No.0141 – Organisation Voice 2000/08/22

2000年ラリーレイドモンゴルも無事ウランバートルにゴールしました。特筆すべきことは、驚異的な完走率88%、これをもってラリーの内容を評すべき事でないことはすべての参加者が知っていることでしょう。年を追うごとに厳しくなっていく様々な環境にあって、この大会に参加された皆様やご支援を賜った各社の皆様に心より御礼を申し上げる次第です。今大会の完走率こそは、こういった厳しい環境の証であると考えるのが案外間違っていないように思います。

20世紀はある意味でクルマの世紀であり、そして競争の世紀であったように思います。こういったラリーはひょっとするとそれを代弁してるのでは?と思われる方も少なくないでしょう。しかし答は否です。長大な旅への情景や未知への好奇心なくしてこれらの大会に挑む事は不可能です。ただ競争だけを求めればサーキットでもいいでしょうし、場合によっては企業内あるいは企業間でも容易でしょう。また、ただ旅を求めれば様々な方法はさらに広がっていることでしょう。ここには、それらを包含しつつ、大きな目的に向かいながら自らに対峙する真の自分が発見できる。そういった場面がしばしば見受けられます。 ゴールする感激、満足感や達成感、充実感、これらはほかの何に比べても決して劣る事の無いほどの大きなものだと思います。

20世紀最後のこの大会が、この後どのように発展していくか否かはこういった参加された皆様の思いと声に依る所が少なくありません。まもなく21世紀、来るべき世紀がよりすばらしいものとなりますように。そして、国際間でこういったラリーが存続出来るべく、世界がより平和で安定していること、そして様々な多者間の理解が進むことを期待しています。心より感謝申し上げます。


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山田 徹

No.0140 – Organisation Voice 2000/08/04

メールボックスに北の島の新しい原稿が届いてたので、(8/3UP済分)ちょっと見てみると、今年のSSER 2DAYS改めYUSUHARA 2DAYS ENDUROで2連覇を達成した三橋選手を中心とするモメンタムなストーリーが、鋭敏?なジャーナリスティックな眼でとらえられている。その編集長でもありライターでもあり、もちろんライダーでもある春木久史君に敬意を表したいと思う。と言っても会えば会ったでツマらないコトばかり話すんである。どーせもうすぐMONGOLのHeliの中でゴオゴオと唸るジェットタービンと室内後部に露出して回るプロペラシャフトやローターの音をBGMに、さんざ世間話ができるだろうと思ってる。

ところで彼の視座の主要な部分は競技者という本来弱い人間が目的意識で武装してる状況をきちんと分析するところにある。それは、まるで自らを見るようであり、共感できる。そう弱い人間が闘う姿を見事に捉えているのである。いわば故山際淳司氏のように。もっとも、春木君ももう少しメジャーなスポーツに目をむけていれば成功したかもしれない。いかんせん好きなスポーツの、さらにそのカテゴリーがマイナーなのである、しかしマイナーだから棲み分けられるという利点もあるネ。で、もう少し彼に大きな?文章を書かせてみたいと思うが皆さんは、どうだろーか。

僕もいくつかある本業のひとつ?にコピーライターというのがある。一部業界では「カリスマ・コピーライター」といわれている(実はからかわれている)文章のもつ力、いわゆる「コトバのチカラ」というものは素敵だと思う。表現するというコトの奥深さでは、これに勝るものは無いんだがVISUAL(写真)をくっつけた瞬間に、あらあらとイメージは固着してしまう。「そーじゃないんだけどなぁ...」とツブヤくのが僕の日々の姿。コトバだけの世界、ちょっと漆黒の闇の中を駆け抜けるライダーの脳裏のような世界でもあります。想像力!想像力! かすかな情報をたよりに全体像を見極める力。です。


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No.0139 – Organisation Voice 2000/08/03

モンゴル人は語学取得能力が異常に高い民族だと思う。日本にいては解りにくい事の一つがこれなんだ。

交易が始まった時代はA地点からB地点まで移動するのにA地点には隣のB地点の言葉が話せる人間がいてB地点にも何人かはその隣のCの言葉が話せる奴がいて、という連鎖があったに違いない。Aの人間がいきなりYやZの国の言葉を修めるのは不可能だからだ。言葉はこうやって交易と宗教とによって広められて行ったんだろう。でモンゴル人は昔から世界中で戦い、世界中を隷属させて行ったわけで、そのDNAに語学学習能力が組み込まれているんだろう。大学で4年間、日本語を習得したものは、いや在学中の2-3年生ですら通訳として活躍できる。しかも英語とロシア語も話せる。日本語、フランス語、ドイツ語、英語の3-4カ国語を話せる若者はたくさんいる。「彼は日本語完璧ですから何でも聞いてください」っていうんで僕は言ってやった。「バラのユウウツ、チミモウリョウがアンヤクバッコスル」って漢字で書けたらまあ普通、日本語少し分かります!って言ってもいいよ!って!!でも僕も書けないんでした。


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No.0138 – Organisation Voice 2000/08/02

ほら、やっぱりきた「続きは?」って。モンゴロイドと日本人。学術的なおハナシを期待していたヒト、ゴメンナサイ。その一方でギャグを期待していたヒトにもゴメンナサイ。というとハシにも棒にもかからなかった内容だったてコトにナル。つまりテーマと中身が全くもってアチャコチャだった、というコト。ラシイ。で続きはまたと言うコトで。

今はコンコルドが墜ちた!というコトに興味がある。というのも「そーかーコンコルドってのも飛んでたなぁ」ってコト。かつて60年代に開発され、21世紀の到来を引きずり寄せるよーなデザイン・存在感。でも、コンコルドはワールドスタンダードにならなかった。ナゼか? 経済性である。技術革新こそが新しい時代を築く!なんていった幻想は20世紀半ば、まぁ大戦直後の思想。20世紀末には「やっぱ経済的に成り立たないとね...」つまりこれが一種の成熟ってやつです。大人になった訳です。で僕は子供のままで、いつまでもいて、経済性の理論は判っても、実践が全く伴いません。子供=夢(つまりお金のことは考えない)大人=経済性(つまりお金のコトを中心に考える)。僕は願わくば子供のままで居たいんですが子供=コンコルドという図式にしたらナンかヤです。そこで、違うものに置きかえてみますね。子供=バイク、大人=4輪、子供=ゲーム、大人=お酒、ナンカ全然違いますね。e-businessも夢があるようですが、どうもこのe-businessの夢は将来のリターン(つまりお金)です。まぁ夢=金というコトです。というコトは子供=大人ってことで、ナニガナンダカわかりません。

結論。モンゴロイド=日本人=子供=大人=夢=お金という方程式になります。するとどうでしょうRally Raid MONGOLのように見えて来るから不思議じゃありませんか? えっそんな風には見えない? 大人ですねぇ。


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No.0137 モンゴロイドと日本人 – Organisation Voice 2000/07/31

モンゴロイドと日本人

テーマの掲げ方に失敗した。しらばっくれて日数だけ稼いでトンズラを決めよう、と思ってたんだけど、世の中、甘くナイ!! 「ドーナッテルノ?」というお叱りのコトバ。よっしゃ。書いちゃる。世界には3つの人種しか無い。それはタンザニアだかどっかの谷で生まれたルーシーだかイヴだかって名前のついた350万年前だか400万年前だか(全然あてずっぽ!)原人のおハナシ。そこから劇的な進化を遂げるんですけど、そんで1つはネグロイド、まぁそのままアフリカ大陸に残留したチーム。そしてサハラを越えて北上した白いチームはコーカソイドと呼ばれました。つまり南北に黒と白が分かれたわけです。でもって東へむかったのがもうひとつの種、モンゴロイドでした。それはユーラシア大陸を渡たり、ベーリング海峡を越え、北米大陸を南下し、南米大陸をパタゴニアのとん先まで旅に旅を重ねたチームだったのです。途中ところどころに土着し、例えば北米インディアン、中米インディオ、南米もインディオだっけ。海も渡ってオーストラリアにも土着、再び黒潮に乗って北上、南太平洋の島々にも棲みついた。ついでに黒潮に乗って、土佐湾までやってきたりと、とにかくモンゴロイドは勤勉な旅好きの人達だった訳です。世界中、たいていの土地に華僑は棲み! 「こんなトコロに?」と思うような地の果てにも日本人は棲んでいる。日本人って自分達の文化や考え方に固執する!んだと思ってても、ソーじゃない日本人っていっぱい居ます。文化は比較することによって見えてきますよね。比較文化論ってやつ。BMWとKTMなんて企業文化の比較でみると面白い。HONDAとBMWじゃ、どうでしょうか、モンゴロイドよりコーカソイドの方が勤勉なんでしょうか?

