我々のトラックには、CTIS(セントラル・タイヤ・インフレーター・システム) と言うシステムが付いており、車内から走行中にタイヤ圧の増減が出来ます。
システムとしては1輪づつや、前輪や、後輪と別々にコントロールできるのですが、複雑になるので、我々のは前後輪を同圧にして、圧も車内で確認出来るようにしております。
一枚目の写真で分かるように、接地面の変化を見て下さい。
空気圧を変える事でこんなにも違うのです。見た目には接地面が横に広がるように思いがちですが、実際は縦方向に広がります。
ナビさんがコマ図を見ながらや、状況に応じて1日に何十回も調整してくれます。砂丘地帯でエアーを抜き、適正値になるとスピードが上がってきます。
砂丘などでスタックしたら0.8kg/cmまで落としますが、タイヤが発熱するので最高速と使用時間が制限されます。
2枚目の写真は、何時もお世話になっている北日本自動車大学校でレンジャーを持ち込み生徒さん達に空気圧と接地面の変化を実際に見てもらう授業のシーンです。
著者紹介 菅原義正氏
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