年の表彰式はウランバートルホテル、1996年はディスコ、97年はチンギスハーンホテル、98年からはここなんですね。

2005/03/08 (火曜日)

きょうの一枚
万里の長城は匈奴の南下を防ごうというもの、壮大な計画です。今は世界遺産として、圧倒的な存在感を誇っています。モンゴルではゴビ砂漠が北に広がっているので、植林事業で緑の長城を築く!というモンゴル情報局レポートを、面白く読ませていただきました。今の世界の脅威は、自然界からの攻撃!!皮肉なものですねえ。それにしても万里の長城もゴビ砂漠も、BEIJING-ULANBAATARでは、独り占めです。

2005/03/07 (月曜日)

北京に来ています。さあ仕事だっ!
先週は無給油無着陸の世界初世界一周飛行の成功のニュース!!「まだそんな記録が残っていたのか?」とでも考えてみたら4万キロに及ぶ距離を無給油で飛ぶ飛行機は、いったいどんな風なんだろうと気になって覗いたサイトは http://www.virginatlanticglobalflyer.com/ なんだやっぱりリチャード・ブランソンの仕業か?でも今回は彼はスポンサー、「ヴァージン・アトランティック・グローバル・フライヤー」というこの機体、重量は1.5t、でも離陸時には9.9tつまり8t以上の燃料が積まれている。ふーっ。でも環境問題にうるさい?僕は燃費の単純計算をしてみた。まあ仮に40000キロのフライトを8000Lとすると、リッター5km!という計算。うーん。これがどうなのか評価できないのですが、まあブランソンさんとその仲間の快挙に拍手ーっ。てところかな。日本の企業にはこんな「冒険心=遊び心」は残っているのでしょうか?

きょうの一枚
ヒストリックマシンエンデューロは、マシンのクラスやカテゴリーの制限は全くありません。モトクロッサーでも50ccでもOK!要は1984年より前に生産されたマシンです。そんなに古い時代のものではないので、そこらあたりを探すと出てきそうなものもあるでしょう。そんななんでもないようなマシンにも光を当てて蘇らせる!!素敵なことですね。

2005/03/04 (金曜日)

春の雪で大騒ぎの関東平野の模様を、南の島から眺めています。あっ、いや南の島といっても、春木さんの北の島に対して、四国を南の島と表現したわけで、決して、いわゆる南の島に居るわけではありません。本来ならば、この季節の雪もなかなか情緒があるんでしょうが、それを感じる暇のないところに現代人の寂しさがありますね。万葉を生きた人々がうらやましい限りです。

さて、日本は戦後の神話が崩れ始めています。なんとかの神様とか、天皇とか揶揄されて君臨した経営者たちが、雪崩を打って倒れて行きます。きまって70歳前後。焼け野が原から立ち上がった人や、その後継者たちでしょうか?まさに晩節を・・・という見ても同情を禁じえない部分もあります。「裸の王様」は本人がそうしてなってしまうものなのですが、翻れば自己保身の周辺が作ったものでもあります。まだまだ企業には、自由闊達な風土というのはまれです。買収の危機に瀕したラジオ局の社員の意思表明という行動にも、時代に合わないようなものを感じます。いずれにしても時代が変わり、価値観が変わり、多くのものが加速度的に変わり始めています。企業もひとつの価値として売買される商品でしかない、という時代です。何度も書きますが「義経」に描かれる滅びの美学が、また「わびさび」という日本独自の美意識に通じるもので、滅びにこそダンディズムがあると、ラストサムライでもそういってるではありませんか。

きょうの一枚
カミオンの大きさには物足りない御大は、こんなものを走らせているようです。こうしたとんでもない車両の、足回りなどの改良は、コンピューターで出される回答より、熟練の職人の勘どころが、はるかに勝っているという現実があります。コンピューターには、あの接地感や嫌な振動などを検出できても、それを超えた領域がわからないのでしょうね。

2005/03/03 (木曜日)

海外からBEIJING-ULANBAATAR2005の問い合わせが急増中!なにが告知効果となったのかが不明。中国からの問い合わせも多く、来週は中国とモンゴルで参加者説明会などの予定。参加数もおそらくモンゴルの第1回大会の82名を上回りそうな予感!!がします。たくさんの参加者をお迎えして、盛り上がりたいものです。一方TBIの参加者も多くなって来ました。新しい名前を聞くたびに、こうしたラリーイベントの次世代を感じずに入られません。といいながらもヒストリックとSUPER-Nも準備中!!こちらはSSER新名物の豪華晩飯!が前回を上回るパワーです。だんだんなんかこう、楽しくなってきました。なんたって春です。桜の見ごろのSSER SUPER-N もどうぞよろしく!!!

きょうの一枚
春ですねえ。で今日の気分は、緑のじゅうたん。砂漠化でゴビが北へ広がっているというニュースは、知っていたけど衝撃的!!

2005/03/02 (水曜日)

気がつけば3月になっていたのですね。時計は30日をさしたままで、なんか現代的なメカニズムの時計がほしいものです。あっ、いや持っているのは持ってるのですが、そちらをはめてるといましてる時計はすぐ止まってしまうので、そうならないためにもいまの時計をし続けないといけないのです。
日曜日に昼過ぎまで寝てた頃は、時々朝の10時頃に止まってしまってて、前日の運動不足もあって(自動巻きなので)・・・・・ああ時計が止まるくらい休みたいよう。でそんな日曜は油断してて、まだ10時だと思ってたら午後3時、外は遅い午後の気配。「しまった・・・・」

きょうの一枚
時計の話は、実はヒストリックの前振りで書こうと思ったのですが、その前に人間の電池切れ!!今日は疲れた。でヒストリックなロシアンバイクが久々の登場。モンゴルといえばこれだ。緑の長城が出来ても、こいつに乗ったやつらがバンバン伐採に来なければいいのですが(モンゴル情報局参照)

2005/03/01 (火曜日)

例のニュースは、CXではやってないんで、あっCXってフジのことなんだけど、他局ばっか見ていてフジのニュースの視聴率は大丈夫なんだろうかという心配!!どうも他局は「しめしめ」みたいな感じになりつつあるのではないだろうか?現在CXのネガティヴキャンペーン大量発生の予感!!そんな心配をしている今日この頃です。まあマスコミの怖さは、ここんとこマスコミそのものが味わっていて、でももうひとつ怖いところは、マスコミが問題にしなくなったら、その時点で問題でなくなるという点だ。たとえばNHKと朝日新聞の戦いはどうなったんだろうか?というくらいに、昨日の騒ぎも、今日のもっと面白そうな騒ぎの前には「そんなこともあったねえ」状態なのです。いったい現代人とは、なんなんだろう?ただただ一過性の面白そうな出来事や番組を、一方的に受けいれて一喜一憂して、なんとなくその中の登場人物の発言に影響されてる。これではいけない!!メディアリテラシーはどうなったんだ?ゆえにメディアの独立性は高い次元で求められるべきなのに・・・・

小なりといえどもSSERでは、情報の発信は公平でないといけないと考えています。でもインターネット環境にいない人や、遠隔地でお目にかかれない方も多いと思いますね。しかし情報とは、一方的に流れてくるものだけでなく、積極的に取りに行くものでもあります。「そんな話、聞いていない」ではなく情報収集力を高める!ということが大変重要。こんな情報社会が訪れる前のパリダカは、まさにこの状態。日本人は完全に情報の外にあったわけです。正しく情報を発信する!という厚い壁を感じています。それほど実は海外からの問い合わせが多く、HPではカバーできてません。んでもって海外の参加希望者には「敷居の高い」ものになってしまってるような気がします。

きょうの一枚
75年製です。おおおっ。というか、この雪。高知からのエントリーなのですが、狙い済ましたように撮った一枚。こうしてヒストリック部門は、盛り上がっていくのでした。

 
Organisation Voice 2005/02

2005/02/28 (月曜日)

ホントに春ですねえ。でも少し山に行くと、四国とはいえ雪また雪で前進困難なこの週末でした。ムキーッ。はかどらん!

さて、このところの世の中のキーワードは「会社は誰のものか?」ということ。コクドとニッポン放送の二つが象徴的です。日本は民主主義国家で資本主義なのですが、若いサラリーマン時代に「社会は民主主義、会社や役所は社会主義!」と思っていました。で社会を構成する多くが、会社や役所となれば、社会は社会主義なのではないかと・・・・・例のライブドアの司法判断の行方について、TVも面白いし、世間話の中でも、飲み屋さんででも「ねえねえ、どっちが勝つと思う?どう思う?」ってな調子。結局は法整備は未熟だし、この法の下で判断せざるを得ない裁判官にも同情を禁じえない。どちらにしてもこれから数週間で形成される世論が決定付けるといっていい。変わるということは、苦痛を伴うが、その苦痛を感じるのは変わりたくない守旧勢力!で政治改革や、企業改革、みんなそうなんであります。

しかしもう、変革はすべての領域で「避けられざるもの」になってきていて、義経の中に滅び行く平氏の影を・・・しかしそれを滅ぼすものさえ、また滅ぼされ・・・それを繰り返すのです。

きょうの一枚
なんぞ変わった写真はないかいな?と探してると、昨年のSUPER-N ラリ-クロスに挑むアフリカツイン!美しいです。

2005/02/25 (金曜日)

第1回ヒストリックマシン・エンデューロのエントリーが、ポツリポツリと届き始めました。で、このエントリーには出場マシンの写真添付が義務付けられています。その写真を見ると、そのマシンがカタログに載っていて店頭に飾ってあった頃にタイムスリップしてしまいます。歳をとって古いものが良く見えるようになったのでは、誓ってありません。昔からそう思っていた節もあります。まあ、持つものやあこがれるものに、ヒストリーが必要なんでしょうね、きっと。

若い頃に憧れていて、買いたくてもとても手が出ずに買えなかったものが、ずいぶんあります。そのほとんどが、いまでも高値で売買されているのを見るにつけ「オレって、昔からモノを見る目だけはあるんだよな」とうそぶいていますが、決してそんな事ばかりでもないようです。

さて、いよいよTBIの試走チームが出撃します。大勢の参加者の皆様の期待と夢を一身に抱いて、SSER名物の黒いのと青いピックアップチームが、走りなれた四国の地に、再会の秘密の地図を描きます。問題は台風の爪あとと、花粉。黄砂も嫌い!デモこれは問題じゃない。

なんか最近買い物してない!!なんかフラストレーション気味!!なんか買うーっ。なんかなんかって言うな!

きょうの一枚
ヒストリック部門エントリー紹介第1段!!HONDA XR80 1978年モデル今回はクラスもカテゴリーもなく、ただ古い順にスターティンググリッドについて、一番早く帰ってきたマシンが1位、エントリー費総額の50%をゲット!次はみんなの投票で決まるコンクールデレガンス!が30%!2位より上だ。優勝者がダントツ美しくてかっこよければ80%!?

2005/02/24 (木曜日)

HPが春の番組改変期のような勢いになってきました。このサイトでは、特にエンターテイメントを求めているのではないのですが、ささやかなクロスカントリーラリーの情報に端を発する、やや大人めの、雑誌で言うとLEON (でもコピーが嫌い)のようなコミュニケーションの、摩訶不思議なミラクルワールドを作りたいと・・・って全然ナニ言ってるかわからんすね。で、こうして長く続けてると、雑誌にしてもTVにしても、続けるというエネルギーとは「たいしたもんだなあ」と思うことしきりなのであります。確かに人間ですから、日々に思うこともあれば、上手く行ってる日もあり、ダメポンな日ありなのです。それを書けばいいではないかという意見もあるでしょう。それもありです。というか、そうしてます。だからといって続けるのが簡単だとは思わないのです。

結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?

今日は昨日とうって変わって寒くなりました。寒いのいやですが、でもあの暑い夏もいやですねえ。夏は避暑。ユーラシア大陸の奥地はよろしおまっせ。BEIJING-ULANBAATAR世界中から続々(ホントカ?)エントリー到着中!!すべてが、あなたの想像を超えています。

きょうの一枚
今日は今年のDAY5の予定地の風景ですよ。海外の方の訪問も多くなってきてるので・・・・・This photograph is a dune where it is scheduled to ride in the stage of the 5th day of the rally of this summer.

2005/02/23 (水曜日)

今日は四国は、春です。なんと響きの良い言葉でしょうか?!ところで昨夜の「プロジェクトX」見ました?仙波君はひどく興奮して熱くなっています。http://blog.livedoor.jp/senba1800/ おっ、仙波君のブログはライブドアだ!?で、彼はひどく時代遅れな?熱い男で、なかなか良いですねえ?でもってGRMでは、そんな彼に熱く語らせようと思ってステージに出したら「あの、その、仙波です、ううー」とかで、おいしいところ全部フラットの市川さんに食べられてしまって・・・まあそんな話はいいんですけど、そのプロジェクトX!!いかがでしたか?一昨日も書いたのですが、この番組の果たしている使命は、素晴らしいものがあります。仙波君のように思いっきり影響を受けている男が、日本中にたくさんいることでしょう!!パリダカ経験者たちも、何かご褒美をいただいたようで・・・・・うれしくなっちゃいました。ただし、ここからは苦言!!ゴム長でパリダカを走る?わけないでしょ!ダカールゴールのシーンは正面はテーブルマウンテンってケープタウンだし。

と、まあそういうことはともかく、勇気、チャレンジ、そういうのをヒューマニスティックなナイフで切る!(ここはティエリー・サビーネのをいただき)という、「お父さんは、いつも仕事仕事って、こんなことをしてたの?」とわからせるだけじゃない深みみたいなものを感じて、それは実は作り手(制作スタッフ)たちも家族へのメッセージだったりして・・・と見てました。

さあ、これからはあなたたちの、僕たちの「プロジェクトX」の番です。夢をあきらめずに、困難や冒険や、そして誰もまだなしえてない未踏の世界へ、踏み出す勇気を持ちましょう。その困難を、必ず照らす、一筋の光が必ずあります。

きょうの一枚
菜の花が咲いていました。TBIのラリールートは、こんなお花畑がたくさん??

2005/02/22 (火曜日)

「お金で遊んじゃいけません。」と、子供の頃よく叱かられました。みなさんもそうでしょ?たぶん彼らも、そうだと思うのですが・・・・・・どうしちゃったのでしょう。経済界の重鎮の発言もなかなか興趣に富んでいて、企業の新しいあり方!を示しています。その割にはすごい利益!!ですけど。まあそれもこれも成長期から成熟期に入った日本を感じさせるものです。

お話としては、例の新規参入問題よりも、グググッと、面白くなりましたね。なににしても「刺激」は必要です。これからは外敵の攻撃を警戒しながら、自分たちの捕食する相手を探すという、自然界の掟が、日々の活動のなかでもいっそう鮮明になるのでしょうか?まあ、もうそんな話をするのさえ、もういいか?!

そうそう、こちらのHPでは執筆陣に、原稿料が発生する仕組みになります。原稿料は毎週全員に総額で一定!!でもって、人気投票「誰のコラムが一番面白かったか?を投票してもらいます。んでもって、その人気投票量に按分して支払われるという仕組みを予定。きっとっ組織票とかはいるんだろうなあ・・・・・でもって「彼方へ」をよろしくお願いします!!「彼方へ」「彼方へ」「投票はぜひ彼方へとお書きください!!」えっ、選挙違反?事前運動?北の島には負けたくないんで。

きょうの一枚
いよいよ!!TBIのプレエントリーの締め切り迫る!!急げ!結構!!集まってますよ。で、急げといえば、11回大会の時の岩崎くん!!さあ今年の天気はいかに?
 

2005/02/21 (月曜日)

NHK総合2月22日21時15分放送プロジェクトX「激走せよパリダカ 日の丸トラックVSモンスター」http://www.nhk.or.jp/projectx/lineup/lineup.html ついにこの番組に、HINOのパリダカへの取り組みが登場します。最近何かと話題のNHKですが、この番組などの果たしている社会的貢献は、ほかの何よりも大きく、我々が他社や大学と共同でやっている技術開発なども、行き詰ると「さあ、ここからがプロジェクトXだなあ」という感じで、この番組の目に見えない効果は侮れません。それが社会的貢献といった意味です。

日本は国土も狭く、道路も小さいですし、不整地を高速で移動しなければならない車両も要らない国です。軍需的にも、そうした背景がヨーロッパとくに東欧の巨大カミオンの進化との決定的な違いだということが窺えます。ぜひ!!観てください。そして感想を送ってください。

話は変わります。MFJから全日本エンデューロクラス・・・という資料が届きました。ご存知のように2005年は全3戦!で全日本エンデューロが開催されるようです。全日本戦・・・第1戦は3月26~27日SUGOです。「あっ!SUPER-Nとかぶってる。」のですが、SSERでは交通違反と事故の確率が高いために20年前に廃止した、一般公道を使ってのオンタイム性でのエンデューロ。難しいとは思いますが、ISDEにつながる道として発展成長させていただきたいものです。

きょうの一枚
祝 プロジェクトX 登場!!
2005年ダカールを走る菅原義正!!クルマのカラーリング・グラフィックデザインはGKデザインUSにお勤めの(ってすごいよ)の長男の作品!!一家総出で戦ってます。

2005/02/18 (金曜日)

乾燥した大地にもこんなにかわいい花が咲きます。時にはエンジンを止めて、モンゴルの大自然に生きる小さくともたくましい命と、草原の風を感じてほしいですね。・・・BEIJING-ULANBAATAR CASE-2締切まであと7日!

2005/02/15 (火曜日)

冷たい雨が降っている四国からお伝えします。
ここにきて急にBEIJING-ULANBAATARの問い合わせが増えてきました。海外からもです。ヨーロッパはガストンさんにとりまとめをお願いしていたのですが、こういうことになり変更せざるを得なくなりました。ドイツに代理店を予定しています。
またカナダからの参加の問い合わせには、輸送の問題を解決しなければなりません。予想以上に海外の方の興味が高く、ホームページも含めて国際化の遅れに、「なんとかしようSSER」と、ネイティヴイングリッシュのいける外国人女性の募集をしています。なぜ女性か?というところにはさまざまな憶測の流れるところですが・・・・・どなたかご紹介ください。もち松山在住に限定されます。

さてガストンさんの死は、世界中の多くのメディアで見ることが出来ます。残念ながら彼が第二の故郷と愛した日本では、まったく伝えられません。また海外のメディアからは、こちらに問い合わせがやってきています。彼が晩年に日本やモンゴルで何をしていたかということに興味があるようです。

きょうの一枚
このお行儀が悪いのは、ガストンとワタクシ。ガストンライエクラシックの表彰式前のリザルトの確認!?ふたりの背中に哀愁が漂う?

2005/02/14 (月曜日)

御礼
このたびは、多数の方より故ガストン・ライエ追悼のご記帳を賜りました。大変ありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。このご記帳は、今しばらく受け付けますが、まもなくご親族の許へお届けいたします。まだの方はお早めにお願いいたします。

さてTBIならびにBEIJING-ULANBAATAR 2005の本レギュレーションは、プレエントリーの手続きをお済ませの方に、先週末をもって発送致しております。どうぞご確認ください。

3連休は、いかがお過ごしでしたか?朝夕はぐっと冷え込むものの、今日なんか日中は最高の天気です。花粉が心配といえば心配ですが・・・・・そろそろ走り始めるシーズン!!北のほうは多分まだでしょうか?こちらのHPも少しずつマイナーチェンジ?の企画進行中!新しい読み物も登場予定ですって。乞うご期待!!

きょうの一枚
TDN2004の表彰式後の集合写真、ガストンさんもいます。これが最後になってしまいました。

2005/02/08 (火曜日)

少し日照時間が延びて、午後6時前だと、少し明るさが残るようになりました。旧暦のお正月ですね。これが終われば「春」でございます。(仙波風)

BEIJING-ULANBAATAR 2005における通関の問題が佳境に入ってきました。困難は人を強くする、のであります。中国仕向けは車両のみとなります。中国国内はビバークはチョー高級ホテル!ゴールするとパルクフェルメです。
10Kgバッグ・20kgバッグはモンゴル仕向けです。従って本エントリーフォームに同封される内容物リストは、2部に分けて記入してもらうことになりました。どんな案内文で説明するか?頭を悩ませ続けています。またMOTO部門は「じゃあ、北京まで着ていった服とか、捨てるわけ?」違います。主催者が国境まで運びますから、国境越えるときは各自で持って行って・・・ということになりそうなので重宝しそうなのが、ポケッタブル・デイパック!!SSER製を作る?という意見もありますが、どうなることでしょうか?参加予定者の皆さんには悩ましくも楽しい日々のことでしょうか?僕は悩ましくも激しい日々なのです。誰か常駐ボランティア!っていないでしょうね、きっと。ムッホが来てほしいなあ?!

きょうの一枚
明日は旧正月。中国やモンゴルなど旧暦を重んじている国は、日本と同じくらい正月の三が日を祝います。そういえば去年の旧正月は、長崎で「ランタンフェスティバル」を見物。さすがにこのイベントも、明日から・・・写真はそのヒトコマです。
中国では旧正月を春節と言い、 もっとも重要な祝祭日のようです。「春節」は旧暦の1月1日で、春節の前夜を「除夕(大晦日の夜)」といいます。家族みんなが集まり、寝ないで新年を迎えます。
日本も新旧で2回やればいいのにね。でもって旧正月はサッカーワールドカップ最終予選「北朝鮮-日本」戦。「見ないという選択もあるね」といったらブーイング。勝負事は因縁が深い ほどに面白いのかね・・・・

2005/02/07 (月曜日)

輸入車ショウに2日間も張り付いて、いろいろなものを見て感じてきました。そんでもって、ここにこう書くのもなんですが、「これらのクルマに未来はあるのか?」それが最大の答え。答えという割にクエスチョンマークがついて「答えが質問」という、ブレストにおける禁じ手のようになってきましたが・・・・・・
環境先進国ドイツでは、メルセデスのSクラスに乗っていると「笑われる」そうで、世界の高級車のメインマーケットは、いまや中国・日本・アメリカ。そのうち中国と日本は割りと同じような傾向。アメリカでは、プロバスケットボールの選手とか、ラップ歌手、まあ黒人文化の成功者たちかギャングや売人(ナニノ?)ああ、悲しいではありませんか。わが世の春を謳歌する自動車産業に、義経のなかにある平家の滅びの足音。平清盛が、その権勢絶頂にありつつも、あの配慮振りには「サスティナビリティの思想」すら感じるのは僕だけ?

きょうは3枚
子供たちと奪い合うようにして、ハーレーにまたがった。そーか、ハーレーがなぜ日本のマーケットに受け入れられたか?一瞬にして理解!足つきだ!この足つきの良さのおかげでステップをあんなに前のほうにやらなければいかんのか・・・良いストレッチになりました。それにしてもハーレーって似合うでしょ。

もう一枚はSSERブースをのっとったKTM勢「あれの代理店はじめたの?」と聞かれた僕は「あんなアシのつかないバイクの代理店はせんよ」とハーレーのブースに消えていくのでした。

東京のフラットには、プチSSERコーナーができました。といってもファラオを走ったHPNがディスプレイされているのです。

輸入バイク戦線に波高し。ですか?僕はジェットスキーでウランバートルからバイカル湖まで行く!という冒険ツアーを計画。誰か一緒に行く?

2005/02/04 (金曜日)

いま事務所にはKTM広島の前田君が来ています。
「やー前田君、調子どう?」
「いやー、絶好調っす」
「ほんとう?」
「ばっちりすよ」
とまあ、いつも同じ感じの前田君。で、何しに来ているのかというと、明日から土曜日曜の2日間「アイテム愛媛」(RRM96の車検会場)で開かれる輸入車ショウにやってきてくれています。話せば長くなるんですが、友人が運営している輸入車ショウの「ブースが埋まらんから、ヒトコマ付き合ってや!」「うちが?」「そーよ」「何を出すの?」「なんでも、ええんじゃ」「なんでもって・・・」そんな話をしたのは、もうずいぶんと昔なのですが・・・・・で、今年になって「なに出すか決まった?」「・・・・・」という顛末。「お疲れ様・・・」の仙波君はすぐ前の広大なブースで・・・我々はBEIJING-ULANBAATAR 2005 の小さなブースの中に、岩崎君のファラオのマシン660ラリーが1台と、05の640ADVがディスプレイ!!SSERとのヘンテコリンなコラボレーションが完成!!イインダカワルインダカという感じ。まあそんなこんなで、お近くでお暇な方は、ぜひ遊びに来てください。軽妙な前田君のおしゃべりも楽しめます。

2005/02/03 (木曜日)

寒波もモンゴル方向に、引っ込み始めて、もうすぐ四国は春よね。3月の声を聞くと、四国路には「おへんろさん」の鈴の音が響きます。世界的にも規模の大きい1200kmのトレイルを有する巡礼路「へんろ路」は、世界遺産に登録しようという動きもあるくらい。そのロングトレイルですが、舗装路や林道も含まれています。ですが、いまこの路を一人で歩く者が増えています。なんと外国人の姿も見えます。TBIは、そんなイメージかな?四国南西部には、龍馬脱藩の道というトレイルも存在します。「道」というのは、さまざまな歴史や文化や、悲しみや喜びを運び続けて、いまもその名残をとどめていますねえ。

さてSUPER-Nに併催される「ヒストリックマシンエンデューロ」にオフィシャルスタッフが、続々と?エントリーの名乗りを上げています。もちろん古ければ少々は何でも良い!見たいな第1回大会!!ふるってご参加ください。古いウエアやヘルメットもあればポイント高いかも。

きょうの一枚
TBI!うんざりするほどのご機嫌で快適な林道をどうぞ・・・。

2005/02/02 (水曜日)

日経新聞にボーイング社の全面広告が掲載されていた。京都を連想させるような、深い孟宗竹林。その上空を飛ぶB747の姿。ヘッドコピーは「MADE WITH JAPAN」僕は「・・・???」エアバスA380による世界戦略に乗り遅れそうな日本。ボーイングは新型の開発を断念。近い将来世界の空は変わる。そんなエアバスはパートナーシップを日本から中国にシフト。日本市場はガードが固かったのか、エアバスのセールス担当のため息が聞こえるよう。新聞による、アメリカからの強いメッセージは、WITHという言葉で、ボーイングって日本と共同で作ってるんだからな!と脅迫めいた圧力まで伴っているような感じ・・・・広告もとってつけたようだし。誰に伝えたいのかな?僕はヨーロッパ党なんだけどなあ。

「彼方へ」が、佳境に入ってきて、書く手も震えています。本当は、モンゴルの第1回大会が開催された1995年で終わるはずだったんですが・・・・・・・ですが、このこと(2002年の事故)については、情緒的にならずにあったままを書かなければ、と苦しんでいます。早いヒトには、 明日のメルマガで届きますね。あの暑い2002年の夏の日の記憶が。

きょうの一枚
今日も行く行く!四国の林道に。SSERのプロシードは、ランクルより頑強で丈夫と、思わず中古市場をチェックするのでした。国内生産の最後の一台。残ってる部品で組み立ててもらいました。これほんと。

2005/02/01 (火曜日)

天気予報通り、四国の平野部にも積雪。でもこんな感じのって、子供の頃はしばしば。心配して早めに家を出たら、とっても早く事務所に着いちゃった。

BEIJING-ULANBAATAR 2005の、本レギュレーションの発送予定日が、昨日だったのですが、通関関係の資料の関係で、数日間延びる見込みです。現在のところ、遅くとも2月10日までに発送する予定ですので、ご了承ください。中国は現在のところ、一般の日本人旅行者で滞在15日以内なら、ノービザです。でもって、ラリーにもこれを適用してもらえるように交渉していますが・・・またモンゴルも、ビザが不要になるという情報があって、こちらも待機中です。

もっともっと自由になってほしいと思いますが、悪いことをしたり考えたりする人が多いで・・・すからねえ、人間って。「国境」日本にはとっても遠い単語。いったい国家とは、なんでしょうか?モンゴルに通い始めて、強く感じ考えるようになった国境。国家は何を求め何を怖がっているのでしょうね。

バイクの話。最近僕の家の周りに、ビッグスクーターが増えた。みんなスーパートラップをつけている。うるさい。バイクの将来を否定しているのは、いつもライダーだ。静かな排気音ではいかんのだろうか?音を大きくすると、良いことがあるんだろうか。と考えながら、「歳のせいではなくて・・・」とエクスキューズをする。

JRMレンタルバイクシステム!
さて、そろそろBEIJING-ULANBAATAR 2005まで、6ヶ月。国内ではマップホルダーも入手が厳しくてTBIでも、自作組みが同時多発中!!海外ラリー用のマシンは、自作組みからショップ頼みといろいろでしょうが、JRMのパリダカ用レンタルバイクシステムが、1台だけBEIJING仕様に振り返られて、リリースされました。時間がないけど・・・という方には早い者勝ちの一台。

詳細はコチラ http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/bike.html

きょうの一枚
事務所の前で、降る雪に埋もれつつあるプロシード、異常な使われ方をして、いま足回りごっそり!新品に交換中。

 

2005/01/31 (月曜日)

本格的な寒波!襲来の今日。朝から「本当にそうなの?」というほど良いお天気!でも気温はぐんぐん急下降中!!

50歳になったら、引退して・・・山に引っ込んで、目の前にはブルーベリー畑。杏やスモモなどの小ぶりな果実類を栽培して、小屋に入ると甘酸っぱいパイの焼けるにおい。ガレージには、往年のマシンたち。愛車はクラシックレンジとG/S。最近こしらえた露天風呂には、かやぶきの屋根をかけた。明礬温泉の湯の花がいつもたっぷり入っていて白濁・・・今の僕はそんな生活なんだ。
・・・・・と、そんな生活に入る予定だった2005年。現実は、そのまさに正反対。この調子じゃあ、どうも計画は60歳に延期になりそう。あと10年かあ。2015年。ところで、世界の危機的なターニングポイントは自説では2020年。むかし「2020年会議」なるものを主催して、定期的に会議を開催していた頃があります。

逼迫する食糧危機。不穏な東アジアの情勢。ヒステリックな世界。環境問題に端を発した、全地球的なノイローゼ・・・・・・・さて、もうすぐ春。G/Sの車検受けて、毎日のように山の方角に向かって走るんだい。

きょうの一枚
お出かけ暖機中の、最新のGS。
最も古いやつと最新のマシン。両方持ってるんですが、20年の歳月は思ったより重い。

2005/01/28 (金曜日)

毎日毎日書いてると、まったくなんにも書けなくなるときがある。今日がそうなのだ。朝からずっと企画書を書き続け・・・悩み、苦しんでる。これがラリーの企画書なら、濃いいのができるんでありますが、残念。本業のプレゼンコンペの企画書。ああ、なんでコンペなんてのがあるんだい。「もう、君のところしかない!君に頼む!」って随意契約。通称ズイケイって言うんだけど。そーならないかなあ?

 

きょうの一枚
今日は我が親分の誕生日、いつもいろんなコトにアンテナを張り巡らせ、素晴らしい(たまには突拍子もない!?)企画を立ち上げ、夢を実現させて来た50年間に頭が下がります。これからも止めど無く溢れ出す「デッカイ夢!」と「スンゴイ野望!」を、ドキドキ・・・ちょっぴりビビリながら楽しみにしております。・・・ですが、くれぐれも無茶をなさらぬよう。なにせ親分あってのSSERでございますから。Happy Happy Birthday !! SSER関係者一同より

2005/01/27 (木曜日)

バイクは後ろ姿が美しい。クルマはどうだ?!というお話。高速道路でチンタラ走る僕をビューンと抜いていったかっこ悪い後ろ姿のSUVに、追いついてみたらカイエンターボ。「なんだい、あの後ろ姿」「そういや最近のクルマ、お尻のデザインどうよ」「バイクは後ろ姿いいけど、クルマはいかんなあ」そこへまたまたやって来てビャーンと抜いていくのはSL「これも、いかん」「ドイツ人は尻がいかん」「色気というもんがない」そんな事を思いながら最近のクルマのデザインについて考えてみたりなんかした。するとキーワードは竜頭蛇尾!!な感じなんである。

フロントマスクは、どれも機嫌の悪そうな顔にデザインされているのにさ、そのくせお尻はヨワヨワ。だから、ルームミラー越しに迫ってくる姿は、なかなか勇ましいのだが、追い越して行った後は「ありゃりゃ・・・今のクルマってベンツ?」なのである。デザインの整合性が取れていない。しかしそれはある意味時代の空気かもしれない。世界中のクルマが顔にアイデンティティを求めすぎて、後ろ姿が貧弱でだいたいみんな同じようになった。見分けがつかない。

なぜ時代の空気と書いたかというと、それはダンディズムの後退を意味するからだ。去っていく姿、つまり後ろ姿で語らないといかん。出会いは普通、つきあえば奥が深く、去り行く姿は哲人。そんな人に私はなりたい。

きょうの一枚
なんでクルマのデザインの話なのに、こんな写真?四国の山の幸は、春の山菜にアマゴの塩焼き!