No.0136 – Organisation Voice 2000/07/27

僕は若い頃よく山に登った。7月28日と聞くと昔はいつも山の中に居たのを思い出す。Testrunへの応援メールには、ラインホルト・メスナーはこう語ったなどなど送ってくれる九州のKさん。彼もクライマーだった。なにが言いたいのか?というとマツモトミチハル氏のコラムBMW-GSバカジャーナルで服装と装備というテーマで書かれてるから興味深かったんで、そんなコトを思い出した。僕達が山へ登ってるころはちょうど新素材が出はじめる直前で滑落でもしたら最高にスピードの出るナイロンのマウンテンジャケットの上下だったし、雨が降ったらカッパの中は汗で濡れて「なーんだカッパなんかあっても無くても同じじゃん」というようなコトだった。だけどそんな装備のひとつひとつには思いがけないほどの趣味性がかくれていた。僕が愛用してたピッケルはシャルレスーパーコンタってやつだったけどシャフトの色が使う度にアメ色に変わっていてやがて黒っぽく落ちついていって眺めても、触っても愉しかった。最近山に登る人が減ったんじゃないかと思う、但し中高年を除いてだけど。ナンカBIKEの世界に似てるよーな気がする。あの山々の清烈な空気は、全ての人に開かれてるっていうのに。思い出して落ち葉の山道や、ガレた稜線の道をたどってみよう。あゝそうだできればアルタイの山々へも行ってみたいなぁ。GSもアプローチに使えるだろうか。まもなくモンゴル。あゝモンゴル。明日はモンゴロイドと日本人ってテーマで書くよ。 きょうの1枚 YUSUHARA 2DAYS ENDUROで2連覇を達成した#5三橋選手です。

No.0135 全車種いっき試乗ひとくちインプレッション – Organisation Voice 2000/07/26

ORGANISATION VOICE別冊BMWモーターサイクル全車種いっき試乗ひとくちインプレッション

ジャーナリストでもない僕が、このSSER 2DAYSもといYUSUHARA 2DAYS ENDURO併催のBMW試乗会での各マシンのインプレッションを書きます。トンデモナク独断と偏見と人の立場を無視して書きますよって、僕のそのひとりよがりをお宥し下さい。

K1200RS
ス・ス・スゴイのひと言。総合評価120点 欲しい度72% 僕はこのマシンにいちばんたくさん試乗したおおかた50Kmくらいの山道・ガラガラの国道を走ったんじゃないかなぁ。BMWのシルキー6ならぬシルキー4、イケてます。BMW=BOXERなんてのはねOHVの時代のハナシ。 でもタンク後部の盛り上がりがビジュアル的にはイイケド、ライディングにじゃまじゃない?とはいえトータルでは今回のイチ押し、フレームの剛性、ブレーキのタッチの素晴らしさ、ハンドリングのテイスト、はっきりいって僕の趣味です。

K1200LT
本当はこいつに乗りたかったんだけどね、今回は来て無かった。でね、このマシンに僕は将来の21世紀のモーターサイクルの在りようをゆだねてもイインじゃないか!くらいに思ってたの。でも乗ってみないとわかんないもんね。ソートー重いらしいけど。やがて、こんなマシンが交通の主役になる日が来るね。但しそんな時代にはタイヤは無くなってしまってるかもしれないけど。

R1100S
ス・ス・ステキのひと言。総合評価100点 欲しい度68% もっとスゴイのか、と思って乗ってみたら、乗り易いったら...。K1200RSに乗ってると、あゝR1100Sがイイナァって思う。でこれに乗ってるとK1200RSがイイナァって思ってしまう。スタイリングと各部のツクリもGood、タンク上のヘンなファスナー?が要らない。ボクサーサウンドが似合わない。でも峠は早い。

R1100RT
フ・ム・ムのひとコト。実は欲しいと思ってた1台。でも総合評価70点 欲しい度65% タンデムツーリングのために在るような1台、大柄なんだけど乗ってみるとポジションは窮屈なんだ。ヒザがカウルにあたる、スクリーンがどの位置でも視界の中でとってもウットオシイ。ありゃりゃK1200LTはどーなんだろー?大丈夫か?

R1100R
これぞBMW、ボクサーツイン!!といいたいところだが総合評価90点 欲しい度35% BMWらしい?バイクだけどポジションが窮屈(これはボクのサイズのハナシ)ネイキッドにはもっとこうクラシックでナチが入ってなきゃあイケナイ。ながめて過ごせるくらいの美意識と存在感が欲しい。でもダートを走ってみた唯一のBMWロードモデルだった。

R1200C
思ったよりはソートーにイイ。総合評価100点 欲しい度100% でも日本じゃ売れないか? 007で見た時は「ナンダカナァ?」だったんすけど、アヴァンギャルドの出現で、いっそう都会的なムードが...。でもNYにまぎれこんだマカロニウエスタンってかんじ。で、この乗り味は現代のボクサーツインには似つかわしい。難を言えば、ちょっとオーバーデコラティヴで、ソフィスティケイト度とワイルドさの両立は難しいのか? 無国籍なアウトローにこそ似つかわしい。腰でイナすコーナリングがナツカシイ。大人におすすめの1台。

F650GS DAKAR
これは試乗車じゃないんでゴメンネ。 総合評価120点 欲しい度も120%(いったい何点満点かね) 実は昨日はこれのナラシで臨番をつけて山々へ出かけたんですよ。タイヤはノーマルですけどOZ WORKSのサイレンサーのセッティングで...。でイイです。ちょっと下りの荒れた路面ではFサスのややモノ足りナサはありますがWPの倒立でも入れた日にゃあ!!って感じですね。長く乗ってても楽チン、車重も全く気にならない。ハンドリングも良し、バランスも悪くない。旧OHV-GS乗りには夢のマシン。でもGS VS AFRICATWINってのはAFRICA勢からクレームが出ることは必至。超おススメの1台。でも完売って?

 

とまぁ何台もあったんですけどR1150GS,F650GS,R1100RSの3台には乗らなかったんですね。ジャーナリストじゃない自分には、こんな現代モーターサイクルいっき乗りなんてのは、夢のようなおハナシ。でしかもBMW。モーターサイクルの存在理由はナニカ、どこへ行こうとしているのか、わずかばかりの手掛かりみたいなものを掴んだ、ような気がするのです。OHVボクサーを愛用する自分としては現代ボクサーツインとBMW-Kのマルチシリンダーに目を丸くしたワケですが、驚きに腰をヌカすというコトでもありませんでした。すべては、そのひとつの延長上にのびやかに続いています。DNAは確実に。でDNAを広告に使うH社のあのアメリカンモデルのDNAは、どこからやってきたんだろうか? 突然変異なのか、北米でサクセスストーリーを築いたコンパクトカーが持って帰ってきたんだろうか?ナドトちょっとジャーナリスト気取り。ゴメンナサイ。

No.0134 – Organisation Voice 2000/07/25

YUSUHARA 2DAYS ENDUROのあとで... あゝ、この夏もあの悪夢のような暑い、いや熱い日々が終った。過去にないほどの猛暑。会場の氷の売上はバブルの再来を思わせ、僕のために開いた(と言われてる)BMWの試乗会は、あのシートの熱さに「やっぱりシートヒーターがついてるんだろうか」と思わせるあつい夏の3日間のBIG EVENTが終わりました。

で、僕は文句が言いたい。あのHPはナンダ! コレでは僕が「言ってるコトとヤッてるコトが違う!」みたいじゃないか。問題はいくつかあるけど「欲張りすぎ!!」 パリ・ダカのサイトにも負けないようにする!なんて...。だいいちSS通過毎のタイムがそれぞれ本部に届くわけでもないのに!そのうえ応援メッセージ、返信メッセージ、リザルトの集計と、それはもう忙しいのにね。で、まだモンゴルでも同じようなコトをする!!と張り切っている...でインマルサットも大きいやつを持って行くそーな。ただでさえ重たいヘリをまだ重くしようというんだ。便利になるとは困ったコトだ。でYUSUHARA 2DAYS、おもしろかったです。橋本知事夫妻もお見えになって感激でした。それにしてもホコリのスゴかったこと。じゃあモンゴルでお目にかかりましょう! 行かない方はこちらのHPでね。


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No.0133 – Organisation Voice 2000/07/17

日曜日の新聞にニッポンチャレンジが次回アメリカズカップへの挑戦を断念した、という記事が掲載されていた。これをどうとらえればいいのか。チャレンジ(挑戦)と断念というこの2つの言葉の間にある距離、深み、苦悩、苦汁、苦杯、僕は知っている。山崎会長の言葉のひとつひとつを、僕は自分の事におきかえ、世界に、不可能に挑戦してきたのに。「おいおい、そんなに簡単に辞めるなよ」というのはカンタン。僕は彼の断腸の思いの痛みが、ほんの少しわかる。いや、わかるなんて言ってるうちは全然わかってないのかも...。それにつけても、と思う。世界は広いね、ルイヴィトンカップだとかプラダチャレンジとか、この話もアウト・オブ・レースでは僕の予言の通りになった。巨大ブランドビジネスこそがビッグレースを司るんだろうか。

話は変わる。同じ日曜日のフィデリティ投信(米)の広告は七夕の笹に吊した短冊にお願いゴトがたくさん書いてある、ヘッドコピーは「いつかを叶えるために、いま」とちょっとダサダサ!!で日本株。ってこんなに無理した書体でなくても...と思う中に「いつかは我が子を留学させたい」「いつかワインセラーをつくりたい」「いつか別荘を購入したい」「いつか小さな島を買いたい」「いつか夫婦で海外に移住したい」などなど...まぁどうして知ってるの?というようなのが16枚、そしてそのいちばんハジッコに「いつか海外のラリーに参加したい」とある。誰が作ったんだろう、この広告。僕が言いたいのはね「これは無理なオハナシ」じゃない?かということ、えっ投資する?誰に?自分に?フィデリティ投信に? 夢(いつか)を叶えるのは、ただただ自らの力のみです。


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No.0132 – Organisation Voice 2000/07/14

SSER 2DAYS改めYUSUHARA 2DAYS ENDUROの準備のためのScheduleで日本に帰ってきました。が...暑いのなんの、来週からは梼原山中にルートマーク設置に行かないといけません。(僕はイカンけど...あ、いや行くかも)だって暑くて暑くて! あゝもうモンゴルが恋しい!のですが...。でもちょっと日本の山河をバイクで走りたいような気がします。でBMW F650GS DAKAR乗ってみました。「イイです!」ほんでSSER 2DAYSじゃなかったYUSUHARA 2DAYS ENDUROじゃ、これの試乗会があります。なんか少しバイクの概念が変わっちゃったね。買おーかなぁ?! いまOFFICEの中で全バラ状況。マフラーなどは今、OZ WORKSで開発中!! これで実はガストン・ライエとレイモンド・ロワゾーが行くですんです、モンゴルへ。試乗しまくって慣らしをする? エッ、コレは試乗してはいけないの? でね、BMWのMOTO部門は国際的にビジネスでは大成功してます。それは例えば90年代初頭にBOXER TWINを無くす!と宣言してから試行錯誤の連続だったんですね。でもひとつ言えること「貫き通すこと」ですね。あれが売れてるから、これが売れてるからって器用に真似して、ちょっとイイヤツをちょっと安く、しかもこわれないよーに作る日本のメーカーの姿勢では、やっぱりダメなんですかね。いやいや彼らの中でもわかってる人は沢山いますよ。そんな人達がちゃんとやれる!ようにするためにはね、僕たちのありようもとっても大切なのね。

No.0131 – Organisation Voice 2000/07/13

XR650がデビューして初のSSER 2DAYS、おっとYUSUHARA 2DAYS。ディフューザーというか、これが使用可能なスパークアレスター:品番18317-MBN-670これのみがOKなんです。お間違えのないように。夜の田舎の民家の前をババババッと走るワケです。「どーして法律で許されてるのがダメなの」とか「ちゃんと逆輸入されて登録されてるのに!」などと言わないで。それを言ったら子供!!だと思わない? それと今、問題はヘッドライト!! どうもリエゾンでHIDハイビームで走ってるマシンがいるんじゃないか?とか、後ろから追いつかれたら自分の影で前が見えなくなって走れないなど、異常に明るすぎる人!?いませんか。もちろん明るければ明るい程、イイのはワカルケド。適度にね!!


