No.220「無事に帰国しました。」- 菅原さんからの手紙 2017/01/23 10:20

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letter_220_20170123_1020-01今年のダカール・ラリーは初めてパラクアイの首都アスンシオンを出発して、アルゼンチンに入り、その後、ボリビアに入り、再びアルゼンチンに入って首都のブエノスアイレスがゴールでした。

出発前の情報ではボリビアは干ばつが続いており、水不足なので洗車はしないようにとの連絡でしたが、行ってみたら、大洪水でSSのコースではドロの中に埋まっているトラックが居たりで大混乱でした。

注意していたのですが、私の車も前後デフが地面に着く程埋めてしまい、仲間が助けに来てくれたのですが我々の用意していた牽引ロープは砂用なので、深く埋まった車には通用しなくてすぐに切れてしまいます。

他の車も助けに来てくれて、彼たちのは丈夫な牽引ロープなので後ろから引っ張ってもらい脱出したのですがこの日はマックスタイムを30分超えてしまい2時間のペナルティでした。

この場所の標高は4200メーターだったので、動きすぎたのか、翌日嘔吐して完全に高山病になってしまいました。ちょうどこの日はSSがキャンセルになり、リエゾンで次のキャンプ地に向かう事になり、お医者さんに注射を打ってもらい命拾いをした次第です。

そんなこんなで色々とありましたが2号車の照が頑張って8位になり、私も完走出来て10000cc以下クラスの1.2を取る事が出来ました。

この場をお借りして応援して頂いた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

写真は昨年の4月7日にオープンした、日野アルゼンチンさんの工場をお借りして出発前の準備をさせて頂き、パラクアイに向かう前の記念写真です。

菅原 義正


著者紹介 菅原義正氏

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