テレビは、東京を標的にしたテロの予告を、それはかまびすしくヒステリックに叫んでいる。どこかで誰かが発した、恐怖のE-Mailは、ささやかな文章量に違いないのだけど、こうしたメディアのおかげで世界の隅々にまで届くのだから、テロリストはやり易くなったもんだと、ほくそえんでいるに違いない。
そんな名指しをされた東京では、ようよう持ち直していた株価も敏感に反応して、大幅に下落した。それだけでも奴ら(テロリスト)としては十分な成果を挙げたのに違いない。こうして小動物のように敏感に反応する小心者の投資家と、大胆に事を運ぶテロリストとの存在の対比が、今の世界の対極のようで興味深い。しかしどちらもひょっとしたら、目に見えない同じような敵と闘っている人たちではないのかと思う。真の意味での勝利の約束されない闘いなのではないのか。だいたいアメリカはそうした真の勝利を感じたことがあるのだろうか。
そんな憂鬱なニュースの今日の空は、呆れるほどに澄み切っていて、まことにさわやかでシニカルですらある。同じ空のはるか彼方で、今も憎しみと殺戮が繰り返されているとは考えにくいほど天気が良い。
天気が良いといえば、今年1年の僕は、実に天気に恵まれていた。昨年とは比べ物にならないほどだ。去年といえば梼原は前夜祭を中止するほどの雨、ガストン・ライエミーティングと翌週のクラシックは雪!だったのだ、と思うと何か吉兆!な2003の年の瀬なのでした。
なんて書いているところに電話、「TDN2004のスポンサーがひとつ決まりました。」って。なんてこったい。
今日の主題はこれからです。なんとも前置きが長くなりました。来年といえば2004年。苦節20年のアニバーサリーイヤーを飾る一発目のイベントのフレームワークが出来上がりましたけん、ちょっぴりリークします。シリーズ第1戦、つまり開幕戦は、3月27.28の2日間!!タイトルはガチンコ対決「RALLY CROSS」なんじゃそれはという向きにはBIGTANK誌12月号のSSERの誌面が詳しいので、お楽しみに。考えに考えた新機軸。開催地は、四国ですが吉野川の中流域。2台ずつがタイムアタックしていくトーナメントスタイルに、ワイルドカードのシステム、全ての参加者は同じ回数の走行をして、トーナメントとは別に走行時間の総計による総合順位も争われ、シリーズのポイントはこちらで争われます。もちろんチームクラスもあります。トーナメントは、賞金!!!が掛ります、そんなに多くはないけど。ロードセクションもあります。テーマは「ガチンコ対決、全員がギャラリーで全員が参加者」実況中継もあります。熱気球で子供たちにも上空から観戦!!なんてのをやろう、でもそのエリアは風が強くて厳しいそうな。
でもって、まったく新しいエクスペリエンス!を20周年企画第1号で出発しマース。