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No.0130 ゴビのゲルで見かけたSSERのコーステープ? – Organisation Voice 2000/07/12

ゴビのゲルで見かけたSSERのコーステープ?

そう、あるゲルにSSERのコーステープが張ってあるのでビックリ。これは久万町や梼原町にも良くある話です。稲刈りの近づいた梼原町の田んぼにはスズメ除けのさまざまなオドシ(例えばカカシとか)その中にSSERのコーステープが張り巡らされています。「どーして」と聞くと風でバタバタ(もっと硬質な音)がして良いんだそうです。でモンゴルではバリースでそれに結びつけたSSERコーステープが大変貴重品らしいんです。さてそこで問題です。ナニニ使うんでしょうか。見事当たった方にはコーステープとバリース(12cm角の木の杭)を1年分進呈しようかと思ったけどヤメた。これは狼除けに良く効くそうですね。そういえば自然界の中に存在しない異質な音がするんですね。お役に立てて嬉しいような、そうでもないような複雑なキモチ。で、やっぱり狼ってのは「送り狼」なんだそうです。バヤンホンゴルの近くではおつかいに行く子供のあとをつけて行って(送ってる状態ね)でゲルのないところに行くとパクッ!って食べるんですって、冬場にね。狼は彼らにとっては天敵、でも世界的には国際保護動物、保護も売買も毛皮の輸出入も禁じられてますが、ウランバートルのお店には毛皮が吊ってあったりしますしね。NHKでも狼狩り!とか堂々と放送してて、よくワカラナイですね。


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No.0129 モンゴルからの試走レポートです – Organisation Voice 2000/07/11

モンゴルからの試走レポートです

無事ウランバートルに到着しました。この10日余りのモンゴルの大地を今、静かに振り返っているところです。このモンゴルの大地に立っていると、まずその静謐さに驚かされます。夜、星空を見上げれば、さまざまな思いがわいてきます。少し大げさに言えば自らの内なる声が聞こえる、というような事があります。たとえばヒマラヤなどの高山や、もちろん日本の山々にもある山岳信仰、あるいは極地、砂漠、無人の荒野というのは大小の違いはあれ人にさまざまなインスピレーションを与えます。このモンゴルの大地では、ただ風の音のみがするばかりです。なにもない、という贅沢、それは自身と語り合うことのできる少ない機会のひとつです。この7年間にもわたってくり返した私共のモンゴル試走。わたしたちの人生に、かけがえのない記憶として、はっきりと深く刻まれています。そんな人生を少しばかりかけたRally Raid MONGOL、もっと多くの方々に深く貴重な体験を、と心からそう願っております。


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No.0128 モンゴルからの試走レポートです – Organisation Voice 2000/07/10

モンゴルからの試走レポートです

早いもので試走も最終盤です。あっという間に2週間近い日が流れました。その1週間も前からウランバートル入りをして出発準備をすすめていた佐伯・川野両名には本当にお疲れさま。数年前まで試走に1ヶ月を要していた事を思えば随分と効率が上がったものだと感じます。その効率UPの理由には、どこに川が流れ、どこに渡れる橋が在るのかを知ったことが大きいでしょう。これだけ豊かな草原を有する以上、当然雨が降ります。そのすさまじさと言えば、もうナニモカモ濃密です。あっという間に周辺が川だらけになってしまいます。今年はそれを極力さけよう。もちろん恒常的に流れてる川は橋で渡ることにしてます。それと村。ここのナビゲーションに困らされてますので、これも極力少なくしてます。楽しく愉快、全般的にハイスピード(ここにちょっと問題ありですが...)で構成され、どのキャンプ地へも陽の充分に在るうちに着ける!という設定になってます。どうぞお楽しみに。


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No.0127 モンゴルからの試走レポートです – Organisation Voice 2000/07/07

モンゴルからの試走レポートです

ゴビを走りながら「なんか恐竜とかヌーッと出て来そうだね」からはじまった話が、宇宙人の基地でもツチノコでもいいから出て来ればラリーが世界的に有名になるのにね!って、そんな事に頼ってるようでは全く情けない。さて、今日は試走1号車にはさまざまな機械が積まれているというお話をしよう。まずパソコンが2台、インマルサット ミニM(こいつが情けない、通信速度が遅くてISDNに占有された日本の回線に割り込めない)そしてトリンブル社のパスファインダーというちょっと大掛かりな測量用GPSにNT200というナビゲーション用のGPSにテラトリップ303 PLUSという測距計にアクセルキャップというデジタルコンパス(これは機嫌がいまひとつ)にデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、NIKON 90Xなどなど。それに電源を供給する2系統の電源。

そう、それで思い出したけど、やっぱり007の話。「ロシアより愛をこめて」の映画は先日の記憶が正しければ60年代半ば、そんでオリエント急行の中でラップトップ(のようなもの)を取り出し、衛星にアクセスするんだ。やっぱモバイルだ。40年近く前にはSFだったっすね。でも今はそれが珍しくない。つまりSFは実現して行ってるんだ。でもある学者に言わせると今では予定?より相当遅れてるそうだね。それはその間、人類がちょっと違うことに気が行き過ぎてたんじゃないかな。日本を出発する頃はヒトゲノムの話が盛んだったけど、ゲノムって多分ドイツ語?が少し気持ち悪くない?それに人間とチンパンジーのゲノムなんて1.7%しか違わないらしいじゃないですか。あー早く日本に帰って、ここいらの本が読みたいなぁ。で、ゴビは今、盛夏ですがちょっとグズツキ気味。ウランバートルは今週末はナーダム。賑やかな町に帰るのがおっくう。では明日。


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No.0126 モンゴルからの試走レポートです – Organisation Voice 2000/07/06

モンゴルからの試走レポートです

たくさんの応援メッセージをありがとうございます。通信状況悪く返信ができません。ウランバートルに帰りましたら返信を送りますね。さて試走も順調にすすんでます。少数精鋭?が功を奏して予定より1日くらい早目にすすんでいます。とはいえ1日14時間走りっぱなしです。以前と違って小さな村でもBeerをゲットできるようになりました。これが、みんなの心のよりどころ。キャンプを準備しだすと、ビールに濡れたトイレットペーパーを巻きつけて風の良く当たるところで気化熱で冷やします。それ以外にも、みんなで知恵を出し合って食材を調達して食べてます。昨夜はニンニクの丸揚げを作ったところモンゴル人にお受け!! どうやって作るんだ?と大人気。このようにルート制作の旅は続きます。

No.0125 モンゴルからの試走レポートです – Organisation Voice 2000/07/05

07-04visual.jpg (25138 バイト)

モンゴルからの試走レポートです

7/4少し問題を抱えつつ(燃料不足)、試走は順調に南ゴビのエリアに入ってきました。全く暑い、が陽がかげると少し寒い。ところで、007の話、そう思い出した「ロシアより愛をこめて」が出版された頃、ケネディ大統領が「私の愛読書」と語っているから、いったいあの映画は何年くらいだったんだろう。ゴビの大平原にいては調べる頼りもないけど、おそらく’65年か’66年くらいかなぁ。その大統領の言う「ロシアより愛をこめて」という元イギリス軍の退役将官の書いた本のたぶんタイトルが気に入ったんじゃないだろうか。彼らアメリカ人の豊かなウイットを東西冷戦のさなかに。30年後のゴビ砂漠で「そーか、そういうコトだったのか」と気がついて感心してる奴が居るとは、J.F.ケネディも思わなかっただろうよ。それにしても映画のタチアナ・ロマノワのそれは美しかったこと。当時、今僕の居るあたりはソ連軍の前進基地があって南下をにらんでたんだ。時代の流れの重さを感じますね。今、ビバークしているポイントはとっても素晴らしいけどルートが大変なんで明日の朝はずぅーっと引き返して作り直します。トホホホ。ETAP5、素晴らしいプランを思いつきました。モンゴルより愛をこめて。


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No.0124 モンゴルからの試走レポートです – Organisation Voice 2000/07/04

モンゴルからの試走レポートです

ET4でいよいよ南下を開始。緑濃い草原が徐々に黒っぽい大地に変わってきます。ゴビです。ゴビを旅するもうひとつの楽しみ、小石拾い。今日もパンク修理中にオパールのできそこないのようなものを見つけました。なくしちゃったけど。どうして、こうも同じ場所に、ありとあらゆる種類の石があるんでしょうか?不思議な谷も見つけましたが、10kmくらい入ったところで断念、引き返しました。ここは川の水が炭酸と塩の混ざったもので、ちょっと飲もうという気にはなりません。この谷を出て、さらにルートを延ばしてるうちに、例の荘厳な夕陽さんがやってきてタイムアウトです。さぁ、これから天体ショウがはじまります。


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No.0123 モンゴルからの試走レポートです – Organisation Voice 2000/07/03

