THE NEXT 36th TOUR DE BLUEISLAND 6DAYS 2024
総評 「THE NEXTとは、ルネサンスだった」
ハードな6日間のラリーが無事に終了しました。
時代の流れに乗って、リゾートラリーのようになりかけていたTBIを、新しい次世代のハードなスタイルに戻そうと挑戦した今大会でした。
「誰でもは参加できません」と前置きをしたうえで、ご参加いただいたみなさまは実に多彩で、実に魅力的な方ばかりでした。
前半の雨はマシンにも体にも少なくないダメージを与え誰もが「これを完走するのは難しいのではないか」そう考えたとも言います。
ところが、マシントラブルや負傷によるリタイアはもちろん過去にないほど多かったものの、多くが見事に完走し四国の美しい環境と人々に接することができたでしょう。
とりわけスロベニアから参加のトニー・ミレック選手は、多くの参加者に感銘を与えました。ライディングンスキルは実に申し分なく、現在の世界のトップの位置を確認させてもらいました。
それに続いた池町佳生は、湯布院のビハインドを跳ね返し岡本薫を上回り2位に。このようにそれぞれのポジションで、熱い戦いが展開されていました。
それでもともに旅をし、競技をするというブルーアイランドが開いたフォーマットは、いま世界的にもムーブメントとなり多くの参加機会を提供されています。
こうしたラリーが、さらに私たちにとって大切なものであり続けること、多くの人々の目標でありつづけること。TBIはその責任も参加者の皆様と共有したいと考えております。
本当に素晴らしいみなさまの闘う姿を存分に見せていただきました。お礼を言うのは、実はこちらのほうなのです。
2024年5月7日
SSER ORGANISATION
代表 山田 徹
TBI2024
https://www.sser.jp/tbi/?p=428