「四国地方に渇水、取水制限が出たとたんの記録的な大雨とは」
試走チームは、昨夜のフェリ-で出発、モンゴルに送る 2台のクルマを、大阪南港に持ち込んだ後、関空に向かうという計画。ところが出発前になってフェリー会社から電話「船出ません!」「あらら」「じゃあ走ってく?」と3人のメンバーは自走案に切り替え。そんな頃から雨脚は強くなる一方。高速道路は一部通行止め、それ以外でも50km/h制限。夜の松山市内はというと、あちらこちらが洪水、普段は水のない石手川には轟々と濁流が流れる。こうして今年の深刻な水不足は一夜にして解消、それにしてもこの記録的な雨の降り方は地球温暖化のせい?それにこれからはハリケーンも台風も巨大化するの?
そして、僕が最も問題だと思うのは、同じ日のニュースで「今年は全く雨が降らずに、渇水は深刻!」と言いながらたかが数時間後には、観測史上 1番目だか二番目だか、の記録的な大雨!というくだりにある。もちろん気象予報なんてのは、難しいのは知っている。がしかし、降水確率が50%のところが大雨になった!というのとは訳が違うぞ!と、僕は思う。
話は変わるが、アメリカは、地球温暖化防止会議の京都議定書を蹴るばかりか離脱。 7月にボンで開く同会議は、京都議定書には各国とも同意しない可能性が大きくなった。確かに内容的には無理があったが、皆自国の国益優先で、地球の行く末を案じていない。
僕は反対だった(ったって、なんの力も無いけどね)セーフガードも、予想したとおりの展開になってきた。各事業団体も今後の申請は見送りそうだ。ネギやシイタケを規制したおかげで、クルマやケイタイなどに関税率を上げると脅かされている、それもたいした被害じゃないと言い切るか否かは、どうかな。そして、もうひとつはロシア、19日プーチン大統領が米記者団と会見し、アメリカがミサイル防衛システムの開発・配備を強行した場合、ロシアは多弾頭核ミサイルを含め、核戦力を増強する!んだそうである。こんなこと、アメリカの記者団に堂々と言えるのもすごいけど、時代が戻り始めた気がするよ。
いったい人間とか、国家とかって何なんだろう。破滅する事を恐れる保険で成立している今の平和というのは何なんだろう。相互破滅確証システムとかいって、核兵器なんてものが合法的に存在する世界とはいったい何なんだろう。「殺すぞ、お前ら」って言われてる訳なのに。そしてその力を持たなければ、国際政治の舞台では力を持たないというのも、全くやくざと同じ精神構造だ。日本とは、中国とは、アメリカとはロシアとは、北朝鮮とは、その他世界中の国々が、地球温暖化の影響で発生し始めた異常気象、寒波、洪水、乾燥で狂い始めてもなお、世界の求めているものが違うと、僕は思う。
今日の地元紙に「貧困に苦しむモンゴルへ援助の手を」というタイトルでこの2月にモンゴルを訪れた、松山の3人の主婦が写真展、という記事が載っていた。「-32度というすさまじい寒気の中でどうしたこうしたって言ってる」で、どうするんだろう。本当は彼らのほうがはるかに豊かで、自分たちこそ貧困だってことに気がつかない。モンゴルの国防費は4億円程度(5年前くらいに、軍関係者に聞いた話)、日本もこのくらいにしたらドウダイ!ランクルくらい毎年買えるぞ。 しかしモンゴルってのは、過去史上最大の軍事国家であり、侵略国家であったわけ。いつもモンゴルが近づいてくるたびに、こうした東アジアのことや世界のことについて過敏になってくるのが不思議。まあ松山の大雨くらいで、ここまで考えを飛躍させる必要も無いけどね。
OVバックナンバー
(2022/06)Organisation Voice は現在旧サイトからデータ移行中です。
工事中のところが多数ございますがご了承ください。
2015年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2014年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2013年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2012年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2011年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2010年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2009年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2008年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2007年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
01 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2006年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2005年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2004年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2003年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2002年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2001年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
2000年 |
01 :
02 :
03 :
04 :
05 :
06 :
07 :
08 :
09 :
10 :
11 :
12
1999年 |
10 :
11 :
12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。