モンゴルからの試走レポートです

7/1 試走隊はETAP-2を終了して、オリアスタイに到着。清朝支配時代の総督府のあった土塁を右に入ったところにビバークを定めた。

今日は試走隊のオハナシを少ししよう。試走隊の役務は多くとても重労働だ。ルートを設定し、距離を設定するのも実は難しい。それはフリーの航続距離と橋のない川をわたらずにルートを通し、しかもメインルートをはずし、できるだけ素晴らしい風景(まぁどこでも素晴らしいけど)そして許可、ゲルの手配、契約、少ない持ち時間にキャンプを設定して食事を作って車両の整備をしなければならない。そして24時間×20日間近く共同生活をする2ヶ国の統率をしなければならないのである。それらが素晴らしいラリーを生むのだが、そうと気付く人はそんなに居ないのかもしれない。このラリーの参加者は増えない、安定もしていない。どうしてなのか解らない、が解るような気もする。そう悩みながら走るのはヤメようと思う。このギャップをガントルガはどうするか、もしここで長谷見さんが150km/hでこのコーナーに入ってきたらとか、ありとあらゆるシチュエーションを考えて、すでにイメージトレーニングというか、ロールプレイングゲームのような事をしてる。いろんな事が不安となってやってくる。テラトリップは正常にカウントしてるか? 3台の車両に異常はないか? 本番でRCPカーがこのポイントへ辿り着けるのか? 本部隊は? と考えると、やはり、この手のラリーはロジスティクス勝負となる。あーいったい僕は何を考えてるんだろう、疲れてるんだ、キット。でもこの地に来てごらん、ナニもないかわりに濃密な時間と空気がある、大自然なんて云うのもためらわれるほどのサイズだ。そこではさまざまなインスピレーションが得られる。知らなかった自分がある、勿論、同行してる仲間にさえ驚かされて感動するんだ。

試走4日目終了。ETAP-3まで完成。マシンに少々問題あったものの解決。

試走レポートがもっと完全に送れるといいんですけど。毎日、壮厳な夕陽、超満天の星空、素晴らしいピストに恵まれて試走の旅が続いています。ETAP-2のビバークはオリアスタイ西20kmくらいに設置、快適なエリア。ETAP-3の夜は、ここで地元の歌踊団が来る予定。砂丘の旅は、灼熱!フカフカ!で本番はもっと楽なシーズンになってるけど、今日の1日の行程は素晴らしい!の一言につきます。そう、ガストンライエ、ロワゾーの旧BMWワークス勢はF650GS DAKARに決定! ちょっとザンネンなような嬉しいような。ドイツのKTMチームもモンゴル側で最終調整。モンゴルからテラノも出場!? 日・モ・仏・独の、あのガストンはベルギーだから5ヶ国!! とまぁ参加国が増えてる。世界中のどこからやって来ても、この輝く大地は絶対にウラギラナイ、というより大感動だろう。


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No.0122 Organisation Voice 2000/06/30

お待たせしました。モンゴルからの試走レポート第1段です

 前日は衛星回線が不調で送信できませんでしたので2日分を書いていますが、画像も送れそうにないのが残念と言えばちょっと残念。で、来る飛行機の中で007ワールド イズ ノット イナフをやってました。ナニヲカクソウ、僕はソフィー・マルソーの不安じゃなかったファンなのです。「ラ・ブーム」からはじまって「熱砂に抱かれて」や「アンナ・カレーニナ」もちろん「女優マルキーズ」も観てます。でもうひとつの趣味が実は007です。が今のじゃなくて、今は俳優の名前すら知らない、です。ショーン・コネリーと作者のイアン・フレミングに惹かれていたんですね。ナニガって趣味に、ウィットに。

で今回の007は観ない!ことにしてたんですが、さすがに飛行機のヒマに負けて、サッサとヘッドフォンを当ててウシウシと見たですね。で、まぁソフィー・マルソーにこんな役やらすのかねぇ、って感じだったんですが、その舞台がアゼルバイジャンのバクーやイスタンブール、果てはボスポラス海峡を核汚染で封鎖してパイプラインをナンダカンダと、まぁ時代遅れというか、時代に合ってるんだろうかとか「ロシアより愛をこめて」もう20年いや30年近く前の方がイマ的な感じがします。で、その例の地名の数々は僕の弱い部分なんです。もうイスタンブールとかボスポラス海峡とか聞くだけで「あ~そこそこ」って感じです。でそこらはモンゴルの英雄たちが押し寄せて文化を混ぜこぜにした場所なんですね。

そこで試走隊は予定通り、西へ向かってスタートしました。延々と西へ向う2日間、この道の果てるところは中央アジアそしてイスタンブールかぁ?!などと感慨にふけってます。この大地をどんなモチベーションが彼らを駆り立てたのでしょうか。走っても走っても(近代兵器で)つきることのない一直線の大地と絶対量を誇る、そう彼らが天と呼んだ大空。その人々の営みと人間のもつ欲望や野望とは全く無縁とも思えるこのたおやかな大地に、何故にその殺戮の大軍団が駆け巡ったんでしょうか。

僕たちの旅は、そのかすかに記された西方遠征の踏跡を辿る旅でもあります。混沌を極める近代の東アジアに平和と安定を求める英雄が誕生しない現代に在って、全世界にそのヘゲモニーを唱えたチンギス・ハーンの心の一部を確かめるために。ロシア支配になる70数年前までモンゴルは中国(清朝)の支配下でした。それをロシアに渡した中国の意図はともかくこの地は2大社会主義大国に挟まれた、やはり社会主義の国でした。そのロシアと同じ様式の建物や言語を見るにつけ、アジアとはとか、東と西とは、などと思いを巡らせてしまいます。

今、標高2500mの峠を下ってきました。美しい高山植物の群生が圧巻でした。日本の観光地のそれとは違い、誰に見られることもなく咲き誇り、やがて枯れてゆく繊細で可憐な花々にモンゴルの民の生きざまを感じました。ところが、どうやら最近の資本なき資本主義化は「マネー・マネー」というコトバを生んで、「野に咲く花もお金にしなきゃあ」的なムードがぷんぷんです。

でもね、夜毎繰り返される大天体ショウ、あなたにも1日も早くお見せしたいものです。ETAP2の160kmくらいの奇岩のピストもとっても楽しくて。

明日もREPORT送りますのでお楽しみにねぇ!!

No.0121 Organisation Voice 2000/06/28

モンゴルからの第1報です。とりあえず画像は昨年のものです。

抜けるような青空が広がり、やっとやってきた北国の夏。今年の冬は酷寒で被害も甚大だったようです。でも生命の営みは繰り返され、生命あふれる季節がやって来てます。さぁまもなく出発します。無事にインマルサット回線がつながって、メッセージと写真が送れることを祈りつつ、いってきまぁーす!!

きょうの1枚
昨年の試走中のものゴビのゲルに子供達の防寒着をプレゼントしながらの旅でした。


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No.0120 Organisation Voice 2000/06/27

SSERのネーミングを変える!!と立ち上がった僕はYUSUHARA 2DAYS ENDUROとすることにしました。「えっ、ナゼ!」その理由は50号記念誌となったSSER PRESSで詳細にお答え致しますぞ。20世紀最後のSSER 2DAYS、ALL NEWを目指して新しいオフロードライディングの世界を切り拓いて行きます。「愉快で素敵」ボクの大好きな2つの言葉。21世紀もすぐそこ、愛される世界でありたいですね。乞うご期待。

きょうの1枚
Photoは15th SSER 2DAYS。会場も素敵なら、みんなのエガオも愉快そう。そうです、こんな世界。みんなやってきて!!速い人もいっぱいいますけど、思いっきり後方で、でも頑張ってバトルしてる人達もいるんです。


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No.0119 Organisation Voice 2000/06/26

さて、日本も総選挙ならモンゴルも7月は総選挙。ここで日本と全く違うなぁ、と思うのはやはり国のサイズかなぁ、いや土地は全然広いんだけど。知り合いが何人か国会議員選挙に出るわけです。例えば昨年、一昨年とラリーに同行しているDoctor!日本人のドクターもビックリ!!するくらいのお医者さん、スゴイのが居ます。彼は貧しい人たちやホームレスの子供達の病院をやってますがアメリカ人医師やフランス人医師もそこで一緒に働いていて、なんかこう清貧な感じがします。で名刺を見るかぎりモンゴルのロータリークラブの会長?をやってるらしいんですが、志が高い。いや、もちろん日本のそういうクラブも社会奉仕としての志は高いんだろうと思いますが....。さて、モンゴルからの情報では試走の準備は万全、あとは僕があした出掛けてナントULN到着後(夜6:30着ね)1時間以内に出発するのです。ハード!! そのうえ僕はナント! インマルサットを使って試走のデイリーレポートを送る!!なんてゆうITなことをヤル!んで株価は急騰中。デイリーで僕の撮った写真がこのO.VにUPされてたらオナグサミ!! ちなみに応援メッセージは*******@sser.org(終了しました)こちらでお待ちしてますね。

きょうの1枚
さて、昼と夜の比率について物議をかもしてます。美川憲一の“夜と朝のあいだに~”SSERなわたし。


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No.0118 Organisation Voice 2000/06/23

SSER 2daysにむけてマシン製作中!のみなさんに朗報! 先日このO.Vにて紹介した日本レーシングマネージメントが海外から取り寄せてるヘッドライト用のプロテクターフィルムが大会当日、会場で購入できるようになる(予定)。今までは光量をスポイルさせつつネットを装着したり無理なステーを取り回してアクリルを取り付けていたみなさん、もうOKのようです。「でもちょっと高い!」と思ってたのですが100cm2以下だと900円つまりXRのランプならこのプライスなんだね。詳細は別項に掲載しておきました。当日「切って貼ってくれるサービスをして」ってお願いしていますので、安心してやって来て下さい。でも全員が全員に対応できないと思うので予約をこちらのメールで、来場時刻とマシン、ランプサイズ及び形状をカンタンに書いて送って下さい。これはホントにスグレモノです。ダマされたと思って..でもダマされません。モンゴル試走車の2-3号車には装着しよーか!?と思ってるんですよ、ね。

さてBMW-F650GS DAKARの試乗会も予定通りっすよ。BMW-JAPANからもスタッフがやって来ますので質問攻めにあわせて下さい。ちなみにR1150GSなんかも来ます。僕は個人的にR850Rを持って来て貰って、町と会場の足にしたいと思ってます。ウソ、しないしない。

きょうの1枚
’99を#1で走ってた森田昌和さん、そうシリーズ戦1年目の’98のシリーズチャンピオンっ去年はナント、ギャラリーの目の前でマシンをタイトトレールから半分くらい落っことして、次から次から、ゼッケン2-3-4-5-6と来るの、で見てる方もガンバッてる方も冷や汗。でも再スタートした(ン十分後)時は大喚声!! ウォ~ッ、ヤッタ~ッてね。そんでギャラリーステージ、もっと充実させよーっと!というコトになりましたのよ。


