The 1st RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 総評

 

 

ツールドニッポンシリーズは、今回新たにスタートしたラリー東北をもって全4戦の充実したものになりました。競技期間も全てを合わせると18日を超える規模で、まさに距離も日数もダカールと並ぶかそれを越えるものです。どの大会もそれぞれ特徴的でコースディレクターのしっかりと手の入ったものとなっています。

今回のラリーはスタッフも参加者に劣らず初参加のものも多く、素敵な初々しさに富んだ大会となりました。この魅力的な東北の大地で、将来にわたってこうしたラリーが開催され、根付き、もっともっと距離を伸ばし日数を伸ばしていくことができるとしたら、おそらく世界に誇れるものに育って行くはずです。

今回参加された皆様の、丁寧な準備と素晴らしい参加姿勢、ジェントルで美しいスポーツマンシップに心から敬意を表し、この大会が継続して続いて行くことをお約束して総評といたします。

SSER ORGANISATION

 

ラリー東北3デイズ2018 リザルトと写真

リザルトがご覧頂けます

総合

大会総合-カテゴリー別

RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-3 までの総合(PDF形式)
RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-2 までの総合(PDF形式)

DAYごと

RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-3 のみ(PDF形式)
RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-2 のみ(PDF形式)
RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-1 のみ(PDF形式)

SSごと

RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-1 SS-4 のみ(PDF形式)
RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-1 SS-3 のみ(PDF形式)
RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-1 SS-2 のみ(PDF形式)
RALLY TOHOKU 3DAYS 2018 DAY-1 SS-1 のみ(PDF形式)

 

写真

DAY1

DAY2

DAY3

 

 

No.241 「イーチの完成です。」 – 菅原さんからの手紙 2018/10/21

以前、モンゴルのバイラーさんのガレージで一台のバイクを見せてもらいました。
彼曰く、お父さんが乗っていたバイクで、綺麗にしようと思い、明日こそやろうと思い、
気が付いたら何もしないで、30年も経ってしまったと言ってました。

 
小さなコンテナーから引き出して、エンジンをかけたら動くので、お家の近くを少し走り回りこのままにするのはもったいないので、私に下さい、私が綺麗にレストアをするからと話し、頂いて日本に持ってきたのです。

メッキ部分は錆ており、エキゾーストやマフラーもつぶれておりました。車体の色もグリーンでした。ほとんど全バラにして新規にエキゾーストやマフラーも新しく作ってもらい、少しずつやっていたのですが、気が付けば8年も経ってしまいました。

バイラーさんは、次のラリーの為に、サービストラックの整備に来日しており、帰国前に2人でどうしても完成させようと頑張って作り上げました。

名前はリーチと言い、ロシア製の2サイクル350cc短気筒エンジン(なぜかエキゾーストが2本)のバイクです。
元はドイツのDKW NZ350のコピーのようです。前に持っていたロシア製のウラルもドイツのBMWのコピーでした。

仮ナンバーで走るのが楽しみです。
写真は整備中のバイラーさんです。

菅原 義正


著者紹介 菅原義正氏

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No.241 「水没しました。」 – 菅原さんからの手紙 2018/08/30 17:00

ETAP-5 の2回目のSSの53.06地点に河渡りの指示がコマ図にあり、着いてみたらとんでもない水流と川幅が広く、大型バスも渡れないで水の引くのを待っている状態でした。ナビのまるちゃんと相談して、まずは上流の方向に向かって走り様子を見たのですが、状態は良くありません。指示のあった場所にトラクターが居たので、お金を払って牽引してもらおうと言う事になり、戻ったのですが帰ってしまったのかトラクターが見当たりませんでした。下流に行ってみると、大地が平になって一本の河が6本位に広がっており、まるちゃんに歩いて川に入ってもらったら何とか渡れそうなので、気を付けて5本位の河を渡り、最後の河も何とか渡れると思い入ったのですが、出口の辺りがくぼんでおり、ボンネットを上にして水没です。ナビのまるちゃんも初めての経験らしく、ドアを開けようとしても水圧で開きません。外の水の高さと室内の水の高さが同じになってから、開いたのですが、まるちゃんが大切にしていたおやつ類が膝の上まで、ぷかぷか浮いてきました。

まずは高い位置に置いていた衛星電話を取り出し、本部や日本の事務所まで電話するのですが、全然繋がりません。緯度。経度を知らせるのに3時間位掛かってました。万が一を考えて寝袋とマットを2名分持っていたので、それを出して、一晩寝ることにしましたが、二人ともスボンの腰まで濡れており、スボンを抜いて寝袋に入るのですが寒くて大変でした。

翌朝の7時頃、山田さんが手配してくれた救助隊が2台の車で来てくれました。低体温になってたらと、お医者さんも同乗してました。後ろ側にウインチで引き出してくれて、私は濡れるからとモンゴルのスタッフがおんぶしてくれて河を渡りました。その後スタッフのムッホ君がぺラシャフトを外し、水で満タンになった燃タンを逆さにして空にして、予備のガソリンを入れて、エンジンまで行ってる燃料ホースの水を抜き、やっとエンジンがかかり、コマ図の渡る場所までもどり、2台のランクルと私のジムニーを牽引ロープでつなぎ、スタッブが歩いて浅い場所を探して、渡り切りました。

山田さんが手配してくれたスタッフに大感謝です。

菅原 義正

写真1はシルクウエイラリーで河渡りをさんざん練習してきました。
写真2は後ろに引きだしたジムニー。
写真3は表彰式でおんぶされた再現シーンです。


著者紹介 菅原義正氏

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ALTAI Adventure Day-4

「ウルギー、カザフの町」

まさにこの地が、どこの国であるかという議論が必要なほどに、どことも違うカザフ族の町だ。
人々の顔も姿も、もちろん宗教も、何もかもが違う。まるで一つの大陸を越えて辿り着いた土地だろうかと思うほどだ。
民族や国家というのは、いったいどういうエネルギーで出来上がるのだろうか。武力を持つものが、いくらでも切り取っていけばいいのか?それならばチンギス・ハーンの昔から、いやもっと有史以来、人々は他者を攻め滅ぼして略奪し凌辱し、その街を支配すれば王とも皇帝とも呼ばれるのだろうか。
辺境の地に来ればいつも、そうした国家の成り立ちや国境という名のエゴイズムに、憤然と腹が立つ。
とまれここは、カザフとロシアと中国が国境を接する。そのエリアに向かうのは明日だ。しかしまるで僕にはこの土地がゴールのようにも感じる。
明日は氷河まで行ってくる。

 

 

 

ALTAI Adventure Day-3

「最果ての地、ホブドへのロングディスタンス」

完璧に晴れ渡った空。濃いモンゴリアンブルー。

草洋は茫々として、蒼天は宇宙だ。と、気分良く出発したらオフィシャルカーにトラブル発生。ムッホの乗るタンドラのリアハブのベアリングが損耗。走行不能に。

ムッホのタンドラとHINOを残して荷物を積み分けて出発。

タンドラはパーツを分解しHINOでオリアスタイの町へ。最低限の修復を終わらせ本隊より数時間遅れでホブドに到着。リカバリーはラリーで鍛えられていた。不足したパーツは航空機で、明日のビバークのある、本当に最果ての町ウルギーに輸送される。

いよいよ周りの山々が、険しく冠雪も見られ始めた。

この先は4つの国が国境を突き合わすエリアだ。しかしそれにしても、この国境を接する国同士というものはなぜかいつも緊張をしている、こうした入境しにくいエリアほど、惹きつけるものもまた無いなあ。

 

ALTAI Adventure Day-2

「オリアスタイへの道」

オリアスタイは、清朝の総督府がおかれた街だ。つぶさに観察すれば、あちこちにその痕跡がみられたのはもう20年も前のことか。

総督府の外壁跡の土塁も無くなっていたし当時の木橋「青龍橋」も稚拙な保存工事で往時のものとはくらべものにならないほどに貧相になっていた。

この地が、どれほどの要衝だったのか地勢的な俯瞰をしてみると面白い。南に下ると新疆ウイグルで、往時はイリ将軍がジュンガル平原を平定したころか。清朝の版図も最大のころだったろう。

いずれにしても旅は順調だった。マシントラブルによるコンボイのストップもなく今のところ予定をそのまま消化している。

ALTAI Adventure Day-1

夜が白みはじめる頃、ベッドを抜け出し窓を少し開ければ予想しないほどの冷気が滑り込んだ。

朝食を済ませ、まだ渋滞の始まらない時間を見計らってホテルを出発。スフバートル広場で記念の集合写真に収まると、いよいよアルタイへの旅が始まった。モーターサイクルは7台、うち2台はBMW G310GS、これはレンタル用にとSSERが仕立てた新車だが、このハードな長旅に耐えるのかは少し心配。今回のレポートではこのあたりにも触れていこう。

さて、旅はとにかく西に向かう。ハラホリンを越えツエツエルレグを抜け、イヒタミルのツーリストキャンプに滑り込んだのは午後4時を少し回ったところ。ここはモンゴルでいちにを争うパワースポットで、地表に突き出した岩塊はエネルギーを発散させている。
さて4輪では1台のLC70のピックアップが参加している。まあ考えればサポートで走るのもタンドラやタコマ、それにHINO。さあ、明日からも長い長い毎日が続く。明日はオリアスタイ、清朝の総督府跡の探索をしようと思う。

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Rally Mongolia 2018 OVERALL RATING

 

 

MAKING THIS THE MOST BEAUTIFUL RALLY IN THE WORLD

The organizers of this year’s rally issued the following statement at the general briefing. “Some might think that our rally is dangerous, but in the rally this year no one had to be taken to the hospital or required emergency transportation. Now that is what can be called a beautiful rally!”
Beautiful is not just a word reserved for scenic landscapes. Even tire ruts can be beautiful and the traces left after a rally starts show a way to leave things that makes it hard to believe it was a bivouac or a camp spot the night before. Of course not everything went so smoothly but all participants had a trash bag with them at the bivouac. And of course if you don’t take your lunch bag trash along with you the next morning then you won’t get your next lunch. There were strict rules like using pet bottle with numbers written on the caps and you get disqualified if your number is found in litter thrown away somewhere, but those rules weren’t needed.