2005/01/26 (水曜日)

国会が・・・小泉さんが・・・・・これ以上政治にかかわるコメントはしません。キッパリ!そんなことより、春の四国路のTBIのことを考えたり!BEIJING-ULANBAATARの夢を見たり・・・人生は愉し、と行きたいものです。

土星の衛星タイタンに着陸したホイヘンス!から送られてくる情報が面白く、メタンの海、メタンの雨、そこに生物の可能性?っていったい気温は!!2週間くらい前のニュースからだと、「米欧の研究チームが、空全体で最も巨大な星を三つ突き止め、米天文学会で発表した。分析に加わったローウェル天文台(米アリゾナ州)によるといずれも赤色超巨星で、一生を終えつつある年老いた星々。それぞれ直径は太陽の1500倍もあるという。(中略)この3つの超巨星の直径は10億マイル(16億キロ)を超え、半径は地球と太陽の平均距離の約7倍もある。仮に太陽の位置にこうした星があると、星の表面は木星の軌道を超え、土星の手前まで達する。ただし、質量は太陽の25倍しかないという。」だって。太陽も50億年後にはこんなになって、地球を飲み込むらしい。でも直径16億キロってじゃあ赤道円周は50億キロ!そのくらいの星に住めば地球人ものんびりだわな?赤道上に1kmにひとり!で住める。で地球では、人口が64億9千万人(世界人口時計>>>) ついでにここのサイトで、SSERの始まった1985年8月を見てみたら48億人!!やっぱ億単位で考えると、現実離れしてて思考停止になるみたい。日本は、世界は、地球は、NHKは・・どうなる?ってどうにもならないかもしれない。

ヒストリックマシン・エンデューロ!問い合わせが始まりましたよ。スガワラサンTBIもゼッケン1!!
TBIスタート会場決定「糸山公園」愛媛県今治市!前泊28日の宿泊希望の方は、サンライズ糸山!人数は限られていますが、割と安くて車検会場を目の前に望めます。

きょうの一枚
これ、糸山の車検&スタート会場です。というか会場の目の前に見える来島海峡大橋。この来島は、有名な潮流で、川のように潮が流れます。で、この来島で獲れる真鯛が特に有名で・・・って観光ガイドみたい。

2005/01/25 (火曜日)

ヒストリックマシンエンデューロ!早くもUP!しました。あの高知の夜から24時間以内に新しい企画がスタートするなんて!!?よし、これを20周年のサプライズ第1弾にしよう!でもってシリーズ化するかという噂も。さあ、みんな古いバイク探そう!ぼくはブルタコがほしいのだが・・・・・

名古屋のイワサキモータースから、BEIJING-ULANBAATAR2005のサポートプログラムがHP上 (今日のOV最後にリンクがあります) で発表されています。彼は古くからのモンゴル参加ライダーでもあり、クワドで海外ラリーを初めて走った日本人でもある!!でツールドニッポンでも常にサポートカーを出し続け、頑張っているのであります。サポートが必要とお考えの方は、ぜひご活用ください。

またYZ400WR98年モデルのラリー仕様が、「For SALE!」になっています。金額は聞いてないんですが、興味のある方はぜひどうぞ。オーナーは「今度はセル付で出る」ということで、こいつにはセルはないが、スペアパーツはたくさん。安いといいんだけど・・・・・

ダカールも終わってひと段落!!でもモータースポーツ界は、本格開幕。モンテカルロラリーは、復活のミツビシが表彰台をゲット・・・・後半戦まで難しいと言われていたんだけど、ターマックスペシャリスト、ジル・パニッツィが見事3位に。でも相変わらずシトロエン、プジョー勢は強い!頑張れニッポン!!

岩崎モータース
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/top.html

サポートプログラムのページ
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/service.htm

(05/01/31 URL変更)

「For SALE!」
BEIJING-ULANBAATAR 2005に参加予定の横浜在住の方から、前回モンゴルに出場したマシンをお譲りしますとのメール。ETAP1で負傷リタイア!で、マシンは絶好調!だと思います。

車名:’98 ヤマハYZ400(ギア比WR400仕様/セル無)
走行距離:1130km程度
改造内容:モトハウス製F,Rショック/ICO製トリップメータ/レース仕様ブレーキ
パッド/チタンRキャリア/チタンサイドステップ
スペアパーツ:モトハウス製F,Rショック/F,Rタイヤ/ラジエタ/カウルガレージ内保管以来車庫保管。
金額は聞かなかった。オークション?写真は少し付属させます。ご興味のある方はお早めに。

興味のある方はコチラまでお問い合わせ下さい

2005/01/24 (月曜日)

「高知の熱い夜」
土曜日は、ご案内いただいた高知の新年会に行って参りました。天気予報はこの冬一番の冷え込み、四国の高速道路も「明日の帰りはやばいかも」なニュース。さすがの高知もやや寒い。面倒だからと会場のホテルを宿に、チェックインするや一眠り。そうお昼寝、約1時間。高知の新年会は20年目だそうで、噂には聞いていたのですが、初めて出席。何でもっと早くから招待してくれないのと僕。実は知る人は知っていますが、僕は高知と松山のハーフ!あの熱い高知県人の血が流れとるきー!ほら。それにしても、いやーもう感激でした。
新年会場はホテルの最上階。入り口にはSSER様御席の看板「????」会場には、40名近い出席者。座席が足りなくて大慌ての主催者!!ったって、僕のことではない。出席者は、たくさんの古株の顔や、最近の顔、いつも一緒のオフィシャルの顔。もちろんバイク屋さんも何人も・・・かかっているビデオは、第1回のSSERやTBI。思わずジャパネットタカタのCMを思い出してしまいました。高知の人たちはこうして熱く、心が広くて、みんな仲良くて・・・最後はツブレて、高知の熱くて長い夜は更けていくのでした。

「オフロードバイクやモータースポーツ文化論」面白かったです。で提案。シンポジウムみたく、酔うまでに先にいろんな話し合いをして、それから飲み会!とか言うのはどうですか・・・たくさん貴重な意見を聞いたのに・・・忘れちゃった。結局最後は、僕の周りではC2SSがどうのHT-1、トレールボスの、とヒストリックマシン・エンデューロをやる話が決まりました。さて、いつどこでやるかな。まず1回目はスーパーNの昼休みのアトラクションでやりますか??

きょうの一枚
ヒストリックマシン・エンデューロにちなんで1985年SSER 2DAYSの走行風景。このころの憧れのマシンが、いまやヒストリックとはねえ。

告知 – 第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ

競技の名称: 第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
開催日時: 2005年3月27日日曜日12:00より
(SUPER-N内でのミニイベントです)
開催会場: 美馬MX場
参加資格: 1984年までに製造されたエンデューロ、オフロードマシン(ナンバー不要)製造年が特定できないものは、そのモデル最終製造年とする。
参加費: 3000円
競技方法: 製造年の古い順に1年につき5秒間隔でスタート、同一製造年モデルは同時スタート、約5kmのコースを最も先にゴールした者から順に順位をつける。
賞典:
1位 参加料全額の50% レース結果の1位
コンクール
デレガンス 参加料全額の30% マシンだけでなくウエアやトータルで美しくてカッコよかった人
2位 参加料全額の15% レース結果の2位の方
3位 参加料全額の5% レース結果の3位の方
その他
各賞    
 

お申込はこちらのサイトから

2005/01/21 (金曜日)

そうそう、フランスのツゥ-ルーズでは、エアバスA380の発表会が、行われました。発表会には仏シラク大統領、独シュレーダー首相らが出席して、まさにEUサイドのシンボルのような祭典。総2階建ての巨大な機体は、とってもかわいい。カジノにするなんて話もあって、面白そうです。いま受注もB747を大きく引き離し、新しい時代のワールドスタンダードになりつつあります。そうした流れにボーイング陣営の日本国内の航空各社のリスクが叫ばれています。まあ、そう言いなさんな、と言うのが感想。なんでも勝ち馬に乗る!とかばかりせずに・・・でもA380は全席Yクラスだと850席!!すごい!!発表会のHPをお楽しみください。(http://www.airbus.com/events/a…….)

でも、そんな大量輸送時代なのか?という疑問も。むしろ僕はボンバルディアのリアジェットが欲しい。また日本郵船は飛行船ツェッペリン号を購入。愛知万博の宣伝で、飛ばすんだって。

話は変わって、SSERシリーズ。世の中のエンデューロマシンの排気騒音が落ち着くまでは、なかなかオープンエリアにたびたび出て行けない現状の中で、頑張って開催!!特に今年は3戦ともチームクラスには小額ながら賞金!!シリーズランカーの個人にも賞金を用意いたしました。

SSER 2DAYS CLASSIC以外の2戦はラリークロス+公道という形になりますが、クローズコースだからな!と言わずにご参加ください。みんなでわいわい過ごせる有意義なものになってきていますよ。特にあの晩メシ!!これだけでも・・・・・。

この場を借りてオフィシャル通信
TBI 2005&BEIJING-ULANBAATARのレギュレーションとロジスティックスのミーティングを準備中。都合をメールしてください。2月下旬くらいを予定。

きょうの一枚
快晴のラリークロス会場。走り行く後姿は・・・今年は林道部分も増えて距離が長くなりますよ。どうぞお誘いあわせで・・・・・。

2005/01/20 (木曜日)

さすがに大寒の今日は、日本列島も寒さに縮み上がっています。

暦便覧には、冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也とあり、1年でもっとも寒い日、だそうですな。

ところでこの大寒とかは、どういう起源によるものかと言うと、って調べてみただけの話ですが、「二十四節気」つまり1年を12で分けた上にさらにそれを半分に分けたもののようですね。実際には二つの方法があって、1年の日数を単に24で割る(15.22日)方法と、太陽の黄道(太陽が1年間に一回りする道)を24等分する方法(角度にすると15度)この二十四節気は旧暦の日付を決めるために必要だったわけであります。中国やモンゴルのように旧暦で正月を祝う国では、大寒はお正月の前。お正月は春の初めのようなものです。日本では明治初期に旧暦の使用をやめて西欧化するんですね。ところが今でも、季節を表現する大切なことばとして、我々の生活に深く根ざしていますね。まあ春分の日と秋分の日は祭日にもなっていることですし。こうなれば立秋・立春・夏至・冬至・大寒くらいは祭日にしてしまうのはどうすか?成人の日みたいに「いつでもいいから連休にしてしまおう」という考えは、なにか「決まりごと」っぽくなくて日本人には馴染まない。

日本人に馴染まないというと、モータースポーツ。石原都知事は「三宅島でマン島TTレースみたいのができないかね」だって。さらに「警察がウンと言わんか」だって。この人、良くわかっているのにびっくり。マン島にも行ったことがあるらしい。だれか東京都に提案しませんか。運営?お手伝いしますよ。

きょうの一枚
TBI。今年のテーマは海と島。ゴール付近でパチリ!!

2005/01/19 (水曜日)

朝から、TBIの用地借用の話にとある市の役所へ出向いた。これがお役所か!!というほどのすばらしい対応をいただいた。しかし用地は県のもの・・・じゃあ県にお伺いを立てに・・・ということになってちょっとした用地を借りるのも数日がかりだ。でも、この場所はとても素晴らしくて、なんとしてもスタート地にしたいと頑張ってます。ゴールも良いですよ。どうですか、今からでも。こうしたラリーイベントを広域的に開催するのは、実に大変だが、今回は住み慣れた四国。なのだが・・・・でも今回のTBI、参加者の期待も大きく、参加人数も少なくない。濃厚な四国の濃厚な世界を、しっかり堪能できることでしょう。僕も初心に帰ったように頑張りますけん。

今、忙しいこと・・・TBIのルート制作、SUPER-Nの準備!!BEIJING-ULANBAATARの交渉!!80G/S-CLUBのことって?

きょうの一枚
ほーら、もうすぐ春。春分峠に登る道。いよいよ四国の旅が接近中。

2005/01/18 (火曜日)

今日はとてもいい天気でした。こんなのを小春日和といいますかね。いや、確か小春日和というのは、晩秋から初冬にかけて使う言葉、ということは?・・難しい日本の常識。この暖かな春のような天気をこの時期に言い現すのはどういう言葉があるのか?と、悩んでいます。

昨日は阪神淡路大震災から10年。あの日(正確には前夜)僕は、モンゴルの帰国便が遅れて、深夜の関空に降り立って、大阪の寿司屋で飯を食った。夜が明けるまでには、阪神高速を抜けて、瀬戸大橋を渡り事務所に帰り着いていた。数時間の後に、その阪神高速は倒壊、神戸は壊滅的な被害を受けた。恐るべし大地震。そんな幕開けとなった1995年、それは我々にとっても忘れえぬ年となった。SSERの10周年、ラリーレイド・モンゴルのスタート。もう、あれから10年・・・・・・・歩んできた道のりが、間違っていなかったでしょうか?

話は変わりますが、SSERの始まったのがさらに10年さかのぼり1985年。85年といえば、ガストン・ライエがパリダカの2連勝を飾り、テレビでは地上波でお茶の間にパリダカの鮮烈な映像が飛び込んできた時代。そんなガストンにあこがれた僕の80G/S-PDは85年製。ということで、80G/Sクラブ・・はどうなったかという続報。ジャーン!!まもなくHPがスタートします。バーチャルツーリングとか、日本縦断リレーツーリングとか・・・いそがしいあなたにも?ぴったりの企画で、スタートしますので、会員の申し込みを済まされている方で、まだ情報をお寄せいただいてない方はお急ぎくださいな。URLは、また、こっそり教えます。どうせここからリンクを張るだろうと思っているあなた・・・残念でした。

再び話は変わります。ラリーが終了したのを機に、フアブリッツイオ・メオーニとリシャール・サンクトを、短期間に失ったKTMに対して、深く哀悼の意を表します。思えば1988年、我々のチームは、西山氏を招き、おそらく初めてパリダカールにKTMを持ち込みました。西山氏の話ではKTM本社は、その当時のLC-4の耐久性に関して懐疑的で、どちらかというと賛成を受けて参加したというわけではありませんでした。あまり多くのスペアパーツの詰めなかった我々のマシン(AUTO)にも、わずかばかりのKTMのパーツを積み、夜明け前のタマンラセットへ向かう砂漠の中で、押しがけを続けたのを、昨日のように思い出します。その時の情勢から、いまのKTMの隆盛を誰が想像できたことでしょう。そして、総合優勝までの長い道のりを、迷わずに歩んできた姿勢に、世界は評価をしているわけです。相手はBMWやHONDA、YAMAHAといった大企業ばかり、今度こそはと臨み続けた苦難の道のりは、ある意味では挑戦者としての気概に満ちていたことでしょう。勝てない歳月が続きましたが、それでも着実で、そしてそのデータを、すばやく市販車にフィードバックしていきました。一般のライダーにも、その高性能のマシンは受け入れられ、ついに大メーカーに比肩するまでになってきたという感じがします。

さて、この悲劇はそうしたKTMに対して、きわめて厳しい試練であるかのように見えます。しかし、このフィールドを駆け抜けたものとしてのリーダーシップとイニシアティヴはゆるぎの無いものだと思います。もちろんマーケットは、ほかにもあるでしょうが、今回の出来事を真正面から受け止めて、さらにたくましく歩んでいただきたい、とそう願います。応援の賦です。

きょうの一枚
このあたりでKTMといえば前田くんです。若さあふれる・・・・・っていつまでも若いつもりの彼でも、今いくつかね?

2005/01/17 (月曜日)

「総合2位!6位!おめでとう。チームスガワラ」

結果はともかくも、ダカールは今年も多くの英雄たちを迎えて沸き立っていることでしょう。MOTO部門では、悲劇を乗り越えたKTMが・・・ここまでというほどの市場独占状況で総合優勝!!AUTO部門では、MITSUBISHIの5連覇!、VWも頑張りました。悲願の総合3位を逃したものの、日産の戦いぶりも印象的でした。どうかゴーンさん!撤退なんて言わないで・・・・・。さてCAMION部門!!総合2位に菅原義正さん、まことに見事です。3部門からなるダカール、どの部門も公平に報道し、評価してほしいものです。AUTO部門の日産を見れば、CAMION部門の総合2位は、凄いじゃないですか。こうなったらヨーロッパでやるのをやめて、チームスガワラでニッサンをやったらどうですか?!ゴーンさん。あっ、いや、これは立場をわきまえぬ発言。訂正します。

どちらにしましても、チームスガワラに、大拍手!!を送ります。
チームスガワラの、もうひとつ凄いところは、完走している多くの日本人チームの中にあって、完全にプライベーターとして独立しているところも見逃せません。スポンサーの調達を始めすべてのマネージメントを、自分たちでやらなければならないのです。大変だと思いますね。しかもそれでパリダカ史上最高の出場回数と、おそらく完走回数。これが日本の国技でもだった日には、人間国宝ですな。また菅原さんの準優勝のタイムはAUTO部門と比較しても、なんと17位より上位。T-1クラス優勝1-2-3フィニッシュを高らかにうたうTOYOTAチームの最上位より、さらに上にいるという事実なのですが・・・・・もちろんカミオンに有利な部分も少しはありますが、しかしそれはAUTO部門に比べれば、パンク修理一回にかかる時間を比べても、恐ろしくハンディ。パワーウエイトレシオや排気量ウエイトレシオで、ランクル100に勝っているとも思えませんしね。また前半はスタートが最後からなので、夜は遅くなるし、遅いマシンに行く手はふさがれるし・・・と考えれば、やはり恐るべしといっていいでしょう。

きょうの一枚
で、その菅原さんは、こんなこともやってます。
2002年RRM、今年のBEIJING-ULANBAATARにも、なにやらこんなマシンを持ち込む計画をしている様子。ここらが強さの秘訣でしょうか。

2005/01/14 (金曜日)

トヨタランドクルーザー100を駆る、TEAM TOYOTA AUTOBODY?がT-1クラスの1-2-3フィニッシュを成し遂げそう!!もともとはT-1-2市販車無改造ディーゼルクラスの1-2-3を目指していたのですが、気がつけばT-1のオーバーオール(ってのも変だけど・・)が目前。ランクルファンとして、また浅賀さんや右京さんをよく知るものとして、また昨年の屈辱からのリターンマッチとして、心からの祝福を送りたいと思う。のだけれど・・・ちょっとまだ数日あるので、ちょっと待とう。

それよりも今日はディーゼル?について話したい。僕もこれまで参戦してきたのはいつも、ディーゼルだった。実は、いまやシュレッサーバギー(FORD)も、クラインシュミットやサビーらの乗るVWトゥアレグバギーも、BMWも、マニャルディが乗るHONDA?も、みんなディーゼル。逆を言えば日産と三菱だけがガソリン!!という構図になってしまっている。今トップ10の中はガソリン:ディーゼル比率は、なんと5対5!!という状況。理由はいくつかあるのだが・・・ディーゼルの重たいエンジンブロックを積んででも有利だと判断するだけのレギュレーションの謎があるのです。
それは、今のパリダカが陥っている大の問題である、ラリーの二極化を押さえるために、ガソリンエンジンに課せられた規制。もちろんターボはだめ、排気量ごとに窮屈なリストリクター径の設定。ところがディーゼルならターボもOK!なわけです。砂丘越えなどは、粘り強いディーゼルエンジンのほうが向いていたりします。
つまり主催者の狙いは、あながち外れていたわけでもありません。しかしそれでも上位陣の速さは別格!!ディーゼルでT-1の上位独占目前のTOYOTAに拍手・・・でもその後の新聞広告などは、もっと洗練させてね!!

きょうの一枚
バイラーとカミオンとモンゴルの砂丘。いまはチームスガワラで懸命のアシスタンス中。姿が容易に想像できて、楽しい。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

チームスガワラ1号車が、メルセデス・ウニモグのビスマラとデッドヒートを繰り広げています。ビスマラは、かつてはレンジローバーで上位を走っていたプライベーター!!明日の長丁場で総合3位・クラス優勝ははっきりするでしょう。そして後方にはDAFの怪物、デルーイ!!そしてその後ろに、チームスガワラ2号車テル!さらにわずかの差で、後ろにデルーイJrここは厳しい。でもスタートすぐにパスさせて、あとはずっとほこりの見える範囲でついていけばいい!!ので1号車は、デルーイの親父を抑えて、2号車はデルーイJrを抑えて、DAF対HINOの親子対決に、勝利を収めてダカールの歴史に名を留める!!という筋書き。残り最後のダカールが俄然面白くなってきました。

MOTO部門はいろいろな意味で心配!!昨日のステージ1位のタイムでもAUTO部門のトップ10にも入らないようなタイム。どうもKTMワークスは撤退はしなかったもののスローダウン気味に走っている様子。それにしても参加者のほとんどがKTM!リザルトを見るにつけ不思議な気分です。

AUTO部門は変化なし。珍しくリタイアのないステージとなった。いよいよ明日はタンバクンダまでの500km超のSSいよいよセネガル!!ここが最後の山場。

 

 

Organisation Voice 2004

2004/12/20 (月曜日)

2004年もあとわずかだと教えてくれるのは、クリスマスの鈴の音。イルミネーション。映画ポーラーエクスプレスでは、大人になっても「信じる」という純粋な心を・・・と本当に大人のための童話を子供をだしに描いていたような気がします。この時期に日本国内を旅して、ハッと気がつくのは「なんとクリスマスのイルミネーションの増えたことか・・・・・」でしょうか。それは、初めて12月のヨーロッパを旅した時のように感じます。そう言えば12月のパリ、あの熱かったパリダカの日々を忘れることは出来ません。TSOやアフリカツール(古い!)へ出かけて最終の手続きをしたり、買出しをしたり、時にはスポンサーのステッカーを切ったり貼ったりと・・・・そしてサポートカミオンのチームと交渉契約して、サポートの荷物を預けに行きます。

でサポート!といえば愛知のイワサキモータースが、BEIJING-ULANBAATAR 2005のサポートシステムを発表しました。近いうちに「100萬倍・・・・」に掲載しますので、ぜひご活用ください。概略はというと、2つのサポートコースがあって、テント張りとルートマップ以外はすべてお任せくださいな・・・・というフルサポートと、もうひとつはセミサポートの模様。もちろん詳細は直接お問い合わせください。 kunio1971@m2.dion.ne.jp

やっと寒く冬らしくなりそうな気配です。年末に向けて、お気をつけくださいませ。

きょうの一枚
ル・マンというかテロッシェのクリスマスイルミネーション!!チームスガワラのガレージの近く。もうすぐパリダカ

2004/12/17 (金曜日)

名古屋からボンバルディアのリアジェットで帰ってきました。これが今ビジネスジェットとして注目の・・・・・「買いますかね?」と空港で偶然会った知り合いのトヨタのディーラーの役員さんに言うと「・・・・・・」「30億くらいでしょう」「・・・・・・・」「出張が便利になりますよ」「・・・・・・・」僕は頭がおかしいと思われたかもしれない。夢は大きいに越したことはないのですが・・・リアのエンジンの推進力は、ちょっといい感じ。まるでフェラーリに乗ったような感覚、革張りのシートもなかなかです。ぐんぐん加速しながら短い滑走距離で飛び上がります。これからは、こうした小型ジェットの時代が来ますね。

話は変わります。ラリーのケイタリングサービスのお話です。

「やっぱ朝飯は、お茶漬けですか?」

参加者説明会の質問

「うっ」

僕は心臓を抑えて発作のふりをしてその場を逃げ切る某国のような荒業も考えたのですが、そこはキッパリ!

「そんなことはありません。」

と、でも僕的には朝の永谷園のレトルトのお茶漬け、嫌いじゃなかったのに・・・ということから「ようし、今度のケイタリングは気合入れたる」ということになって先のガストンライエ・クラシックのとっておきのケイタリングチームを起用することに決定。100人にも300人分くらいの食事を用意するあの大胆さに、一度の夕食にコロッケとハンバーグと、焼肉しかもハーブ漬けの豚肉とチキン!!食べきれない!!というかカロリーオーバーな、あのケイタリングチーム・・・・・BEIJING-ULANBAATAR、ワインと洗練されたディナー!!どうですか?って、みんなあんまり期待しないような気もするのですが・・・・・現在TBIも、BTOUも、プレエントリー続々到着中!2005年は、やりますヨン!

きょうの一枚
「ジンストのオボー」ゴビの町ジンストの西にラリーがビバークした場所がある。そこは360度、さえぎるものがないただただフラットな大平原。SSERは、試走隊がそこを通るたび、小石を積んで目印を残した。以来10年。いつ通っても変わらずにそれがある。

2004/12/16 (木曜日)

いま新幹線で名古屋に向かっています。新幹線に乗るのは、ずいぶんと久しぶりで、かものはし頭の700型?です。すばらしい速度ですべるように走ります。開業当時の速度や振動に比べれば驚くばかりです。

新幹線は、こうしてすばらしい速度を手に入れましたが、自動車はどうでしょう?新幹線開業時・・・もちろん子供のころですが、東京から御殿場まで東名高速をドライブしました。もちろん運転したのは今の僕の年よりも若い父、時速100キロ到達の瞬間は車内は「おおおお」と感動に包まれたものでした。しかしその頼りない車の直進安定性やらなにやらは、まあ今考えれば時代相応のものだったのでしょう。やはり時代は移動する時間を短縮することが必然とされたわけです。

それからおおよそ半世紀、航空機も、新幹線も驚くべき速度を手に入れてきました。それによる恩恵も、相当なものです。しかし自動車だってそうです。僕のクルマもひとたびM社製直6エンジンを、ムリッと踏み込めば異次元の加速と異次元の速度域、でもって・・・・でも悲しいことに高速道最高速は100キロのまんま・・・ありゃありゃ・・・ああ、あの40数年前と同じなのでありました。速度の出し過ぎには気をつけましょう。

きょうの一枚
あれあれコーションマークでストップ?しかもナビゲーション周りがぐんにゃり・・・でもこの先の道も魅力的です。

2004/12/15 (水曜日)

ミツビシはWRCへの本格復帰と2005年のダカールに5連覇の偉業達成にむけて、いわゆる社運を賭けて取り組んでいます。「ラリーから撤退するときは、会社も終わりのときだ。」と言ったか言わないかは知りませんが、強い意志が、とても頼もしいものです。今全盛を謳歌する自動車産業と、その恩恵に厚く浴するわれわれは、今の自動車の進歩こそは、モータースポーツで磨かれ成長した部分が相当に大きかったと、そう思います。ですからモータースポーツに対して、少しは敬意と尊敬の念を持って接してもいいのではないかと思います。一般的な評価は、あまり芳しくはないようですが。

ダカールのお話、昨年KTMで悲願の優勝を遂げたホアン・ロマ(って書くとホアン・ミロを思い出しますね・・・・関係ない?)もミツビシのワークス入り!どうもチームは、スペインの石油元売「レプソル」がスポンサーになったこともあるんでしょう・・・でペテランセル、増岡、BMWで昨年総合4位!これは大活躍だった元スキー滑降のワールドチャンピオンだったリュック・アルファン、にロマ、そしてかつてはBMWのワークスで2輪で走ってて、昨年はミツビシ入りして総合5位の女性アンドレア・メイヤーと5台体制。豪華というか、なんか2輪出身者が多くなってきたね、という感じです。若いロマの活躍に期待したいものですが、なんと言ってもつらい日々の三菱自動車に明るさと自信を取り戻してもらいたいものです。

2005年のダカールは1月1日バルセロナをスタート、総走行距離8956km SS5431km、1月16日にダカールにゴールする。

きょうの一枚
ラリーはいくつもの名もない峠を越えていきます。峠にかかる虹。

2004/12/14 (火曜日)

只今東京にて、打ち合わせ中です。かなり高いビルの35階にいて澄み切った夕景が夜景に変わっていくのを見て、思わず砂漠のそれを思い出しました。美しいオレンジから濃紺までの、グラデーションが一転、見下ろす大都会の光の海に居ながら、強い寂寥感を覚えさせます。

寂しさに 宿をたちいで ながむれば いずくも同じ 秋の夕暮れ

でありました。しかし寂寥感はちょっと違っていて、なんか宇宙の中にいる地球のそれ、を感じたものです。広大無辺な荒野に地球が、たった一個だけの家のようにポツネンとあるようで・・・・・少し怖いくらいです。

明日は日本レーシングで参加者説明会です。ぜひお運びください・・・・少人数ですがわいわいがやがやと過ごしましょう。エコ・チャレンジのお話とか、ねっ。

きょうの一枚
フィニッシュを告げるフラッグ、ゴールのためのコントロールゾーンの始まりを意味する黄色いフラッグです。

2004/12/13 (月曜日)

本当に心配なここのところの気候・・・・ちゃんと紅葉が出来てなくて山々が汚い感じさえしますが、皆様のところはいかがでしょう?
さて、今週は出張WEEK、東京と名古屋ではBEIJING-ULANBAATARの説明会もします。よろしくお願いします。ここのところ改造に関しての問い合わせが多くなってきていますが、原則としてTDNやTBIと同じなのですが、なにか特別のようにお感じになる必要はないと思います。確かに規則書にはFIA-FIMの規定が下敷きにありますが、まず安全に300kmの走行が可能なこと、ナビゲーション機器周りが安全でしっかりしていること・・なのです。プロダクショションクラスは、いつものTBIやTDN仕様、スーパープロダクションは改造の範囲をさらに広げたもので、でも特殊なものではなくて・・・・どちらかに強くこだわるよりも自分になんとなくフィットするグループを選べば良いだけのことなのです。

映画を見ました「ポーラー・エクスプレス」お勧めです。クリスマスまでに観ることを強く勧めます、というかクリスマスを過ぎては上映してないでしょうけど。「BEIJING-ULANBAATARはまさにこれだ!」なんて勝手に考えている自分がとてもおかしいけど、参加者像をたとえるなら、あの子供たちだし(失礼)オフィシャルをたとえるならあの車掌のありかただし・・・・いつまでも夢を見ている・・・というのが子供・・・・なのではなく、彼らは大人になった今でも、想像力に溢れていていつも無邪気で、しかも常に信じている・・ということ。僕のようです???

土曜の夜は浦和レッズのTV応援で!!痛い五十肩を振り上げて!いや別にJリーグファンじゃないんですが、FUSOのロゴを背中に走り回る彼らというか三菱自動車に勝利の美酒を・・・・と心から願ったんですが、むなしくNISSANに、いやマリノスに負けてしまいました、という構図が・・・ちょっといやかも。で日曜はというと新撰組の最終回くらいは観ようと、これまた「・・・・・・こう終わったか」でも総集編は観ることに決定。でこんな話ばかりついでに書くと、その後には、上映中から気になっていた「戦場のピアニスト」ロマンポランスキー作品・・・子供の頃から幾度も見続けた暗いヨーロッパ戦線とホロコースト、なんとも複雑な週末を、かように優雅に?過ごしていたわけですが、いずれも「終わり方」が難しいというのがこの週末の結論です。

Believes. Trust
今週のテーマです。

きょうの一枚
ラリーレイドモンゴルのビバーク、美しく短い夜が訪れます。

2004/12/10 (金曜日)

なんだか週末は天気が下り坂なのが定番なのか・・・・100萬倍にデジカメのことが書かれていましたね。そこで僕も「よしデジカメを買い換えるぞ!」とおもいたったとです。ここは(九州弁)ばってんなんがよかよね?ということになって検討中!使用目的は、国内外出張および試走!!環境絶悪。でも変なへヴィデューティモデルはいかん、大体ソフィスティケイトされとらん。ということでKさんの買った「Panasonic LUMIX DMC-FX7」実勢価格5万2800円!フンフン、ライカレンズというのを強調しとるところがあざといですな、えっパナソニックってみんなライカレンズなん?とか何とか言いながら、よし僕もこれにしよお!と思ったかとおもうと、やっぱデジタル一眼よね、D70にしようと思ったり、さて本番のとき僕はなにを持っているでしょうね。
外野から一言「電池や電源のことも考えとかんといかんよ!」だって。

エコ・チャレンジが発表されましたね。これはいったい・・・?

