ブエノスアイレスの市内もそうですが、我々のSSをする郊外の農道まで四角に区切られております。市内の道のほとんどが一方通行で100メーターの間隔で区画されており、その距離を1クアドラと呼んでおりました。 市外の農道は400メーターで直角右とかで畑なので区画距離が長くなります。
写真の1枚目はとても分かりやすい標識ですね。一番右は最高速度90km/hで最低が60km/hで車線ごとに最高速度を表しているので、初めて走る人にも優しい標識です。
写真の2枚目は走る車種を指定しております。ちなみに我々ラリー車は最高速度(リエゾンもSSも) が140km/hに指定されており、オーバーすると車載のGPSに記録されるので罰則の対象になるのですが、リエゾン中は一番左側を走れます。
この高速道路は混雑がひどくなると料金所がフリー(無料)になります。
この道はパンアメリカンハイウエイと呼ばれ、完成するとカナダまで行けるそうですよ。ちなみに、ペルーのリマまでバスで行けるのですが、72時間もかかるそうです。
その間にアンデス山脈(4700m)を越えるので、酸素が出てくるのかもしれませんね。バスのタイヤにはCTISと言う、我々が使っているのと同じ装置が付いており、高地に行ったら運転席から減圧が出来ます。
日本の感覚だと峠を登ったら、すぐに降りると思うのですが、3500メーターから4700メーターの台地を200キロメートルも走り、その台地に山があり、標高6000メータークラスです。
ラリー中にバイクで旅行中の2人の日本人に合いました。
もっと日本の道路公団は勉強すべきですね。
菅原 義正
著者紹介 菅原義正氏
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