「驚いた。」

2011/04/07
「驚いた。」

公共広告機構「AC」。「なんだかなあ」と思っている人は多いだろうと思う。昨日その新しいテレビCMを見た。感動した。ACやるじゃんと思った。でも最後にSUNTORYとでた。

なんだ、ACじゃないんだ。

変な話だが、サントリーの角が飲みたくなった。開高健を思い出したら文章がヘミングウエィみたいになった。たどたどしい文章ではなく、回りくどい論法ではなくストレートに物事を見てストレートに感じる。句点さえ惜しいのだという。なにか今回の震災とサントリーのCMが教えてくれたのだ。

嗚呼、SUNTORYの心意気に久しぶりに胸がすいた。あの70年代のサントリーの世界が甦った。
今晩はみんなでサントリーのウイスキーか、東北産の日本酒を飲もう。

まだ観てない人もいるから、ここにアップした。 [リンク1] [リンク2]
見て、泣いてくれ。
これがサントリーの力量だ。
やはりサントリーの宣伝部に入社したかった。

そうそう昨日は試走に行った。小松/山田ペアという久しぶりのフォーメーション。なんだか2年前のモンゴルのときのようだった。試走に行くと、残雪、桜、こぶし、もくれん、全てのものが愛おしい。

事務所に来たヤマちゃんが、夏物のジャケット着ていたので
「ヤマちゃん、もう夏物か?」と聞いたボクは、半そでのTシャツで
「そんな人に、言われたくない。」のだそうだ。
なるほど、春はもう満開だ。
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「TBIの春なのだー。」

2011/04/05
「TBIの春なのだー。」

と、のんきなタイトルで書きはじめると、なにか不謹慎な気分になります。それは、いま日本を覆い尽くす「自粛原理主義」です。

いま被災者たちのことを思うと、そんなことをしている場合ではない。という考え方で、それはとてもよく理解できます。日本特有の文化?お花見も自粛なのだそうですね。こうして友人の手前、慎むという心。思いは見えませんが「思いやりは誰にでも見える」という、あれです。日本人ならではの考え方かもしれません。大切な思いです。

一方で違う論があります。まあその、自粛してよいのか?という論、あまたの識者が発言していますので、ボクとして控えます。おっ自粛か?!個の置かれている状況と判断は千差万別だし、またそうあるべきですから。

そんななか先週末はTDRを開催いたしました。多くの方が参加を取りやめられました。もちろん被災された方もいれば、支援活動中の方もいらっしゃいます。そして夜のオークションを通じ、参加された皆様からは多くの義援金をいただきました。「心」は見えないけど「心遣いは見える」というところでしょう。

それにそのあと開催した震災支援の中間報告も、その部分だけの出席のために東京、長野、広島などから駆けつけていただきました。

そしていよいよ明日からは、TBIの試走の開始です。

本当に例年に比べると「まじすか?」というほどに遅くなったスタートですが、明日はDAY2をやりに行きます。自粛ムードではありますが、またこちらも沢山の参加のキャンセルがあって、悩みは尽きませんが「やはり粛々と」やります。こうしたラリーも開催されているよ!ということも世界に発信していって心配している海外の友人にも「良かった」と思ってもらえれば良しです。

「思い」も「心」も見える四国で。
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「松山は、もう満開間近!」

2011/04/04
「松山は、もう満開間近!」

TDR、ありがとうございました。

あの海津大崎の桜並木のなんとも「おー、ここは咲いていたらすごいだろうな。」と、何人の参加者がぼやいたことでしょう。そんなときにナビは「本当ですね、満開ならすごいでしょうねえ・・・渋滞が」って答えた方も多かったはず。実はボクもそう言いました。その手前まで寝ていましたけど。それにしても、朝の3時まで飲んだ皆さんの若さとパワーの秘訣はいずこに!!

ボクは実は会議の時には意識も怪しいほどで、とにかくパーティーのあとに会議!なんてのは、だれもが生まれて初めての体験だったと思います。

それでも震災支援の中間報告の会議には、深夜にもかかわらず50名もの方がご出席いただきました。貴重なご意見をいただき、この場をお借りしておんれうぃもうしあげます。たしかにNPO-PDRも、しっかりしなければなりませんね。

鴨川沿いの桜も、ああ無念。

で、帰ると松山はもう「ほぼ満開」以前のSSERの事務所の真白い山桜も、楚々たる咲き具合。なんとも日本人は・・・

と、TDRでは信長の最盛期から本能寺、秀吉の天下取りをまさに短時日で巡ったもの。いかがでしたか?

さあ!がんばらなければ月末はTBI!「がんばれ!SSER!」って、おれか?!

きょうの一枚

今回のTDR総合優勝は高知の竹田さん。手に持っているのは、ご当地では知らない人のいない!と言われる「サラダパン」なんとタクアンが入っているのです。人気ありとのことで、食べてはみたのですが。美味しくないことは無いけど、どこがそんなに人気なのかわからない?!のでした。それよりもさば寿司も食べ損なったし。琵琶湖の稚鮎はまだだし。
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「TDR、はじまるでござる」

2011/03/31
「TDR、はじまるでござる」

そんなタイトルの案内文のついた、公式通知書が昨日発送されています。今日には皆様の手許に到着するものと思われます。

われわれSSERは、機材の多くを石巻に振り分けていますが、今回は寒いだろうと見込んでホテル泊にして良かったぁ!!と思っています。そのホテルは、ほかのお客さんはほとんどキャンセルだ!ということで・・・すこしゆったりかも知れませんね。

SSERはじめての2正面作戦。いつもはラリーなどのイベントには、全装備で全スタッフ(留守番部隊は除く)を動員していたのですが・・・でも今回のTDR、まさにNHK大河ドラマ「江」そのものです。

スタートの地は

秀吉と明智軍が激突した大山崎の合戦の地。そして1日目のリエゾンでは、二条城や本能寺・・・二条城は歴史の舞台としては特に興味深いですね。特に今回のテーマの時代性で読み解くと、まず秀吉の屋敷・・・二条城の敷地内にあったものを信長に没収され(天正8年)前内大臣近衛前久に献上されます。そして皮肉なことに本能寺の変のあと明智軍がその近衛屋敷から二条新御所を攻撃したので、どうもこの本能寺の変の光秀の後ろ盾は近衛前久ではないか?というミステリーが生まれたわけです。「秀吉の枷」を読むとこの辺りが、とても面白いのです。

話を戻しましょう。二条城、本能寺と京都市内をめぐりメイン会場に到着します。ここも実は、安土城を築く信長を悩ませた六角氏を撃つ柴田勝家軍にまつわるエピソードで名づけられた場所です。へへ。

その勝家は、先週のこと秀吉軍に討たれますよね・・・NHK「江」の話ですが・・・。翌日は、もっともっと回りますよ。安土城や、姉川古戦場、坂本城あとや小谷城あと。琵琶湖をめぐりながら歴史を思いやる、なんとも春にふさわしい旅に。鴨川ぞいの枝垂れ桜も、どのくらいの咲きころでしょうか?

そんな楽しいことばかりでもいかがかと言うことで、4/2夜には、今回の大震災における活動の報告と、今後のこうした活動のあり方をめぐってテーブルを囲むこととします。

いまからでも参加できますよ。


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「反論のない意見は保留する」

2011/03/30
「反論のない意見は保留する」

古くにはかなり愛読したドラッカー。UNIQLOの柳井さんが熱心なファンだというのは既知のとおりです。そのオーストリア出身のユダヤ系社会学者。5年ほど前に逝去されました。今日、そのたくさん発せられた言葉のひとつにボクは、ちょっと悩んだのであります。それは・・・・

「未来に何かを起こすには、勇気を必要とする。努力を必要とする。信念を必要とする。決定のためには、いろいろな案がなくてはならない。ただし、可・否の二案だけでは不足だ。決定しないという決定もあることを忘れない方がいい。反対論がない場合には結論を出してはならない。勇気と勉強に不足があれば反対論は出ない。」

これからの指導者のあり方とか、危機広報のあり方をドラッカーに学べないか?つまり経営学や社会学から、危機に立つ指導者のあるべき姿をイメージしたいなあ、と思ったわけです。ところが脱線してしまって、またもドラッカーの言葉の陥穽に落ちた感じです。

ボクの悪い?手法「反論の無いような提案をまとめる。反論を出させないように話を進める。」というのはいかがかと、諭されたような気がしたのです。新しい取り組みをイメージしたときに、これまでは反論は自身のモチベーションに障ると感じていたところがあります。

そして実は、反論が無いから良いだろう、と進めてきたことのいくつかにも、隠された反論や封殺された反論があったのだろうと思うわけです。いや反論の当然あるであろう部分を、ごまかしてきたのかもしれません。深く反省した日となりました。

この歳になっても、いまだ多くのことに気づかされ、学ばされるわけです。いやはや人生は、なまなかではありません。

しかし、今回の風評被害については、多くの皆さんの指摘のとおりです。反論を恐れるための発言は、ときに責任逃れのようにもとれます。

「ただちには害がない」「念のために避難しておく」「食べても害があるわけではありません。」というふうな表現は、反論の余地が無いかのように組み立てられています。

「ただちには害が無い」というのは「そのうち被害が出てくる」となるでしょうし、この言葉の曖昧さは指導者は避けなければならないでしょう。

「現状の数値では、全く問題ありません。逐次監視して常に安全であることを確認し続けます。もちろん害があるような数値になった場合は、直ちに発表することで安全の確保を優先しますのでご安心ください。」長くなりましたが、そんな言葉で良いのではないでしょうかね。

きょうの一枚

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」東北地方太平洋沖地震の報道により3月14日からの放送が延期となっていたTVアニメ『もしドラ~もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら~』だが、その新たな放送日時が決定した。

新たな放送日は2011年4月25日(月)~4月29日(金)、5月2日(月)~6日(金)。NHK総合にて2週にわたり全10話が放送される。放送時間は各日とも午後10時55分~11時20分。そのほかレギュラー放送として、同じくNHK総合にて、4月29日(金)より毎週金曜日の午前0時15分~からも放送されるので、こちらも注目しておきたい。(C)岩崎夏海・ダイヤモンド社/NHK・NEP・IG

というアニメ、見ないと思うけど。
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「よって立つはアイデアひとつ。」

2011/03/29
「よって立つはアイデアひとつ。」

震災の話題ばかりなので、それは少しブログにその中心をおいておいて、今日は松野さんのお話。あの松野さんを日経ビジネスの記事でご紹介。

記事のタイトルは表記の「よって立つはアイデアひとつ。」
うーむ。よって立つはアイデアだけではなく、それをさらに商品化させる情熱と持続力なのだが・・・と、ボクは思うのですが。
だからボクがタイトルを校正させていただくならば
「よって立つは、アイデアをカタチにする情熱ひとつ。」
なんて。

本来あの方は、インターネットなぞあまり興味がないようなのですが、なかなかの人物であります。ただしステアリングを持たせたら、もうだめです。ナビをする方の苦労も、並大抵ではありません。
それにテネレ砂漠での大ジャンプ。
思い出しても・・・・
そして数日前の電話。

「やまださんさあ、テレビ見た?あのクラシックカーで北京からパリまで行くの!」
「はい、もちろん見ましたよ。」
「あれ、いいよねえ。でるかい?」
「なに言っているんですか。絶対にだめです。松野さんが最も向いていないカテゴリーっすよ。」
「そうかなあ?」
「そうですよ。」
「そうだよなあ?」
「もう、我慢して抑えて走る、なんてことが出来ますか?」
「出来ない・・・・・」
沈黙が続く

ほっ。・・・ボクは心から安堵のため息をつきましたがな。でも、どうしても出る!って言い出したらムッホをお勧めしよう!とこっそり思ったものでした。しかしアイデアマンで優しくタフなおじさんです。モンゴルのメインスポンサーでもあるので、もう少し持ち上げなければならない!と、いつも思いながら、そのお人柄についつい甘えさせていただいております。

震災支援の水素還元水ありがとうございました。
ではまた。
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「危機管理とは何だろう」

2011/03/25
「危機管理とは何だろう」

石巻から帰還して後方支援の作業をしています。すると石巻にいるときは石巻しか見えていなかったのが、離れるほどに広く全体像が見やすくなります。ひとつの現場を知ることは大切ですが、全体を知るには少しばかり退いて見なければならないということでしょうか。

世界は、さらに遠くから見ているでしょうから福島も東京・大阪も、同じことです。松山を心配して「モンゴルはできるのか?」と心配の声が届きます。モンゴルへ日本の食材が持ち込めなくなるかもしれません。今では食材はウランバートルで調達してはいます。中国から「安全な中国の食材」と言われはじめていることに、屈辱的な思いがします。そんなに安全なら四国に送ってください。四国でみんなに配りますよ。

その福島第一原発の問題は、石巻では語られていません。当然です。女川原発でもそうです。危機は目の前にあるものが優先されます。つまりその危機を回避することが当面の課題になります。「いま、そこにある危機」というわけです。しかしその危機を回避したところで、その先がばら色!だなんてことはあまり無いでしょう。さらに大きな危機が待っているのでは、心が折れてしまいませんか?

今回の原発の問題は、目の前の危機の話と責任問題がごっちゃになって流れています。当然でしょう。避けられた危機です。でも二つに分けて話をしたいものです。東京電力はがんばっているかもしれませんが、それは現場の話です。この3月期の業績予想は、売り上げ5兆円超、経常利益2000億円、当期純利益900億円ですから、福島の被災者、農業被害の人たちにはとりあえず900億円を拠出しても良いとは思います。

危機管理が場当たり的です。最悪のシナリオを想定して動いていません。政府も含めてあまりにも無能ではありませんか。「想定内」てのはホリエモンが流行らせた言葉です。想定レベルが低すぎるのではなかったのですか?津波が予想されるエリアに、外付けの緊急発電用の燃料タンクやディーゼルエンジン、たとえば地下の完全に防護された緊急発電システムや燃料貯蔵庫。なんなら火力発電システムくらい内在させるくらいの危機管理は、素人目でもわかります。

それから情報の出し方が、まったく危機広報の原則を持っていません。最悪の想定はすでに行ってるはずで、それなのに「大丈夫だ」の連呼は、もう狼少年に成り下がってはいませんか。

きょうの一枚

海外のサイトから拾ってきた福島第一原発の写真。海外での伝わり方はこの写真から容易に想像ができるはずです。

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「被災地に不足しているものは・・・」

2011/03/24
「被災地に不足しているものは・・・」

マスメディアの力も手伝って、被災地への支援の動きがいっそう活発化しています。日本人の力を感じます。なるほどメディアに対して悪口ばかりでもいけませんよね。今日は何も物資の無かった女川の学校の体育館には入り切らないほどの物量だそう・・・

しかし被災地では、まだまだ不足しているものがあります。もちろんそれ以外が十分だということではありませんが・・・

それは何かというと

1には、マッチングシステムです。足りないものと余るものをいかに整合させるか?「昨日○○が足りない!」かってテレビで放送されれば、2日後にそれは有り余るものになってしまいます。いま不足しているものは、つぎには必ず余ります。

足りないものは、想像力と情報の解析の力。よく言う最適化の能力です。でもまあ現場でいうならば超能力のようなものです。

2には、「夢」です。夢とは将来への希望の足がかりに必要です。暖かな寝床にもぐりこんだときの幸福感!?のようなものか、キッチンから上る暖かい湯気とか、そのようなものです。芸能人が歌を作りましたとか、テレビでメッセージで異口同音に「あなたがいるからがんばれる」とか「がんばろう日本」とか言います。いやそれもかまいません。でも、できれば避難所に行って、グランドの隅っこでマイクなど使わずでも良いですから、希望の歌を歌って聞かせてください。子供たちがどれほど励まされることでしょう。それも大勢でいくのではなく、マスコミなんかに話をせずに、そしてほんの少人数の方に対してでも。

政治に対して、行政に対して、ボクは言う言葉が見つかりません。ダメだなんていうつもりはありません。

でもボクは今後SSERの活動を通じて、「やらなければならないこと」が明確に見えてきたように感じています。いま篠塚建次郎さんと長い時間、電話で話し合いをしました。篠塚さんもボクと現場に行こう!と言って下さっています。ラリーを通じて身に着けた能力が、社会貢献できるという事実を確認したのです。

きょうの一枚

ボクはむやみやたらにイベントを中止する必要は無いと思っています。むしろ逆です。どんどん開催していけば良いでしょう。しかしイベントに「震災復興」のスローガンを掲げるのは、やめて欲しいと思います。ところでボクには耳を疑うニュースが!!あの計画停電のさなかセリーグがナイトゲームで29日に開幕するということを聞きました。さすがにこれには怒りを禁じえません。なんという感覚をしているのだろうと。デイゲームで、無料で東北の小さな野球場で、観客にお弁当でも無料で配って開幕します。とかいうのならまだしも・・・・東京ドーム1つのナイターのエネルギー量がどれほどかは知りませんが、これこそ国賊といわれるような行為に映るのですが。ボクは野球ファンではありませんが、さすがにもう少し大人の配慮をお願いしたいと思います。

って書いてるうちに「セリーグも4月12日に延期して開幕」というニュース!!4月中はナイトゲームも中止!とか?それはそれでよい判断でしょう。「夢」と「現実」の調整は難しいものです。
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「女川原発のさらに先、避難所あり。」