その趣旨を説明しましょう。
競技というものは、オリンピックなどを見ていても分かりますが「より早く!」というふうに時間を目標にしたものが分かりやすいわけですが、「より高く!」とか「より長く」「より遠くへ」または芸術性を評点で競う「より美しく」などとさまざまです。モータースポーツでも、すべて時間というパラダイムだけで勝負を決めているのか?というと答えは否。トライアル競技があります。これは時間の制約も近年出来てはきましたが、あくまでも技術を競い合う、まあアーティスティックで美しい競技です。
時間を競い合ったり難しいセクションをクリーンしていくために、ライディングのスキルと同時に、マシンに求められる技術開発が進められてきたのがモータースポーツです。モータースポーツは、本当にクルマの技術発展とともにあったといえます。こうして自動車が私たちの生活に切っては切り離せないものになっているということを、好き嫌いはともかくもですが、モータースポーツに少なからず敬意と感謝をもって接しても、本当におかしくないと思うのですが・・・・・話がそれかけました。

エコ・チャレンジとは、そうした時間を競うということとは別に、燃料消費量を競うというものです。したがって全行程をどれだけの燃料で走破したかということが競われるのですが、単にそれだけに絞り込んでしまうと、モーターサイクルカテゴリーが断然有利になってしまいますので、駆動軸に応じた基準値を設けて、その消費量を(ここはある意味残念なところなのですが)時間に換算して順位をつけようというものです。ひょっとしたらラリーの総合順位と比較できるような基準値をと考えてもいます。単にコンディションのいいサーキットをわずかばかりの燃料で走行して、その燃費を競っていた時代から、本当に困難な道を越えて自分とマシンに極限の忍耐を与えて、走り抜く!というものかもしれません。

またこのカテゴリーでは、参加する車両はたとえば4輪でもノーマルのままでOKです。ロールバーも求めていません。ただし乗車定員は最大3名、ヘルメットだけは義務付ける予定です。シートベルトも3点式でOK!つまり今普段の足に使っている自動車で良いわけです。

このクラスは、ラリー競技部門とは違う保護を受けます。従ってラリー競技には自信のない方が、こちらに挑戦という事も考えられますし、従来サポートカー部門が存在していなかったこのラリーに、サポートカーとしてこの部門に登録すれば、コース上で選手のサポートをしたり部品を運んだりすることが出来ます。これは困難も伴いますが・・・いずれにしてもチャレンジングですね。さまざまなチャレンジングのスタイルがあるBEIJING-ULANBAATARに、どうぞご期待ください。

競技方法などは、現在資料請求を受け付けています。すでにラリーの資料請求された方には発送いたしました。ちょっとラリーは・・・でも行ってみたい!という方にはこちらもお勧めしてみてください。

 

きょうの一枚
CPフラッグです。海外で主催するラリーはFIAのスタンダードを踏襲。かつて4回大会まではFIA-FIMの公認大会として開催されていましたので・・・・
黄色いフラッグはコントロールゾーンの始まりを示します。そして同じデザインの赤のフラッグが、そのCPのポイントをしめします。このフラッグは「その先にある赤い同じデザインのフラッグのところで、オフィシャルスタッフが、通過確認のスタンプを押しますから止まってくださいね」という意味なんです。

2004/12/09 (木曜日)

風邪を引きました。風邪なんか引かないんですが、これがひどくてせきのたびに横隔膜辺りが痛くて「もうたまらん!」のですが日々の忙しさたるや・・・・たまりません。でも明日は、久万町で「江戸時代に建てられた造り酒屋の酒蔵が解体されるので欲しいものがあったら、あげるからおいで!!」というのでのこのこと出かけることにします。なにか古民家再生中でとか、興味のある方はE-mailをくださいな。なんかね、すごい大きい木のお風呂もあるらしいんです。これは母屋がすでに壊されていて・・・・これはもらってきて来年のTBI 2DAYSって、「おまえ、そりゃあ12月じゃないか!」とひとりぼけ突っ込みで、やっぱり忙しさで頭おかしいすよ。100萬倍のコーナーも順調に生育中!!皆さんのお便り、経験者未経験者問わず!お待ちいたしております。
いよいよエコ・チャレンジ発表します。

きょうの一枚
おお、ウラルだかドニエプルだかのサイドカー!!来年は絶対買って帰ってやる・・・・10万円くらいだっちゅうじゃん。ウランバートル市内で・・・・道理でモンゴル人に町並博のサイドカーが人気ないの!と思った。

2004/12/08 (水曜日)

怒涛の「100萬倍!」良くやっていますSSERさん!
朝TVを見ていたら、日本人の学力が低下・・・言いたい放題言っていました。確かに北京では「中高生は夜10時まで授業をしている!」「うそー、それって塾でしょ」「いいえ、学校です」まあ日本語の理解がどこまでだったかは知りませんが、そういえばこの世代には、詰め込めば詰め込むほど入ったものでした。「ゆとり教育」小学生がゆとりある・・・・・と聞いたときには、なにかおかしいと思いました。本来ゆとりというのは最初からあるのではなくて、経験を重ねたり努力を重ねた結果として、上級者のゆとり。老後のゆとり。という風に使うものだと思っていました。「読解力云々・・・」この「ゆとり」という言葉の奥にあるものを読解せずに使う文部科学省にこそ・・・・いや言いますまい。その直後ニュースコメンテイターが、ジェンキンスさんは、日本国籍の「シュウトク」ができるでしょうか?といっていました。シュウトクとは、習得・修得・拾得くらいしか意味がないので習って国籍が取れるわけではないし、落ちているものを拾って手に入れるものではないのですよ。間違っているときがついたものがその場で言い直さなければ、日本中に放送しているのですから、日本語をおかしくしているのがマスコミだ!といわれてもおかしくないですよね。

で、ラリー(なんのこっちゃ)でも、「ゆとり」これが大切です。だからラリーの行程を短くするとか簡単にするとかでは「ゆとり教育的」になってしまいます。ゆとりを得るためには技術やノウハウをシュウトク(ここではこう使います)する必要があります。朝からこんなこと考えながら出社するのって・・・・・・。

きょうの一枚
バリース・・・と呼ぶデューンのなかの道しるべ。出典は定かではないのですが、人の名前のようです。サハラのテネレ砂漠に、一定の間隔でくいを立てていった人だそうです・・・・違ってるかも。

2004/12/06 (月曜日)

金曜日に書いたお話の続き?地球温暖化のあらゆる影響は、日曜日の異常気象!となって日本全国に猛威をふるいました。なんと東京では25度の真夏日!北海道や日本海沿いでは大雪!やっぱまず京都議定書は、アメリカも中国も批准せんといかんです。仮にこの議定書が守られてその努力が続いても、2150年には平均気温が5度程度上がって安定する程度であります。まあ平均気温の5度というのはとんでもなくて、日本は完全な熱帯!!まあ今でもそうですが・・・北極海からは氷が消えて、地表の面積は激減!!おそらく耕作面積も半分以下になるのでしょうか?そもそも今の地上の生物が存在できるのでしょうか?ヨーロッパの人と国々は、早くからそう考えて対応してきました。ドイツは削減目標を自ら-21%と掲げ、すでに18.9%削減を達成!イギリスは同じく-12.5%を掲げ14.9%削減達成!いずれも京都メカニズム(金曜日のOV参照)を使わずに・・・・なのであるからすごい。アメリカは世界の総排出量25%を誇り!?基準年対比で18%増!!の首位固め!中国は世界2位の15%の排出量でもって1990年基準年の39%増という過激さ!でも途上国特別措置で、削減約束はしないで良いらしい?????まあ世界4位の排出量の日本も-7%を掲げながらも、堂々の12%増!という、まあ約束すれど実行せず、という最も悪いパターンかも・・・です。最後にイギリスでは2050年までに60%削減という目標を掲げています。その理由は「先進国の責任」だそうです。経済発展に重きを置く国・・・環境問題に重きを置く国・・・・・・選択肢はさまざまです。で、未来は突然にやってくるのではなく、現在の毎日の積み重ねの結果として未来はあるのです。

きょうの一枚
砂丘を走るガストンとロワゾー!!「BEIJING-ULANBAATAR」を100万倍楽しむ方法!にロワゾーさんが登場!!楽しんで走る・・・究極のラリーの楽しみ方です。ところで荷物もほとんど持って走っていません。ロワゾーさんのウエアはひとつ前のBMWラリースーツ、着こなしていて使いこなしきっていました。

2004/12/03 (金曜日)

季節外れの台風がやってきています。地球温暖化の影響は、こうして足音を立ててやって来ているという事実に目を覆うべきではありません。仮にこの台風が、そうした温暖化に起因するものでないにせよ、長い将来にわたって持続可能な社会の実現を考え行動していかなければならないでしょう。

京都議定書もいよいよ発効します。しかし、地球温暖化を止めるためには温暖化効果ガスの排出量を現在の50%以下にしなければならないといわれています。1997年12月京都会議、日本は1990年の排出量から6%削減するということで合意。しかし2002年の排出量は1990年の7.6%増になってしまっています。議定書は55ヶ国の批准によって発効することになっていて、55ヶ国目のロシアが批准を決めたことによって、法的拘束力も有するようになったのだが、世界の総排出量の約50%を持つアメリカと中国は、離脱したままなのです。問題や議論は相当あると思います。中国も企業活動の中に一定の植林を法律で義務付けていたりします。非難を浴びつつも火力発電を水力などへのエネルギー転換に取り組んでいます。

京都メカニズム、というのも議定書にあって森林の整備による吸収量による相殺部分とか、海外で共同しての排出抑制の取り組みなどです。じつは日本の6%の削減目標のうち-5.5%はこうした京都メカニズムに頼っているという現実なのですが。

いずれにしても僕は、バイクに乗る機会を増やす口実、いや理由(同じか)にしよう!と思います。寒くてちょっと頬が痛いのですが、冷たい空気は酸素の密度も濃くて、実に気持ちがいい。再び地上に低酸素時代がやってきたら、酸素効率の悪い僕たちは、どうすればいいのだろう。

きょうの一枚
「四国が、満ちてくる」僕の好きな竹の子林道。柔らかく、クッション性があってグリップが良くて・・・・木漏れ日は柔らかで・・・・はー(ため息)

2004/12/02 (木曜日)

フランスから便りが届きました。病床のガストンの代理でお嬢さんのナタリーさんからです。胸を詰まらせながら読みました。「連絡が遅くなったこと、ごめんなさい。ハードな状態が続いていて退院が出来ません。(中略)父は、2つのイベント(ガストンライエミーティングとクラシック)が無事に開催されたか、とても心配していました。どうか参加された皆さんによろしく伝えてください。」と・・・・・みんなの寄せ書きのあるパネルがもうすぐ届くよ!がんばれと伝えて欲しい!!と返信しました。「来週の土曜日に退院するから、遅れるけど必ず行くから・・・」という11月3日の便りを最後に連絡がなく、パリに行った菅原さんも実は面会できずにいたのでした・・・・・。
本当に祈るような気持ちとはこのことです。こうして書いていても涙が出てきそうになります。心があわ立ちます。北京で会おうと約束をしていますから、必ずそれを果たすものと思っています。だいいちこの前の北京出張は、一緒に出かけるはずだったんです。GRM参加の皆さんにはもう少し詳報をお届けする予定でおります。しばらくお待ちください。

さて、それはともかく。昨日のミーティングで「BEIJING-ULANBAATARを100倍楽しむ方法」というコーナーを立ち上げようということになりました。さてさてどうなりますか。内容というのは、かなり柔らかい様です。初めての海外、初めてのラリーにどう対応するか?!などと言うことがテーマのようです。コンセプトは「高感度ビギナー」です。皆さんのアドバイスもお寄せください。

今日は12月2日。なんとなく師走の雰囲気が薄いような気もしますが、さっき話した北海道のH編集長によると「札幌は圧雪路!」だそうで・・・温暖化の冬も寒いことには寒いんですねこれが。

きょうの一枚
フフホトの街の中を走るカワイイやつ!最新モデルもあって、それはなんかこうプジョー顔をしているのですが、やっぱりこのシンプルなやつが良いですねえ。運転席周りもパチリ

2004/12/01 (水曜日)

いたずら書きのように、なんかの裏にボールペンで書いたBEIJING-ULANBAATARのかなりヘタッピィなルート図がUP!されているので、どこにあるか探してみて見て下さい。さらにPHOTO付きでルートインフォメーションも同時掲載!!そのうちルート図は、もう少し楽しいものに書き換えます。

で、そのルート図を描くときに思ったんですが・・・恐竜を書こうと思って描いていると、って小さくだけど・・・・どうしても鳥の絵になってしまうんです。「ありゃりゃ、これじゃあ鳥じゃんか・・・」とひとりつぶやいて、やっぱり鳥類は恐竜が進化したんだなあ・・なんて感心していました。どうして近年になるまで誰も気が付かなかったのでしょうか?いっぽうゴジラはハリウットで、なんかエライ人気であの「ウォーク・オブ・フェイム」いわゆる殿堂入り!になったんで、歩道の手型や足型になるんですよね。ゴジラは、ビキニ環礁かなんかの水爆実験で、イグアナみたいのが突然変異してあんなになるんでしたっけ・・・・で28作目「ゴジラ ファイナル ウォーズ」を最後に、いわゆる終了してしまうそうです。実はこのゴジラと僕は同い年です。生誕50年でシリーズが終わるんだそうです。終わるといえば「ドラえもん」これの声優陣もほぼ総入れ替わり・・・・・なんか、いいことでもありつつも暮れ行く師走の空にも似てわびしさと言うか寂寥感の漂うこととなりました。

変わって2005年!!新しい年です。SSERの記念すべき年は末尾が5年!!SSER 2DAYSのスタートは1985年。RRMのスタートは1995年!BTOU(巷ではこう呼ばれています、ビートゥユー!ペキン・ウランバートル)スタートは2005年!ちなみに僕は1955年生まれ!!そういや1965年は山に登り始めたし、1975年はトライアルをはじめた。アメリカンフットボールを始めたのもこの年だった。こうして5年という年は、実に人生に大きくかかわる年だったのです。サラリーマン辞めたのも1985年だし・・・・で、昨日は日中友好協会に入会しました。政治的には「冷え切った日中関係・・・」とかまびすしいですが、こんなときこそ民間レベルの交流を促進すべきでありますな・・・なんて立派な発言。

 

きょうの一枚
今日も、北京の一枚。この日は抜けるような青空でアポイントはお昼からだったので、オリンピックの主会場の建設現場を見に行きました。市内なんですが、その広大な敷地には驚きです。何も建っていないので「こんなので大丈夫ですか?」と聞くと「最後は人海戦術で、あっという間に出来ますよ」だって。写真は、その近くで。

Organisation Voice 2004/11

2004/11/30 (火曜日)

12月。やっぱり気になるパリダカ。チームスガワラは早々にフランス入り、ルマンにあるガレージで2台のレーシングカミオンとアシスタンスの6×6の仕上げに余念がないことでしょう。御大菅原義正さんは、僕の記憶が正しければ23回目のパリダカ!2号車のハンドルを握りドライバーとしてデビューする次男・照仁も実はすでに7回目のパリダカ!ベテランの域です。もちろんモンゴルではカミオンバレイのドライバーやら自作バギーでの挑戦やらと、経験も豊富!!菅原さんはナビをどうしたのかな?と思っていたら、羽村君を起用。彼とはパリ・北京の懐かしい思い出がこみ上げてきます。2台で同じチームのように走った中国ステージ!SSをフィニッシュすると無線を通じて流れてくる「都はるみ」シルクロードの奥地で闘ったあの日が、今の僕を支えているのかもしれません。「一度この砂漠に足を踏み入れた者は、必ずこの地に帰ってくる」ラリーがそれを体現しているのかもしれません!!がんばれスガワラテルヒト!

とまれパリダカは、僕が初出場した1988年の603台の最高出場台数記録を塗り替える695台!!いったいどうやって運営するのだ!?仮に1分間隔で1台ずつスタートすれば695分!約12時間!1000人の競技者が砂漠の上に展開しているわけです。同じオーガナイザーとしては半分羨ましくも、実のところは畏敬の念に堪えません。ああ、されどパリ・ダカール!僕の夢は自分で言うのは口幅ったいのですが、アジアのパリ・ダカールを創出すること。道のりは遥かで、陽炎にゆれています。

きょうの一枚
こんな時代もありました。RRM最終日の一斉スタート!参加者が並び始めるとモンゴル人スタッフの車両や、果てはカミオンバレイも並んで、なななんとヘリまでも並んで横一線のスタート!!

2004/11/29 (月曜日)

気がつけばもう12月がそこまで来ているではないですか。
TBIの問い合わせもたくさん。来年から取り組む騒音規制(日本国内のね)の打ち合わせ、そんでもってやっとパートナーや詳細が決定したがゆえに作成を始めたBEIJING-ULANBAATAR 2005の開催企画書!と終日パソコンの前に座って肩を凝らせています。来来週は東京で説明&プレゼンテーション週間と決めています。そんな時間に「東京で会おう!」と約束したたくさんの方!ご連絡ください。・・・誠にごめんなさい。いつも勝手で・・・・東京出張時利用懇談会をぜひ開きたいと思っています。

さて、そんな悩み多き僕にとっての今日のグッドニュースは、日中韓の首脳会談!!3カ国の間で貿易・投資や環境保護、安全保障など14分野にわたる「日中韓3国間協力に関する行動戦略」を採択したという朗報です。日韓両国が求めていた貿易と投資のルール改善に、これまで慎重だった中国が同意したことで、3国間の経済協力が加速する可能性が強まりました。これまで中国進出の日本企業は、そのインターナショナルスタンダードとは程遠いルールのおかげで死屍累々なのですが、昨今の日本企業の警戒感漂う戦略の変化や撤退ムードに呼応して、さすがにこれまでのやリ方では限界がある、と考えたかの地が共通のルール作りに参加してきそうな感じなのです。

中国人の平均所得は急増しています。「2005年、海外旅行に出かける中国人は1億人といわれています!!」「ギョエーッ!イチオクニン?」「そうです中国の富裕層は1億人を突破しています。」「ギォエーッ!」しかしこうして考えると、中国で安価にして良質の労働力を確保して、その差額で利益を出していた中国進出企業は「痛い!」はず。そろそろ戦略の転換を求められて当然のはず。

僕はというと、そんな中国に魅力を感じていて、あの「パリ・北京」の日から恋恋としていたのですが、それが言葉にするといつも裏目に出て「中国の人口爆発と遅れてきたモータリゼーションが地球の問題だ」などと言い続けてきたわけです。そこで今回のラリーはエコチャレンジ部門。間もなく間もなくと言っていますので本当に間もなく!!発表なのですが・・・・・・コストが・・・・問題で・・・・・時間がかかっています!!!さあ、元気に師走を迎えましょう!!!

きょうの一枚
これフフホトの路地で、こんなおでん屋?がたくさんあって、ラリーで泊まるホテルのすぐ近く!ってフフホトのホテルはまだ決まってないっちゅうのに。で応援ツアーの皆さんはラリーが到着するまでの時間をもてあましたら、きっとここに来て食べるんだ・・・・。

2004/11/26 (金曜日)

このところ小春日和な毎日が続いていますが、今日なんてまさに春そのもの。温かい風が吹いて山々には霞がたなびいて・・・なんか3月って感じです。春といえばGW!!のTBIが復活する!!というニュースに、大変な?反響をいただいています。TDNの開催はしばらく休止です。それはやはり北海道ステージの準備がこの時期に困難なこともありますが、BEIJINGの交渉などに忙殺されているがゆえです。

TBIは2001年でひとまず幕を下ろしましたが、そのあとのTDNに、脈々とジャパニーズレイドの精神は受け継がれて来ていたわけです。特に今年の長崎発・東京プリンスゴールの旅は圧巻でしたし、昨年のSW-NEも素晴らしい内容だったと思っています。ところで最近はニュージェネレーションの台頭に、こうした世界のクロスカントリーラリーに通じる道は、やはり整備してなきゃあならん、とBEIJING-ULANBAATARとTBIをある意味セットで立ち上げることとなったのです。運営は相当大変であることは火を見るより明らかですが、たゆまぬ努力、情熱、そして行動力を皆さんとともに発揮して、素晴らしい日々にしていきたいと願っております。TBIとBEIJING-ULANBAATAR!どうぞお楽しみに!!

きょうの一枚
中国にて。黄土高原を越えると大青山(セイザン)山脈(人生いたるところ青山ありの・・・・?)これを越えると草原が姿を現します。そこはゲルとは呼ばずにパオと呼ばれるテント。フフーン、何かモンゴルのそれとは異なります・・・この草の連なりの向こう、北の方角にゴビが広がりさらに北に行くとモンゴルの大草原。何かゴビはいつも南のほうにある!とイメージしていた我々には意外な感じがしますが、地球の大きさにも感激です。

2004/11/25 (木曜日)

そうそう、右京さんのマナスル登頂はどうなったかの続報。
11月9日から前進キャンプで登頂の機会を狙っていたものの13日に断念。これでポストモンスーンシーズンも終わり、これからヒマラヤ山系にはジェット気流が降りてきてすさまじく荒れ狂う日々になります。それにつけても、まったく良くがんばっていると思います。挑戦するということこそが人類に許された最大の喜びであるのです。危険だとか、さまざまに抑止圧力はありますが、それを超えて進む力が人類をここまで成長させたのではないかと思います。
右京さんに「BEIJING-ULANBAATARに来ませんか!」と声をかけてみましょう!!パリダカでは、どうも山のように引き返す勇気が見られずに、砂丘での大ジャンプを繰り返している彼ですが、カミカゼーウキョー!といわれていたのは過去のこと、静かで優しくて少年の眼と心を持った!でも41歳!!パリダカも応援しましょう!!

きょうの一枚
2001年TBIのビバーク。いよいよ6デイズで復活。今日からプレエントリー受付開始しました。ジャパニーズ・レイドの源流、ここにありです。今回はビッグマシンも充分その醍醐味が味わえることでしょう。四国!良いですよ。

2004/11/24 (水曜日)

底抜けの青空が広がっています。そういえば、中国もいい天気でした。でも夜明け頃から午前8時くらいまでは霧が出ていました。まだ明け切らないうちに北京を出発した我々は、一路北上。すると間もなく、ほんとに目の前にというかすぐ横に万里の長城が姿を現します。かなり感激です。張家口という葡萄の産地で当然ワインの名産地でありますが、近年まで外国人はおろか中国人までこの町に出入りすることが規制されていたところであります・・・この町から西向きの道をたどると、道の両側は黄土高原。グランドキャニオンを彷彿とさせる荒涼たる風景が広がり始めますが、そこここに人々の暮らしが息づいている様子も伺えます。黄土に覆われた大地の中に消え行きそうなまでの人々の暮らしぶりに、強い感傷を覚えながらこの広大な大地で始まった植林がうまく進んで、日本に飛来する黄砂の量が減ることを期待したいものです。えっ、そんなことより地球温暖化の抑制?!そのとおりです。

さてBEIJING-ULANBAATAR 2005
ウランバートルの正式な英語表記はULAANBAATARで「ULANBAATAR」という表記は、正確なものではないのですが、今回の大会タイトルにはこのように表現しました。モンゴル航空などをはじめモンゴル国内でも「ULANBAATAR」という表記が増えつつあります。簡略化なのでしょうか。
今回のラリーのコンセプトは「サスティナビリティ」もうひとつの見えないテーマは「ゴミゼロエミッション」環境問題を考え、取り組み、出来るところから実行していく!!そういうスタイルを貫きたいと思います。どうか参加ご予定の方は今から取り組んでください。

きょうの一枚
リエゾン行程中、車の窓からパチリ!!BEIJING-ULANBAATAR 2005!中国国内を自分のクルマを自分で運転して旅をするというのは、実は夢のような話なのです。

2004/11/22 (月曜日)

北京から帰るや、東京出張す。1週間で国内外7本のエアラインに乗りました。疲れますが・・・充実しています。今日は丸の内でお仕事!!東京も素晴らしい快晴!なんかこう北京から比べると東京はしっとりして見えるから不思議です。東京全日空ホテルでBSの新ブランドの発表会にも出かけました。「団塊の世代ジュニア」と呼ばれる層をターゲットにしたマーケティングのお話がとても参考になりました、が・・・・。

それにつけても思うのは、昨日までの中国紀行!広大な黄土高原に伸びる道を走るのはとても素晴らしい気分です。また河北省から山西省へとルートを延ばすと中国の歴史を深く感じることが出来ます。中国人が言うには「中国の10年を知りたければ杭州を見よ。100年を知りたければ上海を見よ。1000年を知りたければ北京を見よ。そして3000年を知りたければ・・・・」へへへっ。
BEIJIN-ULANBAATARを見よ!なんちゃって・・というくらいです。

その中国名が決まりました。
「北京-烏蘭巴托2005國際越野賽」といいます。

きょうの一枚
フフホトの町です。この町は中央アジアのそれに良く似ていて、イスラム寺院があったりラマ教の寺院があったりまさに混沌とした世界があります。僕はというと、この町の裏路地を歩くと頭の中で「異邦人」のメロディが突然流れました。この町へは応援ツアーもやって来られるように準備しています。まさに中央アジア、シルクロード・ステップ路の中継地・・・・。

2004/11/20 (土曜日)

きょうのOVを、僕は涙なしにはかけません!!というのは、今回の北京出張!実は、この機会に一部でもと、中国ステージの試走に出かけました。目指すはフフホト!フフホトといえば内蒙古自治区の首都、そこは人口190万人の草原の町?まで15時間かかってたどり着きました。途中の風景に、不覚ながらまったくパリダカのヨーロッパステージを走っている錯角に陥ったことを告白しておきます。万里の長城なんて、すごい。で、何が涙かというと、12年前パリ北京のときの最後のエタップ、銀川という回族自治区からフフホトへのステージ、クラス優勝を手中に走った最後のSS、それはスリッピーな山岳ワインディング。内蒙古のスタッフが「ここは古い道で行きませんか?」とつたない日本語でいう。「そうだね」と、分岐にはいったその道こそは、涙で前が見えなくなりながら走った12年前のあの最後のSS!!ひとつずつのコーナーまで覚えているというリアリズム。ルートは舗装されていましたが、道端の古い民家のたたずまいや、女の子たちが旗を振って見送ってくれたSSのスタート地点もはっきりわかりました。

人知れず感動に打ち震えながら、ルネ・メッジや三菱商事のパリ北京を作った男たちのことを思いました。あれから12年、当時の彼らの開催までの苦労を思うと、なおさらながら胸にこみ上げてくるものを感じました。このHPを彼らが見ることはないでしょうが、僕は彼らに心からの尊敬と感謝を申し上げたい。そしてささやかながら彼らの意思を継ぐものが、ここにいることを伝えたいとそう思います。

きょうの一枚
これは北京!といってもちょっと郊外。中国民族博物公園?みたいなのがあって思わず入場しちゃって中国50いくつかの民族の住居があるんです。でまあ、パチリ。なかなか良かったですね。それで、プロローグランはホテルから北に20kmのところで用意されます。北京で出発セレモニーがあって・・・。

2004/11/18 (木曜日)

北京便り

昨日から北京に来ています。驚くほどのいい天気!!暖かな午後の日差しの中を精力的に動き回っています。3カ国会談!?順調です。たった一日で充実した成果が報告できます。そのホンの一部を紹介しましょうか?なんと言っても僕が中国茶にはまってしまったこと・・・・ごめん。本題です。右ハンドルの車も走れることになりました!!そしてスタートの位置や車検会場ももちろん決定!プロローグランも北京市内のクローズドコースで、大観衆の中で開催されます。すごいでしょ!中国側の機関も正式に決定。彼らから渡された本には、なんと2004パリダカールのHINOのカミオンの写真が・・・このドライバーも来るのか?という彼らの質問に「もちろん!」とこたえると「おー!それはすごい!」と、世界的に有名ということはこういうことです。ありがとうございます菅原さん。

とにかく久しぶりに訪れた北京は、まるでヨーロッパの大都市と同じ雰囲気!北京市はなんと人口1300万人!四国くらいの面積があります。

もうひとつは併催を計画しているBEIJING ULANBAATAR INTERNATIONAL ECO CHALLENGE 2005!も開催合意。ほぼ同じコースですが砂丘などは迂回して走ります。SSは1日150km以内、全行程で消費燃料の量の少なさを競い、SSに定められた基準タイムの遅れが減点項目に定められます。サポートカーやいわゆるレイドクラスのような部門の方もこちらに参加していただきます。かなり困難なステージもありますが、おおむね楽しい冒険の旅を演出します。まもなく発表、こちらもご期待ください。

きょうの一枚
中国も盛り上がってきています!!中国人参加者も相当数に上りそうです。かなりやりそうです。いよいよ本格的なインターナショナルイベントへ進みます。

2004/11/15 (月曜日)

なんと天気を味方につけるとはこういうことなのでしょうか。というのはさきのガストンライエクラシック、ラリークロス大会のこと。1日目の土曜日は快晴!急に進み始めた紅葉が、山々に美しい錦を織り成していました。紅葉と青空、このカラーコーディネイトにいつもながら感激でした。その夜は、何を間違ったのか人数分の倍はあろうかという、ハンバーグ。同じく揚げたての巨大コロッケ!!僕は炭火でハーブに漬け込んだポークを焼く係り。隣のグリルでは鳥のハーブ付けを焼いていて、合計300人分くらいの晩御飯!!1日目は林道の2SSと、クローズドの2SSの合計4SS!!その成績なんかそっちのけで、満天の星空の下「夜が暇なSSERって・・・」と感慨にふけりつつも、肉のお替りも出来ず大量の食料をもてあます参加者に、しみじみと「平均年齢が上がると飯の量も減るねえ・・・」とオフィシャルたちは相変わらず大量消費の極悪燃費!!翌日は朝からいつ降り出してもおかしくない曇り空でしたが、RALLY-CROSSは大盛況!!終わってみれば前田啓介(広島)の初優勝!!2位には下元敏弘(高知)フィニッシュ手前の登りのちょこっとトライアルセクションが見事でした。前田啓介!緊張の表彰式ももちろん屋外!!のキャンプ場!!設営されたテントやらPAに発電機!テーブルにレストラン用品!!ちょうどラリーレイドモンゴルのビバーク!!みたいな雰囲気!!で午後5時頃撤収作業が終わってクルマに乗ったとたんに降り出したのは「雨」とてもありがたいと感じたものでした。明日からは北京から内モンゴル・・・疲れた体に鞭打って出張してきます。せめてお天気が良いといいのですけど・・・・・・。

きょうの一枚
ラリークロスで優勝したのは、下元敏弘(高知)31歳 GASGAS250!!速い速い!!2DAYSでもその実力は光っていました。もう一人の平元圭太は、18歳!!で初出場にして総合4位!!ラリークロス3位!!ニューウエーブ!!の登場で広島あたりのKTM販売店がどうやら熱そうです!!写真は下元選手!!2元対決は近いかも・・・そういえば元ってMOTOで世界でも通用するかもです!!

2004/11/11 (木曜日)

数日前の新聞によると、大気中の地球温暖化効果ガスのうちのCO2は、急激に増加しているというレポート。京都議定書も1997年京都会議より7年の歳月の後、ついに55ヶ国目の批准を持って来春には発効!までやってきました。日本は1990年の6%削減が目標ですから、長くて厳しい道のりになるでしょう。というのも2003年には1990年の確か7.6%増だったと記憶しています。どうやって正確に測るのかは、いろいろ考えさせられますが、排出枠の売買が行われるなどというのも不思議な感覚。運輸部門はいっそうの省燃費化、生活の場にも燃料電池が急速に普及することでしょう。また原発推進派は、えらく鼻息が荒くなることでしょう。次世代エネルギーの確立まで、普段の足は「自転車かバイク!」なんてのが普通になって、スーパーカブの売れ行きは「史上最高!」なんてことにはならないかしら?

さて「エンデューロライセンス」についてのお話が、某サイトや某々サイトに紹介されています。でMFJにも電話をかけて聞いてみることにしました。確かに、エンデューロに関する議論は難しく、組織化するのはさらに難しいことのようにも見えます。さらに、エンデューロを組織的に捉えるなら、そこから分岐しているクロスカントリーラリーも定義付けなければ、説明不能なものになってしまいかねません。「やれば出来る」は魔法の合言葉!といったのは小泉さん。やらなければいつまでたってもの郵政民営化とエンデューロのライセンス化を同列で話すのもどうかと思うのですが、なんとなく似てもいるようです。ただしMFJとて官ではありません。法律的に縛ろうといっているわけでもないのです。ひとつの組織的な競技のカテゴリーを構築する潮目だと読んでいるのですから、「ダメダダメダ」の抵抗勢力なる必要もないのです。しかし、しかしですよ、十分な議論は必要ですね。なんか政治用語ばっか?!

きょうの一枚
今日も引き続きラリークロスの写真をチョイス!!なんかこう、あっけらかーんとした青空に向かってスタートしていく感じがいいやね。

2004/11/10 (水曜日)

 

 

この週末はガストン・ライエ・クラシックRALLY-CROSSです。なんとイベントラッシュなことでしょうか。やっぱガストンの来日はかなり難しそうで、どうか無理をせずに静養に励んでほしいものです。それでもガストンと良く過ごしたこの季節の5年間は、とても面白く充実していました。
そのRALLY-CROSS!今回はダートのSSが2本、タイムアタック1本、いずれも土曜日です。そしてラリークロスは1回戦と2回戦および3回戦!のみ、3回戦に勝ったものは決勝ファイナルクロスへ、3回戦はワイルドカードの2回戦とWワイルドカードも兼ねますから全員にセミファイナルクロス進出をかけたチャンスが与えられるという事です。
セミファイナルは3戦、といった按配です。明日からくい打ちが始まります。今年はどれだけの杭を消耗したのでしょうか?

さて昨日80G/S-CLUB JAPANの設立のご案内に多数!?のご連絡をありがとうございます。必ずやりますからね。しばしお待ちください。そして列島縦断たすきリレー式ツールド日本By 80G/Sってのをやります。北海道の二人が宗谷岬を出発して下北半島で東北の二人にたすきを渡してって鹿児島までたすきリレー!!常に二人以上のメンバーが走る!というのはいかがでしょうか。または、誰か一人が全行程を走るのですが、必ず誰かと2台以上のG/Sが同行していくスタイル!!将来は、ユーラシア縦断By 80G/S!!昨日カナダ人の女の子を、無口でシャイなお疲れ様です仙波君が連れてきました。彼女は5月に日本を出発して天津に上陸シルクロードを走り、カラコルム峠を超えて結構危ない地帯を抜けてトルコ、ハンガリーなどを抜けてドイツまで行く計画を立てていました。バイクはF650GSだそうで、中国の許可関係を教えて!!とタイムリーにやってきてたわけです。これから中国がもう少し自由に走れるようになれば、まさに最高のツーリングエリアになること請け合いです。BEIJING-ULANBAATARが、その火付け役になれば幸いです。パリダカなどへ行くときのFIMライセンスも日本内で取得できるようにしたのも10年前のRRMの功績だい!と一人胸を張っているのでした。広い中国、その風景の素晴らしさはいまさら言うまでもないですか。

 

きょうの一枚
今日の一枚は、春のラリークロス、秋はどんな感じになりますかねえ。クローズド以外にもSSがありますよ。あの白熱したズキズキするような戦いもいいですねえ。

2004/11/09 (火曜日)

好天が続きます。秋空は女心と・・・と謳われますが、まあそうばかりではないようで、ゆっくりと深まり行く秋の気配に、いつもの年とは違う充実感のようなものが漲ってきているような気がしてなりません。とてもなまった体には2日間のR1200GSのライディングで少しだけ緊張感が心地よいことも告白しておきます。「やっぱバイクに乗らなきゃあな」と思うことしきり。
でR80G/Sに乗ってみたら、やっぱり「これが一番!」でもって僕はこの場をお借りして

「80G/S-CLUB JAPAN 」「おお!」を設立することにしました。入会希望者はこちらから

設立総会は2004年12月の予定!でもって設立記念ツーリングなんかもします。もちろん僕のことですから、バッチやらワッペンやら作りまくります。ちゃんと運営します。会長はI毛さんにやってもらう。キッパリ!BASICの参加は・・・どうしようかな?準会員ということにしましょうか。まずい?

