2005/12/22 (木曜日)


著者紹介 菅原義正氏

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齋木雅弘さんから本が届きました。タイトルは「親父と夢駆ける」新風舎刊。とりあえず斜め読みしました。それは2000年の第6回ラリーレイドモンゴルにジムニーで初挑戦した時の痛快?ドキュメンタリーなのですが、大学で講師を勤める彼ならではの冒険や挑戦、夢に向かうアプローチを、豊富な読書量の中から組み立てた構成。序章ではティエリー・サビーネの事故を引用し、アカデミズムの嫌う運命論を論文のごとく展開する。ラリーと言う興味からそれを受け入れるならば、実に興味深く、ひいてはそれが親子と言う観念に至る。その親子の心の機微が描き貫かれているのである。それは会うと早口で話す彼の語り口に似たアップテンポな文章展開で気持ちがいい。

SSER 2DAYSの翌日の朝、彼が迎えに来てくれて旭川空港から芦別へ向かうクルマの中での話を思い出した。・・・いや、しかしそうした彼の理論的な話を支えて昇華させ続けるのは、何よりも素直な父への思い。苛酷な環境の中で襲い掛かるトラブルを通じて、深まっていく理解と信頼。信頼されたいと願う息子の行動科学も興味深いが・・・いやもう素人書評はこのくらいだ。ぜひ皆さんも読んでみてください。来年はこのHPにも何か連載してもらおう!!博士論文が忙しいのだと思うけど、コミュニケーション理論やゲーム理論のミニマクス理論とか。カオス理論は出てなかったけどどう?とにかくこの正月にお勧めの1冊。いや、ホント。

きょうの一枚
今日の一枚は、そんな読書中って立ち読みかい!コラッ!!なボク。


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2005/12/21 (水曜日)

「まあそれにしても、1週間は早いなあ」と思うのも、毎週水曜日発行のSSER-MAIL-MAGAZINE!今日はその発行日。こうして定期的な発行物を持つというのは、時間の物差しを持つことに似ています。でそのメルマガ、もっと本格的に楽しいモノにしようと、どうやら画策中の模様。2006のメルマガ!期待しましょう!それにしても、新しい連載やら情報やらをどのように展開していくか・・・他人事のようですが、興味は尽きません。いや、それにしてもSSERのHP、メルマガ!って、良くやっていると思いませんか?ボクは「なににしても続けるって、すごい事だなあ」と、しみじみ思います。ちょっと手前味噌になりました?!

さてそれにしても2005大詰め!26日にダカール出場でヨーロッパに向けて出発するという、眠たいこと言ってるI崎くんに、「ダメ!そんなことじゃ。」とお説教?やっぱコンディション調整のためには1週間は必要。しかしそんなことに無頓着な彼は、それはそれで大物かもだ。それでも時差ぼけは、ならない時はならないけど、ひどい時はひどいし・・・それ以外にもまだ日本に居るエントリー予定者もチラホラ・・日本が寒いから多分ヨーロッパは暖かいかもですが、とにかく気をつけてくださいね。ボクもリスボンは行った事がなくて、行って見たいところリストに入っています。ユーラシア大陸の最西端ですものね。グーグルアースでリスボンを見てみると非常に面白い地形をしています。湾なのか湖なのか不明な湖?いや湾の北岸に街が形作られています。しかし市街地は北アフリカのメジナのようなつくりで興味を覚えます。街の中に飛行場があるのですが、湾を横断する大きな橋が架かっています。その橋を南に渡ると大きな滑走路が三角形にあるおそらく軍の飛行場でしょうか、乾いた白い石灰質のようなイベリア半島独特の土地の上に広がっています。都市計画的には古い中世の町並みのままのような気配で、とても興味を覚えます。で、何が言いたいのかと言うと、やっぱりこのグーグルアース、すごいね。1ヶ月くらい前に新聞で、数カ国が精度を落とせとか、文句言っていると書いていた。東京は平和なのか、最も精度が高いような気がするね。

旅の前に必要なものは、こうしたイメージトレーニングかもですぞ。アフリカに延びるラリーのルートを、こうしたサイトでシュミレーションして見る。モンゴルのゾーモットも「ふふん、こうなっていたのか?」みたいに謎が解けるんだモノ。

きょうの一枚
クリスマスのイルミネーション、って2年前もきょうの一枚で使ったけど・・・。

2005/12/20 (火曜日)

TDNって、ツールドニッポンのことですが、2002年から3年間にわたって開催しましたよね。最初は芦別集合出発で、宗谷岬を回って本州、そして九州の最南端へゴール。2年目は2パートに分けて、奄美大島から信州・白馬までと、北海道から白馬。3年目は長崎から北海道まで回って、最後は東京。この3年間というもの、異常なまでに日本を走り回りました。

そんで、ナニが言いたいのかと言うと「酸ヶ湯」青森県の八甲田山近くにあります。春先の試走のときは高い雪の壁の中を行きますが、素晴らしい湯なのです。で、昨日のニュースでは酸ヶ湯は2.3mの積雪!!あのヒバ千人風呂は大丈夫だろうか・・・といささか心配。TDNの度に必ず寄っていったものです。下北半島では、試走中に日が暮れて近所の温泉郷に飛び込んでみると、これが名も無き「下風呂温泉」泊まった宿は、確か「さつき荘」「えーっと、公衆浴場と内風呂とどっちがいいですか?」と聞くと日本語と思しき言葉で「どっちもいいけど、内風呂は今年電気をつけたから・・・」「???」で偵察班(といってもひとりだけど)を出すとすぐさま帰ってきて「グーです。」「グウー?!」(死語です)というので飛び込んでみたら、これがまさにグーです。秘湯ガイドにも絶対に載ってない秘湯中の秘湯・・・って寒いので、今日は暖かくなるOV温泉特集。あー温泉イキターイ。
きょうの一枚
夕暮れのゾーモット、えもいわれぬ不思議な空の色に魅せられてしまいます。こんな場所があるのだなあ、と感じることしきりです。

Organisation Voice 2005/12

 

2005/12/19 (月曜日)

BTOU2005にカナダから参加したローレンスさんの影響はすごい!というのもカナダからの資料請求の多さ!カナダでは彼は著名なモーターサイクルジャーナリストなのです。・・・淡々と競技を進めていく姿はただ者ではありませんでした。
ローレンスさんというのは、ガストンが2年目につれてきた盟友、かつてのBMWワークスライダー(フランス警察大統領護衛隊隊長)レイモンド・ロワゾーさんの雰囲気に似ていました。そういえばロワゾーさんも2年目に自身の長男をメカで同行させていました「あのモンゴルの風景を見せたい」と。あの背筋の延びた姿と立ち居振る舞いに、感動したものです。
こうしてヨーロッパからまた北米からの参加は、なにかとハンディが少なくありません。それは言葉の問題や輸送通関、食事やラリーの中の文化の違いなどと、まるで初期のパリダカの日本人の苦労に似たものさえ感じます。でもボクたち主催者は余裕の無い中にあっても、そうした参加者への目配りは怠らないようにしています。が、ローレンスさんの場合は、こちらのほうが温かい視線で見守られているような不思議な感じがありました。大人の男の余裕のような・・・で目が合うやいつも「OK?」「OK!」の繰り返し。その感覚も実に気持ちのいいものでした。
終わった後でスタッフから聞くと「ローレンスさんは、ほとんどビバークの食事が口に合わなくて、大変だったらしい」そうで、でもボクにはそんなそぶりを全く見せなかった。試走中にテルクンが「夢、見ましたよ」「どんな?」「ローレンスさんが、ビバークで食べられる物が無い!って困っている・・・」「・・・」というようなことで、かつて僕らはパリダカで食べる物が無くて困ったんだ・・・なんてバンカラなこと言ってないで、今回からはケイタリングをレベルアップするといって頑張っています。毎回言っているけど・・・。
きょうの一枚
そのローレンスさん。なんか映画俳優みたいでしょ。スパイものの・・・で、その何を食べてるのか、まさかお茶漬け?じゃないでしょうね。

2005/12/16 (金曜日)

なんと週末は大寒波の予報!でも今日の四国地方は、そんなに寒くないですよ。フランスからはチームスガワラの写真が届きましたので、今日の一枚でいち早く報告。チームスガワラのルマンの郊外にあるガレージは、広くて快適。カミオンが3台入って作業が出来ます。ルマン24時間を戦う日本のチームにも夏は貸している(た?)らしいし。で、そもそもルマンというのは、パリの西200km(あっ、うそ適当に書いた)オートルートで1時間半くらいで行きます。街に行けばそんなにおいはあまり感じられませんが、そこはモータースポーツのメッカ。ルマン24時間のときにだけサーキットになる市街地コースは、ガードレールも2段になっているし「おお、ミュルサンヌ」とか「ユーノディール」とかって感激に浸るのですが、その刺激的な名詞は、何のことはない松山で言えば「重信の直線」とか「川内のコーナー」とかってなのです。
で、まあ夏にでもこの地を訪れたら、いいですよ。そしてサルテサーキットに行くと自動車博物館がありますね。その近くにはレーシングスクールやレーシングガレージが・・・サーキットに飛行場もあって、世界で最初に飛行機が飛んだのもココだそうで、記念碑がありますよ。ルマン24時間には自家用機で観戦に行くことができます。まあそんな素晴らしい環境にガレージがあるのですから、恵比寿の本社下の作業場が狭いのではないか?とご心配の皆さん・・・って何の話?さらにルマンの話を書くと、たぶん前にも書いたけど「栄光のルマン」冒頭部分でナローポルシェ(妙に車高の高い)に乗ってスティーブ・マックイーンがミュルサンヌを走っているところが、ナゼだか胸を打ちます。それは前年のルマンで死んだ男への弔意を表す走行シーンで、クルマを現場に停めて(忘れた、違うと思うけど)花束?を捧げます。ここでこの映画は、レースにおける男たちの刹那の闘いを描いてるんです。
さあ、ダカールも近いというのに話が変な方向に行きそうになりました。ぼくたちは2006ダカールに臨む全ての参加者、とりわけ日本からの参加者に心からエールを送りたいと思います。そして最善が尽くせますよう。
きょうの一枚
そんなわけでチームスガワラの雄姿。2号車もアルミボディを纏い、カッコ良くなったすね。オランダのデルーイ親子VSスガワラ親子・・・マシンのハンディはともかく。頑張るのだテル!

2005/12/15 (木曜日)

ホント寒いですね。明日から新企画BTOU2006エントラント情報局がスタートッ!で第1弾は既にエントリーの準備やマシン制作が進んでいる前回ミニで大注目の田中さん。メールが届きましたので紹介します。
エントリーは、なんとミニ4台!!で・・・
「テーマは前回はモンテカルロラリーだったんですが今回はミニミニ大作戦です。
トリコロールカラーの3台+1台の4台体制」
「完走率は0.5%だと思っていますが・・・」
「0.5%って、それじゃあ200台出て完走1台って事ですか?」
「そんなもんかもしれませんね」
「・・・・・」
で、田中さんは
「今回はナビをします。ドライバーはうちのスタッフで女性です。」
「!!!」
「92のミニを1300から1000に積み替えて、ボディカラーは赤。これが北川/田中組、そして青いボディカラーは渋谷/矢野組、91の1300を1000に積み替えます。そして白はもうひとりの北川/細川組、88の1300を1000に。もう一台はオレンジに仕上げる予定で87のミニ、チェルシーです。」
「それも1000?」
「1000の方が燃費が良くてエンジンの安定性も良いんです。」
そういえばエコチャレンジ部門でした。非常にセンスの良い田中さん、きっとステキなチームでエントリーすることでしょう。チームの目標は?と聞くと、完走とかって答えが返ってくるはずなんですが「ゴミを出さないことです。」ときっぱり、さらに「ゴミになって捨てられそうなクルマを直して走ることもゴミを捨てない。というコンセプトです。」とのこと・・・最近たくさんのゴミを捨てた(いや、ちゃんと業者に出したんですよ)SSERとしては耳の痛い話に。で、みんなサラリーマンで普段のアシもミニ。でも今回はそれとは別のそうした古いマシンをしっかり作りこんで参戦。思いがけないパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
こうした情報は、これからはこちらのHPのBTOUのコーナーで紹介をしてゆきます。既にエントリーをお済ませの方には、アンケートのお願いがあると思いますので協力よろしく!です。
きょうの一枚
今日は4台の中から渋谷/矢野組をご紹介。シルバーの91のミニはご覧の通り改造中!完成されるとブルーにペイントされる予定。いいね。

2005/12/14 (水曜日)

ううう、寒ーい。この強烈な寒気団は、ムッホの家族が連れてきたものらしいです。で、今日の午後の便で彼らは帰ったので、親衛隊の寒気団も大陸奥深くに引っ込むことでしょうよ。これで少しずつ暖かい普通の冬に戻ることでしょう。しかしマイナス30℃の国からやって来ても「日本は寒い」そうで、屋内はモンゴルや北海道のほうがはるかに暖かいのですね。しかも24時間!!
ところで大清掃が続くSSERでは、延々と事務所の片付けと倉庫!の整理。なんと100坪超の倉庫にはラリーの備品がびっしり!テントから発電機・・・厨房器具やらパラソルセット、コースマーカー、杭などなど。長年のラリーで使用したタイヤやオイルなどは、やっと完璧に無くなった。ゴミの処理ほど気持ちがいいのと引き換えに、むなしさが漂うのはどうしてだろー。こちらも100坪以上ある広さの工場のほうも、例の改造を前にゴミの撤去がほぼ終わった模様。でもまだ鉄くずやパーツ類などがたくさん。でもさらに年内一杯はこの調子が続きそうであります。
テレビでちょろっと証人喚問を見てますが・・・「あきまへんな」国会議員はんは自己主張がしとうて、自分の意見ばっかり言うて、肝心な証言が全く聞けてないんじゃありませんか?まあここらは夜と朝のワイドショーやらニュースやらで、たっぷり聞くことになるでしょうからご愁傷さま。
きょうの一枚
あっHP2到着の報・・・最近体力の低下と視力の低下のボクのブルワーカー(フルッ)になるか?

2005/12/13 (火曜日)

 
なんのかんのと言っているうちに12月も半ば、ということは2005年もあとわずか!パリダカのシーズンがやってくるのは楽しみなのですが、歳をとる、というのはもうそろそろ、いいかなあっと思う今日この頃。そういえばパリダカやっている頃はそんなこと考えもしないで、気がついたら何年も経っていたみたいないい意味での浦島太郎状態・・・スガワラサンは多分知らないと思うけど、元旦はもう日本では「明けましてオメデトウ」なんて誰も言わないし「お雑煮は法律で禁止されたんですよ」(ウソ)ってウソって書かないと「そうなの?」と思いかねないほど、4半世紀も日本のお正月を知らないんですよ、あの方は。気がついたら25年だか26年だかパリダカで越年しているわけです。そんな僕たちは師走の寒風が身にしみます。
さて、そのパリ・ダカール。篠塚さんは今大会限りの引退宣言!増岡V奪回宣言。そのほか4輪部門には三橋と池町が、日産とトヨタでガチンコ対決!!スポーツは因縁の対決があるからオモシロイのであります。今年はちょっと予想困難かな。日産のプロトが壊れなければ速いんだけど、信頼性はトヨタ、で池町は壊さない運転が出来る。当然2人はトップ10入りを目指すはず。待てる池町と攻める三橋・・・三菱のような体制なら三橋(ジャレ)で、我慢大会なら池町。でも2輪出身の2人が大活躍!して世界をあっと言わせてくれることが、何よりも愉しみ!その為には「最初は処女のごとく、後には脱兎のごとく」だ!話が変わるけど、最近のTVCMのナンバー1は松下の石油ファンヒーターの回収の案内。チャラチャラしたCMの中で燦然と光る!!15年も前の商品なんて時効もいいとこだ!って開き直らない姿勢に200億を投下した以上の広告効果あり・・・好感度急上昇間違いなし。どこかのマンションやさんみたく無いのがいい。でも問題がひとつ「やっぱなんでも大手の物がいい」という神話が再び日本を横溢し尽くしちまう。大手は金がある・・・でもその金は賢い消費者であると思っているあなたたちが、いや僕たちが「安い!買っとこお!」なんて飛びついたものの儲けが積み重なったものであるというところは知っておきたいなあ。
きょうの一枚
空撮で見るハラホリン、エルデニズー寺院。オゴティ・ハーンが草の海に造営したかつてのモンゴル帝国の宮殿を取り壊して作られたもの。かつてモンゴルのハーンらを定住させようと試みた中国人らの企みは上手く行った。さまざまな遺跡の残る世界の王らとは違い、彼らはほとんど何も残さなかった。草原に生きる民の思想は今もなお続いているのだが・・・・

2005/12/12 (月曜日)

 
週末の旅から帰ってきました。旅のお話は後半に。旅の途中でサッカーワールドカップの組み合わせ抽選のニュースを聞きました。各局でものすごいボリウムで取り上げていて、きょうの月曜は新聞お休みなので日曜日の日経を見ていると、なんと見開き2ページ「サッカーワールドカップ組み合わせ決まる。日本組み合わせにツキ、ジーコ“初戦に集中”」・・・「それって、いつから始まるの?」「来年6月!」どうしたの?マスコミ・・・。
最近の少子化の原因のひとつに「自分の子供が犯罪加害者になるのが怖い!」というのがあって、それはそれでよく分かるのですが、この原因もマスコミにあるなあ!と感じます。このところは、世にも凶悪で理不尽な事件が多いのは多いのでしょう、でマスコミが大キャンペーン張るから、宝くじの確率よりはるかに低いそうしたことが、まるでかなりの確率で起きて、かなりの確率で自分たちも被害者や加害者になりかねない!という錯覚を覚えるように感じます。
そしてムッホの長女(小学1年生の女の子)が日本に遊びに来ているのですがレストランでも「暑ーい!」とか言って、お店の外に出て行っちまうのです。とボクはもうビックリ「ダメダメ一人で外に出ちゃあ」ムッホたちは「???」「だめ!小学一年生の女の子は日本では必ず誰かに連れて行かれる!」・・・とマスコミ報道でそう植え付けられているのは、何を隠そう・・・ボクなのでありましたな。
で、その週末の旅というのはその子供たちにプレゼントしたものでありました。子供というのは洋の東西を問わず同じようなものなのですが、日本の子供がもうなくしてしまったものをたくさん持っています。無くしかけた美しい日本の作法やプロトコール???(コンピューター用語のおかげでいろんな言葉が意味が変換されてしまったわい・・・)のように、近年のさまざまな変化にさらされ不安で不穏で・・・そんな日本人がモンゴルの子供たちに教えられることは少なくはありませんでした。
豊かな人と自然が織り成す・・・といえば日本の田舎に掛かる枕詞だったのですが・・・この言葉はモンゴルの民に捧げたいと思います。日本の漁師さんたちと数時間過ごしましたが「日本にもまだ、チャンとしたトコロとちゃんとした人々がいるのだなあ・・・」と感じたのです。ムッホたちは彼らに遊牧民の姿を重ね合わせて見たのです・S先生有難うございました。厳しい自然環境と向き合って暮らす人々は、おのずと他者に対して優しく居られるのです。
都会で犯罪被害だ!加害だ!詐欺だ!偽装だ!インチキだ!隠蔽だ!と、常に他者からの被害に対して過敏になっていては、素晴らしい人格は形成されにくいかもしれません。で、結局お金を持っている人がエライ!という資本主義のパラダイムという、悪天候に脆弱な泥のような船で沖に出るようなこと、それが今の日本の社会の多く、なのではないかと考えたのでした。
BTOU写真集、まあまあ好評の様子。来年はさらにパワーアップするけん。
きょうの一枚
その日曜日のムッホと娘の筏での釣りの風景。結構つれましたがな。
 

2005/12/09 (金曜日)

写真集が出来上がって既に発送が完了、と報告があったのですがボクは出張中で仕上がりを見てません。二人のカメラマンの作品を使ってるのですが、デジタルと通常のポジフィルム。空の青を意識して色を作ろうとする一人と、空撮中心にラリーのリアリズムを追っかけたカメラマン。どちらもそれなりのメッセージを伝えています。でもチョイスしたのはボクで、実は写真の良否で選んで構成したわけではありません。さらに二人のカメラマンはオフィシャルとしての仕事が優先されていて、レントゲンの撮影と現像や、行方不明などのリサーチなどを担当したため、パーフェクトではなかったかも?です。でも来年は10周年のパワーアップ写真集!と、できることなら2回大会以来の地上波全国放送を目指しますよ!皆さんの応援をお待ちしてます。
きょうの一枚
今日の一枚は写真集です。

2005/12/08 (木曜日)

 
ちっと関西方面に出張にお出かけ前の一瞬に書いています。
このOVも、いったい何篇書いたことでしょうね。バックナンバーを振り返るとこの数年間の自分の思いや悩みが、性格悪いからストレートに・・・ではないのですが読み取れて、恥ずかしくなったり、誇らしく思ったり。またガストンの悲報には言葉のない・・・・で、いまやとても大切な物になりつつあります。世はブログが流行ってて、ドンなものかと言うと、なんかOVもブログ的なものだったんだと思うんですね。要は時間と共にタイムカプセルのような物をたくさん持つことが出来るようになった現代人、どれだけ心からの真情を吐露していけるかが問われますね。
チョコット話が変わります。アグリのF-1参戦に待ったが掛かっているというニュースを今月初めに聞いたような気がします。とんでもない金額を保証金で積まなければならない!F-1の参戦。頑張って欲しいと願うものの「なんだかなあ・・・」とも思います。もうひとつ、最近名前聞かないので「どうしたのかなあ?」と思っていた元スバルのリチャード・バーンズが34歳の若さで最近ご逝去されていた様子。脳腫瘍だったそうです。ご冥福を祈ります。われわれをそして世界にスバルの人気を高めてくれたことには日本人としても、端っこでモータースポーツにかかわる人間としても。
最近「坊ちゃん文学賞」の発表があって、もちろん僕は落選。「若い女の子しか取れませんよ・・・」「いやそんなんじゃなく単に実力の問題で・・・」だってボクの内容は30年以上前の若者のお話だものね・・・そのうちこちらのHPで連載しよかな・・・ってやめとこかな。
きょうの一枚
ボク達の大好きなゾーモットの木。それにしても不思議で、あの大地の中にナゼにこんな場所があるんでしょう?南に70km下れば恐竜の谷、もう少し下れば新疆ウイグル自治区・・・ナンという場所なんでしょう。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に「エスエスイーアルオーガニゼーション」とか「ラリーレイドモンゴル」とかでてるって・・・て言うんで見てみたらビックリ・・・誰がこんなに精密に・・・「自分で書いて・・・自作自演でしょ!」と疑われかねない内容。僕たちより詳しい。

2005/12/07 (水曜日)

 
SSERのオフィス改造計画も山場を迎え、ライダー兼大工の○○チャンが連日作業をしてくれてるのは良いのですが、作業の音(笑い声なども含めて)がうるさくて仕事にならないのが難点!です。倉庫の大片付け!工場の改造計画のための大掃除!あまりにも作業量とゴミの多さにすっかり疲れてるSSERのメンバー達でした。
さて本日の本題。年末になると恒例のさまざまな「発表モノ」がありますが・・・今日は日経「2005年ヒット商品番付!」をひやかしてみましょう。東の横綱は「i-pod」に対して西の横綱は該当ナシで・・・本物の大相撲のように海外モノ・・・の一人勝ちだと日経は断定したわけです。大関は「株式ネット取引」と「クールビズ」「???」その中で気になったのが「ロハス」小結に。「なんじゃそれ?」とお思いの方も多いでしょうが「ロハスな生活」とか「ロハスなライフスタイル」という風に使いますが、ハッキリイッテ、ボクはこの言葉が嫌いです。
もう自分自分のライフスタイルをマーケティング的にカテゴライズされたくないと思うのであります。あっいやボクはこのカテゴリーには入りませんので・・・・ロハスとは健康や環境を意識した生活らしく、少しくらい高くても健康に良いものや環境に良いもので暮らすということのようです。という事はうちの母なんか超ロハスな人になりますな。でもボクは全く違う!のであります。デザイン的な要求が満たされなければ自らのニーズは成立しないし、ちょっと高くても・・・という物言いが安っぽすぎちゃう。ひどいと思ってたクールビズよりひどい言葉で、仕掛けたやつがいるに違いない、雑誌だろうけど。百貨店が店内スラングで使えば良いのに。大体において語源が分かりにくく、言葉の意味も不明。こんな単語を流行らされてもねえ。で、本当にこれらがヒット商品なのか!?商品とはなにか?モノとことの定義をもう一度ハッキリさせないといかん。そんな事を言うのなら国民が今年一番ヒットさせた商品は「自民党」で、これもまた商品みたいなものだと思うのであります。それを証拠にに流行語大賞とヒット商品番付がかぶってるということですね・・・ヒット商品番付には、実際商品らしい物はi-podくらいなもので、ってもう言うのやめよう。
きょうの一枚
さて来年のBTOUの企画書も出来たし・・・というわけで企画書の中に紹介のために掲載したのは、ACP製のグッドイヤーの4枚組みポスター・・・ボク的には「ナミダモノ」ですね。

2005/12/06 (火曜日)

 
昨日の続き・・・
2日目のスタート予定時刻は午前6時!を1時間遅らせることにした。スタート時には雨もやや小降りになってきた。初夏の雨なら雨情もあるのだが・・・足摺岬界隈も煙っていた。丸みのある水平線はぼやけていて太平洋の黒々した美しさは望めなかった。椿咲く足摺のボクの好きなウバメガシのトンネルの古径は20年近くに及ぶTBIの懐かしい思い出がぎっしり詰まってる。2回大会は万沢ヤスオさんを横に乗せて走った。3回大会の頃はパリダカで負傷してリハビリ中の山田シュウセイさんと5回大会は横田紀一郎さんが僕の横に乗って、この古径を通った。覚えていますかね?みなさん。そしてやがて空の青が雲の切れ目から覗き出した。「おおっ」見事に太平洋は美しい色に!無線と携帯をフルに使って進行先の天候の状況を聞きながらこの天候の回復が本物かどうかの確認をした。
予定のCP1は土佐名物、日曜市・・・子供の頃から良く出かけたもので、いったいいつの時代から続いているのだろう?そのCPにはひとりを車から落として先に進むように連絡。さらに先の道の駅にも1名のスタッフを落とす。クルマはSSへ向かわせる。本来キャンセルするはずのSSも、ギリギリまで天候を読むことにしていて、常にその際のシフトのことは頭に入れておいたが、スタート・ゴールそれぞれに計測用のデータシステムを持たせてないクルーを向かわせざるを得なかったが、このことが後には功を奏した。
うっすらと積雪の残るこのSSも、今回のとっておきの場所だった。分岐にクルマを停めて全員が駆け抜けるのを見送った。ラリーで最も大切なことは、自分との戦いだ。早く走ることよりも求められるのはセルフマネジメントといえる。今回の参加者は、実に良くそれが出来ていた。ゴールには手書きのデータがFAXされ、われわれがついに横殴りの大雨しかも霙混じり!になった高速をゴールに急ぐ頃にはリザルトは出来ていた。
ゴールは悲惨極まりない有様。キャンプ場から締め出されたわれわれは駐車場の避難民キャンプのような閉会式会場に辿り着いた。お役所仕事のキャンプ場運営をののしりながら・・・TBI2DAYSという、不確かで不思議なフォーマットのこのキャノンボールにも似たこのラリーは、無事にゴールした。走行距離で言えば1週間で走るTBIの半分になる勢いだ。いかがでしたか?あい対したのは、四国の自然とあなた自身ではありませんでしたか。帰路では吹雪かれましたね。
お疲れ様でした。
きょうの一枚
ちょっと閑散とした感じですが土佐名物日曜市のもう端っこのほう。売ってるものは本当に長年変わらないですね。高知生まれのボクの母は、ゆずの絞ったビン入「ゆのす」と言うんですかね。を買って来いといいます。そんでそれは酸っぱいお寿司「すもじ」と言うんですね?を作ります。

2005/12/05 (月曜日)

 
TBI2DAYS・・・あの夏の記憶が脳裏をよぎった方も少なくはないのではないでしょうか?カレンダーの時点で賛否もかまびすしかった「冬のTBI」・・・それはまさに冬の嵐!の強襲!の前に右往左往する小動物のようなボクたち。でも誤解を承知で言うと、ボクは冬の嵐は好きなんです。あの暗く不安定な空気の中に出現する美しい光、風。そしてドラマティックな夕焼け・・・パリダカに出かけていた頃の12月のヨーロッパが、まさにそんな感じでした。アウトドアにいる時は特別に警戒が必要だけど、ああそれもサバイバルテストと思えば思えなくもない。
しかし、それでも1日目は好天に恵まれ、前半の一部はやむなくルート変更となりましたが、徳島から高知へ抜ける林道の美しさには、チョビット感動しました。そこからは全て海沿いの道・・・鯨が泳ぎよる・・・と歌われた浦戸湾も一跨ぎして龍馬の銅像を見ていった人も居たかしら?で、どんどん西へ。横浪あたりじゃ西日に目を細めながら先を急いだことでしょう。やがて西の空に宵の明星がひときわ明るく眺められるようになった頃、夜の闇の中で四万十川の頼りない沈下橋を渡ったことでしょう。最近は白線が新しく引かれたので、落っこちそうになった人もいなかった事でしょう。そして25.77kmのSSはSSER史上国内最長タイ!(過去に26km林道というのがあって、見てみるとこの時のSSが25.7km)まあ珍しくタフで、しかも分岐多いけどSSERみたいにコーステープは張ってないし・・・でトップグループも40分くらい!!かかって「ヒーヒー」言っていた?!前半が特にきつくて「25.7kmって、こんなに長いの?」と思ったけど口に出した人は僅か。ということで四国内最長級の1DAYS490Kmは静かにゴール!!流石にオフィシャルミーティングの開かれるレストラン?あたりで、いつまでも声を上げてるエントラントは常連の体力自慢だけ・・・・・。
翌朝は雨の音で目覚めた方も・・・「ウッソー・・・」で作戦会議。思考完全停止状態で出した回答は「ブリーフィングを1時間後の6時30分に変更して天候待ち!なんと早起きスタッフは出動!している。「あっ、来客だ。」(続く、続かんかもしれんけど)
きょうの一枚
TBI2DAYS・・・土佐湾12月3日午後3時。天気晴朗なれど波高し・・・あちこちにアザラシ状態のヒト発見!!ナゼに彼らは・・・。

 

Organisation Voice 2005/11

2005/11/30 (水曜日)

 
いつもの事だけどイベント前にはオフィシャルマニュアルとなるものを作成します。BTOUなどではずっしり重い・・・のですが、何が書かれてるかと言うと。そのイベントの全てが記述され、地図が貼付されて、さらに見取り図やオフィシャルの配置や緊急時の対応などが書かれた物で、今日もこのマニュアルの制作に追われてました。基本的にわれわれが主催するイベントは開催中にスタッフが集まってミーティング!という事はあまりありません。(ナゼだか最近は、ちょくちょくやるようになりましたが)決められた仕事は、そこに書かれたものから読み取れるわけですし、全体像がつかめるようになっています。いったい何冊のマニュアルを作ってきたんだろうねえ・・と感慨にふけっていましたが、やっぱ最近は現場あわせ(結構便利で良く使う言葉・・・)が多くなってきました。多分以前のようにマニュアルに、じっくり取り組んで詳細に作られていないのかもしれません。精密に作るということは、ナンカ構造設計や企画書作りに似てます。事務所の整理をしてると20年のこうした資料が出てきます・・・と、やっぱり若い頃のボクは緻密で・・・スバラシイ!と自画自賛の日々・・・要領でこなすことを老練というのは間違い!昔の緻密なコンピューターのような僕に戻る!!と宣言。「いや、昔から結構いい加減でしたよ!」「・・・・」どうも忙しいのと体力不足が原因のような・・・
きょうの一枚
というわけで昔のオフィシャルマニュアル・・・なんかこう思いというか思い出というか、苦闘のあとが鮮やかに残ってます。

2005/11/29 (火曜日)

 
今週末はTBI2DAYS!こんな季節に開催するのだから、いつもの倍くらいお天気が気になります。暖かい南国土佐に行くんですが、それでも峠ひとつは超えなければなりません。ちょっとみんなで手分けして、ギリギリでコース下見!をしてくることにします。SSは1日2本!2日で4本!だったのを、それぞれ距離を2倍にして毎日1本計2本!・・・長いですよん!見どころたくさん!ホントあきれるほど素晴らしい!!ですよ。
話は変わりますが、写真集ですが印刷上がり予定が少し延びて12月9日。同日送り出しをしますのでお手元に着くのは12日前後と思われます。いつものことで遅くなってゴメンナサイ。11月15日以降の資料請求の方には写真集とエントリー関係の資料を同封して送る予定だったのですが・・・早くエントリー用紙だけででも送って・・・という声も届いたので、先に送ります。
マタマタ話は変わりますが・・・人間というもの「見た目が90%」となにかの出版物のタイトルで見かけましたが「本当にそうだなあ」と思います。「人は見かけによらない」んじゃなさそう・・・ボクも自分の顔かたちと物言いには気をつけよう。と思う今日このごろ・・・というのは今日の証人喚問!例の耐震偽造の・・・で、「一番悪いのは誰だと思いますか?」と聞かれたボクは「マーケット」と思わず答える始末・・・・というのも日経平均15000円に急迫って一見関係なさそうだけど「何が儲かるか、何が安いか・・・安くて良いものって株で言えば、いまは安いけど確実に高くなるもの・・・」そんなことばかりに国民の関心が集まっているような気がします。でまあ「建物は見かけで選んではいけない・・・建物は見かけによらないんだ」という事ですな。一方のブランド神話・・・・甦りますね。
きょうの一枚
なぜか昨日の事務所の写真に続いて・・・・チームスガワラの何時のものか?ミニチュアカーです。ガストンライエミュージアムには砂漠のジオラマが作りたいものです。こんなものがどうして好きなのでしょうかね。

2005/11/28 (月曜日)

 
「1月生まれのあなたに・・・」あっボク1月生まれなんですが・・・国内の某エアラインからメールが来ました。ウウッ飛行機代が安いの!?・・・何で誕生日の近くだったら安く出来るの?どうして飛行機代は繁忙期には高くて、暇な時は安いの?モノはたくさん売れれば安く出来るのがマーケティングじゃなかったかな?でもってあのマイレージってのはどうも気に入らない。
「えーっ!マイレージ、しないんですか?」
「うん。せんよ。」
「だってあれだけ飛行機乗っているのに、マイレージしないなんてバカですよ。」
「ホウ!?ボクはバカか?で君はエライのか?会社の出張代でマイレージ貯めて、でそれで手に入れたチケットで休み取ってハワイ行くんかい?」
「・・・・・」
「ボクは一生しない!マイレージなんて・・・」
だいたい何でもかんでも会員制。どこの店に行ってもレジでは
「○○カードはお持ちですか?」
「ン?!なにそれ」
「ウチの店の会員カードです」
「で、持っていたらどーなるの?」
「はい5%引かせていただきます」
「ほー。僕は初めてこの店に来たんですが、5%引いてよ・・・」
「それは出来ません。」
「じゃあもう来ないよ。そんなことで客を差別するのはおかしい。客は一見だろうが常連であろうが差別しちゃイカン!人によって金額が変わるような商売しているようじゃ先は長くないぞ。だいたいな・・・」
レジの後ろには長い行列が・・・・
「それってただのイヤガラセ!じゃないすか」
「イヤガラセだとお!だいたいな、おまえ・・・」
と今日もつまらないことにアドレナリンたぎらせているのでした。
まあ、というわけでクーポンやら割引やらと、これはボクたちの業界(広告業界ね)用語では「顧客の囲い込み・・・」と言うんですな。しかし、囲い込みをしなければならないという時点で、そこの商売は実に危ういわけです。商品やサービスひいては金額では差別化ができなくなったことを意味します。で、人の損得勘定に頼って顧客を固定化しているというわけで、そろそろこうした動きも「みんなで終わりにしよう」な時代が近いと思われます。それを象徴する出来事は、携帯の番号の互換性かもです。ボクはボーダフォンのフェラ-リモデルにしたいのに・・・って、もう売り切れ?囲い込みに乗っていると、こうした機会を失うかもだ。
きょうの一枚
80G/Sを買いました。ダイカストモデルだけど・・・で事務所の僕の部屋は子供部屋だね。おもちゃが一杯・・・増え続けて減ることは無いのですが。

2005/11/25 (金曜日)

そういえばパリダカの話題ももりもりと盛り上がってきました。ボクは積年の資料の整理=事務所の片付け中!なのですが「デテクル出てくる・・パリダカの資料」捨てるにステられない青春?の残像?カルネの申請用紙からマシン作りのためのスケッチやら膨大な量の作業中の写真。で真新しい古い時代のTSOロゴ入りのターバン・・・ターバンをかたちどったパリ・ルカップのプレゼンタシオンのインビテーション・・・「プレゼンタシオン ド フィルム オフィシャル」とあるので公式映像によるまあ上映会なんですが、そういえば行きましたがな。ペリフェリックに乗って、パリのエスプリを満喫!1991年の冬のことでした。
さて今年のパリダカ・・・既報の通りスタートはリスボン。リスボンは洋の東西で言うところの西の果て、新しいヨーロッパステージは興味津々、なのですが時々は不要論なども耳にしました。パリダカがパリダカたるゆえんは、ヨーロッパステージにあるヨーロッパ文化・・・スペインなどに行くとラテンの文化はその実イスラムと溶け合っているのかと見まごうばかりです。
この文化の違いと地理的な距離感をバランスさせて、単純なモータースポーツに陥らないように・・・社会との微妙な距離感を保ち、文化的地理的な好奇心を満たして行くというフォーマットなのだと僕は信じているのであります。そこらにモータースポーツが根強く受け入れられているヨーロッパ的な背景が垣間見えもするんです。
地を這うように旅をするには、こうした距離感と文化的な微妙なグラデーションを感じるのが良い!とボクに強く意識させてくれたのは、こうして数年間に及ぶパリダカの挑戦の日々でした。
BTOUをてがけての思いもこれに似ているものがあります。でまあ来年2006年はモンゴル建国800年祭。夏のモンゴル行きのエアーはことごとくブロックされているでしょうし、通常でも割高になることは必至でしょう。北京に集合する意味は、こんな背景も含めて参加コストの低減の一つの要素になっています。また北京で同じ時間を共有するのはさまざまな意味を持ちます。翌日の朝のエアーでスタート地点に向かえば、その翌朝の出発まで全員に全くイーブンな時間が与えられます。長すぎもせず短すぎもしない時間・・・ラリーという競技は北京から始まっているといえます。ラリー全体に要する日数が長くなった!のですが、それは純粋にエタップ数が伸びた部分だけになります。北京は市内のメモリアルな場所(ホテルね)と、素晴らしい前夜祭を計画しています。
中国の文化に浸り、リスボンじゃなかったモンゴルに浸る。洋の東西などという曖昧な物ではないリアリズムが、あなたの感性に突き刺さるはず。ラリーなのだけれども、あなたの人生への問いかけでもあるのですね。
きょうの一枚
その片付けていたら出てきたというターバンとインビテーションカード・・・。

2005/11/24 (木曜日)

寒くなりましたが、この寒さも概ね今日まで位だと聞いています!?ホントウカ?岡山からは、春の便り?が届いています(きょうの一枚参照)田には稲の切り株から新しい芽が育ち穂まで着けているという四国では、SSER行きつけの居酒屋で一杯やりながら蚊に悩まされるという異常な事態。
マンションのインチキな構造設計はマコトにケシカランのですが、それを追求するTVの姿勢にも少しばかり「ウ?ン?ザ?リ」なボク・・・「じゃあ、古くて耐震性のない住居に住んでいる人には、行政はどのような手を差し伸べるのでしょうか?」そんで、これらのマンションが撤去されたら、地震が来た時、ひとつも倒壊することが無いみたいな錯覚!を感じますねえ。
ところでSSER ORGANISATION 2006 カレンダーが決定!!発表されます。「あんた、いつ寝るの?」みたいなスケジュールになりましたがな。シリーズの3戦はこれまでどおりですが、Super-N、Group-N(GRC)はニューフォーマットのナイトラン。SSER 2DAYSはデイライト!という構成。ロングディスタンスラリーはTBI、北海道4デイズ、BTOU2006の3戦。ヒストリックエンデューロはSuper-Nの土曜日の午後つまりデイライト・・・あの駐車場も使って?ジムカーナも入れようかなあ・・・と考えてみたりしてるっし。
きょうは2枚
そんなわけで岡山の保険屋さんの画像・・・ってあなた、そのバイクはナニ?

2005/11/22 (火曜日)

寒波に襲われた日本?でしょうが、今日もムッホは半袖でお仕事な松山は、まるで亜熱帯。ボクはこの冬初のニット着用で「ちょっと暑いなあ」です。亜熱帯といえば高知。先の週末の高知ときたらクルマの中ではエアコンはもちろんCool!暖かな海からの日差しは正午にもなると・・・・・。
今日もNEWSは盛りだくさん!やや右よりの方は、ほぞを噛みたくなるような2題「北方領土の返還交渉は進まず・・・日ロ首脳会談」好調のロシア経済と、思わず量産できた原油マネーを背景に、たぶんに強気。何しに来たんだろうと思えば、まあ「東シベリアの石油を売ってあげるからパイプライン作る金、出しなさい。」
みたいなことじゃないのかな。でディティールまで良く見ると強気のロシア、結構お金ふんだくって帰るみたいに感じるのはボクだけだろうかねえ。アメリカにもロシアにも、結局は。カライバリしてももってかれるものはもってかれるだけの、イジメラレッコみたいな日本でした。と皇位継承問題。テレビでは識者とやらが「側室」なんて話するからややこしい。イヤ、ややこしい。
きょうの一枚
僕たちは元気に走るのであります。この橋を渡れば、あの深い林道が待っています。その深度のようなものは、ちょっと一言では申し上げられませんなあ。

2005/11/21 (月曜日)

人生のなかで月曜日が一番多いのではないかというくらい、いつも月曜日のような気がする。月曜日がイヤ!なのではなくて、むしろ好きなくらいなのだが、ハードな日曜日(イベントなど)の次の月曜だと、やっぱり「チョイしんどいっかな」って感じ。歳だし・・・。で、昨日はTBI2DAYSのコース制作が終わった。こうした広域なラリーが12月開催だと何かと悩むことしきり。
でもこの日曜日はホントにNEWSな話題にコトカキませんでした。内外のスポーツニュースもそうでしたが、北京では米中首脳会談。(ちなみに今日は日ロ会談。)中国は人民元の改革を約束・・・と言うことは、やはり懸念の通り切り上げの第2弾がやってくるのでしょうね。新聞の隅っこには中国がボーイング737-800を150機購入する契約を締結とあり。これも米中会談への緩和策というかお土産なんだろうか?世界中、やることは似たり寄ったりなのかねえ。それにしてもブッシュさんの精力的なこと・・・。その台湾問題などに端を発する米中の緊張、中国の軍事費の増大・近代化・軍事転用の高い宇宙開発。何かと話題の多い中国。いったい中国はどこへ向かうのだろうか。
今日はブッシュはモンゴルに向かった。中ロに挟まれた戦略的な位置にある国として、アメリカはモンゴル軍の増強を図ろうとしている。よりもなによりもモンゴルはイラク派兵にも早期から取り組み、成果を挙げているし、米軍は今のウランバートル空港の近代化の工事も手がけた。さまざまな戦略が渦巻く不安定の弧、その端っこにある東アジアの目に見えない緊張。
安定と平和・・・は果たしてパックスアメリカーナで実現するのか否か。それを拒むのは中国?で、日本ときたら国論が二分三分し、若者たちには虚無感が横溢している。で、それとはあまり関係ない?が来年はモンゴル建国800年祭。みんなパソコンの前から立ち上がり、行動!って来年のBTOUにみんなで行こう!ってハッキリ言えばいいのにね。
きょうの一枚
お待たせしてる写真集・・・もうすぐ完成予定です。タノシミタノシミ。今日の一枚はそんな写真集にあるようなゾーモットに休むラリー監視用ヘリ。

2005/11/18 (金曜日)

日経の第1面から「自動車6社巨大市場へ第2波・・・中国投資5年で2200億円」6社と言うのはトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ、三菱、のこと。「三菱UFJ純利益6350億円・・・トヨタ抜き国内最大」「外国人の株買越額9兆円・・・今年、最高ペース・・日経平均は年初来高値」「第4の極、中国・・第5部グレートゲーム・・・大陸の権益・・・資源・安保の足場固め」どうも国内景気はバーチャルな感じだけど良いらしい。3面では「東証時価総額バブル期の8割に回復・・・1兆円企業、103社に増加。トヨタ20兆円。」またまたバブル再燃!中国は相変わらず投資対象国!まあ危うい危うい・・・ヤマダファンドはどうしましょ。さあ、ではコース制作に行ってきます。
きょうの一枚
BTOU2005の写真集(と言うほどのものでもないのでミニフォトブックと社内呼称)のお申込みたくさんありがとうございます。予約枠の300冊には今日中にも到達しそうです。増刷するべきか(企画書用とか海外用とかに)我慢すべきか・・・で今日の一枚写真はゾーモット。どんなに空撮しても絵になる不思議なところ・・・開発の手が入ると言うウワサも・・・SSERが宣伝しすぎたかも。

2005/11/17 (木曜日)

某BMWディーラーから電話
「入りました」
「おお!入ったか!HP-2!」
「いえ80G/Sです」
「ハチマルー?」
「ハイ。ミニカー」
「・・・・・」
そー言えばダイカストモデルを頼んでたんだ。
「なーんだ。いつでもいいよ」
事務所の大片付けが続いています。足の踏み場も無いくらいで、このままコース制作に出かけるんだから、残った人はさぞ迷惑なことだろう。ゴメンナサイ。しかし片付けると言うのは、タイムカプセルを開いているような物で、この20年のさまざまな記憶のディティールが姿を現します。幻の1986年第1回TBIのエントリー用紙のファイル。今も元気に参戦を続けている人たちの名前も沢山!明日からは、四万十周辺に居りますけん。
今日はとあるエントラントがオフィスに・・・会社辞めて、ナンカ今、株のネット取引で生活している?らしい。僕もしよー!かな。いつも株の売買で一喜一憂する投資家を馬鹿にしていたのに・・・・・・・でね、始めたら(ほんとに始めたらね)OVに今日の成績!!とかって書くよ。あっ!でもそれって風説の流布とかって違法行為になるのかな・・・そんなブログいっぱいありそーだなあ。
デキニチ新コーナー、「ヤマダファンド」来週スタート予定ってたぶんしないかもだけど。でも、するかも。いやしないかも。
きょうの一枚
コース制作の途中、高知の遊泳禁止の某海岸。ムカシムカシTBIというラリーがあったとさ。朝まで砂の中にいたバイクや、満ち潮に飲まれたDR800やと、悲喜こもごものある海岸!って分かるかな。でアザラシがいた。と思って良く見ると人間。ムッホ「なにしてるんすか?」「さあ、波乗りかなあ?」「波、ないすよ」メシを食って、しばらくしてまた見たら、まだいるんですアザラシ!じゃ無くてサーファー。まあそれくらい高知は暖かくて、ご機嫌なんだ!ということが言いたかったんですよ。ちなみに今回のTBI2・・・この海岸?使いませんよ。すぐ横を通りますけどね。

2005/11/16 (水曜日)

古いクルマが欲しい。新しいクルマはだめだ。そういえばなんか最近、新しいものが苦手になった。新しい靴も、なんか履く気がしないし、そういえばヨーロッパでは「新しいメルセデスと新しい靴は・・・」違ったか?で古いクルマ買ってもナンバープレートが新品で愛媛330なんてだったらかっこ悪い。困った。なににしても「ちょいヤレ」が良くなってきた。
友人が「あれクルマ買ったのに、全然乗らないね!」「うん、新車って若い女の子ばっかのキャバクラみたいで(キャバクラって行ったこと無い!)どうも好かん。なんかこう場末の、昔は美人だったママがやっているような店がいい」「ほほう、ということはこのレンジローバーがそんな癒し系?叱られますよ」「だれに」と、実にくだらない打ち合わせの道中のクルマの中の会話。
「で、古いクルマって、たとえば?」
「BMの3.0CSLとあとX○X○X○X○と、あと△X△X△Xとか◎□◎□◎□とか・・・」・・・彼はあきれたような声で、しかも伊予弁「買わんけんよ。こーたらええんよ」(伊予弁って文字にしたらとってもヘン!)なぜか友達は不機嫌になって、窓の外、なんか遠くを眺めている。
話を変えよう。昨日のブッシュ来日とロイヤルウエディング。好対照でした。そういえばブッシュはモンゴルにも行くはずだ。厳戒態勢の中、京都は大渋滞。京都御所の中にある迎賓館って、松山にもあるぞ迎賓館!確か結婚式場だ。で、ふだんはどうしてるんだろうか迎賓館って。201億円もかけたんだそうな。維持も大変だろうなあ。贅沢と質素。どうも質素なモノにこそ、本質があるねえ。ということで今回は宮内庁のイメージ戦略の勝ち。
きょうの一枚
今日の一枚は、今日もTBI2DAYS・・・・・今週末も試走!国内の場合はなぜか試走とは言わずにコース制作!と言います。さあ、忘年会&クリスマス・・・って盛んに言ってるのは実はエントリー激スクナ!なのです。やっぱ12月は、忙しいのかねえ。でもまあ空いてる露天風呂が気持ちのいいように、ってナニ言ってるんだろう。

2005/11/15 (火曜日)

「適者生存」つまりダーウインの「自然淘汰による進化の原理」環境に適応した者が生き残る、と言う理論。
ボクも度々ここのOVに引用させていただく。さまざまな場面に引用または応用され、昨日書いたドラッカーの経営学にも当然のように通じる。企業も生き残りをかけて闘っている?のである。となると自身が適者になるためには環境の変化に対して、どのように自らを変化させておかなければならないか?ということになろう。
ところが「適者ばかりではなく、運の強い者も生き残る」と唱えた日本人学者がいた。国立遺伝学研究所の故 木村資生(1924-1994)である。
たとえばヒトのDNAの95%は、タンパク質の生成に利用されないので、そこで起きた変異は何の損にも得にもならない中立の変異になる。といった中立理論。まあ簡単に言うと「つまらないところばかりお父さんに似て!」と言う世のお母様方のお嘆きのようなことかもしれないが!エッ、それは違う?まあなににおいても損得勘定だけで判断するのではなく、曖昧なものも生き残る余地があり、それが多様性を生むというのだ。でその多様性が文化を生むのだ。と言ったら必ずお叱りを受けるかも。でもこれをお読みのみなさまは「それはしたり」のはず。
ドラッカーは、こう言っている。「私をエコノミストというのは誤解もはなはだしい、エコノミストは数字ばかり見るが、私は数字より先に人を見る。」つまりそういうことなのである。大切なのは、そんなことじゃない、ということだい。適者でなくとも、運の強い者も生き残る・・・・・。たとえばモーターサイクルの存在と進化なんかもこの理論で考えられなくは無い。適合性を欠いたとして淘汰されようになりつつも、つまらないところばかりお父さんに似た!われわれや皆さんの手によって、遊びの多様性を守っていくのでありますな。で、今日の結論は、これまでとは全く異なりますぞ。
・・・あーた、なにも変わろうとする事はありまへんがな!世間の変化に惑わされることはありまへん。「短い人生、おのが生きたいままに生きる。・・・そんなヒトに私はなりたい!」と言ったら「大丈夫、充分なっている」って「変われ変われ!と言うヒトほど自分が、変わらない」のだそーな。
とりあえず僕の部屋の模様替えは終わったので。
きょうの一枚
TBI2DAYS先々週?の試走風景!あまり寒くなくて紅葉が遅いので、本番あたりには山里まで下りてきていることでしょう。不思議な季節の不思議な四国をオタノシミニ。TBI2DAYS

2005/11/14 (月曜日)

ガストン・ライエ・クラシック・・・地図にはある道が途中からは頼りないシングルトレイルになり、うっそうと生い茂る杉林の下草にさえぎられて、肥沃な黒い土はたっぷりと水分を含んでいた。勝負のあやは、ここに隠されていた。
SS-2・・13.5km。今回はこの周回することの可能な林道の組み合わせを4周。前後に2つのSSで合計6SS。SSのトータル距離61kmあまり。優勝タイム予測は1時間30分前後と見られていた。つまりSS-2は周回の1回目だ。そのシングルトラックは、いったい何年も人が通らないのだろうか、はるか以前にSSERが使ったコーステープが残っていた。そしてトレイルの真ん中には大きな杉の木が立っていた。その木の手前でトレイルを右に下り、そして左に上がる。昼なお暗い杉林は、明るい満ちかけの月の光を完全に遮り、湿って深い闇を作っていた。ヨーロッパの黒い森を思わせた。予測されたことだが、そこには渋滞が発生した。ゼッケン逆順のスタートだから、ゼッケンの若い、つまりトップグループほど渋滞のリスクは大きいといえた。
さらに1周目(SS2)から2周目(SS3)へと周回の3回のつなぎ部分には20分の持ち時間が与えられる。これをオーバーするとペナルティが課される。チャンピオン争いにも加わるセッケン9下元は、車検も「あわや」。完璧にセットアップして臨んだはずのマシンのエンジン不調。この持ち時間を15分もオーバーする35分もサービスパークにとどまってしまった。これまでならSSをつなぐリエゾン部分はフリータイムだったSSERなのだが・・・。次のスタート地点は明かりが見える範囲だ。スタートしていくマシンの甲高い排気音が森の中の道をたどってゴールに作られたエリアまで届く。
まったく淡々と競技を進めたのは、博田。SSERのランキングが無いために比較的大きなゼッケンをつけた。1周回が終わるとジャケットをサービスパークに残し何度も夜の闇に消えていった。こうして素晴らしい快晴の中、SSERのどのイベントからもリエゾンを取り除き、ひたすら時間を削る新しいカタチの競技が生まれた。とはいえ、ラリーである。
さて話は変わる。経営学者P・F・ドラッカー氏が亡くなられた。95歳。心よりご冥福をお祈りしたい。若い頃からボクは、氏の著書をよく読んだ。新刊が出ると必ず買うのは、「ドラッカー、S・ハンチントン、アルビン・トフラー、堺屋太一、スティーブ・ホーキング、ピーター・タスカなんだ。」と言うと「オレもオレも!」という人とよく出くわした。ディティールに話が及ぶと「なんだ、良く理解してないんだな、おれ」と。
日経にあったドラッカー語録の中から
「イノベーションの欠如こそ既存の組織が凋落する原因であり、マネジメントの欠如こそ新事業に失敗する原因である」
「知識こそが本当の資本である」
「・・・・・・」
で最後に「事業の目的とは、顧客をつくり出すこと」
全てが自分に対して「イタタタッ」なのであります。
きょうの一枚
優勝したのは、博田 巌!肩の力の抜けたライディング。これからも四国は熱くなりそうです!また渋滞に掴まった上位陣も「しゃあない」と、みんな大人のライダー

2005/11/10 (木曜日)

この忙しいのに事務所の改装?本格的なオフィスのモデルチェンジを予定していて、手始めに「じゃあボクの部屋から!」というわけで、例によって「踊らされる消費者」なボクは、「ドリアデの家具でまとめよーか!?」とおもっていつも良く見るyamagiwaオンラインショップやCONRAN-SHOPのサイトで、プランニング(といえばカッコいいのですが要はショッピング)ところが・・・「そんなのアスクルアスクル!!」「アスクルウ?!」もちろんアスクルのことは知っていましたし、事務所のみんながアスクルに何でも頼んでいるのは知っていましたが・・・「家具はいかんよ。家具は。」とまあカタログ見ると、イタリア家具でそろえるのよか10分の1くらいくらい安い!!「ウーン。でもデコラのフラッシュボードなんてのはだいたいな・・・」といいながら最終的には事務所全体の変更なんだから、やっぱコストも考えるべきだし、自分の家具だけイタモノというのもブーイングの対象だし「まあこれでちょっとエラボーかね。チョイチョイのチョイっと。」それが昨日の朝よ。で、今日の昼には巨大な荷物が事務所に!!「なーに?これ」「昨日頼んだやつですよ。」「昨日?って、ナニ頼んだ?」「エーッ!事務所改装するとかいってたやつですよ。」「・・・・・」ボクは思うのである。センバクンがサービスやホスピタリティ性を語る!これは実に結構なことだ!がしかし。この「早い」というサービスの前には、親切で丁寧な応対なんてカスンでしまうと思う。日本が最も遅れているのはサービス!だそうな。サービスにこそ外資の参入のチャンスが豊富にあるという、サービス・・・きちんと定義しなければ理解しにくいかもしれないけど・・・価格=原価+サービス+まあ希望粗利益・・・つまるところ付加価値の部分だ。高級ブランドがビックリするような店舗を構えるのも付加価値で、ひいては顧客の満足を求めるサービスなのだ。が、なににしてもメチャクチャ「早い」はサービスの頂点だ!と僕は思う。
さあ、溜まりにたまった仕事、そろそろ取り掛かろうっと!・・・「これ夏までにやります」とかいった案件。催促の電話のたびに「やっています!」の「いま下調べ中です」の「もうすぐ出来上がります」のって言って、まだなーんも出来てないんですけど。
そーだ。ボクは新しいブランドを立ち上げよう・・・・・その名は「アススル!」明日でもいいことは、明日しよ。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシックシリーズが続きます。そういえば結構晴れ男だったのかもです。

2005/11/09 (水曜日)

バブルが戻ってきたようなニュースが新聞の一面に踊っているではありませんか!「売買高、過去最大の45億株・・・バブル期の5倍、米市場上回る。ネット投資家けん引。・・・高い膨張、バブル期彷彿・・・過熱の危うさも・・・住金株15分で1億株」とか「銀行の貸出残高がプラスに」とか。・・・どーなって行くんでしょうか?楽天は5年間で売り上げを約80倍に伸ばし、ライブドアは約120倍に。
まあM&Aを繰り返しての成長であるからして・・・拡大至上主義の行き詰まりは、絶対あるのに。内部崩壊をするのに・・・古くは豊臣秀吉の全国制覇や太平洋戦争の拡大主義やダイエーの拡大路線、そごうの巨艦主義・・・論功行賞のためには拡大が必要で、新しい領地、新しい支社や支店長のポスト!拡大が無くなれば人心掌握が出来ないような組織・・・それが日本型経営形態だったはずなのに。で、当然の帰結として終身雇用制が崩れ、労働力の流動化が進み、2極が分離し、失業者、ニート、でフランスの暴動のようなことになりかねませんね。でいまの気分は「自分は2極のどちらにいるか」というぎりぎりの選択で・・・勝ち組にいると信じたい人たちの「持たざるリスク」がネット投資家を増殖させているのかなあ?などと考えてみたり・・・・してます。
何が言いたいのか?というと、ボクはタバコを止めて一番良かったなあと思うことは「持っていない?」という心配をしなくて良くなったこと。すっている時は、いつもタバコの残量に気を使い、ライターの有無に気を使い、そろそろ買っとかなきゃ・・・と自販機を探す・・・相当な労力から開放されたような気がしますものね。持たざる者!とは?
ボクの長年の信条は「拠らず、群れず、媚びず、案じず。」だったのです。
持つ・・ということ、所有からはじまる泥沼は株だろうとクルマだろうと、いやクルマの泥沼は良いとしても・・・・なに言ってるんだろうボクは?
またまたコースマークつけだ!ヒェーッ。
きょうの一枚
今日もガストンライエ・クラシックから。早い晩秋の夕暮れと紅葉。これが最近までのこの大会のイメージだが・・・・これからは変わる。

2005/11/08 (火曜日)

先のイベントで濡れたテントも乾かぬうちから、次のイベントの準備が急ピッチです。なんかこう体力こそが資本です。なにかの広告のコピー「あなたの情熱を奪っているのは、あなたの体力・・・」(ちょっと違う)みたいなのがありましたが、情熱というか実行力を支えるのは健康であることは間違いありません。
さて今日のニュースは、黄砂・・・もう異常気象はとどまるところを知らず、半袖で通勤し黄砂にかすむ山を眺めています、11月に・・・。
さらに次のニュースは、鳥インフルエンザ・・・中国では厳戒態勢!だそうで遼寧省では600万羽を処分!そういえばアメリカでも国家戦略とかで8000億円?だっけ、の予算を計上している。ロシュ(スイスの製薬大手)は鳥インフルエンザの治療に高い効果のある抗インフルエンザ薬「タミフル」増産!2006年末までに年産6億錠にするんだそうで、そのころにはウイルスも進化して抗タミフルウイルスになってるんじゃなーい?とまれ、どうも既に人間への感染は始まっているようで、最悪1億5千万人が・・・という予測も!!それでもさすがは日本、まだタカをくくっています。タミフル・・・流行語になりますね。と株価も恐ろしいことに・・・災厄と経済はなんとも皮肉な側面も?
フランスの暴動が飛び火!というニュースも・・・ベルリンやブリュッセルも?この暴動の発端は、いくつかあるでしょう、移民問題や失業、貧困、差別などなど・・・しかし21世紀は、安定した平和と協調の世紀のはずでした。しかし戦争と災は拡大を続け、途上国の人口爆発はもうなんとも。全てが撒き散らす環境負荷は日本を亜熱帯に変えるくらいならまだ良い方です。街角には朝顔やハイビスカスが咲いていますよ・・・松山にも。20世紀そして21世紀と人類の積み上げた回復不能な困難は、その人類のいかなる偉業よりも大きく、出口の見つからない諸問題は全世界をヒステリーに追い込んできているように感じます。
人類がレッドデータブックに載っている!という話は、かなり前に聞いたことがあります。ただその時もですが、今もその・・見ては無いので・・・本当かどうかなんて知りませんが、たぶん本当でしょう。絶滅危惧種・・・というのは、間もなく絶滅する種、という意味だろうと思います。
「いかに生きるか。」難しい問題に直面している今日この頃。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシック・・・彼の名を冠したイベント、彼の偉大な足跡を大切にするためにも、もっと考えていかないといけないと思う。ガストンのライダーとバイクを見る眼差しの、なんと真摯で優しく、そして愛情に満ち溢れてたことか・・・と思う。週末にまた会いましょうね。

2005/11/07 (月曜日)

ガストン・ライエ・ミーティング!誰もが口々に「ガストンが、この快晴を運んできたのでは・・・」と。こんな秋の貴重な日の晴天、一生のうちにいくつもあるものではありません。そんな神がかり的なチカラを信じそうになりますホント。しかも前々日までは悲惨な天気予報・・・降水確率100%!前日では50%!これは見事に覆されて、高原のコテージで目を覚ますや美しい富士の姿が飛び込んできました。誰かが掛けてくれたのでしょうG/Sのバックスキンのシートには、ゴミ袋が・・・おかげで夜露にさらされることなく、雲ひとつ無い秋晴れの空、富士山を背景にR1200GS、R100GS、R80G/Sが並んでいました。
オフィシャルの一群は既に出発していて、かといって連れの2人はまだ起きてないので、先に出かける旨を告げ、ひとり走り出せば「なんと!素晴らしい!」気温といい空気といい、国道の1本裏道は一台のクルマも走っていないし・・と、おおっフロントブレーキが!スカでした。先が思いやられるなあ・・・普段乗っていないつけが如実に・・1200できたほうが良かったかなあ?と思いながらスタート地点に着くや今度はサイドスタンドの先端が破損。尖がったサイドスタンドになってしまった。
まあそんなことからトラブルは始まり・・・スタートするや林道は通行止め!がいくつか。まあそんな全ても楽しい思い出!カラマツの紅葉の見事な美しい峠道では、ナンカ涙まで出そうになって・・・そんな珠玉の二日間が終わりました。
ガストン・ライエ・ミーティング・・・これまでのカタチでの開催は最後となりました。ご参加いただいた皆さん!またカタチを変えてお目にかかりましょう。
きょうの一枚
ガストン・ライエ・ミーティング・・集合写真。2日目の朝の曇り空の中。1日目の朝の晴天のブリーフィングには「ガストンが来てた・・」という妖しい情報&写真も・・・2日目は天気が怪しかったんで帰ったんだろうね。

2005/11/02 (水曜日)

時間という概念について考えていた。これを考えるとアインシュタインに辿り着くのだが・・・いつからこの時間という概念にとらわれだしたかというと、やはりモンゴルだった。同様に時間の概念については問題を提起してくれたのは、日本の浦々に残る浦島伝説であった。浦島伝説は大学に勤める友人のハナシだと、環太平洋のあちこちに同種の伝説はあるのだそうな。で時間という概念が海の底と地上で異なるというのは、またまたホーキングの言葉を借りればちょっと難解ならゴメンナサイ「光の速度はどんな観測者にとっても(例えどのように観測者が動いていたとしても)同じであるということが発見され、相対性理論が創られました。つまり事象の時間の決め方は唯一ではないのです。絶対時間の代わりに、それぞれの観測者には自分の持つ時計による独自の時間基準があり、他の観察者が持つ時計とは必ずしも一致しません。したがって、時間はより個人的な概念となり、それを測定する観測者によって相対的なものとなったのです。」まあ相対性理論ですが、これによってタイムトラベルが可能なことになり、あとはマシンを作るという工学的な解決だけだけど・・・で、なぜ時間の概念について考えていたかというと、もちろんラリーの主催者にとって時間とは、絶対の神のごとき存在で、もちろん参加者にもそれは同じだろうけど・・・どうもモンゴルの奥地に行くと時間の概念が狂う・・・まるで浦島の海の底のように。そこをラリーという時間で串刺しにしたときに、何かが起きているような気がしてならないのである。時空がゆがむとか?
そこに存在している時間と、普通に存在する時間が同一なのか?と。理論的には相対性理論では未来にタイムとラベルは出来るのだが、過去に戻るのにはいくつかの理論的難題があるらしい。アタマ痛くなった?ボクも痛くなった。
でも理論はともかく、情緒的にはゴビに行くと、時間について「変だ」と感じるのだから仕方ない。昔パリダカモノで本を書こうと思っていた時、とあるSSの最中に道に迷って数ヶ月間さまよった挙句・・・よくガソリンが持つよね・・・気がつくとSSにフィニッシュ。それでトップタイム!でも1年後の大会だったとかって、さまよえるオランダ人みたいじゃん。
結論・・・ボクの機械式の腕時計と、デスクにある電波時計は、刻んでいる時間が違う。今日は朝から頭が痛い。
きょうの一枚
TBI2DAYSのルート製作中のひとコマ。ボクのふるさとの川です。正確に言うと母の生家の近くを流れる川で、子供の頃はこの下流で、日がなサカナ取りをして過ごしました。かなり私的な思いで・・・失礼しました。

2005/11/01 (火曜日)

11月1日。1がたくさん並んで気持ちの良い1日。お天気もかなり良いです。週末もこの調子でいてくれぇ。と願いつつですね、深まり行く秋を楽しんでいます。農家の庭先に柿の実が、たくさん。さらに秋も深まると、その柿の実がひとつ、ふたつとなってきます。家々からは白紫色の煙が立ち、って今の時代は民家から煙でないのかなあ?でも山里の民家には何故だかこれまで以上に薪が積んであるような気がします。高騰する石化燃料を嫌って薪を燃すのでしょう?囲炉裏や薪ストーブが・・・・里の秋は、物憂げでその実、家の中は暖かそうなこと。
さて世の中では、新内閣のニュースでうんざり感!しました。こんなに組閣にフィーバーしているTV報道に、えもいわれぬ乖離感を覚えます。・・・・・言葉にすれば、うちのデザイナーが良く使う「ナンカ、ウソクサイ!」がピッタリだなあ、と思うことしきりです。このウソクサイ!という感覚は、リアリズムが無い、という意味なのですが、使い方は少し違っていて、伝えようとするあまりホントがウソクサク聞こえてしまう。まあ先に書いた「敗軍の将、兵を語らず」が指揮官が兵隊の悪口を言っているみたいになった・・・とか、写真を修整しすぎたアップのモデルのように、リアルを伝えようとするあまり、その真実が真実として見えない!という時などに使います。まあコンピューターでの修正や合成をしているうちに使い出した言葉であろうことは、容易に想像が付きます。で、組閣。こんな風に人事が決まるというのは、普通の社会でも良くある事なのでしょうか?想像も付かないことや、サプライズが無いことがサプライズだあ!なんて、ひどいよ。まったく・・・で公的な物が実に私的に見えて、真実が強権の前にゆがんで見えて、まるで重力レンズ(星の重力によって、ゆがんで見えること)がかかっているような気分。
さてと、週末の朝霧to白馬は、オークションオモシロイカモ!ボクはイマの予定ではミシュランデザート新品前後!超希少ほぼ新品のAXOカーボンヘルメット・ブルー・・・mizunoのカーボンフォーク!これは自転車用だ。あとトレックフィールドのテールバッグ1回使用(どーもHP2には着けれそーもないし、おまけに80G/Sにも着かんだろーからね。あとなにか希望があれば言っといてね。もってくの忘れていたらスンマセン。また名オークショニアの市○さんが日帰り(というかパーティのみ)でやって来てくれます。ナンカサプライズ用意してないかなあ?!
でボクの落札希望品は、ガストンライエもの。緊急にバコバコ手に入れにかかっていますけん。お持ちの方は慈善の心で、お持ち下さい。ガストンのビデオの編集も出来たみたい。社内でやっているからえらいもんだ。
きょうの一枚
白馬アルプスホテルのゲレンデの芝の上で。これも第5回GRMから。朝霧から白馬・・・こんな天気だといいですね。

 

Organisation Voice 2005/10

2005/10/31 (月曜日)

TBI 2DAYSのルート制作の旅は、なかなかの驚きの連続!でした。霧深く山も深い、とある林道では巨大な牡鹿に遭遇。その巨体・・・まだ四国の山々には、こうした野生動物を養うポテンシャルがあるのだ。と感慨しきり。それ以降も多くの野生動物たちに出会います。なにか自然界が人間界に近づいて来ているのかしら。そして、過去のTBIに使われていなかった林道もお目見え・・・これが実に素晴らしく、思わずコマ地図に「すばらしい林道」と書いてしまいました。「うーむ四国の林道百選を作ろう」「100は多くないすか?」「じゃあ10選!」その林道は10選にしても十分上位に入るでしょう・・・・・オタノシミニ。
で週末はGRMです。参加者も多く、とても楽しみにしています。晩秋の富士そして南アルプス・北アルプス。オンルートはハード!でもクルマで参加の方にも走れる、オンルート・パラレルのエコチャレンジルート?を設定。これもファントゥドライブでございますぞ。ボクは80G/Sのバッテリーメンテナンスなど・・・ハアァ~!
ところでボクが珍しく気にして観ている大河ドラマ「義経」周囲からも「???」な感じで・・・でもやはり面白く鑑賞させていただいております。がしかしここにきて「判官びいき」がひどくなってきているように思うのはボクだけかしら。情報不通の時代のさまざまな判断は、いささか可笑しいのですが、いまの政治にも良く似ていませんかね。
義経は史実にのっとりながらも、いわゆる歴史ドラマですが・・・で、同時代に大陸ではチンギス・ハーンが興って、ここらあたりの時代の符号が合うことや、義経の連戦連勝の戦上手ぶりや、抜群の運動神経やカリスマ性やら、おまけには平泉で炎の中から遺体が発見されなかった?などからチンギス・ハーン義経説・・・が生まれてきました。もちろん笑止なのですが。まあそれはともかく、来年の建国800年祭はモンゴルで騎馬史劇が草原で繰り広げられます。この一大スペクタクル。みんなで見に行きましょうね。ボクも運営サイドのメンバーになってますけん。
きょうの一枚
雪の白馬アルプスホテルをあとにするガストン(左)その隣はマークさん、オランダのBMWディーラーの社長さん。たしかガストンのパリダカ優勝マシンの1台を彼が所有しています。そんな大の仲良しを連れてきたのも第4回GRM・・・。

2005/10/28 (金曜日)

パックスモンゴリカ・・・これは13世紀から続いたモンゴル帝国の力による世界の安定。そして古くはパックスロマーナ・・・・現在はパックスアメリカーナ。そんな話をしながら酒を飲んでいた。ローマ帝国の興亡も、モンゴル帝国のそれも、そしてやがてやってくるであろうパックスアメリカーナの滅亡も・・・それは間違いなく起きる。
ひょっとして21世紀こうしたヘゲモニーを突き崩すのは、地球温暖化ではあるまいかと思う。「なぜ」「それは、カトリーナが・・・」「???」とりあえずイマからコース制作に出かけるので、このあたりで・・・。
きょうの一枚
今日の一枚は、続いて3回目のGRM!ゴール地点ではガストンによるミニライディングスクール。HPNにまたがるガストン、真剣な表情。今回のゴール地点もここ。快晴なら富士山が見えます。

2005/10/27 (木曜日)

今日は好い天気。明日から週末はTBI 2DAYSのレッキ・・コース制作なのだ。どうか好天に恵まれますように。一応12月なので標高の高いところは避けます。集合場所を聞いて「いきなりMXコースゥ!」という方。残念でした?クローズドコースや難所系はないけん。そのかわり美しい南の林道をご賞味いただきます。でも朝集合して翌日午後に解散!となると、もうひとつ距離を延ばせないのかな?でも四国のことだから距離じゃないよ、中身だよ。という感じ。お楽しみに。帰ってきたら報告します。とりあえずイマから飲み会。
きょうの一枚
2回目のGRMは信州。諏訪から白馬まで・・・これも文句無く愉しかった。ガストンはエフロク・・・「ベリーナイス!」だそうな。2人で前泊は旅館の大広間だったなあ。

2005/10/26 (水曜日)

SSER-Club House Cafe Regoralitaの計画が頭を悩ませて、忙しさに拍車をかけている!と思ったら、もうTBI 2DAYSのルートセイサクの旅に出なくちゃいけないし、帰ってきたらガストン・ライエ・ミーティングで長躯朝霧高原まで・・・と考えていたら、「そーかあ、いつもガストンを関空に迎えに行って、2人であっちこっち行ったよなあ・・・」と、シンミリモード。あの怒涛のような爆裂トーク(これは誰かの発言だった)朝から夜中まで疲れを知らないおしゃべり・・・2004年のTDNには長崎空港から船に乗ってハウステンボスにアクセス。でも予定の時間になっても現れないので訝しがっていると、もう既にハウステンボスの中は、ほぼ制圧。その後はなんと案内してくれたっけ。なかなか届かない彼のマシンにやきもき・・・届いてみると新品のKTM450に大喜び!得意満面の笑顔が今も忘れられません。おまけに「どうしたの?」というくらいのライディングウエアがKTMの本社より届いて、これまた大喜び!!一応持ってきていた自分のライディングウエアは、とっとと送り返して・・・「ハッピーネー」を連発。そういえばFIMのコミュニケにも「かれのオープンマインドな・・・」と書かれていましたね。
そんなこんなを思い出しながら、ミーティングの準備に取り掛かっています。やっぱ、ちょっと悲しいです。ミーティング、クラシック、TBI2デイズ、ホッカイドウ、もちBTOU、さらに・・・(この・・・についてはまた近々)忙しいけど、おかげさまで充実していて、ボクも幸せだなあ、と思う今日この頃でした。ついでに新しいバイクももうすぐ届くらしいけど・・・また2年たっても慣らしが終わらない・・・みたいになっちゃうのかと思うと、申し訳ないような気もするし・・・・・でも自分の体力のバロメーターなんす。80G/Sメタルモデル10/1買いました。もうすぐ届く??
きょうの一枚
1999年 第1回ガストン・ライエ・ミーティング・・・淡路から剣山へ。その夜はレオマワールド。でこれは剣山の峠の家で。当時はこれくらいの参加者数!でした。でも後ろにいる内の一人は、ツーリング途中の某氏。このあとは忘れもしないガストンとボクの大○走大会が始まるのでした。ボクも元気だったし。

2005/10/25 (火曜日)

11月はTOKYO DESIGN WEEK・・・11月1日から6日。明治神宮絵画館前の美しい緑の芝生の上の中央会場・・・行きたいなあっと。そういえば東京モーターショウも6日までだから・・・これからの日本のウリ!は技術力だけではなく、デザイン力になってくるはずです。プロダクツからグラフィックまでデザインの重要性がこれまで以上に声高に叫ばれています。こんな時は「やっぱトーキョーで仕事してたかった」と思うのが、これまでの常なのですが、最近は全くそう思いません。というか思わなくなりました。むしろ危うさのようなものさえ感じる、のであります。でもいつもこだわるのはデザインやモノのストーリー。まんま普通の消費者!あのメーカーの戦略にビッタシにはまっているだけの、あわれな1サンプル・・・デザインの素晴らしいものに傾斜するその心理とは・・・・・この法則さえ発見できれば「もうかりまんなあ」なのですがね。
さて、BTOU2005の写真集?48ページくらいで写真集というのはおこがましいのですが・・・作っています。発行部数はチョビット。そのデザインなんですが・・・まあ、しばらくお待ちください。
きょうの一枚
モンゴル、大地は水によってさまざまに姿を変える。草原の中の低地は雨が降れば川になり、晴れた日が続くと粉っぽい乾燥したパウダーのような砂を巻き上げる。動物たちはそんな場所が大好きで日がな暮らしている。

2005/10/24 (月曜日)

寒くなりました。今年は、もう寒くならないのかと思っていたのですが、見事です。このままずっと寒いまま!ではないでしょうが、ガストン・ライエ・ミーティング、暖かくしてお越し下さい。さてそのミーティング・・・なんとも大勢のエントリーがゾクゾク!と届いております。どうか快適なお天気に恵まれますように!です。でもって今回も大人気のオークション!ボクはミシュランのタイヤと、あと何もって行こうかな?と思案中。皆さんも是非!愉快なオークション商品を考えておいて下さい。もしも運ぶのが面倒だったら白馬アルプスホテルSSER気付けで送っておいても可。
今年で最後になるこの大会ですが、実は内緒のお話で、続きがあるかもです。と言うのは北海道のとあるところに・・・って大体想像が付くよね!ガストンライエミュージアムを作りませんか?と提案中。こんな時代だから、おいそれとは行かないのは先刻承知。でも感触はまんざらでもない!のでありまして、ぜひ今回参加の皆さんからも署名?のような物と言うかお手紙を頂いて先方にお渡しできればなあ、なんて考えています。実現した暁には、その地でこのイベントを復活させます。なんて夢を描いています。オープンは夏が良いですねえ。ご家族もフランスからお招きして、んでもってまさにガストン・ライエ・ミーティングもその地で恒例化させる・・・遠いけど。ボクはもうG/Sとかそこにおいておきます。なんて、夢だし、だいいちみんな内緒ですよ。こういうことは軽々しく他言すれば、台無しになっちゃうんです。ああ、でもそこは広い悠々とした場所なの・・・ガストンが最後にバイクを降りた地なのです。
ルートブックを事前に郵送にて配布する予定です。マップホルダーに巻きつけてお越しくださいませ。距離長いので、集合すぐ出発!!
きょうの一枚
亀、と来たので鶴、ときました。これも北京で。鶴といえば、つい最近のことムッホとボクのスポーツカーで、お茶を飲みに行った時のことです。ってほんの数日前のこと・・・上空から大きな鶴が舞い降りてきてフロントガラスの目の前で急旋回!ビックリ。その広げた羽根の大きさもそうだけど・・・「いまのってツル?サギじゃないよね?」「今のはツルでしょう!」ってムッホはツルとサギの違いまで分かるモンゴル人になってしまいましたとさ。メデタシメデタシ。

2005/10/21 (金曜日)

亀。これもホーキングの本の引用ですが・・・。
数十年前のある日、有名な科学者(バートランド・ラッセルであったと言う人もいます)が天文学について一般講演を行いました。彼は私たちの地球がどのように太陽の周囲を回っていて、さらにその太陽が今度はどのように銀河と呼ばれる莫大な数の星の集まりの中心を回っているのかを説明しました。すると講演の最後になって、後ろの方にいたひとりの老婦人が立ち上がリ、言いました。「あなたのおっしゃることは、間違いです。世界は巨大な亀の背中に支えられた平面なのですよ」講演していた科学者はにんまりと微笑み、それから「では、その亀は何の上に立っているのですか?」と尋ねました。するとその老婦人は「お若いの、あなたは賢いわね、とても賢い。でもね、亀の下にもたくさんの亀がいるのよ」と答えました。
きょうの一枚
そんなわけで、中国の天壇の亀、首長。

2005/10/20 (木曜日)

今日は朝から心に決めている事がありました。それは工場の草刈でした。今日やらなければ、もうやる日が無い!くらいの強迫観念で!2年ぶりに工場の周りの草というか森と闘うこと4時間!なんと森の中からTLRとTY250が出てきました。「そーか、こんなとこに居たのか!」彼らは土に帰りつつありました。草刈機の混合比がいい加減?だったのか排気煙にむせながら・・・だんだんと腕の力がなくなってきて・・・「ムッホー!替わって!」それからというもの恐ろしいスピードで森が草原になっていきました。
コンプレッサー置き場の屋根が、いつのかは分かりませんが台風被害にあっていたのでこれもムッホが大工仕事で手直し!!チョイチョイです。というのも彼はウランバートルの自宅は自分で建てたのですって。
さあ、これから建設にかかります。これをお読みの方の中で(1)製材屋さん(2)建材屋さん(3)設備屋さん(4)はつりやさん(5)左官屋さんにお勤めまたは経営の方で、「よし、応援しちゃろ」という方、またはあまりモノがあるからアゲル!という方・・・まあ最悪はお友達価格で売ってあげる!という方!募集中でございます。
忙しいのに!まだ忙しくしようとしているボクって。
きょうの一枚
今日の一枚はTBI2DAYSのラリープレート!可愛いデザインなので是非紹介したいと思って・・・それと一足早いメリー・クリスマス!!

2005/10/19 (水曜日)

今日もいい天気!ボクはムッホとプロシードで朝から山にお出かけ!!ガストンライエ・クラシックのコース制作!!むふふふです。真っ暗闇の中の迷路ラビリンス!ですわな。でもって平衡感覚の狂いそうになるところも、やむなくシングルトラックも出現!!さあ、どうする?で、帰ってくると川内という町にあるSSERのガレージに!ついにこのガレージの改造に取り掛かろう!(言っているばかり・・・)そうかつてのCafe Regoralita計画なのであります。こうして昼間は「いいなあ、楽しそうで」みたく過ごすと、夜は打ち合わせやら仕事やら・・・大変です。いや、ラリーも仕事ですがな。東京モーターショウ、行けそうもありまへん。
きょうの一枚
ゴビの大平原を行くBTOU2005 砂っぽくなっていて、進行方向のアゲンストの風が強いのでしょう、キャメルグラスは手前側に砂をためています。ヘリはと言うとまるでKTMカラー!進行方向の左側にドアがあって、そのドアを全開にしてスチール・ムービーそれぞれのカメラマンが、ポジション争いを繰り広げます。そんでもってほとんどの空撮が、マシンの右側面ばっか!になってしまうんです。時折左急旋回をしながら撮ると、カメラマンは落っこちそうになって、ビビって?良いのが撮れない?いえ、そんなことは無いです。命綱ついていますもん。
 
 

2005/10/18 (火曜日)

またぞろ日中関係が動き出しました。来年のBEIJING-ULANBAATARに向けて、交渉を再開したとたんの出来事です。いずれ国内では2ヶ月もしないうちに忘れ去られますが・・・ボク個人的には靖国参拝は反対ではないです。同様にエノラ・ゲイ号がスミソニアンに展示されると聞けば「非常識な!」と腹も立ちます。「???」エノラ・ゲイに腹が立つ気持ちと、中韓が靖国参拝問題に反発する気持ちと。実は根っこの部分は同じかもしれません。いや政治的な思惑は別としてですが・・・人間は気持ちの生き物で、その気持ちはまあ自己愛です。ですから何とか北京を安全にスタートさせたいと考える僕は、他者の気持ちがやや分かりにくくなっているのも事実です。
分かって欲しいと願うなら、まず先に他者を理解しなければならないはずです。この言葉はボク自身に向けて発しています。いずれにしてもBEIJING-ULANBAATAR 2006は、10回記念大会・モンゴル建国800年の記念行事として、拡大版で開催します。
もしも北京スタートが不可能なら、北京からバスでじゃなくて!飛行機をチャーターすることを誓います。その場合でもエタップ10の全行程で開催できるようにします。全走行距離は4000kmを越えます。よりハードで、かつ内容もある。そしてエコチャレンジや傷ついたマシンたちには、容易に次のビバークに向けてエスケープできるルート設定に、昨晩遅くにカミオンバレイ隊の隊長さんのディープな世界(もっとまじめに書け)の筆者と長電話でアウトラインについて話しちゃいました。来年のボクは、大忙しそうです。
来年のSSERイベントのいくつかには、チームエントリーの人数を増やそうかと考えています。ライダーは5名まで登録でき、上位4名の成績を採用に!という原案。さらに4名のチームは1名、5名のチームは2名のオフィシャルアシスタントの登録が義務づけられます。オフィシャルアシスタントは、オンコース上の道路とSSのアクセスポイントで、一般車両等が誤って進入しないための通称「道ふさぎ」をお手伝い。でも最高の観戦もできるという仕組み。
きょうの一枚
BTOU2005には2機の大型ヘリが投入された。大型と書く以上は中型も小型もあるのかい?とお思いだろうが、実はこれしかない。で、1996年頃には4機もラリーに投入された!この機体、いろいろな国でも見かける、名機である。しかし燃費は凄まじく、反エコチャレンジで、何かと悩ましいのである。

2005/10/17 (月曜日)

NEWS-1
気合のグループN「ガストンライエ・クラシック」は「これでどうだ!ミッドナイト・ラプソディ」という実にふざけたヘッドコピーで、その実真剣なナイトランフリークに渾身で捧げるコンセプト。SSERの1ステを上回るSSの距離!でも全走行距離は100kmまで!という青写真!が、実はとっくの昔から描けていたのですが、1両日中に発表!まで漕ぎ着けました。ラリークロスはごめんなさい!ありません。ダート約60km!SSERの2ステ!でも民家はゼロ!これってイッタイ?という訳で、またまた山に行きます。でついでにKTM2006モデルの試乗会!早く車検を受けてアソーボー!ということは例の広島の2人組みもエントリー確実!!
NEWS-2
TBI 2DAYS概要決定!近日発表!!
実はこの遅い秋、四国路はまさに紅葉のさなか。吉野川と四万十川、暖かい黒潮洗う岬まで、渾身のというか手馴れたルート設定で、たった2日間されど2日間なダート三昧!今年最後の本格的ダートライディングに!ぜひどうぞ。
NEWS-3
北海道4デイズも本格的に開催が決定!2006年7月14,15,16,17の4日間の予定!!スタートは芦別の夏祭りの会場から。贅沢でたっぷりと夏の北海道を走りつくします。最高のエクスペリエンスを。
NEWS-4
もちTBI2006も、バッチリ開催!!ダート比率が前回のほぼ1.7倍に。BEIJING-ULANBAATAR 2006に初出場予定の方で、「ナビの練習を」と考えられる方には、前日に特別講座「ラリーナビゲーションの実際」を開催!受講者全員にすばらしい!(と自分で思っているだけの)プレゼント!があります。で、そのあとしっかりナビゲーションしながらTBIを走っていただく!
とまあ、いつもよりも精力的な月曜日!のボクは、こうしてこの秋と来年の計画に余念がないのですが、果たして体力が・・・・・。
きょうの一枚
今日の一枚はBTOU2005から。来年は10回記念大会!スケール拡大版!10ETAPSが予定されています。お楽しみに!

2005/10/14 (金曜日)

自分で言うのもナンですけど、ボクって昔から「ナンダカムヅカシイモノ」に情熱を燃やし、果ては「・・・でははじめての」という称号?が少なくないんです。最初の頃は「松山で初めての・・・を」が「愛媛県では・・・」になり「四国で初めて・・・」が「日本人として・・・」なんてどんどんエスカレートしていくもんだから周囲はたまったもんじゃないと思う。
で、最近はそのエスカレーションを、止めていきたい!と考え、すっかり改心して今では宇宙や環境問題を論じていて、
「われわれは、どこから来てどこへ行くのか?」
などとひたすら哲学的な風貌?のボク。
そんな時代の気分だって言うのになのにメディアは、例の村上ファンドだ、楽天、ライブドアだと実にかまびすしく不愉快。いや実は彼らもエスカレーション中で、程よくとどまるところが見つけられないのかも。
先にも書いたけど、日本型の資本主義は終着駅を過ぎているのに、まだ電車を降りる駅を知らない人々。人間の変わらざるサガ・・・でしょうか。そんな彼らは、バブルの頃にアルマーニのスーツ、クロコの想像するのも恐ろしいような四角いバッグ!まだ大きかった携帯電話をテーブルに立てて(アンテナ出して!)不動産買いあさっていた人たち!と何が違うというのだろーね?環太平洋のホテル王とか、ナントカ縫さんとか、いっぱい居りましたがな・・・われわれが、その悲劇的な末路までの心配はしなくてもいいんだけど、奢れる者は久しからず、ですぞ。
そんでもって、メディアまでもがそのお先棒を担が無くても良いんじゃないか?と思うね。全く。メディアも無視したら?どうすか。これらは決してニュースのトップを飾るようなことではありません。ご自重ください。電波は公共のもの!なのだというメディア!!
しかし翻ってメディアがこぞって伝えるのは、国民的関心事だからで、こうしてこんなことを書いているボクも、大したことは無いのであります。ただひとつ「お金で遊んではいけません」
きょうの一枚
スタート!!池田、尾島、永野・・・長い道のりへのスタート。SSER 2DAYSはこんな感じ・・・のスタートですけん。

2005/10/13 (木曜日)

北海道は、すっかり秋の気配が素敵で、芦別温泉(実にスバラシイ)の露天でH木クンとエンデューロの未来像について話したり、獲れたてのイクラやタラバをたっぷりご馳走になっておきながら、残ったのをパックに詰めてもらい風呂上りにビールでムシャムシャ。松山に帰ってきたら「なんか暑い」でも今日は、久万に挨拶回りに行くと、すっかりこの数日で秋を纏っているではありませんか。吹く風もさわやかで、ふるさと村にある古民家の縁側に座り込んで、こどもの頃のことを考えていました。そしてふとあることを思い出しました。
それは、司馬遼太郎が高知の田舎にやむなく帰らざるを得なかった記者時代の友人に送った手紙の一節です。「故山独座シテ宇宙ヲ論ズ」(ちょっと記憶あやしいですが)中央で活躍するよりも故郷で仕事する方が良いのだよ、と言っているのです。中央で広い世界にいるようでも田舎に一人でいれば、さらに広い宇宙が論ぜられるのだと。
近年、久万に都市部から移り住んで来られた方が増えてきました。古くから在住の方よりも、そうした方たちは、ラリーなどの開催に特に過敏で、物言いなどにもどことなく切ない感じが拭いきれません。近年の苦情はこうした方から、です。宇宙を論じていない?面白いことに彼らに共通するひとつの常套句があります。「ワシもバイクは好きだ、乗っていた」「若い頃はラリーをやっていた」などというものです。理解できないわけではない。という事です。ボクはただただ「申し訳ありません」というのを今年から止めました。「ご迷惑をおかけしますが、協力すべきところは協力してください」と言うことにしました。
参加者からの声もいくつか届いて、「やっぱりナイトランの無いSSERはSSERじゃない。面白くなかった。」というものと「内容もあって運営側のご苦労も大変で、素晴らしかった」というもの。このふたつの意見の位置は、正反対の両極にあるように感じられますが、実はそうでもないことをボクは知っています。まるで例の、都市生活を捨てて山の生活を始めた方のように・・・です。
さて、全てのものごとは時代の空気にに対応しなければならないでしょう。スティーヴン・ホーキングは近著「ホーキング、宇宙の全てを語る」の中の科学理論の本質という章で、次のように語っています。
「宇宙は気まぐれなものではなく明確な法則に支配されていると考えるならば、最終的には部分的な理論を結合して宇宙のすべてを説明するであろう完全な統一理論を作り出さなければなりません。しかしこのような完全な統一理論を探すことには根本的な矛盾があります。(中略)私がこの問題に対してただひとつ答えられることは、ダーウィンの自然淘汰の原理に基づいたものです。(再び中略)そうした違いがあるということは、ある個体は他の個体よりも、自分たちの周囲の環境について正しい結論を導き出し、それにしたがって行動することにたけているのです。これらの個体は生き残って繁殖する可能性が高く、結果としてこれらの個体が取る行動パターンが優勢になるでしょう。」
きょうの一枚
今年のSSER 2DAYS CLASSICSのパルクフェルメ。なんだい、結構秋の雰囲気!じゃない。でホーキングの「結論」についても近々ご紹介予定・・・でも読書する時間が・・・。

2005/10/12 (水曜日)

先のSSER 2DAYS CLASSICS・・・参加された方もオフィシャルの方も、お疲れさま!!デイライトメインのラリーとして、かなりの困難を克服して、無事に開催することが出来ました。ボクは会場撤収もそこそこに空港に直行!羽田は1時間遅れで、乗り継ぎ出来ず羽田泊。翌早朝!(カラダガタガタ)旭川行きのAIR DOで、「旭川の気温は9℃との報告を受けています!」
主な目的はふたつ!
ひとつ目は、北日本自動車工学専門学校の創立20周年記念式典への出席!10時30分の開式にぎりぎりセーフ!菅原さんはもちろん(非常勤講師なのだ)ヒダカ帰りの長谷見さんも来賓でご出席。ふたつ目は。北海道4デイズの打ち合わせ!夜は「すしひろ」で地元の有力者!の方々と!ハルキさんも駆けつけて頂きました。新しい実行委員会組織でやります!!もちろん競技運営部分はSSERが担当することは当然ですが・・・いよいよ新しいムーブメント!到来です。で、ボクは「クロスカントリーラリー宣言」これからのSSERは、不必要に山間部のトレイルに踏み込みません。通過するためにやむなく難所が存在することはありますが、環境と融和する「ラリーを標榜」することとします。またエコチャレンジ部門も、4デイズをはじめ、さまざまなイベントに共催して行こうと考えています。
ますますラリーなSSER!ご期待下さい。とはいうもののガストンライエクラシック、ミーティング、TBI2DAYS!と相変わらず殺人的なスケジュール!がそそります。SSER 2DAYSのお話しは、近いうちに・・・。
PS:北海道は秋でした。でも四国の山々は、まだ夏の様子。恐ろしい勢いで環境が変化して行きます。そんなことを感じていた数日間でした。
きょうの一枚
21st SSER 2DAYS CLASSICSを征したのは、森田昌和 愛媛。詳しいレースレポートは後日このOVのコーナーで・・・。

2005/10/06 (木曜日)

コースマーク設置の旅2日目。疲れたー。まだあと1日行程が残った。でも天気良くて、はかどったし気分も良かったですバイ。

昨晩TVでNEWSを見ていて「???」なコト。
どこかのプロ野球の監督が辞めるのに、聞かれても無いのに「敗軍の将、兵を語らず、です。」と言うのは、可笑しい。実に聞き苦しい、と感じたのはボクだけ?かも。通常は「兵力不足だったんですね?」という質問に対してなら「いやいや、全ては私の力の足りなさです。」を「敗軍の将・・・・」と置き換えるのも老将ならまだ良い。いや実は、彼は計算しつくした上の強烈な、発言だったかもしれまへん。つまり「敗軍の将・・・」とは逆説的な物言いで、負けた理由は「兵」にあって自分にはない、と言っているのと同じで、全部ボクの私見なんですが「ワシが負けたのは、兵隊どもがみんな腰抜けぢゃったからじゃよ」という場合に使う言葉に変化しているのではないかと思うんですが、多分違うかも?「社長!倒産した理由はなんですか?」「いやいや、敗軍の将たるもの兵を語らずじゃよ」「・・・・・・・」という感じ。
で、新監督になった人の会見「全身全霊で・・・、全知全能を尽くして・・・」「???」全身全霊で事に当たるのはまあ良し。しかし、全知全能という言葉は・・・・・・・ボクはそれはてっきり「神」にかかる枕詞みたいなものだと思っていた。つまり全知全能というのは、そういう言葉であって、そういう使い方をするべきではないのじゃよ。「わしほどの全知全能の者になると、すべの森羅万象が手に取るように分かるのじぁよ。どれどれ、どうなすったじゃ。視聴率低迷でお困りとな。フャッヒヤッ」という感じ。
しかし、変化は大切です。この世界で変わらないものはありません。全てのものやコトは変化します。ただひとつだけ変わらないモノがあるとすれば「変わらないものは無い!という真実」のみ。
きょうの一枚
SSERの白いフラッグ。これまで、どれほど多くのイベント会場にはためいた事でしょうか。ちなみにBTOUのフラッグは赤かったのでした。久万高原町でお待ちしてます。音量測定&規制、厳しいかもです。OZ-worksが出店予定で、へたりなあなたのグラスウールを、現場で直してくれる予定。騒音規制、もっとライダーが考えなければならない時がきています。

2005/10/05 (水曜日)

21年も欠かさず続けている仕事・・・コースマーク付け。一時期はスタッフ任せにしていた頃もありますが、近年は復活!!でも、体力がた落ち!で、倒木や落石を撤去するのは出来ません。しかも今日は終日雨。全くはかどらないまま撤収!明日は早朝より出動。それにしても、この1ヶ月はたいした雨も降ってないのに、がけ崩れなどで通行不能箇所が発生。無理やり通るかな?!頭上注意箇所アリ!です。
トヨタがスバルの筆頭株主に!!・・・ノーコメント
村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に!!阪神タイガースの上場を提案!・・・ノーコメント
ボクは、思うんですが、資本主義って行き詰っていませんか?そのありようとか。もっと21世紀にあったイデオロギーは醸成されないんでしょうか?全く新しい概念。
ちょっと雨にぬれて熱っぽくて、体調悪化の兆し!思考回路も断線状態。10月8日の夜はBTOUの映像ショウ?なんか予定されています。
きょうの一枚
苦心作のプローモーションDVDが完成!100% 内製化!というのがまあまあスバラシイのでお楽しみに。初お目見えは・・・10.8・・・こんなヘリの空撮てんこ盛りで出てた人にはタマランかも!?

2005/10/04 (火曜日)

ムッホ話その2
秋暑もひと段落?秋雨前線の影響で、西日本は雨模様。秋雨の降り方とは少し違うので、「やっぱ、熱帯化?」かと思わせますが、まあ少し涼しくなってきました。ところで、週末は雨?という予報に、半ばガッカリ、半ばニッコリのボクの心境は?答えは文末で。
明日からは久万高原にコースマーク設置のために出かけます。すでに氷点下になった夜もあるモンゴルから来たムッホには「暑さとの戦い」も残っています。
ところで秋祭りのこの時期、ムッホに「寺と神社の違い」について説明しています。
お神輿の意味とか!?幣の垂れ下がった街角、それの意味するところは?なぜ人々は神に感謝し、神々を喜ばせるのか?そもそも神とは何なのか?神道の頂点にあるのが天皇家であるの?小泉首相の(靖国)神社参拝とは、どういう意味なのか?戦争で亡くなった人はお寺に入るの?神社に入るの?神様になるの?仏様にはならないの?天皇家はお寺に行かないの?こんな質問に答えることが、実に難しいことに気が付きます。
仏教と神道、ふたつの宗教が大きく対立することなく存在する日本。
ムッホ「そのふたつの宗教は、仲が悪い?」
ボク「いや、実に仲良く共存している」
ムッホ「戦争にならない?」
ボク「・・・・・」
ムッホ「分からないなあ」
ボク「日本人の心は、海外の人には理解できない部分だね」
世界でも珍しい日本の文化、ヤオヨロズの神々・・・なんて言葉で説明したけど、ムッホは分かったかなあ?そんなことを考えながら、自分たちでも良く理解できてないことがあるなあ、と思います。伝統や文化は大切ですが、時々は考えないといけませんね。気がついたらとんでもないこと・・・ってありそうです。文書交通費がひと月100万円!みたいに。
さて週末の天気!雨かもしれませんが晴れかもしれません。昼間のステージは雨が降ったほうが一般車両がやって来ない!という点ではGOO!でも、やっぱ秋のスカッと晴れた中を走りたいよね。
きょうの一枚
最近のSSER2DAYS-CLASSICSのパルクフェルメの風景。なんかこう、いい感じですね。晴れたらいいね。

2005/10/03 (月曜日)

ラリージャパンの最後の意外な結末!!ソルベルグ(スバル)最後のSSで、先行者の掘り出した岩にヒット!リタイア。2位ローブ(シトロエン)に磐石の22秒差で迎えた優勝への最終SS!!勝負の世界というのは、かくも厳しいものなのでしょうか。
昨日モンゴルより、SSERウランバートル事務所長!のムッホが来日!!この冬には正式にウランバートル事務所が開設されます。お楽しみに!
開口一番「日本のガソリン代はいくらになった?」ということからモンゴルのガソリン代も高騰を続けています。10年前ラリーの初期は1Lあたり円高も手伝って20円くらいだったものが、今年あたりでは90円近くに。まもなく100円台になることでしょう。こうして世界のガソリン代は、ボクの予想では2年くらいで国際標準価格みたいになっちゃうと思います。1L1ユーロくらい。アメリカだけがひとりガロンだ、マイルだ、ヤードだ、フィートだって国際標準にならないので分かりにくい。世界の天気予報見ていても、北米大陸だけ?は華氏で表示されている。
いやもちろんアメリカだけじゃないのは知っていますが、グローバルスタンダードでぜひとも取り組んでいただきたいのはこうした点だね。っていったら、じゃあ日本も右側通行にしてね!世界中の自動車を左ハンドルに統一したらどうかね、となりそう。でもそうなるよりも先に、自動車そのものの存在が危うそうな、昨今の原油高。さまざまな産業、つまりひいては生活を直撃していて巨大ハリケーン並みの猛威を振るうことでしょう。そんなことからSSERではエコチャレンジを推進していきますよって。松山は秋祭り。お神輿を担ぐ人たちがいっぱい!!過去になくこうしたものへの回帰が進んでいます。日本人のアイデンティティ復権運動レコンキスタのようなものならいいのですが、僕が見るにその筋の方々と民間人の異業種交流イベントみたいな様相になっています。
週末SSER 2DAYS CLASSIC まさに秋祭りです。

きょうの一枚
今日の一枚は、モンゴルからやってきたムッホ。1995年からSSERのメンバーで、中国・モンゴルの試走はもちろん、TDNの試走では奄美から北海道の林道まで、宗谷岬、知床半島、で、この写真はおそらく北海道音別町の海岸、こんなに日本中を旅してるモンゴル人はいません。いや、日本人でもいないかもだね。

Organisation Voice 2005/09

2005/09/30 (金曜日)

北海道では2年目のラリーJAPANがスタートした。何名かの仲間がオフィシャルで、またエントラントで出かけている。まあそれにしても、今年も無事に開催にこぎつけたことに敬意を表したい。あのペンケニコロベツやパンケニコロベツの良く締まった林道、トムラウシ温泉周り。あのあたり一帯は冬が近い時分にTDNの試走で出かけたのが懐かしくも、最近の出来事のように感じちゃう。ボクは熊笹の生えている道が好きなのだ。となると北海道!なのでしょうが、四国でも1000mくらいになると結構あったりする。「クマザサの道」北海道に再びSSERが出かける日ももうすぐ、20周年オメデトウ!!の北日本自動車工学専門学校!がスタートゴールのロングディスタンス!ていうよりも夏の北海道林道三昧。共催はA-TEC,芦別市、JRMなどの予定だからね。発表の日までオタノシミニネ!!でそのA-TECこと北日本自動車工学専門学校の20周年記念式典が10月11日の午前にある。ボクはというと10日の夜まではSSER 2DAYSなのだ。今までのタイムスケジュールなら、午前中に閉会するんだけど、今年からは日曜日の夕方が閉会式!!果たして11日の朝、ボクは千歳(にいたんじゃ遅いと思う)にいることが出来るか!?結果はお楽しみに!
でも秋のシーズンだもんねえ・・・旨いだろうな秋の北海道って・・・・・SSER2DAYSはギャラリーが大人気!だって昼間だから。予定していた観戦バスじゃ乗り切らない!という事が分かって、大慌てなのさ。
きょうの一枚
という事で、新緑の北海道のダート、ううう。素晴らしい、ではないですか。

2005/09/29 (木曜日)

9月も終わりです。日も短くなりました。午後6時にはかなり薄暗い感じがします。
いまさらながらの枕草子から
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねてたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日いりはてて、風の音、虫の音などいとあわれなり。」
しかし虫の音・・・に異変があると思うです。事務所の前の桜の木は、夜になると大音量の虫の音が響く。それだけではなく、どこもかしこも風情や興趣やらを通り超えた、蝉時雨のような虫の鳴き方・・・どうもマツムシのようですが、とにかく異常発生してるんじゃないかと心配です。・・・・・さらに残念なことに人の気配が近づいても虫の音はやむ気配を見せないときているのであります。
「ああ」
地球上の気候変動、地球温暖化は、生態系に大きなダメージを与えています。このままだと2050年頃には、プランクトンやサンゴなどは温暖化によって、海水の酸性度が上がり解けてしまうそうな。北極海の夏の海氷はこの夏過去最小で、今世紀末には夏の北極海から氷は消えてしまう、そうでありますな。ホッキョクグマの絶滅が・・・と書いているのを読みながら「おお、ゴビヒグマは!?」じつはゴビに羆が生息しているんです。昔ゴビはシベリアとつながっていて実に広大な森林地帯だったのです。森林の南限が北上していく中で、ゴビの一帯にはしばらくの間は森林が残ったのです。やがてその森林はその部分だけが孤島のように残り、やがて消滅していきました。サケが陸封されてイトウが生息したように、そのゴビの森林の生態を糧に生き延びた、わずかばかりのヒグマたちが、いまも生息しています。が。まさにもう風前の灯。
この環境の変化は、数千年から数百年の間におきたものでしょう。そういえばサハラも緑の草原とサバンナだったのですし、ゴビにも豊かな生物と人間の営みが壁画で残っていたりします。しかし、現代の人間は、これまでにない大きな知恵があるはずです。これまではその知恵の限りで破壊しつくした地球を、修復していかなければならないでしょう。
本HP平井商店街第1回で紹介した1冊を思い出しました。
「あなたが世界を変える日」
1992年、リオ・デ・ジャネイロで開催された国連の地球環境サミットでの、12歳の少女のスピーチ「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」つまりは流行の「サスティナビリティ」=持続可能な(社会)は、どこかの限界点を超えたらもう元に戻らないということをさしている言葉なのかもです。
それは、平家物語が・・・。
きょうの一枚
SSER2004・・・から。やってます!で、デイライトってので一番喜んだのは誰か?正解はカメラマンでした。

2005/09/28 (水曜日)

ラリーのことを考えていた。「ラリーのこと?それはいつも考えてるんじゃないのか?」と言われそうだが、ラリーの事、と言ってもふたつある。それは参加者の目線で考える・・・つまり自分も参加者であると考えた場合の思考と、主催者としての思考の2つである。このふたつの隔たりを埋めるのが、最近までの思考回路だった。
山に登ることも良く考える。パリダカに行くというのは、登山家がチョモランマに行くのに似ている。ここだけはガイドツアーがあって、お金の力で登頂できると揶揄されるけど、いやいや8000mを超えた世界は特別だろう。それ以外にも8000mを超える峰はあるし、難易度などでは遜色は無い。いずれも「神々の座」と呼ばれ畏敬の念で見られる。
でもチョモランマが一番人気だ。これはゆるぎない。パリダカとそれ以外に似てないか?パリダカはパリ北京にあわてた。あわてる理由は簡単だ。ランチェスターの法則を見ても一番手の戦略は容易で、2番手になったら困難を極める。ちょこっと話がそれたが、ラリーレイドは、どちらかと言うとヒマラヤ8000m峰 に似ている・・・と思うことがある。
ヨーロッパアルプスや世界中に名峰や困難な岸壁は多数存在する。これらに挑むクライマーたちが、例えればエンデューロの嗜好に似ていると思える。スノビズムがちょっと違う。良し悪しではない。しかし互いに補完とまでは行かないものの関係性はゆるやかだが、明確でもある。もちろんラリーやエンデューロの世界を、アルピニズムと比するのはおかしいとは思う。思うが、これも似ているとも思う。
山へ行きたい!という思いが強いときは、毎週のように山に行った。ひとりででも行ったし、悪天候でも行った。日々近所の神社の石段を登り、指先の懸垂に明け暮れた。ところが、ある日を境にまったく行かなくなってしまった。それでも山に登っていた頃の自分が、嫌いじゃなかった。しかし山はいつでも行きたいと思えばそこに存在する。
昨日の答えの一部分。
きょうの一枚
ラリーと山を結びつけて考えるのは、やはり厳しくも天候に左右されるからに他なりません。しかしゆえに都市生活ではおよそ見ることのできない風景に出会います。ゾーモットのスタートゴールのフラッグ。

2005/09/27 (火曜日)

カイロでは、ファラオがスタートしてます。日本人も良く知った顔を中心に?7人ほど参加。サポートはスガワラテルヒト!エジプトの魅力も、言葉には尽くせないでしょう。これまでより前倒しになった開催時期には少し気になります。日本でもこの残暑。で、暑さは?大丈夫でしょうか?
そういえば、そのほかにもアフリカンラリーが、続々と名乗りを上げていて、ユベール・オリオールはアルジェリアで、昔のパリダカ時代のタマンラセットとアセクラムを使うホッガーラリーこれもなんといっても魅力的・・・そしてP・ザニロリもクラシックと名打ったラリーを。・・・ということは北または西アフリカのラリーは大小あわせるとダカール、チュニジア、ファラオ、モロッコ(はたぶん2つ3つ)ホッガーやザニロリの?などをカウントすると!おそらく10個くらいになったのかもしれません。なぜにこれほどに賑やかなんでしょうか。
そしてダカールは空前の大人気!!これについてもさまざまに議論されていますが、いまだに「なるほど、そうか」という結論をみません。いや、でもボクは少しだけわから無くはないんですが、レポートにするほどの確証は得られないので、後日に譲ります。ただヒントは、良くも悪くも、ゆるがなかった小泉自民党???と同じ構造なのかもしれません。
SSER2006では、大きな改革!をしようと思っています。変わらなければ・・・と唱えつつ実は他者に対して言うことと、自身に対する言葉とが、かなりかけ離れてきているのも事実です。もうすぐ2DAYS、変わらない魅力もたっぷり。濃密でライディングハイな世界は、変わらないでしょう。そして、ラリーという符号もね。
きょうの一枚
事務所の観葉植物が花をつけた。何年も前から事務所にあるのに存在すら希薄だった。枯れることも無くささやかに生をつむいでいる。少し感動。しかし名前が分からない。
ファラ オラリーのライブリポートはこちら >>
(http://blog.livedoor.jp/we_love_adventure/archives/cat_1518562.html) 

2005/09/26 (月曜日)

怒涛の2週続きの3連休が終わりました。勤勉を旨とした日本人の国民性にそぐわない休日の拡大だ!と思う僕は古い人間でして・・・・・さてそれはともかく昨日閉幕した愛・地球博は未曾有の入場者数をカウントし、日本国民の読みにくい行動形態を象徴しています。読みにくいと言えばSONY!!市場を時々読み誤ります。古くはβ-max.を髣髴とさせるようなニュースに加え、ポータブル音楽プレイヤーの主役の座をウォークマンからAppleのi-podに奪われて、完全に追う立場に!Appleは今度はi-pod nano 重さ42g薄さ6.9mm!だそーな。しかし操作系やカラーリングはブランドアイデンティティを堅持している。一方追うSONYは曲面デザインのその名も、ただの「ウォークマン」有機ELディスプレイは中から文字が浮かび上がってくる???がんばれSONY!なんだけどAppleは8月からはじめた
i-tunes music storeで4日間で100万曲の売り上げ!1億5千万円なり!チン!という事はすでにあれから1ヶ月!という事は10億くらい売っているのかい?恐るべし!SONYもソフト産業を充実・・・と書いているところで、日本国内の自動車・オートバイメーカーのことが脳裏をよぎります。
さて秋と言えば秋祭りのシーズンに突入!!松山も祭囃子が聞こえます。なんか祇園囃子とかってTVドラマ見て!ひっくり返った!○○軍団は時代が読めてないというかマーケティング出来てないぞ!へそが茶を・・・・まあそれは余談。ボクのモータースポーツ論は、岸和田のだんじり祭りや、諏訪大社のなんだっけあの大きな丸太を落とすやつ・・・の前には、沈黙。以前TVでガストンライエと見たんですが、あれが世界一クレージーだ!と。モナコGPの比じゃ無いね。とかってモナコGPもちょっとはクレージーなんだろーか?確かにあれを許さざるを得ない当局も忸怩たるモノがあるのでしょうか。
さて来年の計画の骨子が徐々に姿を・・・・・ETAPは10!!10回記念だから?ハード!北海道4DAYS(モチロン仮称)が7月15日前後に!これは芦別市の夏祭りの共同イベントに!さらにボクの個人的なモトジロ・ブルーアイランドも発表近し!!これはオフではないのですね。四国を一周するヴィンテージバイクのラリーイベント・・・でも開催時期が無いのではないかという声も!!しかも70年代までになる見込みだし。
BTOUゼッケン1、カナダのジャーナリスト!ジェントリーなローレンスさんのHPでもラリーが紹介されています。 http://www.billpetro.tv/
菅原さんと近藤聡子さん!の2人のラリーのレポートもぜひご覧下さい。
http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/btou05.html
きょうの一枚
夏の余韻を残すコントラストの強い林道。このあたりをこの時間帯に駆け抜けます!SSER 2DAYSまもなくエントリークローズ!!

2005/09/22 (木曜日)

最近は年のせいでしょうか?これまでに想像すら出来なかった事がおきます。そのひとつが早起き!です。ラリーが終わると数日間は朝4時か5時頃に目が覚め「やっ、やばい!」となり「そーか、ラリー終わったんだ」と気がつくや又してもぐっすりと眠れたものです。が最近ときたら、そのまま眠れないではないですか・・・といって何かをする気になれず、TVをつける。
すると・・・「おお、みのもんた!」
こんな朝早くからやってるんだ。でコメンテイター陣もなかなかのもの「きっとこの人たち、夜遊び止めたんだろーなあ」とボーっと見ていて、とあることに気がつき愕然とするのであります。(ココは小沢一郎じゃなかった小沢昭一風)
昔はこの時間は「明るい農村」かテストパターン!だったはずであります。「むむむ、何かが変わったのでありましょうか。そうか!(はたと膝を打つ)これは実は団塊の世代が歳をとって早起きをするようになったのにアジャストしているのだ!」と気がつくのでございますよ。CMも良く着いている。なんか発毛系や、入れ歯の接着剤がどーのこーの・・・なんとまあミドルからシルバーエイジをターゲットにしているものが多いのは流石なのであります。団塊の世代のお父様方は気がつかないうちに「またやられた。」のでありますな。何にやられたかって、それはテレビ局だかどこかのマーケティングという名の・・・・・にですな。・・・ボクはと言いますと、団塊の世代よりわずかばかり下ですが、常に巨大消費メガトレンド!の連中を見つつ、垂涎をたれる(こんな言葉は無いので、良い子はまねしないでね)つまり団塊の世代の後輩世代で、まあ「お下がりの世代」と言えば言えなくもないのであります。
深夜の街を常に徘徊していた我々の先輩でもある団塊の世代から、やっとの思いでその夜の街の盟主の座を奪った!かと思った数年前。あっという間に我々も夜の主役の座を辞し、朝のまだ明け切らないうちから、みのもんたらと新人議員の初登庁なんぞを眺めて、彼らの年収と特権を、図らずも我が収入や境遇やらと比べてしまい、朝から腹が立っているに違いないのです。いや、それも過去のこと「腹を立てるだなんて・・・」いまでは清新なあきらめの境地に立って、堺屋太一先生の新著「エクスペリエント7」を読むのに老眼鏡を捜している今日この頃でしょうか。さらに先生の流石足るゆえん、この本の文字の大きいこと。明日、先生にお目にかかるボクでした。
きょうの一枚
ゾーモットをスタートする赤いバギー!近藤さんです。厳しい戦いでしたが、とにかく頑張る姿が感動的でした。チャレンジャーですね。ランタンルージュをゲット!ランタンルージュ・・・最後の赤いヤツという洒落に気がついた人は・・・・・。

2005/09/21 (水曜日)

お待たせしました。モンゴルからの帰国貨物が到着しました。ただいま順調に通関作業中のようでご案内の通り引取りが出来ます。(ご案内は参加者のみに送っています。)
今日は、ミニで出場した田中さんが事務所に来られました。な、な、なんと、来年はミニ3台体制!で参戦表明!あの時と同じ気持ちのいい音を残して、ブォーーン!と帰っていきました。しまなみ海道を走って、広島経由で?名古屋に向かうそうであります。扇風機のついた助手席に乗っけてもらい、そこらあたりを一回り!この車の好きな人の理由が、分かります。
あの砂漠をミニで渡るというのは、実に大変なことだと思うのですが「やめられない」んだそうで、困難なことに挑戦!する姿勢に大大大賛成!
「3台なら、1台をサポートカーにすれば?」
「いや、3台がライバルとして走るんです。」
「うーん」
彼はカミオンバレイに大迷惑を掛けたので、筋を通しに来たというわけです。男の子です。
きょうの一枚
その田中さんの激走中の一枚!これの車高を上げて再び挑戦!14インチ化はできるか?

2005/09/20 (火曜日)

久しぶりに「しまなみ海道」を訪れました。今回は生口島・・・広島県の最初の島です。瀬戸田という町があります。平山郁夫の生家があり平山郁夫美術館があります。お恥ずかしい話なのですが、ななんと初めて行ってまいりました。島特有の空気、瀬戸内のまぶしい陽光。美しい庭園を備えた優美な美術館の建物。美術館めぐりのもうひとつ楽しみは、建築物にもあります。といえば久万高原美術館 WEB>>!この建築物もなかなか・・・の木造です。私の父の友人のお父上だった井部さんという方のコレクション。父はこの方の薫陶を受けたかで自らもささやかな収集家に・・・で、平山郁夫美術館は画伯の小学生時代の絵画まで納めてあって、なかなかのものです。久しぶりに感動し堪能しました。周りの町並みの雰囲気もなかなか!良い所です。覚えておいてください!生口島。
さて久万美術館の収蔵品は、22歳で夭折した村山槐多の「裸婦」、岸田劉生の「自画像」などが見られます。岸田も38歳という若さで亡くなりますが「麗子像」も収蔵してあればいいんですが、残念ですね。最近オークションに出ていたようです。3億とか4億とか・・・まあこうして秋は、美術鑑賞!久万高原にお越しの節は久万美術館へ。HPによると10月1日から11月27日は、井部コレクションなどの常設展示は無いみたい。
しまなみ海道は来年の3月末には、全線開通!(これまではいくつかの島では、橋を渡ると一般道に下りなければならなかった!)ぜひ海を超えてお越し下さい。その折には平山郁夫美術館もぜひ・・・シルクロードへの憧憬が広がります。
きょうの一枚
今日の久万高原!秋たけなわです。黄金色の稲穂、あぜ道に咲く彼岸花。日本の風景です。

2005/09/16 (金曜日)

いつの間にか9月も半ば、めっきり秋風!ナイトランが恋しいね!ゴメンね。久万高原のコースは、相も変わらず魅力的。初登場のダートでなんと1ステ2ステともそれぞれ往復で計4本のSSをしますがな。この林道は出入り口に、まったく民家が無く、また途中にも分岐も無く、隔離されたようなもの。しかもスタートゴール会場に近く!魅力的ですね。赤蔵ケ池も健在なら、あの林道もこの林道も、先の大雨をよくぞ持ちこたえて!ただし2輪しか通れなくなってしまったところもあって運営は少し痛い!のですが、そこはまあ・・・SSERと言えばいまや完全なるラリースタイル、リエゾンに時間指定が出来ないため(これはかつて当局との話し合いで)SSのみの戦いになります。ISDEのように市街地を駆け抜けますが、そこは時間の制約のないエリア。模範的なライディングで通らなければなりません。
さて完全デイライトとなった21年目のSSER 2DAYS!!案外と日没が早いのが、心配なのですが・・・いずれにしても、素晴らしいライディングワールドではありますね。8日に到着できる方は事前車検と自由参加のミニ前夜祭!!モンゴルの映像が見られます。ウッシッシな2日間!いや場合によっては3日間なのですが・・・・・過ごしましょう。
きょうの一枚
今回のSSER 2DAYSルート中ほどにある名勝軍艦岩、紅葉の頃の風情もいとあはれ。

2005/09/15 (木曜日)

ビックタンクマガジンの9月号が届いた。編集長のハルキさんは直前までBTOUに行く準備をしていたのだが、急遽行けなくなってしまった。ヘリとライダーとでRRMには参加したこともあって(総合3位とかって!)彼のジャーナリスティックな視座でこの新しいラリーを見て欲しかったのだが・・・で、誌面を見てビックリ!写真もいいしレポートも悪くない。表紙はパラレルピストを走るKTM!記事にはこの大会のバランスシートにまで触れてくれていて・・・ホント心配掛けています。心配といえば、逆の心配もしています。頑張ってるなあハルキさんたら、という思い。これだけの取材・編集をするのは大変なことです。
よし!BTOU2006のパンフを作ろう!大きな写真がいっぱい使われていて・・・・・といつも思っているのですが・・・今回は彼を見習って作りますけん、お楽しみに!!
SSER 2DAYS!!朝から役場の林業課でミーティング!!台風被害が・・・思ったより少なかった。
きょうの一枚
SSERの準備に出かける久万でのワンカット!日本神話では、神武天皇が日本を一望して、その姿かたちがトンボに似ているというところから「あきつしま」と名づけられたと聞き、そーかトンボのことをアキツって言うのかと子供心。とまれ秋の風情に、心惹かれませんか?

