2006/12/26 (火曜日)

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みんなダカールに出かけちゃいました。ほぼ最終組の池町君も今日のエアでフランスへ。今回も空前の規模となったダカール。このラリーはいったい、どうなっていくのでしょうか。この答えは下段の記述を参照に。

さて三橋選手はゼッケン340、池町選手はゼッケン344、結構お近くです。同世代の二人は数奇な運命の道のりを歩みます。ダカールではMOTOで好成績を獲得。二人ともモンゴルでは総合優勝を遂げています。そして4輪へ転向するや、ニッサン。そして池町はトヨタへ移籍、そして今回はついに念願の?ミツビシへ。三橋は今年からトヨタ。そのことだけを聞けばまるで二人とも順調な道を歩んでるかのように見えますが、なかなかどうして苦難の道、茨の道を歩んでいるのです。自ら常にそういう道を選んでいるのでしょうか?ぼくたちも古くは、この季節はパリにいて、ちょうど近くのスーパー「モノプリ」で毎日買出しをしては自炊の日々を送っていました。で、最近の話題ではそのスーパー「モノプリ」が急成長中!だそうです。そしてその経営コンセプトはやはり「エコ」でした。

日経デザインにはこんな記事がありました。『「On fait quoi pour vous aujourd’hui?」(今日はいかがいたしましょうか?)フランスのスーパーマーケット「モノプリ」の広告はこんな御用聞きのような簡単明瞭なメッセージで身近なスーパーであることを消費者に印象付ける。(中略)商品やストアデザインのコンセプトから運営に至るまで1990年代初頭からサスティナビリティ(持続可能性)に力を注いできた。』・・・と書き始めたのですが中身が濃いけど長くなるのでやめ。で2005年上半期には売り上げを64%アップさせたとも・・・僕がよく使う言葉サスティナビリティ・・・それはいまや世界の標語のようなものであります。地球温暖化、まもなく訪れる食糧危機、いずれにしても地球上では、多くの問題が「それはサスティナビリティか否か?」を問われているように思います。日本の企業がよく言う「持続可能な成長」というのは実は幻想で間違った言葉です。持続するということは持続する可能性の低いものに対して用いられる考え方です。
まあ極論を唱えれば「継続は力なり」、ということは継続させるのには力が必要で、その力は必ず衰えるということではありますまいか。世界は大きなひとつの原理で動いているような気がします。それは「諸行無常」つまり持続可能なものなどはありえないと、古よりそう伝えられてる普遍の原理です。

だからといって決して持続を否定しているということではなく、むしろゆえに続けることが大切で貴重で意義のあることだと考えるのです。長くダカールを戦い続ける男たちに魅力を感じるのは、ひとつはその部分かもしれません。得体の知れない定理への挑戦はまた見えざる敵との戦いのようなものでしょうか。

きょうの一枚
北京にて。実はこれ民族博物館から町並みを見たものです。高いもの、大きいものは権力と富の象徴。世界普遍の原理ですが、はて。

 

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