2011/03/23
「女川原発のさらに先、避難所あり。」

今日往復4時間をかけて女川原発に、温かい食事を運び込みました。本当に心から感謝をされたという報告が入りました。しかしここの原子力建屋の横に避難している住民がいるなどとは、誰も認知していなかった模様で、福島の原発事故とか放射線漏れの避難騒ぎが全く伝えられていないのでしょう。さらにその先、全くの先端部には避難所があり陸路ではこれまで行けてないそうです。

美しい風景と、恐ろしい風景が混在することでしょう。

明日には、そこへ向けてのアタックを計画しています。それにまだ女川には、誰も行けていない避難者の小さな集落があるようです。そこへも調査のアタックを行う予定です。

きょうの一枚

女川原発の位置図。
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「新しいプロジェクトが、ほぼ頭の中でまとまりました。」

2011/03/22
「新しいプロジェクトが、ほぼ頭の中でまとまりました。」

ここのところ頭が混乱していて、毎日何度も同じことを繰り返して書いているような気がしていますがお許しください。それはすでに誰かと話したことなのか、それともブログに書いたことなのか?が判然としません。危ないものです。

ともかく今朝がたから、この災害の多い日本であるべき防災活動の新しいプランが僕の頭の中を駆け巡り始めました。大勢の方にそのプランを片っ端から話したくて仕方ありません。やらなければなるまいという、凄まじい使命感で体が熱くなってきている感じがします。

ここでは最愛の人を失って、今にも消えてしまいそうな人々がいます。妻を捜す者、子を探す者、さらに過酷な活動で過労死をする社協の職員。震災被害は寄せては返す波のように、何度も何度も傷ついた人を苛み続けます。

ここにはあまりにも「死」が身近にあります。女川で言えば2人に1人は犠牲になっているわけですから。死は避けがたいものもあれば、免れられた死も少なくありません。それに「死」が1万あるのなら、1万通りの死に至った原因があるはずです。それを「津波で」とひとくくりにするのは乱暴で、将来への大きな教訓となりません。

われわれは干潮時に冠水した道を越えて女川原発に到達しました。それは驚くべきことだったようです。明日にはそこに、なんと震災以降初めてとなる温かい食事を運び込みます。原発とその周辺は火を使うことを禁じられています。石巻のSSER本部で炊き出した炊き込みご飯を、何とかキープしている発泡スチロールのコンテナに積んで。そしてラリーの参加者ならお分かりと思いますが、ビバークで供されるウォータージャグに味噌汁を入れて、1時間30分の道のりを超えて、SSERの機動力でしかなしえない、被災者への支援を実行していきます。

現在のところ小鶴、山崎、麻生の3名が懸命に石巻へ向かっております。たくさんのLPGと軽油を満載して一昼夜をかけて駆けての第3陣です。

ボクは1度、事務所に帰りもう一度再構築をしてまいります。

行政でもなく、アマチュアのボランティアでもなく、あまたのNPOでもなく、機動支援組織としてNPOから派生させたまったくこれまで存在しなかったNGOを立ち上げたいと。

またご相談いたします。

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「阿部さんが来ました。」

2011/03/21
「阿部さんが来ました。」

石巻商業高校にあるSSERの本部テントに昨日、阿部さんがこられました。今年モ ンゴルにプレエントリーしてる方で、我々も安否を心配しておりました。阿部さ んは仙台に本社を置き、市内や沿岸エリアでも船舶用の燃料を供給することを主 体とする会社を経営している方です。従業員やその家族らの安否と、沿岸部でダ メージを受けた自社の設備を調査中に立ち寄っていただきました。

我々の活動に大変な深謝をいただいて恐縮の限りです。さまざまな話をしました。 もちろん将来のことも話し合いました。この地域の再興の道筋などについても議 論を交わしました。政治や行政主導では硬直してしまってどうしようもない、と いう点で大いに一致を見て、最後は二人とも涙ながらに握手を交わして「今年は 無理だろうから、来年のモンゴルで会おう」と別れました。

そのあと、TDRの開催の決心をしてSSERの事務所に連絡を入れました。準備は間 に合わないだろうし機材の多くは石巻に来ているのですが、それを置いてでも 「やるべし」との結論に至りました。それは次のような思いからです。

昨日も書きましたが、ラリーの仲間のネットワークとその機動力は、自分たちだ けの能力ではありません。ふと考えてみたらこのテントに今いる人たちは、みん な日本の違うところにすんでいます。まあボクと厚主君、正井さんと秦葉くんは 同じ?かもですが、みんなラリーで知り合った仲間です。全員がモンゴルのオフィ シャルやラリーの経験者たちです。どんなことでもお願いすれば、朝飯前で片付 けてくれます。

現にいま4時30分ですが、みんな次々と起き出して作業を始めています。指示系 統や命令系統は不要なのです。いまボクが何を考えてるか、何が不足しているか、 なにも言わなくても感じ取って自律的に動いています。

現在も多くの方が、こちらへの参加を表明していただいております。本当にあり がたく、その思いに深く敬意を表します。いただいたメールに返事を書くのも遅 くなっています。主に被災者たちの通信が妨げられないように、夜がまだ明ける 前とかにネットにつなぐ時間を多く取るようにしています。

こうしてネットワークは確実に、ラリーのときに培った厳しいあの瞬間の積み重 ねが結果として、他者に思いを寄せることを行動に移せる力を身につけさせた、 とそう思います。

石巻は昨日には部分的に電気が復旧しました。漆黒で不安を掻き立てる夜も、多 少の人工の明かりは、不安を和らげます。信号も一部では回復して、少しだけで すが通行がスムースになってきています。したがって道路も復旧、物資輸送の大 型はともかく中型以下の車両は通行できる規模になり、大量の支援物資が運び込 まれてきはじめました。

われわれの能力とニーズとのマッチングをしなければなりません。昨日はまだ到 達できないエリアへ調査チームを2名(佐藤、厚主)派遣しましたが、結果的に 到達できていません。

本日も現地の社協(社会福祉協議会)を支援して、物資の運び込まれていない到 達不能エリアへアタックをさせようかと考えています。

余震は大幅に減りました。

「石巻から、その4」

今日から大掛かりなNGOなどがケイタリングをはじめる予定の、2000人規模の避難所へ、急遽ケイタリングチームを送り出しました。なんでも予定のNGOが到着できなかったとのことのようです。

こうして、ともかくも支援は広がって来ています。避難所には場所によってばらつきはあるでしょうが、大量の救援物資が押し寄せてきはじめています。

ところがコーディネイトは極めて困難です。とにかく大混乱の様相です。NPOもあちらこちらで活動を始めています。ミスマッチのないように、求められる支援を求められる先に送り届けるのは綿密で素早い調査が必要です。

ところが女川地区で言えば、車両が流されてしまいかつガソリンが枯渇しているので、行き着くことの不可能な避難所へ我々の車両が出動しなければなりません。干潮時にしか行き着けない場所もあり、明日はそのあたりを女川の社協対策本部と計画を進めていきます。

女川原発には従業員関係業者含め3000人が残っているようですが、詳細が伝わってきていないと言います。供給は大丈夫なのでしょうか?それに実際は何人がいるのかがわからないとも言います。

しなければならないことは、沢山ありますが権限が無くて困ります。繰り返し言いますが、緊急救命活動をする自衛隊や警察、医療や消防とそれに続く中間的な支援組織が必要です。機動力と装備、指揮体制と権限がある程度必要でしょう。かつて立ち上げたPDRは、その先見性は高かったと思います。返す返すも惜しいと言わざるを得ません。

いま大きな余震がありました。もうみんな慣れっこになってしまっています。それもまた問題だとも思います。安全管理は抜かりなく行います。ご安心ください。
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「石巻から、その3」

2011/03/20
「石巻から、その3」

本日は女川地区まで調査と現地の社会福祉協議会へのケイタリングを行いました。現在第2班がさらに状況を調査中です。石巻から女川に本部機能を動かそうかと検討しています。女川は石巻から17kmくらいのところにあります。高い丘の上にまで津波が押し寄せていて、湾に入り込んだ津波が急激にその破壊力を増したことが如実にわかります。高さは10mなんてものではありません。戦場の跡でもこれほどではあるまいと思えます。

石巻では温かいものを食べるのは、我々が供給しなければ厳しいようですが、それでも昨日、本日と大量の物資が到着しています。おにぎりなどは、見たこともないような量です。

中国の被災者は本日の午後に帰国の途についた模様です。「再見!」「再見」と声を交わして別れました。

夜はみな泣いていたそうです。怖かったことでしょう。みんながひとつ箇所に集められたの1週間後の昨日のことで、それまでは氷点下の夜をあちこちで過ごしていたのでしょう。少し安堵の表情ですが、安否不明の方もたくさんいるようです。

いっぽうで女川地区は、孤立状態が続いていて、昨日にはやっとか細い道が通りました。瓦礫を道の両側に寄せただけですが、道の持つ意味の大きさを改めて知ることになりました。ライフラインは電気やガスや水道より前に「道」です。道があれば水もガスも運べます。電気の工事の人も通れるわけです。

しかし「道」が出来たことで、その爪あとのあまりもの激しさが際立って見えてきます。眺めているだけで涙があふれてきます。

被災民のどこにもやり場のない怒りほど苦しいものは無いでしょう。怒りを誰かにぶつけられたり、誰かを恨んだり出来るのなら、それはまだ堪えられるかも知れません。ゆえに彼らの表情には、なにかしら不思議なものを感じます。まったく放心状態から抜け出せない老婆の姿もあります。妻や子供たちが行方不明のまま、家にも帰らずに対策本部に詰めてる市の職員も大勢います。彼らの姿が大きく感じられます。
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「石巻から。その2」

2011/03/20
「石巻から。その2」

昨日は大変な間違いを書きました。訂正してお詫びしなければなりません。それは中国の救援ボランティアのことです。と言うのも昨晩からとても大勢の中国人女性が、この避難所に来ています。ケイタリングの列に並ぶ彼女たちは、とても不安そうですがとても礼儀正しく、しかもきちんと化粧をしていることなど、とても「??」なので、聞いてみました。

すると彼女たちは、石巻の水産加工会社に研修に来ていた中国の学生たちだということがわかりました。いや仕事としてきているのでしょう。旅先でこのような大災害に遭うのは、いかばかりかと思います。犠牲者もいるでしょう。

昨日来たボランティアは、この避難所への受け入れを頼みに来た中国人のスタッフだとがわかりました。
大変失礼なことを書きました。心からお詫びして訂正いたします。

また関西のある行政体から、大変ありがたい支援のお話が来ています。今日にも石巻市の災害対策本部に出向き、その調整をしてまいります。また遅い午後までにレポートいたします。

そうそう、昨晩3名のスタッフが合流しました。
正井、榛葉、青木、の3名でSSER石巻チームは8名になり、分派も検討できる体制になりました。
みなとても元気です。見違えるほど充実してきたケイタリングのテントですが、
今日の午後からは雪模様との予報、緊張しています。

これから朝の支度です。

04:30 yamada tetsu
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「石巻から。」

2011/03/19
「石巻から。」

石巻商業高校のグランドは、完全に水没していてヘドロの海で、踏み込むこともためらわれます。覆い尽くしてるのは海底のヘドロでしようか。アサリのにおいがします。あの津波の色が真っ黒なのは、きっとこれでしょうか?ここには昨日もお伝えしましたが、ここから北に少しいったところにある女川の被災者が非難しています。まだここも10000人くらいの安否不明者がいるそうです。昨日は市役所で安否確認中の人々を見て、射すくめられました。小学校が、まるまる1個無くなってたりします。

この石巻は、被害状況を確認するのがなぜか遅れたそうです。美しい松島の景観と風情をとどめ、この町は本当に美しい町だったんだろうということがわかります。いやでも町の中央部はその面影をとどめてはいません。

われわれの本拠地は自衛隊の本部の横にあります。ものすごい数の自衛隊の車両が町の野球場を埋め尽くし野営用の体制は、さすがにものすごい物量です。常にヘリが頭上を舞っていて、さまざまな方角から飛んできたかと思うと、すぐさま飛び立ちます。1万人を超える行方不明者を探しているのですから。

この自衛隊の例をとるのはいかがかとは思いますが、自律的な支援が出来る者が必要です。今はプロの出番だから、ボランティアに来られても?!と自衛隊や警察消防、海外のチームが初動すのは当然ですが、その次のボランティアとプロの間に立つ支援組織が必要でしょう。ここにも中国の若者のボランティアがやってきましたが、どうするのでしようか?食事なども我々のテントに並ぶのでしょうか?本当に難しい問題を知らされることとなります。

女川地区へも行けないか?という相談を受けて隊を2分出来る装備が僕たちにはありません。しかし何とか明日には女川の被災状況を見て、われわれが出来ることを考えようと思っています。

そんなことを考えてると「さてTDR・・・」
中止にするつもりでしたが、
ここの被災の方と話しをしてるうちに
規模を縮小してでもTDRを開催したい、というふうに思い始めました。
時間は足りるでしょうか?
皆さん参加は可能でしょうか?

こういうイベントは、実は遊びの中からたくさんの事を学んでいるのだということに気がつきました。

たかがラリーですが、そのラリーに参加する人(たとえばオフロードライダーや4駆乗りのことです)やラリーを主催するスタッフは、常人にはない数々の能力を身に着けていきます。この能力は自分たちのためだけのものではありません。広く使うことが可能です。

最後に、どこでもそうなのですがこの学校の若い先生方も、地震と津波が授業中だったこともあり助かっていますが、家に残した家族を失ったという方が何人もいます。

ここも町も、悲痛で沈鬱な空気が横溢しているか?と言えばけしてそうでもないことに気がつきます。

人間は実に強く、賢く、逞しく、そして美しいと思います。僕たちも食事を配りながら、心を動かされています。彼らが、深々と我々に下げるまなざしで、ぼくたちはまだ自分たちが至らない人間だと知らされます。毎日なぜか泣いています。

余震で夜中に幾度も目が覚めます。
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「緊急支援始まりました。」

2011/03/19
「緊急支援始まりました。」

teamSSER災害支援チーム先遣隊は、石巻市の石巻商業高校にてラリーのビバークを設営して、食事などのサービスを始めました。この避難所には女川の島嶼部から身ひとつで救出された人々300人が収容されています。これまで暖かいものも、ご飯も口に出来ていないようです。いよいよ支援チームの第2陣も今夜には到着予定で完璧な支援体制に入れます。

暖かいバックアップが届いていると聞き、このみんなの思いが被災地に届くように精一杯努力をいたします。町の中は、それは驚く光景です。テレビの報道とは、まったく感覚が違うことにも驚きます。

しかし緊急物資も届き始め、これで燃料も毛細血管まで行き渡れば、まずはわれわれの仕事は終わり、一般のボランティアなどの作業に移行するものと思われます。
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No.0081 Organisation Voice – 2000/03/18(土) 12:00

えっと。今年のSSERのシンボルマークの説明をまだしていなかった。らしい。2000年SSERイベントの運営コンセプトは「SSER、地球を1/2周するほどの、夢」これはね、TBI 100名の参加者が2,000kmに挑みます、すると200,000km。ちょうど地球の1/2周です。じゃあRRMは?50名の参加者が4,000kmに挑みますね。するとこれもやっぱり200,000km。同じです。ちっぽけな四国で生まれた、ちっぽけな夢が、仲間を集め、少しずつ実現してきて、やがて地球を駆けまわる現実にまで発展してきました。ヴァーチャルより体感をエクスペリエンスを、私たちの熱い想いです。そして、そういったスケールで考えて行きたい、という願いがこめられています。

環境問題やそれらも含んだ意味としての社会問題。わたしたちは良きライダーとして良きドライバーとしていつも、それらの問題に深く思いをいたして、自分達の生まれ生きた時代に感謝しつつ次の世代へバトンタッチして行きたいものです。オフロードを、砂漠を、例え近くの林道でも、その走る爽快感は、いつまでも変わらないものであって欲しいものです。

きょうの1枚
これは今年のシンボルマーク。TBIのポスターはさらにこれをイラスト化したイメージ、乞うご期待!! キャラクターの応募、どんどん増えてるようですね。


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SSER災害支援チームの動き

2011/03/18
SSER災害支援チームの動き

SSER災害支援チームは震災後ただちに必要物資の調達、緊急車両登録等の準備を終え、昨夜宮城県災害対策課の要請を受け支援に向け行動を開始しました。

現在宮城県に向け移動中、今後の行動予定は県庁で保育園への支援物資を下した後、石巻市に寄りその後壊滅状態にある県北部沿岸地域に向かう模様です。

被災地では、多くのエントラントの生活を支える設備(調理器具、発電機、ガス、照明、テント等)や豊富な技術と経験を有するオフィシャルスタッフの活躍が期待されます。

今回のメンバーは、山田、厚主、佐藤、三ヶ尻、竹下の五名となっています。近日、現地より活動状況報告があると思われますが、支援部隊の活躍と安全を心から祈っております。

(レポート杉村晋吾)

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「今回の大震災について。」

2011/03/16
「今回の大震災について。」

わたしが大地震の報を受けたのは、ちょうどTDRの試走中のこと安土城跡の先に進んでいるころでした。信長が築いたこの新しい概念を持った巨城は、あまりにも短命に燃え落ちてしまいました。

わたしはクルマのテレビに映し出される被災状況の、あまりもの凄絶さに言葉を失いました。事実ではないかもしれない、と思うほどでした。それでも徐々に伝えられる被災状況は、ただならぬものでした。

被災された方々の、言葉にはならない恐怖、そしてかけがえの無い者を失った深い悲しみに、心より深くお見舞い申し上げます。

わたしたちは試走を取りやめ、急ぎ事務所に帰ることにしました。同乗していた杉村は自身の仕事である医療用酸素の供給のために、てきぱきと指示を出し事務所に緊急対策本部を設けるべく電話で指示を出していました。

高速道を西に進むと、対向車線には緊急出動する各県警や消防そして自衛隊の車列に何度も遭遇しました。日本の実力を見る思いでした。すれ違うたびに涙があふれてきたのは、なぜでしょう。

そして一刻も早く被災地に届いて欲しい、そのように心から祈りました。

杉村の話に戻ります。おそらく被災地の断続的な停電は、在宅酸素療法でぎりぎりの健康を維持していた患者さんたちを、非常に危機的な状況に追い込むはずです。

現実に報道では停電によって酸素の供給が絶たれて、死亡するケースが報道されはじめています。

彼は携帯用酸素ボンベの供給による対策を講じていました。SSERの車両や場合によってはオートバイの出動も検討しているようです。出来る限りの支援をしたいと思いました。

あの3月11日の午後より、5日も経ちました。本来でしたら少し状況も安定すべきところ、いまだに続く大きな余震に加え福島第一原発の状況は、全く予断を許しません。今日は雪も降っています。

海外の報道では、当初は日本の恐るべき底力を伝えていました。高いモラルと進んだ防災のシステムを繰り返し報道しています。日本人がこの非常時に他者を助けないなんてことはありません。そのモラルの高さを驚く感覚のほうがおかしいのです。

しかし一方ではなぜか記者会見の現場には海外のメディアの姿が見受けられません。それが原因か否かはわかりませんが、海外での論調は急に変わり始めています。「日本はだめじゃないのか?」「駐在員を国外退去させろ」そんな動きです。原発事故の報道は世界に向けてもしなければ、いたずらに不安を煽ります。なにがそうしているのでしょうか。

日本の報道がどうなのか?は常日頃のメディアの報道姿勢から判断するほかありませんし、政府の対応もしかりです。

私が思うことは、いま世界は日本を注視している。その一点です。日本人がこの大惨事をいかに克服するのか?