2005/09/14 (水曜日)

昨夜は金谷秀夫さんと酒席をご一緒した。あの世界の金谷!であります。70年代初頭のWGPにYAMAHAで出て大活躍をし!当時の若者たち・・・つまり僕たちのヒーロー!です。
当時のことを紐解くと、こうです。
1973年4月WGPラウンド-1、ポールリカール。一時はGPを撤退していたYAMAHAの復帰戦。しかも500の初参戦。ライダーは、サーリネンと金谷。そしてTZR500はサーリネンによってデビューウイン!4ストMVを駆るリードが2位、金谷は3位!それは 69年以来活動を休止していたヤマハファクトリーにとっての5年ぶりのGP復帰の舞台だった。同時にヤマハ初の500cc参戦。ライダーは前年TZ250のプロトを駆り250cc世界チャンピオンとなったフィンランド人J.サーリネンと金谷秀夫だった。
続くWGPラウンド-2、ザルツブルク。サーリネン・金谷がワン・ツー!!いよいよ本格的な2スト、そしてYAMAHAの黄金期を築くかに見えた。
ラウンド-4、モンツァサーキット。そこでとんでもない事が起きた。それはスタート直後、オイルに乗った先頭グループの多重クラッシュで、サーリネンは不帰の人に。YAMAHAを襲った悲劇は、衝撃的だった。この年、初のチャンピオンシップを手中に快進撃を続けたYAMAHAはWGPから撤退。失意と悲しみの淵に。
50年代半ばから続いたMVのアゴスチーニの驚異的な連戦街道(66年ホンダの優勝があるが)あの3気筒の4ストエンジンに2スト勢は、全く歯が立たなかった。やっとYAMAHAの金谷たちが金字塔を打ち立てるか!と思ったその時である。
ボクも実はMVに乗るアゴのファン!用も無いのにAGVのアゴスチーニレプリカなんかさっさと手に入れたもの。で、MVの4ストに挑む2スト勢。当時も話は「2ストか4ストか」・・・だからあまり進歩してないような気もしますが。この後は長い間WGPは2ストの時代になるわけで・・・まあそんなことよか、金谷さん!あの時代に世界を転戦したのはやっぱりすごいことです。夜が更けるにつれ神戸の「木の実レーシング」の話で、GPライダーとGPドライバー(こちらはわれらの身内のような方で、マツダワークスのドライバーですが・・・)の2人の夜が更けてゆきました。60代の二人のおじさんは、20代のころの眼差しで、バンバンと肩をたたきあいながら焼酎をがぶ飲みしていました。誰が速かったとかって・・・ガストン・ライエのことに話が及ぶと、急にシンミリ!おまけにGPライダーのその後!みたいな話にもなり「・・・」ちょっと一足先に失礼をすることにしました。でも素敵なおじさんでした。
きょうの一枚
teamACPのプリウス!こいつが完走するんですから!で、ACPのHP充実です。えっ、みんなもう知ってる。プリウスの戦いぶりだけじゃなく、腕のいいプロカメラマンの素晴らしい写真フォトアルバム!始まったばかりのBTOU回想録も期待できそー!で、今日の一枚はそのACPのプリウス。
teamACPのHPはコチラ http://www.team-acp.co.jp/

2005/09/13 (火曜日)

次世代オフィシャル募集!
先のBTOUには、初参加の日本人オフィシャルが数人デビュー?しました。そのなかのひとりで野口シートの「ノグチクンがHPにオフィシャル日記を書いてましたよ」というので、さっき見に行ってみました。http://a-seat.jp/index.htm 彼には初めての役員経験だと言うにもかかわらず、極めて重責なRCP2隊を、任せきりにしてしまいました。さまざまな不安要素を、ひとつずつ消去法で詰めて行き、与えられた任務を全うするのは並大抵のことではありません。特にひとりでモンゴル人スタッフを率いて砂漠を超えていくのは、統率力や使命感、場合によっては大きな犠牲的精神も必要になってきます。見事にそれをこなしたノグチクンの手記には、運営を代表するものとして深く感銘を受けました。
役員の多くとは、北京のホテルで8月5日にブリーフリングをしたあと、閉会式まで会うことの無かった方もいます。たった一冊のオフィシャルマニュアルで、全てのことを理解して、先を読み、ラリーの全体像を把握して競技役員としての任務を完遂する。言葉にすれば簡単ですが、実は相当な強い意志が要求されます。
オフィシャルマニュアルを読む力も必要で、そこには毎日の食事のメニューやランチパックの内容物リストから、緊急の救急救命術まで図解と写真入で綴じられています。また毎朝のブリーフィングで伝えられる基本的な内容も書いてあり、これがある限りラリー中に役員のミーティングは、よほどのことがない限り行われることはありません。
互いに信じあう、そしてCPまで苦闘の末にたどり着いて、参加者たちを待つ。こんな孤高な経験!のできる次世代のオフィシャルの登場をお待ちしております。「求む隊員。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生命の保証無し。 成功の暁には名誉と賞賛を得る。」
奇跡の生還を果たしたシャクルトン隊の、募集新聞広告の名文です。実際にひどいことになりながら半年間南極をさまよい全員生還させたシャクルトンのリーダーシップを評価する声は、いまだに高く、成功よりも価値のある行動としてボクも、彼に関する著作を愛読しますし、ボクの行動原理をかたちづくったものかもです。まあ、こうしたリーダーになれずとも、任務遂行能力の高い冒険家のような競技役員に支えられています。
そこで、SSERでは、ボランティアの競技役員(オフィシャル)や本格的な本部スタッフならびに医療チームや技術スタッフなどを大募集です。さまざまな資格をお持ちの方、外国語の堪能な方、看護士や救急救命士、まずは国内イベントにお手伝いいただいた後、2006年のBTOUをはじめ各イベントにご参加いただければと思います。やがては「アジアから世界のクロスカントリーラリーへ!」どうぞメールで、簡単な自己推薦文をお寄せ下さい。
きょうの一枚
というわけで、初オフィシャルのノグチサン!なんかワイルドになってて、そりゃ誰だか分からんわな!って感じでした。彼に作ってもらった座布団、ホントに良くて、いまもお尻の下に!試走にも持っていきました。アリガトネ

2005/09/12 (火曜日)

選挙サンデーは、レンジローバーで都内から中央道、甲府南から精進湖、朝霧高原を抜けて東名へ出て、帰ってきました。朝霧高原といえはガストン・ライエ・ミーティングの集合場所。良い所です。まあの界隈ときたら、ツーリングライダーの多いこと!ビックリ!マスツーリングの多いこと!に同乗のUさんと「ナニが面白いのか?」という話になり「いや、あれはあれで面白いんだろう」ということになりました。それでも、道を探している風な、真新しいオフロードバイクと新品のライディングウエアの3人組のオフロードライダーの姿に、ほんのすこし和まされて、レストランでは某老タレントおじ様2人連れが食事をしていて、まあまあいい感じ。やがて伝票を手に立ち上がり、勘定を済ますや店の外に。駐車場にはお約束のハーレーが2台。しばらくモタモタして、やがて「ドドド・・・」と出発!その二人連れのライディング・スタイル・・・何か物足りないというか、ナニが気に食わないというわけではないけど・・・??・・・いや、それにしても不良老人になるのは難しい。不良中年になるのは簡単だけどね。その選挙サンデー!結末は皆さんの知るところで、何もボクが語るべきことはありません・・・が、あっ。いや、やめとこ・・・・・。
きょうの一枚
実は今、とってもおなかが減ってるので、このモンゴル料理、ボーズって言うんですが、おいしそう。いやおいしい、ですよ。羊肉のミンチの揚げシューマイみたい。食べたい方は、ラリー中のビバークで、どうぞ。
NEW!! ドブリーフォトサービスで雑誌などでは紹介されていないBTOUの写真がキャプション付きで紹介されています! 詳しくはコチラ http://www.dobry.jp/

2005/09/07 (水曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
台風一過の青空が広がっています。と書きはじめたいのですが、全く青空が帰ってくる様子がありません。山間部の林道被害などの調査に出かけたいのですが・・・なかなかスケジュールが厳しい!のです。さてSSER 2DAYSも迫ってきました。ナイトステージの廃止など、なにかと物議を提供してしまい申し訳ありません。ナイトステージこそSSERの魅力のひとつと、若い頃から目をこすりながら幾夜も徹夜した日々が、懐かしい限りです。
ナイトステージの廃止の理由は、ただただ年々大きくなり続ける排気騒音に集約します。車検時の測定と本番の全開走行時の音量の差異は信じられないほど大きく、近隣住民や関係機関から「20年やっているから、と思うけど、以前はあんな音をさせてなかったんじゃないか。」と。警察も「本当にに公道走行の許された車両なのか?」というわけです。高いモラルで地域で長年にわたる開催を実現してきたSSERにとっては、それらの言葉を耳にする時というのは、再びオフロードバイクが加害者に堕ちて行く瞬間でした。輸入元にも排気音量についても問い合わせをしないでもありませんが、相互に立場は微妙です。
とまれ、改革は必要でしょう。山奥のクローズドコースへ逃げ込むことも方法でしょうが・・・おそらくデイステージにも抗いがたい問題が生じるはずです。どうか製造者、輸入元、販売店、そしてユーザーである我々が、今一度、考えてモラルアップに努めて行きたいと思います。そして再び環境(社会環境も含めて)コンシャスなマシンが大多数を占める時代になるまで、皆さんと共に考え行動して参りたいと思います。
またさまざまな改革の一環で、タイムスケジュールの変更、参加費の見直しなどを行ってまいります。また10周年20周年参加記念品なども、高額なものを提供することを控え、大会運営本位の姿を求めて行きたいと考えております。どうかご理解下さい。
きょうの一枚
今日の一枚も動画!走りの映像!最後に現れるのは空撮で見た村!ここがナビゲーションが難しいってところ!
BTOU2005のサイトはこちら
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2005/09/06 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
 
台風14号がまさにこの辺りに居るだろう時間に、OVを書いています。いまは九州直撃!どうか被害がありませんように。
さて、週末は選挙サンデー!なのですが、やっぱり僕には気がかりなことがある。個人的には、その諸葛孔明が説いた「国家三分の計」というのが、なにかこう人類には理にかなっているような気がしていました。3つ・・・そう言えば人類も大きくは色で?3つに分類(コーカソイド、ネグロド、モンゴロイド、ね)されるじゃないですか。色も光も3つに分けられ、まあそればかりではなくたくさん存在する3つの要素。だいたい「3」という数字の持つ力はただものではない。ピラミッドのような完全なパワーバランスを生み出すのだろうと思う。おっ、風がすごくなって来ました。事務所の山桜が大きくしなっています。
んで本論はといいますと、18世紀にモンテスキューが説いた「法の精神」にある三権分立!!「おお3つのパワー!!」まるでそのピラミッドパワーよろしく、近代民主主義国家の根幹を成している。と思っていたのだが、最近の日本は「果たして三権は?」と思うようなことがシキリで、国家の最高機関は国会であって、ゆえに国民によって選ばれた代議士が、国会を構成してるわけで・・・・・つまりは主権は国民にある!という事で、今回の総選挙!?何が言いたいのかというと立法府と行政府の関係性が日本型三権分立では怪しいのではないかという事でござる。行政府の長が遮二無二立法府に強迫をするのはいいことなのかという疑問は・・・尽きないなあ。
ひるがえって小なりといえども、我々のラリーの運営はいかに。
レギュレーションの制定と、実質的な運営、そして抗議などに対する審査委員会、これらが分立しているかどうか・・・となると結構怪しい。一応は組織図のような物を作ってはいても、一部の人間のジャッジメントが全体を司っている。これはイカンと言いながら、21年。さらにドグマティックの度を深めているのではないかという不安がよぎる。彼には、そんな不安は無いんだろうか。SSER!!さらにオープンマインドを求めて、自由なオフロードの世界へ!!と思う選挙戦のさなかの台風の一日でした。
「誰に入れる?」
きょうの一枚
好評!今日の一枚の動画シリーズ。今日はハタンブラグのビバーク。日没直前のしかもスコールが近づいていて・・・・・さあ早く整備終わらせてごはん食べて寝ようね!って感じですね。
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2005/09/05 (月曜日)

すさまじいハリケーンの痕跡は、なにか世界に向けられたメッセージのような気がしてなりません。温暖化の影響で巨大化したハリケーンが、メキシコ湾岸の石油施設を強襲!するのかと思いきや、人的な被害のあまりにもの大きさと、その後テレビカメラの前でさえ略奪を繰り返す、かの国の市民に、唖然!としたのはボクだけではないでしょう。こんな時に秩序ある行動、難しいでしょうが日本人は出来ます。
日本には超大型台風14号が接近中ですが、早くも関東地方には豪雨の被害が、九州・四国も今夜から明日にかけては600mm!!という聞いたことのない数字が予報されています。SSERでは降り始めからの雨量が250mmを超えた時点でラリーを中断する、という内規を持っていますが・・・・・実際この250mmを超えると林道には被害が出始めます。先の週末は久万高原の林道に居ましたが、まだ昨年の台風から災害復旧がかかったまま、復旧できてないところも少なからずあります。どうか皆さんに災害の被害が及びませんようにと祈りつつも、久万高原の林道も、この台風をなんとか無事に乗り切って!と祈るような気持ちです。
災害の巨大化!助けを求めても届かない恐怖!
防災の日に書こうと思っていたのですが、政府の広報では、首都直下型地震などが発生した際に、必要なのは「自助」「共助」「公助」の順。で自助とは3日間くらいは自分の努力で生き延びること、と言っていましたね。公的な救助が始まるのは3日後!らしいと。それまでは自分で、または自分たちで助け合わなければならないということです。最近の大型の自然災害などの報道を見ていても、身にしみるモノがあります。
BTOUのラリーでもエマージェンシーブックが配布されますが、2002年までは72時間は自分で生存の計画を立てて・・・というものが2005年からは、なんと「100時間は・・・」というふうに延ばされました。72時間とか100時間とか言われても時間の概念は、厳しいものでしょうね。そんなときに共助!自分を助けるのも厳しい時に人を助けられる!そんな人になるには、相当に男を磨いておく必要があるでしょう。でも日本人は出来るんですね。そのためにも備蓄といつでも出動できるオフロードバイクと、 医薬品。まあラリーの荷物があれば・・・という事かもしれません。「天は自ら助くる者を助く。」まあ自助です。
きょうの一枚
今日の一枚は、動画!ミニやライノ、プリウスなどの空撮映像!!
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2005/09/02 (金曜日)

朝から久万高原へ打ち合わせに行ってきました。もち秋の気配は濃厚。黄金色に色づいた稲の穂が波打っていました。さて、ガストン・ライエ・ミーティングには、早々にたくさんのお申し込みありがとうございます。ボクも飾りっぱなしの80にチョコって乗ってみようか、と引っ張り出してみました。
でボクも「HP2を買う!なんて言っているけど・・・」と自問自答の日々。というのも股関節が悪くて、背の高いバイクにまたがるのがとても大変!ばかりか正座も胡坐も出来ない。トイレも大変でラリーの試走や本番でトイレをどうしたか?というお話はまたの機会に譲って・・・・この秋はリハビリに専念しなきゃ!!と思うことシキリ!です。とりあえず3年来の五十肩は概ね快方に。
ところでロマンチックなかに座の仙波君のコラム「お疲れさまです・・・」でもHP2のことが触れられていましたね。BMWの刺客だとか構造改革だとか・・・って言っていて面白いのですが、どうもあのメーカーは、「無くなりかけると見せかけておいて、創造的な新しい世界を提案」しては、離れかけたオールドファンにも「ごめんごめん、これだったよね。君のことを忘れていたわけではないのだよ。おまたせ」みたいな手法が常套のなでございますな。ナニ!今の日本の政治手法に似ている?似ているかもです。
それほどに新しい世界に切り替えていくことは難しい、ということかもしれません。実に大衆は保守的で変化を望みつつ、その実変化を避ける、という傾向にあるのですね。
「えっフラットツイン止めるの?!BMWって!そんなあ!!」
って話しはそう遠い昔のことのようには思えません。そのニュースが世界を駆け巡った直後は、世界中がフラットツインを買うわ!生産中止反対!をメディアもこぞって大キャンペーン!!をするわ、で大騒ぎでした。で少ししてから80GSベーシックなどポン!と出しては、離れかけた僕たちをまあなだめるわけです。
直近では「BMW最後!のストレートシックス!」「えっBMWって直6やめるのか!買わなきゃなあ!」と無理して買えば、何のことはない「ニュー5シリーズ、伝説の直6搭載!」「・・・オーマイガッ!また、やられた」で閉店セールと開店セールを繰り返す、あの商店街の老舗みたいで、えっ最近のSSERもそんな感じ?いや、天下のBMWと同じ戦略だなんて・・・お褒めのオコトバ?これからは、襟を正します。
で、仙波君!HP2ってそんな風なバイクなんだから、刺客とか構造改革というより、少数のクラスターをも塗りつぶして、「もう現行のBMWを買うことは無いだろーな」とか「テレレバーはいらない」なんていってるヘビーで口うるさくて、結構オピニオンリーダーだったりブログだHP(ここはホームページの意味だ)に言いたい放題の彼ら(ボクら)ユーザーに向けられた、チュパチャプスみたいなモノなのなのですよ。おお!それこそがまさに構造改革で、仙波君は正鵠を射ている!のではありますまいか!つまりこれは「KTM950って、いいかも」なんて思い始めたBMWユーザーに向けられた刺客!かもです。でも、スクリーン+ビッグタンク+究極のコンフォート性能(グリップヒーターとかですな)+キャリングケースなど、1200GSの持つ究極のツアラーとしての基本性能が、さらに良く見えてきたりするのも事実ですなあ。「あなたは、どういうスタイルなのか!」を突きつけてきているわけです。
さあ、迷いなさい子羊たち・・・・・ボクは決めていますからね。
きょうの一枚
構造改革中!のSSER、21年目の秋は果たして・・・のチャンプ池田。ルートはあのSSです。SSER 2DAYS CLASSICSはエントリー受付中。詳しくはコチラ
http://www2.sser.org/2005_sser2days/

2005/09/01 (木曜日)

今日は防災の日。官民挙げてさまざまな防災に関する取り組みが続いている。それほどに昨今の地震や自然災害の多さには、緊張せざるを得ないのだ。もう、そこに足音を聞いている!という感じ。アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」は、犠牲者は数千人に上る可能性!との報道。地震や津波と違って、もう少し予測可能だっただけに政権の危機管理能力が問われるかもだ。なによりもハリケーンの巨大化は、地球温暖化の現象として科学者らは指摘を繰り返していただけに、耳を貸さない米大統領が「天災!」を強調するにつれ、確信犯なのか?知っていて利権のために知らないふりを続けるのかと疑わしくなりますな。京都議定書を批准する機会ですぞ。とまれ、末尾ながら被災された方にはお見舞い申し上げます。
やっぱ環境問題については、一人一人の行動から!と思いながら窓の外のレンジを眺めていたらすね、ランドローバージャパンからいつものようにダイレクトメールが届いた。ああ、またレンジローバーがモデルチェンジ?!なのか!ナニナニ、スーパーチャージドV8-4.2で396ps!!BMWエンジンよか100ps以上UP?!お値段1320マン円ナリ!!!
「ナニヲヤットルノダ!!」
なんかサイドグリルやフロントグリルなんか、妙チクリンだ。ブリティッシュの上質感はどこさいっただ。これはイカン。イカンのである。間違っていると思う。アメリカじゃ、ラグジー(風呂ではない)ブームで、こんなニーズが沸騰中であることは、知っているだに。しかし、このド派手さと、バカバカ馬力は要らない。あのローバー社せいエンジンのジェントルで趣のある、あの味は・・・・・フォードグループの傘下になったりするからイカンのだ。金額も中身もイカン。ケシカラン・・・で・・・売れるのか、やはり。いやイングランドでは売れんぞ。ボクはというと、さらに古いクラシックレンジ、市場で100万円台のを物色中だってのに。どうしてこうも世はバカバカオバカなスーパーカーブーム!になっただか?お金のある人がスノビズムを失ったからかもしれん。でもアストンマーチンの復活と隆盛は嬉しかったりする。あれ、ボクってイングランド派だっけ?
さてスノビズムといえば?SSER!!「夜じゃないのは問題だ!」という諸兄、お許し下さい。
最大の理由というのは、近年の騒音問題!!年々大きくなり続けるエンデューロマシンの排気音!これは、どうしても克服しがたく・・・このままでは誰もこうしたイベントを認めるわけにはいかないだろう、と思う。車検の時に聞いた音は「まあいいだろう」としてもSSの中で聞くあの輸入エンデューロマシンの音は・・・いったい。これまでにない苦情が多くなったので、ついに警察も「昼間できるように・・・」と。言うご提案をいただいた。昼間には昼間の覆いがたい問題があるのですが・・・いやいや、もっと騒音問題は真剣に取り組んでおけばよかったと思う反面、夜に戻すことはいつでも出来るはず・・・ならば魅力的なデイステージ!!それに夜は、明日の早起きのためにすぐ寝てしまう!ことが無くなって、違った楽しみもあるかもですよ。と考えた挙句のことですだ。と言いながら案外、夜に差し掛かる参加者も居るのではないかと言う不安も。
21年目!大人になったSSER・・・休日の2日間を楽しみ抜きましょう。走る70%!遊ぶ食べる飲む30%!ストイックから新しいニューストイシズムへ。ナニ言っているだか。ボクは週末は山の中です!!湖の見えるワインディングが登場する予定でおます。オタノシミニネ。
きょうの一枚
ボクのG/S、ガストンのサイン。もちろん最初から書いてはあったのだが、書き直してもらったというわけ。語り尽きないほどの思い出。そんなガストン・ライエ・ミーティング・ファイナルはエントリー受付を開始しました。詳しくはコチラ http://www2.sser.org/2005_grm/

 

Organisation Voice 2005/08

2005/08/31 (水曜日)

ガンがガストンの命を奪ってから半年がたった。
菅原さんのポケットにもボクのポケットにも、ガストンの遺影は常にある。BTOUの閉会式で、スガワラサンはボクの席にそっとガストンの写真を置いた。スピーチで、そのガストンの話をしようかと躊躇したが、控えた。ガントルガのモエ・エ・シャンドンの黄金の雫が、ガストンの写真にかかって頬を濡らしているように見えた。そっと指先でその黄金色の雫を拭ぐって再びポケットにしまった。チャンピオンにこそモエは相応しい。なんか飲み屋でモエ!を飲んでいるのを見ると腹が立つ、ってのも勝手な話かも。もともとモエ(萌え!じゃない)はナポレオンが勝利を祝って愛飲したシャンパン!それ以来「勝利の美酒」とはこのこと(違っていたらごめん)そして現代ではモータースポーツのシャンパンファイトは、まあモエなわけで、祝勝会などはこれで乾杯するといいだろう。
話をガストンに戻す。彼は常に闘っていた。長く続いたマルボロのスポンサードが終わったのは1988年。しばらくはマシンにも恵まれず一線を引いていったが「引退」なんかしてないと彼は言う。その証拠にモンゴルに招聘したのが1999年。この時52歳の彼は、全く枯れてなんか居なかった。その10月2人で約束した日本での「ガストン・ライエ・ミーティング」まさにこのHPがスタートと時を同じくする。このコラムOVの第1回目は、ガストン・ライエ・ミーティングの話からはじまった。
さて、そのミーティングをどうするのか。「今年も開催しましょう!」という声も少なくは無かったのだが、僕は耳を貸さなかった。昨年も間際まで来日を試みたガストンの手元には1枚のエールフランスのビジネスクラスの航空券がいまも残っているだろうか。で、結論から言うと「ガストン・ライエ・ミーティング・ファイナル」します。最後です。しかもこのミーティングで、ガストンが最後に走ったあのかなりハードな「富士山から白馬」のルート。でもオンロードでも車でもどのルートで走ってもいいことに・・・もちルートブックとCPはあるから。甲州街道で道端にバイクを停めて食べた葡萄の味が鮮明だ。前夜のガストンと泊まった西富士のコテージも良かった。
「ガストン・ライエ・ミーティングやりましょうね!」「いやだ」「・・・」「しない!」なんて毒づいた人、ゴメンナサイ。以上のような(どんな?)言い訳で、ファイナルなミーティング!となります。万障お繰り合わせの上、どうかご参加下のほどを。
さて話はガラリと変わる。
トヨタのレクサスブランドのお披露目が始まった。プロデュースしたのは「D&d」というチーム。なんのことは無い電通とデルフィス(旧南北社トヨタの関連子会社)である。呉越同舟と言うのも少し違うが、ブランディング戦略は興味深い。投資コストは2000億円!イマやこれだけのお金をポンと出せる企業は、そう無いのではあるまいか。トヨタ方式で倹約に倹約を重ね「絞りきった雑巾をさらに絞って・・・」と言われながらも「出す時は出すねえ」という感じ。年間の純利益が2000億円後半だから、まあ今年の儲けは全部突っ込んじゃえ!みたいな田舎経営者みたいなことは無いだろうが、当たらずとも、まあ遠くは無い。車種構成などは賛否がかまびすしいから省略。メディアなどによればそこは高級ホテルなのだという。接客は黒服らしい???いっそのこと2階より上もホテル・レクサスとかにしたら良かったのに・・・・で、ブランディング!というのは実に難しい。
彼ら(ってボクら)は実に気まぐれで気難しい!さらに西洋コンプレックスの塊ときてる。そうは言いつつも、日本もほんの少しだけブランド神話の時代を脱しつつある。中国はまだ50年くらいは大丈夫だろうか?中国こそ急げ!なのだが??とまれ、日本の誇るトヨタが見せる国内の高級車市場戦略はいかに・・・仕事の目を離れても、これを見逃す手はあるまい。
ただ、自動車の未来は語られるのだろうかは疑問かもだけど。
きょうの一枚
中国と言う国は・・・叱られるのを覚悟で言えば、この道具はこの国を象徴しています。掃除をする!という発想には進歩?を感じますが、このゴミを撒き散らすための掃除道具と言うのはいかがか・・・・・この国が、ひとつの問題とその解決方法にも同じような思考回路をとる!と感じるのはボクだけ?

2005/08/30 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました
UBSというモンゴルの放送局で放送されている「BEIJING-ULANBAATAR 2005」のタイトルバックの動画をご紹介!!本編はいずれまたの機会に・・・直近は10月8日?
今日ボクは1日掛けて病院!人間の点検と整備に費やしました。ラリー前のウランバートルで高熱を出して、3日間飲まず食わずで強烈な鎮痛解熱剤を飲み続けたおかげで、熱は下がったものの消化器系を全損!!ラリー中の苦しみと言ったらありませんでした。ラリーの後始末で残ったウランバートルでも、フラフラ!よくぞ無事生還したものだとわれながら・・・・・・・健康は大切です。ちなみに今日は、大腸ファイバー、内視鏡です。気持ち悪いときたら・・・・・
ラリーに持っていくことの出来る医療機材と医薬品には限りがあります。それがボクにも跳ね返ってきたのかもしれません。ああ、オナカが痛い!
■ ビデオはWMV形式、サイズは1.3MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/08/29 (月曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その3
メディカルについて・・・
SSERにはレントゲンがある。ラリー主催者がレントゲンを持っているというのも「?????」な話だが。撮影と現像はいつも2人のカメラマンが担当する。気温を調べて現像液を作り、撮影から一連の作業をこなす。大変なご苦労だ。1日中撮影をしたあとの作業だ。
なぜレントゲンの導入をしたか?というとこうだ。1995年第1回大会、ラリー中に起きた打撲症!ドクターは「痛みがひどいから骨折しているかもしれないし、場合によっては折れた肋骨が肺に刺さっているかもしれないから、緊急輸送してくれ」触診だけでは最悪の場合が分からない。「はい」と航空機をチャーターして中国北京の病院に、1週間のうちに4人搬送した。いずれも単純骨折や打撲程度で大事には至らなかった。「レントゲンさえあればなあ」ラリーの医療チームの切なる思いだった。
ラリーの医師はボクの大切な友人ボルドサイハンという男。彼がリーダーを勤めている。日本人医師が「この男はすごい!」と言い放った。アメリカの大学病院で脳外科の臨床と救急救命をやっていた。問題なのは、たいがいの負傷者に対して「大丈夫!」「心配ない!」「ウイスキーを飲んでおけ」「点滴?いらない!」とそっけないたらありゃしない。だから彼が「やばいぞ!」というとボクは非常に緊張する。緊急輸送の準備を始める。燃料の問題やフライト時間ラリーのオペレーションに与える影響を、短時間のうちに検討し答えを出さなければならない。実は今大会は「やばいぞ」と彼が言ったのはたった1回きり。それは炎天下を歩くボクに言ったもので、だれひとり負傷者には「やばい」は無かった。
ボクが「全員のメディカルチェックをしよう」と言ったエタップ3の朝も、彼は「???」「いや結構熱中症気味で、体温高いままの参加者が居る」と言うと「水を飲むように言え」というばかり。「そのためにもチェックをして意識を高めるんだ」と言うと「それなら分かった」と作業を始めた。
彼はモンゴルの大自然が大好きだ。ヘリの窓から食い入るように風景を眺め、降りると石や化石を探す。純血のモンゴル犬の子犬を探すのもライフワークになってきている。
「今回も素晴らしいルートに連れて来てもらって感謝している」最後にヘリを降りて別れ際に握手しながらそう言った。最後にこういった「今回は大きな事故や怪我が無くてよかった。8回大会はいろいろあったのにな。」もちろん彼が言うように全く無かった!分けではなかったのだが・・・彼の言葉には生命的なリスクがある・・・と言う部分が抜けていた。一人の優秀な医師がラリーに居ることの安心感は計り知れない。もちろんもう一人の医師も優秀で、ウランバートルへ緊急輸送が発生すれば病院の手術室まで彼がアテンドする。
BTOU・・・・・その身体的なリスクをはらんだゴビの大横断は、こうしたメディカルチームに支えられた。しかしなにより、参加者相互のコミュニケーションや、大会本部への迅速な連絡ぶりは賞賛に値する。またメディカルを中心にしたスタッフ全員の参加者へのケアは、いまの可能な限りを尽くしていると胸を張れる。
あとは参加者自身がリスクマネジメント能力を磨くことだろう。ひょっとしてその能力は、ラリーのときばかりに限られない、と思う。
ラリー中に使用した輸液類・・・・・約60本
ラリー中に使用したレントゲンフィルム・・・・・約30枚
きょうの一枚
エタップ5 SSスタート地点、ライダーはゼッケン1ローレンスさんアラビアの・・・じゃなかったモンゴルのローレンス!

2005/08/26 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その2
モンゴル国内の報道
実は大会前の8月4日、ウランバートルのプレスセンターで、記者会見がもたれました。翌日以降の新聞はかなりの扱いがありました。またザミンウッドには、スタートを見送る大勢のモンゴル人!!車もたくさん停まっています。しかしよく見るとどの車もウランバートルナンバー!砂漠を700kmも超えて応援にやってきている家族に混じってメディアの姿も。ヘリに1名のUBS(テレビ局)のカメラマンと地上にもランクル80にカメラマン。大会終了後は、毎夜エタップごとのTV放送!時間が不定期なので見逃した日もあるのですが帰国前に、テレビ局のスタッフが放送した分のテープを届けてくれました。残りは9月に来日するムッホ君がもって来るでしょう!!一番早くお披露目?出来るタイミングは「SSER 2DAYSの前夜(土曜)に車検会場のスクリーンで!!(註:今回は正式なスケジュールは日曜の朝からです。閉会式は月曜祝の夕方だからね)お楽しみに!!興味のある方は、ちょっとお早めにお越し下さい。ミニミニモンゴルの夕べを開催・・・この日の宿泊はキャンプのみだからね。というわけで、モンゴル国内ではかなりの歓迎振りだったというお話。来年はさらに建国800年記念行事で盛り上がりそう。
ロシア人からのメール
XR250で参加したロシア人選手。自分のバイクが間に合わなくて、スタート直前にウランバートルで調達・・・ったって、これでラリーに?という代物。なのに当初のエントリーフォームに記載されていたXR400のまま集計されていたので、ラリー中に「250に直してね」と言って来た。「わかった」と答えながら、忙殺されていたら昨日メールが届いた。「250に直してもらえれば、クラス3位なんだ。それは僕にとってこの上もない名誉なことだ・・・」実はその時点では訂正作業が終わっていたのでした。来週始めにはリザルトが参加者の元に向けて送り出されます。カナダやロシアにも届けられます。
暑いのか?
エタップ2、ザミンウッドをスタートしたヘリ1号機はギリギリの燃料で給油予定のオンコース上の村に向かっていました。その村にはウランバートルからヘリの燃料を積んだローリーがやってきて待機しているのです。ウランバートルからザミンウッドまでで大方の燃料を使い果たしていた1号機は、その村までも厳しい状態でした。そんな時オンコース上から緊急を告げる無線とオンコース上にストップする参加選手のマシン「OK!旋回してくれ」と頼むのだが無視して真っ直ぐ飛び続ける。「どうした?」「・・・・」「????」とやっている間にヘリは10kmも飛んだだろうか。「降りろ!」怒鳴りつけて着陸。歩いて現場まで行くことにした。ヘリのパイロットたちにこの機の持つ役割を肝に銘じさせたかったこともあった。陽炎揺れる砂漠の中の道は暑かった。が、風はさわやかにも感じた。手に持った水はあっつと言う間にカラになった。振り返るとドクターと看護師が医療機材を持って500mくらい後ろを歩いてきていた。1kmを10分で歩こう、10km100分?と考えながら歩いていると、少しだけ気分が良くなった。「でも道を間違えると危険だなあ?」「ゲルがないなあ」やがてドクターが追いついてきてペットボトルを差し出し「ディンジャラス!」と一言。どうもこの日を境に増え続けていた体重が減少傾向に転じ!今でも減少を続けているようです・・・何の話ですかい?ラリー前体重92.5kg今朝の体重85.0kg!!どおよ。
きょうの一枚
ウランバートルから西に600kmアルベイヘールの街。ここまではウランバートルから舗装路で行けます。今回もこの街が最後のビバーク地だったり・・・苦い経験やつらい事も、楽しい思い出も、この街にはたくさんあります。この10年間、この町を通らなかったことは、多分ありません。町の中では強いデジャヴュに出会います。

2005/08/25 (木曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その1
エコチャレンジの可能性と将来・・・・・今世界中を走る自動車・・6億台!日本並みのモータリゼーション(2人に1台の時代)がインドと中国にやってきたらこの2カ国で11億台!?そこまでは地球上にある化石燃料では到達しません。地球温暖化も、このデイアフタートゥモロウみたいな地球上の気候変動を見ていれば、自動車メーカーの、いやそれを知る方たちの憂鬱!が感じられます。今回のエコチャレンジの基準燃費は、4輪部門で15km/h、2輪部門で30km/h・・・・・基準というにはあまりに高いハードル?僕は低いと思ったんですが、しかし次回もこの数値が採用されると思います。スーパーカブも次回挑戦を表明!!なんとローバーミニも複数体制で!?スーパーカブにライバルも現れそうな気配!ありありです。
エコチャレンジは、ラリーのルールに関してはかなり甘くなっています。主催者の後方走行をしているドクターの乗ったメディカルカーや、ピックアップのための今回は2台のプロシードや、人間を回収するためのビッグホーンなどが、ガッチリサポート。ラリー部門参加者には出来ないオフィシャルからのアシスタンス!!もあるのです。日没後は完全にオフィシャルが管理できる状況です!!から一見無謀な挑戦!みたいですが、思い切ってチャレンジできるのです。いつかは化石燃料ゼロの完走車!が現れるでしょう。10年後か?ひょっとしたらもっと早いかも・・・インフラに縛られるであろう今後の環境対策車。で、あえて困難な3500kmの砂漠への挑戦!開発チームにも見え無かったなにかが見えるかもです。
「あなたが闘うのは、未来の地球のため・・」となることを真に願って、主催者の負荷は高まりますが、夢のために次回も頑張ります。
ベンチレーションスーツと熱中症
このコラムをお読みの諸兄には釈迦に説法でしょうが、自動車もエンジンを冷やすために外部の空気を大量に取り込むエアインレットとかエアスクープとかがボンネットの上に聳えていると「高性能!」な感じがするですね。でも問題は空気を取り込むことではなく、逃がすことです。フロントガラスを失ったラリーカーも、一定以上の速度になると室内にたまった空気で風圧が気にならなくなります。せっかくエアインレットのあるジャケットを着ていてもアウトレットと、そこまでいたる空気の道が設計されていなければ、意味を成しません。空気の保温層を作ってしまいます。
熱中症傾向で38度以上の体温になって点滴を受け続けたライダーたちのジャケットと、涼しい顔して元気に競技を続けるライダーとの間に、ボクはこうした法則を密かに見出していました。(いや必ずそうだという事でもありませんが)主催者として一部の特定のメーカーをとやかく言うのはいかがかと思うのですが?(っていつも言っていますが)BMWのラリー2スーツは、素晴らしい!!の一言に尽きます。(なにか強力なセールスマンが存在しているといううわさもありますが・・・)多くの方が着用しているのにはビックリ!!後半になるほど調子を上げた方にもこの着用者多し!!なのです。桐島ローランドさん、川合アユムさんなども平気でBMWのロゴも付いたままで、カッコ良く着て涼しげに走っていましたね。もちろんこのジャケットにも難点が無いわけでも(高い!とか)ありませんし、それ以外にも、もっと高機能なジャケットがあるかもしれませんが・・・・・とにかくボクが見る限りですが、同一メーカーのオートバイの平均的な性能より、このジャケット!パンツもですが・・優れています。オフィシャルウエアのパンツもBMWサマーパンツを採用して過酷な現場で無類の働きを見せましたね。で、こうしたベンチレーションで身体を冷やす!!今回は暑かったけど風は熱風!!じゃなかったですから・・・・・大切な要素として注目されます。
きょうの一枚
うおっ!不時着か?実はエタップ5のSSスタート地点に着陸!!このカラーリングのヘリが1号機!ドクターとカメラマン!!らとボクが乗っていてルート上の安全管理などに大活躍!!なんですが高騰する燃料代と反エコチャレンジなオオグライブリに血の気がうせます、ホント。
2号機はアーミーグリーン!の軍用機で、10kgバックとエアメカ・マネージャーなど有料シートでビバーク間を直接飛びます。オフィシャルは2名アテンドしています。

2005/08/24 (水曜日)

いつものトップページに戻ると、ひとつ前のイベントのリアリティが薄らいでいきます。でOVも復活!!この夏の総括とすれば書きたいことは山のよう・・・なのですが「振り返らない」ボクとしては確かな「次」に向けて歩き出すのでした。えっとSSER 2DAYSは、ついにデイライトだし・・・ガストンライエミーティングは「ファイナル&メモリアル」でガストンが最後に走った・・・あのルートで!!という事。それにしても飽くなき実行力!!はいったいどこから??
今日は香川にある大学に、お邪魔してきました。ボクが数年前にCIの導入計画とデザインをさせていただいた大学・・・担当課長は実は同級生でもあるのですが、いまや地方大学が軒並み定員割れや経営難やという時代にあって、その大学は意気軒昂。キャンパスにはさらに2棟の大型施設が建設中!!でした。赤とんぼが飛び夏休み終わりの大学のキャンパスには、不思議な空気が漂っていました。思わず「求人票、出そうか?」
1ヵ月以上も乗ってなかった愛車レンジローバー!!出発すると急にエアコンが壊れて車内は蒸し風呂!!あわてて事務所に引きかえして・・・・・ほかのクルマに乗り換えようとして「もう一度だけ」とエンジンをかけると、なんと冷風が・・・・・思わず小雪(注:今はいませんがSSERのマスコットだったアラスカンマラミュート犬、メス)を思い出しました。どうしてエコを声高に叫ぶ僕が、この2世代レンジローバー4.6を降りられないかというと、何か無性にやさしさを感じるのです。こうした感覚をクルマに持ったことは実は初めてで、乗るほどに好きになっていくのがハッキリ分かります。「ううむ、さすがは女王陛下のレンジローバーだわい」燃費悪いサイズでかい!故障多い!保障が切れた次の月にはお約束のエアサストラブル!これは生産時にタイマーがセットされているらしい(ウソ)なんか全てが小雪にそっくり。当然通勤はこれ(自転車はどーした!京都議定書の話はどーした!とお怒りの諸兄!ゴメンナサイ)
で新型レンジもいいのですが、やっぱりボクはさらに古いクラシックレンジが欲しい「それだけは止めておきなさい」というのが通のオコトバ!「どーして?」「じゃあ、せめてエアサスをコイルサスに変更したやつか、タマ数は少ないけどもともとのコイルサスモデルにしなさいね」「へーっ、どーして」大きい犬がご飯いっぱい食べるし、散歩が大変だからちっちゃいのにしなさい!みたいな話なのだ。
今日は久しぶりのOVで、ちょっと暴走気味になった。スンマセンBTOUの話とかは、またそのうちに書くでござる。
きょうの一枚
と、いうようなことから久しぶりに小雪の登場となりました。

2005/08/02 (火曜日)

来年2006年はモンゴル建国800年。チンギスハーンがモンゴル高原を統一した年からすでに、いやまだ800年ばかり・・・・奇しくもNHK大河ドラマでは「義経」が連戦連勝神話を築いている時分でしょうか。義経の死後すぐに起こるチンギスハーンと、東北から大陸へと逃れたのではないかという義経にロマンを描いたお伽噺のような「チンギスハーン義経説」でもNHK大河ドラマ「義経」の翌年がチンギスハーンの建国800年と、妙な符号が、いまさらながらに草原の夢を掻き立てるではないですか。そういえばチンギスハーンも白い馬を好みましたし、たしか義経もそうではなかったですかね。あの奇襲攻撃的な騎馬隊の作戦も似てるし・・・・ってなにか小説でもなかったですかね。今年の年末までにそんな本出せばうまく売れますよキット!!
さてウランバートル!例年より涼しくて、ご機嫌です。仕事は忙しいのですが、日本の夏のようなところは仕事する環境ではないですね。先進国で一番暑いキャピタルタウンじゃないですかね。もちろん北京も上海も暑いには暑いのですが・・・・・・
 

 

Organisation Voice 2005/07

2005/07/28 (木曜日)

 
ボクは日中友好協会の会員でして、昨日はわが協会主催の松山でシンポジウムがあって、この忙しいのに!行ってきました。会のあとの懇親会では中国政府要人と強いパイプを持つ大物政治家先生と親しくお話をした挙句、思わず「SOS」を発してしまいました。というのもその先生はすでに「BEIJING-ULANBAATARで苦労している男がいる」というのをこれまた地元の先生を通じて知っていてくださいました。「おおっ、あなたでしたか」と言われてちょっとボクは大感激。
政府が出来なくても僕は強い「政教分離」じゃなくて「政ラリー分離」って変!?の精神でやってきてたのですが・・・でもその超大物政治家先生は、まさに超大物という感じで、いや実に気持ちが良かった。ファンになっちゃった!のでした。
さて中国と日本の関係・・・この夏が最悪のピークで、これからは良くなっていくのだと感じています。マスコミの問題、マスコミを批判する勢力の問題、右左のバランス感覚。これからは思いがけず考えていたり論じていたことを自分でも見直さなければならないという思いに立ちました。
さあもう出発の時刻が近づいてきました。
きょうの一枚
もうすぐ!こんなところに行きますよん!DUNE!NUDE!ありゃ!

2005/07/27 (水曜日)

台風は関東に被害を与えながら北上!先の地震といい今回の台風!皆様には被害はありませんでしたでしょうか?お見舞い申し上げます。東京都の地震情報に関しての問題が指摘されていました。災害時には特に正確な情報をいち早く系統的に収拾し、必要な箇所に伝える、ということが最優先です。先に立ち上げたPDRというNPOもまさにそうした思いからスタートしています。実に正鵠を射ていると言う思いがします。
またわたしどもの主催するBTOUも、過去の経験に立ち、さまざまな取り組みを「出来る限り」行っていきます。通常の社会生活も、また危険を伴うと思われがちな海外ラリーも、きちんと自分でリスクマネジメントしておくことが必要です。笑い話ですが、ボクがヘリの中で離陸後は通路に置かれるタラップをさして「墜落した時に、そのタラップが危ないから固定して」と大笑いをされました。「落ちたらそれどころじゃない!」「・・・・・」ボクは真剣に怒りました。「それでも助かろうとする気持ちが無ければだめだ」と思うのです。飛行機に乗ると必ず枕と毛布をもらいます。非常時は枕の上からベルトをかけて、「衝撃回避姿勢は頚椎損傷の原因、航空機の緊急着陸で逃げ遅れる原因は首とおなかの損傷で動けなくなることだ。脱出には毛布が必要だ」なんてマジに思ってるんだから、みんな訝しがるよね。でもそれもささやかな自己流だけどリスクマネジメント。
話は変わりますが、非常に大好きだった杉浦日向子さんが亡くなられた。ボクよりも若い!とは存じ上げなかったが・・・彼女を通して日本の文化や江戸の情緒ひいては日本の美意識をいつも感じていました。彼女こそはポスト白洲正子さんだなあと感じていましたのに。ご冥福をお祈りします。
さて、元気にBTOUの実質的なオペレーションです。スペースシャトルも打ち上げ成功!困難を乗り越えて行く姿は人間の逞しさ美しさを見せてくれます。「挑む姿は美しい」かつてのパリダカのスポンサーでパリダカのもっとも困難な時代を支えた(もっとみんな感謝すべきなのですが)パイオニアの当時のラリー支援のためのキャッチフレーズ!です。まさにパイオニアという先駆者に敬意を表しつつ皆さんに「挑む姿は、常に、美しい」常にを追加しました。
きょうの一枚
草原の道。豊かなモンゴルの空間と遊牧民たちの生活をつなぐ道。物心ついた頃からコンクリートやアスファルトに固められた道しか知らない我々には、これを「遅れてる」と見てた20世紀。今はモンゴルの高度な自然のリサイクル性に未来を感じます。って分かりにくいか?

2005/07/26 (火曜日)

すっかり更新をサボっていました。またすぐに北京に向かいますのでこの数日間でも、まめに書かなくては・・・と気を改めています。
通りといわず家々の庭先には、僕のとても好きな、さるすべりの花が咲き乱れています。木につける花の中でもとても好きな花です。そしてこの花を見ると、なぜだか昔から中国を連想します。木や花の姿かたちが僕の思うところの中国的なものなのです。ゆるやかに弧を描きながら伸びやかな枝先。何か美しい中国の農村や桃源郷やらをイメージして仕方が無いのです。
そんな古くからの思いも後押しをして、さるすべりの花の咲く頃に日本を出発していよいよBEIJING-ULANBAATAR2005はスタートします。
ここまで多くの困難と問題を乗り越えて開催にこぎつけたのですが、ここに最後の大きな一山を迎えた!という感じです。さまざまに変化する国際関係、中国の高度成長とヘゲモニー、エネルギー事情の悪化と呼応する環境問題の悪化、近代史的東アジアの人々の思い、日中の軋轢、6カ国会議、抗日戦勝60周年記念キャンペーンは8月15日に向けて、メディアをあげて展開中。靖国問題はさまざまな問題の着火剤であり燃料となり、モノの本質や是非を論じられることなく、ムードやミスリードで形成された「思い」の蹉跌で繰り返されていきます。是非をいうのではありませんが、あまりにも困難な局面。
きょうの一枚
なにかこうスカッ!と行こう!!ということで今日は青い空。頑張って現地からも大会スタートまでOVを送り続けます。ではまた青い空の下で・・・・・。

2005/07/20 (水曜日)

暑い!のでしょうが、ボクは1日中冷房の効いたところから1歩も出ずにですね・・・だから本当に暑いのかどうかさえ分からないままなのです。
そろそろ冷房から飛び出して、現地にいかにゃなりません。おっ、台風5号も中国に行っていますね。その影響ではありませんが天候不順で、北京も連日の大雨の模様。天津からの連絡でも濃霧?!と大雨で混乱中!?の様子です。全く異常気象じゃなかった気候変動のなせる業でしょうか。困ったものです。大きな被害が出なければいいですね。全世界的な異常気象じゃなかった気候変動?は今年のダカールにも顕著でしたね。例年なら1月末からはじまる砂嵐が、初旬から吹き荒れてラリー期間中ずっと大変でしたものね。
いよいよ最終のルートインフォメーションも発表になって(って遅くなってごめんなさい)カウントダウンが始まっています。今回はエコチャレンジ部門がいますので楽しみも二倍!エコチャレンジのチェックカード案も本日完成なり。
ETAP4とETAP5で走行ルートが一部分かれます。ラリーはデューンへ!エコは迂回でナビが難しかったりします。ETAP-4はSSゴール後にリエゾンでデューンへ!ここは両部門とも走行します。お楽しみに・・・・
きょうの一枚
そのデューンです。この轍を行くと、まあ大丈夫ですが左のビッグデューンに入っていけばビバークはすぐです???遊ぶヒトのための3時間か!格闘するヒトのための3時間か?とにかく3時間で27kmの距離を走るです。がんばれ!ミニ!プリウス!スーパーカブ!!いや、みんな頑張れ!!

2005/07/19 (火曜日)

暑い!死ぬ!!クッソー!芝生の上の白塗りの、ジャロジーの風通しのいい百葉箱の中の気温計で測った気象台の言う数字なんか、誰がまじめに聞いて!「ふーん36度」なんて言っているの?!
黒い車の締め切った窓の中の気温も、参考として発表して出したらどうなん?!今朝のワイドショー?では「異常気象ではなく気候変動」だそうで「フムフム」と聞いておりました。気候変動とは全く大賛成!!その通り!
と、やけに機嫌が悪いのは、単に暑いからだけではなくて、やらないといけないこととアポイントの多さと、暑さと、中国の連中ときたら全く・・・・・なわけで、やっと書きあがったコマ地図を入稿して(印刷に出すことね)ルートインフォメーションを書いて、タイミングチャートに悩んで・・・たら3日間の連休なんて露と消えちゃいましたよ、全く。
これから、地図への精密な落とし込みと、チェックカード作って、おまけに最終的なロジスティックプランを作って、燃料の輸送計画、オフィシャルの展開を検討して、ってものすごい量の頭を使う作業があるというのに、僕の頭の中のHDDはもう容量不足気味!
きょうの一枚
なんと、ゴビのピストクロスに道路標識が・・・左右をよく見て?!渡りましょう。それにしてもオーバースピードに注意だね!ピストクロスは結構固いよ!

2005/07/15 (金曜日)

神戸の車検も慌ただしく過ぎて、なんかのんびり出来ないというのが残念です。のんびりするためには、ひとつしか法則が無いと思います!それは、何でも早くすること!です。でもそのためには余裕のある資金が必要。「貧すれば鈍す」というのも、まあこういうことです。
お金があればのんびり出来る!というのも情けない発想でありますな。事実だけど。「何でも早くすると、のんびり出来る」というアイデアが、ルートブックを皆様のリクエストに答えて事前配布する!!ということでしたね。ということは一日も早い仕上げ!つまりブラッシュアップと確認作業。印刷製本が必要になっています。印刷屋さんとの約束は実は本日入稿!!まず難しい多ページ少部数の印刷は、実はかなり大変なのでありますよ。
また内容や数字の確認作業は、モノがものだけに通常の印刷物の「校正」と一線を画します。とにかくボクの忙しさを悪化させるのは中国事情と、コマ地図!!と言っても過言ではありません。きっとコマ地図制作に費やすみんなのエネルギーと熱意!!なんて見たら感動しますよ!でもって、封筒に詰めて宛名書いて、おそらく配達証明郵便かなんかになるでしょうし・・・金額も結構だしね。なかなかこうした国際大会の運営というものは、厳しいよね。それを支えるパッション!という得体の知れないものが大きなモチベーションになるのですが・・・・・どうか、ボクにのんびりした、たった半日ほどの時間を、そうしたら心入れ変えて、口ばっかじゃなく、ちゃんと作業しますけん。
きょうの一枚
カテゴリー分けに悩んだ菅原さんのマシン。それにしてもいつもチャレンジング!

2005/07/13 (水曜日)

i-podただいま2000曲インポート済み!で、これの全曲再生すると1週間かかるほど。クラシックとかもたくさん入ってるんで・・・で、これと競争するようにコマ地図を描いています。これには某秘密のサイトが重宝!これはちょっと教えられない!!けど特別に・・・GOOGLE EARTH「何だそんなの知っているわ!」という諸兄には失礼。ちょっと400USDも払うと、いや払わなくてもそこそこに、GPSの座標を見ながら地球を拡大していけば、自分の家の前やらゾーモットの井戸に至るあの枯れ川の様子まで、「確認できる!」ボクは村を抜けるルートを確認するために有料の詳細画面に出来るような契約を!!!したいんだけど「電話で申し込む」というところで「またにしよう」なんて気弱なこと思っています。でもすごいよ。普通に見られるものでも、コマ地図書くのにヘルプになるんだから驚きでしょ!!TBIも行かなくてもコマズが書ける!ナワケナイカ!
で、北京を出発したコマ地図は、やっと国境を越えたあたり。i-podではジャンル別の再生で、やっとJazzの400曲が終わったので、ラテンの350曲に挑戦!!国境を越えると測距システムが変更になるので要注意です。モンゴル国内は日本の高速道で補正を取って行ったマップツイン4輪駆動のスピードメーターの分岐ラインで測定しています。
きょうの一枚
ロッククライミング中のスガワラテルヒト!試走中のひとコマ。ここがその壁画のある岩山で、彼はコーラを飲んでいます。これが病的にコーラが好きで・・・・おかげで試走隊の荷物はコーラだらけ。今回BTOUでカミオンバレイ隊の隊長を務めるる予定。運悪くリタイアしたら、コーラだけにはありつけるかもです。今回はリタイア者もカミオンの荷台!なんてことはなく冷房の効いたオフィシャルカーにご乗車いただけます・・・・ってすごくない?でそんなことより彼は、「パリダカのディープな世界」の原稿は送ってこないは、内容は脱線しまくるわで・・・・・こらっ!早く降りてきなさいっ!!てば。

2005/07/12 (火曜日)

どうもスーパーカブのエコチャレンジへの参加が、各紙の全国版に紹介されたり、ワイドショーに取り上げられたりと・・・大騒ぎになっています。で、事務所にもさまざまな問い合わせの電話がかかってきます。我々はそれが専門の事務所だからいいようなものの・・・坂本さんはそれは大変なのではないだろうか?と心配になっちゃいます。彼はガンバってます。なにをって?それは7月の成績を!です。「死ぬ気になって頑張る」そうで、それが応援してくれている同僚や先輩、後輩への態度というものですと「男やなあ・・・」でも神戸で見た彼は疲れてました。前日は壮行会!「寝ずに来ました」「・・・・・」「ハハハハ」「坂本さん、顔、青いですよ。」とまれ、たった1台のスーパーカブでの挑戦が、こんなに勇気と夢を与えてくれるようになるとは、です。
いやそれ以外にもミニやプリウスの挑戦。ベスパ、なかなかに日本人もやるもんだわい!ときっとフランスの好事家もほくそえむ事でしょう。熱い夏は、もうそこまで。熱闘BTOU・・・日本中が大注目ですぞい。
きょうの一枚
その坂本さん。お疲れをものともせずに、車検パス!

2005/07/11 (月曜日)

7.10 KOBE!!遠路よりご参加の選手の皆さん!またオフィシャルの皆さん!大変お疲れ様でした。日曜日の港湾エリアは不思議な雰囲気、いまにも降り出しそうな雨も最後までもってOK!でしたね。イベントの性格からも、かつてのようなエキシビションホールなどで開催が出来なくて、雨や暑さに困らせられるかなあ?と思っていたのですが、なんとも際どいながらも無事に終了でした。
参加車両やセットアップも確実に良くなっていて、エコチャレンジ併設とはいえ、やはり参加車両のバリーエーションの豊かさなど、なかなかです。皆さんともっとお話がしたかったのですが、余裕がなくてごめんなさい!!会場をあとにしたのは10時松山に帰り着いたのが1時30分!!短いような長いような道のりでした。今日からはルートブックの清書やマップの作成やらと次のステージに進みます。これまで過酷一辺倒だったラリーレイドモンゴルから、今回より「もっと愉しく愉快な」ラリーになるような気がします。
素敵なビバークランキング
1位・・・だんぜんゾーモットといいたいところですが、今回はエタップ4ビバーク名は当初より変更して「ホンゴル」と呼びます。目の前のデューン、ビールとシャワー!!その日のSSも美しく感動的!!
2位・・・ゾーモット・・・早くついてね。3位・・・ここも予定変更で「アルベイヘール」標高があり少しこの日のみ防寒が必要かも、ひょっとしたら足元はエーデルワイスの群生かも。てなとこかな。
きょうの一枚
BTOU車検会場のローバーミニ、、、ちょっと俯瞰で。色も良いしテイストもなかなか。チャレンジに拍手

2005/07/08 (金曜日)

お待たせしました。エントリーリストを発表いたします。4月におきた中国の反日デモで出場を取りやめられた方も少なくありませんが、競技参加者数は過去最大です。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。
きょうの一枚
最終チェックの走り込みから帰ってきました。今度のマシンはカッチョイイデス。仕事そっちのけで没頭してます。という、上田拓さんのマシンです。

2005/07/06 (水曜日)

最近は他国の国際空港で、見慣れないカラーリングの旅客機を良く見かけるようになった。航空業界が再編されて行くさまを見ているのかもしれない。アメリカの航空業界もあの事件以来一体どんなになってしまってるんだろう・・・などとぼんやり考えていた。北京の空港は午前の便が多く、7時前からターミナル前のクルマ寄せからして大渋滞。ようやくの思いで車を降りるや、まあどうしてこんなにというくらい人人人・・・要領の分からないヒトのほうが多く、まずは何故だか税関申告書を書く。人ごみを掻き分けカウンターロビーに入るや、どこもかしこも長蛇の列。「へっ」とばかりに取り出すのはCAのメンバーズカード!専用のチェックインカウンターは誰もいない!!1分でチェックインを済ますと、後ろから数人がカウンター目指して突進!!カウンターのお姉さんは「カードは?」「???」「ここは会員の専用カウンターなのよ」「・・・・」「さあ、向こうへ行ってちょうだい!」と厳しい。走ってきた数人は人数が膨れ上がって20人くらいになってる。僕を鬼のような形相で見てる!!で、また最初並んでた列の最後尾に並ばされて「ЭиЩЯ***!!!」「бд£2再会的**最低!!!」でまた出国カウンターで並ぶ並ぶ!!そんなこんなで2時間前に到着しても僕は1時間ほど前に出発ゲートに着いたけど、あの人たちはまた1時間後に出発ロビーの中を走り回ってました。で、そんな人に限ってこれまた大荷物!!こけたりしてる。
さて、そんなことより中国サイドからのニュース!!懸念が拡大中!!8月15日の抗日勝利に向けた愛国キャンペーンを、大々的に展開することが決定!!当初は日中関係のこれ以上の悪化を避けよう、と政府はこうしたことを自粛する予定だったのだが、最近の国民感情を考えて大々的に実施することに・・・テレビでは連日抗日戦争勝利60周年キャンペーンを展開し始めた。「当局はこの夏、激しいキャンペーンを展開する。」・・・・・日本人観光客はこの夏、中国には・・・・・というようなメッセージ。さて、また北京に行かなくてはならなくなったかも・・・・・報道と実際の違い、そこにあるリスクをどうするのかという実に頭の痛い問題。「・・・・・・・」ではまた、明日は東京ナイト!!その足で北京に行くかも。
きょうの一枚
予定のルートの近くに、石器時代の壁画があるので行こう!ということになった。ルートを少し変更すれば、RCPもそこで出来るでは・・・とみんな期待を込めてGPS便りにたどり着いた。そこには社会主義の時代は入れないように、大きな柵が巡らされ管理小屋のあともある。少し黒い岩肌が、ほかのどこよりも風化されにくそうな感じで、あちらこちらに宗教的な儀式でかかれたようなもの、宇宙人のような姿など無数。サンスクリット語で書かれたものはおそらく近世のもの、保護されにくいこうした場所に、少しの戸惑いを覚える。ラリールートをここに延ばすことは、結果できなかった。こうした遺跡を、どうすればいいのかしら。

2005/07/05 (火曜日)

郵政民営化法案!衆議院で可決されましたねえ。・・・が、コメントは差し控えます。また連日のテレビでのあの兄弟げんか!マスコミがあまりにも稚拙すぎませんか?「ほって置く」のが一番いい対処法なのに。ああいう番組に出ている弁護士もいかがかと思いますが、まあ日本は平和です。いや、いまそこにある危機に気付かず、惰眠をむさぼっているだけなのでしょうか。
そんなことより昨今の宇宙ブーム!!アメリカの独立記念日の昨日は、ディープインパクト!!重さ370kgあまりの銅製の1立法メートルほどの彗星探査機の子機を、ナントカ彗星の核に衝突させることに成功したそうな。核は14km×4.6km。時速37000kmで衝突!!これで原始の宇宙に迫れるんだそうな。一方スペースシャトルは運転再開?あの悲惨な事故から何年?これからは再び本格的な宇宙探査と開発の時代に入るのか?
今そこにある危機のひとつは環境問題。G8で話し合われる予定の温暖化防止に向けた取り組みにも、米国の意志が強く、何かとうまく行ってない様子。困り者です。
全地球的な安全、環境意識。危機意識。ものすごく国によって個人によって温度差があります。日本でもまだ高速道の料金所を出たあたりのアキ缶などのゴミのやま!車から投げ捨てるタバコにペットボトル・・・一刻の油断もなりませんぞ。
きょうの一枚
Reconnaissance
ラリー用語です。ルコネサンス通常はレッキと呼びます。語源は偵察の意味です。海外のラリーなどの試走チームは車にRECO…と書いたゼッケンをつけて走ります。日本的には「レッキ」と言ってしまうと参加者によるコース試走の意味に捉えられてしまいます。試走・・・もう少し良い呼び名がないかなあといつも考えてしまいます。案外「偵察」もいいかもです。思想の旅は素晴らしいものです。

2005/07/04 (月曜日)

帰国しました。帰ってみれば四国では、最悪の事態かと思われた雨不足も一転!今度は集中豪雨で被害が出始めていて、昨夏の悪夢がよみがえります。なんというか「ちょうど良い・・・」ということがないのでしょうか。
ボクはというと・・・最近の平井商店街でも紹介したSONYのノイズキャンセル型のヘッドホンが届いて・・・まあこんな製品があるのなら、どうしてもっと早く使わなかったのか!!と悔やまれるほどで・・・すごい集中力ができてキーボードに向かっていますけん。早く発電機の横で寝たいよ!と思うくらい。ついでにi-podなんかつないで、マリア・カラスのアリアでひとり悦にいってしまう!!という暴挙ぶり。でもこのヘッドホンにはモニターボタンが付いていて、これを押すと外の音も聞こえてきます。
えー、この週末はBTOUのメディカルチームによる作業が行われていました。大量の医療器具や医薬品をどのように仕分けして、取捨選択をするか?エントラントのスペアパーツ選びにも似ていて、かついかに運ぶか?もかなり難しい問題なのですが・・・・苦闘しています。僕が特に力を入れているのは、ルートのことを除けば、メディカル関係。まあラリー運営の最大のテーマ!!ヨーロッパのように外注丸投げ!が出来る先がありません。もちろん燃料手配とその輸送や、食糧の供給と部隊のアサイメント、移動のためのフォーメーションなど・・・・・日本国内のTBIやTDNとは比べ物にならない難解さで、かつ困難ぶりです・・・・・なんのモチベーションがかくも大変で困難で、気の遠くなるような作業に向かわせるのでしょうか???どこか無茶な方程式に向かう数学者のようなものかね。
事務所内では、もう1ヶ月以上、足の踏み場もないくらいの機材と作業量・・・ホントにみんな良く頑張ってるなあ!!!という感じなのであります。それとメールの発達のおかげでの問い合わせの多さ!!丁寧にお答えするためだけにひとりは完全にこれに忙殺されます。忙殺・・・・・なるほどボウサツ!
きょうの一枚
時間のない銀行マンは、集中豪雨の中、光軸調整をかねたナイトランに出撃!!までは良かったのですがHID不調で帰ってきた模様。時間がない!!

2005/07/01 (金曜日)

中国は猛暑だ。それでも北京の郊外の水田には水が張られていて、青々とした苗が育っている。でも暑い。先週末は天津では41℃北京でも39℃「・・・・・」来週は北京も41℃の予報。少し歩いてみたのですが、5分でギブアップ!!ホテルへ飛んで帰ってTシャツを脱いで汗を搾ったら・・・・「おお!これは痩せる!」町いく女の子たちは結構あられもない格好!!男たちはTシャツを胸まで捲り上げておなかを出しているのが中国式のスタイル・・・これはよくボクも事務所でやるので・・・これからは、やめようと思います。
ホテルのエアコンは効きすぎていて・・・寒い!!寒いのでオフにすると暑いので窓を開けて寝ますが、それでも寒い!!電力不足はどうしたのだろうか??昔はこれほど暑くなかったのだそうであります。さて最大の問題は、これから始まる猛暑休暇!!電力不足に対応して8月14日まで約5000の事業所などに強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・これによる影響をどのように測定するか・・・協議に入ります。
ところで黄土高原・・・の黄色い粉のような土は、ボクはてっきり黄砂の原因だけで栄養がないのだと思っていました。これがひとたび水を含むと肥沃な栄養たっぷりの土壌になるのだそうでありますな。これからも食料自給率を上げたい中国は輸出してくれなくなるから(元も切り上げられることだし)日本も食糧自給率を上げないといかんね。
ラリーの食料も何トン??選手、役員、ヘリのパイロットまで供給するべき共に旅する人数は200人!!中国のホテルの手配もまあ大変。2008年8月は北京オリンピック!「そんときはどうする?」「大丈夫!」「お前、何でも大丈夫!大丈夫!って言うなよ!」「大丈夫。選手は選手村に泊まるから」「何にも分かってないなあ」
きょうの一枚
ホンゴル砂丘とオボー!昔はここにもはっきりとした道があったのでしょう。この砂丘は生きています。
 

Organisation Voice 2005/06

2005/06/29 (水曜日)

WTOに加盟した中国は知財管理をはじめました。国家知的財産権保護作業チームというのがこの8月まで集中取締りを行う予定を12月まで延期すると発表。記者会見では「知的財産や版権の侵害を認めない」という姿勢を貫くのでありますが・・・北京の有名なコピー商品だけの百貨店は、相変わらず大賑わい??ロレックスはいうに及ばず、パネライからジャガー・ルクルトの新作まで!ところ狭し!「BMWのNEW-7シリーズのコピーも80万円から!新車ですよ」って見てみたいと思うのがおかしい??こうした文化は急速にはなくならないのでしょうが・・・器用なものです。昔は日本人もひょっとしたら世界から、そう見られていたのかもと思うとぞっとしますね。
きょうの一枚
山へ向かうピスト。正面のイヒボグド山へ向かいます。大きな扇状地、手前を左へ進路を取ります。山が近くなると穴が増える!という原則を覚えてください。BTOU2005ミニ写真館より

2005/06/28 (火曜日)

 
 
今日のOVは猛暑と喧騒のBEIJINGからお届けします。
BEIJING 2008 といえばオリンピック!「そうか8月開催か?2008年はBEIJING-ULANBAATARは、スタート地を変えたほうがいいかもね・・・」なんて遠い目をしています。それにしてもこの地の8月にやりますか?!オリンピックを・・・来週の天気予報では(7月初旬ですよ)・・・最高気温は北京では39℃って発表されています。さきのOVでは8月にはいってから猛暑休業と書きましたが、実は7月から実施されるそうで、まもなくこの都市は麻痺状態に なる見込みです。ホテルのロビーの空調の温度も公安がチェックするのだそうであります。
「・・・・・・・」
悩む僕
「・・・・・・・」
中国の担当者
「食欲がない・・・」
「?????」
それでも北京の夜は更けていくのであります。
ラリーの公式時間は各地のローカルタイムを使います。と言っても中国国内のみ-1時間で、モンゴルでは日本時間と同じです。また中国では次のように表記します。スタート7:00(日本時間8:00)という風にですので間違えることはないと思いますが・・・。
きょうの一枚
祝!梅雨明け!ということで久々の奄美。素晴らしい夏がやってきていることでしょう。また訪れたいところです。

2005/06/27 (月曜日)

原油高騰続く!!世界の石油需要は驚異的に伸び、生産量が追いつかない逼迫した状況が続いています。これは中国の需要急増が主原因ですが、これからも原油の利権を争う20世紀型の動向は続きそうです。いやですね。
また航空業界も運賃の値上げを打ち出しています。中国やモンゴルのガソリンも高騰。日本並みというかもうガソリン代などは世界的に標準化していくのではないかと。とまれこの夏のラリー・・・ガソリンの調達に暗雲??また中国国内では未曾有の電力危機!!この夏は企業には強制的に夏の期間中の営業停止や操業停止で8月1日から14日まで強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・ピンチ!だSSER!というわけで、明日にも早速北京に飛んで、状況の確認とレポートを行います。関係先とのミーティングも。ガソリンの確保もだ!という四国は強烈な水不足!デイアフタートゥモローは、もうすぐ?
デイアフタートゥモローで思い出したけど、だいたいアメリカの原油価格も、昨年の超大型ハリケーンのたびに高騰したというではないですか。こうした世界的な危機にも金を儲けてやろう!という原油逼迫に便乗した投機筋のマネーもこの価格高騰に拍車をかけているはず。いよいよ次世代エネルギーへのバトンタッチのはずなのですが、なかなか次世代エネルギーが本格的に姿を現しません。
ゴビ砂漠では中国の火力発電所つまり北京と上海のエアコンの電源!石炭の需要が高まっていて大騒ぎ。ついでにあんなにたくさんいた野生動物も中国人が根こそぎ持って行ってるので・・・・・
中国人と食事をしてのお話
「そんなにたくさん頼んでも食べられませんよ」
「大丈夫」
「こんなに残して、もったいないですよ」
「大丈夫」
「まもなく世界的に緊迫した食糧危機になるんですよ」
「そんなわけないですよ」
「・・・・・・・」
「???????」
「・・・・・・・」
公共広告機構は中国でもCM流すべきです。
まあパートナーの国のコメントはこのくらいにしておかなきゃ。
きょうの一枚
ミニがシェイクダウンテスト中!車高も高めで少し安心!!やってくれるかなあ。ということで今日はミニとベスパ!この夏2つの話題!というか・・・

2005/06/24 (金曜日)

御礼とちょっとBTOUのプチインフォメーション

いくつかのモンゴル選手用車両の大変心温まるご紹介をいただいており感謝です。いま先方にも問い合わせたりと調整中!です。あまりもの事務所の多忙でそれぞれへのご連絡が充分でない点お詫びいたします。
ゲルにお泊りの方は、お申し込みの方全員の分が確保できています。それでも不安なのは分からなくはないのですが、ご安心下さい。食器の携行もレギュレーションで求めていない!と言うことは不要だということです。フラリとレストランテントにお越し下さい。グリーンプラスチック製などの耐環境性能の高いものを用意しています。またついでにお話しますと、今回から合成洗剤の使用を中止する予定です。ゾーモットの井戸では洗剤・石鹸・シャンプーの使用を禁止しようと考えています。非常に貴重なゴビの泉で、野生動物やラクダ達の生命の泉です。という風に今回のラリーではエコチャレンジ部門も併設されるのですから、もう少し進んだ環境意識を持ちたいと考えています。完璧というわけにはいきませんが、ぜひご協力下さい。またモンゴル人参加者たちにも、そうした意識を伝えるのも我々の役目かもしれませんので「モンゴル人は出来ていないのに!何で自分たちだけ!!」というような狭小な考えをちょっとここは伏せておいてください。
持ち込む全ての物は持ち帰ってください。仕方ないトイレットペーパーなどは水溶性のものでウエットティッシュなど水に解けない物の使用は出来ません。ランチパックは前日のゴミが揃っていなければ当日の物をお渡しできません。とまあこのあとのインフォメーションで書く予定のことを書きました。参加される方は少し気に留めておいてください。参加されない方も・・・環境にも意識してるのね!というご理解をいただければ幸いです。ボクはこのあとまたあの暑い北京に行かなければなりません・・・暑くて食欲がないときの北京のなんとむなしいことか・・・。
きょうの一枚
なんと草原に野戦砲が・・・これもルートブックに出てきます。エタップ7のスタートしてまもなくの所です。ここは旧ソ連時代のコルホーズの中を走るルート!雨雲に大砲を打ち込んで雨を降らせるのだと言うではありませんか!松山の自衛隊にもちょっとやってもらわないといけないかもの雨不足!!

2005/06/23 (木曜日)

「元とはいったいナニだったか」

中国の通貨は「元」ですがなぜか紙幣には「圓」と書かれています。発音は「ユアン」です。これはどういうことか?は知っている人が居たら教えてください。いや通貨の「元」のお話をするつもりじゃなかったのですが、かき始めたついでに言うと、僕の最大の不安は実は昨今ウワサされている「元の切り上げ!!」のことです。元は対ドルが固定されていて1USDが8元くらいです。これがまあ最近の経済成長から見たら「安すぎる」のです。中国経済は輸出依存ですから安いほど有利なわけで、これがプラザ合意のあとの円みたいになると、世界の工場!というわけには行かなくなるわけです。人件費も上がり元も今の倍くらいの為替水準になれば、国際競争力を失ってしまうのは明白です。まあ政府による切り上げか自由相場制への移行か知りませんが臨界点には来ていることは事実で、中国進出企業はどのように対応を考えているんでしょうか。
仮に変動相場制に移行したとしても市場のことなので、確実なことは何一つないのですが、日本もプラザ合意(SSERの第1回大会の時だったから1985年)のあと1ドル240円から120円まで急進していきました。つまり円の価値は倍になったわけです。流行ったのは海外旅行(さあ旅行業 関係の皆さん中国語ですぞ)行き詰ったのは輸出産業(さあ現地に工場をお持ちの皆さん、どうしますか)その頃はまだバブル期でしたから「知価革命」とかって本なんかが脚光を浴びて、ビジネスのカタチに大きな変化が見られるようになりました。同時に安い労働市場を求めてNIESとかNICSなんて言葉と共に、そうした国々への工場移転が始まりました。消費力旺盛な今の中国も、流石に元が2倍くらいに跳ね上がると急速な原油輸入国、食糧輸入国になった今、どうにも立ち行かなくなる可能性が出てきます。そうすると今度は元が下がってきて・・・という繰り返しかもしれません。
僕たちの住む田舎の都市でも市街地は地価が高く郊外へのドーナツ化現象があの頃から起きて、今では旧市街地は子供が居なくて小学校は統合したり住宅街は歯抜けだらけ、で郊外よりも土地はまだ少し高いのですが家族の生涯交通費を計算すると市街地がはるかに安いという計算が成り立ちます。
ボクンチは今や繁華街から徒歩圏内の松山の一等地!?数年前までは飲んでタクシー!で帰ると3000円!で次の日もタクシー出勤!往復5000円月に10回で5万円で年間60万円を20年間やっていましたから、飲み代のほかに1200万円を・・・・・って一体何の話になってるんでしょうか。で日本中国、一番儲けているのはタクシーならぬ海運業。未曾有の好景気なの!知っていました?
本当は今日は「元王朝の興亡」について書くつもりだったのに。
きょうの一枚
草原で心惹かれた井戸。何ともいえぬアートな空気。

2005/06/22 (水曜日)

BEIJING-ULANBAATAR 2005 ETAP-4
「奇跡のような一日」

なぜこの日のことだけ突然書くのか?それは初めて特別な許可を取って、これまで10年間ラリーが入れなかったエリアに入る日だから・・・・・なのですが、それは10年来の夢でもありました。モンゴル国自然環境省の副大臣に直接談判していただいた貴重な許可であります。それ以外にもこのエタップには新しい試みが用意されてもいます。スタートするや「おや?サハラか!」というような風景が現れます。ニジェールやアルジェリアの奥、アルジェリアといえば、オリオールが「ホッガー」という新しいラリーを開催するみたいですね。ホッガーはフーコー牧師のエルミタージュのある神秘的な山です。かつてのパリダカールでは、このホッガーのアセクラムの石だらけのヒルクライムに苦労したものです・・・・・。
話がそれた。まあそんな風景が連続。そして紛れもなくテネレのような大地。そして砂漠の中の並木に驚きます。ある村は、まるでテジカジャ(モーリタニア)のよう。そしてSSをフィニッシュすると短いリエゾンで砂丘に挑みます。ゴールすると直ちにパルクフェルメが求められるリエゾンは3時間で20kmあまりを進まなければなりません。東西100kmに及ぶ美しい砂丘を、何とか渡るルートを見つけなければならないのです。エコチャレンジもここでは同じルートを通ります。
ゴールまでに明日のスタート準備をするか、明日のスタートもリエゾンですから、そこで対応するか?3時間を過ぎるとペナルティが加算され始めます。まあパリダカで言うマラソンエタップ。リエゾンを設置することで、少しばかりリライアビリティな感じでしょうか。
さらにビバークにはカフェ、シャワー、冷えたビール!!まさに砂漠の中のオアシス。駱駝に乗って砂丘ツアーも出来たりなんかします。で、パルクフェルメで夜は静かで美しい時間。この日は発電機もお休みです。
きょうの一枚
やがて砂っぽくなって砂丘地帯に。これまでに憧れ続けて許可の取れなかった砂丘。エタップ4です。ビバークからも眺められて、ビバークは快適!冷えたビールも大量発注済!ベッドだし。

2005/06/21 (火曜日)

今日も地元TVの取材はスーパーカブネタ。昨夜もどこかのTV で、ちょっと前にはNHKで・・・・・一帯このムーブメントは何としたことでしょう。「果たしてスーパーカブは完走できるか?」という厳しい質問には「きょうの一枚」でお答えします。これ、マジで走っています。で、全然お気に入りで走っているわけではなくて、年老いた遊牧民の一家が走っています。「この車と交換する?」と聞けば大喜びで替えてくれるのでしょうが、ボクたちでは走らせても保たせることが出来ないでしょう。こんな車がマニアではなく普通に生活の足で走っているのって、もう世界中に無いかもでしょ。しかもガンガンのオフロード!!ミニは?カブは?ベスパは?はたまたプリウスは?と2005年の夏は心配ネタが尽きませんねえ。あと靖国と???

2005/06/28 (月曜日)

ただいま・・・・・
「クールビズに意義あり!!」
すっかり留守をしていると、面白いことが国内で起きている。クールビズだそうで、「パジャマDeオジャマ」かと間違えてしまった。滑稽なのである。地球温暖化防止のため?なのだそうだが。TPOはどこへ行った!?オフィスでがんがん働くためにあんなスタイルもまあ100歩譲ろう。でも世界のメディアが伝える官房長官などのプレスカンファレンスには、ビシッとドレスアップしなければならない。
ホリエモンのTシャツ姿を「テレビの前に出るのにいかがか?」と言った連中はどうした?ホリエモンのTシャツより、相当に趣味が悪く、かつかっこ悪い。嘆かわしい。およそ人前に出る姿ではない。28℃にエアコンを設定しても、ドレスアップできないわけ無い。サマーウーステッドをオシャレに着こなして涼しい顔をしているのが粋というもので、大体そんなに身体を動かさないし、新陳代謝もそう多くない年齢に達しかけた彼らが・・・まさか広告塔のつもりになると思っているのなら逆効果だからおやめなさい。
と、ルートインフォメーションでも書くのならいざ知らず、こんなことを書いてしまった。明日役所に行くのにアロハシャツ着て行ってやろう。「それにしても日本は暑い」モンゴルウランバートルは人間の快適な環境はこうだ!てな気温と湿度。冬のことはともかく・・・・・
「リタイアしてからが○○だ。」
カミオンバレイ部隊の概要が決まりつつあります。彼らはZ-1とか、Zではじまるゼッケンをつけます。アルファベットの最後の文字から、これが最後尾ですよ。という意味です。これに連動してM-1とMではじまるゼッケンは「メディカル」お医者さんが乗っていますよ。という意味ですが、この部隊に1台の大型カマズと2台の日本製ピックアップ、2台の日本製4×4が走ります。収容座席数最大で約12座。エアコンと冷たいコーラが用意されているので「リタイアもまんざら悪くない」と、これまでの常識を覆します。「リタイアしてからが冒険だ」から「リタイアしてからが○○だ。」に替わります。さてこの○○に当てはまる正しい言葉は何でしょう?
急募!!ラリーレイドバイク
モンゴル人ライダーから、急遽ですが1台のマシンのオファーがありました。金額的にはあまり予算があると言うわけではありませんが、廉価でお分けいただける方はご一報うただければ幸いです。
きょうの一枚
今日「駱駝」という雑誌の創刊号を買った。関係ない?
ゴビ砂漠で会った駱駝に乗った家族。小さな子供も大勢居て村から村へ・・・と言っても数百キロもある・・・・・。

2005/06/17 (金曜日)

きょうの一枚
ラリーのSSスタート地点。これはウランバートル郊外。2002年、ETAP-1先頭グループのバイクがリエゾンを終えてコントロールゾーン手前で待機中の模様。いよいよ始まるという感じ。乗用車などはモンゴル人選手の仲間や家族の見送り。

2005/06/16 (木曜日)

きょうの一枚
ウランバートル国際空港、近年随分と近代化が進んできています。ボールディングブリッジもない時代の冬の到着便は、結構しびれましたけど。

2005/06/15 (水曜日)

モンゴルパートの試走が終わりました。自画自賛をお許しいただければ、これは素晴らしいです。前人未踏のゴビの大横断ルート!!今回本番ではカミオンバレイ役を引き受けたスガワラテルヒトも、コースを知悉しておくために参加。ここの所パリダカを知り尽くした彼も「素晴らしい」の連発。きっと近いうちの「ディープな世界」に詳しいことでしょう。僕はどちらかというと第2世代のパリダカ経験者ですが・・・・・彼は最新のダカールをよく知っています。
この本当に信じられないような景観の連続は、かつての第2世代のパリダカを髣髴とさせるシーンがたびたび現れます。蜃気楼に揺れるゴビの大横断、多くの古い(失礼!)パリダカの先輩たちの今回の参加者には、とびっきりのプレゼントになり、ニュージェネレーションには、新鮮な感動をお約束!いたします。
また試走中にも猛暑だった2002年に比べて、今回の試走は実に快適・・・実は「試走中と本番の天候はよく似ている」というのが過去10年のデータであり、ジンクス。あまり楽観は許されないものの、快適な気温で灼熱の(って、わけ分からんですが)ゴビの大横断を実現!!
で、北京は今日は38℃だって。このあと中国ステージの試走にお出かけします。参加者の皆さんに、緊急のお願いがあります。中国とモンゴルとも運転免許証の発行のために国際運転免許証の本通が必要になり、両国間を行き来するために時間がなくなりました。大至急提出してくださいという連絡が届くと思いますので、協力をお願いいたします。
きょうの一枚
草原に暮らす遊牧民は、政治や経済に無関心かというと実はそうでもないのです。どちらかというと日本人より政治に対する関心は高い。また識字率も驚くばかりです。

2005/06/14 (火曜日)

きょうの一枚
RCPの様子です。給油を受け1時間のニュートラルタイムを受けます。早く行きたい人。救われた人、さまざまなドラマも垣間見えます。後続車のビハインドを確認できるのもここ。エコ部門は1時間以内に自由に再出発!

2005/06/13 (月曜日)

きょうの一枚
SSERチャーターの輸送機アントノフ。今年は使いません。というか使えません。
オリアスタイ空港にて。

2005/06/10 (金曜日)

きょうの一枚
ビバーク。日が沈むのは午後10時を過ぎてから。満天の星空を眺めるのは困難なほど疲れている人も少なくありませんね。今年は新月なので、見れますよ。

2005/06/09 (木曜日)

きょうの一枚
これは閉会式の行われるアブダイサイハーンパレス。世界最大のゲルです。中に入れば納得。100人がらくらく座れてパーティーが粛々と・・・・・。

2005/06/08 (水曜日)

きょうの一枚
参加者のコンテナ。モンゴル国内では結構大変な作業なのです。以前はこうしてスタ
ート地点のホテルに下ろしていたのですね。

2005/06/07 (火曜日)

きょうの一枚
号車のバックアップ用のコマ地図。1号車は実際のコマ地図のフォーマットにダイレクトに書き込んでいく。

2005/06/03 (金曜日)

きょうの一枚
ディナーの準備中。羊の肉は毎日手に入れるわけではなく「よーし、今日は羊を買うぞー」「わー」みたいな感じである

2005/06/02 (木曜日)

ところでBTOU参加マシンでムースタイヤを使う人はどのくらいいるのだろうか?北京ではスタート直後から高速道で移動することに。夏の最も暑い一日、ムースに万一のことがあれば、かなり厄介な事態になるのではないかという心配。さりとて禁止するわけにも行かず・・・・・どうしたものかとこれまた悩んでいますが、参加者の責任とするべきかとも考えます。というのも最新のムースのデータが手元にないわけです。溶けるのか溶けないのか?溶けた後どうなるのか?
一緒に試走に出かけてるT君「パリダカでも冬の高速道でバッコバッコになってる」かと思えば「マリやセネガルあたりのリエゾン500kmをぜんぜん平気で走ってるしなあ」ということで、使用に関しては制限をしません。
こちらも急に暑くなってきたようで、明日にはゴビの南端に到達する予定です。ちょっとまだ誰も知らないようなエリアの許可が取れましたので、われわれも楽しみにしています。
きょうの一枚
試走中のキャンプ。車でコノ字型のスペースを作ってシェルター(テント)を立てる。寝るのは簡易ベッド。夜は冷え込みます。

2005/06/01 (水曜日)

10年前1995年6月1日。モンゴルの試走の1日目。非常に親しい友の悲報が届いた。フリージャーナリストの永山竜叶君だ。この日以来ボクは毎年6月1日を、モンゴルで迎えている。10年を機に今いちど、深い黙祷を捧げたい。
10年という月日は、確かなボリュームを持って存在する。震災から10年。初めてのRRMから10年。この年1ドルは79円まで安くなった。失われた10年と言われた90年代の真ん中。しかし記憶の10年というものは、昨日のことを忘れても10年前のリアリティは確かだ。あの頃は、そう強烈に激しく生きていたような気がする。息つくまもなく、ただ目標に向かって情熱だけに支えられて。昨日書いた「6分の侠気、4分の熱」とはこの時代の反省に立ったものだと告白する。
故永山君とは、共にモンゴルでヘリで旅をするコトになっていた。特に飛行機が好きな彼は、自分の事務所の名前も「アビアプレス」電話で「アビアプレスの永山です」とか言うと先方は「おっ、アジアプレスか?!」と言って話を聞いてくれたはずだ。上手いのである、そういうことが。それがしかしフリージャーナリストの真骨頂でもあった。そういえばこの年の4月?発表会を予定していたセンチュリーハイアットには、報道陣が押しかけていた。「おおっ!?」にわかに騒然。SSERの白いバスも当然厳しい目が注がれて、地下鉄サリン事件を起こした教団の代表が、同じホテルに潜伏していた。永山君は大喜びで走り回っていたような気がする。
TBIを広く伝え、中期のSSERをこよなく愛してくれた。そこには何の計算も無く、ただただ「好き!」というモチベーションに溢れていた。ボクのガレージには彼が東京のアシで使っていたXT250Tが、彼の友人らの手できれいに整備されて、いつでも主のライディングを待つ姿で佇んでいて、我々のラリーの準備などを見守っている。
合掌

きょうの一枚
試走中、ゴビの井戸に集まるらくだ。遊牧民が居なくて水が飲めない時はこうして通りかかった我々が、水をやる。

Organisation Voice 2005/05

2005/05/31 (火曜日)

知床半島が世界自然遺産に登録される見込みだ。素晴らしいことだ。いや待て、登録されても登録されなくても、素晴らしいものは素晴らしいに決まってる。登録されたことによるメリットとデメリットはどちらが大きいんだろう。ミンダナオ島のジャングルの中に伸びる道を走る取材班は「このような道なき道を延々走らなければなりません」って、僕たちには立派な道に見えるんだけど。四国の林道と同じくらいだ。道の真ん中には苔があるが、それでも通行量は少なくなさそうだ。ここも世界自然遺産に登録出来そうな感じだ。そうすると反政府ゲリラも「マイッタナア、世界遺産かあ」とかって出てこないかなあ?
朝日新聞の世論調査ではあるが・・・・首相の靖国神社参拝は止めた方が良い・・・が49%。ほかの新聞社とはやっぱ違うのかなあと、読売のサイトに行ってみれば「朝日新聞が11億8600万申告漏れ、3億8千万追徴」「おお。やっとるやっとる」と、新聞社とて放送局とて、やっぱ営利企業ですけん。で、話を戻しますが、僕の目下の頭痛の種は「小泉さんが、どのタイミングで靖国参拝をするか?」です。するのはするでしょう。前倒しなのか、15日なのか。ボクにはかなり重要なディシジョンがあるのですが・・・・・。
戦後60年。ボクは変わったのは日本人だ。と言う主張を持っています。経済力をつけたかもしれませんが、いずれにしてもものごとの判断基準の多くが、「損をするかしないか、儲かるか儲からないか」という、ある意味分かりやすい理論になってきてるんです。これは戦後60年ポッチで築き上げた行動原理です。
「友を選ばば書を読みて、六分の侠気四分の熱」与謝野鉄幹作詞で知られた「人を恋うる歌」から。歌詞は16番まであります。これは明治後期に作られ一世を風靡しました。何かと金銭的な利益ばかりを追求して、正しい理想を求めない現代。鉄幹は真の友情ちは、熱情よりも、義理(侠気)が勝らなければならないと謳い、事実明治の男たちの共感を得たわけです。
今を生きていく中で、難しいモノのひとつが、こうした義理を重んじるということ。今日は5月31日。何かと考え、何かと悩むことしきり・・・です。
きょうの一枚
シェイクダウン!スーパーカブ!!先の日曜日に行われたBTOU参加のスーパーカブのシェイクダウン走行を見に行ってきました。マシンの概要などは後日に発表予定ですが、コーチ役(TBIアドベンチャークラス優勝者)と2人でTBIのルートブックを使った長距離テストに出かける模様。

2005/05/30 (月曜日)

試走に出かけます。ゴビの気温は夜間は2℃と、ちょっと寒そうですが、暑くなって来た日本からはエクソダス!暑いと言えば夏の北京。できれば7月10日までにマシンセットアップを完全なものにして、北京では作業をしなくても良いようにしましょう。とにかく暑い。でもスタートの朝は涼しいうちに出発。暑くなるまでには比較的涼しいエリアまで移動してしまいたいものです。
暑いので・・・と悩んでいたラリースタートの北京応援ツアーもやっぱりやりましょうか?治安も回復傾向だしね。
いずれにしても6月のこのOVは現地から!ということになります。ルートの様子なども書ければ送ります。あと問題は通信事情ですね。
きょうの一枚
山羊です。羊より賢くて、羊の群れの中には必ず山羊を入れると、ちゃんと移動しながら草を食みます。

2005/05/27 (金曜日)

戦後60年!いまだ旧日本兵が居た。というニュースは、ピアノマンのニュースにも似て「まさか?」「なんのプロモーション?」と、疑うばかりのスレッカラシの僕たち。「エッ!ボクだけ?」それほど現代は情報が世界中の蟻の這い出る穴までもカバーしてると思ってた。日本人はどんな秘境に行っても必ず居るし・・・にもかかわらず今、なぜ旧日本兵が?????戦後は終わったとか、60年も昔のことだとか思ってる我々を、歴史の暗がりに引きずり込む暴漢のように、後頭部をハードヒットする。でも一方では日本海海戦100年記念式典が戦艦三笠で・・・ほんとの三笠は謎の爆発で沈んだ・・・・・んじゃなかったっけ史実では。で、日中の狭間で揺れる僕たちは???BTM来月号にイケナイコト書いたんで読んでみてください。
で、まあ60年間ジャングルで暮らした2人の日本兵には、ともかくも心からの・・・・・ウウッ言葉が見つからない。尊敬でもないし、お見舞いも適当じゃないしお喜びも違うし・・・とにかく心から、ご苦労様!もなんか違うし・・・各局のコメンテーターはなんていうかな。とにかくお帰りなさい、だ。
きょうの一枚
再びゾーモット。岡山から「ゾーモット」か「ゾーモッド」か統一して!という意見をいただきました。これが難しい。発音的には濁音があるのと無いのの中間くらいです。それにしても、ここは絵になります。泉の利用に関しては少し厳しく制限させてもらう予定です。参加者には使用上の注意?をルートブックに記載します。

2005/05/26 (木曜日)

「ドタキャン」という日本語。
昨夜のTVでは「中国呉副首相・小泉会談が・・・・・ドタキャンになりました。」と各局。
「ドタキャン・・・・・」今の日本では慣用句になってしまっているのは事実ですが、Tatooのコンサートじゃあるまいし、国を代表している立場の方に使うのはいかがかと思うのは僕だけ?土壇場でキャンセルつまり「ドタキャン」。筑紫さんも使いました。NHKは見ていませんので分かりませんが・・・・・で「こんな土壇場になって・・・キャンセル?」???違和感!違和感!の連続でした。そもそも土壇場という語源。ご存知の方も多いでしょうが、これは斬首場のこと、転じてつまりもうあとがない状態のことではなかったのかと思ってました。しかしどうも「ドタ」という意味が違うのではないか?という素朴な疑問もわいてきて「ドタバタした挙句にキャンセル」または「急遽キャンセルされて、こちらがドタバタする」などの意味になってるのでは、と思うことしきりです。筑紫さんに聞いてみよう。ところがまた別の特集では「日本語の使い方について・・・」とかってきっと他事総論とかで言うんですよ、「もっと正しい日本語を使うべきだって」「日本語が乱れてる」とかって、きっと・・・。
きょうの一枚
BTOUモード全開の今、今日の一枚はゴビの砂丘!昨晩は銀行のスーパーカブチャレンジ!!決起大会に招かれて、熱い銀行マンたちに感激!!で、スーパーカブがこんな風景の中を走る?姿を想像してみたりなんかしてました。エコ部門には迂回路ありです。

2005/05/24 (火曜日)

 
昨日に続いて日中関係のお話。
皆さんもお感じの通り、実のところ昨今のこの問題には大変に苦慮しています。さまざまに小さくないリスクを感じて、眠れぬ夜を過ごしていますと言えば大げさでしょうか?こんなに悩んでる自分も珍しいほどだと、自分でも感じています。こうした海外でのラリー開催というものは、政治的な情勢に左右されることは少なくないことです。しかし北京などに行けば一目瞭然なことに、そんな不安定なことなど感じさせぬ世界のメトロポリス!!なのです。
もうひとつの悩みは、わが総理大臣閣下が靖国神社に「適切な時期に適切なカタチ」で参拝されるのは、いったい何時?でどのようなカタチで?その結果どんなリアクションを彼の地で引き起こすのか?ということです。個人的はともかくこのBTOUの主催者の代表としては、賛成とも反対とも、いずれの立場もとりません。初めて気がついたというわけではありませんが、立場というのは本当に微妙で難しいものですね。人の立場に立って考えれれば、そんなに揉め事も起きないんでしょうが・・・・・いずれにしても熱い夏はもうすぐそこまでやって来ています。想定されるさまざまな出来事に関して、どのように万全の体制を取れるのかが、この連日の焦点となって来ています。こうして実に悩みは尽きません。しかしこんなことを言うとしかられるかもしれませんが、これもまた醍醐味!ということです。まもなく試走に出発します。でもまだ居ますので、励ましのお便りがほしいなあっと思って・・・・・こんなこと書きました。
きょうの一枚
いやあ、ゾーモット近し!です。空が広く濃い。モンゴルの不思議な空間を旅するまであともう少し。

2005/05/23 (月曜日)

日中関係は、いま「政冷経熱」と言われています。経済的なつながりは非常に強く、まあフィーバー気味でもあります。世界の工場といわれた中国も、いまや世界の市場になってきているわけです。製造コストを圧縮するために中国進出を果たした時代から、いまや世界最大のマーケットと見て「商売をしに」進出しているわけです。北京の百貨店では日本製品と韓国製品がしのぎを削ってる様子を簡単に見てとれます。しかも驚くのはプライスタグ!!日本で売られてるものより全てが、かなり高いのです。お買い物大王!のボクですら「ココデハカエン」と、それでも中国の人々の消費行動は積極的でとどまるところを知りません。
ですから、フリーポートの香港に買い物に行くような気分で北京に行ったら、かつての超円高の時代に日本へやって来た欧米からの旅行者の気分が味わえます。しかし一方では食べるものとタクシー代は「安い!」のであります。中華の本格的なレストランよりも、地元の生活に密着したような店が面白いのですが・・・これから気軽にそうした店が覗けるかどうか?という「政冷」の部分がクローズアップされてきています。
経済はこうして活発なのですが、こと政治的なこととなれば、いかにも冷め切った状態が続いています。ですから経済的な交流ばかりで無くスポ-ツや文化といった民間レベルの交流が盛んにならなければならない時期に来ています。もちろん盛んになり始めているのですが、やはり政治の問題は陰を落とします。ばかりか経済的な側面も、こうした民間の交流にすらビジネスチャンスと見る気配も濃厚なのです。
それでも日本の態度、日本人の態度は中国に対してばかりか、一歩自国を離れた時から、しっかりとしたものを持たなければ成りません。それは異郷の地に暮らす人々への、配慮や尊敬、またはやさしさと言ったものにほかなりません。
これは日本の中にあっても同じ構えが必要です。静かなサンソンの集落の中を、合法だろう!と言って、ことさら賑やかなサウンドを残して走り去るオフロードライダーの姿になってしまってはいけません。

2005/05/20 (金曜日)

事務所の僕の部屋には2台のGS!別に部屋に飾るなんて趣味は無いんですけど、ガレージに置いておくと「乗ろう!」と思った時億劫だし・・・(8Km離れてるんです)で、思うのは最古?のGSと最新のGSが、並んでて「さあ、ちょこっと走ろう」と思った時に、僕はどちらに乗る回数が多いんだろうか?という贅沢なお悩み中なのね。20年という歳月の隔たりは同じ名前を持つバイクにどんな違いをもたらしたんだろうか?もう古い人間のグループに入っていく自分は、新しいものに向き合いながら、それを受け入れられるのだろうか?とか何とか言いながら一方ではi-podに曲をインポートするのが趣味になって、「60GBのうち10GBも使えば充分」で「みんな買うなら20GBで充分じゃよ」と年寄り言葉で言うことすること最先端。「自動車はワックスが切れかけてるくらいが美しい」とか「新しいデザインが素晴らしいと思うのは、ああ昔のものは良かった、と感じさせてくれるからだ。」とかね。自己矛盾の二重人格もここにきわまれりって感じ。
きょうの一枚
は2枚。いずれもボクのオフィスから・・・2台のGS「GS博物館作ろーかな?」ガストンと約束してた85年?のパリダカ優勝マシンを譲り受けるって話は実現せんだろーなあ。で、もう一枚は「帰ってきた小雪」

2005/05/19 (木曜日)

さらに昨日の続き「ダンボールで行くって、じゃあウランバートルから帰るときはどうすんのよ!?」と言う当然のツッコミがあろうと思うのに、誰もウンともスンとも言ってこない。まああくまでも「ボクなら」という、まあその前の日あたりに「フクロモノオタク」と前置きして書いてるわけで・・・・・答えは
1) チンギスハーンホテル1Fにあるスカイと呼ばれる百貨店?でサムソナイトの怪しいけど安いバッグを手に入れる。
2) ダンボールの中にはポケッタブルダッフルを忍ばせておく!
3)20kgバツグを2枚重ねにしておくってこれはボクの口から言っちゃマズイかね。
そういえば帰り便のみんなの姿は、面白いですね。民族衣装着て帰ってた人も見ました。と言うかボクもダカールで民族衣装でパリに帰ったことや、短パンTシャツで氷点下のオルリー空港に降り立ったことも。これはホテルのクリーニング屋が全てを紛失したとか言う・・・電話で大喧嘩!支配人出せ!オーナー出せ!と言ってるうちに「飛行機の時間です」「グスン」高いジャケット!パンツ!だれが履いてるんだろうかね今頃。
きょうの一枚
草原の道。と言ってもさまざまな道があります。この道はかなりしっかりとした道で、まあ国道級でおますな。439よりは立派かもです。まあお楽しみに。

2005/05/18 (水曜日)

昨日の続きです。昨日は使い捨てのダッフルバッグなんて書きましたが、別にダンボールでもいいんです。中をガムテープ(トーメイの丈夫なヤツ)で補強します。ブーツの中には下着や小物を、ヘルメットの中にはグローブやゴーグルを。一応ヘルメットはエアーキャップ(プチプチ)を巻いておきます。ウエストバッグは工具をセットしてダンボールへ放り込みます。主だった工具やスペアパーツ類はバイクに組みつけられるだけは組みつけておきましょう。北京ではホテルでそのダンボールは処分します。バゲージとしては結構痛みますから、外からもガムテープでぐるぐる巻きの(担ぎや仕様)にします。20kgには収まるはずです。もしもあなたの家族かお友達が、観戦ツアーでウランバートルに来られるのなら、帰り分の着替えはお願いしておくのも手ですね。でも結構、ウランバートルのホテルで夜寝る前にぜーんぶ洗濯して干しておけば、翌朝にはパリッと乾いてますよ。
あと気がついたことを書きます。サングラス!また朝夕に掛ける保護グラスがあるといいですね。モンゴルでは極力裸眼でいることはやめましょう。めがねの人はいいんですが。もしも目に違和感を感じたら、すぐに近くにいるオフィシャルに申し出てください。ってこんなインフォメーションは、このあと参加者に届くか。
あとパスポートなどの所持方法をしっかり検討しておいてください。必ず身に着けておくことです。ウエストバッグなどは忘れることもないとはいえません。中国モンゴル国境で「アチャーッ」と言ったらリタイアですけん。これは重要。そのあとは無くしても帰国が遅れるだけ!ですみますけど。ちなみにボクは30回のモンゴル出張で2回紛失!1回目は置き引き、2回目はジーパンのポッケからポロ!!これまで絶対にパスポートはなくさない!と自信があったんですけど・・・・・無くすとそのあとは大変ですからね。
きょうの一枚
恐竜の谷に降りたラリー監視用のヘリ1号機。ラリーの名物となったこの「恐竜の谷」熱くハードなステージです。名前をつけたのはボク!岩のカタチまで恐竜に似ています。

2005/05/17 (火曜日)

BTOUのお話で失礼します。「北京に行くときは、どんな格好で行くのかな?」今日事務所を訪れたKさんのお話。「そー言えば、そうだ。」ということで僕ならこうする!思うことを書きます。いや、あくまでもボクならではですよ。まず使い捨てのダッフルバッグか、折りたたんでコンパクトになるダッフルバッグに、ライディングギア一式を入れますね。ウエストバッグに少しばかりの工具も入れます。でも原則として工具などはマシンにマウントしておきます。万一盗まれたりしないようにタイラップなどで結束しておきましょう。で、飛行機に乗る際のウエアはビバークで過ごす時のウエアにします。ポロシャツと短パン、スニーカーに帽子とサングラス。この程度。この頃の日本も北京も、たぶん猛暑。ライディングウエアは中国ステージを走る1回分。着替えはモンゴル行きの20kgダッフルバッグに。主催者から配られる50cm四方のデイパックに、スニーカーと短パン、ポロシャツを入れて北京のスタート時に預け入れをします。これは1泊目のビバークのホテルでも受け取れ、また国境を越えるときには各自で背負わなければなりません。飛行機に預け入れられるバゲージは20kgです。かなりのライダーがブーツ姿で飛行機に乗っているのを見かけますが・・・・「準備万端で少ない荷物!」これ合言葉ですよ。
きょうの一枚
1998年RRM、ゼッケン10 打田稔編集長!も もちBTOU来ます。

2005/05/16 (月曜日)

いよいよBTOU!!試走も近づいてきました。さてあのスーパーカブチャレンジ!!銀行マン。ついに発表しまーす。銀行は「愛媛銀行」そしてライダーは坂本さん!!銀行を挙げての応援!!ばかりか、このHPで応援をお願いしたところ・・・・・届くわ、届くわ・・・今日はほぼ新品のヘルメット・アライVクロス!!もち平成12年4月以降の生産品!なんか僕もほしいなあ!って感じ。そのほかにゴーグルも同封!送料のみ!!でいただきました。感謝感謝!!新品同様のプロテクターやキャメルバッグ、などなどどんどん届いています。皆さんの声援を「きちん」と本人にプレッシャー!のように伝えておきます。これからはさまざまな買い物を始めます。テントシュラフからライディングウエアまで!「ぜひ当店で!」という方はご一報くださいませんか!?
それと、来ましたよローバーミニのエントリーフォーム・・・ムフフフ・・・この方とも気が利いています「万が一完走できたら・・・」と、なかなかかっこいい男であります。ヨーロッパにミニやベスパが走っている映像が届いたら、きっとヤツラは衝撃を覚えるはずです!!「やるなあ日本人」って。で、かっこいいといえば、桐島ローランドさんはCR-Fで、ACPの横田さんたちは3台の体制でハイブリッド×2台(プリウス・ハリアー)とプレスカー兼用のランクル!フランスからはATVでかつてのフランスホンダのパイロットが・・・と、とにかく話題は付きません。スーパーカブチャレンジは、どうやらNHKが放送するようです。タノシミタノシミ
荷物の整理を始めてみてビックリ!!ボクはフクロモノオタク・・・だったらしくて、事務所の僕の部屋の中だけでも、ダッフルバッグが4個、ウエストバッグのようなものは5から6個、バイクにしばられた袋物(ってバイクも事務所の中にある)机の周りにはかばんがツュミ、ハートマン、リモアの大小、グレゴリーの毎日使ってるやつ、最近お気に入りのブランドであるブラックダイアモンドの袋物、ミレーの小物入れ、あるはあるは、それ以外にダッフルバッグの中にも、バッグが入ってる・・・いったいこの袋物の量はなあに。
きょうの一枚
ウホホ!こんなのもありましたね。草原で民俗舞踊!何回大会だったかな?

2005/05/13 (金曜日)

良いお天気が続いています。うちの倉庫とガレージでは、BTOUの本番に向けた機材の整備が始まっています。発電機、コンプレッサー、溶接機、照明機材、テント、厨房機器、テーブルやイス、大会本部用の機器、通信設備、もうナニがなんだかというほどの膨大な機材の量。主催するということは、実はこういうことなんです。パリダカなどでは自分たちで用意しなければ、溶接機やコンプレッサーはありません。それでも何とか溶接機を借りれた時のために、溶接棒は充分持っていくことにしてました。ですから参加予定の皆さんは、どうか壊れにくい車を完全にセットアップして参加してください。
TBIの時でも車検会場に来てからマシンを組んでいるような方がいましたね。とにかくお互いに「備えあれば憂いなし」です。いや「なし」というわけにはいかないでしょうが・・・それでも少なくすることは確実にできるでしょう。それでもだめな場合のために主催者からの最低限のアシスタンスがあるわけですから・・・最大限に利用するのではなく、最小に利用するという風に考えてください。ダッフルバッグの内容物もそうですね。
TBIで少しゆるめにしたら、いっぱいいっぱい入れてくる人、半分近くで納まってる人。見るところ前者はなんに関しても、準備不足で重いダッフルバッグ(といっても22.5kg)を担ぐ姿も「問題あり!」な感じです。修理書も丸ごと1冊持ってたり、いらないところのほうが多いでしょ!ということで、我々も参加者も、少し身を引き締めて!ということは、つまり軽くして機動力を最大限に高めましょう。実はそういう僕も荷物多すぎ!の人でTBIにダッフルバッグ2個!はいらんでしょう!と言われてしまいました。
BTOUに参加の皆様!!衛星携帯電話のレンタルの案内は、この期に及んでまだ価格交渉が再燃!!で少し高くなるので交渉中。もうしばらくのお待ちを・・・航空チケット案内とツアーの案内等々郵送にて来週始めに送り出す予定だと。
きょうの一枚
ウランバートルの閉会式で、モンゴルの民俗音楽や民俗舞踊などが楽しめます。ところでドブリー?フォトサービスのTBIスライドショーもう見た?写真のプリントサービスとデータの販売もしてるですね。

2005/05/11 (水曜日)

TBIの後片付けとBTOUの準備に、みんな忙しそうです。僕はというとipodをゲットして、音楽編集に余念がありません。もうすでにCD100枚分くらいがタバコくらいのサイズに・・・で容量は60GBもあってまだまだ空きバイト数は52GB・・・いったいナニこれは?・・・と遊んでる!わけではなくて、昨日は東京から参加されるチーム!が嬉しい事務所訪問!!環境問題について話に花が咲きました。もうすぐ参加されるみんなの顔ぶれを発表できそうです。エコチャレンジ部門の詳細な競技の進め方は、5月25日の締め切りを待って発表します。これは参加台数や参加車両に合わせた特別規則を策定するためのもので、もちろん基本は本大会の規則書通りです。しばらくお待ち下さい。
また衛星携帯電話の申し込みの案内なども送付の準備を始めてまいります。衛星携帯にはシガーライターチャージャーも付属されていますので、バイクの方はシガーライターソケットをつけて行くことをお勧めします。通話料は1分間で1.5ドルの予定。ボクはパリ北京の時(1992年)に、ビバークから日本に事務所にかけたら、1分間500フランまあ1万円!でしたもんね。
きょうの一枚
僕の愛車プロシード!!TBIをいく。1日目ですね。このほかにも僕は2台のプロシードを持っていて、そいつらははるか大陸へお出かけしました。まあ僕の・・・というのは語弊ありですが。運転手は池町クン、2人は世間話に忙しいのでしたが、後半にはもう話すこともなくて、ボクはおヒルネ!ばっか。

2005/05/09 (月曜日)

TBIの1週間が嘘のように過ぎて、今日からはBTOU全開モードです。今年のTBIでは、久しぶりに大勢の皆さんとお話をしました。仕事のこと、将来のこと、夢や現実など・・・・・さまざまな思いが交錯して、まさに四国巡礼の旅、なのでした。夢?ところで僕の夢は、果たして道半ばなのでしょうか、それとも概ね達成しつつあるのでしょうか?夢は実現に向かうことより、夢を描くことのほうが難しい・・・と、そう思います。描ければ70%は達成したも同じです。
TBIとBTOU。僕の心の隅っこをお見せします。それは安物売りの店のように「閉店セール」をやったかと思うと、同じような品揃えで「新装開店セール」をやっているのではないかという忸怩たる思い・・・・・復活TBIがスタートするまでは、潔くないような自分が、とても不安で。旅をしながらもそんなことを考えていました。しかし素晴らしい四国の風土・風景そして天候まで、そして何より参加者の皆様が後押ししてくれたのかもしれません。ラリーの余韻は、素晴らしく心地よく、薫風を泳ぐ鯉のぼりのごとき心境ではあります。しかし、いまだに朝の5時30分に目が覚めます。
しかし、その夢半ばという話は、NHK大河ドラマ「義経」で平清盛の死を見て、考えたのでした。まあテレビとはいえ、良く描いています。未来は今そこにある現実の延長線上にあるということ。役者の演技の中に、これからの自分の行動や思いの変化、そんなものが描ききれています。そうした中から、今は未来のシーズなのだということを感じます。未来は突如として訪れるものではありません。今のあなたの生きようの先にあるものでしょう。日本人の心に常に戒めを感じさせる「平家の繁栄と滅亡」ホタルでさえ平家の、源氏の、という日本人われら。驕るほどに驕れるものは久しからず・・・JR西日本についてもですが、それを報道するメディアにも同じようなことを感じます。今日の教訓「驕るのはやめよう!驕って貰おう!!」
きょうの一枚
TBIのSS風景です。場所は???あそこですよ!

2005/05/06 (金曜日)

TBI、終わりました。青葉若葉の候の四国は、ことのほか美しく、精神面にも良い作用があるように感じます。一足早い夏の訪れを感じさせる海の美しさはまた別格。「四国の海はこんなに美しかったんだろうか?」真剣にそう感じました。昨年のTDNの勝負も大変興味深く、逃げる岩崎、追うミハエル、最後のSSでかろうじて4秒差で逃げ切った展開は、追う者も追われる者も実に高感度な緊張感が楽しめたことでしょう。岩崎君のあのあとの東京プリンスまでのリエゾンで走る道が、どのくらい輝いて見えたことでしょう。
ではここで少しばかりレースレポート
2005年復活TBIで同じく名勝負を演じたのは、逃げる田島、追う前田の両雄対決。昨年のTDNでは前田はミハエルと故ガストンライエをサポートするライダーとして950で出場。そして今年はKTM400EXC-R!!で戦闘力は文句ない。昨年の鬱憤が期待されるばかりか、このところのオールラウンダーぶりの大活躍は「前田の時代」到来を予感させるものもあった。ただし、ライトチューンがされてないため夜のロングステージでの戦いは不利なものとなることは予見できた。戦略的には夜のタイム差を昼のステージで取り戻して、さらにアドバンテージをつけなくてはいけない。雌雄を決する形になったのは、後半戦の美馬の朝。ここまでは互角。ナイトライディングに長けた田島がややリード。前日からルート変更になったコースは田島8時30分00秒スタート30秒差で前田。追いつくだけで逆転というシチュエーション。複雑なコースで田島を交わして真っ先にゴールに飛び込んできたのは前田。そこで前田は優勝を実感するとともに、異なる不安を感じていた。コース前半、ジャンプした空中で必死の姿勢制御で目の前のコーステープを避けようとしていた。TBIのクローズドコースルールでテープ切断には厳重なペナルティが課せられるのである。そして逆転はならず。逆に前田は3位に転落。そこから見せた執念のアタックで最終的には2位まで戻ってきた。追う者、追われる者。勝負の機微はことのほかに面白い。

きょうの一枚
TBIのスタートのために用意されたのは、この美しい海と橋を独り占めにしたような場所。夜のビバーク地は、こんな感じ。夏の夜のようなビバークでした。あの夢のような1週間も終わってしまいました。こうして日々に回想をしていきましょうかね。それにしても美しく、そして楽しいTBIでした。2002

Organisation Voice 2005/04

2005/04/27 (水曜日)

昨日のこと。
「なんかTBIの準備って、早くない?」
「ええーっ。明後日からですよ!」
「うそ!」
「なに言ってるんですか!」
ということで、僕はTBIはまだ1週間後くらいだと思ってた。ホントに!で、昨日なんか地元大学で開かれた複合材料学会なんてのに出かけて、お勉強で1日中!!変わりますね自動車!5年後や10年後は異次元になりますよ。現にアメリカでは原油高の影響で?ハイブリッドの売り上げ伸張率がすごいことに・・・・・・原油高の影響はBRICSの自動車所有台数の拡大による原油需要によるものであることは間違いないよね。(BRICS・・・ブラジル・ロシア・インド・チャイナ)石油代替エネルギーの開発も資本集中!いよいよ加速します。世界を走る自動車は8億台!3年前の僕のレポートでは5億台!!年間1億台もの生産はされていませんが、まあ、それに近づいてきているのでしょう。
そうすると2008年頃までには、ひょっとして10億台?21世紀初頭の2倍になるわけで・・・・少なくとも燃費を倍にはしてないとたまらんと言うことですね。僕の持論は2015年には地上を普通に走って許される車は、軽4とハイブリッド、まあFCEVが量産販売されてれば、もちろんそれも、とバイク!!のみになる!というものです。バイクもハイブリッド化はされるんでしょうけどね・・・・・・。
さて、ハイブイリッドカーでも買って、先進的なとこ見せるか?旧いレンジローバーでも買って、消えていくものを惜しむか・・・・僕は後者のようですが。確かに20世紀、自動車は地上に富と繁栄をもたらせ、さらに自由な喜びや、まあ、さまざまな恩恵を人間社会にもたらせました。しかし何事にもまるでエネルギー保存の法則のように、平家物語のように、方丈記のように・・・・・・驕るものは久しからず・・・・というような滅びの美学をまといます。
自動車がたちまち滅びると言ってるわけではありませんが、昨年度々日本を襲った大型台風やアメリカを恐怖に巻き込んだ大型ハリケーン!全ては「温暖化による影響で、こんなになるよ」と予言した学者や、映画まで存在してたわけです。世界の歴史教科書には、こうした近未来の予測を書き、いま我々がやらなければならないことを教えるほうが先決だと思うんですが、いかがか。さて、ランチに4.6Lのレンジローバーに乗って出かけますか・・・・って実は最近バイクに乗るように心がけてるですホントハ。
きょうの一枚
「海へ」・・・昔ありましたね、パリダカの映画。倉本 聡 監督、主演 高倉 健 ・・・・・全く人気もなく話題にも上らなかったような・・・・・って、TBI2005はテーマは「海」

2005/04/26 (火曜日)

「逆オークション!?」
昨日は、例の「銀行マン」とBTOUの計画について詳細を検討しました。なかなかの好青年で、スポーツマン!でも主催者的にはマシンに手を貸すわけにはいきません。そのうえオフロードの経験はないわけですから、装備についてなどは、ちょっと相談に乗ることに・・・・・・しかし予算はタイト!なのです。そこで「僕のお古など」を提供しようかと思ったのですが、身長が同じくらいであとはやっぱりボクのほうがデカッ!!・・・そこで逆オークションをしてみようかと思ったわけなのです。
募集品名
1.インナープロテクター エルボーまであるやつね。SIZE XL・・・4000円くらい
2.オフロードブーツ(僕の希望は黒)11または28で足デカッ・・・10000円くらい
3.オフロードパンツ・ゴアテックスでオーバーブーツスタイルで黒無地33または34インチ・・・10000円くらい
4.ヘルメット・・・平成12年4月以降生産フルフェイス・XL白がいいな
5.ゴーグル・グローブ・ウエストベルト
6.ジャケットや給水システム
7.テント・シュラフ
などなど何でもOK!気がついたものがあれば「これはいらないの?」と一言。希望金額を書いて写真付きメールでね!!なんかタノシミタノシミ!!
きょうの一枚
シェイクダウンテストの菅原さん。ヤマハ・リーノ!!相変わらずのチャレンジャーぶりです。こうした心をいつまでも持ち続けることに脱帽としか言いようがありません。

2005/04/25 (月曜日)

日曜日に、BTOU試走隊の装備と車両4台を、神戸港に搬入してきました。こうして遠征に向かう資材を積み込むのは、もう何十年もやってますが・・・とても心弾む仕事です。まだ見ぬ大地を想像して、少年の頃の思いに帰ります。しかも、1日中とても良い天気で、帰り道はHINOのカミオンを運転すれば、大鳴門橋の眼下には巨大な渦が・・・そういえば明石海峡大橋も、周りの空気が澄んでいて、なんとも美しい景観でした。黄砂の季節も花粉の時期もひと段落したのですね。あとは週末から始まるTBIが天候に恵まれることを祈るばかりです。事務所の中は(広いのが自慢なんですが)続々届くタイヤとダッフルバッグで、足の踏み場がなくなってきています。自走の人が増えてるんですね・・・・・。
そんな今日はBEIJING-ULANBAATAR 2005のプレエントリーの締切日です。「エントリーしなければ後悔すると思って・・・」などというお手紙などいただいて、嬉しかったり「怪我をしてしまって残念ですが・・・」というお手紙をいただいたりと、悲喜こもごもの今日!でした。そんなこんなで、全てが順調!と言うほどではないにしても確実に日々を送っております。
きょうの一枚
これが仕上がった試走隊の4台のマシン。やっぱSSERってプロシードがお好き?向こうの2台はビッグホーン、これはドクターカー、大会中はお医者さんがのって走るんですね。プロシードはカミオンバレイのお仕事をします。

2005/04/22 (金曜日)

BTOU試走隊のマシン作りが急ピッチ!TBIまでには船積みされる予定。4台のマシンにはGPSやマップツイン、無線機などが設置され、ゼッケンが貼られました。タイヤもびしっと新品でスペアもどっさり。コンプレッサーや発電機もマウント。本番ではZ-2を担当するピックアップは、試走隊では「タンカー」の役目。すごいことになってます。来週あたりの「きょうの一枚」をお楽しみに。またZ-1はクイックアシスタンス。ツール類が積み込まれコンプレッサーや発電機もマウント。どのマシンもベアリング類やデフ周りもオーバーホールされ、足回りもびしっと!なりました。
さあ、これでしばらくはTBIに・・・・・!!
で、きょうの一枚はTBIのスタート地点はここです。って海の上じゃないです。スタート地点から見える風景です。ほんとに目の前が海で、来島海峡大橋の真下なのですね。

2005/04/21 (木曜日)

「HP-2!」って言ってる分にゃ、周りには何のことだか分からんのに!!余計なことを北の島の住人が書くもんだから!!プンプン!!新しいパソコンのことだと思ってたヤツが社内の50%だったってのに!!「そうなんだ?BMWのね、ふーん」「それも結構なモデルね!?」と周囲の冷たい視線。トホホホ損害賠償請求したいくらいさね。しかも、日本国内に発売になるかどーかわからないのに予約したやつがいる!だって。バカジャンそれ!!でもボクはそんなに高くならないと思ってる。予想は車重+10万円くらいなもんでどうすか?で日本国内は80台限定!!って全部勝手なボクの予想だかんね。
BMW JAPANの担当とは箕面のホテルでついつい話し込んだもんです。
「ボクはね、マーケティングが北米に偏ってると思うんすね!」
「そうですね」
「だいたい北米のヤツラは身体でっかいし、まっすぐ走る道しかないし」
「そうですね」
「カタログだって全部本国で作ってるでしょ。コピーが日本人の心をつかんでな
い、だいいち・・・・・でもって・・・・・じゃないですか」
「そうですね」
「・・・・・」
多分に一部のマニアックな意見だったろうと思う。
でもありがとうございます。やっぱ信じてて良かった・・・・・ヘンナヤツ!