Well then, the most obvious trend we could see this year was use of SXS or side-by-side vehicles. A total of nine SXS vehicles took part in this rally and delivered overwhelming performance. Race vehicles were hastily grouped into SXS, AUTO and MOTO but the SXS dominated the overall wins on the victory stand. Boldbaatar achieved a grand slam by being the first person to have won in each MOTO, AUTO and SXS division.

The fighting spirit award went to Team FA-coat, and the team win went to Team Husqvarna Japan. Each of them left a deep impression in this competition. Well then what exactly is the deep impression? What did the organizer’s statement achieve? All of that will be made clear via SNS of the rally participants.

Rally Mongolia 2018 was the 24th year that this rally was held. The upcoming year 2019 will make this a quarter century rally. Among all this, the global power balance will shift, Mongolia will make amazing progress and people’s feeling about things will change yet for many centuries to come the beautiful landscape of Mongolia will still keep visitors thunderstruck.

 

 

総評

「世界で最も美しいラリーを目指して」

今大会は、総合ブリーフィングで主催者側がステートメントを出した。「私たちのラリーは、危険だといわれている、今大会は緊急移送も病院への搬入もゼロにする。美しいラリー、と言われるようにする」というものだった。
美しいというのは単に風景が美しいというだけの意味ではない。轍さえ美しく、ラリーがスタートした跡は、そこがビバークだったとも思わないような立ち去り方。
もちろんすべてがそういったわけではないが、参加者たちはビバークでごみ袋を持った。
もちろんランチパックのごみは次の朝持ってこなければ、次のものはもらうことができない。ペットボトルにはキャップにもマジックでナンバーが記され、投棄が発見されれば失格という厳しいルールだが、そんなものは必要なかった。

さて、競技は世界的なトレンドとしてのSXSの台頭だろう。本大会は9台のSXSが参加し圧倒的なパフォーマンスを見せた。クラス分けも急遽SXS、AUTO、MOTOとなったが、総合の表彰台を独占したのはSXS、ボルドバートルは、MOTO、AUTO、SXS部門による初めてのグランドスラムを達成した者となった。

敢闘賞にはTeam FA-coat、チーム優勝はTeam Husqvarna Japan.それぞれの心に深く刻まれる大会となった。さて、その刻まれたものは何か、そして主催者の発したステートメントは達成されたのか。それらはこれから参加者らのSNSによってつまびらかにされるだろう。
ラリーモンゴリア2018は、24年目の大会だった。来る2019年には四半世紀の大会を迎える。勢力地図は幾分塗り替えられたものの、モンゴルの発展は著しいものの、人々の心は少なくなく移ろったものの、モンゴルの足をすくませるほどの美しい風景は、何世紀経とうとも何も変わらない。

 

 

ETAP-8 Report

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-8 19 AUG. 2018
SAYHAN OVOO⇒ULAANBAATAR
L:24.38km S:210.00km L:309.43km P:17.88km TOTAL:561.69km

 

Reports

THESE BEAUTIFUL VAST OPEN PLAINS—HOW CAN WE DESCRIBE THEM TO YOU?

On this final day we all move on our own from the bivouac and head toward the group start point.
The vast plains of the Gobi Desert make you doubt your own eyes and wonder if there is any place like it on the planet. Sand is mixed into a beautiful carpet of green. From skyward it looks like brownish-green but from ground level it looks dark green.

At the start signal from a helicopter we make a racing start along the beautiful green plains, trailing a huge cloud of smoke and dust. It seems like some kind of ritual to drive away the harsh days behind us.
At this final SS, #103 Nakano headed towards the final goal still beset with mechanical problems. At the parade and pre-award ceremony, when things finally quieted down after the huge racket of the champagne fight and the noise of the band, #103 quietly made it to the goal. He was treated to big cheers came from the staff who had been waiting all that time and with the finish medal hanging from his neck the rally finally came to a close.
It was truly the perfect finishing touch to the rally.

 


Results
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Route Information

「DAY OF OUR TRIUMPHANT RETURN—A DEEP AND REMAINING MEMORY」

Today is a mass group start. We race towards the shimmering heat of the great plains where our happy goal awaits! Do our lives up to now, our course up to now, and all kinds of objects and things, all add up to some kind of special feeling? On these grassy plains we probably sense and experience our own lives under the perfect starry skies of the desert.


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RallyMongolia 2018 DAY REPORT :
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ETAP-8 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-8 19 AUG. 2018
SAYHAN OVOO⇒ULAANBAATAR
L:24.38km S:210.00km L:309.43km P:17.88km TOTAL:561.69km

 

Reports

「この美しい大地を、なんと伝えればいいのだろう」

最終日はビバークから自由に移動して、一斉スタート地点に向かう。
ゴビの大平原は、このようなものが他にあるのかと目を疑う。なぜなら、美しい緑の絨毯に砂が混じり上空から見れば茶褐色だが、地表から見ると緑濃い。
ヘリからのスタートのシグナルで、美しい緑の大地に砂煙をたなびかせて駆け抜ける。この厳しかった日々のことを彼方に追いやるように。

そして最後のSSで、#103中野選手が最後のゴールに向けマシントラブルと戦っていた、
パレード暫定表彰式、シャンパンファイトがバンドの大音量の中で華々しく行われ手静けさを取り戻したころ、#103が静かにゴールした、
待ち続けたスタッフからの喝さいを受け、完走メダルを首にかけ、この大会を締めくくった。

まさに、有終の美を飾った。

 


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Route Information

「凱旋の日は、心に深く残る」

この日は一斉スタートだ。大平原に立つ陽炎の向こうに歓喜のゴールが待っている。ここまでの人生、ここまでの道程、さまざまなコトやモノが昇華していくのを感じるだろうか。草原の中で、砂漠の中で満天の星空の下で、おそらく人生を感じただろうから。


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ETAP-7 Report

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-7 18 AUG. 2018
BAYANGOBI⇒SAYHAN OVOO
SS-1:246.00km L:3.36km SS-2:249.30km L:18.28km TOTAL:516.94km

 

Reports

BEAUTIFUL RIVERS, HISTORIC RUINS, A BLUE SKY LIKE OUTER SPACE!

This is ETAP7, the final stage of the rally,
Today we headed for the bivouac site situated between valleys to the south of the town of Sayhan Ovoo near the group (mass) start that has become a big feature of this rally in recent years.
Today’s heat makes us feel for the first time that this is really the southern Gobi desert. Here we see the sad ruins of a Tibetan Buddhist monastery called a lamasery that is a place of deep emotions. This is a place showing the extent of religious persecution by the old Soviet regime or namely communism. Why weren’t they more severely criticized for what they did here? That question haunts us as we view the ruins.

At this stage of the rally the Can-am X3 driven by Boldbattar is running perfectly and at a slightly slower pace. But the same model driven by Matsuno and Tashiro has had multiple problems that have dropped it low in the race standings.
The rally through the beautiful Gobi desert this year has one day remaining.
Tomorrow we will set off with a group start and make our triumphal return to Ulaanbaatar (Ulan Bator).

 


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Route Information

「REMAINS OF A CITY OF TIBETAN BUDDHISM」

Leaving the bivouac we start out on the SS heading towards the dunes. The goal of today’s course was once a city of Tibetan Buddhist learning that was formerly sacred religious grounds. Over the past several years the rally has always headed to this area and is within easy walking distance yet it seems impossible to find the time to go see it. These remains are a stark reminder of religious oppression in the times since the Russian revolution. Today we face the ever-changing Gobi Desert route. This is the final phase of the rally.

 


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RM2018 ETAP-7

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ETAP-7 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-7 18 AUG. 2018
BAYANGOBI⇒SAYHAN OVOO
SS-1:246.00km L:3.36km SS-2:249.30km L:18.28km TOTAL:516.94km

 

Reports

「美しい川、遺跡、宇宙のような碧空」

ラリーは最終盤、エタップ7だ。
この日は近年のこのラリーの定番となった一斉スタートのちに近いサイハンオボーの町の南の谷間に位置するビバークサイトに向かった。

今回初めての暑さが南ゴビを感じさせる。ここは、悲しいラマの遺跡がある、感慨深いところだ。なぜ旧ソ連は、いや共産主義はこれほども宗教を迫害したのか。それはなぜもっと厳しく批判されないのか。そんな謎を感じながら遺跡を見る。

ラリーは、ペースを落としたボルドバートルのCan-am X3がパーフェクト。トラブル続きの同じモデルの松野・田代組はトラブルが連鎖していて大きく順位を下げた。
美しいゴビ砂漠に、今年のラリーもあと1日を残すところとなった。

明日は、あの一斉スタートでウランバートルへ凱旋する。


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「チベット仏教の都市遺跡へ」

ビバークからSSスタートしデューンへ向かう。この日のゴールは、かつては聖地とされていたチベット仏教の都市だった。この数年は、ラリーはこの地に向かうのだが、その遺跡には歩いてもすぐなのだが、なかなか見に行く時間がないのも事実だろう。ロシア革命以降の宗教弾圧の色濃い痕跡に立ちすくむ。この日は、変化に富んだゴビのルートと闘う。ラリー、最終版。


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RM2018 ETAP-7

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ETAP-6 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-6 17 AUG. 2018
BAYANHONGOR⇒BAYANGOBI
L:11.00km SS-1:230.00km L:8.61km SS-2:273.98km L:24.42km TOTAL:548.01km

 

Reports

「超快晴でも断念せざるを得ないスガワラ峠越え」

この日は、前日の救出作戦に運営部隊をさかれたのだが、各CPは夜のうちにスタンバイを終え、朝のスタートを待つばかりであった。

SS1では、スガワラ峠に向かう手前の保養地シャルガルジョートに向かう予定の村の手前の川が氾濫水位であり、SS2の川も前日の水位を超えていた。こうして今年もまたこの峠に挑むことを断念した。

世界的な気候の不安定さは、この24年間の中でも特に厳しく、世界中のこうしたクロスカントリーラリーもこうした豪雨被害などとの戦いになってきた。

明日は再びフルサイズのSSで後半戦の山場を迎える。


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Route Information

「天空のスガワラ峠を越えろ」

スガワラ峠とは、名前の無かったそこにSSERが命名したものだが、初めてこの大会に来た菅原義正が「すごいところだ」と言ったのがこの峠。標高は3000m程度なのだが、なにしろこの高緯度なものだから、群青の空はまるで5000mを超えた時に現れるような姿で身震いさえ覚えるほどだ。この日はスガワラ峠に加えSS-2では美しい川と、緑の中を砂丘に向かう。ロングディスタンスでアベレージもやや低い。慎重さが試される1日だ。


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ETAP-6 Report

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-6 17 AUG. 2018
BAYANHONGOR⇒BAYANGOBI
L:11.00km SS-1:230.00km L:8.61km SS-2:273.98km L:24.42km TOTAL:548.01km

 

Reports

SUPER GOOD WEATHER BUT WE HAVE TO GIVE UP ON SUGAWARA PASS!

