No.0521 – Organisation Voice 2003/06/23

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TDN-NEも大接近中。それにつけても思うのが国内の交通費の高さだ。札幌に入るスタッフの飛行機代が高すぎて(片道でも50,000円!?)笑い話ながら、ソウル経由で行かせるか?と真剣。高速道路代もバカ高い!ガソリン代は半分が税金なのにさらにその税金に消費税を付けて払っているというオバカぶり。ETC取り付けても僕たちが使うICには、ETCレーンが無いぞっ!て、これは関係なかった。

でも僕は明るい期待を持っている。1980年代に急速な円高を背景に、国際競争力をつけようってんで、人件費の安い海外へ生産拠点を移した日本の製造業。彼らが日本に帰ってくる!というのが最近の僕の持論。

僕たちの街でも、郊外化が進んで旧市街は、無人化をし始めた。いわゆる日本の製造業に似たドーナツ化現象。街の中心地に空き家が目立ち始めた。そこで、中心地の土地が高くて街に住めなかった人々が、空洞化した旧市街に帰ってき始めているように思う。そしてそんな街が楽しくなって来ている。若者のパワーだ。同じように、海外の生産拠点も、その地域が経済成長をして賃金も高くなって来る。

もう人件費が10000円以下/1ヶ月なんて国や地域は存在しなくなるはずだ。特にブランド製品の好きなこうした国々は、高級ブランド品が安く手に入るというわけではない。逆にブランド品はおおよそ世界的に価格が統一されてくる傾向にある。そうしたグローバリズムは究極の世界同質化を早めることとなり、「もう海外生産拠点を置く意味が薄らいできた、やっぱり日本が良いねえ」と言いながら製造工場も帰ってくるのだ。だから温かく「おかえりなさい!」と言ってあげるのだ。いま僕たちの地域で国際競争力の高い航空宇宙素材や自動車部品開発と生産が着実に成長している。そんな時に最も気になるのが、国内の輸送費・交通費などのコストだっ。国際競争力は、賃金の低さで利益を確保を狙う時代から、新たな競争力に(何かはいえん)とっくに変わって来ている。問題は国内の移動費!誰か早く安くして!でないとツールドニッポンって、大変なんです。(最後はやっぱりここにきましたねえ。)

きょうの一枚

鳥海山です。試走の時にはまだ残雪が多くて、どうなることやら!だったんですが7月にはただただ、この素晴らしい山容と高山の冷気を愉しみたいものです。高山植物も今回は楽しめること請け合い。

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