きょうの一枚
3台のオレンジ色のマシンが、日本の風景の中に溶け込んでいます。GRMの写真集からさらにもう一枚は、GRMを走るR80G/Sの勇士「おお美しい」

2004/11/08 (月曜日)

この週末は、最高のお天気に恵まれて、この一年の憂さを晴らすかのような2日間を過ごしてきました。というのはガストン・ライエ・ミーティング!!主役のガストンは不在でしたけれども、まったく盛り上がりは変わらず、大変ありがたいことです。このイベントの報告はガストンに速やかにお届けしておきました。

ルートは奥琵琶湖、若狭、箕面、京都でしたが、どこもすばらしくて感激しました。メタセコイヤの並木道なんて「ここは日本?」みたいなところがあるんですねえ。また夜のパーティには、それだけのために東京-大阪を往復したフラットの市川さん(19時頃着いて、パーティが終わった22時半には新大阪へ)たら、スパ太郎さんのタレントぶりを完全に食ってしまって、ストレス解消して帰った?ようにも見受けられましたが、大変ありがとうございました。夜のオークションもとても盛り上がり、なんとチタンの板が大人気「チタンオタク」という新語も出来ちゃいました。僕もたくさん落札してしまいました。

こうして6回目のこのミーティングを終わってみて、参加者の皆さんには年に1度しか顔を合わさない方も多いのですが、本当に親睦も深まり、いい大人のお付き合いが出来るなあ!と感じております。この先もずっと年に一度の、秋の楽しいイベントとして開催を重ねていきたいと思います。大勢の皆さんにお手伝いをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

2004/11/05 (金曜日)

大変残念なお知らせをしなくてはならなくなりました。ガストン・ライエ氏は少し体調不良で来日が遅れるという連絡がありました。今回のミーティングの参加の皆様にはその旨すでにご連絡して参加のキャンセルを受け付けたところ、「無理して参加しようとしていたので、それなら残念ですが(中略)くれぐれも皆様によろしく、ガストンさんの1日も早いご快復を」というメッセージ付のキャンセルのメールが実にほんの数名。しかし、その中には「キャンセルしたんですがやっぱり参加します。」といううれしい連絡も早朝にいただき、感激しています。

一度でもガストンと話をしたことがある人なら、彼の実に愉快でフレンドリーで、温かい人柄に感激して、すっかり虜になってしまうはず。そうやって年に一度のこのミーティングを大切に、6年間続けてきたわけです。(今年はGWにTDNにもやってきました。)彼の闘病生活の張りは、日本に行くことなのだそうです。若きモトクロスライダーだった日本生活の2年あまりの日々が、一生の財産なのだ、というガストン。このイベントの後に来日したら、ガストンの体調の許す限り、多くの方またショップ単位でご参加いただいたお店などに、お邪魔できるようにしたいと思っております。今回のミーティングに彼の姿はありませんが、そうであってもそうでなかってもこのミーティングは続けて生きたいと念じております。さあ、すばらしい秋晴れの中ぼくたちもそろそろ出発することにします。命の洗濯ですね、まったく。

それと、「お世話になります・・じゃなかった、お疲れ様です仙波です。」でおなじみの仙波君のサイトの日記に、「・・・・今週末も京都へ行きます。(中略)今日もメールであったことのない人から「週末京都でお会いできることを楽しみにしています。」とメールを頂きました。
大人の会話ですよね?見知らぬ者がある一つのイベントを通じてその場所で会う、そしてまた思い出を作るなんかカッコいいんだよね~こういうシュツエーションって・・・・・」シュツエーションよかシチュエーションのほうがカッコいいと思うんんだけど・・・・・とまれ今回のミーティングの重大な隠し玉は「ナマお疲れ様です、仙波です。」でございます。ああ、仙波君、頼むよ・・・

きょうの一枚
今日は京都御苑です。お土産はみたらし団子ってば。

2004/11/04 (木曜日)

異常気象はさまざまなところに影響が出ていて、最大の関心ごとのひとつ「京都の紅葉」は2週間くらい遅れるとかで、11月だというのに、紅葉は早いかもしれないというショッキングなニュース!!京都周辺の林道の崩壊は、かなりひどく先々週よりもこの祭日はさらに崩落が進んでいたという報告を受けて!なんとGRMのルートは、金曜日って土曜日が本番なのに、作り直して夜の間に印刷しなおして土曜日の朝に配布!!という綱渡りな状態。それにしても台風の被害と一部には地震の被害の規模の大きさが伺われます。

話は変わりますが、裏の「しみず」でいっぱいやりながらのお話。中年の親父「昔の自動車の時計って、すぐに狂ってて、車に乗るたびに腕時計見て時間合わせたんだよ」
若者といっても30歳「えーうそでしょう」
中年「今じゃ携帯にパソコン、いろんなものに時間表示がついてて、どれが正確なんかわからん」
若者「そーすね」
中年「わしは車に乗ってクルマの時計で腕時計合わせとる」
店の大将「時代も変わるもんじゃなあ」

時間という概念・・・菅原さんの定説?によると「我々が住んでる地球の動きを皆が知るべき、自転は赤道面で時速1300km/h、公転は時速22万km/hなのです。」
地球上で一番速度が速く移動できるものは、地球だったんですねえ。月までは38万キロ?でしたから地球の速さで行けば2時間かからないんですねこれが。それにしても地球の公転周長は長いんですねえ。

きょうの一枚
上賀茂神社です。週末は間違いなく秋晴れの快晴!!どうだ。

2004/11/02 (火曜日)

ガストン・ライエ・ミーティングが迫ってまいりました。ルートに選ばれた近江や若狭の山々は、先の台風23号と中越地震の影響で、多くの林道が寸断されてしまいました。ガックリ。現在のところスタッフが現場を確認し、レポートしてくれています。部分的には迂回路やルート変更などが必要になっておりますのでコマ地図の書き直し中です。そのコマ地図のページ数はそんなに多くなく10ページあまりですので、必ずマップホルダーが必要というわけでもありません。たとえばタンクバッグの透明の地図ケースの部分、またはハンドルブリッジにビニール袋などで防水だけ考えた自作のものでも十分だと思います。
いずれにしても、今年はこのように夏のTBI 2DAYS当日の台風と大雨といい、SSER 2DAYSでは直前の台風による林道被害による大幅なルートの変更などもあり、大変なイベントの日々です。20年間で初めての経験ばかりです。どうか災害の少ない美しく住みやすい日本であってほしいと願うばかりです。1日目は指示速度のラリー形式、2日目は京都観光ですけん。

さて、気になっていた野球の新規参入は「楽天」に決定!!なんか気に食わないですねえ!「企業の内容をいろいろな角度から検討しましたが、やっぱ先に手を上げたライブドアにします!」とか言ったほうがかっこ良かったと思う。企業の将来性なんてのは、これはわからないですもの!!西武やダイエーの問題はどうなるんでしょう。

きょうの一枚
東寺です。GRM2日目に行く予定になっています。っていうか京都の名所旧跡は次々見て回ろう!!という計画だ。紅葉はどれほど進んでいるかいな?

 
Organisation Voice 2004/10

2004/10/29 (金曜日)

ガストンライエミーティングのエントリーリストに、スズキSP370を見つけて、びっくり!!
「SP370かあ!」
遠くを見る。ため息。
そのSP370はスズキ初の4サイクル・オフロード車!
ハスラー250がヤマハDTに後塵を浴びせかけられ続けて、当時の今もよく似た2St から4St移行ブームで打倒YAMAHAを掲げたかどうか知りませんが、聞いたこともないような「370ゥウ!?」CCのデコンプも無いバランサーもない!信号もない!あっ信号というのは駄洒落ですから!!ちょっと切れた4ストシングルマシン!を・・・・後略
なんかそのエントリーリストに載ったSP370という暗号のような、エタイの知れない記号を見た瞬間「やっ、やられたー」と思ったものでした。オミソノひとつはスズキであるということ。ひょっとしたら・・・・このへんてこなバイクは良識ある日本人が開発したとは思えん、もしかして、もしかしたら、そうなのかしら。ガストンのお調子者が開発にかかわっていたりせんのか!?それでもいいわ、ちかごろすこし、普通のバイクに飽きたとこなの。
と、すっかりそのSP370に乗ってくる人がどんな人なのか?地球人なのか?宇宙人なのか?興味津々!なのであります。おそらく1970年代製のバイク、もうひとつはそのライディングウエアはなに?というところ。ここまで書けばきっと乗ってくる方は困ってしまいそうなので、でも楽しみにしていますけん。で、はっきり言って今回の参加人数!多いです。HOTELの部屋は足りません。キッパリ。

きょうの一枚
ゾーモットに続く涸れ川の中のピスト。ここまで来ればゾーモットはもう少し、日があるうちには辿り着けれそうです。

2004/10/28 (木曜日)

えひめ町並博2004も、この週末でフィナーレ!本当にロングランでしたが、終わろうとしてる今はホッとしてるというよりも寂しいなあという気分でいっぱいです。企画段階から3年。山田オート商会というのはアドリブでしたが、大勢のお客さんと出会えて、小売業などさまざまな人と出会える仕事もいいなあ、と思うことしきりでした。九州の○鶴さん夫妻はすっかりはまってしまったし、岡山から広島から、山口から高知から、もちろん東京からと、お友達もたくさん遊びに来てくれました。バイクツーリングのお客さんもたくさん、ねえうなぎさんやっぱカフェ・・・・やらんといかんかね。いやこのイベント本当に楽しかったですって。

さて11月はイベントが目白押し!そのうえBEIJING-ULANBAATARのプレエントリーも始まります。ここも踏ん張りどころ!ですね。長く続けられるイベントに育て上げるにはまさに今の局面が正念場!印刷物まもなくです。GRMでは配布できそうです。それと、体調も回復基調、行きつけの事務所裏のレトロ炉辺焼き居酒屋「しみず」の女将?も「最近元気そうでオーラが帰ってきたねえ」「オーラ?」そんな風に元気です。昨日は○松の親分といっぱいやってましたけん。そんな調子でミーティングも「よしっ、走ろう!」とバッグの中からライディングウエアを引っ張り出して陰干ししたり、オイルの切れかけたブーツにミンクオイルをたっぷりとご馳走してあげたりと、なにかこう芭蕉のいうところの「道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、もゝ引の破をつヾり、笠の緒付かえて・・・・・・」てな心境です。どうして旅というのはこうして心をときめかすのでしょうか。そのくせ家に帰り着くと「あー、うちが一番!!今回は疲れたー」なんて言っているのですが。それはさておき、新しい旅の始まりの予感ですねえ。みなさん走りに行きましょう!誘ってくださいねっ。

大洲の町並みで日暮れに片づけをして、明かりのともり始めた町を歩いていると、家の中からは家族の弾むような声と、煮付けのいいにおいが・・・・・本当に郷愁をそそられるのはこんなささやかな一瞬。旅も、いまではそうして名所旧跡を巡る旅から、そこに暮らす人々の息遣いを感じる旅に変わりつつあるようです。北京でもそんな風な路地裏までルートが伸ばせればいいですよね。明天見、再見。

きょうの一枚
モンゴルから遊びに来ているムッホは、昭和30年のトーハツのエンジンをかけるのがうまく、それに乗って大洲の町並みを走っています。ちなみにムッホは昭和48年生まれです。どうですか?あと二日ですよ、「今度の日曜にはお出かけください」byムッホ

2004/10/27 (水曜日)

「人命は地球より重い」子供の頃?そう聞いて、「どういう意味なのか?良く理解できなかった」ことを覚えています。なんだ!超法規的措置のエクスキューズだったのか?と気付くのにはずいぶんと時間がかかったものです。超法規的措置・・・法律を超えたところにあるものとはいったい。まあそれはさておき、いったい人間ひとりの価値=命の重さは・・・どのくらいなのか、あの頃もそう考えました。今もそう考えています。中越地震、失われた数々の命と風前の灯となっているいくつかの命、車の中に取り残されていると思われる母子の救出、イラクで人質になった日本人男性の命。
イラクでは6月から9月までのたった4カ月の間に92件の自爆によるテロが発生し、イラク人560人が死んでいたり、小学校の占拠と大量殺戮、・・・・どうもこの21世紀初頭は、痛ましい事ばかりのような気がしてなりません。

どうか、こうした災害や憎しみの連鎖から、人間が自由になりたいものです。世界のどこにいても、どこにいくのも安全で自由であること、なんてのは夢なのでしょうか。
今ニュースでは、男児が救出されたと告げています。ここからですねレスキューが急がれます。こうして生命の尊さに、深く思いを致す日々です。

きょうの一枚
僕はラクダが好きです。特に表情とシルエット。ラクダラクダラクラクダ。前も書いたかな?

2004/10/26 (火曜日)

「BEIJING-ULANBAATAR 2005」
航続距離のお話と、僕が新カテゴリーの創設に悩んでいるっていうお話

既に一部リリースしているので御存知の方も多かろうかと思いますが、来年のBEIJING-ULANBAATAR!!車両のフュエルレンジ(航続距離・つまり満タンで走行可能な距離のことです)をAUTO/MOTOとも300kmとしました。1日の行程で600kmを超える設定はありません。場合によっては、長いリエゾンなどが入ってそうなった場合は、舗装路の比率が上がり給油もロードサイドのステーションを使用できるように致します。燃料と航続距離を考えるにつけ、また中国という環境への提案を考えるにつれ新カテゴリーを作ろうかと考えています。

発表段階には無いので、内緒ですけど・・・・・「エコチャレンジ部門」参加可能な車両は制限されません、ハイブリット、軽4、バイク、電気自動車、など燃料の消費量の少なさを競います。ただし決められた時間内に決められたルートを通りビバークに到着しなければならないのです。ビバーク地はラリーと共通です。毎日150kmまでの短いSSもあるというもの。ただし砂丘には入りません。気温的には厳しいエリアもあります。名称は「アジアン・エコチャレンジ」世界に向けて発表したいと考えていますが・・・・みなさんの御意見を聞かせてください。

賛成・・・反対・・・(理由:まだ時期尚早、危険、運営に大きな負担になる、その他)

きょうの一枚
2001年のラリーレイドモンゴルでは、スガワラテルヒトは自作バギーで出場!!このラリーの慣例で、一番最初のSSのスターターはカミオンバレイのドライバーが務めます。というわけでこの年は、父親の菅原義正さんがスターター!この一年前は、まったく反対の映像が残っています。息子が父親のカウントダウンをする・・・・・世界のラリーレイド広しと言えどもってそんなに広くは無いけど、さすがにこうした風景は無いのでは!!その菅原さんたちは、パリダカール2005、2台のカミオンで出場!全力で応援!!したいものです。

2004/10/25 (月曜日)

こんなことが続くのでしょうか。このOVで2回連続で災害被災のお見舞いを申し上げることになるとは。今回の中越地震の被害状況が明らかになるほどに、その凄まじさに言葉を失ってしまいます。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。これから雪の季節がやってきます。特に豪雪地帯のこの地方で被害に遭われた方々のことを考えると、1日も早い復旧を願わずにいられません。

この週末は、雲ひとつない澄み切った青空と深まり行く秋の風情。しかしこの罪の意識のなさそうな空の向こうでは、こうした未曾有の大災害が発生しているとは。僕は土曜夜、大洲で町並博の会議の席上の挨拶で「新潟のほうでは・・・・・」と聞き、本当にこのところの度重なる自然災害の多さに、暗澹たる気分になりました。リスクマネジメントなんて事を書きましたが、本当のところは自分にしてもまったく何も出来てないのだなあと思うことしきりです。えひめ町並博も残すところあと1週間となりました。ロングランのイベントでしたが、「あれSSERのテント?!」なんて皆さんにビックリ!していただいたりしましたが、われわれ的(変な日本語)にはほぼ満足の行く内容で締めくくれそうです。(しかし会期中に2度もの水害!!はいかがなものか)

いま日本中に「温故知新」の心の「温故」の部分に人々が傾斜しているような気がします。「あの頃は良かった」という一般的なものから、ムラ社会時代の社会構成や人と人との関係性を論じたり、核家族から大家族構成への憧れが芽生えたり、シンプルでナチュラルな生活に対する回帰指向、農業に憧れたり生産効率ばかり追求しない生活のあり方、武士道をはじめ日本人としての本来的な心のありようなどに深い興味と感銘を受けたり。古民家や古い町並みでの営みに、参加したいとか暮らしたいとかと思う心が増幅してきたり・・・・・・と言葉にすれば枚挙にいとまがないほどに温故の心が広がってきています。

それでもどこかで確信しています。
やがて、どうにもならないほどのユビキタス?っテナニ?な未来はそこに来ています。もっともっと利用者と供給する側は、交わらない平行線を広げていくことになります。しかしそこで気付く「そうだ引き返せばいいんだ・・・」するとまじわるところがあるかもしれない、と。

きょうの一枚
あの、スコーンと抜ける日本離れした天気のSUPER-Nラリークロス、9名に絞られたファイナルクロスのメンバー。さて、次はどんなメンバーでしょうね。エントリーが始まりました。楽しみです。一日中遊べますよん。

2004/10/22 (金曜日)

台風23号は列島に甚大な被害をもたらしました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また一日も早い復旧をお祈り申し上げます。こうして度重なる台風や水害、いつも災害は予測できない事態を引き起こします。そのあとのあっけらかんと晴れた青空を見ていると、少しずつ忘れていくのでしょうか。リスクマネジメント、何も保険屋さんの話ではなくて、我々の大切なビヘイビアアイデンティティのようなものだと思っています。リスクマネジメントは、大きく二つに分かれるでしょうか。まず来る危険を予測して対策や備えをしておくこと。避難などもこれにあたるでしょう。もうひとつは、それに直面した場合の自らのサバイバルと、困難に直面している人たちへの救援救助行動ではないでしょうか。以前にも書きましたが、徴兵制の無いわが国では、教育の現場で必須科目のようにこうした術を学ぶことはないようです。災害・・・・これからはますますその頻度や規模も大きくなってくることが予想されます。根幹にあるリスクマネジメントのひとつは、京都議定書の発効。ロシアも批准に向けて動き出したので、効力を有する55ヶ国の調印あって、ついに法的拘束力を有します。さすがのロシアも拡大する一方の森林火災や、爆発的な増加を見せる首都モスクワとその近郊の自動車販売台数。世界は未曾有の「終りの始まり」に突入しているのではないかと感じます。
FIMの2005年のエンデューロの車両規則にまで、電気を原動機とするもののカテゴリーがスタートしそうです。実態よりも先にこうしたものがあるのは、興味深いものです。

きょうの一枚
マシンも同じならセットアップもほぼ同様の両雄、手前ゼッケン1は池田秀仁選手、向こう側ゼッケン2の森田昌和選手。因縁の2ステに揃って旅立つところです。

2004/10/21 (木曜日)

「血染めのレッドソックス」
いやあ、参りました。こうしたエピソードにはめっぽう弱いのですが、シチュエーションといい、因縁といい完璧な物語のようであります。いや、物語でも出来すぎた話になるのじゃあないかというくらい。なにが?ってプレイオフのヤンキース-レッドソックスの第6戦。第1回戦で右足首靭帯断裂で3回KO!を喫したシリング投手、激痛に顔を歪ませながらの投球には、まったく驚いてしまいました。神様はいろんなことを演出するものです。そのレッドソックスの投手の白いソックスが血に染まっている姿に、世界が感動というか畏敬の念を感じたものです。これでモメンタム(流れ)は完全にレッドソックスだわな!と思ってたきょうの最終戦は、レッドソックスの圧勝!またしてもヤンキースのワールドシリーズ出場ならず。でしたが、スポーツの力!を実にマザマザとしかも痛快に、部分的には驚異と畏敬の念で感じたものでした。こうなればレッドソックスに86年ぶり?だかのワールドチャンピオン!!になってもらおうじゃないの!!でね、子供の頃から思っていたことなんだけど、確かにアメリカの大リーグは世界一だとは思うんだけど、でもやっぱアメリカだけでやって、ワールドチャンピオンだってのは良くない。勝手すぎる。ワールドシリーズをするべきだと思う。アメリカズカップみたく挑戦チームを決めるシリーズがあっても良いじゃないですか。それでこそ自由と平等の国アメリカの大義ってもんだ。いたずらに世界を自分のものだと思ってはいけないのだ。

日本においてもそうだと思う。昔はアメリカンフットボールの大学王座決定戦甲子園ボウルってのがあって、って今もあるけど、実質日本一なんだけど実は関東学生の優勝大学と関西大学リーグの優勝校の対戦なので、いつかしら東西大学王座決定戦というふうに訂正された。さわやかです。スポーツというのは、ウソ、マギラワシイ、デタラメな表現をしていてはだめ。真に目標に向かって、いわゆる競技生活を送り精進している者に不誠実だと思う。具体的には何のことを言いたいのかは、言わない。ただ、競技者以上に競技運営者や主催者は真のスポーツマンシップを持たないとだめだ!ということがひたすらに僕は言いたい!ショウマンシップは参加者に任せておけば良いんだ!!

きょうの一枚
昨年のガストンライエクラシック、参加者のマシンを1台1台丁寧に見るガストンライエ、その視線は真剣そのもの。
 

2004/10/20 (水曜日)

ここのところガストンライエ特集になってしまってる感のあるこちらのOV!
そんなこんなで僕はR1200GSが届きました。これでガレージには1985年製のGSと2004年製のGSが同居する羽目に。もちろん1985年製は80G/S パリダカール、ガストンのシグネイチャーモデル、32Lのラージタンクにガストンのサイン。ガストンに「これって手書き?」って聞くと「そう、1000個全部書いたんだよ!」と、そうか1000台限定だったんだ!
そのGSの生まれた1985年といえば、SSERがスタートした年でもありました。ガストンに憧れていた僕は、何とかこれを手に入れたいとひそかに狙っていたのですが、悲しいかな世界1000台!!まあ無事に手許にあるんですから良いとして・・・・いっぽう2004年は、そのSSERの20周年にあたる、のでありますからということは、この2台の間には20年の年月が流れているのです。20年。
で、どちらがどうかということは、ここでは語りません・・・・・・うー、語りたいけど。

「人生は退屈だ。だからバイクで旅に出るのがちょうどいい」
誰の言葉でもありませんが、はじめてG/Sを手に入れた時に思ってたことです。実際はこれでたいした旅にも出ず・・・・・よしっ!旅にでるぞっ。て、何回ここで書いたことでしょう。

きょうの一枚
TDNで日本の林道を堪能する?ガストンライエ!!速いのは抜群に速いのですが・・・。

2004/10/19 (火曜日)

「片山右京、マナスル8163mに挑む」
2002年ダカールの海岸でビクトリーランのスタートを待っていると、片山右京さんがやってきて「すいません、サインをお願いします。」と僕に自らのヘルメットを差し出した。「ほう、右京さんにサインねえ・・・」と言いながらヘルメットにサインの交換をした。山の好きな彼とは、ラリーの中でもよく山の話をしたのですが・・・・・そうですか今度はマナスルですか?マナスルと言えば、僕達がまだ子供の頃、槇有恒隊長率いる日本隊が輝かしい初登頂の快挙に日本中が沸いたのを覚えています。とはいえ、8000mを越える山は神々の領域といわれ、右京さんはシシャパンマ8008mを昨秋に登っていて、今回成功すれば二座目!!11月中旬の登頂を目指しています。8000m峰全14座の全山登頂を目標にする彼の成功の積み重ねを祈りたいと思います。

音量の問題
いまではMX場のほうが、音量規制にうるさいのではないか・・・一般公道をフィールドにする我々の基準が、クローズドフィールドのMXより甘い!!しかも夜間民家の前を続々と駆け抜けていくSSER!これから時間をかけて、対応等を固めていこうと考えています。御意見や御要望も承ります。どうかどしどしと御意見をお寄せください。また会場までやってきて音量で車検に落っこちると言うのは、やっぱりつらい!会場でそう言った場合の対策が出来るサービスブースを展開するなど、いろいろアイデアを出して、こうしたラリーが社会悪と言う見方をされてしまわないように考えたいものです。

きょうの一枚
TDNのラリークロスを走るガストン!気持ちのいいグラストラックの市街地コースだったのですが、バックストレートはご覧のような状態で、後ろに見えるのは雪?とにかく面白かったですね。今度のラリークロスは、ガストンも櫓の上から見物することでしょう!サバ!!

2004/10/18 (月曜日)

週末は目の醒めるようなお天気!!!皆様はどちらで秋を満喫されていましたでしょうか??僕は?というと、残りあと2週間となった「えひめ町並博」で、腕がパンパンになるくらい!サイドカーの運転手役を務めていました。そこでふれあう子供達の笑顔が、もうとっても素晴らしくて・・・・・乗っているバイクはサクマエンジニアリングが輸入しているウラルというロシアのメーカーのサイドカー、フラットツインで抜群に良く走るということはけしてありませんが、この乗り味は僕はもうヤミツキになりそうな感じです。そこらにあるR100かなんかのエンジン積んだら、もういけません。話は変わりますが、ここのところ、この大洲を訪れるライダーたちの数の多さにも嬉しい悲鳴!!最新バイクトレンドも分かるってもんです。そして、何かこう古き良き物にこれまでに無く異常に興味津々の若者が増えてきているように感じるのは、そういう環境に自分が居るからだけではないように思います。そのうちやりましょうね、古いバイクのエンデューロ!20kmくらい走ってあとはしゃべくってる時間のほうが長いようなやつを!むかしのウエアも「あったかなあ?」とサテンのJTのパンツや、ジャージのありかを探しているのでありました。多分はけんけど。

さて、ガストン・ライエは11月3日来日予定です。
それでもって、ミーティングとクラシック、ふたつのイベントで日本を楽しむ予定です。楽しみにしています。

あとBEIJING-ULNの参加車両などのレギュレーションの検討が佳境です。公式発表でないので、リークのように聞いてください。
一番気になるFUEL RANGE航続距離のことです。MOTO・・・300km、AUTO・・・400kmで、AUTO部門も含む全ての参加車両に、それぞれのエタップでスタートから300km以内に用意されたRCPで給油の予定です。車両は原則として「タイヤが着いてエンジンがガソリンかディーゼルのもの、タイヤによる駆動なら2輪以上でなんでもOK!」です。日本国内の登録は抹消されていても、はなから未登録でもOK!の予定。保安部品に関しては、また現地の交渉の後、発表します。騒音に関しては基準を作る予定です。カルネの必要は無い予定。というふうに少しディティールが現れてきましたが、どうかご期待ください。

きょうの一枚
昨年のガストン・ライエ、そういえば昨年はF650でした。このマシンは何を隠そう「お疲れ様です。仙波です。」のセンバクンのバイクでした。みんな仙波クンに会いたいよね。司会はスパさんとセンバクンとかがいいなあ。ねえセンバクン聞いてる?

2004/10/15 (金曜日)

秋も深まってきました。土日は再び大洲です。岡山からは○原さんと○溝さんがやってくる予定です。秋は良いですねえ。いや秋はいい。

今日は金曜日というのにスーツ姿で出社!!BEIJING関係の来客が全国からラッシュしていまして、夜になるとグッタリ「あーーあ、疲れた」のであります。そのBEIJING、順調にスタートをきりました。ヨーロッパからの参加者のために、フランス・ベルリン経由の輸送用のカミオンを往復させる予定ですし、ラリーにはメカニックとサービスのカミオンが走ることになりそうですからお楽しみに!!ですからメカニックがいないから参加するのがちょっと・・・・という方には朗報かもです、続報をお待ちください。また中国ステージでリタイアしても、人車ともにウランバートルを目指すということが、きょう合意し確認されました。そんなこんなで、エントリー費関係も最後の詰めが終わりましたので間もなく正式に印刷されたものになることでしょう。お楽しみにです。

ヨーロッパからも実は問い合わせが始まっていまして・・・・ちょっといい感じになって来ています。どうですか、ウランバートルからついでにフランスに運んでおいて!なんていうニーズにも対応できるかもです。出来ないかもですけど。そろそろアジアに本格的な、パリダカに勝るとも劣らないとは言わないけれど、そうしたラリーレイドが誕生し成長していくかもです。ご期待ください。ガストンライエミーティングではそうした意見交換会も出来るのでは・・・・と、とっても楽しみにしていますけん。

きょうの一枚
ガストンと愉快な仲間達。
今年もこんな笑顔がみれたらいいですね。
天気と。

2004/10/14 (木曜日)

ガストン・ライエ・ミーティングとガストン・ライエ・クラシック
このふたつのイベントが2週にわたって開催されるのは、賢明な皆様にはお察しのとおりです。1度の来日で2度楽しめる!みたいな考え方で、ガストンにはご苦労をかけているのかもしれません。ミーティングでは広くツーリングライダーにもふれあう機会を、クラシックでは彼の名前を冠したラリーイベントを残したいという思いからです。
今回はどちらのイベントにもTDNでI崎君と死闘を演じた?ミハエル君も来日します。ミーティングにはKTM950を、クラシックにはKTMの軽いやつ、またまたマエダ君と絶妙な手話(本人は外国語だと思っている)のコンビネーションが復活するかと思うとそれを見るだけでもタノシミ!どうI崎クンも来なくちゃ!!

「ミカエル!ちょっとここ持ってて!」
「ウイ」

本当にこんなのでコミュニケーションが成立してるんですね。このふたり。

ガストンところには期待の佐野新世君がいまモタードのヨーロッパ武者修行中!!であります。彼のエクストリームが結構人気らしくて、こうした若い才能が世界に飛び出しやすくなってきているのも事実。

さて、ガストン・ライエ・クラシックは、ラリークロスと林道のSSを組み合わせた新しいスタイル。林道を大量に夜間使用して行う現在までのSSERの基本スタイルは、2stマシンの増加などから、相当に地域住民の皆さんに負荷をかけています。ですから、少し冷却期間をおきたい主催者の立場もお察しくださいな。そんなことよか、またまた新しいシステムの模索に挑戦するという気分なのです。何も林道だから初心者向けで、クローズドになるととたんに上級者向けと言うことでもありません。楽しみ方は無限大ですけん。今回のクラシックは、施設を飛び出してキャンプ場です。寒いです。でも鍋をつつきながら夜が更けるまで、ガストンやミハエル(と言ってもガストンの一人舞台でしょうが)の愉快なお話を聞こう!という試みです。キャンピングチェアってか椅子と毛布は必需品でしょうね。みんなの走りもたっぷり見れるラリークロスはガストンも大喜びのはず・・・・
さあ、2DAYSが終わったばっかですが、11月晩秋の京都と久万高原、どちらかでも、出来ればどちらへもお越しください。ミーティングではBEIJINGネタもたっぷり。クラシックでは、さて何が飛び出すかお楽しみにです。

きょうの一枚
紅葉のシーズンが始まりました。写真は去年の信州のものなんで四国の様子とはチト違いますが・・・・空の青とのコントラストも見事です。それにつけても地球上にある色はまさに多彩。こうした色を愛でる旅なんかも良いかもですねえ。間もなくシーズンですよ。

2004/10/13 (水曜日)

「GASTON RAHIER MEETINGの御案内」

秋もずいぶんと深まりました。パリのガストンからFAXが届きました。彼は病気療養中ですが、秋に日本にやってくる事、そして皆さんに会って楽しい時間を過ごす事を、本当に心から楽しみにしています。
今年で6回目のミーティングですが、これを約束したのが1999年のラリーレイドモンゴルのゴール後のホテル。その時は2人とも半信半疑ずつだったのですが・・・・・このイベントは、皆さんもそうである様にわれわれにとっても人生の中でも、珠玉のような時間であり大切なかけがえの無いものになっています。もちろんわれわれだけで彼を日本に招くのは難しく、多くの共感していただく皆さんの参加料のほぼ半分くらいがそれに当てられています。まことに感謝に耐えません。

個人的にいえば、僕をここまで導いてきたのは72年に松山のMXで見た彼の走りであり、TVで見たテネレを走るBMWの映像であったわけです。その2回の出会いが無ければSSERも存在せず、もちろんモンゴルなどのラリーもですが・・いや全く人生というのは不思議です。巡り会いやきっかけ、さまざまな偶然といたずらが妖しく織り成す錦のようなものだとお思いになりませんか?その錦織り成すといえば、秋の京都!バイクで走る悦びはいかばかりでしょうか?皆さんの参加を心待ちに致しております。ガストンからのFAXレターをそのまま皆さんにもおすそ分け。

このイベントは、ガストンとは20年来のお付き合いの菅原義正さんの御協力によるものです。心からお礼を申し上げます。またGSクラブの皆さん、BMW-JAPAN、フラットの皆さん市川さん、ビッグオフロードクラブをはじめ、全国の皆さんの友情に幾重にも御礼申し上げます。全く腕に自信がないといわれる方も、どしどしご参加ください。全くとは言いませんが、腕は問題ありません。その不思議な巡り会いの場にもこのイベントをして行きたいと願います。そしてこのイベントがいつまでも続けられるよう、ガストンの健康を祈りたいと思います。

2004/10/12 (火曜日)

「池田優勝!!圧倒的な速さの森田!天候のいたずらに・・・・ニュージェネレーションの台頭!!感動に震える20回記念大会!」

直撃が心配された台風22号も、ぎりぎりのところで交して、無事に第20回SSER2DAYSが開催されました。開会にあたりましては、各位各方面からの身に余る祝辞や花束を頂戴し、身の引き締まる思いで大会に臨みました。過去にない日程は、3ステージで熱戦が繰り広げられました。

総合優勝の行方は、今大会も大注目!!両雄激闘の近年の構図は、森田VS池田。ここのところの絶好調ぶりを伝え聞く森田が、中盤まで池田を大きくリード。しかし明暗を分けたのは、2ステ途中から降り始めた雨。それまで、何とかクリアできた池のほとりのキャンバーが、みるみるスリッピーで危険な状態に。それまでにこれを越えた池田。そのあとこのSSをスタートした森田は、これまでのアドバンテージを全て使い果たしてしまう羽目に・・・・・。しかも2ステ終了時には総合で1分16秒のビハインドを喫した。3ステは、森田の追撃ショウが始まった。あるSSでは30秒先にスタートした池田をパスするという離れ業をやってのける。しかしニュージェネレーションが現れる。3ステSS1は、なんとシードゼッケン外から下元敏弘が一番時計、森田はわずかに4秒遅れて2位。池田は森田に4秒遅れる4位。その差1分12秒に。SS2も全く同じオーダー、下元1位、森田2位、田中3位、池田4位、森田はこのSSで2秒詰め(2秒の間に4台)1分10秒差。

SS3はスピードのロングダート。デッドヒートは最高潮に!!森田首位!13分55秒で走りぬけ、2位の池田は14分18秒!一気に23秒詰める。ここで池田と森田の差は、47秒に!!!続くSS4も森田、下元、田中、池田のオーダー。森田14分57秒に対して池田は15分24秒!その差27秒詰めて20秒差まで急追肉薄!!さらに続くSS5もロングステージ!!!森田3連続トップ!!13分59秒!田中、池田と続き池田のタイムは14分10秒「どうした池田!!」タイム差は、さらに11秒詰めて9秒に!!残るSSは3本!