さて、そんなことより今はTBI&BTOUに集中!!していきたいものです。昨日のメルマガには早くもルートインフォメーションが!「フンフン、ナルホド」と文章の端々からビバークやルートを予測する!?ヤツラが本領を発揮!!するんですね。かなり古い話ですが、あるところの役場の方が、「ゴールデンウイークにバイクが100台くらいの予約が入ってませんか?」という問い合わせが、毎年来ますね。と・・・・!!分からないのがいいのか?分かるのがいいのか?相変わらずTBIはミステリアスがいいと思うんだけど。
ところで・・・ダッフルバッグやタイヤなどを、前泊の宿に送るのは止めて下さいね。長崎のHOTELじゃないので、みんなが送ると大変ご迷惑をおかけすることになります。集団になるほどに、こうした点に注意するべきですね。
きょうの一枚
またまたゾーモットの青い空。もうすぐですね。

2005/04/20 (水曜日)

日々の雑感を書くこのコラムに、やはり「中国のいま」について考え方を示さないのは、BTOUをこの夏に控えている主催団体の代表者としては、いかんのではないか!?と、考えております。しかし、この憂慮すべき今の事態に、我々は楽観視もしていなければ悲観視もしていないのも事実です。そして、この新しいラリーの実現のために、安全の確保にかかるリスク回避には、最大限の情報収集と分析は惜しんではおりません。
こうした広大な荒野や砂漠を持つ国々は、不安定な要素を持っているのが常です。パリダカールの例を見るまでもなく、かつて湾岸戦争に揺れ、また昨今ではイスラム過激派への対策などに神経を使っています。また1991年のパリ北京の第1回大会は、直前にモスクワで起きたクーデターに開催が1年間延期されるという事態も経験しています。ことほどさように、複数の国を越えて開催されるこうしたラリーは、非常に不安定な要素を持っているといえます。それにしても、国境を越えるラリーが、パリダカールとBTOUだけになってしまいました。
話を戻します。今の中国で起きている事態は、さまざまな論評や観測がなされていますので、私どもとしては事態を注視して行くとしか申し上げられません。試走チームは、まもなく機材を船積みいたします。ただひとついえることは、モンゴルもそうですが、ひとたび一歩を踏み出すと悠久の空間がただ広がっているばかりです。また随時この件に関しての情報は公開していきたいと思います。
ということで、きょうの一枚はゴビの深い青空。

2005/04/19 (火曜日)

朝事務所の机の上に、誰が置いたかKTM990superDUKEのカタログが・・・・おもむろに広げると「これは絶対に手に入れなければならない。そんな強い衝撃を、感じたことがあるか。」・・・・・・「おお!」これは名コピーだ、と膝を打って感心したものの「ちょっと待てよ、そんなのしょっちゅう思ってるし、毎日思ってるなあ?」と、逆にそう思わずに買うものなんてあるのかなあ?と思う始末。そのカタログは片観音(って業界用語?)になっていて、何もないガレージ。蛍光灯のグリーンの光。その片観音をめくるまでもなく、(めくるとそこにデュークが止まってるのは明白)言いたいことは伝わってくる。スレた広告マンである我々は、このページめくったらもっとインパクトがあったほうが「いいんじゃない?」と思うほど常識的で常道で、むしろ製品の持つインパクトを表現しようとして失敗してる感がある。もっと尖がった人に買ってほしいんじゃないのか?ということ。しかもその手法は、次のページへも続き、「・・・・・」でもでも最後のページのコピーは「アドレナリン、それこそが、私たちの、夢への燃料。」と結んである。この最後の結びは嫌いじゃないな。デューク990!もいいね。
って、今日は発電機とコンプレッサーを買いました。試走チームのクイックアシスタンスのピックアップにガッツリ積載して、4台のマシンへのエアーの供給と、大砂漠の中でポツリンとキャンプする我々の、手元を照らす明かりを供給します。ってほんとは「めんどくさいから電気炊飯器もって行こうぜ!」みたいな感じ!電子レンジはさすがにあきらめましたけど、ロッジの鉄鍋は重いしな!?じゃあゴビでミーチュ。
きょうの一枚
ゴビ、デューンです。ちょっと湿っていて走りやすそうですが、今年はどんな夏になるでしょうか?素晴らしいエクスペリエンスを、ゴビで。

2005/04/18 (月曜日)

心では、「いけない!いけない」と思いつつも、身体が、勝手にHP-2の予約に走らせました。「あーあ、どうせまた乗らないのに・・・」という周囲の声なんか・・・・・!!
さて、ところで本格的なTBI週間に突入!誰もがいっせいにTBIモードに!でも我が川内工場では、BTOUの試走に出かける4台のマシンが、セットアップ作業が夜を徹して、というのは大げさで日曜返上で続けられています。これがガソリン車2台とディーゼル車2台。エタップ4から6のゴール付近までの間は、ガソリンが手に入らない地帯なので(本番は大丈夫ですけど)大量のガソリンを積んで出かけなければなりません。重くなると機動力は落ちるし、マシンへの負担は大きいしね、困ったものです。・・・さてTBIは、大量のオフィシャルスタッフが夏のBTOUの準備のため?休みが取れにくくて困っていたら・・・北海道・芦別のあの校長先生が、学生たちを率いて素晴らしい助っ人にやってきてくれます。
「北日本自動車工学専門学校」様!感謝!熱烈歓迎!!謝謝!!しかも校長先生はBTOUのマシン製作中とのこと・・・マシン製作中といえば、BTOUにはプリウスハイブリッドとハリアーハイブリッドも参戦が決まりました!のでご報告。いっぽうハンドメイドのバギーも2台!ヤマハのリーノってバギー?も2台!!これがJRMの陣容!!すんごいね。あとはミニとベスパと、スーパーカブ、Jeep、もうめちゃくちゃ愉しそうでしょ!でカミオンバレイを小型化して複数化してるのは・・・・・!!??
とにかく熱い2005年のシーズンが始まったということは確かです。あちらかこちらで、ミーチュ。
きょうの一枚
四国の奥深くには、こうした風景がたくさん。これは、かずら橋です。谷はそんなに深く見えませんが、深いです。でも、いまの時代にこうしたものを見るのは、それは楽しいことですね。

2005/04/15 (金曜日)

事務所の近くの「スクラップ屋に自衛隊のヘリが不時着した!!」ってんで「すわっ!」とばかりにカメラを持って出かけてみました。「うーん、こりゃ不時着というより、粗大ゴミとして処分してもらおう!ということで民間の処理業者に委託したんだろうか?かなりオンボロになってるけど、やっぱりゴミの上におかれたヘリの姿は、悲しくも切ないモノを感じます。どうしてこんな処理の仕方をするんだろう?町の中に現れた哀れなヘリは、すぐ横に遊園地のスクラップのドラえもんやドラミちゃんみたいに、道行く人に不思議な意識を呼び起こさせます。
きょうの一枚
きょうの一枚は、そんなこんなで町の中の解体屋に、まさに不時着?した自衛隊のヘリ・・・・ということで。

2005/04/13 (水曜日)

うって変わって今日は良い天気。そして暖かい。昨日のお出かけを、今日にしておけば良かったのに・・・ところでR1200GSにリコールの封書が届きました。先に買った同じメーカーの自動車も、2年くらいでリコールが出て、しかもエンジンの内部で、メタル換えて「慣らし、やり直して下さい・・・」「???」ってそれから全然乗っていませんから、4年経って慣らしも終わっていない状態という有様です。やっぱりこうして何にしてもモデル初期には、リコールが出るのはやむをえないことなのでしょうか?「だから後期モデルを買いなさいってば」と。
一方で我々の主催しているラリーにも面白い話があって、必ず第1回大会と言うと参加してくる人がいます。「1回目というのは、主催者も初めてなので問題や失敗が多くてハプニングだらけで面白い・・・」と言うのです。「むむむ・・・」とその話を聞いてから、第1回大会もバッチリするぞと心に決めたのでした。ですからわが愛する某メーカーさん。初期モデルからバシッと決めてくださいね。僕はボクで復活のTBIもBTOUも第1回の気持ちでやりますけん、よろしく。
きょうの一枚
そろそろこちらの地方では、桜の便りも終わりそうなので、試走中の力作!剣山地方の枝垂桜。ここらあたりは枝垂桜の宝庫。東京から応援に来ているS井君は「感激です。初めて見ました!」って「???」

2005/04/12 (火曜日) 

いよいよ復活のTBIがカウントダウン状態です。印刷入稿の締め切りとコマ地図を書き上げるのとの戦いが始まっています。そんな中を縫って、スタート地点やゴール会場の打ち合わせを兼ねて出かけました。ですが今日は一日中、雨模様。しかも寒い。125ccのバイクで出かけたんですが「寒い!」事務所に帰ってきて数時間経ちますが、いまだに膝が冷たい。で、バイクに乗ると無性に腹が減ります。クルマでの移動の10倍くらい腹が減ると思いませんか?腹が減るといえばTBI。ボクの場合「土佐のかつおのたたき」試走といわず本番の際も、こっそりとあの分厚いやつを食べずにはいられません。それ以外にも高知には、妙な旨いものがいっぱい。食に関してばかりではないですが、あの地には異文化を感じます。異文化といえばムッホ!我が家の近くのアパートスタイルのホテル住まい。高知県人との違いほど、このモンゴル人に異文化を感じないのは、どうしてでしょう。骨のついた肉の食べ方だけには「フフーン」と異文化を感じますが・・・・・。
毎朝ボクに前日のTVニュースの解説を求めます。今朝は「中国のあの騒動は、いつごろまで続くと思いますか?」「5月下旬くらいまでは続くねえ」「そうでしょうね。わたしもそう思ってました。」とさ。この間までは毎朝「ライブドアって・・・」とか「株式市場について教えてください」ばっかだったのに。
で、今回のTBIも全行程をムッホ君は同行しています。考えてみれば、TDNの奄美の林道を2人で軽トラで走り回ったし。まだ春浅い北海道のトムラウシ温泉には、道に迷った振りして泊めてもらったし・・・・そんなこんなで、彼ほど日本の秘境を旅してるモンゴル人、いや外国人もいないだろうと思います。
そんな彼も驚く、今年のTBI!!ずいぶん回りくどくなったけど「どうぞご期待下さい」
きょうの一枚
試走中のひとコマ。迫力のある高知県の山間部の雨上がりの朝。ちょっとゾクリ!として、思わずクルマを停めて・・・・・

2005/04/11 (月曜日) 

ごぶさた!で、久しぶりのOrganisation Voiceとなりました。留守をしてました。モバイル環境がないわけではないのですが・・・・・TBIの最後のルート確認の旅は、参加される方に負けないくらいハードなものとなりました。その原因の大きなものは、いまだ復旧の目途のつかない昨年の台風と大雨の被害。一部の山では、もう「山が死んでる・・・」みたいな感じ。生態系のダメージも少なくありません。国道すら「山腹崩壊」で復旧の目途の立っていないところもあります。でもって剣山とその周辺の四国東部の道と林道は・・・・・ガックシ!でもその分、新しく愉快な西部の林道群がたっぷり。「一喜一憂」これがTBI2005のテーマかもです。
一喜一憂といえば、いま中国で進行している事態も、これにあたります。まさに胃痛の治まる暇なし、ってところですが、実は胃痛は無いんです、ボク。TBIでもモンゴルでも、はたまたパリダカや普段のビジネスでも、「道のりは険しい」のは好むところでもあります。よく観て、よく聞いて、正しく判断して断固として行う!ことに冥利あり・・・・です。どうか春のTBIそして夏のBTOU、お楽しみにしていただいて全く問題はありません。
さらに話は続きます。なんと言っても桜の話題「いったい日本には何本の桜があるんだろう?数えた人は居ないかね?」「そんな、居るわけないでしょ」「そーかなあ?居るような気がするけど」「まさかあ」てなわけで、この1週間ばかり、生まれてこのかた見たすべての満開の桜より多くの桜を見てきました。「もう桜はいいよ」という感じ。ホント凄まじいばかりです。この時期にTBIの試走をしたことが無かったのかなあ?まあいつもは3月中ごろには終わっていたのでした。今日の一枚は、そんな桜を、まだ満開になっていない北の島の人々など?にお届けいたします。やっぱ桜は枝垂桜か山桜ね。

2005/04/06 (水曜日) 

毎日のように山に行っています。春の山々は生命力に満ち溢れていて、小動物たちにとてもよく会います。特に鹿は個体数が多いのでしょうか、大きいのから小さいのまで良く現れます。
木々も野草も、まさに百花繚乱。都市生活では望めないほどのすごさ。また集落に降りてくると山の斜面に張り付いたような家々は、その主の自然に対する深い造詣を物語るような、まさに桃源郷の様相。その色といい、空気間といい、もう日本人の心に、ただただ拍手を送りたくなります。桃源郷、ユートピア、シャングリラ、アルカディア・・・まあいずれもクラクラ来るような響きですが、おそらくこんな風景がそうした言葉を生み出したのでしょうか?中国の酒池肉林はいただけませんが・・・こうしたストイシズムの極みにあるような生活が見せる、春のひと時のエピキュリズム・・・・・・・さあ、走り出しましょうかね。
きょうの一枚
四万十川ももちろん春爛漫。沈下橋を渡れば水面も光り輝いています。明日からしばらく留守をしますが・・・四国です。

2005/04/05 (火曜日) 

おお!爛漫の春です。事務所の山桜の古木も今にも咲き始めそうな予感。しかし例年ここからレポートしている通り、この山桜ほど美しくかつ儚いものもありません。さて、いずれにしてもうららかな春・・・といえばTBI。4年ぶりの復活ですが、TDNの印象と、かつてのTBIのMIXな感じでルートを作ってみました。1日目ラクチンでタノシイ!2日目ウギャー!と厳しく3日目「観光?でも後半は?」という感じでメリハリハッキリ!!な感じでいきます。お楽しみに!!マルちゃんも家族3人で出場!詳細は間もなくの「GO!GO!まるちゃん」をご覧下さい。
話は変わりますが・・・現在、ピックアップトラックの程度の良い中古車を探しています。使用目的はBTOUのオフィシャルカーですから、車検も要りませんが、ある程度のタフネスさが残っていることが条件です。お近くに「これはどうかいな」というのがあれば、ご連絡くださいな。
きょうの一枚
林道に群生するとある木々の花。ちょっと人の入らない林道だけに、いったいこの花は何だろう?と。でミツマタかなあ?なんて考えましたがどうも違うみたい。わかる方は教えてね?ヒントは高知県南部の山の中でし。

2005/04/04 (月曜日) 

高知は、春爛漫。二期作の水田は田植えのシーズンを迎えています。峠から見下ろす集落の棚田には、水が張られ、愉しげな曲線の積み重なりが素晴らしく印象的です。それらに映る周囲の山々の緑も、そして空の青も清々しく、一足先にTBIを満喫してきました。桜も、ぼけも、山桜も、はたまた名の知らぬ木々の花々も、生命に溢れ五月晴れのような4月初旬のオフロードランの毎日です。というのも風が強く春霞も吹き飛ばされて「抜けの良い」風景が広がっていたというわけです。
海岸から900mの山頂まで10数キロに及ぶ、素晴らしいダートを見つけました。左右は太平洋。ダート前半は亜熱帯の植生。途中からは野生の晩柑類の間を抜けて、最後は荒涼とした高山の荒々しい風景に一変。ゴールは頑丈な柵が!!!航空自衛隊のレーダーサイトでした。反対側からは快適なアスファルト?が伸びてるんですが、嫌んなって別のところに行きました。約2時間のタイムロス・・・・こんな素晴らしい林道を見つけては、断念!の繰り返しの日々です。新しいルート!新鮮な感動!!四国は島だ!海だ!というのが今年のテーマ。
きょうの一枚
スーパーカブにベスパ出場決定の報のあとには、こいつ。これから改造が始まるUS-YAMAHA製の2シーターバギー、挑戦するのはもち菅原さん。実はこのマシンのデザインは氏のご長男、義治さん。これら以外にもどんな挑戦が・・・・・。

 

Organisation Voice 2005/03

2005/03/31 (木曜日) 

今日からTBIの最終試走でしばらく留守にします。が、四国に居るので・・・ってやっぱりTDNに比べると楽かもです。でもTDNが雪に苦しめられたものですから、今年の各地の豪雪や秋田・岩手の昨日の乳頭山の猛吹雪による遭難騒ぎを見てると、変な話ですが今年はTBIで良かった・・・と思うのでありました。しかし・・・侮れないのは四国とはいえ林道の雪害の倒木。昨年の度重なる台風による道路の崩落などで、通行不能林道の半端ない多さです・・・・マジで困り果てています。とはいえ、1ヵ月後には陽光踊る四国路の素晴らしい旅を、たっぷりとお楽しみいただけます。お約束のビッグマシンにも、快適な(四国の林道で快適なとはこれいかに。)ルートを!!
ところで今SSERの事務所はスタッフが急増中です。もちろんこれはBEIJING対応のためですが、まずはこのHPも一部英語化・・をと考えてます。海外からのお問い合わせにも対応していかなければなりません。ネイティヴスピーカーと海外長期留学などの経験者は、引き続き募集中です。
あとヨーロッパのコレスポンダントは、ドイツ在住のノルベルトさんという方が担当いたします。あとカナダから、そしてフランスから、大物ライダーの参加も決まりました。しかしいまだに資料請求のメールが増え続けてるという驚き!!そう、スーパーカブの銀行マンも、全国の銀行マンを代表して、あのスタイルでBEIJINGをスタートすることが決まりました。バイク暦、スーパーカブ14年のみ。
ボク「すいません。協賛お願いできませんか?」
銀行「協賛?」
ボク「いや、あの現物協賛でいいので・・・」
銀行「現物といわれても・・・ティッシュくらいしかありませんが?」
ボク「いや、あのいっぱいあるやつを・・・・」
銀行「う、わかりました。いっぱいあるやつですね」
ということで、ボールペンかなんかをもらってこようかと思います。
とまあそれは冗談として、出場するその銀行マン・・・素晴らしいやつナイスガイ(死語?)です。銀行が好きになりそうです。

話は変わりますが、昨夜NEWS23?であのバブルの頃の主人公たちのうち、自家用ジェット機を2機も持って、それでも足りないと言ってた環太平洋のホテル王なんていわれてた方と、桃源社の元社長が出てました。我々には推し量れないほどの栄華と地獄を見てきたであろう2人の顔に刻まれた皺に、義経の「驕る平家」を感じましたね。折から四国路を駆け抜けるたびは、壇ノ浦から落ち延びた平氏たちの、凄まじいほどのまさに「顔の刻まれた皺」のような暮らしが印象的なはずです。これらのことが示唆しているものは、いまの日本をにぎわせてるニュースにほかなりません。
まだ事務所の山桜は、咲く気配を見せません。数日の留守をも心配なほどの桜の季節。「もろともに あわれと思へ山桜 花より外に しる人はなし」なほどに短い花の命の山桜。昨年のTDNでは遠野の山桜も見ようと試みたものの失敗。山桜花のような人生も良いものかも知れませんね。
きょうの一枚
BEIJING-ULANBAATAR 出場の本気仕様ベスパ。イワサキモータースさんのビッグチャレンジです!

2005/03/30 (水曜日) 

まさにお言葉に甘えてということで、うららかな昼下がりに・・・モンテッサH7を走らせてみました。忙しい忙しい!って言いながらねえ?コンクールデレガンス優勝マシンということで、先日のレースの後にはタイヤのトレッドまでワックスがかけられてるので、ちょっとだけ躊躇はあったんですが・・・・・で感想はというと・・・・「良いんです、これが。無茶苦茶!」懐かしいポジション、あの頃のフィーリング。20数年前のマシンですが、なんたって新車!こんな愉しい出来事は、そうあるわけじゃありません。よしっ、と山のほうに向かおうとすると、胸の携帯がブルブル。電話の主は広告代理店のTさん。ヘルメットを取って手袋を脱いで「あああの件。それは#$&’&$!また電話するね」と再びヘルメットをかぶってキックアームを出してると、ブルブル!今度も同じ人「すいませんね度々」「なんすか今度は?」「いや北京のスタートは何時やったかな?」「えっ8月8日ですけど」「あっ、ありがとう」もーっ、って感じでヘルメットをかぶって、キックアームを出したら、また。「でゴールはいつ?」「14日」「おっ、ありがと」でまたヘルメットをかぶってキックアームを出したら、またブルブル!!「もういいや」ってへこたれて事務所に帰ることに・・・・・・帰り着くやいなや電話の山・・・・それもこれも昨夜の銀行マンが、スーパーカブでBEIJING-ULANBAATAR挑戦!が正式に決まったからなのです。テレビも興味津々なのでありました。
きょうの一枚
そのモンテッサとS先生。ヘルもウエアもイケてます。こうした大人の愉しみが良いですねえ。

2005/03/29 (火曜日) 

ラリークロスも終わりひと段落と思いきや、BTOUに海外からの問い合わせなどが多く!!かなり忙しくなってって感じ。暖かくなったので雪で通れなかった山々へTBIのルート制作に行かなければならないし、でも世の中は年度末の大忙し。僕はといえば例のヒストリック部門のモンテッサH7・・・・・S先生たら「2回大会まで預かっといて・・・」「・・・」「乗っててくださいよ」「#$%&%♪$」というわけで僕のオフィスに来れば、希少な名車が眺められます。まあその美しいこと・・・。
またとある銀行マンが「カブでエコチャレンジに・・・・・」「うーーーん」とか何とか言いながら、ベースをハンターカブで作って輸出用のミッションで、でもスタイルはコンベンショナルに・・・・・ウエアはやっぱ銀行マンらしく、スーツ(いやインナーにはプロテクター!)風防に黒い金属のボックスはお約束でぇ・・・あの手形や通帳のいっぱい入って今にも壊れそうなファスナー!のボロボロになりかけた黒いビニールレザーのバッグをフロントバスケットに入れて・・・
突然アンケート:さてこのチャレンジが実現するかどうか?
実現すれば応援する。
実現すると思うけど
応援しない。
実現しない。

(現在の集計結果を表示する場合は、何も選択せずに登録ボタンを押してください。)

2005/03/28 (月曜日) 

SSER 2005クロスカントリーシリーズ第1戦・スーパーNにご参加・応援いただきましてありがとうございました。新しい戦い方の仕組みとして昨年より開始しましたラリークロススタイルのエンデューロ、今回も数々の名勝負を楽しませていただきました。特に3回戦以降の組み合わせや、セミファイナルクロスなどでの意地の勝負は、見る者にも伝わるものがありました。
シリーズ第2戦は10月までと時間が空きますが、この間にはTBIおよびBEIJING-ULANBAATAR 2005が開催されます。これらのイベントもぜひご注目下さい。またBEIJING-ULANBAATAR 2005にはまだ参加することも可能ですので、どうぞご検討下さい。

2005/03/24 (木曜日) 

ブルッ!サブイッ。もう今日あたりからTシャツ暮らしをしようと決めてたとたんに寒波!なんか風邪ひいたみたい。ところで明日からは、スーパーNのために現地入り!!徳島はナニがうまいのかね?スパ太郎さんもやって来るし・・・・モンゴルからやって来てるムッホは、ボクンチの近くのアパートスタイルのホテルで、ご機嫌なテレビ大好きライフを満喫中。朝迎えに行くと会社に着くまでの車の中で「ニッポン放送となんとかドアの、勝ったとか負けたとかっていうのはどういう意味ですか?」「あのホリエサンて夏来てた時は、プロ野球のチームで勝ったとか、負けたとか言ってた人でしょ?」「う・・・・・・」「なにが勝ちで何が負け?」「う・・・・負けるが勝ちで、逃げるが勝ち!」なのでした。しかしそれにしてもメディアのオチャラケぶりは、いかがなものでしょうか?客観を装うフジの報道に、客観的過ぎるのは、逆に偏ってるように見える我々のバランス感覚の悪さは、ひとえにマスコミと自らの勉強不足の招いた結果だ。
えーと、今年は義経イヤー!「驕れる者は久しからず、」TBIのテーマも源平の盛衰に見る四国の道!!なんて・・・
きょうの一枚
昨年のスーパーNより。
さてスーパーN仕様のHPには25日の夜に変更されます。いつもはもっと早くからなるのですが、うちのウエブマスターったらUFOと衝突?XЭ★лЪЩ?&%$!・・・・して、しばらくお留守!25日に復帰予定なのですが、果たしてUFOの中はどんなだったんでしょう?

2005/03/23 (水曜日) 

高知から文旦が届いた。きまって春先に届くのはもちろん今が季節だからなのだが、昔からTBIのコース制作の大詰めの頃は、高知のあちこちでこの文旦を買ってよく食べた。で僕は果物の中で、一番の好物が、これ、水晶文旦。長崎やら熊本やらにも、こうした身の大きいザボンやバンペイユや平戸文旦なるものがあって、南の国からやってきたものといえますね。で、この文旦は「インターナショナルな味がする」と思うのです。実に洗練されている・・・グレープフルーツも本当にうまいのはうまい。僕はルビーをこよなく食べます。最近は八朔も旨くなってきました。こうした晩柑類の季節が、とっても楽しいですね。って今日はいったい・・・どうしたの?
春の四国にお越しになる皆様。晩柑類をお楽しみ下さい。
きょうの一枚
北京でお昼ご飯に立ち寄ったレストランの店頭。ウシガエルやら何やら、得体の知れない食材に、でも店内は大熱気。辺見庸「もの食う人々」を思い出しました。その次出版した「ゆで卵」はもうひとつだったけど・・・結構好きです辺見さん。

2005/03/22 (火曜日) 

「S先生がやってくる」
ヒストリック・エンデューロには、エントリーが多数。あのS先生もやって来ることが決定。マシンはあの美しい新車のモンテッサ125!このマシンを見るだけで価値ありです。僕はブルタコを探し中!!今日のヒストリックマシンミーティングは目が離せません。
さてさて、そんなことより週末のお天気は晴れ。ラリークロスもヒストリックも見に来て下さいな!

2005/03/18 (金曜日) 

まったくもって忙しい!!中部空港行きは機材が故障して欠航!でも帰りは小牧から大好きなボンバルディアのリアジェットでひとっ飛び。リアジェットは良いねえポルシェみたく後ろから押されている感じ。加速もすごいの。今度のビジネスジェットは、何にしようか悩んだけどボンバルディアで決まりだね。北京も札幌も日帰りで遊びに行けちゃう。と、まあそんな夢のようなお話だけど、この10日間で10回も飛行機に乗った。国際線4本、国内線6本。新幹線も乗った。で結論・・・旅はのんびりとロマンティックに限ります。週末はTBIのルートセイサク・・・雪はもうないだろーな!!来週はでへへ・・
・でもってムッホは本日日本到着!!TBIはキャンセル待ち番号2番までをお持ちのお客様・・・という状態みたいよ。
きょうの一枚
大盛況のヒストリック・・・・・予選がある?かも、なんてウワサ!見るだけでも価値あり、でS先生、モンテッサ70年代の新車、手に入れてまさか飾っとくだけじゃないでしょーね。ということで今日はこちら・・・説明はイランでショ。(ホンダのCR250M 1973年製)

2005/03/16 (水曜日) 

ああ今日は春。これから中部空港に向かうのであります。どんな空港なのか、タノシミタノシミ・・・・・・・なんてたってトヨタ方式で、初めて予算よりも安く出来上がった公共工事!!なにごとも、「売り上げは多く!経費や原価は安く!」ですね。ヤルネ!トヨタ。僕は実はそうは考えていないんですけど・・・・・・・。
さて、中部空港に何の用事か?というとピンと来るのが、もうすぐ開幕の「愛・地球博」地球と環境の未来にどのような提言があるのでしょうか?いや今回の出張は、実はこれとは全く関係なく、浜松まで行くのに中部空港を使うということです。まあでも、今回の出張も未来・環境と言うキーワードは、親父ギャグみたいな名称のそのイベント同じです。英語表記はどうしてるんだろう?やっぱシャレは使えないんでしょうか??
我々が昨年手がけた、町並博もイベント大賞!を受賞!ラリージャパンや浜名湖花博を打ち破って!!って、こうしたものにまでコンペティションがあったとはねえ。じゃあ、今年は「BEIJING-ULANBAATAR」でイベント大賞を「愛・地球博」と競いましょうか?ってこれもやっぱりエントリーしなきゃだめなんだろうな。1箇所に集めたものを見に行く博覧会!装置にどれほどの感動を演出できるのか?ゴビ砂漠と比べてやろう。
中国に最近良く通うようになって感じるのは、やっぱ「人の営みと環境」つまり経済活動と長い将来を生み出すための基盤たる環境のバランスについてです。環境は消費するもの?から生産するもの?に変わるんでしょうね?
きょうの一枚
お約束のDT-1、少年の日の憧れの一台!ヒストリックに出場。

2005/03/15 (火曜日) 

中国から帰ったのに、今日は東京出張!明日も浜松方面に出張。この忙しさは危険かもです。さらに週末はルート制作!!翌週はスーパーNウィーク!!TBIには・・懐かしい出来事が起きそうな予感・・・詳細は近々だ。
ところで最近の中国の事情を書こう。北京では物価メチャ高っ。タクシー代と食事代は安いんだけど、百貨店に溢れるものの値段は日本より高い!!流行のマッサージチェアなんて日本円で80万円くらい!で売れるのだ。異常な消費行動が続いてる感じ。一方コピー商品の並ぶマーケットにも行ってみたら・・・これもすごいの一言!時計にいたっては、ここからコピー商品が世界に出回っているのだ!という感じ。「BMWのNEW7シリーズのコピーなら80万円すよ」ってマッサージチェアと同じ金額かいな・・・・・。
さて、皆さんにお願い!!来るBEIJING-ULANBAATAR 2005には、モンゴル・ロシアから10台のバイクと10台のジープが出場予定!!(ほんとうか?)そこで、もう使わなくなった古いマップホルダー、ICO、マップツイン、などがあれば安価で譲っていただけないかという、寒い地域からのリクエスト。古いラリーバイクや4輪も探しています。お心当たりの方は、ご連絡いただきたい!!でございま
す。
きょうの一枚
天壇公園!世界遺産です。BTOUの北京のシンボルに採用。で、先の土曜日にゆっくり探訪しました。広いです。ここで皇帝が天に祈りを捧げた場所です。まあまた今度ご一緒しましょう。

2005/03/14 (月曜日) 

1週間の出張でした。昨夜帰国し、今日から留守中の山積みの仕事にため息!!北京では連夜の酒宴!夜の席にこそ仕事の本質がある!中国。ウランバートルではオリンピック委員会の会議場で参加者説明会!ロシアもふくめ大勢の参加者と熱気溢れる会議をしてきました。北京までの輸送方法など、こちらの参加者もなかなかにハードルが高そうです。しかし実際のラリー競技となるとモンゴル勢には一日の長があり、もちろん優勝候補もこのメンバーの中に居るのです。ロシアンジープも進化を遂げていて、インジェクション仕様の5速が発売されて、ドライバーたちの熱い視線!フロントもコイル化!思わずオフィシャルカーもこれにしようか?とバイラーと相談「良いんじゃない?」という返事。なんかイメージはランドローバーディフェンダーをさらにレトロにしたようなんですが、そうした中にもどことなくモダンさが・・・・・。こうしてBEIJING-ULANBAATARは確実に近づいてきています。詳しいお話はまた明日ね。
きょうの一枚
春の気配濃厚なウランバートル。寒気団は現在のところ日本に出張中!!日本海を渡ると湿って大雪に!!

2005/03/11 (金曜日) 

きょうの一枚
おなじみゾーモット。今回のBEIJING-ULANBAATARのテーマは「ゾーモットの井戸で会おう!」ゴビの大平原に浮かぶゾーモットは、ぜひご案内したい場所。生命とか地球とか、神とか・・・様々なインスピレーションがそこにあります。ゾーモットの井戸で会いましょう。

2005/03/10 (木曜日) 

きょうの一枚
このマシンは、我々の世代には忘れられないモデル。XR200Rb 81年モデル。あの頃憧れましたXR・・・・・これも今回のヒストリックマシンエンデューロ出場予定車両!!

2005/03/09 (水曜日) 

きょうの一枚
最新の「彼方へ」に登場する世界最大のゲル、アブダイサイハンパレス、まあアブダイサイ王の宮殿という意味です。表彰式でモンゴルの民俗音楽の演奏を見ながらお食事。そしてそれが終わると、あのスティーヴ・ヴァイの曲に乗って始まるのです。このセレモニー会場が、ここんとこのSSERの定番。ちなみに1995年の表彰式はウランバートルホテル、1996年はディスコ、97年はチンギスハーンホテル、98年からはここなんですね。

2005/03/08 (火曜日) 

きょうの一枚
万里の長城は匈奴の南下を防ごうというもの、壮大な計画です。今は世界遺産として、圧倒的な存在感を誇っています。モンゴルではゴビ砂漠が北に広がっているので、植林事業で緑の長城を築く!というモンゴル情報局レポートを、面白く読ませていただきました。今の世界の脅威は、自然界からの攻撃!!皮肉なものですねえ。それにしても万里の長城もゴビ砂漠も、BEIJING-ULANBAATARでは、独り占めです。

2005/03/07 (月曜日) 

北京に来ています。さあ仕事だっ!
先週は無給油無着陸の世界初世界一周飛行の成功のニュース!!「まだそんな記録が残っていたのか?」とでも考えてみたら4万キロに及ぶ距離を無給油で飛ぶ飛行機は、いったいどんな風なんだろうと気になって覗いたサイトは http://www.virginatlanticglobalflyer.com/ なんだやっぱりリチャード・ブランソンの仕業か?でも今回は彼はスポンサー、「ヴァージン・アトランティック・グローバル・フライヤー」というこの機体、重量は1.5t、でも離陸時には9.9tつまり8t以上の燃料が積まれている。ふーっ。でも環境問題にうるさい?僕は燃費の単純計算をしてみた。まあ仮に40000キロのフライトを8000Lとすると、リッター5km!という計算。うーん。これがどうなのか評価できないのですが、まあブランソンさんとその仲間の快挙に拍手ーっ。てところかな。日本の企業にはこんな「冒険心=遊び心」は残っているのでしょうか?
きょうの一枚
ヒストリックマシンエンデューロは、マシンのクラスやカテゴリーの制限は全くありません。モトクロッサーでも50ccでもOK!要は1984年より前に生産されたマシンです。そんなに古い時代のものではないので、そこらあたりを探すと出てきそうなものもあるでしょう。そんななんでもないようなマシンにも光を当てて蘇らせる!!素敵なことですね。

2005/03/04 (金曜日) 

春の雪で大騒ぎの関東平野の模様を、南の島から眺めています。あっ、いや南の島といっても、春木さんの北の島に対して、四国を南の島と表現したわけで、決して、いわゆる南の島に居るわけではありません。本来ならば、この季節の雪もなかなか情緒があるんでしょうが、それを感じる暇のないところに現代人の寂しさがありますね。万葉を生きた人々がうらやましい限りです。
さて、日本は戦後の神話が崩れ始めています。なんとかの神様とか、天皇とか揶揄されて君臨した経営者たちが、雪崩を打って倒れて行きます。きまって70歳前後。焼け野が原から立ち上がった人や、その後継者たちでしょうか?まさに晩節を・・・という見ても同情を禁じえない部分もあります。「裸の王様」は本人がそうしてなってしまうものなのですが、翻れば自己保身の周辺が作ったものでもあります。まだまだ企業には、自由闊達な風土というのはまれです。買収の危機に瀕したラジオ局の社員の意思表明という行動にも、時代に合わないようなものを感じます。いずれにしても時代が変わり、価値観が変わり、多くのものが加速度的に変わり始めています。企業もひとつの価値として売買される商品でしかない、という時代です。何度も書きますが「義経」に描かれる滅びの美学が、また「わびさび」という日本独自の美意識に通じるもので、滅びにこそダンディズムがあると、ラストサムライでもそういってるではありませんか。
きょうの一枚
カミオンの大きさには物足りない御大は、こんなものを走らせているようです。こうしたとんでもない車両の、足回りなどの改良は、コンピューターで出される回答より、熟練の職人の勘どころが、はるかに勝っているという現実があります。コンピューターには、あの接地感や嫌な振動などを検出できても、それを超えた領域がわからないのでしょうね。

2005/03/03 (木曜日) 

海外からBEIJING-ULANBAATAR2005の問い合わせが急増中!なにが告知効果となったのかが不明。中国からの問い合わせも多く、来週は中国とモンゴルで参加者説明会などの予定。参加数もおそらくモンゴルの第1回大会の82名を上回りそうな予感!!がします。たくさんの参加者をお迎えして、盛り上がりたいものです。一方TBIの参加者も多くなって来ました。新しい名前を聞くたびに、こうしたラリーイベントの次世代を感じずに入られません。といいながらもヒストリックとSUPER-Nも準備中!!こちらはSSER新名物の豪華晩飯!が前回を上回るパワーです。だんだんなんかこう、楽しくなってきました。なんたって春です。桜の見ごろのSSER SUPER-N もどうぞよろしく!!!
きょうの一枚
春ですねえ。で今日の気分は、緑のじゅうたん。砂漠化でゴビが北へ広がっているというニュースは、知っていたけど衝撃的!!

2005/03/02 (水曜日) 

気がつけば3月になっていたのですね。時計は30日をさしたままで、なんか現代的なメカニズムの時計がほしいものです。あっ、いや持っているのは持ってるのですが、そちらをはめてるといましてる時計はすぐ止まってしまうので、そうならないためにもいまの時計をし続けないといけないのです。
日曜日に昼過ぎまで寝てた頃は、時々朝の10時頃に止まってしまってて、前日の運動不足もあって(自動巻きなので)・・・・・ああ時計が止まるくらい休みたいよう。でそんな日曜は油断してて、まだ10時だと思ってたら午後3時、外は遅い午後の気配。「しまった・・・・」
きょうの一枚
時計の話は、実はヒストリックの前振りで書こうと思ったのですが、その前に人間の電池切れ!!今日は疲れた。でヒストリックなロシアンバイクが久々の登場。モンゴルといえばこれだ。緑の長城が出来ても、こいつに乗ったやつらがバンバン伐採に来なければいいのですが(モンゴル情報局参照)

2005/03/01 (火曜日) 

例のニュースは、CXではやってないんで、あっCXってフジのことなんだけど、他局ばっか見ていてフジのニュースの視聴率は大丈夫なんだろうかという心配!!どうも他局は「しめしめ」みたいな感じになりつつあるのではないだろうか?現在CXのネガティヴキャンペーン大量発生の予感!!そんな心配をしている今日この頃です。まあマスコミの怖さは、ここんとこマスコミそのものが味わっていて、でももうひとつ怖いところは、マスコミが問題にしなくなったら、その時点で問題でなくなるという点だ。たとえばNHKと朝日新聞の戦いはどうなったんだろうか?というくらいに、昨日の騒ぎも、今日のもっと面白そうな騒ぎの前には「そんなこともあったねえ」状態なのです。いったい現代人とは、なんなんだろう?ただただ一過性の面白そうな出来事や番組を、一方的に受けいれて一喜一憂して、なんとなくその中の登場人物の発言に影響されてる。これではいけない!!メディアリテラシーはどうなったんだ?ゆえにメディアの独立性は高い次元で求められるべきなのに・・・・
小なりといえどもSSERでは、情報の発信は公平でないといけないと考えています。でもインターネット環境にいない人や、遠隔地でお目にかかれない方も多いと思いますね。しかし情報とは、一方的に流れてくるものだけでなく、積極的に取りに行くものでもあります。「そんな話、聞いていない」ではなく情報収集力を高める!ということが大変重要。こんな情報社会が訪れる前のパリダカは、まさにこの状態。日本人は完全に情報の外にあったわけです。正しく情報を発信する!という厚い壁を感じています。それほど実は海外からの問い合わせが多く、HPではカバーできてません。んでもって海外の参加希望者には「敷居の高い」ものになってしまってるような気がします。
きょうの一枚
75年製です。おおおっ。というか、この雪。高知からのエントリーなのですが、狙い済ましたように撮った一枚。こうしてヒストリック部門は、盛り上がっていくのでした。

 

Organisation Voice 2005/02

2005/02/28 (月曜日) 

ホントに春ですねえ。でも少し山に行くと、四国とはいえ雪また雪で前進困難なこの週末でした。ムキーッ。はかどらん!
さて、このところの世の中のキーワードは「会社は誰のものか?」ということ。コクドとニッポン放送の二つが象徴的です。日本は民主主義国家で資本主義なのですが、若いサラリーマン時代に「社会は民主主義、会社や役所は社会主義!」と思っていました。で社会を構成する多くが、会社や役所となれば、社会は社会主義なのではないかと・・・・・例のライブドアの司法判断の行方について、TVも面白いし、世間話の中でも、飲み屋さんででも「ねえねえ、どっちが勝つと思う?どう思う?」ってな調子。結局は法整備は未熟だし、この法の下で判断せざるを得ない裁判官にも同情を禁じえない。どちらにしてもこれから数週間で形成される世論が決定付けるといっていい。変わるということは、苦痛を伴うが、その苦痛を感じるのは変わりたくない守旧勢力!で政治改革や、企業改革、みんなそうなんであります。
しかしもう、変革はすべての領域で「避けられざるもの」になってきていて、義経の中に滅び行く平氏の影を・・・しかしそれを滅ぼすものさえ、また滅ぼされ・・・それを繰り返すのです。

きょうの一枚
なんぞ変わった写真はないかいな?と探してると、昨年のSUPER-N ラリ-クロスに挑むアフリカツイン!美しいです。

2005/02/25 (金曜日) 

第1回ヒストリックマシン・エンデューロのエントリーが、ポツリポツリと届き始めました。で、このエントリーには出場マシンの写真添付が義務付けられています。その写真を見ると、そのマシンがカタログに載っていて店頭に飾ってあった頃にタイムスリップしてしまいます。歳をとって古いものが良く見えるようになったのでは、誓ってありません。昔からそう思っていた節もあります。まあ、持つものやあこがれるものに、ヒストリーが必要なんでしょうね、きっと。
若い頃に憧れていて、買いたくてもとても手が出ずに買えなかったものが、ずいぶんあります。そのほとんどが、いまでも高値で売買されているのを見るにつけ「オレって、昔からモノを見る目だけはあるんだよな」とうそぶいていますが、決してそんな事ばかりでもないようです。
さて、いよいよTBIの試走チームが出撃します。大勢の参加者の皆様の期待と夢を一身に抱いて、SSER名物の黒いのと青いピックアップチームが、走りなれた四国の地に、再会の秘密の地図を描きます。問題は台風の爪あとと、花粉。黄砂も嫌い!デモこれは問題じゃない。
なんか最近買い物してない!!なんかフラストレーション気味!!なんか買うーっ。なんかなんかって言うな!
きょうの一枚
ヒストリック部門エントリー紹介第1段!!HONDA XR80 1978年モデル今回はクラスもカテゴリーもなく、ただ古い順にスターティンググリッドについて、一番早く帰ってきたマシンが1位、エントリー費総額の50%をゲット!次はみんなの投票で決まるコンクールデレガンス!が30%!2位より上だ。優勝者がダントツ美しくてかっこよければ80%!?

2005/02/24 (木曜日) 

HPが春の番組改変期のような勢いになってきました。このサイトでは、特にエンターテイメントを求めているのではないのですが、ささやかなクロスカントリーラリーの情報に端を発する、やや大人めの、雑誌で言うとLEON (でもコピーが嫌い)のようなコミュニケーションの、摩訶不思議なミラクルワールドを作りたいと・・・って全然ナニ言ってるかわからんすね。で、こうして長く続けてると、雑誌にしてもTVにしても、続けるというエネルギーとは「たいしたもんだなあ」と思うことしきりなのであります。確かに人間ですから、日々に思うこともあれば、上手く行ってる日もあり、ダメポンな日ありなのです。それを書けばいいではないかという意見もあるでしょう。それもありです。というか、そうしてます。だからといって続けるのが簡単だとは思わないのです。
結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?
今日は昨日とうって変わって寒くなりました。寒いのいやですが、でもあの暑い夏もいやですねえ。夏は避暑。ユーラシア大陸の奥地はよろしおまっせ。BEIJING-ULANBAATAR世界中から続々(ホントカ?)エントリー到着中!!すべてが、あなたの想像を超えています。
きょうの一枚
今日は今年のDAY5の予定地の風景ですよ。海外の方の訪問も多くなってきてるので・・・・・This photograph is a dune where it is scheduled to ride in the stage of the 5th day of the rally of this summer.

2005/02/23 (水曜日) 

今日は四国は、春です。なんと響きの良い言葉でしょうか?!ところで昨夜の「プロジェクトX」見ました?仙波君はひどく興奮して熱くなっています。http://blog.livedoor.jp/senba1800/ おっ、仙波君のブログはライブドアだ!?で、彼はひどく時代遅れな?熱い男で、なかなか良いですねえ?でもってGRMでは、そんな彼に熱く語らせようと思ってステージに出したら「あの、その、仙波です、ううー」とかで、おいしいところ全部フラットの市川さんに食べられてしまって・・・まあそんな話はいいんですけど、そのプロジェクトX!!いかがでしたか?一昨日も書いたのですが、この番組の果たしている使命は、素晴らしいものがあります。仙波君のように思いっきり影響を受けている男が、日本中にたくさんいることでしょう!!パリダカ経験者たちも、何かご褒美をいただいたようで・・・・・うれしくなっちゃいました。ただし、ここからは苦言!!ゴム長でパリダカを走る?わけないでしょ!ダカールゴールのシーンは正面はテーブルマウンテンってケープタウンだし。
と、まあそういうことはともかく、勇気、チャレンジ、そういうのをヒューマニスティックなナイフで切る!(ここはティエリー・サビーネのをいただき)という、「お父さんは、いつも仕事仕事って、こんなことをしてたの?」とわからせるだけじゃない深みみたいなものを感じて、それは実は作り手(制作スタッフ)たちも家族へのメッセージだったりして・・・と見てました。
さあ、これからはあなたたちの、僕たちの「プロジェクトX」の番です。夢をあきらめずに、困難や冒険や、そして誰もまだなしえてない未踏の世界へ、踏み出す勇気を持ちましょう。その困難を、必ず照らす、一筋の光が必ずあります。
きょうの一枚
菜の花が咲いていました。TBIのラリールートは、こんなお花畑がたくさん??

2005/02/22 (火曜日) 

「お金で遊んじゃいけません。」と、子供の頃よく叱かられました。みなさんもそうでしょ?たぶん彼らも、そうだと思うのですが・・・・・・どうしちゃったのでしょう。経済界の重鎮の発言もなかなか興趣に富んでいて、企業の新しいあり方!を示しています。その割にはすごい利益!!ですけど。まあそれもこれも成長期から成熟期に入った日本を感じさせるものです。
お話としては、例の新規参入問題よりも、グググッと、面白くなりましたね。なににしても「刺激」は必要です。これからは外敵の攻撃を警戒しながら、自分たちの捕食する相手を探すという、自然界の掟が、日々の活動のなかでもいっそう鮮明になるのでしょうか?まあ、もうそんな話をするのさえ、もういいか?!
そうそう、こちらのHPでは執筆陣に、原稿料が発生する仕組みになります。原稿料は毎週全員に総額で一定!!でもって、人気投票「誰のコラムが一番面白かったか?を投票してもらいます。んでもって、その人気投票量に按分して支払われるという仕組みを予定。きっとっ組織票とかはいるんだろうなあ・・・・・でもって「彼方へ」をよろしくお願いします!!「彼方へ」「彼方へ」「投票はぜひ彼方へとお書きください!!」えっ、選挙違反?事前運動?北の島には負けたくないんで。
きょうの一枚
いよいよ!!TBIのプレエントリーの締め切り迫る!!急げ!結構!!集まってますよ。で、急げといえば、11回大会の時の岩崎くん!!さあ今年の天気はいかに?
 

2005/02/21 (月曜日) 

NHK総合2月22日21時15分放送プロジェクトX「激走せよパリダカ 日の丸トラックVSモンスター」http://www.nhk.or.jp/projectx/lineup/lineup.html ついにこの番組に、HINOのパリダカへの取り組みが登場します。最近何かと話題のNHKですが、この番組などの果たしている社会的貢献は、ほかの何よりも大きく、我々が他社や大学と共同でやっている技術開発なども、行き詰ると「さあ、ここからがプロジェクトXだなあ」という感じで、この番組の目に見えない効果は侮れません。それが社会的貢献といった意味です。
日本は国土も狭く、道路も小さいですし、不整地を高速で移動しなければならない車両も要らない国です。軍需的にも、そうした背景がヨーロッパとくに東欧の巨大カミオンの進化との決定的な違いだということが窺えます。ぜひ!!観てください。そして感想を送ってください。
話は変わります。MFJから全日本エンデューロクラス・・・という資料が届きました。ご存知のように2005年は全3戦!で全日本エンデューロが開催されるようです。全日本戦・・・第1戦は3月26~27日SUGOです。「あっ!SUPER-Nとかぶってる。」のですが、SSERでは交通違反と事故の確率が高いために20年前に廃止した、一般公道を使ってのオンタイム性でのエンデューロ。難しいとは思いますが、ISDEにつながる道として発展成長させていただきたいものです。
きょうの一枚
祝 プロジェクトX 登場!!
2005年ダカールを走る菅原義正!!クルマのカラーリング・グラフィックデザインはGKデザインUSにお勤めの(ってすごいよ)の長男の作品!!一家総出で戦ってます。

2005/02/18 (金曜日) 

乾燥した大地にもこんなにかわいい花が咲きます。時にはエンジンを止めて、モンゴルの大自然に生きる小さくともたくましい命と、草原の風を感じてほしいですね。・・・BEIJING-ULANBAATAR CASE-2締切まであと7日!

2005/02/15 (火曜日) 

冷たい雨が降っている四国からお伝えします。
ここにきて急にBEIJING-ULANBAATARの問い合わせが増えてきました。海外からもです。ヨーロッパはガストンさんにとりまとめをお願いしていたのですが、こういうことになり変更せざるを得なくなりました。ドイツに代理店を予定しています。
またカナダからの参加の問い合わせには、輸送の問題を解決しなければなりません。予想以上に海外の方の興味が高く、ホームページも含めて国際化の遅れに、「なんとかしようSSER」と、ネイティヴイングリッシュのいける外国人女性の募集をしています。なぜ女性か?というところにはさまざまな憶測の流れるところですが・・・・・どなたかご紹介ください。もち松山在住に限定されます。
さてガストンさんの死は、世界中の多くのメディアで見ることが出来ます。残念ながら彼が第二の故郷と愛した日本では、まったく伝えられません。また海外のメディアからは、こちらに問い合わせがやってきています。彼が晩年に日本やモンゴルで何をしていたかということに興味があるようです。
きょうの一枚
このお行儀が悪いのは、ガストンとワタクシ。ガストンライエクラシックの表彰式前のリザルトの確認!?ふたりの背中に哀愁が漂う?

2005/02/14 (月曜日) 

御礼
このたびは、多数の方より故ガストン・ライエ追悼のご記帳を賜りました。大変ありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。このご記帳は、今しばらく受け付けますが、まもなくご親族の許へお届けいたします。まだの方はお早めにお願いいたします。
さてTBIならびにBEIJING-ULANBAATAR 2005の本レギュレーションは、プレエントリーの手続きをお済ませの方に、先週末をもって発送致しております。どうぞご確認ください。
3連休は、いかがお過ごしでしたか?朝夕はぐっと冷え込むものの、今日なんか日中は最高の天気です。花粉が心配といえば心配ですが・・・・・そろそろ走り始めるシーズン!!北のほうは多分まだでしょうか?こちらのHPも少しずつマイナーチェンジ?の企画進行中!新しい読み物も登場予定ですって。乞うご期待!!
きょうの一枚
TDN2004の表彰式後の集合写真、ガストンさんもいます。これが最後になってしまいました。

2005/02/08 (火曜日) 

少し日照時間が延びて、午後6時前だと、少し明るさが残るようになりました。旧暦のお正月ですね。これが終われば「春」でございます。(仙波風)
BEIJING-ULANBAATAR 2005における通関の問題が佳境に入ってきました。困難は人を強くする、のであります。中国仕向けは車両のみとなります。中国国内はビバークはチョー高級ホテル!ゴールするとパルクフェルメです。
10Kgバッグ・20kgバッグはモンゴル仕向けです。従って本エントリーフォームに同封される内容物リストは、2部に分けて記入してもらうことになりました。どんな案内文で説明するか?頭を悩ませ続けています。またMOTO部門は「じゃあ、北京まで着ていった服とか、捨てるわけ?」違います。主催者が国境まで運びますから、国境越えるときは各自で持って行って・・・ということになりそうなので重宝しそうなのが、ポケッタブル・デイパック!!SSER製を作る?という意見もありますが、どうなることでしょうか?参加予定者の皆さんには悩ましくも楽しい日々のことでしょうか?僕は悩ましくも激しい日々なのです。誰か常駐ボランティア!っていないでしょうね、きっと。ムッホが来てほしいなあ?!
きょうの一枚
明日は旧正月。中国やモンゴルなど旧暦を重んじている国は、日本と同じくらい正月の三が日を祝います。そういえば去年の旧正月は、長崎で「ランタンフェスティバル」を見物。さすがにこのイベントも、明日から・・・写真はそのヒトコマです。
中国では旧正月を春節と言い、 もっとも重要な祝祭日のようです。「春節」は旧暦の1月1日で、春節の前夜を「除夕(大晦日の夜)」といいます。家族みんなが集まり、寝ないで新年を迎えます。
日本も新旧で2回やればいいのにね。でもって旧正月はサッカーワールドカップ最終予選「北朝鮮-日本」戦。「見ないという選択もあるね」といったらブーイング。勝負事は因縁が深い ほどに面白いのかね・・・・

2005/02/07 (月曜日) 

輸入車ショウに2日間も張り付いて、いろいろなものを見て感じてきました。そんでもって、ここにこう書くのもなんですが、「これらのクルマに未来はあるのか?」それが最大の答え。答えという割にクエスチョンマークがついて「答えが質問」という、ブレストにおける禁じ手のようになってきましたが・・・・・・
環境先進国ドイツでは、メルセデスのSクラスに乗っていると「笑われる」そうで、世界の高級車のメインマーケットは、いまや中国・日本・アメリカ。そのうち中国と日本は割りと同じような傾向。アメリカでは、プロバスケットボールの選手とか、ラップ歌手、まあ黒人文化の成功者たちかギャングや売人(ナニノ?)ああ、悲しいではありませんか。わが世の春を謳歌する自動車産業に、義経のなかにある平家の滅びの足音。平清盛が、その権勢絶頂にありつつも、あの配慮振りには「サスティナビリティの思想」すら感じるのは僕だけ?
きょうは3枚
子供たちと奪い合うようにして、ハーレーにまたがった。そーか、ハーレーがなぜ日本のマーケットに受け入れられたか?一瞬にして理解!足つきだ!この足つきの良さのおかげでステップをあんなに前のほうにやらなければいかんのか・・・良いストレッチになりました。それにしてもハーレーって似合うでしょ。
もう一枚はSSERブースをのっとったKTM勢「あれの代理店はじめたの?」と聞かれた僕は「あんなアシのつかないバイクの代理店はせんよ」とハーレーのブースに消えていくのでした。

東京のフラットには、プチSSERコーナーができました。といってもファラオを走ったHPNがディスプレイされているのです。

輸入バイク戦線に波高し。ですか?僕はジェットスキーでウランバートルからバイカル湖まで行く!という冒険ツアーを計画。誰か一緒に行く?

2005/02/04 (金曜日) 

いま事務所にはKTM広島の前田君が来ています。
「やー前田君、調子どう?」
「いやー、絶好調っす」
「ほんとう?」
「ばっちりすよ」
とまあ、いつも同じ感じの前田君。で、何しに来ているのかというと、明日から土曜日曜の2日間「アイテム愛媛」(RRM96の車検会場)で開かれる輸入車ショウにやってきてくれています。話せば長くなるんですが、友人が運営している輸入車ショウの「ブースが埋まらんから、ヒトコマ付き合ってや!」「うちが?」「そーよ」「何を出すの?」「なんでも、ええんじゃ」「なんでもって・・・」そんな話をしたのは、もうずいぶんと昔なのですが・・・・・で、今年になって「なに出すか決まった?」「・・・・・」という顛末。「お疲れ様・・・」の仙波君はすぐ前の広大なブースで・・・我々はBEIJING-ULANBAATAR 2005 の小さなブースの中に、岩崎君のファラオのマシン660ラリーが1台と、05の640ADVがディスプレイ!!SSERとのヘンテコリンなコラボレーションが完成!!イインダカワルインダカという感じ。まあそんなこんなで、お近くでお暇な方は、ぜひ遊びに来てください。軽妙な前田君のおしゃべりも楽しめます。

2005/02/03 (木曜日) 

寒波もモンゴル方向に、引っ込み始めて、もうすぐ四国は春よね。3月の声を聞くと、四国路には「おへんろさん」の鈴の音が響きます。世界的にも規模の大きい1200kmのトレイルを有する巡礼路「へんろ路」は、世界遺産に登録しようという動きもあるくらい。そのロングトレイルですが、舗装路や林道も含まれています。ですが、いまこの路を一人で歩く者が増えています。なんと外国人の姿も見えます。TBIは、そんなイメージかな?四国南西部には、龍馬脱藩の道というトレイルも存在します。「道」というのは、さまざまな歴史や文化や、悲しみや喜びを運び続けて、いまもその名残をとどめていますねえ。
さてSUPER-Nに併催される「ヒストリックマシンエンデューロ」にオフィシャルスタッフが、続々と?エントリーの名乗りを上げています。もちろん古ければ少々は何でも良い!見たいな第1回大会!!ふるってご参加ください。古いウエアやヘルメットもあればポイント高いかも。
きょうの一枚
TBI!うんざりするほどのご機嫌で快適な林道をどうぞ・・・。

2005/02/02 (水曜日) 

日経新聞にボーイング社の全面広告が掲載されていた。京都を連想させるような、深い孟宗竹林。その上空を飛ぶB747の姿。ヘッドコピーは「MADE WITH JAPAN」僕は「・・・???」エアバスA380による世界戦略に乗り遅れそうな日本。ボーイングは新型の開発を断念。近い将来世界の空は変わる。そんなエアバスはパートナーシップを日本から中国にシフト。日本市場はガードが固かったのか、エアバスのセールス担当のため息が聞こえるよう。新聞による、アメリカからの強いメッセージは、WITHという言葉で、ボーイングって日本と共同で作ってるんだからな!と脅迫めいた圧力まで伴っているような感じ・・・・広告もとってつけたようだし。誰に伝えたいのかな?僕はヨーロッパ党なんだけどなあ。
「彼方へ」が、佳境に入ってきて、書く手も震えています。本当は、モンゴルの第1回大会が開催された1995年で終わるはずだったんですが・・・・・・・ですが、このこと(2002年の事故)については、情緒的にならずにあったままを書かなければ、と苦しんでいます。早いヒトには、 明日のメルマガで届きますね。あの暑い2002年の夏の日の記憶が。
きょうの一枚
今日も行く行く!四国の林道に。SSERのプロシードは、ランクルより頑強で丈夫と、思わず中古市場をチェックするのでした。国内生産の最後の一台。残ってる部品で組み立ててもらいました。これほんと。

2005/02/01 (火曜日) 

天気予報通り、四国の平野部にも積雪。でもこんな感じのって、子供の頃はしばしば。心配して早めに家を出たら、とっても早く事務所に着いちゃった。
BEIJING-ULANBAATAR 2005の、本レギュレーションの発送予定日が、昨日だったのですが、通関関係の資料の関係で、数日間延びる見込みです。現在のところ、遅くとも2月10日までに発送する予定ですので、ご了承ください。中国は現在のところ、一般の日本人旅行者で滞在15日以内なら、ノービザです。でもって、ラリーにもこれを適用してもらえるように交渉していますが・・・またモンゴルも、ビザが不要になるという情報があって、こちらも待機中です。
もっともっと自由になってほしいと思いますが、悪いことをしたり考えたりする人が多いで・・・すからねえ、人間って。「国境」日本にはとっても遠い単語。いったい国家とは、なんでしょうか?モンゴルに通い始めて、強く感じ考えるようになった国境。国家は何を求め何を怖がっているのでしょうね。
バイクの話。最近僕の家の周りに、ビッグスクーターが増えた。みんなスーパートラップをつけている。うるさい。バイクの将来を否定しているのは、いつもライダーだ。静かな排気音ではいかんのだろうか?音を大きくすると、良いことがあるんだろうか。と考えながら、「歳のせいではなくて・・・」とエクスキューズをする。
JRMレンタルバイクシステム!
さて、そろそろBEIJING-ULANBAATAR 2005まで、6ヶ月。国内ではマップホルダーも入手が厳しくてTBIでも、自作組みが同時多発中!!海外ラリー用のマシンは、自作組みからショップ頼みといろいろでしょうが、JRMのパリダカ用レンタルバイクシステムが、1台だけBEIJING仕様に振り返られて、リリースされました。時間がないけど・・・という方には早い者勝ちの一台。
詳細はコチラ http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/bike.html
きょうの一枚
事務所の前で、降る雪に埋もれつつあるプロシード、異常な使われ方をして、いま足回りごっそり!新品に交換中。

 

Organisation Voice 2005/01/13 (木曜日)

2005/01/13 (木曜日)

この後はもうたいしたことは無い!と書いたパリダカも、後半戦も大したことだらけ!だいたい砂嵐の襲来とともに始まったアフリカステージは、悲劇まで呼び込んでしまいました。KTMのコミュニケを翻訳していたのですけどBIG TANKのサイトに既出なので省略。ちょっと訳に難しい部分があって・・・・・しかし砂嵐も複雑なコースディレクションも、今に始まったことでもありません。いつものように内外(内とは参加者)から批判が始まっています。数年おきにパリダカはこうした批判にさらされます。そして変わることもあれば変わらないこともあります。批判をしながらも誰もが、心のそこから憎んではいないことが伺えます。ただしキニガドナーのコメントの中に「パリダカが殺した・・・」という部分があって、どう訳したら彼の本当の気持ちが伝えられるか?と、手が止まっていたのでした。こうした感情の嵐の中で書いたか言ったかは、やはりのどにこみ上げてくるものを禁じえません。
しかし、やはり・・・と今日一日は非常に不安で落ち着かない気持ちだったと告白しておきます。ですから参加者たちには、いかばかりかと・・・・・・・本当に彼のご冥福と、ご家族の安寧をお祈り申し上げます。

きょうの一枚
これは懐かしい!オリオールのVWバギー!かと思いきや、2001年RRMを走るスガワラテルヒト自作バギー!!エンジンは軽のものでちょっと非力でしたが、今の活躍のベースは、こうしたチャレンジの延長線にあったのですね。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「あわや、三橋!でも大丈夫だったね」
ラリーは2回目のマラソンステージ、の1日目。つまりゴールするとすぐにパルクフェルメというステージ12。MOTOのキャンセル空輸を受け、AUTO/CAMIONもパルクフェルメは無くなり、整備はできるようになったのだが、アシスタンスはやって来ていない。寂しいバマコのビバークだろう。そのステージで三橋はどうも、トラブルが続発の模様。サスペンションから始まって、最後はデフトラブル!!4時間のタイムロスをしながらも、執念のゴール!!昨年の悔しさがばねになっているのだ。総合ではポジションを2つ落として11位。そんなことは気にすることは無い。ただステージ13、カイエまでの長い道のりを無事に走りきり、アシスタンスが首を長くして待つ(たぶんSSのフィニッシュあたりには来ているだろうけど・・・)サービスへ飛び込んでほしい。2駆のままで走りきれないルートではないが、フェシフェシに捕まらないように・・・フェシフェシとは、ここらあたりには特に多くて、なんと例えればいいか、まあパウダーだまり!龍角散のプールみたいなものか!・・・カミオンの走った後ならもう大変。潅木の中のフェシフェシはそれはもう・・・パリダカでいやなものは、このフェシフェシと延々続くキャメルグラス!!っていうくらい。

チームスガワラは、さすがの展開なのだが、気にしていたビスマラのウニモグに交わされた!!2号車も、あのデルーイに交わされた!!のだが、どんまい。まだまだこれから。

MOTOの東さん、残念リタイアが確定した模様。でもよくがんばったです。

AUTOの勝負の行方は、MITSUBISHIの優勝は堅そうですが、ペテランセルとアルファンの両方が1-2フィニッシュはないんではないかという大胆予測!!今回ミツビシに起きているマシントラブルは、確率的にはどちらかのマシンにおきる!!よーな気がする。で1位はミツビシ!2位はVWクラインシュミット!!3位は日産ドウリビエ!!!日産は総合3位以内をとらなければ、来年以降パリダカ参戦は無い!!というC・ゴーン!!お願い!!ドウリビエ!!頑張って!!そして新しいワークス勢の構造力学のひとつを構成してね。と情緒的な気分。

どうか、いつまでも永遠の憧れ、夢とロマン!愉快で面白いモータースポーツ!!の隆盛の道を自ら示して!!パリダカール!

Organisation Voice 2005/01/12 (水曜日)

2005/01/12 (水曜日)

異常気象が只者ではない!!と世界のメディアが伝え始めました。カリフォルニア州の集中豪雨。3日間で半年分の雨が・・・・ってどこかで聞いたことがあるなあ?!と思ったら、半年前のTBI 2DAYSのときと同じコメント!!
もちろん今ダカールを吹き荒れている砂嵐も、これらには無関係じゃないようです。ほんとうにこれから日常生活の中に、どのようにサバイバル術を身につけていくか、真剣に考えます。まずは、最近まったく使わなくなったデイバックに、ラリーのときのエマージェンシーグッズを詰め込みましょう。さらに非常食、ストーブ、などなどを放り込みます。小回りのきく、小さなオフロードバイク、僕の場合TT125だけど、いつも満タンにして、身近においておこう。長靴、ゴーグル、サバイバルに適したウエアなど。おお!テントもある。シュラフとマットも忘れずに。・・・・・なんてやっていたら、あほらしくなって来るような気がして・・・・やめ。
むかし、アメリカを旅した友人が、オートキャンプ場だと思ってテントを張ったキャンプ場は、災害にあった地区の人々の非難キャンプだった・・・恥ずかしかった。という話と。日本を旅していたアメリカ人が、日本のキャンプ場を見て「災害にあった人たちだ・・・」と思ったという話。

災害は忘れたころにやってきてたはずが、記憶も新しいうちに次々やって来ます。もうすぐ阪神淡路から10年。どうかユメユメ油断なされるな。

きょうの一枚
モンゴルは乾燥してはいますが、雨も降れば雲もわきます。豊かな生命感のある大自然が息づいています。で、雲がこんなに低く感じるわけで、ヘリは雲と大地のほんのわずかな隙間を飛んでいるようなときもあります。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「ファブリツィオ・メオーニ逝く」
大変残念でショッキングなニュースが飛び込んできました。近年のパリダカのモト部門の顔となってたF・メオーニが、アタール-キファ間のステージでクラッシュ死亡しました。心から冥福をお祈り申し上げます。さて、KTMワークスは、先のファラオでのサンクトの事故死に続く悲劇として、相当なショックであることは想像に難くありません。メオーニは享年47歳、トップを張るライダーとしては破格の高齢ともいえます。また今回のダカールが最後であると、引退宣言をしてスタートしたというニュースも届いています。メオーニで思い出しのは、やはりGPS事件?ゴールでTVカメラに向かって「GPSが壊れて役に立たない」と憤慨して見せると、近くにいた地元民が、その物まねをして、大爆笑。それ以来スタートで紹介されるメオーニに向かって、コメンテイターは「今年は、GPSは大丈夫でしょうか?」と聞く羽目になります。ラリーはこうした悲劇を生み続けてきます。ティエリーの事故から来年で20年。ダカールは参加する誰にも過酷であるとともに、その存在そのものもサバイバルだといえます。

MOTO部門は、翌日のステージを完全にキャンセル。ラリーは喪に服します。ティエリーは生前から「私に何か起きても、ラリーは継続してほしい」と周囲に語っていたそうです。その遺志は受け継がれてきました。できることなら来年は、テネレにあるティエリー・サビーヌの木を目指すのではないかと思います。

AUTO部門では三菱の磐石の体制ができていますが、A・メイヤーがリタイアしてます。それにしても日産の三橋!!絶好調。

カミオン部門は、TEAM SUGAWARAの1号車の後ろからウニモグに乗る大ベテラン・ビスマラが、2号車も後ろからデルーイ!!まったく目が放せません。

 

 

 

Organisation Voice 2005/01/11 (火曜日)

2005/01/11 (火曜日)

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

3連休はいかがお過ごしでしたか?国内は大寒波で、日本海側は大雪の模様。冬のスポーツの苦手な南国の住人たちである我々は、北の島の住人をうらやましく思いながらパリダカこたつレポートにいそしむのでありました。

さて、ダカールは休息日をはさみ、翌日はアタール-アタールのループコース!ですからアタールの広い空港のビバークには、3泊もするんですね。これは実に名案で、おそらくモーリタニアの砂漠の中に取り残された参加者を、ヘリで救出したり、到着を待つのにはベストなシチュエーション。休息日とその翌日をループにすると決めている点で、参加者たちは思わず警戒したはず。

休息日のアタールに生き残っていたのは、MOTOが230台のエントリーに対し129台!AUTOは163台中100台、カミオンが69台中49台。休息日生存率60%と過去の1990年までのアガデスの休息日のハードさに戻ってきています。

さらに翌日の第10ステージ!!増岡選手がリタイア!ペテランセルは首位をガッチリ!!ですが、いずれもエンジンの調子は悪いみたい。トップ10入りを果たした三橋も、エンジンの不安を訴えている様子。

猛烈な砂嵐のステージを全力で戦い続けると、こうしたエンジン不調が現れるのでしょうか?一方のカミオン部門のチームスガワラは快調そのもの。カマズやDAFなどのモンスターに混じって、総合5位までに2台とも入っている。AUTOに例えると彼らのマシンはT-1みたいなもんで、ミッドシップのモンスターらはまあT-2。まあMITSUBISHIとVWのなかにランクル100で割り込んでいるみたいな感じなんです・・・・とくに2号車のテルヒトは、ドライバーデビュー戦!子供のころからパリダカに最も近いところで成長し、仕事はずっとパリダカ、という世にもまれなほどの環境でここまで来ました。確かに敵は老獪なやつ等ばかりですが、もうひとがんばりしてほしいももです。

MOTO部門の三ヶ尻、川合ともリタイアが確定しました。思わぬ救済措置がとられたマラソンエタップで、じつは先に書いた230台中129台!というのは、「多い!」生き残り台数だなあ!と思ったのでしたが、川合はガス欠!?三ヶ尻は、アタールのスタート時刻は一時刻まれたのでしたが・・・。

この後の展望
特に後半戦の山場というのは実は、このアタールのループだったので、この後はキフアやカイエス、タンバクンダといった、常連組みには知り尽くしたルートばかり。極端に言えば後半のモーリタニアが無くって、あとは楽!順位争いは熾烈でも、完走は目の前。ここで気をつけなければならないのは、立木への激突など。カミオン部門にはまだまだ厳しい狭いピスト!!しかし完走率は、終わってみたら50%なんて感じになりそうです。

Organisation Voicee 2005/01/06

2005/01/06 (木曜日) 

5日夕方、パリ・ダカの現場にいるバイラーから電話がかかった。衛星を介してのそれは、多少不明瞭だった。パリ・ダカは1月5日の朝のステージをむかえていた。電話のむこうは「砂嵐がすごい」と波乱のステージ予兆。いつもの年ならモーリタニアは1月中旬より強烈な砂嵐のシーズンになる。そのため、かつてのパリ・ダカールは、モーリタニアを抜けるのが困難だった。モンテカルロラリーがスケジュールに重なる、という理由でスタートを5日くらい繰り上げてクリスマスにした頃から、なんとか砂嵐のはじまる前のモーリタニアへ進むことができるようになったのである。そして、そこはやはり困難だった。

そのモーリタニアの風景はスゴイ。そんなモーリタニアに入る日の朝、バイラーの電話はパリ・ダカールが、やはりパリ・ダカールであることを告げていた。そして「寒い」と云う。モーリタニアには昨年は何十年ぶりという雨が降った。そして今年は寒波、それに半月早い砂嵐のシーズンの到来。やはり、どうも異常気象ぶりは、どこも変わらない。

この日、僕の推すC・マクレーもジャンプに失敗しクラッシュリタイア。そしてA・バタネンも後退、池町もエンジントラブルで後退と、NISSAN勢は昨日のパーフェクトウィンのあとの悲劇的な1日となった。R・ゴー ドン(VW)も後退してしまった。三橋は快走、この時点で総合20位はマシンのポテンシャルなどから見るとスゴイ。6日7日と2日間続く1000kmを超えるマラソンエタップのことを考えると少し不安だが!!そしてチームスガワラは、本領を発揮、これからグングン伸ばしてくるという知り尽くした展開、これだけは誰も見習えない程の達人の闘いぶり、しかも一子相伝の趣きすら漂う。さてMOTOも心配だが、マラソンエタップの2日間を、どうのり切ったかを見てみたいと思う。

パリ・ダカをやってるころ、いつも頭の中にあって離れない言葉があった。それは「サドンデス」突然の死のことである。快調な時にそれはやってくる、パーフェクトを積み重ね続けてなおやってくるサドンデス、だからパリ・ダカに惹かれたのかもしれない、ラリーレイド、全ての競技者に等しい困難と苦悩が与えられる。トップを競う者にしても、なんとか完走を願う者にも過酷であることは変わりがない。

きょうの一枚
砂漠に残された数筋かの轍。なぜにこうした風景がそそるのだろう? モンゴルにて


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2012年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2011年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2010年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2009年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2008年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2007年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 01 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2006年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2005年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2004年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2003年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2002年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2001年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
2000年 | 01 : 02 : 03 : 04 : 05 : 06 : 07 : 08 : 09 : 10 : 11 : 12
1999年 | 10 : 11 : 12月
旧Organisation Voiceはこちらからご覧いただけます。

Organisation Voicee 2005/01

2005/01/31 (月曜日) 

本格的な寒波!襲来の今日。朝から「本当にそうなの?」というほど良いお天気!でも気温はぐんぐん急下降中!!
50歳になったら、引退して・・・山に引っ込んで、目の前にはブルーベリー畑。杏やスモモなどの小ぶりな果実類を栽培して、小屋に入ると甘酸っぱいパイの焼けるにおい。ガレージには、往年のマシンたち。愛車はクラシックレンジとG/S。最近こしらえた露天風呂には、かやぶきの屋根をかけた。明礬温泉の湯の花がいつもたっぷり入っていて白濁・・・今の僕はそんな生活なんだ。
・・・・・と、そんな生活に入る予定だった2005年。現実は、そのまさに正反対。この調子じゃあ、どうも計画は60歳に延期になりそう。あと10年かあ。2015年。ところで、世界の危機的なターニングポイントは自説では2020年。むかし「2020年会議」なるものを主催して、定期的に会議を開催していた頃があります。
逼迫する食糧危機。不穏な東アジアの情勢。ヒステリックな世界。環境問題に端を発した、全地球的なノイローゼ・・・・・・・さて、もうすぐ春。G/Sの車検受けて、毎日のように山の方角に向かって走るんだい。
きょうの一枚
お出かけ暖機中の、最新のGS。
最も古いやつと最新のマシン。両方持ってるんですが、20年の歳月は思ったより重い。

2005/01/28 (金曜日) 

毎日毎日書いてると、まったくなんにも書けなくなるときがある。今日がそうなのだ。朝からずっと企画書を書き続け・・・悩み、苦しんでる。これがラリーの企画書なら、濃いいのができるんでありますが、残念。本業のプレゼンコンペの企画書。ああ、なんでコンペなんてのがあるんだい。「もう、君のところしかない!君に頼む!」って随意契約。通称ズイケイって言うんだけど。そーならないかなあ?
 
きょうの一枚
今日は我が親分の誕生日、いつもいろんなコトにアンテナを張り巡らせ、素晴らしい(たまには突拍子もない!?)企画を立ち上げ、夢を実現させて来た50年間に頭が下がります。これからも止めど無く溢れ出す「デッカイ夢!」と「スンゴイ野望!」を、ドキドキ・・・ちょっぴりビビリながら楽しみにしております。・・・ですが、くれぐれも無茶をなさらぬよう。なにせ親分あってのSSERでございますから。Happy Happy Birthday !! SSER関係者一同より

2005/01/27 (木曜日) 

バイクは後ろ姿が美しい。クルマはどうだ?!というお話。高速道路でチンタラ走る僕をビューンと抜いていったかっこ悪い後ろ姿のSUVに、追いついてみたらカイエンターボ。「なんだい、あの後ろ姿」「そういや最近のクルマ、お尻のデザインどうよ」「バイクは後ろ姿いいけど、クルマはいかんなあ」そこへまたまたやって来てビャーンと抜いていくのはSL「これも、いかん」「ドイツ人は尻がいかん」「色気というもんがない」そんな事を思いながら最近のクルマのデザインについて考えてみたりなんかした。するとキーワードは竜頭蛇尾!!な感じなんである。
フロントマスクは、どれも機嫌の悪そうな顔にデザインされているのにさ、そのくせお尻はヨワヨワ。だから、ルームミラー越しに迫ってくる姿は、なかなか勇ましいのだが、追い越して行った後は「ありゃりゃ・・・今のクルマってベンツ?」なのである。デザインの整合性が取れていない。しかしそれはある意味時代の空気かもしれない。世界中のクルマが顔にアイデンティティを求めすぎて、後ろ姿が貧弱でだいたいみんな同じようになった。見分けがつかない。
なぜ時代の空気と書いたかというと、それはダンディズムの後退を意味するからだ。去っていく姿、つまり後ろ姿で語らないといかん。出会いは普通、つきあえば奥が深く、去り行く姿は哲人。そんな人に私はなりたい。
きょうの一枚
なんでクルマのデザインの話なのに、こんな写真?四国の山の幸は、春の山菜にアマゴの塩焼き!

2005/01/26 (水曜日) 

国会が・・・小泉さんが・・・・・これ以上政治にかかわるコメントはしません。キッパリ!そんなことより、春の四国路のTBIのことを考えたり!BEIJING-ULANBAATARの夢を見たり・・・人生は愉し、と行きたいものです。
土星の衛星タイタンに着陸したホイヘンス!から送られてくる情報が面白く、メタンの海、メタンの雨、そこに生物の可能性?っていったい気温は!!2週間くらい前のニュースからだと、「米欧の研究チームが、空全体で最も巨大な星を三つ突き止め、米天文学会で発表した。分析に加わったローウェル天文台(米アリゾナ州)によるといずれも赤色超巨星で、一生を終えつつある年老いた星々。それぞれ直径は太陽の1500倍もあるという。(中略)この3つの超巨星の直径は10億マイル(16億キロ)を超え、半径は地球と太陽の平均距離の約7倍もある。仮に太陽の位置にこうした星があると、星の表面は木星の軌道を超え、土星の手前まで達する。ただし、質量は太陽の25倍しかないという。」だって。太陽も50億年後にはこんなになって、地球を飲み込むらしい。でも直径16億キロってじゃあ赤道円周は50億キロ!そのくらいの星に住めば地球人ものんびりだわな?赤道上に1kmにひとり!で住める。で地球では、人口が64億9千万人(世界人口時計>>>) ついでにここのサイトで、SSERの始まった1985年8月を見てみたら48億人!!やっぱ億単位で考えると、現実離れしてて思考停止になるみたい。日本は、世界は、地球は、NHKは・・どうなる?ってどうにもならないかもしれない。
ヒストリックマシン・エンデューロ!問い合わせが始まりましたよ。スガワラサンTBIもゼッケン1!!
TBIスタート会場決定「糸山公園」愛媛県今治市!前泊28日の宿泊希望の方は、サンライズ糸山!人数は限られていますが、割と安くて車検会場を目の前に望めます。
きょうの一枚
これ、糸山の車検&スタート会場です。というか会場の目の前に見える来島海峡大橋。この来島は、有名な潮流で、川のように潮が流れます。で、この来島で獲れる真鯛が特に有名で・・・って観光ガイドみたい。

2005/01/25 (火曜日) 

ヒストリックマシンエンデューロ!早くもUP!しました。あの高知の夜から24時間以内に新しい企画がスタートするなんて!!?よし、これを20周年のサプライズ第1弾にしよう!でもってシリーズ化するかという噂も。さあ、みんな古いバイク探そう!ぼくはブルタコがほしいのだが・・・・・
名古屋のイワサキモータースから、BEIJING-ULANBAATAR2005のサポートプログラムがHP上 (今日のOV最後にリンクがあります) で発表されています。彼は古くからのモンゴル参加ライダーでもあり、クワドで海外ラリーを初めて走った日本人でもある!!でツールドニッポンでも常にサポートカーを出し続け、頑張っているのであります。サポートが必要とお考えの方は、ぜひご活用ください。
またYZ400WR98年モデルのラリー仕様が、「For SALE!」になっています。金額は聞いてないんですが、興味のある方はぜひどうぞ。オーナーは「今度はセル付で出る」ということで、こいつにはセルはないが、スペアパーツはたくさん。安いといいんだけど・・・・・
ダカールも終わってひと段落!!でもモータースポーツ界は、本格開幕。モンテカルロラリーは、復活のミツビシが表彰台をゲット・・・・後半戦まで難しいと言われていたんだけど、ターマックスペシャリスト、ジル・パニッツィが見事3位に。でも相変わらずシトロエン、プジョー勢は強い!頑張れニッポン!!
岩崎モータース
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/top.html
サポートプログラムのページ
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/service.htm
(05/01/31 URL変更)
「For SALE!」
BEIJING-ULANBAATAR 2005に参加予定の横浜在住の方から、前回モンゴルに出場したマシンをお譲りしますとのメール。ETAP1で負傷リタイア!で、マシンは絶好調!だと思います。
車名:’98 ヤマハYZ400(ギア比WR400仕様/セル無)
走行距離:1130km程度
改造内容:モトハウス製F,Rショック/ICO製トリップメータ/レース仕様ブレーキ
パッド/チタンRキャリア/チタンサイドステップ
スペアパーツ:モトハウス製F,Rショック/F,Rタイヤ/ラジエタ/カウルガレージ内保管以来車庫保管。
金額は聞かなかった。オークション?写真は少し付属させます。ご興味のある方はお早めに。
興味のある方はコチラまでお問い合わせ下さい

2005/01/24 (月曜日) 

「高知の熱い夜」
土曜日は、ご案内いただいた高知の新年会に行って参りました。天気予報はこの冬一番の冷え込み、四国の高速道路も「明日の帰りはやばいかも」なニュース。さすがの高知もやや寒い。面倒だからと会場のホテルを宿に、チェックインするや一眠り。そうお昼寝、約1時間。高知の新年会は20年目だそうで、噂には聞いていたのですが、初めて出席。何でもっと早くから招待してくれないのと僕。実は知る人は知っていますが、僕は高知と松山のハーフ!あの熱い高知県人の血が流れとるきー!ほら。それにしても、いやーもう感激でした。
新年会場はホテルの最上階。入り口にはSSER様御席の看板「????」会場には、40名近い出席者。座席が足りなくて大慌ての主催者!!ったって、僕のことではない。出席者は、たくさんの古株の顔や、最近の顔、いつも一緒のオフィシャルの顔。もちろんバイク屋さんも何人も・・・かかっているビデオは、第1回のSSERやTBI。思わずジャパネットタカタのCMを思い出してしまいました。高知の人たちはこうして熱く、心が広くて、みんな仲良くて・・・最後はツブレて、高知の熱くて長い夜は更けていくのでした。
「オフロードバイクやモータースポーツ文化論」面白かったです。で提案。シンポジウムみたく、酔うまでに先にいろんな話し合いをして、それから飲み会!とか言うのはどうですか・・・たくさん貴重な意見を聞いたのに・・・忘れちゃった。結局最後は、僕の周りではC2SSがどうのHT-1、トレールボスの、とヒストリックマシン・エンデューロをやる話が決まりました。さて、いつどこでやるかな。まず1回目はスーパーNの昼休みのアトラクションでやりますか??
きょうの一枚
ヒストリックマシン・エンデューロにちなんで1985年SSER 2DAYSの走行風景。このころの憧れのマシンが、いまやヒストリックとはねえ。
告知 – 第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
競技の名称:
第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
開催日時:
2005年3月27日日曜日12:00より
(SUPER-N内でのミニイベントです)
開催会場:
美馬MX場
参加資格:
1984年までに製造されたエンデューロ、オフロードマシン(ナンバー不要)製造年が特定できないものは、そのモデル最終製造年とする。
参加費:
3000円
競技方法:
製造年の古い順に1年につき5秒間隔でスタート、同一製造年モデルは同時スタート、約5kmのコースを最も先にゴールした者から順に順位をつける。
賞典:
1位
参加料全額の50%
レース結果の1位
コンクール
デレガンス
参加料全額の30%
マシンだけでなくウエアやトータルで美しくてカッコよかった人
2位
参加料全額の15%
レース結果の2位の方
3位
参加料全額の5%
レース結果の3位の方
その他
各賞
 
 
 
お申込はこちらのサイトから

2005/01/21 (金曜日) 

そうそう、フランスのツゥ-ルーズでは、エアバスA380の発表会が、行われました。発表会には仏シラク大統領、独シュレーダー首相らが出席して、まさにEUサイドのシンボルのような祭典。総2階建ての巨大な機体は、とってもかわいい。カジノにするなんて話もあって、面白そうです。いま受注もB747を大きく引き離し、新しい時代のワールドスタンダードになりつつあります。そうした流れにボーイング陣営の日本国内の航空各社のリスクが叫ばれています。まあ、そう言いなさんな、と言うのが感想。なんでも勝ち馬に乗る!とかばかりせずに・・・でもA380は全席Yクラスだと850席!!すごい!!発表会のHPをお楽しみください。(http://www.airbus.com/events/a…….)
でも、そんな大量輸送時代なのか?という疑問も。むしろ僕はボンバルディアのリアジェットが欲しい。また日本郵船は飛行船ツェッペリン号を購入。愛知万博の宣伝で、飛ばすんだって。
話は変わって、SSERシリーズ。世の中のエンデューロマシンの排気騒音が落ち着くまでは、なかなかオープンエリアにたびたび出て行けない現状の中で、頑張って開催!!特に今年は3戦ともチームクラスには小額ながら賞金!!シリーズランカーの個人にも賞金を用意いたしました。
SSER 2DAYS CLASSIC以外の2戦はラリークロス+公道という形になりますが、クローズコースだからな!と言わずにご参加ください。みんなでわいわい過ごせる有意義なものになってきていますよ。特にあの晩メシ!!これだけでも・・・・・。
この場を借りてオフィシャル通信
TBI 2005&BEIJING-ULANBAATARのレギュレーションとロジスティックスのミーティングを準備中。都合をメールしてください。2月下旬くらいを予定。
きょうの一枚
快晴のラリークロス会場。走り行く後姿は・・・今年は林道部分も増えて距離が長くなりますよ。どうぞお誘いあわせで・・・・・。

2005/01/20 (木曜日) 

さすがに大寒の今日は、日本列島も寒さに縮み上がっています。
暦便覧には、冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也とあり、1年でもっとも寒い日、だそうですな。
ところでこの大寒とかは、どういう起源によるものかと言うと、って調べてみただけの話ですが、「二十四節気」つまり1年を12で分けた上にさらにそれを半分に分けたもののようですね。実際には二つの方法があって、1年の日数を単に24で割る(15.22日)方法と、太陽の黄道(太陽が1年間に一回りする道)を24等分する方法(角度にすると15度)この二十四節気は旧暦の日付を決めるために必要だったわけであります。中国やモンゴルのように旧暦で正月を祝う国では、大寒はお正月の前。お正月は春の初めのようなものです。日本では明治初期に旧暦の使用をやめて西欧化するんですね。ところが今でも、季節を表現する大切なことばとして、我々の生活に深く根ざしていますね。まあ春分の日と秋分の日は祭日にもなっていることですし。こうなれば立秋・立春・夏至・冬至・大寒くらいは祭日にしてしまうのはどうすか?成人の日みたいに「いつでもいいから連休にしてしまおう」という考えは、なにか「決まりごと」っぽくなくて日本人には馴染まない。
日本人に馴染まないというと、モータースポーツ。石原都知事は「三宅島でマン島TTレースみたいのができないかね」だって。さらに「警察がウンと言わんか」だって。この人、良くわかっているのにびっくり。マン島にも行ったことがあるらしい。だれか東京都に提案しませんか。運営?お手伝いしますよ。
きょうの一枚
TBI。今年のテーマは海と島。ゴール付近でパチリ!!

2005/01/19 (水曜日) 

朝から、TBIの用地借用の話にとある市の役所へ出向いた。これがお役所か!!というほどのすばらしい対応をいただいた。しかし用地は県のもの・・・じゃあ県にお伺いを立てに・・・ということになってちょっとした用地を借りるのも数日がかりだ。でも、この場所はとても素晴らしくて、なんとしてもスタート地にしたいと頑張ってます。ゴールも良いですよ。どうですか、今からでも。こうしたラリーイベントを広域的に開催するのは、実に大変だが、今回は住み慣れた四国。なのだが・・・・でも今回のTBI、参加者の期待も大きく、参加人数も少なくない。濃厚な四国の濃厚な世界を、しっかり堪能できることでしょう。僕も初心に帰ったように頑張りますけん。
今、忙しいこと・・・TBIのルート制作、SUPER-Nの準備!!BEIJING-ULANBAATARの交渉!!80G/S-CLUBのことって?
きょうの一枚
ほーら、もうすぐ春。春分峠に登る道。いよいよ四国の旅が接近中。

2005/01/18 (火曜日) 

今日はとてもいい天気でした。こんなのを小春日和といいますかね。いや、確か小春日和というのは、晩秋から初冬にかけて使う言葉、ということは?・・難しい日本の常識。この暖かな春のような天気をこの時期に言い現すのはどういう言葉があるのか?と、悩んでいます。
昨日は阪神淡路大震災から10年。あの日(正確には前夜)僕は、モンゴルの帰国便が遅れて、深夜の関空に降り立って、大阪の寿司屋で飯を食った。夜が明けるまでには、阪神高速を抜けて、瀬戸大橋を渡り事務所に帰り着いていた。数時間の後に、その阪神高速は倒壊、神戸は壊滅的な被害を受けた。恐るべし大地震。そんな幕開けとなった1995年、それは我々にとっても忘れえぬ年となった。SSERの10周年、ラリーレイド・モンゴルのスタート。もう、あれから10年・・・・・・・歩んできた道のりが、間違っていなかったでしょうか?
話は変わりますが、SSERの始まったのがさらに10年さかのぼり1985年。85年といえば、ガストン・ライエがパリダカの2連勝を飾り、テレビでは地上波でお茶の間にパリダカの鮮烈な映像が飛び込んできた時代。そんなガストンにあこがれた僕の80G/S-PDは85年製。ということで、80G/Sクラブ・・はどうなったかという続報。ジャーン!!まもなくHPがスタートします。バーチャルツーリングとか、日本縦断リレーツーリングとか・・・いそがしいあなたにも?ぴったりの企画で、スタートしますので、会員の申し込みを済まされている方で、まだ情報をお寄せいただいてない方はお急ぎくださいな。URLは、また、こっそり教えます。どうせここからリンクを張るだろうと思っているあなた・・・残念でした。
再び話は変わります。ラリーが終了したのを機に、フアブリッツイオ・メオーニとリシャール・サンクトを、短期間に失ったKTMに対して、深く哀悼の意を表します。思えば1988年、我々のチームは、西山氏を招き、おそらく初めてパリダカールにKTMを持ち込みました。西山氏の話ではKTM本社は、その当時のLC-4の耐久性に関して懐疑的で、どちらかというと賛成を受けて参加したというわけではありませんでした。あまり多くのスペアパーツの詰めなかった我々のマシン(AUTO)にも、わずかばかりのKTMのパーツを積み、夜明け前のタマンラセットへ向かう砂漠の中で、押しがけを続けたのを、昨日のように思い出します。その時の情勢から、いまのKTMの隆盛を誰が想像できたことでしょう。そして、総合優勝までの長い道のりを、迷わずに歩んできた姿勢に、世界は評価をしているわけです。相手はBMWやHONDA、YAMAHAといった大企業ばかり、今度こそはと臨み続けた苦難の道のりは、ある意味では挑戦者としての気概に満ちていたことでしょう。勝てない歳月が続きましたが、それでも着実で、そしてそのデータを、すばやく市販車にフィードバックしていきました。一般のライダーにも、その高性能のマシンは受け入れられ、ついに大メーカーに比肩するまでになってきたという感じがします。
さて、この悲劇はそうしたKTMに対して、きわめて厳しい試練であるかのように見えます。しかし、このフィールドを駆け抜けたものとしてのリーダーシップとイニシアティヴはゆるぎの無いものだと思います。もちろんマーケットは、ほかにもあるでしょうが、今回の出来事を真正面から受け止めて、さらにたくましく歩んでいただきたい、とそう願います。応援の賦です。
きょうの一枚
このあたりでKTMといえば前田くんです。若さあふれる・・・・・っていつまでも若いつもりの彼でも、今いくつかね?

2005/01/17 (月曜日) 

「総合2位!6位!おめでとう。チームスガワラ」
結果はともかくも、ダカールは今年も多くの英雄たちを迎えて沸き立っていることでしょう。MOTO部門では、悲劇を乗り越えたKTMが・・・ここまでというほどの市場独占状況で総合優勝!!AUTO部門では、MITSUBISHIの5連覇!、VWも頑張りました。悲願の総合3位を逃したものの、日産の戦いぶりも印象的でした。どうかゴーンさん!撤退なんて言わないで・・・・・。さてCAMION部門!!総合2位に菅原義正さん、まことに見事です。3部門からなるダカール、どの部門も公平に報道し、評価してほしいものです。AUTO部門の日産を見れば、CAMION部門の総合2位は、凄いじゃないですか。こうなったらヨーロッパでやるのをやめて、チームスガワラでニッサンをやったらどうですか?!ゴーンさん。あっ、いや、これは立場をわきまえぬ発言。訂正します。
どちらにしましても、チームスガワラに、大拍手!!を送ります。
チームスガワラの、もうひとつ凄いところは、完走している多くの日本人チームの中にあって、完全にプライベーターとして独立しているところも見逃せません。スポンサーの調達を始めすべてのマネージメントを、自分たちでやらなければならないのです。大変だと思いますね。しかもそれでパリダカ史上最高の出場回数と、おそらく完走回数。これが日本の国技でもだった日には、人間国宝ですな。また菅原さんの準優勝のタイムはAUTO部門と比較しても、なんと17位より上位。T-1クラス優勝1-2-3フィニッシュを高らかにうたうTOYOTAチームの最上位より、さらに上にいるという事実なのですが・・・・・もちろんカミオンに有利な部分も少しはありますが、しかしそれはAUTO部門に比べれば、パンク修理一回にかかる時間を比べても、恐ろしくハンディ。パワーウエイトレシオや排気量ウエイトレシオで、ランクル100に勝っているとも思えませんしね。また前半はスタートが最後からなので、夜は遅くなるし、遅いマシンに行く手はふさがれるし・・・と考えれば、やはり恐るべしといっていいでしょう。
きょうの一枚
で、その菅原さんは、こんなこともやってます。
2002年RRM、今年のBEIJING-ULANBAATARにも、なにやらこんなマシンを持ち込む計画をしている様子。ここらが強さの秘訣でしょうか。

2005/01/14 (金曜日) 

トヨタランドクルーザー100を駆る、TEAM TOYOTA AUTOBODY?がT-1クラスの1-2-3フィニッシュを成し遂げそう!!もともとはT-1-2市販車無改造ディーゼルクラスの1-2-3を目指していたのですが、気がつけばT-1のオーバーオール(ってのも変だけど・・)が目前。ランクルファンとして、また浅賀さんや右京さんをよく知るものとして、また昨年の屈辱からのリターンマッチとして、心からの祝福を送りたいと思う。のだけれど・・・ちょっとまだ数日あるので、ちょっと待とう。
それよりも今日はディーゼル?について話したい。僕もこれまで参戦してきたのはいつも、ディーゼルだった。実は、いまやシュレッサーバギー(FORD)も、クラインシュミットやサビーらの乗るVWトゥアレグバギーも、BMWも、マニャルディが乗るHONDA?も、みんなディーゼル。逆を言えば日産と三菱だけがガソリン!!という構図になってしまっている。今トップ10の中はガソリン:ディーゼル比率は、なんと5対5!!という状況。理由はいくつかあるのだが・・・ディーゼルの重たいエンジンブロックを積んででも有利だと判断するだけのレギュレーションの謎があるのです。
それは、今のパリダカが陥っている大の問題である、ラリーの二極化を押さえるために、ガソリンエンジンに課せられた規制。もちろんターボはだめ、排気量ごとに窮屈なリストリクター径の設定。ところがディーゼルならターボもOK!なわけです。砂丘越えなどは、粘り強いディーゼルエンジンのほうが向いていたりします。
つまり主催者の狙いは、あながち外れていたわけでもありません。しかしそれでも上位陣の速さは別格!!ディーゼルでT-1の上位独占目前のTOYOTAに拍手・・・でもその後の新聞広告などは、もっと洗練させてね!!
きょうの一枚
バイラーとカミオンとモンゴルの砂丘。いまはチームスガワラで懸命のアシスタンス中。姿が容易に想像できて、楽しい。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

チームスガワラ1号車が、メルセデス・ウニモグのビスマラとデッドヒートを繰り広げています。ビスマラは、かつてはレンジローバーで上位を走っていたプライベーター!!明日の長丁場で総合3位・クラス優勝ははっきりするでしょう。そして後方にはDAFの怪物、デルーイ!!そしてその後ろに、チームスガワラ2号車テル!さらにわずかの差で、後ろにデルーイJrここは厳しい。でもスタートすぐにパスさせて、あとはずっとほこりの見える範囲でついていけばいい!!ので1号車は、デルーイの親父を抑えて、2号車はデルーイJrを抑えて、DAF対HINOの親子対決に、勝利を収めてダカールの歴史に名を留める!!という筋書き。残り最後のダカールが俄然面白くなってきました。
MOTO部門はいろいろな意味で心配!!昨日のステージ1位のタイムでもAUTO部門のトップ10にも入らないようなタイム。どうもKTMワークスは撤退はしなかったもののスローダウン気味に走っている様子。それにしても参加者のほとんどがKTM!リザルトを見るにつけ不思議な気分です。
AUTO部門は変化なし。珍しくリタイアのないステージとなった。いよいよ明日はタンバクンダまでの500km超のSSいよいよセネガル!!ここが最後の山場。

2005/01/13 (木曜日) 

この後はもうたいしたことは無い!と書いたパリダカも、後半戦も大したことだらけ!だいたい砂嵐の襲来とともに始まったアフリカステージは、悲劇まで呼び込んでしまいました。KTMのコミュニケを翻訳していたのですけどBIG TANKのサイトに既出なので省略。ちょっと訳に難しい部分があって・・・・・しかし砂嵐も複雑なコースディレクションも、今に始まったことでもありません。いつものように内外(内とは参加者)から批判が始まっています。数年おきにパリダカはこうした批判にさらされます。そして変わることもあれば変わらないこともあります。批判をしながらも誰もが、心のそこから憎んではいないことが伺えます。ただしキニガドナーのコメントの中に「パリダカが殺した・・・」という部分があって、どう訳したら彼の本当の気持ちが伝えられるか?と、手が止まっていたのでした。こうした感情の嵐の中で書いたか言ったかは、やはりのどにこみ上げてくるものを禁じえません。
しかし、やはり・・・と今日一日は非常に不安で落ち着かない気持ちだったと告白しておきます。ですから参加者たちには、いかばかりかと・・・・・・・本当に彼のご冥福と、ご家族の安寧をお祈り申し上げます。
きょうの一枚
これは懐かしい!オリオールのVWバギー!かと思いきや、2001年RRMを走るスガワラテルヒト自作バギー!!エンジンは軽のものでちょっと非力でしたが、今の活躍のベースは、こうしたチャレンジの延長線にあったのですね。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「あわや、三橋!でも大丈夫だったね」
ラリーは2回目のマラソンステージ、の1日目。つまりゴールするとすぐにパルクフェルメというステージ12。MOTOのキャンセル空輸を受け、AUTO/CAMIONもパルクフェルメは無くなり、整備はできるようになったのだが、アシスタンスはやって来ていない。寂しいバマコのビバークだろう。そのステージで三橋はどうも、トラブルが続発の模様。サスペンションから始まって、最後はデフトラブル!!4時間のタイムロスをしながらも、執念のゴール!!昨年の悔しさがばねになっているのだ。総合ではポジションを2つ落として11位。そんなことは気にすることは無い。ただステージ13、カイエまでの長い道のりを無事に走りきり、アシスタンスが首を長くして待つ(たぶんSSのフィニッシュあたりには来ているだろうけど・・・)サービスへ飛び込んでほしい。2駆のままで走りきれないルートではないが、フェシフェシに捕まらないように・・・フェシフェシとは、ここらあたりには特に多くて、なんと例えればいいか、まあパウダーだまり!龍角散のプールみたいなものか!・・・カミオンの走った後ならもう大変。潅木の中のフェシフェシはそれはもう・・・パリダカでいやなものは、このフェシフェシと延々続くキャメルグラス!!っていうくらい。
チームスガワラは、さすがの展開なのだが、気にしていたビスマラのウニモグに交わされた!!2号車も、あのデルーイに交わされた!!のだが、どんまい。まだまだこれから。
MOTOの東さん、残念リタイアが確定した模様。でもよくがんばったです。
AUTOの勝負の行方は、MITSUBISHIの優勝は堅そうですが、ペテランセルとアルファンの両方が1-2フィニッシュはないんではないかという大胆予測!!今回ミツビシに起きているマシントラブルは、確率的にはどちらかのマシンにおきる!!よーな気がする。で1位はミツビシ!2位はVWクラインシュミット!!3位は日産ドウリビエ!!!日産は総合3位以内をとらなければ、来年以降パリダカ参戦は無い!!というC・ゴーン!!お願い!!ドウリビエ!!頑張って!!そして新しいワークス勢の構造力学のひとつを構成してね。と情緒的な気分。
どうか、いつまでも永遠の憧れ、夢とロマン!愉快で面白いモータースポーツ!!の隆盛の道を自ら示して!!パリダカール!

2005/01/12 (水曜日) 

異常気象が只者ではない!!と世界のメディアが伝え始めました。カリフォルニア州の集中豪雨。3日間で半年分の雨が・・・・ってどこかで聞いたことがあるなあ?!と思ったら、半年前のTBI 2DAYSのときと同じコメント!!
もちろん今ダカールを吹き荒れている砂嵐も、これらには無関係じゃないようです。ほんとうにこれから日常生活の中に、どのようにサバイバル術を身につけていくか、真剣に考えます。まずは、最近まったく使わなくなったデイバックに、ラリーのときのエマージェンシーグッズを詰め込みましょう。さらに非常食、ストーブ、などなどを放り込みます。小回りのきく、小さなオフロードバイク、僕の場合TT125だけど、いつも満タンにして、身近においておこう。長靴、ゴーグル、サバイバルに適したウエアなど。おお!テントもある。シュラフとマットも忘れずに。・・・・・なんてやっていたら、あほらしくなって来るような気がして・・・・やめ。
むかし、アメリカを旅した友人が、オートキャンプ場だと思ってテントを張ったキャンプ場は、災害にあった地区の人々の非難キャンプだった・・・恥ずかしかった。という話と。日本を旅していたアメリカ人が、日本のキャンプ場を見て「災害にあった人たちだ・・・」と思ったという話。
災害は忘れたころにやってきてたはずが、記憶も新しいうちに次々やって来ます。もうすぐ阪神淡路から10年。どうかユメユメ油断なされるな。
きょうの一枚
モンゴルは乾燥してはいますが、雨も降れば雲もわきます。豊かな生命感のある大自然が息づいています。で、雲がこんなに低く感じるわけで、ヘリは雲と大地のほんのわずかな隙間を飛んでいるようなときもあります。
 
「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

「ファブリツィオ・メオーニ逝く」
大変残念でショッキングなニュースが飛び込んできました。近年のパリダカのモト部門の顔となってたF・メオーニが、アタール-キファ間のステージでクラッシュ死亡しました。心から冥福をお祈り申し上げます。さて、KTMワークスは、先のファラオでのサンクトの事故死に続く悲劇として、相当なショックであることは想像に難くありません。メオーニは享年47歳、トップを張るライダーとしては破格の高齢ともいえます。また今回のダカールが最後であると、引退宣言をしてスタートしたというニュースも届いています。メオーニで思い出しのは、やはりGPS事件?ゴールでTVカメラに向かって「GPSが壊れて役に立たない」と憤慨して見せると、近くにいた地元民が、その物まねをして、大爆笑。それ以来スタートで紹介されるメオーニに向かって、コメンテイターは「今年は、GPSは大丈夫でしょうか?」と聞く羽目になります。ラリーはこうした悲劇を生み続けてきます。ティエリーの事故から来年で20年。ダカールは参加する誰にも過酷であるとともに、その存在そのものもサバイバルだといえます。
MOTO部門は、翌日のステージを完全にキャンセル。ラリーは喪に服します。ティエリーは生前から「私に何か起きても、ラリーは継続してほしい」と周囲に語っていたそうです。その遺志は受け継がれてきました。できることなら来年は、テネレにあるティエリー・サビーヌの木を目指すのではないかと思います。
AUTO部門では三菱の磐石の体制ができていますが、A・メイヤーがリタイアしてます。それにしても日産の三橋!!絶好調。
カミオン部門は、TEAM SUGAWARAの1号車の後ろからウニモグに乗る大ベテラン・ビスマラが、2号車も後ろからデルーイ!!まったく目が放せません。

2005/01/11 (火曜日) 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!
3連休はいかがお過ごしでしたか?国内は大寒波で、日本海側は大雪の模様。冬のスポーツの苦手な南国の住人たちである我々は、北の島の住人をうらやましく思いながらパリダカこたつレポートにいそしむのでありました。
さて、ダカールは休息日をはさみ、翌日はアタール-アタールのループコース!ですからアタールの広い空港のビバークには、3泊もするんですね。これは実に名案で、おそらくモーリタニアの砂漠の中に取り残された参加者を、ヘリで救出したり、到着を待つのにはベストなシチュエーション。休息日とその翌日をループにすると決めている点で、参加者たちは思わず警戒したはず。
休息日のアタールに生き残っていたのは、MOTOが230台のエントリーに対し129台!AUTOは163台中100台、カミオンが69台中49台。休息日生存率60%と過去の1990年までのアガデスの休息日のハードさに戻ってきています。
さらに翌日の第10ステージ!!増岡選手がリタイア!ペテランセルは首位をガッチリ!!ですが、いずれもエンジンの調子は悪いみたい。トップ10入りを果たした三橋も、エンジンの不安を訴えている様子。
猛烈な砂嵐のステージを全力で戦い続けると、こうしたエンジン不調が現れるのでしょうか?一方のカミオン部門のチームスガワラは快調そのもの。カマズやDAFなどのモンスターに混じって、総合5位までに2台とも入っている。AUTOに例えると彼らのマシンはT-1みたいなもんで、ミッドシップのモンスターらはまあT-2。まあMITSUBISHIとVWのなかにランクル100で割り込んでいるみたいな感じなんです・・・・とくに2号車のテルヒトは、ドライバーデビュー戦!子供のころからパリダカに最も近いところで成長し、仕事はずっとパリダカ、という世にもまれなほどの環境でここまで来ました。確かに敵は老獪なやつ等ばかりですが、もうひとがんばりしてほしいももです。
MOTO部門の三ヶ尻、川合ともリタイアが確定しました。思わぬ救済措置がとられたマラソンエタップで、じつは先に書いた230台中129台!というのは、「多い!」生き残り台数だなあ!と思ったのでしたが、川合はガス欠!?三ヶ尻は、アタールのスタート時刻は一時刻まれたのでしたが・・・。
この後の展望
特に後半戦の山場というのは実は、このアタールのループだったので、この後はキフアやカイエス、タンバクンダといった、常連組みには知り尽くしたルートばかり。極端に言えば後半のモーリタニアが無くって、あとは楽!順位争いは熾烈でも、完走は目の前。ここで気をつけなければならないのは、立木への激突など。カミオン部門にはまだまだ厳しい狭いピスト!!しかし完走率は、終わってみたら50%なんて感じになりそうです。

 


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2005/01/07 (金曜日) 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!
昨日のOVで、砂嵐・波乱の予兆と書いて、ゴールは?と見てみれば、まさに大波乱。マラソンステージの1日目は、それは近年にまれなほどの過酷さになった模様です。マラソンステージとは、ビバークがSSのゴール&スタートになる日の2日間をくっつけてしまおう、という考え方。したがってゴールすると、すぐにマシンをパルクフェルメに入れなければならず、翌日もスタートからSS、つまりトラブルを抱えていたら、ビバークのニュートラルな時間ではなく、SSの中で、タイムを削りながら修理をしなければならないということになります。われわれも、むかしフロントデフを、ゴール前で損傷させ、泣いたことがあります。けっしてプライベーターとワークスの差を埋めるための・・・・という説明には納得のいかないものではありましたが・・・。まあ一晩で新車になってしまうワークスと、せいぜいエアクリーナーを変えて、足回りのまし締めるくらいしかしないプライベーターと考えれば、その話は頷けたものでした。
さて、そんなマラソンステージの前で、残念ながら池町はエンジントラブルでリタイアを余儀なくされていた模様。TDNで彼にレンジローバーのステアリングを預けて、ビックリ!!スムースでうまいんです。ETCに60km/hで突っ込むのには、ガストンは大喜び!!昨年のT-1優勝がフロクでない!というところを証明したかったはずですが、これもパリダカの厳しいところ。次を期待しましょう!!いっぽうの三橋は大健闘!!いやもうそれはすごい勢い。ここまですごいとは正直びっくり!!なんと前半折り返しまでに総合で12位!!おそらく本人も予想以上にビックリしているはず!!マシンのポテンシャルを考えて、無理をしなければ、ビッグリザルトも夢じゃない!!でも先はまだ長い!!がんばれ!NISSAN(マジで)ガンバレミツハシ!!
で、NISSANといえば、正規軍とドスードというフランスのインポーターチームに分かれるんですが、正規軍はマクレーダバタネンだというWRCチャンピオンぞろい。一方のドスードから、ミツハシ、イケマチ、そして篠塚!!でもクラッシュリタイア。
こうなってくるとMITSUBISHIの強さが際立ってきました。ペテランセル、アルファン、増岡らの強いこと。リザルト上位陣からNISSANやVWは、姿を消してしまいました。そこはやはり積み重ねた量の違いなんだろうか?
こうした困難な局面に強いといえばTEAM SUGAWARAも大躍進。並み居るモンスターマシンをごぼう抜きにして、カミオン部門の上位にピタリ!!これは後半戦が期待できます。マジで!!
この日は、所要時間を見れば、MOTOよりAUTOが早いという珍しい結末。本当にバイクに厳しかったのでしょう。特に砂嵐とキャメルグラス、とにかく自分が信じれて忍耐力のある者のみが、上位に上がるステージです。
MOTOはといえば、日本人3人は無事にビバークに着いたでしょうか?おっ、三ヶ尻さんはリタイアリストに名前が挙がってきていますね。すでに翌日のスタートが始まっています。まだゴールに向かう選手が、山のようにいるというのに、対向する方向で次のステージが始まっているのは「いいんかな?」という感じがします。ちょっと問題のような気もしますが・・・
いよいよ明日はティジクジャ、昔は砂に埋もれたそれは月面のような町でしたが、2002年に見たときは舗装路や大きな高圧線とタワー?・・・ともかくもうヒトがんばりで、休息日。モーリタニアの砂嵐も休息するように祈りましょう。
きょうの一枚
モンゴル・オリアスタイという町の北、ヤルーというところに広がる不思議な世界。森と水とデューン・・・われわれは、ヤルーカントリークラブと名づけました。
 
追加情報
ティシット-テジクジャ間のステージ(マラソンの2日目)はキャンセルになった模様です。したがってティシットへの到着時間の許可された時間、つまりマキシマムタイムのことですが、大幅に延長される見込み、救済措置が講じられました。またキャンセルの原因には、砂嵐でオーガニゼーションのヘリが飛べないことも挙げています。
また朝の10時時点で、ビバークに到着しているのは、MOTO96台、AUTO59台、CAMION27台。スタートの時点ではMOTO190台、AUTO143台、CAMION59台ですから、モーリタニアの砂嵐の中に100台のバイク、100台近いクルマ、32台のカミオンが取り残されている状態です。続々とゴールするとも考えられますが、それにしても、救援するカミオンバレイが、40台くらいいないとだめです。パリダカール史上最大のリタイアを生み出しそうです。またキャンセルされて、リエゾンになったテジクジャへの道も、相当にハードだと発表されています。まさにサバイバルな状態になってきました。

2005/01/05 (水曜日) – Organisation Voice

2005/01/05 (水曜日)

頭の中にある地球儀は、今はかなり遠くにある北アフリカの大西洋岸に注意が向けられています。こうしてみると自分は、地球を球形で感じてるんだなあ?という感じがします。いつ頃からそうなったかは定かではありませんが、子供の頃メルカトル図法とか・・・なんでソビエト連邦はこんなに広いのか?と思った頃からかもしれません。

地球ではやがて、と言っても5000万年後ですが、再びすべての大陸がくっついてひとつになり超大陸・新ゴンドワナ大陸が出来るらしいです。見てみたくないです、そんな世界地図は。超大陸は2億5千万年前にも存在していました。そのとき大陸の巨大な質量がそのエッジ部から、マグマへの滑り込みで、巨大なマグマを火球状にして直径1000kmにわたって地表に噴出させたそうです。結果地球上の生命は大絶滅・・・当然5000万年後にもこんなことが繰り返されるかもしれません。

どうもわれわれが考えられる時間は、せいぜい自分たちが生きている時間の範囲を超えそうにありません。将来のことは考えられても未来のことは考えられません。今年は、未来のことを少し考えて、その結果身近な将来にするべきことを考えるという発想をしてみたいと思っています。

きょうの一枚

しまった!昨日のきょうの一枚(ナンノコッチャ)はこれにすれば良かった。岡山の某保険屋さんが送ってきてくれた一枚。どうすか?ブーツ!?
「みてきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!

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ダカールは1月4日ステージ5が終了。
それにしても、ダカールは難しいなあ、と感じずにいられません。ひとつにはMITSUBISHIチームのトラブル。増岡選手は右フロントを激しくヒットして、総合では100番より後ろまで下がってしまいました。昔もこうして最後尾グループからアタックを続ける増岡選手の姿を見たものですが、近年のパリダカで3時間のビハインドを詰めてもひっくり返すのは、不可能に近いものです。でもここからのジャンプアップも見ものでしょう。先は長いんですから。またペテランセルも後退・・上位グループにはただひとりリュック・アルファン元スキー滑降の世界チャンピオンがいますが・・・三菱に黄色信号点滅!!

一方NISSANは、やっています。C・マクレーが総合首位に!!上位陣を見回してもNISSANの勢力拡大が伺えます。かれらのウエブサイトで、こんな言葉を見つけました。「ゴーンさんは結果も大切だが、その過程の闘いの中で強いところを見せろ!!と言いました」とさ。ううーん。さすがの経営者です。こういう経営者はチームを運営しても、優勝チームが作れるんだろうなあ。で、日産待望の総合1-2体制・・・バタネンはゴール手前50kmで2駆になってしまってるようで、NISSAN勢もこれから本番となる砂漠のステージや、マラソンエタップは、頭の痛いところでしょう。不安の影チラリ!

VWはクラインシュミットが浮上!褒めたばかりのR・ゴードンは、大丈夫、まだまだ期待できそうです。
一方バイク部門、ちょっとリザルトが混乱をきたしていますが、200台を越える中、九州の三ヶ尻選手が総合で100番に登場!!東、川合の両名もジワッと上昇中!!

カミオン部門われらが、チームスガワラは、相変わらず老獪なスロースタート!1号車より2号車のテル!のほうが実は戦略眼があったりするので(スガワラサンゴメンナサイ)まだまだこれから期待してOK!!もう一方のデルーイ親子との対比が興味の的だったのですが、こちらは息子が昨年来飛ばしスギ!昨日すでにクラッシュリタイアの模様。KAMAZのドライバーからも、なんか一言「若いのー」みたいなことを言われたみたい。でもこちらカミオン部門も苦戦が予想されます。待ちに待って一瞬の隙を突く得意の戦法の本領の発揮を期待!!
と見てきたようにものを言う!のも限度があって・・・しかしそれにしてもこの10年の情報に関しての異常な進歩は、「いいんかな?」というくらいです。それくらい見てきたようにものが言えるのです。だからこそ実は見てくること、経験することが大切になってきているように思えます。

でこうして書いていて、気になったのは「結果は当然だがプロセスでも・・・」といったC・ゴーンの言葉。胸に刺さりました。結果と過程・・・過程の良くない結果は、一瞬の勝利にしか過ぎませんね。続かないものです。サスティナビリティの叫ばれる今こそ、持続的な結果は・・・・・いや、いずれにしてもむずかしいです。


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2005/01/04 (火曜日) – Organisation Voice

2005/01/04 (火曜日)

バルセロナに住む友人から、ダカールのスタート風景の写真が届きました。「行くのが遅くなって日本人たちはスタートしてしまったあとだった」そうなのですが、バルセロナの街角とラリーカーです。

エントリーリストを見るのも楽しみの一つですが、おおおっ!PEUGEOT V8 WRCなんてのを発見!!期待してるんですけど、どうもリザルトはパットしない。しかしこういうのがパットしないところが、このラリーの良いところで、ドライバーの年齢を見たら60歳!なんとも素晴らしい!!ですね。それ以外にも面白いエントリーが目白押し。

写真は解説するほどではないのですが、ランドローバー?と思しき赤いやつがガンダムチックでかっこよかったり、ステージの上の白いマシンは、エントリーリストには、TOYOTA-PAJERO とあったりで、ユーモア溢れるかの国の人たちの挑戦に、日本人のなんと生真面目なことかと・・ ・思わず笑ってしまいます。

そんな日本人のここまでのスタートダッシュ!!1月3日のリザルト・・・っとその前に注目はNASCARのドライバー、アメリカ人ロビー・ゴードン!!36歳!ここまで3つのSSのうち2つを勝って総合1位!!みんな「どーせっ!」と思っているんだろうけど・・・ちょっと気になる。いやあ、かなり気になる。それはマシンと体制。三菱VSシュレッサー?または日産?と言っているところに割って入ったVWの本格参戦。チームメイトのB・サビー、カンクネン、クラインシュミットは言わずもがなの優勝経験者、口もうるさいはずだ。そこに組まれたR・ゴードンが、ただ者であるはずがない。ちなみにステージ4、123kmのSSでVWは1・3・5・6位を独占つまり6位までのうち4台がVWということです。今回のVWツゥアレグバギー2駆(だと思う)での初出場で、このスタートダッシュ!!すごい奴かただのおっちょこちょいか?!大注目!

