No.0136 – Organisation Voice 2000/07/27

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僕は若い頃よく山に登った。7月28日と聞くと昔はいつも山の中に居たのを思い出す。Testrunへの応援メールには、ラインホルト・メスナーはこう語ったなどなど送ってくれる九州のKさん。彼もクライマーだった。なにが言いたいのか?というとマツモトミチハル氏のコラムBMW-GSバカジャーナルで服装と装備というテーマで書かれてるから興味深かったんで、そんなコトを思い出した。僕達が山へ登ってるころはちょうど新素材が出はじめる直前で滑落でもしたら最高にスピードの出るナイロンのマウンテンジャケットの上下だったし、雨が降ったらカッパの中は汗で濡れて「なーんだカッパなんかあっても無くても同じじゃん」というようなコトだった。だけどそんな装備のひとつひとつには思いがけないほどの趣味性がかくれていた。僕が愛用してたピッケルはシャルレスーパーコンタってやつだったけどシャフトの色が使う度にアメ色に変わっていてやがて黒っぽく落ちついていって眺めても、触っても愉しかった。最近山に登る人が減ったんじゃないかと思う、但し中高年を除いてだけど。ナンカBIKEの世界に似てるよーな気がする。あの山々の清烈な空気は、全ての人に開かれてるっていうのに。思い出して落ち葉の山道や、ガレた稜線の道をたどってみよう。あゝそうだできればアルタイの山々へも行ってみたいなぁ。GSもアプローチに使えるだろうか。まもなくモンゴル。あゝモンゴル。明日はモンゴロイドと日本人ってテーマで書くよ。 きょうの1枚 YUSUHARA 2DAYS ENDUROで2連覇を達成した#5三橋選手です。

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