極めて困難な状況に置かれた被災者を前に、続く発言をするのははばかられますが、この大惨事こそは、日本が乗り越え新しい社会を築く未曾有のチャンスではないかと思います。求められるのは震災復興における大きな基本理念と、新しい社会構造の構築でしょう。大胆な概念が求められます。

東京の友人と電話で話しました。「東京は日本の中心のようですが、電力も食料もすべて東京の外に頼っていて、実は非常に脆い都市だということが露呈しました。派手なネオンのさまざまな商業施設。大量の原発に頼らなければ維持できないほどの電力消費をする都市で果たして良いのだろうか?何かむなしさを感じて日々に黒い不安が募っているんです。」と。

そんな話に、わたしは

「これは新しい日本を再生するために、与えられたチャンスかもしれませんよ。長引く不況や失業、川上のインフレと川下のデフレという相容れない過酷な経済環境。政治はこの事実の前に立ち尽くしてるし、経済界も同じでしょう。それならば、まるで大恐慌のあとのニューディール政策のように、この復興こそが世界に冠たる日本として、世界が認めるチャンスではないですか。」そんな話です。

被災地で避難している方々に不足しているものは、食料や燃料、毛布などの生活用品であることはそのとおりです。しかしもうひとつ決定的に不足してるのは、やはり「希望」ではないかと思います。

美しい日本を再生するためにも、この機会に行動し考え、みんなで構築していくことでしょう。なんでも供給過多にしてしまう日本から、多くのことを適度に「足るを知る」社会にしていきたいものです。

しかし今回の被災地への支援のありようも、またひとつの問題を提起しているかのようでもあります。わたしたちも、試されているように思えてしかたがありません。
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「Team SSER 出動いたします。」

2011/03/15
「Team SSER 出動いたします。」

現在のところ17日正午のタイミングで、被災地に向けた支援車両3台による第1陣を出動いたします。

今回は男性のメンバーのみで出動いたします。参加をご表明いただいた女性オフィシャルスタッフにはまことに申し訳ありません。確実な支援が継続的に行えるようになった段階で、交代要員をお願いすることがあります。

参加予定のメンバーには個別にお願いのメールをいたしません。この伝言をご覧いただいたら、直ちにsupport@sser.orgまでご連絡ください。
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「現在、待機中」

2011/03/14
「現在、待機中」

SSERでは出動準備を整えて、行政と連携をとり出動要請を待機しています。

多くの方から協力の申し出を受けており、みなさまからの篤い思いを、しっかりと受け止めております。

ただし当局からは、支援活動に関しては現場では救助活動も混乱しており拙速は避けるべし、という指示をいただいております。そうこうしている間にも被災者には、困難な状況が続いておると心配はされるのです。しかしわれわれのみの資材と装備で支援できる範囲は、きわめて小さくしかも継続して行うためには関連先との綿密な連携もまた必要になっております。

ただいま第1陣出動のための3トンの米をはじめ、大量の食材、燃料を調達中です。

テント、発電機、鍋や食器などはSSERの備蓄品で十分ですのでカミオンとマイクロバスに積載を終わらせました。

この件に関する要望と質問はメールでお寄せください。
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無題

2011/03/11
無題
このたびの東北地方太平洋地震の極めて大きな地震災害が起きました事に、心よりお見舞い申し上げます。

私共SSERも、この事態を受け直ちに試走をとりやめ、さまざまに緊急の支援の可能な体制をとることにいたしました。

今後も情報収集に努め、私共に可能な支援はないかを検討いたします。
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「明日から試走、ほんとだよ。」

2011/03/09
「明日から試走、ほんとだよ。」

どうも狼少年の傾向顕著な今年の試走。行く行くったって、ちゃんと行けてない。12日には高野山で「やきもち」を食べているからね。これほんと。

話は変わる。

ボクは石原知事はえらいと思う。老人の鑑だといってよい。老人はむかしからガミガミと、ボクタチを困らせるようなことばかり言っていた。しかし真理もそこにはあった。しかしその物言いから真理がぼやけて見えたのも事実だ。

そんで、こんなニュース

『石原都知事が核武装論」英紙報道 「中国に対抗」』2011年3月9日11時51分

英紙インディペンデントは8日、東京都の石原慎太郎知事が同紙とのインタビューで、中国の脅威に対抗するため、日本は核兵器をつくるべきだとの見解を述べたと報じた。

記事は石原氏が、日本は1年以内に核兵器を開発することができ、世界に力強いメッセージを送れるとの見方も示したとしている。

また、石原氏の言葉を引用して「隣国である中国、北朝鮮、ロシアは核兵器を持っている。同じ状況に置かれた国が世界にほかにあるのか?」「人々は(核開発の)費用のことなどを言うが、現実には外交交渉力は核兵器を意味する」と語ったと伝えた。

石原氏は「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を以前から批判している。記事を書いたのは東京在住の英国のジャーナリスト。

なにがえらいかというと、核武装がどうのってことではない。問題を提起すること、それに猛烈な反対があることを知っていて発言する。差別発言もはばからない。

これは古くは「老害」の一種だったが、最近は老人も発言はおとなしい。

ボクも石原知事のような(方向性は違うけど)発言がしたい。ここのところ、ずいぶん丸くなったり、おとなしくなったりしていまいか?!なんか今朝も「オラー」のオーラが無くなったと言われた。オラー!!

今度、言ってはいけない事をテーマに飲み会をしよ!!

きょうの一枚

そういえばこんな表紙の一冊もありますねえ。「日本よ、再び」の背景にきのこ雲というのも、問題提起としては充分じゃない?議論と覚悟、今の日本が失ったものは、単純なものかもしれません。
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「江、次回は賤ヶ岳、ていえばTDR」

2011/03/07
「江、次回は賤ヶ岳、ていえばTDR」

どうもTDRは、「江」をフィーチャーした?と思えるほど。次回は賤ヶ岳の合戦だ。柴田勝家と秀吉の、ヘゲモニーを決定づける一戦だ。

そこは琵琶湖の北、余呉湖との間の標高400mばかりの小さな山。きっと見晴らしは良いんだろうから、今度のTDRの試走(今週末ね)行って見ることにするけど、あまりに大河ドラマかぶれの中年のおっさんみたい・・・自己嫌悪。

まるでボクも、あの中国人を笑う20年前にパリはサントノーレ通りを席巻した日本人のおばさんたち。・・・と同じじゃないのか??はっきり言って、いま日本に来ている中国人より、あの日本人のおばさんたちもっと激しかった。

そのくせボクタチとすれ違うと

「あら、今の人、日本人でしょ。イヤーねー、日本人ばっかりで。」

「早々、最近多いわね。」

「お前らじゃ、こらー!」

とボクは言いたい、けど言わないし、ヴィトンやマキシムなんか死んでも行かない。てか行けなかったけど。

でも考えてみて、あのころフランス人は、迎合しなかった。マヌカンが日本語を習う?そんなことはありえなかったし、日本語の表示なんて一切なかった。

それなのに今の日本は「熱烈光臨」とかってどこもかしこも。ニュースじゃ「どこそこの観光組合が、みんなで中国語の・・・」とかって。それじゃ、情けないよ。旅をする側がその行き先地の言葉を、カタコトででも使って・・・それが正しい海外の旅だと思うのですが、いかがか?怪しい店の周囲には怪しい日本語を使う客引きも居たけど、やっぱりそれらは、いかがわしい人たちに思えたもの。

すいません、あまりにもタイトルと離れすぎたので、修正。えっ、タイトルを変えれば良い?

でもまあ、四国の松山城は、賤ヶ岳七本槍の武功をあげた加藤嘉明の築城によるので、まあ完成を見ずに会津に転封されます。松山という地名も、この三河生まれの城主がつけたもので、その後は松平家が当主となり幕府の親藩として大政奉還までの235年続くのでした。素晴らしい城です。あまりにも戦闘機能が高すぎて、幕府の隠密が調査に来たとか。まあ城って、面白いものですね。

そんなこんなで、なんとなく賤ヶ岳の戦いは気になるところではありますが、まあ来週は現地とテレビの両方を見ますかね。
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「まことにお恥ずかしい話ですが・・・」

2011/03/04
「まことにお恥ずかしい話ですが・・・」

ボクともあろう人が(って、どんなやねん)知らなかったんです。なにを?

懐石って。

いつもいつも「懐石」って聞くたびに

「懐石の語源は何だろう」
とまでは思い当たるのですが、それを調べたことはありませんでした。ボクほどの研究熱心が(なんのよ?)ですよ。

さらにこれもその語源が気になっていた「松花堂弁当」これも、そのうち調べようと思って、もう30年。

みなさんも、そんな事ってありませんか?
でもいまどきは知恵袋とか、あって便利ですよね。

ボクはいま茶室の研究をしています。
人生に、もう一度なにかこう、内面を磨くというような行為がしたいと。

でもまあ、内面を磨くといっても口で言うほど簡単なことでじゃありません。増えに増えた体重さえ落とせないボクがですよ。と、せめて「茶の湯」の研究などをしておけば、仕事にも役立つかもしれないなんて雑な思い付きからかもしれませんが。

とあるサイトを読んでいると、ボクがいつか調べたいと思っていたいくつもが、茶の湯の話しの中にありました。

お話はこうです。

茶事では、お茶を頂く前に、食事が振る舞われます。これを懐石といっています。一汁三菜が基本ですが、豪華になり過ぎるきらいがあります。修業中の禅僧が、温石(おんじゃく:温めた石)を懐に入れて、空腹を我慢したそうですが、これを「会席」(料理の意)の文字に当てて、「懐石」としたもので、質素な食事が本来の意です。一汁一菜(御飯と味噌汁とおかず一品)でも十分です。お酒も出ます。懐石の文字が出てくるのは、南方録(1690頃)からで、しばらくは、会席と懐石が併用されました。懐石の文字が定着するのは、井伊直弼(宗観1815~1860)の頃だそうです。余談ですが、山上宗二(やまのうえそうじ1544~1590)は、客の心得として「一期に一度之参会之様に・・・」と言っています。これを直弼が「一期一会」と言い切りました。

料理屋の看板で、懐石料理というのを目にしますが、ほとんどが宴席料理で、懐石とはいえません。懐石では、最初に五穀豊饒に感謝して、御飯からいただきます。たいていの懐石料理屋では、最後に御飯が出てきます。ひと昔前の家庭料理は、懐石に近かったと思います。

まず一枚目のウロコが目から落ちていくのがわかりました。あっ、コンタクトレンズはしていません。座右の銘はって聞かれて「一期一会です」なんて、言わなくてよかったよ。さらに

松花堂(しょうかどう)弁当という弁当が、今は、何処に行ってもありますが、一般名詞化されていて、偽装には当たらないようです。これは、京都の石清水八幡宮の社僧、松花堂昭乗(しょうじょう1582~1639)(寛永の三筆の一人)が、道具箱にしていたものを吉兆の創業者、湯木貞一氏(1901~1997)が、弁当箱(湯木美術館所蔵)に応用したものです。本歌の道具箱は、京都府八幡市(やわたし)の松花堂庭園美術館にあります。ここに、京都吉兆が店を出していて、松花堂弁当(3,500円)を頂くことができます。松花堂庭園には、昭乗が晩年を過ごした二畳の草庵(茶室)が移築されています。食・住・祈の小さな庵は、昭乗を訪ねて来る人が多かったようです。

これはイメージどおりです。

きょうの一枚

京都大山崎にある妙喜庵。ここに千利休作と信じられる唯一の茶室「待庵」があります。国宝です。現存する日本最古の茶室であり、数奇屋建築の原型だとも言われるもので、建築を生業とする人のまあなんと言いましょうか・・・TDRの際に見よう、と思っているのですが。実は1ヶ月前からの予約が必要で、しかもにじり口から中を見るだけなのです。

天正10年、山崎の合戦の際に秀吉の陣中に建てられたものを移築したといわれています。ということでせめてお名前を、じゃなくてお写真を。あっ、大山崎の歴史資料館に実物大のレプリカが展示していますので、そちらなら大丈夫。(添付地図)

そういえば本日はTDRの情報もブログにUPしていますよ。
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「おまたせ!タクラマカン情報!UPしました。北海道4デイズも本日発表!!」

2011/03/03
「おまたせ!タクラマカン情報!UPしました。北海道4デイズも本日発表!!」

ブログには、恥ずかしげもなく40年も前の写真をUPしたボク。

今日は、というと。2007年「西安-パリ」の写真を。と、なににも使わなかった、いわゆる未発表の写真。

それらがわんさか!!数万カットあるんじゃない?!というくらいですね。中には素晴らしいものも沢山。

これを何とかしないと惜しい!!写真展でも開きますかね。なんて悩んでいたら、「レイドトレックタクラマカン2011」のインフォメーションが整いました、って。えっ「整いました」ってのもねえ。古くね?