MITSUBISHIは、どうもペテランセル、増岡、アルファンの身内対決が今年も注目。まあ敵は内になりという感じだが、やはりこれまでとは異なる三菱包囲網が、身内争いをしているわけにはいかない・・という感じ。

NISSANは、コリン・マクレーが絶対やると思う!!というかやって欲しい!!NISSANの日本勢はみんな順当。池町、三橋はこんな調子から無理をせずに大事にいくことでしょう。そこに良い結果が待っているはず。

1月3日のステージは濃い霧のためMOTOはキャンセルされた模様ですが、いよいよ始まるちょっと長めのSS、いよいよ本格的なダカールに突入!!MOTOゼッケン137東、ゼッケン138川合、ゼッケン139三ヶ尻、の3名もなんとか100位以内に滑り込んで、このあとを楽に闘ってもらいたいものです。

今日の写真は、バルセロナ在住の方からです。


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No.0000 – Organisation Voice 2005/01/01

明けましておめでとうございます。謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

日頃より「デキルダケ日刊 ON LINE SSER PRESS」をご愛読いただきましてありがとうございます。このHPは、オーガナイザーとエントラントをつなぐコミュニケーションツールとしてスタートしましたが、現在ではそうした枠にとらわれない新しい読者?も少なくなく、よーし、これからももっと頑張って充実させていこう!と誓う新年であります。しかし、そうはいうもののなかなか多忙にかまけて、更新が出来なかったりしています。またOVでは自分の行動を発表しすぎて、まったく関係ない仕事先のかたからも「中国行ってたんですね!」なんて言われてドキッ!!とか、まあ根がおしゃべりなんですきっと。

さて、2005年の誓い
1.さらに新しいことをひとつ取り掛かる!!中身は何も決まっていませんが、と にかく「やる!」です。よろしくです。
2.中国語を勉強する!!
3.体調を元に戻す。
4.もっとバイクに乗る!!
5.ライフワーク環境問題に真剣に行動に移す!!
6.アンプを買う!!スピーカーも欲しい!! 書き出すと実はこのあと煩悩のままに、あれを買う!これを買う!のオンパレード!でしたので中断!!
7.ストイックに暮らす。
8.あれが欲しいこれが欲しい!って言わない。

誰かに以前言われたことがあるんですが・・・モノマガオトコって、ぜんぜん本人はそんなこと思ってなくて、清貧を旨として生きていると思ってるんです。

どうか2005年。皆さんともども健康で元気で、いつまでも子供のままで!行け!ピーターパンシンドローム(フルッ!)で、モラトリアム(フルッ!)な毎日を!!って、それじゃあぜんぜんこれまでと変わらないっす。 2005年元旦・・・・お年賀に変えて

きょうの一枚
2005年の初日の出!というわけではありませんが、なんとなく新春っぽい夜明けを、ゴビからプレゼント!!


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Organisation Voice 2005

 

2005/12/27 (火曜日)

寒い毎日が続きます。小春日和な日の多い松山でも、「なんか毎日が2月みたいな感じじゃね」でヨーロッパは暖かい。そういえばヨーロッパが記録的な猛暑の夏だった一昨年は日本の夏はまあ比較的過ごしやすく?・・・夏にはいないことが多いくせにね。その逆で猛暑の今年の夏は、ヨーロッパは涼しかった!行ってないけど。

昨年は砂嵐に悩まされたパリダカも、今年は大丈夫だと思う。それらに全て影響を及ぼすのがジェット気流・・・偏西風ともいうか。で秋に日本に季節外れの黄砂を運んできたのもこの偏西風の気まぐれな蛇行。エヴェレストの山頂に雪煙をアゲルという事は、8000mの高空を吹いているわけです。日本とヨーロッパを結ぶ航空路も、帰り便のほうが早い!のもこの気流のなせる業(だと勝手に思い込んでいるので違っていたら訂正してね)あの秋の黄砂のときに僕は嫌な感じを覚えた・・・「南下しすぎておる、このままじゃこの冬は北極の寒波が日本を襲う」なんて!後から勝手に言ってるんだけど・・・。

とにかく何が言いたいのかといえば、次から次へと伝えられる異常気象、環境の悪化、もう地球のキャパシティはメイッパイだよ!日本は人口減少期に突入。知識が自然にエントロピーの法則を知っているのかもしれない。生命はつながれなければならない。それは地球上の全ての生命体に共通の使命である。しかしそのために未来の環境を残さなければならないという、表裏の命題も併せ持つ。焼き畑農業的な地球の人口計画は、もうすぐ破綻寸前に来ている。中国の発展は、耕作可能な土地にビルが立ち並び、田舎は表土流出の砂漠化が進んでいる。ビルを建てるように木を植えているが、浸水するボートから手で水をすくって取るにすぎない・・・様な気がする。

中国・・・なんにしてもボクはこの国に悩まされる。大げさに言えば、だけど。

きょうの一枚
で、エコチャレンジ。2002年のTDNのスマートエコチャレンジに端を発するSSERの試みも2005BTOUを経て、いよいよ進化していきます。どうかモータースポーツの新しい価値の創造にご参加下さい。未来を拓くフロンティアがそこにあります。そんなこんなで次のエントラント情報局では、チームACP横田紀一郎さんの年末年始スペシャル・ロングインタビュウ・・・オタノシミニ。
またリスボンに向かう途中のスガワラサンとも電話がつながりました。生の声とは行きませんが、こちらのOVでご紹介します。

2005/12/26 (月曜日)

クリスマスが明けると急にパリダカモード、チームスガワラも今日はリスボンに移動を始めた模様。イベリア半島中北部は地形学的にもバハ・ポ-チュガルなどロングディスタンスのレイドイベントができるほどです。つまりリスボンをスタート地点に選んだ時点でASOは「しめしめ」と、ヨーロッパで今までには考えられなかったほどのハードなステージ!が計画できると喜んだことでしょう。しかし一方で近年のバイクの航続距離、250kmへという動き。ということは500kmを超えるSSには2箇所の給油のポイントが必要になってきますね。

で、今回の2006ダカールを主催者的な視座で見ると、SSの距離が極端に短くなってきているのが恣意的です。いやけして批判するのではありません。で、最長でヌアクショット-キファの599km、続いてアタール-ヌアクショットの508kmあと499kmが1日444km1日、で平均すると一日あたり320kmのアベ(優勝タイムは40時間をきるくらいか?)あと300km台が6日200km台3日、それにヨーロッパステージ2日間とビクトリーランの1日。ボクなりにラリーのタイミングチャートをシュミレーションしてみると、かなり合理性が台頭してきたことが伺えますな。これは運営側にとってもかなり良いことで運営余力が確保できるはず。

ひとつには昨年の季節外れのサンドストームの日々、これは過酷だったことでしょうし、1ステージで大量に未着車両やリタイア車を出した場合の救出作戦の展開に余力を温存するという考え方で、高いリスクを低いダメージで抑える計画の現われのように感じます。

もうひとつの心配事はここのところのマリの不安に加え、モーリタニアの不安定感でしょうか。映画サハラ「死の砂漠を脱出せよ」・・・平井商店街でDVD紹介済み・・・ではマリの軍隊のリアリズムが垣間見え、バマコなんて出てきますよ。そしてパリダカが走るのはこういう場所なのだということが良く分かります。世界的な不安定感は、振り子のように収まったり激しく動いたり、行ったりきたりを繰り返しているに過ぎないような気もします。こうした不安定な地域に30年近くラリーを通し続けたフランス人に、敬意を表しつつも安全を祈りたいと思います。

きょうの一枚
ニジェール川でマリの女性たち、セネガルかもしれん。こんな写真はなぜかたくさんある。90年頃のパリダカのころ・・・映画サハラはこのニジェール川が汚染されるというのと南北戦争時代の金貨探し?というへんてこな組み合わせが面白い。

2005/12/22 (木曜日)

齋木雅弘さんから本が届きました。タイトルは「親父と夢駆ける」新風舎刊。とりあえず斜め読みしました。それは2000年の第6回ラリーレイドモンゴルにジムニーで初挑戦した時の痛快?ドキュメンタリーなのですが、大学で講師を勤める彼ならではの冒険や挑戦、夢に向かうアプローチを、豊富な読書量の中から組み立てた構成。序章ではティエリー・サビーネの事故を引用し、アカデミズムの嫌う運命論を論文のごとく展開する。ラリーと言う興味からそれを受け入れるならば、実に興味深く、ひいてはそれが親子と言う観念に至る。その親子の心の機微が描き貫かれているのである。それは会うと早口で話す彼の語り口に似たアップテンポな文章展開で気持ちがいい。SSER 2DAYSの翌日の朝、彼が迎えに来てくれて旭川空港から芦別へ向かうクルマの中での話を思い出した。・・・いや、しかしそうした彼の理論的な話を支えて昇華させ続けるのは、何よりも素直な父への思い。苛酷な環境の中で襲い掛かるトラブルを通じて、深まっていく理解と信頼。信頼されたいと願う息子の行動科学も興味深いが・・・いやもう素人書評はこのくらいだ。ぜひ皆さんも読んでみてください。来年はこのHPにも何か連載してもらおう!!博士論文が忙しいのだと思うけど、コミュニケーション理論やゲーム理論のミニマクス理論とか。カオス理論は出てなかったけどどう?とにかくこの正月にお勧めの1冊。いや、ホント。

きょうの一枚
今日の一枚は、そんな読書中って立ち読みかい!コラッ!!なボク。

2005/12/21 (水曜日)

「まあそれにしても、1週間は早いなあ」と思うのも、毎週水曜日発行のSSER-MAIL-MAGAZINE!今日はその発行日。こうして定期的な発行物を持つというのは、時間の物差しを持つことに似ています。でそのメルマガ、もっと本格的に楽しいモノにしようと、どうやら画策中の模様。2006のメルマガ!期待しましょう!それにしても、新しい連載やら情報やらをどのように展開していくか・・・他人事のようですが、興味は尽きません。いや、それにしてもSSERのHP、メルマガ!って、良くやっていると思いませんか?ボクは「なににしても続けるって、すごい事だなあ」と、しみじみ思います。ちょっと手前味噌になりました?!

さてそれにしても2005大詰め!26日にダカール出場でヨーロッパに向けて出発するという、眠たいこと言ってるI崎くんに、「ダメ!そんなことじゃ。」とお説教?やっぱコンディション調整のためには1週間は必要。しかしそんなことに無頓着な彼は、それはそれで大物かもだ。それでも時差ぼけは、ならない時はならないけど、ひどい時はひどいし・・・それ以外にもまだ日本に居るエントリー予定者もチラホラ・・日本が寒いから多分ヨーロッパは暖かいかもですが、とにかく気をつけてくださいね。ボクもリスボンは行った事がなくて、行って見たいところリストに入っています。ユーラシア大陸の最西端ですものね。グーグルアースでリスボンを見てみると非常に面白い地形をしています。湾なのか湖なのか不明な湖?いや湾の北岸に街が形作られています。しかし市街地は北アフリカのメジナのようなつくりで興味を覚えます。街の中に飛行場があるのですが、湾を横断する大きな橋が架かっています。その橋を南に渡ると大きな滑走路が三角形にあるおそらく軍の飛行場でしょうか、乾いた白い石灰質のようなイベリア半島独特の土地の上に広がっています。都市計画的には古い中世の町並みのままのような気配で、とても興味を覚えます。で、何が言いたいのかと言うと、やっぱりこのグーグルアース、すごいね。1ヶ月くらい前に新聞で、数カ国が精度を落とせとか、文句言っていると書いていた。東京は平和なのか、最も精度が高いような気がするね。

旅の前に必要なものは、こうしたイメージトレーニングかもですぞ。アフリカに延びるラリーのルートを、こうしたサイトでシュミレーションして見る。モンゴルのゾーモットも「ふふん、こうなっていたのか?」みたいに謎が解けるんだモノ。

きょうの一枚
クリスマスのイルミネーション、って2年前もきょうの一枚で使ったけど・・・。

2005/12/20 (火曜日)

TDNって、ツールドニッポンのことですが、2002年から3年間にわたって開催しましたよね。最初は芦別集合出発で、宗谷岬を回って本州、そして九州の最南端へゴール。2年目は2パートに分けて、奄美大島から信州・白馬までと、北海道から白馬。3年目は長崎から北海道まで回って、最後は東京。この3年間というもの、異常なまでに日本を走り回りました。

そんで、ナニが言いたいのかと言うと「酸ヶ湯」青森県の八甲田山近くにあります。春先の試走のときは高い雪の壁の中を行きますが、素晴らしい湯なのです。で、昨日のニュースでは酸ヶ湯は2.3mの積雪!!あのヒバ千人風呂は大丈夫だろうか・・・といささか心配。TDNの度に必ず寄っていったものです。下北半島では、試走中に日が暮れて近所の温泉郷に飛び込んでみると、これが名も無き「下風呂温泉」泊まった宿は、確か「さつき荘」「えーっと、公衆浴場と内風呂とどっちがいいですか?」と聞くと日本語と思しき言葉で「どっちもいいけど、内風呂は今年電気をつけたから・・・」「???」で偵察班(といってもひとりだけど)を出すとすぐさま帰ってきて「グーです。」「グウー?!」(死語です)というので飛び込んでみたら、これがまさにグーです。秘湯ガイドにも絶対に載ってない秘湯中の秘湯・・・って寒いので、今日は暖かくなるOV温泉特集。あー温泉イキターイ。

きょうの一枚
夕暮れのゾーモット、えもいわれぬ不思議な空の色に魅せられてしまいます。こんな場所があるのだなあ、と感じることしきりです。

2005/12/19 (月曜日)

BTOU2005にカナダから参加したローレンスさんの影響はすごい!というのもカナダからの資料請求の多さ!カナダでは彼は著名なモーターサイクルジャーナリストなのです。・・・淡々と競技を進めていく姿はただ者ではありませんでした。

ローレンスさんというのは、ガストンが2年目につれてきた盟友、かつてのBMWワークスライダー(フランス警察大統領護衛隊隊長)レイモンド・ロワゾーさんの雰囲気に似ていました。そういえばロワゾーさんも2年目に自身の長男をメカで同行させていました「あのモンゴルの風景を見せたい」と。あの背筋の延びた姿と立ち居振る舞いに、感動したものです。

こうしてヨーロッパからまた北米からの参加は、なにかとハンディが少なくありません。それは言葉の問題や輸送通関、食事やラリーの中の文化の違いなどと、まるで初期のパリダカの日本人の苦労に似たものさえ感じます。でもボクたち主催者は余裕の無い中にあっても、そうした参加者への目配りは怠らないようにしています。が、ローレンスさんの場合は、こちらのほうが温かい視線で見守られているような不思議な感じがありました。大人の男の余裕のような・・・で目が合うやいつも「OK?」「OK!」の繰り返し。その感覚も実に気持ちのいいものでした。

終わった後でスタッフから聞くと「ローレンスさんは、ほとんどビバークの食事が口に合わなくて、大変だったらしい」そうで、でもボクにはそんなそぶりを全く見せなかった。試走中にテルクンが「夢、見ましたよ」「どんな?」「ローレンスさんが、ビバークで食べられる物が無い!って困っている・・・」「・・・」というようなことで、かつて僕らはパリダカで食べる物が無くて困ったんだ・・・なんてバンカラなこと言ってないで、今回からはケイタリングをレベルアップするといって頑張っています。毎回言っているけど・・・。

きょうの一枚
そのローレンスさん。なんか映画俳優みたいでしょ。スパイものの・・・で、その何を食べてるのか、まさかお茶漬け?じゃないでしょうね。

2005/12/16 (金曜日)

なんと週末は大寒波の予報!でも今日の四国地方は、そんなに寒くないですよ。フランスからはチームスガワラの写真が届きましたので、今日の一枚でいち早く報告。チームスガワラのルマンの郊外にあるガレージは、広くて快適。カミオンが3台入って作業が出来ます。ルマン24時間を戦う日本のチームにも夏は貸している(た?)らしいし。で、そもそもルマンというのは、パリの西200km(あっ、うそ適当に書いた)オートルートで1時間半くらいで行きます。街に行けばそんなにおいはあまり感じられませんが、そこはモータースポーツのメッカ。ルマン24時間のときにだけサーキットになる市街地コースは、ガードレールも2段になっているし「おお、ミュルサンヌ」とか「ユーノディール」とかって感激に浸るのですが、その刺激的な名詞は、何のことはない松山で言えば「重信の直線」とか「川内のコーナー」とかってなのです。

で、まあ夏にでもこの地を訪れたら、いいですよ。そしてサルテサーキットに行くと自動車博物館がありますね。その近くにはレーシングスクールやレーシングガレージが・・・サーキットに飛行場もあって、世界で最初に飛行機が飛んだのもココだそうで、記念碑がありますよ。ルマン24時間には自家用機で観戦に行くことができます。まあそんな素晴らしい環境にガレージがあるのですから、恵比寿の本社下の作業場が狭いのではないか?とご心配の皆さん・・・って何の話?さらにルマンの話を書くと、たぶん前にも書いたけど「栄光のルマン」冒頭部分でナローポルシェ(妙に車高の高い)に乗ってスティーブ・マックイーンがミュルサンヌを走っているところが、ナゼだか胸を打ちます。それは前年のルマンで死んだ男への弔意を表す走行シーンで、クルマを現場に停めて(忘れた、違うと思うけど)花束?を捧げます。ここでこの映画は、レースにおける男たちの刹那の闘いを描いてるんです。

さあ、ダカールも近いというのに話が変な方向に行きそうになりました。ぼくたちは2006ダカールに臨む全ての参加者、とりわけ日本からの参加者に心からエールを送りたいと思います。そして最善が尽くせますよう。

きょうの一枚
そんなわけでチームスガワラの雄姿。2号車もアルミボディを纏い、カッコ良くなったすね。オランダのデルーイ親子VSスガワラ親子・・・マシンのハンディはともかく。頑張るのだテル!

2005/12/15 (木曜日)

ホント寒いですね。明日から新企画BTOU2006エントラント情報局がスタートッ!で第1弾は既にエントリーの準備やマシン制作が進んでいる前回ミニで大注目の田中さん。メールが届きましたので紹介します。

エントリーは、なんとミニ4台!!で・・・

「テーマは前回はモンテカルロラリーだったんですが今回はミニミニ大作戦です。
トリコロールカラーの3台+1台の4台体制」
「完走率は0.5%だと思っていますが・・・」
「0.5%って、それじゃあ200台出て完走1台って事ですか?」
「そんなもんかもしれませんね」
「・・・・・」

で、田中さんは

「今回はナビをします。ドライバーはうちのスタッフで女性です。」
「!!!」
「92のミニを1300から1000に積み替えて、ボディカラーは赤。これが北川/田中組、そして青いボディカラーは渋谷/矢野組、91の1300を1000に積み替えます。そして白はもうひとりの北川/細川組、88の1300を1000に。もう一台はオレンジに仕上げる予定で87のミニ、チェルシーです。」
「それも1000?」
「1000の方が燃費が良くてエンジンの安定性も良いんです。」

そういえばエコチャレンジ部門でした。非常にセンスの良い田中さん、きっとステキなチームでエントリーすることでしょう。チームの目標は?と聞くと、完走とかって答えが返ってくるはずなんですが「ゴミを出さないことです。」ときっぱり、さらに「ゴミになって捨てられそうなクルマを直して走ることもゴミを捨てない。というコンセプトです。」とのこと・・・最近たくさんのゴミを捨てた(いや、ちゃんと業者に出したんですよ)SSERとしては耳の痛い話に。で、みんなサラリーマンで普段のアシもミニ。でも今回はそれとは別のそうした古いマシンをしっかり作りこんで参戦。思いがけないパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。

こうした情報は、これからはこちらのHPのBTOUのコーナーで紹介をしてゆきます。既にエントリーをお済ませの方には、アンケートのお願いがあると思いますので協力よろしく!です。

きょうの一枚
今日は4台の中から渋谷/矢野組をご紹介。シルバーの91のミニはご覧の通り改造中!完成されるとブルーにペイントされる予定。いいね。

2005/12/14 (水曜日)

ううう、寒ーい。この強烈な寒気団は、ムッホの家族が連れてきたものらしいです。で、今日の午後の便で彼らは帰ったので、親衛隊の寒気団も大陸奥深くに引っ込むことでしょうよ。これで少しずつ暖かい普通の冬に戻ることでしょう。しかしマイナス30℃の国からやって来ても「日本は寒い」そうで、屋内はモンゴルや北海道のほうがはるかに暖かいのですね。しかも24時間!!

ところで大清掃が続くSSERでは、延々と事務所の片付けと倉庫!の整理。なんと100坪超の倉庫にはラリーの備品がびっしり!テントから発電機・・・厨房器具やらパラソルセット、コースマーカー、杭などなど。長年のラリーで使用したタイヤやオイルなどは、やっと完璧に無くなった。ゴミの処理ほど気持ちがいいのと引き換えに、むなしさが漂うのはどうしてだろー。こちらも100坪以上ある広さの工場のほうも、例の改造を前にゴミの撤去がほぼ終わった模様。でもまだ鉄くずやパーツ類などがたくさん。でもさらに年内一杯はこの調子が続きそうであります。

テレビでちょろっと証人喚問を見てますが・・・「あきまへんな」国会議員はんは自己主張がしとうて、自分の意見ばっかり言うて、肝心な証言が全く聞けてないんじゃありませんか?まあここらは夜と朝のワイドショーやらニュースやらで、たっぷり聞くことになるでしょうからご愁傷さま。

きょうの一枚
あっHP2到着の報・・・最近体力の低下と視力の低下のボクのブルワーカー(フルッ)になるか?

2005/12/13 (火曜日)

 

なんのかんのと言っているうちに12月も半ば、ということは2005年もあとわずか!パリダカのシーズンがやってくるのは楽しみなのですが、歳をとる、というのはもうそろそろ、いいかなあっと思う今日この頃。そういえばパリダカやっている頃はそんなこと考えもしないで、気がついたら何年も経っていたみたいないい意味での浦島太郎状態・・・スガワラサンは多分知らないと思うけど、元旦はもう日本では「明けましてオメデトウ」なんて誰も言わないし「お雑煮は法律で禁止されたんですよ」(ウソ)ってウソって書かないと「そうなの?」と思いかねないほど、4半世紀も日本のお正月を知らないんですよ、あの方は。気がついたら25年だか26年だかパリダカで越年しているわけです。そんな僕たちは師走の寒風が身にしみます。

さて、そのパリ・ダカール。篠塚さんは今大会限りの引退宣言!増岡V奪回宣言。そのほか4輪部門には三橋と池町が、日産とトヨタでガチンコ対決!!スポーツは因縁の対決があるからオモシロイのであります。今年はちょっと予想困難かな。日産のプロトが壊れなければ速いんだけど、信頼性はトヨタ、で池町は壊さない運転が出来る。当然2人はトップ10入りを目指すはず。待てる池町と攻める三橋・・・三菱のような体制なら三橋(ジャレ)で、我慢大会なら池町。でも2輪出身の2人が大活躍!して世界をあっと言わせてくれることが、何よりも愉しみ!その為には「最初は処女のごとく、後には脱兎のごとく」だ!話が変わるけど、最近のTVCMのナンバー1は松下の石油ファンヒーターの回収の案内。チャラチャラしたCMの中で燦然と光る!!15年も前の商品なんて時効もいいとこだ!って開き直らない姿勢に200億を投下した以上の広告効果あり・・・好感度急上昇間違いなし。どこかのマンションやさんみたく無いのがいい。でも問題がひとつ「やっぱなんでも大手の物がいい」という神話が再び日本を横溢し尽くしちまう。大手は金がある・・・でもその金は賢い消費者であると思っているあなたたちが、いや僕たちが「安い!買っとこお!」なんて飛びついたものの儲けが積み重なったものであるというところは知っておきたいなあ。

きょうの一枚
空撮で見るハラホリン、エルデニズー寺院。オゴティ・ハーンが草の海に造営したかつてのモンゴル帝国の宮殿を取り壊して作られたもの。かつてモンゴルのハーンらを定住させようと試みた中国人らの企みは上手く行った。さまざまな遺跡の残る世界の王らとは違い、彼らはほとんど何も残さなかった。草原に生きる民の思想は今もなお続いているのだが・・・・

2005/12/12 (月曜日)

 

週末の旅から帰ってきました。旅のお話は後半に。旅の途中でサッカーワールドカップの組み合わせ抽選のニュースを聞きました。各局でものすごいボリウムで取り上げていて、きょうの月曜は新聞お休みなので日曜日の日経を見ていると、なんと見開き2ページ「サッカーワールドカップ組み合わせ決まる。日本組み合わせにツキ、ジーコ“初戦に集中”」・・・「それって、いつから始まるの?」「来年6月!」どうしたの?マスコミ・・・。

最近の少子化の原因のひとつに「自分の子供が犯罪加害者になるのが怖い!」というのがあって、それはそれでよく分かるのですが、この原因もマスコミにあるなあ!と感じます。このところは、世にも凶悪で理不尽な事件が多いのは多いのでしょう、でマスコミが大キャンペーン張るから、宝くじの確率よりはるかに低いそうしたことが、まるでかなりの確率で起きて、かなりの確率で自分たちも被害者や加害者になりかねない!という錯覚を覚えるように感じます。

そしてムッホの長女(小学1年生の女の子)が日本に遊びに来ているのですがレストランでも「暑ーい!」とか言って、お店の外に出て行っちまうのです。とボクはもうビックリ「ダメダメ一人で外に出ちゃあ」ムッホたちは「???」「だめ!小学一年生の女の子は日本では必ず誰かに連れて行かれる!」・・・とマスコミ報道でそう植え付けられているのは、何を隠そう・・・ボクなのでありましたな。

で、その週末の旅というのはその子供たちにプレゼントしたものでありました。子供というのは洋の東西を問わず同じようなものなのですが、日本の子供がもうなくしてしまったものをたくさん持っています。無くしかけた美しい日本の作法やプロトコール???(コンピューター用語のおかげでいろんな言葉が意味が変換されてしまったわい・・・)のように、近年のさまざまな変化にさらされ不安で不穏で・・・そんな日本人がモンゴルの子供たちに教えられることは少なくはありませんでした。

豊かな人と自然が織り成す・・・といえば日本の田舎に掛かる枕詞だったのですが・・・この言葉はモンゴルの民に捧げたいと思います。日本の漁師さんたちと数時間過ごしましたが「日本にもまだ、チャンとしたトコロとちゃんとした人々がいるのだなあ・・・」と感じたのです。ムッホたちは彼らに遊牧民の姿を重ね合わせて見たのです・S先生有難うございました。厳しい自然環境と向き合って暮らす人々は、おのずと他者に対して優しく居られるのです。

都会で犯罪被害だ!加害だ!詐欺だ!偽装だ!インチキだ!隠蔽だ!と、常に他者からの被害に対して過敏になっていては、素晴らしい人格は形成されにくいかもしれません。で、結局お金を持っている人がエライ!という資本主義のパラダイムという、悪天候に脆弱な泥のような船で沖に出るようなこと、それが今の日本の社会の多く、なのではないかと考えたのでした。

BTOU写真集、まあまあ好評の様子。来年はさらにパワーアップするけん。

きょうの一枚
その日曜日のムッホと娘の筏での釣りの風景。結構つれましたがな。

 

2005/12/09 (金曜日)

写真集が出来上がって既に発送が完了、と報告があったのですがボクは出張中で仕上がりを見てません。二人のカメラマンの作品を使ってるのですが、デジタルと通常のポジフィルム。空の青を意識して色を作ろうとする一人と、空撮中心にラリーのリアリズムを追っかけたカメラマン。どちらもそれなりのメッセージを伝えています。でもチョイスしたのはボクで、実は写真の良否で選んで構成したわけではありません。さらに二人のカメラマンはオフィシャルとしての仕事が優先されていて、レントゲンの撮影と現像や、行方不明などのリサーチなどを担当したため、パーフェクトではなかったかも?です。でも来年は10周年のパワーアップ写真集!と、できることなら2回大会以来の地上波全国放送を目指しますよ!皆さんの応援をお待ちしてます。

きょうの一枚
今日の一枚は写真集です。

2005/12/08 (木曜日)

 

ちっと関西方面に出張にお出かけ前の一瞬に書いています。

このOVも、いったい何篇書いたことでしょうね。バックナンバーを振り返るとこの数年間の自分の思いや悩みが、性格悪いからストレートに・・・ではないのですが読み取れて、恥ずかしくなったり、誇らしく思ったり。またガストンの悲報には言葉のない・・・・で、いまやとても大切な物になりつつあります。世はブログが流行ってて、ドンなものかと言うと、なんかOVもブログ的なものだったんだと思うんですね。要は時間と共にタイムカプセルのような物をたくさん持つことが出来るようになった現代人、どれだけ心からの真情を吐露していけるかが問われますね。

チョコット話が変わります。アグリのF-1参戦に待ったが掛かっているというニュースを今月初めに聞いたような気がします。とんでもない金額を保証金で積まなければならない!F-1の参戦。頑張って欲しいと願うものの「なんだかなあ・・・」とも思います。もうひとつ、最近名前聞かないので「どうしたのかなあ?」と思っていた元スバルのリチャード・バーンズが34歳の若さで最近ご逝去されていた様子。脳腫瘍だったそうです。ご冥福を祈ります。われわれをそして世界にスバルの人気を高めてくれたことには日本人としても、端っこでモータースポーツにかかわる人間としても。

最近「坊ちゃん文学賞」の発表があって、もちろん僕は落選。「若い女の子しか取れませんよ・・・」「いやそんなんじゃなく単に実力の問題で・・・」だってボクの内容は30年以上前の若者のお話だものね・・・そのうちこちらのHPで連載しよかな・・・ってやめとこかな。

きょうの一枚
ボク達の大好きなゾーモットの木。それにしても不思議で、あの大地の中にナゼにこんな場所があるんでしょう?南に70km下れば恐竜の谷、もう少し下れば新疆ウイグル自治区・・・ナンという場所なんでしょう。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に「エスエスイーアルオーガニゼーション」とか「ラリーレイドモンゴル」とかでてるって・・・て言うんで見てみたらビックリ・・・誰がこんなに精密に・・・「自分で書いて・・・自作自演でしょ!」と疑われかねない内容。僕たちより詳しい。

2005/12/07 (水曜日)

 

SSERのオフィス改造計画も山場を迎え、ライダー兼大工の○○チャンが連日作業をしてくれてるのは良いのですが、作業の音(笑い声なども含めて)がうるさくて仕事にならないのが難点!です。倉庫の大片付け!工場の改造計画のための大掃除!あまりにも作業量とゴミの多さにすっかり疲れてるSSERのメンバー達でした。

さて本日の本題。年末になると恒例のさまざまな「発表モノ」がありますが・・・今日は日経「2005年ヒット商品番付!」をひやかしてみましょう。東の横綱は「i-pod」に対して西の横綱は該当ナシで・・・本物の大相撲のように海外モノ・・・の一人勝ちだと日経は断定したわけです。大関は「株式ネット取引」と「クールビズ」「???」その中で気になったのが「ロハス」小結に。「なんじゃそれ?」とお思いの方も多いでしょうが「ロハスな生活」とか「ロハスなライフスタイル」という風に使いますが、ハッキリイッテ、ボクはこの言葉が嫌いです。

もう自分自分のライフスタイルをマーケティング的にカテゴライズされたくないと思うのであります。あっいやボクはこのカテゴリーには入りませんので・・・・ロハスとは健康や環境を意識した生活らしく、少しくらい高くても健康に良いものや環境に良いもので暮らすということのようです。という事はうちの母なんか超ロハスな人になりますな。でもボクは全く違う!のであります。デザイン的な要求が満たされなければ自らのニーズは成立しないし、ちょっと高くても・・・という物言いが安っぽすぎちゃう。ひどいと思ってたクールビズよりひどい言葉で、仕掛けたやつがいるに違いない、雑誌だろうけど。百貨店が店内スラングで使えば良いのに。大体において語源が分かりにくく、言葉の意味も不明。こんな単語を流行らされてもねえ。で、本当にこれらがヒット商品なのか!?商品とはなにか?モノとことの定義をもう一度ハッキリさせないといかん。そんな事を言うのなら国民が今年一番ヒットさせた商品は「自民党」で、これもまた商品みたいなものだと思うのであります。それを証拠にに流行語大賞とヒット商品番付がかぶってるということですね・・・ヒット商品番付には、実際商品らしい物はi-podくらいなもので、ってもう言うのやめよう。

きょうの一枚
さて来年のBTOUの企画書も出来たし・・・というわけで企画書の中に紹介のために掲載したのは、ACP製のグッドイヤーの4枚組みポスター・・・ボク的には「ナミダモノ」ですね。

2005/12/06 (火曜日)

 

昨日の続き・・・

2日目のスタート予定時刻は午前6時!を1時間遅らせることにした。スタート時には雨もやや小降りになってきた。初夏の雨なら雨情もあるのだが・・・足摺岬界隈も煙っていた。丸みのある水平線はぼやけていて太平洋の黒々した美しさは望めなかった。椿咲く足摺のボクの好きなウバメガシのトンネルの古径は20年近くに及ぶTBIの懐かしい思い出がぎっしり詰まってる。2回大会は万沢ヤスオさんを横に乗せて走った。3回大会の頃はパリダカで負傷してリハビリ中の山田シュウセイさんと5回大会は横田紀一郎さんが僕の横に乗って、この古径を通った。覚えていますかね?みなさん。そしてやがて空の青が雲の切れ目から覗き出した。「おおっ」見事に太平洋は美しい色に!無線と携帯をフルに使って進行先の天候の状況を聞きながらこの天候の回復が本物かどうかの確認をした。

予定のCP1は土佐名物、日曜市・・・子供の頃から良く出かけたもので、いったいいつの時代から続いているのだろう?そのCPにはひとりを車から落として先に進むように連絡。さらに先の道の駅にも1名のスタッフを落とす。クルマはSSへ向かわせる。本来キャンセルするはずのSSも、ギリギリまで天候を読むことにしていて、常にその際のシフトのことは頭に入れておいたが、スタート・ゴールそれぞれに計測用のデータシステムを持たせてないクルーを向かわせざるを得なかったが、このことが後には功を奏した。

うっすらと積雪の残るこのSSも、今回のとっておきの場所だった。分岐にクルマを停めて全員が駆け抜けるのを見送った。ラリーで最も大切なことは、自分との戦いだ。早く走ることよりも求められるのはセルフマネジメントといえる。今回の参加者は、実に良くそれが出来ていた。ゴールには手書きのデータがFAXされ、われわれがついに横殴りの大雨しかも霙混じり!になった高速をゴールに急ぐ頃にはリザルトは出来ていた。

ゴールは悲惨極まりない有様。キャンプ場から締め出されたわれわれは駐車場の避難民キャンプのような閉会式会場に辿り着いた。お役所仕事のキャンプ場運営をののしりながら・・・TBI2DAYSという、不確かで不思議なフォーマットのこのキャノンボールにも似たこのラリーは、無事にゴールした。走行距離で言えば1週間で走るTBIの半分になる勢いだ。いかがでしたか?あい対したのは、四国の自然とあなた自身ではありませんでしたか。帰路では吹雪かれましたね。

お疲れ様でした。

きょうの一枚
ちょっと閑散とした感じですが土佐名物日曜市のもう端っこのほう。売ってるものは本当に長年変わらないですね。高知生まれのボクの母は、ゆずの絞ったビン入「ゆのす」と言うんですかね。を買って来いといいます。そんでそれは酸っぱいお寿司「すもじ」と言うんですね?を作ります。

2005/12/05 (月曜日)

 

TBI2DAYS・・・あの夏の記憶が脳裏をよぎった方も少なくはないのではないでしょうか?カレンダーの時点で賛否もかまびすしかった「冬のTBI」・・・それはまさに冬の嵐!の強襲!の前に右往左往する小動物のようなボクたち。でも誤解を承知で言うと、ボクは冬の嵐は好きなんです。あの暗く不安定な空気の中に出現する美しい光、風。そしてドラマティックな夕焼け・・・パリダカに出かけていた頃の12月のヨーロッパが、まさにそんな感じでした。アウトドアにいる時は特別に警戒が必要だけど、ああそれもサバイバルテストと思えば思えなくもない。

しかし、それでも1日目は好天に恵まれ、前半の一部はやむなくルート変更となりましたが、徳島から高知へ抜ける林道の美しさには、チョビット感動しました。そこからは全て海沿いの道・・・鯨が泳ぎよる・・・と歌われた浦戸湾も一跨ぎして龍馬の銅像を見ていった人も居たかしら?で、どんどん西へ。横浪あたりじゃ西日に目を細めながら先を急いだことでしょう。やがて西の空に宵の明星がひときわ明るく眺められるようになった頃、夜の闇の中で四万十川の頼りない沈下橋を渡ったことでしょう。最近は白線が新しく引かれたので、落っこちそうになった人もいなかった事でしょう。そして25.77kmのSSはSSER史上国内最長タイ!(過去に26km林道というのがあって、見てみるとこの時のSSが25.7km)まあ珍しくタフで、しかも分岐多いけどSSERみたいにコーステープは張ってないし・・・でトップグループも40分くらい!!かかって「ヒーヒー」言っていた?!前半が特にきつくて「25.7kmって、こんなに長いの?」と思ったけど口に出した人は僅か。ということで四国内最長級の1DAYS490Kmは静かにゴール!!流石にオフィシャルミーティングの開かれるレストラン?あたりで、いつまでも声を上げてるエントラントは常連の体力自慢だけ・・・・・。

翌朝は雨の音で目覚めた方も・・・「ウッソー・・・」で作戦会議。思考完全停止状態で出した回答は「ブリーフィングを1時間後の6時30分に変更して天候待ち!なんと早起きスタッフは出動!している。「あっ、来客だ。」(続く、続かんかもしれんけど)

きょうの一枚
TBI2DAYS・・・土佐湾12月3日午後3時。天気晴朗なれど波高し・・・あちこちにアザラシ状態のヒト発見!!ナゼに彼らは・・・。

Organisation Voice 2005/11

 
2005/11/30 (水曜日)

 

いつもの事だけどイベント前にはオフィシャルマニュアルとなるものを作成します。BTOUなどではずっしり重い・・・のですが、何が書かれてるかと言うと。そのイベントの全てが記述され、地図が貼付されて、さらに見取り図やオフィシャルの配置や緊急時の対応などが書かれた物で、今日もこのマニュアルの制作に追われてました。基本的にわれわれが主催するイベントは開催中にスタッフが集まってミーティング!という事はあまりありません。(ナゼだか最近は、ちょくちょくやるようになりましたが)決められた仕事は、そこに書かれたものから読み取れるわけですし、全体像がつかめるようになっています。いったい何冊のマニュアルを作ってきたんだろうねえ・・と感慨にふけっていましたが、やっぱ最近は現場あわせ(結構便利で良く使う言葉・・・)が多くなってきました。多分以前のようにマニュアルに、じっくり取り組んで詳細に作られていないのかもしれません。精密に作るということは、ナンカ構造設計や企画書作りに似てます。事務所の整理をしてると20年のこうした資料が出てきます・・・と、やっぱり若い頃のボクは緻密で・・・スバラシイ!と自画自賛の日々・・・要領でこなすことを老練というのは間違い!昔の緻密なコンピューターのような僕に戻る!!と宣言。「いや、昔から結構いい加減でしたよ!」「・・・・」どうも忙しいのと体力不足が原因のような・・・

きょうの一枚
というわけで昔のオフィシャルマニュアル・・・なんかこう思いというか思い出というか、苦闘のあとが鮮やかに残ってます。

2005/11/29 (火曜日)

 

今週末はTBI2DAYS!こんな季節に開催するのだから、いつもの倍くらいお天気が気になります。暖かい南国土佐に行くんですが、それでも峠ひとつは超えなければなりません。ちょっとみんなで手分けして、ギリギリでコース下見!をしてくることにします。SSは1日2本!2日で4本!だったのを、それぞれ距離を2倍にして毎日1本計2本!・・・長いですよん!見どころたくさん!ホントあきれるほど素晴らしい!!ですよ。

話は変わりますが、写真集ですが印刷上がり予定が少し延びて12月9日。同日送り出しをしますのでお手元に着くのは12日前後と思われます。いつものことで遅くなってゴメンナサイ。11月15日以降の資料請求の方には写真集とエントリー関係の資料を同封して送る予定だったのですが・・・早くエントリー用紙だけででも送って・・・という声も届いたので、先に送ります。

マタマタ話は変わりますが・・・人間というもの「見た目が90%」となにかの出版物のタイトルで見かけましたが「本当にそうだなあ」と思います。「人は見かけによらない」んじゃなさそう・・・ボクも自分の顔かたちと物言いには気をつけよう。と思う今日このごろ・・・というのは今日の証人喚問!例の耐震偽造の・・・で、「一番悪いのは誰だと思いますか?」と聞かれたボクは「マーケット」と思わず答える始末・・・・というのも日経平均15000円に急迫って一見関係なさそうだけど「何が儲かるか、何が安いか・・・安くて良いものって株で言えば、いまは安いけど確実に高くなるもの・・・」そんなことばかりに国民の関心が集まっているような気がします。でまあ「建物は見かけで選んではいけない・・・建物は見かけによらないんだ」という事ですな。一方のブランド神話・・・・甦りますね。

きょうの一枚
なぜか昨日の事務所の写真に続いて・・・・チームスガワラの何時のものか?ミニチュアカーです。ガストンライエミュージアムには砂漠のジオラマが作りたいものです。こんなものがどうして好きなのでしょうかね。

2005/11/28 (月曜日)

 

「1月生まれのあなたに・・・」あっボク1月生まれなんですが・・・国内の某エアラインからメールが来ました。ウウッ飛行機代が安いの!?・・・何で誕生日の近くだったら安く出来るの?どうして飛行機代は繁忙期には高くて、暇な時は安いの?モノはたくさん売れれば安く出来るのがマーケティングじゃなかったかな?でもってあのマイレージってのはどうも気に入らない。

「えーっ!マイレージ、しないんですか?」
「うん。せんよ。」
「だってあれだけ飛行機乗っているのに、マイレージしないなんてバカですよ。」
「ホウ!?ボクはバカか?で君はエライのか?会社の出張代でマイレージ貯めて、でそれで手に入れたチケットで休み取ってハワイ行くんかい?」
「・・・・・」
「ボクは一生しない!マイレージなんて・・・」

だいたい何でもかんでも会員制。どこの店に行ってもレジでは

「○○カードはお持ちですか?」
「ン?!なにそれ」
「ウチの店の会員カードです」
「で、持っていたらどーなるの?」
「はい5%引かせていただきます」
「ほー。僕は初めてこの店に来たんですが、5%引いてよ・・・」
「それは出来ません。」
「じゃあもう来ないよ。そんなことで客を差別するのはおかしい。客は一見だろうが常連であろうが差別しちゃイカン!人によって金額が変わるような商売しているようじゃ先は長くないぞ。だいたいな・・・」

レジの後ろには長い行列が・・・・

「それってただのイヤガラセ!じゃないすか」
「イヤガラセだとお!だいたいな、おまえ・・・」

と今日もつまらないことにアドレナリンたぎらせているのでした。

まあ、というわけでクーポンやら割引やらと、これはボクたちの業界(広告業界ね)用語では「顧客の囲い込み・・・」と言うんですな。しかし、囲い込みをしなければならないという時点で、そこの商売は実に危ういわけです。商品やサービスひいては金額では差別化ができなくなったことを意味します。で、人の損得勘定に頼って顧客を固定化しているというわけで、そろそろこうした動きも「みんなで終わりにしよう」な時代が近いと思われます。それを象徴する出来事は、携帯の番号の互換性かもです。ボクはボーダフォンのフェラ-リモデルにしたいのに・・・って、もう売り切れ?囲い込みに乗っていると、こうした機会を失うかもだ。

きょうの一枚
80G/Sを買いました。ダイカストモデルだけど・・・で事務所の僕の部屋は子供部屋だね。おもちゃが一杯・・・増え続けて減ることは無いのですが。

2005/11/25 (金曜日)

そういえばパリダカの話題ももりもりと盛り上がってきました。ボクは積年の資料の整理=事務所の片付け中!なのですが「デテクル出てくる・・パリダカの資料」捨てるにステられない青春?の残像?カルネの申請用紙からマシン作りのためのスケッチやら膨大な量の作業中の写真。で真新しい古い時代のTSOロゴ入りのターバン・・・ターバンをかたちどったパリ・ルカップのプレゼンタシオンのインビテーション・・・「プレゼンタシオン ド フィルム オフィシャル」とあるので公式映像によるまあ上映会なんですが、そういえば行きましたがな。ペリフェリックに乗って、パリのエスプリを満喫!1991年の冬のことでした。

さて今年のパリダカ・・・既報の通りスタートはリスボン。リスボンは洋の東西で言うところの西の果て、新しいヨーロッパステージは興味津々、なのですが時々は不要論なども耳にしました。パリダカがパリダカたるゆえんは、ヨーロッパステージにあるヨーロッパ文化・・・スペインなどに行くとラテンの文化はその実イスラムと溶け合っているのかと見まごうばかりです。

この文化の違いと地理的な距離感をバランスさせて、単純なモータースポーツに陥らないように・・・社会との微妙な距離感を保ち、文化的地理的な好奇心を満たして行くというフォーマットなのだと僕は信じているのであります。そこらにモータースポーツが根強く受け入れられているヨーロッパ的な背景が垣間見えもするんです。

地を這うように旅をするには、こうした距離感と文化的な微妙なグラデーションを感じるのが良い!とボクに強く意識させてくれたのは、こうして数年間に及ぶパリダカの挑戦の日々でした。

BTOUをてがけての思いもこれに似ているものがあります。でまあ来年2006年はモンゴル建国800年祭。夏のモンゴル行きのエアーはことごとくブロックされているでしょうし、通常でも割高になることは必至でしょう。北京に集合する意味は、こんな背景も含めて参加コストの低減の一つの要素になっています。また北京で同じ時間を共有するのはさまざまな意味を持ちます。翌日の朝のエアーでスタート地点に向かえば、その翌朝の出発まで全員に全くイーブンな時間が与えられます。長すぎもせず短すぎもしない時間・・・ラリーという競技は北京から始まっているといえます。ラリー全体に要する日数が長くなった!のですが、それは純粋にエタップ数が伸びた部分だけになります。北京は市内のメモリアルな場所(ホテルね)と、素晴らしい前夜祭を計画しています。

中国の文化に浸り、リスボンじゃなかったモンゴルに浸る。洋の東西などという曖昧な物ではないリアリズムが、あなたの感性に突き刺さるはず。ラリーなのだけれども、あなたの人生への問いかけでもあるのですね。

きょうの一枚
その片付けていたら出てきたというターバンとインビテーションカード・・・。

2005/11/24 (木曜日)

寒くなりましたが、この寒さも概ね今日まで位だと聞いています!?ホントウカ?岡山からは、春の便り?が届いています(きょうの一枚参照)田には稲の切り株から新しい芽が育ち穂まで着けているという四国では、SSER行きつけの居酒屋で一杯やりながら蚊に悩まされるという異常な事態。

マンションのインチキな構造設計はマコトにケシカランのですが、それを追求するTVの姿勢にも少しばかり「ウ?ン?ザ?リ」なボク・・・「じゃあ、古くて耐震性のない住居に住んでいる人には、行政はどのような手を差し伸べるのでしょうか?」そんで、これらのマンションが撤去されたら、地震が来た時、ひとつも倒壊することが無いみたいな錯覚!を感じますねえ。

ところでSSER ORGANISATION 2006 カレンダーが決定!!発表されます。「あんた、いつ寝るの?」みたいなスケジュールになりましたがな。シリーズの3戦はこれまでどおりですが、Super-N、Group-N(GRC)はニューフォーマットのナイトラン。SSER 2DAYSはデイライト!という構成。ロングディスタンスラリーはTBI、北海道4デイズ、BTOU2006の3戦。ヒストリックエンデューロはSuper-Nの土曜日の午後つまりデイライト・・・あの駐車場も使って?ジムカーナも入れようかなあ・・・と考えてみたりしてるっし。

きょうは2枚
そんなわけで岡山の保険屋さんの画像・・・ってあなた、そのバイクはナニ?

2005/11/22 (火曜日)

寒波に襲われた日本?でしょうが、今日もムッホは半袖でお仕事な松山は、まるで亜熱帯。ボクはこの冬初のニット着用で「ちょっと暑いなあ」です。亜熱帯といえば高知。先の週末の高知ときたらクルマの中ではエアコンはもちろんCool!暖かな海からの日差しは正午にもなると・・・・・。

今日もNEWSは盛りだくさん!やや右よりの方は、ほぞを噛みたくなるような2題「北方領土の返還交渉は進まず・・・日ロ首脳会談」好調のロシア経済と、思わず量産できた原油マネーを背景に、たぶんに強気。何しに来たんだろうと思えば、まあ「東シベリアの石油を売ってあげるからパイプライン作る金、出しなさい。」

みたいなことじゃないのかな。でディティールまで良く見ると強気のロシア、結構お金ふんだくって帰るみたいに感じるのはボクだけだろうかねえ。アメリカにもロシアにも、結局は。カライバリしてももってかれるものはもってかれるだけの、イジメラレッコみたいな日本でした。と皇位継承問題。テレビでは識者とやらが「側室」なんて話するからややこしい。イヤ、ややこしい。

きょうの一枚
僕たちは元気に走るのであります。この橋を渡れば、あの深い林道が待っています。その深度のようなものは、ちょっと一言では申し上げられませんなあ。

2005/11/21 (月曜日)

人生のなかで月曜日が一番多いのではないかというくらい、いつも月曜日のような気がする。月曜日がイヤ!なのではなくて、むしろ好きなくらいなのだが、ハードな日曜日(イベントなど)の次の月曜だと、やっぱり「チョイしんどいっかな」って感じ。歳だし・・・。で、昨日はTBI2DAYSのコース制作が終わった。こうした広域なラリーが12月開催だと何かと悩むことしきり。

でもこの日曜日はホントにNEWSな話題にコトカキませんでした。内外のスポーツニュースもそうでしたが、北京では米中首脳会談。(ちなみに今日は日ロ会談。)中国は人民元の改革を約束・・・と言うことは、やはり懸念の通り切り上げの第2弾がやってくるのでしょうね。新聞の隅っこには中国がボーイング737-800を150機購入する契約を締結とあり。これも米中会談への緩和策というかお土産なんだろうか?世界中、やることは似たり寄ったりなのかねえ。それにしてもブッシュさんの精力的なこと・・・。その台湾問題などに端を発する米中の緊張、中国の軍事費の増大・近代化・軍事転用の高い宇宙開発。何かと話題の多い中国。いったい中国はどこへ向かうのだろうか。

今日はブッシュはモンゴルに向かった。中ロに挟まれた戦略的な位置にある国として、アメリカはモンゴル軍の増強を図ろうとしている。よりもなによりもモンゴルはイラク派兵にも早期から取り組み、成果を挙げているし、米軍は今のウランバートル空港の近代化の工事も手がけた。さまざまな戦略が渦巻く不安定の弧、その端っこにある東アジアの目に見えない緊張。

安定と平和・・・は果たしてパックスアメリカーナで実現するのか否か。それを拒むのは中国?で、日本ときたら国論が二分三分し、若者たちには虚無感が横溢している。で、それとはあまり関係ない?が来年はモンゴル建国800年祭。みんなパソコンの前から立ち上がり、行動!って来年のBTOUにみんなで行こう!ってハッキリ言えばいいのにね。

きょうの一枚
お待たせしてる写真集・・・もうすぐ完成予定です。タノシミタノシミ。今日の一枚はそんな写真集にあるようなゾーモットに休むラリー監視用ヘリ。

2005/11/18 (金曜日)

日経の第1面から「自動車6社巨大市場へ第2波・・・中国投資5年で2200億円」6社と言うのはトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スズキ、三菱、のこと。「三菱UFJ純利益6350億円・・・トヨタ抜き国内最大」「外国人の株買越額9兆円・・・今年、最高ペース・・日経平均は年初来高値」「第4の極、中国・・第5部グレートゲーム・・・大陸の権益・・・資源・安保の足場固め」どうも国内景気はバーチャルな感じだけど良いらしい。3面では「東証時価総額バブル期の8割に回復・・・1兆円企業、103社に増加。トヨタ20兆円。」またまたバブル再燃!中国は相変わらず投資対象国!まあ危うい危うい・・・ヤマダファンドはどうしましょ。さあ、ではコース制作に行ってきます。

きょうの一枚
BTOU2005の写真集(と言うほどのものでもないのでミニフォトブックと社内呼称)のお申込みたくさんありがとうございます。予約枠の300冊には今日中にも到達しそうです。増刷するべきか(企画書用とか海外用とかに)我慢すべきか・・・で今日の一枚写真はゾーモット。どんなに空撮しても絵になる不思議なところ・・・開発の手が入ると言うウワサも・・・SSERが宣伝しすぎたかも。

2005/11/17 (木曜日)

某BMWディーラーから電話
「入りました」
「おお!入ったか!HP-2!」
「いえ80G/Sです」
「ハチマルー?」
「ハイ。ミニカー」
「・・・・・」
そー言えばダイカストモデルを頼んでたんだ。
「なーんだ。いつでもいいよ」

事務所の大片付けが続いています。足の踏み場も無いくらいで、このままコース制作に出かけるんだから、残った人はさぞ迷惑なことだろう。ゴメンナサイ。しかし片付けると言うのは、タイムカプセルを開いているような物で、この20年のさまざまな記憶のディティールが姿を現します。幻の1986年第1回TBIのエントリー用紙のファイル。今も元気に参戦を続けている人たちの名前も沢山!明日からは、四万十周辺に居りますけん。

今日はとあるエントラントがオフィスに・・・会社辞めて、ナンカ今、株のネット取引で生活している?らしい。僕もしよー!かな。いつも株の売買で一喜一憂する投資家を馬鹿にしていたのに・・・・・・・でね、始めたら(ほんとに始めたらね)OVに今日の成績!!とかって書くよ。あっ!でもそれって風説の流布とかって違法行為になるのかな・・・そんなブログいっぱいありそーだなあ。

デキニチ新コーナー、「ヤマダファンド」来週スタート予定ってたぶんしないかもだけど。でも、するかも。いやしないかも。

きょうの一枚
コース制作の途中、高知の遊泳禁止の某海岸。ムカシムカシTBIというラリーがあったとさ。朝まで砂の中にいたバイクや、満ち潮に飲まれたDR800やと、悲喜こもごものある海岸!って分かるかな。でアザラシがいた。と思って良く見ると人間。ムッホ「なにしてるんすか?」「さあ、波乗りかなあ?」「波、ないすよ」メシを食って、しばらくしてまた見たら、まだいるんですアザラシ!じゃ無くてサーファー。まあそれくらい高知は暖かくて、ご機嫌なんだ!ということが言いたかったんですよ。ちなみに今回のTBI2・・・この海岸?使いませんよ。すぐ横を通りますけどね。

2005/11/16 (水曜日)

古いクルマが欲しい。新しいクルマはだめだ。そういえばなんか最近、新しいものが苦手になった。新しい靴も、なんか履く気がしないし、そういえばヨーロッパでは「新しいメルセデスと新しい靴は・・・」違ったか?で古いクルマ買ってもナンバープレートが新品で愛媛330なんてだったらかっこ悪い。困った。なににしても「ちょいヤレ」が良くなってきた。

友人が「あれクルマ買ったのに、全然乗らないね!」「うん、新車って若い女の子ばっかのキャバクラみたいで(キャバクラって行ったこと無い!)どうも好かん。なんかこう場末の、昔は美人だったママがやっているような店がいい」「ほほう、ということはこのレンジローバーがそんな癒し系?叱られますよ」「だれに」と、実にくだらない打ち合わせの道中のクルマの中の会話。

「で、古いクルマって、たとえば?」
「BMの3.0CSLとあとX○X○X○X○と、あと△X△X△Xとか◎□◎□◎□とか・・・」・・・彼はあきれたような声で、しかも伊予弁「買わんけんよ。こーたらええんよ」(伊予弁って文字にしたらとってもヘン!)なぜか友達は不機嫌になって、窓の外、なんか遠くを眺めている。

話を変えよう。昨日のブッシュ来日とロイヤルウエディング。好対照でした。そういえばブッシュはモンゴルにも行くはずだ。厳戒態勢の中、京都は大渋滞。京都御所の中にある迎賓館って、松山にもあるぞ迎賓館!確か結婚式場だ。で、ふだんはどうしてるんだろうか迎賓館って。201億円もかけたんだそうな。維持も大変だろうなあ。贅沢と質素。どうも質素なモノにこそ、本質があるねえ。ということで今回は宮内庁のイメージ戦略の勝ち。

きょうの一枚
今日の一枚は、今日もTBI2DAYS・・・・・今週末も試走!国内の場合はなぜか試走とは言わずにコース制作!と言います。さあ、忘年会&クリスマス・・・って盛んに言ってるのは実はエントリー激スクナ!なのです。やっぱ12月は、忙しいのかねえ。でもまあ空いてる露天風呂が気持ちのいいように、ってナニ言ってるんだろう。

2005/11/15 (火曜日)

「適者生存」つまりダーウインの「自然淘汰による進化の原理」環境に適応した者が生き残る、と言う理論。

ボクも度々ここのOVに引用させていただく。さまざまな場面に引用または応用され、昨日書いたドラッカーの経営学にも当然のように通じる。企業も生き残りをかけて闘っている?のである。となると自身が適者になるためには環境の変化に対して、どのように自らを変化させておかなければならないか?ということになろう。

ところが「適者ばかりではなく、運の強い者も生き残る」と唱えた日本人学者がいた。国立遺伝学研究所の故 木村資生(1924-1994)である。

たとえばヒトのDNAの95%は、タンパク質の生成に利用されないので、そこで起きた変異は何の損にも得にもならない中立の変異になる。といった中立理論。まあ簡単に言うと「つまらないところばかりお父さんに似て!」と言う世のお母様方のお嘆きのようなことかもしれないが!エッ、それは違う?まあなににおいても損得勘定だけで判断するのではなく、曖昧なものも生き残る余地があり、それが多様性を生むというのだ。でその多様性が文化を生むのだ。と言ったら必ずお叱りを受けるかも。でもこれをお読みのみなさまは「それはしたり」のはず。

ドラッカーは、こう言っている。「私をエコノミストというのは誤解もはなはだしい、エコノミストは数字ばかり見るが、私は数字より先に人を見る。」つまりそういうことなのである。大切なのは、そんなことじゃない、ということだい。適者でなくとも、運の強い者も生き残る・・・・・。たとえばモーターサイクルの存在と進化なんかもこの理論で考えられなくは無い。適合性を欠いたとして淘汰されようになりつつも、つまらないところばかりお父さんに似た!われわれや皆さんの手によって、遊びの多様性を守っていくのでありますな。で、今日の結論は、これまでとは全く異なりますぞ。

・・・あーた、なにも変わろうとする事はありまへんがな!世間の変化に惑わされることはありまへん。「短い人生、おのが生きたいままに生きる。・・・そんなヒトに私はなりたい!」と言ったら「大丈夫、充分なっている」って「変われ変われ!と言うヒトほど自分が、変わらない」のだそーな。

とりあえず僕の部屋の模様替えは終わったので。

きょうの一枚
TBI2DAYS先々週?の試走風景!あまり寒くなくて紅葉が遅いので、本番あたりには山里まで下りてきていることでしょう。不思議な季節の不思議な四国をオタノシミニ。TBI2DAYS

2005/11/14 (月曜日)

ガストン・ライエ・クラシック・・・地図にはある道が途中からは頼りないシングルトレイルになり、うっそうと生い茂る杉林の下草にさえぎられて、肥沃な黒い土はたっぷりと水分を含んでいた。勝負のあやは、ここに隠されていた。

SS-2・・13.5km。今回はこの周回することの可能な林道の組み合わせを4周。前後に2つのSSで合計6SS。SSのトータル距離61kmあまり。優勝タイム予測は1時間30分前後と見られていた。つまりSS-2は周回の1回目だ。そのシングルトラックは、いったい何年も人が通らないのだろうか、はるか以前にSSERが使ったコーステープが残っていた。そしてトレイルの真ん中には大きな杉の木が立っていた。その木の手前でトレイルを右に下り、そして左に上がる。昼なお暗い杉林は、明るい満ちかけの月の光を完全に遮り、湿って深い闇を作っていた。ヨーロッパの黒い森を思わせた。予測されたことだが、そこには渋滞が発生した。ゼッケン逆順のスタートだから、ゼッケンの若い、つまりトップグループほど渋滞のリスクは大きいといえた。

さらに1周目(SS2)から2周目(SS3)へと周回の3回のつなぎ部分には20分の持ち時間が与えられる。これをオーバーするとペナルティが課される。チャンピオン争いにも加わるセッケン9下元は、車検も「あわや」。完璧にセットアップして臨んだはずのマシンのエンジン不調。この持ち時間を15分もオーバーする35分もサービスパークにとどまってしまった。これまでならSSをつなぐリエゾン部分はフリータイムだったSSERなのだが・・・。次のスタート地点は明かりが見える範囲だ。スタートしていくマシンの甲高い排気音が森の中の道をたどってゴールに作られたエリアまで届く。

まったく淡々と競技を進めたのは、博田。SSERのランキングが無いために比較的大きなゼッケンをつけた。1周回が終わるとジャケットをサービスパークに残し何度も夜の闇に消えていった。こうして素晴らしい快晴の中、SSERのどのイベントからもリエゾンを取り除き、ひたすら時間を削る新しいカタチの競技が生まれた。とはいえ、ラリーである。

さて話は変わる。経営学者P・F・ドラッカー氏が亡くなられた。95歳。心よりご冥福をお祈りしたい。若い頃からボクは、氏の著書をよく読んだ。新刊が出ると必ず買うのは、「ドラッカー、S・ハンチントン、アルビン・トフラー、堺屋太一、スティーブ・ホーキング、ピーター・タスカなんだ。」と言うと「オレもオレも!」という人とよく出くわした。ディティールに話が及ぶと「なんだ、良く理解してないんだな、おれ」と。

日経にあったドラッカー語録の中から
「イノベーションの欠如こそ既存の組織が凋落する原因であり、マネジメントの欠如こそ新事業に失敗する原因である」
「知識こそが本当の資本である」
「・・・・・・」
で最後に「事業の目的とは、顧客をつくり出すこと」

全てが自分に対して「イタタタッ」なのであります。

きょうの一枚
優勝したのは、博田 巌!肩の力の抜けたライディング。これからも四国は熱くなりそうです!また渋滞に掴まった上位陣も「しゃあない」と、みんな大人のライダー

2005/11/10 (木曜日)

この忙しいのに事務所の改装?本格的なオフィスのモデルチェンジを予定していて、手始めに「じゃあボクの部屋から!」というわけで、例によって「踊らされる消費者」なボクは、「ドリアデの家具でまとめよーか!?」とおもっていつも良く見るyamagiwaオンラインショップやCONRAN-SHOPのサイトで、プランニング(といえばカッコいいのですが要はショッピング)ところが・・・「そんなのアスクルアスクル!!」「アスクルウ?!」もちろんアスクルのことは知っていましたし、事務所のみんながアスクルに何でも頼んでいるのは知っていましたが・・・「家具はいかんよ。家具は。」とまあカタログ見ると、イタリア家具でそろえるのよか10分の1くらいくらい安い!!「ウーン。でもデコラのフラッシュボードなんてのはだいたいな・・・」といいながら最終的には事務所全体の変更なんだから、やっぱコストも考えるべきだし、自分の家具だけイタモノというのもブーイングの対象だし「まあこれでちょっとエラボーかね。チョイチョイのチョイっと。」それが昨日の朝よ。で、今日の昼には巨大な荷物が事務所に!!「なーに?これ」「昨日頼んだやつですよ。」「昨日?って、ナニ頼んだ?」「エーッ!事務所改装するとかいってたやつですよ。」「・・・・・」ボクは思うのである。センバクンがサービスやホスピタリティ性を語る!これは実に結構なことだ!がしかし。この「早い」というサービスの前には、親切で丁寧な応対なんてカスンでしまうと思う。日本が最も遅れているのはサービス!だそうな。サービスにこそ外資の参入のチャンスが豊富にあるという、サービス・・・きちんと定義しなければ理解しにくいかもしれないけど・・・価格=原価+サービス+まあ希望粗利益・・・つまるところ付加価値の部分だ。高級ブランドがビックリするような店舗を構えるのも付加価値で、ひいては顧客の満足を求めるサービスなのだ。が、なににしてもメチャクチャ「早い」はサービスの頂点だ!と僕は思う。

さあ、溜まりにたまった仕事、そろそろ取り掛かろうっと!・・・「これ夏までにやります」とかいった案件。催促の電話のたびに「やっています!」の「いま下調べ中です」の「もうすぐ出来上がります」のって言って、まだなーんも出来てないんですけど。

そーだ。ボクは新しいブランドを立ち上げよう・・・・・その名は「アススル!」明日でもいいことは、明日しよ。

きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシックシリーズが続きます。そういえば結構晴れ男だったのかもです。

2005/11/09 (水曜日)

バブルが戻ってきたようなニュースが新聞の一面に踊っているではありませんか!「売買高、過去最大の45億株・・・バブル期の5倍、米市場上回る。ネット投資家けん引。・・・高い膨張、バブル期彷彿・・・過熱の危うさも・・・住金株15分で1億株」とか「銀行の貸出残高がプラスに」とか。・・・どーなって行くんでしょうか?楽天は5年間で売り上げを約80倍に伸ばし、ライブドアは約120倍に。

まあM&Aを繰り返しての成長であるからして・・・拡大至上主義の行き詰まりは、絶対あるのに。内部崩壊をするのに・・・古くは豊臣秀吉の全国制覇や太平洋戦争の拡大主義やダイエーの拡大路線、そごうの巨艦主義・・・論功行賞のためには拡大が必要で、新しい領地、新しい支社や支店長のポスト!拡大が無くなれば人心掌握が出来ないような組織・・・それが日本型経営形態だったはずなのに。で、当然の帰結として終身雇用制が崩れ、労働力の流動化が進み、2極が分離し、失業者、ニート、でフランスの暴動のようなことになりかねませんね。でいまの気分は「自分は2極のどちらにいるか」というぎりぎりの選択で・・・勝ち組にいると信じたい人たちの「持たざるリスク」がネット投資家を増殖させているのかなあ?などと考えてみたり・・・・してます。

何が言いたいのか?というと、ボクはタバコを止めて一番良かったなあと思うことは「持っていない?」という心配をしなくて良くなったこと。すっている時は、いつもタバコの残量に気を使い、ライターの有無に気を使い、そろそろ買っとかなきゃ・・・と自販機を探す・・・相当な労力から開放されたような気がしますものね。持たざる者!とは?
ボクの長年の信条は「拠らず、群れず、媚びず、案じず。」だったのです。

持つ・・ということ、所有からはじまる泥沼は株だろうとクルマだろうと、いやクルマの泥沼は良いとしても・・・・なに言ってるんだろうボクは?

またまたコースマークつけだ!ヒェーッ。

きょうの一枚
今日もガストンライエ・クラシックから。早い晩秋の夕暮れと紅葉。これが最近までのこの大会のイメージだが・・・・これからは変わる。

2005/11/08 (火曜日)

先のイベントで濡れたテントも乾かぬうちから、次のイベントの準備が急ピッチです。なんかこう体力こそが資本です。なにかの広告のコピー「あなたの情熱を奪っているのは、あなたの体力・・・」(ちょっと違う)みたいなのがありましたが、情熱というか実行力を支えるのは健康であることは間違いありません。

さて今日のニュースは、黄砂・・・もう異常気象はとどまるところを知らず、半袖で通勤し黄砂にかすむ山を眺めています、11月に・・・。

さらに次のニュースは、鳥インフルエンザ・・・中国では厳戒態勢!だそうで遼寧省では600万羽を処分!そういえばアメリカでも国家戦略とかで8000億円?だっけ、の予算を計上している。ロシュ(スイスの製薬大手)は鳥インフルエンザの治療に高い効果のある抗インフルエンザ薬「タミフル」増産!2006年末までに年産6億錠にするんだそうで、そのころにはウイルスも進化して抗タミフルウイルスになってるんじゃなーい?とまれ、どうも既に人間への感染は始まっているようで、最悪1億5千万人が・・・という予測も!!それでもさすがは日本、まだタカをくくっています。タミフル・・・流行語になりますね。と株価も恐ろしいことに・・・災厄と経済はなんとも皮肉な側面も?

フランスの暴動が飛び火!というニュースも・・・ベルリンやブリュッセルも?この暴動の発端は、いくつかあるでしょう、移民問題や失業、貧困、差別などなど・・・しかし21世紀は、安定した平和と協調の世紀のはずでした。しかし戦争と災は拡大を続け、途上国の人口爆発はもうなんとも。全てが撒き散らす環境負荷は日本を亜熱帯に変えるくらいならまだ良い方です。街角には朝顔やハイビスカスが咲いていますよ・・・松山にも。20世紀そして21世紀と人類の積み上げた回復不能な困難は、その人類のいかなる偉業よりも大きく、出口の見つからない諸問題は全世界をヒステリーに追い込んできているように感じます。

人類がレッドデータブックに載っている!という話は、かなり前に聞いたことがあります。ただその時もですが、今もその・・見ては無いので・・・本当かどうかなんて知りませんが、たぶん本当でしょう。絶滅危惧種・・・というのは、間もなく絶滅する種、という意味だろうと思います。

「いかに生きるか。」難しい問題に直面している今日この頃。

きょうの一枚
ガストン・ライエ・クラシック・・・彼の名を冠したイベント、彼の偉大な足跡を大切にするためにも、もっと考えていかないといけないと思う。ガストンのライダーとバイクを見る眼差しの、なんと真摯で優しく、そして愛情に満ち溢れてたことか・・・と思う。週末にまた会いましょうね。

2005/11/07 (月曜日)

ガストン・ライエ・ミーティング!誰もが口々に「ガストンが、この快晴を運んできたのでは・・・」と。こんな秋の貴重な日の晴天、一生のうちにいくつもあるものではありません。そんな神がかり的なチカラを信じそうになりますホント。しかも前々日までは悲惨な天気予報・・・降水確率100%!前日では50%!これは見事に覆されて、高原のコテージで目を覚ますや美しい富士の姿が飛び込んできました。誰かが掛けてくれたのでしょうG/Sのバックスキンのシートには、ゴミ袋が・・・おかげで夜露にさらされることなく、雲ひとつ無い秋晴れの空、富士山を背景にR1200GS、R100GS、R80G/Sが並んでいました。

オフィシャルの一群は既に出発していて、かといって連れの2人はまだ起きてないので、先に出かける旨を告げ、ひとり走り出せば「なんと!素晴らしい!」気温といい空気といい、国道の1本裏道は一台のクルマも走っていないし・・と、おおっフロントブレーキが!スカでした。先が思いやられるなあ・・・普段乗っていないつけが如実に・・1200できたほうが良かったかなあ?と思いながらスタート地点に着くや今度はサイドスタンドの先端が破損。尖がったサイドスタンドになってしまった。

まあそんなことからトラブルは始まり・・・スタートするや林道は通行止め!がいくつか。まあそんな全ても楽しい思い出!カラマツの紅葉の見事な美しい峠道では、ナンカ涙まで出そうになって・・・そんな珠玉の二日間が終わりました。

ガストン・ライエ・ミーティング・・・これまでのカタチでの開催は最後となりました。ご参加いただいた皆さん!またカタチを変えてお目にかかりましょう。

きょうの一枚
ガストン・ライエ・ミーティング・・集合写真。2日目の朝の曇り空の中。1日目の朝の晴天のブリーフィングには「ガストンが来てた・・」という妖しい情報&写真も・・・2日目は天気が怪しかったんで帰ったんだろうね。

2005/11/02 (水曜日)

時間という概念について考えていた。これを考えるとアインシュタインに辿り着くのだが・・・いつからこの時間という概念にとらわれだしたかというと、やはりモンゴルだった。同様に時間の概念については問題を提起してくれたのは、日本の浦々に残る浦島伝説であった。浦島伝説は大学に勤める友人のハナシだと、環太平洋のあちこちに同種の伝説はあるのだそうな。で時間という概念が海の底と地上で異なるというのは、またまたホーキングの言葉を借りればちょっと難解ならゴメンナサイ「光の速度はどんな観測者にとっても(例えどのように観測者が動いていたとしても)同じであるということが発見され、相対性理論が創られました。つまり事象の時間の決め方は唯一ではないのです。絶対時間の代わりに、それぞれの観測者には自分の持つ時計による独自の時間基準があり、他の観察者が持つ時計とは必ずしも一致しません。したがって、時間はより個人的な概念となり、それを測定する観測者によって相対的なものとなったのです。」まあ相対性理論ですが、これによってタイムトラベルが可能なことになり、あとはマシンを作るという工学的な解決だけだけど・・・で、なぜ時間の概念について考えていたかというと、もちろんラリーの主催者にとって時間とは、絶対の神のごとき存在で、もちろん参加者にもそれは同じだろうけど・・・どうもモンゴルの奥地に行くと時間の概念が狂う・・・まるで浦島の海の底のように。そこをラリーという時間で串刺しにしたときに、何かが起きているような気がしてならないのである。時空がゆがむとか?

そこに存在している時間と、普通に存在する時間が同一なのか?と。理論的には相対性理論では未来にタイムとラベルは出来るのだが、過去に戻るのにはいくつかの理論的難題があるらしい。アタマ痛くなった?ボクも痛くなった。

でも理論はともかく、情緒的にはゴビに行くと、時間について「変だ」と感じるのだから仕方ない。昔パリダカモノで本を書こうと思っていた時、とあるSSの最中に道に迷って数ヶ月間さまよった挙句・・・よくガソリンが持つよね・・・気がつくとSSにフィニッシュ。それでトップタイム!でも1年後の大会だったとかって、さまよえるオランダ人みたいじゃん。

結論・・・ボクの機械式の腕時計と、デスクにある電波時計は、刻んでいる時間が違う。今日は朝から頭が痛い。

きょうの一枚
TBI2DAYSのルート製作中のひとコマ。ボクのふるさとの川です。正確に言うと母の生家の近くを流れる川で、子供の頃はこの下流で、日がなサカナ取りをして過ごしました。かなり私的な思いで・・・失礼しました。

2005/11/01 (火曜日)

11月1日。1がたくさん並んで気持ちの良い1日。お天気もかなり良いです。週末もこの調子でいてくれぇ。と願いつつですね、深まり行く秋を楽しんでいます。農家の庭先に柿の実が、たくさん。さらに秋も深まると、その柿の実がひとつ、ふたつとなってきます。家々からは白紫色の煙が立ち、って今の時代は民家から煙でないのかなあ?でも山里の民家には何故だかこれまで以上に薪が積んであるような気がします。高騰する石化燃料を嫌って薪を燃すのでしょう?囲炉裏や薪ストーブが・・・・里の秋は、物憂げでその実、家の中は暖かそうなこと。

さて世の中では、新内閣のニュースでうんざり感!しました。こんなに組閣にフィーバーしているTV報道に、えもいわれぬ乖離感を覚えます。・・・・・言葉にすれば、うちのデザイナーが良く使う「ナンカ、ウソクサイ!」がピッタリだなあ、と思うことしきりです。このウソクサイ!という感覚は、リアリズムが無い、という意味なのですが、使い方は少し違っていて、伝えようとするあまりホントがウソクサク聞こえてしまう。まあ先に書いた「敗軍の将、兵を語らず」が指揮官が兵隊の悪口を言っているみたいになった・・・とか、写真を修整しすぎたアップのモデルのように、リアルを伝えようとするあまり、その真実が真実として見えない!という時などに使います。まあコンピューターでの修正や合成をしているうちに使い出した言葉であろうことは、容易に想像が付きます。で、組閣。こんな風に人事が決まるというのは、普通の社会でも良くある事なのでしょうか?想像も付かないことや、サプライズが無いことがサプライズだあ!なんて、ひどいよ。まったく・・・で公的な物が実に私的に見えて、真実が強権の前にゆがんで見えて、まるで重力レンズ(星の重力によって、ゆがんで見えること)がかかっているような気分。

さてと、週末の朝霧to白馬は、オークションオモシロイカモ!ボクはイマの予定ではミシュランデザート新品前後!超希少ほぼ新品のAXOカーボンヘルメット・ブルー・・・mizunoのカーボンフォーク!これは自転車用だ。あとトレックフィールドのテールバッグ1回使用(どーもHP2には着けれそーもないし、おまけに80G/Sにも着かんだろーからね。あとなにか希望があれば言っといてね。もってくの忘れていたらスンマセン。また名オークショニアの市○さんが日帰り(というかパーティのみ)でやって来てくれます。ナンカサプライズ用意してないかなあ?!

でボクの落札希望品は、ガストンライエもの。緊急にバコバコ手に入れにかかっていますけん。お持ちの方は慈善の心で、お持ち下さい。ガストンのビデオの編集も出来たみたい。社内でやっているからえらいもんだ。

きょうの一枚
白馬アルプスホテルのゲレンデの芝の上で。これも第5回GRMから。朝霧から白馬・・・こんな天気だといいですね。

 
Organisation Voice 2005/10

2005/10/31 (月曜日)

TBI 2DAYSのルート制作の旅は、なかなかの驚きの連続!でした。霧深く山も深い、とある林道では巨大な牡鹿に遭遇。その巨体・・・まだ四国の山々には、こうした野生動物を養うポテンシャルがあるのだ。と感慨しきり。それ以降も多くの野生動物たちに出会います。なにか自然界が人間界に近づいて来ているのかしら。そして、過去のTBIに使われていなかった林道もお目見え・・・これが実に素晴らしく、思わずコマ地図に「すばらしい林道」と書いてしまいました。「うーむ四国の林道百選を作ろう」「100は多くないすか?」「じゃあ10選!」その林道は10選にしても十分上位に入るでしょう・・・・・オタノシミニ。

で週末はGRMです。参加者も多く、とても楽しみにしています。晩秋の富士そして南アルプス・北アルプス。オンルートはハード!でもクルマで参加の方にも走れる、オンルート・パラレルのエコチャレンジルート?を設定。これもファントゥドライブでございますぞ。ボクは80G/Sのバッテリーメンテナンスなど・・・ハアァ~!

ところでボクが珍しく気にして観ている大河ドラマ「義経」周囲からも「???」な感じで・・・でもやはり面白く鑑賞させていただいております。がしかしここにきて「判官びいき」がひどくなってきているように思うのはボクだけかしら。情報不通の時代のさまざまな判断は、いささか可笑しいのですが、いまの政治にも良く似ていませんかね。

義経は史実にのっとりながらも、いわゆる歴史ドラマですが・・・で、同時代に大陸ではチンギス・ハーンが興って、ここらあたりの時代の符号が合うことや、義経の連戦連勝の戦上手ぶりや、抜群の運動神経やカリスマ性やら、おまけには平泉で炎の中から遺体が発見されなかった?などからチンギス・ハーン義経説・・・が生まれてきました。もちろん笑止なのですが。まあそれはともかく、来年の建国800年祭はモンゴルで騎馬史劇が草原で繰り広げられます。この一大スペクタクル。みんなで見に行きましょうね。ボクも運営サイドのメンバーになってますけん。

きょうの一枚
雪の白馬アルプスホテルをあとにするガストン(左)その隣はマークさん、オランダのBMWディーラーの社長さん。たしかガストンのパリダカ優勝マシンの1台を彼が所有しています。そんな大の仲良しを連れてきたのも第4回GRM・・・。

2005/10/28 (金曜日)

パックスモンゴリカ・・・これは13世紀から続いたモンゴル帝国の力による世界の安定。そして古くはパックスロマーナ・・・・現在はパックスアメリカーナ。そんな話をしながら酒を飲んでいた。ローマ帝国の興亡も、モンゴル帝国のそれも、そしてやがてやってくるであろうパックスアメリカーナの滅亡も・・・それは間違いなく起きる。
ひょっとして21世紀こうしたヘゲモニーを突き崩すのは、地球温暖化ではあるまいかと思う。「なぜ」「それは、カトリーナが・・・」「???」とりあえずイマからコース制作に出かけるので、このあたりで・・・。

きょうの一枚
今日の一枚は、続いて3回目のGRM!ゴール地点ではガストンによるミニライディングスクール。HPNにまたがるガストン、真剣な表情。今回のゴール地点もここ。快晴なら富士山が見えます。

2005/10/27 (木曜日)

今日は好い天気。明日から週末はTBI 2DAYSのレッキ・・コース制作なのだ。どうか好天に恵まれますように。一応12月なので標高の高いところは避けます。集合場所を聞いて「いきなりMXコースゥ!」という方。残念でした?クローズドコースや難所系はないけん。そのかわり美しい南の林道をご賞味いただきます。でも朝集合して翌日午後に解散!となると、もうひとつ距離を延ばせないのかな?でも四国のことだから距離じゃないよ、中身だよ。という感じ。お楽しみに。帰ってきたら報告します。とりあえずイマから飲み会。

きょうの一枚
2回目のGRMは信州。諏訪から白馬まで・・・これも文句無く愉しかった。ガストンはエフロク・・・「ベリーナイス!」だそうな。2人で前泊は旅館の大広間だったなあ。

2005/10/26 (水曜日)

SSER-Club House Cafe Regoralitaの計画が頭を悩ませて、忙しさに拍車をかけている!と思ったら、もうTBI 2DAYSのルートセイサクの旅に出なくちゃいけないし、帰ってきたらガストン・ライエ・ミーティングで長躯朝霧高原まで・・・と考えていたら、「そーかあ、いつもガストンを関空に迎えに行って、2人であっちこっち行ったよなあ・・・」と、シンミリモード。あの怒涛のような爆裂トーク(これは誰かの発言だった)朝から夜中まで疲れを知らないおしゃべり・・・2004年のTDNには長崎空港から船に乗ってハウステンボスにアクセス。でも予定の時間になっても現れないので訝しがっていると、もう既にハウステンボスの中は、ほぼ制圧。その後はなんと案内してくれたっけ。なかなか届かない彼のマシンにやきもき・・・届いてみると新品のKTM450に大喜び!得意満面の笑顔が今も忘れられません。おまけに「どうしたの?」というくらいのライディングウエアがKTMの本社より届いて、これまた大喜び!!一応持ってきていた自分のライディングウエアは、とっとと送り返して・・・「ハッピーネー」を連発。そういえばFIMのコミュニケにも「かれのオープンマインドな・・・」と書かれていましたね。

そんなこんなを思い出しながら、ミーティングの準備に取り掛かっています。やっぱ、ちょっと悲しいです。ミーティング、クラシック、TBI2デイズ、ホッカイドウ、もちBTOU、さらに・・・(この・・・についてはまた近々)忙しいけど、おかげさまで充実していて、ボクも幸せだなあ、と思う今日この頃でした。ついでに新しいバイクももうすぐ届くらしいけど・・・また2年たっても慣らしが終わらない・・・みたいになっちゃうのかと思うと、申し訳ないような気もするし・・・・・でも自分の体力のバロメーターなんす。80G/Sメタルモデル10/1買いました。もうすぐ届く??

きょうの一枚
1999年 第1回ガストン・ライエ・ミーティング・・・淡路から剣山へ。その夜はレオマワールド。でこれは剣山の峠の家で。当時はこれくらいの参加者数!でした。でも後ろにいる内の一人は、ツーリング途中の某氏。このあとは忘れもしないガストンとボクの大○走大会が始まるのでした。ボクも元気だったし。

2005/10/25 (火曜日)

11月はTOKYO DESIGN WEEK・・・11月1日から6日。明治神宮絵画館前の美しい緑の芝生の上の中央会場・・・行きたいなあっと。そういえば東京モーターショウも6日までだから・・・これからの日本のウリ!は技術力だけではなく、デザイン力になってくるはずです。プロダクツからグラフィックまでデザインの重要性がこれまで以上に声高に叫ばれています。こんな時は「やっぱトーキョーで仕事してたかった」と思うのが、これまでの常なのですが、最近は全くそう思いません。というか思わなくなりました。むしろ危うさのようなものさえ感じる、のであります。でもいつもこだわるのはデザインやモノのストーリー。まんま普通の消費者!あのメーカーの戦略にビッタシにはまっているだけの、あわれな1サンプル・・・デザインの素晴らしいものに傾斜するその心理とは・・・・・この法則さえ発見できれば「もうかりまんなあ」なのですがね。

さて、BTOU2005の写真集?48ページくらいで写真集というのはおこがましいのですが・・・作っています。発行部数はチョビット。そのデザインなんですが・・・まあ、しばらくお待ちください。

きょうの一枚
モンゴル、大地は水によってさまざまに姿を変える。草原の中の低地は雨が降れば川になり、晴れた日が続くと粉っぽい乾燥したパウダーのような砂を巻き上げる。動物たちはそんな場所が大好きで日がな暮らしている。

2005/10/24 (月曜日)

寒くなりました。今年は、もう寒くならないのかと思っていたのですが、見事です。このままずっと寒いまま!ではないでしょうが、ガストン・ライエ・ミーティング、暖かくしてお越し下さい。さてそのミーティング・・・なんとも大勢のエントリーがゾクゾク!と届いております。どうか快適なお天気に恵まれますように!です。でもって今回も大人気のオークション!ボクはミシュランのタイヤと、あと何もって行こうかな?と思案中。皆さんも是非!愉快なオークション商品を考えておいて下さい。もしも運ぶのが面倒だったら白馬アルプスホテルSSER気付けで送っておいても可。

今年で最後になるこの大会ですが、実は内緒のお話で、続きがあるかもです。と言うのは北海道のとあるところに・・・って大体想像が付くよね!ガストンライエミュージアムを作りませんか?と提案中。こんな時代だから、おいそれとは行かないのは先刻承知。でも感触はまんざらでもない!のでありまして、ぜひ今回参加の皆さんからも署名?のような物と言うかお手紙を頂いて先方にお渡しできればなあ、なんて考えています。実現した暁には、その地でこのイベントを復活させます。なんて夢を描いています。オープンは夏が良いですねえ。ご家族もフランスからお招きして、んでもってまさにガストン・ライエ・ミーティングもその地で恒例化させる・・・遠いけど。ボクはもうG/Sとかそこにおいておきます。なんて、夢だし、だいいちみんな内緒ですよ。こういうことは軽々しく他言すれば、台無しになっちゃうんです。ああ、でもそこは広い悠々とした場所なの・・・ガストンが最後にバイクを降りた地なのです。

ルートブックを事前に郵送にて配布する予定です。マップホルダーに巻きつけてお越しくださいませ。距離長いので、集合すぐ出発!!

きょうの一枚
亀、と来たので鶴、ときました。これも北京で。鶴といえば、つい最近のことムッホとボクのスポーツカーで、お茶を飲みに行った時のことです。ってほんの数日前のこと・・・上空から大きな鶴が舞い降りてきてフロントガラスの目の前で急旋回!ビックリ。その広げた羽根の大きさもそうだけど・・・「いまのってツル?サギじゃないよね?」「今のはツルでしょう!」ってムッホはツルとサギの違いまで分かるモンゴル人になってしまいましたとさ。メデタシメデタシ。

2005/10/21 (金曜日)

亀。これもホーキングの本の引用ですが・・・。
数十年前のある日、有名な科学者(バートランド・ラッセルであったと言う人もいます)が天文学について一般講演を行いました。彼は私たちの地球がどのように太陽の周囲を回っていて、さらにその太陽が今度はどのように銀河と呼ばれる莫大な数の星の集まりの中心を回っているのかを説明しました。すると講演の最後になって、後ろの方にいたひとりの老婦人が立ち上がリ、言いました。「あなたのおっしゃることは、間違いです。世界は巨大な亀の背中に支えられた平面なのですよ」講演していた科学者はにんまりと微笑み、それから「では、その亀は何の上に立っているのですか?」と尋ねました。するとその老婦人は「お若いの、あなたは賢いわね、とても賢い。でもね、亀の下にもたくさんの亀がいるのよ」と答えました。

きょうの一枚
そんなわけで、中国の天壇の亀、首長。

2005/10/20 (木曜日)

今日は朝から心に決めている事がありました。それは工場の草刈でした。今日やらなければ、もうやる日が無い!くらいの強迫観念で!2年ぶりに工場の周りの草というか森と闘うこと4時間!なんと森の中からTLRとTY250が出てきました。「そーか、こんなとこに居たのか!」彼らは土に帰りつつありました。草刈機の混合比がいい加減?だったのか排気煙にむせながら・・・だんだんと腕の力がなくなってきて・・・「ムッホー!替わって!」それからというもの恐ろしいスピードで森が草原になっていきました。

コンプレッサー置き場の屋根が、いつのかは分かりませんが台風被害にあっていたのでこれもムッホが大工仕事で手直し!!チョイチョイです。というのも彼はウランバートルの自宅は自分で建てたのですって。

さあ、これから建設にかかります。これをお読みの方の中で(1)製材屋さん(2)建材屋さん(3)設備屋さん(4)はつりやさん(5)左官屋さんにお勤めまたは経営の方で、「よし、応援しちゃろ」という方、またはあまりモノがあるからアゲル!という方・・・まあ最悪はお友達価格で売ってあげる!という方!募集中でございます。

忙しいのに!まだ忙しくしようとしているボクって。

きょうの一枚
今日の一枚はTBI2DAYSのラリープレート!可愛いデザインなので是非紹介したいと思って・・・それと一足早いメリー・クリスマス!!

2005/10/19 (水曜日)

今日もいい天気!ボクはムッホとプロシードで朝から山にお出かけ!!ガストンライエ・クラシックのコース制作!!むふふふです。真っ暗闇の中の迷路ラビリンス!ですわな。でもって平衡感覚の狂いそうになるところも、やむなくシングルトラックも出現!!さあ、どうする?で、帰ってくると川内という町にあるSSERのガレージに!ついにこのガレージの改造に取り掛かろう!(言っているばかり・・・)そうかつてのCafe Regoralita計画なのであります。こうして昼間は「いいなあ、楽しそうで」みたく過ごすと、夜は打ち合わせやら仕事やら・・・大変です。いや、ラリーも仕事ですがな。東京モーターショウ、行けそうもありまへん。

きょうの一枚
ゴビの大平原を行くBTOU2005 砂っぽくなっていて、進行方向のアゲンストの風が強いのでしょう、キャメルグラスは手前側に砂をためています。ヘリはと言うとまるでKTMカラー!進行方向の左側にドアがあって、そのドアを全開にしてスチール・ムービーそれぞれのカメラマンが、ポジション争いを繰り広げます。そんでもってほとんどの空撮が、マシンの右側面ばっか!になってしまうんです。時折左急旋回をしながら撮ると、カメラマンは落っこちそうになって、ビビって?良いのが撮れない?いえ、そんなことは無いです。命綱ついていますもん。

 

 

2005/10/18 (火曜日)

またぞろ日中関係が動き出しました。来年のBEIJING-ULANBAATARに向けて、交渉を再開したとたんの出来事です。いずれ国内では2ヶ月もしないうちに忘れ去られますが・・・ボク個人的には靖国参拝は反対ではないです。同様にエノラ・ゲイ号がスミソニアンに展示されると聞けば「非常識な!」と腹も立ちます。「???」エノラ・ゲイに腹が立つ気持ちと、中韓が靖国参拝問題に反発する気持ちと。実は根っこの部分は同じかもしれません。いや政治的な思惑は別としてですが・・・人間は気持ちの生き物で、その気持ちはまあ自己愛です。ですから何とか北京を安全にスタートさせたいと考える僕は、他者の気持ちがやや分かりにくくなっているのも事実です。
分かって欲しいと願うなら、まず先に他者を理解しなければならないはずです。この言葉はボク自身に向けて発しています。いずれにしてもBEIJING-ULANBAATAR 2006は、10回記念大会・モンゴル建国800年の記念行事として、拡大版で開催します。

もしも北京スタートが不可能なら、北京からバスでじゃなくて!飛行機をチャーターすることを誓います。その場合でもエタップ10の全行程で開催できるようにします。全走行距離は4000kmを越えます。よりハードで、かつ内容もある。そしてエコチャレンジや傷ついたマシンたちには、容易に次のビバークに向けてエスケープできるルート設定に、昨晩遅くにカミオンバレイ隊の隊長さんのディープな世界(もっとまじめに書け)の筆者と長電話でアウトラインについて話しちゃいました。来年のボクは、大忙しそうです。

来年のSSERイベントのいくつかには、チームエントリーの人数を増やそうかと考えています。ライダーは5名まで登録でき、上位4名の成績を採用に!という原案。さらに4名のチームは1名、5名のチームは2名のオフィシャルアシスタントの登録が義務づけられます。オフィシャルアシスタントは、オンコース上の道路とSSのアクセスポイントで、一般車両等が誤って進入しないための通称「道ふさぎ」をお手伝い。でも最高の観戦もできるという仕組み。

きょうの一枚
BTOU2005には2機の大型ヘリが投入された。大型と書く以上は中型も小型もあるのかい?とお思いだろうが、実はこれしかない。で、1996年頃には4機もラリーに投入された!この機体、いろいろな国でも見かける、名機である。しかし燃費は凄まじく、反エコチャレンジで、何かと悩ましいのである。

2005/10/17 (月曜日)

NEWS-1
気合のグループN「ガストンライエ・クラシック」は「これでどうだ!ミッドナイト・ラプソディ」という実にふざけたヘッドコピーで、その実真剣なナイトランフリークに渾身で捧げるコンセプト。SSERの1ステを上回るSSの距離!でも全走行距離は100kmまで!という青写真!が、実はとっくの昔から描けていたのですが、1両日中に発表!まで漕ぎ着けました。ラリークロスはごめんなさい!ありません。ダート約60km!SSERの2ステ!でも民家はゼロ!これってイッタイ?という訳で、またまた山に行きます。でついでにKTM2006モデルの試乗会!早く車検を受けてアソーボー!ということは例の広島の2人組みもエントリー確実!!

NEWS-2
TBI 2DAYS概要決定!近日発表!!
実はこの遅い秋、四国路はまさに紅葉のさなか。吉野川と四万十川、暖かい黒潮洗う岬まで、渾身のというか手馴れたルート設定で、たった2日間されど2日間なダート三昧!今年最後の本格的ダートライディングに!ぜひどうぞ。

NEWS-3
北海道4デイズも本格的に開催が決定!2006年7月14,15,16,17の4日間の予定!!スタートは芦別の夏祭りの会場から。贅沢でたっぷりと夏の北海道を走りつくします。最高のエクスペリエンスを。

NEWS-4
もちTBI2006も、バッチリ開催!!ダート比率が前回のほぼ1.7倍に。BEIJING-ULANBAATAR 2006に初出場予定の方で、「ナビの練習を」と考えられる方には、前日に特別講座「ラリーナビゲーションの実際」を開催!受講者全員にすばらしい!(と自分で思っているだけの)プレゼント!があります。で、そのあとしっかりナビゲーションしながらTBIを走っていただく!

とまあ、いつもよりも精力的な月曜日!のボクは、こうしてこの秋と来年の計画に余念がないのですが、果たして体力が・・・・・。

きょうの一枚
今日の一枚はBTOU2005から。来年は10回記念大会!スケール拡大版!10ETAPSが予定されています。お楽しみに!

2005/10/14 (金曜日)

自分で言うのもナンですけど、ボクって昔から「ナンダカムヅカシイモノ」に情熱を燃やし、果ては「・・・でははじめての」という称号?が少なくないんです。最初の頃は「松山で初めての・・・を」が「愛媛県では・・・」になり「四国で初めて・・・」が「日本人として・・・」なんてどんどんエスカレートしていくもんだから周囲はたまったもんじゃないと思う。

で、最近はそのエスカレーションを、止めていきたい!と考え、すっかり改心して今では宇宙や環境問題を論じていて、
「われわれは、どこから来てどこへ行くのか?」
などとひたすら哲学的な風貌?のボク。
そんな時代の気分だって言うのになのにメディアは、例の村上ファンドだ、楽天、ライブドアだと実にかまびすしく不愉快。いや実は彼らもエスカレーション中で、程よくとどまるところが見つけられないのかも。

先にも書いたけど、日本型の資本主義は終着駅を過ぎているのに、まだ電車を降りる駅を知らない人々。人間の変わらざるサガ・・・でしょうか。そんな彼らは、バブルの頃にアルマーニのスーツ、クロコの想像するのも恐ろしいような四角いバッグ!まだ大きかった携帯電話をテーブルに立てて(アンテナ出して!)不動産買いあさっていた人たち!と何が違うというのだろーね?環太平洋のホテル王とか、ナントカ縫さんとか、いっぱい居りましたがな・・・われわれが、その悲劇的な末路までの心配はしなくてもいいんだけど、奢れる者は久しからず、ですぞ。

そんでもって、メディアまでもがそのお先棒を担が無くても良いんじゃないか?と思うね。全く。メディアも無視したら?どうすか。これらは決してニュースのトップを飾るようなことではありません。ご自重ください。電波は公共のもの!なのだというメディア!!
しかし翻ってメディアがこぞって伝えるのは、国民的関心事だからで、こうしてこんなことを書いているボクも、大したことは無いのであります。ただひとつ「お金で遊んではいけません」

きょうの一枚
スタート!!池田、尾島、永野・・・長い道のりへのスタート。SSER 2DAYSはこんな感じ・・・のスタートですけん。

2005/10/13 (木曜日)

北海道は、すっかり秋の気配が素敵で、芦別温泉(実にスバラシイ)の露天でH木クンとエンデューロの未来像について話したり、獲れたてのイクラやタラバをたっぷりご馳走になっておきながら、残ったのをパックに詰めてもらい風呂上りにビールでムシャムシャ。松山に帰ってきたら「なんか暑い」でも今日は、久万に挨拶回りに行くと、すっかりこの数日で秋を纏っているではありませんか。吹く風もさわやかで、ふるさと村にある古民家の縁側に座り込んで、こどもの頃のことを考えていました。そしてふとあることを思い出しました。

それは、司馬遼太郎が高知の田舎にやむなく帰らざるを得なかった記者時代の友人に送った手紙の一節です。「故山独座シテ宇宙ヲ論ズ」(ちょっと記憶あやしいですが)中央で活躍するよりも故郷で仕事する方が良いのだよ、と言っているのです。中央で広い世界にいるようでも田舎に一人でいれば、さらに広い宇宙が論ぜられるのだと。

近年、久万に都市部から移り住んで来られた方が増えてきました。古くから在住の方よりも、そうした方たちは、ラリーなどの開催に特に過敏で、物言いなどにもどことなく切ない感じが拭いきれません。近年の苦情はこうした方から、です。宇宙を論じていない?面白いことに彼らに共通するひとつの常套句があります。「ワシもバイクは好きだ、乗っていた」「若い頃はラリーをやっていた」などというものです。理解できないわけではない。という事です。ボクはただただ「申し訳ありません」というのを今年から止めました。「ご迷惑をおかけしますが、協力すべきところは協力してください」と言うことにしました。

参加者からの声もいくつか届いて、「やっぱりナイトランの無いSSERはSSERじゃない。面白くなかった。」というものと「内容もあって運営側のご苦労も大変で、素晴らしかった」というもの。このふたつの意見の位置は、正反対の両極にあるように感じられますが、実はそうでもないことをボクは知っています。まるで例の、都市生活を捨てて山の生活を始めた方のように・・・です。

さて、全てのものごとは時代の空気にに対応しなければならないでしょう。スティーヴン・ホーキングは近著「ホーキング、宇宙の全てを語る」の中の科学理論の本質という章で、次のように語っています。

「宇宙は気まぐれなものではなく明確な法則に支配されていると考えるならば、最終的には部分的な理論を結合して宇宙のすべてを説明するであろう完全な統一理論を作り出さなければなりません。しかしこのような完全な統一理論を探すことには根本的な矛盾があります。(中略)私がこの問題に対してただひとつ答えられることは、ダーウィンの自然淘汰の原理に基づいたものです。(再び中略)そうした違いがあるということは、ある個体は他の個体よりも、自分たちの周囲の環境について正しい結論を導き出し、それにしたがって行動することにたけているのです。これらの個体は生き残って繁殖する可能性が高く、結果としてこれらの個体が取る行動パターンが優勢になるでしょう。」

きょうの一枚
今年のSSER 2DAYS CLASSICSのパルクフェルメ。なんだい、結構秋の雰囲気!じゃない。でホーキングの「結論」についても近々ご紹介予定・・・でも読書する時間が・・・。

2005/10/12 (水曜日)

先のSSER 2DAYS CLASSICS・・・参加された方もオフィシャルの方も、お疲れさま!!デイライトメインのラリーとして、かなりの困難を克服して、無事に開催することが出来ました。ボクは会場撤収もそこそこに空港に直行!羽田は1時間遅れで、乗り継ぎ出来ず羽田泊。翌早朝!(カラダガタガタ)旭川行きのAIR DOで、「旭川の気温は9℃との報告を受けています!」

主な目的はふたつ!
ひとつ目は、北日本自動車工学専門学校の創立20周年記念式典への出席!10時30分の開式にぎりぎりセーフ!菅原さんはもちろん(非常勤講師なのだ)ヒダカ帰りの長谷見さんも来賓でご出席。ふたつ目は。北海道4デイズの打ち合わせ!夜は「すしひろ」で地元の有力者!の方々と!ハルキさんも駆けつけて頂きました。新しい実行委員会組織でやります!!もちろん競技運営部分はSSERが担当することは当然ですが・・・いよいよ新しいムーブメント!到来です。で、ボクは「クロスカントリーラリー宣言」これからのSSERは、不必要に山間部のトレイルに踏み込みません。通過するためにやむなく難所が存在することはありますが、環境と融和する「ラリーを標榜」することとします。またエコチャレンジ部門も、4デイズをはじめ、さまざまなイベントに共催して行こうと考えています。

ますますラリーなSSER!ご期待下さい。とはいうもののガストンライエクラシック、ミーティング、TBI2DAYS!と相変わらず殺人的なスケジュール!がそそります。SSER 2DAYSのお話しは、近いうちに・・・。

PS:北海道は秋でした。でも四国の山々は、まだ夏の様子。恐ろしい勢いで環境が変化して行きます。そんなことを感じていた数日間でした。

きょうの一枚
21st SSER 2DAYS CLASSICSを征したのは、森田昌和 愛媛。詳しいレースレポートは後日このOVのコーナーで・・・。

2005/10/06 (木曜日)

コースマーク設置の旅2日目。疲れたー。まだあと1日行程が残った。でも天気良くて、はかどったし気分も良かったですバイ。

昨晩TVでNEWSを見ていて「???」なコト。
どこかのプロ野球の監督が辞めるのに、聞かれても無いのに「敗軍の将、兵を語らず、です。」と言うのは、可笑しい。実に聞き苦しい、と感じたのはボクだけ?かも。通常は「兵力不足だったんですね?」という質問に対してなら「いやいや、全ては私の力の足りなさです。」を「敗軍の将・・・・」と置き換えるのも老将ならまだ良い。いや実は、彼は計算しつくした上の強烈な、発言だったかもしれまへん。つまり「敗軍の将・・・」とは逆説的な物言いで、負けた理由は「兵」にあって自分にはない、と言っているのと同じで、全部ボクの私見なんですが「ワシが負けたのは、兵隊どもがみんな腰抜けぢゃったからじゃよ」という場合に使う言葉に変化しているのではないかと思うんですが、多分違うかも?「社長!倒産した理由はなんですか?」「いやいや、敗軍の将たるもの兵を語らずじゃよ」「・・・・・・・」という感じ。

で、新監督になった人の会見「全身全霊で・・・、全知全能を尽くして・・・」「???」全身全霊で事に当たるのはまあ良し。しかし、全知全能という言葉は・・・・・・・ボクはそれはてっきり「神」にかかる枕詞みたいなものだと思っていた。つまり全知全能というのは、そういう言葉であって、そういう使い方をするべきではないのじゃよ。「わしほどの全知全能の者になると、すべの森羅万象が手に取るように分かるのじぁよ。どれどれ、どうなすったじゃ。視聴率低迷でお困りとな。フャッヒヤッ」という感じ。

しかし、変化は大切です。この世界で変わらないものはありません。全てのものやコトは変化します。ただひとつだけ変わらないモノがあるとすれば「変わらないものは無い!という真実」のみ。

きょうの一枚
SSERの白いフラッグ。これまで、どれほど多くのイベント会場にはためいた事でしょうか。ちなみにBTOUのフラッグは赤かったのでした。久万高原町でお待ちしてます。音量測定&規制、厳しいかもです。OZ-worksが出店予定で、へたりなあなたのグラスウールを、現場で直してくれる予定。騒音規制、もっとライダーが考えなければならない時がきています。

2005/10/05 (水曜日)

21年も欠かさず続けている仕事・・・コースマーク付け。一時期はスタッフ任せにしていた頃もありますが、近年は復活!!でも、体力がた落ち!で、倒木や落石を撤去するのは出来ません。しかも今日は終日雨。全くはかどらないまま撤収!明日は早朝より出動。それにしても、この1ヶ月はたいした雨も降ってないのに、がけ崩れなどで通行不能箇所が発生。無理やり通るかな?!頭上注意箇所アリ!です。

トヨタがスバルの筆頭株主に!!・・・ノーコメント

村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に!!阪神タイガースの上場を提案!・・・ノーコメント

ボクは、思うんですが、資本主義って行き詰っていませんか?そのありようとか。もっと21世紀にあったイデオロギーは醸成されないんでしょうか?全く新しい概念。

ちょっと雨にぬれて熱っぽくて、体調悪化の兆し!思考回路も断線状態。10月8日の夜はBTOUの映像ショウ?なんか予定されています。

きょうの一枚
苦心作のプローモーションDVDが完成!100% 内製化!というのがまあまあスバラシイのでお楽しみに。初お目見えは・・・10.8・・・こんなヘリの空撮てんこ盛りで出てた人にはタマランかも!?

2005/10/04 (火曜日)

ムッホ話その2

秋暑もひと段落?秋雨前線の影響で、西日本は雨模様。秋雨の降り方とは少し違うので、「やっぱ、熱帯化?」かと思わせますが、まあ少し涼しくなってきました。ところで、週末は雨?という予報に、半ばガッカリ、半ばニッコリのボクの心境は?答えは文末で。

明日からは久万高原にコースマーク設置のために出かけます。すでに氷点下になった夜もあるモンゴルから来たムッホには「暑さとの戦い」も残っています。

ところで秋祭りのこの時期、ムッホに「寺と神社の違い」について説明しています。
お神輿の意味とか!?幣の垂れ下がった街角、それの意味するところは?なぜ人々は神に感謝し、神々を喜ばせるのか?そもそも神とは何なのか?神道の頂点にあるのが天皇家であるの?小泉首相の(靖国)神社参拝とは、どういう意味なのか?戦争で亡くなった人はお寺に入るの?神社に入るの?神様になるの?仏様にはならないの?天皇家はお寺に行かないの?こんな質問に答えることが、実に難しいことに気が付きます。

仏教と神道、ふたつの宗教が大きく対立することなく存在する日本。

ムッホ「そのふたつの宗教は、仲が悪い?」
ボク「いや、実に仲良く共存している」
ムッホ「戦争にならない?」
ボク「・・・・・」
ムッホ「分からないなあ」
ボク「日本人の心は、海外の人には理解できない部分だね」

世界でも珍しい日本の文化、ヤオヨロズの神々・・・なんて言葉で説明したけど、ムッホは分かったかなあ?そんなことを考えながら、自分たちでも良く理解できてないことがあるなあ、と思います。伝統や文化は大切ですが、時々は考えないといけませんね。気がついたらとんでもないこと・・・ってありそうです。文書交通費がひと月100万円!みたいに。

さて週末の天気!雨かもしれませんが晴れかもしれません。昼間のステージは雨が降ったほうが一般車両がやって来ない!という点ではGOO!でも、やっぱ秋のスカッと晴れた中を走りたいよね。

きょうの一枚
最近のSSER2DAYS-CLASSICSのパルクフェルメの風景。なんかこう、いい感じですね。晴れたらいいね。

2005/10/03 (月曜日)

ラリージャパンの最後の意外な結末!!ソルベルグ(スバル)最後のSSで、先行者の掘り出した岩にヒット!リタイア。2位ローブ(シトロエン)に磐石の22秒差で迎えた優勝への最終SS!!勝負の世界というのは、かくも厳しいものなのでしょうか。

昨日モンゴルより、SSERウランバートル事務所長!のムッホが来日!!この冬には正式にウランバートル事務所が開設されます。お楽しみに!
開口一番「日本のガソリン代はいくらになった?」ということからモンゴルのガソリン代も高騰を続けています。10年前ラリーの初期は1Lあたり円高も手伝って20円くらいだったものが、今年あたりでは90円近くに。まもなく100円台になることでしょう。こうして世界のガソリン代は、ボクの予想では2年くらいで国際標準価格みたいになっちゃうと思います。1L1ユーロくらい。アメリカだけがひとりガロンだ、マイルだ、ヤードだ、フィートだって国際標準にならないので分かりにくい。世界の天気予報見ていても、北米大陸だけ?は華氏で表示されている。

いやもちろんアメリカだけじゃないのは知っていますが、グローバルスタンダードでぜひとも取り組んでいただきたいのはこうした点だね。っていったら、じゃあ日本も右側通行にしてね!世界中の自動車を左ハンドルに統一したらどうかね、となりそう。でもそうなるよりも先に、自動車そのものの存在が危うそうな、昨今の原油高。さまざまな産業、つまりひいては生活を直撃していて巨大ハリケーン並みの猛威を振るうことでしょう。そんなことからSSERではエコチャレンジを推進していきますよって。松山は秋祭り。お神輿を担ぐ人たちがいっぱい!!過去になくこうしたものへの回帰が進んでいます。日本人のアイデンティティ復権運動レコンキスタのようなものならいいのですが、僕が見るにその筋の方々と民間人の異業種交流イベントみたいな様相になっています。

週末SSER 2DAYS CLASSIC まさに秋祭りです。

きょうの一枚
今日の一枚は、モンゴルからやってきたムッホ。1995年からSSERのメンバーで、中国・モンゴルの試走はもちろん、TDNの試走では奄美から北海道の林道まで、宗谷岬、知床半島、で、この写真はおそらく北海道音別町の海岸、こんなに日本中を旅してるモンゴル人はいません。いや、日本人でもいないかもだね。

Organisation Voice 2005/09

2005/09/30 (金曜日)

北海道では2年目のラリーJAPANがスタートした。何名かの仲間がオフィシャルで、またエントラントで出かけている。まあそれにしても、今年も無事に開催にこぎつけたことに敬意を表したい。あのペンケニコロベツやパンケニコロベツの良く締まった林道、トムラウシ温泉周り。あのあたり一帯は冬が近い時分にTDNの試走で出かけたのが懐かしくも、最近の出来事のように感じちゃう。ボクは熊笹の生えている道が好きなのだ。となると北海道!なのでしょうが、四国でも1000mくらいになると結構あったりする。「クマザサの道」北海道に再びSSERが出かける日ももうすぐ、20周年オメデトウ!!の北日本自動車工学専門学校!がスタートゴールのロングディスタンス!ていうよりも夏の北海道林道三昧。共催はA-TEC,芦別市、JRMなどの予定だからね。発表の日までオタノシミニネ!!でそのA-TECこと北日本自動車工学専門学校の20周年記念式典が10月11日の午前にある。ボクはというと10日の夜まではSSER 2DAYSなのだ。今までのタイムスケジュールなら、午前中に閉会するんだけど、今年からは日曜日の夕方が閉会式!!果たして11日の朝、ボクは千歳(にいたんじゃ遅いと思う)にいることが出来るか!?結果はお楽しみに!

でも秋のシーズンだもんねえ・・・旨いだろうな秋の北海道って・・・・・SSER2DAYSはギャラリーが大人気!だって昼間だから。予定していた観戦バスじゃ乗り切らない!という事が分かって、大慌てなのさ。

きょうの一枚
という事で、新緑の北海道のダート、ううう。素晴らしい、ではないですか。

2005/09/29 (木曜日)

9月も終わりです。日も短くなりました。午後6時にはかなり薄暗い感じがします。

いまさらながらの枕草子から
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねてたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日いりはてて、風の音、虫の音などいとあわれなり。」

しかし虫の音・・・に異変があると思うです。事務所の前の桜の木は、夜になると大音量の虫の音が響く。それだけではなく、どこもかしこも風情や興趣やらを通り超えた、蝉時雨のような虫の鳴き方・・・どうもマツムシのようですが、とにかく異常発生してるんじゃないかと心配です。・・・・・さらに残念なことに人の気配が近づいても虫の音はやむ気配を見せないときているのであります。

「ああ」

地球上の気候変動、地球温暖化は、生態系に大きなダメージを与えています。このままだと2050年頃には、プランクトンやサンゴなどは温暖化によって、海水の酸性度が上がり解けてしまうそうな。北極海の夏の海氷はこの夏過去最小で、今世紀末には夏の北極海から氷は消えてしまう、そうでありますな。ホッキョクグマの絶滅が・・・と書いているのを読みながら「おお、ゴビヒグマは!?」じつはゴビに羆が生息しているんです。昔ゴビはシベリアとつながっていて実に広大な森林地帯だったのです。森林の南限が北上していく中で、ゴビの一帯にはしばらくの間は森林が残ったのです。やがてその森林はその部分だけが孤島のように残り、やがて消滅していきました。サケが陸封されてイトウが生息したように、そのゴビの森林の生態を糧に生き延びた、わずかばかりのヒグマたちが、いまも生息しています。が。まさにもう風前の灯。

この環境の変化は、数千年から数百年の間におきたものでしょう。そういえばサハラも緑の草原とサバンナだったのですし、ゴビにも豊かな生物と人間の営みが壁画で残っていたりします。しかし、現代の人間は、これまでにない大きな知恵があるはずです。これまではその知恵の限りで破壊しつくした地球を、修復していかなければならないでしょう。

本HP平井商店街第1回で紹介した1冊を思い出しました。
「あなたが世界を変える日」
1992年、リオ・デ・ジャネイロで開催された国連の地球環境サミットでの、12歳の少女のスピーチ「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。」つまりは流行の「サスティナビリティ」=持続可能な(社会)は、どこかの限界点を超えたらもう元に戻らないということをさしている言葉なのかもです。

それは、平家物語が・・・。

きょうの一枚
SSER2004・・・から。やってます!で、デイライトってので一番喜んだのは誰か?正解はカメラマンでした。

2005/09/28 (水曜日)

ラリーのことを考えていた。「ラリーのこと?それはいつも考えてるんじゃないのか?」と言われそうだが、ラリーの事、と言ってもふたつある。それは参加者の目線で考える・・・つまり自分も参加者であると考えた場合の思考と、主催者としての思考の2つである。このふたつの隔たりを埋めるのが、最近までの思考回路だった。

山に登ることも良く考える。パリダカに行くというのは、登山家がチョモランマに行くのに似ている。ここだけはガイドツアーがあって、お金の力で登頂できると揶揄されるけど、いやいや8000mを超えた世界は特別だろう。それ以外にも8000mを超える峰はあるし、難易度などでは遜色は無い。いずれも「神々の座」と呼ばれ畏敬の念で見られる。

でもチョモランマが一番人気だ。これはゆるぎない。パリダカとそれ以外に似てないか?パリダカはパリ北京にあわてた。あわてる理由は簡単だ。ランチェスターの法則を見ても一番手の戦略は容易で、2番手になったら困難を極める。ちょこっと話がそれたが、ラリーレイドは、どちらかと言うとヒマラヤ8000m峰 に似ている・・・と思うことがある。

ヨーロッパアルプスや世界中に名峰や困難な岸壁は多数存在する。これらに挑むクライマーたちが、例えればエンデューロの嗜好に似ていると思える。スノビズムがちょっと違う。良し悪しではない。しかし互いに補完とまでは行かないものの関係性はゆるやかだが、明確でもある。もちろんラリーやエンデューロの世界を、アルピニズムと比するのはおかしいとは思う。思うが、これも似ているとも思う。

山へ行きたい!という思いが強いときは、毎週のように山に行った。ひとりででも行ったし、悪天候でも行った。日々近所の神社の石段を登り、指先の懸垂に明け暮れた。ところが、ある日を境にまったく行かなくなってしまった。それでも山に登っていた頃の自分が、嫌いじゃなかった。しかし山はいつでも行きたいと思えばそこに存在する。

昨日の答えの一部分。

きょうの一枚
ラリーと山を結びつけて考えるのは、やはり厳しくも天候に左右されるからに他なりません。しかしゆえに都市生活ではおよそ見ることのできない風景に出会います。ゾーモットのスタートゴールのフラッグ。

2005/09/27 (火曜日)

カイロでは、ファラオがスタートしてます。日本人も良く知った顔を中心に?7人ほど参加。サポートはスガワラテルヒト!エジプトの魅力も、言葉には尽くせないでしょう。これまでより前倒しになった開催時期には少し気になります。日本でもこの残暑。で、暑さは?大丈夫でしょうか?

そういえば、そのほかにもアフリカンラリーが、続々と名乗りを上げていて、ユベール・オリオールはアルジェリアで、昔のパリダカ時代のタマンラセットとアセクラムを使うホッガーラリーこれもなんといっても魅力的・・・そしてP・ザニロリもクラシックと名打ったラリーを。・・・ということは北または西アフリカのラリーは大小あわせるとダカール、チュニジア、ファラオ、モロッコ(はたぶん2つ3つ)ホッガーやザニロリの?などをカウントすると!おそらく10個くらいになったのかもしれません。なぜにこれほどに賑やかなんでしょうか。

そしてダカールは空前の大人気!!これについてもさまざまに議論されていますが、いまだに「なるほど、そうか」という結論をみません。いや、でもボクは少しだけわから無くはないんですが、レポートにするほどの確証は得られないので、後日に譲ります。ただヒントは、良くも悪くも、ゆるがなかった小泉自民党???と同じ構造なのかもしれません。

SSER2006では、大きな改革!をしようと思っています。変わらなければ・・・と唱えつつ実は他者に対して言うことと、自身に対する言葉とが、かなりかけ離れてきているのも事実です。もうすぐ2DAYS、変わらない魅力もたっぷり。濃密でライディングハイな世界は、変わらないでしょう。そして、ラリーという符号もね。

きょうの一枚
事務所の観葉植物が花をつけた。何年も前から事務所にあるのに存在すら希薄だった。枯れることも無くささやかに生をつむいでいる。少し感動。しかし名前が分からない。

ファラ オラリーのライブリポートはこちら >>
(http://blog.livedoor.jp/we_love_adventure/archives/cat_1518562.html)

2005/09/26 (月曜日)

怒涛の2週続きの3連休が終わりました。勤勉を旨とした日本人の国民性にそぐわない休日の拡大だ!と思う僕は古い人間でして・・・・・さてそれはともかく昨日閉幕した愛・地球博は未曾有の入場者数をカウントし、日本国民の読みにくい行動形態を象徴しています。読みにくいと言えばSONY!!市場を時々読み誤ります。古くはβ-max.を髣髴とさせるようなニュースに加え、ポータブル音楽プレイヤーの主役の座をウォークマンからAppleのi-podに奪われて、完全に追う立場に!Appleは今度はi-pod nano 重さ42g薄さ6.9mm!だそーな。しかし操作系やカラーリングはブランドアイデンティティを堅持している。一方追うSONYは曲面デザインのその名も、ただの「ウォークマン」有機ELディスプレイは中から文字が浮かび上がってくる???がんばれSONY!なんだけどAppleは8月からはじめた
i-tunes music storeで4日間で100万曲の売り上げ!1億5千万円なり!チン!という事はすでにあれから1ヶ月!という事は10億くらい売っているのかい?恐るべし!SONYもソフト産業を充実・・・と書いているところで、日本国内の自動車・オートバイメーカーのことが脳裏をよぎります。

さて秋と言えば秋祭りのシーズンに突入!!松山も祭囃子が聞こえます。なんか祇園囃子とかってTVドラマ見て!ひっくり返った!○○軍団は時代が読めてないというかマーケティング出来てないぞ!へそが茶を・・・・まあそれは余談。ボクのモータースポーツ論は、岸和田のだんじり祭りや、諏訪大社のなんだっけあの大きな丸太を落とすやつ・・・の前には、沈黙。以前TVでガストンライエと見たんですが、あれが世界一クレージーだ!と。モナコGPの比じゃ無いね。とかってモナコGPもちょっとはクレージーなんだろーか?確かにあれを許さざるを得ない当局も忸怩たるモノがあるのでしょうか。

さて来年の計画の骨子が徐々に姿を・・・・・ETAPは10!!10回記念だから?ハード!北海道4DAYS(モチロン仮称)が7月15日前後に!これは芦別市の夏祭りの共同イベントに!さらにボクの個人的なモトジロ・ブルーアイランドも発表近し!!これはオフではないのですね。四国を一周するヴィンテージバイクのラリーイベント・・・でも開催時期が無いのではないかという声も!!しかも70年代までになる見込みだし。

BTOUゼッケン1、カナダのジャーナリスト!ジェントリーなローレンスさんのHPでもラリーが紹介されています。 http://www.billpetro.tv/

菅原さんと近藤聡子さん!の2人のラリーのレポートもぜひご覧下さい。
http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/btou05.html

きょうの一枚

夏の余韻を残すコントラストの強い林道。このあたりをこの時間帯に駆け抜けます!SSER 2DAYSまもなくエントリークローズ!!