SS6は下元がゲット!2位に田中、そして森田、池田と続き、このSSでは1秒差。トータルであと8秒「行け!森田!!」SS7を制したのも下元!恐るべしニュージェネレーション!!!2位には森田!5秒遅れて3位に池田ーーっ。その差あと3秒!勝負は最後のSS8に3秒差で持ち込まれた。SS8も首位は下元!!もうどうしようもないくらい早いが、1ステで田中と共のミスコースでSS不通過1時間のペナルティを受けている。そしてなんと2位にここでは池田が・・・森田に対し5秒差!!ここまで溜めに溜めて最後に爆発させた池田!老獪というか戦略的だ。しかしこのタイム差の推移は競技中は誰にもわかる事はない。空気を読み、息を潜めてタイム差を詰めていく。圧倒的な速さを見せた森田は、池田にトータルでは後塵を拝してしまった。しかしその力は、これまでに無く圧倒的で揺るぎの無いものだった。2時間30分の優勝争いの中で、その差はわずかに8秒!!
毎年この二人の熱い戦いには感動させられます。しかし若い力の足音も確実に聞こえてきました。下元敏弘ゼッケン39.総合は83位でしたが1時間のペナルティを引き、不通過のSS1を3ステと同じ場所だったので、そのタイムを加算してみると・・・・・なんとおそろしいタイム!!田中康二も同様!!!!尾島嘉男、2強の時代から群雄割拠の時代の予感!!これからも、どうぞご期待ください。

きょうの一枚
その明暗を分けたSSを駆け抜けるゼッケン1、池田秀仁。優勝回数単独首位の5勝目!!紛れも無くチャンピオンオブSSER!!

2004/10/07 (木曜日)

泊り込みでコースマークの設置作業に行っていました。明日もまた行くです。それは大変だけど楽しくて、まあいわば20年間やっているのですから・・・・・しかし問題はこの20年において最大!!の山積み状態!!深夜の林道内でチェンソーの音を響かせているのは我々です。こうなりゃあアイスホッケーのGKのマスク被ってやるかい!?という勢い!!倒木!がけ崩れ!!もう予定していたルートは散々です!!が、やっています。SS20本のお約束は果たせそうです。こっそりと数値目標にしていたもうひとつSS200km!!ウーン、これは達成が困難な状況!!!でこれが達成したら三冠王!!「20年20本200km」と胸に秘めていたのですが・・・まあそれはさておき、まあまあの記念大会にふさわしい内容のルートに出来上がった?のではと思っています。今回はルートの書かれた地図を配布しようかなあ?と思っています。方向感覚に自信のない人はコンパスを持っているといいかもです。が!そんなことよか問題!!はつぎの台風!!もうあのTBIの二の舞だけは・・・。

きょうの一枚
今回のSSERのメインビジュアルに採用されてるのは、この久万の林道のワンカット!直線で先が少し左にドッグレッグ!!

2004/10/04 (月曜日)

さすがに10月ともなると、さわやかなお天気が続いています。が、ファラオラリーは熱かったようです。パリダカの前哨戦の座をUAEに奪われた感があって、まだ9月末というのに低緯度の砂漠地帯の闘いを余儀なくされたファラオ!主催するイクスはずいぶん心配したのではと想像が出来ます。北緯25から30度が主戦場ですから、まあ北回帰線上での戦い・・・なわけで、太陽はこの時期には赤道上にあり、正午の太陽はほぼ天頂にあって、強烈な熱射が壮大なミラージュをつくり、神殿やピラミッドが蜃気楼に浮かび、古代の歴史と本物のサハラ砂漠を感じさせたことと想像できます。いやいや、さぞや暑かった事でしょう。

TDNの優勝で自信を深めた?岩崎君が見事な走りで上位進出。HPNの田中さんもマシントラブルを抱えて・・・・と聞きましたが見事完走。トラブルといえばスガワラテルヒト!サイキ組!!ターボトラブルでリタイアのようです。まあ金属疲労というか疲労試験のような結果を良しとして、ついにパリダカカミオンドライバーデビュー!!カウントダウンです。日本人では父親についで2人目?あっ、むかしACPの久保田さんもカミオン出場を果たしてはいました。親子で走るのは、どんな感じなのでしょうか?注目するのはオランダのダフトラックチーム。デルーイ親子の戦いは、むかしからのファンとしては、心を揺さぶられています。これはどうも一般的過ぎずに、マニアックネタ扱いを受け続けているので、機会があればじっくりとお聞かせしたいと思います。

問題は昨今のラリーのスピード化でしょう。一般にカミオンとは荷物が積めることからサポートカーとしての性格で見て捉えられてしまいます。サポートというのは完全な参加形態で「競技をしながらサポートする」というのも実はサポートなのであります。チームで参加するときなどには、こういった話し込みをしっかりしていかなければ、やっぱ混乱をきたして、せっかくな壮大なラリー参加も、残念な思い出になりかねませんね。なんでもそうですが、ひとつの競技者を多くで支えていく。支え方にもいろいろあると思うのですが・・・そしてその結果を分かち合いたいと・・・言うことです。個人の結果もある程度のものからは公のものになるということでしょうか。この夏はアテネからはじまってイチローの記録まで、スポーツの存在の意義みたいなものまで十分に感じる事が出来ました。

松山は明日から地方祭が始まります。これから週ごとに県下では秋祭り、台風被害の多かった県下の人々も、無事に秋祭りが迎えられますように・・・いよいよ週末は我々も20年目の秋祭りですって・・・・

現地へのアクセス復旧の御案内
台風21号の影響で通行止め区間のあった高速道「松山道」は全線復旧しました。また久万高原町に向かう国道33号線は一部片側交互通行になっていますが、大会前日くらいには復旧の見込みです。現在のところ久万高原町には、どのルートからでもスムースにアクセスする事が出来ます。

久万高原町の御案内
コンビニ:国道33号線から「ふるさと村」方面の曲がり角にヤマザキのほか、国道33号線松山方面にもサークルKが出来ました。ホームセンター:コーナンがオープンしました。場所は国道33号沿い松山よりです。ふるさと村から10分でアクセスできます。
うどん:もう20年通ってる名物のうどん屋「こころ」国道33号を高知方面に走ったところにあります。行列の出来る店です。ゴマ味のだしで食べる釜揚げがおすすめ!
温泉:久万高原町内には、古岩屋荘に温泉があり、近くにも嵯峨山温泉あり。ふるさと村を出て左へ約8分くらい。

きょうの一枚
ゴビを行くZ-1カミオン(カミオンバレイ)の勇姿。ラリーレイドモンゴルではオフィシャルチームごとにアルファベットの頭文字でグループ化され、最後の文字“Z ”が「これ以上後ろは存在しません」という意味でつけられています。

2004/10/01 (金曜日)

今日、モンゴルからムッホがやって来ました。これから度重なるSSERのイベントの応援です。力持ちで優しいムッホなのですが、到着するや「暑いって言ってます。ウランバートルは昨夜はマイナス8℃だったらしくて・・・・・・」
そんなムッホは、最近ゴビ砂漠に出かけていて「地面から突き出している恐竜の足の化石を見つけましたが、道具が無くて掘り出せませんでした。」とか「化石がとてもたくさんあった。」としきりに言っています。あれだけたくさんの発掘調査隊が掘っても、さらに雨が降ったりして表土が少し流出すると新しい化石がざくざくなんですね。この調子だとゴビの地下に眠る恐竜の数はいったい?何万体もあるのでしょうね、きっと。

きょうの一枚
ゾーモットのビバークを東に数キロ行くと涸れ川に出る。その川沿いに北上すればシンジンストという町に出て、ゴビのスーパーフラットが続く。この写真はゾーモットから北に伸びる涸れ川の中の道。砂は深いが、決して難しくはない。

 
Organisation Voice 2004/9

2004/09/30 (木曜日)

ISDEが終わりました。こんな事書くと意外かもしれませんが・・・・20数年前SSERが、というか僕が目指したものはISDEでした。もちろんパリダカやBAJAなどの興味もあったのですが、ライディングスポーツ誌の表紙に、(哀愁の)ヨーロッパの町の中をすっ飛んでる2台のエンデューロマシン。何か腰高で、何か洗練されている。ページをめくると日の丸をかざした1人の日本人トシ・ニシヤマさんの姿が・・・その頃の僕はトライアルにはまっていて、ISDTがISDEになったと言うことも知ってて、SSDTも興味があって・・・で、イベントするのならアルファベットの頭文字4文字だ!なんて思い込んでいて・・・・TY250SをKATOのサイレンサーに換えて、森の中へ消えていく日々でした。その後のことでしたITDE(インターナショナルツーデイズエンデューロ)を苫小牧でする!というので、いそいそと出かけていった事に、まあ全ては端を発しています。

その翌年1985年に、SSERが始まります。競技方法はITDEとISDEのレギュレーションや精神をじっくり分析して構築したはずでしたが、どうもフィールドと認知にミスマッチを感じ、リライアビリティコンテストといったコンセプトを方向転換。今度は4輪のラリーやパリダカや、BAJAのエッセンスを加えて、リライアビリティよりもドラスティックで、シンプルなスタイルを求めていく事にしました。コンペティターはシンプルに競い合うものほどその奥深さを感じると考えたとも思います。そのあと日本車も少しずつポテンシャルが向上し、輸入マシンも割合手が届くような市況と言うか、ライダーの平均的な地位が向上していきました。

1988年には「どれ、どんなものか?」と、オットリガタナでパリダカへ出かけます。そして、ハマッテシマッタノデス。この小世が僕のそれ以降の人生を決めてしまったといっても過言ではないでしょう。頭の中にはいつも見果てぬ砂漠の夢。SSERやそれ以外の国内のイベントも、もうややこしいリライアビ・・・とか、すっ飛んでしまって、出来るだけ80年代のシンプルで熱いパリダカを、ひたすら追い続けていたと言うわけです。
ティエリー・サビーネという男に、ひたすら憧れて、彼が命を落とす8年目の大会をいつも自分のベンチマークにして「なんだって8年はやる」あの苦しいラリーレイドモンゴルも8年を終えたときに、一つの呪縛から解き放たれたような思いすらしたのでした。

こうして、たった1冊のバイク雑誌の表紙のISDEの写真から始まった僕の旅は、何か大きな転換期に差し掛かってきたように思います。
もうひとつの伏線は、ガストン・ライエとの30年にわたる出会い、だったかもしれません。人生は、思うことを完成させたいと言うには短すぎるような気がしますね。

きょうの一枚
レイモンド・ロワゾーとガストン・ライエ、この二人の盟友は、見ていても気持ちが良いくらいです。まあ大人と子供、優等生と暴れん坊!という感じ。いつも背筋がぴんと伸びてるロワゾーさん。菅原さんとパリダカ最多出場を争ってた元BMWのワークスライダー。ラリーレイドモンゴルを走る姿が印象的でした。

2004/09/29 (水曜日)

事務所の前に路線バスが停まった。駐車場は広いんだ、エヘン。
バスの運転手が駆けて来て「乗客が血を吐いてひきつけを起こしているので救急車を呼んだ、しばらく駐車させてくれ。」その慌てぶりに驚いて、バスの中まで覗き込みに行った者が「危険な状態」と、また僕を呼びに来た。「呼吸は?」「いえ、してません」「じゃあ人工呼吸は?」「してません」なんて言いながらバスに乗ってみると、全ての乗客はなすすべなく見ているだけ。

なぜ韓国には徴兵制が?なんて誰かの話もありましたが、徴兵されて教わるものは何も銃の打ち方だけではありません。サバイバルも緊急医療も、いざと言う時に人が何をしなければならないかを習得できます。まあそれはさておき。

僕は顔を近づけてみると、はっきりと呼吸をしています。脈も弱いですが、あります。血を吐いたというから気道に詰まっていないか、喉元に耳を近づけて音を聞くと大丈夫なようです。吐血しているので、それはないとは思うものの、脳溢血の疑いもあるので無理に頭を動かして気道確保をしなくても大丈夫なようです。身体を触ると低体温です。バスは冷房が良く効いています。エマージェンシーブランケットで全身をくるんで、手をさすってあげているうちに、顔に少しだけ朱が戻ってきました。隣に座る年老いた奥さんが、僕の事を医者だと思ってすがるように話し掛けます。

「先生、だいじょうぶでしょうか」
「高血圧なんですか?」「いえ」
「血糖は?」「普通のはずです」
「ほかには?」「大学病院の帰りなんです」
「注射とか治療はした?」「いえ、口内炎で」
「口内炎で大学病院?・・・・お、そういえば口内炎と言えばがん治療の副作用?」
「大丈夫でしょうか?」
「大丈夫、まったく大丈夫。命には別状ありませんよ。」

老婦人の顔を見ると明らかに安堵の色が。
救急車が来てバスから搬出されたその老人は、ストレッチャーに乗せられた時には意識が回復したのか起き上がろうとしていました。バスはおそらく20分くらい遅れて、次の停留所を目指して走り出しました。

なぜかこういうシーンに僕は良く出くわします。その時の周囲にいる日本人は、ほとんどの場合何も出来ません。それは、仕方のない事なのかもしれませんが、救急車の到着するまでの約15分・・・それはあまりにも長い時間。意識を失った老人よりも、その老妻の表情が、僕の心を射すくめて脳裏から離れません。

台風21号が上陸。風雨が強まってきています。林道の中がとっても心配です。

きょうの一枚
End of control zone
フラッグと月。この写真を見て胸にグッと来るものを覚えたら、あなたは危険です。日没後の砂漠を走り続けて、やっと遠くにゴールの明かりが・・・・オフィシャルカー、回転灯、CPフラッグ、ビバークの賑わい。

2004/09/28 (火曜日)

昨日書いた映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」のおかげで、旅心を刺激されてしまった僕。いやきっとそれは皆そうなのではないかと・・・・・只今エジプトではファラオラリーが開催されています。エジプト・・・世界四大文明の地、ファラオたちのさんざめき・・・・とすっかりすぐに旅モード。

そこでは今年のTDN優勝の岩崎君がまずまずの滑り出し。「ディープな世界」のスガワラテルヒトも順調。カミオン部門1位!でもタイムではKTMの岩崎君と競ってるではないですか!?こうしたカミオンが、そんなスピードで後ろからやってくる恐怖は、パリダカなど限られたラリーならではですが、なかなか見ていてなんと言うか頼もしいと言う形容は適当ではないですが「ウウウ、ウオーッ」という感じですね。

さて旅の道具と言えば、僕の場合80G/Sですが「部品はいりました」と連絡が入ったのを喜んでると、「ご注文の1200GSも入荷しました」と・・・・「そうだ、そういや注文してたんだ・・・」「なにを?」「そうそう1200・・」「どうしよう・・・」嬉しいような困ったような・・・・こうなった以上は、まあ旅に出る事ですな。TT125も健在で、これに乗るのが今の体調にはちょうどいいんですがねえ。

さて、これから数日間は、SSERのコースの倒木とがけ崩れと、闘うんですが・・台風21号もやってくるんでしょうか!アメリカでは史上最多のハリケーンの上陸!さあ、環境問題もさらに厳しくなる事でしょう。まずは京都議定書にサインする事ですよ、ブッシュさん。あのハリケーンはグリンピースの仕業かも。グリンピースのHPには、デイアフタートゥモロウをパロった面白いキャンペーン!デイ・イズ・トゥデイ!!「2001年、最高最大の愚行として世界中で大ひんしゅくを買った「京都議定書離脱」のブッシュ大統領。そして温暖化対策を妨害し続けてきたエッソ/エクソン・モービル監督が贈る、究極のスペクタクル感動巨編。地球温暖化によって、今現実となっている地球規模の大気候変動を驚異の映像で描く。公開中!」 とあります。僕は、なにって言ってたのかなあと思って調べると「デイジャストトゥデイ」なんかグリンピースと同じ感性?!それもどうかなと・・・アメリカは地球温暖化効果ガスの世界の4分の1、つまり25%を排出している。間もなく中国もこれに続くのでしょうが・・・・アメリカの人口は世界の4%にしか過ぎないのです。

 

きょうの一枚
1998年、第4回RRMをクワドで走る岩崎有男、先のTDNで優勝!!いまはKTMでファラオ参戦中!!2日目を終わって総合21位。チャレンジングなヤツです。まったく。ちなみにオリアスタイという町のループのステージ、クワドに乗る彼は、朝になっても帰って来れませんでした。

2004/09/27 (月曜日)

カンヌでも話題だった映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」
http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtmlまだ医学生だった頃の、チェ・ゲバラ自身の日記「モーターサイクル南米旅行記」をロバートレッドフォードが手がけた作品。いつから公開なんだろうか?と首を長くして待っていたところ、昨日本屋で立ち読みした雑誌に、戸井十月さんが「映画モーターサイク・・・・・・を観た」と書いている。「あれあれ」いや、もうそれは映画評とか、そんな安っぽいもんではなくて、たった数百時の文章が、熱を帯びていた。旅や南米やらを愛してやまない彼の、チェ・ゲバラという強烈な個性を重ね合わせた、まあ叙事詩のような文章でありました。で引用させていただくと・・・・・・・
旅立ちの瞬間の高揚を、ゲバラは日記にこう書いた。「遙か彼方、冒険の方から吹いてくる爽やかな風を、胸一杯吸ってるような気分だった。遠い国、英雄的偉業、美しい女たち・・・。それらが、僕たちの幼い空想の中身だった。」確かに幼い。しかい、男の子が旅に出る時の期待と高揚なんて、所詮この程度のものだろう。私など(中略)この時、ゲバラ23歳、グラナード29歳。二人は南米の光と影の中を駆け抜け、現実の世界と生身の人間に出会い、感動し、打ちのめされ、迷いながら成長してゆく。・・・・・・・・・・・・・・

普通の映画紹介なら・・・・
中古のバイクで雪のアンデスを越え、マチュピチュ遺跡、そして密航してアマゾン河へ・・・伝説の革命家チェ・ゲバラの無鉄砲で情熱的な青春の日々を「セントラル・ステーション」の名匠ウォルター・サレスが描くロードムービーの傑作!本年度カンヌ映画祭正式出品作品。23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトとともに中古のおんぼろバイクに駆って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。喘息もちなくせに恐れを知らないエルネストは、美しい茶褐色の瞳で出会うすべての人々を魅了する。そんな彼を支えるアルベルト。
冒険心、情熱的な魂、旅を愛する心でつながれた二人のゆるぎない友情。心をふれあったすべての人に、惜しみない愛を捧げた、エルネストの瞳に映る南米大陸の様々な風景。その記憶が彼の未来を変えた。のちに親しみを込めて“チェ”と呼ばれ、世界中から愛される20世紀最大の美しきイコンとなった青年の真実の物語に、世界中が涙した!ロバート・レッドフォード製作総指揮、“ラテンのブラピ”ガエル・ガルシア・ベルナル主演の本作は、2004年サンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭で大絶賛を浴びた本年度最高の感動作!

ラテンのブラピ・・・などという表現にあざとさはあるけど、まあそれはそれとしてモーターサイクルで冒険の旅に出る!という、僕の長年の悩みでもあり試行錯誤の原点みたいな気がして、早く見たいと思う事しきりです。

きょうの一枚
明日は十五夜お月さん。観月会の夜です。今年の十五夜は9月28日、十三夜は10月26日です。江戸情緒溢れる月見の習慣、今日の一枚はそんな満月の写真。つきつきにつき見るつきはおおけれど つきみるつきはこのつきのつきでございます。エジプトの砂漠でもこれを見ている人たちがいるんですな。

2004/09/24 (金曜日)

1週間の内に祭日が2回、土曜日曜で2日、計4ヶ間のお休み!!てことは働くのは3日間!どうして勤勉だった日本国民に「もっと休め、もっと働くな!!」と言っているのはどこの国の陰謀?そのくせ霞ヶ関は、朝まで電気が煌々とついてどうにもこうにも!という感じがします。以前毎日深夜まで(今でもですが)仕事をしている我が社は某ナントカ管理局からお咎めが・・・・・「あれ、霞ヶ関は良いの?」「良いんです、国の中枢だから」「・・・・・」どうせなら、週休は日曜日だけの1日!にして、夏休みと冬休みそれぞれ1ヶ月ずつロングバケーションにしたらどうなのさ小泉さん!!でボーナスを直前にたっぷり出せば、全部お上が回収できるかもですよ。

なんて考えていたら、ある外国人の日本現地法人の社長、「GWはどうしていますか?」という僕の問いに答えていわく「GWは日本から離れて仕事します。この時期にこれだけ経済を麻痺させるのは日本にとって不利益です。どうせなら8月と2月と世界経済が暑さや寒さで機能しにくい時期にすれば、ダメージ少ないと思うけどな」と言っていたのを思い出しました。スペインなどシエスタの習慣のある国は、効率の悪い食後の眠さと午後の暑さからは「昼寝」というゴージャスなシステムで夜に備える!!そのかわり夜は盛り上がる、サービス産業は潤う!酒は売れる!というメカニズム??さすがに政権は社会労働党に変わりサバテロ首相の国連演説には、拍手なりやまず・・・・だったわけで、彼のこれまでの論法から言っても列車爆破テロのみの理由で撤兵したわけではなく、見事な信念を貫いていて、見ていても気持ちが良いですね。つまり信念にシエスタのような合理性が見えるわけです。この昼寝の国の首相に対する国連参加国代表者の鳴り止まない拍手は、単にいまのイラク問題に対する行動にだけではなく、その国の自主独立の精神や合理性のようなものに裏打ちされた信念に送られたものであると感じました。

関係性を恐れてばかりいたのでは、法のいうところにしてわが国の首相の言う「尊敬される国家」にはなれない。のであります。中国から「金を出せば良いってもんではない」とナベツネ発言をジョークにされた(って本人は多分そうはおもわずに言ってるんだけど)ような事をいわれるのがおちなのです。言い返さなきゃあ・・・・・国民あっての国家だってさ、シエスタ・シエスタ・コモエスタセニョール。

きょうの一枚
SSER昨年のステージ。いつも巨大で派手派手なステージを作っていたSSER2DAYS昨年からは既設のステージを流用してこんな感じです。さて今年はどうしたものかって発注済だけど・・・・・・

2004/09/22 (水曜日)

今日は小泉さんの国連でのスピーチについて書こうかなあ!と思っていたのですが、面白いニュースを見つけたのでご紹介

「パリの地下に秘密社会? 古代トンネルにバー付き映画館 「捜すな」張り紙残す【パリ21日井手季彦】パリ中心部の下を迷路のように走っているといわれるトンネルで、何者かがつくった秘密の映画館が発見され、パリ市警察は、文字通りの“地下社会”が数年前からできているのではないかとみて調べている。トンネルはローマ帝国時代、街を建設するため石を切り出してできたとされる。一七〇〇年代からは一部を遺骨埋葬所として利用している。映画館は八月末、十六区のトロカデロ広場に面した、映画博物館や劇場のある建物の下と推定される場所で見つかった。約四百平方メートルの広さで、スクリーン、座席、映写室のほか、バーを備えた食堂もあった。パリ市警察は電気の不正使用の疑いで、電力会社の職員とともに捜索したが、電線は切られ「われわれを捜すな」という張り紙がしてあった。映画館は、五年ほど前から使用されていた可能性が強いという。“地下社会”をつくっているのは画家や写真家たちとみられる。英BBC放送は、そのうちの一人の声を紹介。男性芸術家は「地下で活動しているのは五百人から千人。たくさんのグループがあって、芝居や展覧会、ダンス大会もある」と証言している。トンネルの入り口は、公式には、一般公開されている十四区の地下埋葬所しかない。現地メディアによると、そこから映画館が見つかった地点まで、トンネルを通ると三百キロもあるという。“地下社会”の住人たちはマンホールなどから出入りしているとみられるが、警察は、崩壊したり迷ったりする危険があるため、決して立ち入らないよう、市民や観光客に呼びかけている。」(西日本新聞)

なんて記事があって、いかにもフランスらしくて嬉しくなって来ます。おそらく日本とは違う大人の決着のつけ方をするんでしょうね。本題の小泉国連演説!今夜のTVでコメンテイターたちが、たくさんしゃべるでしょうから・・・NO-COMENT!ただひとついえる事は分担金約20%ってのを何とかしないといけない。資本主義なら筆頭株主でっせ。

きょうの一枚
尾崎さんてば、今日電話があって「出る!セローで」みたいなふざけたこと言ってました。「セローで10位以内無理やろか?」とも、現在池田選手に通算優勝回数で並ばれた、で元王者は第6回大会1990年、第8回 9回 10回とまるで池田選手と同じように3連勝を含む4勝。さて今回は復活なるか?セロで?写真は15回大会の時のものです。

2004/09/21 (火曜日)

この土日は、プロ野球のスト!でしたね。そんなことも知る由もなく、僕は大洲でサイドカーツアーのたった一人の運転手さん。これはいま開催中の「えひめ町並博2004・大洲レトロタウン」のお話。来訪者にこの古い町並みをサイドカーの横に乗って走ってもらおう!という企画。ところが中四国版のバイク雑誌にカラーで紹介されたもんだから、ツーリングライダーがどっと・・・そんな彼らを横に乗せて走る!走る!超絶的な?技を見せて走るんでありますが、昨日はお昼ご飯にわずかな一瞬、バイクを降りただけで、まああとは跨りっ放し!!全体のイベントを見ないといけない立場なんてのはそっちのけ!!でもって今日は、腰は痛いは両腕は筋肉痛だわ、指に豆はできるわ・・・ですが、でも実に楽しい日々であります。ちっちゃい子供だけを乗せたり、お年寄りを乗せたり、こうなんというかサイドバイサイドで少しだけ、ほんの一瞬、ささやかな心の交流があるんです。それは同乗者の信頼感から発生するもので、最初は「おっかなびっくり」やがて「おおっ、これは面白い」となって最後は大笑いしながらゴール!!みなさん一様に「楽しかった」と子供達は「お母さんも行って来れば」と勧める始末。でお母さんも「そうね、行って見ようかしら」と心から無邪気に古い町並みの中のとって置きの小径を楽しんでおります。運行は基本的に土日祭日。ただし10月9・10・11はお休みですってSSERだし。

で思うことは、まあ採算なんてのは実にいまの資本主義経済で、ちゃんとしなくちゃならないことかもしれませんがね・・・・でも楽しいのが大切。で、スト擁護というお話ではありませんが、企業の理屈もわかる。選手やファンの気持ちもわかる。しかし、なんかいまムードが強くて、政治に似てきたような気がします。郵政民営化の踏絵になんとなくね。
僕は「あなたの夢は?」と聞かれて「そのうち西表島に住んで、4×4のバギーかなんか買って、島一周500円!とかっていう看板書いて、東京から来る女の子を乗せて島内観光するのが夢よ!」なんてよく言っています。今回の大洲もそう言った常日頃からの思いの所産であって、サイドカーツアー「なんか天職やなあ・・・・(遠くを見る)・・プハァー(タバコはいまやめている)」なんてやっています。「ごめん、ちょっといま行けんのや」と子供達が乗りたいと言う気持ちを断る言葉は見つかりません。

忘れとったので追加OVです。我らが松山の!ってすぐ事務所の近くの玉田誠選手モトGP・日本GP優勝!!おめでとう!!松山で春に開かれたパーティには元ワークスドライバーのT社長から誘われていたのに行くのを忘れてました。ゴメンなさい。でも、地元だからどうの・・ではなくて単純に心から賛辞を送りたいものです。これでまた松山が有名になったって・・・・やっぱり地元びいきだ。
こうしてオリンピックでは純粋に日本を応援し、地元出身の選手を応援するのは、ナショナリズムのようなもの?実は違います。何が違うのかについてはまた今度・・・・・ISDEも終わりました。BIGTANKとBAJA BROSのON THE FRONTLINE 速報なんですが、よく出来てました!!見た?次はファラオですよ。

きょうの一枚
現在通算優勝回数4回で、尾崎哲生と並ぶ高知の雄、池田 秀仁!!優勝は1995年から3連覇を含み2001年に4度目を達成。しかし、2002、2003と苦戦!!単独最多優勝を狙う20回大会です。御注目を。その尾崎さんはギャラリーとして参加予定!!

2004/09/17 (金曜日)

秋です、道端に彼岸花が咲き乱れています。お彼岸です、黄金色に実をつけた稲穂のあぜ道に競うように咲き誇っています。僕はこの彼岸花を見ると、久万高原の初期の頃のSSERを強く思い出します。真紅のもの、ベルベットのようなマットな赤、一面に咲く姿はなぜか少し物悲しさを感じさせます。死人花とも曼珠沙華とも呼びますが僕達の地域では、そんなふうにはあまり聞きません。日本全国では1000を超える呼び名があるとも言われています。それにしても秋のお彼岸に合わせたように咲き、あっという間にかれてしまう不思議な存在です。ひとつひとつ見れば美しく芸術的なのに群生する様は、やっぱり不吉な感じすら漂わせます。田舎暮らしをしていれば、こうした山野の草花に季節を感じたり、月日の移ろいに無常観や幸福感を醸成させ、風物の豊かな営みの繰り返しの、ゆりかごの中で生きていくことが出来ます。それができづらくなければ、旅人になったりツーリングライダーになったりすることもひとつの方法だとは思います。

丸の内に、なんか新しい商業施設が次々オープンしていました。そのひとつは「OAZO」オアシスという意味のようです。本店に次ぐ二番目の床面積のティファニーだの、世界のブランドが買えるだの・・・・なんか都会は虚しいです。といいながら「さあBMでカエロ!!」というボクもどうしたものかねえ?!脱ブランド志向宣言!!!!
昨日とあるわりと有識者(ってなんだか)が集まる会議で「トヨタがプリウスを中国で生産する!真意は何か」という話になった。僕は、自動車産業界を代表するものの良心だ!と言って失笑を買った。「えー、だって1台作るトヨタは100万損をするんですよ!」と言ったら再び、失笑!!僕は青いのか???トヨタサン教えて!!

