「リビアの思い出」

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2011/09/07
「リビアの思い出」
パリダカで何度か地中海をリビアに渡った。
1988年頃までの10年間は定番のアルジェリアの首都アルジェに向かった。フェリーはティパサという名前の関西汽船の払い下げ船だった。
ティパサとはご存知の通りアルジェリアになる古代ローマ帝国の都市遺跡。
アルジェリアのイスラム原理主義運動が盛んになる頃には、アフリカステージの玄関口はリビアに移った。
「ええっ、リビア?」
ビザを取るためにはパスポートをアラビア語に法定翻訳をしたり、エイズ検査の国際証明書の提出が求められた。
トリポリだったりシルテだったりの港に上陸した。
ビバークはローマ帝国の遺跡の中だったり、なかなかこの国のポテンシャルは・・・。そして砂漠地帯の素晴らしいこと。アルジェリアには行きたいけどリビアの砂漠もかなり良いねえ。
そして巨大な砂の阿蘇山みたいのがあったり、なかなか素晴らしいじゃないか。ニジェールへのアクセスももちろん良い。
さてこれは今日のニュース
『米国務省のヌーランド報道官は6日、リビア南隣のニジェールに車列で到着したカダフィ政権軍幹部らについて、身柄を拘束するようニジェール政府に要請したことを明らかにした。
報道官は、ニジェール政府からカダフィ氏が車列の中にいないと報告を受けたことを明らかにし、「ニジェールにいるという証拠はない」と述べた。カダフィ氏の親族については、車列に含まれるかどうかは不明とした。
一方、米政府がカダフィ政権軍幹部らの拘束、武器や所持金の押収を要請したところ、ニジェール政府は「適切な手段を講じる」と回答。反カダフィ派の中核組織、国民評議会に協力する考えを示したという。』
ニジェール側がどのように言うのかは知らないが、ウランのたくさん採れるニジェールにアメリカが侵攻したりはしないだろうか心配。
あの時代にパリダカという巨大なエネルギーがこの砂漠の国々を駆け抜けたなんて、いま思っても不思議な御伽噺のような話しだ。でも、なんとかアルジェリアやリビア、ニジェール、ああ欲を言えばマリあたりが平和で落ち着いて、時々ラリーなどがお邪魔するなど出来るような国になって欲しい。
あのひりつくような渇きにも似た、テネレへの思いはボクらSSERの原風景にある。そしてSSERが27年もの歳月を刻んだのは、実はその思いがあったればこそなのだ。
皆さんは、どのような渇望にも似た思いを、いまだ灯し続けていますか。
きょうの一枚
スタートのカウントダウンは緊張の極み。これが良いんですね。今回は全てのSSのスタートでちゃんとします。って、いままでもしてたけどね。2枚目はとあるルート上のトレールに差し込む光。
Photo A,Akamatsu
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