2005/09/22 (木曜日)

最近は年のせいでしょうか?これまでに想像すら出来なかった事がおきます。そのひとつが早起き!です。ラリーが終わると数日間は朝4時か5時頃に目が覚め「やっ、やばい!」となり「そーか、ラリー終わったんだ」と気がつくや又してもぐっすりと眠れたものです。が最近ときたら、そのまま眠れないではないですか・・・といって何かをする気になれず、TVをつける。

すると・・・「おお、みのもんた!」
こんな朝早くからやってるんだ。でコメンテイター陣もなかなかのもの「きっとこの人たち、夜遊び止めたんだろーなあ」とボーっと見ていて、とあることに気がつき愕然とするのであります。(ココは小沢一郎じゃなかった小沢昭一風)

昔はこの時間は「明るい農村」かテストパターン!だったはずであります。「むむむ、何かが変わったのでありましょうか。そうか!(はたと膝を打つ)これは実は団塊の世代が歳をとって早起きをするようになったのにアジャストしているのだ!」と気がつくのでございますよ。CMも良く着いている。なんか発毛系や、入れ歯の接着剤がどーのこーの・・・なんとまあミドルからシルバーエイジをターゲットにしているものが多いのは流石なのであります。団塊の世代のお父様方は気がつかないうちに「またやられた。」のでありますな。何にやられたかって、それはテレビ局だかどこかのマーケティングという名の・・・・・にですな。・・・ボクはと言いますと、団塊の世代よりわずかばかり下ですが、常に巨大消費メガトレンド!の連中を見つつ、垂涎をたれる(こんな言葉は無いので、良い子はまねしないでね)つまり団塊の世代の後輩世代で、まあ「お下がりの世代」と言えば言えなくもないのであります。

深夜の街を常に徘徊していた我々の先輩でもある団塊の世代から、やっとの思いでその夜の街の盟主の座を奪った!かと思った数年前。あっという間に我々も夜の主役の座を辞し、朝のまだ明け切らないうちから、みのもんたらと新人議員の初登庁なんぞを眺めて、彼らの年収と特権を、図らずも我が収入や境遇やらと比べてしまい、朝から腹が立っているに違いないのです。いや、それも過去のこと「腹を立てるだなんて・・・」いまでは清新なあきらめの境地に立って、堺屋太一先生の新著「エクスペリエント7」を読むのに老眼鏡を捜している今日この頃でしょうか。さらに先生の流石足るゆえん、この本の文字の大きいこと。明日、先生にお目にかかるボクでした。

きょうの一枚
ゾーモットをスタートする赤いバギー!近藤さんです。厳しい戦いでしたが、とにかく頑張る姿が感動的でした。チャレンジャーですね。ランタンルージュをゲット!ランタンルージュ・・・最後の赤いヤツという洒落に気がついた人は・・・・・。

2005/09/21 (水曜日)

お待たせしました。モンゴルからの帰国貨物が到着しました。ただいま順調に通関作業中のようでご案内の通り引取りが出来ます。(ご案内は参加者のみに送っています。)

今日は、ミニで出場した田中さんが事務所に来られました。な、な、なんと、来年はミニ3台体制!で参戦表明!あの時と同じ気持ちのいい音を残して、ブォーーン!と帰っていきました。しまなみ海道を走って、広島経由で?名古屋に向かうそうであります。扇風機のついた助手席に乗っけてもらい、そこらあたりを一回り!この車の好きな人の理由が、分かります。
あの砂漠をミニで渡るというのは、実に大変なことだと思うのですが「やめられない」んだそうで、困難なことに挑戦!する姿勢に大大大賛成!

「3台なら、1台をサポートカーにすれば?」
「いや、3台がライバルとして走るんです。」
「うーん」

彼はカミオンバレイに大迷惑を掛けたので、筋を通しに来たというわけです。男の子です。

きょうの一枚
その田中さんの激走中の一枚!これの車高を上げて再び挑戦!14インチ化はできるか?

2005/09/20 (火曜日)

久しぶりに「しまなみ海道」を訪れました。今回は生口島・・・広島県の最初の島です。瀬戸田という町があります。平山郁夫の生家があり平山郁夫美術館があります。お恥ずかしい話なのですが、ななんと初めて行ってまいりました。島特有の空気、瀬戸内のまぶしい陽光。美しい庭園を備えた優美な美術館の建物。美術館めぐりのもうひとつ楽しみは、建築物にもあります。といえば久万高原美術館 WEB>>!この建築物もなかなか・・・の木造です。私の父の友人のお父上だった井部さんという方のコレクション。父はこの方の薫陶を受けたかで自らもささやかな収集家に・・・で、平山郁夫美術館は画伯の小学生時代の絵画まで納めてあって、なかなかのものです。久しぶりに感動し堪能しました。周りの町並みの雰囲気もなかなか!良い所です。覚えておいてください!生口島。

さて久万美術館の収蔵品は、22歳で夭折した村山槐多の「裸婦」、岸田劉生の「自画像」などが見られます。岸田も38歳という若さで亡くなりますが「麗子像」も収蔵してあればいいんですが、残念ですね。最近オークションに出ていたようです。3億とか4億とか・・・まあこうして秋は、美術鑑賞!久万高原にお越しの節は久万美術館へ。HPによると10月1日から11月27日は、井部コレクションなどの常設展示は無いみたい。

しまなみ海道は来年の3月末には、全線開通!(これまではいくつかの島では、橋を渡ると一般道に下りなければならなかった!)ぜひ海を超えてお越し下さい。その折には平山郁夫美術館もぜひ・・・シルクロードへの憧憬が広がります。

きょうの一枚
今日の久万高原!秋たけなわです。黄金色の稲穂、あぜ道に咲く彼岸花。日本の風景です。

2005/09/16 (金曜日)

いつの間にか9月も半ば、めっきり秋風!ナイトランが恋しいね!ゴメンね。久万高原のコースは、相も変わらず魅力的。初登場のダートでなんと1ステ2ステともそれぞれ往復で計4本のSSをしますがな。この林道は出入り口に、まったく民家が無く、また途中にも分岐も無く、隔離されたようなもの。しかもスタートゴール会場に近く!魅力的ですね。赤蔵ケ池も健在なら、あの林道もこの林道も、先の大雨をよくぞ持ちこたえて!ただし2輪しか通れなくなってしまったところもあって運営は少し痛い!のですが、そこはまあ・・・SSERと言えばいまや完全なるラリースタイル、リエゾンに時間指定が出来ないため(これはかつて当局との話し合いで)SSのみの戦いになります。ISDEのように市街地を駆け抜けますが、そこは時間の制約のないエリア。模範的なライディングで通らなければなりません。

さて完全デイライトとなった21年目のSSER 2DAYS!!案外と日没が早いのが、心配なのですが・・・いずれにしても、素晴らしいライディングワールドではありますね。8日に到着できる方は事前車検と自由参加のミニ前夜祭!!モンゴルの映像が見られます。ウッシッシな2日間!いや場合によっては3日間なのですが・・・・・過ごしましょう。

きょうの一枚
今回のSSER 2DAYSルート中ほどにある名勝軍艦岩、紅葉の頃の風情もいとあはれ。

2005/09/15 (木曜日)

ビックタンクマガジンの9月号が届いた。編集長のハルキさんは直前までBTOUに行く準備をしていたのだが、急遽行けなくなってしまった。ヘリとライダーとでRRMには参加したこともあって(総合3位とかって!)彼のジャーナリスティックな視座でこの新しいラリーを見て欲しかったのだが・・・で、誌面を見てビックリ!写真もいいしレポートも悪くない。表紙はパラレルピストを走るKTM!記事にはこの大会のバランスシートにまで触れてくれていて・・・ホント心配掛けています。心配といえば、逆の心配もしています。頑張ってるなあハルキさんたら、という思い。これだけの取材・編集をするのは大変なことです。

よし!BTOU2006のパンフを作ろう!大きな写真がいっぱい使われていて・・・・・といつも思っているのですが・・・今回は彼を見習って作りますけん、お楽しみに!!

SSER 2DAYS!!朝から役場の林業課でミーティング!!台風被害が・・・思ったより少なかった。

きょうの一枚
SSERの準備に出かける久万でのワンカット!日本神話では、神武天皇が日本を一望して、その姿かたちがトンボに似ているというところから「あきつしま」と名づけられたと聞き、そーかトンボのことをアキツって言うのかと子供心。とまれ秋の風情に、心惹かれませんか?

2005/09/14 (水曜日)

昨夜は金谷秀夫さんと酒席をご一緒した。あの世界の金谷!であります。70年代初頭のWGPにYAMAHAで出て大活躍をし!当時の若者たち・・・つまり僕たちのヒーロー!です。

当時のことを紐解くと、こうです。

1973年4月WGPラウンド-1、ポールリカール。一時はGPを撤退していたYAMAHAの復帰戦。しかも500の初参戦。ライダーは、サーリネンと金谷。そしてTZR500はサーリネンによってデビューウイン!4ストMVを駆るリードが2位、金谷は3位!それは 69年以来活動を休止していたヤマハファクトリーにとっての5年ぶりのGP復帰の舞台だった。同時にヤマハ初の500cc参戦。ライダーは前年TZ250のプロトを駆り250cc世界チャンピオンとなったフィンランド人J.サーリネンと金谷秀夫だった。

続くWGPラウンド-2、ザルツブルク。サーリネン・金谷がワン・ツー!!いよいよ本格的な2スト、そしてYAMAHAの黄金期を築くかに見えた。

ラウンド-4、モンツァサーキット。そこでとんでもない事が起きた。それはスタート直後、オイルに乗った先頭グループの多重クラッシュで、サーリネンは不帰の人に。YAMAHAを襲った悲劇は、衝撃的だった。この年、初のチャンピオンシップを手中に快進撃を続けたYAMAHAはWGPから撤退。失意と悲しみの淵に。

50年代半ばから続いたMVのアゴスチーニの驚異的な連戦街道(66年ホンダの優勝があるが)あの3気筒の4ストエンジンに2スト勢は、全く歯が立たなかった。やっとYAMAHAの金谷たちが金字塔を打ち立てるか!と思ったその時である。

ボクも実はMVに乗るアゴのファン!用も無いのにAGVのアゴスチーニレプリカなんかさっさと手に入れたもの。で、MVの4ストに挑む2スト勢。当時も話は「2ストか4ストか」・・・だからあまり進歩してないような気もしますが。この後は長い間WGPは2ストの時代になるわけで・・・まあそんなことよか、金谷さん!あの時代に世界を転戦したのはやっぱりすごいことです。夜が更けるにつれ神戸の「木の実レーシング」の話で、GPライダーとGPドライバー(こちらはわれらの身内のような方で、マツダワークスのドライバーですが・・・)の2人の夜が更けてゆきました。60代の二人のおじさんは、20代のころの眼差しで、バンバンと肩をたたきあいながら焼酎をがぶ飲みしていました。誰が速かったとかって・・・ガストン・ライエのことに話が及ぶと、急にシンミリ!おまけにGPライダーのその後!みたいな話にもなり「・・・」ちょっと一足先に失礼をすることにしました。でも素敵なおじさんでした。

きょうの一枚
teamACPのプリウス!こいつが完走するんですから!で、ACPのHP充実です。えっ、みんなもう知ってる。プリウスの戦いぶりだけじゃなく、腕のいいプロカメラマンの素晴らしい写真フォトアルバム!始まったばかりのBTOU回想録も期待できそー!で、今日の一枚はそのACPのプリウス。
teamACPのHPはコチラ http://www.team-acp.co.jp/

2005/09/13 (火曜日)

次世代オフィシャル募集!

先のBTOUには、初参加の日本人オフィシャルが数人デビュー?しました。そのなかのひとりで野口シートの「ノグチクンがHPにオフィシャル日記を書いてましたよ」というので、さっき見に行ってみました。http://a-seat.jp/index.htm 彼には初めての役員経験だと言うにもかかわらず、極めて重責なRCP2隊を、任せきりにしてしまいました。さまざまな不安要素を、ひとつずつ消去法で詰めて行き、与えられた任務を全うするのは並大抵のことではありません。特にひとりでモンゴル人スタッフを率いて砂漠を超えていくのは、統率力や使命感、場合によっては大きな犠牲的精神も必要になってきます。見事にそれをこなしたノグチクンの手記には、運営を代表するものとして深く感銘を受けました。

役員の多くとは、北京のホテルで8月5日にブリーフリングをしたあと、閉会式まで会うことの無かった方もいます。たった一冊のオフィシャルマニュアルで、全てのことを理解して、先を読み、ラリーの全体像を把握して競技役員としての任務を完遂する。言葉にすれば簡単ですが、実は相当な強い意志が要求されます。
オフィシャルマニュアルを読む力も必要で、そこには毎日の食事のメニューやランチパックの内容物リストから、緊急の救急救命術まで図解と写真入で綴じられています。また毎朝のブリーフィングで伝えられる基本的な内容も書いてあり、これがある限りラリー中に役員のミーティングは、よほどのことがない限り行われることはありません。
互いに信じあう、そしてCPまで苦闘の末にたどり着いて、参加者たちを待つ。こんな孤高な経験!のできる次世代のオフィシャルの登場をお待ちしております。「求む隊員。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生命の保証無し。 成功の暁には名誉と賞賛を得る。」
奇跡の生還を果たしたシャクルトン隊の、募集新聞広告の名文です。実際にひどいことになりながら半年間南極をさまよい全員生還させたシャクルトンのリーダーシップを評価する声は、いまだに高く、成功よりも価値のある行動としてボクも、彼に関する著作を愛読しますし、ボクの行動原理をかたちづくったものかもです。まあ、こうしたリーダーになれずとも、任務遂行能力の高い冒険家のような競技役員に支えられています。

そこで、SSERでは、ボランティアの競技役員(オフィシャル)や本格的な本部スタッフならびに医療チームや技術スタッフなどを大募集です。さまざまな資格をお持ちの方、外国語の堪能な方、看護士や救急救命士、まずは国内イベントにお手伝いいただいた後、2006年のBTOUをはじめ各イベントにご参加いただければと思います。やがては「アジアから世界のクロスカントリーラリーへ!」どうぞメールで、簡単な自己推薦文をお寄せ下さい。

きょうの一枚
というわけで、初オフィシャルのノグチサン!なんかワイルドになってて、そりゃ誰だか分からんわな!って感じでした。彼に作ってもらった座布団、ホントに良くて、いまもお尻の下に!試走にも持っていきました。アリガトネ

2005/09/12 (火曜日)

選挙サンデーは、レンジローバーで都内から中央道、甲府南から精進湖、朝霧高原を抜けて東名へ出て、帰ってきました。朝霧高原といえはガストン・ライエ・ミーティングの集合場所。良い所です。まあの界隈ときたら、ツーリングライダーの多いこと!ビックリ!マスツーリングの多いこと!に同乗のUさんと「ナニが面白いのか?」という話になり「いや、あれはあれで面白いんだろう」ということになりました。それでも、道を探している風な、真新しいオフロードバイクと新品のライディングウエアの3人組のオフロードライダーの姿に、ほんのすこし和まされて、レストランでは某老タレントおじ様2人連れが食事をしていて、まあまあいい感じ。やがて伝票を手に立ち上がり、勘定を済ますや店の外に。駐車場にはお約束のハーレーが2台。しばらくモタモタして、やがて「ドドド・・・」と出発!その二人連れのライディング・スタイル・・・何か物足りないというか、ナニが気に食わないというわけではないけど・・・??・・・いや、それにしても不良老人になるのは難しい。不良中年になるのは簡単だけどね。その選挙サンデー!結末は皆さんの知るところで、何もボクが語るべきことはありません・・・が、あっ。いや、やめとこ・・・・・。

きょうの一枚
実は今、とってもおなかが減ってるので、このモンゴル料理、ボーズって言うんですが、おいしそう。いやおいしい、ですよ。羊肉のミンチの揚げシューマイみたい。食べたい方は、ラリー中のビバークで、どうぞ。

NEW!! ドブリーフォトサービスで雑誌などでは紹介されていないBTOUの写真がキャプション付きで紹介されています! 詳しくはコチラ http://www.dobry.jp/

2005/09/07 (水曜日)

※上記動画は
掲載終了しました

台風一過の青空が広がっています。と書きはじめたいのですが、全く青空が帰ってくる様子がありません。山間部の林道被害などの調査に出かけたいのですが・・・なかなかスケジュールが厳しい!のです。さてSSER 2DAYSも迫ってきました。ナイトステージの廃止など、なにかと物議を提供してしまい申し訳ありません。ナイトステージこそSSERの魅力のひとつと、若い頃から目をこすりながら幾夜も徹夜した日々が、懐かしい限りです。

ナイトステージの廃止の理由は、ただただ年々大きくなり続ける排気騒音に集約します。車検時の測定と本番の全開走行時の音量の差異は信じられないほど大きく、近隣住民や関係機関から「20年やっているから、と思うけど、以前はあんな音をさせてなかったんじゃないか。」と。警察も「本当にに公道走行の許された車両なのか?」というわけです。高いモラルで地域で長年にわたる開催を実現してきたSSERにとっては、それらの言葉を耳にする時というのは、再びオフロードバイクが加害者に堕ちて行く瞬間でした。輸入元にも排気音量についても問い合わせをしないでもありませんが、相互に立場は微妙です。

とまれ、改革は必要でしょう。山奥のクローズドコースへ逃げ込むことも方法でしょうが・・・おそらくデイステージにも抗いがたい問題が生じるはずです。どうか製造者、輸入元、販売店、そしてユーザーである我々が、今一度、考えてモラルアップに努めて行きたいと思います。そして再び環境(社会環境も含めて)コンシャスなマシンが大多数を占める時代になるまで、皆さんと共に考え行動して参りたいと思います。

またさまざまな改革の一環で、タイムスケジュールの変更、参加費の見直しなどを行ってまいります。また10周年20周年参加記念品なども、高額なものを提供することを控え、大会運営本位の姿を求めて行きたいと考えております。どうかご理解下さい。

きょうの一枚
今日の一枚も動画!走りの映像!最後に現れるのは空撮で見た村!ここがナビゲーションが難しいってところ!

BTOU2005のサイトはこちら

■ ビデオはMPEG形式、サイズは14MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/09/06 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました

 

台風14号がまさにこの辺りに居るだろう時間に、OVを書いています。いまは九州直撃!どうか被害がありませんように。

さて、週末は選挙サンデー!なのですが、やっぱり僕には気がかりなことがある。個人的には、その諸葛孔明が説いた「国家三分の計」というのが、なにかこう人類には理にかなっているような気がしていました。3つ・・・そう言えば人類も大きくは色で?3つに分類(コーカソイド、ネグロド、モンゴロイド、ね)されるじゃないですか。色も光も3つに分けられ、まあそればかりではなくたくさん存在する3つの要素。だいたい「3」という数字の持つ力はただものではない。ピラミッドのような完全なパワーバランスを生み出すのだろうと思う。おっ、風がすごくなって来ました。事務所の山桜が大きくしなっています。

んで本論はといいますと、18世紀にモンテスキューが説いた「法の精神」にある三権分立!!「おお3つのパワー!!」まるでそのピラミッドパワーよろしく、近代民主主義国家の根幹を成している。と思っていたのだが、最近の日本は「果たして三権は?」と思うようなことがシキリで、国家の最高機関は国会であって、ゆえに国民によって選ばれた代議士が、国会を構成してるわけで・・・・・つまりは主権は国民にある!という事で、今回の総選挙!?何が言いたいのかというと立法府と行政府の関係性が日本型三権分立では怪しいのではないかという事でござる。行政府の長が遮二無二立法府に強迫をするのはいいことなのかという疑問は・・・尽きないなあ。

ひるがえって小なりといえども、我々のラリーの運営はいかに。
レギュレーションの制定と、実質的な運営、そして抗議などに対する審査委員会、これらが分立しているかどうか・・・となると結構怪しい。一応は組織図のような物を作ってはいても、一部の人間のジャッジメントが全体を司っている。これはイカンと言いながら、21年。さらにドグマティックの度を深めているのではないかという不安がよぎる。彼には、そんな不安は無いんだろうか。SSER!!さらにオープンマインドを求めて、自由なオフロードの世界へ!!と思う選挙戦のさなかの台風の一日でした。

「誰に入れる?」

きょうの一枚
好評!今日の一枚の動画シリーズ。今日はハタンブラグのビバーク。日没直前のしかもスコールが近づいていて・・・・・さあ早く整備終わらせてごはん食べて寝ようね!って感じですね。

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■ ビデオはMPEG形式、サイズは11MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/09/05 (月曜日)

すさまじいハリケーンの痕跡は、なにか世界に向けられたメッセージのような気がしてなりません。温暖化の影響で巨大化したハリケーンが、メキシコ湾岸の石油施設を強襲!するのかと思いきや、人的な被害のあまりにもの大きさと、その後テレビカメラの前でさえ略奪を繰り返す、かの国の市民に、唖然!としたのはボクだけではないでしょう。こんな時に秩序ある行動、難しいでしょうが日本人は出来ます。

日本には超大型台風14号が接近中ですが、早くも関東地方には豪雨の被害が、九州・四国も今夜から明日にかけては600mm!!という聞いたことのない数字が予報されています。SSERでは降り始めからの雨量が250mmを超えた時点でラリーを中断する、という内規を持っていますが・・・・・実際この250mmを超えると林道には被害が出始めます。先の週末は久万高原の林道に居ましたが、まだ昨年の台風から災害復旧がかかったまま、復旧できてないところも少なからずあります。どうか皆さんに災害の被害が及びませんようにと祈りつつも、久万高原の林道も、この台風をなんとか無事に乗り切って!と祈るような気持ちです。

災害の巨大化!助けを求めても届かない恐怖!
防災の日に書こうと思っていたのですが、政府の広報では、首都直下型地震などが発生した際に、必要なのは「自助」「共助」「公助」の順。で自助とは3日間くらいは自分の努力で生き延びること、と言っていましたね。公的な救助が始まるのは3日後!らしいと。それまでは自分で、または自分たちで助け合わなければならないということです。最近の大型の自然災害などの報道を見ていても、身にしみるモノがあります。

BTOUのラリーでもエマージェンシーブックが配布されますが、2002年までは72時間は自分で生存の計画を立てて・・・というものが2005年からは、なんと「100時間は・・・」というふうに延ばされました。72時間とか100時間とか言われても時間の概念は、厳しいものでしょうね。そんなときに共助!自分を助けるのも厳しい時に人を助けられる!そんな人になるには、相当に男を磨いておく必要があるでしょう。でも日本人は出来るんですね。そのためにも備蓄といつでも出動できるオフロードバイクと、 医薬品。まあラリーの荷物があれば・・・という事かもしれません。「天は自ら助くる者を助く。」まあ自助です。

きょうの一枚

今日の一枚は、動画!ミニやライノ、プリウスなどの空撮映像!!
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2005/09/02 (金曜日)

朝から久万高原へ打ち合わせに行ってきました。もち秋の気配は濃厚。黄金色に色づいた稲の穂が波打っていました。さて、ガストン・ライエ・ミーティングには、早々にたくさんのお申し込みありがとうございます。ボクも飾りっぱなしの80にチョコって乗ってみようか、と引っ張り出してみました。

でボクも「HP2を買う!なんて言っているけど・・・」と自問自答の日々。というのも股関節が悪くて、背の高いバイクにまたがるのがとても大変!ばかりか正座も胡坐も出来ない。トイレも大変でラリーの試走や本番でトイレをどうしたか?というお話はまたの機会に譲って・・・・この秋はリハビリに専念しなきゃ!!と思うことシキリ!です。とりあえず3年来の五十肩は概ね快方に。

ところでロマンチックなかに座の仙波君のコラム「お疲れさまです・・・」でもHP2のことが触れられていましたね。BMWの刺客だとか構造改革だとか・・・って言っていて面白いのですが、どうもあのメーカーは、「無くなりかけると見せかけておいて、創造的な新しい世界を提案」しては、離れかけたオールドファンにも「ごめんごめん、これだったよね。君のことを忘れていたわけではないのだよ。おまたせ」みたいな手法が常套のなでございますな。ナニ!今の日本の政治手法に似ている?似ているかもです。

それほどに新しい世界に切り替えていくことは難しい、ということかもしれません。実に大衆は保守的で変化を望みつつ、その実変化を避ける、という傾向にあるのですね。
「えっフラットツイン止めるの?!BMWって!そんなあ!!」
って話しはそう遠い昔のことのようには思えません。そのニュースが世界を駆け巡った直後は、世界中がフラットツインを買うわ!生産中止反対!をメディアもこぞって大キャンペーン!!をするわ、で大騒ぎでした。で少ししてから80GSベーシックなどポン!と出しては、離れかけた僕たちをまあなだめるわけです。

直近では「BMW最後!のストレートシックス!」「えっBMWって直6やめるのか!買わなきゃなあ!」と無理して買えば、何のことはない「ニュー5シリーズ、伝説の直6搭載!」「・・・オーマイガッ!また、やられた」で閉店セールと開店セールを繰り返す、あの商店街の老舗みたいで、えっ最近のSSERもそんな感じ?いや、天下のBMWと同じ戦略だなんて・・・お褒めのオコトバ?これからは、襟を正します。

で、仙波君!HP2ってそんな風なバイクなんだから、刺客とか構造改革というより、少数のクラスターをも塗りつぶして、「もう現行のBMWを買うことは無いだろーな」とか「テレレバーはいらない」なんていってるヘビーで口うるさくて、結構オピニオンリーダーだったりブログだHP(ここはホームページの意味だ)に言いたい放題の彼ら(ボクら)ユーザーに向けられた、チュパチャプスみたいなモノなのなのですよ。おお!それこそがまさに構造改革で、仙波君は正鵠を射ている!のではありますまいか!つまりこれは「KTM950って、いいかも」なんて思い始めたBMWユーザーに向けられた刺客!かもです。でも、スクリーン+ビッグタンク+究極のコンフォート性能(グリップヒーターとかですな)+キャリングケースなど、1200GSの持つ究極のツアラーとしての基本性能が、さらに良く見えてきたりするのも事実ですなあ。「あなたは、どういうスタイルなのか!」を突きつけてきているわけです。

さあ、迷いなさい子羊たち・・・・・ボクは決めていますからね。

きょうの一枚
構造改革中!のSSER、21年目の秋は果たして・・・のチャンプ池田。ルートはあのSSです。SSER 2DAYS CLASSICSはエントリー受付中。詳しくはコチラ

http://www2.sser.org/2005_sser2days/

2005/09/01 (木曜日)

今日は防災の日。官民挙げてさまざまな防災に関する取り組みが続いている。それほどに昨今の地震や自然災害の多さには、緊張せざるを得ないのだ。もう、そこに足音を聞いている!という感じ。アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」は、犠牲者は数千人に上る可能性!との報道。地震や津波と違って、もう少し予測可能だっただけに政権の危機管理能力が問われるかもだ。なによりもハリケーンの巨大化は、地球温暖化の現象として科学者らは指摘を繰り返していただけに、耳を貸さない米大統領が「天災!」を強調するにつれ、確信犯なのか?知っていて利権のために知らないふりを続けるのかと疑わしくなりますな。京都議定書を批准する機会ですぞ。とまれ、末尾ながら被災された方にはお見舞い申し上げます。

やっぱ環境問題については、一人一人の行動から!と思いながら窓の外のレンジを眺めていたらすね、ランドローバージャパンからいつものようにダイレクトメールが届いた。ああ、またレンジローバーがモデルチェンジ?!なのか!ナニナニ、スーパーチャージドV8-4.2で396ps!!BMWエンジンよか100ps以上UP?!お値段1320マン円ナリ!!!

「ナニヲヤットルノダ!!」

なんかサイドグリルやフロントグリルなんか、妙チクリンだ。ブリティッシュの上質感はどこさいっただ。これはイカン。イカンのである。間違っていると思う。アメリカじゃ、ラグジー(風呂ではない)ブームで、こんなニーズが沸騰中であることは、知っているだに。しかし、このド派手さと、バカバカ馬力は要らない。あのローバー社せいエンジンのジェントルで趣のある、あの味は・・・・・フォードグループの傘下になったりするからイカンのだ。金額も中身もイカン。ケシカラン・・・で・・・売れるのか、やはり。いやイングランドでは売れんぞ。ボクはというと、さらに古いクラシックレンジ、市場で100万円台のを物色中だってのに。どうしてこうも世はバカバカオバカなスーパーカーブーム!になっただか?お金のある人がスノビズムを失ったからかもしれん。でもアストンマーチンの復活と隆盛は嬉しかったりする。あれ、ボクってイングランド派だっけ?

さてスノビズムといえば?SSER!!「夜じゃないのは問題だ!」という諸兄、お許し下さい。
最大の理由というのは、近年の騒音問題!!年々大きくなり続けるエンデューロマシンの排気音!これは、どうしても克服しがたく・・・このままでは誰もこうしたイベントを認めるわけにはいかないだろう、と思う。車検の時に聞いた音は「まあいいだろう」としてもSSの中で聞くあの輸入エンデューロマシンの音は・・・いったい。これまでにない苦情が多くなったので、ついに警察も「昼間できるように・・・」と。言うご提案をいただいた。昼間には昼間の覆いがたい問題があるのですが・・・いやいや、もっと騒音問題は真剣に取り組んでおけばよかったと思う反面、夜に戻すことはいつでも出来るはず・・・ならば魅力的なデイステージ!!それに夜は、明日の早起きのためにすぐ寝てしまう!ことが無くなって、違った楽しみもあるかもですよ。と考えた挙句のことですだ。と言いながら案外、夜に差し掛かる参加者も居るのではないかと言う不安も。

21年目!大人になったSSER・・・休日の2日間を楽しみ抜きましょう。走る70%!遊ぶ食べる飲む30%!ストイックから新しいニューストイシズムへ。ナニ言っているだか。ボクは週末は山の中です!!湖の見えるワインディングが登場する予定でおます。オタノシミニネ。

きょうの一枚
ボクのG/S、ガストンのサイン。もちろん最初から書いてはあったのだが、書き直してもらったというわけ。語り尽きないほどの思い出。そんなガストン・ライエ・ミーティング・ファイナルはエントリー受付を開始しました。詳しくはコチラ http://www2.sser.org/2005_grm/

Organisation Voice 2005/08

2005/08/31 (水曜日)

ガンがガストンの命を奪ってから半年がたった。

菅原さんのポケットにもボクのポケットにも、ガストンの遺影は常にある。BTOUの閉会式で、スガワラサンはボクの席にそっとガストンの写真を置いた。スピーチで、そのガストンの話をしようかと躊躇したが、控えた。ガントルガのモエ・エ・シャンドンの黄金の雫が、ガストンの写真にかかって頬を濡らしているように見えた。そっと指先でその黄金色の雫を拭ぐって再びポケットにしまった。チャンピオンにこそモエは相応しい。なんか飲み屋でモエ!を飲んでいるのを見ると腹が立つ、ってのも勝手な話かも。もともとモエ(萌え!じゃない)はナポレオンが勝利を祝って愛飲したシャンパン!それ以来「勝利の美酒」とはこのこと(違っていたらごめん)そして現代ではモータースポーツのシャンパンファイトは、まあモエなわけで、祝勝会などはこれで乾杯するといいだろう。

話をガストンに戻す。彼は常に闘っていた。長く続いたマルボロのスポンサードが終わったのは1988年。しばらくはマシンにも恵まれず一線を引いていったが「引退」なんかしてないと彼は言う。その証拠にモンゴルに招聘したのが1999年。この時52歳の彼は、全く枯れてなんか居なかった。その10月2人で約束した日本での「ガストン・ライエ・ミーティング」まさにこのHPがスタートと時を同じくする。このコラムOVの第1回目は、ガストン・ライエ・ミーティングの話からはじまった。

さて、そのミーティングをどうするのか。「今年も開催しましょう!」という声も少なくは無かったのだが、僕は耳を貸さなかった。昨年も間際まで来日を試みたガストンの手元には1枚のエールフランスのビジネスクラスの航空券がいまも残っているだろうか。で、結論から言うと「ガストン・ライエ・ミーティング・ファイナル」します。最後です。しかもこのミーティングで、ガストンが最後に走ったあのかなりハードな「富士山から白馬」のルート。でもオンロードでも車でもどのルートで走ってもいいことに・・・もちルートブックとCPはあるから。甲州街道で道端にバイクを停めて食べた葡萄の味が鮮明だ。前夜のガストンと泊まった西富士のコテージも良かった。

「ガストン・ライエ・ミーティングやりましょうね!」「いやだ」「・・・」「しない!」なんて毒づいた人、ゴメンナサイ。以上のような(どんな?)言い訳で、ファイナルなミーティング!となります。万障お繰り合わせの上、どうかご参加下のほどを。

さて話はガラリと変わる。

トヨタのレクサスブランドのお披露目が始まった。プロデュースしたのは「D&d」というチーム。なんのことは無い電通とデルフィス(旧南北社トヨタの関連子会社)である。呉越同舟と言うのも少し違うが、ブランディング戦略は興味深い。投資コストは2000億円!イマやこれだけのお金をポンと出せる企業は、そう無いのではあるまいか。トヨタ方式で倹約に倹約を重ね「絞りきった雑巾をさらに絞って・・・」と言われながらも「出す時は出すねえ」という感じ。年間の純利益が2000億円後半だから、まあ今年の儲けは全部突っ込んじゃえ!みたいな田舎経営者みたいなことは無いだろうが、当たらずとも、まあ遠くは無い。車種構成などは賛否がかまびすしいから省略。メディアなどによればそこは高級ホテルなのだという。接客は黒服らしい???いっそのこと2階より上もホテル・レクサスとかにしたら良かったのに・・・・で、ブランディング!というのは実に難しい。

彼ら(ってボクら)は実に気まぐれで気難しい!さらに西洋コンプレックスの塊ときてる。そうは言いつつも、日本もほんの少しだけブランド神話の時代を脱しつつある。中国はまだ50年くらいは大丈夫だろうか?中国こそ急げ!なのだが??とまれ、日本の誇るトヨタが見せる国内の高級車市場戦略はいかに・・・仕事の目を離れても、これを見逃す手はあるまい。

ただ、自動車の未来は語られるのだろうかは疑問かもだけど。

きょうの一枚
中国と言う国は・・・叱られるのを覚悟で言えば、この道具はこの国を象徴しています。掃除をする!という発想には進歩?を感じますが、このゴミを撒き散らすための掃除道具と言うのはいかがか・・・・・この国が、ひとつの問題とその解決方法にも同じような思考回路をとる!と感じるのはボクだけ?

2005/08/30 (火曜日)

※上記動画は
掲載終了しました

UBSというモンゴルの放送局で放送されている「BEIJING-ULANBAATAR 2005」のタイトルバックの動画をご紹介!!本編はいずれまたの機会に・・・直近は10月8日?

今日ボクは1日掛けて病院!人間の点検と整備に費やしました。ラリー前のウランバートルで高熱を出して、3日間飲まず食わずで強烈な鎮痛解熱剤を飲み続けたおかげで、熱は下がったものの消化器系を全損!!ラリー中の苦しみと言ったらありませんでした。ラリーの後始末で残ったウランバートルでも、フラフラ!よくぞ無事生還したものだとわれながら・・・・・・・健康は大切です。ちなみに今日は、大腸ファイバー、内視鏡です。気持ち悪いときたら・・・・・

ラリーに持っていくことの出来る医療機材と医薬品には限りがあります。それがボクにも跳ね返ってきたのかもしれません。ああ、オナカが痛い!

■ ビデオはWMV形式、サイズは1.3MBほどとなっております。左のきょうの一枚をクリックすると再生が始まります。

2005/08/29 (月曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その3

メディカルについて・・・

SSERにはレントゲンがある。ラリー主催者がレントゲンを持っているというのも「?????」な話だが。撮影と現像はいつも2人のカメラマンが担当する。気温を調べて現像液を作り、撮影から一連の作業をこなす。大変なご苦労だ。1日中撮影をしたあとの作業だ。

なぜレントゲンの導入をしたか?というとこうだ。1995年第1回大会、ラリー中に起きた打撲症!ドクターは「痛みがひどいから骨折しているかもしれないし、場合によっては折れた肋骨が肺に刺さっているかもしれないから、緊急輸送してくれ」触診だけでは最悪の場合が分からない。「はい」と航空機をチャーターして中国北京の病院に、1週間のうちに4人搬送した。いずれも単純骨折や打撲程度で大事には至らなかった。「レントゲンさえあればなあ」ラリーの医療チームの切なる思いだった。

ラリーの医師はボクの大切な友人ボルドサイハンという男。彼がリーダーを勤めている。日本人医師が「この男はすごい!」と言い放った。アメリカの大学病院で脳外科の臨床と救急救命をやっていた。問題なのは、たいがいの負傷者に対して「大丈夫!」「心配ない!」「ウイスキーを飲んでおけ」「点滴?いらない!」とそっけないたらありゃしない。だから彼が「やばいぞ!」というとボクは非常に緊張する。緊急輸送の準備を始める。燃料の問題やフライト時間ラリーのオペレーションに与える影響を、短時間のうちに検討し答えを出さなければならない。実は今大会は「やばいぞ」と彼が言ったのはたった1回きり。それは炎天下を歩くボクに言ったもので、だれひとり負傷者には「やばい」は無かった。

ボクが「全員のメディカルチェックをしよう」と言ったエタップ3の朝も、彼は「???」「いや結構熱中症気味で、体温高いままの参加者が居る」と言うと「水を飲むように言え」というばかり。「そのためにもチェックをして意識を高めるんだ」と言うと「それなら分かった」と作業を始めた。

彼はモンゴルの大自然が大好きだ。ヘリの窓から食い入るように風景を眺め、降りると石や化石を探す。純血のモンゴル犬の子犬を探すのもライフワークになってきている。

「今回も素晴らしいルートに連れて来てもらって感謝している」最後にヘリを降りて別れ際に握手しながらそう言った。最後にこういった「今回は大きな事故や怪我が無くてよかった。8回大会はいろいろあったのにな。」もちろん彼が言うように全く無かった!分けではなかったのだが・・・彼の言葉には生命的なリスクがある・・・と言う部分が抜けていた。一人の優秀な医師がラリーに居ることの安心感は計り知れない。もちろんもう一人の医師も優秀で、ウランバートルへ緊急輸送が発生すれば病院の手術室まで彼がアテンドする。

BTOU・・・・・その身体的なリスクをはらんだゴビの大横断は、こうしたメディカルチームに支えられた。しかしなにより、参加者相互のコミュニケーションや、大会本部への迅速な連絡ぶりは賞賛に値する。またメディカルを中心にしたスタッフ全員の参加者へのケアは、いまの可能な限りを尽くしていると胸を張れる。

あとは参加者自身がリスクマネジメント能力を磨くことだろう。ひょっとしてその能力は、ラリーのときばかりに限られない、と思う。

ラリー中に使用した輸液類・・・・・約60本
ラリー中に使用したレントゲンフィルム・・・・・約30枚

きょうの一枚
エタップ5 SSスタート地点、ライダーはゼッケン1ローレンスさんアラビアの・・・じゃなかったモンゴルのローレンス!

2005/08/26 (金曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その2

モンゴル国内の報道

実は大会前の8月4日、ウランバートルのプレスセンターで、記者会見がもたれました。翌日以降の新聞はかなりの扱いがありました。またザミンウッドには、スタートを見送る大勢のモンゴル人!!車もたくさん停まっています。しかしよく見るとどの車もウランバートルナンバー!砂漠を700kmも超えて応援にやってきている家族に混じってメディアの姿も。ヘリに1名のUBS(テレビ局)のカメラマンと地上にもランクル80にカメラマン。大会終了後は、毎夜エタップごとのTV放送!時間が不定期なので見逃した日もあるのですが帰国前に、テレビ局のスタッフが放送した分のテープを届けてくれました。残りは9月に来日するムッホ君がもって来るでしょう!!一番早くお披露目?出来るタイミングは「SSER 2DAYSの前夜(土曜)に車検会場のスクリーンで!!(註:今回は正式なスケジュールは日曜の朝からです。閉会式は月曜祝の夕方だからね)お楽しみに!!興味のある方は、ちょっとお早めにお越し下さい。ミニミニモンゴルの夕べを開催・・・この日の宿泊はキャンプのみだからね。というわけで、モンゴル国内ではかなりの歓迎振りだったというお話。来年はさらに建国800年記念行事で盛り上がりそう。

ロシア人からのメール

XR250で参加したロシア人選手。自分のバイクが間に合わなくて、スタート直前にウランバートルで調達・・・ったって、これでラリーに?という代物。なのに当初のエントリーフォームに記載されていたXR400のまま集計されていたので、ラリー中に「250に直してね」と言って来た。「わかった」と答えながら、忙殺されていたら昨日メールが届いた。「250に直してもらえれば、クラス3位なんだ。それは僕にとってこの上もない名誉なことだ・・・」実はその時点では訂正作業が終わっていたのでした。来週始めにはリザルトが参加者の元に向けて送り出されます。カナダやロシアにも届けられます。

暑いのか?

エタップ2、ザミンウッドをスタートしたヘリ1号機はギリギリの燃料で給油予定のオンコース上の村に向かっていました。その村にはウランバートルからヘリの燃料を積んだローリーがやってきて待機しているのです。ウランバートルからザミンウッドまでで大方の燃料を使い果たしていた1号機は、その村までも厳しい状態でした。そんな時オンコース上から緊急を告げる無線とオンコース上にストップする参加選手のマシン「OK!旋回してくれ」と頼むのだが無視して真っ直ぐ飛び続ける。「どうした?」「・・・・」「????」とやっている間にヘリは10kmも飛んだだろうか。「降りろ!」怒鳴りつけて着陸。歩いて現場まで行くことにした。ヘリのパイロットたちにこの機の持つ役割を肝に銘じさせたかったこともあった。陽炎揺れる砂漠の中の道は暑かった。が、風はさわやかにも感じた。手に持った水はあっつと言う間にカラになった。振り返るとドクターと看護師が医療機材を持って500mくらい後ろを歩いてきていた。1kmを10分で歩こう、10km100分?と考えながら歩いていると、少しだけ気分が良くなった。「でも道を間違えると危険だなあ?」「ゲルがないなあ」やがてドクターが追いついてきてペットボトルを差し出し「ディンジャラス!」と一言。どうもこの日を境に増え続けていた体重が減少傾向に転じ!今でも減少を続けているようです・・・何の話ですかい?ラリー前体重92.5kg今朝の体重85.0kg!!どおよ。

きょうの一枚
ウランバートルから西に600kmアルベイヘールの街。ここまではウランバートルから舗装路で行けます。今回もこの街が最後のビバーク地だったり・・・苦い経験やつらい事も、楽しい思い出も、この街にはたくさんあります。この10年間、この町を通らなかったことは、多分ありません。町の中では強いデジャヴュに出会います。

2005/08/25 (木曜日)

BEIJING-ULANBAATARより主催者雑感その1

エコチャレンジの可能性と将来・・・・・今世界中を走る自動車・・6億台!日本並みのモータリゼーション(2人に1台の時代)がインドと中国にやってきたらこの2カ国で11億台!?そこまでは地球上にある化石燃料では到達しません。地球温暖化も、このデイアフタートゥモロウみたいな地球上の気候変動を見ていれば、自動車メーカーの、いやそれを知る方たちの憂鬱!が感じられます。今回のエコチャレンジの基準燃費は、4輪部門で15km/h、2輪部門で30km/h・・・・・基準というにはあまりに高いハードル?僕は低いと思ったんですが、しかし次回もこの数値が採用されると思います。スーパーカブも次回挑戦を表明!!なんとローバーミニも複数体制で!?スーパーカブにライバルも現れそうな気配!ありありです。

エコチャレンジは、ラリーのルールに関してはかなり甘くなっています。主催者の後方走行をしているドクターの乗ったメディカルカーや、ピックアップのための今回は2台のプロシードや、人間を回収するためのビッグホーンなどが、ガッチリサポート。ラリー部門参加者には出来ないオフィシャルからのアシスタンス!!もあるのです。日没後は完全にオフィシャルが管理できる状況です!!から一見無謀な挑戦!みたいですが、思い切ってチャレンジできるのです。いつかは化石燃料ゼロの完走車!が現れるでしょう。10年後か?ひょっとしたらもっと早いかも・・・インフラに縛られるであろう今後の環境対策車。で、あえて困難な3500kmの砂漠への挑戦!開発チームにも見え無かったなにかが見えるかもです。

「あなたが闘うのは、未来の地球のため・・」となることを真に願って、主催者の負荷は高まりますが、夢のために次回も頑張ります。

ベンチレーションスーツと熱中症

このコラムをお読みの諸兄には釈迦に説法でしょうが、自動車もエンジンを冷やすために外部の空気を大量に取り込むエアインレットとかエアスクープとかがボンネットの上に聳えていると「高性能!」な感じがするですね。でも問題は空気を取り込むことではなく、逃がすことです。フロントガラスを失ったラリーカーも、一定以上の速度になると室内にたまった空気で風圧が気にならなくなります。せっかくエアインレットのあるジャケットを着ていてもアウトレットと、そこまでいたる空気の道が設計されていなければ、意味を成しません。空気の保温層を作ってしまいます。

熱中症傾向で38度以上の体温になって点滴を受け続けたライダーたちのジャケットと、涼しい顔して元気に競技を続けるライダーとの間に、ボクはこうした法則を密かに見出していました。(いや必ずそうだという事でもありませんが)主催者として一部の特定のメーカーをとやかく言うのはいかがかと思うのですが?(っていつも言っていますが)BMWのラリー2スーツは、素晴らしい!!の一言に尽きます。(なにか強力なセールスマンが存在しているといううわさもありますが・・・)多くの方が着用しているのにはビックリ!!後半になるほど調子を上げた方にもこの着用者多し!!なのです。桐島ローランドさん、川合アユムさんなども平気でBMWのロゴも付いたままで、カッコ良く着て涼しげに走っていましたね。もちろんこのジャケットにも難点が無いわけでも(高い!とか)ありませんし、それ以外にも、もっと高機能なジャケットがあるかもしれませんが・・・・・とにかくボクが見る限りですが、同一メーカーのオートバイの平均的な性能より、このジャケット!パンツもですが・・優れています。オフィシャルウエアのパンツもBMWサマーパンツを採用して過酷な現場で無類の働きを見せましたね。で、こうしたベンチレーションで身体を冷やす!!今回は暑かったけど風は熱風!!じゃなかったですから・・・・・大切な要素として注目されます。

きょうの一枚
うおっ!不時着か?実はエタップ5のSSスタート地点に着陸!!このカラーリングのヘリが1号機!ドクターとカメラマン!!らとボクが乗っていてルート上の安全管理などに大活躍!!なんですが高騰する燃料代と反エコチャレンジなオオグライブリに血の気がうせます、ホント。
2号機はアーミーグリーン!の軍用機で、10kgバックとエアメカ・マネージャーなど有料シートでビバーク間を直接飛びます。オフィシャルは2名アテンドしています。

2005/08/24 (水曜日)

いつものトップページに戻ると、ひとつ前のイベントのリアリティが薄らいでいきます。でOVも復活!!この夏の総括とすれば書きたいことは山のよう・・・なのですが「振り返らない」ボクとしては確かな「次」に向けて歩き出すのでした。えっとSSER 2DAYSは、ついにデイライトだし・・・ガストンライエミーティングは「ファイナル&メモリアル」でガストンが最後に走った・・・あのルートで!!という事。それにしても飽くなき実行力!!はいったいどこから??

今日は香川にある大学に、お邪魔してきました。ボクが数年前にCIの導入計画とデザインをさせていただいた大学・・・担当課長は実は同級生でもあるのですが、いまや地方大学が軒並み定員割れや経営難やという時代にあって、その大学は意気軒昂。キャンパスにはさらに2棟の大型施設が建設中!!でした。赤とんぼが飛び夏休み終わりの大学のキャンパスには、不思議な空気が漂っていました。思わず「求人票、出そうか?」

1ヵ月以上も乗ってなかった愛車レンジローバー!!出発すると急にエアコンが壊れて車内は蒸し風呂!!あわてて事務所に引きかえして・・・・・ほかのクルマに乗り換えようとして「もう一度だけ」とエンジンをかけると、なんと冷風が・・・・・思わず小雪(注:今はいませんがSSERのマスコットだったアラスカンマラミュート犬、メス)を思い出しました。どうしてエコを声高に叫ぶ僕が、この2世代レンジローバー4.6を降りられないかというと、何か無性にやさしさを感じるのです。こうした感覚をクルマに持ったことは実は初めてで、乗るほどに好きになっていくのがハッキリ分かります。「ううむ、さすがは女王陛下のレンジローバーだわい」燃費悪いサイズでかい!故障多い!保障が切れた次の月にはお約束のエアサストラブル!これは生産時にタイマーがセットされているらしい(ウソ)なんか全てが小雪にそっくり。当然通勤はこれ(自転車はどーした!京都議定書の話はどーした!とお怒りの諸兄!ゴメンナサイ)

で新型レンジもいいのですが、やっぱりボクはさらに古いクラシックレンジが欲しい「それだけは止めておきなさい」というのが通のオコトバ!「どーして?」「じゃあ、せめてエアサスをコイルサスに変更したやつか、タマ数は少ないけどもともとのコイルサスモデルにしなさいね」「へーっ、どーして」大きい犬がご飯いっぱい食べるし、散歩が大変だからちっちゃいのにしなさい!みたいな話なのだ。

今日は久しぶりのOVで、ちょっと暴走気味になった。スンマセンBTOUの話とかは、またそのうちに書くでござる。

きょうの一枚
と、いうようなことから久しぶりに小雪の登場となりました。

2005/08/02 (火曜日)

来年2006年はモンゴル建国800年。チンギスハーンがモンゴル高原を統一した年からすでに、いやまだ800年ばかり・・・・奇しくもNHK大河ドラマでは「義経」が連戦連勝神話を築いている時分でしょうか。義経の死後すぐに起こるチンギスハーンと、東北から大陸へと逃れたのではないかという義経にロマンを描いたお伽噺のような「チンギスハーン義経説」でもNHK大河ドラマ「義経」の翌年がチンギスハーンの建国800年と、妙な符号が、いまさらながらに草原の夢を掻き立てるではないですか。そういえばチンギスハーンも白い馬を好みましたし、たしか義経もそうではなかったですかね。あの奇襲攻撃的な騎馬隊の作戦も似てるし・・・・ってなにか小説でもなかったですかね。今年の年末までにそんな本出せばうまく売れますよキット!!

さてウランバートル!例年より涼しくて、ご機嫌です。仕事は忙しいのですが、日本の夏のようなところは仕事する環境ではないですね。先進国で一番暑いキャピタルタウンじゃないですかね。もちろん北京も上海も暑いには暑いのですが・・・・・・

 
Organisation Voice 2005/07

2005/07/28 (木曜日)

 

ボクは日中友好協会の会員でして、昨日はわが協会主催の松山でシンポジウムがあって、この忙しいのに!行ってきました。会のあとの懇親会では中国政府要人と強いパイプを持つ大物政治家先生と親しくお話をした挙句、思わず「SOS」を発してしまいました。というのもその先生はすでに「BEIJING-ULANBAATARで苦労している男がいる」というのをこれまた地元の先生を通じて知っていてくださいました。「おおっ、あなたでしたか」と言われてちょっとボクは大感激。

政府が出来なくても僕は強い「政教分離」じゃなくて「政ラリー分離」って変!?の精神でやってきてたのですが・・・でもその超大物政治家先生は、まさに超大物という感じで、いや実に気持ちが良かった。ファンになっちゃった!のでした。

さて中国と日本の関係・・・この夏が最悪のピークで、これからは良くなっていくのだと感じています。マスコミの問題、マスコミを批判する勢力の問題、右左のバランス感覚。これからは思いがけず考えていたり論じていたことを自分でも見直さなければならないという思いに立ちました。

さあもう出発の時刻が近づいてきました。

きょうの一枚
もうすぐ!こんなところに行きますよん!DUNE!NUDE!ありゃ!

2005/07/27 (水曜日)

台風は関東に被害を与えながら北上!先の地震といい今回の台風!皆様には被害はありませんでしたでしょうか?お見舞い申し上げます。東京都の地震情報に関しての問題が指摘されていました。災害時には特に正確な情報をいち早く系統的に収拾し、必要な箇所に伝える、ということが最優先です。先に立ち上げたPDRというNPOもまさにそうした思いからスタートしています。実に正鵠を射ていると言う思いがします。

またわたしどもの主催するBTOUも、過去の経験に立ち、さまざまな取り組みを「出来る限り」行っていきます。通常の社会生活も、また危険を伴うと思われがちな海外ラリーも、きちんと自分でリスクマネジメントしておくことが必要です。笑い話ですが、ボクがヘリの中で離陸後は通路に置かれるタラップをさして「墜落した時に、そのタラップが危ないから固定して」と大笑いをされました。「落ちたらそれどころじゃない!」「・・・・・」ボクは真剣に怒りました。「それでも助かろうとする気持ちが無ければだめだ」と思うのです。飛行機に乗ると必ず枕と毛布をもらいます。非常時は枕の上からベルトをかけて、「衝撃回避姿勢は頚椎損傷の原因、航空機の緊急着陸で逃げ遅れる原因は首とおなかの損傷で動けなくなることだ。脱出には毛布が必要だ」なんてマジに思ってるんだから、みんな訝しがるよね。でもそれもささやかな自己流だけどリスクマネジメント。

話は変わりますが、非常に大好きだった杉浦日向子さんが亡くなられた。ボクよりも若い!とは存じ上げなかったが・・・彼女を通して日本の文化や江戸の情緒ひいては日本の美意識をいつも感じていました。彼女こそはポスト白洲正子さんだなあと感じていましたのに。ご冥福をお祈りします。

さて、元気にBTOUの実質的なオペレーションです。スペースシャトルも打ち上げ成功!困難を乗り越えて行く姿は人間の逞しさ美しさを見せてくれます。「挑む姿は美しい」かつてのパリダカのスポンサーでパリダカのもっとも困難な時代を支えた(もっとみんな感謝すべきなのですが)パイオニアの当時のラリー支援のためのキャッチフレーズ!です。まさにパイオニアという先駆者に敬意を表しつつ皆さんに「挑む姿は、常に、美しい」常にを追加しました。

きょうの一枚
草原の道。豊かなモンゴルの空間と遊牧民たちの生活をつなぐ道。物心ついた頃からコンクリートやアスファルトに固められた道しか知らない我々には、これを「遅れてる」と見てた20世紀。今はモンゴルの高度な自然のリサイクル性に未来を感じます。って分かりにくいか?

2005/07/26 (火曜日)

すっかり更新をサボっていました。またすぐに北京に向かいますのでこの数日間でも、まめに書かなくては・・・と気を改めています。

通りといわず家々の庭先には、僕のとても好きな、さるすべりの花が咲き乱れています。木につける花の中でもとても好きな花です。そしてこの花を見ると、なぜだか昔から中国を連想します。木や花の姿かたちが僕の思うところの中国的なものなのです。ゆるやかに弧を描きながら伸びやかな枝先。何か美しい中国の農村や桃源郷やらをイメージして仕方が無いのです。

そんな古くからの思いも後押しをして、さるすべりの花の咲く頃に日本を出発していよいよBEIJING-ULANBAATAR2005はスタートします。

ここまで多くの困難と問題を乗り越えて開催にこぎつけたのですが、ここに最後の大きな一山を迎えた!という感じです。さまざまに変化する国際関係、中国の高度成長とヘゲモニー、エネルギー事情の悪化と呼応する環境問題の悪化、近代史的東アジアの人々の思い、日中の軋轢、6カ国会議、抗日戦勝60周年記念キャンペーンは8月15日に向けて、メディアをあげて展開中。靖国問題はさまざまな問題の着火剤であり燃料となり、モノの本質や是非を論じられることなく、ムードやミスリードで形成された「思い」の蹉跌で繰り返されていきます。是非をいうのではありませんが、あまりにも困難な局面。

きょうの一枚
なにかこうスカッ!と行こう!!ということで今日は青い空。頑張って現地からも大会スタートまでOVを送り続けます。ではまた青い空の下で・・・・・。

2005/07/20 (水曜日)

暑い!のでしょうが、ボクは1日中冷房の効いたところから1歩も出ずにですね・・・だから本当に暑いのかどうかさえ分からないままなのです。

そろそろ冷房から飛び出して、現地にいかにゃなりません。おっ、台風5号も中国に行っていますね。その影響ではありませんが天候不順で、北京も連日の大雨の模様。天津からの連絡でも濃霧?!と大雨で混乱中!?の様子です。全く異常気象じゃなかった気候変動のなせる業でしょうか。困ったものです。大きな被害が出なければいいですね。全世界的な異常気象じゃなかった気候変動?は今年のダカールにも顕著でしたね。例年なら1月末からはじまる砂嵐が、初旬から吹き荒れてラリー期間中ずっと大変でしたものね。

いよいよ最終のルートインフォメーションも発表になって(って遅くなってごめんなさい)カウントダウンが始まっています。今回はエコチャレンジ部門がいますので楽しみも二倍!エコチャレンジのチェックカード案も本日完成なり。

ETAP4とETAP5で走行ルートが一部分かれます。ラリーはデューンへ!エコは迂回でナビが難しかったりします。ETAP-4はSSゴール後にリエゾンでデューンへ!ここは両部門とも走行します。お楽しみに・・・・

きょうの一枚
そのデューンです。この轍を行くと、まあ大丈夫ですが左のビッグデューンに入っていけばビバークはすぐです???遊ぶヒトのための3時間か!格闘するヒトのための3時間か?とにかく3時間で27kmの距離を走るです。がんばれ!ミニ!プリウス!スーパーカブ!!いや、みんな頑張れ!!

2005/07/19 (火曜日)

暑い!死ぬ!!クッソー!芝生の上の白塗りの、ジャロジーの風通しのいい百葉箱の中の気温計で測った気象台の言う数字なんか、誰がまじめに聞いて!「ふーん36度」なんて言っているの?!

黒い車の締め切った窓の中の気温も、参考として発表して出したらどうなん?!今朝のワイドショー?では「異常気象ではなく気候変動」だそうで「フムフム」と聞いておりました。気候変動とは全く大賛成!!その通り!

と、やけに機嫌が悪いのは、単に暑いからだけではなくて、やらないといけないこととアポイントの多さと、暑さと、中国の連中ときたら全く・・・・・なわけで、やっと書きあがったコマ地図を入稿して(印刷に出すことね)ルートインフォメーションを書いて、タイミングチャートに悩んで・・・たら3日間の連休なんて露と消えちゃいましたよ、全く。

これから、地図への精密な落とし込みと、チェックカード作って、おまけに最終的なロジスティックプランを作って、燃料の輸送計画、オフィシャルの展開を検討して、ってものすごい量の頭を使う作業があるというのに、僕の頭の中のHDDはもう容量不足気味!

きょうの一枚
なんと、ゴビのピストクロスに道路標識が・・・左右をよく見て?!渡りましょう。それにしてもオーバースピードに注意だね!ピストクロスは結構固いよ!

2005/07/15 (金曜日)

神戸の車検も慌ただしく過ぎて、なんかのんびり出来ないというのが残念です。のんびりするためには、ひとつしか法則が無いと思います!それは、何でも早くすること!です。でもそのためには余裕のある資金が必要。「貧すれば鈍す」というのも、まあこういうことです。

お金があればのんびり出来る!というのも情けない発想でありますな。事実だけど。「何でも早くすると、のんびり出来る」というアイデアが、ルートブックを皆様のリクエストに答えて事前配布する!!ということでしたね。ということは一日も早い仕上げ!つまりブラッシュアップと確認作業。印刷製本が必要になっています。印刷屋さんとの約束は実は本日入稿!!まず難しい多ページ少部数の印刷は、実はかなり大変なのでありますよ。

また内容や数字の確認作業は、モノがものだけに通常の印刷物の「校正」と一線を画します。とにかくボクの忙しさを悪化させるのは中国事情と、コマ地図!!と言っても過言ではありません。きっとコマ地図制作に費やすみんなのエネルギーと熱意!!なんて見たら感動しますよ!でもって、封筒に詰めて宛名書いて、おそらく配達証明郵便かなんかになるでしょうし・・・金額も結構だしね。なかなかこうした国際大会の運営というものは、厳しいよね。それを支えるパッション!という得体の知れないものが大きなモチベーションになるのですが・・・・・どうか、ボクにのんびりした、たった半日ほどの時間を、そうしたら心入れ変えて、口ばっかじゃなく、ちゃんと作業しますけん。

きょうの一枚
カテゴリー分けに悩んだ菅原さんのマシン。それにしてもいつもチャレンジング!

2005/07/13 (水曜日)

i-podただいま2000曲インポート済み!で、これの全曲再生すると1週間かかるほど。クラシックとかもたくさん入ってるんで・・・で、これと競争するようにコマ地図を描いています。これには某秘密のサイトが重宝!これはちょっと教えられない!!けど特別に・・・GOOGLE EARTH「何だそんなの知っているわ!」という諸兄には失礼。ちょっと400USDも払うと、いや払わなくてもそこそこに、GPSの座標を見ながら地球を拡大していけば、自分の家の前やらゾーモットの井戸に至るあの枯れ川の様子まで、「確認できる!」ボクは村を抜けるルートを確認するために有料の詳細画面に出来るような契約を!!!したいんだけど「電話で申し込む」というところで「またにしよう」なんて気弱なこと思っています。でもすごいよ。普通に見られるものでも、コマ地図書くのにヘルプになるんだから驚きでしょ!!TBIも行かなくてもコマズが書ける!ナワケナイカ!

で、北京を出発したコマ地図は、やっと国境を越えたあたり。i-podではジャンル別の再生で、やっとJazzの400曲が終わったので、ラテンの350曲に挑戦!!国境を越えると測距システムが変更になるので要注意です。モンゴル国内は日本の高速道で補正を取って行ったマップツイン4輪駆動のスピードメーターの分岐ラインで測定しています。

きょうの一枚
ロッククライミング中のスガワラテルヒト!試走中のひとコマ。ここがその壁画のある岩山で、彼はコーラを飲んでいます。これが病的にコーラが好きで・・・・おかげで試走隊の荷物はコーラだらけ。今回BTOUでカミオンバレイ隊の隊長を務めるる予定。運悪くリタイアしたら、コーラだけにはありつけるかもです。今回はリタイア者もカミオンの荷台!なんてことはなく冷房の効いたオフィシャルカーにご乗車いただけます・・・・ってすごくない?でそんなことより彼は、「パリダカのディープな世界」の原稿は送ってこないは、内容は脱線しまくるわで・・・・・こらっ!早く降りてきなさいっ!!てば。

2005/07/12 (火曜日)

どうもスーパーカブのエコチャレンジへの参加が、各紙の全国版に紹介されたり、ワイドショーに取り上げられたりと・・・大騒ぎになっています。で、事務所にもさまざまな問い合わせの電話がかかってきます。我々はそれが専門の事務所だからいいようなものの・・・坂本さんはそれは大変なのではないだろうか?と心配になっちゃいます。彼はガンバってます。なにをって?それは7月の成績を!です。「死ぬ気になって頑張る」そうで、それが応援してくれている同僚や先輩、後輩への態度というものですと「男やなあ・・・」でも神戸で見た彼は疲れてました。前日は壮行会!「寝ずに来ました」「・・・・・」「ハハハハ」「坂本さん、顔、青いですよ。」とまれ、たった1台のスーパーカブでの挑戦が、こんなに勇気と夢を与えてくれるようになるとは、です。

いやそれ以外にもミニやプリウスの挑戦。ベスパ、なかなかに日本人もやるもんだわい!ときっとフランスの好事家もほくそえむ事でしょう。熱い夏は、もうそこまで。熱闘BTOU・・・日本中が大注目ですぞい。

きょうの一枚
その坂本さん。お疲れをものともせずに、車検パス!

2005/07/11 (月曜日)

7.10 KOBE!!遠路よりご参加の選手の皆さん!またオフィシャルの皆さん!大変お疲れ様でした。日曜日の港湾エリアは不思議な雰囲気、いまにも降り出しそうな雨も最後までもってOK!でしたね。イベントの性格からも、かつてのようなエキシビションホールなどで開催が出来なくて、雨や暑さに困らせられるかなあ?と思っていたのですが、なんとも際どいながらも無事に終了でした。

参加車両やセットアップも確実に良くなっていて、エコチャレンジ併設とはいえ、やはり参加車両のバリーエーションの豊かさなど、なかなかです。皆さんともっとお話がしたかったのですが、余裕がなくてごめんなさい!!会場をあとにしたのは10時松山に帰り着いたのが1時30分!!短いような長いような道のりでした。今日からはルートブックの清書やマップの作成やらと次のステージに進みます。これまで過酷一辺倒だったラリーレイドモンゴルから、今回より「もっと愉しく愉快な」ラリーになるような気がします。

素敵なビバークランキング
1位・・・だんぜんゾーモットといいたいところですが、今回はエタップ4ビバーク名は当初より変更して「ホンゴル」と呼びます。目の前のデューン、ビールとシャワー!!その日のSSも美しく感動的!!
2位・・・ゾーモット・・・早くついてね。3位・・・ここも予定変更で「アルベイヘール」標高があり少しこの日のみ防寒が必要かも、ひょっとしたら足元はエーデルワイスの群生かも。てなとこかな。

きょうの一枚
BTOU車検会場のローバーミニ、、、ちょっと俯瞰で。色も良いしテイストもなかなか。チャレンジに拍手

2005/07/08 (金曜日)

お待たせしました。エントリーリストを発表いたします。4月におきた中国の反日デモで出場を取りやめられた方も少なくありませんが、競技参加者数は過去最大です。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。

きょうの一枚
最終チェックの走り込みから帰ってきました。今度のマシンはカッチョイイデス。仕事そっちのけで没頭してます。という、上田拓さんのマシンです。

2005/07/06 (水曜日)

最近は他国の国際空港で、見慣れないカラーリングの旅客機を良く見かけるようになった。航空業界が再編されて行くさまを見ているのかもしれない。アメリカの航空業界もあの事件以来一体どんなになってしまってるんだろう・・・などとぼんやり考えていた。北京の空港は午前の便が多く、7時前からターミナル前のクルマ寄せからして大渋滞。ようやくの思いで車を降りるや、まあどうしてこんなにというくらい人人人・・・要領の分からないヒトのほうが多く、まずは何故だか税関申告書を書く。人ごみを掻き分けカウンターロビーに入るや、どこもかしこも長蛇の列。「へっ」とばかりに取り出すのはCAのメンバーズカード!専用のチェックインカウンターは誰もいない!!1分でチェックインを済ますと、後ろから数人がカウンター目指して突進!!カウンターのお姉さんは「カードは?」「???」「ここは会員の専用カウンターなのよ」「・・・・」「さあ、向こうへ行ってちょうだい!」と厳しい。走ってきた数人は人数が膨れ上がって20人くらいになってる。僕を鬼のような形相で見てる!!で、また最初並んでた列の最後尾に並ばされて「ЭиЩЯ***!!!」「бд£2再会的**最低!!!」でまた出国カウンターで並ぶ並ぶ!!そんなこんなで2時間前に到着しても僕は1時間ほど前に出発ゲートに着いたけど、あの人たちはまた1時間後に出発ロビーの中を走り回ってました。で、そんな人に限ってこれまた大荷物!!こけたりしてる。

さて、そんなことより中国サイドからのニュース!!懸念が拡大中!!8月15日の抗日勝利に向けた愛国キャンペーンを、大々的に展開することが決定!!当初は日中関係のこれ以上の悪化を避けよう、と政府はこうしたことを自粛する予定だったのだが、最近の国民感情を考えて大々的に実施することに・・・テレビでは連日抗日戦争勝利60周年キャンペーンを展開し始めた。「当局はこの夏、激しいキャンペーンを展開する。」・・・・・日本人観光客はこの夏、中国には・・・・・というようなメッセージ。さて、また北京に行かなくてはならなくなったかも・・・・・報道と実際の違い、そこにあるリスクをどうするのかという実に頭の痛い問題。「・・・・・・・」ではまた、明日は東京ナイト!!その足で北京に行くかも。

きょうの一枚
予定のルートの近くに、石器時代の壁画があるので行こう!ということになった。ルートを少し変更すれば、RCPもそこで出来るでは・・・とみんな期待を込めてGPS便りにたどり着いた。そこには社会主義の時代は入れないように、大きな柵が巡らされ管理小屋のあともある。少し黒い岩肌が、ほかのどこよりも風化されにくそうな感じで、あちらこちらに宗教的な儀式でかかれたようなもの、宇宙人のような姿など無数。サンスクリット語で書かれたものはおそらく近世のもの、保護されにくいこうした場所に、少しの戸惑いを覚える。ラリールートをここに延ばすことは、結果できなかった。こうした遺跡を、どうすればいいのかしら。

2005/07/05 (火曜日)

郵政民営化法案!衆議院で可決されましたねえ。・・・が、コメントは差し控えます。また連日のテレビでのあの兄弟げんか!マスコミがあまりにも稚拙すぎませんか?「ほって置く」のが一番いい対処法なのに。ああいう番組に出ている弁護士もいかがかと思いますが、まあ日本は平和です。いや、いまそこにある危機に気付かず、惰眠をむさぼっているだけなのでしょうか。

そんなことより昨今の宇宙ブーム!!アメリカの独立記念日の昨日は、ディープインパクト!!重さ370kgあまりの銅製の1立法メートルほどの彗星探査機の子機を、ナントカ彗星の核に衝突させることに成功したそうな。核は14km×4.6km。時速37000kmで衝突!!これで原始の宇宙に迫れるんだそうな。一方スペースシャトルは運転再開?あの悲惨な事故から何年?これからは再び本格的な宇宙探査と開発の時代に入るのか?

今そこにある危機のひとつは環境問題。G8で話し合われる予定の温暖化防止に向けた取り組みにも、米国の意志が強く、何かとうまく行ってない様子。困り者です。

全地球的な安全、環境意識。危機意識。ものすごく国によって個人によって温度差があります。日本でもまだ高速道の料金所を出たあたりのアキ缶などのゴミのやま!車から投げ捨てるタバコにペットボトル・・・一刻の油断もなりませんぞ。

きょうの一枚
Reconnaissance
ラリー用語です。ルコネサンス通常はレッキと呼びます。語源は偵察の意味です。海外のラリーなどの試走チームは車にRECO…と書いたゼッケンをつけて走ります。日本的には「レッキ」と言ってしまうと参加者によるコース試走の意味に捉えられてしまいます。試走・・・もう少し良い呼び名がないかなあといつも考えてしまいます。案外「偵察」もいいかもです。思想の旅は素晴らしいものです。

2005/07/04 (月曜日)

帰国しました。帰ってみれば四国では、最悪の事態かと思われた雨不足も一転!今度は集中豪雨で被害が出始めていて、昨夏の悪夢がよみがえります。なんというか「ちょうど良い・・・」ということがないのでしょうか。

ボクはというと・・・最近の平井商店街でも紹介したSONYのノイズキャンセル型のヘッドホンが届いて・・・まあこんな製品があるのなら、どうしてもっと早く使わなかったのか!!と悔やまれるほどで・・・すごい集中力ができてキーボードに向かっていますけん。早く発電機の横で寝たいよ!と思うくらい。ついでにi-podなんかつないで、マリア・カラスのアリアでひとり悦にいってしまう!!という暴挙ぶり。でもこのヘッドホンにはモニターボタンが付いていて、これを押すと外の音も聞こえてきます。

えー、この週末はBTOUのメディカルチームによる作業が行われていました。大量の医療器具や医薬品をどのように仕分けして、取捨選択をするか?エントラントのスペアパーツ選びにも似ていて、かついかに運ぶか?もかなり難しい問題なのですが・・・・苦闘しています。僕が特に力を入れているのは、ルートのことを除けば、メディカル関係。まあラリー運営の最大のテーマ!!ヨーロッパのように外注丸投げ!が出来る先がありません。もちろん燃料手配とその輸送や、食糧の供給と部隊のアサイメント、移動のためのフォーメーションなど・・・・・日本国内のTBIやTDNとは比べ物にならない難解さで、かつ困難ぶりです・・・・・なんのモチベーションがかくも大変で困難で、気の遠くなるような作業に向かわせるのでしょうか???どこか無茶な方程式に向かう数学者のようなものかね。

事務所内では、もう1ヶ月以上、足の踏み場もないくらいの機材と作業量・・・ホントにみんな良く頑張ってるなあ!!!という感じなのであります。それとメールの発達のおかげでの問い合わせの多さ!!丁寧にお答えするためだけにひとりは完全にこれに忙殺されます。忙殺・・・・・なるほどボウサツ!

きょうの一枚
時間のない銀行マンは、集中豪雨の中、光軸調整をかねたナイトランに出撃!!までは良かったのですがHID不調で帰ってきた模様。時間がない!!

2005/07/01 (金曜日)

中国は猛暑だ。それでも北京の郊外の水田には水が張られていて、青々とした苗が育っている。でも暑い。先週末は天津では41℃北京でも39℃「・・・・・」来週は北京も41℃の予報。少し歩いてみたのですが、5分でギブアップ!!ホテルへ飛んで帰ってTシャツを脱いで汗を搾ったら・・・・「おお!これは痩せる!」町いく女の子たちは結構あられもない格好!!男たちはTシャツを胸まで捲り上げておなかを出しているのが中国式のスタイル・・・これはよくボクも事務所でやるので・・・これからは、やめようと思います。

ホテルのエアコンは効きすぎていて・・・寒い!!寒いのでオフにすると暑いので窓を開けて寝ますが、それでも寒い!!電力不足はどうしたのだろうか??昔はこれほど暑くなかったのだそうであります。さて最大の問題は、これから始まる猛暑休暇!!電力不足に対応して8月14日まで約5000の事業所などに強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・これによる影響をどのように測定するか・・・協議に入ります。

ところで黄土高原・・・の黄色い粉のような土は、ボクはてっきり黄砂の原因だけで栄養がないのだと思っていました。これがひとたび水を含むと肥沃な栄養たっぷりの土壌になるのだそうでありますな。これからも食料自給率を上げたい中国は輸出してくれなくなるから(元も切り上げられることだし)日本も食糧自給率を上げないといかんね。

ラリーの食料も何トン??選手、役員、ヘリのパイロットまで供給するべき共に旅する人数は200人!!中国のホテルの手配もまあ大変。2008年8月は北京オリンピック!「そんときはどうする?」「大丈夫!」「お前、何でも大丈夫!大丈夫!って言うなよ!」「大丈夫。選手は選手村に泊まるから」「何にも分かってないなあ」

きょうの一枚
ホンゴル砂丘とオボー!昔はここにもはっきりとした道があったのでしょう。この砂丘は生きています。

 
Organisation Voice 2005/06

2005/06/29 (水曜日)

WTOに加盟した中国は知財管理をはじめました。国家知的財産権保護作業チームというのがこの8月まで集中取締りを行う予定を12月まで延期すると発表。記者会見では「知的財産や版権の侵害を認めない」という姿勢を貫くのでありますが・・・北京の有名なコピー商品だけの百貨店は、相変わらず大賑わい??ロレックスはいうに及ばず、パネライからジャガー・ルクルトの新作まで!ところ狭し!「BMWのNEW-7シリーズのコピーも80万円から!新車ですよ」って見てみたいと思うのがおかしい??こうした文化は急速にはなくならないのでしょうが・・・器用なものです。昔は日本人もひょっとしたら世界から、そう見られていたのかもと思うとぞっとしますね。

きょうの一枚
山へ向かうピスト。正面のイヒボグド山へ向かいます。大きな扇状地、手前を左へ進路を取ります。山が近くなると穴が増える!という原則を覚えてください。BTOU2005ミニ写真館より

2005/06/28 (火曜日)

 

 

今日のOVは猛暑と喧騒のBEIJINGからお届けします。
BEIJING 2008 といえばオリンピック!「そうか8月開催か?2008年はBEIJING-ULANBAATARは、スタート地を変えたほうがいいかもね・・・」なんて遠い目をしています。それにしてもこの地の8月にやりますか?!オリンピックを・・・来週の天気予報では(7月初旬ですよ)・・・最高気温は北京では39℃って発表されています。さきのOVでは8月にはいってから猛暑休業と書きましたが、実は7月から実施されるそうで、まもなくこの都市は麻痺状態に なる見込みです。ホテルのロビーの空調の温度も公安がチェックするのだそうであります。

「・・・・・・・」
悩む僕
「・・・・・・・」
中国の担当者
「食欲がない・・・」
「?????」
それでも北京の夜は更けていくのであります。

ラリーの公式時間は各地のローカルタイムを使います。と言っても中国国内のみ-1時間で、モンゴルでは日本時間と同じです。また中国では次のように表記します。スタート7:00(日本時間8:00)という風にですので間違えることはないと思いますが・・・。

きょうの一枚
祝!梅雨明け!ということで久々の奄美。素晴らしい夏がやってきていることでしょう。また訪れたいところです。

2005/06/27 (月曜日)

原油高騰続く!!世界の石油需要は驚異的に伸び、生産量が追いつかない逼迫した状況が続いています。これは中国の需要急増が主原因ですが、これからも原油の利権を争う20世紀型の動向は続きそうです。いやですね。

また航空業界も運賃の値上げを打ち出しています。中国やモンゴルのガソリンも高騰。日本並みというかもうガソリン代などは世界的に標準化していくのではないかと。とまれこの夏のラリー・・・ガソリンの調達に暗雲??また中国国内では未曾有の電力危機!!この夏は企業には強制的に夏の期間中の営業停止や操業停止で8月1日から14日まで強制的な夏休みを取らせるとか・・・・・ピンチ!だSSER!というわけで、明日にも早速北京に飛んで、状況の確認とレポートを行います。関係先とのミーティングも。ガソリンの確保もだ!という四国は強烈な水不足!デイアフタートゥモローは、もうすぐ?

デイアフタートゥモローで思い出したけど、だいたいアメリカの原油価格も、昨年の超大型ハリケーンのたびに高騰したというではないですか。こうした世界的な危機にも金を儲けてやろう!という原油逼迫に便乗した投機筋のマネーもこの価格高騰に拍車をかけているはず。いよいよ次世代エネルギーへのバトンタッチのはずなのですが、なかなか次世代エネルギーが本格的に姿を現しません。

ゴビ砂漠では中国の火力発電所つまり北京と上海のエアコンの電源!石炭の需要が高まっていて大騒ぎ。ついでにあんなにたくさんいた野生動物も中国人が根こそぎ持って行ってるので・・・・・

中国人と食事をしてのお話
「そんなにたくさん頼んでも食べられませんよ」
「大丈夫」
「こんなに残して、もったいないですよ」
「大丈夫」
「まもなく世界的に緊迫した食糧危機になるんですよ」
「そんなわけないですよ」
「・・・・・・・」
「???????」
「・・・・・・・」

公共広告機構は中国でもCM流すべきです。
まあパートナーの国のコメントはこのくらいにしておかなきゃ。

きょうの一枚
ミニがシェイクダウンテスト中!車高も高めで少し安心!!やってくれるかなあ。ということで今日はミニとベスパ!この夏2つの話題!というか・・・

2005/06/24 (金曜日)

御礼とちょっとBTOUのプチインフォメーション

いくつかのモンゴル選手用車両の大変心温まるご紹介をいただいており感謝です。いま先方にも問い合わせたりと調整中!です。あまりもの事務所の多忙でそれぞれへのご連絡が充分でない点お詫びいたします。

ゲルにお泊りの方は、お申し込みの方全員の分が確保できています。それでも不安なのは分からなくはないのですが、ご安心下さい。食器の携行もレギュレーションで求めていない!と言うことは不要だということです。フラリとレストランテントにお越し下さい。グリーンプラスチック製などの耐環境性能の高いものを用意しています。またついでにお話しますと、今回から合成洗剤の使用を中止する予定です。ゾーモットの井戸では洗剤・石鹸・シャンプーの使用を禁止しようと考えています。非常に貴重なゴビの泉で、野生動物やラクダ達の生命の泉です。という風に今回のラリーではエコチャレンジ部門も併設されるのですから、もう少し進んだ環境意識を持ちたいと考えています。完璧というわけにはいきませんが、ぜひご協力下さい。またモンゴル人参加者たちにも、そうした意識を伝えるのも我々の役目かもしれませんので「モンゴル人は出来ていないのに!何で自分たちだけ!!」というような狭小な考えをちょっとここは伏せておいてください。

持ち込む全ての物は持ち帰ってください。仕方ないトイレットペーパーなどは水溶性のものでウエットティッシュなど水に解けない物の使用は出来ません。ランチパックは前日のゴミが揃っていなければ当日の物をお渡しできません。とまあこのあとのインフォメーションで書く予定のことを書きました。参加される方は少し気に留めておいてください。参加されない方も・・・環境にも意識してるのね!というご理解をいただければ幸いです。ボクはこのあとまたあの暑い北京に行かなければなりません・・・暑くて食欲がないときの北京のなんとむなしいことか・・・。

きょうの一枚
なんと草原に野戦砲が・・・これもルートブックに出てきます。エタップ7のスタートしてまもなくの所です。ここは旧ソ連時代のコルホーズの中を走るルート!雨雲に大砲を打ち込んで雨を降らせるのだと言うではありませんか!松山の自衛隊にもちょっとやってもらわないといけないかもの雨不足!!

2005/06/23 (木曜日)

「元とはいったいナニだったか」

中国の通貨は「元」ですがなぜか紙幣には「圓」と書かれています。発音は「ユアン」です。これはどういうことか?は知っている人が居たら教えてください。いや通貨の「元」のお話をするつもりじゃなかったのですが、かき始めたついでに言うと、僕の最大の不安は実は昨今ウワサされている「元の切り上げ!!」のことです。元は対ドルが固定されていて1USDが8元くらいです。これがまあ最近の経済成長から見たら「安すぎる」のです。中国経済は輸出依存ですから安いほど有利なわけで、これがプラザ合意のあとの円みたいになると、世界の工場!というわけには行かなくなるわけです。人件費も上がり元も今の倍くらいの為替水準になれば、国際競争力を失ってしまうのは明白です。まあ政府による切り上げか自由相場制への移行か知りませんが臨界点には来ていることは事実で、中国進出企業はどのように対応を考えているんでしょうか。

仮に変動相場制に移行したとしても市場のことなので、確実なことは何一つないのですが、日本もプラザ合意(SSERの第1回大会の時だったから1985年)のあと1ドル240円から120円まで急進していきました。つまり円の価値は倍になったわけです。流行ったのは海外旅行(さあ旅行業 関係の皆さん中国語ですぞ)行き詰ったのは輸出産業(さあ現地に工場をお持ちの皆さん、どうしますか)その頃はまだバブル期でしたから「知価革命」とかって本なんかが脚光を浴びて、ビジネスのカタチに大きな変化が見られるようになりました。同時に安い労働市場を求めてNIESとかNICSなんて言葉と共に、そうした国々への工場移転が始まりました。消費力旺盛な今の中国も、流石に元が2倍くらいに跳ね上がると急速な原油輸入国、食糧輸入国になった今、どうにも立ち行かなくなる可能性が出てきます。そうすると今度は元が下がってきて・・・という繰り返しかもしれません。

僕たちの住む田舎の都市でも市街地は地価が高く郊外へのドーナツ化現象があの頃から起きて、今では旧市街地は子供が居なくて小学校は統合したり住宅街は歯抜けだらけ、で郊外よりも土地はまだ少し高いのですが家族の生涯交通費を計算すると市街地がはるかに安いという計算が成り立ちます。

ボクンチは今や繁華街から徒歩圏内の松山の一等地!?数年前までは飲んでタクシー!で帰ると3000円!で次の日もタクシー出勤!往復5000円月に10回で5万円で年間60万円を20年間やっていましたから、飲み代のほかに1200万円を・・・・・って一体何の話になってるんでしょうか。で日本中国、一番儲けているのはタクシーならぬ海運業。未曾有の好景気なの!知っていました?

本当は今日は「元王朝の興亡」について書くつもりだったのに。

きょうの一枚
草原で心惹かれた井戸。何ともいえぬアートな空気。

2005/06/22 (水曜日)

BEIJING-ULANBAATAR 2005 ETAP-4
「奇跡のような一日」

なぜこの日のことだけ突然書くのか?それは初めて特別な許可を取って、これまで10年間ラリーが入れなかったエリアに入る日だから・・・・・なのですが、それは10年来の夢でもありました。モンゴル国自然環境省の副大臣に直接談判していただいた貴重な許可であります。それ以外にもこのエタップには新しい試みが用意されてもいます。スタートするや「おや?サハラか!」というような風景が現れます。ニジェールやアルジェリアの奥、アルジェリアといえば、オリオールが「ホッガー」という新しいラリーを開催するみたいですね。ホッガーはフーコー牧師のエルミタージュのある神秘的な山です。かつてのパリダカールでは、このホッガーのアセクラムの石だらけのヒルクライムに苦労したものです・・・・・。

話がそれた。まあそんな風景が連続。そして紛れもなくテネレのような大地。そして砂漠の中の並木に驚きます。ある村は、まるでテジカジャ(モーリタニア)のよう。そしてSSをフィニッシュすると短いリエゾンで砂丘に挑みます。ゴールすると直ちにパルクフェルメが求められるリエゾンは3時間で20kmあまりを進まなければなりません。東西100kmに及ぶ美しい砂丘を、何とか渡るルートを見つけなければならないのです。エコチャレンジもここでは同じルートを通ります。

ゴールまでに明日のスタート準備をするか、明日のスタートもリエゾンですから、そこで対応するか?3時間を過ぎるとペナルティが加算され始めます。まあパリダカで言うマラソンエタップ。リエゾンを設置することで、少しばかりリライアビリティな感じでしょうか。

さらにビバークにはカフェ、シャワー、冷えたビール!!まさに砂漠の中のオアシス。駱駝に乗って砂丘ツアーも出来たりなんかします。で、パルクフェルメで夜は静かで美しい時間。この日は発電機もお休みです。

きょうの一枚
やがて砂っぽくなって砂丘地帯に。これまでに憧れ続けて許可の取れなかった砂丘。エタップ4です。ビバークからも眺められて、ビバークは快適!冷えたビールも大量発注済!ベッドだし。

2005/06/21 (火曜日)

今日も地元TVの取材はスーパーカブネタ。昨夜もどこかのTV で、ちょっと前にはNHKで・・・・・一帯このムーブメントは何としたことでしょう。「果たしてスーパーカブは完走できるか?」という厳しい質問には「きょうの一枚」でお答えします。これ、マジで走っています。で、全然お気に入りで走っているわけではなくて、年老いた遊牧民の一家が走っています。「この車と交換する?」と聞けば大喜びで替えてくれるのでしょうが、ボクたちでは走らせても保たせることが出来ないでしょう。こんな車がマニアではなく普通に生活の足で走っているのって、もう世界中に無いかもでしょ。しかもガンガンのオフロード!!ミニは?カブは?ベスパは?はたまたプリウスは?と2005年の夏は心配ネタが尽きませんねえ。あと靖国と???

2005/06/28 (月曜日)

ただいま・・・・・
「クールビズに意義あり!!」
すっかり留守をしていると、面白いことが国内で起きている。クールビズだそうで、「パジャマDeオジャマ」かと間違えてしまった。滑稽なのである。地球温暖化防止のため?なのだそうだが。TPOはどこへ行った!?オフィスでがんがん働くためにあんなスタイルもまあ100歩譲ろう。でも世界のメディアが伝える官房長官などのプレスカンファレンスには、ビシッとドレスアップしなければならない。

ホリエモンのTシャツ姿を「テレビの前に出るのにいかがか?」と言った連中はどうした?ホリエモンのTシャツより、相当に趣味が悪く、かつかっこ悪い。嘆かわしい。およそ人前に出る姿ではない。28℃にエアコンを設定しても、ドレスアップできないわけ無い。サマーウーステッドをオシャレに着こなして涼しい顔をしているのが粋というもので、大体そんなに身体を動かさないし、新陳代謝もそう多くない年齢に達しかけた彼らが・・・まさか広告塔のつもりになると思っているのなら逆効果だからおやめなさい。
と、ルートインフォメーションでも書くのならいざ知らず、こんなことを書いてしまった。明日役所に行くのにアロハシャツ着て行ってやろう。「それにしても日本は暑い」モンゴルウランバートルは人間の快適な環境はこうだ!てな気温と湿度。冬のことはともかく・・・・・

「リタイアしてからが○○だ。」
カミオンバレイ部隊の概要が決まりつつあります。彼らはZ-1とか、Zではじまるゼッケンをつけます。アルファベットの最後の文字から、これが最後尾ですよ。という意味です。これに連動してM-1とMではじまるゼッケンは「メディカル」お医者さんが乗っていますよ。という意味ですが、この部隊に1台の大型カマズと2台の日本製ピックアップ、2台の日本製4×4が走ります。収容座席数最大で約12座。エアコンと冷たいコーラが用意されているので「リタイアもまんざら悪くない」と、これまでの常識を覆します。「リタイアしてからが冒険だ」から「リタイアしてからが○○だ。」に替わります。さてこの○○に当てはまる正しい言葉は何でしょう?

急募!!ラリーレイドバイク
モンゴル人ライダーから、急遽ですが1台のマシンのオファーがありました。金額的にはあまり予算があると言うわけではありませんが、廉価でお分けいただける方はご一報うただければ幸いです。

きょうの一枚
今日「駱駝」という雑誌の創刊号を買った。関係ない?
ゴビ砂漠で会った駱駝に乗った家族。小さな子供も大勢居て村から村へ・・・と言っても数百キロもある・・・・・。

2005/06/17 (金曜日)

きょうの一枚
ラリーのSSスタート地点。これはウランバートル郊外。2002年、ETAP-1先頭グループのバイクがリエゾンを終えてコントロールゾーン手前で待機中の模様。いよいよ始まるという感じ。乗用車などはモンゴル人選手の仲間や家族の見送り。

2005/06/16 (木曜日)

きょうの一枚
ウランバートル国際空港、近年随分と近代化が進んできています。ボールディングブリッジもない時代の冬の到着便は、結構しびれましたけど。

2005/06/15 (水曜日)

モンゴルパートの試走が終わりました。自画自賛をお許しいただければ、これは素晴らしいです。前人未踏のゴビの大横断ルート!!今回本番ではカミオンバレイ役を引き受けたスガワラテルヒトも、コースを知悉しておくために参加。ここの所パリダカを知り尽くした彼も「素晴らしい」の連発。きっと近いうちの「ディープな世界」に詳しいことでしょう。僕はどちらかというと第2世代のパリダカ経験者ですが・・・・・彼は最新のダカールをよく知っています。

この本当に信じられないような景観の連続は、かつての第2世代のパリダカを髣髴とさせるシーンがたびたび現れます。蜃気楼に揺れるゴビの大横断、多くの古い(失礼!)パリダカの先輩たちの今回の参加者には、とびっきりのプレゼントになり、ニュージェネレーションには、新鮮な感動をお約束!いたします。

また試走中にも猛暑だった2002年に比べて、今回の試走は実に快適・・・実は「試走中と本番の天候はよく似ている」というのが過去10年のデータであり、ジンクス。あまり楽観は許されないものの、快適な気温で灼熱の(って、わけ分からんですが)ゴビの大横断を実現!!

で、北京は今日は38℃だって。このあと中国ステージの試走にお出かけします。参加者の皆さんに、緊急のお願いがあります。中国とモンゴルとも運転免許証の発行のために国際運転免許証の本通が必要になり、両国間を行き来するために時間がなくなりました。大至急提出してくださいという連絡が届くと思いますので、協力をお願いいたします。

きょうの一枚
草原に暮らす遊牧民は、政治や経済に無関心かというと実はそうでもないのです。どちらかというと日本人より政治に対する関心は高い。また識字率も驚くばかりです。

2005/06/14 (火曜日)

きょうの一枚
RCPの様子です。給油を受け1時間のニュートラルタイムを受けます。早く行きたい人。救われた人、さまざまなドラマも垣間見えます。後続車のビハインドを確認できるのもここ。エコ部門は1時間以内に自由に再出発!

2005/06/13 (月曜日)

きょうの一枚
SSERチャーターの輸送機アントノフ。今年は使いません。というか使えません。
オリアスタイ空港にて。

2005/06/10 (金曜日)

きょうの一枚

ビバーク。日が沈むのは午後10時を過ぎてから。満天の星空を眺めるのは困難なほど疲れている人も少なくありませんね。今年は新月なので、見れますよ。

2005/06/09 (木曜日)

きょうの一枚
これは閉会式の行われるアブダイサイハーンパレス。世界最大のゲルです。中に入れば納得。100人がらくらく座れてパーティーが粛々と・・・・・。

2005/06/08 (水曜日)

きょうの一枚
参加者のコンテナ。モンゴル国内では結構大変な作業なのです。以前はこうしてスタ
ート地点のホテルに下ろしていたのですね。

2005/06/07 (火曜日)

きょうの一枚
号車のバックアップ用のコマ地図。1号車は実際のコマ地図のフォーマットにダイレクトに書き込んでいく。

2005/06/03 (金曜日)

きょうの一枚
ディナーの準備中。羊の肉は毎日手に入れるわけではなく「よーし、今日は羊を買うぞー」「わー」みたいな感じである

2005/06/02 (木曜日)

ところでBTOU参加マシンでムースタイヤを使う人はどのくらいいるのだろうか?北京ではスタート直後から高速道で移動することに。夏の最も暑い一日、ムースに万一のことがあれば、かなり厄介な事態になるのではないかという心配。さりとて禁止するわけにも行かず・・・・・どうしたものかとこれまた悩んでいますが、参加者の責任とするべきかとも考えます。というのも最新のムースのデータが手元にないわけです。溶けるのか溶けないのか?溶けた後どうなるのか?

一緒に試走に出かけてるT君「パリダカでも冬の高速道でバッコバッコになってる」かと思えば「マリやセネガルあたりのリエゾン500kmをぜんぜん平気で走ってるしなあ」ということで、使用に関しては制限をしません。

こちらも急に暑くなってきたようで、明日にはゴビの南端に到達する予定です。ちょっとまだ誰も知らないようなエリアの許可が取れましたので、われわれも楽しみにしています。

きょうの一枚
試走中のキャンプ。車でコノ字型のスペースを作ってシェルター(テント)を立てる。寝るのは簡易ベッド。夜は冷え込みます。

2005/06/01 (水曜日)

10年前1995年6月1日。モンゴルの試走の1日目。非常に親しい友の悲報が届いた。フリージャーナリストの永山竜叶君だ。この日以来ボクは毎年6月1日を、モンゴルで迎えている。10年を機に今いちど、深い黙祷を捧げたい。

10年という月日は、確かなボリュームを持って存在する。震災から10年。初めてのRRMから10年。この年1ドルは79円まで安くなった。失われた10年と言われた90年代の真ん中。しかし記憶の10年というものは、昨日のことを忘れても10年前のリアリティは確かだ。あの頃は、そう強烈に激しく生きていたような気がする。息つくまもなく、ただ目標に向かって情熱だけに支えられて。昨日書いた「6分の侠気、4分の熱」とはこの時代の反省に立ったものだと告白する。

故永山君とは、共にモンゴルでヘリで旅をするコトになっていた。特に飛行機が好きな彼は、自分の事務所の名前も「アビアプレス」電話で「アビアプレスの永山です」とか言うと先方は「おっ、アジアプレスか?!」と言って話を聞いてくれたはずだ。上手いのである、そういうことが。それがしかしフリージャーナリストの真骨頂でもあった。そういえばこの年の4月?発表会を予定していたセンチュリーハイアットには、報道陣が押しかけていた。「おおっ!?」にわかに騒然。SSERの白いバスも当然厳しい目が注がれて、地下鉄サリン事件を起こした教団の代表が、同じホテルに潜伏していた。永山君は大喜びで走り回っていたような気がする。

TBIを広く伝え、中期のSSERをこよなく愛してくれた。そこには何の計算も無く、ただただ「好き!」というモチベーションに溢れていた。ボクのガレージには彼が東京のアシで使っていたXT250Tが、彼の友人らの手できれいに整備されて、いつでも主のライディングを待つ姿で佇んでいて、我々のラリーの準備などを見守っている。

合掌

きょうの一枚
試走中、ゴビの井戸に集まるらくだ。遊牧民が居なくて水が飲めない時はこうして通りかかった我々が、水をやる。
 

 
Organisation Voice 2005/05

2005/05/31 (火曜日)

知床半島が世界自然遺産に登録される見込みだ。素晴らしいことだ。いや待て、登録されても登録されなくても、素晴らしいものは素晴らしいに決まってる。登録されたことによるメリットとデメリットはどちらが大きいんだろう。ミンダナオ島のジャングルの中に伸びる道を走る取材班は「このような道なき道を延々走らなければなりません」って、僕たちには立派な道に見えるんだけど。四国の林道と同じくらいだ。道の真ん中には苔があるが、それでも通行量は少なくなさそうだ。ここも世界自然遺産に登録出来そうな感じだ。そうすると反政府ゲリラも「マイッタナア、世界遺産かあ」とかって出てこないかなあ?

朝日新聞の世論調査ではあるが・・・・首相の靖国神社参拝は止めた方が良い・・・が49%。ほかの新聞社とはやっぱ違うのかなあと、読売のサイトに行ってみれば「朝日新聞が11億8600万申告漏れ、3億8千万追徴」「おお。やっとるやっとる」と、新聞社とて放送局とて、やっぱ営利企業ですけん。で、話を戻しますが、僕の目下の頭痛の種は「小泉さんが、どのタイミングで靖国参拝をするか?」です。するのはするでしょう。前倒しなのか、15日なのか。ボクにはかなり重要なディシジョンがあるのですが・・・・・。

戦後60年。ボクは変わったのは日本人だ。と言う主張を持っています。経済力をつけたかもしれませんが、いずれにしてもものごとの判断基準の多くが、「損をするかしないか、儲かるか儲からないか」という、ある意味分かりやすい理論になってきてるんです。これは戦後60年ポッチで築き上げた行動原理です。

「友を選ばば書を読みて、六分の侠気四分の熱」与謝野鉄幹作詞で知られた「人を恋うる歌」から。歌詞は16番まであります。これは明治後期に作られ一世を風靡しました。何かと金銭的な利益ばかりを追求して、正しい理想を求めない現代。鉄幹は真の友情ちは、熱情よりも、義理(侠気)が勝らなければならないと謳い、事実明治の男たちの共感を得たわけです。

今を生きていく中で、難しいモノのひとつが、こうした義理を重んじるということ。今日は5月31日。何かと考え、何かと悩むことしきり・・・です。

きょうの一枚
シェイクダウン!スーパーカブ!!先の日曜日に行われたBTOU参加のスーパーカブのシェイクダウン走行を見に行ってきました。マシンの概要などは後日に発表予定ですが、コーチ役(TBIアドベンチャークラス優勝者)と2人でTBIのルートブックを使った長距離テストに出かける模様。

2005/05/30 (月曜日)

試走に出かけます。ゴビの気温は夜間は2℃と、ちょっと寒そうですが、暑くなって来た日本からはエクソダス!暑いと言えば夏の北京。できれば7月10日までにマシンセットアップを完全なものにして、北京では作業をしなくても良いようにしましょう。とにかく暑い。でもスタートの朝は涼しいうちに出発。暑くなるまでには比較的涼しいエリアまで移動してしまいたいものです。

暑いので・・・と悩んでいたラリースタートの北京応援ツアーもやっぱりやりましょうか?治安も回復傾向だしね。

いずれにしても6月のこのOVは現地から!ということになります。ルートの様子なども書ければ送ります。あと問題は通信事情ですね。

きょうの一枚
山羊です。羊より賢くて、羊の群れの中には必ず山羊を入れると、ちゃんと移動しながら草を食みます。

2005/05/27 (金曜日)

戦後60年!いまだ旧日本兵が居た。というニュースは、ピアノマンのニュースにも似て「まさか?」「なんのプロモーション?」と、疑うばかりのスレッカラシの僕たち。「エッ!ボクだけ?」それほど現代は情報が世界中の蟻の這い出る穴までもカバーしてると思ってた。日本人はどんな秘境に行っても必ず居るし・・・にもかかわらず今、なぜ旧日本兵が?????戦後は終わったとか、60年も昔のことだとか思ってる我々を、歴史の暗がりに引きずり込む暴漢のように、後頭部をハードヒットする。でも一方では日本海海戦100年記念式典が戦艦三笠で・・・ほんとの三笠は謎の爆発で沈んだ・・・・・んじゃなかったっけ史実では。で、日中の狭間で揺れる僕たちは???BTM来月号にイケナイコト書いたんで読んでみてください。

で、まあ60年間ジャングルで暮らした2人の日本兵には、ともかくも心からの・・・・・ウウッ言葉が見つからない。尊敬でもないし、お見舞いも適当じゃないしお喜びも違うし・・・とにかく心から、ご苦労様!もなんか違うし・・・各局のコメンテーターはなんていうかな。とにかくお帰りなさい、だ。

きょうの一枚
再びゾーモット。岡山から「ゾーモット」か「ゾーモッド」か統一して!という意見をいただきました。これが難しい。発音的には濁音があるのと無いのの中間くらいです。それにしても、ここは絵になります。泉の利用に関しては少し厳しく制限させてもらう予定です。参加者には使用上の注意?をルートブックに記載します。

2005/05/26 (木曜日)

「ドタキャン」という日本語。
昨夜のTVでは「中国呉副首相・小泉会談が・・・・・ドタキャンになりました。」と各局。
「ドタキャン・・・・・」今の日本では慣用句になってしまっているのは事実ですが、Tatooのコンサートじゃあるまいし、国を代表している立場の方に使うのはいかがかと思うのは僕だけ?土壇場でキャンセルつまり「ドタキャン」。筑紫さんも使いました。NHKは見ていませんので分かりませんが・・・・・で「こんな土壇場になって・・・キャンセル?」???違和感!違和感!の連続でした。そもそも土壇場という語源。ご存知の方も多いでしょうが、これは斬首場のこと、転じてつまりもうあとがない状態のことではなかったのかと思ってました。しかしどうも「ドタ」という意味が違うのではないか?という素朴な疑問もわいてきて「ドタバタした挙句にキャンセル」または「急遽キャンセルされて、こちらがドタバタする」などの意味になってるのでは、と思うことしきりです。筑紫さんに聞いてみよう。ところがまた別の特集では「日本語の使い方について・・・」とかってきっと他事総論とかで言うんですよ、「もっと正しい日本語を使うべきだって」「日本語が乱れてる」とかって、きっと・・・。

きょうの一枚
BTOUモード全開の今、今日の一枚はゴビの砂丘!昨晩は銀行のスーパーカブチャレンジ!!決起大会に招かれて、熱い銀行マンたちに感激!!で、スーパーカブがこんな風景の中を走る?姿を想像してみたりなんかしてました。エコ部門には迂回路ありです。

2005/05/24 (火曜日)

 

昨日に続いて日中関係のお話。

皆さんもお感じの通り、実のところ昨今のこの問題には大変に苦慮しています。さまざまに小さくないリスクを感じて、眠れぬ夜を過ごしていますと言えば大げさでしょうか?こんなに悩んでる自分も珍しいほどだと、自分でも感じています。こうした海外でのラリー開催というものは、政治的な情勢に左右されることは少なくないことです。しかし北京などに行けば一目瞭然なことに、そんな不安定なことなど感じさせぬ世界のメトロポリス!!なのです。

もうひとつの悩みは、わが総理大臣閣下が靖国神社に「適切な時期に適切なカタチ」で参拝されるのは、いったい何時?でどのようなカタチで?その結果どんなリアクションを彼の地で引き起こすのか?ということです。個人的はともかくこのBTOUの主催者の代表としては、賛成とも反対とも、いずれの立場もとりません。初めて気がついたというわけではありませんが、立場というのは本当に微妙で難しいものですね。人の立場に立って考えれれば、そんなに揉め事も起きないんでしょうが・・・・・いずれにしても熱い夏はもうすぐそこまでやって来ています。想定されるさまざまな出来事に関して、どのように万全の体制を取れるのかが、この連日の焦点となって来ています。こうして実に悩みは尽きません。しかしこんなことを言うとしかられるかもしれませんが、これもまた醍醐味!ということです。まもなく試走に出発します。でもまだ居ますので、励ましのお便りがほしいなあっと思って・・・・・こんなこと書きました。

きょうの一枚
いやあ、ゾーモット近し!です。空が広く濃い。モンゴルの不思議な空間を旅するまであともう少し。

2005/05/23 (月曜日)

日中関係は、いま「政冷経熱」と言われています。経済的なつながりは非常に強く、まあフィーバー気味でもあります。世界の工場といわれた中国も、いまや世界の市場になってきているわけです。製造コストを圧縮するために中国進出を果たした時代から、いまや世界最大のマーケットと見て「商売をしに」進出しているわけです。北京の百貨店では日本製品と韓国製品がしのぎを削ってる様子を簡単に見てとれます。しかも驚くのはプライスタグ!!日本で売られてるものより全てが、かなり高いのです。お買い物大王!のボクですら「ココデハカエン」と、それでも中国の人々の消費行動は積極的でとどまるところを知りません。

ですから、フリーポートの香港に買い物に行くような気分で北京に行ったら、かつての超円高の時代に日本へやって来た欧米からの旅行者の気分が味わえます。しかし一方では食べるものとタクシー代は「安い!」のであります。中華の本格的なレストランよりも、地元の生活に密着したような店が面白いのですが・・・これから気軽にそうした店が覗けるかどうか?という「政冷」の部分がクローズアップされてきています。

経済はこうして活発なのですが、こと政治的なこととなれば、いかにも冷め切った状態が続いています。ですから経済的な交流ばかりで無くスポ-ツや文化といった民間レベルの交流が盛んにならなければならない時期に来ています。もちろん盛んになり始めているのですが、やはり政治の問題は陰を落とします。ばかりか経済的な側面も、こうした民間の交流にすらビジネスチャンスと見る気配も濃厚なのです。

それでも日本の態度、日本人の態度は中国に対してばかりか、一歩自国を離れた時から、しっかりとしたものを持たなければ成りません。それは異郷の地に暮らす人々への、配慮や尊敬、またはやさしさと言ったものにほかなりません。

これは日本の中にあっても同じ構えが必要です。静かなサンソンの集落の中を、合法だろう!と言って、ことさら賑やかなサウンドを残して走り去るオフロードライダーの姿になってしまってはいけません。

2005/05/20 (金曜日)

事務所の僕の部屋には2台のGS!別に部屋に飾るなんて趣味は無いんですけど、ガレージに置いておくと「乗ろう!」と思った時億劫だし・・・(8Km離れてるんです)で、思うのは最古?のGSと最新のGSが、並んでて「さあ、ちょこっと走ろう」と思った時に、僕はどちらに乗る回数が多いんだろうか?という贅沢なお悩み中なのね。20年という歳月の隔たりは同じ名前を持つバイクにどんな違いをもたらしたんだろうか?もう古い人間のグループに入っていく自分は、新しいものに向き合いながら、それを受け入れられるのだろうか?とか何とか言いながら一方ではi-podに曲をインポートするのが趣味になって、「60GBのうち10GBも使えば充分」で「みんな買うなら20GBで充分じゃよ」と年寄り言葉で言うことすること最先端。「自動車はワックスが切れかけてるくらいが美しい」とか「新しいデザインが素晴らしいと思うのは、ああ昔のものは良かった、と感じさせてくれるからだ。」とかね。自己矛盾の二重人格もここにきわまれりって感じ。

きょうの一枚
は2枚。いずれもボクのオフィスから・・・2台のGS「GS博物館作ろーかな?」ガストンと約束してた85年?のパリダカ優勝マシンを譲り受けるって話は実現せんだろーなあ。で、もう一枚は「帰ってきた小雪」

2005/05/19 (木曜日)

さらに昨日の続き「ダンボールで行くって、じゃあウランバートルから帰るときはどうすんのよ!?」と言う当然のツッコミがあろうと思うのに、誰もウンともスンとも言ってこない。まああくまでも「ボクなら」という、まあその前の日あたりに「フクロモノオタク」と前置きして書いてるわけで・・・・・答えは

1) チンギスハーンホテル1Fにあるスカイと呼ばれる百貨店?でサムソナイトの怪しいけど安いバッグを手に入れる。
2) ダンボールの中にはポケッタブルダッフルを忍ばせておく!
3)20kgバツグを2枚重ねにしておくってこれはボクの口から言っちゃマズイかね。

そういえば帰り便のみんなの姿は、面白いですね。民族衣装着て帰ってた人も見ました。と言うかボクもダカールで民族衣装でパリに帰ったことや、短パンTシャツで氷点下のオルリー空港に降り立ったことも。これはホテルのクリーニング屋が全てを紛失したとか言う・・・電話で大喧嘩!支配人出せ!オーナー出せ!と言ってるうちに「飛行機の時間です」「グスン」高いジャケット!パンツ!だれが履いてるんだろうかね今頃。

きょうの一枚
草原の道。と言ってもさまざまな道があります。この道はかなりしっかりとした道で、まあ国道級でおますな。439よりは立派かもです。まあお楽しみに。

2005/05/18 (水曜日)

昨日の続きです。昨日は使い捨てのダッフルバッグなんて書きましたが、別にダンボールでもいいんです。中をガムテープ(トーメイの丈夫なヤツ)で補強します。ブーツの中には下着や小物を、ヘルメットの中にはグローブやゴーグルを。一応ヘルメットはエアーキャップ(プチプチ)を巻いておきます。ウエストバッグは工具をセットしてダンボールへ放り込みます。主だった工具やスペアパーツ類はバイクに組みつけられるだけは組みつけておきましょう。北京ではホテルでそのダンボールは処分します。バゲージとしては結構痛みますから、外からもガムテープでぐるぐる巻きの(担ぎや仕様)にします。20kgには収まるはずです。もしもあなたの家族かお友達が、観戦ツアーでウランバートルに来られるのなら、帰り分の着替えはお願いしておくのも手ですね。でも結構、ウランバートルのホテルで夜寝る前にぜーんぶ洗濯して干しておけば、翌朝にはパリッと乾いてますよ。
あと気がついたことを書きます。サングラス!また朝夕に掛ける保護グラスがあるといいですね。モンゴルでは極力裸眼でいることはやめましょう。めがねの人はいいんですが。もしも目に違和感を感じたら、すぐに近くにいるオフィシャルに申し出てください。ってこんなインフォメーションは、このあと参加者に届くか。

あとパスポートなどの所持方法をしっかり検討しておいてください。必ず身に着けておくことです。ウエストバッグなどは忘れることもないとはいえません。中国モンゴル国境で「アチャーッ」と言ったらリタイアですけん。これは重要。そのあとは無くしても帰国が遅れるだけ!ですみますけど。ちなみにボクは30回のモンゴル出張で2回紛失!1回目は置き引き、2回目はジーパンのポッケからポロ!!これまで絶対にパスポートはなくさない!と自信があったんですけど・・・・・無くすとそのあとは大変ですからね。

きょうの一枚
恐竜の谷に降りたラリー監視用のヘリ1号機。ラリーの名物となったこの「恐竜の谷」熱くハードなステージです。名前をつけたのはボク!岩のカタチまで恐竜に似ています。

2005/05/17 (火曜日)

BTOUのお話で失礼します。「北京に行くときは、どんな格好で行くのかな?」今日事務所を訪れたKさんのお話。「そー言えば、そうだ。」ということで僕ならこうする!思うことを書きます。いや、あくまでもボクならではですよ。まず使い捨てのダッフルバッグか、折りたたんでコンパクトになるダッフルバッグに、ライディングギア一式を入れますね。ウエストバッグに少しばかりの工具も入れます。でも原則として工具などはマシンにマウントしておきます。万一盗まれたりしないようにタイラップなどで結束しておきましょう。で、飛行機に乗る際のウエアはビバークで過ごす時のウエアにします。ポロシャツと短パン、スニーカーに帽子とサングラス。この程度。この頃の日本も北京も、たぶん猛暑。ライディングウエアは中国ステージを走る1回分。着替えはモンゴル行きの20kgダッフルバッグに。主催者から配られる50cm四方のデイパックに、スニーカーと短パン、ポロシャツを入れて北京のスタート時に預け入れをします。これは1泊目のビバークのホテルでも受け取れ、また国境を越えるときには各自で背負わなければなりません。飛行機に預け入れられるバゲージは20kgです。かなりのライダーがブーツ姿で飛行機に乗っているのを見かけますが・・・・「準備万端で少ない荷物!」これ合言葉ですよ。

きょうの一枚
1998年RRM、ゼッケン10 打田稔編集長!も もちBTOU来ます。

2005/05/16 (月曜日)

いよいよBTOU!!試走も近づいてきました。さてあのスーパーカブチャレンジ!!銀行マン。ついに発表しまーす。銀行は「愛媛銀行」そしてライダーは坂本さん!!銀行を挙げての応援!!ばかりか、このHPで応援をお願いしたところ・・・・・届くわ、届くわ・・・今日はほぼ新品のヘルメット・アライVクロス!!もち平成12年4月以降の生産品!なんか僕もほしいなあ!って感じ。そのほかにゴーグルも同封!送料のみ!!でいただきました。感謝感謝!!新品同様のプロテクターやキャメルバッグ、などなどどんどん届いています。皆さんの声援を「きちん」と本人にプレッシャー!のように伝えておきます。これからはさまざまな買い物を始めます。テントシュラフからライディングウエアまで!「ぜひ当店で!」という方はご一報くださいませんか!?
それと、来ましたよローバーミニのエントリーフォーム・・・ムフフフ・・・この方とも気が利いています「万が一完走できたら・・・」と、なかなかかっこいい男であります。ヨーロッパにミニやベスパが走っている映像が届いたら、きっとヤツラは衝撃を覚えるはずです!!「やるなあ日本人」って。で、かっこいいといえば、桐島ローランドさんはCR-Fで、ACPの横田さんたちは3台の体制でハイブリッド×2台(プリウス・ハリアー)とプレスカー兼用のランクル!フランスからはATVでかつてのフランスホンダのパイロットが・・・と、とにかく話題は付きません。スーパーカブチャレンジは、どうやらNHKが放送するようです。タノシミタノシミ

荷物の整理を始めてみてビックリ!!ボクはフクロモノオタク・・・だったらしくて、事務所の僕の部屋の中だけでも、ダッフルバッグが4個、ウエストバッグのようなものは5から6個、バイクにしばられた袋物(ってバイクも事務所の中にある)机の周りにはかばんがツュミ、ハートマン、リモアの大小、グレゴリーの毎日使ってるやつ、最近お気に入りのブランドであるブラックダイアモンドの袋物、ミレーの小物入れ、あるはあるは、それ以外にダッフルバッグの中にも、バッグが入ってる・・・いったいこの袋物の量はなあに。

きょうの一枚
ウホホ!こんなのもありましたね。草原で民俗舞踊!何回大会だったかな?

2005/05/13 (金曜日)

良いお天気が続いています。うちの倉庫とガレージでは、BTOUの本番に向けた機材の整備が始まっています。発電機、コンプレッサー、溶接機、照明機材、テント、厨房機器、テーブルやイス、大会本部用の機器、通信設備、もうナニがなんだかというほどの膨大な機材の量。主催するということは、実はこういうことなんです。パリダカなどでは自分たちで用意しなければ、溶接機やコンプレッサーはありません。それでも何とか溶接機を借りれた時のために、溶接棒は充分持っていくことにしてました。ですから参加予定の皆さんは、どうか壊れにくい車を完全にセットアップして参加してください。

TBIの時でも車検会場に来てからマシンを組んでいるような方がいましたね。とにかくお互いに「備えあれば憂いなし」です。いや「なし」というわけにはいかないでしょうが・・・それでも少なくすることは確実にできるでしょう。それでもだめな場合のために主催者からの最低限のアシスタンスがあるわけですから・・・最大限に利用するのではなく、最小に利用するという風に考えてください。ダッフルバッグの内容物もそうですね。

TBIで少しゆるめにしたら、いっぱいいっぱい入れてくる人、半分近くで納まってる人。見るところ前者はなんに関しても、準備不足で重いダッフルバッグ(といっても22.5kg)を担ぐ姿も「問題あり!」な感じです。修理書も丸ごと1冊持ってたり、いらないところのほうが多いでしょ!ということで、我々も参加者も、少し身を引き締めて!ということは、つまり軽くして機動力を最大限に高めましょう。実はそういう僕も荷物多すぎ!の人でTBIにダッフルバッグ2個!はいらんでしょう!と言われてしまいました。

BTOUに参加の皆様!!衛星携帯電話のレンタルの案内は、この期に及んでまだ価格交渉が再燃!!で少し高くなるので交渉中。もうしばらくのお待ちを・・・航空チケット案内とツアーの案内等々郵送にて来週始めに送り出す予定だと。

きょうの一枚
ウランバートルの閉会式で、モンゴルの民俗音楽や民俗舞踊などが楽しめます。ところでドブリー?フォトサービスのTBIスライドショーもう見た?写真のプリントサービスとデータの販売もしてるですね。

2005/05/11 (水曜日)

TBIの後片付けとBTOUの準備に、みんな忙しそうです。僕はというとipodをゲットして、音楽編集に余念がありません。もうすでにCD100枚分くらいがタバコくらいのサイズに・・・で容量は60GBもあってまだまだ空きバイト数は52GB・・・いったいナニこれは?・・・と遊んでる!わけではなくて、昨日は東京から参加されるチーム!が嬉しい事務所訪問!!環境問題について話に花が咲きました。もうすぐ参加されるみんなの顔ぶれを発表できそうです。エコチャレンジ部門の詳細な競技の進め方は、5月25日の締め切りを待って発表します。これは参加台数や参加車両に合わせた特別規則を策定するためのもので、もちろん基本は本大会の規則書通りです。しばらくお待ち下さい。

また衛星携帯電話の申し込みの案内なども送付の準備を始めてまいります。衛星携帯にはシガーライターチャージャーも付属されていますので、バイクの方はシガーライターソケットをつけて行くことをお勧めします。通話料は1分間で1.5ドルの予定。ボクはパリ北京の時(1992年)に、ビバークから日本に事務所にかけたら、1分間500フランまあ1万円!でしたもんね。

きょうの一枚
僕の愛車プロシード!!TBIをいく。1日目ですね。このほかにも僕は2台のプロシードを持っていて、そいつらははるか大陸へお出かけしました。まあ僕の・・・というのは語弊ありですが。運転手は池町クン、2人は世間話に忙しいのでしたが、後半にはもう話すこともなくて、ボクはおヒルネ!ばっか。

2005/05/09 (月曜日)

TBIの1週間が嘘のように過ぎて、今日からはBTOU全開モードです。今年のTBIでは、久しぶりに大勢の皆さんとお話をしました。仕事のこと、将来のこと、夢や現実など・・・・・さまざまな思いが交錯して、まさに四国巡礼の旅、なのでした。夢?ところで僕の夢は、果たして道半ばなのでしょうか、それとも概ね達成しつつあるのでしょうか?夢は実現に向かうことより、夢を描くことのほうが難しい・・・と、そう思います。描ければ70%は達成したも同じです。

TBIとBTOU。僕の心の隅っこをお見せします。それは安物売りの店のように「閉店セール」をやったかと思うと、同じような品揃えで「新装開店セール」をやっているのではないかという忸怩たる思い・・・・・復活TBIがスタートするまでは、潔くないような自分が、とても不安で。旅をしながらもそんなことを考えていました。しかし素晴らしい四国の風土・風景そして天候まで、そして何より参加者の皆様が後押ししてくれたのかもしれません。ラリーの余韻は、素晴らしく心地よく、薫風を泳ぐ鯉のぼりのごとき心境ではあります。しかし、いまだに朝の5時30分に目が覚めます。

しかし、その夢半ばという話は、NHK大河ドラマ「義経」で平清盛の死を見て、考えたのでした。まあテレビとはいえ、良く描いています。未来は今そこにある現実の延長線上にあるということ。役者の演技の中に、これからの自分の行動や思いの変化、そんなものが描ききれています。そうした中から、今は未来のシーズなのだということを感じます。未来は突如として訪れるものではありません。今のあなたの生きようの先にあるものでしょう。日本人の心に常に戒めを感じさせる「平家の繁栄と滅亡」ホタルでさえ平家の、源氏の、という日本人われら。驕るほどに驕れるものは久しからず・・・JR西日本についてもですが、それを報道するメディアにも同じようなことを感じます。今日の教訓「驕るのはやめよう!驕って貰おう!!」

きょうの一枚
TBIのSS風景です。場所は???あそこですよ!