Operation units were sent out on rescue missions the previous day, however all checkpoints (CP) were put on standby last night, and today we are now just waiting for the start. Along SS-1, the river just before a town on our schedule going towards the hot-spring resort Sharugen Joto on the way to Sugawara Pass had reached flood level and the water level of the river on SS-2 has also topped the water level of the day before.

These facts forced us to give up challenging the Sugawara pass again this year.

Weather conditions are unstable all over the world and over this 24 year period this time has been especially tough. Cross-country rallies all over the world must now also deal with this type of heavy rain damage.

Tomorrow we will again challenge a full-scale, full-size SS in the climax moments of the latter half of the rally.


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「GOING THROUGH THE BLUE SKIESOF SUGAWARA PASS」

Sugawara Pass is a name given by SSER to a mountain pass that had no previous name. Yoshimasa Sugawara said, “This place is terrific!” after traveling through the pass on his first rally here. At 3000 meters above sea level this is truly the high latitudes and seeing the ultramarine blue sky at 5000 meters or higher is enough to make you shiver. Besides Sugawara Pass, today’s SS-2 takes us toward a beautiful river and sand dunes amidst the greenery. Today is a long distance run with a rather low average time. It really pushed our caution button to the limit.


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ETAP-5 Report

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-5 16 AUG. 2018
BAYANHONGOR⇒BAYANHONGOR
L:18.03km SS-1:245.25km L:2.22km SS-2:270.07km L:6.80km TOTAL:542.37km

 

Reports

THE HIDDEN TRAP WAITING IN THE GREAT PLAINS OF THE GOBI!

A tremendously strong Siberian high pressure area has covered the Mongolian highlands. It brings a deep ultramarine blue sky stretching to the horizon. This deep blue color called the ‘Mongolian Blue’ certainly seems like something special.
The rally is now in the last half. Up until now the liaisons were long and the SS were short but from this day onwards we will be challenging the full-scale, full-size version of the vast grassy plains of the Gobi. Just counting the SS alone, one day’s driving distance is more than 500 kilometers.

Also, a special feature here is that most of the route was high-speed driving where it can be tough to keep your self-control during road dual. The rain that fell on Khangai several days before, has seriously pummeled the dry great plains so that now a number of small streams have transformed into large rivers. You could say that this is a big trap appearing right in the middle of the great plains of the Gobi!

 


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「REACHING THE NORTHERN EDGE OF THE GOBI DESERT AND PLAYING ON THE GREAT PLAINS」

Today is a loop course and we proceed carefully by navigation to the east and then to the south. The grassy plains gradually give way to the Gobi Desert and you can see a shimmering heat haze. A strange and surprising lake appears in the Gobi and the SS-1 goal is nearby. We next head to the west. We cross a river with a village nearby, proceed through a valley and once through it, drive along a high-speed piste. We keep steadily going north along the great plains heading for the finish line. Our machine is running superbly. This was definitely a super-fine day.


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ETAP-5 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-5 16 AUG. 2018
BAYANHONGOR⇒BAYANHONGOR
L:18.03km SS-1:245.25km L:2.22km SS-2:270.07km L:6.80km TOTAL:542.37km

 

Reports

「ゴビの大平原に仕組まれた陥穽」

高原は強大なシベリア高気圧が現れた。地平線まで続く群青の空は、モンゴリアンブルーと呼ばれる、その深い碧さは特別なもののように感じる。

ラリーは後半戦に入る。ここまではリエゾンが長くSSは短かったのだが、この日からフルサイズのゴビの大平原での戦いだ、1日の走行距離はSSのみでも500キロを超えた。

そして、ルートの多くはこのラリーの名物の超ハイスピード、闘いの場で自制心が問われるといってよい。乾燥した大地だが数日前にハンガイに降った雨は、いくつかの小川を大河に変えた。まさにゴビの大平原を駆け抜けてるさなかに現れる、陥穽のようだ。

多くのライダーが水没し、菅原義正・丸山千穂組は渡渉地点を下流に求めスタック。朝まで脱出が不可能となった。
快調に飛ばす松野竹巳・田代睦三組もマシントラブルで徹夜を強いられた。

この日のリザルトは現時点でもいまだ集計が終わっていない。


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「ゴビの北縁、大平原に遊ぶ」

この日はループだ。ナビゲーションを慎重に、東へ、そして南へ。草原はやがてゴビに変わり陽炎が経つだろう。ゴビに浮かぶ不思議な湖、その近くにSS-1はゴールする。次は西に向かうのだ。村の近くの川を渡り、谷を進み、そこを抜ければ高速ピスト。どんどんと大平原を北上し、FINISHを目指す。マシンが絶好調ならば、最高の1日。


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RallyMongolia 2018 DAY REPORT :
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ETAP-4 Report

LNG [ENG]  [JPN]

■ETAP-4 15 AUG. 2018
KHAR NUUR⇒BAYANHONGOR
L:158.09km SS-1:247.56km L:4.59km SS-2:256.25km L:6.77km TOTAL:673.26km

 

Reports

START OF A FULL‑ON LONG DISTANCE STAGE! BOLDBAATAR IS TOTALLY STRONG!

At last the start of consecutive SS of more than 500 kilometers in Rally Mongolia where the harsh driving in these stages is beginning to take a heavy toll on the racing machines. In this stage, the Boldbattar Can‑am is proving a strong winner in SS-2 overall with a 20 minute lead over Erdenesuren in 2ND place.

Today the rally starts amid ancient burial grounds dating back before the age of Genghis Khan that still have not been dug up. The rally machines gradually make their way downwards from the high altitude area toward the Gobi desert, driving through the outskirts of Khangai (also Hangai).

SS-2 takes place along the great grassy plains of the Gobi. The machines reach the checkpoint (CP) in a narrow area enclosed by strange lakes where the water level can drastically change in a single day. We are now back in the Gobi where a shimmering heat haze is starting to appear.

None of the Japanese rally participants have quit yet (first time ever!) and the real battle will start in the latter half of the rally from tomorrow onwards.


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Route Information

「THE RALLY GETS FULL-SCALE AND SERIOUS FROM HEREON!」

After leaving Khar Nuur we continue on the liason route to the city of Uliastai once a flourishing trading center up until the early days of the 20th Century and also the regional governor’s office during the Quing Dynasty rule of Mongolia. Passing right alongside the wooden bridge there called the Azure Dragon Bridge from the days of the Quing Dynasty makes us want to imagine what it was like in those times.
The rally now shifts to a full-scale course. This is two SS of more than 500 kilometers and a total distance of nearly 700 kilometers. This middle stage of the rally takes both caution and fighting spirit. We have to somehow get through this stage.


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RM2018 ETAP-4

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ETAP-4 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

■ETAP-4 15 AUG. 2018
KHAR NUUR⇒BAYANHONGOR
L:158.09km SS-1:247.56km L:4.59km SS-2:256.25km L:6.77km TOTAL:673.26km

 

Reports

「ラリーモンゴリアの本格長距離ステージ始まる。ボルドバートル盤石」

いよいよ500kmを超えるSSが連続するラリーモンゴリアの、強烈なステージが疲弊したマシンに襲い掛かる。このステージは、ボルドバートルCan-am がSS-2を制し総合では2位のエルデネスレンに20分のマージンを付けた。

この日はチンギスハーンの時代以前のまだ発掘されていないといわれる古墳群の中をスタートする。標高の高いエリアからゴビに降りていく感じでハンガイの周縁部を駆け抜ける。

SS-2では、ゴビの大平原のなかにあって、1日中で左右の湖の水位が急激に変化する不思議な湖の細いエリアでCP。陽炎の立ち始めた熱いゴビに帰ってきた。

ここまで日本人参加者のリタイアはない(過去にない!)本当の勝負は後半戦、明日以降だろう。


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Route Information

「フルスケールのラリーがはじまる」

ハルヌールをあとにリエゾンで、20世紀初頭まで交易の中心地として栄え、清朝の総督府も置かれたオリアスタイの町に行く。青龍橋と名付けられた清の時代の木橋を真横に見て、あの時代を想像してみたい。
さてラリーはフルスケールになる。2本で500kmを超えるSS、700kmに近い走行距離。気合と慎重さを両立させるラリーの中盤。ここを超えなければならない。


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RM2018 ETAP-4

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ETAP-3 Report

LNG [ENG]  [JPN]

■ETAP-3 14 AUG. 2018
KHAR NUUR⇒KHAR NUUR
SS-1:114.03km L:1.27km SS-2:87.07km TOTAL:202.37km

 

Reports

DUNES & CAN-AM 1-2-3!

The dunes of Uliastay also called Uliastai now a recent part of the rally after a gap of a few years are not only difficult to navigate but also have treacherous soft sand. However the recent rain lasting a number of days has made for easily drivable road conditions. This second SS around Khar Nuur makes a loop route and also the scene of brief victory by the Can-am group! The bivouac is an open air restaurant setup along the beautiful lakeside. Everyone feels the giddy pull of this special time that only those in the rally can know. Tomorrow will be the long-awaited start of a full-size, full-on SS.