そんなこんなで本日掲載することにしました。質問もバンバン受け付けますぞ。ポスターも入稿しちゃおう。

とまあ、いろいろ物議を醸しましたが、今年もシルクロードへ行く。てかライフワークのひとつです。2000年ころからこのサイトで、言い放ち続けているのですから。

て、ことで、これを機に前述の写真も少しずつ「OV写真館」で紹介していきましょうか。でも折を見てだから、あまり断言しないほうが身のためかも。

そしてチョモランマ日記も、ついにチョモランマBCに到達しました。

お知らせ

レイドトレック・タクラマカン2011の案内を掲載いたしました。

同時にA-TECクロスカントリーラリー北海道4デイズ2011、も本年の開催概要が本日発表、夕張の全日本エンデューロと日程が重なってしまいました。まことに調整力不足でお詫び申し上げます。毎年お世話になっている同主催団体にもあわせてお詫びいたします。ただこの日程以外には開催が出来ないという事情もありましたことを斟酌ください。

きょうの一枚

嘉峪関で。空と土の煉瓦で出来た歴史的な建造物。一気に時空を遡らせてくれる感がある。とにかく感性を全開にして。

祁連山脈が望める。6500mの峰が連なるシルクロードのオアシス都市に水を供給 する内陸河川の水源でもある。東西2000kmにも及ぶスケールは、なまなかなものではない。

夜光杯。ボクは、緑色の夜光杯を探しているのだが、見つからない。葡萄の美酒 夜光の杯 飲まんと・・・という高校の教科書にあった1篇の漢詩(涼州詞) に心奪われて、こんにちまで生きてきたといって良い。

2007年は山口さんがR1100GSで。チョモランマの時には僕の1200GS-Aに乗った。稀有な旅人ではあるが、いかんせん超がつくほどの偏食。

今回もベースにする敦煌山荘の夕景。旅の中で最も好きなホテルだ。まるでアガ デスのサハラホテルのよう。いや、ぜんぜんこちらのほうが綺麗のですが、僕の精神性からすると、というお話。

敦煌山荘にかけてある古代シルクロード図。これを見ると敦煌が大きな分岐だということがわかる。上のルート=天山南路で出発して、下のルート=西域南道を 伝って帰ってくるのだ。
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「そうだ、ゾーモットのことについて話そう。」

2011/03/02
「そうだ、ゾーモットのことについて話そう。」

90年代終盤、つまりラリーレイドモンゴルと呼んでいたころの話。

試走の様子をフジのテレビ番組にすべく、石原孝仁をチーフディレクターとするテレビクルーが同行していた。だから試走隊は大きな軍団になった。夜なんてテント村が出来る。そして新しいルートを開拓していた。

ゴビに伸びる薄いトレース。南へ南へと、国境に届きそうになるまでルートを伸ばしていた。赤茶けた大地が広がる。かなり困難なルートが設定されていった。そして遠くに不思議な木々が見えた。

「あれ、木?林?こんなところに?」

ボクはクルマを止めて(この頃はボクが運転していた)しばらく眺めていた。ルートはそこに寄らずに、真っ直ぐ南下しようと考えていた。

「ちょっと、あそこまで行って休もうよ。」

そう言うと、ホントに細いトレースをそちらに進めた。ナビは慌ててトリップメーターをニュートラルにした。

近づくにつれ、それは奇跡のように思えた。急に気温も下がってきたし、水の気配もある。まだ誰も知らない未知なる惑星に降り立った、そんな気がした。

「よし、来年はここをビバークにしよう。」

そう決めた。すぐに決められない事情はたくさんあった。輸送や補給の困難さ、今回の後半の行程のバランス、その年は全く違う計画だった。しかしそこを知ってしまったのは何かの偶然じゃないぞ。

それにそこまでのピストは、ハイスピードのゴビハイウェイと狭隘な谷の道と、涸れ川の砂。その変化も楽しい。そしてさらに南に下ると、不思議な巨大なひとつ岩の山、まるでエアーズロックだなあ!がある。そして恐竜の谷だ。

こうして、SSERのオアシス。聖地とも呼ぶ場所が出来た。以来、何度この地に足を運び留まったか。ガストン・ライエもやって来たし、2010年は休息日だった。今年もやはりこの地に行く。精神の休息のためにね。

きょうの一枚

2010年夏のゾーモットのビバーク。小さな畑、1件だけのゲル。少しだけ変わったけど15年の間、その変化なんて小さなものだ。木々は相変わらず、哲学的だ。

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「その通りです、仙波君。」

2011/03/01
「その通りです、仙波君。」

なにかとIT全盛期。SSERも海外のエントラントとのFace Bookによる、コミュニケーションを拡充させようと、今朝のことミーティングをしました。

ここのところ、いろいろな企業に、またはSSERにもITまかせによるCSの低下が見て取れます。いまや情報は量・質ともに互角。と言うのはこれまで情報の少なかった顧客のほうが、売り手をしのぐ情報を持つに至っているという事実です。売るために獲得する情報の量と質は、「買いたい」衝動を持つ消費者のそれを、越えることができなくなってしまったのです。

送り手、つまり販売者はモノの流通を司る、という位置だったのももはや風前の灯。モノの流通は、あまりにも自由気ままになってしまいました。

これは「高感度初心者」という言葉で、ネット社会の発生時点から見受けられ始めて極大化した概念でもあります。ビギナーが乗るバイク、なんてのはもう存在しません。免許を取ってすぐBMWR1200GS を買った、なんて話は枚挙に暇がありません。むしろベテランのおじ様たちが「セロー買ったよ」となっているのでありますね。ここに消費行動の大きな変化と、売る側の責任が見え隠れします。

一時、CRM(Customer Relationship Management)が叫ばれ、ITテクノロジーを駆使し顧客との良好な関係を築く!というコトが叫ばれてきました。

しかし、それもどうもなにか違う。パソコンの前に座っていれば仕事をしている気になるという陥穽に陥っている様な気がしてなりません。それは良質な営業の堕落でしょう。皆さん、パソコンの前から立上りましょう!!

営業とは、顧客の利益を最大化するマーケティングでなければなりません。これまでは売り手の利益を最優先に考え、付加価値だとかいう意味不明の価値イコール利益、みたいな考え方で進みすぎました。

ちょっと話は変わりますが、国も国民の利益を最大化する法整備をすべきですね。学生時代に起業したスギちゃんの常套句「いま、若い人が起業しようとしても法規制が多すぎる。IT関連以外は起業が困難な国になっている。」と言います。なるほど、その通りかもしれません。何が言いたいかというと、法規制によって参入障壁を高くし、胡坐をかき、営業技術や知識を磨いてこなかった。つまり護送船団方式は、それぞれの営業力を失わせたとも考えられます。それに人とのコミュニケーション能力の極端な低下。ナニが原因か!?とは言いませんが、誰しも察しの付く辺りだろうと思います。教育とかが大きいかもですね。

さて結論。営業力を身につけるとは、今の時代に最も必要なことで、IT技術力だけで起業をしても、デザインの能力だけで起業しても相当以上な実力があっても、仕事はやってきません。

身につけるべきは、顧客の息遣いや皮膚感覚を知る能力です。しかしまあ、電話代が安くなるとか、資産運用だとか、電気代がどーの、とかっていう電話営業は熱心なことですよね。熱心なものは怪しい!という風潮も出来上がってしまいました。正しくニーズを把握して、ミスマッチの無いようにすることが難しい。だから顧客との距離の詰まった、仙波君のいう営業が求められるのですね。

SSERももっと、フットワークを軽くしなければいかん!ということを書こうとしたらこんなに大層な長文になってしまいました。

タクラマカンのPVは、明日くらいには完成するのかな??

きょうの一枚

「コンセプトカーVWブリー」

ジュネーブショウでVWが発表したコンセプトカー「ブリー」あのVWバスのイメージを踏襲したEVカーだ。

85kWの出力と270Nmのトルクを発生する電動モーターで前輪を駆動して走行する。バッテリーは最大容量40kWhのリチウムイオン充電池。1回の充電での走行可能距離は300kmで、充電時間は1時間かからないと言う。最高速度は140km/h(電気的に制御してるらしい)で0-100km/h加速は11.5秒!!

利休よ、欲しくね?

さらにセンターコンソールにiPadの設置スペース、iPadによってBluetoothのハンズフリーフォンやナビゲーションシステムの操作を行うほか、iPadのアプリケーションの利用も可能。なお、コクピットのシステムはギターとアンプで有名な米フェンダー製となる。・・・てなコトがレポートされている。
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「FUTUREのこと。」- 2010/12/29 (水曜日)

ここに来て、まことに急にですが・・・FREE DVD MAG.FUTURE・・・沢山の年間購読(送料のみのね)の申し込みが相次いで届き始めました。それも、北は北海道から南は沖縄まで。初めてお聞きする名前ばかり。女性のお名前も少なくありません。それに添えてある一言にも、大変な勇気を頂きます。FUTUREはボクタチがお届けしているのですが、ボクタチには皆さんからの励ましの声が届きます。それが何にも変えがたい前進する勇気となっています。つまりFUTURE、実は双方向性のメディアなのだ、ということが分かります。

「動画ネット配信の時代に、いまどきパッケージですか?」の声は、ひとまず下火になりました。しかしパッケージ化は、かなりの製作コストではあります。

だからこんな声もあります。
「無料だからどーせ、と見てみたんだけど、内容も充実しているし有料でも充分販売できるんじゃないですか?」
大変ありがたいお話です。
しかし、それではいかんのです。収支を考えて取り組んでいるわけではありません。ボクタチは、ただただ伝えたいのです。その素晴らしい世界を。だいいち販売していて1万部も届きますか?

そもそも、このFUTUREを発行する原動力のひとつは、DVDを制作して販売しても製作コストすらまかなえない!という現実でした。「じゃあ映像制作はやめよう」そんな頃も当然ありました。やめることは簡単です。

2007年の西安-パリなど、テレビ放送を実現したものもあります。しかしそれを常に目指しても、テレビ局との折衝の中で、彼らの持つ経済原理と我々のそれとは全く相容れないものでした。
こんな風です。
「吉本のタレントでも使えばね?」
彼らが大陸を渡ったり、砂丘を越えたりはできるでしょうか?よしんば出来たとしても、その映像が本物足りえるでしょうか??テレビ放送は、いまや論までもありませんが、誰も期待していないものになってしまいました。電波の公共性は、もう無いのです。

また自動車メーカーなどの、クルマに対する思いの変化もあります。これはAPIOの河野社長のブログにも詳しいのですが、クルマは製品そのものが良く売れるか否か?利益率が良いか否か?を競い合う商品にしか過ぎません。いまやクルマはコンピューターで設計されるから、最終的にエンブレム以外は同じものにしかならないのだそうです。だから脱化石燃料のボンネットフード内の技術競争に終始し、少ない資本は一極集中で投下するしかないわけです。兵の分散投入は兵法にもとる!のであります。

経営テクノロジーが進化し、結果として夢とか冒険とか、そんな甘っちょろい事など許せない企業風土の会社ばかりになっていました。良く聞くフレーズですが「本田宗一郎さんが、今いれば・・・」と。しかしその幻想の回答は、こうです。「今いれば役員会や株主総会で罷免されるだけだ。」と言うのが現実でしょう。夢を持つことは、危険だということです。コンプライアンスの遵守とは「夢を持つな」と置き換えることが出来ます・

しかしそんな時代に、まだダカールに挑み続ける人たちがいます。ワークス参戦だから、プライベートだから、なんてのも関係なく、自動車の夢をまだかろうじて持っているのだと思います。販売戦略上。と言っているのも実は言い訳です。基本的に「好きなんです。」利己を越えた好きの力、それが冒険とかクロスカントリーラリーのせかいなんでしょう。

ボクタチも、その仲間であり続けたいし、その仲間を少しずつ増やして行きたいと思っています。

一生のうちにクルマに乗って砂漠を走る経験をする人なんて、極めて僅かです。砂漠を走れ!と言っているのではなく、たとえばそんな夢を日々の生活の中に温かな炎のように灯し続けたい。それが、私たちの望みでありささやかに描くFUTUREの姿です。

きょうは2枚

この1年の地と汗の結晶・・・スイマセン大げさすぎました。5巻を無事に発行できて感無量です。新しいことにチャレンジすることには、困難が伴います。しかし困難ってのは、無きゃ無いで虚しいものです。困難なればこそ・・でごわっと。小さなストップウォッチ

ボクのちょっとクラシックなストップウオッチ・・・タグ・ホイヤーです。今では使うこともなくなったのですが・・・

(おまけ)


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「漂泊の思いやまず」- 2010/12/28 (火曜日)

大掃除なのですが、ボクは腰が悪いのをいいことにサボっています。片付け物の中からBMW R1200GS Adventureまあ2007モデルですが・・・のカタログが出て来て、しめしめと眺めていてビックリ。

1枚目の写真に添えられたキャプションには「千里の道も一歩から」なんて、しおらしく書いているのですが本文には

わたしたちは中国での最初の一歩としてパミール高原に向かいました。(中略)驚嘆しながら「氷の山の父」の意味を持つムスターグアタ山(7546m)の前に立ったのでした。それはわたしたちの誰にとっても・・・・

これは我々SSERがレイド・トレック・チョモランマ2009のスタートの前日に、高度順応のために向かったカラクリ湖の畔に聳える山です。この地を旅してきたわたしたちには、このカタログの持つ意味が比較的良く分かります。ただ文章も写真も僅かばかりですが、大げさすぎはします。ですがまあ長い道のりの冒険の旅も、第一歩を踏み出さなければならないという教えは、共通のものです。

タクラマカン横断の旅は、今日のブログにも少し書きましたが、この2007年モデルのGS-Aを年明けから整備して、サイドカーを付けて出かけようと思います。もしなんなら、もう1台同じのがありますのでご希望の方には無償でレンタル(っていうかな?)いたします。

このカタログの次のページには「足ることを知れば、心は安らかである。」と老子の言葉がヘッドコピーに使われています。「足るを知る」とは、まあ新車にはしないでも良いということでしょうね。

きょうの一枚

いま思えば、この近年の旅の憧憬はこのカタログに触発されたといっても過言ではないでしょうね。

(おまけ)


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2006/12/29 (金曜日)

2006年最後のOVとなりました。本来オーガナイザーの「ぼやき」を書き綴ろうと思ったのですが・・・振り返ってみますと、このサイトができてもう7年と2ヶ月が経ちました。ちょうど故ガストン・ライエさんをはじめて招いたミーティングの直前からスタートしたのでした。今思うに、このOVは自分にとっても貴重な資料になりました。その時ボクはどう考えたか、どう行動したか。「おお、日記をつけるとはこういうことだったのか」と思います。でも時には「こんなことを書くのはよくない」とか恣意的な部分も少しだけあって、公表するということの難しさもいろいろ考えさせられたものです。

この7年間は、こうしたネット社会がもたらす部分も大いに手伝って、実に愉快で、でも苦痛と苦悩にも満ちていて、人生の中でも有意義な時間だったと感じています。

さて、あとわずかとなった2006年。皆様はいかがでしたか?ボクはまさにアチコチを飛び回った1年でした。しかもその果実は2年後3年後にと繋げる長い道のりの始まりを感じさせます。

特にラリーといういまや前近代的になろうとするスポーツの未来、自動車の未来、環境と人間の未来・・・ほんの少しアジアを広く知ろうとするほどに、驚愕を覚えるほどの未来への不安が横たわっています。

2007年、ぼくたちはラリーなどを通じてしか大きなメッセージを発することはできないかもしれませんが、皆さんとさまざまに語らい、次世代が健康的な時代になるように進んで生きたいと思います。SSERオフィシャルスタッフの強化合宿?が明日からあるそうですので、行ってきます。

きょうの一枚
「ボクのMVアグスタとサハラローズ」
世界で一番大きいサハラローズ、その時価は計り知れません。だってバイクより大きいんですもの。でもこのバイクも時価は相当なものです。アルチェロ・マーニさんもこのころはここのレース活動を・・・でボクのこのマシンはアゴスチーニが乗っていたもの。ああ、マイク・ヘイルウッドやジョン・サーティース・・・今のMVアグスタ社はこの時代のアグスタ社とは別物なのだ。なんか文句ある?!


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2006/12/28 (木曜日)

「Peking to Paris大陸横断ラリーin1907」が届いた。よく見ると発刊日は2006年12月20日となっているから、まさに発刊ホヤホヤ・・・発行はマール社・・・デザインなどをなりわいとするわれわれは「ムム聞いたことあるな!」という出版社。しかし何故にこのタイミングで・・・・・表紙周りの帯に書かれている言葉を・・・「人類の歴史を変えた幻のラリー」「1907年、自動車の限界に挑む世界初のラリーが行われた!」

「ガソリン自動車が誕生して20年、フランスの新聞ル・マタン紙が、北京からパリまで走るという前代未聞の長距離ラリーを企画した。エントリーした車は3輪・4輪、会わせて5台。時は折しも鉄道ブーム。輸送手段のほとんどが馬車から鉄道に変わり、使われなくなった道は自然の中に飲み込まれている。橋は朽ち、道は沼と化した。果たしてゴールはできるのか!そして勝つのは誰だ!」

「毎朝、出発のとき、われわれは力がみなぎるのを感じる。なぜなら、前日のつらい記憶をすでに失っているからだ。忘却と希望こそがわれわれの力なのだ。このラリーは、人生と全く良く似ている。」ボク「・・・・・」
優勝・・・イターラ 62日間
完走・・・スパイカー、ド・ディオン・ブートン 2台
リタイア・・・コンタル(ゴビ砂漠にて)運転手は瀕死の状態で救出されたものの、クルマは現在もゴビ砂漠に眠っていると言われている。
ボク「ムムムムム・・・」
ルートも分かるし、リタイアの位置も分かる。そういえば第一次世界大戦時代やノモンハンのころの残骸も草原や砂漠には残っているのだ。さあ、コンタルを探しにいこうか!?

きょうの一枚
事務所の玄関ホールの内照式の写真パネル(正確に言うとカラーコルトン)のフィルムを数年越しの念願かなって変更。新年を迎える準備OK!モデルは任意に写真を選んだのですがなんと尾島さんが2枚!と負傷して現在リハビリに励む西村さん。OVは明日もお届けする予定ですが、いろいろあった2006年もあとわずか。2007年は良い年でありますように。西村さんも2007年はオフィシャルの一員として復帰するのが目標!!みんなでガンバリマショウ!


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2006/12/27 (水曜日)

そういえば2040年には夏の北極海の氷がすべて融ける!そうですね。(まだみんな生きているよ)ことほどさように地球温暖化は深刻度を深めています。で大きな問題はそれらによる海流の変化だそうです。北極海の氷が融ければ地球の大循環である海流がストップするといわれています。南極の氷がすべて融けると(もち氷河やグリーンランド氷床などもね)海水面は確実に70m上昇するそうです。まあ南極の氷がすべて融けるのにはもう少し時間が掛かるでしょうけど。日本で70m海水面が上昇したらどれほどの家屋が水没するのか?そしてどれほどの耕作面積を失うのか?今度うちのスーパーコンピューターで計算してみます。あっいやスーパーで買ってきたパソコンのことです。恐ろしい数字が出てくることでしょうね。いまから30年ローンで家を建てるなら標高100m以上のところが良いでしょうね、ってそんな話かい!

