ダカールラリーが始まって2日目(2012.1.3)はリエゾン273KM、SS208km、リエゾン3KM、トータル501KMのステージでした。
今年からリエゾンでの最高速度は105KMと新しい決まりが出来たので、リエゾンは約3時間位で走ったのですが、この時の外気温は50℃であいにく、昨日エアコンが壊れて修理が出来て無い状態です。
SSをスタートして37KM地点で投石を受けました。石の大きさは握りこぶし位で当たった場所はドライバーのまん前です。バイクからの飛び石に備えて、フロントガラスには特殊なフイルムを全面に貼ってあるのですが、こぶし大の石が飛んできたのは始めてです。写真でも分かるのですが、一瞬にして合わせガラスの内側部分が粉々になり、顔面に降り注いてきました。我々は今後の開発に備えて4画面の映像をスタートしてからゴールまで動画で記録しております。
1画面はドライバーとナビの動き、そして車からの主観のコース状況、そしてメーターパネルの状態、そしてリアーサスペンションの動きです。(真ん中の黒いのは左後輪の動きを見ています。
最初の写真で分かるようにガラスの破片が顔面に降り注いでも前を見ており、スワンさんから毎年、提供されているポリカーボのサングラスが無ければ、眼球にガラス片が刺さっていたでしょう。
その0.26秒後が写真の2になります。車速は時速90KM/H、エンジン回転は2400RPM、ドライバーは顔を避けてますが、もうガラスは飛んできてませんが、当たった石は跳ねて空中で写ってます。ナビさんはまだ、動きがありませんね。
写真の3は更に0.04秒後の写真で石が下に落ちております。
この前の映像には2名の男性が石を投げる一瞬が写ってました。この後の、464KMはイスの下やあちこちにガラスの破片があり、チクチクの運転でした。
翌日のキャンブ地には521が投石を受けたので、気を付けるようにと書き出しがありましたよ。
菅原 義正
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