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No.0117 Organisation Voice 2000/06/21

日本航空の機内誌WINDS6月号にRRM 2000のコトが紹介されていて...これは昨年の参加者の鹿野さん(京都)が書かれたものですが、その内容が良くて、フーンこれなら参加してみたいなぁと思うんですね。そこにはe-mailアドレスもURLも書いてましたが、結局、誰からも問い合わせは無い、ちょっとサビシイ。「RRM 2000エントリー数が少ない!」と参加者の方からお叱り?を受けてます。まぁお叱りというよりは「大丈夫?」というコトでしょうが。しかし僕は言いたいんです。もてる限りの全力を尽くしてます。これだけの参加者しかいないのには様々な要因があると思うんですね。この東洋の大国のレイドに対する文化度なのか、はたまた私たちの能力不足なのか。参加者の数が100名(AUTO-MOTO)にならないと充分な運営はできません。それまでは当分はこんな苦しい状況なのでしょうか。これでは本当に無くなりかねません。

話は変わりますが同じWINDS6月号にリシャール・コラス(シャネルの社長)と深田祐介との対談が載っていて大変面白く、楽しく読ませて頂きました。(JALさんありがとう)リシャール・コラスは在日フランス大使館勤務を経てシャネルのCEOになってますが、この対談の中で「去年の12月にフランスのジョスパン首相が来日した時(中略)アングロサクソン型とドイツ型の資本主義があるけど、その真ん中、自分たちはヒューマニズムのあるグローバル化を選びたいと彼が言ったんです。まさにそれが資本主義の第3の道なんですね。」とある、僕たちがナゼ、フランスの文化や思考そして彼らが作り出したラリーレイドや砂漠の冒険旅行、レイドゴロワーズやル・マン24hrなどに惹かれるのか少し理解ったような気がします。欧米の合理主義や実利主義に見えかくれする人間性よりも、もっとおおらかで主体的なヒューマニズム...なんですこれらは。ゴーンやトルシェは、ひょっとしたらそういう意識の伝導者なのかなぁとも思っちゃう。アングロサクソン型の株主のための経営に行き着く前に、ヒューマニズムのある資本主義、つまりその人間性こそフランス文化が求め続ける自由であり喜びなんだろうと思うです。日産の株主総会のゴーンさん、新聞で読む限りどこの日本人経営者よりも日本人的でカッコイイです。でNISSAN 長谷見さん5度目のモンゴルへの出場です。

きょうの1枚
昨年のSSER 2daysスタート風景。今年はスタートが少し遅くなって夜が長くなるかも...ね!?


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No.0116 Organisation Voice 2000/06/19

いよいよRRM2000の車両及び資材輸送の為の通関がはじまった。1994年の春(つまりThe 1st RRMの1年前)から数えてもう何度目の何本目の輸出コンテナの数なんだろーか。ところでいよいよ南北朝鮮も21世紀をむかえる前に雪融けを迎えそうだなぁ。「これからは朝鮮半島を縦貫して中国を抜けて行けますねっ!」ておハナシも多いけど、やっぱりアジアは複雑。中国々内を走り抜けるのもちょっとやそっとじゃないし、国境も大変。あ~あEUとかって素晴らしいよね。地球がひとつの家になる(これはEUのハナシ・・・ヨーロッパはひとつの家にっての)日は来ないのかしら。それらを加速させ、真の自由な地球であり、地球人であるためにインターネットなんてのはエンドオブ20世紀に登場し、世界中に国家とか国際(国の際ね)の在りようを問うているのではないかなぁ。1989年、東西構造が崩壊して10年。アジアはちょうどその1世代くらい遅れて、雪融けをむかえるのかしら。中国が経済力を身につけてるから一国二制度とかで、まだまだ頑張るのかしら。

きょうの1枚
RRM’95の大クラッシュから生還した尾崎 哲生、キングの名をほしいままにXR600の可能性を見せつけ続けるスゴイヤツだ。


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No.0115 Organisation Voice 2000/06/15

SSER 2daysの開会式に橋本大二郎高知県知事が来られることになりました。5-6年前には何度も高知県庁を訪ね橋本知事とモンゴルの話などをして盛り上がったものでした。高知県とモンゴルは不思議と関係が深く、知事も昨夏にはモンゴル訪問を果したようです。ところで高知県梼原町でSSER 2daysが開催されるようになって今年で11年目です。それまでは愛媛県の久万町で5年間に亘り開催しておりました。(その後はGROUP-Nをやってます。)でそのSSER 2daysは不思議なパワーを持つ高知県勢と愛媛県勢の勢力争いが長く、「地元に利がある」と良く言われたものですが、私的にはどう見ても地元の利なんて無さそうな(つまりあんまり練習したり下見なんかしそうにない)人ばかり上位を独占してるんじゃないかなぁ、と思ったりするんです。むしろ地元の利を生かした分だけ大酒を飲んでるような気がするんですね。で、そんな中ではやっぱり今年ゼッケン1をつけて走る池田 秀仁選手なんかがストイックでコンセントレーション充分ですね。で昨年は大きな風穴(つまり遠征選手ってこと)を空けた三橋 淳選手(東京)。ここらの争いに池町や森田、細野などなどがからんできますね、あっ忘れちゃいけないのは王者尾崎の足音。あゝなんて面白いんだろう。ホントやっぱりスポーツだなぁって思います。そんでもって必ず新しい力の台頭も見られるんですね。あゝもうすぐモンゴルの試走だってのに今はSSER 2daysのことで頭がいっぱい。

きょうの1枚
というワケで三橋選手。雑誌で見るライディングもイカシてます。


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No.0114 Organisation Voice 2000/06/14

どうも最近の世相がよろしくない。凶悪!な事件もアトを絶たず。テレビではアーデモナイ、コーデモナイといちいちもっともなコトを言ってる(らしい、見たコトないから知らん)東京へ行くと、もうNYを逆転(はしないと思うけど)しそーなくらい、まぁラクガキとかホームレスとか、いわゆる「恒産ナキトコロニ恒心ナシ」ってのはこうなんだろーかと思う。環境問題も更にシリアスなんだが、これも恒産あってのことなんだろうと思う。

きょうのナニ新聞だかで、イギリスでフォックス・ハンティング(キツネ狩り)を禁止しようという法案をめぐって争ってると書いてた。擁護派はスポーツだ、昔からの伝統だ、キツネ狩りで殺されるキツネなんかクルマ(交通事故)で死ぬキツネより少ないんだ...と言ってる。あの捕鯨禁止の先進国ですらまぁ、コンな事で...言いワケというのは実にフルっている。ボク達のモータースポーツも、こんな苦しい言い訳をしながら続けなくてはイケナイ!!ような事にならないようにしようね。最近レギュレーションより道路運送車両法の方が緩くて、「どーして法律(道路運送車両法)で許されてるのにSSERでは禁止されてるの!」などというご意見がよく届く。主催者達!としてはこう見えても結構苦労してるんですね。このままじゃみんなイギリスのFox Hunterと同じになっちゃう...。

きょうの1枚
かつて世界最大の帝国を築いたモンゴル。その世界の中心カラコルム(ハラホリン)はコスモポリタン・世界の財宝と人々が延々と列をなしたっていうのに、いまはただの草原に戻ってる。それだけの世界遺産が草原にもどってしまうってどーいうコトなんだろう。そしてハラホリンの廃材で作られたエルデニ・ズーという寺院の中にこうしてチベット仏教の(ナンテユウンダッタケコレッテ)がある。どーしてモンゴルは隅々までチベット仏教が浸透してるんだろう。今回もルート上に「ハッ」として、自分の現在地と年代を錯覚するよーな光景に会えるカモネ。

No.0113 Organisation Voice 2000/06/12

Rally Raid MONGOL 2000の最終ルートプランが出来上がりましたので徐々に発表して行きます。ルートの最終インフォメーションは試走が終わってからなんですけど...。今年は、例のディノザウルスヴァレー(これは実はボクがネーミングしたんです)恐竜の谷に2泊することにしました。ホントにとんでもないところですよ、ここは。日中は40℃を超えるし夜はすんごい寒い。狭い谷の中はフラットで左右の岩がまるで恐竜みたい。で僕が「うへーっ恐竜の谷だ!」と言ったら、「そうそう」と言ってモンゴル人の通訳の若者が化石を掘りに行った。30分も待っただろうか、もう山のように化石を持って来てる「ホントカヨォ~?」「クヤシカッタラ、来テミレバ!」というワケで、今回はETAP-4の夜とETAP-5は短いので午後はあの恐竜の谷っす。

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
PRIZE GIVING PARTY AUG.20.1999
アブタイサイハーン宮殿という大きなゲルで表彰式が開かれ、しばし雄大なモンゴルの風土が生んだ音色に聞き入りました。不思議なことにそこにいるすべての人が一体になったような気がしましたね。


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No.0112 Organisation Voice 2000/06/09

ふりかえってみるとSSER ORGANISATIONはたくさんのイベントを開催してきた。そして今は年間に大きく5つのイベントを開催している。みんな知ってると思うけどおサライ、4月のSSER SUPER-N,4月末からGWのTBI,7月SSER-2days,8月のRally Raid MONGOL,11月のSSER GROUP-N GASTON RAHIER CLASSICである。別にこれをヒエラルキーにしてる積もりは全く無く、カテゴライズすればシリーズ戦のSUPER-N,SSER 2days,GROUP-N(GRC)、レイド版のRRM,TBIの2カテゴリーだろう。それぞれが違うニュアンスを持ちながら相互に補完関係にあればいいなぁ、といつも考えてるのだが...。でこの5つのイベントのほかにもいろいろとあるのだが、これらのイベントの準備・手続・交渉(まぁ全て同じことだが)ほぼ1年間、3~4人のスタッフが忙殺されてしまってます。これらの大会運営を賄うためにはナント巨大な備品倉庫や車両群などが必要なんである。だから大きな修理工場(ガレージ)まで用意されてるんです。ナニがいいたいのか? いやイイたいコトはナンにもありません。

きょうの日経新聞の15面に4メーカーが一同に会して発表会をしたと報じてます。「規制緩和や二輪のイメージ向上を業界共通の問題ととらえ、一丸となって取り組む」と発表してます。エライ!と見るのか。えっまだそんなレベルなの?と見るかは視座によりますが、僕は後者です。確かに二輪メーカーのご苦労は僕たちなんてメじゃないくらい大変だと思いますが...。それにしても遅きに失した(いやまだ失してませんが)感が濃厚ではありませんか。それはまたわれわれユーザー達の問題であるわけです。メディアが読者や視聴者に合わせた番組作りをするようにメーカーは我々(マスの部分)に合わせたモノ作りをしてきてますよね、商売ですから。で不思議な(誰が買うのか)アメリカン・モデルや300km/hが誰にもゲットできるマシンを競い合って出してるところなんかどーも「オ前らはコンナの好きだろ!?」と言われてるようでタマラナイっす。そんでBMWなんかの提案なんかが(まぁこれは逆にライダーを信頼してないようなマシン作りをしてる訳で)まったく本日はナニが言いたいのかわからなくなっちゃたけど...K1200LTでツーリング行こーね、M本さん。(エッ、ナンの話だろうか?)