2005/05/06 (金曜日)

TBI、終わりました。青葉若葉の候の四国は、ことのほか美しく、精神面にも良い作用があるように感じます。一足早い夏の訪れを感じさせる海の美しさはまた別格。「四国の海はこんなに美しかったんだろうか?」真剣にそう感じました。昨年のTDNの勝負も大変興味深く、逃げる岩崎、追うミハエル、最後のSSでかろうじて4秒差で逃げ切った展開は、追う者も追われる者も実に高感度な緊張感が楽しめたことでしょう。岩崎君のあのあとの東京プリンスまでのリエゾンで走る道が、どのくらい輝いて見えたことでしょう。

ではここで少しばかりレースレポート
2005年復活TBIで同じく名勝負を演じたのは、逃げる田島、追う前田の両雄対決。昨年のTDNでは前田はミハエルと故ガストンライエをサポートするライダーとして950で出場。そして今年はKTM400EXC-R!!で戦闘力は文句ない。昨年の鬱憤が期待されるばかりか、このところのオールラウンダーぶりの大活躍は「前田の時代」到来を予感させるものもあった。ただし、ライトチューンがされてないため夜のロングステージでの戦いは不利なものとなることは予見できた。戦略的には夜のタイム差を昼のステージで取り戻して、さらにアドバンテージをつけなくてはいけない。雌雄を決する形になったのは、後半戦の美馬の朝。ここまでは互角。ナイトライディングに長けた田島がややリード。前日からルート変更になったコースは田島8時30分00秒スタート30秒差で前田。追いつくだけで逆転というシチュエーション。複雑なコースで田島を交わして真っ先にゴールに飛び込んできたのは前田。そこで前田は優勝を実感するとともに、異なる不安を感じていた。コース前半、ジャンプした空中で必死の姿勢制御で目の前のコーステープを避けようとしていた。TBIのクローズドコースルールでテープ切断には厳重なペナルティが課せられるのである。そして逆転はならず。逆に前田は3位に転落。そこから見せた執念のアタックで最終的には2位まで戻ってきた。追う者、追われる者。勝負の機微はことのほかに面白い。

きょうの一枚
TBIのスタートのために用意されたのは、この美しい海と橋を独り占めにしたような場所。夜のビバーク地は、こんな感じ。夏の夜のようなビバークでした。あの夢のような1週間も終わってしまいました。こうして日々に回想をしていきましょうかね。それにしても美しく、そして楽しいTBIでした。

 
Organisation Voice 2005/04

2005/04/27 (水曜日)

昨日のこと。
「なんかTBIの準備って、早くない?」
「ええーっ。明後日からですよ!」
「うそ!」
「なに言ってるんですか!」
ということで、僕はTBIはまだ1週間後くらいだと思ってた。ホントに!で、昨日なんか地元大学で開かれた複合材料学会なんてのに出かけて、お勉強で1日中!!変わりますね自動車!5年後や10年後は異次元になりますよ。現にアメリカでは原油高の影響で?ハイブリッドの売り上げ伸張率がすごいことに・・・・・・原油高の影響はBRICSの自動車所有台数の拡大による原油需要によるものであることは間違いないよね。(BRICS・・・ブラジル・ロシア・インド・チャイナ)石油代替エネルギーの開発も資本集中!いよいよ加速します。世界を走る自動車は8億台!3年前の僕のレポートでは5億台!!年間1億台もの生産はされていませんが、まあ、それに近づいてきているのでしょう。

そうすると2008年頃までには、ひょっとして10億台?21世紀初頭の2倍になるわけで・・・・少なくとも燃費を倍にはしてないとたまらんと言うことですね。僕の持論は2015年には地上を普通に走って許される車は、軽4とハイブリッド、まあFCEVが量産販売されてれば、もちろんそれも、とバイク!!のみになる!というものです。バイクもハイブリッド化はされるんでしょうけどね・・・・・・。

さて、ハイブイリッドカーでも買って、先進的なとこ見せるか?旧いレンジローバーでも買って、消えていくものを惜しむか・・・・僕は後者のようですが。確かに20世紀、自動車は地上に富と繁栄をもたらせ、さらに自由な喜びや、まあ、さまざまな恩恵を人間社会にもたらせました。しかし何事にもまるでエネルギー保存の法則のように、平家物語のように、方丈記のように・・・・・・驕るものは久しからず・・・・というような滅びの美学をまといます。

自動車がたちまち滅びると言ってるわけではありませんが、昨年度々日本を襲った大型台風やアメリカを恐怖に巻き込んだ大型ハリケーン!全ては「温暖化による影響で、こんなになるよ」と予言した学者や、映画まで存在してたわけです。世界の歴史教科書には、こうした近未来の予測を書き、いま我々がやらなければならないことを教えるほうが先決だと思うんですが、いかがか。さて、ランチに4.6Lのレンジローバーに乗って出かけますか・・・・って実は最近バイクに乗るように心がけてるですホントハ。

きょうの一枚
「海へ」・・・昔ありましたね、パリダカの映画。倉本 聡 監督、主演 高倉 健 ・・・・・全く人気もなく話題にも上らなかったような・・・・・って、TBI2005はテーマは「海」

2005/04/26 (火曜日)

「逆オークション!?」
昨日は、例の「銀行マン」とBTOUの計画について詳細を検討しました。なかなかの好青年で、スポーツマン!でも主催者的にはマシンに手を貸すわけにはいきません。そのうえオフロードの経験はないわけですから、装備についてなどは、ちょっと相談に乗ることに・・・・・・しかし予算はタイト!なのです。そこで「僕のお古など」を提供しようかと思ったのですが、身長が同じくらいであとはやっぱりボクのほうがデカッ!!・・・そこで逆オークションをしてみようかと思ったわけなのです。

募集品名
1.インナープロテクター エルボーまであるやつね。SIZE XL・・・4000円くらい
2.オフロードブーツ(僕の希望は黒)11または28で足デカッ・・・10000円くらい
3.オフロードパンツ・ゴアテックスでオーバーブーツスタイルで黒無地33または34インチ・・・10000円くらい
4.ヘルメット・・・平成12年4月以降生産フルフェイス・XL白がいいな
5.ゴーグル・グローブ・ウエストベルト
6.ジャケットや給水システム
7.テント・シュラフ

などなど何でもOK!気がついたものがあれば「これはいらないの?」と一言。希望金額を書いて写真付きメールでね!!なんかタノシミタノシミ!!

きょうの一枚
シェイクダウンテストの菅原さん。ヤマハ・リーノ!!相変わらずのチャレンジャーぶりです。こうした心をいつまでも持ち続けることに脱帽としか言いようがありません。

2005/04/25 (月曜日)

日曜日に、BTOU試走隊の装備と車両4台を、神戸港に搬入してきました。こうして遠征に向かう資材を積み込むのは、もう何十年もやってますが・・・とても心弾む仕事です。まだ見ぬ大地を想像して、少年の頃の思いに帰ります。しかも、1日中とても良い天気で、帰り道はHINOのカミオンを運転すれば、大鳴門橋の眼下には巨大な渦が・・・そういえば明石海峡大橋も、周りの空気が澄んでいて、なんとも美しい景観でした。黄砂の季節も花粉の時期もひと段落したのですね。あとは週末から始まるTBIが天候に恵まれることを祈るばかりです。事務所の中は(広いのが自慢なんですが)続々届くタイヤとダッフルバッグで、足の踏み場がなくなってきています。自走の人が増えてるんですね・・・・・。

そんな今日はBEIJING-ULANBAATAR 2005のプレエントリーの締切日です。「エントリーしなければ後悔すると思って・・・」などというお手紙などいただいて、嬉しかったり「怪我をしてしまって残念ですが・・・」というお手紙をいただいたりと、悲喜こもごもの今日!でした。そんなこんなで、全てが順調!と言うほどではないにしても確実に日々を送っております。

きょうの一枚
これが仕上がった試走隊の4台のマシン。やっぱSSERってプロシードがお好き?向こうの2台はビッグホーン、これはドクターカー、大会中はお医者さんがのって走るんですね。プロシードはカミオンバレイのお仕事をします。

2005/04/22 (金曜日)

BTOU試走隊のマシン作りが急ピッチ!TBIまでには船積みされる予定。4台のマシンにはGPSやマップツイン、無線機などが設置され、ゼッケンが貼られました。タイヤもびしっと新品でスペアもどっさり。コンプレッサーや発電機もマウント。本番ではZ-2を担当するピックアップは、試走隊では「タンカー」の役目。すごいことになってます。来週あたりの「きょうの一枚」をお楽しみに。またZ-1はクイックアシスタンス。ツール類が積み込まれコンプレッサーや発電機もマウント。どのマシンもベアリング類やデフ周りもオーバーホールされ、足回りもびしっと!なりました。
さあ、これでしばらくはTBIに・・・・・!!

で、きょうの一枚はTBIのスタート地点はここです。って海の上じゃないです。スタート地点から見える風景です。ほんとに目の前が海で、来島海峡大橋の真下なのですね。

2005/04/21 (木曜日)

「HP-2!」って言ってる分にゃ、周りには何のことだか分からんのに!!余計なことを北の島の住人が書くもんだから!!プンプン!!新しいパソコンのことだと思ってたヤツが社内の50%だったってのに!!「そうなんだ?BMWのね、ふーん」「それも結構なモデルね!?」と周囲の冷たい視線。トホホホ損害賠償請求したいくらいさね。しかも、日本国内に発売になるかどーかわからないのに予約したやつがいる!だって。バカジャンそれ!!でもボクはそんなに高くならないと思ってる。予想は車重+10万円くらいなもんでどうすか?で日本国内は80台限定!!って全部勝手なボクの予想だかんね。

BMW JAPANの担当とは箕面のホテルでついつい話し込んだもんです。
「ボクはね、マーケティングが北米に偏ってると思うんすね!」
「そうですね」
「だいたい北米のヤツラは身体でっかいし、まっすぐ走る道しかないし」
「そうですね」
「カタログだって全部本国で作ってるでしょ。コピーが日本人の心をつかんでな
い、だいいち・・・・・でもって・・・・・じゃないですか」
「そうですね」
「・・・・・」
多分に一部のマニアックな意見だったろうと思う。
でもありがとうございます。やっぱ信じてて良かった・・・・・ヘンナヤツ!

さて、そんなことより今はTBI&BTOUに集中!!していきたいものです。昨日のメルマガには早くもルートインフォメーションが!「フンフン、ナルホド」と文章の端々からビバークやルートを予測する!?ヤツラが本領を発揮!!するんですね。かなり古い話ですが、あるところの役場の方が、「ゴールデンウイークにバイクが100台くらいの予約が入ってませんか?」という問い合わせが、毎年来ますね。と・・・・!!分からないのがいいのか?分かるのがいいのか?相変わらずTBIはミステリアスがいいと思うんだけど。

ところで・・・ダッフルバッグやタイヤなどを、前泊の宿に送るのは止めて下さいね。長崎のHOTELじゃないので、みんなが送ると大変ご迷惑をおかけすることになります。集団になるほどに、こうした点に注意するべきですね。

きょうの一枚
またまたゾーモットの青い空。もうすぐですね。

2005/04/20 (水曜日)

日々の雑感を書くこのコラムに、やはり「中国のいま」について考え方を示さないのは、BTOUをこの夏に控えている主催団体の代表者としては、いかんのではないか!?と、考えております。しかし、この憂慮すべき今の事態に、我々は楽観視もしていなければ悲観視もしていないのも事実です。そして、この新しいラリーの実現のために、安全の確保にかかるリスク回避には、最大限の情報収集と分析は惜しんではおりません。
こうした広大な荒野や砂漠を持つ国々は、不安定な要素を持っているのが常です。パリダカールの例を見るまでもなく、かつて湾岸戦争に揺れ、また昨今ではイスラム過激派への対策などに神経を使っています。また1991年のパリ北京の第1回大会は、直前にモスクワで起きたクーデターに開催が1年間延期されるという事態も経験しています。ことほどさように、複数の国を越えて開催されるこうしたラリーは、非常に不安定な要素を持っているといえます。それにしても、国境を越えるラリーが、パリダカールとBTOUだけになってしまいました。

話を戻します。今の中国で起きている事態は、さまざまな論評や観測がなされていますので、私どもとしては事態を注視して行くとしか申し上げられません。試走チームは、まもなく機材を船積みいたします。ただひとついえることは、モンゴルもそうですが、ひとたび一歩を踏み出すと悠久の空間がただ広がっているばかりです。また随時この件に関しての情報は公開していきたいと思います。

ということで、きょうの一枚はゴビの深い青空。

2005/04/19 (火曜日)

朝事務所の机の上に、誰が置いたかKTM990superDUKEのカタログが・・・・おもむろに広げると「これは絶対に手に入れなければならない。そんな強い衝撃を、感じたことがあるか。」・・・・・・「おお!」これは名コピーだ、と膝を打って感心したものの「ちょっと待てよ、そんなのしょっちゅう思ってるし、毎日思ってるなあ?」と、逆にそう思わずに買うものなんてあるのかなあ?と思う始末。そのカタログは片観音(って業界用語?)になっていて、何もないガレージ。蛍光灯のグリーンの光。その片観音をめくるまでもなく、(めくるとそこにデュークが止まってるのは明白)言いたいことは伝わってくる。スレた広告マンである我々は、このページめくったらもっとインパクトがあったほうが「いいんじゃない?」と思うほど常識的で常道で、むしろ製品の持つインパクトを表現しようとして失敗してる感がある。もっと尖がった人に買ってほしいんじゃないのか?ということ。しかもその手法は、次のページへも続き、「・・・・・」でもでも最後のページのコピーは「アドレナリン、それこそが、私たちの、夢への燃料。」と結んである。この最後の結びは嫌いじゃないな。デューク990!もいいね。

って、今日は発電機とコンプレッサーを買いました。試走チームのクイックアシスタンスのピックアップにガッツリ積載して、4台のマシンへのエアーの供給と、大砂漠の中でポツリンとキャンプする我々の、手元を照らす明かりを供給します。ってほんとは「めんどくさいから電気炊飯器もって行こうぜ!」みたいな感じ!電子レンジはさすがにあきらめましたけど、ロッジの鉄鍋は重いしな!?じゃあゴビでミーチュ。

きょうの一枚
ゴビ、デューンです。ちょっと湿っていて走りやすそうですが、今年はどんな夏になるでしょうか?素晴らしいエクスペリエンスを、ゴビで。

2005/04/18 (月曜日)

心では、「いけない!いけない」と思いつつも、身体が、勝手にHP-2の予約に走らせました。「あーあ、どうせまた乗らないのに・・・」という周囲の声なんか・・・・・!!

さて、ところで本格的なTBI週間に突入!誰もがいっせいにTBIモードに!でも我が川内工場では、BTOUの試走に出かける4台のマシンが、セットアップ作業が夜を徹して、というのは大げさで日曜返上で続けられています。これがガソリン車2台とディーゼル車2台。エタップ4から6のゴール付近までの間は、ガソリンが手に入らない地帯なので(本番は大丈夫ですけど)大量のガソリンを積んで出かけなければなりません。重くなると機動力は落ちるし、マシンへの負担は大きいしね、困ったものです。・・・さてTBIは、大量のオフィシャルスタッフが夏のBTOUの準備のため?休みが取れにくくて困っていたら・・・北海道・芦別のあの校長先生が、学生たちを率いて素晴らしい助っ人にやってきてくれます。

「北日本自動車工学専門学校」様!感謝!熱烈歓迎!!謝謝!!しかも校長先生はBTOUのマシン製作中とのこと・・・マシン製作中といえば、BTOUにはプリウスハイブリッドとハリアーハイブリッドも参戦が決まりました!のでご報告。いっぽうハンドメイドのバギーも2台!ヤマハのリーノってバギー?も2台!!これがJRMの陣容!!すんごいね。あとはミニとベスパと、スーパーカブ、Jeep、もうめちゃくちゃ愉しそうでしょ!でカミオンバレイを小型化して複数化してるのは・・・・・!!??

とにかく熱い2005年のシーズンが始まったということは確かです。あちらかこちらで、ミーチュ。

きょうの一枚
四国の奥深くには、こうした風景がたくさん。これは、かずら橋です。谷はそんなに深く見えませんが、深いです。でも、いまの時代にこうしたものを見るのは、それは楽しいことですね。

2005/04/15 (金曜日)

事務所の近くの「スクラップ屋に自衛隊のヘリが不時着した!!」ってんで「すわっ!」とばかりにカメラを持って出かけてみました。「うーん、こりゃ不時着というより、粗大ゴミとして処分してもらおう!ということで民間の処理業者に委託したんだろうか?かなりオンボロになってるけど、やっぱりゴミの上におかれたヘリの姿は、悲しくも切ないモノを感じます。どうしてこんな処理の仕方をするんだろう?町の中に現れた哀れなヘリは、すぐ横に遊園地のスクラップのドラえもんやドラミちゃんみたいに、道行く人に不思議な意識を呼び起こさせます。

きょうの一枚
きょうの一枚は、そんなこんなで町の中の解体屋に、まさに不時着?した自衛隊のヘリ・・・・ということで。

2005/04/13 (水曜日)

うって変わって今日は良い天気。そして暖かい。昨日のお出かけを、今日にしておけば良かったのに・・・ところでR1200GSにリコールの封書が届きました。先に買った同じメーカーの自動車も、2年くらいでリコールが出て、しかもエンジンの内部で、メタル換えて「慣らし、やり直して下さい・・・」「???」ってそれから全然乗っていませんから、4年経って慣らしも終わっていない状態という有様です。やっぱりこうして何にしてもモデル初期には、リコールが出るのはやむをえないことなのでしょうか?「だから後期モデルを買いなさいってば」と。

一方で我々の主催しているラリーにも面白い話があって、必ず第1回大会と言うと参加してくる人がいます。「1回目というのは、主催者も初めてなので問題や失敗が多くてハプニングだらけで面白い・・・」と言うのです。「むむむ・・・」とその話を聞いてから、第1回大会もバッチリするぞと心に決めたのでした。ですからわが愛する某メーカーさん。初期モデルからバシッと決めてくださいね。僕はボクで復活のTBIもBTOUも第1回の気持ちでやりますけん、よろしく。

きょうの一枚
そろそろこちらの地方では、桜の便りも終わりそうなので、試走中の力作!剣山地方の枝垂桜。ここらあたりは枝垂桜の宝庫。東京から応援に来ているS井君は「感激です。初めて見ました!」って「???」

2005/04/12 (火曜日)

いよいよ復活のTBIがカウントダウン状態です。印刷入稿の締め切りとコマ地図を書き上げるのとの戦いが始まっています。そんな中を縫って、スタート地点やゴール会場の打ち合わせを兼ねて出かけました。ですが今日は一日中、雨模様。しかも寒い。125ccのバイクで出かけたんですが「寒い!」事務所に帰ってきて数時間経ちますが、いまだに膝が冷たい。で、バイクに乗ると無性に腹が減ります。クルマでの移動の10倍くらい腹が減ると思いませんか?腹が減るといえばTBI。ボクの場合「土佐のかつおのたたき」試走といわず本番の際も、こっそりとあの分厚いやつを食べずにはいられません。それ以外にも高知には、妙な旨いものがいっぱい。食に関してばかりではないですが、あの地には異文化を感じます。異文化といえばムッホ!我が家の近くのアパートスタイルのホテル住まい。高知県人との違いほど、このモンゴル人に異文化を感じないのは、どうしてでしょう。骨のついた肉の食べ方だけには「フフーン」と異文化を感じますが・・・・・。

毎朝ボクに前日のTVニュースの解説を求めます。今朝は「中国のあの騒動は、いつごろまで続くと思いますか?」「5月下旬くらいまでは続くねえ」「そうでしょうね。わたしもそう思ってました。」とさ。この間までは毎朝「ライブドアって・・・」とか「株式市場について教えてください」ばっかだったのに。

で、今回のTBIも全行程をムッホ君は同行しています。考えてみれば、TDNの奄美の林道を2人で軽トラで走り回ったし。まだ春浅い北海道のトムラウシ温泉には、道に迷った振りして泊めてもらったし・・・・そんなこんなで、彼ほど日本の秘境を旅してるモンゴル人、いや外国人もいないだろうと思います。

そんな彼も驚く、今年のTBI!!ずいぶん回りくどくなったけど「どうぞご期待下さい」

きょうの一枚
試走中のひとコマ。迫力のある高知県の山間部の雨上がりの朝。ちょっとゾクリ!として、思わずクルマを停めて・・・・・

2005/04/11 (月曜日)

ごぶさた!で、久しぶりのOrganisation Voiceとなりました。留守をしてました。モバイル環境がないわけではないのですが・・・・・TBIの最後のルート確認の旅は、参加される方に負けないくらいハードなものとなりました。その原因の大きなものは、いまだ復旧の目途のつかない昨年の台風と大雨の被害。一部の山では、もう「山が死んでる・・・」みたいな感じ。生態系のダメージも少なくありません。国道すら「山腹崩壊」で復旧の目途の立っていないところもあります。でもって剣山とその周辺の四国東部の道と林道は・・・・・ガックシ!でもその分、新しく愉快な西部の林道群がたっぷり。「一喜一憂」これがTBI2005のテーマかもです。
一喜一憂といえば、いま中国で進行している事態も、これにあたります。まさに胃痛の治まる暇なし、ってところですが、実は胃痛は無いんです、ボク。TBIでもモンゴルでも、はたまたパリダカや普段のビジネスでも、「道のりは険しい」のは好むところでもあります。よく観て、よく聞いて、正しく判断して断固として行う!ことに冥利あり・・・・です。どうか春のTBIそして夏のBTOU、お楽しみにしていただいて全く問題はありません。
さらに話は続きます。なんと言っても桜の話題「いったい日本には何本の桜があるんだろう?数えた人は居ないかね?」「そんな、居るわけないでしょ」「そーかなあ?居るような気がするけど」「まさかあ」てなわけで、この1週間ばかり、生まれてこのかた見たすべての満開の桜より多くの桜を見てきました。「もう桜はいいよ」という感じ。ホント凄まじいばかりです。この時期にTBIの試走をしたことが無かったのかなあ?まあいつもは3月中ごろには終わっていたのでした。今日の一枚は、そんな桜を、まだ満開になっていない北の島の人々など?にお届けいたします。やっぱ桜は枝垂桜か山桜ね。

2005/04/06 (水曜日)

毎日のように山に行っています。春の山々は生命力に満ち溢れていて、小動物たちにとてもよく会います。特に鹿は個体数が多いのでしょうか、大きいのから小さいのまで良く現れます。
木々も野草も、まさに百花繚乱。都市生活では望めないほどのすごさ。また集落に降りてくると山の斜面に張り付いたような家々は、その主の自然に対する深い造詣を物語るような、まさに桃源郷の様相。その色といい、空気間といい、もう日本人の心に、ただただ拍手を送りたくなります。桃源郷、ユートピア、シャングリラ、アルカディア・・・まあいずれもクラクラ来るような響きですが、おそらくこんな風景がそうした言葉を生み出したのでしょうか?中国の酒池肉林はいただけませんが・・・こうしたストイシズムの極みにあるような生活が見せる、春のひと時のエピキュリズム・・・・・・・さあ、走り出しましょうかね。

きょうの一枚
四万十川ももちろん春爛漫。沈下橋を渡れば水面も光り輝いています。明日からしばらく留守をしますが・・・四国です。

2005/04/05 (火曜日)

おお!爛漫の春です。事務所の山桜の古木も今にも咲き始めそうな予感。しかし例年ここからレポートしている通り、この山桜ほど美しくかつ儚いものもありません。さて、いずれにしてもうららかな春・・・といえばTBI。4年ぶりの復活ですが、TDNの印象と、かつてのTBIのMIXな感じでルートを作ってみました。1日目ラクチンでタノシイ!2日目ウギャー!と厳しく3日目「観光?でも後半は?」という感じでメリハリハッキリ!!な感じでいきます。お楽しみに!!マルちゃんも家族3人で出場!詳細は間もなくの「GO!GO!まるちゃん」をご覧下さい。

話は変わりますが・・・現在、ピックアップトラックの程度の良い中古車を探しています。使用目的はBTOUのオフィシャルカーですから、車検も要りませんが、ある程度のタフネスさが残っていることが条件です。お近くに「これはどうかいな」というのがあれば、ご連絡くださいな。

きょうの一枚
林道に群生するとある木々の花。ちょっと人の入らない林道だけに、いったいこの花は何だろう?と。でミツマタかなあ?なんて考えましたがどうも違うみたい。わかる方は教えてね?ヒントは高知県南部の山の中でし。

2005/04/04 (月曜日)

高知は、春爛漫。二期作の水田は田植えのシーズンを迎えています。峠から見下ろす集落の棚田には、水が張られ、愉しげな曲線の積み重なりが素晴らしく印象的です。それらに映る周囲の山々の緑も、そして空の青も清々しく、一足先にTBIを満喫してきました。桜も、ぼけも、山桜も、はたまた名の知らぬ木々の花々も、生命に溢れ五月晴れのような4月初旬のオフロードランの毎日です。というのも風が強く春霞も吹き飛ばされて「抜けの良い」風景が広がっていたというわけです。
海岸から900mの山頂まで10数キロに及ぶ、素晴らしいダートを見つけました。左右は太平洋。ダート前半は亜熱帯の植生。途中からは野生の晩柑類の間を抜けて、最後は荒涼とした高山の荒々しい風景に一変。ゴールは頑丈な柵が!!!航空自衛隊のレーダーサイトでした。反対側からは快適なアスファルト?が伸びてるんですが、嫌んなって別のところに行きました。約2時間のタイムロス・・・・こんな素晴らしい林道を見つけては、断念!の繰り返しの日々です。新しいルート!新鮮な感動!!四国は島だ!海だ!というのが今年のテーマ。

きょうの一枚
スーパーカブにベスパ出場決定の報のあとには、こいつ。これから改造が始まるUS-YAMAHA製の2シーターバギー、挑戦するのはもち菅原さん。実はこのマシンのデザインは氏のご長男、義治さん。これら以外にもどんな挑戦が・・・・・。

 
Organisation Voice 2005/03

2005/03/31 (木曜日)

今日からTBIの最終試走でしばらく留守にします。が、四国に居るので・・・ってやっぱりTDNに比べると楽かもです。でもTDNが雪に苦しめられたものですから、今年の各地の豪雪や秋田・岩手の昨日の乳頭山の猛吹雪による遭難騒ぎを見てると、変な話ですが今年はTBIで良かった・・・と思うのでありました。しかし・・・侮れないのは四国とはいえ林道の雪害の倒木。昨年の度重なる台風による道路の崩落などで、通行不能林道の半端ない多さです・・・・マジで困り果てています。とはいえ、1ヵ月後には陽光踊る四国路の素晴らしい旅を、たっぷりとお楽しみいただけます。お約束のビッグマシンにも、快適な(四国の林道で快適なとはこれいかに。)ルートを!!

ところで今SSERの事務所はスタッフが急増中です。もちろんこれはBEIJING対応のためですが、まずはこのHPも一部英語化・・をと考えてます。海外からのお問い合わせにも対応していかなければなりません。ネイティヴスピーカーと海外長期留学などの経験者は、引き続き募集中です。

あとヨーロッパのコレスポンダントは、ドイツ在住のノルベルトさんという方が担当いたします。あとカナダから、そしてフランスから、大物ライダーの参加も決まりました。しかしいまだに資料請求のメールが増え続けてるという驚き!!そう、スーパーカブの銀行マンも、全国の銀行マンを代表して、あのスタイルでBEIJINGをスタートすることが決まりました。バイク暦、スーパーカブ14年のみ。

ボク「すいません。協賛お願いできませんか?」
銀行「協賛?」
ボク「いや、あの現物協賛でいいので・・・」
銀行「現物といわれても・・・ティッシュくらいしかありませんが?」
ボク「いや、あのいっぱいあるやつを・・・・」
銀行「う、わかりました。いっぱいあるやつですね」

ということで、ボールペンかなんかをもらってこようかと思います。
とまあそれは冗談として、出場するその銀行マン・・・素晴らしいやつナイスガイ(死語?)です。銀行が好きになりそうです。

話は変わりますが、昨夜NEWS23?であのバブルの頃の主人公たちのうち、自家用ジェット機を2機も持って、それでも足りないと言ってた環太平洋のホテル王なんていわれてた方と、桃源社の元社長が出てました。我々には推し量れないほどの栄華と地獄を見てきたであろう2人の顔に刻まれた皺に、義経の「驕る平家」を感じましたね。折から四国路を駆け抜けるたびは、壇ノ浦から落ち延びた平氏たちの、凄まじいほどのまさに「顔の刻まれた皺」のような暮らしが印象的なはずです。これらのことが示唆しているものは、いまの日本をにぎわせてるニュースにほかなりません。

まだ事務所の山桜は、咲く気配を見せません。数日の留守をも心配なほどの桜の季節。「もろともに あわれと思へ山桜 花より外に しる人はなし」なほどに短い花の命の山桜。昨年のTDNでは遠野の山桜も見ようと試みたものの失敗。山桜花のような人生も良いものかも知れませんね。

きょうの一枚
BEIJING-ULANBAATAR 出場の本気仕様ベスパ。イワサキモータースさんのビッグチャレンジです!

2005/03/30 (水曜日)

まさにお言葉に甘えてということで、うららかな昼下がりに・・・モンテッサH7を走らせてみました。忙しい忙しい!って言いながらねえ?コンクールデレガンス優勝マシンということで、先日のレースの後にはタイヤのトレッドまでワックスがかけられてるので、ちょっとだけ躊躇はあったんですが・・・・・で感想はというと・・・・「良いんです、これが。無茶苦茶!」懐かしいポジション、あの頃のフィーリング。20数年前のマシンですが、なんたって新車!こんな愉しい出来事は、そうあるわけじゃありません。よしっ、と山のほうに向かおうとすると、胸の携帯がブルブル。電話の主は広告代理店のTさん。ヘルメットを取って手袋を脱いで「あああの件。それは#$&’&$!また電話するね」と再びヘルメットをかぶってキックアームを出してると、ブルブル!今度も同じ人「すいませんね度々」「なんすか今度は?」「いや北京のスタートは何時やったかな?」「えっ8月8日ですけど」「あっ、ありがとう」もーっ、って感じでヘルメットをかぶって、キックアームを出したら、また。「でゴールはいつ?」「14日」「おっ、ありがと」でまたヘルメットをかぶってキックアームを出したら、またブルブル!!「もういいや」ってへこたれて事務所に帰ることに・・・・・・帰り着くやいなや電話の山・・・・それもこれも昨夜の銀行マンが、スーパーカブでBEIJING-ULANBAATAR挑戦!が正式に決まったからなのです。テレビも興味津々なのでありました。

きょうの一枚
そのモンテッサとS先生。ヘルもウエアもイケてます。こうした大人の愉しみが良いですねえ。

2005/03/29 (火曜日)

ラリークロスも終わりひと段落と思いきや、BTOUに海外からの問い合わせなどが多く!!かなり忙しくなってって感じ。暖かくなったので雪で通れなかった山々へTBIのルート制作に行かなければならないし、でも世の中は年度末の大忙し。僕はといえば例のヒストリック部門のモンテッサH7・・・・・S先生たら「2回大会まで預かっといて・・・」「・・・」「乗っててくださいよ」「#$%&%♪$」というわけで僕のオフィスに来れば、希少な名車が眺められます。まあその美しいこと・・・。
またとある銀行マンが「カブでエコチャレンジに・・・・・」「うーーーん」とか何とか言いながら、ベースをハンターカブで作って輸出用のミッションで、でもスタイルはコンベンショナルに・・・・・ウエアはやっぱ銀行マンらしく、スーツ(いやインナーにはプロテクター!)風防に黒い金属のボックスはお約束でぇ・・・あの手形や通帳のいっぱい入って今にも壊れそうなファスナー!のボロボロになりかけた黒いビニールレザーのバッグをフロントバスケットに入れて・・・

突然アンケート:さてこのチャレンジが実現するかどうか?

実現すれば応援する。 実現すると思うけど
応援しない。 実現しない。

(現在の集計結果を表示する場合は、何も選択せずに登録ボタンを押してください。)

2005/03/28 (月曜日)

SSER 2005クロスカントリーシリーズ第1戦・スーパーNにご参加・応援いただきましてありがとうございました。新しい戦い方の仕組みとして昨年より開始しましたラリークロススタイルのエンデューロ、今回も数々の名勝負を楽しませていただきました。特に3回戦以降の組み合わせや、セミファイナルクロスなどでの意地の勝負は、見る者にも伝わるものがありました。

シリーズ第2戦は10月までと時間が空きますが、この間にはTBIおよびBEIJING-ULANBAATAR 2005が開催されます。これらのイベントもぜひご注目下さい。またBEIJING-ULANBAATAR 2005にはまだ参加することも可能ですので、どうぞご検討下さい。

2005/03/24 (木曜日)

ブルッ!サブイッ。もう今日あたりからTシャツ暮らしをしようと決めてたとたんに寒波!なんか風邪ひいたみたい。ところで明日からは、スーパーNのために現地入り!!徳島はナニがうまいのかね?スパ太郎さんもやって来るし・・・・モンゴルからやって来てるムッホは、ボクンチの近くのアパートスタイルのホテルで、ご機嫌なテレビ大好きライフを満喫中。朝迎えに行くと会社に着くまでの車の中で「ニッポン放送となんとかドアの、勝ったとか負けたとかっていうのはどういう意味ですか?」「あのホリエサンて夏来てた時は、プロ野球のチームで勝ったとか、負けたとか言ってた人でしょ?」「う・・・・・・」「なにが勝ちで何が負け?」「う・・・・負けるが勝ちで、逃げるが勝ち!」なのでした。しかしそれにしてもメディアのオチャラケぶりは、いかがなものでしょうか?客観を装うフジの報道に、客観的過ぎるのは、逆に偏ってるように見える我々のバランス感覚の悪さは、ひとえにマスコミと自らの勉強不足の招いた結果だ。

えーと、今年は義経イヤー!「驕れる者は久しからず、」TBIのテーマも源平の盛衰に見る四国の道!!なんて・・・

きょうの一枚
昨年のスーパーNより。
さてスーパーN仕様のHPには25日の夜に変更されます。いつもはもっと早くからなるのですが、うちのウエブマスターったらUFOと衝突?XЭ★лЪЩ?&%$!・・・・して、しばらくお留守!25日に復帰予定なのですが、果たしてUFOの中はどんなだったんでしょう?

2005/03/23 (水曜日)

高知から文旦が届いた。きまって春先に届くのはもちろん今が季節だからなのだが、昔からTBIのコース制作の大詰めの頃は、高知のあちこちでこの文旦を買ってよく食べた。で僕は果物の中で、一番の好物が、これ、水晶文旦。長崎やら熊本やらにも、こうした身の大きいザボンやバンペイユや平戸文旦なるものがあって、南の国からやってきたものといえますね。で、この文旦は「インターナショナルな味がする」と思うのです。実に洗練されている・・・グレープフルーツも本当にうまいのはうまい。僕はルビーをこよなく食べます。最近は八朔も旨くなってきました。こうした晩柑類の季節が、とっても楽しいですね。って今日はいったい・・・どうしたの?
春の四国にお越しになる皆様。晩柑類をお楽しみ下さい。

きょうの一枚
北京でお昼ご飯に立ち寄ったレストランの店頭。ウシガエルやら何やら、得体の知れない食材に、でも店内は大熱気。辺見庸「もの食う人々」を思い出しました。その次出版した「ゆで卵」はもうひとつだったけど・・・結構好きです辺見さん。

2005/03/22 (火曜日)

「S先生がやってくる」
ヒストリック・エンデューロには、エントリーが多数。あのS先生もやって来ることが決定。マシンはあの美しい新車のモンテッサ125!このマシンを見るだけで価値ありです。僕はブルタコを探し中!!今日のヒストリックマシンミーティングは目が離せません。
さてさて、そんなことより週末のお天気は晴れ。ラリークロスもヒストリックも見に来て下さいな!

2005/03/18 (金曜日)

まったくもって忙しい!!中部空港行きは機材が故障して欠航!でも帰りは小牧から大好きなボンバルディアのリアジェットでひとっ飛び。リアジェットは良いねえポルシェみたく後ろから押されている感じ。加速もすごいの。今度のビジネスジェットは、何にしようか悩んだけどボンバルディアで決まりだね。北京も札幌も日帰りで遊びに行けちゃう。と、まあそんな夢のようなお話だけど、この10日間で10回も飛行機に乗った。国際線4本、国内線6本。新幹線も乗った。で結論・・・旅はのんびりとロマンティックに限ります。週末はTBIのルートセイサク・・・雪はもうないだろーな!!来週はでへへ・・
・でもってムッホは本日日本到着!!TBIはキャンセル待ち番号2番までをお持ちのお客様・・・という状態みたいよ。

きょうの一枚
大盛況のヒストリック・・・・・予選がある?かも、なんてウワサ!見るだけでも価値あり、でS先生、モンテッサ70年代の新車、手に入れてまさか飾っとくだけじゃないでしょーね。ということで今日はこちら・・・説明はイランでショ。(ホンダのCR250M 1973年製)

2005/03/16 (水曜日)

ああ今日は春。これから中部空港に向かうのであります。どんな空港なのか、タノシミタノシミ・・・・・・・なんてたってトヨタ方式で、初めて予算よりも安く出来上がった公共工事!!なにごとも、「売り上げは多く!経費や原価は安く!」ですね。ヤルネ!トヨタ。僕は実はそうは考えていないんですけど・・・・・・・。

さて、中部空港に何の用事か?というとピンと来るのが、もうすぐ開幕の「愛・地球博」地球と環境の未来にどのような提言があるのでしょうか?いや今回の出張は、実はこれとは全く関係なく、浜松まで行くのに中部空港を使うということです。まあでも、今回の出張も未来・環境と言うキーワードは、親父ギャグみたいな名称のそのイベント同じです。英語表記はどうしてるんだろう?やっぱシャレは使えないんでしょうか??

我々が昨年手がけた、町並博もイベント大賞!を受賞!ラリージャパンや浜名湖花博を打ち破って!!って、こうしたものにまでコンペティションがあったとはねえ。じゃあ、今年は「BEIJING-ULANBAATAR」でイベント大賞を「愛・地球博」と競いましょうか?ってこれもやっぱりエントリーしなきゃだめなんだろうな。1箇所に集めたものを見に行く博覧会!装置にどれほどの感動を演出できるのか?ゴビ砂漠と比べてやろう。

中国に最近良く通うようになって感じるのは、やっぱ「人の営みと環境」つまり経済活動と長い将来を生み出すための基盤たる環境のバランスについてです。環境は消費するもの?から生産するもの?に変わるんでしょうね?

きょうの一枚
お約束のDT-1、少年の日の憧れの一台!ヒストリックに出場。

2005/03/15 (火曜日)

中国から帰ったのに、今日は東京出張!明日も浜松方面に出張。この忙しさは危険かもです。さらに週末はルート制作!!翌週はスーパーNウィーク!!TBIには・・懐かしい出来事が起きそうな予感・・・詳細は近々だ。
ところで最近の中国の事情を書こう。北京では物価メチャ高っ。タクシー代と食事代は安いんだけど、百貨店に溢れるものの値段は日本より高い!!流行のマッサージチェアなんて日本円で80万円くらい!で売れるのだ。異常な消費行動が続いてる感じ。一方コピー商品の並ぶマーケットにも行ってみたら・・・これもすごいの一言!時計にいたっては、ここからコピー商品が世界に出回っているのだ!という感じ。「BMWのNEW7シリーズのコピーなら80万円すよ」ってマッサージチェアと同じ金額かいな・・・・・。

さて、皆さんにお願い!!来るBEIJING-ULANBAATAR 2005には、モンゴル・ロシアから10台のバイクと10台のジープが出場予定!!(ほんとうか?)そこで、もう使わなくなった古いマップホルダー、ICO、マップツイン、などがあれば安価で譲っていただけないかという、寒い地域からのリクエスト。古いラリーバイクや4輪も探しています。お心当たりの方は、ご連絡いただきたい!!でございま
す。

きょうの一枚
天壇公園!世界遺産です。BTOUの北京のシンボルに採用。で、先の土曜日にゆっくり探訪しました。広いです。ここで皇帝が天に祈りを捧げた場所です。まあまた今度ご一緒しましょう。

2005/03/14 (月曜日)

1週間の出張でした。昨夜帰国し、今日から留守中の山積みの仕事にため息!!北京では連夜の酒宴!夜の席にこそ仕事の本質がある!中国。ウランバートルではオリンピック委員会の会議場で参加者説明会!ロシアもふくめ大勢の参加者と熱気溢れる会議をしてきました。北京までの輸送方法など、こちらの参加者もなかなかにハードルが高そうです。しかし実際のラリー競技となるとモンゴル勢には一日の長があり、もちろん優勝候補もこのメンバーの中に居るのです。ロシアンジープも進化を遂げていて、インジェクション仕様の5速が発売されて、ドライバーたちの熱い視線!フロントもコイル化!思わずオフィシャルカーもこれにしようか?とバイラーと相談「良いんじゃない?」という返事。なんかイメージはランドローバーディフェンダーをさらにレトロにしたようなんですが、そうした中にもどことなくモダンさが・・・・・。こうしてBEIJING-ULANBAATARは確実に近づいてきています。詳しいお話はまた明日ね。

きょうの一枚
春の気配濃厚なウランバートル。寒気団は現在のところ日本に出張中!!日本海を渡ると湿って大雪に!!

2005/03/11 (金曜日)

きょうの一枚
おなじみゾーモット。今回のBEIJING-ULANBAATARのテーマは「ゾーモットの井戸で会おう!」ゴビの大平原に浮かぶゾーモットは、ぜひご案内したい場所。生命とか地球とか、神とか・・・様々なインスピレーションがそこにあります。ゾーモットの井戸で会いましょう。

2005/03/10 (木曜日)

きょうの一枚
このマシンは、我々の世代には忘れられないモデル。XR200Rb 81年モデル。あの頃憧れましたXR・・・・・これも今回のヒストリックマシンエンデューロ出場予定車両!!

2005/03/09 (水曜日)

きょうの一枚
最新の「彼方へ」に登場する世界最大のゲル、アブダイサイハンパレス、まあアブダイサイ王の宮殿という意味です。表彰式でモンゴルの民俗音楽の演奏を見ながらお食事。そしてそれが終わると、あのスティーヴ・ヴァイの曲に乗って始まるのです。このセレモニー会場が、ここんとこのSSERの定番。ちなみに1995年の表彰式はウランバートルホテル、1996年はディスコ、97年はチンギスハーンホテル、98年からはここなんですね。

2005/03/08 (火曜日)

きょうの一枚
万里の長城は匈奴の南下を防ごうというもの、壮大な計画です。今は世界遺産として、圧倒的な存在感を誇っています。モンゴルではゴビ砂漠が北に広がっているので、植林事業で緑の長城を築く!というモンゴル情報局レポートを、面白く読ませていただきました。今の世界の脅威は、自然界からの攻撃!!皮肉なものですねえ。それにしても万里の長城もゴビ砂漠も、BEIJING-ULANBAATARでは、独り占めです。

2005/03/07 (月曜日)

北京に来ています。さあ仕事だっ!
先週は無給油無着陸の世界初世界一周飛行の成功のニュース!!「まだそんな記録が残っていたのか?」とでも考えてみたら4万キロに及ぶ距離を無給油で飛ぶ飛行機は、いったいどんな風なんだろうと気になって覗いたサイトは http://www.virginatlanticglobalflyer.com/ なんだやっぱりリチャード・ブランソンの仕業か?でも今回は彼はスポンサー、「ヴァージン・アトランティック・グローバル・フライヤー」というこの機体、重量は1.5t、でも離陸時には9.9tつまり8t以上の燃料が積まれている。ふーっ。でも環境問題にうるさい?僕は燃費の単純計算をしてみた。まあ仮に40000キロのフライトを8000Lとすると、リッター5km!という計算。うーん。これがどうなのか評価できないのですが、まあブランソンさんとその仲間の快挙に拍手ーっ。てところかな。日本の企業にはこんな「冒険心=遊び心」は残っているのでしょうか?

きょうの一枚
ヒストリックマシンエンデューロは、マシンのクラスやカテゴリーの制限は全くありません。モトクロッサーでも50ccでもOK!要は1984年より前に生産されたマシンです。そんなに古い時代のものではないので、そこらあたりを探すと出てきそうなものもあるでしょう。そんななんでもないようなマシンにも光を当てて蘇らせる!!素敵なことですね。

2005/03/04 (金曜日)

春の雪で大騒ぎの関東平野の模様を、南の島から眺めています。あっ、いや南の島といっても、春木さんの北の島に対して、四国を南の島と表現したわけで、決して、いわゆる南の島に居るわけではありません。本来ならば、この季節の雪もなかなか情緒があるんでしょうが、それを感じる暇のないところに現代人の寂しさがありますね。万葉を生きた人々がうらやましい限りです。

さて、日本は戦後の神話が崩れ始めています。なんとかの神様とか、天皇とか揶揄されて君臨した経営者たちが、雪崩を打って倒れて行きます。きまって70歳前後。焼け野が原から立ち上がった人や、その後継者たちでしょうか?まさに晩節を・・・という見ても同情を禁じえない部分もあります。「裸の王様」は本人がそうしてなってしまうものなのですが、翻れば自己保身の周辺が作ったものでもあります。まだまだ企業には、自由闊達な風土というのはまれです。買収の危機に瀕したラジオ局の社員の意思表明という行動にも、時代に合わないようなものを感じます。いずれにしても時代が変わり、価値観が変わり、多くのものが加速度的に変わり始めています。企業もひとつの価値として売買される商品でしかない、という時代です。何度も書きますが「義経」に描かれる滅びの美学が、また「わびさび」という日本独自の美意識に通じるもので、滅びにこそダンディズムがあると、ラストサムライでもそういってるではありませんか。

きょうの一枚
カミオンの大きさには物足りない御大は、こんなものを走らせているようです。こうしたとんでもない車両の、足回りなどの改良は、コンピューターで出される回答より、熟練の職人の勘どころが、はるかに勝っているという現実があります。コンピューターには、あの接地感や嫌な振動などを検出できても、それを超えた領域がわからないのでしょうね。

2005/03/03 (木曜日)

海外からBEIJING-ULANBAATAR2005の問い合わせが急増中!なにが告知効果となったのかが不明。中国からの問い合わせも多く、来週は中国とモンゴルで参加者説明会などの予定。参加数もおそらくモンゴルの第1回大会の82名を上回りそうな予感!!がします。たくさんの参加者をお迎えして、盛り上がりたいものです。一方TBIの参加者も多くなって来ました。新しい名前を聞くたびに、こうしたラリーイベントの次世代を感じずに入られません。といいながらもヒストリックとSUPER-Nも準備中!!こちらはSSER新名物の豪華晩飯!が前回を上回るパワーです。だんだんなんかこう、楽しくなってきました。なんたって春です。桜の見ごろのSSER SUPER-N もどうぞよろしく!!!

きょうの一枚
春ですねえ。で今日の気分は、緑のじゅうたん。砂漠化でゴビが北へ広がっているというニュースは、知っていたけど衝撃的!!

2005/03/02 (水曜日)

気がつけば3月になっていたのですね。時計は30日をさしたままで、なんか現代的なメカニズムの時計がほしいものです。あっ、いや持っているのは持ってるのですが、そちらをはめてるといましてる時計はすぐ止まってしまうので、そうならないためにもいまの時計をし続けないといけないのです。
日曜日に昼過ぎまで寝てた頃は、時々朝の10時頃に止まってしまってて、前日の運動不足もあって(自動巻きなので)・・・・・ああ時計が止まるくらい休みたいよう。でそんな日曜は油断してて、まだ10時だと思ってたら午後3時、外は遅い午後の気配。「しまった・・・・」

きょうの一枚
時計の話は、実はヒストリックの前振りで書こうと思ったのですが、その前に人間の電池切れ!!今日は疲れた。でヒストリックなロシアンバイクが久々の登場。モンゴルといえばこれだ。緑の長城が出来ても、こいつに乗ったやつらがバンバン伐採に来なければいいのですが(モンゴル情報局参照)

2005/03/01 (火曜日)

例のニュースは、CXではやってないんで、あっCXってフジのことなんだけど、他局ばっか見ていてフジのニュースの視聴率は大丈夫なんだろうかという心配!!どうも他局は「しめしめ」みたいな感じになりつつあるのではないだろうか?現在CXのネガティヴキャンペーン大量発生の予感!!そんな心配をしている今日この頃です。まあマスコミの怖さは、ここんとこマスコミそのものが味わっていて、でももうひとつ怖いところは、マスコミが問題にしなくなったら、その時点で問題でなくなるという点だ。たとえばNHKと朝日新聞の戦いはどうなったんだろうか?というくらいに、昨日の騒ぎも、今日のもっと面白そうな騒ぎの前には「そんなこともあったねえ」状態なのです。いったい現代人とは、なんなんだろう?ただただ一過性の面白そうな出来事や番組を、一方的に受けいれて一喜一憂して、なんとなくその中の登場人物の発言に影響されてる。これではいけない!!メディアリテラシーはどうなったんだ?ゆえにメディアの独立性は高い次元で求められるべきなのに・・・・

小なりといえどもSSERでは、情報の発信は公平でないといけないと考えています。でもインターネット環境にいない人や、遠隔地でお目にかかれない方も多いと思いますね。しかし情報とは、一方的に流れてくるものだけでなく、積極的に取りに行くものでもあります。「そんな話、聞いていない」ではなく情報収集力を高める!ということが大変重要。こんな情報社会が訪れる前のパリダカは、まさにこの状態。日本人は完全に情報の外にあったわけです。正しく情報を発信する!という厚い壁を感じています。それほど実は海外からの問い合わせが多く、HPではカバーできてません。んでもって海外の参加希望者には「敷居の高い」ものになってしまってるような気がします。

きょうの一枚
75年製です。おおおっ。というか、この雪。高知からのエントリーなのですが、狙い済ましたように撮った一枚。こうしてヒストリック部門は、盛り上がっていくのでした。

 
Organisation Voice 2005/02

2005/02/28 (月曜日)

ホントに春ですねえ。でも少し山に行くと、四国とはいえ雪また雪で前進困難なこの週末でした。ムキーッ。はかどらん!

さて、このところの世の中のキーワードは「会社は誰のものか?」ということ。コクドとニッポン放送の二つが象徴的です。日本は民主主義国家で資本主義なのですが、若いサラリーマン時代に「社会は民主主義、会社や役所は社会主義!」と思っていました。で社会を構成する多くが、会社や役所となれば、社会は社会主義なのではないかと・・・・・例のライブドアの司法判断の行方について、TVも面白いし、世間話の中でも、飲み屋さんででも「ねえねえ、どっちが勝つと思う?どう思う?」ってな調子。結局は法整備は未熟だし、この法の下で判断せざるを得ない裁判官にも同情を禁じえない。どちらにしてもこれから数週間で形成される世論が決定付けるといっていい。変わるということは、苦痛を伴うが、その苦痛を感じるのは変わりたくない守旧勢力!で政治改革や、企業改革、みんなそうなんであります。

しかしもう、変革はすべての領域で「避けられざるもの」になってきていて、義経の中に滅び行く平氏の影を・・・しかしそれを滅ぼすものさえ、また滅ぼされ・・・それを繰り返すのです。

きょうの一枚
なんぞ変わった写真はないかいな?と探してると、昨年のSUPER-N ラリ-クロスに挑むアフリカツイン!美しいです。

2005/02/25 (金曜日)

第1回ヒストリックマシン・エンデューロのエントリーが、ポツリポツリと届き始めました。で、このエントリーには出場マシンの写真添付が義務付けられています。その写真を見ると、そのマシンがカタログに載っていて店頭に飾ってあった頃にタイムスリップしてしまいます。歳をとって古いものが良く見えるようになったのでは、誓ってありません。昔からそう思っていた節もあります。まあ、持つものやあこがれるものに、ヒストリーが必要なんでしょうね、きっと。

若い頃に憧れていて、買いたくてもとても手が出ずに買えなかったものが、ずいぶんあります。そのほとんどが、いまでも高値で売買されているのを見るにつけ「オレって、昔からモノを見る目だけはあるんだよな」とうそぶいていますが、決してそんな事ばかりでもないようです。

さて、いよいよTBIの試走チームが出撃します。大勢の参加者の皆様の期待と夢を一身に抱いて、SSER名物の黒いのと青いピックアップチームが、走りなれた四国の地に、再会の秘密の地図を描きます。問題は台風の爪あとと、花粉。黄砂も嫌い!デモこれは問題じゃない。

なんか最近買い物してない!!なんかフラストレーション気味!!なんか買うーっ。なんかなんかって言うな!

きょうの一枚
ヒストリック部門エントリー紹介第1段!!HONDA XR80 1978年モデル今回はクラスもカテゴリーもなく、ただ古い順にスターティンググリッドについて、一番早く帰ってきたマシンが1位、エントリー費総額の50%をゲット!次はみんなの投票で決まるコンクールデレガンス!が30%!2位より上だ。優勝者がダントツ美しくてかっこよければ80%!?

2005/02/24 (木曜日)

HPが春の番組改変期のような勢いになってきました。このサイトでは、特にエンターテイメントを求めているのではないのですが、ささやかなクロスカントリーラリーの情報に端を発する、やや大人めの、雑誌で言うとLEON (でもコピーが嫌い)のようなコミュニケーションの、摩訶不思議なミラクルワールドを作りたいと・・・って全然ナニ言ってるかわからんすね。で、こうして長く続けてると、雑誌にしてもTVにしても、続けるというエネルギーとは「たいしたもんだなあ」と思うことしきりなのであります。確かに人間ですから、日々に思うこともあれば、上手く行ってる日もあり、ダメポンな日ありなのです。それを書けばいいではないかという意見もあるでしょう。それもありです。というか、そうしてます。だからといって続けるのが簡単だとは思わないのです。

結局、続ける!ということは大変に難しいものです。で、難しいものは、続かないのです。残念ながら世の中で続くのは、簡単でお金の残る仕組みのものだけかもしれません。いや、それすらも続かないでしょう。と逆説的に書きましたが、それでもこのHPは続きます。続かないものだから続けるということにささやかな喜びとか価値を見出すわけです。って今日はどうしたの?屁理屈ばっかで。人間は飽きるという動物です。でもスガワラサンは続いています。あなたは続いていますか?

今日は昨日とうって変わって寒くなりました。寒いのいやですが、でもあの暑い夏もいやですねえ。夏は避暑。ユーラシア大陸の奥地はよろしおまっせ。BEIJING-ULANBAATAR世界中から続々(ホントカ?)エントリー到着中!!すべてが、あなたの想像を超えています。

きょうの一枚
今日は今年のDAY5の予定地の風景ですよ。海外の方の訪問も多くなってきてるので・・・・・This photograph is a dune where it is scheduled to ride in the stage of the 5th day of the rally of this summer.

2005/02/23 (水曜日)

今日は四国は、春です。なんと響きの良い言葉でしょうか?!ところで昨夜の「プロジェクトX」見ました?仙波君はひどく興奮して熱くなっています。http://blog.livedoor.jp/senba1800/ おっ、仙波君のブログはライブドアだ!?で、彼はひどく時代遅れな?熱い男で、なかなか良いですねえ?でもってGRMでは、そんな彼に熱く語らせようと思ってステージに出したら「あの、その、仙波です、ううー」とかで、おいしいところ全部フラットの市川さんに食べられてしまって・・・まあそんな話はいいんですけど、そのプロジェクトX!!いかがでしたか?一昨日も書いたのですが、この番組の果たしている使命は、素晴らしいものがあります。仙波君のように思いっきり影響を受けている男が、日本中にたくさんいることでしょう!!パリダカ経験者たちも、何かご褒美をいただいたようで・・・・・うれしくなっちゃいました。ただし、ここからは苦言!!ゴム長でパリダカを走る?わけないでしょ!ダカールゴールのシーンは正面はテーブルマウンテンってケープタウンだし。

と、まあそういうことはともかく、勇気、チャレンジ、そういうのをヒューマニスティックなナイフで切る!(ここはティエリー・サビーネのをいただき)という、「お父さんは、いつも仕事仕事って、こんなことをしてたの?」とわからせるだけじゃない深みみたいなものを感じて、それは実は作り手(制作スタッフ)たちも家族へのメッセージだったりして・・・と見てました。

さあ、これからはあなたたちの、僕たちの「プロジェクトX」の番です。夢をあきらめずに、困難や冒険や、そして誰もまだなしえてない未踏の世界へ、踏み出す勇気を持ちましょう。その困難を、必ず照らす、一筋の光が必ずあります。

きょうの一枚
菜の花が咲いていました。TBIのラリールートは、こんなお花畑がたくさん??

2005/02/22 (火曜日)

「お金で遊んじゃいけません。」と、子供の頃よく叱かられました。みなさんもそうでしょ?たぶん彼らも、そうだと思うのですが・・・・・・どうしちゃったのでしょう。経済界の重鎮の発言もなかなか興趣に富んでいて、企業の新しいあり方!を示しています。その割にはすごい利益!!ですけど。まあそれもこれも成長期から成熟期に入った日本を感じさせるものです。

お話としては、例の新規参入問題よりも、グググッと、面白くなりましたね。なににしても「刺激」は必要です。これからは外敵の攻撃を警戒しながら、自分たちの捕食する相手を探すという、自然界の掟が、日々の活動のなかでもいっそう鮮明になるのでしょうか?まあ、もうそんな話をするのさえ、もういいか?!

そうそう、こちらのHPでは執筆陣に、原稿料が発生する仕組みになります。原稿料は毎週全員に総額で一定!!でもって、人気投票「誰のコラムが一番面白かったか?を投票してもらいます。んでもって、その人気投票量に按分して支払われるという仕組みを予定。きっとっ組織票とかはいるんだろうなあ・・・・・でもって「彼方へ」をよろしくお願いします!!「彼方へ」「彼方へ」「投票はぜひ彼方へとお書きください!!」えっ、選挙違反?事前運動?北の島には負けたくないんで。

きょうの一枚
いよいよ!!TBIのプレエントリーの締め切り迫る!!急げ!結構!!集まってますよ。で、急げといえば、11回大会の時の岩崎くん!!さあ今年の天気はいかに?
 

2005/02/21 (月曜日)

NHK総合2月22日21時15分放送プロジェクトX「激走せよパリダカ 日の丸トラックVSモンスター」http://www.nhk.or.jp/projectx/lineup/lineup.html ついにこの番組に、HINOのパリダカへの取り組みが登場します。最近何かと話題のNHKですが、この番組などの果たしている社会的貢献は、ほかの何よりも大きく、我々が他社や大学と共同でやっている技術開発なども、行き詰ると「さあ、ここからがプロジェクトXだなあ」という感じで、この番組の目に見えない効果は侮れません。それが社会的貢献といった意味です。

日本は国土も狭く、道路も小さいですし、不整地を高速で移動しなければならない車両も要らない国です。軍需的にも、そうした背景がヨーロッパとくに東欧の巨大カミオンの進化との決定的な違いだということが窺えます。ぜひ!!観てください。そして感想を送ってください。

話は変わります。MFJから全日本エンデューロクラス・・・という資料が届きました。ご存知のように2005年は全3戦!で全日本エンデューロが開催されるようです。全日本戦・・・第1戦は3月26~27日SUGOです。「あっ!SUPER-Nとかぶってる。」のですが、SSERでは交通違反と事故の確率が高いために20年前に廃止した、一般公道を使ってのオンタイム性でのエンデューロ。難しいとは思いますが、ISDEにつながる道として発展成長させていただきたいものです。

きょうの一枚
祝 プロジェクトX 登場!!
2005年ダカールを走る菅原義正!!クルマのカラーリング・グラフィックデザインはGKデザインUSにお勤めの(ってすごいよ)の長男の作品!!一家総出で戦ってます。

2005/02/18 (金曜日)

乾燥した大地にもこんなにかわいい花が咲きます。時にはエンジンを止めて、モンゴルの大自然に生きる小さくともたくましい命と、草原の風を感じてほしいですね。・・・BEIJING-ULANBAATAR CASE-2締切まであと7日!

2005/02/15 (火曜日)

冷たい雨が降っている四国からお伝えします。
ここにきて急にBEIJING-ULANBAATARの問い合わせが増えてきました。海外からもです。ヨーロッパはガストンさんにとりまとめをお願いしていたのですが、こういうことになり変更せざるを得なくなりました。ドイツに代理店を予定しています。
またカナダからの参加の問い合わせには、輸送の問題を解決しなければなりません。予想以上に海外の方の興味が高く、ホームページも含めて国際化の遅れに、「なんとかしようSSER」と、ネイティヴイングリッシュのいける外国人女性の募集をしています。なぜ女性か?というところにはさまざまな憶測の流れるところですが・・・・・どなたかご紹介ください。もち松山在住に限定されます。

さてガストンさんの死は、世界中の多くのメディアで見ることが出来ます。残念ながら彼が第二の故郷と愛した日本では、まったく伝えられません。また海外のメディアからは、こちらに問い合わせがやってきています。彼が晩年に日本やモンゴルで何をしていたかということに興味があるようです。

きょうの一枚
このお行儀が悪いのは、ガストンとワタクシ。ガストンライエクラシックの表彰式前のリザルトの確認!?ふたりの背中に哀愁が漂う?

2005/02/14 (月曜日)

御礼
このたびは、多数の方より故ガストン・ライエ追悼のご記帳を賜りました。大変ありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。このご記帳は、今しばらく受け付けますが、まもなくご親族の許へお届けいたします。まだの方はお早めにお願いいたします。

さてTBIならびにBEIJING-ULANBAATAR 2005の本レギュレーションは、プレエントリーの手続きをお済ませの方に、先週末をもって発送致しております。どうぞご確認ください。

3連休は、いかがお過ごしでしたか?朝夕はぐっと冷え込むものの、今日なんか日中は最高の天気です。花粉が心配といえば心配ですが・・・・・そろそろ走り始めるシーズン!!北のほうは多分まだでしょうか?こちらのHPも少しずつマイナーチェンジ?の企画進行中!新しい読み物も登場予定ですって。乞うご期待!!

きょうの一枚
TDN2004の表彰式後の集合写真、ガストンさんもいます。これが最後になってしまいました。

2005/02/08 (火曜日)

少し日照時間が延びて、午後6時前だと、少し明るさが残るようになりました。旧暦のお正月ですね。これが終われば「春」でございます。(仙波風)

BEIJING-ULANBAATAR 2005における通関の問題が佳境に入ってきました。困難は人を強くする、のであります。中国仕向けは車両のみとなります。中国国内はビバークはチョー高級ホテル!ゴールするとパルクフェルメです。
10Kgバッグ・20kgバッグはモンゴル仕向けです。従って本エントリーフォームに同封される内容物リストは、2部に分けて記入してもらうことになりました。どんな案内文で説明するか?頭を悩ませ続けています。またMOTO部門は「じゃあ、北京まで着ていった服とか、捨てるわけ?」違います。主催者が国境まで運びますから、国境越えるときは各自で持って行って・・・ということになりそうなので重宝しそうなのが、ポケッタブル・デイパック!!SSER製を作る?という意見もありますが、どうなることでしょうか?参加予定者の皆さんには悩ましくも楽しい日々のことでしょうか?僕は悩ましくも激しい日々なのです。誰か常駐ボランティア!っていないでしょうね、きっと。ムッホが来てほしいなあ?!

きょうの一枚
明日は旧正月。中国やモンゴルなど旧暦を重んじている国は、日本と同じくらい正月の三が日を祝います。そういえば去年の旧正月は、長崎で「ランタンフェスティバル」を見物。さすがにこのイベントも、明日から・・・写真はそのヒトコマです。
中国では旧正月を春節と言い、 もっとも重要な祝祭日のようです。「春節」は旧暦の1月1日で、春節の前夜を「除夕(大晦日の夜)」といいます。家族みんなが集まり、寝ないで新年を迎えます。
日本も新旧で2回やればいいのにね。でもって旧正月はサッカーワールドカップ最終予選「北朝鮮-日本」戦。「見ないという選択もあるね」といったらブーイング。勝負事は因縁が深い ほどに面白いのかね・・・・

2005/02/07 (月曜日)

輸入車ショウに2日間も張り付いて、いろいろなものを見て感じてきました。そんでもって、ここにこう書くのもなんですが、「これらのクルマに未来はあるのか?」それが最大の答え。答えという割にクエスチョンマークがついて「答えが質問」という、ブレストにおける禁じ手のようになってきましたが・・・・・・
環境先進国ドイツでは、メルセデスのSクラスに乗っていると「笑われる」そうで、世界の高級車のメインマーケットは、いまや中国・日本・アメリカ。そのうち中国と日本は割りと同じような傾向。アメリカでは、プロバスケットボールの選手とか、ラップ歌手、まあ黒人文化の成功者たちかギャングや売人(ナニノ?)ああ、悲しいではありませんか。わが世の春を謳歌する自動車産業に、義経のなかにある平家の滅びの足音。平清盛が、その権勢絶頂にありつつも、あの配慮振りには「サスティナビリティの思想」すら感じるのは僕だけ?

きょうは3枚
子供たちと奪い合うようにして、ハーレーにまたがった。そーか、ハーレーがなぜ日本のマーケットに受け入れられたか?一瞬にして理解!足つきだ!この足つきの良さのおかげでステップをあんなに前のほうにやらなければいかんのか・・・良いストレッチになりました。それにしてもハーレーって似合うでしょ。

もう一枚はSSERブースをのっとったKTM勢「あれの代理店はじめたの?」と聞かれた僕は「あんなアシのつかないバイクの代理店はせんよ」とハーレーのブースに消えていくのでした。

東京のフラットには、プチSSERコーナーができました。といってもファラオを走ったHPNがディスプレイされているのです。

輸入バイク戦線に波高し。ですか?僕はジェットスキーでウランバートルからバイカル湖まで行く!という冒険ツアーを計画。誰か一緒に行く?

2005/02/04 (金曜日)

いま事務所にはKTM広島の前田君が来ています。
「やー前田君、調子どう?」
「いやー、絶好調っす」
「ほんとう?」
「ばっちりすよ」
とまあ、いつも同じ感じの前田君。で、何しに来ているのかというと、明日から土曜日曜の2日間「アイテム愛媛」(RRM96の車検会場)で開かれる輸入車ショウにやってきてくれています。話せば長くなるんですが、友人が運営している輸入車ショウの「ブースが埋まらんから、ヒトコマ付き合ってや!」「うちが?」「そーよ」「何を出すの?」「なんでも、ええんじゃ」「なんでもって・・・」そんな話をしたのは、もうずいぶんと昔なのですが・・・・・で、今年になって「なに出すか決まった?」「・・・・・」という顛末。「お疲れ様・・・」の仙波君はすぐ前の広大なブースで・・・我々はBEIJING-ULANBAATAR 2005 の小さなブースの中に、岩崎君のファラオのマシン660ラリーが1台と、05の640ADVがディスプレイ!!SSERとのヘンテコリンなコラボレーションが完成!!イインダカワルインダカという感じ。まあそんなこんなで、お近くでお暇な方は、ぜひ遊びに来てください。軽妙な前田君のおしゃべりも楽しめます。

2005/02/03 (木曜日)

寒波もモンゴル方向に、引っ込み始めて、もうすぐ四国は春よね。3月の声を聞くと、四国路には「おへんろさん」の鈴の音が響きます。世界的にも規模の大きい1200kmのトレイルを有する巡礼路「へんろ路」は、世界遺産に登録しようという動きもあるくらい。そのロングトレイルですが、舗装路や林道も含まれています。ですが、いまこの路を一人で歩く者が増えています。なんと外国人の姿も見えます。TBIは、そんなイメージかな?四国南西部には、龍馬脱藩の道というトレイルも存在します。「道」というのは、さまざまな歴史や文化や、悲しみや喜びを運び続けて、いまもその名残をとどめていますねえ。

さてSUPER-Nに併催される「ヒストリックマシンエンデューロ」にオフィシャルスタッフが、続々と?エントリーの名乗りを上げています。もちろん古ければ少々は何でも良い!見たいな第1回大会!!ふるってご参加ください。古いウエアやヘルメットもあればポイント高いかも。

きょうの一枚
TBI!うんざりするほどのご機嫌で快適な林道をどうぞ・・・。

2005/02/02 (水曜日)

日経新聞にボーイング社の全面広告が掲載されていた。京都を連想させるような、深い孟宗竹林。その上空を飛ぶB747の姿。ヘッドコピーは「MADE WITH JAPAN」僕は「・・・???」エアバスA380による世界戦略に乗り遅れそうな日本。ボーイングは新型の開発を断念。近い将来世界の空は変わる。そんなエアバスはパートナーシップを日本から中国にシフト。日本市場はガードが固かったのか、エアバスのセールス担当のため息が聞こえるよう。新聞による、アメリカからの強いメッセージは、WITHという言葉で、ボーイングって日本と共同で作ってるんだからな!と脅迫めいた圧力まで伴っているような感じ・・・・広告もとってつけたようだし。誰に伝えたいのかな?僕はヨーロッパ党なんだけどなあ。

「彼方へ」が、佳境に入ってきて、書く手も震えています。本当は、モンゴルの第1回大会が開催された1995年で終わるはずだったんですが・・・・・・・ですが、このこと(2002年の事故)については、情緒的にならずにあったままを書かなければ、と苦しんでいます。早いヒトには、 明日のメルマガで届きますね。あの暑い2002年の夏の日の記憶が。

きょうの一枚
今日も行く行く!四国の林道に。SSERのプロシードは、ランクルより頑強で丈夫と、思わず中古市場をチェックするのでした。国内生産の最後の一台。残ってる部品で組み立ててもらいました。これほんと。

2005/02/01 (火曜日)

天気予報通り、四国の平野部にも積雪。でもこんな感じのって、子供の頃はしばしば。心配して早めに家を出たら、とっても早く事務所に着いちゃった。

BEIJING-ULANBAATAR 2005の、本レギュレーションの発送予定日が、昨日だったのですが、通関関係の資料の関係で、数日間延びる見込みです。現在のところ、遅くとも2月10日までに発送する予定ですので、ご了承ください。中国は現在のところ、一般の日本人旅行者で滞在15日以内なら、ノービザです。でもって、ラリーにもこれを適用してもらえるように交渉していますが・・・またモンゴルも、ビザが不要になるという情報があって、こちらも待機中です。

もっともっと自由になってほしいと思いますが、悪いことをしたり考えたりする人が多いで・・・すからねえ、人間って。「国境」日本にはとっても遠い単語。いったい国家とは、なんでしょうか?モンゴルに通い始めて、強く感じ考えるようになった国境。国家は何を求め何を怖がっているのでしょうね。

バイクの話。最近僕の家の周りに、ビッグスクーターが増えた。みんなスーパートラップをつけている。うるさい。バイクの将来を否定しているのは、いつもライダーだ。静かな排気音ではいかんのだろうか?音を大きくすると、良いことがあるんだろうか。と考えながら、「歳のせいではなくて・・・」とエクスキューズをする。

JRMレンタルバイクシステム!
さて、そろそろBEIJING-ULANBAATAR 2005まで、6ヶ月。国内ではマップホルダーも入手が厳しくてTBIでも、自作組みが同時多発中!!海外ラリー用のマシンは、自作組みからショップ頼みといろいろでしょうが、JRMのパリダカ用レンタルバイクシステムが、1台だけBEIJING仕様に振り返られて、リリースされました。時間がないけど・・・という方には早い者勝ちの一台。

詳細はコチラ http://www.j-r-m.co.jp/btou/05/bike.html

きょうの一枚
事務所の前で、降る雪に埋もれつつあるプロシード、異常な使われ方をして、いま足回りごっそり!新品に交換中。

 

2005/01/31 (月曜日)

本格的な寒波!襲来の今日。朝から「本当にそうなの?」というほど良いお天気!でも気温はぐんぐん急下降中!!

50歳になったら、引退して・・・山に引っ込んで、目の前にはブルーベリー畑。杏やスモモなどの小ぶりな果実類を栽培して、小屋に入ると甘酸っぱいパイの焼けるにおい。ガレージには、往年のマシンたち。愛車はクラシックレンジとG/S。最近こしらえた露天風呂には、かやぶきの屋根をかけた。明礬温泉の湯の花がいつもたっぷり入っていて白濁・・・今の僕はそんな生活なんだ。
・・・・・と、そんな生活に入る予定だった2005年。現実は、そのまさに正反対。この調子じゃあ、どうも計画は60歳に延期になりそう。あと10年かあ。2015年。ところで、世界の危機的なターニングポイントは自説では2020年。むかし「2020年会議」なるものを主催して、定期的に会議を開催していた頃があります。

逼迫する食糧危機。不穏な東アジアの情勢。ヒステリックな世界。環境問題に端を発した、全地球的なノイローゼ・・・・・・・さて、もうすぐ春。G/Sの車検受けて、毎日のように山の方角に向かって走るんだい。

きょうの一枚
お出かけ暖機中の、最新のGS。
最も古いやつと最新のマシン。両方持ってるんですが、20年の歳月は思ったより重い。

2005/01/28 (金曜日)

毎日毎日書いてると、まったくなんにも書けなくなるときがある。今日がそうなのだ。朝からずっと企画書を書き続け・・・悩み、苦しんでる。これがラリーの企画書なら、濃いいのができるんでありますが、残念。本業のプレゼンコンペの企画書。ああ、なんでコンペなんてのがあるんだい。「もう、君のところしかない!君に頼む!」って随意契約。通称ズイケイって言うんだけど。そーならないかなあ?

 

きょうの一枚
今日は我が親分の誕生日、いつもいろんなコトにアンテナを張り巡らせ、素晴らしい(たまには突拍子もない!?)企画を立ち上げ、夢を実現させて来た50年間に頭が下がります。これからも止めど無く溢れ出す「デッカイ夢!」と「スンゴイ野望!」を、ドキドキ・・・ちょっぴりビビリながら楽しみにしております。・・・ですが、くれぐれも無茶をなさらぬよう。なにせ親分あってのSSERでございますから。Happy Happy Birthday !! SSER関係者一同より

2005/01/27 (木曜日)

バイクは後ろ姿が美しい。クルマはどうだ?!というお話。高速道路でチンタラ走る僕をビューンと抜いていったかっこ悪い後ろ姿のSUVに、追いついてみたらカイエンターボ。「なんだい、あの後ろ姿」「そういや最近のクルマ、お尻のデザインどうよ」「バイクは後ろ姿いいけど、クルマはいかんなあ」そこへまたまたやって来てビャーンと抜いていくのはSL「これも、いかん」「ドイツ人は尻がいかん」「色気というもんがない」そんな事を思いながら最近のクルマのデザインについて考えてみたりなんかした。するとキーワードは竜頭蛇尾!!な感じなんである。

フロントマスクは、どれも機嫌の悪そうな顔にデザインされているのにさ、そのくせお尻はヨワヨワ。だから、ルームミラー越しに迫ってくる姿は、なかなか勇ましいのだが、追い越して行った後は「ありゃりゃ・・・今のクルマってベンツ?」なのである。デザインの整合性が取れていない。しかしそれはある意味時代の空気かもしれない。世界中のクルマが顔にアイデンティティを求めすぎて、後ろ姿が貧弱でだいたいみんな同じようになった。見分けがつかない。

なぜ時代の空気と書いたかというと、それはダンディズムの後退を意味するからだ。去っていく姿、つまり後ろ姿で語らないといかん。出会いは普通、つきあえば奥が深く、去り行く姿は哲人。そんな人に私はなりたい。

きょうの一枚
なんでクルマのデザインの話なのに、こんな写真?四国の山の幸は、春の山菜にアマゴの塩焼き!

2005/01/26 (水曜日)

国会が・・・小泉さんが・・・・・これ以上政治にかかわるコメントはしません。キッパリ!そんなことより、春の四国路のTBIのことを考えたり!BEIJING-ULANBAATARの夢を見たり・・・人生は愉し、と行きたいものです。

土星の衛星タイタンに着陸したホイヘンス!から送られてくる情報が面白く、メタンの海、メタンの雨、そこに生物の可能性?っていったい気温は!!2週間くらい前のニュースからだと、「米欧の研究チームが、空全体で最も巨大な星を三つ突き止め、米天文学会で発表した。分析に加わったローウェル天文台(米アリゾナ州)によるといずれも赤色超巨星で、一生を終えつつある年老いた星々。それぞれ直径は太陽の1500倍もあるという。(中略)この3つの超巨星の直径は10億マイル(16億キロ)を超え、半径は地球と太陽の平均距離の約7倍もある。仮に太陽の位置にこうした星があると、星の表面は木星の軌道を超え、土星の手前まで達する。ただし、質量は太陽の25倍しかないという。」だって。太陽も50億年後にはこんなになって、地球を飲み込むらしい。でも直径16億キロってじゃあ赤道円周は50億キロ!そのくらいの星に住めば地球人ものんびりだわな?赤道上に1kmにひとり!で住める。で地球では、人口が64億9千万人(世界人口時計>>>) ついでにここのサイトで、SSERの始まった1985年8月を見てみたら48億人!!やっぱ億単位で考えると、現実離れしてて思考停止になるみたい。日本は、世界は、地球は、NHKは・・どうなる?ってどうにもならないかもしれない。

ヒストリックマシン・エンデューロ!問い合わせが始まりましたよ。スガワラサンTBIもゼッケン1!!
TBIスタート会場決定「糸山公園」愛媛県今治市!前泊28日の宿泊希望の方は、サンライズ糸山!人数は限られていますが、割と安くて車検会場を目の前に望めます。

きょうの一枚
これ、糸山の車検&スタート会場です。というか会場の目の前に見える来島海峡大橋。この来島は、有名な潮流で、川のように潮が流れます。で、この来島で獲れる真鯛が特に有名で・・・って観光ガイドみたい。

2005/01/25 (火曜日)

ヒストリックマシンエンデューロ!早くもUP!しました。あの高知の夜から24時間以内に新しい企画がスタートするなんて!!?よし、これを20周年のサプライズ第1弾にしよう!でもってシリーズ化するかという噂も。さあ、みんな古いバイク探そう!ぼくはブルタコがほしいのだが・・・・・

名古屋のイワサキモータースから、BEIJING-ULANBAATAR2005のサポートプログラムがHP上 (今日のOV最後にリンクがあります) で発表されています。彼は古くからのモンゴル参加ライダーでもあり、クワドで海外ラリーを初めて走った日本人でもある!!でツールドニッポンでも常にサポートカーを出し続け、頑張っているのであります。サポートが必要とお考えの方は、ぜひご活用ください。

またYZ400WR98年モデルのラリー仕様が、「For SALE!」になっています。金額は聞いてないんですが、興味のある方はぜひどうぞ。オーナーは「今度はセル付で出る」ということで、こいつにはセルはないが、スペアパーツはたくさん。安いといいんだけど・・・・・

ダカールも終わってひと段落!!でもモータースポーツ界は、本格開幕。モンテカルロラリーは、復活のミツビシが表彰台をゲット・・・・後半戦まで難しいと言われていたんだけど、ターマックスペシャリスト、ジル・パニッツィが見事3位に。でも相変わらずシトロエン、プジョー勢は強い!頑張れニッポン!!

岩崎モータース
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/top.html

サポートプログラムのページ
http://www.k2.dion.ne.jp/~iwasaki2/service.htm

(05/01/31 URL変更)

「For SALE!」
BEIJING-ULANBAATAR 2005に参加予定の横浜在住の方から、前回モンゴルに出場したマシンをお譲りしますとのメール。ETAP1で負傷リタイア!で、マシンは絶好調!だと思います。

車名:’98 ヤマハYZ400(ギア比WR400仕様/セル無)
走行距離:1130km程度
改造内容:モトハウス製F,Rショック/ICO製トリップメータ/レース仕様ブレーキ
パッド/チタンRキャリア/チタンサイドステップ
スペアパーツ:モトハウス製F,Rショック/F,Rタイヤ/ラジエタ/カウルガレージ内保管以来車庫保管。
金額は聞かなかった。オークション?写真は少し付属させます。ご興味のある方はお早めに。

興味のある方はコチラまでお問い合わせ下さい

2005/01/24 (月曜日)

「高知の熱い夜」
土曜日は、ご案内いただいた高知の新年会に行って参りました。天気予報はこの冬一番の冷え込み、四国の高速道路も「明日の帰りはやばいかも」なニュース。さすがの高知もやや寒い。面倒だからと会場のホテルを宿に、チェックインするや一眠り。そうお昼寝、約1時間。高知の新年会は20年目だそうで、噂には聞いていたのですが、初めて出席。何でもっと早くから招待してくれないのと僕。実は知る人は知っていますが、僕は高知と松山のハーフ!あの熱い高知県人の血が流れとるきー!ほら。それにしても、いやーもう感激でした。
新年会場はホテルの最上階。入り口にはSSER様御席の看板「????」会場には、40名近い出席者。座席が足りなくて大慌ての主催者!!ったって、僕のことではない。出席者は、たくさんの古株の顔や、最近の顔、いつも一緒のオフィシャルの顔。もちろんバイク屋さんも何人も・・・かかっているビデオは、第1回のSSERやTBI。思わずジャパネットタカタのCMを思い出してしまいました。高知の人たちはこうして熱く、心が広くて、みんな仲良くて・・・最後はツブレて、高知の熱くて長い夜は更けていくのでした。

「オフロードバイクやモータースポーツ文化論」面白かったです。で提案。シンポジウムみたく、酔うまでに先にいろんな話し合いをして、それから飲み会!とか言うのはどうですか・・・たくさん貴重な意見を聞いたのに・・・忘れちゃった。結局最後は、僕の周りではC2SSがどうのHT-1、トレールボスの、とヒストリックマシン・エンデューロをやる話が決まりました。さて、いつどこでやるかな。まず1回目はスーパーNの昼休みのアトラクションでやりますか??

きょうの一枚
ヒストリックマシン・エンデューロにちなんで1985年SSER 2DAYSの走行風景。このころの憧れのマシンが、いまやヒストリックとはねえ。

告知 – 第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ

競技の名称: 第1回四国ヒストリックマシン・エンデューロ
開催日時: 2005年3月27日日曜日12:00より
(SUPER-N内でのミニイベントです)
開催会場: 美馬MX場
参加資格: 1984年までに製造されたエンデューロ、オフロードマシン(ナンバー不要)製造年が特定できないものは、そのモデル最終製造年とする。
参加費: 3000円
競技方法: 製造年の古い順に1年につき5秒間隔でスタート、同一製造年モデルは同時スタート、約5kmのコースを最も先にゴールした者から順に順位をつける。
賞典:
1位 参加料全額の50% レース結果の1位
コンクール
デレガンス 参加料全額の30% マシンだけでなくウエアやトータルで美しくてカッコよかった人
2位 参加料全額の15% レース結果の2位の方
3位 参加料全額の5% レース結果の3位の方
その他
各賞    
 

お申込はこちらのサイトから

2005/01/21 (金曜日)

そうそう、フランスのツゥ-ルーズでは、エアバスA380の発表会が、行われました。発表会には仏シラク大統領、独シュレーダー首相らが出席して、まさにEUサイドのシンボルのような祭典。総2階建ての巨大な機体は、とってもかわいい。カジノにするなんて話もあって、面白そうです。いま受注もB747を大きく引き離し、新しい時代のワールドスタンダードになりつつあります。そうした流れにボーイング陣営の日本国内の航空各社のリスクが叫ばれています。まあ、そう言いなさんな、と言うのが感想。なんでも勝ち馬に乗る!とかばかりせずに・・・でもA380は全席Yクラスだと850席!!すごい!!発表会のHPをお楽しみください。(http://www.airbus.com/events/a…….)

でも、そんな大量輸送時代なのか?という疑問も。むしろ僕はボンバルディアのリアジェットが欲しい。また日本郵船は飛行船ツェッペリン号を購入。愛知万博の宣伝で、飛ばすんだって。

話は変わって、SSERシリーズ。世の中のエンデューロマシンの排気騒音が落ち着くまでは、なかなかオープンエリアにたびたび出て行けない現状の中で、頑張って開催!!特に今年は3戦ともチームクラスには小額ながら賞金!!シリーズランカーの個人にも賞金を用意いたしました。

SSER 2DAYS CLASSIC以外の2戦はラリークロス+公道という形になりますが、クローズコースだからな!と言わずにご参加ください。みんなでわいわい過ごせる有意義なものになってきていますよ。特にあの晩メシ!!これだけでも・・・・・。

この場を借りてオフィシャル通信
TBI 2005&BEIJING-ULANBAATARのレギュレーションとロジスティックスのミーティングを準備中。都合をメールしてください。2月下旬くらいを予定。

きょうの一枚
快晴のラリークロス会場。走り行く後姿は・・・今年は林道部分も増えて距離が長くなりますよ。どうぞお誘いあわせで・・・・・。

2005/01/20 (木曜日)

さすがに大寒の今日は、日本列島も寒さに縮み上がっています。

暦便覧には、冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也とあり、1年でもっとも寒い日、だそうですな。

ところでこの大寒とかは、どういう起源によるものかと言うと、って調べてみただけの話ですが、「二十四節気」つまり1年を12で分けた上にさらにそれを半分に分けたもののようですね。実際には二つの方法があって、1年の日数を単に24で割る(15.22日)方法と、太陽の黄道(太陽が1年間に一回りする道)を24等分する方法(角度にすると15度)この二十四節気は旧暦の日付を決めるために必要だったわけであります。中国やモンゴルのように旧暦で正月を祝う国では、大寒はお正月の前。お正月は春の初めのようなものです。日本では明治初期に旧暦の使用をやめて西欧化するんですね。ところが今でも、季節を表現する大切なことばとして、我々の生活に深く根ざしていますね。まあ春分の日と秋分の日は祭日にもなっていることですし。こうなれば立秋・立春・夏至・冬至・大寒くらいは祭日にしてしまうのはどうすか?成人の日みたいに「いつでもいいから連休にしてしまおう」という考えは、なにか「決まりごと」っぽくなくて日本人には馴染まない。

日本人に馴染まないというと、モータースポーツ。石原都知事は「三宅島でマン島TTレースみたいのができないかね」だって。さらに「警察がウンと言わんか」だって。この人、良くわかっているのにびっくり。マン島にも行ったことがあるらしい。だれか東京都に提案しませんか。運営?お手伝いしますよ。

きょうの一枚
TBI。今年のテーマは海と島。ゴール付近でパチリ!!

2005/01/19 (水曜日)

朝から、TBIの用地借用の話にとある市の役所へ出向いた。これがお役所か!!というほどのすばらしい対応をいただいた。しかし用地は県のもの・・・じゃあ県にお伺いを立てに・・・ということになってちょっとした用地を借りるのも数日がかりだ。でも、この場所はとても素晴らしくて、なんとしてもスタート地にしたいと頑張ってます。ゴールも良いですよ。どうですか、今からでも。こうしたラリーイベントを広域的に開催するのは、実に大変だが、今回は住み慣れた四国。なのだが・・・・でも今回のTBI、参加者の期待も大きく、参加人数も少なくない。濃厚な四国の濃厚な世界を、しっかり堪能できることでしょう。僕も初心に帰ったように頑張りますけん。

今、忙しいこと・・・TBIのルート制作、SUPER-Nの準備!!BEIJING-ULANBAATARの交渉!!80G/S-CLUBのことって?

きょうの一枚
ほーら、もうすぐ春。春分峠に登る道。いよいよ四国の旅が接近中。

2005/01/18 (火曜日)

今日はとてもいい天気でした。こんなのを小春日和といいますかね。いや、確か小春日和というのは、晩秋から初冬にかけて使う言葉、ということは?・・難しい日本の常識。この暖かな春のような天気をこの時期に言い現すのはどういう言葉があるのか?と、悩んでいます。

昨日は阪神淡路大震災から10年。あの日(正確には前夜)僕は、モンゴルの帰国便が遅れて、深夜の関空に降り立って、大阪の寿司屋で飯を食った。夜が明けるまでには、阪神高速を抜けて、瀬戸大橋を渡り事務所に帰り着いていた。数時間の後に、その阪神高速は倒壊、神戸は壊滅的な被害を受けた。恐るべし大地震。そんな幕開けとなった1995年、それは我々にとっても忘れえぬ年となった。SSERの10周年、ラリーレイド・モンゴルのスタート。もう、あれから10年・・・・・・・歩んできた道のりが、間違っていなかったでしょうか?

話は変わりますが、SSERの始まったのがさらに10年さかのぼり1985年。85年といえば、ガストン・ライエがパリダカの2連勝を飾り、テレビでは地上波でお茶の間にパリダカの鮮烈な映像が飛び込んできた時代。そんなガストンにあこがれた僕の80G/S-PDは85年製。ということで、80G/Sクラブ・・はどうなったかという続報。ジャーン!!まもなくHPがスタートします。バーチャルツーリングとか、日本縦断リレーツーリングとか・・・いそがしいあなたにも?ぴったりの企画で、スタートしますので、会員の申し込みを済まされている方で、まだ情報をお寄せいただいてない方はお急ぎくださいな。URLは、また、こっそり教えます。どうせここからリンクを張るだろうと思っているあなた・・・残念でした。

再び話は変わります。ラリーが終了したのを機に、フアブリッツイオ・メオーニとリシャール・サンクトを、短期間に失ったKTMに対して、深く哀悼の意を表します。思えば1988年、我々のチームは、西山氏を招き、おそらく初めてパリダカールにKTMを持ち込みました。西山氏の話ではKTM本社は、その当時のLC-4の耐久性に関して懐疑的で、どちらかというと賛成を受けて参加したというわけではありませんでした。あまり多くのスペアパーツの詰めなかった我々のマシン(AUTO)にも、わずかばかりのKTMのパーツを積み、夜明け前のタマンラセットへ向かう砂漠の中で、押しがけを続けたのを、昨日のように思い出します。その時の情勢から、いまのKTMの隆盛を誰が想像できたことでしょう。そして、総合優勝までの長い道のりを、迷わずに歩んできた姿勢に、世界は評価をしているわけです。相手はBMWやHONDA、YAMAHAといった大企業ばかり、今度こそはと臨み続けた苦難の道のりは、ある意味では挑戦者としての気概に満ちていたことでしょう。勝てない歳月が続きましたが、それでも着実で、そしてそのデータを、すばやく市販車にフィードバックしていきました。一般のライダーにも、その高性能のマシンは受け入れられ、ついに大メーカーに比肩するまでになってきたという感じがします。

さて、この悲劇はそうしたKTMに対して、きわめて厳しい試練であるかのように見えます。しかし、このフィールドを駆け抜けたものとしてのリーダーシップとイニシアティヴはゆるぎの無いものだと思います。もちろんマーケットは、ほかにもあるでしょうが、今回の出来事を真正面から受け止めて、さらにたくましく歩んでいただきたい、とそう願います。応援の賦です。

きょうの一枚
このあたりでKTMといえば前田くんです。若さあふれる・・・・・っていつまでも若いつもりの彼でも、今いくつかね?

2005/01/17 (月曜日)

「総合2位!6位!おめでとう。チームスガワラ」

結果はともかくも、ダカールは今年も多くの英雄たちを迎えて沸き立っていることでしょう。MOTO部門では、悲劇を乗り越えたKTMが・・・ここまでというほどの市場独占状況で総合優勝!!AUTO部門では、MITSUBISHIの5連覇!、VWも頑張りました。悲願の総合3位を逃したものの、日産の戦いぶりも印象的でした。どうかゴーンさん!撤退なんて言わないで・・・・・。さてCAMION部門!!総合2位に菅原義正さん、まことに見事です。3部門からなるダカール、どの部門も公平に報道し、評価してほしいものです。AUTO部門の日産を見れば、CAMION部門の総合2位は、凄いじゃないですか。こうなったらヨーロッパでやるのをやめて、チームスガワラでニッサンをやったらどうですか?!ゴーンさん。あっ、いや、これは立場をわきまえぬ発言。訂正します。

どちらにしましても、チームスガワラに、大拍手!!を送ります。
チームスガワラの、もうひとつ凄いところは、完走している多くの日本人チームの中にあって、完全にプライベーターとして独立しているところも見逃せません。スポンサーの調達を始めすべてのマネージメントを、自分たちでやらなければならないのです。大変だと思いますね。しかもそれでパリダカ史上最高の出場回数と、おそらく完走回数。これが日本の国技でもだった日には、人間国宝ですな。また菅原さんの準優勝のタイムはAUTO部門と比較しても、なんと17位より上位。T-1クラス優勝1-2-3フィニッシュを高らかにうたうTOYOTAチームの最上位より、さらに上にいるという事実なのですが・・・・・もちろんカミオンに有利な部分も少しはありますが、しかしそれはAUTO部門に比べれば、パンク修理一回にかかる時間を比べても、恐ろしくハンディ。パワーウエイトレシオや排気量ウエイトレシオで、ランクル100に勝っているとも思えませんしね。また前半はスタートが最後からなので、夜は遅くなるし、遅いマシンに行く手はふさがれるし・・・と考えれば、やはり恐るべしといっていいでしょう。

きょうの一枚
で、その菅原さんは、こんなこともやってます。
2002年RRM、今年のBEIJING-ULANBAATARにも、なにやらこんなマシンを持ち込む計画をしている様子。ここらが強さの秘訣でしょうか。

2005/01/14 (金曜日)

トヨタランドクルーザー100を駆る、TEAM TOYOTA AUTOBODY?がT-1クラスの1-2-3フィニッシュを成し遂げそう!!もともとはT-1-2市販車無改造ディーゼルクラスの1-2-3を目指していたのですが、気がつけばT-1のオーバーオール(ってのも変だけど・・)が目前。ランクルファンとして、また浅賀さんや右京さんをよく知るものとして、また昨年の屈辱からのリターンマッチとして、心からの祝福を送りたいと思う。のだけれど・・・ちょっとまだ数日あるので、ちょっと待とう。

それよりも今日はディーゼル?について話したい。僕もこれまで参戦してきたのはいつも、ディーゼルだった。実は、いまやシュレッサーバギー(FORD)も、クラインシュミットやサビーらの乗るVWトゥアレグバギーも、BMWも、マニャルディが乗るHONDA?も、みんなディーゼル。逆を言えば日産と三菱だけがガソリン!!という構図になってしまっている。今トップ10の中はガソリン:ディーゼル比率は、なんと5対5!!という状況。理由はいくつかあるのだが・・・ディーゼルの重たいエンジンブロックを積んででも有利だと判断するだけのレギュレーションの謎があるのです。
それは、今のパリダカが陥っている大の問題である、ラリーの二極化を押さえるために、ガソリンエンジンに課せられた規制。もちろんターボはだめ、排気量ごとに窮屈なリストリクター径の設定。ところがディーゼルならターボもOK!なわけです。砂丘越えなどは、粘り強いディーゼルエンジンのほうが向いていたりします。
つまり主催者の狙いは、あながち外れていたわけでもありません。しかしそれでも上位陣の速さは別格!!ディーゼルでT-1の上位独占目前のTOYOTAに拍手・・・でもその後の新聞広告などは、もっと洗練させてね!!

きょうの一枚
バイラーとカミオンとモンゴルの砂丘。いまはチームスガワラで懸命のアシスタンス中。姿が容易に想像できて、楽しい。

 

「見てきたようにモノを言う!」こたつの中からダカール解説!!

チームスガワラ1号車が、メルセデス・ウニモグのビスマラとデッドヒートを繰り広げています。ビスマラは、かつてはレンジローバーで上位を走っていたプライベーター!!明日の長丁場で総合3位・クラス優勝ははっきりするでしょう。そして後方にはDAFの怪物、デルーイ!!そしてその後ろに、チームスガワラ2号車テル!さらにわずかの差で、後ろにデルーイJrここは厳しい。でもスタートすぐにパスさせて、あとはずっとほこりの見える範囲でついていけばいい!!ので1号車は、デルーイの親父を抑えて、2号車はデルーイJrを抑えて、DAF対HINOの親子対決に、勝利を収めてダカールの歴史に名を留める!!という筋書き。残り最後のダカールが俄然面白くなってきました。

MOTO部門はいろいろな意味で心配!!昨日のステージ1位のタイムでもAUTO部門のトップ10にも入らないようなタイム。どうもKTMワークスは撤退はしなかったもののスローダウン気味に走っている様子。それにしても参加者のほとんどがKTM!リザルトを見るにつけ不思議な気分です。

AUTO部門は変化なし。珍しくリタイアのないステージとなった。いよいよ明日はタンバクンダまでの500km超のSSいよいよセネガル!!ここが最後の山場。

 

 

Organisation Voice 2004

2004/12/20 (月曜日)

2004年もあとわずかだと教えてくれるのは、クリスマスの鈴の音。イルミネーション。映画ポーラーエクスプレスでは、大人になっても「信じる」という純粋な心を・・・と本当に大人のための童話を子供をだしに描いていたような気がします。この時期に日本国内を旅して、ハッと気がつくのは「なんとクリスマスのイルミネーションの増えたことか・・・・・」でしょうか。それは、初めて12月のヨーロッパを旅した時のように感じます。そう言えば12月のパリ、あの熱かったパリダカの日々を忘れることは出来ません。TSOやアフリカツール(古い!)へ出かけて最終の手続きをしたり、買出しをしたり、時にはスポンサーのステッカーを切ったり貼ったりと・・・・そしてサポートカミオンのチームと交渉契約して、サポートの荷物を預けに行きます。

でサポート!といえば愛知のイワサキモータースが、BEIJING-ULANBAATAR 2005のサポートシステムを発表しました。近いうちに「100萬倍・・・・」に掲載しますので、ぜひご活用ください。概略はというと、2つのサポートコースがあって、テント張りとルートマップ以外はすべてお任せくださいな・・・・というフルサポートと、もうひとつはセミサポートの模様。もちろん詳細は直接お問い合わせください。 kunio1971@m2.dion.ne.jp

やっと寒く冬らしくなりそうな気配です。年末に向けて、お気をつけくださいませ。

きょうの一枚
ル・マンというかテロッシェのクリスマスイルミネーション!!チームスガワラのガレージの近く。もうすぐパリダカ

2004/12/17 (金曜日)

名古屋からボンバルディアのリアジェットで帰ってきました。これが今ビジネスジェットとして注目の・・・・・「買いますかね?」と空港で偶然会った知り合いのトヨタのディーラーの役員さんに言うと「・・・・・・」「30億くらいでしょう」「・・・・・・・」「出張が便利になりますよ」「・・・・・・・」僕は頭がおかしいと思われたかもしれない。夢は大きいに越したことはないのですが・・・リアのエンジンの推進力は、ちょっといい感じ。まるでフェラーリに乗ったような感覚、革張りのシートもなかなかです。ぐんぐん加速しながら短い滑走距離で飛び上がります。これからは、こうした小型ジェットの時代が来ますね。

話は変わります。ラリーのケイタリングサービスのお話です。

「やっぱ朝飯は、お茶漬けですか?」

参加者説明会の質問

「うっ」

僕は心臓を抑えて発作のふりをしてその場を逃げ切る某国のような荒業も考えたのですが、そこはキッパリ!

「そんなことはありません。」

と、でも僕的には朝の永谷園のレトルトのお茶漬け、嫌いじゃなかったのに・・・ということから「ようし、今度のケイタリングは気合入れたる」ということになって先のガストンライエ・クラシックのとっておきのケイタリングチームを起用することに決定。100人にも300人分くらいの食事を用意するあの大胆さに、一度の夕食にコロッケとハンバーグと、焼肉しかもハーブ漬けの豚肉とチキン!!食べきれない!!というかカロリーオーバーな、あのケイタリングチーム・・・・・BEIJING-ULANBAATAR、ワインと洗練されたディナー!!どうですか?って、みんなあんまり期待しないような気もするのですが・・・・・現在TBIも、BTOUも、プレエントリー続々到着中!2005年は、やりますヨン!

きょうの一枚
「ジンストのオボー」ゴビの町ジンストの西にラリーがビバークした場所がある。そこは360度、さえぎるものがないただただフラットな大平原。SSERは、試走隊がそこを通るたび、小石を積んで目印を残した。以来10年。いつ通っても変わらずにそれがある。

2004/12/16 (木曜日)

いま新幹線で名古屋に向かっています。新幹線に乗るのは、ずいぶんと久しぶりで、かものはし頭の700型?です。すばらしい速度ですべるように走ります。開業当時の速度や振動に比べれば驚くばかりです。

新幹線は、こうしてすばらしい速度を手に入れましたが、自動車はどうでしょう?新幹線開業時・・・もちろん子供のころですが、東京から御殿場まで東名高速をドライブしました。もちろん運転したのは今の僕の年よりも若い父、時速100キロ到達の瞬間は車内は「おおおお」と感動に包まれたものでした。しかしその頼りない車の直進安定性やらなにやらは、まあ今考えれば時代相応のものだったのでしょう。やはり時代は移動する時間を短縮することが必然とされたわけです。

それからおおよそ半世紀、航空機も、新幹線も驚くべき速度を手に入れてきました。それによる恩恵も、相当なものです。しかし自動車だってそうです。僕のクルマもひとたびM社製直6エンジンを、ムリッと踏み込めば異次元の加速と異次元の速度域、でもって・・・・でも悲しいことに高速道最高速は100キロのまんま・・・ありゃありゃ・・・ああ、あの40数年前と同じなのでありました。速度の出し過ぎには気をつけましょう。

きょうの一枚
あれあれコーションマークでストップ?しかもナビゲーション周りがぐんにゃり・・・でもこの先の道も魅力的です。

2004/12/15 (水曜日)

ミツビシはWRCへの本格復帰と2005年のダカールに5連覇の偉業達成にむけて、いわゆる社運を賭けて取り組んでいます。「ラリーから撤退するときは、会社も終わりのときだ。」と言ったか言わないかは知りませんが、強い意志が、とても頼もしいものです。今全盛を謳歌する自動車産業と、その恩恵に厚く浴するわれわれは、今の自動車の進歩こそは、モータースポーツで磨かれ成長した部分が相当に大きかったと、そう思います。ですからモータースポーツに対して、少しは敬意と尊敬の念を持って接してもいいのではないかと思います。一般的な評価は、あまり芳しくはないようですが。

ダカールのお話、昨年KTMで悲願の優勝を遂げたホアン・ロマ(って書くとホアン・ミロを思い出しますね・・・・関係ない?)もミツビシのワークス入り!どうもチームは、スペインの石油元売「レプソル」がスポンサーになったこともあるんでしょう・・・でペテランセル、増岡、BMWで昨年総合4位!これは大活躍だった元スキー滑降のワールドチャンピオンだったリュック・アルファン、にロマ、そしてかつてはBMWのワークスで2輪で走ってて、昨年はミツビシ入りして総合5位の女性アンドレア・メイヤーと5台体制。豪華というか、なんか2輪出身者が多くなってきたね、という感じです。若いロマの活躍に期待したいものですが、なんと言ってもつらい日々の三菱自動車に明るさと自信を取り戻してもらいたいものです。

2005年のダカールは1月1日バルセロナをスタート、総走行距離8956km SS5431km、1月16日にダカールにゴールする。

きょうの一枚
ラリーはいくつもの名もない峠を越えていきます。峠にかかる虹。

2004/12/14 (火曜日)

只今東京にて、打ち合わせ中です。かなり高いビルの35階にいて澄み切った夕景が夜景に変わっていくのを見て、思わず砂漠のそれを思い出しました。美しいオレンジから濃紺までの、グラデーションが一転、見下ろす大都会の光の海に居ながら、強い寂寥感を覚えさせます。

寂しさに 宿をたちいで ながむれば いずくも同じ 秋の夕暮れ

でありました。しかし寂寥感はちょっと違っていて、なんか宇宙の中にいる地球のそれ、を感じたものです。広大無辺な荒野に地球が、たった一個だけの家のようにポツネンとあるようで・・・・・少し怖いくらいです。

明日は日本レーシングで参加者説明会です。ぜひお運びください・・・・少人数ですがわいわいがやがやと過ごしましょう。エコ・チャレンジのお話とか、ねっ。

きょうの一枚
フィニッシュを告げるフラッグ、ゴールのためのコントロールゾーンの始まりを意味する黄色いフラッグです。

2004/12/13 (月曜日)

本当に心配なここのところの気候・・・・ちゃんと紅葉が出来てなくて山々が汚い感じさえしますが、皆様のところはいかがでしょう?
さて、今週は出張WEEK、東京と名古屋ではBEIJING-ULANBAATARの説明会もします。よろしくお願いします。ここのところ改造に関しての問い合わせが多くなってきていますが、原則としてTDNやTBIと同じなのですが、なにか特別のようにお感じになる必要はないと思います。確かに規則書にはFIA-FIMの規定が下敷きにありますが、まず安全に300kmの走行が可能なこと、ナビゲーション機器周りが安全でしっかりしていること・・なのです。プロダクショションクラスは、いつものTBIやTDN仕様、スーパープロダクションは改造の範囲をさらに広げたもので、でも特殊なものではなくて・・・・どちらかに強くこだわるよりも自分になんとなくフィットするグループを選べば良いだけのことなのです。

映画を見ました「ポーラー・エクスプレス」お勧めです。クリスマスまでに観ることを強く勧めます、というかクリスマスを過ぎては上映してないでしょうけど。「BEIJING-ULANBAATARはまさにこれだ!」なんて勝手に考えている自分がとてもおかしいけど、参加者像をたとえるなら、あの子供たちだし(失礼)オフィシャルをたとえるならあの車掌のありかただし・・・・いつまでも夢を見ている・・・というのが子供・・・・なのではなく、彼らは大人になった今でも、想像力に溢れていていつも無邪気で、しかも常に信じている・・ということ。僕のようです???

土曜の夜は浦和レッズのTV応援で!!痛い五十肩を振り上げて!いや別にJリーグファンじゃないんですが、FUSOのロゴを背中に走り回る彼らというか三菱自動車に勝利の美酒を・・・・と心から願ったんですが、むなしくNISSANに、いやマリノスに負けてしまいました、という構図が・・・ちょっといやかも。で日曜はというと新撰組の最終回くらいは観ようと、これまた「・・・・・・こう終わったか」でも総集編は観ることに決定。でこんな話ばかりついでに書くと、その後には、上映中から気になっていた「戦場のピアニスト」ロマンポランスキー作品・・・子供の頃から幾度も見続けた暗いヨーロッパ戦線とホロコースト、なんとも複雑な週末を、かように優雅に?過ごしていたわけですが、いずれも「終わり方」が難しいというのがこの週末の結論です。

Believes. Trust
今週のテーマです。

きょうの一枚
ラリーレイドモンゴルのビバーク、美しく短い夜が訪れます。

2004/12/10 (金曜日)

なんだか週末は天気が下り坂なのが定番なのか・・・・100萬倍にデジカメのことが書かれていましたね。そこで僕も「よしデジカメを買い換えるぞ!」とおもいたったとです。ここは(九州弁)ばってんなんがよかよね?ということになって検討中!使用目的は、国内外出張および試走!!環境絶悪。でも変なへヴィデューティモデルはいかん、大体ソフィスティケイトされとらん。ということでKさんの買った「Panasonic LUMIX DMC-FX7」実勢価格5万2800円!フンフン、ライカレンズというのを強調しとるところがあざといですな、えっパナソニックってみんなライカレンズなん?とか何とか言いながら、よし僕もこれにしよお!と思ったかとおもうと、やっぱデジタル一眼よね、D70にしようと思ったり、さて本番のとき僕はなにを持っているでしょうね。
外野から一言「電池や電源のことも考えとかんといかんよ!」だって。

エコ・チャレンジが発表されましたね。これはいったい・・・?

その趣旨を説明しましょう。
競技というものは、オリンピックなどを見ていても分かりますが「より早く!」というふうに時間を目標にしたものが分かりやすいわけですが、「より高く!」とか「より長く」「より遠くへ」または芸術性を評点で競う「より美しく」などとさまざまです。モータースポーツでも、すべて時間というパラダイムだけで勝負を決めているのか?というと答えは否。トライアル競技があります。これは時間の制約も近年出来てはきましたが、あくまでも技術を競い合う、まあアーティスティックで美しい競技です。
時間を競い合ったり難しいセクションをクリーンしていくために、ライディングのスキルと同時に、マシンに求められる技術開発が進められてきたのがモータースポーツです。モータースポーツは、本当にクルマの技術発展とともにあったといえます。こうして自動車が私たちの生活に切っては切り離せないものになっているということを、好き嫌いはともかくもですが、モータースポーツに少なからず敬意と感謝をもって接しても、本当におかしくないと思うのですが・・・・・話がそれかけました。

エコ・チャレンジとは、そうした時間を競うということとは別に、燃料消費量を競うというものです。したがって全行程をどれだけの燃料で走破したかということが競われるのですが、単にそれだけに絞り込んでしまうと、モーターサイクルカテゴリーが断然有利になってしまいますので、駆動軸に応じた基準値を設けて、その消費量を(ここはある意味残念なところなのですが)時間に換算して順位をつけようというものです。ひょっとしたらラリーの総合順位と比較できるような基準値をと考えてもいます。単にコンディションのいいサーキットをわずかばかりの燃料で走行して、その燃費を競っていた時代から、本当に困難な道を越えて自分とマシンに極限の忍耐を与えて、走り抜く!というものかもしれません。

またこのカテゴリーでは、参加する車両はたとえば4輪でもノーマルのままでOKです。ロールバーも求めていません。ただし乗車定員は最大3名、ヘルメットだけは義務付ける予定です。シートベルトも3点式でOK!つまり今普段の足に使っている自動車で良いわけです。

このクラスは、ラリー競技部門とは違う保護を受けます。従ってラリー競技には自信のない方が、こちらに挑戦という事も考えられますし、従来サポートカー部門が存在していなかったこのラリーに、サポートカーとしてこの部門に登録すれば、コース上で選手のサポートをしたり部品を運んだりすることが出来ます。これは困難も伴いますが・・・いずれにしてもチャレンジングですね。さまざまなチャレンジングのスタイルがあるBEIJING-ULANBAATARに、どうぞご期待ください。

競技方法などは、現在資料請求を受け付けています。すでにラリーの資料請求された方には発送いたしました。ちょっとラリーは・・・でも行ってみたい!という方にはこちらもお勧めしてみてください。

 

きょうの一枚
CPフラッグです。海外で主催するラリーはFIAのスタンダードを踏襲。かつて4回大会まではFIA-FIMの公認大会として開催されていましたので・・・・
黄色いフラッグはコントロールゾーンの始まりを示します。そして同じデザインの赤のフラッグが、そのCPのポイントをしめします。このフラッグは「その先にある赤い同じデザインのフラッグのところで、オフィシャルスタッフが、通過確認のスタンプを押しますから止まってくださいね」という意味なんです。

2004/12/09 (木曜日)

風邪を引きました。風邪なんか引かないんですが、これがひどくてせきのたびに横隔膜辺りが痛くて「もうたまらん!」のですが日々の忙しさたるや・・・・たまりません。でも明日は、久万町で「江戸時代に建てられた造り酒屋の酒蔵が解体されるので欲しいものがあったら、あげるからおいで!!」というのでのこのこと出かけることにします。なにか古民家再生中でとか、興味のある方はE-mailをくださいな。なんかね、すごい大きい木のお風呂もあるらしいんです。これは母屋がすでに壊されていて・・・・これはもらってきて来年のTBI 2DAYSって、「おまえ、そりゃあ12月じゃないか!」とひとりぼけ突っ込みで、やっぱり忙しさで頭おかしいすよ。100萬倍のコーナーも順調に生育中!!皆さんのお便り、経験者未経験者問わず!お待ちいたしております。
いよいよエコ・チャレンジ発表します。

きょうの一枚
おお、ウラルだかドニエプルだかのサイドカー!!来年は絶対買って帰ってやる・・・・10万円くらいだっちゅうじゃん。ウランバートル市内で・・・・道理でモンゴル人に町並博のサイドカーが人気ないの!と思った。

2004/12/08 (水曜日)

怒涛の「100萬倍!」良くやっていますSSERさん!
朝TVを見ていたら、日本人の学力が低下・・・言いたい放題言っていました。確かに北京では「中高生は夜10時まで授業をしている!」「うそー、それって塾でしょ」「いいえ、学校です」まあ日本語の理解がどこまでだったかは知りませんが、そういえばこの世代には、詰め込めば詰め込むほど入ったものでした。「ゆとり教育」小学生がゆとりある・・・・・と聞いたときには、なにかおかしいと思いました。本来ゆとりというのは最初からあるのではなくて、経験を重ねたり努力を重ねた結果として、上級者のゆとり。老後のゆとり。という風に使うものだと思っていました。「読解力云々・・・」この「ゆとり」という言葉の奥にあるものを読解せずに使う文部科学省にこそ・・・・いや言いますまい。その直後ニュースコメンテイターが、ジェンキンスさんは、日本国籍の「シュウトク」ができるでしょうか?といっていました。シュウトクとは、習得・修得・拾得くらいしか意味がないので習って国籍が取れるわけではないし、落ちているものを拾って手に入れるものではないのですよ。間違っているときがついたものがその場で言い直さなければ、日本中に放送しているのですから、日本語をおかしくしているのがマスコミだ!といわれてもおかしくないですよね。

で、ラリー(なんのこっちゃ)でも、「ゆとり」これが大切です。だからラリーの行程を短くするとか簡単にするとかでは「ゆとり教育的」になってしまいます。ゆとりを得るためには技術やノウハウをシュウトク(ここではこう使います)する必要があります。朝からこんなこと考えながら出社するのって・・・・・・。

きょうの一枚
バリース・・・と呼ぶデューンのなかの道しるべ。出典は定かではないのですが、人の名前のようです。サハラのテネレ砂漠に、一定の間隔でくいを立てていった人だそうです・・・・違ってるかも。

2004/12/06 (月曜日)

金曜日に書いたお話の続き?地球温暖化のあらゆる影響は、日曜日の異常気象!となって日本全国に猛威をふるいました。なんと東京では25度の真夏日!北海道や日本海沿いでは大雪!やっぱまず京都議定書は、アメリカも中国も批准せんといかんです。仮にこの議定書が守られてその努力が続いても、2150年には平均気温が5度程度上がって安定する程度であります。まあ平均気温の5度というのはとんでもなくて、日本は完全な熱帯!!まあ今でもそうですが・・・北極海からは氷が消えて、地表の面積は激減!!おそらく耕作面積も半分以下になるのでしょうか?そもそも今の地上の生物が存在できるのでしょうか?ヨーロッパの人と国々は、早くからそう考えて対応してきました。ドイツは削減目標を自ら-21%と掲げ、すでに18.9%削減を達成!イギリスは同じく-12.5%を掲げ14.9%削減達成!いずれも京都メカニズム(金曜日のOV参照)を使わずに・・・・なのであるからすごい。アメリカは世界の総排出量25%を誇り!?基準年対比で18%増!!の首位固め!中国は世界2位の15%の排出量でもって1990年基準年の39%増という過激さ!でも途上国特別措置で、削減約束はしないで良いらしい?????まあ世界4位の排出量の日本も-7%を掲げながらも、堂々の12%増!という、まあ約束すれど実行せず、という最も悪いパターンかも・・・です。最後にイギリスでは2050年までに60%削減という目標を掲げています。その理由は「先進国の責任」だそうです。経済発展に重きを置く国・・・環境問題に重きを置く国・・・・・・選択肢はさまざまです。で、未来は突然にやってくるのではなく、現在の毎日の積み重ねの結果として未来はあるのです。

きょうの一枚
砂丘を走るガストンとロワゾー!!「BEIJING-ULANBAATAR」を100万倍楽しむ方法!にロワゾーさんが登場!!楽しんで走る・・・究極のラリーの楽しみ方です。ところで荷物もほとんど持って走っていません。ロワゾーさんのウエアはひとつ前のBMWラリースーツ、着こなしていて使いこなしきっていました。

2004/12/03 (金曜日)

季節外れの台風がやってきています。地球温暖化の影響は、こうして足音を立ててやって来ているという事実に目を覆うべきではありません。仮にこの台風が、そうした温暖化に起因するものでないにせよ、長い将来にわたって持続可能な社会の実現を考え行動していかなければならないでしょう。

京都議定書もいよいよ発効します。しかし、地球温暖化を止めるためには温暖化効果ガスの排出量を現在の50%以下にしなければならないといわれています。1997年12月京都会議、日本は1990年の排出量から6%削減するということで合意。しかし2002年の排出量は1990年の7.6%増になってしまっています。議定書は55ヶ国の批准によって発効することになっていて、55ヶ国目のロシアが批准を決めたことによって、法的拘束力も有するようになったのだが、世界の総排出量の約50%を持つアメリカと中国は、離脱したままなのです。問題や議論は相当あると思います。中国も企業活動の中に一定の植林を法律で義務付けていたりします。非難を浴びつつも火力発電を水力などへのエネルギー転換に取り組んでいます。

京都メカニズム、というのも議定書にあって森林の整備による吸収量による相殺部分とか、海外で共同しての排出抑制の取り組みなどです。じつは日本の6%の削減目標のうち-5.5%はこうした京都メカニズムに頼っているという現実なのですが。

いずれにしても僕は、バイクに乗る機会を増やす口実、いや理由(同じか)にしよう!と思います。寒くてちょっと頬が痛いのですが、冷たい空気は酸素の密度も濃くて、実に気持ちがいい。再び地上に低酸素時代がやってきたら、酸素効率の悪い僕たちは、どうすればいいのだろう。

きょうの一枚
「四国が、満ちてくる」僕の好きな竹の子林道。柔らかく、クッション性があってグリップが良くて・・・・木漏れ日は柔らかで・・・・はー(ため息)

2004/12/02 (木曜日)

フランスから便りが届きました。病床のガストンの代理でお嬢さんのナタリーさんからです。胸を詰まらせながら読みました。「連絡が遅くなったこと、ごめんなさい。ハードな状態が続いていて退院が出来ません。(中略)父は、2つのイベント(ガストンライエミーティングとクラシック)が無事に開催されたか、とても心配していました。どうか参加された皆さんによろしく伝えてください。」と・・・・・みんなの寄せ書きのあるパネルがもうすぐ届くよ!がんばれと伝えて欲しい!!と返信しました。「来週の土曜日に退院するから、遅れるけど必ず行くから・・・」という11月3日の便りを最後に連絡がなく、パリに行った菅原さんも実は面会できずにいたのでした・・・・・。
本当に祈るような気持ちとはこのことです。こうして書いていても涙が出てきそうになります。心があわ立ちます。北京で会おうと約束をしていますから、必ずそれを果たすものと思っています。だいいちこの前の北京出張は、一緒に出かけるはずだったんです。GRM参加の皆さんにはもう少し詳報をお届けする予定でおります。しばらくお待ちください。

さて、それはともかく。昨日のミーティングで「BEIJING-ULANBAATARを100倍楽しむ方法」というコーナーを立ち上げようということになりました。さてさてどうなりますか。内容というのは、かなり柔らかい様です。初めての海外、初めてのラリーにどう対応するか?!などと言うことがテーマのようです。コンセプトは「高感度ビギナー」です。皆さんのアドバイスもお寄せください。

今日は12月2日。なんとなく師走の雰囲気が薄いような気もしますが、さっき話した北海道のH編集長によると「札幌は圧雪路!」だそうで・・・温暖化の冬も寒いことには寒いんですねこれが。

きょうの一枚
フフホトの街の中を走るカワイイやつ!最新モデルもあって、それはなんかこうプジョー顔をしているのですが、やっぱりこのシンプルなやつが良いですねえ。運転席周りもパチリ

2004/12/01 (水曜日)

いたずら書きのように、なんかの裏にボールペンで書いたBEIJING-ULANBAATARのかなりヘタッピィなルート図がUP!されているので、どこにあるか探してみて見て下さい。さらにPHOTO付きでルートインフォメーションも同時掲載!!そのうちルート図は、もう少し楽しいものに書き換えます。

で、そのルート図を描くときに思ったんですが・・・恐竜を書こうと思って描いていると、って小さくだけど・・・・どうしても鳥の絵になってしまうんです。「ありゃりゃ、これじゃあ鳥じゃんか・・・」とひとりつぶやいて、やっぱり鳥類は恐竜が進化したんだなあ・・なんて感心していました。どうして近年になるまで誰も気が付かなかったのでしょうか?いっぽうゴジラはハリウットで、なんかエライ人気であの「ウォーク・オブ・フェイム」いわゆる殿堂入り!になったんで、歩道の手型や足型になるんですよね。ゴジラは、ビキニ環礁かなんかの水爆実験で、イグアナみたいのが突然変異してあんなになるんでしたっけ・・・・で28作目「ゴジラ ファイナル ウォーズ」を最後に、いわゆる終了してしまうそうです。実はこのゴジラと僕は同い年です。生誕50年でシリーズが終わるんだそうです。終わるといえば「ドラえもん」これの声優陣もほぼ総入れ替わり・・・・・なんか、いいことでもありつつも暮れ行く師走の空にも似てわびしさと言うか寂寥感の漂うこととなりました。

変わって2005年!!新しい年です。SSERの記念すべき年は末尾が5年!!SSER 2DAYSのスタートは1985年。RRMのスタートは1995年!BTOU(巷ではこう呼ばれています、ビートゥユー!ペキン・ウランバートル)スタートは2005年!ちなみに僕は1955年生まれ!!そういや1965年は山に登り始めたし、1975年はトライアルをはじめた。アメリカンフットボールを始めたのもこの年だった。こうして5年という年は、実に人生に大きくかかわる年だったのです。サラリーマン辞めたのも1985年だし・・・・で、昨日は日中友好協会に入会しました。政治的には「冷え切った日中関係・・・」とかまびすしいですが、こんなときこそ民間レベルの交流を促進すべきでありますな・・・なんて立派な発言。

 

きょうの一枚
今日も、北京の一枚。この日は抜けるような青空でアポイントはお昼からだったので、オリンピックの主会場の建設現場を見に行きました。市内なんですが、その広大な敷地には驚きです。何も建っていないので「こんなので大丈夫ですか?」と聞くと「最後は人海戦術で、あっという間に出来ますよ」だって。写真は、その近くで。

Organisation Voice 2004/11

2004/11/30 (火曜日)

12月。やっぱり気になるパリダカ。チームスガワラは早々にフランス入り、ルマンにあるガレージで2台のレーシングカミオンとアシスタンスの6×6の仕上げに余念がないことでしょう。御大菅原義正さんは、僕の記憶が正しければ23回目のパリダカ!2号車のハンドルを握りドライバーとしてデビューする次男・照仁も実はすでに7回目のパリダカ!ベテランの域です。もちろんモンゴルではカミオンバレイのドライバーやら自作バギーでの挑戦やらと、経験も豊富!!菅原さんはナビをどうしたのかな?と思っていたら、羽村君を起用。彼とはパリ・北京の懐かしい思い出がこみ上げてきます。2台で同じチームのように走った中国ステージ!SSをフィニッシュすると無線を通じて流れてくる「都はるみ」シルクロードの奥地で闘ったあの日が、今の僕を支えているのかもしれません。「一度この砂漠に足を踏み入れた者は、必ずこの地に帰ってくる」ラリーがそれを体現しているのかもしれません!!がんばれスガワラテルヒト!

