No.0271 – Organisation Voice 2001/03/26

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先の地震には、たくさんのお見舞いのメールや、お電話を頂きました。大変ありがとうございました。心から御礼申し上げます。私ども社員や、その家族、関係先には、これといった被害も無く、無事に通常業務に戻っていることをご報告申し上げます。とはいえ余震が続いているので、チョット心配。事務所に置いてあるバイクの中ではK1200LTが転倒。GS達は無転倒、と思いきやBMWの仙波君から今朝 TEL「下ろしたての1150GSが倒れた!」と、まあGSはいいじゃないですか。倒してナンボのバイクだから。(ソンナコトイウノハ、マツモトミチハルだけかと思っていた?)

そんな僕は、地震の直後に、事務所の中に止めてあった幾つかのバイクの中から、やっぱこれかねえ、とF650GS-DAKARを引っ張り出して、大渋滞の市内を走ってきました、路面電車は放置され全ての公共交通機関はストップ、瓦礫こそ無いんですが、救急車と消防車が走り回っていました。人はたくさん居るんだけど、まるで失われた町であるかのような不思議な時空を感じました。で、 F650GS-DAKARのなんとかったるいことか、と愕然としたことも告白します。なぜだろう、きっと2日前に河原のステアケースで失敗して、右手の親指の付け根を思いっきり痛めたせいだ。でも分厚くなって2000円もする、超初心者向けの Q& A特集号になって「しまった、よく見てから買うんだった。」と 一生懸命にバックナンバ-まで揃えたBMW-BIKESを見てて、醒めていく自分がそこにあった。それに、地震の後のF-650GSのザラッとした乗り味が妙にシンクロして「何か自分の趣味に、身内のような気持ちで居たものに、ケチをつけられたような、でも実は俺もひょっとしたらそうなのかなって思ってたというような。」みたいな気分がしたことを正直に告白しておきたい。誤解を恐れずにさらに書くが、あまりにも賛辞ばかり述べてるのは、もうおかしすぎる。BMWに乗ってる者が言うのだから間違いはない。広告よりも記事の方が広告っぽい(まあそれが業界のスタンダードなんだけどね。)。で、翻って自らの身も正そう。と思った地震の直後でした。

自分の信じるもの、確信にも似た手法。しかしそれが全てに正しいかどうか、それを疑う力、のようなもの。前にも書いたメディアリテラシーのようなもの。たとえば、BMWがC-1の輸入を日本の当局が、ノーヘルを認めないから輸入に踏み切れない、とのコメント。をしてる。僕もそうだとは思う、が「どうして、とりあえずヘルメットは必要ですが、やがては先進国に倣ってノーヘルでも乗れるように当局と交渉を継続します。」って言って、大型免許のない人にも、またはシティコミューターとして優れたC-1を、というよりBMWのモーターサイクルを、より大勢の人に乗ってもらうべく輸入するというのはだめなのかしら。じゃ C-1のが優れてるのは、ノーヘルで乗れるという点だけなの?こんなことばっかり書いてゴメンナサイ。愛するが故のアンビバレントな僕。


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