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-8 AUG.19.1999 マンダルオボーからウランバートルへ。
ゴビのスーパーフラットの大平原をゴール地ウランバートルを目指して走る#21 嶋本選手。どんな想いで走っているのでしょうか? モンゴルと言えば「ひつじ」…でも「野生馬」や「らくだ」なんかもいるんですよ。さてRRM 2000最終日ではアルベイヘールからウランバートルへ向うメインピストをご用意しています!!


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No.0111 Organisation Voice 2000/06/08

きょうは少々不機嫌なので、ワルイとは思いながらHPに毒をはくことにした。ごめん。どうもここ最近ナニにもカニにもピンとコナイのである。ナニガって?ソウ、ナニモカニモ。例えばイマという時代にも、勿論政治にも、モリサンにも。もっとマクロで見てもエンデューロやラリーなんてコトニモ。もっと言えばイマやってる仕事にもピンと来ないんだピ~ンと。みんなピンときてるんだろうか。なんかこう薄い半透明の膜がかかったように見えるんだねぇ、最近。そうか、それは遊びが足りないのか?!と思い今朝は早起きして気まぐれにBMW80G/Sのエンジンをかけてみるとナンカ調子ワルーッて感じで排気ガスはナニコレハ?焼却炉みたいだしエンジンから煙出てるんで良く見るとオイルがもれて燃えてる、サイテーッ。ナンダカナァ!! そこで、よしっ、自己再生計画を、と考え直すことにした。でも今までもコンナカンジって良くあったよなぁ、って思う。そう、そうなんだ、こんな時のあとビカ~ンってスゴイこと思いついてやっちゃうんだった。てことは、ソロソロ、新しいナニカをハジメルンダロウカ(マツモト風)ヨシッ、ヤルゾッ!!ツギノコト。 ...で次のコトってナニ...モンゴルの大平原で考えてきます。

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-7 AUG.18.1999 ゴビからマンダルオボーへ。
見慣れたコマ図もあと2日、稀少動物の多い?(少ないから稀少動物のはず)エリアを駆け抜ける。RRM2000のETAP-7では2回大会以来のマンダルゴビを行く。ゴビの醍醐味を満喫する1日をご用意しています!!


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No.0110 Organisation Voice 2000/06/05

先頃、スガワラさんのHINOのカミオンを見てたらランプにプロテクターが着いていない。良く見たらレンズの表面に(素材はナンだろう)透明のビニールが貼ってある。これがアメリカ製らしくて、散弾銃の弾でもへっちゃららしくてすぐれもの、傷がついても薄い皮をビロ~ンとハガしたらもとのシンピンになる。夏のSSERの参加者の皆さんにも紹介してあげよー、と思って今スガワラさんと電話中。アクリルが割れてる人や焼き魚用の網など、あの様々なアイデアが見れなくなるのは残念だけどヘッドランプ(補助灯だって)のプロテクションがあんなに簡単にできるなんて...。今度スガワラさんから安くGETしてこのHPでSSER参加のみなさまに頒布しますのでご安心を...。ちょっと今度SSERでTestしてみます。

というわけで間もなくSSER 2days、なんか外国人ライダー出場の話もそういやあったけど、どこ行ったんだろ。高知県勢の勢いを止めるのはダレ? 僕はこちらのルート制作のために週末は山の中! 会わないヨーニしましょうね、○島クン!!

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-6 AUG.17.1999 アルタイからゴビへ。
昨年試走隊が大発見した「恐竜の谷」。不思議な空間でひとときのタイムトリップを味わった。今年のETAP-6はゴビから北上し、ハンガイの山塊が待ち受けるもうひとつの難関をご用意しています!!


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No.0109 Organisation Voice 2000/06/02

僕はこの夏OPENするとあるHOTELの客室に懸ける絵を選んでいる。もちろんちゃんとした立派なHOTELなんで、僕がコレクションしているモンゴルの絵画などをプレゼンテーションする訳にはいかない。がモンゴルは絵描きが多い。だって200万くらいの人口でざっと100人や200人の画家がいるんじゃないだろうか、えっ!もっといる? 音楽家も多い、多分1,000人じゃ効かないだろう。そうやって考えると日本の地方の県、例えば愛媛県の人口と同じと考えてみたら、人口比率はスゴイ。でこうやって判断すると自己資本ナントカ比率とか資本利益ナンチャラ比率なんかっていう比率で会社判断をしてるのに似てる。そんなこと言うんなら、うちの会社なんか半数がB型で世間の比率とは違う。ナニが言いたいのか。つまり最近まで、全ての判断のベースとなるマーケティングリサーチだってすべて比率の計算でやってる、例えば道路交通量調査や百貨店の入店者数などでも1日のうち1時間おきに10分だけ測って6倍したり、アンケート調査なんてのもそう。こんなハナシは前にも書いた。僕が言いたいのは、そんな風にはイカないぞってコト。でたとえば通行人1,000人にRRM知ってますか、エンデューロ知ってますか、ラリーレイドってわかりますか?ってアンケートとったら日本人には、それらを知ってる人は0.00%、つまりゼロ、というデータになっちゃう。サイレントマジョリティならぬ、主張するマイノリティになろう、そして主張するというコトのために、慎んで行動したいもんです。

会社の帰り道、クルマで走ってて毎夜のごとく音のメチャメチャでっかいハーレーやSR400に追い抜かれるんですね、それもひどいあんばいに。すると僕にしても思う「バイクノリナンテ、ロクナモンジャナイ」とね。暴走族知ってますかってアンケート取ったら認知率は100.0%だと思うね、きっと。

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-5 AUG.16.1999 エルデネハイルハンからアルタイ
古くから中国との交易路だったオリアスタイからアルタイへ延びるルートを走りぬけるバイク。RRM 2000ではオリアスタイから南下、グレートゴビへ。神秘的な恐竜の谷でのビバークを予定しています!! ホントダッテバ!移植ゴテ(死語?)を持って行こうぜ!!


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No.0108 Organisation Voice 2000/06/01

 

久しぶりにモンゴルへ出掛けます。’94~’96年は2ヶ月に1回の割合で通ってましたから都合20数回目のモンゴル行きとなります。あの頃は行く度に仕事が増えて行き、会わなければならない人の数も相当のものでした。さすがに5年も大会をやって行くと、もちろんその途中で様々な問題もありましたが、しばらく帰ってない故郷の田舎へ行く様な気分です。数年前の試走中にとある田舎町で(といっても全てがそうですが)結構激しいデジャヴュにおそわれて、「俺、この町に住んでたことがある」と...。それがナンだ。と言わないで、この気分の大なり小なりは、参加するあなたも感じるはずなのですから。今年のルート情報は試走中の現地からデイリーレポートで送ろうかなぁ?なんて思ってます。ETAP-1スタートから××km地点に大きな湖があって、その分岐がムヅかしいの!とかね。でもインターネットの環境の整ってない参加者に悪いかなぁ...。

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-4 AUG.15.1999 ヤルーからエルデネハイルハン
マスターオブゴビのタイトルの懸かるエタップだった。デューン群の中の一筋のルートをたどって行くのは#47 ガントルガ選手と#41 長谷見 智之選手。昨年はMOTO部門・AUTO部門と長谷見親子が参加していました。今年はドライバーとナビの関係になるよーです。RRM 2000ではバヤンホンゴルからオリアスタイの果てしなく続くデューン地帯をご用意しています!!


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No.0107 Organisation Voice – 2000/05/30

RRMの試走が間もなくスタートします。6回大会ですが7回目の試走。1回お休みした(4回大会)だけで全部に参加してます。今回は大試走隊をくり出してた今までとはちょっと趣きを変えて少数精鋭の小型試走隊でやってきます。いま最終ルートの計画を策定中。暫定ルートは既に提出済。熱くてハイスピードな大平原と砂漠のピストをメインにするか?川渡りも辞さず!と美しくロマンチックな山岳ルートにするか?へっへっへ。リクエストをお待ちしてますよ。(もうちょっとしか時間無いけど...)

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-3 AUG.14.1999 ヤルーの迷宮
湖畔のデューンを駆け抜けるETAP-3 2連勝中のモンゴル人ライダー#47 ガントルガ選手。#40は125ccで見事完走した金森選手です! 今年のETAP-3はハードなピストが構成する最初の難関、稀少動物や高山植物の宝庫でもあるアルベイヘールからオリアスタイをご用意してます!!