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「RING WANDERING IN THE SAND DUNES」

Khar Nuur is both the start and goal. It is a one day trip only a slight distance across the sand dunes. It starts with a fun group of small sand dunes along a lake side and then transitions to a mountain area where a second small lake can be seen. The route then lures you into a large dune area. The sand there is soft and staying with the route is difficult. If you are careful and get past that point you eventually encounter a strange and surprising spring gushing up from the sand. The route then winds to the left and if you can cross the mountain a village next appears. This is the SS-1 goal. Next, the SS2 course takes you along a sandy piste, and if you keep trying and make it through a rocky area where the driving is tough, you will find yourself back at Khar Nuur which for some reason looks much more appealing on the way back. There you can enjoy a small party at the lake side under the vast expanse of outer space where the boundary between the heavens and the starry sky reflecting from the lake seem to blend into each other.


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ETAP-3 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

■ETAP-3 14 AUG. 2018
KHAR NUUR⇒KHAR NUUR
SS-1:114.03km L:1.27km SS-2:87.07km TOTAL:202.37km

 

Reports

「Dune、Can-am 1-2-3」

数年ぶりに採用されたオリアスタイのデューンは、ナビゲーションも難しいうえにとにかく砂が柔らかいのだが、この数日の雨で何とも走りやすいコンディション。

ハルヌールを巡る2つのSSで構成されたループのルートは、Can-am勢の圧勝!

ビバークは美しい湖畔に設けられた星空レストラン。だれもがラリーでしか味わえない特別な時間に酔いしれた。

いよいよ明日からフルサイズのSSがはじまる。

 


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Route Information

「砂丘の迷宮の、リングワンデリング」

ハルヌールをスタートゴールにする、わずかばかりの距離の砂丘越えの1日。湖畔沿いに始まる小さなデューン群を楽しみ、2つ目の小さな湖を見て山岳エリアに。そして大デューンの中に誘い込まれる。砂は柔らかくルーティングが難しい。慎重に超えて行けば、やがて砂の中から湧き出る不思議な泉に出会う。その左手を巻き、山を越えれば村が現れる。SS-1はここにゴールする。SS-2では、サンディなピストを進み、次には走りにくい岩場を根気よく進めば、再びもう懐かしいとさえ感じるハルヌール。湖畔で湖に映る星空と天空との境界もあいまいな大宇宙の中で過ごす、ささやかなパーティー。


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ETAP-2 Report

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-2 13 AUG. 2018
IHTAMIR⇒KHAR NUUR
L:437.89km S:96.71km TOTAL:534.60km

 

Reports

A COURSE JUST LIKE A DREAM!

The rally now heads westward. The valleys and rivers are beautiful enough to make you rub your eyes and wonder if this is really Mongolia as the Taiga or pine tree forest region seems to flow past. Today’s long liason and short SS of not quite 100 kilometers take us to the bivouac of Khar Nuur, the current highlight of the course. The top time is held by Toyota Tacoma #107 which still leads over the Can-am group that has shown nearly overwhelming performance since the first day of the rally. However, the Can-am group #108, #105 are in first and second place overall. Boldbaatar who is driver #105, has continually entered this race since 17 years of age, He had a mere 30 second time gap at the SS finish in this 2 day battle. Weather conditions are unstable but the beauty of Khar Nuur off in the distance is something out of this world.


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「REALLY ENJOYABLE VIEWS, FORESTS AND LAKES, AND AN UNEXPECTED SWEDISH-TYPE MONGOLIA!」

Though still only the initial phase of the rally, this is a tour route like none ever seen before including valleys covered by beautiful forests of pine trees and magnificent lakes. This is a mostly paved route extending straight through the heart of Siberia. You might almost think of it as a liason route made for enjoying the scenery. The SS or special stage prepared for ETAP-2 is not very long. After next finally reaching beautiful Khar Nuur, the scenery shifts to a lakeside bivouac at the lake reflecting a spectacular starry sky.


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ETAP-2 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-2 13 AUG. 2018
IHTAMIR⇒KHAR NUUR
L:437.89km S:96.71km TOTAL:534.60km

 

Reports

「夢のような行程」

ラリーは西に進む。ここもモンゴルなのかと目を疑うような美しい渓谷や河川に、タイガの森が続く。
長いリエゾンと100km足らずの短いSSは、今回のハイライトであるハルヌールのビバークに至る。

初日から圧倒的なパフォーマンスを見せるCan-am勢を抑えてこのSSでトップタイムを出したのは#107 TOYOTA
Tacoma、しかし総合1-2はCan-am#108、#105、2日間戦ったSSのタイム差はわずかに30秒#105は17歳からエントリーを続けるボルドバートル。

天候は不安定だが、遠くからアプローチするハルヌールの美しさは、この世のものとは思えない。


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「景観を堪能する、森と湖、スウェディッシュなもうひとつのモンゴル」

まだ序盤もいいところだから、過去にないほどのツアールートが驕られる。美しい針葉樹の森が包む溪谷や、美しい湖。これを大方舗装になったルートでシベリアの真っただ中に向かう。その景観を堪能するためのリエゾンだと思っていい。そして用意されたSSもわずかばかりのものだ。やがて、美しいハルヌールに辿りつけば、満天の星空を移す湖畔のビバークは素晴らしいぞ。


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ETAP-1 Report

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-1 12 AUG. 2018
ULAANBAATAR⇒IHTAMIR
L:295.11km S:198.80km L:8.48km TOTAL:502.39km

 

Reports

A SCENIC MASTERPIECE ETAP-1

 Finally the rally starts and we all head west.

The heavy rain from the last several days has cut deep cracks in the grassy plains. However this also makes the beautiful deep green of the pasture land even more intense and some kind of deep feeling seems to swell up inside the rally participants.

The iron man, Yoshimasa Sugawara (77) already holds a record for taking part in this rally 20 times and is now driving with Chiho Maruyama as his new navigator.

Driving the Jimny after such a long time is deep-down fun, the navigation work is superb and the scenery a perfect sight to admire.

Today all vehicles made it to the finish before sunset. The atmosphere on arriving at the Ihtamir camp seems almost like a public festival.

The course will probably look even more appealing tomorrow. The liason will seem like a white road extending up into the sky and after running along a short SS we will reach beautiful Khar Nuur.

To find the results see the scheduled announcement given later on.


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「A 1000 DAYS AND NIGHTS」

This could be the road that Genghis Khan took driven by his dreams when heading westward on his campaign to capture Samarkand and later far-away Europe hundreds of years ago! Now after those 1000 nights and days, the rally once again the rally heads westward crossing this land. That’s right, the rally heads westward. We chase the sun sinking lower over the grass prairies aiming for the farthest reaches of the Eurasian continent.
On Day 1 of the rally, we leave Ulaanbaatar and head along a paved road section of the liason, The SS or special stage crosses the great grasslands and takes us over a bridge. We then drive through a village. Finally we come upon a tree-lined road spanning tranquil mountains ahead of us along with a river flowing along this beautiful land. Our goal lies just ahead of the town. We finish refueling and take the liason to the nice looking camp just in time to catch a beautiful sunset.

 

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ETAP-1 レポート

LNG [ENG]  [JPN]

ETAP-1 12 AUG. 2018
ULAANBAATAR⇒IHTAMIR
L:295.11km S:198.80km L:8.48km TOTAL:502.39km

 

Reports

「圧巻の景観 ETAP-1」

いよいよラリーがスタート、西に向かう。
この数日前の大雨が大地に深いクラックを刻んだ。その一方で美しく濃い緑の草原をさらに輝かせ、ラリーストらに深く感慨のため息をつかせた。
このラリーにすでに20回を数える出場記録を持つ鉄人こと菅原義正(77)なんと喜寿は新たに丸山千穂をナビに迎えた。
絶妙なナビゲーションと、これまでにない景観を絶賛。久ぶりのジムニーでの走行を心から楽しんだ。
この日は全車が日没を待たずに到着し、まるで祝祭の日のような雰囲気のイヒタミルのキャンプに到着した。
明日の行程はさらに魅力的だろう、白く天まで伸びるような道をリエゾンで、そしてわずかなSSで宝石のようなハルヌールに至る。
リザルトはこののち発表予定だ。


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「幾千の夜と、昼」

かつてチンギス・ハーンらが西に向かう夢を滾らせ、サマルカンド攻略戦やはるかヨーロッパまでの道をかけぬけた道だろうか。そして再びラリーはその幾千もの夜と昼を越え、西に向かう。そう、ラリーは西に向かうのだ。台地に沈む太陽を追いかけ、ユーラシア大陸の果てまで駆け抜けたい。
ラリーのDay-1はウランバートルをあとに舗装のリエゾンで西へ、SSは大草原を越え、橋を渡り。村を駆け抜ける。やがてたおやかな山を越え並木道が現れると、そこは美しい大陸を流れる川沿いだ。町の手前にゴール、給油を済ませ美しいキャンプへリエゾンすれば、この日は美しく暮れる。

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ETAP-1 12 AUG. 2018 ULAANBAATAR⇒IHTAMIR

LNG [ENG]  [JPN]

 

■ETAP-1 12 AUG. 2018 ULAANBAATAR⇒IHTAMIR
L:295.11km S:198.80km L:8.48km TOTAL:502.39km
「A 1000 DAYS AND NIGHTS」

This could be the road that Genghis Khan took driven by his dreams when heading westward on his campaign to capture Samarkand and later far-away Europe hundreds of years ago! Now after those 1000 nights and days, the rally once again the rally heads westward crossing this land. That’s right, the rally heads westward. We chase the sun sinking lower over the grass prairies aiming for the farthest reaches of the Eurasian continent.
On Day 1 of the rally, we leave Ulaanbaatar and head along a paved road section of the liason, The SS or special stage crosses the great grasslands and takes us over a bridge. We then drive through a village. Finally we come upon a tree-lined road spanning tranquil mountains ahead of us along with a river flowing along this beautiful land. Our goal lies just ahead of the town. We finish refueling and take the liason to the nice looking camp just in time to catch a beautiful sunset.