きょうの一枚
昨年の覇者、森田昌和さん
夜の帝王?!アッごめんなさいそんな意味じゃなくって・・・・

2004/09/16 (木曜日)

キューバを襲い、今アメリカに上陸したアイバンってハリケーン!!やっぱ違います。その凶悪さ?巨大さ!!京都議定書を蹴ったアメリカ国民は、きっと「デイアフタートゥモロウ」の影をまざまざと見ているのではないかと思います。一方で45年もの長いカストロ議長の統治が続くキューバ、幸せそうな感じがするから不思議です。記者が「アイバンの被害が大変でしたねえ」と聞くと、おじさんいわく「うんにゃ、ラム酒と葉巻があるから幸せだよ」と「・・・・・・」日本の台風の被害現場でこんな余裕かます人はいませんねえ。まあこれからも大型ハリケーンや台風はさらに大型化し、海水面の上昇は続き、日本は熱帯になってしまうし、もう大変。これを抑えるには化石燃料の消費を抑えること・・・・・・・ああもう何10回書いたことでしょう!!都市間の交通はバイク!1人乗りの自動車は走ってはダメ!(無茶ですが)そのくらいの勢いが要りますねえ、石油を大量に消費するアスファルトで道路を固めるのもほどほどにしてですね、ダート、そこらじゅうダート。そんなんだめすかね、やっぱり。

そうだきょうは万里の長城について書こうと思っていたのに・・・・・・万里の長城を知るには中国の歴史を知らねばなりません。つまり長城は歴史とともにあって、いつも歴史を見続けてきたといえます。特にいま興味を持っているのが「漢」の時代。紀元前206年に漢王朝が成立し、その後400年以上にもわたって続きます。江戸時代の2倍です。中国人がいまも漢民族と自称し、我々も漢語つまり漢字を母国語として大切にしてきています。
その持続性は、いままさに温故知新の対象であるといっても良いでしょう。またなぜ滅びたのかを知ると今の日本のことを彷彿とさせます。で長城は、秦の始皇帝が紀元前200年頃から作り始めますが、漢代に朝鮮半島まで延びてゆきました。チンギスハーンが現れるまでにはまだ1000年以上待たなければなりません。それほどこの時代も匈奴の驚異は相当なもので、絢爛たる文化が爛熟するにつけ、あの野蛮な奴らが馬を駆って攻め込んできたのでしょう。そして漢代が終わると、あの三国志の時代、混乱が中原に訪れるわけです。

きょうの一枚
昨日はゾーモットの夕景だったので、今日は朝日。朝日に向かってスタートすると砂煙が朝の光に乱反射してすごいことになるのもここでした。

2004/09/15 (水曜日)

モンゴルに行こう!!来年の夏は「ゾーモットの井戸」でお目にかかりましょう。

そうそう、そういえばモンゴルにも万里の長城らしき記述が地図の上にあって、それはチンギスハーンズウォールと小さな文字が記してあるのです。以前テレビの仕事をしている時に、このチンギスハーンズウォールに某有名タレントと行くという企画がすすんでいましたが、恐竜の谷になってしまって某有名タレントも、ちょっと代ったけど・・・・まあ、その時から万里の長城に強い興味が起きてきて、パリ北京の時に見た長城が鮮やかに甦ってきたものです。そしてそれぞれの時代を生きた英雄や皇帝達の姿までイメージできて、なんとも壮大な気分にさせられたものです。パリ北京では最終のビバークが、万里の長城が北京に最も近づくところ八達嶺でした。みんなホテルに行っているのに僕達は砂利の敷かれた駐車場にテントを張って、幾千年もの歴史の夢を見たのを昨日のように覚えています。あれが1992年、申年でしたから今年ちょうど12年ということなんですね。なぜ申年だったかを覚えているかというと、ラリーのときに取り付けられた中国のナンバープレートには、サルが桃をもって歩いている姿が描かれていて、これが実にかわいかったのを覚えているのです。で「どうしてサルの絵なんですか?」と聞くと「今年は申年ですから」と、日本人にはわかるのですがフランス人は「????」ちなみにモンゴルにも干支があってバイラーに一番最初に年齢を聞いたら「ワンワンワンの歳です」と言ったのが可笑しいやらかわいらしいやら、まあかわいらしいという言葉には語弊がありますが・・・・まあそうして干支が一回りする間に、僕はこの万里の長城の北側で見果てぬ夢を追い続けていた事になるわけです。

万里の長城のお話はまた次の機会に・・・・

きょうの一枚
これです。ゾーモット。神秘的な神の宿る聖地。地元のまれに訪れる旅の途中の遊牧民もそう語ります。ちなみに井戸で石鹸を使ってたら叱られます。そして夕日も神秘的です。

2004/09/14 (火曜日)

「方向音痴の話」
方向感覚は、地磁気を感知する能力のある人(いないけど)を除けば、やっぱり視力から来ているのではないかと。視力には単に目で見るだけのものから、脳に情報を送って脳の中で解像して、ゴミ箱に送られ続けていく間に通るどこかに積み重ねられた情報の解析力ではないかと思います。昔コンテナボディトラックの箱の荷室に乗って、どこへ連れて行かれたかを当てるゲームを仲間とやった事があって、曲がり角の角度、体感する対地速度、時間を頭の中で換算して降りる時に「奥道後!」とか「市駅前!」(ゴメン!ローカルで)と当てるのだが、なかなか難しい。つまりこうした事による方向感覚は、ほとんどが「すいか割り」に近いのであります。しかし視力によって得た過去の経験は一つの地図と同じ力を発揮します。

パリの町にいたっては、角を曲がるたびに角が90度じゃないためにどんどん頭の中でずれが生じてきて「いまどこ」状態に陥りやすいのです。これを救うのも視力です。
方向音痴にならないためには、初めての土地では移動中に余計な事を考えない。得意なものを覚える、レストランとかカフェ、パン屋の場所や名前、看板のテイストなどを覚えるとか、高い建物とその形を覚える。などを無意識のうちにしているように心がけましょう。
そしていつも「北はどっちだろう」と考えます。太陽の位置と時間と緯度経度を考えて影の出来る方向を考えたり、モンゴルではゲルの扉が必ず南に向いてるので、「あれこのゲルの扉は南を向いてない」と思ったらすかさずコンパスを出して、自分の感覚が違っていたのか遊牧民が間違えてるのかを検証する癖を身につけます。パリダカの時は地形図を頭に入れて、見えるはずの地形を一度脳の中にダウンロードしておきます。「進行方向の右手に山塊が続くこれが南北に伸びていて、南の端まで降りると次は右に進路を変えて西進、その時正面の西の方向に、岩山群、太陽はこちらに見えるはず」などなど考えると楽しくて、あの暗いトラックの荷台を思い出します。その鼻をつままれても解らないほど真っ暗な荷台からは、チンチン電車の音を聞いたり加速するトラックの音で勾配を考えたり、五感が研ぎ澄まされていくのを感じるのであります。

田中真紀子が外国人記者クラブで「アジアのある国の首相は、方向音痴だ。国連に行く前に、ブラジルに行くんだそうな」といって外国人記者達の笑いとともに彼女の持つウイットの能力の評価を高らしめました。昨日の話です。方向音痴とはこうして、道筋の順序のような事を決める能力のことを言うのかもしれません。ブッシュの作って得意だった、中東和平のロードマップは彼の方向音痴ぶりの証左のようなものでありましょうな。で、僕の作るロードマップは!?いかがでしょうか

きょうの一枚
ナビゲーション機器の主役はマップホルダーとICOですかね。特にマップホルダーの性能は大切です。表示されている数字はRRM最後のリエゾンの距離、たぶんあそこからの距離でしょうね。

2004/09/13 (月曜日)

運動会のシーズンのようです。週末たびに好天が続く事を祈るばかりです。それにしても先のラリージャパンはふたつの台風のあいだをかいくぐって無事に開催されて、素晴らしい成果をあげたようです。特に札内のスーパーSS会場は、2億円かけて仮設して、河川敷だから水が増えてきたら何時間以内に撤去できるように!!などと当局の厳しい制約の下で、素晴らしいコースと激しいラリークロスを見せてくれました。どの写真を見ても、これは日本じゃない!!と思うような素晴らしさ。お見事でした。

で、そのスーパーSS会場は今は撤去されて、きっと「祭りのあと」みたくなってる事でしょう。河川敷のゴルフ場みたく、こうしたものも常設化されれば、良いんですね。今回を契機にこれから国内でもラリーブームが再燃しそうな予感がします。フィールドはかなり問題がありますが、数百億かけてスタジアムを作らなくても出来るスポーツなんだよなあと思うことしきり。コンクリートで固めたスタジアムとそれを取り巻くコンクリートの大駐車場!ナイター設備の連夜のエネルギー消費量!!いやいや、それはそれで素晴らしい事だとは思いますが、ラリーなどのモータースポーツのほうが実は環境に優しい!!(ちょっと強引ですが)と思いませんか?

きょうの一枚
これなら、ラリージャパンも真っ青!毎日500kmのこんなSSが続くんですぞ、モンゴルちゅうとこは。

2004/09/10 (金曜日)

急激に秋がやって来ました。シメシメ。今年の紅葉はきっと美しい事でしょう。昨日ガストンライエミーティングの申し込みフォームをアップしました。すでに多くの申し込みが始まりました。皆様の期待度に、気持ちを引き締めて・・・そしてほんの少しですが参加料を下げさせていただきました。

また、20回記念大会SSERは、受付中です。走るのも走るのですが、前夜祭も是非お楽しみに「ウオオーオッ」とビックリするような、コイズミ流サプライズな発表もありますよ・・・○崎さん。おっ○崎さんといえば沢山いますねえ・・・・・・・・是非20回大会にはこぞってご参加ください。またチームクラスにはささやかながら賞金が戻ってきましたけん。

僕もチッチャイTT125で通勤再開。ちょっと身体を壊していて、それは長いあいだバイクに乗れなかったのです。いまもちゃんと乗れるか?というと疑問なんですが・・・・・バイクをまたぐために足を上げるでしょ、それが痛くて上がらないんです。それに50肩、これもひどいです。スーツがひとりで着るのが大変なんですから。ガストンも体中が痛くて、ふたりで「アイタタタアイタタタ」といいながら立ったり座ったりしています。でももうすぐ直りそうな感じ、秋ですから。

きょうの一枚
相変わらず他とは一線を画すデザインの10回出場記念ヘルメット!今回は多いはずなんですがエントリーが遅いと間に合わないかもですね。

2004/09/09 (木曜日)

9.11が近づいてきました。21世紀を不吉な世紀の幕開けと印象付けた、あの大事件です。以来、憎しみの連鎖は留まる事を知りません。僕が、2000年8月ラリーレイドモンゴルの現場から書いたレポートから、ちょびっと・・・・・・・「2000年ラリーレイドモンゴルも無事ウランバートルにゴールしました。(中略)20世紀はある意味でクルマの世紀であり、そして競争の世紀であったように思います。こういったラリーはひょっとするとそれを代弁してるのでは?と思われる方も少なくないでしょう。しかし答は否です。長大な旅への情景や未知への好奇心なくしてこれらの大会に挑む事は不可能です。ただ競争だけを求めればサーキットでもいいでしょうし、場合によっては企業内あるいは企業間でも容易でしょう。また、ただ旅を求めれば様々な方法はさらに広がっていることでしょう。ここには、それらを包含しつつ、大きな目的に向かいながら自らに対峙する真の自分が発見できる。そういった場面がしばしば見受けられます。ゴールする感激、満足感や達成感、充実感、これらはほかの何に比べても決して劣る事の無いほどの大きなものだと思います。20世紀最後のこの大会が、この後どのように発展していくか否かはこういった参加された皆様の思いと声に依る所が少なくありません。まもなく21世紀、来るべき世紀がよりすばらしいものとなりますように。そして、国際間でこういったラリーが存続出来るべく、世界がより平和で安定していること、そして様々な多者間の理解が進むことを期待しています。心より感謝申し上げます。」・・・・・・・・と書きました。このレポートはこのHPでも見ることが出来ます。そしてこの大会は三橋淳、ガストンライエ、ガントルガらが激しい戦いを繰り広げたのも記憶に新しく、4輪部門でも優勝を飾った長谷見昌弘さんも、モンゴル人ドライバーらに、しばしばまさに後塵を拝するという場面も見受けられました。

ついでにこの大会にプレス参加した春木さんの「生北の島」の最後の一節から・・・・・「ラリーの期間中、ビバークサイトから毎日短い文章をお届けしてきましたが、ざらりと読み返してみると、酒によって書いた友人や恋人への手紙のようで、赤面することしきり。とても一応はこれでメシを食っている人間の仕業とは思えませんが、まあ、それでもいいと思っています。いわば、このモンゴルでのバカンスは、一場の夢のようなもので、まるでこの八日間(まだ明日が残ってますが)は、誰かの上手な作り話にのせられていたようなもの。千夜一夜物語だった、と今はそういうことにしておきましょう。そうしておけば。ウランバートルの喧騒も、日本に帰ってからの現実にも、すんなりと戻っていけそうですから。」これらのレポートの前後はSSERヒストリーにて(http://www.sser.org/history/history-index.htm)

もう21世紀になって4年、この間ほど後世の歴史学者にののしられる時代は無いのではないかと、この時代を生きたものとしては不安です。しかし、あの頃の情熱を支えていた、あの言葉の群れ。「長大な旅への憧憬や好奇心」とか「ゴールする感激、満足感や達成感、充実感の大きさ」とか「自らに対峙する真の自分が発見できる。」・・・・・・なんか最近の自分よりロマンティックな気分が見受けられます。これも世界情勢の変化がもたらした自分の変化なのでしょうか。それを春木さんはイラクはバグダッドの予言者のように「このモンゴルでの(中略)誰かの上手な作り話にのせられていたようなもの。千夜一夜物語だった」と結んでいます。

不吉な時代を作っている元凶は、あきらかに「経済」であり、それらの闘い行き着くところ、つまりゴールには正しく感涙に満ちてはいません。むしろ死屍累々の悲劇の上にあるゴールのように思えてなりません。さりとて逃げ出すわけにも行かず・・・。

きょうの一枚
19回連続出場者 第5弾 岡義宏さん(42歳)大分
19回連続出場者は5名ですから紹介は今日で終り。それにしても20年!おめでとうございます。そしてありがとうございます。あの20年前の感動をそのままに、今年も準備してまいります。

2004/09/08 (水曜日)

やっぱり予言は当たっているといわざるを得ません。地球温暖化による台風やハリケーンの巨大化や頻度の増加!!グリンピースの言うまでも無く、もう待ったなしです。そこで、われわれも「地球温暖化防止やまだ会議」かなんかやって参加者を募ろうという計画。議定書かなんか作って発効させて・・・・・・・・内容は、「いつもなら車で行くところをバイクで行った」それぞれの燃料消費量の差を計算して、申請して毎日少しずつ貯めていくというのはどうですか?車で行くところを自転車で行くとポイントは一気に貯まります。パリダカなんか行くとポイントは減りますが、その分は通常のポイントと相殺になるようにがんばる。

なんてラリーイベントの主催者の考える事ではありませんが、やってみようかなと思っています。興味のある方は「地球温暖化防止やまだ会議」までお問い合わせください。ポイントをためて自転車を貰う・・・・自転車メーカーにスポンサーになってもらお・・・・ってすぐそんなふうに考えるのも良くない。でも、それは健康にも良くて、良いことづくめかも。

きょうの一枚
19回連続出場者 第4弾 横溝博之さん(51歳)岡山
さすがに円熟のライディングスタイル。こうしたグッドライダーがSSER 2DAYSを支え続けてくれています。

2004/09/07 (火曜日)

また台風の洗礼を受けています。フロリダも超ど級のハリケーンの襲来!地球から人類への攻撃の第二波ですね。第一波は新型ウイルスSARSや鳥インフルエンザ、ここんとこ ろだけでも地球は人類の存在に身震いしてNO!といっているような気がしてなりません。増え続けるだけの石油消費、枯渇する事がわかっているのになぜにそれほどまでにの自動車産業。モービル・エリクソンの執念。われわれは、できる事からはじめないといけません。普段のアシは①自転車か徒歩②バイクか軽4③せいぜい譲ってハイブリッド!!なんて時代がきます。必ずきます。いやもう来ています。宣言!自転車通勤をするといって1年で挫折中の僕は、バイク通勤にします。それも125cc、ここで50ccを選択しないところがアザトイですかね?こうして日本を走る4000万台のクルマが1日1台あたり1リットル倹約すれば1日4000万リットル、1ヶ月で1億2000万リットルの節約になるんすね。よし!今日から実行!「今日は台風だから・・・明日からにするわ」といって4.6Lの極悪燃費4駆でお帰りになるのでした。ああ言うは易し、為すは難し。ですなあ。

といつもならこのくらいで終わるのですが・・・・「プロ野球選手会ストに突入!」これも面白い話です。で世論というかファンは選手会の味方なのか?なぜ土日だけストをする?やるならずっとやればいい。最近では電鉄だってストはやらなくなった。普通のサラリーマンの生涯年収を1年で貰っている選手達は球団の再建とファンのために、「年棒を一律50%オフにしてください!」くらいなことを言ってもいい!それでも生涯年収の15年分位はあるわけで・・・・いまよく聞く「野球を愛しているなら・・・・」というコメント、みんなビジネスの原則にのっとっているわけで、最後の判断の多くは、経済的な理由によるものがほとんどな訳で・・・ってわけわからなくてごめんなさい。でも有力企業の実業団野球部もたくさん廃部解散したのに・・・・・・本当に野球を愛しているならお金じゃなくて、河川敷で早朝野球ではいかんのか?

きょうの一枚
19回連続出場者 第3弾 長山成生さん(42歳)愛媛です。なんとヘルメットは10回連続出場時のもの・・・・・そうなんですSSER 2DAYSなどではヘルメットの製造年月日規制は存在していません。

2004/09/06 (月曜日)

さまざまな週末、いかがお過ごしでしたか?台風は接近、地震は発生、おまけに津波警報まで出て、その前には浅間山が噴火。またまた日本列島には大雨の予報。ロシアでは、同時航空機爆破、があったかと思うと未曾有の学校占拠テロ、その悲惨さは9.11を彷彿とさせます。しかも憎悪がどちらにも極限にまで高まってきています。こうしてさまざまに変化する負の連鎖に、なんかこう未来を呪いたくなる気持ちもわからないではないのですが・・・・

この週末は、モータースポーツ界からは、良いニュースもあります。WRCラリ-ジャパン2004が無事に開催されました。TDNで聞き覚え、走り覚えのある林道ばっかなので、イメージしやすかったこと。さらに、ローブを抑えてソルベルグ(スバル)が優勝、シリーズでは大差をつけられているものの、記念すべき初のホームラリーでのスバルの優勝は何よりでした。またミツビシが参戦を再び止めてしまったのは致し方がないとしても、残念。せっかく国連安保常任理事国入りより難しいと言われたWRCの日本開催なのに・・・でも一般のメディアに出てこないのはいかがかとも思いますが、まあこんなものでしょう。一方世界トライアル選手権で藤波が待望のシリーズチャンピオンを確定したというニュースも・・・・僕達がトライアルをやっていた時代には、想像すらできなかった事です。ヨーロッパの選手達は重力や慣性の法則を無視していると思っていたものです。

つまりは、不断の努力がやっぱ不可能や理想や、無理だろうと周囲が言う事を覆す事が出来るのです。ネガティヴになるほうが簡単なのですが・・・・「それは無理だ」「前例がない」「危険すぎる」「そんなこと言って、誰がするんだ」「責任は取れるのか」「我々にはそんな実力はない」「金もない」「時代が早すぎる」「賛同者が得られない」ああ、なんと出来ない理由ほど列挙にいとまのないものもありません。努力だけでは成し遂げられませんが、そこに偉大なる精神が無いとね・・・・エディ・ルジャーンという当時のトライアルの世界チャンピオンのエアターンてやつを見て、こればっか練習していた人が居ました。もう30年近く前の事です。その人はトライアルでは良い所なしでしたけど・・トホホホ

さて、ガストンライエミーティング耳寄り情報「東寺、西本願寺、二条城、京都御所、鴨川、下鴨神社、上賀茂神社、寂光院、の前を通ります。この区間は走行時間に+60分~90分にして、好きな所で見学してもらう!1つか2つは観れると思います。京都は駐車場があまり無いのでみんなが集中して行動しないほうがいいです。」ほらほらどうですか・・・錦秋の京都路、日本人に生まれてきて良かったですねえ。

きょうの一枚
19回連続出場者 第2弾 永野幸利さん(40歳)高知
速いのは速いのですが・・・今回も爆笑トークに期待しましょう!

2004/09/03 (金曜日)

先のTBI 2DAYSは、われわれは完全に孤立してしまいましたが、なんと今でもまだ孤立している集落が、高知県の山の中にはいくつかあるのだと言うお話を今日来た小松さんから聞いて「ビックリ!」四国の山間部は、このところの台風と大雨で林道はともかく主要な交通路が寸断されていて、正確な情報が把握できていません。SSERへメールで四国の林道情報を問い合わせられている皆さんには「ゴメンナサイ」と申し上げるばかりです。林道の損傷は、道が完全に無くなってしまっているものと、道の上に大量の土砂が崩落して通行が不能なものに大別できます。いずれも4輪が通行不能な状態で当然通行止めとなってしまうので、案外バイクでは通れたりするものです。ただしリスクはあります。こうした自然災害の場合、緊急の復旧を要するものと、少し後回しになるものがあって林道の多くはそうした後回し組みになります。特に一定以上の規模では「災害復旧」という国への要請が出来るため申請から施工までに時間がかかるものが少なくありません。

先のTBIでもそうでしたが、少しの可能性にチャレンジできる個人と、かなり余裕を持ったマージンを持たなければ行けない、少し公的な立場で判断が若干ずれてきます。安全には必ずマージンが必要で、ぎりぎりの安全と言うものは、実は危険だと言う事です。まあタンク容量みたいな考え方で、安全を考えていくのがいいかもです。

きょうの一枚
伊藤利孝さん(46歳)愛媛、ただいま連続19回出場。もちろん今年出場すれば20回連続出場。スゴイデス。20回の出場には本人のモチベーションばかりか、周囲の応援や、恵まれた環境、もちろん本人の健康だって考えられます。

2004/09/02 (木曜日)

北の島からは、BMW-GSのお話が届きました。誰よりも尖鋭的なエンデューロマシンやニューモデルに接する事の多い彼が、いつもガレージにOHVのGSを置いているというだけで、なにかこう「ほほう」って感じがしますもん。
撲の80G/Sはフロントのローター交換で「部品注文1ヶ月くらいですかねえ?」が今年の春だったか、去年の暮れだったか?もう何ヶ月になるの?センバクン!!な状態です。まあそんなことはいいのですが、秋の訪れとともにツーリングに行きたいなあって気分です。高速は苦手だし、あまり速く走れないし、ちょっと暗くなると、もうだめなG/Sと僕なのですが・・・・ガストンライエ・ミーティングは今回は京都路。集合場所も解散場所も高速ICから5から10分くらいのところを設定。1日目の走行は近江八幡から湖北、日本海方面です。さらに京都へ、翌日は奈良方面へ。本当は熊野のほうへも足を伸ばしたかったのですが・・・・いずれにしても紅葉の真っ盛り、渋滞を避けつつ混雑を回避しつつそれでも京都・奈良ならではの風情と情緒・・・・まあつまり日本の秋ですな・・・・を堪能しようと思います。・・・・ッテ書いていて「なんか最近もこの話題でOV書いたなあ」と振り返ると、2日前に書いとる。いかん歳だ。でもそういえばこのHPがスタートしたのも、ガストンミーティングの1回目の案内のころで、マイG/Sの自慢話から話が始まったようなものでした。

きょうの一枚
なんかページ違い?見たいな感じになってしまいましたが・・・1952年製陸王、あなたより若い?

2004/09/01 (水曜日)

1923年9月1日死者14万人以上と言われた関東大震災の日です。今年はそれから80年?その今日は防災の日です。
阪神大震災は1995年1月17日、なんか二つには因果関係がないか?と考えてみましたが何もない!つまりは、天災は忘れた頃にやってくる!というものであることが言えます。今日は大洲市の洪水のつめ跡をマザマザと見せ付けられて、「ひとり防災意識向上の日」となってしまいました。それにしてもこの洪水の後のすごさは、いけません。何がイカンかといって、生命の危機を感じます。つまりそこにいなければTVやら新聞やらでは伝わらないもの、それこそが「恐怖」です。

恐怖と言えばテロ!もうすぐ911、この日はテロの日とでもいいましょうか?あれ以来世界は変わってしまいました。つまりあの日時点で、自由社会はテロ戦争に敗北したといっていいでしょう。どうも対テロ戦争は一向に出口が見えずに、ブッシュも「テロ戦争には勝てないかも?」みたいな発言をして、なんか顰蹙(ひんしゅく)を買っているようです。まあ世界のどこへ行くのも不安と恐ろしいほどのセキュリティチェックにうんざり・・・いったい、なぜにこのような事になったのか?まだ日本国内ではそうした事件は起きていませんが、ひとたび起きれば今のモスクワやパレスチナやイラクのように日本国民は、耐えられるのでしょうか?つまり洪水の後を見て恐怖を感じたように、テロも身近に起きなければリアリティを感じないのではないのか?と自分のことながら心配!でもひとたび起きてしまったら。いま最大の問題は、こうして「不安」なことです。

世界がこぞって掲げるスローガン、サスティナビリティつまり「持続可能な社会の実現」僕はいつも言っています。共産主義国家の大好きだったスローガン、それは自分達が今できていない事を表明しているに過ぎない事、そして、そのスローガンは必ず到達できない夢なので「持続可能な社会・・・」というスローガンはすでに世界は持続性を失ってしまっていて、努力しても持続可能なことは難しいと言っているのでありますな。つまりは諸行無常、奢れるものは久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。こうした諸行無常の世界観と言うか定理は、だれもがわかっているのに、それでも「持続可能な社会の実現!」ということはいかなる事なのか?

あなたの会社に「整理整頓」とかって書いて張ってないでしょうね、それはいまは散らかっていて、今後も片付かない事を意味しているのでありますぞ。まさに、防災の日の供えのようなものでありますな。

きょうの一枚
大洲の町の中の夕景。変なリアカーみたいな自転車で走ってるのは僕です。ちなみに、山田オート商会には、BMW R69S+純正サイドカー、R75/5+ワトソニアン、ウラルレトロモデルのサイドカー、1952年製陸王、1957年製メグロ350レックス、ほかBS、トーハツ、ベンリィ、ラビット、などありますね。収まりきらないのはポコペン横丁に展示?というか放置駐車というか・・・また新しく電気家具店が週末限定でオープンします。「あのころ生活館」なんて名前を考えてる人がいまして、いやあもっとなんかこうグッと来るやつがいいなあ、と思ってるすっかり大洲の住人、でした。

Organisation Voice 2004/8
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2004/08/31 (火曜日)

8月も今日で終わり。長くて暑かった夏も終わります。もちろん暦の上では、とっくに秋なのだが、やはり8月いっぱいは夏なのです。
いよいよ20年目を迎えたSSER 2DAYSの製作作業が本格化します。今回はこれまでにお伝えしている通り3ステージ制で行われます。1ステは車検日の午後です。西日に照らされた標高のあるダートが主会場。今日現在では6本のSSが用意されていますが、それは昨日の未曾有の大雨、さっそくルートチェックに行かなきゃあなりません。2ステは早朝です。2つの長いSSが用意されます。その後6SSの合計8SS。そして3ステは、1ステでも2ステでも使わなかった林道が数本含まれて6SSの予定。これら20本のSSをつないでルートが延びてゆきます。どうかお楽しみにね。

一方、ガストンライエミーティングの御案内は、間もなくです。今年は錦秋の京都がテーマなのですが、宿泊施設の選定が最終段階です。このイベントは、ホテル代とパーティ代にウエイトがかかりすぎて、やや割高なエントリー費って感じがしますが、出ていただければ納得!の内容にしますね。コースは観光地をふんだんに、これまでのダート三昧から、少し大人っぽく、そして女性にも素敵な設定で行きますけん。もうひとつのお楽しみは、みなさんが持ち寄るオークションです。参加される方は何かひとつ持ってきていただいて、オークションにかけます。今から準備しておいて、ひともうけ企んでも良いかと思いますが・・・・・・こちらも合わせてお楽しみにね。

きょうの一枚
ガストン・ライエ!モンゴルのホテルの車検会場で、国際運転免許証を見せる!元気で愉快で楽しいガストン。いまは少し元気がなくなったんですが「日本に来ると元気になるよ」と今年も日本にやってきます。

2004/08/30 (月曜日)

大型で強烈な台風16号が、現在僕達のすぐ近くにいます。でもこのHPをご覧頂いている頃は、すでに何らかのつめ跡を残して通り過ぎていっている事でしょう。それにしてもここんとこの台風といい大雨といい、困ったものです。どうもデイアフタートゥモローが、デイジャストトゥデイになって来ているのではないですか?環境問題はもう危険水域です。ところで、週末のラリーオブジャパンは大丈夫でしょうか?日本海に抜けた台風は速度を速めるでしょうが、台風被害に弱い北の島の事は心配ですね。松山からも、仲間がスタッフで出かけるそうで、オフィシャル総数700名!すごいことです。どうか好天に恵まれて、今後も順調にWRCの1戦として歴史を積み重ねて欲しいものです。

歴史を積み重ねるというと、オリンピック。アテネ大会も終り、次はいよいよ「BEIJING-2008」の開催です。かの国にとっても抱えるさまざまな問題に対峙しあう貴重な4年間になる事でしょう。歴史なら任せなさいといわんばかりの中国ですが、未曾有の経済発展は、さまざまな問題を引き起こしていますが、それはバブル期の日本人のように、見失っているものが沢山ありませんかと・・・・・

きょうの一枚
恐竜の谷、SSのスタート地点。RRMの名所のひとつ。暑い、厳しい大地です。

2004/08/27 (金曜日)

気がつけばオリンピックももう終わりかけている。「やっぱ新体操がええ」なんておじさんみたいな(って充分おじさんなんだけど)事を言いながらテレビをみていると、例によってドーピング騒ぎ。メダリストはオシッコ(検体)を提出しなければならない。少ないとダメで、再検査を断るとドーピングと認定される。つまり疑わしきはクロ!法の精神にもとる。でIOCによって途中ですりかえられただの、他人の尿を隠し持っていてそれを提出するんだのと!こうなりゃ、もうやめればオリンピック!と思わせてしまう。

話は違うけど、飲酒検問もそうらしくて、飲酒の検査を拒否したら罰金30万円!つまり検査を拒否したら飲酒と認定される。これも法の精神を無視した法といえる。じゃあ会社のがん検診を断ったらガンと認定されてガン保険がはいってくる!ってのかい。検査できなければ、検査したいほうの負け、ということになるのが法なのですが。疑わしきも罰するというのは、いつから・・・・・でもドーピングは本当に良くない。身体に悪い。タバコと同じくらい悪い。あれ?でオリンピックに出てくる心身ともに優れたアスリートが、そんなことをしていると疑ってかかる時点で、やっぱりスポーツも危うい。また「この競技はロシアのレギュレーションでやっているから仕方ない」とか、「明らかな判定のミスだ」とかマスコミが言っているのも、いかがかとおもうのですけんど。

そんな時なぜだか僕は、思わず大洲の鵜飼を思い出した。
「おもしろうて やがて悲しき うかいかな」

の“うかい”の部分を五輪に読み替えてみてください。
「おもしろうて やがて悲しき 五輪かな」

やっぱ新体操がええわい、とくにあのムチ使うやつが!えっ、あれはムチじゃないん?じゃあヒモなんか?いえ実はリボンでした。

きょうの一枚
久しぶりのモンゴルでリフレッシュしてきた僕は、元気が戻ってきました。やっぱ酸素とか、マイナスイオンとか、なんかしらんけど身体にいいものを吸収してきたって感じです。自然治癒力を高めるモンゴルの旅、もう秋ですけど。ホジルトでパチリ。

2004/08/26 (木曜日)

モンゴルから無事帰国、もう秋のモンゴルでしたが、なんか雨不足で砂漠化の様相に少し心配になってきました。菅原さんのフランスのガレージで働いていたアシスタンスカミオンのドライバーにして、RRMの強力なカウンターパートのバイラーは、ビッグホーンのラリーカーに乗ってフランスからウランバートルまで10000kmを5日間で走って、我々が空港に着く時には、何食わぬ顔をしてお迎えにきていました。

「何時着いたの?」
「昨日!」

彼は途中ドイツからフィンランドでは22時間のフェリーに乗ったものの、それ以外は走り続け「Tシャツ1枚しか持ってなかったから寒くて、ウラル山脈越えでは思わず村でジャンパーを買った」とヒーターもクーラーも無いラリーマシンを1日20時間アベレージ100 kmで走らせるという離れ業をやってのけます。これがアシスタンスカミオンのドライバーでチームスガワラから絶大な信頼を勝ち取る理由です。これほど頼りになる存在は、ほかに僕は知らないといって良いです。我々には冒険!のような事が彼には、ちょっとしたひと頑張り!なのでありました。

我々が日本に帰ったあと「じゃあ僕も帰る」といってウランバートルから12時間かかる彼の別荘に行くのでした。そこは、クルマで行くのも難しい「冬は川が凍るからクルマで行きやすいよ」とか何とか言って「田舎の生活」を満喫しているようです。そこは誰も知らないような秘境で、イトウがいて、狩をして暮らすそうです。今度バイラーの別荘までたどり着くツアーというのをやりますかね。

きょうの一枚
何十頭もの牛に引かせ移動したというゲル。通貨ツグリグにも印刷されているチンギスハーンの移動作戦本部。機動力をどこよりも早く採用したモンゴル軍は連戦連勝!だったのでした。旧日本軍も見習うところがあったかもです。

2004/08/20 (金曜日)

きのうのOVでは、あんな事書きましたがTOYOTAは、純海外生産車5車種の発表!つまり日本国内には存在しない5つのモデルを新興市場にむけて、その被仕向け地近くで生産するそうです。でそれの呼称は「IMV」(新国際多目的車、イノベーティブ・インターナショナル・マルチパーパス・ビークル、)もはや日本のトヨタではなく、無国籍な企業になろうかとしています。全然良いんですけど・・・・・だからここではインターナショナルと使わずにワールドと使って欲しかったんですけど、まあそれも良いです。でも時々思うんですが、自動車の進化は正しかったのだろうかと。

なんかこう50年位前に、光合成エンジンみたいの発明されていて、「環境問題が深刻化しています。今地球上は酸素量が増えすぎて危険な状態、酸素を発生する植物などの取引や栽培に関して厳しい規制がとられるようになりました。特に大量の酸素を発生しているサンゴ礁、マングローブの森などを何とか絶滅させようという研究が進んでいます。」とか「酸素が増えすぎで巨大生物とくに、恐竜が復活しました。最新の情報では全長が50mのコモドオオトカゲが発見されました。今年の小学一年生の平均身長は前年を大きく上回り、男子が1.8m女子も1.75m。ちなみにNBLの選手の平均身長は3mを突破しました。」とかね。面白い?まあ馬鹿みたいと思わないで下さい、我々は歩んできた道以外の結果を知る事が出来ません。だからああしてれば良かった、こうしてれば良かったのではないかと想像を働かせる事しか出来ません。しかしその想像力は、遠慮です。というか遠く未来を慮(おもんばか)ることが出来るのもそうした想像力でしかありません。

以前書きましたが「仰ぎて天にはじず」神様に対して自分の行為を正しかったかどうか見ていてもらう、という感じですが、僕が思うのは、天とは実は将来の自分のことを言うんだと。あとから自身で振りかえってあの時の行為は、判断は、正しかったんだろうかと・・そんな気持ちで、明日からモンゴルへ行って来ます。しばらくOVもお休みかもね。そんで、酸素を大量に吸ってきますけん。

きょうの一枚
どうしても、このゾーモットと僕達が呼ぶ土地(最近はウランバートルでも有名になった)に生える木々。イツまでこの環境が保たれるかは分かりませんが、なぜか無性に懐かしく、魂を揺さぶる大地です。その一本の木が今日の一枚です。

2004/08/19 (木曜日)

シドニーの時に書いたような気がするのですが、オリンピックでの勝ち方は、その時の国の状況を表しているような気がしてなりません。今回は、なんか競り勝って、今までなら「あーーあ、やっぱりなあ」というところを勝つ訳ですからすごい。で「やっぱりなあ」と思うところに我々側の問題があって「どうせ負ける」「どうせ勝てない」という潜在意識がある時代が長かったということです。

