2011/03/19
「石巻から。」
石巻商業高校のグランドは、完全に水没していてヘドロの海で、踏み込むこともためらわれます。覆い尽くしてるのは海底のヘドロでしようか。アサリのにおいがします。あの津波の色が真っ黒なのは、きっとこれでしょうか?ここには昨日もお伝えしましたが、ここから北に少しいったところにある女川の被災者が非難しています。まだここも10000人くらいの安否不明者がいるそうです。昨日は市役所で安否確認中の人々を見て、射すくめられました。小学校が、まるまる1個無くなってたりします。
この石巻は、被害状況を確認するのがなぜか遅れたそうです。美しい松島の景観と風情をとどめ、この町は本当に美しい町だったんだろうということがわかります。いやでも町の中央部はその面影をとどめてはいません。
われわれの本拠地は自衛隊の本部の横にあります。ものすごい数の自衛隊の車両が町の野球場を埋め尽くし野営用の体制は、さすがにものすごい物量です。常にヘリが頭上を舞っていて、さまざまな方角から飛んできたかと思うと、すぐさま飛び立ちます。1万人を超える行方不明者を探しているのですから。
この自衛隊の例をとるのはいかがかとは思いますが、自律的な支援が出来る者が必要です。今はプロの出番だから、ボランティアに来られても?!と自衛隊や警察消防、海外のチームが初動すのは当然ですが、その次のボランティアとプロの間に立つ支援組織が必要でしょう。ここにも中国の若者のボランティアがやってきましたが、どうするのでしようか?食事なども我々のテントに並ぶのでしょうか?本当に難しい問題を知らされることとなります。
女川地区へも行けないか?という相談を受けて隊を2分出来る装備が僕たちにはありません。しかし何とか明日には女川の被災状況を見て、われわれが出来ることを考えようと思っています。
そんなことを考えてると「さてTDR・・・」
中止にするつもりでしたが、
ここの被災の方と話しをしてるうちに
規模を縮小してでもTDRを開催したい、というふうに思い始めました。
時間は足りるでしょうか?
皆さん参加は可能でしょうか?
こういうイベントは、実は遊びの中からたくさんの事を学んでいるのだということに気がつきました。
たかがラリーですが、そのラリーに参加する人(たとえばオフロードライダーや4駆乗りのことです)やラリーを主催するスタッフは、常人にはない数々の能力を身に着けていきます。この能力は自分たちのためだけのものではありません。広く使うことが可能です。
最後に、どこでもそうなのですがこの学校の若い先生方も、地震と津波が授業中だったこともあり助かっていますが、家に残した家族を失ったという方が何人もいます。
ここも町も、悲痛で沈鬱な空気が横溢しているか?と言えばけしてそうでもないことに気がつきます。
人間は実に強く、賢く、逞しく、そして美しいと思います。僕たちも食事を配りながら、心を動かされています。彼らが、深々と我々に下げるまなざしで、ぼくたちはまだ自分たちが至らない人間だと知らされます。毎日なぜか泣いています。
余震で夜中に幾度も目が覚めます。
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