でも海流がストップすると全球凍結に向かうという話もあって・・・すると標高の高いところに住むより・・・ってまだそんな話かい!!?いずれにしてもこれほどの環境変化は人類の制御の速度を超えていることでしょう。すでにデイ・アフター・トゥモロウばかりか多くの科学者が警鐘を鳴らし続けています。食糧の生産は穀物野菜を問わず激減!!最近はその海流の変化からなのでしょうか?エルニーニョだとかラニーニャだとかで気候が大きく変動します。昨晩関東を襲った記録的な豪雨も、こうしたことに起因しているような気がしてなりません。どんどん暖かくなる地球。逆に全球凍結なんて恐ろしいお話もあって、非常にバランスのギリギリのところに人類は、いや生物は生を営んでいるんだなあ、と愛おしくさえ感じます。

さて2007年に向けて年末年始の特集はこうした環境問題が多くなっていることでしょう。良いお年を。ってまだ書くと思うけど。

きょうの一枚
2006年のオフィシャルウエア・・・「印象に残る1年でありますように」と願いをこめたメッセージ。2007年は、どんなテーマで行きますかね!?

2006/12/26 (火曜日)

みんなダカールに出かけちゃいました。ほぼ最終組の池町君も今日のエアでフランスへ。今回も空前の規模となったダカール。このラリーはいったい、どうなっていくのでしょうか。この答えは下段の記述を参照に。

さて三橋選手はゼッケン340、池町選手はゼッケン344、結構お近くです。同世代の二人は数奇な運命の道のりを歩みます。ダカールではMOTOで好成績を獲得。二人ともモンゴルでは総合優勝を遂げています。そして4輪へ転向するや、ニッサン。そして池町はトヨタへ移籍、そして今回はついに念願の?ミツビシへ。三橋は今年からトヨタ。そのことだけを聞けばまるで二人とも順調な道を歩んでるかのように見えますが、なかなかどうして苦難の道、茨の道を歩んでいるのです。自ら常にそういう道を選んでいるのでしょうか?ぼくたちも古くは、この季節はパリにいて、ちょうど近くのスーパー「モノプリ」で毎日買出しをしては自炊の日々を送っていました。で、最近の話題ではそのスーパー「モノプリ」が急成長中!だそうです。そしてその経営コンセプトはやはり「エコ」でした。

日経デザインにはこんな記事がありました。『「On fait quoi pour vous aujourd’hui?」(今日はいかがいたしましょうか?)フランスのスーパーマーケット「モノプリ」の広告はこんな御用聞きのような簡単明瞭なメッセージで身近なスーパーであることを消費者に印象付ける。(中略)商品やストアデザインのコンセプトから運営に至るまで1990年代初頭からサスティナビリティ(持続可能性)に力を注いできた。』・・・と書き始めたのですが中身が濃いけど長くなるのでやめ。で2005年上半期には売り上げを64%アップさせたとも・・・僕がよく使う言葉サスティナビリティ・・・それはいまや世界の標語のようなものであります。地球温暖化、まもなく訪れる食糧危機、いずれにしても地球上では、多くの問題が「それはサスティナビリティか否か?」を問われているように思います。日本の企業がよく言う「持続可能な成長」というのは実は幻想で間違った言葉です。持続するということは持続する可能性の低いものに対して用いられる考え方です。
まあ極論を唱えれば「継続は力なり」、ということは継続させるのには力が必要で、その力は必ず衰えるということではありますまいか。世界は大きなひとつの原理で動いているような気がします。それは「諸行無常」つまり持続可能なものなどはありえないと、古よりそう伝えられてる普遍の原理です。

だからといって決して持続を否定しているということではなく、むしろゆえに続けることが大切で貴重で意義のあることだと考えるのです。長くダカールを戦い続ける男たちに魅力を感じるのは、ひとつはその部分かもしれません。得体の知れない定理への挑戦はまた見えざる敵との戦いのようなものでしょうか。

きょうの一枚
北京にて。実はこれ民族博物館から町並みを見たものです。高いもの、大きいものは権力と富の象徴。世界普遍の原理ですが、はて。

 

Organisation Voice 2006/11/30 (木曜日)

暖かい毎日が続きます。バイクに乗って、フラッと出かけようとするたびに電話か来客・・・早い午後の陽がやわらかに近くの木々を照らしています。

SSER 2DAYSでは見事な紅葉を目にしましたが、もう紅葉は里まで降りてきています。

最近の座右の書?はあろうことかBMW R1200GADVのカタログ。タイトルにはExplore your horizon.「あなたの中にある地平線へ、今旅立つ時」みたいな意味。もちろんこのカタログのことは以前にも書いたけど、こうしてBMWは、1200GSのときは南アフリカ カラハリ砂漠だったり、その前のときはペルーだったのはどのモデルだったか?

しかし今回のは見事にボクには「刺さりましたね」もう何ヶ月もデスクサイドにあって・・・。

扉をを開くと、おそらく新疆ウイグル自治区カシュガルの南、パキスタンに抜ける標高7900mのクンジュラブ峠付近と思しき写真。そこはカラコルム山脈。K2やナンガバルパットのある山域。

本文にはムスタークアタ山(7546m)と書いてある、ならばカラコルムではなく崑崙山脈の中心あたりだろうか?パミール高原だ。そこから北はタリム盆地、崑崙山脈の豊かな雪解け水が、多くの恵みをもたらすはずなのに、なぜだかタクラマカン砂漠が広がっている。雪解け水は伏流しているのではないのかな。このBMWバイク隊は行ってないけど、さまよえる湖ロプノール(ノールまたはヌールは湖のことだ)そしてその東300kmには敦煌・・・・いつかはこの地をラリーで到達するぞ!!・・・話がそれた。

カタログの写真だ。酸素の薄そうな山の空気まで写し取ったような群青色の空、モンゴルでもよく見かける石積みの家、杖を突いた婦人。ウイグル族なのか、遠くをBMWライダーへと歩いている女性はイスラム教徒だろうか、もう旅心を掻き毟られながら、バイクに付けられたナンバープレートが臨時入境と書かれているのを見て、これは新疆だけなのか中国全土で、これの取得が可能なのか?などなど、いろいろと関連して夢を膨らませているのでありました。

そして「千里の道も一歩から」孔子(紀元前551~479)聞き慣れたこの言葉は、なんかこうした写真と共に語られると意味が深い。てな事で、BTOUの前にはTBIおまけに北海道。参加するものにも、主催するわれわれにも負荷は少なくない。要は踏み出すか踏み出さないか・・・のみだ。

きょうの一枚
SSERの工場に突如出現したカフェ?これは長年の夢でもあった倉庫と工場の大清掃と片付け・・・3年がかりですが、の作業中の休憩所?ちなみにやって来られてもまだ実質的なカフェの機能はございませんので。


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2006/11/29 (水曜日)

四国遍路を世界遺産に・・・という運動が熱を帯びてきている。当のユネスコは、どちらかというと認定済みのものも、新規認定も減らす方向にあるということを何かで読んだ。この話、ボクは賛成でもあり、またそうでもない。年々増え続ける巡礼の旅人。世界は巡礼ブームなのだそうな。でも要は、世界遺産にすることによって、どうしたいのか?ということだと思う。建築物や自然遺産ならまだ話はわかりやすい。観光と保護だから・・・。

広島の原爆ドームも人類の負の遺産ながら、まあわかりやすい。保護をしなくても巡礼は残る。現代風に変化しながらも適切なサイズでキッチリと残っている。以前は政教分離だから・・・と腰の引けていた行政も、少しばかり手を入れるようになった。林道と交錯して伸びる遍路道に立つ、今にも自然に帰りそうな木のささやかな看板が、真鍮のプレートをはめ込んで「ワールドヘリテッジ」なんて自慢そうで立派なものになったら、なんか困る。

でもその四国巡礼、何度も書いたがTBIの原型はそこにあったのだ。
巡礼という行為と、無数に伸びるトレイル、そしてそれらでつながれる寺。四国という不思議で快適なサイズの島。険しい山河に伸びたかつての遍路道は、まさに苦難の道だったろう。それを世界遺産にするということは面白いが、不安も残る。こうした文化を遺産にするなら、モンゴルの遊牧民の暮らしも世界遺産にしたらいいと思う。完全にリサイクルされた彼らの生活こそ、大急ぎで守らなければならないかもしれない。余計なお世話かもだが。

というこの二つの話は似ているような気がする。そしてそのどちらもで、その自然にタップリと浸りながら、時にはそこで暮らす人々の手を駆りながらわれわれはラリーをしている。偶然だが、なんか根っこの部分では共通したものを持っている。

世界遺産TBI・・・世界遺産BTOU・・・そんな感じで行くのは、どうすか?ユネスコに怒られちゃうね。

きょうの一枚
てなわけで、TBIとお遍路さん。ここ足摺岬など太平洋側では、初夏。木々も亜熱帯・・・ふだらく渡海伝説によると、千年の昔から足摺岬は、海の彼方にあるという極楽浄土「ふだらくへ」の東門。この地からは、そんな浄土に向けて小船で漕ぎ出していく僧が多かったらしい。高知出身の直木賞作家、坂東真砂子の「桃色浄土」ではそんな哀しい物語が。2007TBIは、そんな遍路の旅を少し色濃く・・・。


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2006/11/28 (火曜日)

資料請求の皆様へお知らせ。

BTOU2007インフォメーションは、まず第1弾は本日午後に発射!いたしました。んで、一両日中に到着することと思います。結構な数量!!で、着弾しなかった方は第2弾ということで、12月6日ころの予定!でございます。パリダカなどですでに出発してしまった方には、申し訳ありません!?

今日は久しぶりに青空!なんとも暖かくて、撮影現場のボクは半袖のオークリーのTシャツ!!そのあとはあわててスーツに着替えて走り回ることしきり。忙しいのだ。

きょうの一枚
ムッホと将棋!子供のころは強かったボク!でムッホは覚えてまだ10局くらいしかやってないのに強い強い!!来年の試走のときは毎晩やろうぜ!と約束。結構危ないかも・・・暇があればパソコンで対戦型の将棋をやってる。対戦成績はなんと50%の勝率。

 

2006/11/27 (月曜日)

資料請求について・・・

本当にたくさんの資料請求・・・ありがとうございます。第1便の送りだし予定日までに製造可能なDVDの数量をオーバー!してしまいまして、第2便での資料発送は12月6日ころの予定となります。今のところ資料請求到着順に送り出す予定です。

デザインのことなど雑感。

ここのところ、ボクの携帯を「もういい加減に買い換えれば?!」「えっ、これってアンテナ伸びるタイプですよね。」「うそっ、アンテナって伸びないの??」「ええーっ、そんなの今やもう無いですよ。カメラもついてないでしょ?」「ついてない付いてない。次ぎ買うときもカメラ無いのにするんだー!」「なあに言っているんすか、カメラの無い携帯なんて、ありませんよ!」本当なのだろうか?ついこの前、アンちゃんが携帯で花の写真を撮って驚かせてくれたばかりだというのに・・・あっ、でも5年くらいたっている?で、その時はJ-PHONE・・・一人勝ちで、史上最高益!とかって、やっていたのに。

話がそれた。確かにボクの携帯は新しくはない。でも古くて仕方がないというほどのものでもない。なぜにこんなにも新しいものばかりに踊らされて、デザイン最先端!でもみんな持っている!没個性な道具を、悲しい日本人は9000万台も買って、買い換えて、また買い換えて!を繰り返すの?!こんな商品って、歴史的にも存在したの?!そんなことに何の意味があるの?(なんか井上陽水風に)
携帯の端末の買い替え需要というか、みんなの買い換え方は絶対に変!だとボクは思う。しかし、そこにある機能はともかく、デザインに関して言えば急速に変化をしている。これこそは時代を映し出す鏡のようだとも思う。残念なほどにマーケティングし尽くされている。つまり、チミたちが望むものなんて、ゼーンブお見通しなのよ。

もともとプロダクツで、ここまでデザインを重視しなければならないものは、なかった。いや、無かったというのは言い過ぎた。すべてのプロダクツにはデザインありきで、ボクなんかよくデザインオリエンテッドなんて言葉を操る。向こうの人はけむに巻かれてしまって、話を聞く気分が半減してしまっていると気づかずにだ。

また携帯はデザインばかりか、その広告も闘いが厳しい。キャメロン・ディアスが歩いてくだけでメッセージなCM・・・確かスリム?だということが言いたかったのか?携帯と呼応するまでも無く家電のデザインも相当に進んできた。かつてはSONYがデザインを引っ張ってきたが、いまでは韓国メーカーあたりに「おおっ」と思わされる。SAMSUNGやLGなんて、世界レベルのデザインをとっくに果たしている。

韓国には政府系機関としてデザイン振興院なる役所がある。院長はLG電子のデザインを手がけて名を成した金哲浩。今では韓国の産業界へのデザイン支援をしている。政府系がデザインを重要に考えている・・・というところにこの国の次代の戦闘力を見て取れる。でも携帯のデザインはまだ日本のほうがはるかに優秀かもだ。ちょっと心配なのは液晶ハイビジョンなど、これから10年の産業の目玉になるだろう薄型大画面のTVのデザインと価格だろうか。とここまで書いてデジタルハイビジョン放送は何なのか?!と書こうと思ったけど今日はデザインの話に終始しなければならんて。

長くなりすぎたのでまとめる。

もっとも真似しやすいものはデザインだと思う。しかし精神や思想、場合によっては歴史や文化、そうしたものまでデザインとして真似てしまう傾向がある。少ない人生、手に出来るものの量なんてたかが知れている。本当に手にしたいもの、を手に入れる。気の遠くなるような作業に?ボクは今日も邁進している。・・・なんだ、そんなオチかよぉ。

きょうの一枚

スガワラ峠で菅原さんのワンスナップ。次は看板を作って掲げますか?

2006/11/24 (金曜日)

BTOU2007資料請求クリスマスキャンペーン実施中!!

いまBTOU2007の資料請求の方に、もれなくDVDをプレゼント!!というかそのDVDこそが今回の資料なのであります。いや資料というかプロモーションDVDなのですが、そいつときたら、グーグルと契約までして!作った衛星画像。ウブス湖の岸辺を上空数百メートルで飛んでいます?!「ヒャーッ」て感じです。そのうちリアルタイムで衛星画像が入手できる時代もそう遠くないように思います。するともっと面白い中継が出来るかもですね。さらにそのDVDには2006年の映像や写真が付録しています。といっても付録のほうがボリウムが大きい!まるで昔の小学館の「小学3年生」みたいな中身になっています。ぜひ資料請求を!詳しくはコチラ

地図を眺めることが日課のボクは、ところどころにも書きましたが、アルタイ山脈の主峰友誼山(モンゴル名フィティン山)にちょっと興味が湧いてきています。子供のころは健脚を誇っていたのですが、最近はそれどころではないくらいの体力低下!で登頂というわけには行かないでしょうが・・・とまれ、2007の目標は定まりました。とりあえずモンゴルの事実上の最西端、友誼山山麓まで果てしない旅に出ることにします。

きょうの一枚
盗撮?されたボクのプランニング用のモンゴル地図。ONCマップを貼り合わせ1.2m×2.0mあるモンゴル全土の地図。このくらいのサイズだと緯度線は東西で大きくRを描き地球なんてそんなに言うほど大きくない!といってる。アクリルをはめ込んで、自由にホワイトボードマーカーで書いたり消したりして、楽しい旅の夢を見る。

2006/11/21 (火曜日)

町にはクリスマスイルミネーション!と、もちろんクリスマスソングが流れる季節になりました。クリスマスはパリダカのころを思い起こさせます。クリスマスは一生パリで過ごすもの!と決めていたのです。でもそのときも思ったのですが1年がたつというのは、実に早い。気がついたら、いつも明日は車検日!みたいなぁ!(バカです)さらに最近どんどん早くなっていって・・・ひょっとしたら地球の自転も公転も恐ろしいくらい早くなっているのに、実は誰も気がついていないのではあるまいか?と、かんぐりたくなるような有様です。機械式の時計は、多少遅れたり進んだりはしますが、地球の自転が早くなってないことは、どうやらそいつが教えてくれています。

「地球は、人類は、」と常々から稀有壮大に物事を考える?ボクには、この時間というわけのわからない概念の存在がどうも疎ましくなってきました。腕にはめた時計はアクセサリーだったらいいのに、と。つまり物事を考えつくすのには時間が足りないのではあるまいか?ということ。少年老い易く・・・みたいな感じです。ボクは、もっと勉強?がしたいと考えるようになりました。子供のころからそう考えられたら幸せ!だったかもしれませんが、残念ながらあのころは、その正反対の思いで、今頃そんな風に考えても「遅い」のかもしれません。これから相対する中国!と考えるだけで膨大な時間の壁に眩暈さえ覚えるではありませんか?!悠久の時・・・はるか数千年の彼方。そーか、やはり旅にでるしかないのか。今日は意味不明の支離滅裂!!

きょうの一枚
テレビ朝日のスペシャル、チンギス・ハーン・・・見ました?ボクはDVDに撮っててもらったのを見ました。で、マルコポーロの東方見聞録!!そうそう、ナショナルジオグラフィック版のそれ、まだよく読んでないのでした。

 

2006/11/20 (月曜日)

名古屋・神戸と周遊?をした週末。久しぶりにひとり新幹線に乗りました。羽田にはエアバスA380が実証飛行とやらで飛んできていたようで、世の航空ファンは大挙して押し寄せたことでしょう。ジャンボ機よりも一回り大きいその機体を飛ばすための燃料は???諸元を見ても記述がありません。で747のタンク容量は?というと24万リットル・・・

TOTALが発表した2005年ダカールの燃料消費量はモロッコステージでスーパー37000L、ヘリ用燃料57000L、アブガス20000L、エアポートでカミオンやサポートカーなどへの給油量が180000L、ガソリンスタンドでのラリーカーなどへの給油量が28000L・・・モロッコの総給油量322000L・・・全行程では115万リットル。1L=150円計算で1億7千万円!!すごいのか?そうでもないのか?と書いたところで打ち合わせの来客到着で今日はここまで・・・

きょうの一枚

今日はモンゴル情報局でおなじみのムッホさんの誕生日です。
日本で迎えるのは今年で何度目でしょうね?
お誕生日おめでとう!