とまれパリダカは、僕が初出場した1988年の603台の最高出場台数記録を塗り替える695台!!いったいどうやって運営するのだ!?仮に1分間隔で1台ずつスタートすれば695分!約12時間!1000人の競技者が砂漠の上に展開しているわけです。同じオーガナイザーとしては半分羨ましくも、実のところは畏敬の念に堪えません。ああ、されどパリ・ダカール!僕の夢は自分で言うのは口幅ったいのですが、アジアのパリ・ダカールを創出すること。道のりは遥かで、陽炎にゆれています。

きょうの一枚
こんな時代もありました。RRM最終日の一斉スタート!参加者が並び始めるとモンゴル人スタッフの車両や、果てはカミオンバレイも並んで、なななんとヘリまでも並んで横一線のスタート!!

2004/11/29 (月曜日)

気がつけばもう12月がそこまで来ているではないですか。
TBIの問い合わせもたくさん。来年から取り組む騒音規制(日本国内のね)の打ち合わせ、そんでもってやっとパートナーや詳細が決定したがゆえに作成を始めたBEIJING-ULANBAATAR 2005の開催企画書!と終日パソコンの前に座って肩を凝らせています。来来週は東京で説明&プレゼンテーション週間と決めています。そんな時間に「東京で会おう!」と約束したたくさんの方!ご連絡ください。・・・誠にごめんなさい。いつも勝手で・・・・東京出張時利用懇談会をぜひ開きたいと思っています。

さて、そんな悩み多き僕にとっての今日のグッドニュースは、日中韓の首脳会談!!3カ国の間で貿易・投資や環境保護、安全保障など14分野にわたる「日中韓3国間協力に関する行動戦略」を採択したという朗報です。日韓両国が求めていた貿易と投資のルール改善に、これまで慎重だった中国が同意したことで、3国間の経済協力が加速する可能性が強まりました。これまで中国進出の日本企業は、そのインターナショナルスタンダードとは程遠いルールのおかげで死屍累々なのですが、昨今の日本企業の警戒感漂う戦略の変化や撤退ムードに呼応して、さすがにこれまでのやリ方では限界がある、と考えたかの地が共通のルール作りに参加してきそうな感じなのです。

中国人の平均所得は急増しています。「2005年、海外旅行に出かける中国人は1億人といわれています!!」「ギョエーッ!イチオクニン?」「そうです中国の富裕層は1億人を突破しています。」「ギォエーッ!」しかしこうして考えると、中国で安価にして良質の労働力を確保して、その差額で利益を出していた中国進出企業は「痛い!」はず。そろそろ戦略の転換を求められて当然のはず。

僕はというと、そんな中国に魅力を感じていて、あの「パリ・北京」の日から恋恋としていたのですが、それが言葉にするといつも裏目に出て「中国の人口爆発と遅れてきたモータリゼーションが地球の問題だ」などと言い続けてきたわけです。そこで今回のラリーはエコチャレンジ部門。間もなく間もなくと言っていますので本当に間もなく!!発表なのですが・・・・・・コストが・・・・問題で・・・・・時間がかかっています!!!さあ、元気に師走を迎えましょう!!!

きょうの一枚
これフフホトの路地で、こんなおでん屋?がたくさんあって、ラリーで泊まるホテルのすぐ近く!ってフフホトのホテルはまだ決まってないっちゅうのに。で応援ツアーの皆さんはラリーが到着するまでの時間をもてあましたら、きっとここに来て食べるんだ・・・・。

2004/11/26 (金曜日)

このところ小春日和な毎日が続いていますが、今日なんてまさに春そのもの。温かい風が吹いて山々には霞がたなびいて・・・なんか3月って感じです。春といえばGW!!のTBIが復活する!!というニュースに、大変な?反響をいただいています。TDNの開催はしばらく休止です。それはやはり北海道ステージの準備がこの時期に困難なこともありますが、BEIJINGの交渉などに忙殺されているがゆえです。

TBIは2001年でひとまず幕を下ろしましたが、そのあとのTDNに、脈々とジャパニーズレイドの精神は受け継がれて来ていたわけです。特に今年の長崎発・東京プリンスゴールの旅は圧巻でしたし、昨年のSW-NEも素晴らしい内容だったと思っています。ところで最近はニュージェネレーションの台頭に、こうした世界のクロスカントリーラリーに通じる道は、やはり整備してなきゃあならん、とBEIJING-ULANBAATARとTBIをある意味セットで立ち上げることとなったのです。運営は相当大変であることは火を見るより明らかですが、たゆまぬ努力、情熱、そして行動力を皆さんとともに発揮して、素晴らしい日々にしていきたいと願っております。TBIとBEIJING-ULANBAATAR!どうぞお楽しみに!!

きょうの一枚
中国にて。黄土高原を越えると大青山(セイザン)山脈(人生いたるところ青山ありの・・・・?)これを越えると草原が姿を現します。そこはゲルとは呼ばずにパオと呼ばれるテント。フフーン、何かモンゴルのそれとは異なります・・・この草の連なりの向こう、北の方角にゴビが広がりさらに北に行くとモンゴルの大草原。何かゴビはいつも南のほうにある!とイメージしていた我々には意外な感じがしますが、地球の大きさにも感激です。

2004/11/25 (木曜日)

そうそう、右京さんのマナスル登頂はどうなったかの続報。
11月9日から前進キャンプで登頂の機会を狙っていたものの13日に断念。これでポストモンスーンシーズンも終わり、これからヒマラヤ山系にはジェット気流が降りてきてすさまじく荒れ狂う日々になります。それにつけても、まったく良くがんばっていると思います。挑戦するということこそが人類に許された最大の喜びであるのです。危険だとか、さまざまに抑止圧力はありますが、それを超えて進む力が人類をここまで成長させたのではないかと思います。
右京さんに「BEIJING-ULANBAATARに来ませんか!」と声をかけてみましょう!!パリダカでは、どうも山のように引き返す勇気が見られずに、砂丘での大ジャンプを繰り返している彼ですが、カミカゼーウキョー!といわれていたのは過去のこと、静かで優しくて少年の眼と心を持った!でも41歳!!パリダカも応援しましょう!!

きょうの一枚
2001年TBIのビバーク。いよいよ6デイズで復活。今日からプレエントリー受付開始しました。ジャパニーズ・レイドの源流、ここにありです。今回はビッグマシンも充分その醍醐味が味わえることでしょう。四国!良いですよ。

2004/11/24 (水曜日)

底抜けの青空が広がっています。そういえば、中国もいい天気でした。でも夜明け頃から午前8時くらいまでは霧が出ていました。まだ明け切らないうちに北京を出発した我々は、一路北上。すると間もなく、ほんとに目の前にというかすぐ横に万里の長城が姿を現します。かなり感激です。張家口という葡萄の産地で当然ワインの名産地でありますが、近年まで外国人はおろか中国人までこの町に出入りすることが規制されていたところであります・・・この町から西向きの道をたどると、道の両側は黄土高原。グランドキャニオンを彷彿とさせる荒涼たる風景が広がり始めますが、そこここに人々の暮らしが息づいている様子も伺えます。黄土に覆われた大地の中に消え行きそうなまでの人々の暮らしぶりに、強い感傷を覚えながらこの広大な大地で始まった植林がうまく進んで、日本に飛来する黄砂の量が減ることを期待したいものです。えっ、そんなことより地球温暖化の抑制?!そのとおりです。

さてBEIJING-ULANBAATAR 2005
ウランバートルの正式な英語表記はULAANBAATARで「ULANBAATAR」という表記は、正確なものではないのですが、今回の大会タイトルにはこのように表現しました。モンゴル航空などをはじめモンゴル国内でも「ULANBAATAR」という表記が増えつつあります。簡略化なのでしょうか。
今回のラリーのコンセプトは「サスティナビリティ」もうひとつの見えないテーマは「ゴミゼロエミッション」環境問題を考え、取り組み、出来るところから実行していく!!そういうスタイルを貫きたいと思います。どうか参加ご予定の方は今から取り組んでください。

きょうの一枚
リエゾン行程中、車の窓からパチリ!!BEIJING-ULANBAATAR 2005!中国国内を自分のクルマを自分で運転して旅をするというのは、実は夢のような話なのです。

2004/11/22 (月曜日)

北京から帰るや、東京出張す。1週間で国内外7本のエアラインに乗りました。疲れますが・・・充実しています。今日は丸の内でお仕事!!東京も素晴らしい快晴!なんかこう北京から比べると東京はしっとりして見えるから不思議です。東京全日空ホテルでBSの新ブランドの発表会にも出かけました。「団塊の世代ジュニア」と呼ばれる層をターゲットにしたマーケティングのお話がとても参考になりました、が・・・・。

それにつけても思うのは、昨日までの中国紀行!広大な黄土高原に伸びる道を走るのはとても素晴らしい気分です。また河北省から山西省へとルートを延ばすと中国の歴史を深く感じることが出来ます。中国人が言うには「中国の10年を知りたければ杭州を見よ。100年を知りたければ上海を見よ。1000年を知りたければ北京を見よ。そして3000年を知りたければ・・・・」へへへっ。
BEIJIN-ULANBAATARを見よ!なんちゃって・・というくらいです。

その中国名が決まりました。
「北京-烏蘭巴托2005國際越野賽」といいます。

きょうの一枚
フフホトの町です。この町は中央アジアのそれに良く似ていて、イスラム寺院があったりラマ教の寺院があったりまさに混沌とした世界があります。僕はというと、この町の裏路地を歩くと頭の中で「異邦人」のメロディが突然流れました。この町へは応援ツアーもやって来られるように準備しています。まさに中央アジア、シルクロード・ステップ路の中継地・・・・。

2004/11/20 (土曜日)

きょうのOVを、僕は涙なしにはかけません!!というのは、今回の北京出張!実は、この機会に一部でもと、中国ステージの試走に出かけました。目指すはフフホト!フフホトといえば内蒙古自治区の首都、そこは人口190万人の草原の町?まで15時間かかってたどり着きました。途中の風景に、不覚ながらまったくパリダカのヨーロッパステージを走っている錯角に陥ったことを告白しておきます。万里の長城なんて、すごい。で、何が涙かというと、12年前パリ北京のときの最後のエタップ、銀川という回族自治区からフフホトへのステージ、クラス優勝を手中に走った最後のSS、それはスリッピーな山岳ワインディング。内蒙古のスタッフが「ここは古い道で行きませんか?」とつたない日本語でいう。「そうだね」と、分岐にはいったその道こそは、涙で前が見えなくなりながら走った12年前のあの最後のSS!!ひとつずつのコーナーまで覚えているというリアリズム。ルートは舗装されていましたが、道端の古い民家のたたずまいや、女の子たちが旗を振って見送ってくれたSSのスタート地点もはっきりわかりました。

人知れず感動に打ち震えながら、ルネ・メッジや三菱商事のパリ北京を作った男たちのことを思いました。あれから12年、当時の彼らの開催までの苦労を思うと、なおさらながら胸にこみ上げてくるものを感じました。このHPを彼らが見ることはないでしょうが、僕は彼らに心からの尊敬と感謝を申し上げたい。そしてささやかながら彼らの意思を継ぐものが、ここにいることを伝えたいとそう思います。

きょうの一枚
これは北京!といってもちょっと郊外。中国民族博物公園?みたいなのがあって思わず入場しちゃって中国50いくつかの民族の住居があるんです。でまあ、パチリ。なかなか良かったですね。それで、プロローグランはホテルから北に20kmのところで用意されます。北京で出発セレモニーがあって・・・。

2004/11/18 (木曜日)

北京便り

昨日から北京に来ています。驚くほどのいい天気!!暖かな午後の日差しの中を精力的に動き回っています。3カ国会談!?順調です。たった一日で充実した成果が報告できます。そのホンの一部を紹介しましょうか?なんと言っても僕が中国茶にはまってしまったこと・・・・ごめん。本題です。右ハンドルの車も走れることになりました!!そしてスタートの位置や車検会場ももちろん決定!プロローグランも北京市内のクローズドコースで、大観衆の中で開催されます。すごいでしょ!中国側の機関も正式に決定。彼らから渡された本には、なんと2004パリダカールのHINOのカミオンの写真が・・・このドライバーも来るのか?という彼らの質問に「もちろん!」とこたえると「おー!それはすごい!」と、世界的に有名ということはこういうことです。ありがとうございます菅原さん。

とにかく久しぶりに訪れた北京は、まるでヨーロッパの大都市と同じ雰囲気!北京市はなんと人口1300万人!四国くらいの面積があります。

もうひとつは併催を計画しているBEIJING ULANBAATAR INTERNATIONAL ECO CHALLENGE 2005!も開催合意。ほぼ同じコースですが砂丘などは迂回して走ります。SSは1日150km以内、全行程で消費燃料の量の少なさを競い、SSに定められた基準タイムの遅れが減点項目に定められます。サポートカーやいわゆるレイドクラスのような部門の方もこちらに参加していただきます。かなり困難なステージもありますが、おおむね楽しい冒険の旅を演出します。まもなく発表、こちらもご期待ください。

きょうの一枚
中国も盛り上がってきています!!中国人参加者も相当数に上りそうです。かなりやりそうです。いよいよ本格的なインターナショナルイベントへ進みます。

2004/11/15 (月曜日)

なんと天気を味方につけるとはこういうことなのでしょうか。というのはさきのガストンライエクラシック、ラリークロス大会のこと。1日目の土曜日は快晴!急に進み始めた紅葉が、山々に美しい錦を織り成していました。紅葉と青空、このカラーコーディネイトにいつもながら感激でした。その夜は、何を間違ったのか人数分の倍はあろうかという、ハンバーグ。同じく揚げたての巨大コロッケ!!僕は炭火でハーブに漬け込んだポークを焼く係り。隣のグリルでは鳥のハーブ付けを焼いていて、合計300人分くらいの晩御飯!!1日目は林道の2SSと、クローズドの2SSの合計4SS!!その成績なんかそっちのけで、満天の星空の下「夜が暇なSSERって・・・」と感慨にふけりつつも、肉のお替りも出来ず大量の食料をもてあます参加者に、しみじみと「平均年齢が上がると飯の量も減るねえ・・・」とオフィシャルたちは相変わらず大量消費の極悪燃費!!翌日は朝からいつ降り出してもおかしくない曇り空でしたが、RALLY-CROSSは大盛況!!終わってみれば前田啓介(広島)の初優勝!!2位には下元敏弘(高知)フィニッシュ手前の登りのちょこっとトライアルセクションが見事でした。前田啓介!緊張の表彰式ももちろん屋外!!のキャンプ場!!設営されたテントやらPAに発電機!テーブルにレストラン用品!!ちょうどラリーレイドモンゴルのビバーク!!みたいな雰囲気!!で午後5時頃撤収作業が終わってクルマに乗ったとたんに降り出したのは「雨」とてもありがたいと感じたものでした。明日からは北京から内モンゴル・・・疲れた体に鞭打って出張してきます。せめてお天気が良いといいのですけど・・・・・・。

きょうの一枚
ラリークロスで優勝したのは、下元敏弘(高知)31歳 GASGAS250!!速い速い!!2DAYSでもその実力は光っていました。もう一人の平元圭太は、18歳!!で初出場にして総合4位!!ラリークロス3位!!ニューウエーブ!!の登場で広島あたりのKTM販売店がどうやら熱そうです!!写真は下元選手!!2元対決は近いかも・・・そういえば元ってMOTOで世界でも通用するかもです!!

2004/11/11 (木曜日)

数日前の新聞によると、大気中の地球温暖化効果ガスのうちのCO2は、急激に増加しているというレポート。京都議定書も1997年京都会議より7年の歳月の後、ついに55ヶ国目の批准を持って来春には発効!までやってきました。日本は1990年の6%削減が目標ですから、長くて厳しい道のりになるでしょう。というのも2003年には1990年の確か7.6%増だったと記憶しています。どうやって正確に測るのかは、いろいろ考えさせられますが、排出枠の売買が行われるなどというのも不思議な感覚。運輸部門はいっそうの省燃費化、生活の場にも燃料電池が急速に普及することでしょう。また原発推進派は、えらく鼻息が荒くなることでしょう。次世代エネルギーの確立まで、普段の足は「自転車かバイク!」なんてのが普通になって、スーパーカブの売れ行きは「史上最高!」なんてことにはならないかしら?

さて「エンデューロライセンス」についてのお話が、某サイトや某々サイトに紹介されています。でMFJにも電話をかけて聞いてみることにしました。確かに、エンデューロに関する議論は難しく、組織化するのはさらに難しいことのようにも見えます。さらに、エンデューロを組織的に捉えるなら、そこから分岐しているクロスカントリーラリーも定義付けなければ、説明不能なものになってしまいかねません。「やれば出来る」は魔法の合言葉!といったのは小泉さん。やらなければいつまでたってもの郵政民営化とエンデューロのライセンス化を同列で話すのもどうかと思うのですが、なんとなく似てもいるようです。ただしMFJとて官ではありません。法律的に縛ろうといっているわけでもないのです。ひとつの組織的な競技のカテゴリーを構築する潮目だと読んでいるのですから、「ダメダダメダ」の抵抗勢力なる必要もないのです。しかし、しかしですよ、十分な議論は必要ですね。なんか政治用語ばっか?!

きょうの一枚
今日も引き続きラリークロスの写真をチョイス!!なんかこう、あっけらかーんとした青空に向かってスタートしていく感じがいいやね。

2004/11/10 (水曜日)

 

 

この週末はガストン・ライエ・クラシックRALLY-CROSSです。なんとイベントラッシュなことでしょうか。やっぱガストンの来日はかなり難しそうで、どうか無理をせずに静養に励んでほしいものです。それでもガストンと良く過ごしたこの季節の5年間は、とても面白く充実していました。
そのRALLY-CROSS!今回はダートのSSが2本、タイムアタック1本、いずれも土曜日です。そしてラリークロスは1回戦と2回戦および3回戦!のみ、3回戦に勝ったものは決勝ファイナルクロスへ、3回戦はワイルドカードの2回戦とWワイルドカードも兼ねますから全員にセミファイナルクロス進出をかけたチャンスが与えられるという事です。
セミファイナルは3戦、といった按配です。明日からくい打ちが始まります。今年はどれだけの杭を消耗したのでしょうか?

さて昨日80G/S-CLUB JAPANの設立のご案内に多数!?のご連絡をありがとうございます。必ずやりますからね。しばしお待ちください。そして列島縦断たすきリレー式ツールド日本By 80G/Sってのをやります。北海道の二人が宗谷岬を出発して下北半島で東北の二人にたすきを渡してって鹿児島までたすきリレー!!常に二人以上のメンバーが走る!というのはいかがでしょうか。または、誰か一人が全行程を走るのですが、必ず誰かと2台以上のG/Sが同行していくスタイル!!将来は、ユーラシア縦断By 80G/S!!昨日カナダ人の女の子を、無口でシャイなお疲れ様です仙波君が連れてきました。彼女は5月に日本を出発して天津に上陸シルクロードを走り、カラコルム峠を超えて結構危ない地帯を抜けてトルコ、ハンガリーなどを抜けてドイツまで行く計画を立てていました。バイクはF650GSだそうで、中国の許可関係を教えて!!とタイムリーにやってきてたわけです。これから中国がもう少し自由に走れるようになれば、まさに最高のツーリングエリアになること請け合いです。BEIJING-ULANBAATARが、その火付け役になれば幸いです。パリダカなどへ行くときのFIMライセンスも日本内で取得できるようにしたのも10年前のRRMの功績だい!と一人胸を張っているのでした。広い中国、その風景の素晴らしさはいまさら言うまでもないですか。

 

きょうの一枚
今日の一枚は、春のラリークロス、秋はどんな感じになりますかねえ。クローズド以外にもSSがありますよ。あの白熱したズキズキするような戦いもいいですねえ。

2004/11/09 (火曜日)

好天が続きます。秋空は女心と・・・と謳われますが、まあそうばかりではないようで、ゆっくりと深まり行く秋の気配に、いつもの年とは違う充実感のようなものが漲ってきているような気がしてなりません。とてもなまった体には2日間のR1200GSのライディングで少しだけ緊張感が心地よいことも告白しておきます。「やっぱバイクに乗らなきゃあな」と思うことしきり。
でR80G/Sに乗ってみたら、やっぱり「これが一番!」でもって僕はこの場をお借りして

「80G/S-CLUB JAPAN 」「おお!」を設立することにしました。入会希望者はこちらから

設立総会は2004年12月の予定!でもって設立記念ツーリングなんかもします。もちろん僕のことですから、バッチやらワッペンやら作りまくります。ちゃんと運営します。会長はI毛さんにやってもらう。キッパリ!BASICの参加は・・・どうしようかな?準会員ということにしましょうか。まずい?

きょうの一枚
3台のオレンジ色のマシンが、日本の風景の中に溶け込んでいます。GRMの写真集からさらにもう一枚は、GRMを走るR80G/Sの勇士「おお美しい」

2004/11/08 (月曜日)

この週末は、最高のお天気に恵まれて、この一年の憂さを晴らすかのような2日間を過ごしてきました。というのはガストン・ライエ・ミーティング!!主役のガストンは不在でしたけれども、まったく盛り上がりは変わらず、大変ありがたいことです。このイベントの報告はガストンに速やかにお届けしておきました。

ルートは奥琵琶湖、若狭、箕面、京都でしたが、どこもすばらしくて感激しました。メタセコイヤの並木道なんて「ここは日本?」みたいなところがあるんですねえ。また夜のパーティには、それだけのために東京-大阪を往復したフラットの市川さん(19時頃着いて、パーティが終わった22時半には新大阪へ)たら、スパ太郎さんのタレントぶりを完全に食ってしまって、ストレス解消して帰った?ようにも見受けられましたが、大変ありがとうございました。夜のオークションもとても盛り上がり、なんとチタンの板が大人気「チタンオタク」という新語も出来ちゃいました。僕もたくさん落札してしまいました。

こうして6回目のこのミーティングを終わってみて、参加者の皆さんには年に1度しか顔を合わさない方も多いのですが、本当に親睦も深まり、いい大人のお付き合いが出来るなあ!と感じております。この先もずっと年に一度の、秋の楽しいイベントとして開催を重ねていきたいと思います。大勢の皆さんにお手伝いをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

2004/11/05 (金曜日)

大変残念なお知らせをしなくてはならなくなりました。ガストン・ライエ氏は少し体調不良で来日が遅れるという連絡がありました。今回のミーティングの参加の皆様にはその旨すでにご連絡して参加のキャンセルを受け付けたところ、「無理して参加しようとしていたので、それなら残念ですが(中略)くれぐれも皆様によろしく、ガストンさんの1日も早いご快復を」というメッセージ付のキャンセルのメールが実にほんの数名。しかし、その中には「キャンセルしたんですがやっぱり参加します。」といううれしい連絡も早朝にいただき、感激しています。

一度でもガストンと話をしたことがある人なら、彼の実に愉快でフレンドリーで、温かい人柄に感激して、すっかり虜になってしまうはず。そうやって年に一度のこのミーティングを大切に、6年間続けてきたわけです。(今年はGWにTDNにもやってきました。)彼の闘病生活の張りは、日本に行くことなのだそうです。若きモトクロスライダーだった日本生活の2年あまりの日々が、一生の財産なのだ、というガストン。このイベントの後に来日したら、ガストンの体調の許す限り、多くの方またショップ単位でご参加いただいたお店などに、お邪魔できるようにしたいと思っております。今回のミーティングに彼の姿はありませんが、そうであってもそうでなかってもこのミーティングは続けて生きたいと念じております。さあ、すばらしい秋晴れの中ぼくたちもそろそろ出発することにします。命の洗濯ですね、まったく。

それと、「お世話になります・・じゃなかった、お疲れ様です仙波です。」でおなじみの仙波君のサイトの日記に、「・・・・今週末も京都へ行きます。(中略)今日もメールであったことのない人から「週末京都でお会いできることを楽しみにしています。」とメールを頂きました。
大人の会話ですよね?見知らぬ者がある一つのイベントを通じてその場所で会う、そしてまた思い出を作るなんかカッコいいんだよね~こういうシュツエーションって・・・・・」シュツエーションよかシチュエーションのほうがカッコいいと思うんんだけど・・・・・とまれ今回のミーティングの重大な隠し玉は「ナマお疲れ様です、仙波です。」でございます。ああ、仙波君、頼むよ・・・

きょうの一枚
今日は京都御苑です。お土産はみたらし団子ってば。

2004/11/04 (木曜日)

異常気象はさまざまなところに影響が出ていて、最大の関心ごとのひとつ「京都の紅葉」は2週間くらい遅れるとかで、11月だというのに、紅葉は早いかもしれないというショッキングなニュース!!京都周辺の林道の崩壊は、かなりひどく先々週よりもこの祭日はさらに崩落が進んでいたという報告を受けて!なんとGRMのルートは、金曜日って土曜日が本番なのに、作り直して夜の間に印刷しなおして土曜日の朝に配布!!という綱渡りな状態。それにしても台風の被害と一部には地震の被害の規模の大きさが伺われます。

話は変わりますが、裏の「しみず」でいっぱいやりながらのお話。中年の親父「昔の自動車の時計って、すぐに狂ってて、車に乗るたびに腕時計見て時間合わせたんだよ」
若者といっても30歳「えーうそでしょう」
中年「今じゃ携帯にパソコン、いろんなものに時間表示がついてて、どれが正確なんかわからん」
若者「そーすね」
中年「わしは車に乗ってクルマの時計で腕時計合わせとる」
店の大将「時代も変わるもんじゃなあ」

時間という概念・・・菅原さんの定説?によると「我々が住んでる地球の動きを皆が知るべき、自転は赤道面で時速1300km/h、公転は時速22万km/hなのです。」
地球上で一番速度が速く移動できるものは、地球だったんですねえ。月までは38万キロ?でしたから地球の速さで行けば2時間かからないんですねこれが。それにしても地球の公転周長は長いんですねえ。

きょうの一枚
上賀茂神社です。週末は間違いなく秋晴れの快晴!!どうだ。

2004/11/02 (火曜日)

ガストン・ライエ・ミーティングが迫ってまいりました。ルートに選ばれた近江や若狭の山々は、先の台風23号と中越地震の影響で、多くの林道が寸断されてしまいました。ガックリ。現在のところスタッフが現場を確認し、レポートしてくれています。部分的には迂回路やルート変更などが必要になっておりますのでコマ地図の書き直し中です。そのコマ地図のページ数はそんなに多くなく10ページあまりですので、必ずマップホルダーが必要というわけでもありません。たとえばタンクバッグの透明の地図ケースの部分、またはハンドルブリッジにビニール袋などで防水だけ考えた自作のものでも十分だと思います。
いずれにしても、今年はこのように夏のTBI 2DAYS当日の台風と大雨といい、SSER 2DAYSでは直前の台風による林道被害による大幅なルートの変更などもあり、大変なイベントの日々です。20年間で初めての経験ばかりです。どうか災害の少ない美しく住みやすい日本であってほしいと願うばかりです。1日目は指示速度のラリー形式、2日目は京都観光ですけん。

さて、気になっていた野球の新規参入は「楽天」に決定!!なんか気に食わないですねえ!「企業の内容をいろいろな角度から検討しましたが、やっぱ先に手を上げたライブドアにします!」とか言ったほうがかっこ良かったと思う。企業の将来性なんてのは、これはわからないですもの!!西武やダイエーの問題はどうなるんでしょう。

きょうの一枚
東寺です。GRM2日目に行く予定になっています。っていうか京都の名所旧跡は次々見て回ろう!!という計画だ。紅葉はどれほど進んでいるかいな?

 
Organisation Voice 2004/10

2004/10/29 (金曜日)

ガストンライエミーティングのエントリーリストに、スズキSP370を見つけて、びっくり!!
「SP370かあ!」
遠くを見る。ため息。
そのSP370はスズキ初の4サイクル・オフロード車!
ハスラー250がヤマハDTに後塵を浴びせかけられ続けて、当時の今もよく似た2St から4St移行ブームで打倒YAMAHAを掲げたかどうか知りませんが、聞いたこともないような「370ゥウ!?」CCのデコンプも無いバランサーもない!信号もない!あっ信号というのは駄洒落ですから!!ちょっと切れた4ストシングルマシン!を・・・・後略
なんかそのエントリーリストに載ったSP370という暗号のような、エタイの知れない記号を見た瞬間「やっ、やられたー」と思ったものでした。オミソノひとつはスズキであるということ。ひょっとしたら・・・・このへんてこなバイクは良識ある日本人が開発したとは思えん、もしかして、もしかしたら、そうなのかしら。ガストンのお調子者が開発にかかわっていたりせんのか!?それでもいいわ、ちかごろすこし、普通のバイクに飽きたとこなの。
と、すっかりそのSP370に乗ってくる人がどんな人なのか?地球人なのか?宇宙人なのか?興味津々!なのであります。おそらく1970年代製のバイク、もうひとつはそのライディングウエアはなに?というところ。ここまで書けばきっと乗ってくる方は困ってしまいそうなので、でも楽しみにしていますけん。で、はっきり言って今回の参加人数!多いです。HOTELの部屋は足りません。キッパリ。

きょうの一枚
ゾーモットに続く涸れ川の中のピスト。ここまで来ればゾーモットはもう少し、日があるうちには辿り着けれそうです。

2004/10/28 (木曜日)

えひめ町並博2004も、この週末でフィナーレ!本当にロングランでしたが、終わろうとしてる今はホッとしてるというよりも寂しいなあという気分でいっぱいです。企画段階から3年。山田オート商会というのはアドリブでしたが、大勢のお客さんと出会えて、小売業などさまざまな人と出会える仕事もいいなあ、と思うことしきりでした。九州の○鶴さん夫妻はすっかりはまってしまったし、岡山から広島から、山口から高知から、もちろん東京からと、お友達もたくさん遊びに来てくれました。バイクツーリングのお客さんもたくさん、ねえうなぎさんやっぱカフェ・・・・やらんといかんかね。いやこのイベント本当に楽しかったですって。

さて11月はイベントが目白押し!そのうえBEIJING-ULANBAATARのプレエントリーも始まります。ここも踏ん張りどころ!ですね。長く続けられるイベントに育て上げるにはまさに今の局面が正念場!印刷物まもなくです。GRMでは配布できそうです。それと、体調も回復基調、行きつけの事務所裏のレトロ炉辺焼き居酒屋「しみず」の女将?も「最近元気そうでオーラが帰ってきたねえ」「オーラ?」そんな風に元気です。昨日は○松の親分といっぱいやってましたけん。そんな調子でミーティングも「よしっ、走ろう!」とバッグの中からライディングウエアを引っ張り出して陰干ししたり、オイルの切れかけたブーツにミンクオイルをたっぷりとご馳走してあげたりと、なにかこう芭蕉のいうところの「道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、もゝ引の破をつヾり、笠の緒付かえて・・・・・・」てな心境です。どうして旅というのはこうして心をときめかすのでしょうか。そのくせ家に帰り着くと「あー、うちが一番!!今回は疲れたー」なんて言っているのですが。それはさておき、新しい旅の始まりの予感ですねえ。みなさん走りに行きましょう!誘ってくださいねっ。

大洲の町並みで日暮れに片づけをして、明かりのともり始めた町を歩いていると、家の中からは家族の弾むような声と、煮付けのいいにおいが・・・・・本当に郷愁をそそられるのはこんなささやかな一瞬。旅も、いまではそうして名所旧跡を巡る旅から、そこに暮らす人々の息遣いを感じる旅に変わりつつあるようです。北京でもそんな風な路地裏までルートが伸ばせればいいですよね。明天見、再見。

きょうの一枚
モンゴルから遊びに来ているムッホは、昭和30年のトーハツのエンジンをかけるのがうまく、それに乗って大洲の町並みを走っています。ちなみにムッホは昭和48年生まれです。どうですか?あと二日ですよ、「今度の日曜にはお出かけください」byムッホ

2004/10/27 (水曜日)

「人命は地球より重い」子供の頃?そう聞いて、「どういう意味なのか?良く理解できなかった」ことを覚えています。なんだ!超法規的措置のエクスキューズだったのか?と気付くのにはずいぶんと時間がかかったものです。超法規的措置・・・法律を超えたところにあるものとはいったい。まあそれはさておき、いったい人間ひとりの価値=命の重さは・・・どのくらいなのか、あの頃もそう考えました。今もそう考えています。中越地震、失われた数々の命と風前の灯となっているいくつかの命、車の中に取り残されていると思われる母子の救出、イラクで人質になった日本人男性の命。
イラクでは6月から9月までのたった4カ月の間に92件の自爆によるテロが発生し、イラク人560人が死んでいたり、小学校の占拠と大量殺戮、・・・・どうもこの21世紀初頭は、痛ましい事ばかりのような気がしてなりません。

どうか、こうした災害や憎しみの連鎖から、人間が自由になりたいものです。世界のどこにいても、どこにいくのも安全で自由であること、なんてのは夢なのでしょうか。
今ニュースでは、男児が救出されたと告げています。ここからですねレスキューが急がれます。こうして生命の尊さに、深く思いを致す日々です。

きょうの一枚
僕はラクダが好きです。特に表情とシルエット。ラクダラクダラクラクダ。前も書いたかな?

2004/10/26 (火曜日)

「BEIJING-ULANBAATAR 2005」
航続距離のお話と、僕が新カテゴリーの創設に悩んでいるっていうお話

既に一部リリースしているので御存知の方も多かろうかと思いますが、来年のBEIJING-ULANBAATAR!!車両のフュエルレンジ(航続距離・つまり満タンで走行可能な距離のことです)をAUTO/MOTOとも300kmとしました。1日の行程で600kmを超える設定はありません。場合によっては、長いリエゾンなどが入ってそうなった場合は、舗装路の比率が上がり給油もロードサイドのステーションを使用できるように致します。燃料と航続距離を考えるにつけ、また中国という環境への提案を考えるにつれ新カテゴリーを作ろうかと考えています。

発表段階には無いので、内緒ですけど・・・・・「エコチャレンジ部門」参加可能な車両は制限されません、ハイブリット、軽4、バイク、電気自動車、など燃料の消費量の少なさを競います。ただし決められた時間内に決められたルートを通りビバークに到着しなければならないのです。ビバーク地はラリーと共通です。毎日150kmまでの短いSSもあるというもの。ただし砂丘には入りません。気温的には厳しいエリアもあります。名称は「アジアン・エコチャレンジ」世界に向けて発表したいと考えていますが・・・・みなさんの御意見を聞かせてください。

賛成・・・反対・・・(理由:まだ時期尚早、危険、運営に大きな負担になる、その他)

きょうの一枚
2001年のラリーレイドモンゴルでは、スガワラテルヒトは自作バギーで出場!!このラリーの慣例で、一番最初のSSのスターターはカミオンバレイのドライバーが務めます。というわけでこの年は、父親の菅原義正さんがスターター!この一年前は、まったく反対の映像が残っています。息子が父親のカウントダウンをする・・・・・世界のラリーレイド広しと言えどもってそんなに広くは無いけど、さすがにこうした風景は無いのでは!!その菅原さんたちは、パリダカール2005、2台のカミオンで出場!全力で応援!!したいものです。

2004/10/25 (月曜日)

こんなことが続くのでしょうか。このOVで2回連続で災害被災のお見舞いを申し上げることになるとは。今回の中越地震の被害状況が明らかになるほどに、その凄まじさに言葉を失ってしまいます。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。これから雪の季節がやってきます。特に豪雪地帯のこの地方で被害に遭われた方々のことを考えると、1日も早い復旧を願わずにいられません。

この週末は、雲ひとつない澄み切った青空と深まり行く秋の風情。しかしこの罪の意識のなさそうな空の向こうでは、こうした未曾有の大災害が発生しているとは。僕は土曜夜、大洲で町並博の会議の席上の挨拶で「新潟のほうでは・・・・・」と聞き、本当にこのところの度重なる自然災害の多さに、暗澹たる気分になりました。リスクマネジメントなんて事を書きましたが、本当のところは自分にしてもまったく何も出来てないのだなあと思うことしきりです。えひめ町並博も残すところあと1週間となりました。ロングランのイベントでしたが、「あれSSERのテント?!」なんて皆さんにビックリ!していただいたりしましたが、われわれ的(変な日本語)にはほぼ満足の行く内容で締めくくれそうです。(しかし会期中に2度もの水害!!はいかがなものか)

いま日本中に「温故知新」の心の「温故」の部分に人々が傾斜しているような気がします。「あの頃は良かった」という一般的なものから、ムラ社会時代の社会構成や人と人との関係性を論じたり、核家族から大家族構成への憧れが芽生えたり、シンプルでナチュラルな生活に対する回帰指向、農業に憧れたり生産効率ばかり追求しない生活のあり方、武士道をはじめ日本人としての本来的な心のありようなどに深い興味と感銘を受けたり。古民家や古い町並みでの営みに、参加したいとか暮らしたいとかと思う心が増幅してきたり・・・・・・と言葉にすれば枚挙にいとまがないほどに温故の心が広がってきています。

それでもどこかで確信しています。
やがて、どうにもならないほどのユビキタス?っテナニ?な未来はそこに来ています。もっともっと利用者と供給する側は、交わらない平行線を広げていくことになります。しかしそこで気付く「そうだ引き返せばいいんだ・・・」するとまじわるところがあるかもしれない、と。

きょうの一枚
あの、スコーンと抜ける日本離れした天気のSUPER-Nラリークロス、9名に絞られたファイナルクロスのメンバー。さて、次はどんなメンバーでしょうね。エントリーが始まりました。楽しみです。一日中遊べますよん。

2004/10/22 (金曜日)

台風23号は列島に甚大な被害をもたらしました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また一日も早い復旧をお祈り申し上げます。こうして度重なる台風や水害、いつも災害は予測できない事態を引き起こします。そのあとのあっけらかんと晴れた青空を見ていると、少しずつ忘れていくのでしょうか。リスクマネジメント、何も保険屋さんの話ではなくて、我々の大切なビヘイビアアイデンティティのようなものだと思っています。リスクマネジメントは、大きく二つに分かれるでしょうか。まず来る危険を予測して対策や備えをしておくこと。避難などもこれにあたるでしょう。もうひとつは、それに直面した場合の自らのサバイバルと、困難に直面している人たちへの救援救助行動ではないでしょうか。以前にも書きましたが、徴兵制の無いわが国では、教育の現場で必須科目のようにこうした術を学ぶことはないようです。災害・・・・これからはますますその頻度や規模も大きくなってくることが予想されます。根幹にあるリスクマネジメントのひとつは、京都議定書の発効。ロシアも批准に向けて動き出したので、効力を有する55ヶ国の調印あって、ついに法的拘束力を有します。さすがのロシアも拡大する一方の森林火災や、爆発的な増加を見せる首都モスクワとその近郊の自動車販売台数。世界は未曾有の「終りの始まり」に突入しているのではないかと感じます。
FIMの2005年のエンデューロの車両規則にまで、電気を原動機とするもののカテゴリーがスタートしそうです。実態よりも先にこうしたものがあるのは、興味深いものです。

きょうの一枚
マシンも同じならセットアップもほぼ同様の両雄、手前ゼッケン1は池田秀仁選手、向こう側ゼッケン2の森田昌和選手。因縁の2ステに揃って旅立つところです。

2004/10/21 (木曜日)

「血染めのレッドソックス」
いやあ、参りました。こうしたエピソードにはめっぽう弱いのですが、シチュエーションといい、因縁といい完璧な物語のようであります。いや、物語でも出来すぎた話になるのじゃあないかというくらい。なにが?ってプレイオフのヤンキース-レッドソックスの第6戦。第1回戦で右足首靭帯断裂で3回KO!を喫したシリング投手、激痛に顔を歪ませながらの投球には、まったく驚いてしまいました。神様はいろんなことを演出するものです。そのレッドソックスの投手の白いソックスが血に染まっている姿に、世界が感動というか畏敬の念を感じたものです。これでモメンタム(流れ)は完全にレッドソックスだわな!と思ってたきょうの最終戦は、レッドソックスの圧勝!またしてもヤンキースのワールドシリーズ出場ならず。でしたが、スポーツの力!を実にマザマザとしかも痛快に、部分的には驚異と畏敬の念で感じたものでした。こうなればレッドソックスに86年ぶり?だかのワールドチャンピオン!!になってもらおうじゃないの!!でね、子供の頃から思っていたことなんだけど、確かにアメリカの大リーグは世界一だとは思うんだけど、でもやっぱアメリカだけでやって、ワールドチャンピオンだってのは良くない。勝手すぎる。ワールドシリーズをするべきだと思う。アメリカズカップみたく挑戦チームを決めるシリーズがあっても良いじゃないですか。それでこそ自由と平等の国アメリカの大義ってもんだ。いたずらに世界を自分のものだと思ってはいけないのだ。

日本においてもそうだと思う。昔はアメリカンフットボールの大学王座決定戦甲子園ボウルってのがあって、って今もあるけど、実質日本一なんだけど実は関東学生の優勝大学と関西大学リーグの優勝校の対戦なので、いつかしら東西大学王座決定戦というふうに訂正された。さわやかです。スポーツというのは、ウソ、マギラワシイ、デタラメな表現をしていてはだめ。真に目標に向かって、いわゆる競技生活を送り精進している者に不誠実だと思う。具体的には何のことを言いたいのかは、言わない。ただ、競技者以上に競技運営者や主催者は真のスポーツマンシップを持たないとだめだ!ということがひたすらに僕は言いたい!ショウマンシップは参加者に任せておけば良いんだ!!

きょうの一枚
昨年のガストンライエクラシック、参加者のマシンを1台1台丁寧に見るガストンライエ、その視線は真剣そのもの。
 

2004/10/20 (水曜日)

ここのところガストンライエ特集になってしまってる感のあるこちらのOV!
そんなこんなで僕はR1200GSが届きました。これでガレージには1985年製のGSと2004年製のGSが同居する羽目に。もちろん1985年製は80G/S パリダカール、ガストンのシグネイチャーモデル、32Lのラージタンクにガストンのサイン。ガストンに「これって手書き?」って聞くと「そう、1000個全部書いたんだよ!」と、そうか1000台限定だったんだ!
そのGSの生まれた1985年といえば、SSERがスタートした年でもありました。ガストンに憧れていた僕は、何とかこれを手に入れたいとひそかに狙っていたのですが、悲しいかな世界1000台!!まあ無事に手許にあるんですから良いとして・・・・いっぽう2004年は、そのSSERの20周年にあたる、のでありますからということは、この2台の間には20年の年月が流れているのです。20年。
で、どちらがどうかということは、ここでは語りません・・・・・・うー、語りたいけど。

「人生は退屈だ。だからバイクで旅に出るのがちょうどいい」
誰の言葉でもありませんが、はじめてG/Sを手に入れた時に思ってたことです。実際はこれでたいした旅にも出ず・・・・・よしっ!旅にでるぞっ。て、何回ここで書いたことでしょう。

きょうの一枚
TDNで日本の林道を堪能する?ガストンライエ!!速いのは抜群に速いのですが・・・。

2004/10/19 (火曜日)

「片山右京、マナスル8163mに挑む」
2002年ダカールの海岸でビクトリーランのスタートを待っていると、片山右京さんがやってきて「すいません、サインをお願いします。」と僕に自らのヘルメットを差し出した。「ほう、右京さんにサインねえ・・・」と言いながらヘルメットにサインの交換をした。山の好きな彼とは、ラリーの中でもよく山の話をしたのですが・・・・・そうですか今度はマナスルですか?マナスルと言えば、僕達がまだ子供の頃、槇有恒隊長率いる日本隊が輝かしい初登頂の快挙に日本中が沸いたのを覚えています。とはいえ、8000mを越える山は神々の領域といわれ、右京さんはシシャパンマ8008mを昨秋に登っていて、今回成功すれば二座目!!11月中旬の登頂を目指しています。8000m峰全14座の全山登頂を目標にする彼の成功の積み重ねを祈りたいと思います。

音量の問題
いまではMX場のほうが、音量規制にうるさいのではないか・・・一般公道をフィールドにする我々の基準が、クローズドフィールドのMXより甘い!!しかも夜間民家の前を続々と駆け抜けていくSSER!これから時間をかけて、対応等を固めていこうと考えています。御意見や御要望も承ります。どうかどしどしと御意見をお寄せください。また会場までやってきて音量で車検に落っこちると言うのは、やっぱりつらい!会場でそう言った場合の対策が出来るサービスブースを展開するなど、いろいろアイデアを出して、こうしたラリーが社会悪と言う見方をされてしまわないように考えたいものです。

きょうの一枚
TDNのラリークロスを走るガストン!気持ちのいいグラストラックの市街地コースだったのですが、バックストレートはご覧のような状態で、後ろに見えるのは雪?とにかく面白かったですね。今度のラリークロスは、ガストンも櫓の上から見物することでしょう!サバ!!

2004/10/18 (月曜日)

週末は目の醒めるようなお天気!!!皆様はどちらで秋を満喫されていましたでしょうか??僕は?というと、残りあと2週間となった「えひめ町並博」で、腕がパンパンになるくらい!サイドカーの運転手役を務めていました。そこでふれあう子供達の笑顔が、もうとっても素晴らしくて・・・・・乗っているバイクはサクマエンジニアリングが輸入しているウラルというロシアのメーカーのサイドカー、フラットツインで抜群に良く走るということはけしてありませんが、この乗り味は僕はもうヤミツキになりそうな感じです。そこらにあるR100かなんかのエンジン積んだら、もういけません。話は変わりますが、ここのところ、この大洲を訪れるライダーたちの数の多さにも嬉しい悲鳴!!最新バイクトレンドも分かるってもんです。そして、何かこう古き良き物にこれまでに無く異常に興味津々の若者が増えてきているように感じるのは、そういう環境に自分が居るからだけではないように思います。そのうちやりましょうね、古いバイクのエンデューロ!20kmくらい走ってあとはしゃべくってる時間のほうが長いようなやつを!むかしのウエアも「あったかなあ?」とサテンのJTのパンツや、ジャージのありかを探しているのでありました。多分はけんけど。

さて、ガストン・ライエは11月3日来日予定です。
それでもって、ミーティングとクラシック、ふたつのイベントで日本を楽しむ予定です。楽しみにしています。

あとBEIJING-ULNの参加車両などのレギュレーションの検討が佳境です。公式発表でないので、リークのように聞いてください。
一番気になるFUEL RANGE航続距離のことです。MOTO・・・300km、AUTO・・・400kmで、AUTO部門も含む全ての参加車両に、それぞれのエタップでスタートから300km以内に用意されたRCPで給油の予定です。車両は原則として「タイヤが着いてエンジンがガソリンかディーゼルのもの、タイヤによる駆動なら2輪以上でなんでもOK!」です。日本国内の登録は抹消されていても、はなから未登録でもOK!の予定。保安部品に関しては、また現地の交渉の後、発表します。騒音に関しては基準を作る予定です。カルネの必要は無い予定。というふうに少しディティールが現れてきましたが、どうかご期待ください。

きょうの一枚
昨年のガストン・ライエ、そういえば昨年はF650でした。このマシンは何を隠そう「お疲れ様です。仙波です。」のセンバクンのバイクでした。みんな仙波クンに会いたいよね。司会はスパさんとセンバクンとかがいいなあ。ねえセンバクン聞いてる?

2004/10/15 (金曜日)

秋も深まってきました。土日は再び大洲です。岡山からは○原さんと○溝さんがやってくる予定です。秋は良いですねえ。いや秋はいい。

今日は金曜日というのにスーツ姿で出社!!BEIJING関係の来客が全国からラッシュしていまして、夜になるとグッタリ「あーーあ、疲れた」のであります。そのBEIJING、順調にスタートをきりました。ヨーロッパからの参加者のために、フランス・ベルリン経由の輸送用のカミオンを往復させる予定ですし、ラリーにはメカニックとサービスのカミオンが走ることになりそうですからお楽しみに!!ですからメカニックがいないから参加するのがちょっと・・・・という方には朗報かもです、続報をお待ちください。また中国ステージでリタイアしても、人車ともにウランバートルを目指すということが、きょう合意し確認されました。そんなこんなで、エントリー費関係も最後の詰めが終わりましたので間もなく正式に印刷されたものになることでしょう。お楽しみにです。

ヨーロッパからも実は問い合わせが始まっていまして・・・・ちょっといい感じになって来ています。どうですか、ウランバートルからついでにフランスに運んでおいて!なんていうニーズにも対応できるかもです。出来ないかもですけど。そろそろアジアに本格的な、パリダカに勝るとも劣らないとは言わないけれど、そうしたラリーレイドが誕生し成長していくかもです。ご期待ください。ガストンライエミーティングではそうした意見交換会も出来るのでは・・・・と、とっても楽しみにしていますけん。

きょうの一枚
ガストンと愉快な仲間達。
今年もこんな笑顔がみれたらいいですね。
天気と。

2004/10/14 (木曜日)

ガストン・ライエ・ミーティングとガストン・ライエ・クラシック
このふたつのイベントが2週にわたって開催されるのは、賢明な皆様にはお察しのとおりです。1度の来日で2度楽しめる!みたいな考え方で、ガストンにはご苦労をかけているのかもしれません。ミーティングでは広くツーリングライダーにもふれあう機会を、クラシックでは彼の名前を冠したラリーイベントを残したいという思いからです。
今回はどちらのイベントにもTDNでI崎君と死闘を演じた?ミハエル君も来日します。ミーティングにはKTM950を、クラシックにはKTMの軽いやつ、またまたマエダ君と絶妙な手話(本人は外国語だと思っている)のコンビネーションが復活するかと思うとそれを見るだけでもタノシミ!どうI崎クンも来なくちゃ!!

「ミカエル!ちょっとここ持ってて!」
「ウイ」

本当にこんなのでコミュニケーションが成立してるんですね。このふたり。

ガストンところには期待の佐野新世君がいまモタードのヨーロッパ武者修行中!!であります。彼のエクストリームが結構人気らしくて、こうした若い才能が世界に飛び出しやすくなってきているのも事実。

さて、ガストン・ライエ・クラシックは、ラリークロスと林道のSSを組み合わせた新しいスタイル。林道を大量に夜間使用して行う現在までのSSERの基本スタイルは、2stマシンの増加などから、相当に地域住民の皆さんに負荷をかけています。ですから、少し冷却期間をおきたい主催者の立場もお察しくださいな。そんなことよか、またまた新しいシステムの模索に挑戦するという気分なのです。何も林道だから初心者向けで、クローズドになるととたんに上級者向けと言うことでもありません。楽しみ方は無限大ですけん。今回のクラシックは、施設を飛び出してキャンプ場です。寒いです。でも鍋をつつきながら夜が更けるまで、ガストンやミハエル(と言ってもガストンの一人舞台でしょうが)の愉快なお話を聞こう!という試みです。キャンピングチェアってか椅子と毛布は必需品でしょうね。みんなの走りもたっぷり見れるラリークロスはガストンも大喜びのはず・・・・
さあ、2DAYSが終わったばっかですが、11月晩秋の京都と久万高原、どちらかでも、出来ればどちらへもお越しください。ミーティングではBEIJINGネタもたっぷり。クラシックでは、さて何が飛び出すかお楽しみにです。

きょうの一枚
紅葉のシーズンが始まりました。写真は去年の信州のものなんで四国の様子とはチト違いますが・・・・空の青とのコントラストも見事です。それにつけても地球上にある色はまさに多彩。こうした色を愛でる旅なんかも良いかもですねえ。間もなくシーズンですよ。

2004/10/13 (水曜日)

「GASTON RAHIER MEETINGの御案内」

秋もずいぶんと深まりました。パリのガストンからFAXが届きました。彼は病気療養中ですが、秋に日本にやってくる事、そして皆さんに会って楽しい時間を過ごす事を、本当に心から楽しみにしています。
今年で6回目のミーティングですが、これを約束したのが1999年のラリーレイドモンゴルのゴール後のホテル。その時は2人とも半信半疑ずつだったのですが・・・・・このイベントは、皆さんもそうである様にわれわれにとっても人生の中でも、珠玉のような時間であり大切なかけがえの無いものになっています。もちろんわれわれだけで彼を日本に招くのは難しく、多くの共感していただく皆さんの参加料のほぼ半分くらいがそれに当てられています。まことに感謝に耐えません。

個人的にいえば、僕をここまで導いてきたのは72年に松山のMXで見た彼の走りであり、TVで見たテネレを走るBMWの映像であったわけです。その2回の出会いが無ければSSERも存在せず、もちろんモンゴルなどのラリーもですが・・いや全く人生というのは不思議です。巡り会いやきっかけ、さまざまな偶然といたずらが妖しく織り成す錦のようなものだとお思いになりませんか?その錦織り成すといえば、秋の京都!バイクで走る悦びはいかばかりでしょうか?皆さんの参加を心待ちに致しております。ガストンからのFAXレターをそのまま皆さんにもおすそ分け。

このイベントは、ガストンとは20年来のお付き合いの菅原義正さんの御協力によるものです。心からお礼を申し上げます。またGSクラブの皆さん、BMW-JAPAN、フラットの皆さん市川さん、ビッグオフロードクラブをはじめ、全国の皆さんの友情に幾重にも御礼申し上げます。全く腕に自信がないといわれる方も、どしどしご参加ください。全くとは言いませんが、腕は問題ありません。その不思議な巡り会いの場にもこのイベントをして行きたいと願います。そしてこのイベントがいつまでも続けられるよう、ガストンの健康を祈りたいと思います。

2004/10/12 (火曜日)

「池田優勝!!圧倒的な速さの森田!天候のいたずらに・・・・ニュージェネレーションの台頭!!感動に震える20回記念大会!」

直撃が心配された台風22号も、ぎりぎりのところで交して、無事に第20回SSER2DAYSが開催されました。開会にあたりましては、各位各方面からの身に余る祝辞や花束を頂戴し、身の引き締まる思いで大会に臨みました。過去にない日程は、3ステージで熱戦が繰り広げられました。

総合優勝の行方は、今大会も大注目!!両雄激闘の近年の構図は、森田VS池田。ここのところの絶好調ぶりを伝え聞く森田が、中盤まで池田を大きくリード。しかし明暗を分けたのは、2ステ途中から降り始めた雨。それまで、何とかクリアできた池のほとりのキャンバーが、みるみるスリッピーで危険な状態に。それまでにこれを越えた池田。そのあとこのSSをスタートした森田は、これまでのアドバンテージを全て使い果たしてしまう羽目に・・・・・。しかも2ステ終了時には総合で1分16秒のビハインドを喫した。3ステは、森田の追撃ショウが始まった。あるSSでは30秒先にスタートした池田をパスするという離れ業をやってのける。しかしニュージェネレーションが現れる。3ステSS1は、なんとシードゼッケン外から下元敏弘が一番時計、森田はわずかに4秒遅れて2位。池田は森田に4秒遅れる4位。その差1分12秒に。SS2も全く同じオーダー、下元1位、森田2位、田中3位、池田4位、森田はこのSSで2秒詰め(2秒の間に4台)1分10秒差。

SS3はスピードのロングダート。デッドヒートは最高潮に!!森田首位!13分55秒で走りぬけ、2位の池田は14分18秒!一気に23秒詰める。ここで池田と森田の差は、47秒に!!!続くSS4も森田、下元、田中、池田のオーダー。森田14分57秒に対して池田は15分24秒!その差27秒詰めて20秒差まで急追肉薄!!さらに続くSS5もロングステージ!!!森田3連続トップ!!13分59秒!田中、池田と続き池田のタイムは14分10秒「どうした池田!!」タイム差は、さらに11秒詰めて9秒に!!残るSSは3本!

SS6は下元がゲット!2位に田中、そして森田、池田と続き、このSSでは1秒差。トータルであと8秒「行け!森田!!」SS7を制したのも下元!恐るべしニュージェネレーション!!!2位には森田!5秒遅れて3位に池田ーーっ。その差あと3秒!勝負は最後のSS8に3秒差で持ち込まれた。SS8も首位は下元!!もうどうしようもないくらい早いが、1ステで田中と共のミスコースでSS不通過1時間のペナルティを受けている。そしてなんと2位にここでは池田が・・・森田に対し5秒差!!ここまで溜めに溜めて最後に爆発させた池田!老獪というか戦略的だ。しかしこのタイム差の推移は競技中は誰にもわかる事はない。空気を読み、息を潜めてタイム差を詰めていく。圧倒的な速さを見せた森田は、池田にトータルでは後塵を拝してしまった。しかしその力は、これまでに無く圧倒的で揺るぎの無いものだった。2時間30分の優勝争いの中で、その差はわずかに8秒!!
毎年この二人の熱い戦いには感動させられます。しかし若い力の足音も確実に聞こえてきました。下元敏弘ゼッケン39.総合は83位でしたが1時間のペナルティを引き、不通過のSS1を3ステと同じ場所だったので、そのタイムを加算してみると・・・・・なんとおそろしいタイム!!田中康二も同様!!!!尾島嘉男、2強の時代から群雄割拠の時代の予感!!これからも、どうぞご期待ください。

きょうの一枚
その明暗を分けたSSを駆け抜けるゼッケン1、池田秀仁。優勝回数単独首位の5勝目!!紛れも無くチャンピオンオブSSER!!

2004/10/07 (木曜日)

泊り込みでコースマークの設置作業に行っていました。明日もまた行くです。それは大変だけど楽しくて、まあいわば20年間やっているのですから・・・・・しかし問題はこの20年において最大!!の山積み状態!!深夜の林道内でチェンソーの音を響かせているのは我々です。こうなりゃあアイスホッケーのGKのマスク被ってやるかい!?という勢い!!倒木!がけ崩れ!!もう予定していたルートは散々です!!が、やっています。SS20本のお約束は果たせそうです。こっそりと数値目標にしていたもうひとつSS200km!!ウーン、これは達成が困難な状況!!!でこれが達成したら三冠王!!「20年20本200km」と胸に秘めていたのですが・・・まあそれはさておき、まあまあの記念大会にふさわしい内容のルートに出来上がった?のではと思っています。今回はルートの書かれた地図を配布しようかなあ?と思っています。方向感覚に自信のない人はコンパスを持っているといいかもです。が!そんなことよか問題!!はつぎの台風!!もうあのTBIの二の舞だけは・・・。

きょうの一枚
今回のSSERのメインビジュアルに採用されてるのは、この久万の林道のワンカット!直線で先が少し左にドッグレッグ!!

2004/10/04 (月曜日)

さすがに10月ともなると、さわやかなお天気が続いています。が、ファラオラリーは熱かったようです。パリダカの前哨戦の座をUAEに奪われた感があって、まだ9月末というのに低緯度の砂漠地帯の闘いを余儀なくされたファラオ!主催するイクスはずいぶん心配したのではと想像が出来ます。北緯25から30度が主戦場ですから、まあ北回帰線上での戦い・・・なわけで、太陽はこの時期には赤道上にあり、正午の太陽はほぼ天頂にあって、強烈な熱射が壮大なミラージュをつくり、神殿やピラミッドが蜃気楼に浮かび、古代の歴史と本物のサハラ砂漠を感じさせたことと想像できます。いやいや、さぞや暑かった事でしょう。

TDNの優勝で自信を深めた?岩崎君が見事な走りで上位進出。HPNの田中さんもマシントラブルを抱えて・・・・と聞きましたが見事完走。トラブルといえばスガワラテルヒト!サイキ組!!ターボトラブルでリタイアのようです。まあ金属疲労というか疲労試験のような結果を良しとして、ついにパリダカカミオンドライバーデビュー!!カウントダウンです。日本人では父親についで2人目?あっ、むかしACPの久保田さんもカミオン出場を果たしてはいました。親子で走るのは、どんな感じなのでしょうか?注目するのはオランダのダフトラックチーム。デルーイ親子の戦いは、むかしからのファンとしては、心を揺さぶられています。これはどうも一般的過ぎずに、マニアックネタ扱いを受け続けているので、機会があればじっくりとお聞かせしたいと思います。

問題は昨今のラリーのスピード化でしょう。一般にカミオンとは荷物が積めることからサポートカーとしての性格で見て捉えられてしまいます。サポートというのは完全な参加形態で「競技をしながらサポートする」というのも実はサポートなのであります。チームで参加するときなどには、こういった話し込みをしっかりしていかなければ、やっぱ混乱をきたして、せっかくな壮大なラリー参加も、残念な思い出になりかねませんね。なんでもそうですが、ひとつの競技者を多くで支えていく。支え方にもいろいろあると思うのですが・・・そしてその結果を分かち合いたいと・・・言うことです。個人の結果もある程度のものからは公のものになるということでしょうか。この夏はアテネからはじまってイチローの記録まで、スポーツの存在の意義みたいなものまで十分に感じる事が出来ました。

松山は明日から地方祭が始まります。これから週ごとに県下では秋祭り、台風被害の多かった県下の人々も、無事に秋祭りが迎えられますように・・・いよいよ週末は我々も20年目の秋祭りですって・・・・

現地へのアクセス復旧の御案内
台風21号の影響で通行止め区間のあった高速道「松山道」は全線復旧しました。また久万高原町に向かう国道33号線は一部片側交互通行になっていますが、大会前日くらいには復旧の見込みです。現在のところ久万高原町には、どのルートからでもスムースにアクセスする事が出来ます。

久万高原町の御案内
コンビニ:国道33号線から「ふるさと村」方面の曲がり角にヤマザキのほか、国道33号線松山方面にもサークルKが出来ました。ホームセンター:コーナンがオープンしました。場所は国道33号沿い松山よりです。ふるさと村から10分でアクセスできます。
うどん:もう20年通ってる名物のうどん屋「こころ」国道33号を高知方面に走ったところにあります。行列の出来る店です。ゴマ味のだしで食べる釜揚げがおすすめ!
温泉:久万高原町内には、古岩屋荘に温泉があり、近くにも嵯峨山温泉あり。ふるさと村を出て左へ約8分くらい。

きょうの一枚
ゴビを行くZ-1カミオン(カミオンバレイ)の勇姿。ラリーレイドモンゴルではオフィシャルチームごとにアルファベットの頭文字でグループ化され、最後の文字“Z ”が「これ以上後ろは存在しません」という意味でつけられています。

2004/10/01 (金曜日)

今日、モンゴルからムッホがやって来ました。これから度重なるSSERのイベントの応援です。力持ちで優しいムッホなのですが、到着するや「暑いって言ってます。ウランバートルは昨夜はマイナス8℃だったらしくて・・・・・・」
そんなムッホは、最近ゴビ砂漠に出かけていて「地面から突き出している恐竜の足の化石を見つけましたが、道具が無くて掘り出せませんでした。」とか「化石がとてもたくさんあった。」としきりに言っています。あれだけたくさんの発掘調査隊が掘っても、さらに雨が降ったりして表土が少し流出すると新しい化石がざくざくなんですね。この調子だとゴビの地下に眠る恐竜の数はいったい?何万体もあるのでしょうね、きっと。

きょうの一枚
ゾーモットのビバークを東に数キロ行くと涸れ川に出る。その川沿いに北上すればシンジンストという町に出て、ゴビのスーパーフラットが続く。この写真はゾーモットから北に伸びる涸れ川の中の道。砂は深いが、決して難しくはない。

 
Organisation Voice 2004/9

2004/09/30 (木曜日)

ISDEが終わりました。こんな事書くと意外かもしれませんが・・・・20数年前SSERが、というか僕が目指したものはISDEでした。もちろんパリダカやBAJAなどの興味もあったのですが、ライディングスポーツ誌の表紙に、(哀愁の)ヨーロッパの町の中をすっ飛んでる2台のエンデューロマシン。何か腰高で、何か洗練されている。ページをめくると日の丸をかざした1人の日本人トシ・ニシヤマさんの姿が・・・その頃の僕はトライアルにはまっていて、ISDTがISDEになったと言うことも知ってて、SSDTも興味があって・・・で、イベントするのならアルファベットの頭文字4文字だ!なんて思い込んでいて・・・・TY250SをKATOのサイレンサーに換えて、森の中へ消えていく日々でした。その後のことでしたITDE(インターナショナルツーデイズエンデューロ)を苫小牧でする!というので、いそいそと出かけていった事に、まあ全ては端を発しています。

その翌年1985年に、SSERが始まります。競技方法はITDEとISDEのレギュレーションや精神をじっくり分析して構築したはずでしたが、どうもフィールドと認知にミスマッチを感じ、リライアビリティコンテストといったコンセプトを方向転換。今度は4輪のラリーやパリダカや、BAJAのエッセンスを加えて、リライアビリティよりもドラスティックで、シンプルなスタイルを求めていく事にしました。コンペティターはシンプルに競い合うものほどその奥深さを感じると考えたとも思います。そのあと日本車も少しずつポテンシャルが向上し、輸入マシンも割合手が届くような市況と言うか、ライダーの平均的な地位が向上していきました。

1988年には「どれ、どんなものか?」と、オットリガタナでパリダカへ出かけます。そして、ハマッテシマッタノデス。この小世が僕のそれ以降の人生を決めてしまったといっても過言ではないでしょう。頭の中にはいつも見果てぬ砂漠の夢。SSERやそれ以外の国内のイベントも、もうややこしいリライアビ・・・とか、すっ飛んでしまって、出来るだけ80年代のシンプルで熱いパリダカを、ひたすら追い続けていたと言うわけです。
ティエリー・サビーネという男に、ひたすら憧れて、彼が命を落とす8年目の大会をいつも自分のベンチマークにして「なんだって8年はやる」あの苦しいラリーレイドモンゴルも8年を終えたときに、一つの呪縛から解き放たれたような思いすらしたのでした。

こうして、たった1冊のバイク雑誌の表紙のISDEの写真から始まった僕の旅は、何か大きな転換期に差し掛かってきたように思います。
もうひとつの伏線は、ガストン・ライエとの30年にわたる出会い、だったかもしれません。人生は、思うことを完成させたいと言うには短すぎるような気がしますね。

きょうの一枚
レイモンド・ロワゾーとガストン・ライエ、この二人の盟友は、見ていても気持ちが良いくらいです。まあ大人と子供、優等生と暴れん坊!という感じ。いつも背筋がぴんと伸びてるロワゾーさん。菅原さんとパリダカ最多出場を争ってた元BMWのワークスライダー。ラリーレイドモンゴルを走る姿が印象的でした。

2004/09/29 (水曜日)

事務所の前に路線バスが停まった。駐車場は広いんだ、エヘン。
バスの運転手が駆けて来て「乗客が血を吐いてひきつけを起こしているので救急車を呼んだ、しばらく駐車させてくれ。」その慌てぶりに驚いて、バスの中まで覗き込みに行った者が「危険な状態」と、また僕を呼びに来た。「呼吸は?」「いえ、してません」「じゃあ人工呼吸は?」「してません」なんて言いながらバスに乗ってみると、全ての乗客はなすすべなく見ているだけ。

なぜ韓国には徴兵制が?なんて誰かの話もありましたが、徴兵されて教わるものは何も銃の打ち方だけではありません。サバイバルも緊急医療も、いざと言う時に人が何をしなければならないかを習得できます。まあそれはさておき。

僕は顔を近づけてみると、はっきりと呼吸をしています。脈も弱いですが、あります。血を吐いたというから気道に詰まっていないか、喉元に耳を近づけて音を聞くと大丈夫なようです。吐血しているので、それはないとは思うものの、脳溢血の疑いもあるので無理に頭を動かして気道確保をしなくても大丈夫なようです。身体を触ると低体温です。バスは冷房が良く効いています。エマージェンシーブランケットで全身をくるんで、手をさすってあげているうちに、顔に少しだけ朱が戻ってきました。隣に座る年老いた奥さんが、僕の事を医者だと思ってすがるように話し掛けます。

「先生、だいじょうぶでしょうか」
「高血圧なんですか?」「いえ」
「血糖は?」「普通のはずです」
「ほかには?」「大学病院の帰りなんです」
「注射とか治療はした?」「いえ、口内炎で」
「口内炎で大学病院?・・・・お、そういえば口内炎と言えばがん治療の副作用?」
「大丈夫でしょうか?」
「大丈夫、まったく大丈夫。命には別状ありませんよ。」

老婦人の顔を見ると明らかに安堵の色が。
救急車が来てバスから搬出されたその老人は、ストレッチャーに乗せられた時には意識が回復したのか起き上がろうとしていました。バスはおそらく20分くらい遅れて、次の停留所を目指して走り出しました。

なぜかこういうシーンに僕は良く出くわします。その時の周囲にいる日本人は、ほとんどの場合何も出来ません。それは、仕方のない事なのかもしれませんが、救急車の到着するまでの約15分・・・それはあまりにも長い時間。意識を失った老人よりも、その老妻の表情が、僕の心を射すくめて脳裏から離れません。

台風21号が上陸。風雨が強まってきています。林道の中がとっても心配です。

きょうの一枚
End of control zone
フラッグと月。この写真を見て胸にグッと来るものを覚えたら、あなたは危険です。日没後の砂漠を走り続けて、やっと遠くにゴールの明かりが・・・・オフィシャルカー、回転灯、CPフラッグ、ビバークの賑わい。

2004/09/28 (火曜日)

昨日書いた映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」のおかげで、旅心を刺激されてしまった僕。いやきっとそれは皆そうなのではないかと・・・・・只今エジプトではファラオラリーが開催されています。エジプト・・・世界四大文明の地、ファラオたちのさんざめき・・・・とすっかりすぐに旅モード。

そこでは今年のTDN優勝の岩崎君がまずまずの滑り出し。「ディープな世界」のスガワラテルヒトも順調。カミオン部門1位!でもタイムではKTMの岩崎君と競ってるではないですか!?こうしたカミオンが、そんなスピードで後ろからやってくる恐怖は、パリダカなど限られたラリーならではですが、なかなか見ていてなんと言うか頼もしいと言う形容は適当ではないですが「ウウウ、ウオーッ」という感じですね。

さて旅の道具と言えば、僕の場合80G/Sですが「部品はいりました」と連絡が入ったのを喜んでると、「ご注文の1200GSも入荷しました」と・・・・「そうだ、そういや注文してたんだ・・・」「なにを?」「そうそう1200・・」「どうしよう・・・」嬉しいような困ったような・・・・こうなった以上は、まあ旅に出る事ですな。TT125も健在で、これに乗るのが今の体調にはちょうどいいんですがねえ。

さて、これから数日間は、SSERのコースの倒木とがけ崩れと、闘うんですが・・台風21号もやってくるんでしょうか!アメリカでは史上最多のハリケーンの上陸!さあ、環境問題もさらに厳しくなる事でしょう。まずは京都議定書にサインする事ですよ、ブッシュさん。あのハリケーンはグリンピースの仕業かも。グリンピースのHPには、デイアフタートゥモロウをパロった面白いキャンペーン!デイ・イズ・トゥデイ!!「2001年、最高最大の愚行として世界中で大ひんしゅくを買った「京都議定書離脱」のブッシュ大統領。そして温暖化対策を妨害し続けてきたエッソ/エクソン・モービル監督が贈る、究極のスペクタクル感動巨編。地球温暖化によって、今現実となっている地球規模の大気候変動を驚異の映像で描く。公開中!」 とあります。僕は、なにって言ってたのかなあと思って調べると「デイジャストトゥデイ」なんかグリンピースと同じ感性?!それもどうかなと・・・アメリカは地球温暖化効果ガスの世界の4分の1、つまり25%を排出している。間もなく中国もこれに続くのでしょうが・・・・アメリカの人口は世界の4%にしか過ぎないのです。

 

きょうの一枚
1998年、第4回RRMをクワドで走る岩崎有男、先のTDNで優勝!!いまはKTMでファラオ参戦中!!2日目を終わって総合21位。チャレンジングなヤツです。まったく。ちなみにオリアスタイという町のループのステージ、クワドに乗る彼は、朝になっても帰って来れませんでした。

2004/09/27 (月曜日)

カンヌでも話題だった映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」
http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtmlまだ医学生だった頃の、チェ・ゲバラ自身の日記「モーターサイクル南米旅行記」をロバートレッドフォードが手がけた作品。いつから公開なんだろうか?と首を長くして待っていたところ、昨日本屋で立ち読みした雑誌に、戸井十月さんが「映画モーターサイク・・・・・・を観た」と書いている。「あれあれ」いや、もうそれは映画評とか、そんな安っぽいもんではなくて、たった数百時の文章が、熱を帯びていた。旅や南米やらを愛してやまない彼の、チェ・ゲバラという強烈な個性を重ね合わせた、まあ叙事詩のような文章でありました。で引用させていただくと・・・・・・・
旅立ちの瞬間の高揚を、ゲバラは日記にこう書いた。「遙か彼方、冒険の方から吹いてくる爽やかな風を、胸一杯吸ってるような気分だった。遠い国、英雄的偉業、美しい女たち・・・。それらが、僕たちの幼い空想の中身だった。」確かに幼い。しかい、男の子が旅に出る時の期待と高揚なんて、所詮この程度のものだろう。私など(中略)この時、ゲバラ23歳、グラナード29歳。二人は南米の光と影の中を駆け抜け、現実の世界と生身の人間に出会い、感動し、打ちのめされ、迷いながら成長してゆく。・・・・・・・・・・・・・・

普通の映画紹介なら・・・・
中古のバイクで雪のアンデスを越え、マチュピチュ遺跡、そして密航してアマゾン河へ・・・伝説の革命家チェ・ゲバラの無鉄砲で情熱的な青春の日々を「セントラル・ステーション」の名匠ウォルター・サレスが描くロードムービーの傑作!本年度カンヌ映画祭正式出品作品。23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトとともに中古のおんぼろバイクに駆って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。喘息もちなくせに恐れを知らないエルネストは、美しい茶褐色の瞳で出会うすべての人々を魅了する。そんな彼を支えるアルベルト。
冒険心、情熱的な魂、旅を愛する心でつながれた二人のゆるぎない友情。心をふれあったすべての人に、惜しみない愛を捧げた、エルネストの瞳に映る南米大陸の様々な風景。その記憶が彼の未来を変えた。のちに親しみを込めて“チェ”と呼ばれ、世界中から愛される20世紀最大の美しきイコンとなった青年の真実の物語に、世界中が涙した!ロバート・レッドフォード製作総指揮、“ラテンのブラピ”ガエル・ガルシア・ベルナル主演の本作は、2004年サンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭で大絶賛を浴びた本年度最高の感動作!

ラテンのブラピ・・・などという表現にあざとさはあるけど、まあそれはそれとしてモーターサイクルで冒険の旅に出る!という、僕の長年の悩みでもあり試行錯誤の原点みたいな気がして、早く見たいと思う事しきりです。

きょうの一枚
明日は十五夜お月さん。観月会の夜です。今年の十五夜は9月28日、十三夜は10月26日です。江戸情緒溢れる月見の習慣、今日の一枚はそんな満月の写真。つきつきにつき見るつきはおおけれど つきみるつきはこのつきのつきでございます。エジプトの砂漠でもこれを見ている人たちがいるんですな。

2004/09/24 (金曜日)

1週間の内に祭日が2回、土曜日曜で2日、計4ヶ間のお休み!!てことは働くのは3日間!どうして勤勉だった日本国民に「もっと休め、もっと働くな!!」と言っているのはどこの国の陰謀?そのくせ霞ヶ関は、朝まで電気が煌々とついてどうにもこうにも!という感じがします。以前毎日深夜まで(今でもですが)仕事をしている我が社は某ナントカ管理局からお咎めが・・・・・「あれ、霞ヶ関は良いの?」「良いんです、国の中枢だから」「・・・・・」どうせなら、週休は日曜日だけの1日!にして、夏休みと冬休みそれぞれ1ヶ月ずつロングバケーションにしたらどうなのさ小泉さん!!でボーナスを直前にたっぷり出せば、全部お上が回収できるかもですよ。

なんて考えていたら、ある外国人の日本現地法人の社長、「GWはどうしていますか?」という僕の問いに答えていわく「GWは日本から離れて仕事します。この時期にこれだけ経済を麻痺させるのは日本にとって不利益です。どうせなら8月と2月と世界経済が暑さや寒さで機能しにくい時期にすれば、ダメージ少ないと思うけどな」と言っていたのを思い出しました。スペインなどシエスタの習慣のある国は、効率の悪い食後の眠さと午後の暑さからは「昼寝」というゴージャスなシステムで夜に備える!!そのかわり夜は盛り上がる、サービス産業は潤う!酒は売れる!というメカニズム??さすがに政権は社会労働党に変わりサバテロ首相の国連演説には、拍手なりやまず・・・・だったわけで、彼のこれまでの論法から言っても列車爆破テロのみの理由で撤兵したわけではなく、見事な信念を貫いていて、見ていても気持ちが良いですね。つまり信念にシエスタのような合理性が見えるわけです。この昼寝の国の首相に対する国連参加国代表者の鳴り止まない拍手は、単にいまのイラク問題に対する行動にだけではなく、その国の自主独立の精神や合理性のようなものに裏打ちされた信念に送られたものであると感じました。

関係性を恐れてばかりいたのでは、法のいうところにしてわが国の首相の言う「尊敬される国家」にはなれない。のであります。中国から「金を出せば良いってもんではない」とナベツネ発言をジョークにされた(って本人は多分そうはおもわずに言ってるんだけど)ような事をいわれるのがおちなのです。言い返さなきゃあ・・・・・国民あっての国家だってさ、シエスタ・シエスタ・コモエスタセニョール。

きょうの一枚
SSER昨年のステージ。いつも巨大で派手派手なステージを作っていたSSER2DAYS昨年からは既設のステージを流用してこんな感じです。さて今年はどうしたものかって発注済だけど・・・・・・

2004/09/22 (水曜日)

今日は小泉さんの国連でのスピーチについて書こうかなあ!と思っていたのですが、面白いニュースを見つけたのでご紹介

「パリの地下に秘密社会? 古代トンネルにバー付き映画館 「捜すな」張り紙残す【パリ21日井手季彦】パリ中心部の下を迷路のように走っているといわれるトンネルで、何者かがつくった秘密の映画館が発見され、パリ市警察は、文字通りの“地下社会”が数年前からできているのではないかとみて調べている。トンネルはローマ帝国時代、街を建設するため石を切り出してできたとされる。一七〇〇年代からは一部を遺骨埋葬所として利用している。映画館は八月末、十六区のトロカデロ広場に面した、映画博物館や劇場のある建物の下と推定される場所で見つかった。約四百平方メートルの広さで、スクリーン、座席、映写室のほか、バーを備えた食堂もあった。パリ市警察は電気の不正使用の疑いで、電力会社の職員とともに捜索したが、電線は切られ「われわれを捜すな」という張り紙がしてあった。映画館は、五年ほど前から使用されていた可能性が強いという。“地下社会”をつくっているのは画家や写真家たちとみられる。英BBC放送は、そのうちの一人の声を紹介。男性芸術家は「地下で活動しているのは五百人から千人。たくさんのグループがあって、芝居や展覧会、ダンス大会もある」と証言している。トンネルの入り口は、公式には、一般公開されている十四区の地下埋葬所しかない。現地メディアによると、そこから映画館が見つかった地点まで、トンネルを通ると三百キロもあるという。“地下社会”の住人たちはマンホールなどから出入りしているとみられるが、警察は、崩壊したり迷ったりする危険があるため、決して立ち入らないよう、市民や観光客に呼びかけている。」(西日本新聞)

なんて記事があって、いかにもフランスらしくて嬉しくなって来ます。おそらく日本とは違う大人の決着のつけ方をするんでしょうね。本題の小泉国連演説!今夜のTVでコメンテイターたちが、たくさんしゃべるでしょうから・・・NO-COMENT!ただひとついえる事は分担金約20%ってのを何とかしないといけない。資本主義なら筆頭株主でっせ。

きょうの一枚
尾崎さんてば、今日電話があって「出る!セローで」みたいなふざけたこと言ってました。「セローで10位以内無理やろか?」とも、現在池田選手に通算優勝回数で並ばれた、で元王者は第6回大会1990年、第8回 9回 10回とまるで池田選手と同じように3連勝を含む4勝。さて今回は復活なるか?セロで?写真は15回大会の時のものです。

2004/09/21 (火曜日)

この土日は、プロ野球のスト!でしたね。そんなことも知る由もなく、僕は大洲でサイドカーツアーのたった一人の運転手さん。これはいま開催中の「えひめ町並博2004・大洲レトロタウン」のお話。来訪者にこの古い町並みをサイドカーの横に乗って走ってもらおう!という企画。ところが中四国版のバイク雑誌にカラーで紹介されたもんだから、ツーリングライダーがどっと・・・そんな彼らを横に乗せて走る!走る!超絶的な?技を見せて走るんでありますが、昨日はお昼ご飯にわずかな一瞬、バイクを降りただけで、まああとは跨りっ放し!!全体のイベントを見ないといけない立場なんてのはそっちのけ!!でもって今日は、腰は痛いは両腕は筋肉痛だわ、指に豆はできるわ・・・ですが、でも実に楽しい日々であります。ちっちゃい子供だけを乗せたり、お年寄りを乗せたり、こうなんというかサイドバイサイドで少しだけ、ほんの一瞬、ささやかな心の交流があるんです。それは同乗者の信頼感から発生するもので、最初は「おっかなびっくり」やがて「おおっ、これは面白い」となって最後は大笑いしながらゴール!!みなさん一様に「楽しかった」と子供達は「お母さんも行って来れば」と勧める始末。でお母さんも「そうね、行って見ようかしら」と心から無邪気に古い町並みの中のとって置きの小径を楽しんでおります。運行は基本的に土日祭日。ただし10月9・10・11はお休みですってSSERだし。

で思うことは、まあ採算なんてのは実にいまの資本主義経済で、ちゃんとしなくちゃならないことかもしれませんがね・・・・でも楽しいのが大切。で、スト擁護というお話ではありませんが、企業の理屈もわかる。選手やファンの気持ちもわかる。しかし、なんかいまムードが強くて、政治に似てきたような気がします。郵政民営化の踏絵になんとなくね。
僕は「あなたの夢は?」と聞かれて「そのうち西表島に住んで、4×4のバギーかなんか買って、島一周500円!とかっていう看板書いて、東京から来る女の子を乗せて島内観光するのが夢よ!」なんてよく言っています。今回の大洲もそう言った常日頃からの思いの所産であって、サイドカーツアー「なんか天職やなあ・・・・(遠くを見る)・・プハァー(タバコはいまやめている)」なんてやっています。「ごめん、ちょっといま行けんのや」と子供達が乗りたいと言う気持ちを断る言葉は見つかりません。

忘れとったので追加OVです。我らが松山の!ってすぐ事務所の近くの玉田誠選手モトGP・日本GP優勝!!おめでとう!!松山で春に開かれたパーティには元ワークスドライバーのT社長から誘われていたのに行くのを忘れてました。ゴメンなさい。でも、地元だからどうの・・ではなくて単純に心から賛辞を送りたいものです。これでまた松山が有名になったって・・・・やっぱり地元びいきだ。
こうしてオリンピックでは純粋に日本を応援し、地元出身の選手を応援するのは、ナショナリズムのようなもの?実は違います。何が違うのかについてはまた今度・・・・・ISDEも終わりました。BIGTANKとBAJA BROSのON THE FRONTLINE 速報なんですが、よく出来てました!!見た?次はファラオですよ。

きょうの一枚
現在通算優勝回数4回で、尾崎哲生と並ぶ高知の雄、池田 秀仁!!優勝は1995年から3連覇を含み2001年に4度目を達成。しかし、2002、2003と苦戦!!単独最多優勝を狙う20回大会です。御注目を。その尾崎さんはギャラリーとして参加予定!!

2004/09/17 (金曜日)

秋です、道端に彼岸花が咲き乱れています。お彼岸です、黄金色に実をつけた稲穂のあぜ道に競うように咲き誇っています。僕はこの彼岸花を見ると、久万高原の初期の頃のSSERを強く思い出します。真紅のもの、ベルベットのようなマットな赤、一面に咲く姿はなぜか少し物悲しさを感じさせます。死人花とも曼珠沙華とも呼びますが僕達の地域では、そんなふうにはあまり聞きません。日本全国では1000を超える呼び名があるとも言われています。それにしても秋のお彼岸に合わせたように咲き、あっという間にかれてしまう不思議な存在です。ひとつひとつ見れば美しく芸術的なのに群生する様は、やっぱり不吉な感じすら漂わせます。田舎暮らしをしていれば、こうした山野の草花に季節を感じたり、月日の移ろいに無常観や幸福感を醸成させ、風物の豊かな営みの繰り返しの、ゆりかごの中で生きていくことが出来ます。それができづらくなければ、旅人になったりツーリングライダーになったりすることもひとつの方法だとは思います。

丸の内に、なんか新しい商業施設が次々オープンしていました。そのひとつは「OAZO」オアシスという意味のようです。本店に次ぐ二番目の床面積のティファニーだの、世界のブランドが買えるだの・・・・なんか都会は虚しいです。といいながら「さあBMでカエロ!!」というボクもどうしたものかねえ?!脱ブランド志向宣言!!!!
昨日とあるわりと有識者(ってなんだか)が集まる会議で「トヨタがプリウスを中国で生産する!真意は何か」という話になった。僕は、自動車産業界を代表するものの良心だ!と言って失笑を買った。「えー、だって1台作るトヨタは100万損をするんですよ!」と言ったら再び、失笑!!僕は青いのか???トヨタサン教えて!!

きょうの一枚
昨年の覇者、森田昌和さん
夜の帝王?!アッごめんなさいそんな意味じゃなくって・・・・

2004/09/16 (木曜日)

キューバを襲い、今アメリカに上陸したアイバンってハリケーン!!やっぱ違います。その凶悪さ?巨大さ!!京都議定書を蹴ったアメリカ国民は、きっと「デイアフタートゥモロウ」の影をまざまざと見ているのではないかと思います。一方で45年もの長いカストロ議長の統治が続くキューバ、幸せそうな感じがするから不思議です。記者が「アイバンの被害が大変でしたねえ」と聞くと、おじさんいわく「うんにゃ、ラム酒と葉巻があるから幸せだよ」と「・・・・・・」日本の台風の被害現場でこんな余裕かます人はいませんねえ。まあこれからも大型ハリケーンや台風はさらに大型化し、海水面の上昇は続き、日本は熱帯になってしまうし、もう大変。これを抑えるには化石燃料の消費を抑えること・・・・・・・ああもう何10回書いたことでしょう!!都市間の交通はバイク!1人乗りの自動車は走ってはダメ!(無茶ですが)そのくらいの勢いが要りますねえ、石油を大量に消費するアスファルトで道路を固めるのもほどほどにしてですね、ダート、そこらじゅうダート。そんなんだめすかね、やっぱり。

そうだきょうは万里の長城について書こうと思っていたのに・・・・・・万里の長城を知るには中国の歴史を知らねばなりません。つまり長城は歴史とともにあって、いつも歴史を見続けてきたといえます。特にいま興味を持っているのが「漢」の時代。紀元前206年に漢王朝が成立し、その後400年以上にもわたって続きます。江戸時代の2倍です。中国人がいまも漢民族と自称し、我々も漢語つまり漢字を母国語として大切にしてきています。
その持続性は、いままさに温故知新の対象であるといっても良いでしょう。またなぜ滅びたのかを知ると今の日本のことを彷彿とさせます。で長城は、秦の始皇帝が紀元前200年頃から作り始めますが、漢代に朝鮮半島まで延びてゆきました。チンギスハーンが現れるまでにはまだ1000年以上待たなければなりません。それほどこの時代も匈奴の驚異は相当なもので、絢爛たる文化が爛熟するにつけ、あの野蛮な奴らが馬を駆って攻め込んできたのでしょう。そして漢代が終わると、あの三国志の時代、混乱が中原に訪れるわけです。

きょうの一枚
昨日はゾーモットの夕景だったので、今日は朝日。朝日に向かってスタートすると砂煙が朝の光に乱反射してすごいことになるのもここでした。

2004/09/15 (水曜日)

モンゴルに行こう!!来年の夏は「ゾーモットの井戸」でお目にかかりましょう。

そうそう、そういえばモンゴルにも万里の長城らしき記述が地図の上にあって、それはチンギスハーンズウォールと小さな文字が記してあるのです。以前テレビの仕事をしている時に、このチンギスハーンズウォールに某有名タレントと行くという企画がすすんでいましたが、恐竜の谷になってしまって某有名タレントも、ちょっと代ったけど・・・・まあ、その時から万里の長城に強い興味が起きてきて、パリ北京の時に見た長城が鮮やかに甦ってきたものです。そしてそれぞれの時代を生きた英雄や皇帝達の姿までイメージできて、なんとも壮大な気分にさせられたものです。パリ北京では最終のビバークが、万里の長城が北京に最も近づくところ八達嶺でした。みんなホテルに行っているのに僕達は砂利の敷かれた駐車場にテントを張って、幾千年もの歴史の夢を見たのを昨日のように覚えています。あれが1992年、申年でしたから今年ちょうど12年ということなんですね。なぜ申年だったかを覚えているかというと、ラリーのときに取り付けられた中国のナンバープレートには、サルが桃をもって歩いている姿が描かれていて、これが実にかわいかったのを覚えているのです。で「どうしてサルの絵なんですか?」と聞くと「今年は申年ですから」と、日本人にはわかるのですがフランス人は「????」ちなみにモンゴルにも干支があってバイラーに一番最初に年齢を聞いたら「ワンワンワンの歳です」と言ったのが可笑しいやらかわいらしいやら、まあかわいらしいという言葉には語弊がありますが・・・・まあそうして干支が一回りする間に、僕はこの万里の長城の北側で見果てぬ夢を追い続けていた事になるわけです。

万里の長城のお話はまた次の機会に・・・・

きょうの一枚
これです。ゾーモット。神秘的な神の宿る聖地。地元のまれに訪れる旅の途中の遊牧民もそう語ります。ちなみに井戸で石鹸を使ってたら叱られます。そして夕日も神秘的です。

2004/09/14 (火曜日)

「方向音痴の話」
方向感覚は、地磁気を感知する能力のある人(いないけど)を除けば、やっぱり視力から来ているのではないかと。視力には単に目で見るだけのものから、脳に情報を送って脳の中で解像して、ゴミ箱に送られ続けていく間に通るどこかに積み重ねられた情報の解析力ではないかと思います。昔コンテナボディトラックの箱の荷室に乗って、どこへ連れて行かれたかを当てるゲームを仲間とやった事があって、曲がり角の角度、体感する対地速度、時間を頭の中で換算して降りる時に「奥道後!」とか「市駅前!」(ゴメン!ローカルで)と当てるのだが、なかなか難しい。つまりこうした事による方向感覚は、ほとんどが「すいか割り」に近いのであります。しかし視力によって得た過去の経験は一つの地図と同じ力を発揮します。

パリの町にいたっては、角を曲がるたびに角が90度じゃないためにどんどん頭の中でずれが生じてきて「いまどこ」状態に陥りやすいのです。これを救うのも視力です。
方向音痴にならないためには、初めての土地では移動中に余計な事を考えない。得意なものを覚える、レストランとかカフェ、パン屋の場所や名前、看板のテイストなどを覚えるとか、高い建物とその形を覚える。などを無意識のうちにしているように心がけましょう。
そしていつも「北はどっちだろう」と考えます。太陽の位置と時間と緯度経度を考えて影の出来る方向を考えたり、モンゴルではゲルの扉が必ず南に向いてるので、「あれこのゲルの扉は南を向いてない」と思ったらすかさずコンパスを出して、自分の感覚が違っていたのか遊牧民が間違えてるのかを検証する癖を身につけます。パリダカの時は地形図を頭に入れて、見えるはずの地形を一度脳の中にダウンロードしておきます。「進行方向の右手に山塊が続くこれが南北に伸びていて、南の端まで降りると次は右に進路を変えて西進、その時正面の西の方向に、岩山群、太陽はこちらに見えるはず」などなど考えると楽しくて、あの暗いトラックの荷台を思い出します。その鼻をつままれても解らないほど真っ暗な荷台からは、チンチン電車の音を聞いたり加速するトラックの音で勾配を考えたり、五感が研ぎ澄まされていくのを感じるのであります。

田中真紀子が外国人記者クラブで「アジアのある国の首相は、方向音痴だ。国連に行く前に、ブラジルに行くんだそうな」といって外国人記者達の笑いとともに彼女の持つウイットの能力の評価を高らしめました。昨日の話です。方向音痴とはこうして、道筋の順序のような事を決める能力のことを言うのかもしれません。ブッシュの作って得意だった、中東和平のロードマップは彼の方向音痴ぶりの証左のようなものでありましょうな。で、僕の作るロードマップは!?いかがでしょうか

きょうの一枚
ナビゲーション機器の主役はマップホルダーとICOですかね。特にマップホルダーの性能は大切です。表示されている数字はRRM最後のリエゾンの距離、たぶんあそこからの距離でしょうね。

2004/09/13 (月曜日)

運動会のシーズンのようです。週末たびに好天が続く事を祈るばかりです。それにしても先のラリージャパンはふたつの台風のあいだをかいくぐって無事に開催されて、素晴らしい成果をあげたようです。特に札内のスーパーSS会場は、2億円かけて仮設して、河川敷だから水が増えてきたら何時間以内に撤去できるように!!などと当局の厳しい制約の下で、素晴らしいコースと激しいラリークロスを見せてくれました。どの写真を見ても、これは日本じゃない!!と思うような素晴らしさ。お見事でした。

で、そのスーパーSS会場は今は撤去されて、きっと「祭りのあと」みたくなってる事でしょう。河川敷のゴルフ場みたく、こうしたものも常設化されれば、良いんですね。今回を契機にこれから国内でもラリーブームが再燃しそうな予感がします。フィールドはかなり問題がありますが、数百億かけてスタジアムを作らなくても出来るスポーツなんだよなあと思うことしきり。コンクリートで固めたスタジアムとそれを取り巻くコンクリートの大駐車場!ナイター設備の連夜のエネルギー消費量!!いやいや、それはそれで素晴らしい事だとは思いますが、ラリーなどのモータースポーツのほうが実は環境に優しい!!(ちょっと強引ですが)と思いませんか?

きょうの一枚
これなら、ラリージャパンも真っ青!毎日500kmのこんなSSが続くんですぞ、モンゴルちゅうとこは。

2004/09/10 (金曜日)

急激に秋がやって来ました。シメシメ。今年の紅葉はきっと美しい事でしょう。昨日ガストンライエミーティングの申し込みフォームをアップしました。すでに多くの申し込みが始まりました。皆様の期待度に、気持ちを引き締めて・・・そしてほんの少しですが参加料を下げさせていただきました。

また、20回記念大会SSERは、受付中です。走るのも走るのですが、前夜祭も是非お楽しみに「ウオオーオッ」とビックリするような、コイズミ流サプライズな発表もありますよ・・・○崎さん。おっ○崎さんといえば沢山いますねえ・・・・・・・・是非20回大会にはこぞってご参加ください。またチームクラスにはささやかながら賞金が戻ってきましたけん。

僕もチッチャイTT125で通勤再開。ちょっと身体を壊していて、それは長いあいだバイクに乗れなかったのです。いまもちゃんと乗れるか?というと疑問なんですが・・・・・バイクをまたぐために足を上げるでしょ、それが痛くて上がらないんです。それに50肩、これもひどいです。スーツがひとりで着るのが大変なんですから。ガストンも体中が痛くて、ふたりで「アイタタタアイタタタ」といいながら立ったり座ったりしています。でももうすぐ直りそうな感じ、秋ですから。

きょうの一枚
相変わらず他とは一線を画すデザインの10回出場記念ヘルメット!今回は多いはずなんですがエントリーが遅いと間に合わないかもですね。

2004/09/09 (木曜日)

9.11が近づいてきました。21世紀を不吉な世紀の幕開けと印象付けた、あの大事件です。以来、憎しみの連鎖は留まる事を知りません。僕が、2000年8月ラリーレイドモンゴルの現場から書いたレポートから、ちょびっと・・・・・・・「2000年ラリーレイドモンゴルも無事ウランバートルにゴールしました。(中略)20世紀はある意味でクルマの世紀であり、そして競争の世紀であったように思います。こういったラリーはひょっとするとそれを代弁してるのでは?と思われる方も少なくないでしょう。しかし答は否です。長大な旅への情景や未知への好奇心なくしてこれらの大会に挑む事は不可能です。ただ競争だけを求めればサーキットでもいいでしょうし、場合によっては企業内あるいは企業間でも容易でしょう。また、ただ旅を求めれば様々な方法はさらに広がっていることでしょう。ここには、それらを包含しつつ、大きな目的に向かいながら自らに対峙する真の自分が発見できる。そういった場面がしばしば見受けられます。ゴールする感激、満足感や達成感、充実感、これらはほかの何に比べても決して劣る事の無いほどの大きなものだと思います。20世紀最後のこの大会が、この後どのように発展していくか否かはこういった参加された皆様の思いと声に依る所が少なくありません。まもなく21世紀、来るべき世紀がよりすばらしいものとなりますように。そして、国際間でこういったラリーが存続出来るべく、世界がより平和で安定していること、そして様々な多者間の理解が進むことを期待しています。心より感謝申し上げます。」・・・・・・・・と書きました。このレポートはこのHPでも見ることが出来ます。そしてこの大会は三橋淳、ガストンライエ、ガントルガらが激しい戦いを繰り広げたのも記憶に新しく、4輪部門でも優勝を飾った長谷見昌弘さんも、モンゴル人ドライバーらに、しばしばまさに後塵を拝するという場面も見受けられました。

ついでにこの大会にプレス参加した春木さんの「生北の島」の最後の一節から・・・・・「ラリーの期間中、ビバークサイトから毎日短い文章をお届けしてきましたが、ざらりと読み返してみると、酒によって書いた友人や恋人への手紙のようで、赤面することしきり。とても一応はこれでメシを食っている人間の仕業とは思えませんが、まあ、それでもいいと思っています。いわば、このモンゴルでのバカンスは、一場の夢のようなもので、まるでこの八日間(まだ明日が残ってますが)は、誰かの上手な作り話にのせられていたようなもの。千夜一夜物語だった、と今はそういうことにしておきましょう。そうしておけば。ウランバートルの喧騒も、日本に帰ってからの現実にも、すんなりと戻っていけそうですから。」これらのレポートの前後はSSERヒストリーにて(http://www.sser.org/history/history-index.htm)

もう21世紀になって4年、この間ほど後世の歴史学者にののしられる時代は無いのではないかと、この時代を生きたものとしては不安です。しかし、あの頃の情熱を支えていた、あの言葉の群れ。「長大な旅への憧憬や好奇心」とか「ゴールする感激、満足感や達成感、充実感の大きさ」とか「自らに対峙する真の自分が発見できる。」・・・・・・なんか最近の自分よりロマンティックな気分が見受けられます。これも世界情勢の変化がもたらした自分の変化なのでしょうか。それを春木さんはイラクはバグダッドの予言者のように「このモンゴルでの(中略)誰かの上手な作り話にのせられていたようなもの。千夜一夜物語だった」と結んでいます。

不吉な時代を作っている元凶は、あきらかに「経済」であり、それらの闘い行き着くところ、つまりゴールには正しく感涙に満ちてはいません。むしろ死屍累々の悲劇の上にあるゴールのように思えてなりません。さりとて逃げ出すわけにも行かず・・・。

きょうの一枚
19回連続出場者 第5弾 岡義宏さん(42歳)大分
19回連続出場者は5名ですから紹介は今日で終り。それにしても20年!おめでとうございます。そしてありがとうございます。あの20年前の感動をそのままに、今年も準備してまいります。

2004/09/08 (水曜日)

やっぱり予言は当たっているといわざるを得ません。地球温暖化による台風やハリケーンの巨大化や頻度の増加!!グリンピースの言うまでも無く、もう待ったなしです。そこで、われわれも「地球温暖化防止やまだ会議」かなんかやって参加者を募ろうという計画。議定書かなんか作って発効させて・・・・・・・・内容は、「いつもなら車で行くところをバイクで行った」それぞれの燃料消費量の差を計算して、申請して毎日少しずつ貯めていくというのはどうですか?車で行くところを自転車で行くとポイントは一気に貯まります。パリダカなんか行くとポイントは減りますが、その分は通常のポイントと相殺になるようにがんばる。

なんてラリーイベントの主催者の考える事ではありませんが、やってみようかなと思っています。興味のある方は「地球温暖化防止やまだ会議」までお問い合わせください。ポイントをためて自転車を貰う・・・・自転車メーカーにスポンサーになってもらお・・・・ってすぐそんなふうに考えるのも良くない。でも、それは健康にも良くて、良いことづくめかも。

きょうの一枚
19回連続出場者 第4弾 横溝博之さん(51歳)岡山
さすがに円熟のライディングスタイル。こうしたグッドライダーがSSER 2DAYSを支え続けてくれています。

2004/09/07 (火曜日)

また台風の洗礼を受けています。フロリダも超ど級のハリケーンの襲来!地球から人類への攻撃の第二波ですね。第一波は新型ウイルスSARSや鳥インフルエンザ、ここんとこ ろだけでも地球は人類の存在に身震いしてNO!といっているような気がしてなりません。増え続けるだけの石油消費、枯渇する事がわかっているのになぜにそれほどまでにの自動車産業。モービル・エリクソンの執念。われわれは、できる事からはじめないといけません。普段のアシは①自転車か徒歩②バイクか軽4③せいぜい譲ってハイブリッド!!なんて時代がきます。必ずきます。いやもう来ています。宣言!自転車通勤をするといって1年で挫折中の僕は、バイク通勤にします。それも125cc、ここで50ccを選択しないところがアザトイですかね?こうして日本を走る4000万台のクルマが1日1台あたり1リットル倹約すれば1日4000万リットル、1ヶ月で1億2000万リットルの節約になるんすね。よし!今日から実行!「今日は台風だから・・・明日からにするわ」といって4.6Lの極悪燃費4駆でお帰りになるのでした。ああ言うは易し、為すは難し。ですなあ。

といつもならこのくらいで終わるのですが・・・・「プロ野球選手会ストに突入!」これも面白い話です。で世論というかファンは選手会の味方なのか?なぜ土日だけストをする?やるならずっとやればいい。最近では電鉄だってストはやらなくなった。普通のサラリーマンの生涯年収を1年で貰っている選手達は球団の再建とファンのために、「年棒を一律50%オフにしてください!」くらいなことを言ってもいい!それでも生涯年収の15年分位はあるわけで・・・・いまよく聞く「野球を愛しているなら・・・・」というコメント、みんなビジネスの原則にのっとっているわけで、最後の判断の多くは、経済的な理由によるものがほとんどな訳で・・・ってわけわからなくてごめんなさい。でも有力企業の実業団野球部もたくさん廃部解散したのに・・・・・・本当に野球を愛しているならお金じゃなくて、河川敷で早朝野球ではいかんのか?

きょうの一枚
19回連続出場者 第3弾 長山成生さん(42歳)愛媛です。なんとヘルメットは10回連続出場時のもの・・・・・そうなんですSSER 2DAYSなどではヘルメットの製造年月日規制は存在していません。

2004/09/06 (月曜日)

さまざまな週末、いかがお過ごしでしたか?台風は接近、地震は発生、おまけに津波警報まで出て、その前には浅間山が噴火。またまた日本列島には大雨の予報。ロシアでは、同時航空機爆破、があったかと思うと未曾有の学校占拠テロ、その悲惨さは9.11を彷彿とさせます。しかも憎悪がどちらにも極限にまで高まってきています。こうしてさまざまに変化する負の連鎖に、なんかこう未来を呪いたくなる気持ちもわからないではないのですが・・・・

この週末は、モータースポーツ界からは、良いニュースもあります。WRCラリ-ジャパン2004が無事に開催されました。TDNで聞き覚え、走り覚えのある林道ばっかなので、イメージしやすかったこと。さらに、ローブを抑えてソルベルグ(スバル)が優勝、シリーズでは大差をつけられているものの、記念すべき初のホームラリーでのスバルの優勝は何よりでした。またミツビシが参戦を再び止めてしまったのは致し方がないとしても、残念。せっかく国連安保常任理事国入りより難しいと言われたWRCの日本開催なのに・・・でも一般のメディアに出てこないのはいかがかとも思いますが、まあこんなものでしょう。一方世界トライアル選手権で藤波が待望のシリーズチャンピオンを確定したというニュースも・・・・僕達がトライアルをやっていた時代には、想像すらできなかった事です。ヨーロッパの選手達は重力や慣性の法則を無視していると思っていたものです。

つまりは、不断の努力がやっぱ不可能や理想や、無理だろうと周囲が言う事を覆す事が出来るのです。ネガティヴになるほうが簡単なのですが・・・・「それは無理だ」「前例がない」「危険すぎる」「そんなこと言って、誰がするんだ」「責任は取れるのか」「我々にはそんな実力はない」「金もない」「時代が早すぎる」「賛同者が得られない」ああ、なんと出来ない理由ほど列挙にいとまのないものもありません。努力だけでは成し遂げられませんが、そこに偉大なる精神が無いとね・・・・エディ・ルジャーンという当時のトライアルの世界チャンピオンのエアターンてやつを見て、こればっか練習していた人が居ました。もう30年近く前の事です。その人はトライアルでは良い所なしでしたけど・・トホホホ

さて、ガストンライエミーティング耳寄り情報「東寺、西本願寺、二条城、京都御所、鴨川、下鴨神社、上賀茂神社、寂光院、の前を通ります。この区間は走行時間に+60分~90分にして、好きな所で見学してもらう!1つか2つは観れると思います。京都は駐車場があまり無いのでみんなが集中して行動しないほうがいいです。」ほらほらどうですか・・・錦秋の京都路、日本人に生まれてきて良かったですねえ。

きょうの一枚
19回連続出場者 第2弾 永野幸利さん(40歳)高知
速いのは速いのですが・・・今回も爆笑トークに期待しましょう!

2004/09/03 (金曜日)

先のTBI 2DAYSは、われわれは完全に孤立してしまいましたが、なんと今でもまだ孤立している集落が、高知県の山の中にはいくつかあるのだと言うお話を今日来た小松さんから聞いて「ビックリ!」四国の山間部は、このところの台風と大雨で林道はともかく主要な交通路が寸断されていて、正確な情報が把握できていません。SSERへメールで四国の林道情報を問い合わせられている皆さんには「ゴメンナサイ」と申し上げるばかりです。林道の損傷は、道が完全に無くなってしまっているものと、道の上に大量の土砂が崩落して通行が不能なものに大別できます。いずれも4輪が通行不能な状態で当然通行止めとなってしまうので、案外バイクでは通れたりするものです。ただしリスクはあります。こうした自然災害の場合、緊急の復旧を要するものと、少し後回しになるものがあって林道の多くはそうした後回し組みになります。特に一定以上の規模では「災害復旧」という国への要請が出来るため申請から施工までに時間がかかるものが少なくありません。

先のTBIでもそうでしたが、少しの可能性にチャレンジできる個人と、かなり余裕を持ったマージンを持たなければ行けない、少し公的な立場で判断が若干ずれてきます。安全には必ずマージンが必要で、ぎりぎりの安全と言うものは、実は危険だと言う事です。まあタンク容量みたいな考え方で、安全を考えていくのがいいかもです。

きょうの一枚
伊藤利孝さん(46歳)愛媛、ただいま連続19回出場。もちろん今年出場すれば20回連続出場。スゴイデス。20回の出場には本人のモチベーションばかりか、周囲の応援や、恵まれた環境、もちろん本人の健康だって考えられます。

2004/09/02 (木曜日)

北の島からは、BMW-GSのお話が届きました。誰よりも尖鋭的なエンデューロマシンやニューモデルに接する事の多い彼が、いつもガレージにOHVのGSを置いているというだけで、なにかこう「ほほう」って感じがしますもん。
撲の80G/Sはフロントのローター交換で「部品注文1ヶ月くらいですかねえ?」が今年の春だったか、去年の暮れだったか?もう何ヶ月になるの?センバクン!!な状態です。まあそんなことはいいのですが、秋の訪れとともにツーリングに行きたいなあって気分です。高速は苦手だし、あまり速く走れないし、ちょっと暗くなると、もうだめなG/Sと僕なのですが・・・・ガストンライエ・ミーティングは今回は京都路。集合場所も解散場所も高速ICから5から10分くらいのところを設定。1日目の走行は近江八幡から湖北、日本海方面です。さらに京都へ、翌日は奈良方面へ。本当は熊野のほうへも足を伸ばしたかったのですが・・・・いずれにしても紅葉の真っ盛り、渋滞を避けつつ混雑を回避しつつそれでも京都・奈良ならではの風情と情緒・・・・まあつまり日本の秋ですな・・・・を堪能しようと思います。・・・・ッテ書いていて「なんか最近もこの話題でOV書いたなあ」と振り返ると、2日前に書いとる。いかん歳だ。でもそういえばこのHPがスタートしたのも、ガストンミーティングの1回目の案内のころで、マイG/Sの自慢話から話が始まったようなものでした。

きょうの一枚
なんかページ違い?見たいな感じになってしまいましたが・・・1952年製陸王、あなたより若い?

2004/09/01 (水曜日)

1923年9月1日死者14万人以上と言われた関東大震災の日です。今年はそれから80年?その今日は防災の日です。
阪神大震災は1995年1月17日、なんか二つには因果関係がないか?と考えてみましたが何もない!つまりは、天災は忘れた頃にやってくる!というものであることが言えます。今日は大洲市の洪水のつめ跡をマザマザと見せ付けられて、「ひとり防災意識向上の日」となってしまいました。それにしてもこの洪水の後のすごさは、いけません。何がイカンかといって、生命の危機を感じます。つまりそこにいなければTVやら新聞やらでは伝わらないもの、それこそが「恐怖」です。

恐怖と言えばテロ!もうすぐ911、この日はテロの日とでもいいましょうか?あれ以来世界は変わってしまいました。つまりあの日時点で、自由社会はテロ戦争に敗北したといっていいでしょう。どうも対テロ戦争は一向に出口が見えずに、ブッシュも「テロ戦争には勝てないかも?」みたいな発言をして、なんか顰蹙(ひんしゅく)を買っているようです。まあ世界のどこへ行くのも不安と恐ろしいほどのセキュリティチェックにうんざり・・・いったい、なぜにこのような事になったのか?まだ日本国内ではそうした事件は起きていませんが、ひとたび起きれば今のモスクワやパレスチナやイラクのように日本国民は、耐えられるのでしょうか?つまり洪水の後を見て恐怖を感じたように、テロも身近に起きなければリアリティを感じないのではないのか?と自分のことながら心配!でもひとたび起きてしまったら。いま最大の問題は、こうして「不安」なことです。

世界がこぞって掲げるスローガン、サスティナビリティつまり「持続可能な社会の実現」僕はいつも言っています。共産主義国家の大好きだったスローガン、それは自分達が今できていない事を表明しているに過ぎない事、そして、そのスローガンは必ず到達できない夢なので「持続可能な社会・・・」というスローガンはすでに世界は持続性を失ってしまっていて、努力しても持続可能なことは難しいと言っているのでありますな。つまりは諸行無常、奢れるものは久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。こうした諸行無常の世界観と言うか定理は、だれもがわかっているのに、それでも「持続可能な社会の実現!」ということはいかなる事なのか?