Latest information from Mongolia

LNG [ENG]  [JPN]

Rally will be held from tomorrow
It is a picture of a briefing on the day before the start.

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もうすぐスタート! 現地からの最新情報

LNG [ENG]  [JPN]

現地からブリーフィングの模様が届きました

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FAcoat RALLY MONGOLIA 2018 ROUTE INFORMATION

■ETAP-1 12 AUG. 2018 ULAANBAATAR⇒IHTAMIR

L:295.11km S:198.80km L:8.48km TOTAL:502.39km

「A 1000 DAYS AND NIGHTS」

This could be the road that Genghis Khan took driven by his dreams when heading westward on his campaign to capture Samarkand and later far-away Europe hundreds of years ago! Now after those 1000 nights and days, the rally once again the rally heads westward crossing this land. That’s right, the rally heads westward. We chase the sun sinking lower over the grass prairies aiming for the farthest reaches of the Eurasian continent.
On Day 1 of the rally, we leave Ulaanbaatar and head along a paved road section of the liason, The SS or special stage crosses the great grasslands and takes us over a bridge. We then drive through a village. Finally we come upon a tree-lined road spanning tranquil mountains ahead of us along with a river flowing along this beautiful land. Our goal lies just ahead of the town. We finish refueling and take the liason to the nice looking camp just in time to catch a beautiful sunset.

 

■ETAP-2 13 AUG. 2018  IHTAMIR⇒KHAR NUUR

L:437.89km S:96.71km TOTAL:534.60km

「REALLY ENJOYABLE VIEWS, FORESTS AND LAKES, AND AN UNEXPECTED SWEDISH-TYPE MONGOLIA!」

Though still only the initial phase of the rally, this is a tour route like none ever seen before including valleys covered by beautiful forests of pine trees and magnificent lakes. This is a mostly paved route extending straight through the heart of Siberia. You might almost think of it as a liason route made for enjoying the scenery. The SS or special stage prepared for ETAP-2 is not very long. After next finally reaching beautiful Khar Nuur, the scenery shifts to a lakeside bivouac at the lake reflecting a spectacular starry sky.

 

■ETAP-3 14 AUG. 2018 KHAR NUUR⇒KHAR NUUR

SS-1:114.03km L:1.27km SS-2:87.07km TOTAL:202.37km

「RING WANDERING IN THE SAND DUNES」

Khar Nuur is both the start and goal. It is a one day trip only a slight distance across the sand dunes. It starts with a fun group of small sand dunes along a lake side and then transitions to a mountain area where a second small lake can be seen. The route then lures you into a large dune area. The sand there is soft and staying with the route is difficult. If you are careful and get past that point you eventually encounter a strange and surprising spring gushing up from the sand. The route then winds to the left and if you can cross the mountain a village next appears. This is the SS-1 goal. Next, the SS2 course takes you along a sandy piste, and if you keep trying and make it through a rocky area where the driving is tough, you will find yourself back at Khar Nuur which for some reason looks much more appealing on the way back. There you can enjoy a small party at the lake side under the vast expanse of outer space where the boundary between the heavens and the starry sky reflecting from the lake seem to blend into each other.

 

■ETAP-4 15 AUG. 2018 KHAR NUUR⇒BAYANHONGOR

L:158.09km SS-1:247.56km L:4.59km SS-2:256.25km L:6.77km TOTAL:673.26km

「THE RALLY GETS FULL-SCALE AND SERIOUS FROM HEREON!」

After leaving Khar Nuur we continue on the liason route to the city of Uliastai once a flourishing trading center up until the early days of the 20th Century and also the regional governor’s office during the Quing Dynasty rule of Mongolia. Passing right alongside the wooden bridge there called the Azure Dragon Bridge from the days of the Quing Dynasty makes us want to imagine what it was like in those times.
The rally now shifts to a full-scale course. This is two SS of more than 500 kilometers and a total distance of nearly 700 kilometers. This middle stage of the rally takes both caution and fighting spirit. We have to somehow get through this stage.

 

■ETAP-5 16 AUG. 2018  BAYANHONGOR⇒BAYANHONGOR

L:18.03km SS-1:245.25km L:2.22km SS-2:270.07km L:6.80km TOTAL:542.37km

「REACHING THE NORTHERN EDGE OF THE GOBI DESERT AND PLAYING ON THE GREAT PLAINS」

Today is a loop course and we proceed carefully by navigation to the east and then to the south. The grassy plains gradually give way to the Gobi Desert and you can see a shimmering heat haze. A strange and surprising lake appears in the Gobi and the SS-1 goal is nearby. We next head to the west. We cross a river with a village nearby, proceed through a valley and once through it, drive along a high-speed piste. We keep steadily going north along the great plains heading for the finish line. Our machine is running superbly. This was definitely a super-fine day.

 

■ETAP-6 17 AUG. 2018  BAYANHONGOR⇒BAYANGOBI

L:11.00km SS-1:230.00km L:8.61km SS-2:273.98km L:24.42km TOTAL:548.01km

「GOING THROUGH THE BLUE SKIESOF SUGAWARA PASS」

Sugawara Pass is a name given by SSER to a mountain pass that had no previous name. Yoshimasa Sugawara said, “This place is terrific!” after traveling through the pass on his first rally here. At 3000 meters above sea level this is truly the high latitudes and seeing the ultramarine blue sky at 5000 meters or higher is enough to make you shiver. Besides Sugawara Pass, today’s SS-2 takes us toward a beautiful river and sand dunes amidst the greenery. Today is a long distance run with a rather low average time. It really pushed our caution button to the limit.

 

■ETAP-7 18 AUG. 2018 BAYANGOBI⇒SAYHAN OVOO

SS-1:246.00km L:3.36km SS-2:249.30km L:18.28km TOTAL:516.94km

「REMAINS OF A CITY OF TIBETAN BUDDHISM」

Leaving the bivouac we start out on the SS heading towards the dunes. The goal of today’s course was once a city of Tibetan Buddhist learning that was formerly sacred religious grounds. Over the past several years the rally has always headed to this area and is within easy walking distance yet it seems impossible to find the time to go see it. These remains are a stark reminder of religious oppression in the times since the Russian revolution. Today we face the ever-changing Gobi Desert route. This is the final phase of the rally.

 

■ETAP-8 19 AUG. 2018  SAYHAN OVOO⇒ULAANBAATAR

L:24.38km S:210.00km L:309.43km P:17.88km TOTAL:561.69km

「DAY OF OUR TRIUMPHANT RETURN—A DEEP AND REMAINING MEMORY」

Today is a mass group start. We race towards the shimmering heat of the great plains where our happy goal awaits! Do our lives up to now, our course up to now, and all kinds of objects and things, all add up to some kind of special feeling? On these grassy plains we probably sense and experience our own lives under the perfect starry skies of the desert.




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FAcoat RALLY MONGOLIA 2018 ROUTE INFORMATION

■ETAP-1  12 AUG. 2018 ULAANBAATAR⇒IHTAMIR

L:295.11km S:198.80km L:8.48km TOTAL:502.39km

「幾千の夜と、昼」

かつてチンギス・ハーンらが西に向かう夢を滾らせ、サマルカンド攻略戦やはるかヨーロッパまでの道をかけぬけた道だろうか。そして再びラリーはその幾千もの夜と昼を越え、西に向かう。そう、ラリーは西に向かうのだ。台地に沈む太陽を追いかけ、ユーラシア大陸の果てまで駆け抜けたい。
ラリーのDay-1はウランバートルをあとに舗装のリエゾンで西へ、SSは大草原を越え、橋を渡り。村を駆け抜ける。やがてたおやかな山を越え並木道が現れると、そこは美しい大陸を流れる川沿いだ。町の手前にゴール、給油を済ませ美しいキャンプへリエゾンすれば、この日は美しく暮れる。


■ETAP-2 13 AUG. 2018  IHTAMIR⇒KHAR NUUR

L:437.89km S:96.71km TOTAL:534.60km

「景観を堪能する、森と湖、スウェディッシュなもうひとつのモンゴル」

まだ序盤もいいところだから、過去にないほどのツアールートが驕られる。美しい針葉樹の森が包む溪谷や、美しい湖。これを大方舗装になったルートでシベリアの真っただ中に向かう。その景観を堪能するためのリエゾンだと思っていい。そして用意されたSSもわずかばかりのものだ。やがて、美しいハルヌールに辿りつけば、満天の星空を移す湖畔のビバークは素晴らしいぞ。


■ETAP-3 14 AUG. 2018 KHAR NUUR⇒KHAR NUUR

SS-1:114.03km L:1.27km SS-2:87.07km TOTAL:202.37km

「砂丘の迷宮の、リングワンデリング」

ハルヌールをスタートゴールにする、わずかばかりの距離の砂丘越えの1日。湖畔沿いに始まる小さなデューン群を楽しみ、2つ目の小さな湖を見て山岳エリアに。そして大デューンの中に誘い込まれる。砂は柔らかくルーティングが難しい。慎重に超えて行けば、やがて砂の中から湧き出る不思議な泉に出会う。その左手を巻き、山を越えれば村が現れる。SS-1はここにゴールする。SS-2では、サンディなピストを進み、次には走りにくい岩場を根気よく進めば、再びもう懐かしいとさえ感じるハルヌール。湖畔で湖に映る星空と天空との境界もあいまいな大宇宙の中で過ごす、ささやかなパーティー。


■ETAP-4 15 AUG. 2018 KHAR NUUR⇒BAYANHONGOR

L:158.09km SS-1:247.56km L:4.59km SS-2:256.25km L:6.77km TOTAL:673.26km

「フルスケールのラリーがはじまる」

ハルヌールをあとにリエゾンで、20世紀初頭まで交易の中心地として栄え、清朝の総督府も置かれたオリアスタイの町に行く。青龍橋と名付けられた清の時代の木橋を真横に見て、あの時代を想像してみたい。
さてラリーはフルスケールになる。2本で500kmを超えるSS、700kmに近い走行距離。気合と慎重さを両立させるラリーの中盤。ここを超えなければならない。