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No.0106 Organisation Voice – 2000/05/26

1週間ほど東京で活動をしていて思うところ。いつも思うんですが都心は緑が多くて快適です。これでクルマの量が少なくなれば、というところですね。いちばんいい季節なんでしょうね。ところで今度のSSER 2DAYSではBMW F650 GS-DAKARの試乗会を併催することがほぼ内定してます。BMW JAPANの協力で、前回Super-Nの輸入エンデューロマシンの試乗会もとっても良かったですね、で今度はBMW。もちろんベクトルは違うんですが、興味津々ですね。

でGASTON-MEETINGも予定通り11月4日5日ですよ。いまから準備しておいてね。(できればGS試乗車を何台か用意しておけるとイイですね。)というふうに東京に居れば、あっちこっちでイロイロな新しい人にお目にかかれて新しい企画が生まれます。そうそう、RRM 2000には長谷見さんもエントリーしますね、4輪部門充実。女の闘いも見逃せません。エリザス・グラッツという美しいフランス人女性もエントリー、山村 レイコさんとSUBARU!?でエントリー。松本 充治さんと吉友 寿夫さんは650 GS-DAKAR2台です。もう中身ぎっしりになってきましたっす。頑張ろう!!

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-2 AUG.13.1999 ジンストからヤルーへ。
スーパーハイスピードのゴビのレイクサイドピスト。アクセル全開で駆け抜けるのは今年もエントリーをした#100 長谷見さん。2000年はどんな走りを見せてくれるでしょうか! 今年のETAP-2はハンガイ山脈ぎわに大平原を行く400kmのスペシャルステージをご用意してます。


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No.0105 Organisation Voice – 2000/05/24

レイドの歴史をさかのぼる

1907年6月10日フランスの日刊紙「ル・マタン」主催の北京-パリがスタート。これは翌年のニューヨーク-パリの予行演習として開催されたもので、おのおの自由なコースをたどり、最も早くパリに到着した者が勝利者となる。参加は5組、イタリアのボルゲーゼ,バルティーニ,ギッツアルディ組が45馬力のイタラ号に乗って60日間で完走8月10日パリに到着、走行距離16,000km 2位に20日間の大差をつけて優勝…と歴史書に記されている。写真も5~6点余り残っていて「よくもまぁ…」という感じです。

燃料はどうしたんだろうか? ルートは北京-ウランバートルそしてバイカル湖,クラスノヤルスク,モスクワ,ワルシャワ,ベルリン,パリ。全くもって考えられない。で翌年1908年2月12日(以下本文のまま)抜けるように晴れわたった冬空のもと、午前11時15分にニューヨーク市長マクレランの合図で6台の車が万国旗のはためくタイムズスクエアを後にした。アメリカ,アジア,ヨーロッパの3大陸を横断しパリまでの20,000kmを踏破する大レースの開始である...(以下略)参加者は「トーマス・フライヤー6-60(アメリカ)」「プロスト(ドイツ)」「ジュスト(イタリア)」フランスからは「ド・ディオン・ブートン」「シゼール・ソーダモン」「モトブロック」の3台計6台。そしてこうも書いてある...

参加車は大半が長く苦しい旅に備えて食料やガソリン,工具,交換部品,銃などを山のように満載していた。1気筒15馬力のシゼールなどは車体重量を130kgも上回る817kgもの荷物を積んでいた。風力を利用して平原を走るようにマストと帆を取りつけた車もあれば、雪原をソリで走れる構造にした車もあった。とまぁ20世紀の初頭、こうした出来事からこの1世紀はスタートしたと言っていい。このころ日本はナニをしていたのか?というのはまた今度。

きょうの1枚
The 5th Rally Raid MONGOL特集
ETAP-1 AUG.12.1999 ウランバートルからジンストへ。
カウントダウンを待っているのは#30 渡辺さん。標高3,000mの尾根を超え、ゴビのフラットな大平原に下って行った。今年のETAP-1はウランバートルからアルベイヘールをご用意してます!

 


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No.0104 Organisation Voice – 2000/05/22

旅をするということについて考えた。いつもの出張のように深夜ひとりクルマに乗って東京へむかって走り出した。行程約850km。実質8時間余りのドライビングだ。旅は何が魅力なのだろう。知らない土地へ旅するのもいいし通い慣れた都会の雑踏の中へむかって旅をするのも決して悪くはない。言い換えれば普段の一定のリズムで繰り返される生活パターンを著しく変化させるものが旅かもしれない。その変化は精神面にさまざまな作用を起こす。感動しやすくなったりする。

いま手許に明治41年5月14日付大阪朝日新聞のコピーがある。現代カナ使いに換えて説明する。小見出しは「大競争自動車来タル」16,000マイルの競争。ニューヨーク-パリ間とある。アメリカ1台、フランス3台、イタリア1台の計5台が参加し、そのうちのアメリカチーム?が神戸オリエンタルホテルに着いたと書いてある。その朝日新聞の中に「世の中に危険ほど面白いものはない」と書いてある。へぇーって感じでしょ。道も無ければ、燃料だってどうするのか、現在に生きる我々だってちょっと考えられないことを1908年にやってる。2001年フヌイユはこれを再開させる!と頑張っている。夢だね、それもスゴイ。

この当時のニューヨーク-パリについてはまたいずれこのコラムで。

きょうの1枚
Rally Raid MONGOL 2000締切り迫る!
RRMの最終締切りが5月24日と迫って参りました。
さて、今年のモンゴルを駆け抜けるのはどのような顔ぶれでしょうか。乞うご期待!!


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No.0103 Organisation Voice – 2000/05/19

いよいよSSER 2daysのルート制作チーム合宿がはじまった。今年の2days(本戦とかいうのね)はソートーに気合が入ってます。2000年、20世紀最後の超Bigでハードな!!をテーマにヤルです。絶対に参加してね。オフィシャルも大々募集中。コーチバスも小型化10人乗り(今まで大型バスでどーやってあの細い田舎道を走ってルートに行くの...)で各クラス別に出しますね。だからグループAのサポーターとグループNのサポーターが1台のBUSっていうのは避けられますね。またBUS-STOPからはギャラリー向けの徒歩用ルートマークが設置してあって、たっぷり観戦。AはA、BはB、NはNというバッチリな観戦アンド サポートを実現!! タイム計測は全CP-オールスルー、渋滞対策まるでETC! 道路公団より導入が早い!! 問題はDay LightとNight Stageの微妙なSetting! あ、そうエイドステーションも2箇所(うち1箇所は中間CPね)20km級のSSもゾクゾク? いやいや、こりゃあSSER 2days、チャレンジングですぞ。と宣伝。

モンゴルも大詰め。間もなく締切り、今朝から輸送業者とのミーティング。シッピングは横浜と神戸の2箇所。6月17日搬入です。さあ、みんな間もなく締切り!! モンゴルへ行こう。みんなの参加こそがこういったRally Raidの文化を守って育てて行くのだってば。

きょうの1枚
The 12th 日石三菱 TBI 4月28日編。ホテル奥道後の車検場
ここはテネレ?みたいな(写真はこれだからね)テイジンのプロローグ。BMW 80GS Basic、パラレバーだからね。えっ関係ない。ともかく今年のTBI、あの表彰式から腹筋の調子が悪くて....。


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No.0102 Organisation Voice – 2000/05/14

お約束の彼女のポートレイトが届きました。フォーミュラ時代のものと2000年パリ・ダカール・スタート時のもの。で2000年RRM 4輪部門の女の闘いは国境を越えて日仏対決。ナントイウコトか!! クボタツ先生も4輪部門へエントリーするって頑張ってるけど、どうなりましたかね?もうすぐ締切りですよだ。

で私たちは間もなく試走の旅に出かけるんですが、貨物輸送の案内は5月22日ころHPとFAX等で参加者の皆様へJR国際貨物から届くことになると思います。輸送やエア(航空機)まで主催者がコントロールしてるのはパッケージツアーみたいでよくない! もっとオープンにして安く上げないといけない! なんて声が多くて、そうしたんだけど、やっぱり不便じゃない?

あとねSSER 2DAYS コース設定合宿、と僕は5/18から1週間の予定で上京。よろしくう!!

きょうの1枚
というコトでRRMにエントリーするマドモワゼルのPhotoです。


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No.0101 Organisation Voice – 2000/05/12

RRMにフランス人女性ドライバーがエントリーする。ナビは山村レイ子さん。レイ子さんはちょっとパリ・ダカの負傷癒えやらず、4輪に...。で彼女のお友達のフランス人女性がドライバー、どうも彼女がメチャ・メチャ美人でカッコイイんですって...。明日には写真が届きますので、こちらのO.Vきょうの1枚にUPする予定にしておきます。

ところで、フランスツーリングの件はゴメンなさい。僕が打合わせの為にフランスへ行く行くといって全くスケジュールの調整がつかずフランス側のリクエストはマシン、サポート、ホテル、TGV、国内経費全てで20,000FFより安くできないっていうんですね。「バカヤロー!」とか言うより行くしかないってんで予定を空けよー空けよーとしてもダメだったんです。その上Airも一番高いシーズンでどんなにしても500,000円以上のツアーになってしまうんです。「やり直しや!」ということです。ホントスイマセン。


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No.0100 Organisation Voice – 2000/05/11

TBIのあとの忙しさったら、これはもう殺人的!!で、どうしたものか...と悩んでます。今回TBIをオフィシャルカーに乗って(BIG TANKの春木編集長と2人で)考えた。12年の歳月はナニを変えたのか。こういったモータースポーツ(Rally Raidなどの)あるべき姿と、その行方は....などなど。

春木編集長はヒマさえあればモバイル。ホントはどこがケイタイが通じるか、通じないかの調査をしていたんじゃないか!と思うくらいです。まったく。どこかの店に入ると「電源かして下さい」でデータを送ってしまうまで僕は待たされちゃう。こういった部分の環境の変化だけをみてとっても、この12年はスゴイ。ホントーにスゴイ。世の中、ドンドン便利(進化)になってくると、不便なこと=キツイことが嫌になる。根性モンのスポーツは流行らない=ラリーレイドみたいに自己との闘いなどは一部の変態の競技だ...などという図式が成り立ってくる。

でも我々は変態と呼ばれようとナンと言われようと、コレなんである。「昔はアーだった、コーだった」とはもう言わない。長い人生を己と向き合わなくてはいけないように、長い時間をかけて自らの内面に問いかけるひとつのチャンス。なのかもしれない。それが、ラリーレイド長時間という束縛がそれを浮き彫りにする。「TBI、それは存在そのものが日本の中の奇跡のようなものだ。」と誰かがボソッとつぶやいた。

きょうの1枚
チームスガワラのレンジャーの勇姿。一斉スタートでは軽量を生かしてトップに立つ。このレンジャーがTBIにやって来て走り回ってたことはNewsだったねぇ。


