「TBI,TBI,TBI」- 2011/12/21 (火曜日)

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さあTBIのはじまりだ。

春の光が降り注いでいるような気にさえなる

そんな気がするのは、全国からどんどんとTBIのプレエントリーが届いているか らかもしれない。なにかと辛かった2011年は、高野山から旅をはじめた。奥の院の山門の満開の桜が心に染みた。GWに見られる桜は、なかなか西日本では稀有だ。 ただそれだけでも、なにか特別に用意されたことのようで心が潤った。

高みから見下ろした紀ノ川が西日に輝いていたことや、温かな夕暮れの空気が何 故にと思うほど、心地よかった。ふっと、ため息をついた。深草君がボクの横でハンドルを握っていた。た。た。
あのころボクは、震災支援で石巻の活動を撤収し、事務所にツリーハウスのような茶室作りに励んでいた。まあ励んだと言うほどではないが。。。たった3畳あ まりの背の低い小屋がけのそれは、まれで茶室と言うよりはトム・ソーヤの冒険の秘密基地そのものだった。
もともとの動機は「心を磨きたかったから」なのだが。
心を磨く、おそらく人々は、それに似た思いで四国遍路の路に経ったはずだ。ボクときたら、少なくとも四半世紀の四国をめぐる旅をしながら、どうにも心が磨かれない。ばかりか、腹が立ちやすかったり、人が羨ましかったり、ばかりする。
つまり満たされないのだ。
足るを知らないのかもしれない。
方丈の月日庵は、しばらくそうした煩悩を忘れて旅に出ることができる、まあ仮想空間へ旅立つカプセルだということだ。
つまるところ「心を磨く」と言うのは満たされない思いを埋める、という行為なのかもしれないなと思うことになった。
ならば具体の旅に出るのが良いだろう。
とびっきりの、旅だ。
ならばTBIだ、という理屈だ。
そのTBIは、1989年からだからもう何年目になるのかは数えないことにした。というのも途中3年間のTDNツールドニッポンは数えるのか?数えないのか?という議論もあるし。。。
考えてみれば、橋もついたし高速も伸びるだけ伸びた。でもそこはGWには混雑し、わざわざそんなところへ行かなくても深い四国の山々は、いつも通るものも少ない。
きょうの一枚
TBIの原風景は四万十川と川を渡す鯉のぼりだろうか。いまでは全国的に広がった感のあるそれだが、30年近く前にはみんな驚いた。そういえば鯉のぼりをバイクに着けて走っていた参加者もいたなあ。なんて考えていたら菅原さんのことを思い出した。鯉のぼり、かあ。


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