 

2006/11/17 (金曜日)

西安・・・北京から南西の方向に高速道で1200km。日本で言うところの京都、古都なのである。唐の時代には多くの僧侶たちや遣唐使で賑わった。空海もこの地で学んでいるのだから日本との縁は少なくない。もちろん城砦都市である。西門ははるかシルクロードに延びる。要はシルクロードのスタート地点でありゴール地点でもある。なにかこうプッチーニのトゥーランドットを思い出したり三蔵法師の西遊記を思い出したりしていた。なぜ、今こんな話かというと、答えはいずれまた。ということになろうかと思いますが「西安」そんな話もあったなあ!?という風に覚えておいてください。

さて、TBIとBTOUさらにHOKKAIDO4デイズと2007年の濃度に今から手抜かりのない準備をしておこう!と日々に精進。ダカール組も、もうすぐ出発なのかな?今年も多忙な年の瀬になりそうな予感。

きょうの一枚
マイケルキャストリー君と彼のレポート(英文だけど)これをぜひもう一度、読んでみてください。マイケルはこのたび無事に帰化。黒鉄(クロガネ)さんというお名前になりました。なんか坂本竜馬を思い出したのはぼくだけ??キャストリーさんのレポートはこちら

 

2006/11/16 (木曜日)

ワケアッテ、パソコンが新しくなりました。初打ちでこのOVを書いています。ナゼダカCIAの陰謀のように、社内の様々な電子機器?がリースアップだとか、次々と壊れたりとか・・・で、PA屋さんまがいの仕事をしている部署?は新しい機材が必要だったりとか、一気に新しくしなければならない局面になってきて、厳しい限りであります。やはり陰謀説が濃厚です。

古いものの良さを楽しむ、などということはさすがにこの世界では希薄です。そのうち「ヒストリックコンピューターがにわかにブームに!」なんてことはなさそうです。でも、あのCDが登場したとき、レコードのコレクションをどうしたのでしょう?デジカメ全盛期の今、フィルムカメラはどーなるのでしょうか?CD化のおかげですべてのレコードを廃棄した?ぼくは、いまアナログつまりレコードの愛聴家になってしまったという教訓から、古い一眼レフは捨てずに置いておこう!ということにしました。デジタルの素晴らしさは、まるで最新のエンデューロマシンのようですが、古い鉄のマシンの味わいも魅力的なものです。1か0かで判断できない部分、たとえば0.0034・・・みたいな割り切れない人間の表現力や音の連続性。不必要だと切り捨てられる、行間の味わい。

といいつつも、新しいというのは素晴らしい。画面は大きく美しい。友人のカメラマンがやってきて「デザインチームのパソコンを先に新しくすれば?」だって。彼もまたデジタルとアナログのハザマに漂流していますがな。

さて昨日発表したBTOU2007・・・早々に多くの資料請求が届いています。ありがとうございます。昨日もご案内のとおり11月28日発送予定です。クリスマスまで有効な、素敵?なプレゼントが同封されています!!ぜひお申し込みはお早めに!!

きょうの一枚
こんなの買いました。

2006/11/15 (水曜日)

BTOUのツール制作の巻
今年は写真集の制作が電光石火だった割に、BTOU2007インフォメーションのためのツール制作が遅くなってしまった。もちろん開催の有無の検討にも1ヶ月費やしたし、懸案の4デイズのこともあったのだが、そんなことよりも「凝ったモノを作りたい」という、当初のころからあるボクの変わった願望のためでもある。そして制作のラフ案を出すと、見積を取らなければならない。もちろん、こういったものにコストをかけるボクはバランス感覚がないのではないか!と叱責を受けることも無いわけではない。でもボクの夢やロマンはみんな理解してくれている。それにしても最終的にはフツーのものに落ち着くけど、当初案はいつも変わったものだ。

変わっている!といえばダカールのインビテーションもデザイン的にも優れているばかりか、かなり金がかかったものだ。それもそこにギッシリと詰まった夢やロマンを具現したい!という主催者の願望なのかもしれない。さて、こんなこと書いたら、資料請求したみなさまに出来上がって届くモノに多大な期待を持たせるのもあれなので・・・このくらいにしておきます。

さてSSER 2DAYS CLASSICの総評の巻
3ステージ制は、過去に梼原大会で1度採用したものだが、115kmのルートを3周するというのは、かなりハードになることが予想されていた。350kmという距離はアベ35km/hなら10時間というもの・・・実際このアベはキツイ!!さらに冬の雨、低温、久万には必ずつきものの濃霧。相当にタフなものになった。

1ステから2ステへ。2ステのスタート時刻に60%を超える選手が間に合わなかった。我々は30分間のボーナスを用意した。2ステの夜の闇に向かって発進するための装備などの見直しや、降雨による消耗を考慮した結果だ。それでも何人かにはペナルティが課された。3ステージは気温が4℃まで下がったエリアがあったが、それでも後半には星が見え始めていた。

ここまで順調に競技を進めてきたのは、森田昌和、夜の闇も味方につけ追いすがるトップグループにSS毎にマージンを広げてゆく。ゼッケン1をつける池田秀仁はモンゴルのハードなライディングに、どうも四国の繊細なライディング感覚を忘れたと笑いながら、3位に甘んじた。3ステージは青空が広がり、エキスペリエンス・ランの参加者は、気持ち良さそうにSSER2SAYSのルートを駆け抜けた。
タフだが充実したエンデューロなウイークエンドだった。

きょうの一枚
FREERIDE MAGAZINE Vol.007を見ましたか?!ボクは本日やっと入手して読みました。ハルキさんの文章・・・ボクの望む全てが書いてあります。彼とはよく話をしますが、ラリーの話はあまりしないのに、何でここまでと思うようなくだりもたくさん!今ISDE参戦中の彼、こちらも是非にもがんばって・・これだけ書けて走れて、若くて・・・・・ウラヤマシイ。ぜひご購入の上一読して永久保存版にしてください。僕は大量購入して、近隣やスポンサー様に配布します。ICE-BARご一緒した○堀さん、また届けますよ!!

2006/11/14 (火曜日)

一雨ごとに寒さの募る今日この頃。先のSSER 2DAYSは、大変お疲れ様でした。ご参加の皆様にもまた役員のみなさまにも、この場をお借りして深く御礼を申し上げます。また、久万高原町のみなさまには、降雨などで予定時間を随分遅くなり、多大なご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。これからも、さまざまに配慮した運営を心がけてまいりたいと思います。

今年のイベントも全戦が終了しました。GWのTBI、夏のモンゴル・・・タフな日々が続きましたが、これから年末に向けては本来の業務に追われつつ、来年の計画のために飛び回る予定であります。

西に向かうBTOU、濃密に走る北海道、春には陽光のTBI・・・SSERシリーズ。イベント過多?な感じがしますが、とにかく力いっぱい!!行きますけん。でも体力限界説も・・・。

2006/11/07 (火曜日)

昨日のニュースでは、GM社が中国に燃料電池車を投入する計画!!

「世界最大の自動車メーカー、米ゼネラル・モーターズ(GM)のリチャード・ワゴナー会長は6日午前、中国・上海市で読売新聞などのインタビューに応じ、水素と酸素の化学反応で走る燃料電池車を、中国などアジア市場に投入する検討に入ったことを明らかにした。中国政府や上海市当局などと、燃料電池車の普及に必要な水素ステーションなどインフラの整備について協議を進める方針だ。ワゴナー会長は、「アジアは人口も増加し、経済も成長しており、(自動車メーカーにとって)非常に重要な市場だ。ただ成長が持続可能かどうかが大きな問題だ」と述べ、環境にやさしい車の必要性を強調した。そのうえで、「いろんな技術がある中で、一番有力なのは燃料電池車だ」と述べた。ワゴナー会長は6日午後に上海市長と会談し、GMの燃料電池技術を説明するとともに、インフラ整備について協議する。GMが、アメリカ以外での燃料電池車の普及に関して検討状況を明らかにしたのは初めてだ。(2006年11月6日15時25分 読売新聞)・・・」

一方では、「トヨタ自動車は7日、2006年9月中間連結決算(米国会計基準)を発表し、営業利益は前年同期比35.1%増の1兆934億円と中間決算で初めて1兆円の大台に乗せた。売上高は前年同期比15.3%増の11兆4,718億円、税引き後利益は36.2%増の7,772億円で、いずれも中間決算の過去最高を更新した。欧米での販売増や円安傾向を背景に07年3月期連結決算の業績予想も上方修正し、営業利益は5月時点の当初予想より3,000億円多い2兆2,000億円になる見通しだ。営業利益の2兆円突破は日本企業で初めてとなる。(2006年11月7日20時20分 読売新聞)・・・」

と、ここのところOVの嵩上げのために新聞記事を使う!という姑息な手段にでていますが、今日はもう疲れ果てて、会社に帰りついたのは夜半。今日から急に寒くなって、さすがは立冬。やはり歳時記は大切にしたいもの。でも、美しい日本の四季をきちんと愛でながらくらしていきたいものなのです。

きょうの一枚
ボクの30年前のプレーヤーの進化版・・・音、聞きに来てね。

2006/11/06 (月曜日)

NEWS・・・CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS 2007日程が決定いたしました。7月13日(金)スタート。7月16日(月・祝日)がゴールの4日間。TDN-NWってご存知ですか?あれをもっと濃縮ウランじゃなくて、濃縮した4日間。ハードだけどめくるめくような日々。今回はSSERとA-TEC、BTMのネットワークと各地のみなさまのご協力で開催いたします。BTOUは8月5日スタート8月14日ゴールの10日間の日程。テーマは「西の果てへ。」かつて、一度その近くまでルートが延びて、あの長谷見さんをして「どうしてここでRCPをしないんだ?」とかって言わしめたところ。さらにおくまでルートが延びて。カザフスタン、ロシア国境まで行きます。もちエコ部門も開催されます。北海道とモンゴル・・・この極めて厳しいスケジュールですが、ボクはやります。北海道に関しては、遠くない将来には運営部門を北海道に渡せれば・・・と考えています。また北京にもSSER事務所を開設していく予定?で、近々中国そして北海道に出没予定です。

さて立冬が明日。ボクもそろそろ秋もののスーツに衣替え!をしようかなあ、と思っていますが、今日も半袖のポロシャツで出勤!これから打ち合わせがあるので着替えるのはペラペラの夏物のスーツ・・・・・地球温暖化に関するニュースがひとつあります。核廃棄物を地層処理するって話は、最近TVCMなんかで目にしますが、二酸化炭素を地中深く処理をするという技術が、かなり現実味を帯びてきています。油井などに処理をすると原油が良く出るようになる!?という効果も報告され、処理可能な量は、現在の排出量の100年分以上!!という話。

また温暖化効果ガスのひとつメタンの大気中濃度は2000年を境に「なぜだか?」減少に転じているというニュース。折、奇しくもナイロビで今日から「地球温暖化を防ぐための京都議定書第2回締約国会議(COP・MOP2)」

ヨミウリオンライン・・・・・
京都議定書の見直しが初めて議論され、温室効果ガスを減らすための将来の枠組みについて、進展を図れるかどうかが注目される。会議は、約190か国から7000人が参加し、12日間の日程で開かれる。親条約である気候変動枠組み条約第12回締約国会議(COP12)も兼ねている。議定書は、2008~12年の温室効果ガスの平均排出量を、先進国全体で1990年のレベルより5.2%、日本は6%削減することを義務付けている。13年以降の「ポスト京都」では、途上国を含めた幅広い国が参加する道筋を模索する先進国に対して、途上国は反対している。最大排出国の米国が議定書を離脱していることが格好の口実になっている。先進国の新たな削減義務の議論を進めることについては日本もEUも消極的だ。世界の温室効果ガス排出量のうち、議定書で削減義務を負う先進国の割合は3割に過ぎない。全体の4分の1に迫る最大排出国の米国、途上国で排出量が急増している中国やインドは削減義務を負っておらず、「3割の国だけで努力しても意味がない」(環境省幹部)というのが本音だ。・・・・・・・ということで、なんともはやだが、小さな力でも継続して行くことの価値があるのではあるが。中国やアメリカを条約締結国にしないと・・・これも地球上の安全保障問題としては、何よりも脅威なのですが。

さて長くなったついでに。最近、我が家から発掘?されたワーグナーの全集、もちレコードですが・・・ヒットラーもこよなく愛し、また小泉純一郎も日本ワーグナー協会の顧問を務めるほどの・・・ドイツが生んだ作曲家ですが、ほぼ無傷な状態で未開封で発見されました。歴史的な(我が家にとってですが・・・)快挙で録音は71年。古いプレーヤーを完璧再生して、新しいオルトフォンのMCカートリッジにSOUND製のフォノイコライザーがLinnのアンプでB&Wのノーチラスを高らかに鳴らしています。デジタルでは忘れていた細やかな音!!(お詫び、オーディオの組み合わせには、一部希望的な部分が、まことしやかに書かれています。)まだまだ古いクラシックの名盤がざくざく出て来そうです。タノシミタノシミ。

きょうの一枚
事務所の近くのお店で見つけた恐竜「なんで・・・」

2006/11/01 (水曜日)

えっと・・・BTOUはRRMの時代から永山竜叶賞というのが有るのはご存知の通り・・・これは今はランタンルージュがこれに当たるのだが。で、かれを追悼するサイトなるものが有志の手で作られていた・・・知らなかった。彼のバイクは1台SSERのガレージに鎮座している。彼との忘れら得ない思い出も枚挙にいとまがない。で↓↓

http://www.geocities.jp/zenepro_gareki_fictional_manual/index.html
とりあえずタイトルには???となるのだが、彼の特有の豊富な知識が見て取れる。三角ビートルを操縦してみませんか?なんてのには全く驚かされますが、まあ希代のヲタクだったというのは一目瞭然。そこに年譜のページに行ってみてく ださい。まあ、以前発行されたものなのだが1人で腹を抱えて笑いながら涙が出た。

ボクは出張でお江戸に滞在中です。でもまたすぐに帰って2DAYSの準備なのです!!永山君が異常に大好きだった「いもたき」これは四国の表現かも?大洲の肱川の河原で、これまた大洲産の芋でするのが良いのですね。むかしはなにかと鍋釜の豊富なSSERは、さまざまなシチュエーションで「食い物」を作っていました。今度のモンゴルの夕べは、ムッホとSSERの女性陣が腕を振るうです。ボクは高みの見物!!
さてエキスペリエンス・ランという新しいスタイル。まあ封鎖された林道を走れる!なのに時間計測はされない。何かあればすぐ後ろにはピックアップが!もちコースマークで走るというもの。こんなうまい話には気をつけろ!じゃなかった、こんなうまい話はめったにありませんぜ、だんな。

という事で、日曜の朝は熱くなりそう!!今からでも特別にこのクラスのみ参加可能?かどうか、問い合わせてみてください。

きょうの一枚
チームスガワラHINOレンジャーのダイカストモデルが発売される!!というお知らせが・・・レーシングオンに掲載!!