■ETAP-5 16 AUG. 2018  BAYANHONGOR⇒BAYANHONGOR

L:18.03km SS-1:245.25km L:2.22km SS-2:270.07km L:6.80km TOTAL:542.37km

「ゴビの北縁、大平原に遊ぶ」

この日はループだ。ナビゲーションを慎重に、東へ、そして南へ。草原はやがてゴビに変わり陽炎が経つだろう。ゴビに浮かぶ不思議な湖、その近くにSS-1はゴールする。次は西に向かうのだ。村の近くの川を渡り、谷を進み、そこを抜ければ高速ピスト。どんどんと大平原を北上し、FINISHを目指す。マシンが絶好調ならば、最高の1日。


■ETAP-6 17 AUG. 2018  BAYANHONGOR⇒BAYANGOBI

L:11.00km SS-1:230.00km L:8.61km SS-2:273.98km L:24.42km TOTAL:548.01km

「天空のスガワラ峠を越えろ」

スガワラ峠とは、名前の無かったそこにSSERが命名したものだが、初めてこの大会に来た菅原義正が「すごいところだ」と言ったのがこの峠。標高は3000m程度なのだが、なにしろこの高緯度なものだから、群青の空はまるで5000mを超えた時に現れるような姿で身震いさえ覚えるほどだ。この日はスガワラ峠に加えSS-2では美しい川と、緑の中を砂丘に向かう。ロングディスタンスでアベレージもやや低い。慎重さが試される1日だ。


■ETAP-7 18 AUG. 2018 BAYANGOBI⇒SAYHAN OVOO

SS-1:246.00km L:3.36km SS-2:249.30km L:18.28km TOTAL:516.94km

「チベット仏教の都市遺跡へ」

ビバークからSSスタートしデューンへ向かう。この日のゴールは、かつては聖地とされていたチベット仏教の都市だった。この数年は、ラリーはこの地に向かうのだが、その遺跡には歩いてもすぐなのだが、なかなか見に行く時間がないのも事実だろう。ロシア革命以降の宗教弾圧の色濃い痕跡に立ちすくむ。この日は、変化に富んだゴビのルートと闘う。ラリー、最終版。


■ETAP-8 19 AUG. 2018  SAYHAN OVOO⇒ULAANBAATAR

L:24.38km S:210.00km L:309.43km P:17.88km TOTAL:561.69km

「凱旋の日は、心に深く残る」

この日は一斉スタートだ。大平原に立つ陽炎の向こうに歓喜のゴールが待っている。ここまでの人生、ここまでの道程、さまざまなコトやモノが昇華していくのを感じるだろうか。草原の中で、砂漠の中で満天の星空の下で、おそらく人生を感じただろうから。

RM2018エントリーリストを掲載しました。

ラリーモンゴリア2018のエントリーリストを発表致します。
今大会からCan-amX3の参加者に向けたカテゴリーを用意致しました。
どうか、充実のラリー、ハルヌールと美しく峻しいデューンで構成される2018年大会をお楽しみに。

エントリーリストはこちら(別ページで開きます)

 

No.240 SILK WAY RALLY無事に終了いたしました。 – 菅原さんからの手紙 2018/07/30 11:00

SILK WAY RALLY無事に終了いたしました。

このラリーは昨年度まで、モスクワを出発してカザフスタンを通り、一昨年は北京、昨年は西安にゴールする、クロスカントリーラリーでした。

今年の最初の予定では西安をスターとしてカザフスタンを通り、モスクワにゴールするとの事でしたが、途中からカザフスタンが通れなくなったので西安をスタートして、カザフスタンの手前で参加者の車両を貨物用の飛行機でロシアに運び、中国側で5日間走り、2日の休日があり、(その間に飛行機で運び)ロシアのカスピ海の西のアストラハンをスタートして5日間でモスクワにゴールすると伝えられていましたが、直前になってアストラハンを20日にスタートして27日にモスクワにゴールするラリーになりました。

我々チームのトラック4台(内競技トラックは2台)はウラジオストックからモスクワ日野さんに陸送で10,000KM走って来て、ラリーメカさんの整備を受けて、我々選手がスタート地点のアストラハンまで約1,500KMを2日間かけて移動して、3,600KMのラリーを終えてモスクワに戻り、明日(30日)にこちらを出て10,000KMを走りウラジオストックまで車両を戻す事になります。

成績ですが2号車の照仁がトラック総合6位クラス優勝で私は9位クラス4位で完走しました。

今回のラリーはロシア一国だけで、次回のダカールもペルー一国だけになってしまいました。

菅原 義正

※ 写真はチームSUGAWARAのfacebookページより


著者紹介 菅原義正氏

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ラリー東北ニュース

第1回ラリー東北3デイズ 2018、少し近況をご案内します。

・スタート&ゴールは常磐道広野インター降りてすぐの二ツ沼総合公園で東京から2.5時間と近く、自走組にもフレンドリー。
・秋も深く、宿泊はコテージなどなのでテントは不要(シュラフのみ持参)マットもね。
・一泊目は県内有数の人気キャンプ場のコテージで温泉がお出迎え。あったまる~
・二泊目は地元の食材をふんだんに使った料理と美味しい日本酒でおもてなし。湯布院ラリーに負けません。
・ハイライトは、福島の紅葉スポット磐梯吾妻スカイラインをベストなタイミングで。

というアナウンスが、最新のもの。さあ、紅葉の東北へ。

 

北海道4デイズ2018 リザルト&写真

北海道4デイズ2018はすべての日程を終了しました。皆様のご声援ありがとうございました。リザルトや写真は下のリンクからご覧頂けます。

写真

 (別ウィンドウで開きます)

リザルト

総合リザルト
====================

DAY-4 までの総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-4-res-general.pdf
DAY-3 までの総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-3-res-general.pdf
DAY-2 までの総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-2-res-general.pdf

その日ごとのリザルト
====================

DAY4 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-4-res.pdf
DAY3 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-3-res.pdf
DAY2 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-2-res.pdf
DAY1 のみ総合
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/DAY-1-res.pdf

SSごとのリザルト
===================

SS-7のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-7.pdf

SS-6のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-6.pdf
SS-5のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-5.pdf

SS-4のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-4.pdf

SS-3のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-3.pdf

SS-2のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-2.pdf

SS-1のみ
http://sser.org/hpp/2018/h4d2018/SS-1.pdf

道北の広さを感じる4日間

HOKKAIDO 4DAYS COURSE DIRECTOR’S VOICE
Text by Hisashi HARUKI

北海道を走るためには、いかに足の速いラリーバイクであっても、4日間というのはどうも短い。そんなことを回を重ねるたびに感じています。できれば5日間、6日間という日程で思う存分、この大地を走ってみたい、と。一度にくまなく走ることはとてもできませんから、どうしても開催エリアが、その年ごとに偏ることになります。ここ3年ほどは、弟子屈、釧路と、道東を中心にルートを広げました。白糠から釧路に至る道から望んだ太平洋の青い地平線、大きなヒグマとの遭遇、大雨の中を走った長い林道、等々、たくさんの思い出がフラッシュバックします。

そして今年は、久しぶりに道北だけで完結するルートを選びました。北海道4デイズが始まってから12年。ぼくはなぜかいつも道北の試走で距離感を失ってしまいます。それは北に向かって先細りしている地図による錯覚なのだろうか、と思ったり。走ってると、あっというまに距離計の数値が進んでしまい、気を付けないと1日の行程が700kmに迫るようなことになったり。もちろん、今年はそんなことはしていませんが、きっと道北の広さを感じる内容になっているはずです。

皆さんは、2度、オホーツクの美しい景色に出会います。宗谷岬からわずか40km先に、サハリンのクリリオン岬を見るかもしれません。今は、国境という人為的な線によって隔てられている二つの島は、本当は、ひとつの大気圏を持つ双子星のような存在だということを思ってください。アムール川に発する流氷は、二つの島に等しく届き、太古から豊かな海の幸を共有して祖栄えてきました。オホーツクという名前も、二つの島が共有するものです。その白い海岸に立った時、きっと、そのことに思い馳せてください。

実は、この原稿を書くために筆を持った時、ぼくはひどい落胆の中にいました。7月3日から道北地方を襲った大雨の被害が想像を超えて深刻であることがね各自治体からのご連絡によってわかってきました。林道、道道だけではなく国道も橋の崩落や崖崩れによる通行止めが出ています。すでにコマ図が印刷されていますが、この後、多くの変更が必要となり、せっかく作ったルートをどれだけ楽しんでもらえるかわからない状況です。なにより被害に見舞われた皆さんの生活が心配です。

ラリーは、しかし数日後に迫っています。ぼくたちは全力でゴールを目指すでしょう。ぼくたちは故齋木達雄先生のお導きでここに至りました。チャレンジ精神に溢れる参加者の皆さんとであれば、どんな困難も笑顔で乗り切れると信じています。今年も、北海道の一番いい季節を堪能しましょう。

ROUTE INFORMATION

DAY1 7/13 fri. 芦別~大雪から名寄

前半は十勝岳を遠望する定番ルートです。今年の冬は全道的に積雪が多かったため、十勝岳もいつもより雪渓が大きく、ひと際美しく見えます。まあ、天気が良ければの話ですが…。中盤、大雪の麓では迷路のような林道でナビゲーションの確かさが試されます。本当は、ここでは、コマ図に距離と方角だけを記載するという、ナビゲーション技術を競う新しい試みを行う予定だったのですが、大雨の被害で林道の損傷が著しく、走行するだけで困難になることが予想されているため「新しい試み」は来季に持ち越すことになりました。名寄では、ハイスピードなSSが待っています。SSをフィニッシュしたらすぐビバークです。