経済発展を遂げる中国は、今や日本の人口の10倍をはるかに越えてしまっていますから、確率的には人材の宝庫といわざるを得ません。こうした国との勝負の中で日本経済は競り勝っていかなければならず、また現実に競り勝ってきているのです。
中国のアドバンテージである、安い大量の労働力!というものも経済が発展するとすぐに平準化されるでしょうから、今やその速度が上がっているだけのような気がします。まだ行ったことはありませんが、上海の話を自慢げにしている日本人はポストバブルの時代を忘れる事の出来る楽天家かもしれませんねえ。まあそれはともかく、日本の企業も土地の価格や労働力の賃金差分が利益になると言う理由での中国進出なら、もう早く日本へ帰ってくればいいと思います。確かに高付加価値なものづくりは、いまや日本回帰ラッシュともいえます。今日の日経のトップ記事は、「製造業の半数、国内で増産」とあり記事には、国内生産を増加させる主な製品と用途・特徴として、エンジニアリングプラスティックや燃料電池、ハイブリッド車関連部品、高張力鋼、薄型パネル部材、半導体・液晶製造装置、画像センサーとあります。
こうした怪奇現象じゃなかった回帰現象はオリンピックに見て取れるわけですが、ってなにが?いかに海外で他の国と戦うかということを考えないと企業もいかんぞということです。別に闘わなくてもいいといってしまえばそれまでですが、やはり戦う姿は美しく、それはスポーツが代弁する多くの行為のような気がしてならないのですが・・・・。

きょうの一枚
レイモンド・ロワゾー。フランス大統領警護隊の隊長。もとBMWワークスライダー。パリダカ出場記録を菅原さんと争ってて、最近FIMの役員にもなってたりして、少し水をあけられてしまいました。それにしても子供が好きで、こうしたカットの写真はよく見ます。HPNのカタログにも子供を抱いて写っています。後ろにガントルガも写ってたりします。

2004/08/18 (水曜日)

いよいよ20周年の記念大会のSSER 2DAYSのルート制作が始まりました。なんか同窓会もン10周年記念とか、今年はマイアニバーサリーイヤーなんだなあ!と思ってたり・・・そしてSSERでは、選手・役員の枠を超えて20周年委員会を組織しようと考えております。RRMも続いていれば10周年なんだなあ・・・そういやあSSERの10周年企画としてスタートしたんだったんだよ。

でその委員会、役員の方々の中から数名を選ばせて頂き、また選手の皆様の中からは「よし!」と思われる方は是非自己推薦で御参加いただいて、これまでの20年を総括しつつ、次の10年、つまり30周年に向けて、どのような一歩を踏み出すのか!いろいろと自由にかつダイナミックに議論し、また協働して行きたいと考えています。
御興味のある方はメールにてお問い合わせください。特に博多の夜に盛り上がって電話をかけてきた人たちには!必ず参加していただきたいものです!!何のことだか分からないみなさんにはゴメンナサイ。

ラリーを設定し、開催のための準備に取り掛かるのは、ものすごいエネルギーが必要です。さらに海外でとなれば、これはもう強烈で特別です。多くの仲間の力を結集しなければ何一つ出来ないのが我々の競技なのです。しかも、夢と現実の大きな隔たりを埋めながら前進しなければならない・・・・・確実な前進、それがこれまで培ってきた自分たちの信じる道を、もう少し広く高くしていく道なのかもしれません。どのスポーツも、競技者と運営組織が無ければ成立しないものです。その後者に多くの方が「そろそろ・・・」と、参画して行って頂きたいものです。

きょうの一枚
RRMより。ラリーが南に延びて行き恐竜の谷などを名付けながら進む。オフィシャルチームのコンボイ。夢とロマンの冒険の旅です。

2004/08/17 (火曜日)

お盆が過ぎるや、とたんに変なお天気!になりました。連日のオリンピックTV観戦に疲れた身体には、酷暑もひと段落で、ちょっと助かるーという感じではないでしょうかね。高校野球の観戦も忙しくて、新鮮で、これって何でかなあ?って思ったら、この時期日本にいるのは、なんと10年以上ぶりなので、夏の甲子園も、異常気象と騒いでる日本の本当の夏の暑さも、終戦記念日も、だから当然お盆も帰省ラッシュも、ぜーんぶ忘れてしまっていたのでありました。

きょうの一枚
瀬戸内海です。海へはいってません、もうン十年も。そのかわり川へは行きます。

2004/08/16 (月曜日)

オリンピックが始まりました。開会式を見ていて、本当に平和であるという事の大切さを感じましたね。スポーツという行為は、実に偉大であるとも感じました。もちろん商業臭も否めないわけではありませんが。ところで巨人の渡辺オーナーが辞任!しましたね。僕は好きだったんですが、いやほんと「早く帰って、渡る世間は鬼ばかり見るんだ、9時からだから始まってるんだ。」ってこれはお茶目で言ったのではなく、マジで言ってるようなのでつまるところ、彼の言動の全てが確信犯的だと思わずにいられません。ゆえに人間臭く、球団のオーナーだからその球団の利益代表であってどこが悪いのかとまで思ってしまいます。ただオーナーが辞任!という日本語は、到底受け入れられるものではないのですが、いかがでしょう。取締役オーナーなんていっている局もありましたが「意味不明」です。オーナーですから、所有者なのだと思っていたものですから「彼の私物なんだから、違法でない範囲なら彼が何しても文句無いし、会議で自分とこへの利益誘導なんてするのがアタリマエだ」と思ってたんです。マスコミもオーナーといった時点で、理論が旋回してしまっています。僕もそのオーナーという単語には実は、昔から疑問だったのですが・・・・むかし「会社はだれのものか」という本がありましたね。いったい誰のものなのでしょうか?ひるがえって国は国民のものだ!というのが正しいと思う人は○、そうだと思いたいけど現実そうは思えないという人は×!を着けてください。ほとんどの人がバツをつけるような気がするのですが・・・・オーナーがいるような気がするのですが。全てのモノとコトに!

さて夏休みも折り返しを過ぎました。子供時代にはお盆が過ぎるのが恐怖でした。数日前まで川で泳いでいた子供たちに聞きました。「おい、もう橋から飛び込むのはせんのか?」「お盆からあとは、川底に引っ張り込まれるけんせんのよ」なんかぜんぜん昔と変わっていない子供たちに、カキ氷をごちそうしてあげました。

きょうの一枚
大洲では「うかい」が行われています。納涼の一枚をどうぞ。

2004/08/12 (木曜日)

日本の交通が麻痺する「お盆」「OBON?」外国の人には説明のつけにくい、まるで中国の旧正月のような慣習!しかし、帰省のラッシュの余波は街なかにもあって、何か交通事情がいつもと違う。いつもと違うといえば、今年の夏。太平洋高気圧とチベット高気圧が重なって きてどうのこうの・・・・暑いのである。で、僕の毎日通ってる大洲は暑さはピカイチ!でも汗をかきかき、ガンバっていますけん。
お盆には「カキ氷」「サイドカー町並みツアー」でひともうけをたくらんでいます。ビールを消費する一方の○の島の○木君とは生産性が違うわい!と自信ありげですが、まあ一杯200円のカキ氷、経費の回収が出来れば良しかもしれませんので、皆さんこぞって食べに来てくださいね。
場所は、松山道を大洲で出て、そのまま大洲道路(無料の自動車道)を行きます。そして大洲市街・肱南で出ます。そして「まちの駅あさもや」まで来ればOK!ですよ。

きょうの一枚
「肱川」夕暮れ時になると鵜飼の船が出ます。昼間も舟遊びが出来ます。遊びに来てくださいな。

2004/08/10 (火曜日)

昨日は、火星に砂丘があるという記事を紹介して気になったんですが、あの火星無人探査車の2台、スピリットとオポチュニティ、まだ走り回っているのですかねえ?ということで調べてみたら、100日を突破!しているようです。しかも鮮明な画像を送ってくる。砂丘には風紋があったりして大気が在ったことを物語っていたり、海があったりして、かつては生命の存在した環境だったということが明確にわかってきたようですね。その火星の生物の生存環境を壊したのは、おそらくその生物そのものではなかったんでしょうが、こうして「過去にはそうだった」ということが分かると、なんかこう不思議な気持ちがします。
無人探査車は、このあとどんな画像を送ってくるのでしょうか。いや実は凄い画像が届いていて「これは発表できない」ナンテ言ってるのじゃないすかね。自由の女神があったとか?宇宙人のコロニーがあったとか。アポロ計画のときもありましたね、そんな荒唐無稽なお話が・・・・いや、ちょっと待てよ。荒唐無稽な話とは何か?と考える夏の一日でした。

きょうの一枚
モンゴルのビバーク地から見る夕日。この劇的な空の色は、大気のなせる業なのですが、それにしても大陸のそれは、なんとも。

2004/08/09 (月曜日)

おっ、火星にもデューンがあった!
以下アサヒコムから

米航空宇宙局(NASA)の火星探査車オポチュニティーが、火星の「砂丘」の鮮明な画像を撮影した。 オポチュニティーが探査している直径130メートルのクレーター「エンデュアランス」の中心部にある。表面の様子は、地球の砂漠で風がつくる模様にそっくり。いまのところ詳細は不明だが、隆起している部分は高さ1メートルにも満たないらしい。 NASAはオポチュニティーを「砂丘」まで近づけ、詳しい性質を確かめることにしている。車輪が埋まって身動きがとれなくなる危険性があるため、足場を確かめながら進める予定だ。

写真はここで http://www.asahi.com/science/update/0809/001.html

クレーターの名前が「エンデュアランス」つてのもいいですねえ。エンデュランス号奇跡の生還!感動的でしたね。っても何の話だか分からない方は、こちらhttp://www.sser.org/syoutengai/syoutengai_0406.htm

最近では、えひめ町並博2004「大洲レトロタウン」で、僕は山田オート商會で、サイドカーツアーをやっています。昨日の日曜日なんて、大盛況!オスナオスナの大人気ぶり!でご機嫌にやっています。よろしく!

きょうの一枚
これは火星じゃなくて、モンゴルのデューン。地平線に見える空の色に漂泊の思いを抱けば、あなたも立派な砂の旅人。

2004/08/06 (金曜日)

いよいよ日本VS中国のアジアカップの決勝戦がやってきましたね。まあ、スポーツですから勝敗はともかく、この東アジア最大の問題?は世界の問題になりそうな勢いの中国。中国については、僕は20世紀末からさまざまに書いた。書いたといってもこのOVで書くくらいだから、たいした影響力も無い。しかし、中国の大きさや歴史など、認めざるを得ない部分は少なくないのです。爆発的な経済発展は、非常に危険性を感じる一方で、悠久の歴史や、三国志の英傑に代表される、勇壮なスペクタクル。そのころ生まれたさまざまな故事成語は、今も輝きを失わない。中国を旅する時、日本を除くほかのどこの国でも感じた事の無い、歴史性やストーリー性に感じ入ってしまう。
「深謀遠慮」遠くを慮(おもんばか)って深く謀(はかりごと)をめぐらす。何か悪い事をしているようですが、そうではなく。遠慮・・・・つまり遠く先のことを考えて、しっかりとした計画を立てる!ということですね、ということは「どうぞ遠慮なく」なんて言われたときは「まあ、そんなに先のことは考えなくてもいいじゃないですか」といわれたことになるのです。大丈夫か、日本語。で、そんな中国も日本も、深謀遠慮が足りないのではないのかと思いますがいかがでしょうか。辛抱辛抱深謀遠慮

きょうの一枚
これ、僕のモンゴルの原型になった、パリ北京の一枚。カシュガルに向かうトルガルト峠、標高3800m。ここから物語が始まったようなものです。

2004/08/05 (木曜日)

また暑い夏が帰ってきて、「雨のほうがええの」なんて身勝手なやつ。北の島のH木さんからTEL「北海道は暑い!」「へー四国は涼しいよ」って言ってやった。TBI2DAYSのあとまだ帰らない○井田(って分かってしまう?)は九州は明礬温泉の泥湯を絶賛した後、本州を流れて、再び四国へ。今日は山田オート商會で、1日店頭でボランティアの店番○岡先生(教頭先生!!本人はそれは言わないで・・・って言うんだけど)と世間話に明け暮れて、日も傾いた頃、つまり涼しくなった頃に東京さ、に向けて出発したみたいです。彼いわく「夏休みみたいだ」と「でも内緒ですけど、かえって1日出社したら、お盆休み!」ってこのヤロー!ですな。
あなた方も早く「山田オート商會」へ遊びに来てください。そこのお店の紹介文「売っているものは、空気・・・・」クーさすがカリスマコピーライター(って社内ではそう呼ばれています。それは機嫌よく早く原稿を書かそう!というみんなの苦心のセリフなのはわかってはいるんですが・・・)
彼方への執筆がピタリと止まっています。いよいよ事故の真相について書くときが来ました。風化させないために・・・・・・。

きょうの一枚
僕の別荘。いつでもどうぞ。ぬあんちゃって。実は八甲田山ホテル。

2004/08/04 (水曜日)

「仰ぎて天に愧(は)じず」僕の座右の銘というわけではありませんが、好きな言葉です。いつもラリーなどの現場で、自分の心と判断が公正で少しも疾(やま)しいところがないかどうかと顧みる時に自分に使います。あとで後悔したくないからです。
今年もあの暑い夏から2年目の夏がやってきます。いまだに自分でした判断が、それでよかったのかどうか悩む事があります。今回のTBI2DAYSで下した決定も同じです。ボードスタッフが居るのですから十分話し合いをして決めればいいことなのですが、たいていの場合は時間がなく、その場で一瞬のうちに決定しなければなりません。寝ていて考えている事もあります。「この雨がやまなければ・・・、雨量が250mmを越えたら・・・、通行止めになったら・・・変更はどうすればスムースか」などなどです。

こうして20年間オープンエリアでの長距離長期間のラリーをやっていれば、何度かはひどい困難に遭遇します。そのたびに「最善を尽くす」のですがその最善がなんなのかが、少しだけこの年でわかりかけてきたような気がします。シャガールだったかフランスの巨匠が90才代になって晩年に「やっと少し絵を描くということが分かったよ」と言ったといいます。

きょうの一枚
狭い避難所生活、じゃなくて豪雨のためブリーフィングも室内で行われました。
TBI2DAYSより。

2004/08/03 (火曜日)

今ごろになって夏空が帰ってきました。悔しいじゃありませんか。あの四万十川も、美しい剣山も、めくるめくような夏の四国の林道を行く至福の時は。CPに用意した発電機と電動!カキ氷機は、大雨の避難所みたいな体育館で、虚しくシャリシャリと、本来の歓喜には遠く及ばず、それでも「まあ夏なんだから氷も食べとこうか」くらいの調子でしか食べてもらえませんでした。「ああ、これを剣山のCPで、滝のように流れる汗を拭き拭き、食べようと思ったのに。四万十川のCPで近所の子供たちにも分けてあげながら食べようと思ったのに・・・・」残念です。

このまま台風10号が空けた巨大な中心を通って、上空からマイナス180度の空気が流れ込んで、世界が氷河期になるんじゃないかと想像してたのは、僕だけではないでしょう。いや、僕だけでした。体育館で、みんなに向かって「何か燃やすもの用意しとかなきゃ!」「・・・・・・・」分からないんだギャグが。んな3日間でした。参加者からのメールには「プチ遭難を楽しみました。」なんていう「あーー面白かった」系のお便りが多く「???」でもどっか楽しかったですね。

さて、とは言うもののこれからの気象は、何がどうなるか予測もつかなくなったということは、今回の一件が示唆しています。行政などはまあ全く当てにならない!のがあれくらいのことでよく分かりました。そこで、いよいよ近づく大災害の危機に向けて、まず食糧は充分に備蓄すること。飲料水ももちろん、防寒具や毛布なども充分以上に。そして暖を取るための燃料系も十分に。ライフラインフリーの状況を考えておく。もちろん怖いのは台風や地震ですが、もっと怖いのは「誰も助けてくれない状況!」そして、いま自分の居る位置の把握です。まあ、備えあれば憂いなしならいいんですが・・・・

Organisation Voice 2004/7

2004/07/28 (水曜日)

暑い夏になった日本。ヨーロッパは昨年に比べると冷夏の模様。こうした気象の変化は気になるところです。ニュースキャスターは「異常気象ですね!!」と言うのに専門家は「こうしたこともあります。」と冷静。なにか、なにに付けても煽りたいマスコミ側と、冷静に考える学術的な素養を身につた者の差が現れていますが、我々は断然「異常だ」と決め付けてしまいたいわけです。じゃあそう決め付けたからどうなるのか?というとどうにもならない・・・・のではあります。

台風10号が接近しています。我々のTBI 2DAYSも大変に心配なのですが、この週末は日本全国で様々な催し物が予定されているのではないでしょうか。本来7月20日から8月5日までは、快晴。台風も来ない、けど暑い。山に行く者もイベントや屋外コンサートなどを企画するものも、そう信じているんですね。しかも台風10号の進路ときたら、全くビックリなルートです。どうかみなさん台風情報に留意され海や山へのお出かけにはご注意ください。っておまえはどうするんかい?!これから検討会議がはじまります。

きょうの一枚
願いをこめて剣山スーパー林道の一枚。せっかくですからぜひみんなに愉しんでいただきたいものです。

2004/07/27 (火曜日)

台風がやって来そうです。30日の未明には四国に大接近!!のようなコースが描かれています。TBI 2DAYSは31日からですが、参加される皆さんが四国にアクセスする時間帯に交通が麻痺する可能性が出てきました。この予報円を今すぐに信じて決定報を出すわけには行きませんが、充分ニュースなどにご注意ください。

さて、松山でも中国への定期便が飛ぶんだそうでありますな。「中国中国と草木もなびく」のでありますよ。中国・・・おお悠久のロマン、古くは三国志の英雄たちが駆け巡り、見事なまでの文化を醸成した素晴らしい国であります。人口は13億とも15億とも。爆発的な経済発展!世界の工場!僕のパリ・北京の夢のようで大切な思い出の大地・・中国!
しかし最近「町並博」とかやってて思うのですが、経済発展が幸せなのか?!と。気がついたら何にも残っていない事態がやってきます。地球史上最悪のシナリオで進む経済発展。原油輸入量は爆発的!鉄はごみでも拾って持ってゆけば金になるし、食糧の自給率は低下の一方。もう数年後には中国で1ヶ月に不足する穀類は、日本の1年分にあたるといわれているし。工場やマンションは農地に適した平野部に立ち並び、それ以外の土地は砂漠化が進む。20世紀に人類が築いた栄光と失敗の表裏一体の道を、加速度的に驀進する中国。「ストップ!」と誰も声をかけることの出来ない恐怖。中国への世界の企業進出は、世界の終わりの始まりを奏でるアマデウスの旋律。

どうなるんでありましょうか未来の人類の生存環境は?
つい先日も書きました「変わる」ということは、積極的に変える「変わる」とやむおえず変わることを余儀なく「変わる」の2種類があり、なくなるということも「変わる」という広義な意味を持つと・・・

ああ、タクラマカンにでも走りに行ってみたいではないですか。ロプノール、敦煌、鳴沙山。カシュガルから北にも南にも行ってみたいもんです。仙波君の言う1ヶ月の休みじゃとても足りなさそうですが、なにか。

きょうの一枚
最近砂漠に行ってない!うー。

2004/07/26 (月曜日)

自転車ロードレースのツール・ド・フランスは25日、モントローからパリのシャンゼリゼまでの最終ステージ(163キロ)を行い、ランス・アームストロング(米国)が史上初の6年連続総合優勝を達成。通算6度目の総合優勝も1903年に始まった伝統のレースで史上初!!1903年に始まっていったい今年で何回目なのか!実は2回の大戦中に計10年中断があったので今年91回大会だった!!すごいね。そのうち6回も勝ったやつはいないのである。ツールに勝つというのはベテランの技術も体力の壁に阻まれるのではないだろうか。アームストロング強し!ミゲル・インデュライン(スペイン)とともに持っていた大会5連覇の記録を更新。

強いといえばミハエル!F1グランプリも気がつけば全18戦のうち12戦が終了。さきの週末ドイツGP!むろん母国GPのここでもミハエルが楽勝。「(週末は)シューマッハ(ゴメンナサイ)」なんと今年はここまでグランプリ12戦11勝!いったいどういうこと?ここんとこ良かったBARホンダにマクラーレンが調子を上げて加わってきて、やっと面白くなりかけてきたっていうのにミハエルったら空気が読めない・・・・イギリスGPでポールポジションを獲得したMP4-19Bに乗るキミ・ライコネンは、「今度こそミハエルに勝てるかもしれない。」とは言ったのはもうずいぶん前のような気がしてきました。でもリザルトを見るといつまでもフェラーリ磐石も続かないのでは?と思います。というか思いたい。

ビジネスの様に上手く行かないTOYOTAもニューエンジンを3レース前倒しで投入するといってたけどまあもうひとつ。(書き方がおかしいのはTV見てない証拠だ)まるで日本の大相撲のような様相のF1、やはり常に因縁の対決がなければ、みていても面白くないしシューマッハがスタートして3位くらいにいると「ああこのレースもシューかあ」となってしまう。朝青龍が1敗くらいしても「まあ優勝するんだろう」くらいなところですな。しかし、真の王者はこのあとどういう道を行くのか、人気と裏腹に庶民の見る目は厳しいものです。

さてSSER 2DAYSはエントリーの受付を開始しました。今年も例の因縁の対決が実現する事でしょうし、新しい勢力の台頭にも期待したいと思います。距離も長く、SSも20本の予定。優勝タイムは2時間を越えてくるのは必至です。デイライトも増えますのでセルフマネジメントも案外大切。

町並博「大洲レトロタウン」山田オート商會!10月31日までの100日ショップ。10月末には「町並博記念・四国ヴィンテージバイク・フェステバル」を開催しようかなと計画中!10月最後の日曜の予定。詳細をご期待くださいな。

きょうの一枚
SSERを静かに待っている、あのコーナーです。きっとギャラリーステージになったりするはずです。

2004/07/23 (金曜日)

最近のOVは分かりにくい!というお叱りこそ受けませんが、自分でも「分かりにくい事ばかり書いてるんではないだろうか?」と悩み始めています。これはSSERのほかに会社のHPもちゃんと立ち上げて、それぞれにそれぞれなりの事を書けば雲散霧消なのでありましょう。どうしても仕事で思った事までをこのHPに吐露してしまっていて・・・・それはそれで面白いという向きもありますが、そんなの面白くもなんともありませんよねえ。

そんなことよりも「自分で自分をほめてあげたい!」といったのはとある女性マラソンランナー!モンゴルのホテルであった時に、てっきり知り合いだと思って親しげに声をかけて「で、誰の奥さんだったっけ?」で2人で爆笑。

で自分で自分をほめてやりたいのは、続けるということ。TO BE CONTINUE!!以前にも書きましたが国際社会の最近のテーマは「持続可能な社会の実現」つまり持続可能を目指すということは、持続する事の難しさを物語っているわけで、まあ、たった20年くらいSSERやってるったって「それがなんぼのもんじゃ!」と言われてしまえばそれだけのわけで・・・・で、絶対的な真実は、すべてのものは変わる!唯一変わらないのは「変わらないものはない!」という事実のみ!であるということ。その中で問われるのは、自ら環境に合わせて変化したのか、または環境についていけなくて変わらされたのか。もうひとつ、変わる事を拒み絶滅という変化を遂げるのか。まあその3つしかないのならすべてが変化ということです。

また今日も訳のわからないことを書いてしまいましたが、「今日はSSER 2DAYSのディテールの打ち合わせ!」があります。変わる事、変わらない事!さまざまに悩みますがご期待くださいな。

きょうの一枚
暑いときには、こんなプールサイドで!奄美のTDN写真集よりでした。

2004/07/22 (木曜日)

先ごろはアメリカのインディペンデンスデイからのレポートをいただいた菅原さんは、今度はパリ祭のシャンゼリゼの写真を送ってきました。といっても何気ないワンカットですが、マロニエの木に緑が茂り、街行く車はすっかりモダンになり・・・・んモダン?モダンとはいったい何なのか?パリのモダンとはアポリネールやローランサンの時代だったような・・・・ところで日本は空前のレトロブーム、フランスでは生活そのものが程よいレトロな部分があって、それは伝統という形で継承されています。それでは日本はそうした伝統の継承がなされていないのかというと答えは否です。フランスに負けず劣らずの古い伝統と格式の上に現代の生活が営まれているのです。

でナニがレトロブームかというと「昭和レトロ」なわけです。これを簡単に分析してみるといくつかの要因が見え隠れします。ひとつには建築様式や家具などに見られ壊されてしまう(スクラップアンドビルド)合間に垣間見た様式美への礼賛のようなもの。ミッドセンチュリーにバウハウスなどのデザイン活動が合理主義のなかに見出した、またはチャールズ&レイ・イームズやコルビジェらが・・・やめよう長くなるので。まあモダニズムが現代建築のガラスとコンクリートの無機質な空間に、ちょっと待て!と物言いをつけたような形ですね。

もうひとつはそれに迎合するように起きた世界的なファッションのトレンド。これはモードからクルマのデザインにまで広がっていて、高機能高性能に対するアンチテーゼ、逆に過去を知らない若年層には、かえってそれが新鮮に映るものだったりします。でもプチレトロつまり形だけのレトロは嫌われるようです。少なくとも精神の何かをコピーしてなくちゃあいかん。

そしてもうひとつは、昭和30年から40年頃にあった「今は苦しいけど頑張れば明るい未来がある」というような元気だった時代へのノスタルジックな憧れです。あのときの自分の元気さに照らしあいながらヴイレッジ・シンガーズのカバー曲を聴いたり・・・してるわけで、IT時代、アヴァンギャルドな近未来社会の訪れに対する「変わり行くものへの惜別と恐怖」が織り上げたのが依然続く昭和レトロブームなのかもしれません。

話が長くなりました。TBI 2DAYSが開催間近です。猛暑も出来る事ならひと段落して素敵で愉快なこの夏一番の「楽しい思い出」にしてもらおうと工夫をこらしてますが・・・では今日はこのあたりです。

きょうの一枚
そんなフランスから菅原さんの写真

2004/07/21 (水曜日)

「ねえねえ、道端のバナナの木に実が実ってましたよ。」
「ほんまかい?」
「ほんとですよ、うちの家の前」
「そーだろーなー、この暑さだとパパイヤやマンゴーも出来るよなあ」

というのは最近の銀行マンとの会話。
まあまじめでうそなんかつかない彼らが言うんだから、松山でもバナナが実るんだろうなあ。それほどまでに今年の暑さはすごいじゃないですか。先の集中豪雨による洪水も人災なら、この暑さも人災じゃないのかと疑ってしまうのは当然です。家の中を涼しくするために公共のスペースにエアコンの室外機から熱風を排気させるのは石原さん!いかんですよ。あの熱エネルギーを回収する方法を誰か開発せんかい。エアコン使うほどにカートリッジに熱エネルギーが蓄積されて、冬が来たら高く売れる!または暖房に使う!などだ。エネルギーは不変だ、という絶対的な法則をどうしてうまく使えないのだ!あの冬の寒さを持ってきてよ、だれか。

きょうの一枚
町並博が開催されている大洲で、今夜花火があがっています。ついでに夏の暑さと、またまた人の熱気で大洲の気温もグンとあがっております。
こんな冷えたビール片手に、屋形船にでも乗ってゆったりと花火を見上げたいものです….。

2004/07/20 (火曜日)

新潟に続き、福井県にも大雨の被害が出ました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また一刻も早い復旧がなされます事をお祈り申し上げます。

町並博大洲レトロタウンで3日間を過ごしてる間に再び未曾有の大災害が起きていました。大洲も水害の町としては有名で、古い土蔵に大雨のときの水位線がクッキリと残り「これが昭和○○年のとき」と教えてくれます。でもその高さにはビックリ。さらに高床式の木蝋蔵や2階から出入りする蔵なども現存していて、木材と木蝋で栄えつつも頻繁にある肱川の氾濫に備えていたものでした。

景観を壊してしまった感は否めないのですが、町には巨大な堤防がそそり立っています。川から見ると石垣や町並みに見えるのですが、町から見ると絶望的です。いにしえより中国や日本では「水を治めること、すなわち政(まつりごと)」とされ治山治水は欠くべからざる政治の使命でもありました。水に近く居をかまえ村を形成してきた人々は、度々来る河川の氾濫で、田畑を流され家を流されてきた歴史があります。都市は平野部にあり、その平野部とは本来は氾濫原だったり中洲だったりしたはずです。今回の大水害も、どこか人災の感はなめません。治山治水と書きましたが、川を治めても山を治めていません。また山に降った水は出来るだけ早く生みに流してしまおうというような河川管理のような気がします。これからの数年間はさらに地球温暖化の影響で、こうした災害の規模も大きくなってくるといわれています。次はどんな災害が襲ってくるのでしょうか。古い町並みに、上手に暮らした先人の知恵が見え隠れします。地域、ムラ社会、近隣が声を掛け合って相互に連携をとる社会の実現は、古いようで新しいトレンドのように思えて仕方がありません。

NPOで「かやぶき屋根の葺き替え」事業なんてのをやりませんか、マジで・・・

きょうの一枚
TBI2DAYSのコース上ではありませんが、地図に「御殿」と書かれているのを見てどんな?なにが?御殿なんだ!?と、好奇心そそられ見てきました!

今では重要文化財にも指定される萱葺き屋根。萱葺き職人も少なくなり、保持することも大変なご苦労だと思います。・・・が、自然にとけこみ、人の温かさを感じる萱葺き屋根のある風景を、本当にもっともっと増やしてもらいたいですね。ちなみにこの御殿、平成15年3月に屋根の葺き替えが完了したそうです。やはり素晴らしい職人技。

2004/07/16 (金曜日)

まずは世間のNEWSから

「ホーキング博士。自説を訂正!」
スティーブン・スピルバーグじゃなかったスティーブン・・ホーキング博士(英ケンブリッジ大)は、「強い重力で光さえ閉じこめてしまうブラックホールは、物質を取り込むだけでなく、エネルギーを徐々に放出していずれは「蒸発」すると考えた。このときブラックホールの内部にある物質の情報は消えてしまうとしていたが、情報が漏れる可能性があることが分かったという。 議論は以前から続いており、97年にはブラックホールの「裸の特異点」の存在をめぐって、研究仲間のプレスキル・米カリフォルニア工科大教授らとの賭けに負け、博士が「裸」を覆うTシャツを贈ることになった。今回、プレスキル教授に「ブラックホールからはいろんな情報を取り出せる」という意味を込めて百科事典を贈るという。ただ、発表の詳しい内容は明らかになっておらず、研究者たちの注目が集まっている。 」ってなんの話よ。ブラックマターはどうなった!で情報は常に漏れるのだよ・・という示唆にとんだNEWSであります。

さてもうひとつ
「民主党の菅直人前代表が15日、徳島県鳴門市の四国霊場1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)から遍路を始めた。すげ笠に白衣、頭も短く刈り上げた。徒歩で10日間かけ、1人で高知県の室戸岬をめざす。 」そうなのであります。年々四国遍路の旅人は増加傾向にあって、なかでもこうした徒歩で巡る本格派?が増えてきているのであります。実はTBIのルーツもここにあって1988年を迎える数年前から「88年には四国内で八十八ヶ所巡礼に引っ掛けたかたちのイベントを開催する。」という動きが活発化していまして、さまざまな団体が挑戦しましたが、なかなかどこも実現できません。で唯一実現したのが我々だったということなのです。そのTBIが間もなく小さく復活します。もっとタイミングが合えば菅さんにも会えたかもだね。気持ちはよく分かるですよ。

さてと、この暑さはいかがしますか・・・・僕は毎日のように2枚のTシャツを着替えて大洲の町の中でイベント準備中。こんなに汗をかくのも久しぶりなくらい汗をかいています。で「暑い暑い・・・」っていうと暑いので「今日は比較的涼しいですねえ」って言えばなんか涼しいような感じがします、って気温計は37度差しているし・・・。

きょうの一枚
四国の夏の田園風景。四国の雄々しい山も、麓には青々とした田園が広がります。こんなのんびりした景色に心が癒されますね。

2004/07/15 (木曜日)

今回の新潟・福島を襲った豪雨と大洪水で甚大な被害をお受けになった地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復旧が進みます事をお祈り申し上げます。

2001年7月!!極めて印象深い「TBI2」というイベントがもたれた。今回開催する「TBI2DAYS」と混同されて「えっ!あれを又やるんだ、ウーーン!」となった方も少なくなかった。その伝説になりかけたTBI2とはなんだったのか?TBI2DAYSとは何が違うのか・・・検証しておかなくてはなるまい。
そもそもTBI2の開催の話は、LAST-TBIの閉会式後に起こったと記憶している。第7回RRMの試走に向かう途中だったかもしれない。閉会式で流した「次はツールドニッポン!」がきっかけだったかもしれない。

僕も若かったように思う。
「事務所から、どれだけ多くの林道比率で太平洋に出られるか?」アスファルトを最短にしながらダートの距離を稼ぐ。TBI2はそんなコンセプトからスタートし、さまざまな作業の合間を縫って、試走チームは度々出動「2日間で距離600kmダート300km!ダート比率50%」それが自らに課したテーマ。そして出来上がったルートは「全行程800kmダート400km!」スタートは1日目の午後、そしてゴールは2日目の午後「24時間だ」「それは無理だ」「過労運転を強いてはいけないのでは・・・」「それは参加者の判断で・・・」「そんな馬鹿な」そこで僕は一言「これまでも無茶だと思うような事ばかりやって来た、やって見ようよ。」これで決定。果たしてビバーク予定地には朝になっても未着のマシンが・・・しかもビバークには先のTBIでも難渋を極めた特設SSが!果てしない迷宮のような四国の山深く、川の流れる向きが果たして海の方向ではないという極端な錯覚。山肌を縫う林道は美しくそれでいて過酷だ。

しかしささやかな冒険心を満たす事が出来たのも事実。
冒険の代名詞だったパリダカも、今では純粋な競技となった。もしも冒険があるとすればそれはあなたの心の中にあるか否かだと思う。それは難しい!といわれるものへの挑戦、それが冒険だ。新しい仕事へのチャレンジも、不可能だといわれた交渉も挑戦して初めて答えが出るのだ。しかし、その冒険へのアプローチは、危険なゆえに万全を期さなければならないと思う。

TBI2からTBI2DAYSへ、参加される方には未知の領域だと思う。

きょうの一枚
これがうわさの「TBI2」当時のルートインフォメーション。地図で見るとこんなに近く感じるのに、走ってみると山あり谷あり。四国はホントに奥が深い!!