 

2006/10/31 (火曜日)

あるパンフレットのあいさつ文の原稿に「錦秋の候」と書いたら、「錦秋は10月で、11月は晩秋では?」「・・・・・」確かに手紙の作法はそうかもしれない。でもまだ松山は紅葉なんて数週間先つまり11月半ばだし。なによりに錦(にしき)のあでやかさのほうが、晩秋の暗さよりも良いのではないか!?と反論しようと思ったけど、やめました。で、なにが言いたいのかと言うと、温暖化に伴う季節の変化には対応するべきじゃないのか?ということ。まだまだ残暑厳しい松山からでした。10月31日。

さてボクはある不信感をソフトバンクモバイルに持っている。あのシステムダウン騒動は、マスコミの恰好の標的となった。ドコモの社長が「憤懣やるかたない!」という顔で「¥0」と書かれた新聞の全面広告を全国のテレビにさらす。今の若者の心理を読みきっていない。

「そろそろ流れるだろうなあ」と思っていた松下の石油ファンヒーターの回収のCM・・・流れはじめましたね。イメージアップ広告はマイナスイメージからでも形成出来るという新たな広報手法。大体ソフトバンクモバイルなんて社名誰も知らなかった。タダのソフトバンクとしかね。ダウンしたシステムはやがて回復する。残るのは「通話料¥0」というイメージ。広告効果は数百億円規模になった。つまりボクの持っている不信感というのは、そこまで読み切っていたのではないかという事だ。大胆で危険な広告手法は、それすら物語っていて、やけに大仕掛けだなあ!?という疑念は晴れず・・・今度は公取が待っていたかのように調査開始。まあこうして携帯の通話料がどんどん安くなれば、高校生達のお財布負担も軽くなって、消費に回る金額も爆発的になって、景気回復はさらに加速する。・・・ってわけにはいかないぞ。

きょうの一枚
ボクの携帯。ナンバーポータビリティなんかとか・・とは無縁の超ロングユース!!音質は悪く、人ごみの中ではまず聞き取れない。しかも一昔前は回りはみんな同じモデルだったのに、いまではボクだけ・・・「えーっ。これって衛星携帯すか?」「すかだあ?」「・・・」


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Organisation Voice 2006/10

 

2006/10/30 (月曜日)

みなさんの町はどうですか?松山は朝夕の渋滞がひどくて、今くらいの時間(って分からんか)ヨーイドンで事務所を出たら、一台が空港に行くまでにもう一台は岡山まで行けます。まあそのくらい混む!という事が言いたいわけです。行政も腐心していることは分かりますが、渋滞はまた温暖化効果ガスの発生原因でもあり経済損失は少なくありませんね。なんとか効果的な対策を・・・ボクは良いアイデアが有るんですけどねえ。
ところで中国北京の渋滞はその中でも僕の知る限り世界一!です。1週間の渋滞とかって知っていますか?冬と夏、電力事情が悪化するころは北京に向かう石炭を積んだトラックの列が数百キロ!!続きます。そんな温暖化効果ガスの排出抑制プロジェクトを買って、排出権獲得ビジネスがヒートアップ中!!今ちょうど北京で(上海だったかも・・・)排出権ビジネスの見本市が開催中!日本は思いっきり出遅れているようす。
さて、ボクはSSERが終わるや北海道!!カニのシーズンでありますな。北海道、四国、モンゴル、さあ気合を入れてやるぞー!な前向きな気分。
きょうの一枚
ヒストリック・エンデューロもぼちぼちと・・・スガワラサンはXL125S-パリ・ダカールの博物館レベルのマシンを一台。「スガワラサン、バイク部屋に置くようになっちゃだめですよ」なんていいながら僕のバイクは部屋の中だ。ちなみにスガワラサンチの壁にかかってる写真はご自身がXLでパリダカを走った時のもの、でその写真がそのままカタログになったのでした。

2006/10/27 (金曜日)

最近連日のようにクマ出没のニュースがにぎやかです。もう動物と人間が生存圏を明確に線引きして生きてはいけないのだと思います。
原発やプルサーマルの問題になると必ず引き合いに出てくる、ラブロックのガイア理論「ガイアの復讐」を思い起こさなくても「なんかかなりヤバいんじゃないか?」という黒々とした不安は少なくありませんね。
でも最近は植物の繁茂ぶりに、得体の知れない調和のためのエネルギーが働いているようにも感じます。木陰を作れるほどの大きな木は、1本で冷暖房費を最大で40%削減できるのだそうですね。やっぱ久万の森にはツリーハウス村?を作ろう!といって昨晩はみんなで大騒ぎして不用意に二酸化炭素を排出してしまいました。
というほどに久万高原、まあ梼原もそうですが、林業が衰退してきて多くの林道が森に帰り始めています。良いことでもあり、また問題でもあって・・・ってなにが言いたいか?は11月10日「モンゴルの夕べ」でその長い夜を。
きょうの一枚
モンゴルでは「緑の長城」計画や、ボクの友人が立ち上げようとしてる「緑の絨毯爆撃」・・・もちろん国家レベルのものも含めたくさんの緑化プロジェクトが進行しています。ここはラリーのビバーク「もうひとつのゾーモット」と呼ばれるソクトオボーの涸れ川です。まだ何か地球に対して、できることがたくさんあるように感じます。

2006/10/26 (木曜日)

ダカールラリーの試走隊のレポートが発表された。本当ならもっと格好良く書いてサハラへのロマンを掻き立てるべきだろうけど、非常に人間的で柔らかくて好感が持てる。と同時にこの壮大なラリーも、その実はこんなにも人間くさく作られているのかと親近感を覚える。ひとたびラリーが始まるとまあ別物になっちゃうんだけどね。
ボクたちもゴビ砂漠では10年にわたる試走を繰り返してきたし、国内にいたってはTBIやTDNなんて、もう20年近く試走をやっている。試走は、まあハプニングの連続であり、我慢と自己抑制と、まあ鍛錬の場でもある。コンビニなんか狂おしくなるほど恋しくなるしね。まあダカールはカミオンを連れているし、でもシーズンが早すぎて虫の大軍に悩まされているみたい。きっと西日の美しいデューンで、糊の効いた白いテーブルクロスで、シャトー・ラトゥールなんかをワイングラスで飲みながら・・・なんてのは大方幻想に近い!というのは僕だって知っている。
それに彼らも「村」を通らなくて進めるルートを懸命に探しているようだ。いずれにしても道は、人々の暮らしを繋いで作られてきたわけだし、深い知恵と長い時間の経験がそれを作ってきたので、そうではない道を探す!というのは砂の中に落としたスプロケット??を探すようなものだ。つまり大変だけど、何とかなるものだということが言いたい。日本の地方都市だってそうだ。バイパスを作れば良いのに、いちいち町の中に道が入ってきてやがて出て行く。これは古い時代の交通が、町に物を運んだり宿場や補給を必要としたところから始まったのだから仕方がない。そんな一方でバイパスや高速道が出来てしまって、商いが立ち行かなくなったものも少なくない。交通が社会生活や、まあ経済の基盤であることに異論はない。
いずれにしても道は地球上に網の目のようにある。大体舗装された道なんてのは詳しくは知らないけど10%に満たないはずだ。舗装することは環境破壊とは誰も言わないのはなぜだろう。そんで舗装路しか走れないクルマの窓から、河川敷をチョコット走っているオフロードバイクに目くじらを立てるのもいかがなものかだ。埃がいやなら、中国北東部の砂漠化に関して立ち上がんなさいって。
ダカール試走レポートのアドレス
http://www.paridaka-info.com/2007/D…….(リンク先はPDF)>>
きょうの一枚
チームスガワラ2007ダカールへ向けてマシン完成!!テルの2号車も速くなった
らしい!これで2-1号車の順で1-2フィニッシュしてもらいたいのだが・・・。

2006/10/25 (水曜日)

石油の高騰は一段落したんでしょうか?いずれにしても限りある資源ですから、ジャブジャブと出ていなければ、やはり希少で高額なものになるのは経済原則どおりでしょう。代替エネルギー技術開発がまだひと世紀くらいかかると考えれば、石油は使い方を検討しつつも、100年は持たなければならないでしょう。
で、チョッと調べてみることにしました。と、Newton11月号に特集が組まれていました。「ほほお、タイムリーな」しかもメインの特集は「第2の産業革命・・・燃料電池!」まあそのタイトルにつられて買ったのは事実です・・・コクハクすると。
それによると、2004年に世界が消費した石油の総量は4兆7000億リットル!日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の消費国で、世界の消費量の6.5%を使っている!国民一人当たり1日6.6リットル使ったことになるそうな。多いか少ないかの議論は、まあ別としましょう。で、驚いたことに実は石油成因にはさまざまな説があるんだそうですな!?無機起源説と有機起源説。さらにその中からもいくつかの説があって「なーんだ、もう全部使ってしまおうか!!てな勢いなのに、成因が分かってないとは・・・」なんですね。で実は75%は未採掘で残されている!・・・とか。
次世代の石油は「固体」という部分にも興味が・・・オイルシェール、オイルサンド。オイルシェールとは熱が加わって石油になる前の岩、頁岩(けつがん)のことのようです。アメリカを中心に発見されておりその究極埋蔵量は、556兆5000億リットル!と見積もられている!だって。「ナーンダ、今世紀中持つじゃん」と思いつつも「アメリカを中心に!!??」という部分に愕然としないわけには行きません。石油は戦略物質なんです。「あーあ21世紀後半もアメリカの時代?というか、いまよりもひどくなりそう。早く次世代環境エネルギーを開発して、頁岩から石油を精製しても絶対にコストが合わない」という風にしなきゃ。そのためにもやっぱ、石油は大切に!とくにアメリカと中国には使ってもらわなきゃ。
きょうの一枚
チームACPのスポンサーでもありますグッドイヤー社から4枚組みのポスターが届きましたのでご紹介します。

2006/10/24 (火曜日)

10月の最終週といえば、例年ならガストン・ライエを迎えに関空に行くころ。そこから2週間ばかり滞在するので、それ以外の仕事を片付けておくのも愉しかった。昨年からは、なにかポッカリと穴が開いて埋めがたい思いの・・・10月末。そんな気分は今年で2年目、その前の年も急遽来れなくなったのでもう3年になるのかあ、と感慨深い。このOVというかHPは初めてガストンを迎えるころから書き始めたのだ。結構いろんなところへ行ったなあ・・・と思う。
こうして秋は人一倍メランコリックになる。しかしそんなヒマも無いくらいに今年は忙しい!!BTOU2007の開催準備!プレゼンテーション!となかなか息つく暇もない。こーしていまだに前世紀のワーカホリックぶりを引きずっている。
で、今度のモンゴルの夕べ+2DAYS・・・楽しみにしておいてください。映像、写真、プレゼンビデオ、さらにひめぎんのテレビ放送分も見せちゃおうかな?!エキスペリエンス・ランもゾクゾク申し込み到着中。お気楽な晩秋の日曜日のダートツーリング!だと思えばOK!!なのだ。
きょうの一枚
もともとボクの80はガストンのシグネチャーモデルだったんですが、全部一つ一つ手書きしたんだそうでありますな1000個を。でガストンが消えかかってるので書き直そう!といって大きく書き直してくれました。そのマシンは今事務所のコピーの前にあって、結構みんなの通行の邪魔になってますが、誰も文句を言いません。

2006/10/23 (月曜日)

新しいパジェロって良くない?ちゃんと5MTもあるし。とカタログを眺めていたら、なんとなくパリダカの時代を思い出していた。暑い夏にマシン作製が始まって、送り出しをするころにはストーブが欲しくなるころ、そうちょうど10月の終わりくらいだったか?毎日毎日、朝までマシン作り。ホントに、どうやって食べていたのか、いま考えても不思議でならない。そうやって夢中になるものがあるというのは素晴らしい。素晴らしいのだが、アットいう間に歳を取ってしまうのも事実。人生にはあれもこれも・・・となかなかたくさんのことが出来ないのだ。
BTOUのことを思いながら考えた。いろんなことをしなくても、自分が天職だと思えるもののために働こう!と。アジアのパリダカールを!の夢はまだまだ道半ばだし。そうしてたった1冊のカタログからもさまざまなことを思う。池町クンもついにミツビシのシートを手に入れた。これから大変なことは多いと思うけど、自分の信念に基づいてしっかりと歩を進めている姿は、ただただ見事だ。きっと大輪の花が咲くとボクは信じる。
ひめぎんチームのテレビ番組が出来上がった。1時間の番組を作り上げるのは大変なことだ。これにもなかなか苦労をした。いずれどこかの(って、あそこのだけど)ブロードバンドで皆さんにも見ていただけられるようにしようと思っている。
さて、とりあえずは近々のSSER 2DAYSでお目にかかりましょうね。来年のBTOUも期待しつつ準備を始めてください!!
きょうの一枚
NEW-PAJEROのカタログ・・・かつての4X4ブームの立役者パジェロ!頑張ってまたガンガンと売れる日を!僕は期待していますよん。

2006/10/20 (金曜日)

ひめ○んラリーチームの戦い!テレビになります。是非見てください!とはいうものの愛媛県だけの放送ですんでごめんなさい。
実はこれを書いてる横に「さ、飲み行こう!」と待機中。今日の一枚はそんなこんなで、テレビ放送のフライヤーでした。では、行ってきます。
(以下OVのスペースを利用して耳よりニュース!)
The 22nd SSER 2DAYS-CLASSICS 受付中!!
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2006年11月11日(土)~11月12日(日)
「闘う、ライディングスピリット、錦秋の久万高原に集う。」ルートは3ステージに決定!給油は各自でお祭る広場の上にあるグランドのサービスパークで!SSは合計21本の過去最大!2ステはライトが必要になるだろう!!てなことで、きっちりとコンペティティヴな装いをまとって、ハードボイルドにお越し下さい。
SSER 2DAYS-CLASSICS には、数社のテントが出る予定。KTM広島からは
KTM540SMR・・・モタード(ナンバーなし・公道走行不可)
KTM450EXC-R・・・BTOUで前田さんが乗ったバイク(ナンバーあり・試乗OK)
KTM250EXC-F・・・今回2DAYSで前田さんが乗るバイク(大会後であれば試乗OK)の3台!
YAMAHA からはXP250が試乗OK、WR250(07モデル)の展示を考えているそうなのですが、バイクが間に合うかどーか?!というところ。BMWからも数台。HP2はモタード仕様が1台アーンド80G/Sが1台、ってそれは誰かさんのバイクじゃないんだろーか?
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/
初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン
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それはたとえば、はじめてのダートランであったりもしていいし、いつの日にか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。後ろからはコースマーク回収用のSSERのピックアップが・・・途中でリタイアして救援を待つライダーにもあえるかも・・・本人は会いたくないかもだけど。一緒に記念写真なんか撮ったりしながら?SSER 2DAYSのルートを走ってみる。対向車もなく、愉しいこと請け合い。でも参加数には限りがあります。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/touring_index.htm
モンゴルの夕べ ご案内 2006年11月10日(金)18:00→22:00
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2000枚のスライドショウ・2時間の映像ショウさまざまなドラマに彩られたBTOU2006。その思い出をふりかえる大量のPhoto&VIDEOのプレゼンテーション。夜が更けるほどに冷え込み?盛り上がる!
どうぞオタノシミニ。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube.htm
モンゴルの夕べ お食事メニュー
草原を思い出させる秋のふるさと村のお祭り広場。ムッホ・アムガランがモンゴル料理を作って皆さんに振舞います。もち羊は・・・という方も大丈夫。日本の秋のメニューも忘れてはいません。食欲も手伝ってモンゴルの夕べにも急ぎ駆けつけてください!
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/06_2days/index_yuube_dinner.htm
 
サイレンサー公認リストを更新しました
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環境への配慮は、騒音の抑制から!
長距離のライディングでは、音量の小さなサイレンサーほど疲れません!
音量管理は社会人としてのモラルです。
詳しくはコチラ
http://www.sser.org/sairenser/sairensoer_index.htm

2006/10/19 (木曜日)

天気は良いけど、毎日が秋晴れじゃない。春霞のような毎日。秋じゃない!感じ。さて、まもなくムッホもやって来る!次のスタートに向けて、すばやく取り組んでいる!つもりの今回。ここんとこの連チャンの東京出張も、そーんなボクの意欲の現れ?!だと取っていただければ幸いです。
97年、第3回ラリーレイドモンゴルでは、エタップ3でガルンツルンという町へ。そこからデューンを回り込んで、美しい谷・・・砂丘の中から水が湧き出して川になってウブス湖に流れ出しているところ!まさにボクタチは感動しっぱなし。翌日のエタップ5では、そんな湖を右手に見 ながら「大きい湖だねえ」なんて言っていたら、それは湾だったのでした。その向こうに瀬戸内海よりも大きい海?がすがたを見せました。もち生活廃水はゼロ。そのラリーでは湖に近づくでもなく南下して湖から遠ざかりました。この国境を一部またぐ湖とその西に広がる湖沼群が世界遺産に登録されたと聞くのは、その随分あとのことでした。
モンゴルの首都移転計画を聞いたときに、ボクはウブス湖畔が良い!と提案したほどです。世界一クリーンなキャピタルタウンと、東西を繋ぐハブの役目を持たした巨大空港。世界の貨物ターミナル。中国にもヨーロッパにも同距離?数100キロ四方に広がる大平原と豊富な水。発電に必要な風はたっぷりと吹いている。
来年はたっぷりとこの世界の秘境中の秘境を旅してみよーかと思っている。それにしても果てしないなあ、って感じ。
きょうの一枚
そういえば、97年はTFMと共同でラリーのビデオを作った。今見ても懐かしいし、だいいち若い。それもそうだ10年前だもの。

2006/10/18 (水曜日)

暑い日が続きます。昨日までのスーツを脱いで今日から夏物のスーツに戻りました。おまけに事務所にはエアコンが「冷房」もーど・・・笑い事じゃない地球温暖化なのでしょうか?と思っていたら昨年度の温暖化効果ガスの排出量が発表されました。
「05年国内温室効果ガス排出量、速報値で13.64億トン=環境省」
これはもう京都議定書は批准してない!というのと同じくらいのことです。そんなの批准できない!と早々に離脱を決め込んだアメリカのほうがエライ!!と言ったら言いすぎ?!この記事を続けて読みますと・・・2005年度に国内で排出された温室効果ガスの総量が二酸化炭素(CO2)換算で13億6400万トン(速報値)だった、と発表した。前年度に比べて0.6%増加、京都議定書が基準とする1990年と比較しても8.1%上回った。・・・のです。
「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」いわゆる京都議定書で定められた地球温暖化効果ガスの日本の削減目標はと言うと1990年度の二酸化炭素排出量から6%削減!しなくてはいけないのです。その1990年度の排出量は12億6000万トン!そこから6%マイナスが目標ですからそれを6%減らすと11億8000万トン!まあ言うは易しの典型のような・・・で排出権売買みたいなビジネスが台頭するわけです。ボクは二酸化炭素吸収量が2倍のマングローブの森を育てて、排出権ビジネスに参入しよっかな?
でもまあさまざまにダウンサイジングしなきゃいかんという事です。
きょうの一枚
ガントルガの後姿。10年目にして初のリタイア!!王座奪還に既に今から本気モード!?

