APIOから1ケで2kgも軽くなったホイールが売りだされたとAHEADに出でおりました。
私は元来、鉄ホイール派で、鉄ホイールには良い所が沢山あります。
まず、ホイール全体が車軸に付いてなく、スプリングワッシャーのような効果があります。
そんな構造なので横方向の剛性があまり良くないのですが、主にダートを走るのでそんなに気になりません。
もう一つのメリットは車のポテンシャル以上のスピードで穴などに入った場合、ホイールの耳がつぶれたり、ひどいときはホイールが変形します。それで運転の仕方を教えてくれるのです。さらにホイールが変形してショックを吸収してくれるので、足回りに大きなダメージが無くなります。さらに良い事は変形したホイールはキャンプ地に戻ってハンマーなどを使って修正が効く事です。
欠点は重量が重い事で2kg×6本だと12kgの軽量化になるのです。今までのAPIOのホイールは1kg軽かったのですが、-2kgは心が動きました。
但し、注意が必要です。アルミホイールを付けた場合は、スタットボルトに全負荷が掛かる事です。
昔、私がサーキットでレースをした時には、しょっちゅうインパクトレンチでホイールの脱着をするのでスタットボルトのピッチ(日本語では山、モンゴル語ではへ)が伸びてくるので、私はいつも純正のナットを持っていて手で軽く入らない時(山が伸びてるので)はすぐにスタットボルトを取り換えてました。
もう一つの改良はGPSから距離を測る新しいICOを付けてみました。 文字も大きく見やすくなり、進行方位も出るのでとても便利です。今までのはマグネットのセンサーを付けるので、隙間の調整など大変でしたが、電源を入れるだけで動き出しました。
モンゴル・ラリーが楽しみです。
菅原 義正
著者紹介 菅原義正氏
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