 
DAY2 7/14 sat. 名寄~宗谷岬~中頓別

朝のスタートがそのままSSのスタートになっています。朝もやの丘陵地帯を抜けて市街で給油、其の後、ロングダートの連続でオホーツク海岸に出ます。ラリー前週の大雨によって、通行止めの林道が出ているため、ルートの大幅な変更も予想されます。日本の最北端を経由して広い道北を南下して、北緯45度の中頓別町を目指します。SSの直前にビバークを通過。その付近ではゴールするエントラントとすれ違うかもしれませんが、しっかりとコマ図をトレースしてください。中頓別にビバークを置くのは第1回大会以来です。中頓別町の有志、地元エンデューロライダーたちが協力してくれました。

 
DAY3 7/15 sun. 中頓別~遠軽~当麻

SSを終えると少し長いですが、快適で交通量の少ない道を南下。ロングダートに入る予定ですが、大雨の被害状況によってはルート変更が行われます。一路オホーツクを目指し、細かなナビゲーションで遠軽町を通過しますが、国道で橋の崩落があり、ここでもルートの変更が行われます。その後、クローズドコースでのSSをこなして、西へ移動。上川から愛別あたりで給油をして、当麻に向かいます。当麻でこの日3つ目のSSをこなしていつものビバークへ

 
DAY4 7/16 mon. 当麻~芦別

朝のSSを終えてすぐに長く、迷路のようなダートに入ります。ここでも、ナビの新しい試みを実施する計画だったのですが、やはり大雨の被害が深刻で、おそらく走行すること自体がチャレンジングなものになるでしょう。その後は十勝岳の山麓を巡って足芦別に帰還する道です。チェックポイントの位置、開設時間に注意してください。

No.239「新車のお披露目会」- 菅原さんからの手紙 2018/06/15 19:00

6月2日と3日にかけて日野さんの御前山のテストコースでスポンサーさんや報道関係の皆様に集まって頂き、お披露目会が無事に終了しました。

今回の目玉は照仁が乗る2号車です。次回大会に向けてフレームもコの字から箱形状に変えて剛性を上げたフレームを作り、全て新造です。
後ろにはスペアータイヤが縦に2本入っているので、荷台にはサイドから入るのでリアーボディの両サイドに上ヒンジで開くドアーが付いており、燃料を入れたり、整備はそのドアーから出入りします。

燃料タンクも後ろにずらしたので、重心バランスも改善されております。

問題だったのは5月1日に私は左足を骨折したので、運転できるか? でした。
手術して3週間と4日しか経ってなかったのですが、何とか運転が出来たので良かったです。

次回はチームも大きくなり、メカさんもこんなに大勢になりました。

もう一枚の写真は波状路を走っている「私が運転している」1号車です。

菅原 義正


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No.238「骨折しました。」- 菅原さんからの手紙 2018/05/25 22:15

5月1日の午後のリエゾン中に舗装路で転倒して左足首のケイ骨の骨折と内側の靭帯を痛めてしまいました。原因はチューブレス用のリアーリムにチューブを使うタイヤをチューブを入れないで使ったのが悪かったのです。

3月にあった湯布院ラリーでも同じ条件で使ったのですが、問題が起きなかったので安心して走っていたのですが、少しづつエアーが抜けてきて、コーナーで一気に空気が抜けてタイヤがリムから外れてしまいました。初めてパリダカに出た1983年以来35年ぶりの骨折です。

1日の午後に近森さん、黒ちゃんにお世話になり、現地の病院に連れて行ってもらいレントゲンで完全に折れてる事が分かり、翌日、高知空港から東京に向かい、同日にスポーツ整形で有名な病院に入院したのですが、連休中なので8日に手術をしてもらい12日に退院して2日後からリハビリが始まり、一回も松葉づえを使わずに歩けるようになりました。9本のボルトでとめてあるのに、すぐにリハビリには驚きです。手術後にTVで知ったのですが、豚や牛の骨で作ったボルトがあり、ボルトが骨の一部になるそうです。更に驚いたのは人骨のボルトもあるそうですよ。

7月中旬から西安を出発してモスクワゴールのシルクウエイラリーがあるので、リハビリを頑張ります。

菅原 義正


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No.237「ラリーレイドモンゴルに向けて」- 菅原さんからの手紙 2018/04/02 20:30

昨年はレンジャーで出たのですが、今年はシルクウエイ・ラリー(西安ーモスクワ)に1号車、2号車の2台で出場予定なので、2016年に出た、ジムニーの車検を継続したり、ラリーに向けての整備を開始しました。

写真1は御殿場の工場ですが、尾上さんがジムニーの博物館を作るので左側にはお預かりしているジムニーが写ってます。

写真2は計器類が付いたダッシュボードです。
ガーミンが2台とテラトリップが1台とバイク用のラリーコンピューターとICO(バイク用でGPSで作動する)がついてます。テラトリップとバイク用ラリーコンピーターはセンサーが必要で、テラトリップはプロペラシャフトの回転から信号をとり、バイク用のラリコンはブレーキドラムから信号をもらって動きますが、ICOはGPSからの信号なのでセンサーの故障がないので安心です。

大きなカーナビは、松山の車検場に着いたら外します。左下のタイマーは後ろに積んだガソリンタンクから下の純正タンクに燃料を移動させる時に使います。

写真3は後ろからの写真でスペアータイヤが1本しか見えませんが、もう一本は座席の後ろに立てて積んでます。(なるべく重量物はホイールベースの真ん中に積みたいので)

右後ろに写っているのは、ホープスターと言って,ジムニーの原型の車両です。

6月23日が車検なので、やる事がいっぱいです。

菅原 義正


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湯布院ラリー3デイズご声援ありがとうございました。

スコティッシュな、と言われた久住連山の標高1000mを越えるエリアで行われたSS会場。役場の方々や新聞社の記者も見えて、そしてドローンの撮影も。こうしたエリアが、このようにラリーなど競技に使えるということに喜びと責任も感じますね。まずはドローンからの映像をお楽しみください。

 

No.236「ホンダドリームCL」- 菅原さんからの手紙 2018/03/23 12:00

懐かしい写真が出てきました。この車両は父が高校生の時に買ってくれた車両です。

私は父にお願いしたのは、ホンダベンリーCB92スーパースポーツ(125cc)でした。

当時、北海道の小樽市に住んでいたので、このバイクは北海道に初めて上陸したバイクで札幌に納車され、小樽までセールスマンが自走で陸送中に事故を起こしてしまい、父は危険なバイクだから、もう少し優しいバイクが良いとドリームCL250を買ってくれました。このバイクは日本で初めてセルモーターが付いて、シートはタンデムでした。それまでは、自転車やバイクは荷物を運ぶ道具として使われており、この車両から本田 宗一郎さんがスポーツ車両として開発したバイクです。

何でこの写真を使ったのか、説明が必要ですね。今年のダカールが始まる前に、アライヘルメットさんに訪問したら、創設者の新井廣武さんがバイクの上で立って走っている大きな写真が飾ってありました。

私も負けずに昔の写真を探し出したのでした。
このバイクで高校に通っていたので帰りには5人乗りで帰った事もありました。
場所は小樽商科大学のグラウンドを無許可で走ってました。

無茶苦茶ですね。

菅原 義正


著者紹介 菅原義正氏

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「由布岳が、ことのほか美しかった4年目の湯布院3days」

素晴らしい3日間でした。

このラリーを祝福するような快晴は、この季節には珍しく大気も透き通っていました。そして複雑に構成されたルートは、13本ものSSを擁し、競技としての魅力も格段のものとなりました。そしてこの大会ならではの旅としての楽しさも忘れられません。
閉会式の無い大会ですが、最終にゴールする選手を待って集計表彰という時間を省き、各自のゴール後にさまざまなもう一つの目的地(温泉や、岩下コレクションやらと)出掛けて行く姿がとても印象的です。

ここにご参加のみなさまには、その健闘を讃え心よりの賛辞をお送りいたします。
また九州からばかりか、全国からお集まりいただきました競技役員のみなさまにも、併せて御礼を申し上げます。

また大会には由布市長、市会議員のご臨席の栄を賜りまして、本大会が地域に確実の受け入れられて来ていると実感することも出来ました。

さて、この湯布院を初戦としてはじまるツールドニッポンシリーズ、ますます充実を図りたいと考えております。

また、今後は競技のレギュレーションの運用を少し厳正化する方針を取って参ります。
特に競技会場内での喫煙などは、この数年間はパーソナルなモラルに任せようということとし「注意」をしないようにいたしましたが、車検会場やCPでの喫煙、くわえタバコなどを見るにつれ、非喫煙者への配慮ばかりか、安全面なども含めモラルを高めたいと考えます。
またコントロールゾーンへの侵入または逆侵入。
SSのFCPでのゴール済みの選手がその場に留まり、計測作業中のCPスタッフに自身のタイムや前後の選手のタイムを聞きにコントロールゾーン内を歩き回る姿は、モータースポーツ、特にラリーの現場ではあるべき姿ではありません。
こうしたことをこれからは厳しくコントロールをし、競技としての質を高めていかなければなりません。

今回は本大会の運営にご協力頂きましたことを御礼申し上げます。

総合リザルトがご覧頂けます(03/20更新)

写真がご覧頂けます(03/20更新)

 

 

 

The 4th YUFUIN RALLY 3DAYS 2018

4戦になったツールドニッポンシリーズのこと

だれかに「日本シリーズって4戦になったんですよね」と聞かれた時に不覚にも「そうじゃなくて先に4勝した方が勝ちじゃなかった?」なんて答えたりするくらい間抜けだが「日本シリーズとはねえ」なニッポンシリーズが、湯布院、TBI、北海道、東北のシリーズで開幕します。それぞれ通算回数で見ると、湯布院は4回大会、TBIは30回大会。北海道は12回大会。そして東北は第1回大会ということだ。こうしてSSERは、いつも変化と次のことを求め続けてきた。変化とは進化だ。易経にも「窮すれば変ず、変ずれば通ず」とある。進化論の話しだ。ボクの持論だけど「世の中で変わらないものはひとつしかない」さてそのひとつは何だろうか?それは「世の中で変わらないただ一つのこととは、変わらないものは何一つないという定理だけだ」というもの。しかしである。なにも変化だけがいいわけでは無かろうと思う。マシンの変化というか進化も凄まじい。さすがにここが到達点だろう、と思ってからだけでも相当に進化する。