2004/07/14 (水曜日)

今回の新潟・福島を襲った豪雨と大洪水で甚大な被害をお受けになった地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復旧が進みます事をお祈り申し上げます。

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少し早すぎると見る向きも少なくないだろうが、SSER 2DAYS-CLASSICSのルートデザインに取り掛かった。アンケートの結果を踏まえての事だ。いくつかの新しいファクターもあるがその中でも顕著なものが、新「久万高原町」のスタートである。これまで上浮穴郡の1町3村(久万町、美川村、面河村、柳谷村)が広域合併し新しくスタートする年が記念すべき20年の記念大会なのである。

1985年頃から徐々に起こった全国的なエンデューロ競技のムーブメントは、いくつかの形態に分化しながらも、おおよそ落ち着いてきたかのように見える。我々SSERはラリーレイドという見果てぬ夢を思い、大陸へ向かう、砂漠に向かう、そういったスピリットを大会開催コンセプトの柱に掲げ、周辺のイベントを整備しながら、ささやかでもしっかりとした足跡を残してきたと思う。

ではコースデザインの話に戻る。昨年より久万町に帰ってきたSSER 2DAYSは、そのコースが15年前まで使われていたものをベースにするために「クラシックス」というおまけの名を付けた。コースそのものは一部はガストンライエクラシック「グループN」で同じ部分を使うのだが、そこはやはり思い切った行政側との交渉に成功し、新しいルートを採用し長大でダイナミズム溢れるレイアウトが出来た。それでも範囲は久万町と美川村の2か町村に留まっていた。

そして今年は、一部には「それは無理だ!」という反対はあるものの20SS!デイステージ60%を目標に記念大会にふさわしいレイアウトに取り掛かる!!それは広域合併の効果も存分に利用したい。そして仲間たちが開催を重ねている全日本ラリ-選手権も同じ条件のエリアで、完全デイライトでの開催に成功した。行政機関にあいさつ回りに行くと「ありゃSSERさんは4輪もやりおったかな?」「いえいえ、4輪のほうはお手伝いで・・・・」「そうかな、それはええことやな」四国の山の中は、いまだモータースポーツへの理解は衰えていません。それは2輪4輪の別なく長年にわたり多くの人たちの努力に色塗られてきたからなのです。

さあ20年!今からワクワクしています!

きょうの一枚
この林道は、そんなに多くの人は知らないでしょう。

2004/07/13 (火曜日)

昨日は「日本の夏は幻想に過ぎない」というご意見をいただきました。で、暑いこと暑いこと!もう溶けそうです。僕の経験した最高気温はモンゴル・ゴビ砂漠の43度!!でも日本の37℃のほーが暑いよ。ホントにそろそろサマータイム制を導入して、2時間くらい時間を前にずらしたらどうですか?今の午前8時なんてもう暑くて「昼間!」すでに30度はある。そしてそれが2時間早くなると、夜は10時まで明るい!ナイターの電気代もいらないし!エネルギー弱者の日本にとっては良いことだらけ。がしかし寝る時間はまだ暑いかもだなあ。ちょうどモンゴルウランバートルあたりの感じが、日本の2時間のサマータイム制によく似ているなあ!って感じです。

仕事が引けてからの時間がたくさん明るいというのは良いんだろうか?
クラブ活動や草野球なんかも盛んになるかねえ。そういえば南アフリカもこんな感じ。オフィスもお店もみんな5時に閉める。海に出たりして5~6時間の毎日のオフタイムをリゾートのように過ごしていた。仕事している時間より長いよね。

PS TBI 2DAYS!!暑い!山は高くても昼間は暑い。給油区間が長くてどうしようもないところが出来ました。一部の方にはCPで一定量のガソリンを供給しなければならなくなりそう!!ダートは2日間で300kmばかり走ります。

きょうの一枚
四国には多い素彫りのトンネル。これは結構小さいやつですね。こうした小さな営みの積み重ねが良いですねえ・・・四国ってば。

2004/07/12 (月曜日)

ウラルっていうサイドカーが届いた。ってっても買ったんじゃなくて大洲レトロタウン山田オート商會の「町並みツアー」用のマシン。実はお借りしたものです。カーに乗っていただいて、ビックリするほど低い目線から古い町並みや清流肱川の流れを見ていただいて、旅情を感じていただきたいというものです。

さて長崎の友人からのメールです。

気が付いたら平和公園で「クマゼミ」がシャンシャンと鳴いておりました。こちらも本日梅雨明け宣言!夏がやってきます。HPを拝見しておりますと、「TBI」の話・・・。いいなぁ。行きたいなぁ。デタイナァ。試走も楽しそうだし・・・。夏の四国でしょ。ニッポンの夏でしょ。あああ。

暇は作るものといいますが、長崎ではムリなようです。2年連続の痛ましい事件。原爆の日。などなど、仕事は忙しくなるばかり。今日で選挙は終わりますが、原爆の日まで残すところ3週間。暇は出来そうにありません。

ところで、「ニッポンの夏」ですが、最近思うことがありまして、TVやCMで見る「夏」は幻想なのでは無いかということ。子供の頃に味わった夏というものの記憶を映像化してしているようですが、現実にあの風景はあったのかと不思議になります。TVなどのメディアが疑似体験であることは解っているつもりなのですが、どうやら「青い空」と「入道雲」は、真夏の昼下がりの「夢」にすぎなかったのではないかと。空を見上げると最近疑問に感じます。それぞれ、記憶は異なるでしょうが、あの「夏」をTBIで見ることが出来ればすばらしいですね。(後略)

というメールにシミジミと夏について考えました。
日本の夏は幻想か?という意見。これは図らずも同感です。僕たちが抱く夏というイメージは、田舎の小学生時代の夏休みそのものなのです。魚捕り網と虫取り網の区別もなく、麦わら帽子に白いランニングに黒い半ズボン。安いゴムぞうり。足の甲には日焼けの跡でゴムぞうりのVの字のマーク。つまりそういう姿が日本の夏から見られなくなったというのと、僕たちがあまりにもそのイメージに固着しすぎて一生を送っているような・・・・気さえします。

2004/07/09 (金曜日)

「間合いの話」いや刀の長さが人の危険を感じる間合いなのか?昨日からそのことが頭を離れなくて・・・・・・「もっと間合いを取れ!」というようなときは(1)距離(2)時間、つまりアインシュタインの相対性理論ように距離と時間は、さらに移動速度なども絡まって、実はひとつのもの、またはひとつの理論に成り立つものと考えられます。つまり間合いとは、個々人に秘められた特殊能力ではないか、とそう思います。包丁持って暴れ狂っている男にとる間合いは100m位が欲しいなあと僕は思うし・・・で拳銃持っている相手との間合いは、やっぱ100mくらい欲しいし・・・つまり自分に戦闘意思がある場合の間合いと、専守防衛の気持ちの間合いとはやっぱり違いがあるわけで、この間合いはアメリカと日本の軍事的な他国との距離感の違いもそういえば分かりやすいかなあと思うのです。もともと日本はなぜ左側通行になったのかという話に、よく武士の刀の話が出てきます。武士が帯刀したときは左の腰に差します。したがって左手後方は鞘があって、道路の左側を歩かなければ人の刀の鞘と接触してしまい「おのれ!」と喧嘩をしなくてはならなくなります。この鞘の距離が描く円周が第一の間合いではないか。これが国家では排他的経済水域のようなものでありますね。これを侵されて闘うのか闘わないのかを知る相手は、その間合い(排他的経済水域)を侵してやってきます。これ以上書くと右よりな話になってしまうので、そちらの間合いには入らないようにしますが、こうして考えるとさらに間合いというのは「言葉」などにも当てはめる事が出来て、実に面白い事になりそうですね。

きょうの一枚
「山高きがゆえに尊からず、その林道の多きをもって尊しとする。」なんて四国の山は高く険しいくせに林道は多いのですね。まあ、こんなところが今回のTBI2DAYSのメインステージじゃけんね。

2004/07/08 (木曜日)

今日は山田オート商会の第1回目のバイク搬入日!朝から陸王!メグロ!どちらも僕より長生きのもの、それからエアサスがいけてるラビットをやっとこさで持っていきました。夜はトーハツやベンリイ、おまけブリヂストンの自転車といっても原動機付!でうちの会社の若い人たちはこれを知らないんですね。「へーっ自転車!こんなんがあったんですね!」っていってたらアメリカ外遊中の菅原さんから「こんな自転車に乗ってきました。」っていったい何時のシロモノ?!の写真が。タイムリーなお方です。きょうの一枚は、だからこれだね!

さて「間合い」に関しては友人からメールが到着!ほぼ全文をご紹介!「OVで間合いの話をされていましたね?人間が安心できる距離は2尺3寸~2尺5寸以上だと思います。これは武士の刀の長さなんです。(もっと長尺を使う人もいたでしょうけど)これ以上近いと一振りで斬られますよ。逆に息がかかる位近いと刀が抜けませんから相手は防御になると思いますよ、小刀(脇差し)刺していたら諦めて斬られてください。山田さん、あんまり人の間合いに入ると斬られます、注意しましょう!」
武道具屋に勤める○○の○川の勝手な解釈、ひとりごとでした。
「おう、武道具屋!よく切れるやつを一振り届けてや!」

2004/07/07 (水曜日)

「間合い・境界線の魔術師?」仙波君のコラムに僕のことがそんな風に書いてありました。この観察は間違っています。「サイドラインの魔術師」と呼ばれた事はあるのですが・・・・・だいたい仙波君の場合はラグビーという非効率?で合理性を欠いたスポーツで育っているので(ああ攻撃的!反論必至!ごめんなさい)こういった感覚で物事を見るんです。まあ境界線を決める隣人との立会いのときは、うまい話でごまかして、猫の額ほどの土地を少しでも広く自分のものにしようと考えた事もありましたが・・・・いやほんとは仙波君の言っている事は、少し本当かもしれませんが。

いや実は他人との距離のとり方については、少なからず薀蓄を持っています。人が持つバリアーのセンサーは五感を超えたところにあって、これを狂わせる事でその人は不安になり、防御するかあきらめるかの行動をとり始めます。不安をあおるのは流行の悪徳商法みたいなものですが・・・または占い師や、宗教の勧誘もこの手法です。広告代理店のプレゼンの手法も似たようなものですか・・・・

人にアプローチをかけるときは左後方から近づくのがいいです。タックルに入るときもそれが良いでしょ?百貨店などでモノをみているときに右後ろから近づいてこられたら、思わず攻撃しそうになります。お前はゴルゴ13かい!これは僕だけかもしれませんが。右利きの僕は右前方から左後方の防御に右手を有効に使う事は出来ますが、右後方だと右手はうまく使えません。つまり右後方は警戒領域なのです。だからサイドラインを右手に走るほうが走りやす、いというのもそういうことです。サイドラインを左に走るとどうもうまくいかないんです。

ラリーのときは右ハンドルだとナビは左手にいるので、左手から話し掛けられる事には違和感がないんですが、自分がナビの時は右手に人がいるのがあまり落ちつかないのです。こうして人と人の間には言葉を超えたコミュニケーションの方法があるのですが・・・・でも僕のお店の中の行動は、他のお客さんが来たら存在を消して。そのお客さんが、ちょっと頑張って「R1200GSください!」なんていいやすいようにしてるつもいなんですがねえ。逆に僕はどこかのお店に行ったときは常連客と思しき人たちがデーンと居ると、なんか引いてしまうんです。

なんか訳のわからないOVは最近の傾向ですが、そろそろTBI2DAYSが近づいてきました。参加者の皆さんもオフィシャルの皆さんも楽しい夏休みにしましょう。週末のTBI2DAYS-NEWSはプレゼントつき!!おみのがしなくねえ。今日はこんなところです。

きょうの一枚
ささやかな暑中見舞いの清涼感あふれる一枚。剣山の林道にある水のみ場です。熱中症対策の知識も必要ですね。この前のTDNでは低体温症対策だったのにね。

2004/07/06 (火曜日)

なんかメルマガのアーカイブにSSER5回大会の、へんに怒りのこもった文章が載っていて当時のことがしのばれます。またこの5回大会を最後に、SSERは久万町から梼原町に開催地を移し、久万町ではグループNという大会が始まります。そして昨年19回大会で久万町に帰ってきたというわけです。その久万町もご多分に漏れず町村の広域合併の波で「久万高原町」となって4か町村がひとつになります。時代は二世代移りました。初期の頃、毛布をかぶって夜中まで沿道で応援していた小学生も、今ではウチのスタッフになってはや何年も!まあそれはともかく、とにかく広い町になります。南は高知県境まで、東は石鎚山頂近くまで、これでSSER 20th!広域的にやりやすくなったシメシメ!なんて思っているスタッフが約2名!社内におりました。ともかく記念大会に新しい町名で開催!不思議な気分ついでにルートも長く!やりますよん。SSERメールマガジン好評発行中!詳しくはこちら

きょうの一枚
これはエゾシカではなく剣山の鹿!スーパー林道では時折大鹿に遭遇します。千本張川林道ではニホンカモシカにも遭遇「ここらの人はニホンカモシカ食べるんやきー」「食べるったって天然記念物じゃろ?」「それが食べるんやき。」「うそー」「モンゴルでも国際保護動物のオオカミを食べるやろ」「食べんわい!」高知県人はモンゴル人よりワイルドですけん。


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2004/12/28 (火曜日)

2004年もあとわずか・・・・・歳月の過ぎ行く早さに唖然としてしまいます。ひょっとして地球の自転速度と公転速度は、かつての1.5倍くらいになっているのではないかと疑いたくなります。スマトラの大地震による津波は、報道を見るほどに犠牲者の数が増えて、死亡者7万人の可能性も!!という最新ニュース!!本当に痛ましい限りです。被災された皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。

こうした災害の規模が、巨大化の一途です。人類の生存環境としての地球は、大丈夫でしょうか。最近のNHKなどでよく見る、地球の誕生から今日に至る歴史、天体衝突による全海水蒸発とか・・・・今の温暖化などの環境問題は地球にとって、たいした問題ではないとは、東大の松井教授のお話。地球外から汚染された物質を持ち込まない限り、数千万年から数億年かけて、地球の循環のシステムで浄化され、またもとの青い地球に戻るのだそうです。6500万年前、恐竜が絶滅したときの地球環境は、かなり悪くて、それと同じ環境になれば今の人類も絶滅を免れないのでは・・・でもまたすぐ?数千万年かけて浄化作用が働き、その間にわずかに生き残った生物が進化していくという繰り返しなのです。子供の頃読んだ手塚治虫「火の鳥」のようなものでしょう。なんと地球の時間に比べて、人類の歴史というか時間の少ないことでしょう。

さて、そんな自然災害にも人災の影を感じながら、新しい年は京都議定書が発効されます。地球環境と人類の、新しい第一歩のような感じさえします。次世代エネルギーの本格的な実用化も、2005年にはアチラコチラで見られることでしょう。水素ステーションが、次々?と出来てきて、そのうちガソリン車は、そうそう、昔昔、有鉛ガソリンを探して困ったような・・・そんな時代の訪れを感じるのも2005年のはずです。いやそこまでは早くないか?

一方で世界の自動車産業は、未曾有の高度成長!!しかもスーパーカーブーム!!まさに消えいくものへの惜別の賦、ろうそくのひときわ明るい最後のともし火、とならないように切に祈る気分です。

自動車が悪いのではありません。人類の自動車の使い方や選び方が悪い、ということでしょう。自動車もしくは自動車の役目をするトランスポーターが、無くなる事はないでしょう。それはその存在が、人間の自律や自由といったものに資しているからなのです。

2005年、世界は新しい自動車生活の第一歩を踏み出すことでしょう。モーターサイクルの地位も向上するかもしれません。もっと高燃費でパワーのあるクルマが続々と誕生することでしょう。モーターサイクルにもハイブリッドが現れるかもしれません。自転車にエンジンが着いた人力とエンジンという、ハイブリッドの元祖みたいなのが、再び現れるかもしれません。

さらにFCEVは、まず家庭用の実用化が進みます。と同時にあなたの会社にも1台はやってくることでしょう。企業活動も、こうした環境問題を経営の中心に据えなければならなくなっています。
新しい年2005年は、人類にとっての新しい第一歩の年になることでしょう。大げさに言えば、この1年間に起きること、決断したこと、取り組んだことが、社会の、そして地球の将来を決めることになるでしょう。

どうか良い年をお迎えください。2005年もSSERと、そんな話デモしながら、ガンガン走りませんか?!

パリダカの中継解説!します。

きょうの一枚
ラリーレイドモンゴルから美しいワンカット、砂の壁に挑む後姿が美しい。

 


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2004/12/27 (月曜日)

スマトラ島沖の地震は、M 9.0・・・美しいビーチリゾートなどに甚大な被害をもたらしました。すでに犠牲者の数は1万2千人と報道されており、アフリカ東岸にまで被害は及んでいるようで、被災された地域の方々にお見舞いを申し上げるばかりです。

日本では2004年の世相を象徴する漢字が、先週でしたかね?清水寺の森貫主によって書かれました。その漢字は「災」・・・・日本で起きた様々な災害が、それは日本だけのことじゃないよ、とクリスマス明けの南の島々を襲ったような感があります。地震は、地球温暖化とは無関係だと感じていましたが、今回の地震の被害は主に津波によるものと聞き、温暖化による海面の上昇なども被害を拡大した要因ではないのか、と考えてしまいます。
来たる2005年は、もう一歩踏み込んで、地球環境のことを考え、行動して行こう!なんてふうに考えています。

さてここで、2004年!SSERを締めくくる十大ニュースの発表!!

第10位・・・「ラリークロス」イベントの開催・・・新しいカテゴリーの開発に挑戦中!!2005年もお見逃しなくね。

第9位・・・ニュージェネレーションの台頭!!・・・SSER 2DAYSやGRCに、2人の新人?が台頭!!GRMでは10代のライダーが上位に!!速くてビックリ!!

第8位・・・山田オート商会大繁盛・・・えひめ町並博2004に昭和30年代のバイク屋を模した「山田オート商会」をSSERが出展!!連日大盛況!!特にウラルサイドカーの町並みツアーが人気、このイベントはラリージャパンや浜名湖博を抑えて、2004年のイベント大賞に!!

第7位・・・ツールドニッポンにヨーロッパから2人のライダーが参戦!!・・・ひとりはSSERおなじみのガストン・ライエさん、そして若きエンデューロライダー、ミカエル・アパラシオ君!!ガストンは芦別ラリークロスで張り切りすぎの負傷リタイア!!ミカエルは大接戦の末に総合2位!!ということで・・・。

第6位・・・ツールドニッポン手に汗握る優勝争い・・・優勝は愛知の岩崎有男!!最後は4秒差にまで追い上げられるもからくも優勝!!稀に見る僅差の劇的な闘いでした。

第5位・・・TBI 2DAYSあわや遭難・・・折からの台風の中スタートしたTBI2DAYS!!参加の顔ぶれは長谷見昌弘さんや菅原義正さん、記録的な強風の中1本のSSを消化したものの、翌日は完全にキャンセル。台風の後の記録的な集中豪雨のため、大会会場は陸の孤島!!あわや遭難!!でした。

第4位・・・前田啓介、悲願の初優勝!!・・・ラリークロス形式での開催となったガストンライエクラシック、もちろんシリーズ戦!!優勝は池田秀仁間違いなし!!とささやかれた中、驚くべき快走を見せた前田啓介「悲願の初優勝」完璧な出来でした。

第3位・・・SSER 2DAYS CLASSICSこれまた近年にない名勝負!!軍配は池田に!・・・近年デッドヒートを見せる森田昌和VS池田秀仁!!今年はまったく同じマシン!!スピードで圧倒的な差を見せた森田!傍目には優勝と見えたが、老獪な池田は最後の最後まで逃げ切りこれまた僅差の優勝!!

第2位・・・TDN2004スタート地を長崎に、そしてゴールを東京プリンスホテルに、・・・洗練された開催コンセプトは「日本のエネルギー事情」長崎ハウステンボスをスタート、雪の北海道を経て、東京へと意外なコースレイアウトに、ため息の連続!!コースレイアウトの妙!!

第1位・・・TBI復活!!四国のGWの風物詩ツールドブルーアイランドが復活します。・・・これはBEIJING-ULANBAATARの開催の手続きや準備のため、TDNの準備が困難になったことなどが理由ですが、純粋に多くの方からは「待ってたよう!」との声。TDNも良いんですが「あの四国が、たまらんのですわ」との声!!

特別賞!!・・・復活のRRMは、なんと「BEIJING-ULANBAATAR」・・・3年ぶりの開催を目指すRRMは、スタート地点を北京に!!待ちに待ったエントラントもビックリ!!「そう来ましたか!」と、早くもエントリーが続々と届いています。

こうやって1年を振り返るといろいろなことがありました。またいろいろな場所で、皆さんにもお目にかかりました。トップ10には出てこなかったのですが、京都のガストンライエミーティングも楽しかったし、でもGWには元気な姿を見せたライエさんのその後の病気治療も、とっても気になるところ!!いよいよ2005年。スタートを飾るダカールでは、菅原さん親子チームや、バイクで参加の川合さん、三ヶ尻さん、東さん!!みんなSSERの仲間です!!みんなで応援しましょう!!良いお年を!!と書きたいところですが、OVはまだまだ続きます。

 

きょうの一枚
「ゾーモットの井戸で会おう」というコピーのイメージはまさにこれ。ここゾーモットは、誰もが憧れるゴビの中のオアシス。不思議で素敵な場所です。人生の中を彩るラリーの旅「BEIJING ULANBAATAR 2005」は多くの方に門戸を広げて、自らの力でゴビを渡り、「この地」で会うことを目指すのです。出場までの道のりは厳しいでしょうが、勇気を出して・・・行きましょう!

 

(19:49更新) BEIJING-ULANBAATARにミニクーパーが出場するらしいといううわさが到着。もちろんエコチャレンジ部門ですが・・・・出来ればモンテ仕様かなんかで、ガーッと行ってもらいたいものです。さらにこの話には続きがあって「じゃあベスパで行こうか!」という○崎クン・・・・「そうそう、そう来なくっちゃ!」長谷見さんもバイクでのエントリーが届きました。九州からも60代の4輪参加!もち北海道のA-TECからも校長先生と、サポートの学生サン達も参加表明!!初期のパリダカを髣髴とさせる冒険行になりそうな予感です!!タノシミ!タノシミ!!

さて20周年クリスマスプレゼントの抽選発表です。
抽選はA,B,C各賞の希望者をそれぞれ抽選。1名ずつ3名を決定!!
さらに抽選漏れの全員の中から、1から3等賞の3名と、4等賞の5名を抽選しました。抽選は厳正に行いました。当選者は以下の通りです。おめでとうございます。

A賞 「100萬倍賞」野口シート・・・伊藤 隆文さん
B賞 「80G/S-Club賞」BMW純正カラハリブーツ・・・南光 和幸さん
C賞 「復活TBI2005賞」ストレート製手巻き・・・齊藤 勝彦さん

1等賞 KTCソケットレンチセット・・・ハヤシさん
2等賞 EAGLE-CLEAKパッカブルダッフルバッグ・・・長坂 吉紀さん
3等賞 MILLETパッカブルデイバッグ・・・若林 恭一郎さん
4等賞 SSER20周年記念ワッペンとSSERグッズ
吉村 研吾さん
藤井 健司さん
堅城 尚能さん
市川 修さん
鈴木 敏信さん

 

 

2004/12/24 (金曜日)

フランスより便りがありました。ガストンさんは一度退院しましたが今週再入院のようです。皆様からの激励のお品や、先のGRMの際に寄せ書きをいただいたパネルなどたくさんのお見舞いの品などがパリに届いて、ガストンさんも大喜びをしています。また京都で扇子を買ってGRMのゴールでお預かりした方(すいませんお名前を失念してしまいました)間違いなくフランス、ガストンさんにお渡しいたしました。お礼を言うのをこのような形になったことをお詫びいたします。これをお読みになられたら恐縮ですが、メールをくださいませんでしょうか。

さてクリスマス。となれば早いもので間もなくダカールもスタートのカウントダウン!!みんな「バルセロナに行きます!!」って何人の人に聞いたことでしょう。昔はパリのスタートに、日本人の姿なんてまばらだったのに・・・まあそれは良いとして、レンタカーを借りてグラナダやアルヘシラスまで同行される方はどうぞ気をつけて、って良いだろうなあアンダルシアの風・・・地中海を見下ろすオリーブ畑の中の小径、なんかスペインが流行り??グラナダのプロローグは、まるで芦別のラリークロス会場をもっと大きくしたような感じで・・・・はあー。アルヘシラスの町は、結構ヨーロッパの涯って感じで・・・・・・・・・・・・ワインにパエリア、フラメンコ、そんなものをもびくともせずにキッパリと走ってきてください皆さん!!応援していますよ!!

きょうの一枚 MERRY CHRISTMAS
メリークリスマス!!こちらのHPでは連日のようにクリスマスイルミネーションを紹介!さらに今日から3日間驚きのクリスマスプレゼント!!SSERの「やる気」を感じるでしょ。ところでこのクリスマス!誰が思いついたのかは知りませんが、イベントとして素晴らしいものです。人類においてこれに勝る企画はないでしょうね

 

2004/12/22 (水曜日)

100萬倍・・・のコーナーの充実ぶりはいかがですか?ラリー経験者でオフィシャルスタッフの数名に書いてもらっています。ちょっと古い?感じも否めませんが・・・・まあ精一杯と言うことでお許しください。巷ではムースだナントカボール?だって盛り上がってるってのにね・・・だいたいデイバックなんて背負って走ってる?なんてここで書いてしまったのでは、実も蓋もないのでした。これに書いてるのはあくまでもひとつの参考意見!身近に相談相手のない初出場者向けのもの!と思ってくださいね。

中には、「下手なラリーの解説書よりも充実してる!」なんて意見もありますがね。でもまあ良く出来ているのではないかと思います。このあとも充実していくことでしょう。

きょうの一枚
モンゴルの草原にかかる虹。大草原で夕立に会うと決まってこんな虹がかかります。二重の虹、なんか良いことの予兆のように感じつつ、ラリーに参加している喜びを感じます。ジャケットはビショビショだけどね。

2004/12/21 (火曜日)

日本のエネルギー問題をテーマにルーティングしたTDN2004から半年あまり、長崎の平和公園から、なぜだか雲仙普賢岳と諫早湾の汐止め堤防を眺め、旅は始まった。普賢岳から連想するのは、その巨大な地球のエネルギーもさることながら新型転換炉「ふげん」と高速増殖炉「もんじゅ」でしょう。普賢菩薩は慈悲、文殊菩薩は智慧を象徴し、釈迦如来の両脇にいる菩薩です。このふたつの名を施設に冠することによって、なにか特別な思いが込められているように感じるのは、僕だけではないと思います。

さて昨日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で放射性物質を実際に使うウラン試験が始まりました。地球温暖化問題と核の問題、いずれも難しい問題です。京都議定書に定められた排出量削減を目指すと、原子力発電への依存は高くなります。逆にここ数年の排出量の急増の背景には、度重なる原子炉の操業停止があるといわれています。

日本は非核三原則を堅守していますが、世界のほかの国、たとえばイランなどに言わせれば「なんで日本だけ特別扱い?!」と言われるくらい極めて大量のプルトニウムを有しています。昨晩のニュース番組では、その経済性と安全性についてたくさんの意見が交わされていました。

国民一人当たり600万円を越える借金のあるこの国、どうしますか。原油輸入高は年間5兆円弱、国債発行残高538兆円!GDPを上回る!!まあぼくたちも同じか!?(年収より借金が多い)まあそれはさておき、原油輸入高の100年分以上の借金!まあこうして考えるのも変ですが、エネルギー問題は、まあ待ったなしというところです。

きょうの一枚
こちらもフランスはル・マンの民家のイルミネーション!


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2004/12/20 (月曜日)

2004年もあとわずかだと教えてくれるのは、クリスマスの鈴の音。イルミネーション。映画ポーラーエクスプレスでは、大人になっても「信じる」という純粋な心を・・・と本当に大人のための童話を子供をだしに描いていたような気がします。この時期に日本国内を旅して、ハッと気がつくのは「なんとクリスマスのイルミネーションの増えたことか・・・・・」でしょうか。それは、初めて12月のヨーロッパを旅した時のように感じます。そう言えば12月のパリ、あの熱かったパリダカの日々を忘れることは出来ません。TSOやアフリカツール(古い!)へ出かけて最終の手続きをしたり、買出しをしたり、時にはスポンサーのステッカーを切ったり貼ったりと・・・・そしてサポートカミオンのチームと交渉契約して、サポートの荷物を預けに行きます。

でサポート!といえば愛知のイワサキモータースが、BEIJING-ULANBAATAR 2005のサポートシステムを発表しました。近いうちに「100萬倍・・・・」に掲載しますので、ぜひご活用ください。概略はというと、2つのサポートコースがあって、テント張りとルートマップ以外はすべてお任せくださいな・・・・というフルサポートと、もうひとつはセミサポートの模様。もちろん詳細は直接お問い合わせください。 kunio1971@m2.dion.ne.jp

やっと寒く冬らしくなりそうな気配です。年末に向けて、お気をつけくださいませ。

きょうの一枚
ル・マンというかテロッシェのクリスマスイルミネーション!!チームスガワラのガレージの近く。もうすぐパリダカ

XR系サイレンサーに関する技術書について

SSER ORGANISATION
YAMADA Tetsu

SSERにエントリーされる車輌のうち、XR系のマフラーに関するお問い合わせを多く頂いております。今回掲載致しました技術書をご参考の上ご確認して頂けますようお願い申し上げます。
ご利用になるにはAdobe Reader が必要となります。郵送ご希望の方は、ご住所・氏名・連絡先などの情報をご記入の上、support @sser.org までメールにてご連絡下さい

nr_041206ダウンロード(PDFファイル)

2004/07/05 (月曜日)

朝オフィスに着くや「菅原さんからお電話です。」「いまアトランタからクルマで600km東に走ったモービルという町のホテルにいる。レンタカー借りてきて一人で走ってきた。」とホテルから見える夕景の実況中継が始まりました。

この町には、戦艦アラバマが海に展示してあって、昨日から独立記念日を祝うあちこちの行事を見て回っているという。「明日は、この近くの地下に大きな滝があるらしいので、それを見に行く。」「レンタカーのナビが5ヶ国表示なのだけど、日本語がおかしい!」とか「アメリカは軍国主義で、これを日本でやったら大変な事だ」などインディペンデンスデイのもようをリアルタイムに電話してきてくれました。
このあとは確かフランスに行くはずです。そして帰ってくるとすぐにTBI2DAYSへ参戦の予定。いったいこの人はどうなっちゃったんでしょうか?20代の体力と好奇心、で年々若くなっていっているのでしょうか。こんな年寄りになるためには今をもっと努力して生きなければいけません。

さて、「お疲れ様です。仙波です。」に出てくるBMWウエアのお話。ナニを隠そう(というかみんな知っているか)僕はアパレルオタクです。というか専門家といってもいいでしょう。昔はアパレルメーカーなんかを立ち上げた事もあるんです。靴に至ってはかつて「イメルダ君!」ってもうイメルダ夫人の事なんか知らないか!!と呼ばれるほどの酔狂ぶり。で、気になるのはメーカー純正ウエアの悲哀。特に国産メーカーは努力すれど成果なしのライディングウエア!これはものづくりの感度、というよりも哲学の違いといえます。デザイン、機能、素材のどれをとっても情けない限りです。組織の中で、機械作りはヒエラルキーの上位に位置していて、服作りはしたがって下位にいるんじゃないだろうか。そしてその部分が今の海外メーカーの大躍進を許した理由なのではないでしょうかねえ。機械の洗練度で世界を席巻した日本の4大メーカー。今では感性の部分の洗練度で地位を失ってしまっています。その端的なものが純正ウエアなのかもしれませんぞ。

さて、最初は機能は優れていてもデザイン的には疑問!価格は疑問!のBMW純正ウエア。でも最近ではものづくりの哲学から、その高品質でコストパフォーマンスの高さを感心して眺めています。めったに買い換えないマシンを売るインターバルを埋める商材としても極めてマーケッティング的な成功を収めているといっていいでしょう。特に新しいラリーIIなんてのは、パリダカ行くならこれだよってXRで行く人にもすすめたいくらいです。KTMのウエアもこの前のTDNで見たんですが、どことタイアップして作っているのか、よく出来ています。イタリアの服作りが反映していますね。でいま僕が一番欲しいのは、BMWのラリーIIのブラックエディション!作ってくれないかなあ。

きょうの一枚
平井商店街に古本屋さんを!と家から毎日少しずつ本を持ってくることにしました。でも、しばらくは「山田オート商會」の中で販売しようということになりました。事務所にあるのも入れると数千冊!?ありますので、いかがですか。


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