あなたの会社に「整理整頓」とかって書いて張ってないでしょうね、それはいまは散らかっていて、今後も片付かない事を意味しているのでありますぞ。まさに、防災の日の供えのようなものでありますな。

きょうの一枚
大洲の町の中の夕景。変なリアカーみたいな自転車で走ってるのは僕です。ちなみに、山田オート商会には、BMW R69S+純正サイドカー、R75/5+ワトソニアン、ウラルレトロモデルのサイドカー、1952年製陸王、1957年製メグロ350レックス、ほかBS、トーハツ、ベンリィ、ラビット、などありますね。収まりきらないのはポコペン横丁に展示?というか放置駐車というか・・・また新しく電気家具店が週末限定でオープンします。「あのころ生活館」なんて名前を考えてる人がいまして、いやあもっとなんかこうグッと来るやつがいいなあ、と思ってるすっかり大洲の住人、でした。

Organisation Voice 2004/8
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2004/08/31 (火曜日)

8月も今日で終わり。長くて暑かった夏も終わります。もちろん暦の上では、とっくに秋なのだが、やはり8月いっぱいは夏なのです。
いよいよ20年目を迎えたSSER 2DAYSの製作作業が本格化します。今回はこれまでにお伝えしている通り3ステージ制で行われます。1ステは車検日の午後です。西日に照らされた標高のあるダートが主会場。今日現在では6本のSSが用意されていますが、それは昨日の未曾有の大雨、さっそくルートチェックに行かなきゃあなりません。2ステは早朝です。2つの長いSSが用意されます。その後6SSの合計8SS。そして3ステは、1ステでも2ステでも使わなかった林道が数本含まれて6SSの予定。これら20本のSSをつないでルートが延びてゆきます。どうかお楽しみにね。

一方、ガストンライエミーティングの御案内は、間もなくです。今年は錦秋の京都がテーマなのですが、宿泊施設の選定が最終段階です。このイベントは、ホテル代とパーティ代にウエイトがかかりすぎて、やや割高なエントリー費って感じがしますが、出ていただければ納得!の内容にしますね。コースは観光地をふんだんに、これまでのダート三昧から、少し大人っぽく、そして女性にも素敵な設定で行きますけん。もうひとつのお楽しみは、みなさんが持ち寄るオークションです。参加される方は何かひとつ持ってきていただいて、オークションにかけます。今から準備しておいて、ひともうけ企んでも良いかと思いますが・・・・・・こちらも合わせてお楽しみにね。

きょうの一枚
ガストン・ライエ!モンゴルのホテルの車検会場で、国際運転免許証を見せる!元気で愉快で楽しいガストン。いまは少し元気がなくなったんですが「日本に来ると元気になるよ」と今年も日本にやってきます。

2004/08/30 (月曜日)

大型で強烈な台風16号が、現在僕達のすぐ近くにいます。でもこのHPをご覧頂いている頃は、すでに何らかのつめ跡を残して通り過ぎていっている事でしょう。それにしてもここんとこの台風といい大雨といい、困ったものです。どうもデイアフタートゥモローが、デイジャストトゥデイになって来ているのではないですか?環境問題はもう危険水域です。ところで、週末のラリーオブジャパンは大丈夫でしょうか?日本海に抜けた台風は速度を速めるでしょうが、台風被害に弱い北の島の事は心配ですね。松山からも、仲間がスタッフで出かけるそうで、オフィシャル総数700名!すごいことです。どうか好天に恵まれて、今後も順調にWRCの1戦として歴史を積み重ねて欲しいものです。

歴史を積み重ねるというと、オリンピック。アテネ大会も終り、次はいよいよ「BEIJING-2008」の開催です。かの国にとっても抱えるさまざまな問題に対峙しあう貴重な4年間になる事でしょう。歴史なら任せなさいといわんばかりの中国ですが、未曾有の経済発展は、さまざまな問題を引き起こしていますが、それはバブル期の日本人のように、見失っているものが沢山ありませんかと・・・・・

きょうの一枚
恐竜の谷、SSのスタート地点。RRMの名所のひとつ。暑い、厳しい大地です。

2004/08/27 (金曜日)

気がつけばオリンピックももう終わりかけている。「やっぱ新体操がええ」なんておじさんみたいな(って充分おじさんなんだけど)事を言いながらテレビをみていると、例によってドーピング騒ぎ。メダリストはオシッコ(検体)を提出しなければならない。少ないとダメで、再検査を断るとドーピングと認定される。つまり疑わしきはクロ!法の精神にもとる。でIOCによって途中ですりかえられただの、他人の尿を隠し持っていてそれを提出するんだのと!こうなりゃ、もうやめればオリンピック!と思わせてしまう。

話は違うけど、飲酒検問もそうらしくて、飲酒の検査を拒否したら罰金30万円!つまり検査を拒否したら飲酒と認定される。これも法の精神を無視した法といえる。じゃあ会社のがん検診を断ったらガンと認定されてガン保険がはいってくる!ってのかい。検査できなければ、検査したいほうの負け、ということになるのが法なのですが。疑わしきも罰するというのは、いつから・・・・・でもドーピングは本当に良くない。身体に悪い。タバコと同じくらい悪い。あれ?でオリンピックに出てくる心身ともに優れたアスリートが、そんなことをしていると疑ってかかる時点で、やっぱりスポーツも危うい。また「この競技はロシアのレギュレーションでやっているから仕方ない」とか、「明らかな判定のミスだ」とかマスコミが言っているのも、いかがかとおもうのですけんど。

そんな時なぜだか僕は、思わず大洲の鵜飼を思い出した。
「おもしろうて やがて悲しき うかいかな」

の“うかい”の部分を五輪に読み替えてみてください。
「おもしろうて やがて悲しき 五輪かな」

やっぱ新体操がええわい、とくにあのムチ使うやつが!えっ、あれはムチじゃないん?じゃあヒモなんか?いえ実はリボンでした。

きょうの一枚
久しぶりのモンゴルでリフレッシュしてきた僕は、元気が戻ってきました。やっぱ酸素とか、マイナスイオンとか、なんかしらんけど身体にいいものを吸収してきたって感じです。自然治癒力を高めるモンゴルの旅、もう秋ですけど。ホジルトでパチリ。

2004/08/26 (木曜日)

モンゴルから無事帰国、もう秋のモンゴルでしたが、なんか雨不足で砂漠化の様相に少し心配になってきました。菅原さんのフランスのガレージで働いていたアシスタンスカミオンのドライバーにして、RRMの強力なカウンターパートのバイラーは、ビッグホーンのラリーカーに乗ってフランスからウランバートルまで10000kmを5日間で走って、我々が空港に着く時には、何食わぬ顔をしてお迎えにきていました。

「何時着いたの?」
「昨日!」

彼は途中ドイツからフィンランドでは22時間のフェリーに乗ったものの、それ以外は走り続け「Tシャツ1枚しか持ってなかったから寒くて、ウラル山脈越えでは思わず村でジャンパーを買った」とヒーターもクーラーも無いラリーマシンを1日20時間アベレージ100 kmで走らせるという離れ業をやってのけます。これがアシスタンスカミオンのドライバーでチームスガワラから絶大な信頼を勝ち取る理由です。これほど頼りになる存在は、ほかに僕は知らないといって良いです。我々には冒険!のような事が彼には、ちょっとしたひと頑張り!なのでありました。

我々が日本に帰ったあと「じゃあ僕も帰る」といってウランバートルから12時間かかる彼の別荘に行くのでした。そこは、クルマで行くのも難しい「冬は川が凍るからクルマで行きやすいよ」とか何とか言って「田舎の生活」を満喫しているようです。そこは誰も知らないような秘境で、イトウがいて、狩をして暮らすそうです。今度バイラーの別荘までたどり着くツアーというのをやりますかね。

きょうの一枚
何十頭もの牛に引かせ移動したというゲル。通貨ツグリグにも印刷されているチンギスハーンの移動作戦本部。機動力をどこよりも早く採用したモンゴル軍は連戦連勝!だったのでした。旧日本軍も見習うところがあったかもです。

2004/08/20 (金曜日)

きのうのOVでは、あんな事書きましたがTOYOTAは、純海外生産車5車種の発表!つまり日本国内には存在しない5つのモデルを新興市場にむけて、その被仕向け地近くで生産するそうです。でそれの呼称は「IMV」(新国際多目的車、イノベーティブ・インターナショナル・マルチパーパス・ビークル、)もはや日本のトヨタではなく、無国籍な企業になろうかとしています。全然良いんですけど・・・・・だからここではインターナショナルと使わずにワールドと使って欲しかったんですけど、まあそれも良いです。でも時々思うんですが、自動車の進化は正しかったのだろうかと。

なんかこう50年位前に、光合成エンジンみたいの発明されていて、「環境問題が深刻化しています。今地球上は酸素量が増えすぎて危険な状態、酸素を発生する植物などの取引や栽培に関して厳しい規制がとられるようになりました。特に大量の酸素を発生しているサンゴ礁、マングローブの森などを何とか絶滅させようという研究が進んでいます。」とか「酸素が増えすぎで巨大生物とくに、恐竜が復活しました。最新の情報では全長が50mのコモドオオトカゲが発見されました。今年の小学一年生の平均身長は前年を大きく上回り、男子が1.8m女子も1.75m。ちなみにNBLの選手の平均身長は3mを突破しました。」とかね。面白い?まあ馬鹿みたいと思わないで下さい、我々は歩んできた道以外の結果を知る事が出来ません。だからああしてれば良かった、こうしてれば良かったのではないかと想像を働かせる事しか出来ません。しかしその想像力は、遠慮です。というか遠く未来を慮(おもんばか)ることが出来るのもそうした想像力でしかありません。

以前書きましたが「仰ぎて天にはじず」神様に対して自分の行為を正しかったかどうか見ていてもらう、という感じですが、僕が思うのは、天とは実は将来の自分のことを言うんだと。あとから自身で振りかえってあの時の行為は、判断は、正しかったんだろうかと・・そんな気持ちで、明日からモンゴルへ行って来ます。しばらくOVもお休みかもね。そんで、酸素を大量に吸ってきますけん。

きょうの一枚
どうしても、このゾーモットと僕達が呼ぶ土地(最近はウランバートルでも有名になった)に生える木々。イツまでこの環境が保たれるかは分かりませんが、なぜか無性に懐かしく、魂を揺さぶる大地です。その一本の木が今日の一枚です。

2004/08/19 (木曜日)

シドニーの時に書いたような気がするのですが、オリンピックでの勝ち方は、その時の国の状況を表しているような気がしてなりません。今回は、なんか競り勝って、今までなら「あーーあ、やっぱりなあ」というところを勝つ訳ですからすごい。で「やっぱりなあ」と思うところに我々側の問題があって「どうせ負ける」「どうせ勝てない」という潜在意識がある時代が長かったということです。

経済発展を遂げる中国は、今や日本の人口の10倍をはるかに越えてしまっていますから、確率的には人材の宝庫といわざるを得ません。こうした国との勝負の中で日本経済は競り勝っていかなければならず、また現実に競り勝ってきているのです。
中国のアドバンテージである、安い大量の労働力!というものも経済が発展するとすぐに平準化されるでしょうから、今やその速度が上がっているだけのような気がします。まだ行ったことはありませんが、上海の話を自慢げにしている日本人はポストバブルの時代を忘れる事の出来る楽天家かもしれませんねえ。まあそれはともかく、日本の企業も土地の価格や労働力の賃金差分が利益になると言う理由での中国進出なら、もう早く日本へ帰ってくればいいと思います。確かに高付加価値なものづくりは、いまや日本回帰ラッシュともいえます。今日の日経のトップ記事は、「製造業の半数、国内で増産」とあり記事には、国内生産を増加させる主な製品と用途・特徴として、エンジニアリングプラスティックや燃料電池、ハイブリッド車関連部品、高張力鋼、薄型パネル部材、半導体・液晶製造装置、画像センサーとあります。
こうした怪奇現象じゃなかった回帰現象はオリンピックに見て取れるわけですが、ってなにが?いかに海外で他の国と戦うかということを考えないと企業もいかんぞということです。別に闘わなくてもいいといってしまえばそれまでですが、やはり戦う姿は美しく、それはスポーツが代弁する多くの行為のような気がしてならないのですが・・・・。

きょうの一枚
レイモンド・ロワゾー。フランス大統領警護隊の隊長。もとBMWワークスライダー。パリダカ出場記録を菅原さんと争ってて、最近FIMの役員にもなってたりして、少し水をあけられてしまいました。それにしても子供が好きで、こうしたカットの写真はよく見ます。HPNのカタログにも子供を抱いて写っています。後ろにガントルガも写ってたりします。

2004/08/18 (水曜日)

いよいよ20周年の記念大会のSSER 2DAYSのルート制作が始まりました。なんか同窓会もン10周年記念とか、今年はマイアニバーサリーイヤーなんだなあ!と思ってたり・・・そしてSSERでは、選手・役員の枠を超えて20周年委員会を組織しようと考えております。RRMも続いていれば10周年なんだなあ・・・そういやあSSERの10周年企画としてスタートしたんだったんだよ。

でその委員会、役員の方々の中から数名を選ばせて頂き、また選手の皆様の中からは「よし!」と思われる方は是非自己推薦で御参加いただいて、これまでの20年を総括しつつ、次の10年、つまり30周年に向けて、どのような一歩を踏み出すのか!いろいろと自由にかつダイナミックに議論し、また協働して行きたいと考えています。
御興味のある方はメールにてお問い合わせください。特に博多の夜に盛り上がって電話をかけてきた人たちには!必ず参加していただきたいものです!!何のことだか分からないみなさんにはゴメンナサイ。

ラリーを設定し、開催のための準備に取り掛かるのは、ものすごいエネルギーが必要です。さらに海外でとなれば、これはもう強烈で特別です。多くの仲間の力を結集しなければ何一つ出来ないのが我々の競技なのです。しかも、夢と現実の大きな隔たりを埋めながら前進しなければならない・・・・・確実な前進、それがこれまで培ってきた自分たちの信じる道を、もう少し広く高くしていく道なのかもしれません。どのスポーツも、競技者と運営組織が無ければ成立しないものです。その後者に多くの方が「そろそろ・・・」と、参画して行って頂きたいものです。

きょうの一枚
RRMより。ラリーが南に延びて行き恐竜の谷などを名付けながら進む。オフィシャルチームのコンボイ。夢とロマンの冒険の旅です。

2004/08/17 (火曜日)

お盆が過ぎるや、とたんに変なお天気!になりました。連日のオリンピックTV観戦に疲れた身体には、酷暑もひと段落で、ちょっと助かるーという感じではないでしょうかね。高校野球の観戦も忙しくて、新鮮で、これって何でかなあ?って思ったら、この時期日本にいるのは、なんと10年以上ぶりなので、夏の甲子園も、異常気象と騒いでる日本の本当の夏の暑さも、終戦記念日も、だから当然お盆も帰省ラッシュも、ぜーんぶ忘れてしまっていたのでありました。

きょうの一枚
瀬戸内海です。海へはいってません、もうン十年も。そのかわり川へは行きます。

2004/08/16 (月曜日)

オリンピックが始まりました。開会式を見ていて、本当に平和であるという事の大切さを感じましたね。スポーツという行為は、実に偉大であるとも感じました。もちろん商業臭も否めないわけではありませんが。ところで巨人の渡辺オーナーが辞任!しましたね。僕は好きだったんですが、いやほんと「早く帰って、渡る世間は鬼ばかり見るんだ、9時からだから始まってるんだ。」ってこれはお茶目で言ったのではなく、マジで言ってるようなのでつまるところ、彼の言動の全てが確信犯的だと思わずにいられません。ゆえに人間臭く、球団のオーナーだからその球団の利益代表であってどこが悪いのかとまで思ってしまいます。ただオーナーが辞任!という日本語は、到底受け入れられるものではないのですが、いかがでしょう。取締役オーナーなんていっている局もありましたが「意味不明」です。オーナーですから、所有者なのだと思っていたものですから「彼の私物なんだから、違法でない範囲なら彼が何しても文句無いし、会議で自分とこへの利益誘導なんてするのがアタリマエだ」と思ってたんです。マスコミもオーナーといった時点で、理論が旋回してしまっています。僕もそのオーナーという単語には実は、昔から疑問だったのですが・・・・むかし「会社はだれのものか」という本がありましたね。いったい誰のものなのでしょうか?ひるがえって国は国民のものだ!というのが正しいと思う人は○、そうだと思いたいけど現実そうは思えないという人は×!を着けてください。ほとんどの人がバツをつけるような気がするのですが・・・・オーナーがいるような気がするのですが。全てのモノとコトに!

さて夏休みも折り返しを過ぎました。子供時代にはお盆が過ぎるのが恐怖でした。数日前まで川で泳いでいた子供たちに聞きました。「おい、もう橋から飛び込むのはせんのか?」「お盆からあとは、川底に引っ張り込まれるけんせんのよ」なんかぜんぜん昔と変わっていない子供たちに、カキ氷をごちそうしてあげました。

きょうの一枚
大洲では「うかい」が行われています。納涼の一枚をどうぞ。

2004/08/12 (木曜日)

日本の交通が麻痺する「お盆」「OBON?」外国の人には説明のつけにくい、まるで中国の旧正月のような慣習!しかし、帰省のラッシュの余波は街なかにもあって、何か交通事情がいつもと違う。いつもと違うといえば、今年の夏。太平洋高気圧とチベット高気圧が重なって きてどうのこうの・・・・暑いのである。で、僕の毎日通ってる大洲は暑さはピカイチ!でも汗をかきかき、ガンバっていますけん。
お盆には「カキ氷」「サイドカー町並みツアー」でひともうけをたくらんでいます。ビールを消費する一方の○の島の○木君とは生産性が違うわい!と自信ありげですが、まあ一杯200円のカキ氷、経費の回収が出来れば良しかもしれませんので、皆さんこぞって食べに来てくださいね。
場所は、松山道を大洲で出て、そのまま大洲道路(無料の自動車道)を行きます。そして大洲市街・肱南で出ます。そして「まちの駅あさもや」まで来ればOK!ですよ。

きょうの一枚
「肱川」夕暮れ時になると鵜飼の船が出ます。昼間も舟遊びが出来ます。遊びに来てくださいな。

2004/08/10 (火曜日)

昨日は、火星に砂丘があるという記事を紹介して気になったんですが、あの火星無人探査車の2台、スピリットとオポチュニティ、まだ走り回っているのですかねえ?ということで調べてみたら、100日を突破!しているようです。しかも鮮明な画像を送ってくる。砂丘には風紋があったりして大気が在ったことを物語っていたり、海があったりして、かつては生命の存在した環境だったということが明確にわかってきたようですね。その火星の生物の生存環境を壊したのは、おそらくその生物そのものではなかったんでしょうが、こうして「過去にはそうだった」ということが分かると、なんかこう不思議な気持ちがします。
無人探査車は、このあとどんな画像を送ってくるのでしょうか。いや実は凄い画像が届いていて「これは発表できない」ナンテ言ってるのじゃないすかね。自由の女神があったとか?宇宙人のコロニーがあったとか。アポロ計画のときもありましたね、そんな荒唐無稽なお話が・・・・いや、ちょっと待てよ。荒唐無稽な話とは何か?と考える夏の一日でした。

きょうの一枚
モンゴルのビバーク地から見る夕日。この劇的な空の色は、大気のなせる業なのですが、それにしても大陸のそれは、なんとも。

2004/08/09 (月曜日)

おっ、火星にもデューンがあった!
以下アサヒコムから

米航空宇宙局(NASA)の火星探査車オポチュニティーが、火星の「砂丘」の鮮明な画像を撮影した。 オポチュニティーが探査している直径130メートルのクレーター「エンデュアランス」の中心部にある。表面の様子は、地球の砂漠で風がつくる模様にそっくり。いまのところ詳細は不明だが、隆起している部分は高さ1メートルにも満たないらしい。 NASAはオポチュニティーを「砂丘」まで近づけ、詳しい性質を確かめることにしている。車輪が埋まって身動きがとれなくなる危険性があるため、足場を確かめながら進める予定だ。

写真はここで http://www.asahi.com/science/update/0809/001.html

クレーターの名前が「エンデュアランス」つてのもいいですねえ。エンデュランス号奇跡の生還!感動的でしたね。っても何の話だか分からない方は、こちらhttp://www.sser.org/syoutengai/syoutengai_0406.htm

最近では、えひめ町並博2004「大洲レトロタウン」で、僕は山田オート商會で、サイドカーツアーをやっています。昨日の日曜日なんて、大盛況!オスナオスナの大人気ぶり!でご機嫌にやっています。よろしく!

きょうの一枚
これは火星じゃなくて、モンゴルのデューン。地平線に見える空の色に漂泊の思いを抱けば、あなたも立派な砂の旅人。

2004/08/06 (金曜日)

いよいよ日本VS中国のアジアカップの決勝戦がやってきましたね。まあ、スポーツですから勝敗はともかく、この東アジア最大の問題?は世界の問題になりそうな勢いの中国。中国については、僕は20世紀末からさまざまに書いた。書いたといってもこのOVで書くくらいだから、たいした影響力も無い。しかし、中国の大きさや歴史など、認めざるを得ない部分は少なくないのです。爆発的な経済発展は、非常に危険性を感じる一方で、悠久の歴史や、三国志の英傑に代表される、勇壮なスペクタクル。そのころ生まれたさまざまな故事成語は、今も輝きを失わない。中国を旅する時、日本を除くほかのどこの国でも感じた事の無い、歴史性やストーリー性に感じ入ってしまう。
「深謀遠慮」遠くを慮(おもんばか)って深く謀(はかりごと)をめぐらす。何か悪い事をしているようですが、そうではなく。遠慮・・・・つまり遠く先のことを考えて、しっかりとした計画を立てる!ということですね、ということは「どうぞ遠慮なく」なんて言われたときは「まあ、そんなに先のことは考えなくてもいいじゃないですか」といわれたことになるのです。大丈夫か、日本語。で、そんな中国も日本も、深謀遠慮が足りないのではないのかと思いますがいかがでしょうか。辛抱辛抱深謀遠慮

きょうの一枚
これ、僕のモンゴルの原型になった、パリ北京の一枚。カシュガルに向かうトルガルト峠、標高3800m。ここから物語が始まったようなものです。

2004/08/05 (木曜日)

また暑い夏が帰ってきて、「雨のほうがええの」なんて身勝手なやつ。北の島のH木さんからTEL「北海道は暑い!」「へー四国は涼しいよ」って言ってやった。TBI2DAYSのあとまだ帰らない○井田(って分かってしまう?)は九州は明礬温泉の泥湯を絶賛した後、本州を流れて、再び四国へ。今日は山田オート商會で、1日店頭でボランティアの店番○岡先生(教頭先生!!本人はそれは言わないで・・・って言うんだけど)と世間話に明け暮れて、日も傾いた頃、つまり涼しくなった頃に東京さ、に向けて出発したみたいです。彼いわく「夏休みみたいだ」と「でも内緒ですけど、かえって1日出社したら、お盆休み!」ってこのヤロー!ですな。
あなた方も早く「山田オート商會」へ遊びに来てください。そこのお店の紹介文「売っているものは、空気・・・・」クーさすがカリスマコピーライター(って社内ではそう呼ばれています。それは機嫌よく早く原稿を書かそう!というみんなの苦心のセリフなのはわかってはいるんですが・・・)
彼方への執筆がピタリと止まっています。いよいよ事故の真相について書くときが来ました。風化させないために・・・・・・。

きょうの一枚
僕の別荘。いつでもどうぞ。ぬあんちゃって。実は八甲田山ホテル。

2004/08/04 (水曜日)

「仰ぎて天に愧(は)じず」僕の座右の銘というわけではありませんが、好きな言葉です。いつもラリーなどの現場で、自分の心と判断が公正で少しも疾(やま)しいところがないかどうかと顧みる時に自分に使います。あとで後悔したくないからです。
今年もあの暑い夏から2年目の夏がやってきます。いまだに自分でした判断が、それでよかったのかどうか悩む事があります。今回のTBI2DAYSで下した決定も同じです。ボードスタッフが居るのですから十分話し合いをして決めればいいことなのですが、たいていの場合は時間がなく、その場で一瞬のうちに決定しなければなりません。寝ていて考えている事もあります。「この雨がやまなければ・・・、雨量が250mmを越えたら・・・、通行止めになったら・・・変更はどうすればスムースか」などなどです。

こうして20年間オープンエリアでの長距離長期間のラリーをやっていれば、何度かはひどい困難に遭遇します。そのたびに「最善を尽くす」のですがその最善がなんなのかが、少しだけこの年でわかりかけてきたような気がします。シャガールだったかフランスの巨匠が90才代になって晩年に「やっと少し絵を描くということが分かったよ」と言ったといいます。

きょうの一枚
狭い避難所生活、じゃなくて豪雨のためブリーフィングも室内で行われました。
TBI2DAYSより。

2004/08/03 (火曜日)

今ごろになって夏空が帰ってきました。悔しいじゃありませんか。あの四万十川も、美しい剣山も、めくるめくような夏の四国の林道を行く至福の時は。CPに用意した発電機と電動!カキ氷機は、大雨の避難所みたいな体育館で、虚しくシャリシャリと、本来の歓喜には遠く及ばず、それでも「まあ夏なんだから氷も食べとこうか」くらいの調子でしか食べてもらえませんでした。「ああ、これを剣山のCPで、滝のように流れる汗を拭き拭き、食べようと思ったのに。四万十川のCPで近所の子供たちにも分けてあげながら食べようと思ったのに・・・・」残念です。

このまま台風10号が空けた巨大な中心を通って、上空からマイナス180度の空気が流れ込んで、世界が氷河期になるんじゃないかと想像してたのは、僕だけではないでしょう。いや、僕だけでした。体育館で、みんなに向かって「何か燃やすもの用意しとかなきゃ!」「・・・・・・・」分からないんだギャグが。んな3日間でした。参加者からのメールには「プチ遭難を楽しみました。」なんていう「あーー面白かった」系のお便りが多く「???」でもどっか楽しかったですね。

さて、とは言うもののこれからの気象は、何がどうなるか予測もつかなくなったということは、今回の一件が示唆しています。行政などはまあ全く当てにならない!のがあれくらいのことでよく分かりました。そこで、いよいよ近づく大災害の危機に向けて、まず食糧は充分に備蓄すること。飲料水ももちろん、防寒具や毛布なども充分以上に。そして暖を取るための燃料系も十分に。ライフラインフリーの状況を考えておく。もちろん怖いのは台風や地震ですが、もっと怖いのは「誰も助けてくれない状況!」そして、いま自分の居る位置の把握です。まあ、備えあれば憂いなしならいいんですが・・・・

Organisation Voice 2004/7

2004/07/28 (水曜日)

暑い夏になった日本。ヨーロッパは昨年に比べると冷夏の模様。こうした気象の変化は気になるところです。ニュースキャスターは「異常気象ですね!!」と言うのに専門家は「こうしたこともあります。」と冷静。なにか、なにに付けても煽りたいマスコミ側と、冷静に考える学術的な素養を身につた者の差が現れていますが、我々は断然「異常だ」と決め付けてしまいたいわけです。じゃあそう決め付けたからどうなるのか?というとどうにもならない・・・・のではあります。

台風10号が接近しています。我々のTBI 2DAYSも大変に心配なのですが、この週末は日本全国で様々な催し物が予定されているのではないでしょうか。本来7月20日から8月5日までは、快晴。台風も来ない、けど暑い。山に行く者もイベントや屋外コンサートなどを企画するものも、そう信じているんですね。しかも台風10号の進路ときたら、全くビックリなルートです。どうかみなさん台風情報に留意され海や山へのお出かけにはご注意ください。っておまえはどうするんかい?!これから検討会議がはじまります。

きょうの一枚
願いをこめて剣山スーパー林道の一枚。せっかくですからぜひみんなに愉しんでいただきたいものです。

2004/07/27 (火曜日)

台風がやって来そうです。30日の未明には四国に大接近!!のようなコースが描かれています。TBI 2DAYSは31日からですが、参加される皆さんが四国にアクセスする時間帯に交通が麻痺する可能性が出てきました。この予報円を今すぐに信じて決定報を出すわけには行きませんが、充分ニュースなどにご注意ください。

さて、松山でも中国への定期便が飛ぶんだそうでありますな。「中国中国と草木もなびく」のでありますよ。中国・・・おお悠久のロマン、古くは三国志の英雄たちが駆け巡り、見事なまでの文化を醸成した素晴らしい国であります。人口は13億とも15億とも。爆発的な経済発展!世界の工場!僕のパリ・北京の夢のようで大切な思い出の大地・・中国!
しかし最近「町並博」とかやってて思うのですが、経済発展が幸せなのか?!と。気がついたら何にも残っていない事態がやってきます。地球史上最悪のシナリオで進む経済発展。原油輸入量は爆発的!鉄はごみでも拾って持ってゆけば金になるし、食糧の自給率は低下の一方。もう数年後には中国で1ヶ月に不足する穀類は、日本の1年分にあたるといわれているし。工場やマンションは農地に適した平野部に立ち並び、それ以外の土地は砂漠化が進む。20世紀に人類が築いた栄光と失敗の表裏一体の道を、加速度的に驀進する中国。「ストップ!」と誰も声をかけることの出来ない恐怖。中国への世界の企業進出は、世界の終わりの始まりを奏でるアマデウスの旋律。

どうなるんでありましょうか未来の人類の生存環境は?
つい先日も書きました「変わる」ということは、積極的に変える「変わる」とやむおえず変わることを余儀なく「変わる」の2種類があり、なくなるということも「変わる」という広義な意味を持つと・・・

ああ、タクラマカンにでも走りに行ってみたいではないですか。ロプノール、敦煌、鳴沙山。カシュガルから北にも南にも行ってみたいもんです。仙波君の言う1ヶ月の休みじゃとても足りなさそうですが、なにか。

きょうの一枚
最近砂漠に行ってない!うー。

2004/07/26 (月曜日)

自転車ロードレースのツール・ド・フランスは25日、モントローからパリのシャンゼリゼまでの最終ステージ(163キロ)を行い、ランス・アームストロング(米国)が史上初の6年連続総合優勝を達成。通算6度目の総合優勝も1903年に始まった伝統のレースで史上初!!1903年に始まっていったい今年で何回目なのか!実は2回の大戦中に計10年中断があったので今年91回大会だった!!すごいね。そのうち6回も勝ったやつはいないのである。ツールに勝つというのはベテランの技術も体力の壁に阻まれるのではないだろうか。アームストロング強し!ミゲル・インデュライン(スペイン)とともに持っていた大会5連覇の記録を更新。

強いといえばミハエル!F1グランプリも気がつけば全18戦のうち12戦が終了。さきの週末ドイツGP!むろん母国GPのここでもミハエルが楽勝。「(週末は)シューマッハ(ゴメンナサイ)」なんと今年はここまでグランプリ12戦11勝!いったいどういうこと?ここんとこ良かったBARホンダにマクラーレンが調子を上げて加わってきて、やっと面白くなりかけてきたっていうのにミハエルったら空気が読めない・・・・イギリスGPでポールポジションを獲得したMP4-19Bに乗るキミ・ライコネンは、「今度こそミハエルに勝てるかもしれない。」とは言ったのはもうずいぶん前のような気がしてきました。でもリザルトを見るといつまでもフェラーリ磐石も続かないのでは?と思います。というか思いたい。

ビジネスの様に上手く行かないTOYOTAもニューエンジンを3レース前倒しで投入するといってたけどまあもうひとつ。(書き方がおかしいのはTV見てない証拠だ)まるで日本の大相撲のような様相のF1、やはり常に因縁の対決がなければ、みていても面白くないしシューマッハがスタートして3位くらいにいると「ああこのレースもシューかあ」となってしまう。朝青龍が1敗くらいしても「まあ優勝するんだろう」くらいなところですな。しかし、真の王者はこのあとどういう道を行くのか、人気と裏腹に庶民の見る目は厳しいものです。

さてSSER 2DAYSはエントリーの受付を開始しました。今年も例の因縁の対決が実現する事でしょうし、新しい勢力の台頭にも期待したいと思います。距離も長く、SSも20本の予定。優勝タイムは2時間を越えてくるのは必至です。デイライトも増えますのでセルフマネジメントも案外大切。

町並博「大洲レトロタウン」山田オート商會!10月31日までの100日ショップ。10月末には「町並博記念・四国ヴィンテージバイク・フェステバル」を開催しようかなと計画中!10月最後の日曜の予定。詳細をご期待くださいな。

きょうの一枚
SSERを静かに待っている、あのコーナーです。きっとギャラリーステージになったりするはずです。

2004/07/23 (金曜日)

最近のOVは分かりにくい!というお叱りこそ受けませんが、自分でも「分かりにくい事ばかり書いてるんではないだろうか?」と悩み始めています。これはSSERのほかに会社のHPもちゃんと立ち上げて、それぞれにそれぞれなりの事を書けば雲散霧消なのでありましょう。どうしても仕事で思った事までをこのHPに吐露してしまっていて・・・・それはそれで面白いという向きもありますが、そんなの面白くもなんともありませんよねえ。

そんなことよりも「自分で自分をほめてあげたい!」といったのはとある女性マラソンランナー!モンゴルのホテルであった時に、てっきり知り合いだと思って親しげに声をかけて「で、誰の奥さんだったっけ?」で2人で爆笑。

で自分で自分をほめてやりたいのは、続けるということ。TO BE CONTINUE!!以前にも書きましたが国際社会の最近のテーマは「持続可能な社会の実現」つまり持続可能を目指すということは、持続する事の難しさを物語っているわけで、まあ、たった20年くらいSSERやってるったって「それがなんぼのもんじゃ!」と言われてしまえばそれだけのわけで・・・・で、絶対的な真実は、すべてのものは変わる!唯一変わらないのは「変わらないものはない!」という事実のみ!であるということ。その中で問われるのは、自ら環境に合わせて変化したのか、または環境についていけなくて変わらされたのか。もうひとつ、変わる事を拒み絶滅という変化を遂げるのか。まあその3つしかないのならすべてが変化ということです。

また今日も訳のわからないことを書いてしまいましたが、「今日はSSER 2DAYSのディテールの打ち合わせ!」があります。変わる事、変わらない事!さまざまに悩みますがご期待くださいな。

きょうの一枚
暑いときには、こんなプールサイドで!奄美のTDN写真集よりでした。

2004/07/22 (木曜日)

先ごろはアメリカのインディペンデンスデイからのレポートをいただいた菅原さんは、今度はパリ祭のシャンゼリゼの写真を送ってきました。といっても何気ないワンカットですが、マロニエの木に緑が茂り、街行く車はすっかりモダンになり・・・・んモダン?モダンとはいったい何なのか?パリのモダンとはアポリネールやローランサンの時代だったような・・・・ところで日本は空前のレトロブーム、フランスでは生活そのものが程よいレトロな部分があって、それは伝統という形で継承されています。それでは日本はそうした伝統の継承がなされていないのかというと答えは否です。フランスに負けず劣らずの古い伝統と格式の上に現代の生活が営まれているのです。

でナニがレトロブームかというと「昭和レトロ」なわけです。これを簡単に分析してみるといくつかの要因が見え隠れします。ひとつには建築様式や家具などに見られ壊されてしまう(スクラップアンドビルド)合間に垣間見た様式美への礼賛のようなもの。ミッドセンチュリーにバウハウスなどのデザイン活動が合理主義のなかに見出した、またはチャールズ&レイ・イームズやコルビジェらが・・・やめよう長くなるので。まあモダニズムが現代建築のガラスとコンクリートの無機質な空間に、ちょっと待て!と物言いをつけたような形ですね。

もうひとつはそれに迎合するように起きた世界的なファッションのトレンド。これはモードからクルマのデザインにまで広がっていて、高機能高性能に対するアンチテーゼ、逆に過去を知らない若年層には、かえってそれが新鮮に映るものだったりします。でもプチレトロつまり形だけのレトロは嫌われるようです。少なくとも精神の何かをコピーしてなくちゃあいかん。

そしてもうひとつは、昭和30年から40年頃にあった「今は苦しいけど頑張れば明るい未来がある」というような元気だった時代へのノスタルジックな憧れです。あのときの自分の元気さに照らしあいながらヴイレッジ・シンガーズのカバー曲を聴いたり・・・してるわけで、IT時代、アヴァンギャルドな近未来社会の訪れに対する「変わり行くものへの惜別と恐怖」が織り上げたのが依然続く昭和レトロブームなのかもしれません。

話が長くなりました。TBI 2DAYSが開催間近です。猛暑も出来る事ならひと段落して素敵で愉快なこの夏一番の「楽しい思い出」にしてもらおうと工夫をこらしてますが・・・では今日はこのあたりです。

きょうの一枚
そんなフランスから菅原さんの写真

2004/07/21 (水曜日)

「ねえねえ、道端のバナナの木に実が実ってましたよ。」
「ほんまかい?」
「ほんとですよ、うちの家の前」
「そーだろーなー、この暑さだとパパイヤやマンゴーも出来るよなあ」

というのは最近の銀行マンとの会話。
まあまじめでうそなんかつかない彼らが言うんだから、松山でもバナナが実るんだろうなあ。それほどまでに今年の暑さはすごいじゃないですか。先の集中豪雨による洪水も人災なら、この暑さも人災じゃないのかと疑ってしまうのは当然です。家の中を涼しくするために公共のスペースにエアコンの室外機から熱風を排気させるのは石原さん!いかんですよ。あの熱エネルギーを回収する方法を誰か開発せんかい。エアコン使うほどにカートリッジに熱エネルギーが蓄積されて、冬が来たら高く売れる!または暖房に使う!などだ。エネルギーは不変だ、という絶対的な法則をどうしてうまく使えないのだ!あの冬の寒さを持ってきてよ、だれか。

きょうの一枚
町並博が開催されている大洲で、今夜花火があがっています。ついでに夏の暑さと、またまた人の熱気で大洲の気温もグンとあがっております。
こんな冷えたビール片手に、屋形船にでも乗ってゆったりと花火を見上げたいものです….。

2004/07/20 (火曜日)

新潟に続き、福井県にも大雨の被害が出ました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また一刻も早い復旧がなされます事をお祈り申し上げます。

町並博大洲レトロタウンで3日間を過ごしてる間に再び未曾有の大災害が起きていました。大洲も水害の町としては有名で、古い土蔵に大雨のときの水位線がクッキリと残り「これが昭和○○年のとき」と教えてくれます。でもその高さにはビックリ。さらに高床式の木蝋蔵や2階から出入りする蔵なども現存していて、木材と木蝋で栄えつつも頻繁にある肱川の氾濫に備えていたものでした。

景観を壊してしまった感は否めないのですが、町には巨大な堤防がそそり立っています。川から見ると石垣や町並みに見えるのですが、町から見ると絶望的です。いにしえより中国や日本では「水を治めること、すなわち政(まつりごと)」とされ治山治水は欠くべからざる政治の使命でもありました。水に近く居をかまえ村を形成してきた人々は、度々来る河川の氾濫で、田畑を流され家を流されてきた歴史があります。都市は平野部にあり、その平野部とは本来は氾濫原だったり中洲だったりしたはずです。今回の大水害も、どこか人災の感はなめません。治山治水と書きましたが、川を治めても山を治めていません。また山に降った水は出来るだけ早く生みに流してしまおうというような河川管理のような気がします。これからの数年間はさらに地球温暖化の影響で、こうした災害の規模も大きくなってくるといわれています。次はどんな災害が襲ってくるのでしょうか。古い町並みに、上手に暮らした先人の知恵が見え隠れします。地域、ムラ社会、近隣が声を掛け合って相互に連携をとる社会の実現は、古いようで新しいトレンドのように思えて仕方がありません。

NPOで「かやぶき屋根の葺き替え」事業なんてのをやりませんか、マジで・・・

きょうの一枚
TBI2DAYSのコース上ではありませんが、地図に「御殿」と書かれているのを見てどんな?なにが?御殿なんだ!?と、好奇心そそられ見てきました!

今では重要文化財にも指定される萱葺き屋根。萱葺き職人も少なくなり、保持することも大変なご苦労だと思います。・・・が、自然にとけこみ、人の温かさを感じる萱葺き屋根のある風景を、本当にもっともっと増やしてもらいたいですね。ちなみにこの御殿、平成15年3月に屋根の葺き替えが完了したそうです。やはり素晴らしい職人技。

2004/07/16 (金曜日)

まずは世間のNEWSから

「ホーキング博士。自説を訂正!」
スティーブン・スピルバーグじゃなかったスティーブン・・ホーキング博士(英ケンブリッジ大)は、「強い重力で光さえ閉じこめてしまうブラックホールは、物質を取り込むだけでなく、エネルギーを徐々に放出していずれは「蒸発」すると考えた。このときブラックホールの内部にある物質の情報は消えてしまうとしていたが、情報が漏れる可能性があることが分かったという。 議論は以前から続いており、97年にはブラックホールの「裸の特異点」の存在をめぐって、研究仲間のプレスキル・米カリフォルニア工科大教授らとの賭けに負け、博士が「裸」を覆うTシャツを贈ることになった。今回、プレスキル教授に「ブラックホールからはいろんな情報を取り出せる」という意味を込めて百科事典を贈るという。ただ、発表の詳しい内容は明らかになっておらず、研究者たちの注目が集まっている。 」ってなんの話よ。ブラックマターはどうなった!で情報は常に漏れるのだよ・・という示唆にとんだNEWSであります。

さてもうひとつ
「民主党の菅直人前代表が15日、徳島県鳴門市の四国霊場1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)から遍路を始めた。すげ笠に白衣、頭も短く刈り上げた。徒歩で10日間かけ、1人で高知県の室戸岬をめざす。 」そうなのであります。年々四国遍路の旅人は増加傾向にあって、なかでもこうした徒歩で巡る本格派?が増えてきているのであります。実はTBIのルーツもここにあって1988年を迎える数年前から「88年には四国内で八十八ヶ所巡礼に引っ掛けたかたちのイベントを開催する。」という動きが活発化していまして、さまざまな団体が挑戦しましたが、なかなかどこも実現できません。で唯一実現したのが我々だったということなのです。そのTBIが間もなく小さく復活します。もっとタイミングが合えば菅さんにも会えたかもだね。気持ちはよく分かるですよ。

さてと、この暑さはいかがしますか・・・・僕は毎日のように2枚のTシャツを着替えて大洲の町の中でイベント準備中。こんなに汗をかくのも久しぶりなくらい汗をかいています。で「暑い暑い・・・」っていうと暑いので「今日は比較的涼しいですねえ」って言えばなんか涼しいような感じがします、って気温計は37度差しているし・・・。

きょうの一枚
四国の夏の田園風景。四国の雄々しい山も、麓には青々とした田園が広がります。こんなのんびりした景色に心が癒されますね。

2004/07/15 (木曜日)

今回の新潟・福島を襲った豪雨と大洪水で甚大な被害をお受けになった地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復旧が進みます事をお祈り申し上げます。

2001年7月!!極めて印象深い「TBI2」というイベントがもたれた。今回開催する「TBI2DAYS」と混同されて「えっ!あれを又やるんだ、ウーーン!」となった方も少なくなかった。その伝説になりかけたTBI2とはなんだったのか?TBI2DAYSとは何が違うのか・・・検証しておかなくてはなるまい。
そもそもTBI2の開催の話は、LAST-TBIの閉会式後に起こったと記憶している。第7回RRMの試走に向かう途中だったかもしれない。閉会式で流した「次はツールドニッポン!」がきっかけだったかもしれない。

僕も若かったように思う。
「事務所から、どれだけ多くの林道比率で太平洋に出られるか?」アスファルトを最短にしながらダートの距離を稼ぐ。TBI2はそんなコンセプトからスタートし、さまざまな作業の合間を縫って、試走チームは度々出動「2日間で距離600kmダート300km!ダート比率50%」それが自らに課したテーマ。そして出来上がったルートは「全行程800kmダート400km!」スタートは1日目の午後、そしてゴールは2日目の午後「24時間だ」「それは無理だ」「過労運転を強いてはいけないのでは・・・」「それは参加者の判断で・・・」「そんな馬鹿な」そこで僕は一言「これまでも無茶だと思うような事ばかりやって来た、やって見ようよ。」これで決定。果たしてビバーク予定地には朝になっても未着のマシンが・・・しかもビバークには先のTBIでも難渋を極めた特設SSが!果てしない迷宮のような四国の山深く、川の流れる向きが果たして海の方向ではないという極端な錯覚。山肌を縫う林道は美しくそれでいて過酷だ。

しかしささやかな冒険心を満たす事が出来たのも事実。
冒険の代名詞だったパリダカも、今では純粋な競技となった。もしも冒険があるとすればそれはあなたの心の中にあるか否かだと思う。それは難しい!といわれるものへの挑戦、それが冒険だ。新しい仕事へのチャレンジも、不可能だといわれた交渉も挑戦して初めて答えが出るのだ。しかし、その冒険へのアプローチは、危険なゆえに万全を期さなければならないと思う。

TBI2からTBI2DAYSへ、参加される方には未知の領域だと思う。

きょうの一枚
これがうわさの「TBI2」当時のルートインフォメーション。地図で見るとこんなに近く感じるのに、走ってみると山あり谷あり。四国はホントに奥が深い!!

2004/07/14 (水曜日)

今回の新潟・福島を襲った豪雨と大洪水で甚大な被害をお受けになった地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また一日も早い復旧が進みます事をお祈り申し上げます。

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少し早すぎると見る向きも少なくないだろうが、SSER 2DAYS-CLASSICSのルートデザインに取り掛かった。アンケートの結果を踏まえての事だ。いくつかの新しいファクターもあるがその中でも顕著なものが、新「久万高原町」のスタートである。これまで上浮穴郡の1町3村(久万町、美川村、面河村、柳谷村)が広域合併し新しくスタートする年が記念すべき20年の記念大会なのである。

1985年頃から徐々に起こった全国的なエンデューロ競技のムーブメントは、いくつかの形態に分化しながらも、おおよそ落ち着いてきたかのように見える。我々SSERはラリーレイドという見果てぬ夢を思い、大陸へ向かう、砂漠に向かう、そういったスピリットを大会開催コンセプトの柱に掲げ、周辺のイベントを整備しながら、ささやかでもしっかりとした足跡を残してきたと思う。

ではコースデザインの話に戻る。昨年より久万町に帰ってきたSSER 2DAYSは、そのコースが15年前まで使われていたものをベースにするために「クラシックス」というおまけの名を付けた。コースそのものは一部はガストンライエクラシック「グループN」で同じ部分を使うのだが、そこはやはり思い切った行政側との交渉に成功し、新しいルートを採用し長大でダイナミズム溢れるレイアウトが出来た。それでも範囲は久万町と美川村の2か町村に留まっていた。

そして今年は、一部には「それは無理だ!」という反対はあるものの20SS!デイステージ60%を目標に記念大会にふさわしいレイアウトに取り掛かる!!それは広域合併の効果も存分に利用したい。そして仲間たちが開催を重ねている全日本ラリ-選手権も同じ条件のエリアで、完全デイライトでの開催に成功した。行政機関にあいさつ回りに行くと「ありゃSSERさんは4輪もやりおったかな?」「いえいえ、4輪のほうはお手伝いで・・・・」「そうかな、それはええことやな」四国の山の中は、いまだモータースポーツへの理解は衰えていません。それは2輪4輪の別なく長年にわたり多くの人たちの努力に色塗られてきたからなのです。

さあ20年!今からワクワクしています!

きょうの一枚
この林道は、そんなに多くの人は知らないでしょう。

2004/07/13 (火曜日)

昨日は「日本の夏は幻想に過ぎない」というご意見をいただきました。で、暑いこと暑いこと!もう溶けそうです。僕の経験した最高気温はモンゴル・ゴビ砂漠の43度!!でも日本の37℃のほーが暑いよ。ホントにそろそろサマータイム制を導入して、2時間くらい時間を前にずらしたらどうですか?今の午前8時なんてもう暑くて「昼間!」すでに30度はある。そしてそれが2時間早くなると、夜は10時まで明るい!ナイターの電気代もいらないし!エネルギー弱者の日本にとっては良いことだらけ。がしかし寝る時間はまだ暑いかもだなあ。ちょうどモンゴルウランバートルあたりの感じが、日本の2時間のサマータイム制によく似ているなあ!って感じです。

仕事が引けてからの時間がたくさん明るいというのは良いんだろうか?
クラブ活動や草野球なんかも盛んになるかねえ。そういえば南アフリカもこんな感じ。オフィスもお店もみんな5時に閉める。海に出たりして5~6時間の毎日のオフタイムをリゾートのように過ごしていた。仕事している時間より長いよね。

PS TBI 2DAYS!!暑い!山は高くても昼間は暑い。給油区間が長くてどうしようもないところが出来ました。一部の方にはCPで一定量のガソリンを供給しなければならなくなりそう!!ダートは2日間で300kmばかり走ります。

きょうの一枚
四国には多い素彫りのトンネル。これは結構小さいやつですね。こうした小さな営みの積み重ねが良いですねえ・・・四国ってば。

2004/07/12 (月曜日)

ウラルっていうサイドカーが届いた。ってっても買ったんじゃなくて大洲レトロタウン山田オート商會の「町並みツアー」用のマシン。実はお借りしたものです。カーに乗っていただいて、ビックリするほど低い目線から古い町並みや清流肱川の流れを見ていただいて、旅情を感じていただきたいというものです。

さて長崎の友人からのメールです。

気が付いたら平和公園で「クマゼミ」がシャンシャンと鳴いておりました。こちらも本日梅雨明け宣言!夏がやってきます。HPを拝見しておりますと、「TBI」の話・・・。いいなぁ。行きたいなぁ。デタイナァ。試走も楽しそうだし・・・。夏の四国でしょ。ニッポンの夏でしょ。あああ。

暇は作るものといいますが、長崎ではムリなようです。2年連続の痛ましい事件。原爆の日。などなど、仕事は忙しくなるばかり。今日で選挙は終わりますが、原爆の日まで残すところ3週間。暇は出来そうにありません。

ところで、「ニッポンの夏」ですが、最近思うことがありまして、TVやCMで見る「夏」は幻想なのでは無いかということ。子供の頃に味わった夏というものの記憶を映像化してしているようですが、現実にあの風景はあったのかと不思議になります。TVなどのメディアが疑似体験であることは解っているつもりなのですが、どうやら「青い空」と「入道雲」は、真夏の昼下がりの「夢」にすぎなかったのではないかと。空を見上げると最近疑問に感じます。それぞれ、記憶は異なるでしょうが、あの「夏」をTBIで見ることが出来ればすばらしいですね。(後略)

というメールにシミジミと夏について考えました。
日本の夏は幻想か?という意見。これは図らずも同感です。僕たちが抱く夏というイメージは、田舎の小学生時代の夏休みそのものなのです。魚捕り網と虫取り網の区別もなく、麦わら帽子に白いランニングに黒い半ズボン。安いゴムぞうり。足の甲には日焼けの跡でゴムぞうりのVの字のマーク。つまりそういう姿が日本の夏から見られなくなったというのと、僕たちがあまりにもそのイメージに固着しすぎて一生を送っているような・・・・気さえします。

2004/07/09 (金曜日)

「間合いの話」いや刀の長さが人の危険を感じる間合いなのか?昨日からそのことが頭を離れなくて・・・・・・「もっと間合いを取れ!」というようなときは(1)距離(2)時間、つまりアインシュタインの相対性理論ように距離と時間は、さらに移動速度なども絡まって、実はひとつのもの、またはひとつの理論に成り立つものと考えられます。つまり間合いとは、個々人に秘められた特殊能力ではないか、とそう思います。包丁持って暴れ狂っている男にとる間合いは100m位が欲しいなあと僕は思うし・・・で拳銃持っている相手との間合いは、やっぱ100mくらい欲しいし・・・つまり自分に戦闘意思がある場合の間合いと、専守防衛の気持ちの間合いとはやっぱり違いがあるわけで、この間合いはアメリカと日本の軍事的な他国との距離感の違いもそういえば分かりやすいかなあと思うのです。もともと日本はなぜ左側通行になったのかという話に、よく武士の刀の話が出てきます。武士が帯刀したときは左の腰に差します。したがって左手後方は鞘があって、道路の左側を歩かなければ人の刀の鞘と接触してしまい「おのれ!」と喧嘩をしなくてはならなくなります。この鞘の距離が描く円周が第一の間合いではないか。これが国家では排他的経済水域のようなものでありますね。これを侵されて闘うのか闘わないのかを知る相手は、その間合い(排他的経済水域)を侵してやってきます。これ以上書くと右よりな話になってしまうので、そちらの間合いには入らないようにしますが、こうして考えるとさらに間合いというのは「言葉」などにも当てはめる事が出来て、実に面白い事になりそうですね。

きょうの一枚
「山高きがゆえに尊からず、その林道の多きをもって尊しとする。」なんて四国の山は高く険しいくせに林道は多いのですね。まあ、こんなところが今回のTBI2DAYSのメインステージじゃけんね。

2004/07/08 (木曜日)

今日は山田オート商会の第1回目のバイク搬入日!朝から陸王!メグロ!どちらも僕より長生きのもの、それからエアサスがいけてるラビットをやっとこさで持っていきました。夜はトーハツやベンリイ、おまけブリヂストンの自転車といっても原動機付!でうちの会社の若い人たちはこれを知らないんですね。「へーっ自転車!こんなんがあったんですね!」っていってたらアメリカ外遊中の菅原さんから「こんな自転車に乗ってきました。」っていったい何時のシロモノ?!の写真が。タイムリーなお方です。きょうの一枚は、だからこれだね!

さて「間合い」に関しては友人からメールが到着!ほぼ全文をご紹介!「OVで間合いの話をされていましたね?人間が安心できる距離は2尺3寸~2尺5寸以上だと思います。これは武士の刀の長さなんです。(もっと長尺を使う人もいたでしょうけど)これ以上近いと一振りで斬られますよ。逆に息がかかる位近いと刀が抜けませんから相手は防御になると思いますよ、小刀(脇差し)刺していたら諦めて斬られてください。山田さん、あんまり人の間合いに入ると斬られます、注意しましょう!」
武道具屋に勤める○○の○川の勝手な解釈、ひとりごとでした。
「おう、武道具屋!よく切れるやつを一振り届けてや!」

2004/07/07 (水曜日)

「間合い・境界線の魔術師?」仙波君のコラムに僕のことがそんな風に書いてありました。この観察は間違っています。「サイドラインの魔術師」と呼ばれた事はあるのですが・・・・・だいたい仙波君の場合はラグビーという非効率?で合理性を欠いたスポーツで育っているので(ああ攻撃的!反論必至!ごめんなさい)こういった感覚で物事を見るんです。まあ境界線を決める隣人との立会いのときは、うまい話でごまかして、猫の額ほどの土地を少しでも広く自分のものにしようと考えた事もありましたが・・・・いやほんとは仙波君の言っている事は、少し本当かもしれませんが。

いや実は他人との距離のとり方については、少なからず薀蓄を持っています。人が持つバリアーのセンサーは五感を超えたところにあって、これを狂わせる事でその人は不安になり、防御するかあきらめるかの行動をとり始めます。不安をあおるのは流行の悪徳商法みたいなものですが・・・または占い師や、宗教の勧誘もこの手法です。広告代理店のプレゼンの手法も似たようなものですか・・・・

人にアプローチをかけるときは左後方から近づくのがいいです。タックルに入るときもそれが良いでしょ?百貨店などでモノをみているときに右後ろから近づいてこられたら、思わず攻撃しそうになります。お前はゴルゴ13かい!これは僕だけかもしれませんが。右利きの僕は右前方から左後方の防御に右手を有効に使う事は出来ますが、右後方だと右手はうまく使えません。つまり右後方は警戒領域なのです。だからサイドラインを右手に走るほうが走りやす、いというのもそういうことです。サイドラインを左に走るとどうもうまくいかないんです。

ラリーのときは右ハンドルだとナビは左手にいるので、左手から話し掛けられる事には違和感がないんですが、自分がナビの時は右手に人がいるのがあまり落ちつかないのです。こうして人と人の間には言葉を超えたコミュニケーションの方法があるのですが・・・・でも僕のお店の中の行動は、他のお客さんが来たら存在を消して。そのお客さんが、ちょっと頑張って「R1200GSください!」なんていいやすいようにしてるつもいなんですがねえ。逆に僕はどこかのお店に行ったときは常連客と思しき人たちがデーンと居ると、なんか引いてしまうんです。

なんか訳のわからないOVは最近の傾向ですが、そろそろTBI2DAYSが近づいてきました。参加者の皆さんもオフィシャルの皆さんも楽しい夏休みにしましょう。週末のTBI2DAYS-NEWSはプレゼントつき!!おみのがしなくねえ。今日はこんなところです。

きょうの一枚
ささやかな暑中見舞いの清涼感あふれる一枚。剣山の林道にある水のみ場です。熱中症対策の知識も必要ですね。この前のTDNでは低体温症対策だったのにね。

2004/07/06 (火曜日)

なんかメルマガのアーカイブにSSER5回大会の、へんに怒りのこもった文章が載っていて当時のことがしのばれます。またこの5回大会を最後に、SSERは久万町から梼原町に開催地を移し、久万町ではグループNという大会が始まります。そして昨年19回大会で久万町に帰ってきたというわけです。その久万町もご多分に漏れず町村の広域合併の波で「久万高原町」となって4か町村がひとつになります。時代は二世代移りました。初期の頃、毛布をかぶって夜中まで沿道で応援していた小学生も、今ではウチのスタッフになってはや何年も!まあそれはともかく、とにかく広い町になります。南は高知県境まで、東は石鎚山頂近くまで、これでSSER 20th!広域的にやりやすくなったシメシメ!なんて思っているスタッフが約2名!社内におりました。ともかく記念大会に新しい町名で開催!不思議な気分ついでにルートも長く!やりますよん。SSERメールマガジン好評発行中!詳しくはこちら

きょうの一枚
これはエゾシカではなく剣山の鹿!スーパー林道では時折大鹿に遭遇します。千本張川林道ではニホンカモシカにも遭遇「ここらの人はニホンカモシカ食べるんやきー」「食べるったって天然記念物じゃろ?」「それが食べるんやき。」「うそー」「モンゴルでも国際保護動物のオオカミを食べるやろ」「食べんわい!」高知県人はモンゴル人よりワイルドですけん。


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2004/12/28 (火曜日)

2004年もあとわずか・・・・・歳月の過ぎ行く早さに唖然としてしまいます。ひょっとして地球の自転速度と公転速度は、かつての1.5倍くらいになっているのではないかと疑いたくなります。スマトラの大地震による津波は、報道を見るほどに犠牲者の数が増えて、死亡者7万人の可能性も!!という最新ニュース!!本当に痛ましい限りです。被災された皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。

こうした災害の規模が、巨大化の一途です。人類の生存環境としての地球は、大丈夫でしょうか。最近のNHKなどでよく見る、地球の誕生から今日に至る歴史、天体衝突による全海水蒸発とか・・・・今の温暖化などの環境問題は地球にとって、たいした問題ではないとは、東大の松井教授のお話。地球外から汚染された物質を持ち込まない限り、数千万年から数億年かけて、地球の循環のシステムで浄化され、またもとの青い地球に戻るのだそうです。6500万年前、恐竜が絶滅したときの地球環境は、かなり悪くて、それと同じ環境になれば今の人類も絶滅を免れないのでは・・・でもまたすぐ?数千万年かけて浄化作用が働き、その間にわずかに生き残った生物が進化していくという繰り返しなのです。子供の頃読んだ手塚治虫「火の鳥」のようなものでしょう。なんと地球の時間に比べて、人類の歴史というか時間の少ないことでしょう。

さて、そんな自然災害にも人災の影を感じながら、新しい年は京都議定書が発効されます。地球環境と人類の、新しい第一歩のような感じさえします。次世代エネルギーの本格的な実用化も、2005年にはアチラコチラで見られることでしょう。水素ステーションが、次々?と出来てきて、そのうちガソリン車は、そうそう、昔昔、有鉛ガソリンを探して困ったような・・・そんな時代の訪れを感じるのも2005年のはずです。いやそこまでは早くないか?

一方で世界の自動車産業は、未曾有の高度成長!!しかもスーパーカーブーム!!まさに消えいくものへの惜別の賦、ろうそくのひときわ明るい最後のともし火、とならないように切に祈る気分です。

自動車が悪いのではありません。人類の自動車の使い方や選び方が悪い、ということでしょう。自動車もしくは自動車の役目をするトランスポーターが、無くなる事はないでしょう。それはその存在が、人間の自律や自由といったものに資しているからなのです。

2005年、世界は新しい自動車生活の第一歩を踏み出すことでしょう。モーターサイクルの地位も向上するかもしれません。もっと高燃費でパワーのあるクルマが続々と誕生することでしょう。モーターサイクルにもハイブリッドが現れるかもしれません。自転車にエンジンが着いた人力とエンジンという、ハイブリッドの元祖みたいなのが、再び現れるかもしれません。

さらにFCEVは、まず家庭用の実用化が進みます。と同時にあなたの会社にも1台はやってくることでしょう。企業活動も、こうした環境問題を経営の中心に据えなければならなくなっています。
新しい年2005年は、人類にとっての新しい第一歩の年になることでしょう。大げさに言えば、この1年間に起きること、決断したこと、取り組んだことが、社会の、そして地球の将来を決めることになるでしょう。

どうか良い年をお迎えください。2005年もSSERと、そんな話デモしながら、ガンガン走りませんか?!

パリダカの中継解説!します。

きょうの一枚
ラリーレイドモンゴルから美しいワンカット、砂の壁に挑む後姿が美しい。

 


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2004/12/24 (金曜日)

フランスより便りがありました。ガストンさんは一度退院しましたが今週再入院のようです。皆様からの激励のお品や、先のGRMの際に寄せ書きをいただいたパネルなどたくさんのお見舞いの品などがパリに届いて、ガストンさんも大喜びをしています。また京都で扇子を買ってGRMのゴールでお預かりした方(すいませんお名前を失念してしまいました)間違いなくフランス、ガストンさんにお渡しいたしました。お礼を言うのをこのような形になったことをお詫びいたします。これをお読みになられたら恐縮ですが、メールをくださいませんでしょうか。

さてクリスマス。となれば早いもので間もなくダカールもスタートのカウントダウン!!みんな「バルセロナに行きます!!」って何人の人に聞いたことでしょう。昔はパリのスタートに、日本人の姿なんてまばらだったのに・・・まあそれは良いとして、レンタカーを借りてグラナダやアルヘシラスまで同行される方はどうぞ気をつけて、って良いだろうなあアンダルシアの風・・・地中海を見下ろすオリーブ畑の中の小径、なんかスペインが流行り??グラナダのプロローグは、まるで芦別のラリークロス会場をもっと大きくしたような感じで・・・・はあー。アルヘシラスの町は、結構ヨーロッパの涯って感じで・・・・・・・・・・・・ワインにパエリア、フラメンコ、そんなものをもびくともせずにキッパリと走ってきてください皆さん!!応援していますよ!!

きょうの一枚 MERRY CHRISTMAS
メリークリスマス!!こちらのHPでは連日のようにクリスマスイルミネーションを紹介!さらに今日から3日間驚きのクリスマスプレゼント!!SSERの「やる気」を感じるでしょ。ところでこのクリスマス!誰が思いついたのかは知りませんが、イベントとして素晴らしいものです。人類においてこれに勝る企画はないでしょうね

 

2004/12/22 (水曜日)

100萬倍・・・のコーナーの充実ぶりはいかがですか?ラリー経験者でオフィシャルスタッフの数名に書いてもらっています。ちょっと古い?感じも否めませんが・・・・まあ精一杯と言うことでお許しください。巷ではムースだナントカボール?だって盛り上がってるってのにね・・・だいたいデイバックなんて背負って走ってる?なんてここで書いてしまったのでは、実も蓋もないのでした。これに書いてるのはあくまでもひとつの参考意見!身近に相談相手のない初出場者向けのもの!と思ってくださいね。

中には、「下手なラリーの解説書よりも充実してる!」なんて意見もありますがね。でもまあ良く出来ているのではないかと思います。このあとも充実していくことでしょう。

きょうの一枚
モンゴルの草原にかかる虹。大草原で夕立に会うと決まってこんな虹がかかります。二重の虹、なんか良いことの予兆のように感じつつ、ラリーに参加している喜びを感じます。ジャケットはビショビショだけどね。

2004/12/21 (火曜日)

日本のエネルギー問題をテーマにルーティングしたTDN2004から半年あまり、長崎の平和公園から、なぜだか雲仙普賢岳と諫早湾の汐止め堤防を眺め、旅は始まった。普賢岳から連想するのは、その巨大な地球のエネルギーもさることながら新型転換炉「ふげん」と高速増殖炉「もんじゅ」でしょう。普賢菩薩は慈悲、文殊菩薩は智慧を象徴し、釈迦如来の両脇にいる菩薩です。このふたつの名を施設に冠することによって、なにか特別な思いが込められているように感じるのは、僕だけではないと思います。

さて昨日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で放射性物質を実際に使うウラン試験が始まりました。地球温暖化問題と核の問題、いずれも難しい問題です。京都議定書に定められた排出量削減を目指すと、原子力発電への依存は高くなります。逆にここ数年の排出量の急増の背景には、度重なる原子炉の操業停止があるといわれています。

日本は非核三原則を堅守していますが、世界のほかの国、たとえばイランなどに言わせれば「なんで日本だけ特別扱い?!」と言われるくらい極めて大量のプルトニウムを有しています。昨晩のニュース番組では、その経済性と安全性についてたくさんの意見が交わされていました。

国民一人当たり600万円を越える借金のあるこの国、どうしますか。原油輸入高は年間5兆円弱、国債発行残高538兆円!GDPを上回る!!まあぼくたちも同じか!?(年収より借金が多い)まあそれはさておき、原油輸入高の100年分以上の借金!まあこうして考えるのも変ですが、エネルギー問題は、まあ待ったなしというところです。

きょうの一枚
こちらもフランスはル・マンの民家のイルミネーション!


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2004/12/20 (月曜日)

2004年もあとわずかだと教えてくれるのは、クリスマスの鈴の音。イルミネーション。映画ポーラーエクスプレスでは、大人になっても「信じる」という純粋な心を・・・と本当に大人のための童話を子供をだしに描いていたような気がします。この時期に日本国内を旅して、ハッと気がつくのは「なんとクリスマスのイルミネーションの増えたことか・・・・・」でしょうか。それは、初めて12月のヨーロッパを旅した時のように感じます。そう言えば12月のパリ、あの熱かったパリダカの日々を忘れることは出来ません。TSOやアフリカツール(古い!)へ出かけて最終の手続きをしたり、買出しをしたり、時にはスポンサーのステッカーを切ったり貼ったりと・・・・そしてサポートカミオンのチームと交渉契約して、サポートの荷物を預けに行きます。

でサポート!といえば愛知のイワサキモータースが、BEIJING-ULANBAATAR 2005のサポートシステムを発表しました。近いうちに「100萬倍・・・・」に掲載しますので、ぜひご活用ください。概略はというと、2つのサポートコースがあって、テント張りとルートマップ以外はすべてお任せくださいな・・・・というフルサポートと、もうひとつはセミサポートの模様。もちろん詳細は直接お問い合わせください。 kunio1971@m2.dion.ne.jp

やっと寒く冬らしくなりそうな気配です。年末に向けて、お気をつけくださいませ。

きょうの一枚
ル・マンというかテロッシェのクリスマスイルミネーション!!チームスガワラのガレージの近く。もうすぐパリダカ

2004/07/05 (月曜日)

朝オフィスに着くや「菅原さんからお電話です。」「いまアトランタからクルマで600km東に走ったモービルという町のホテルにいる。レンタカー借りてきて一人で走ってきた。」とホテルから見える夕景の実況中継が始まりました。

この町には、戦艦アラバマが海に展示してあって、昨日から独立記念日を祝うあちこちの行事を見て回っているという。「明日は、この近くの地下に大きな滝があるらしいので、それを見に行く。」「レンタカーのナビが5ヶ国表示なのだけど、日本語がおかしい!」とか「アメリカは軍国主義で、これを日本でやったら大変な事だ」などインディペンデンスデイのもようをリアルタイムに電話してきてくれました。
このあとは確かフランスに行くはずです。そして帰ってくるとすぐにTBI2DAYSへ参戦の予定。いったいこの人はどうなっちゃったんでしょうか?20代の体力と好奇心、で年々若くなっていっているのでしょうか。こんな年寄りになるためには今をもっと努力して生きなければいけません。

さて、「お疲れ様です。仙波です。」に出てくるBMWウエアのお話。ナニを隠そう(というかみんな知っているか)僕はアパレルオタクです。というか専門家といってもいいでしょう。昔はアパレルメーカーなんかを立ち上げた事もあるんです。靴に至ってはかつて「イメルダ君!」ってもうイメルダ夫人の事なんか知らないか!!と呼ばれるほどの酔狂ぶり。で、気になるのはメーカー純正ウエアの悲哀。特に国産メーカーは努力すれど成果なしのライディングウエア!これはものづくりの感度、というよりも哲学の違いといえます。デザイン、機能、素材のどれをとっても情けない限りです。組織の中で、機械作りはヒエラルキーの上位に位置していて、服作りはしたがって下位にいるんじゃないだろうか。そしてその部分が今の海外メーカーの大躍進を許した理由なのではないでしょうかねえ。機械の洗練度で世界を席巻した日本の4大メーカー。今では感性の部分の洗練度で地位を失ってしまっています。その端的なものが純正ウエアなのかもしれませんぞ。

さて、最初は機能は優れていてもデザイン的には疑問!価格は疑問!のBMW純正ウエア。でも最近ではものづくりの哲学から、その高品質でコストパフォーマンスの高さを感心して眺めています。めったに買い換えないマシンを売るインターバルを埋める商材としても極めてマーケッティング的な成功を収めているといっていいでしょう。特に新しいラリーIIなんてのは、パリダカ行くならこれだよってXRで行く人にもすすめたいくらいです。KTMのウエアもこの前のTDNで見たんですが、どことタイアップして作っているのか、よく出来ています。イタリアの服作りが反映していますね。でいま僕が一番欲しいのは、BMWのラリーIIのブラックエディション!作ってくれないかなあ。

きょうの一枚
平井商店街に古本屋さんを!と家から毎日少しずつ本を持ってくることにしました。でも、しばらくは「山田オート商會」の中で販売しようということになりました。事務所にあるのも入れると数千冊!?ありますので、いかがですか。


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2004/07/02 (金曜日)

この週末はTBI2DAYSの試走が本格的に繰り広げられます!!しかも大御所が参加して!って誰だ?!1日目のルートは、果たして・・・・ダートの距離は?素晴らしい事になりそうですね。

さて熊野古道で名高い「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。北朝鮮の高句麗遺跡群も同時に登録されました。四国でも八十八ヶ寺を結ぶへんろ道を世界遺産にという運動があり、きっとこの熊野古道に刺激されてさらに活発化するのではないでしょうか。その世界遺産候補地見たいな四国の山間部の山深い道でTBI2DAYSは開かれますが「それにしてもやっぱり四国は凄いよね」というのが合言葉になっています。

きょうの一枚

四国の林道!ちょっと路側のブロックの擁壁が風趣をそぐ!という意見もありますが、まあここは路面とかに集中して!

2004/07/01 (木曜日)

僕は三菱を応援したい!!ってあれほど三菱嫌いだったのに、なんていう変身振り!!僕も若い頃は財閥系の上場企業にいたもんだから、金曜会だの水曜会だのって財閥ごとにやっているへんてこな会議には懐疑的だった。サムッ。いや、そんな話じゃあない。三菱の車は本当に良く燃えるのか?という話だ。僕はよく高速道や一般道で車が燃えているところをみた事がある。死亡事故を見た回数と燃えている車を見た回数なら、後者のほうが断然多い。ということは死亡事故というか交通事故死亡者数は年間10000人を切って久しいと言うから、まあ8000から9000人とすれば、自動車全焼も年間そのくらいあるんじゃないのかなあ?と思っていた。

すると今朝のTVでは、消防庁の調べでは「年間8000件」「ほーら!」ではそのうちの何パーセントが三菱なのか?ってそれが半分くらいないんだったらマスコミは悪いですよ。

「デスク!自動車火災のニュースです。」
「おう、なにボケッとしとんや、現場へ行けや!で三菱だろ!」
「いえ三菱じゃないそうです。」
「ばかか、お前。そんなのニュースにならないだろーが!行くな行くな!何年新聞記者やってんだボケッ!」
「そーすよねっ」
「支局のやつらにもよく言っとけよ。三菱以外はダメだぞって。」

どうもこんな感じなのではあるまいかと・・・・
で実はこんな感じなのでありますね。
パリダカではシトロエンが良く燃えていました。だいたい車ほど燃えやすいものはナインでありますよ。ところで、クラッチハウジングの不良でなぜブレーキが利かなくなるのか、マスコミは説明していません。メディアリテラシーという言葉を今ほど痛感する事はありません。「選挙に行かなければ政権が変わらない」という理論も、そうかもしれないけどマスコミの立場でする発言ではないような気がするなあ、と思ったら岩手県選管だかのポスターはそんな感じだったらしくて撤去?さすが○沢さんちだ。

きょうの一枚

昨年からクラシックルートになったSSER 2DAYSの会場風景。緑の芝生、秋の青空、白をテーマカラーにしたSSER。20年の歳月は・・・・・


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2004/06/30 (水曜日)

明け方の雷雨のひどかった今朝は、さわやかな夏空が広がっています。今年の夏に限っては水不足の心配はないでしょう。川という川は満々と水を流していて、いよいよ夏がやってきたって言う感じです。子供の頃は川でよく遊びました。家から10分も走れば石手川には岩堰と呼ばれる淵があって子供たちの夏の格好の遊び場でした。飛び込んだり鯉や鮒は淵の端で時には手づかみで取れる事もあって、魚取りの技術で子供社会は微妙なヒエラルキーをはぐくんでいたのです。

それが大人になると魚とるのが下手だったやつが、役所で出世しているかと思うと、あの名人技を持ったやつはしょぼくれているらしい?と噂を聞いて、なぜあの頃の力関係は崩れてしまったのだろうかと思わずにはいられません。社会がもっと原始的な時代なら、きっと彼らがエリートで、子供の頃魚をとるのが下手だったやつはきっと出世なんてできなかったはずです。なにがいいたいのか?いや特に今日はいうことがありません。

今日は1年間かけて研究開発したある工業製品の試作第1号があがるのでこれから工場へ行ってきます。子供の頃からの夢、現実にするのは困難ですが、がんばりましょう。なんのことだ。

きょうの一枚
モンゴルのバットルジ近くの川で、幻の魚イトウ釣りに挑戦中。そこへ馬が・・・?

OV2004/06

Organisation Voice 2004/6

 

2004/06/29 (火曜日)

モンゴルからのレポートはまだなんですが、彼の地では総選挙も終わり保革逆転した模様です。といっても総選挙のたびにこれを繰り返しているようで「何にも変わらんよ」とよく言っているようでした。そうはいってもモンゴルの経済成長ぶりはめざましいものがあり、勝ち組みと負け組みがクッキリ。この10年を知る身には「何か恐ろしいような・・・」気さえするのですが、国民にとっては慢性的な不満が渦巻いているのでしょう。

日本も参議院選挙が公示され、分かりにくい選挙制度のおかげで、相変わらず投票率の低さを心配している報道が多く、「みんなが投票に行けば政治が変わる」というまことに分かりにくい説明が気になります。まあ政治の事は「言わない」ことにして、そろそろ夏本番!が気になる今日この頃です。昨年はラリーも終わったのでモンゴルでひと月近い避暑!!!生活だったんですが、今年はどうもツーリングもないし、暑い大洲で過ごさなければならなさそう。

みんな大洲に来てください。来訪日時をメールいただいているとご案内!しますよっ。また近隣の内子と宇和でも同様に町並博が賑やかに開催されています。

きょうの一枚
えっと、そのモンゴル避暑の2枚・・・こんなのをクライアントに知られたらどうしよう。

2004/06/28 (月曜日)

「終わりなきもの、それが生命。」
これは手塚治虫の大作「火の鳥」の最後の言葉です。
それは昨晩のNHK!日曜日の夜7時30分、何夜かで放送されていましたのでご覧になった方も多かったのではないでしょうか。僕はずいぶん昔に「火の鳥」を読んで、その壮大で宗教を越えたところにある「生命」の概念に驚いたものでした。当時の絵とは、ずいぶん違う洗練されたアニメに違和感は覚えたものの、僕は昨晩のそれを見て「終わりなきもの・・・」と言う言葉に深く感動しちゃったのです。

その「火の鳥」では現人類が絶滅した後の30億年後に、地球上で再び生命の進化が始まり人類が誕生するのですが、まあ全くいまと同じような進化を遂げる事は、確率的にはないわけです。また30億年後というのは地球そのもの、というより太陽が終焉を迎えかけているはず。などとせっかくの感動に水をさす自分も自分なんですが、そうこうしていると9時からは民放で映画「未知との遭遇」が始まりました。火の鳥の画像と飛来するUFOの母船のイメージが良く似ている事に驚きましたが、やっぱり僕は納得が行きません。

ナニが納得いかないのか?というと、考えてゆけば必ず突き当たる「神の領域」のこと。人類にはなぜ知的好奇心、科学的探究心が与えられているのか。なぜ進化の過程でこんなにも「考える」ことがでるようにしたのか。そのくせ絶対到達できない思考と理解の限界が設けてあるのか。理論物理学が発展しても、やはり宇宙とは何か?宇宙の外には何があるのか?と考えると思考停止にならざるを得ないのです。

九州の小鶴さんの後輩が、日本最年少のセブンサミッターになりました。野口健の記録を破るものですが、世界記録はわずかの差で譲ってしまったようです。しかし8000mを越えるとそこは神の領域と恐れられたチョモランマの山頂に立つ顔にビックリ、まるでそこらの山に登った時!みたいな写真なのです。若い世代の台頭著しい昨今です。

われわれの周りにも、生命力溢れる力強い若者たちの姿が、もっと増えるといいのになあ。

http://idrisa.sea-links.ne.jp/index.htm

きょうの一枚
山田オート商會只今開店準備中!!目玉の一つR69S。古い町並みを流すのです。
 

2004/06/25 (金曜日)

「THE FUTUER IS WILD」驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界!という本をぱらぱらと読んでいる。5000万年後から2億年後の地球上の物語であり、もちろん仮説なのだが科学的に検証されている。もちろん人類の姿は無く、大陸の移動で第2パンゲアと呼ばれる新大陸が誕生していて、氷河期を乗り越えて生態系は激変してしまっている。考えさせられるというよりもエンターテイメントといって良い。

人類がどのような終末を迎えるか?などというけちなSFとは完全に決別しているが、はて人類はいつ、どのようなカタチで、その終焉の時を迎えるのだろうか。インディペンデンスデ イやデイアフタートゥモロウでは、それでも人類はかろうじて生存し新しい協調の時代へ向かう姿が描かれているが、実際に訪れる現実はそれほどたやすくはあるまい。SFにはやっぱりどこか人類への夢とロマンを失う事がなく、「なんとかなる」「きっと頭の良い人が考えてくれる」みたいな危機意識の低さの典型を形成してしまっていて、水戸黄門的でもある。

昨日書いた「大局を見る」ということがここまで大げさな事ではないにしろ、いずれ滅びる事が確約されている人類の小局をいかに生きるか?哲学的な迷路の入り口で、その中に入り込むことをためらっている自分たちの姿が見えますね。

ならば、生を謳歌すればよいのか?というと実にそうばかりでもない様子です。残り少ない人類のわずかな時間「余命何ヶ月と診断されたら保険金をお支払いします。」みたいな状態になりそうな今日この頃。戦争も宗教も醜い企業間の争いも、特許がどうの著作権がどうの、金利がどうの、なんて現実逃避?で、僕はバイクで旅に出て自由人になるんだ!!!

「えっ、3時からクライアントが来る?」
「はいわかりました。」

 

きょうの一枚
これがその本、イラスト(CG)もふんだんに使ってあって見る分にも随分楽しい1冊です。当HP内の平井商店街にもこの本を 紹介中。

2004/06/24 (木曜日)

「大局に着眼し、小局より着手す。」
モンゴルのラリーの際に、ともにヘリコプターに乗った事のある人は気付いたかもしれないけど、ゴビに差し掛かりヘリから見る地表は、草の無い茶褐色になって来るんですね、ところが着陸して地面に降り立つと不毛のはずの大地は、緑の草原なのです。これはまばらになった草を水平に真横から見ると重なり合って緑の草原に見え、上空から俯瞰するとまばらな草は見えずに、茶っくれた土地が広がっているんです。
ものの見方がこれほどに方向によって違うものか!と。まさに驚嘆です。またヘリからラリーを見るようになってからというものナビゲーションに関する概念が変わりました。これはコーポレイトガバナンスにおいても同じことが言えます。たった一つの決断も、ラリーで言うところのたったヒトコマの判断も、そのたった一つずつの積み重ねでできている大局があってこそなのです。よく似た故事には「木を見て森を見ず」とありますが、やっぱり全体像をつかむ事が大事です。

われわれはどこへ行くのか、どこへ行きたいのか。ラリーの朝、メッカの方角を拝むイスラム教徒のように、ゴールの間違いない方向に向けて念を発する事です。そしてどういうラインを描いてそのゴールに向かうのかを知り身体に入力します。
そしてヒトコマずつ対処してゆく事なのです。
もしもミスコースしてどこにいるのか分からなくなっても「平気」なのです。へへっ。人間の能力がGPSをもしのげるはずです、渡り鳥のように。

きょうの一枚
う○ぎさんや、釣りに行く?

2004/06/23 (水曜日)

僕たちは実に20年もの間、モータースポーツイベントの開催を続けてきた。20代後半だった山田少年?も思えば歳をとったものである。くる日もくる日もバイクに乗って山々を駆け巡りルート制作だなんだと、まるで酒飲みの言い訳のようにバイクに乗っていた。ただしあの頃こうしたバイクに乗って競い合うということが、果たしてモータースポーツという認識の中にあったかというと、僕にさえ答えはNOのような気がする。むしろ激情のようにバイクに乗り、言うなればその行為はスポーツの対極にあったようにさえ思う。いや待てよ、ひょっとするとモータースポーツそのものがその激情の発露の最たるものかもしれない。他の多くのスポーツと違い、金もかかる。夜な夜な過ごす粗末でも雨風のしのげるガレージも欲しい。下手をすればマシンより金のかかるトランポも欲しい、毎年のごとく流行に左右される新しいウエアもなくてはならない。

遠征に行かなくては、もちろん結果も出せない。で、そのモチベーションは何か、と自分に問い掛けてみる。と「それゃ、愉しいからだ」ということになってしまう。スポーツはナニにしても愉しい、もちろん苦痛で苦しくて苦しくて止めてしまいたくなる事だってあって、それにしても後で思えば愉しいことなのである。

さて、僕の場合やがて主催するということだけが仕事じゃなくなってからというもの、なかなかバイクに乗る暇がない。で、たまに乗ってみると上手く乗れない、でだんだん乗らなくなる。でもいまだに「ヒマさえあれば」と秘密の地図ならぬバイクの1台や2台はいつもしまってあるもんなのさ。まあモータースポーツは、参加者と主催者の両者が在って成り立っているわけで、いずれかでは成り立たないし、参加者が良き主催者を求めるように、主催者も質の高い参加者を求めて努力をする、いい関係じゃないですか。この両者がいて、バイクがあれば「日々、これ愉し」じゃないですか。

 

きょうの一枚

TBI2DAYSこんなところ走ります。2夜連続!四万十川と沈下橋

天をも穿つ峻嶺(大袈裟ですね?剣山のコトです)や、網の目のように走る林道群。そんなところもトーゼン走るのですが、膨大なストックの中から大量の山の写真が出てきて
「剣山ってドレ?」というわけで今日も今日とて四万十川、本日は屋形船つきです。
川面を眺めて語らう2人の後ろを、コッソリ通過するライダーがなんとも悲しい1枚です。
四万十川をゆく屋形船は、西土佐村や中村市から就航していて、
名産の川エビや鮎をいただくことができるようです。夏の一夜の贅沢ですねぇ。
四万十川名産と言えばもう1つ、鮎の火振り漁にその名を由来する
栗焼酎「ダバダ火振り」。TBI2DAYSのお土産にオススメの逸品です。是非。

2004/06/22 (火曜日)

今日は素晴らしい天気!!モンゴリアンブルーな?空!全くバイクの旅に出たくなります。さて、ラリーレイドモンゴルのARCHIVEが続々と掲載されていますね。1998年の大会で印象に残ったことというと、モンゴルの西部にあるホブドのビバーク地の空港での事。空輸された食糧などをピックアップに空港の建物に入るとずいぶんな人だかり、しかもみんな着飾っているではないですか。若い女性も多い。と旭鷲山がいる。彼に「アッ、キョクシュウザン」と言うと彼も「アッ、ニホンジンダー」どうしてこんな地の果てに日本人がいるんだって顔。こちらも何で旭鷲山がコンなところに、と思っているとお迎えの人ごみの中にもう1人の旭鷲山が居た(のは、まんまソックリのお母さん)どうやら、このカザフの土地ホブドは彼のお母さんの田舎なのでした。
先日、名古屋場所の新番付が発表されましたね。モンゴル出身の時天空が白鵬に続き、モンゴル国勢で6人目となる新入幕しました。相撲好きのムッホは今からワクワクしているんだろうなぁ。

きょうの一枚
TBI 2DAYSこんなところ走ります。「四万十川と沈下橋」
今更なんの説明も必要ないですね。
最後の清流と謳われ、その流れは太古の昔から美しい渓谷を育み、
流域の暮らしを豊に潤してきた四万十川。
そして、この大河の氾濫と先人の知恵が生み出した欄干のない橋、沈下橋。
自然の背景に人工物が見事に溶け込んだこの風景が体現するのは、
自然に逆らわない、人と自然のイイ関係。
そんなことも、まずはこの橋の上に立ってちょっと考えてみましょうか。
それにしてもこの盛夏の深い緑と清涼感を湛えた四万十川の流れ、そして沈下橋。
モンゴルも素晴らしいけど、四国もやはり素晴らしいの一言なのです。

2004/06/21 (月曜日)

最近HPのパワーアップ作戦が進行中です。本のコーナーやモノマガジンというようなコーナーまで立ち上がります。忙しいコッチャ!なのですが、本を紹介するのはとても面白い事なんで、ちょっとしばらく頑張ってみます。
さて6月も後半!ということは今年もすでに半分が消化した訳で、いよいよ2005年計画を立ち上げなければならない時期にきています。さて、海外ラリー組、パリダカ組がお忙しくなるのですが・・・果たして20周年のわれわれは忙しさの彼方に、画期的な2005年を発表しますからね。

きょうの一枚
美しい大草原と旧ソ連製のVOLGA(ボルガ:GAZ-24)モンゴル情報局でも取り上げられましたが、ウランバートル市内の交通事情は壊滅的。でも今も田舎はこんな感じ。ああ、やっぱり素晴らしいです、モンゴル。

2004/06/18 (金曜日)

まだ、子供の頃、僕は社会科の授業中、よく世界地図を広げて飽きもせずに眺めていた。サハラ砂漠や喜望峰、ヨーロッパの国家の名前、首都の名前「本当にあるんだろうか?」そんなふうにも思った。そして好奇心を更にあおったのは中央アジアの都市の名前だ。何故かサマルカンド、タシケント、カシュガル、楼蘭などとネーミングにはしびれっぱなしだった。ロブノールという湖(さまよえる湖)の話にも目まいのようなものを覚えた。そのノールというのがモンゴル語で湖のことだというのは、それから30年後に知るわけだが・・・・・。
そして、子供の頃世界地図を眺めた世界の秘境にいったいどのくらい旅をすることができるのだろうか。ある時から、その子供時代の思いが半ばライフワークのようになってきた。しかし、ただ旅をする事は実は難しい。

きょうの一枚
第3回ラリーレイドモンゴルのETAP3のビバークは砂の中。驚くべく高緯度に広がる砂の中のゴール地点。激しい闘いの末に辿り着くビバークはラリーのオアシスじゃなきゃね。

2004/06/17 (木曜日)

その後。例の「えひめ町並博2004」の中で、担当している大洲では、7月17日から10月末の予定で、「山田オート商會」というのができます。
まあどちらかというと町屋の軒先と土間をバイク屋仕立てにしたなんていうかミニミュージアムなのですよ。展示車両はメグロ2台、陸王2台、トーハツ1台。ラビット1台、BMW R69S+サイドカーなどサイドカーが3台。これらも半分は入りきらないのですが。。。でサイドカーでは町並み遊覧ドライブ(もち有料なんかも予定してますが、、、果たしてどうなる事ですやら)

きょうの一枚
奇跡の砂丘。それは干上がった湖の南岸に聳える柔らかい砂の連なりだった。

2004/06/16 (水曜日)

TBI2DAYSまで「えっもう1ヶ月ちょっと!?」というところまでやってきました。一度大雨があったあとに、ルート制作に出かけよー!と思ってるのですが、梅雨に入ってから、大雨が降りません…「イヤナ予感」でも昨夏は梅雨明けが遅かったのですが、いつも7/31-8/3の四国は大快晴なんですよ。でも暑いけど。そしてエントリーマシンはビッグバイクが久しぶりに大挙してます。どうぞお楽しみにねっ!

きょうの1枚
昔からTBIでは毎回必ずとおった横浪三里。みごとな海岸線と太平洋のコントラ
ストが美しい。さてTBI 2DAYSではとおるのでしょうか!

2004/06/15 (火曜日)

1997年第3回ラリーレイドモンゴルに、TOYOTAのメガクルーザーが投入されましたね。これは、メディカルカーとしての多機能を満たすために栃木トヨタの社有車をお借りしたものです。ドライバーたちも派遣されて、なんと全行程を走破。最も速くホブドの西まで走った大会だったので、大変さもひとしお!の大会でした。そして次の年パリ・ダカに向う僕たちのランドクルーザーは、栃木トヨタのスポンサーも受けることができたのです。こうした冒険に挑戦できるディーラーの力ってスゴイと思います。新しいパートナーシップの輪を探して行きたいと思いますが、いかがですか?

きょうの1枚
そのなつかしいメガクルーザーの勇姿。世界の市場ではハマーが完勝。パワーがちょっと…。

2004/06/14 (月曜日)

素晴らしい快晴が続きます。みんなは「暑い」っていっていますが、僕には最高に快適。夏のモンゴルに順応した体は、湿度さえ低ければどんな暑さも平気だ!!!さて、今日はモンゴルの西の果て、カザフ族の町「ホブド」にいったというお話。そこは本当に中央アジア、清朝の統治下にあった気配を残しつつも、カザフ族などまさにシルクロードの民のエリアだ。ルートは新疆ウイグルに延びていて独自の交易も行われている。不思議なところだ。
今日の一枚はそんなホブドのモンゴリアンブルーの乾燥しきった大陸の空気感と豊かな水をお届けします。でもこの川渡りは、さまざまなドラマも生みました。川を渡って右手10kmほどのところがもう国境、ウルムチは近い。

2004/06/11 (金曜日)

台風大接近中の四国は、朝から大雨が降っています。梅雨時からこうして台風のやつが直撃するのは、ここ数年の傾向ですかね。衛星画像で見る限り日本列島はスッポリと雨雲の中・・・デイアフタートゥモローな感じです。サミットでは環境問題について何も話し合われなかったと怒っている環境学者のコメントが秀逸でした。地球温暖化対策はもう待ったなし!だというのに中国では高度成長が、世界の自動車産業界に自重も反省もさせない勢いです。ロシアも実は高度成長で、この二つの国で高級車は売れに売れ・・・それは恐ろしい事が起きそうな気配です。

さて四国の林道のお話その2
四国は香川、徳島、高知、愛媛の4県が四国山地で県境を接しています。石鎚山系と剣山系からなる山地は、どこも急峻で1992mをピークに険しい地形が魅力的な山容を形作っています。そして太平洋からやって来る湿った空気が山系に行く手を阻まれるや、日本有数の多雨をもたらせるのです。瀬戸内側は雨が少なく対照的な表情を見せるのですが、四国の面積のほとんどを占める山間部は「一雨ごとに太る」と言われた杉を主体とした林業が盛んで、戦後から近年に至るまで「よくもまあこんなところまで」林道を抜いていったのです。やがて林業は衰退してゆき、荒れた山と林道が取り残されていった。そして現代、やっと水源域の森の大切さが見直されてきました。保水性の悪い杉などの植林をしすぎたため山が痩せていくのです。雨が降るとたちどころに河川は増水し、雨が上がってしばらく経つと水位は下がってしまいます。とうとうと流れる川の姿は過去のものになりつつあったのです。あれほど原生していたブナなどの広葉樹は、土をつかみ水を蓄えて時間をかけて地中に流していったものです。それでもまだ四国の川は十分に美しいのですが・・・・日本各地の林道を旅して思う事は、美しい日本の風景、山と川と緑豊かな自然は、まだ大丈夫、でももう臨界点が被いていると言う事も知らなければならないでしょう。
そんな愛情溢れる気持ちで四国の林道に接してみてください。手付かずの原生林や広葉樹の風景林もありますから。

今日の一枚
されど四国の林道は、素晴らしいの一言です。

2004/06/10 (木曜日)

四国の林道のお話を少し。
小学生の頃、僕は高知から転校して松山に来た。高知市内を出ると、あっという間に道はダートになる。国道33号線だ。川沿いの細い道は離合も難しく、対向車があるたびにバスの運転手が、大げさに反応するのがおかしくて、川を眺めたり運転手の動作を眺めたりしていた。ほこりだらけの道は、6時間を要し三坂峠に出て松山が一望できる頃には、バスの乗客も運転手ももうヘロヘロだった。唯一元気なのは僕だけで、一番前の席に座って犬のように顔を出して、遊んでいた。やがてそうした道路は舗装され尽くしたものの、山登りに通うようになってからはまたそうしたバスの旅を愉しんだ。

四国の道はおしなべて林道だ。林間の道だ。そして道は川沿いに作られるから片側は必ず崖なのだ。山側の岩がオーバーハングになってのしかかってきたり、場合によっては素掘りのトンネルでヒヤリとしなければならない。そしてさらに山へ向かえば、今も当時を髣髴とさせる道がたくさん残っている。それがいまだに子供の頃の自分を見つけられる小旅行が出来るという日々なのだ。TBI 2DAYSでは、そんな四国の山々をたっぷりとご紹介する。これから集中豪雨が終わるのを待って、とびっきりの日本の夏をお届けします。

今日の一枚
そんな四国の林道の夏

2004/06/09 (水曜日)

僕は大洲でオープンカフェをすると言いましたが、この話は中止となりました。かわってヘンテコなオートバイ販売店風のジョークショップを7月から10月末まで開店させます。BMW R69Sやトーハツなどがお店に並ぶ予定。ただしこれは非売品。町並み修景事業の一貫です。OpenしたらここのOVに写真付きで場所も分かるようにアップしますので、ぜひ遊びにきて下さい。
「お疲れ様です。仙波です。」がはじまりました。素朴な筆致がみなさまを楽しませてくれる日は遠いでしょう。ぜひご期待下さい。

きょうの一枚
今日からラリーレイドモンゴルのARCHIVEがスタートします。1995年の第1回大会から1点。賑わうゴール風景。

2004/06/08 (火曜日)

日曜の夜は、賑やかな連中がやってきて、夜が更けるのも忘れて、騒いでました。TDNでもおなじみの森 源太くんは、午前2時ごろ2曲を披露!!ぜひみなさんも応援?してあげて下さい。というのもゲンタ君、今度のTBI2DAYSに挑戦します。免許取得後まだ数ヶ月の彼が、その根性で走る姿もともかくラリーのビバークに早く帰ってきて元気な姿で歌って欲しいと思ってます。楽しみ楽しみ。
さて、賑やかな連中とは川○さんと麻○さんというPIYOKO隊と、池○君!!「あれ、まだ日本にいるの」「ええ」「いつ行くの」「7月末ころかなあ」「じゃあTBIに来てよ」「えーっ」果たして○町君はTBIに来るでしょうか。「おい、例の話OVでバラすぞ」とおどかしときました。「かんにんして下さいよー」だって。はて池○君とは誰のことでしょうか?

きょうの一枚
ラストTBIを50ccで走る池○君。これでSSは上位にくいこむからおどろき。この時の参加205台。あれから3年またまたTBIですぞ。

2004/06/04 (金曜日)

ごめんなさい僕は間違えていました。講演などでも平気で間違った事を言っていました。それは地球温暖化効果ガスの排出量の削減に関する京都議定書にある日本の削減目標の事です。2008年から2012年の間に日本は1990年の排出量にするんだと間違っていました。1990年比マイナス6%でした。お詫びして訂正いたします。どこでどう覚え間違ったのか・・・・お恥ずかしい。

では、2002年は1990年比で7.6%増なので、本当にこの数値目標が達成できるのか!!こたえは「Yes!We Can」です。
それは困難な道のりではあるのですが、やるでしょうね。河川を見て気がつくのは、日本中の川の水が10年前に比べると驚くほどきれいになっています。誰もそのことを評価しませんが、環境庁や地方自治体そして生活者の努力あればこそでしょう。排出=エミッション、それは排気に留まらずNEDOの研究会では、ブレーキパットのカスが年間何万トンも排出されているなどの問題も提起されているばかりか、燃費向上の為にばね下の軽量化も、日々検討されている中で「ブレーキパーツが軽量化を考えていない」という指摘も上がっています。走行するエネルギーを吸収するブレーキからエネルギーを回収しようという試みは、プリウスではすでに実用化されている通り、これから標準化の道をたどります。
先ごろ日産はすべての車を10%軽量化すると発表しました。またトヨタの技術供与でハイブリットカーを完成させたというニュースもあります。ハリウッドではもう行き着くところまで行き着いて買う車のなくなったセレブたちが、フェラーリかプリウスか迷っている!というくらいです。

10年後、いま町を走っている車の何パーセントが合法的に走れるんだろうか?と考えれば、答えは0%に限りなく近いといわざるを得ません。なのに僕は1974年の3.0CSLが欲しいんです。燃費も最悪なんです。ごめんなさい。でも、次世代の都市間交通の主役はモーターサイクルになるのは間違いありません。ホントです。

 

きょうの一枚
ゴビのラクダです。もちろんゼロエミッションとはいきませんが、非常にエネルギー効率の良い乗り物?です。

2004/06/03 (木曜日)

 

「彼方へ」が最終章に突入してしまいました。さまざまな事のあった2002年を書かなければいけないのだ、と肝に銘じています。人の記憶とは便利なもので、都合よく風化していきます。人の噂も75日と・・・2ヵ月半もすれば忘れ去られていくのです。最近は特にその期間が短くなってきているようで、ショッキングな事件もすぐに忘れ去られます。
この忘れるという機能は、人間の限りあるメモリーを有効に使うためのものなんだろうと思います。また忘れて行かなければ、蓄積されていくだけでは、全くもって脳みそが破裂しそうになるはずですねえ。

そんな外部メモリーが「日記」にあたるもので、「彼方へ」を読んだ多くの方から「いや、よく覚えてるねえ」とか「誰かが横にいて記録をしてたの?」とか言われますが、誰も「日記をつけてたんですねえ」とは言ってくれません。もちろん日記をつけたりはしませんが、最初の頃のパリダカはつけてたんですよ。「記憶」というのは、草原に沈む西日のように黄金色に辺りを染め上げていて、過酷な過去も、痛恨の昔日も美しい思い出に変えてしまいます。だからこそ変わってしまわないうちに書き記さなければ・・・・

きょうの一枚
今日も会社に、R1200GSがやって来ました。地元のBMWの正規ディーラーの営業マンが試乗車を持ってきたのです。「そうだ、週刊バカジャのあとを書いてくれよ。」「エエーッ」「そしたらGSを○○○○○○○○んですよね?」「○○○○○○よ。」「さて、どうなります事やら。」

2004/06/02 (水曜日)

イラクでは暫定政府が誕生し、今月末には主権委譲が行われる気配。これを阻止しようというテロが激化している毎日だ。
この戦争はなんだったのか、という答えは後世の歴史学者に委ねたほうが良いのだろうが、太平洋戦争はなんだったかという答えは、今の学者からは統一した完全に説得力のある回答は出てきていない。ばかりか、最近の右傾化とあいまって、日本の真の戦後は終わっていないような気がしてならない。

宗教が戦争の引き金であるほうが、経済が引き金になるよりは良いような気さえする。確実に近い将来は枯渇する石油。なのに世界の自動車産業はかつてのスーパーカーブームのような様相。世界中の都市という都市はSUVが溢れ、慢性的な渋滞はやむ事が無い。「文明の衝突」を書いてまさに今の世界を見事に予言しきったサミュエル・ハンチントンは新著「分断されるアメリカ」でアメリカの崩壊を書いているってまだ読んでないけど。
多くの価値観を有するアメリカは、アイデンティティとなる民族意識が乏しいはずである。こうした最近のテロ攻撃を受けた事に端を発した蛮行は、西部開拓史のフロンティア精神とは程遠いところにある出来事だろう。精神はともかく蛮行は同じ?賛否・是非・支持不支持は国論を分断する事はままある。しかしそれはアイデンティティあれば「国論を二分する議論」も余地はある。(日本は変だけど)

しかも世界最大の石油消費国アメリカ(世界の石油需要は1日8000万バレル1バレル確か157リットルだったので換算すると125億リットル!1日ですよ。一人当たり2リットルだな、60億人で割ると。ドラムカンにしたら6280万本!年間300億バレルそのうちの25%をアメリカ一国が消費しているのね。人口は5%?くらいなのにね)これはもう崩壊しなければ人類は生き残れないほどの危機をこの国がはらんでいる。中国もそう。今中国が世界2位の消費国。原油の取り合いが新たな戦争を生むだろうと思う。それを良く知るあるテロ組織は、つい先ごろには世界最大の産油国のサウジの外資系石油企業に仕掛けたのだろう。いずれにしてもアメリカの学者(誰かは忘れたけど)が言ったね。
「アメリカは世界を必要としているけど、世界はアメリカを必要としていない。」

なんてこんな事ばかり書いてごめん。それよか楽しく「燃費の良いバイク」で明日の世界を考えようではありませんかしら。

 

きょうの一枚
今日の一枚は「彼方へ」最終章突入記念で2002の試走からの2枚。
ジンストに96年に作った石積みを補強?する。こうしたコマ地図上の目印である石積みなんか「SSERオボー」と呼ばれるものもモンゴルの奥地にいくつかあります。もう一枚はデューンで遊ぶバイラーとアンチャン。疲れを知らない子供のようです。

2004/06/01 (火曜日)

スンゴイクルマが事務所にやってきたので、てっきり右翼かと!思って・・・と言うのも先週かかって来た電話。「おー、大会があるけんのお、頼むぞ、のお協賛金や。」ちょうど機嫌の悪かった僕は、なんか切れる音がしました。ブチッ!「ほーう。お前は馬鹿か、それが人にモノを頼むときの話し方か!ガチャン」と切ってしまっていたのだ。切ったあとで、面倒な事にならなければ良いなあ、なんてあとの祭り。でもすっかり忘れてしまっていました。
「あーあ、やっぱり来たか。参ったなあ。やっぱ警察に電話しよ。」
電話機に手を伸ばしかけていると、案の定クルマからは人相の悪そうな坊主頭の親父が!
「しかしどこかで見たことのある風貌ではあるなあ、あああそこの右翼だったのか(ウソ)」
なんて思いながら、クルマを良く見ると黒塗りのウニモグ・・・・右翼かと思しき親父は、胸にTBI2と書いたTシャツを着ている。
「何だ、脅かしやがる」
歩いてきたのは、高知のベンツオヤジことチカ○さん!ってごめん。そういえばゲレンデバーゲンもあるし、トランポのベンツトラックもあるし、フサベルにGSにtm!
「やっぱその道の人なのか?」
ウソウソそれなのに
「今月からタイヤ代が値上がりするのでしんどい!」
そーな。とまあそのくらいにして、でもとても楽しい人です。
「エントラントの荷物運ぶのにちょうど良いから、貸して!」
「ええーっ」
と言いながらパワーゲートの実演もやってくれました。
いやほんとに、ハマーに乗るおじさんもビックリでしょ。でも彼が着いたときに僕が読んでいた本は、ナショジオ「枯渇する石油!増え続ける需要。SUVの増加と中国のモータリゼーション」みたいなことが書いてあって。昨日OVに書いたなあ。無くなって行くものへの愛着はひとしおです。ねえ。
そんなこんなで今日の1枚は当然「ウニモグ」こんなレジャーヴィークルなつもりで作ったんじゃないんですけどねえ。

さてそのTBI 2DAYS!すごい事になってきそうです。


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No.0639 – Organisation Voice 2004/05/31

例年より早く入梅の四国は、ダムの水位も100%で降水量も十分、カラツユなんてこともなさそうです。がしかし、毎日のように高速に乗って通う道のりの「緑の濃さ」がいつもより激しいような気がするのです。花々も咲き乱れている。新緑から初夏への移ろいが「問題だ」まるで亜熱帯のような木々の緑の勢いではないですか。これは誰も指摘しないので「気のせいかなあ」なんて思うのでありますが・・

でもですよ、この降雨量の少ない瀬戸内のこの地の、この時期のダムの満水、いつもより早い入梅。おそらく7月中旬以降にずれるであろう梅雨明け。大型台風の発生と襲来。昨夏のヨーロッパの熱波ですでに今年はエアコンの生産が追いつかない状態。地球温暖化の影響は、確実に形となって押しよせています。

1990年と同等の排出基準を目指すと約束した京都会議。「いやだ」と離脱したアメリカを非難した日本は、「出来ない約束」をして「出来ない約束をしなかった」アメリカを非難したものの、結局日本の昨年の排出量は13億トン強と、1990年の11億トン台には戻せないのではないでしょうか。「THE DAY AFTER TOMORROW」がどんな映画なのかは知りませんが、TVの広告を見る限りでは、どうやらここらを突いて来ているのでしょうか。おそらく巨大竜巻やハリケーン、集中豪雨。どうかこうしたことが石油依存体質から、健康なエネルギーの循環へ進む大きな促進剤になればいいのですが・・・・って4600ccのクルマに乗るなって?自己矛盾だらけです。

きょうの一枚
なにか環境によさそうで清清しいと選ばれたのは、秋田杉。こうしてみても日本で丸太風呂を作るのは難しいかもだ。木は天然の二酸化炭素貯蔵タンク、若い木ほど多くの二酸化炭素を吸収する。老木は吸収量が衰えるので材として使うのが正しい。しかし燃やしてしまうと再び大気中に戻ってしまう。木造住宅やログハウスは優秀なのだが、流行の暖炉ではまた違う営みが・・・・。

No.0638 – Organisation Voice 2004/05/28

伝説の「TBI2」と「TBI 2DAYS」は同じなのか?違うのか?

最近良くある質問。「TBI2」ってなんだ?と言う向きも多いと思いますが、実はこれは歴史に残るほどの極悪非道な超ハードなラリーだったわけで、まさに「極限への挑戦」これはもう開催する事は不可能かもしれません。30時間以上連続して走らなければならないルート、ビバークポイントは夜が明けても参加者の姿は見えず、用意されたSSは眼下に美しい海が見えるというのに、参加者たちはほとんど記憶がなく・・・・という内容でした。まあ2日間で走るとすれば少しハードな部分も出てくるでしょうが、今回は「素晴らしい!」の連続をお届けしますよ。美しい四国の山と海、川とそこにある暮らし、そういったものを見ながら、オフロードライディングの喜びを全身で感じながら・・・・走り続けようと思います。

きょうの一枚
げげげっ。菅原さん若い!!そうです1992年パリルカップ!初めてカミオンで出場した菅原さんは、ワークスの特権ともいえる「ビバークでミニバイクに乗る」と言う暴挙?にでました。

No.0637 – Organisation Voice 2004/05/27

「TBI 2DAYS」来てます。なにが?って。はて。で僕はBMWのカレンダーの5月のビジュアルにあるような丸太の露天風呂を作ろうとしてるのですが「丸太がない!」誰かどこかで手に入らないですかねえ。

「ドラムカンでいいんじゃないすか?」

「ダメ。」

「じゃあ、久万町に行ってヒノキ材で作れば良いじゃないですか」

もちろんヒノキ風呂でもいいんであるが、やっぱワイルド感が足りない。

「直径1.2mで長さが2mくらいでないかなあ」

「ないでしょ」

「・・・・・」

とまあ、こうして、ひょんなことから日本では不可能?な丸太風呂に取り組む事になりそうですが、周囲の目は冷ややか。いやでも出来れば絶対入ると思うんですよね。さて小泉さんの再訪朝の成果について、再び国論が、2分されています。そこで僕は分析してみた。

支持しないと言う人・・・・・・経営者、スポーツ選手など。チャレンジングな人や、自信家。

支持すると言う人・・・・・・・主婦、出来の悪い上司を持つサラリーマン、公務員。

そこで、性格診断

支持しないと答えた人・・・あなたはなににでも自信があって、上手くいかないといらいらするタイプです。なんでも自分の思う通りにはならないと言う事を良くわきまえて、悔いのない人生を送ってください。また一獲千金を夢見るあなたは、まずはこつこつと貯金をする事です。

支持すると答えた人・・・・あなたは、人に恵まれていません。もっと理想を高く持って、明るい明日にむかって歩いていきましょう。でも現実的なあなたは、大きく儲ける事はありませんが、お金に行き詰まる事もないでしょう。上位入賞はなくても完走するタイプです。

なんて、全部デタラメだからね。

No.0636 – Organisation Voice 2004/05/26

気が早いのですが、今年のガストン・ライエ・ミーティングのルートは京都・奈良?ガストンは「今度はKYOTOが良いなぁ」といったのがはじまり。でも、この紅葉の頃の京都見物?はいかがなものかと思いながらも、すでにルートプランを考えてる自分。一方、TBI 2DAYS のルートプランもとっても魅力的なようです。ビバークは標高1500mの山の上。露天風呂を作ろう!と頑張っています。はて、どうなる事やら・・・・またCPには「かき氷CP]や「鍾乳洞CP]といった納涼にも配慮。満天の星空の下で露天風呂!TBI 2DAYS! なかなかやりそうですぞ。

きょうの一枚
せっかくの盛夏のTBI。四万十川沈下橋からの「飛び込み大会」をしよう!といったら「一人ですればいい」だって。

No.0635 – Organisation Voice 2004/05/25

今年の秋は「えひめ町並博2004」僕が担当してるのは大洲市。ぜひ遊びにきてください。ツーリングで訪れるのにはバッチシ。で毎週のように通ってるんですが、ここは伊予の小京都!水郷、そんなだから、和菓子がとてもおいしい。500m四方の古い町並みの中に、何軒もの和菓子屋さんがあります。名物は「しぐれ」これがお店によって劇的に違う。まったく別物かと思うくらいに違う。

そして絶対お勧めの2件を発見!!期間中だけオープン予定の、オープンカフェ(SSERで運営するかも)で、食せるようにするからさ。そこのカフェには、古いトーハツとBMW-R69Sが飾ってあるかもだよ。古い町並みに、ぜひお越しください。ヒマな僕は、一緒に走りに行くかも。

さて20年記念!只今始動開始!!こうご期待!でも今からTBI2Daysの予約がたくさん来るのは!!

きょうの一枚

こんな感じのスペースもあります。予算?の都合でこんな看板を着けてるのもわれわれ。

No.0634「菅原さんがやって来た。」- Organisation Voice 2004/05/24

TDNが走り足りなかった菅原さんは、R1200GSの慣らしを兼ねて全国行脚!?の旅に!まあ、まずシュラフとマットを括りつけて走ってる60代は居ないでしょう。ことによると50代でも居ないんじゃないか、そう思います。「歯医者の予約を忘れてた!」とか、その歯医者さんから譲り受けたBMWのラリージャケットを着て、ビューンと東京に帰っていきました。

TDNや昔のTBIでもそうでしたが、「リエゾンばっかりでつまらない。SSとリエゾンが反対ならいい」と言ったジャーナリスト。その言葉が僕の頭の中にはいつもコンプレックスのように渦巻いていて、まあそれがモンゴルの開催につながったわけですが。その方はモンゴルにはきませんでしたが。

でも最近では、確信的に思うんです。「移動する距離を体で知るということ。そうして研ぎ澄まされていく過程で、人間の体内には微妙なGPS機能が芽生えてきます。不思議なことですが、考えていなくても方位や距離と時間を瞬時に計算して、残りの燃料や体力などを判断します。」最新の車につけられているドライブコンピューターみたいなものですか。それが狂うと「もうだめだ、間に合わない」とか「体力の限界だ」と判断してリタイアする原因になります。そうした人が、翌朝になって少し体力が回復してゴールまでがわずかの距離だったりして悔しい思いをすることは少なくありません。

また日本国内でのSSが短いのは物理的に仕方がありませんが、アフリカやモンゴルで、700kmのSSを走るという感覚は、日本国内をリエゾンで同じ距離を走る行為に似ています。もちろん全開で走り続ける一部のライダーはまったく別ですけど・・そんなに集中していてはもちません。頭の中で集中するプログラムを「走ること」「ナビゲーション」「マシンのコンディション」「気温や体調、水分の摂取や塩分量」そういうモードを切り替えながらチェックして、走り続けるわけです。この行為は、長いリエゾンの延長線上にあるものです。そうしたセルフマネジメント技術が、菅原さん的には面白いのだろうと、僕はそう考えています。

昨日の日曜日は、NEWSがいっぱいでしたが、特筆するならば「SPORTS DAY」一つの面白い関係性に気がつきました。ウウウ。F1・・・BAR-HONDAがモナコを制するのか?という勢いでルノーを追い詰めていきましたが、わずかに届かず。男子バレーは中国戦、山本の素晴らしい活躍でフルセットの末ジュースに、勝てたはずなのに・・・そして敗れる。ウウウ。大相撲は、モンゴル人横綱朝青龍に、巨人-阪神戦はもつれにもつれ阪神がギャクテンサヨナラ!すべて(巨人阪神戦は意見の分かれるところですが)日本人の多くが、手中にある勝利を失った、喪失感を味わった日だったかもしれません。それは一昨夜の首相訪朝に似ているんでしょうか!阪神ファンの方ごめんなさい!ちなみに僕は巨人ファンではありません。

No.0633 – Organisation Voice 2004/05/21

おわび・・・

パリダカ2005のルートが45%短縮されるという情報は、誤りのようです。これは某スポーツ紙の記事を鵜呑みにしたもので、正確には長くて不評だったアシスタンスのルートが、45%短縮される見込みのようです。

ふと見てみればパリダカは来年で27回目の大会。もう4半世紀を越えたわけです。年金でも払っとけば、とっくに受給資格が発生するほどの歳月!です。

モンゴルも続けてれば今年で10回大会、なんか歳月の重みを感じます。初めて訪れたときのモンゴルは空港設備も危うかったものですが、市内に走るクルマもまばらでレストランもない状態だったことが忘れられません。いまでは、モンゴル情報局の報告にあるとおりです。

さて、20周年記念企画がいよいよ発表される見込みです。第1弾はSSER 20th ANNIVERSARY VERSION TOUR DE BLUEISLAND 2004年7月31日から8月1日の2日間です。詳細やエントリーに関する情報は、間もなく発表されます。ご期待ください。

きょうの一枚
危うく季節外れになりかけた、当時TBIのシンボルの一つだった四万十川にかかる鯉のぼり。TDNでも良く見かけましたが・・・

No.0632 – Organisation Voice 2004/05/20

さて、2005パリダカールはバルセロナスタートというのは既報の通りですが、45%短縮されるルート?というのが「意味不明」な感じがします。でえOVなんだけど突然アンケート!!

あなたの参加したいパリダカールとは(2つお選びください)

■過酷でハードなサハラ砂漠越えの連続

■愉快で快適なデザートレーシング

■ほどほど過酷でも楽しい

■レーシングなピュアな世界

■短いコースで毎日午後にはビバークにゴール

■時には徹夜も辞さない長大なルート

■アマチュアには完走するのも困難な2004年のような設定

■アドベンチャー精神に富んだ初期のパリダカ

アンケートは終了しました。

集計結果はコチラでご覧頂けます。

こんなのを聞いて僕はどうしたいのだろうねえ?!

No.0631 – Organisation Voice 2004/05/19

こりゃあ梅雨じゃないのか?という毎日の雨の降りよう。よくぞTDNは晴れてくれたものだ!と感謝。でも降ったらもっとも大変なエリア(北海道北部)では、きっちり降ってくれましたからね。残念。それでも東北では快晴につぐ快晴。「こりゃあ1年分のつきを使い果たしたかね?」という感じだ。なんか年々悪化するように感じる気候の変化は、なんだか歯止めが利かないような気がする。

今日のニュースでは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量が、2002年度では京都議定書の削減目標の基準となる1990年に比べて7.6%増え、13億3100万トンだったという。議定書では2008~2012年の平均排出量で11億6300万トンまで落とさないといけないので、まあ絶望的な感じがする。平気で批准していて、こんな状況の日本が、議定書を蹴ったアメリカのことを非難していたのもおかしければ、途上国ということで免除される中国もいかがなことか。しかし部門別では唯一だが運輸部門が1.9%減と、まじめに取り組んで結果を出してるんだが・・・・それ以外は軒並み増加の一途。

日本のエネルギー事情を垣間見る今回のTDNでは、人形峠を越えて、原発や核燃料リサイクル施設の横を通り(ってもフェリーからだけど)北海道では風力発電銀座を見たかと思うと、戦後までの日本のエネルギー需要を支えていた、炭鉱の町、芦別に。むつ小川原湖あたりの国家エネルギープロジェクトの威容を見せ付けられ「まあ原子力発電は2酸化炭素を排出しないって言うしなあ、でも時々もっと大変なものを排出したり?」このまま増え続ける温室効果ガスなどのおかげで、人類の生存環境はきわめて危機的なものに。どうする?人類。

あるアメリカの学者が「中国の国民がアメリカ人と同じような生活水準に達するまでには地球が4コ必要だ。」と言ったという。うっかり聞くと、おごりとも取れる発言なのだが、また正鵠を射てもいる。こんなことを日本にいたら考えるんだが、ぼんやりとモンゴルの草原で、もっと哲学的なことを考えたいなあつと。

きょうの一枚
モンゴルの草原は、近年の少雨でこのように濃い緑が少なくなってきたようにも思いますが、昨年は一転、とても緑が深く印象的な年でもありました。

No.0630 – Organisation Voice 2004/05/18

20周年の今年の夏は、愛媛県の「町並博2004」なんてイベントのディレクションを任されて、何年か前に「2004年の夏は愛媛にいてもらわなければ困るぞヨ」「へへーっ」だったんですが、ふたを開けてみれば、まあそんなに忙しくはなさそう。んじゃあと言うことで夏場のイベントをSSER20周年企画シリーズやろうぜ!という流れが濃厚に。「じゃああ、なにする?」「四万十川カヌーレース!」「違うでしょ、バイクでしょ!」「暑いしなあ!」、「なに言ってるんですか、SSERも昔は8月開催だったでしょ」「おれ、カキ氷係する!」とまあ会議のような雑談のような話から↓↓のようなアンケートが生まれました。TDNのミニチュア版で「今度こそ参加しようと思ってる方や、TBIに出損ねた方やTBIを懐かしむ方のために?四万十と剣山納涼?ミニTBIっていうかT DN」なんかを開催!20周年を盛り上げていきましょう!!!!

あとはパリダカ!!スタートはバルセロナ!みんなで行こう!!キャンペーンを開催しよう!ってどんな?「ルートの難易度はそのままで距離は45%短縮?!」コースの距離が半分になって難易度はそのまま?訳が解りません。こうしてパリダカは、厳しい年とそうでない年が交互にやって来るんですねえ。みんなはどんなパリダカを目指すのかしら?僕なんかクルマスタンバイOK!なんだけど。

No.0629 – Organisation Voice 2004/05/17

あれから1週間。モンゴルから来ていたムッホ君も、今朝の飛行機で帰国しました。これからはまた「モンゴル情報局」に現地からのレポートを送ってくれることでしょう。

さて、TDNにうつつを抜かしている間に、このところの世情が、ますます混沌としてきていました。なかでも気になるのがイラク情勢。なんか罪のない女子供まで10000人を超える市民を巻き添えに殺しておいて、収容所の虐待ぐらいで、こんなに騒ぐアメリカのバランス感覚の欠如には、いかがかなあと思わざるを得ません。いや、もちろん虐待もとんでもない行為なのですが、大量殺戮はさらに大きな問題のはず。誤射しても「アイムソーリー」で行ってしまうなんてねえ。ヒドイヨ。

年金問題もいかがかなあ!です。事務所に、ふらりと遊びに来た友人に「ひどいもんだぜ、まったくなあ」と言うと「そんなこよないよ、僕も払ってないし」だって。「なにー!俺なんか25年以上完璧に払っているぞー」「いいやん。うらやましいよ」払っていることが羨ましいのか、払ってないのが羨ましいのか、年金問題は一体何がなんだかよくわかりません。

で、最期は昨晩のNHKスペシャル。先にも話題になっていた無人の自動車による砂漠のレース。それは外部のコントロールに頼らない、ロボット型の自身によるコントロールシステムでの競技。無人で戦場を駆け巡る車両の技術開発のための、米国防総省主催の、まあロボットコンテストとバハ1000を足して2で割ったような試み。優勝賞金は1億円。

位置情報はGPSで問題ないとしても、センサーリング技術と、それを処理して操作系に正しく情報を渡す。見事にどのマシンも脱落していく姿を見て、やっぱ人間は素晴らしいなあとつくづく感じつつも、いやな世の中になりそうだなあと言う予感。無人のオフロードバイクなんかも登場していましたもん。次回は優勝賞金2億円!!えらい凄い金額!と思うか、なにケチってるん?と思うか。いずれにしても、スタートしてからの風景が「やっぱ、そそるなあ」なんです。モンゴル行く?

きょうの一枚
今日の1枚は2枚!モンゴル、もっとも印象的なゾーモット!そして、ラリーのビバークを訪れる、モンゴルの劇団。草原で観ると感慨もひとしおだ。

No.0628 – Organisation Voice 2004/05/13

ツールドニッポンが終わりましたね。準備に疲れていたので本番がきつかったこと。でもガストンも病身を押して来日参加で感謝!!初夏の宵の東京プリンスホテルにたどり着いたときには、異国のラリーを感じましたよ。そんなフランス遠征組みも無事帰国との報、紙面を借りて(って紙面て言うのかな?)皆さんにも報告しておきます。

ガストンとレンジローバーの中での会話

「パリダカはスペインの会社が買ったの知ってるか」

「知らないよ」

「WGPとかやってる会社だよ」

「いくらで?」

「2100万ユーロ」

「それって権利だけ?それともオールインクルーズ?」

「すべてだよ。事務所のゴミ箱までついてくるよ。」

「ふーん、2100万ユーロかあ」

「お前が買うか?」

「買おうかなあ?」

「買え買え!」

「2100万ユーロっていくら?」

「・・・・・」

「30億くらいかなあ?」

「・・・・・」

てな感じ。ラリーが終わって大勢の方が、僕のところにやってきて

「ありがとうございました」

「いやいや」

「楽しかったです」

「そりゃあ良かった。」

「何か僕にお手伝いできることがあったら言ってください」

「そう。じゃあパリダカを僕に買って?!」

「&$?!・・・・」

黙ってあっちに行っちゃった。

それからというもの、俺だったらあそこの部分をこうするなあ、ああするなあ。だいいちビバークを空港以外でやる方法はないんだろうか?なんて夢のようなことを考えてるとスガワラテルヒトのディープな世界じゃあ、もう来年のコースなんて毎年行ってる人には80%以上の確率で予想されちゃって、んでもってコマ地図なんかも「これこれ」とかって出してきて、穴の場所まで覚えてる。そんな情報量の差に愕然とするんだよキット。旅は未知との遭遇であるのだよ。中国の故事に「未知という言葉は、道の語源である。」うそ!今思いついた。まあ、ことほどさように地球は狭くなったものですねえ。

いまだに僕はゾーモットの光景と、そこから恐竜の谷に伸びる未知の道が忘れられない。もっとクローズアップすれば、モーリタニアは凄いのになあ。空港に縛られすぎてるよなあ。と妄想が膨らんで、仕方がないのだよ。

きょうの一枚
そういえば岩崎君は、モンゴルにもATVでエントリーしてたし、なかなかチャレンジングでした。KTM顔ですがXR250!今年はファラオにも行くようです。顔が合うたびに「モンゴルやってください」の連呼!見事、初優勝です。


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2004/04/22 (木曜日)

あああっ。TDNカウントダウン!!なのに細部に詰められないことがたくさん!都内のディーゼル規制のためオフィシャルカーも全車出場不可能。かろうじてカミオンには、スポンサー様のおかげで出走可能。でもバスは「今回はあきらめてください」ということで集計センターや本部まわりの備品が運べないはめに。

そこで荷物の徹底的な見直し。毎日の参加者のダッフルバッグの計量も厳しくなりそうです。コンプレッサーも置いていきます。でもエアは大丈夫、やっとカミオンのエアタンクにチェックバルブを取り付けましたん。何でもっと早くせんかったやろね。

北海道はいまだに雪混じりの雨が振っているらしくて、正直ビビリがはいっています。日本の広さをたっぷりと身にしみて感じていますバイ。

きょうの一枚
きょうの一枚は、菅原さんの送ってくれたニセコアンヌプリと羊蹄山。いい写真です。


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2004/04/20 (火曜日)

イラク人質問題の顛末が、非常に興味深い展開になっていますね。いったいこれは何なんだろうか?日本人の面白い側面を、海外のメディアは注目しています。特に一夜にして世論が一変するさまはすごく、論点も全く変わってしまったりすることに無頓着。情緒に流されヤスク、マスコミにおどらされる。

それでもまあ、時間と共に、正常な論調などで修復気味にバランスを戻してきていますが、依然、危険な国民性?であることを覗わせます。僕も某国で拉致同然に連行されて、カフカの世界を体験しました。救出してくれた某国政府関係者には、その場では悪態の限り、あんなものが録画されていたら、あんなもんじゃありません。まあそれはともかく、世界はメディアの力で小さくなってしまいました。とても放送用のカメラじゃないなんてたかをくくっていたら立派にTV放送に乗ってしまうんです。ゆめゆめ油断召されるな。

さてTDNでは5月4日午後1時から芦別市の北日本自動車工学専門学校すぐ近くの、特設会場で「ラリークロスASHIBETU」が開催されます。伝説のライダー、ガストン・ライエの本気の走りが、レーサー長谷見昌弘が、はたまたKTM950やBMW1150のバラエティ?豊かなタイムアタックのトーナメント戦が見られます。これは必見!!!実況放送もあるよん。ってたって北海道の人しか見られないかもだね。いやでもガストンの本気の走りには興味ないですか?みなさん。

きょうの一枚
試走中には風景ばかりではなく、野の草花もパチリ。TDNのオンコースには天然記念物の山桜があって祈るような気持ちで「どうか参加する皆に、満開の花を見せてくださいな」と。山奥の林道脇に立つその老桜の満開の姿を見ることの出来る人は、世の中にどれほどいるのだろうか、と万葉の歌人の心境の主催者でありました。

 


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