ラリーも進化しなければならないかもしれないけど、これでも進化しているつもりなので許してほしい。
ラリーに参加するということは、さまざまな要因によって構成されるだろうから、同じ大会に毎年出ても全く同じということはないだろう。

さて湯布院。ボクは由布岳の姿が大好きだ。なんとも言えぬ気品がある。富士山のようにシンメトリーじゃないほうが好きだ。そんな美しい山の中を走るのは心が躍る。
ラリーの長い行程の中ではうまくいかないこともあるし、しまったとか悔しいとか思うことがある。そんな時は由布岳だ。たおやかで豊かで悠々としている。

こんなふうに生きたい、というような形を表している。
さらに阿蘇も行くんだ。

 

ROUTE INFORMATION

■DAY1 3/16 FRI

■TOTAL 201.41km DIRT 36.44km

■SS-1: 4.02km SS-2: 11.58km SS-3: 4.97km SS-4: 7.00km

さあ、開幕戦のスタート。
グランド・スタートをするとすぐにSS-1、全体的上りで後半が少しガレている。
ここを抜けリエゾン、景観を楽しんでほしい。温泉の脇を抜けSS-2へ、ここは標高約1000mの山をほぼ1周する高低差のある10kmハイスピード。程なくSS-3。分岐も殆ど無くタイトコーナーも少ないここもハイスピード。これまでとは違う温泉街を抜け、この日4本目のSS。ここは唯一のスタート・ゴールが同一の周回コース。さあ、風呂に入りBBQだ。

 

■DAY2 3/17 SAT 

■TOTAL 378.55km DIRT 31.66km

■SS-5: 6.61km SS-6: 7.00km SS-7: 2.00km SS-8: 2.00km SS-9: 6.83km

2日目の朝は、どんな天気だろうか。スタートしてすぐのGSで給油。そしてSS-5へ。前半は上り、全体がガレていて面白いコース。リエゾンを少し走りSS-6。温泉の湯煙を見ながら、湖をはるかに見下ろしSS-7へ。標高のある国立公園内テクニカルなコースだ。野焼きをしたばかりの高原をぬけ、古い城下町に。歌いたくなるような素敵なところだ。東洋のナイアガラを観るCP-1へ。
日本1と日本2の何かがある。喉を潤し長いリエゾンへ。距離はあるが飽きることの無い愉快な道。16kmのダート、神話の街、世界一のカルデラ、今は黒い草原だが、4月になれば一面の緑の絨毯。規制解除であれば僅かの距離で火口も見れる。春の草原を気持ちよく、美味しい空気を吸ってCP-2へ。旨いコーヒーでも飲んで湯煙を楽しんでSS-8、ここはSS-7と同じ国立公園内だがコースは違う。リエゾンでミネラルウォターが噴出しているそばを通り、さあ今日はあと1本帰り道のSS-9。ゴールはすぐそこ、慎重に。

 

■DAY3 3/18 SUN

■TOTAL 185.14km DIRT 46.22km

■SS-10: 4.98km SS-11: 13.83km SS-12: 9.78km SS-13: 4.16km

今日は左にスタート。見覚えのある温泉を通りSS-10へ。ハイスピード、少しのリエゾンを走りSS-11。ここは一部作業路に入るのでコマ数が多く凹凸も多いテクニカルなルート。終了後、国道と県道で由布院の街を抜け山の方に、マチュピチュを眺め名物「川底の道」まだ水は冷たい。CPを通過、SS-12へスタートとゴールはSS-11と同じなのだがルートが違うんで要注意だ。由布院の街を眺め、今大会最後のSS-13。最後に汗をかけば間もなくグランドゴール。充実の3日間だ。

 

TIME SCHEDULE

DAY1 3/16(金)
1)到着受付
2)車両検査・装備品検査 7:00~9:00
3)ブリーフィング、開会式 9:00~
4)グランドスタート 9:30~
※スタートは30秒間隔にて1台ずつスタート

DAY3 3/18(日)
リザルトの発表と表彰はWeb上で行います。 ゴールしたあとラリーは完全に終了します。 そのあとの行動は全く自由(自由解散)です。

 

ENTRY LIST

エントリーリストがご覧頂けます(別ウィンドウで開きます)

 

TIMING CHART

タイミングチャートがご覧頂けます(別ウィンドウで開きます)

 

速報

期間中は、SSER BLOG、twitter、facebookなどで情報をお伝えしていきます。電波事情で更新頻度は変わりますのでご了承ください。

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第12回 北海道4デイズ2018

北の大地は、大きな災害で困難を強いられた2017年。そしてそれでも美しい快適な珠玉の林道は、この地でしか味わえない。さて2018年、どのようにアップデイトするのか、どのような表情を見せるのか。美しい日々にラリーライディングを堪能する日々がやってくる。北の彼方より、歓喜の歌声が。

エントリーリストがご覧いただけます(2018/07/11)

 

「ラリーはそれ自体が多様性をあらわす」

 2017年。今年の北海道4デイズの表彰式では、とてもうれしいことに、参加したすべてのライダーから、このラリーへの思いを聞くことができました。総合優勝した選手から、最後の完走者まで。いつもより表彰式の時間は長引きますから、芦別市長はじめ、来賓の皆さんには余分のお時間をいただくことになるわけですが、実行委員長の山田さんは、あえてそうしたいと考えたようです。通例だと、コメントをいただくのはシルバーメダルの選手ぐらいまでなのですが、そうして上位の選手から一人ずつコメントを聞いているうちに、山田さんは「これは途中でやめられない」と思ったそうです。順位にかかわらず、すべての選手の思いを大切したいという気持ちが働いたのです。

 ぼくは、山田さんに比べるとまだまだ余裕がなく、選手一人ひとりの気持ちにまで思いが至りません。ですが、この表彰式では、こんなにもいろいろな想いを持って、みんなはこのラリーに参加してくれているんだな、ということを驚きとともに痛感しました。こうした思いに、ぼくたちはどのようにして応えていくことができるだろうかと。

 北海道4デイズも10年を過ぎて、毎年、常に一歩ずつ前進したいと悩んできています。毎年参加してくれている方には、その悩みも、きっと手に取るようにわかってしまっているのではないかと思います。当初は、エンデューロのような競技の、時間と距離を拡大したようなものにしたいと考えて始まりましたが、数年して、旅、ツーリズムの要素を重要に考えるようになり、現在も大体、そのように組み立てようとしています。結果的に、アドベンチャーバイクでのエントリーが増える傾向となり、それが北海道4デイズの特徴になってもいます。が、それだけが北海道4デイズではありません。どんなバイクでもいいし、どんな目的、どんな思いをもって参加してもいいですね。ただひとつ、どんな困難も克服して、無事にゴールに到達しようという、選手にも主催者にも共通した意志があればいいのだと思います。

 参加者の多様性は、ラリーをより豊かなものにするでしょう。ですが、それは今から主催者があえて作るものではなく、また作ろうとしてもできるものではないように思います。今年の表彰式で、皆さんの言葉が伝えてくれたように、すでにラリーは多様性そのものではないかと思っています。これは素晴らしいことです。もし、主催者である我々ができることがあるとすれば、そこに光を当て、価値を高めるお手伝いであるかもしれません。2018年の北海道4デイズに、これまでにない変化があったとしたら、それはこのような考え方によるものだと思ってください。

 いろいろな思い、目的、期待を持った参加者が集うためには、その幹である競技が、ドメスティックなものではなく、普遍性を持ったものである必要があると思ってもいます。標準的=スタンダードであること。言い換えると、競技としてきちんとしているということです。総合優勝を争うライダーも、初のラリーで完走を目指すライダーも、安心して取り組めるものをこれからも目指します。そんなこんなで、最果て探検隊はさらに、新しいエリアへ。

春木久史

開催概要

大会名称

The 12th CROSS COUNTRY RALLY HOKKAIDO 4DAYS 2018
第12回クロスカントリーラリー北海道4デイズ 2018

開催日

2018年7月13日(金)~7月16日(月/祝)

開催会場

北海道芦別市を起点終点とする道内一円

 

 

スケジュール

1. プレエントリー開始 2018年
3月07日
 
2. プレエントリー受付締切 5月14日  
3. 本エントリー関係書類等発送開始 5月22日  
4. 本エントリー締切 6月29日  
5. 公式通知発送 7月03日  
6. 受付・メディカルチェック 7月13日 08:00-10:30
7. 車検 7月13日 08:30-11:00
8. ライダースブリーフィング 7月13日 11:30-12:00
9. 第1日目 芦別/道央 約300km 7月13日 12:30-
10. 第2日目 道央/道東 約500km 7月14日  
11. 第3日目 道東/道央 約550km 7月15日  
12. 第4日目 道央/芦別 約250km 7月16日  
13. 閉会式・表彰式 7月16日 16:30-
14. 解散 7月16日 18:30

※ 1~4日目の各経由地は6月に決定します。
※ プレエントリー手続きを期日までに終了した者のみ、本エントリー関係書類等を発送します。

 

ニュース

(2018/03/07) 第12回北海道4デイズ 2018のプレエントリー開始しました。
(2018/07/10) エントリーリストがご覧頂けます。

 

エントリー書類 ダウンロード

申込書に必要事項を全て記載の上、プレエントリー費を添えて申し込みください。

■第12回北海道4デイズ 2018 大会概要 (PDF)
■第12回北海道4デイズ 2018 プレ申込書 (PDF)
■SSER ツールドニッポン・シリーズ2018 レギュレーション (PDF)

オンラインプレエントリー

オンラインでプレエントリーが可能です。

第12回 北海道デイズ 2018 プレエントリー申込書(別ウィンドウで開きます)

第12回 北海道デイズ 2018 プレエントリー申込書(サポート用)(別ウィンドウで開きます)