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No.0099 – Organisation Voice 2000/04/24

つづくと書いたからには昨日の続きを書かなければならないんであるが、そこに頓着しないところが男らしい、と思っていて(そんなコトないです。)もうすぐTBIカウントダウン、コマ地図ももうすぐ印刷上がるしオフィシャルウエアも久しぶりにパリッとした奴が出来上がってきてるし、コーステープも山のように届いて、クイとカケヤをもって、もう何人かのスタッフは山へ入ってますね。しかし、四国とてダートの減り方はスゴイ!ですよ。あの美しく素晴らしい林道も、無くなってしまった。という喪失感にいつもいつもさいなまれています。生態系にとってはどうなんだろうか?なんて昔々、議論された事なんかいまは誰も言いませんものね。

でモンゴルへ行くといつも思います。舗装路しか走れないクルマの為に道を作り舗装しますね。...つまりこれは環境を決定的に破壊したうえにしか成り立たない図式であり道具なんです、快適だけどね。で、僕たちの道具は、その道が無くなってから走れます、多少とも轍がつくことはつきます。これで叱られることもあるんですが...。でも決定的にダメージを与えるって程ではありません。4×4が土手の斜面に轍をつけた。そりゃあダメなコトです。でも...(それ以上はご賢察下さい。)モンゴルには舗装路って1000kmもありません、でも四国だけでも舗装路は何十万キロなんだって、信じられる。(違ってたらゴメン)まぁ、そんなことをささやかな言い訳にしてる昨今です。つづきはまたです。

No.0098 – Organisation Voice 2000/04/21

BIG TANK-MAG 4月号見ました? 相変わらずマツモトミチハルが熱いですね。会ってハナシをするとそうでもないのに、文章にするとハゲシイです。そんな役が僕のコメントのほうが辛辣だと言うではありませんか。そんなコトはナイです。僕の場合、ちょっとカッコ良く言わせて貰うならば批判の対象は自ら、なのです。それはちょっと気負い過ぎじゃないの!?と言われても、そうは思わないんです。あゝあの時あんな風にすれば良かったなぁ、いやこんな風にしとけば、もっとみんな楽しかっただろうに、自分もあんな風に言わなくても良かったのに...ばかりです。エンデューロやラリーレイドの未来?というような事を語ってるのではなくて、同好の志が集っていつまでも楽しくやりたい、というダケのおハナシ。で我々オフロードライダーやもちろん4×4ドライバーたちは、絶対に批判的な環境保護論者よりもっともっと、自然を愛してるし、もっと環境保護論者なんです。って声を大にして言いたいです。さまざまなスポーツにはさまざまなフィールドが必要です。それは豊かな人生、張りのある生活を送るための趣味の世界の「場」だからです。僕たちが夢中になったのがテニスやサッカーや野球やゴルフや水泳や...(あ~いっぱいある)だったら良かったのに。フィールドは誰かが設置してくれてて、クラブハウスやシャワーやサウナなんかもあって、で、良き社会人の様に見えて...で僕たちもそういったスポーツをするにはするのです。が、山へも行くのです。イベントへも出たいですし、無ければ開催したいのです。しかもノミの心臓でね。「ご迷惑をお掛けします」を1回の大会に山のように言って、するんですよ。道路は社会生活の為にあるものである、そうで。僕たちの楽しみは社会生活ではないんだろうか? つづく

きょうの4枚
久しぶりの大量放出です。「ブルーアイランドの楽しみいろいろ」をテーマに選んでみました。(1)夕闇み迫るSSを楽しんでるのは#3 新潟の星野さん、女性です。いやぁTBIです。(2)と思いきやSSの中でワラビ採りに夢中のオジさん?は誰でしょう。(3)で談合中のオフィシャルスタッフ、「エスクードで走れるの?林道」とかなんとか言ってるんでしょうか。(4)そして、こんな風景が1日中続くのです。

 

No.0097 2000/04/19(水曜日)

さて皆様、ながらくお待たせしました。やっとこさのことで東京出張のスケジュールの調整がつき週末から翌週にかけて(いささか変な日程ですが、今回は思いきって...)出掛けます。なぜに、これ程忙しいか、(昨年だと月のうち半分くらい東京に居たのに)というと、まぁ仕事です、細かな。でもちょっと面白い仕事が山のようにあって、感謝はしているのですがスケジュールが2日と空かないんです。でも今度はいろんな人に会ってやろうと週末も押しての出張予定。どうか、捕まえてやろうという方はsupport@sser.orgまでメールを下さいね!

きょうの1枚
いよいよスタート、12th TBI。考えてみると12年、干支もひとまわり。時だけは滔々と流れて行きます。そこでスタートの1カット。あなたも四国の旅人になる?もうなった?これからも時は流れる、ですよ。


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No.0096 Organisation Voice – 2000/04/16(日)

きのうはとっても暗いおハナシをしてしまってごめんなサイ!そこできょうはとっても明るいお話しにしようとおもってます。さて明るい話、明るい話し…..。 これがナカナカ思いつかない。どうしよう。んでは、ライトチューニングのハナシなんかどう?ちょっと違う?明るい話、明るい話し…..。僕ってネクラなのかしら….。

きょうの1枚
昨年のTBIの表彰式、やっぱ明るいといえば女の子。昔はTBIを女性が完走するのがムツカシかったんだけど、いまじゃごらんの通り。ラリーは明るい!!今年のTBIももうすぐ……。


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No.0095 Organisation Voice – 2000/04/15(土)

僕は旧友をまたひとり失った。はじめて2人でパリ・ダカールに行った時のワンショット。RRM ’95にもやって来て手伝ってくれた。FIAの公認を取るのも頑張って手伝ってくれた男だ。高校の頃の2級下の男で、優秀なラリー・ナビゲーターとして過去には全日本戦で何度かの優勝も経験していてRACも走っていた。

彼が数年前に作ったShop(といってもアパレルね)の内外装のデザインやロゴとか全部、僕が担当した。ちょっと毒のある部分もあったけど愛せる男だった。95年モンゴルへ経つ2~3日前、耳の下のリンパ腺がはれてて異物感があると僕に訴えるので「行くのをヤメロ!」といったけど、彼はやってきた。あれから5年、若き友人であり後輩であり、またどこかモータースポーツにかける情熱は先輩のような男を失った。つらい。

きょうの1枚
Photo:87年、彼とTSOに行ってサビーネの駐車場にクルマを停めてやったんだっけ。はじめてのパリ・ダカール、2人はハシャギまわった。「山田さん、ラリーがスタートするまで身の上話はやめとこうね!」「どうして」「だってラリー走りはじめて話が尽きないほうが楽しいやん」と2人で世間話をしながら当時22日間のラリーを闘った。合掌

No.0094 Organisation Voice – 2000/04/13(木)

きょうの1枚からはじまるきょうのO.V

僕は実は有名なビバンダムコレクターである。(BSさんごめんなさい。)

で思いあまって、事務所の僕の部屋の前に小っちゃなビバンダム売場を作った。レアで売りたくないヤツが売れる。でも買ってるのは社員と出入りの取引先、あ~あ、今も売れてる。僕の机の下に置いてるダンボールの中もアサられている。もう売らない!!と思ってるきょうこの頃です。街にBIB CAFEを作ろうかなぁ?と思ってるんですけど流行らないかなぁ? テレンス・コンラン卿もロンドンにBIB RESTAURANTを持っています。

ちょっとヘンなお話からスタートしてしまいましたが、最古のキャラクターともいわれるビバンダム君、このように長く愛されるのにはナニが必要なのか、教えてくれてるような気がしますね。


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No.0093 Organisation Voice – 2000/04/12(水)

困ったことに今年の帝人のあの山が毎日のように姿が変わる。毎日大量の土砂が運び込まれたかと思うと大量に搬出されるんである。そのうえ1日だけしか許可が出なかったので27日の夜!どんな山になってるか?で照明ガンガンたいてコースを作る。とってもシビアでしょ。オフィシャルのみなさん助けると思って27日の夜からはいって...お願い。というような訳で雪の多かった今年の準備期間も終って、ついでに桜の時期も終って「ながめせしまに」だけど...。いよいよTBIがやってきました。あゝ、めくるめく官能?の日々、美しい四国の山河に抱かれその奥深く旅をするんだ。どう、いいでしょ。

きょうの1枚
これは先のSUPER-Nの輸入エンデューロマシンの試乗会のワンショット。どうモンゴルみたいでしょ。僕達の秘密のピストを初公開、でも途中で折り返すルート設定だったのでスタート地点でオフィシャルがコントロール、スタートは2~5台いっしょにするんで初めて乗ったマシンでいきなり大バトル大会をする人達もケッコー居て、インポーターの皆さんはハラハラドキドキでした。  


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No.0092 Organisation Voice – 2000/04/11(火)

BMW BIKESの最新刊を読んでると、やっぱBMWのモーターサイクル部門の最高主脳もモーターサイクルの将来に胸を痛めているようである。というのもハヤブサから派生した一連のMade in Japanの狂気じみた最高速競技である、という。ホントにそうなのだろうか? モーターサイクルやモータースポーツの先進地ヨーロッパにおいてだって、決してそれらの地位が高い!という訳でもない。GROUP-N(ガストン・ライエ・クラシック)にやって来てたガストンは、「フランスでは、こういった競技をする許可を取るのがむづかしい」という。「えっ」シャンゼリゼをカミオンまで走らせたり、ベルサイユ宮殿前を全てラリーカーで埋めつくす国が!?である、そのうえ社会問題は環境問題と肩を並べてグッスリとのしかかっている。それが前述の最高速規制や最高出力規制だが、ホント300km/hを299km/hに下げたところでナンにも変わらないよ!と僕もそう思う、このままモーターサイクルがいままで以上に社会悪だったり環境破壊者だったりと僕は思われたくないんである。650GS-DAKAR買うの?みんな!!

きょうの1枚
SUPER-Nのパルクフェルメ。今回も国産2st勢が上位独占!でもトップコンデンダー達は、次期戦闘機導入に、とっても悩んでるの。試乗の真剣さったらね、モリタさん!!