2006/10/17 (火曜日)

今年で10回目となるラフェスタ・ミッレミリアが今日ゴールする。14日の朝「間に合いますから見ていきませんか?」と誘われていたのですが、飛行機の時間を動かせなくて残念ながら、明治神宮の南門11時のスタートには行けなかったのでした。でもプレスリリースキットを貰った。重くて宅急便で送ろうかと思ったほど。で、中身はなんとほとんどがスポンサーのカタログばっか。肝心のプレス関係は5枚程度だ。エントリーリストの中にジャッキー・イクスの名前があったのに少し驚かされました。
「えっ、ファラオって何日がゴールだっけ?」
「あんたみたいに後始末なんてせんでも良いんじゃないの・・」
「・・・」
とにかくタフな人であることには間違いない。(出走したかどうかは確認してないけど)この日本版のミッレミリアというイベントは実は非常に興味があって、参加してみたいと言うのもあるのですが、四国を2輪で同様なジロ・デ・シコク・・・なんてのが出来ないか研究中なのです。文化の日あたりの数日間、439や197、192・・・ってたって国道のナンバーだけど。これを走りきるというの、面白いかな。
さて2007のBTOU・・・スポンサー獲得活動や新しい試みへの胎動が始まりました。例年になく早い動きに、リアクションも出てきました。もう少しすると本格的に決定事項から順に発表!していきますのでオタノシミニ!!
きょうの一枚
ラフェスタ・ミッレミリアのプレスリリースキット!!

2006/10/16 (月曜日)

SSER 2DAYS急接近中!!ボクときたら先週出張の際に「ちょっと行って見ようよ」と誘われた六本木のアイスバーで・・・どうも風邪をひいたみたい。でだらしない週末を送ってしまいました。「なんでアイスバーなん?」という疑問はともかく「冬はやっていけるの?」「大丈夫です。でも今年の春オープンしたばかりですから?」と店員さん。お店の人も1時間交代ですって。外に出たらメガネ曇って困ってしまいました。
さて、いよいよBTOU2007が発表されることとなりました。詳細はまだ少し先ですが、さまざまに劇的に変わるかと思います。なぜなら・・・今年で10回の大会を終わり、ひとまずの目標には到達したので、次のステージへ!と思っているからです。
初期のころの非常にハードなラリー。中期のころのように地理的模索の時代のラリー。そしてここのところの政治的な挑戦のラリー!!これからは、中国奥地を通っていくラリーの創出を近い将来に目指して、これまでのさまざまな要素を満たした世界で最も美しい草原と砂漠アジアのクロスカントリーラリーを目指すことと致します。
中国スタートはしかし本格的に北京に「SSER-BEIJING」を設立してからの取り組みとしましょう!ということになり、この部分では環境技術などさまざまな多方面におよぶ企業の協賛などを求めていくことになります。
今回の2007の主たる目標はウブス。西の果て。地理的には北京よりモスクワのほうが近いのでは?近年世界自然遺産に登録された湖とその西に広がる希少な湖沼群。湖の一部はロシア、近くにはバイコヌール宇宙基地もある(はず)むかしこの国境地帯を通った時には、数台のクルマで移動したのだが、無線にはノイズが多く、そのうち通話が出来なくなった記憶がある。東西冷戦後間もないころでした。まあいずれにせよこの辺りも秘境中の秘境です。また氷河を抱く山もあって、今回はその麓の道を行くことにしたいと思っています。続きはまた。
きょうの一枚
秋深まる久万高原町で見つけた、ひと足もふた足も早い桜の姿。また春に咲くらしい。すばらしい生命力です。2006年10月15日撮影

2006/10/13 (金曜日)

先日OVでお伝えしました新企画、初めての方に新企画「初体験の招待券!・・・SSER 2DAYS-エキスペリエンス・ラン」いつか競技に出たい!という者たちでもいい。3ステージの朝、ラリーのスタートしたあとをガイドと共にツーリング。ルートはもちオンコース。コースマークで走行!SSも走っちゃう。詳しくはコチラをご覧ください

2006/10/11 (水曜日)

やっぱりボクは水曜日だと思う。なにがって、この水曜日を充実させないことには1週間が「アッ!」という間に過ぎてしまうことを発見した。水曜日は1週間で最も大切にしたい日!だ。
で、話は突然変わるのだが、国際社会はどこへ向かうのか?というお話。たとえば中国とインドが日本並みのモータリゼーションを迎えるには地球が4個いる!という話は以前書いた。同じく世界が保有する核は、地球を何度も絶滅させるほど。環境問題と核の問題・・・どこか根っこでは同じかも。北朝鮮が「核実験」だったかどうかそれほど大きな問題ではなく(いや、ごめんなさい)なんちゃって核実験(ウソのね)であっても、抑止力でしか使えない核なら「持っている」という宣言するだけで良いんじゃないか。持っているふりをしておけば良いのだ。実はここだけの話だが、僕はカクを持ってないけど・・・高知の池○さんは持っていてBTOUのあと、爆発させて長く入院したらしい。この核も結構ヘンなことをするときの抑止力になるかもしれない。
まあ、いずれにせよ議論騒然。東アジア核のドミノ?なんて話で俄然日本や台湾も保有に走るのではないか?とウワサされているのだと言う。
日本はプルトニウムが大量に溜まっていて、六ヶ所村再処理工場からフランスまで持っていって何トンかたまりに溜まっているはず。そいつを愛媛では伊方原発で燃やすのだ。MOX燃料、プルサーマルという。まあこれはこれで大騒ぎ。でもある意味日本ほど技術的に簡単に転用出来る国もそうはないので、持たない国と持っている国の中間的に見えるかもしれない。H2ロケットなんてスーパーロングディスタンスミサイル!もあるし・・・でも液体燃料なんで、この前まであった個体燃料のμ-5なんて最適で・・・ってボクはなにを言っているのだろう?まあボクも含めて、人類とは、どーしてこうも非常識で哀れな存在なのかな。
ラリーの話も忘れてはイカン。ファラオラリーも終わり、北アフリカも少しずつ秋の気配が?桐島ローランドさんの完走の報を嬉しく受け取りました。かなり早いステップで、彼はダカールにでることに。なんだかクロスカントリーラリーが盛り上がりつつあるように思います。
僕たちも継続開催に強い意欲を見せて、準備に取り掛かっているところです。それにしてもこちらはこちらで厳しい東アジア!西サハラや湾岸とはまた一味違った難局が待ち受けているねえ。
きょうの一枚
本日お越しのモト○ークス外車クラブ?のご一行様・・・トラ、ドカ。R80という組み合わせ。日帰り水曜ツーリングの帰路・・・日曜日に休めない人と走るための企画で年に1回?やるそうです。

2006/10/10 (火曜日)

すいません!更新をサボっていました。金曜日は目の回るような忙しさで、3連休もそのまま仕事に突入!!でもHP2の17インチのホイールが届いていると言うので、「どーせ林道なんか行く暇ないし!誰も誘ってくれんし」と、打ち合わせお出かけエクスプレスにと、ちょこっと組んでみたら、これがすこぶる!!でした。コンチネンタルのロードアタック?とかって勇ましいタイヤが着いていて「ウーンむかしのファントムみたいだ」と言っても誰もわかってくれない。それにしても最近のタイヤはスバラシイの一言。途中で止まってフロントのダンピングを少し固めに直し、リアのエアサスに空気入れ足して、久しぶりに気持ちの良い街中ライディングを楽しんだりしている!交差点なんかもやけに面白い。E46M3くらい面白い!?
SSER 2DAYSにはユニークな話題がぽつぽつと・・・もうすぐ発表することになると思いますが、オタノシミニ。日曜日はラリーの最後尾からツーリングをする「エキスペリエンス・ラン」を企画中!これは、いったいどんなコースを走るのか?コースマークを見ながらガイド役と共に走行。後ろからはコースマーク撤収のカミオンバレイ?がやってくる。ひょっとしたらリタイアして救援を待っているライダーに会えるかも・・・それはたとえば誰か?ってお話はなしね。
それにSSERではポットキャスティングを始めるという模様。ポット・・・って?な人もいるでしょうけど、新しいことに貪欲なあの気分が帰って来たなあ、って感じがします。
きょうの一枚
間抜けなくらいフロントタイヤが小さい。どーせならフェンダーもモタード用をセットで出すべきだ!でもロードバイクが欲しくなくなってちょうどいいや。

2006/10/05 (木曜日)

クロスカントリーラリー・・・なんとも心を揺さぶられる言葉です。ラリーレイドという表現は妙にハードなイメージなのですが、クロスカントリーとなったとたんに、なにかたおやかな丘陵地帯をイメージするのはボクだけ?でしょうか。んで北海道4デイズのネーミングは「CROSS COUNTRY HOKKAIDO 4DAYS」にしようと関係先に打診中!日程も間もなく決まりそうです。夏の「北の島」のたっぷり感!TDN-NEよりも濃密な北海道。詳細の決定は間もなく!です。あーあ、早く行きたい。
9月末に答えを出すと言い放っていた2007年のモンゴルも開催に向けた調整に入りました。隔年開催のほうが参加者数の確保には効果的だという意見と北海道との両立開催は?という疑問の声も、ないわけではありません。
しかし、なんというか呼ぶ声があるのです。なんかこう天の声みたいな、というと笑止でしょうが。まあ、自身の限界への挑戦みたいになってしまいますが、2007年はTBI、北海道、BTOU・・・クロスカントリー三昧の年になりそうです。どうぞよろしくお付き合い下さい。
現在ファラオラリー開催中!!またこのタイミングでミツビシやVWが2007ダカールの体制を発表しています。ミツビシのニュウウエポンは2台、アルファンとペテランセルにゆだねられます。増岡とロマは現行のパジェロエボ。VWレーストゥアレグはバタネン、サインツらが。
きょうの一枚
X-1トラックと呼ばれるカマズ・・・参加者のダッフルバッグを運ぶビバークエクスプレス!「次はこれを飛行機にしたら?」と提案しました。でも空港がないところはどうするのか?という問題が残ります。

2006/10/04 (水曜日)

そういえば9月末に世界で4人目の宇宙旅行者?がカザフスタンの草原に還ってきたというニュース。女性ね。本当はライブドアの元役員が行く予定でしたが、健康診断でひっかかったらしいですね。で、いったいこの商業宇宙旅行の正体とはいったい?これは実は国際宇宙ステーション!世界の数カ国が協力して2010年に完成予定の・・・むかしは2006年完成予定!と言っていたのに。なのですが、宇宙ステーションに滞在するクルーとソユーズの交換に行かなくてはならないのです。緊急帰還用にステーションには常時往復用宇宙船ソユーズを繋留?(とは言わんだろ)しておくのですが、このマシンの宇宙での賞味期限(正式には軌道上運用寿命)が200日。つまり新しいソユーズに乗ってステーション長期滞在滞在クルーと交代して、180日あまり滞在していた2人と有償の旅行者が古いソユーズで帰ってくるというもの。
つまり国際的なミッションに、ひとつだけ席を民間に空けているという不思議なもの。かなり無理があるのではないか?と。そしてその旅行者は宇宙ステーションに1週間あまり滞在して帰還!!というわけなのですが、その間は何をするのでしょう?400kmの上空から飽くことなく地球を眺め続けていたのでしようか。でもやっぱ、仕事を持って出かけないと面白くないのでは?とボクは思います。90分間で地球を1周するわけですから1日16周!9日間の滞在だったので144周!!時間の概念はどのようになったのでしょうか?てなことを考えていると「そーだ!試走の冒険の旅にも、一般の有償での参加枠を作ったらどーだろか?」なんて。
きょうの一枚
10年も前の試走風景。ここはモンゴルの最西部。カザフスタン!にほど近いところ。言葉もカザフ語で住んでる人もカザフ族。国境はどういう意味を持つのでしょうかねえ?高知との県境に棲んでる愛媛県人は、言葉は伊予弁なんだけどね。

2006/10/03 (火曜日)

いよいよ10月。下期のスタート!衣替えも終わってみんな秋冬の服装に・・・と思いきやまだ半袖。日中はまだまだ8月のウランバートルより暖かい!ウランバートルは・・・そういえば情報局はどーなったのだろーか?このHPも新執筆陣を迎えて、衣替えをしようかなあ?と思っている下期のスタートなきょうこのごろ・・・・・。
最近のボクの地理的な興味は、モンゴルとロシア国境にまたがる、西の果ての湖ウブス湖。近年世界遺産に登録されたこともあって、一度だけラリーで最接近したあの時に、もっとしっかりと探検しておけば良かったと思うこと仕切りです。それにしても遥か遠くて氷河を頂く高山と砂漠に囲まれた不思議な自然環境を作り上げているから驚きです。モンゴル最大の湖ウブス湖のお話の続きはまた今度。
きのう10月2日月曜日の日経新聞は、各社の全面広告で埋め尽くされていました。新聞の使命とはなにか?と考えさせられるほどにです。それほど多くの企業が経営統合をしたり、新しい展開を立ち上げるこの下期のスタートとなった!のであります。時、おりしも新内閣が発足し「美しい日本」を標榜し船出したときであります。賛否や野党の批判は当然あるでしょう、抽象的かもしれません。さらに肩を持つつもりなどありませんが「美しい日本」良いではないですか?!審美眼や美意識は、相当にまちまちでしょうが、それでも美しさに対する一定のアイデンティティは醸成されつつあるのではないか?と思います。
2007年、多くの団塊の世代がリタイアします。そのシルバーマーケット?を目指して各企業もあの手この手だそうです。しかしなにか違和感を感じるのはボクだけではないでしょう?リタイアした連中が、みんな豪華客船クルーズに出かけたり、温泉旅行三昧とか・・全くありえないと思うのですがいかがか。彼らはおそらく安倍さんの言うところの「再チャレンジ」いや初めてのチャレンジかもしれませんが、チャレンジするはずです。知識と経験と、比較的安い固定費、子育てや住宅ローンなどの重たい家計の負担のない彼らこそは、日本の新しい起業家達たりえるのではないかと思っています。
われわれもチャレンジをしなければなりますまいて。

きょうの一枚
ボクのオフィスの部屋にかかる超特大のモンゴル全体図からウブス湖をアップで!!世界自然遺産に登録され、多様な生態系と自然環境はすばらしいものです。

2006/10/02 (月曜日)

「その後、マングローブはどうなったか?」
3月28日のOVの「今日の一枚」と比べてみてください(写真)ひと夏をすくすくと過ごして倍くらいの大きさになりました。このくらいの小さな鉢では、もうこれ以上大きくなるのは限界かなと。トイレの洗面台に放置されていたガジュマルもまるで梅の枝のように自由に大きくなっていてビックリ「やっぱり熱帯の木々は育つ!」と実感を強める今日この頃。となれば、この熱帯化を積極的に使おう!というコトは、自明の理。今度はゴムの木を入手!これは秘密ですが県の試験場にゴムの木を植えてもらいました。天然ゴム・・・タイやインドネシア、ベトナムなどのプランテーションから四国の段々畑にその主生産地は移ることは間違いありません??次はコーヒー豆「最近コロンビア産より四国産のほうが旨いよ!」とかなるはず、きっと。こういうシフトをすること、で福○にあるとあるバイク店の主人は、所有する畑に「まずはマングローブを植える!」そうであります。「温暖化を嘆きつつも愉しむ会」をつくろうかなあ?なんて思ったりしています。
話は変わります。YS-11が退役!しました。戦後日本に航空機の生産をさせなかったアメリカですが、いまでは日本のカーボン技術なくして航空機の生産が出来ないまでになっては来ていますが、いずれにしても世界の航空機市場は、アメリカのボーイングとEUのエアバスと2分化された感はありますが、実はここにきて中小型機の需要見込みが高まってきています。カナダのボンバルディアとブラジルのナンだったっけ?のふたつ。がしかし三菱重工のMJ(70人乗り、90人乗り)の2モデル・・高いカーボンテクノロジーで、もうすぐ初フライト?大量ハブ間輸送から、最終目的地間の中小量輸送で新しい時代を迎えることは間違いありません。だいいち燃費が20%以上も良いらしいですものね。

きょうの一枚
3月28日のマングローブと今日のマングローブとSSER熱帯植物園!まだみんな半そでTシャツ・・・。

 


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2006/09/29 (金曜日)

9月末になった。2007年のBTOU開催に関しては、9月中に結論を出すと公表している手前もあって悩んでいる。モンゴルやロシアからのオファーや、これまで参加者リストに見なかった名前の国内の方々からのメールも少なくない。2003、2004と2年間休止した時点で、組織も装備も相当にリニューアルが必要となって随分と骨が折れたことも記憶に新しい。政治的なまだまだ解決しなければならない大きな問題もある。そう考えたときには我々は随分と非力ではある、とも思う。

いったい、自分を突き動かすモチベーションはなにか?そのことにも悩む。それは尽きぬチャレンジ精神か?それとも漂泊の思いか?知的なまたは地理的な好奇心か、と。そんな容易には出ない答えにも悩む。とにかく考える、悩む、そこから導き出される答えを求めて。そうすれば、あとは迷うことなく進むのみである。

仕事の関係で、昨年の夏制作されてズッコケタ映画を見た。友人が勤める四国のある大学が舞台の「サマータイムマシンブルース」本広克行監督作品・・・まず見ることのないカテゴリーの映画なのだが、面白かった。そして映画のセットのSF研究会の部室は、そのまま大学内に残っている。いや、でもほんとに面白かったんだ。

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