今日の各紙のトップは当然、米中関係の緊張が高まった。と来るはずなのに「イチロー初打席は2塁打」とか「総裁選23日か24日か」または「景況感が大幅悪化」、て言うところ。平和ボケまさに極まれリって感じじゃないですか、といいつつも各紙にはかなり差があり、その温度差たるや違う視座からは興味深い。
ところで台中米日の相関関係は一層混迷を深めてきた。奇しくもボクは、このOVのいつかの記述に「21世紀初頭は中国の経済成長が、日本も含めた東アジアの緊張を高める。それは経済衝突から、さらには軍事的な衝突にまで発展する。」と予言?(みんな言ってるか)してるんであるが。米は台湾にイージス艦を売ろうとしてたし(まあ米は主要産業が武器輸出みたいなもんだ)、中国はこれを断固反対してるは、そのうえダライラマが訪台して、チベットと台湾が手を結ぼうとしてると思ってる。先のコソボでは中国領事館が米機に誤爆されてるしで、「いつかは、この借りは返してやる!」って中国国民は思ってる。今の中国も一党独裁といえども、世論をある程度以上意識しない訳には行かないし、経済発展中の国民には、変な自信があって、それは恐ろしい。尖閣諸島の領有権を巡る、ラジカルでヒステリックな抗議行動も記憶に新しい(まあこれは香港だけど)。
とにかく経済発展中のナショナリズムは、こわい、こわい。ちょうどバブル時期の大阪の地上げ屋さんみたいなもんだ。向かうとこ敵なしの気分である。(なんせ金がある!ような気がしてる、オラオラオラって気分だと思う)在日米軍基地のこともあるし、それに対中のセーフガードでも発動しようものなら、日中関係もこの際危なくなる。どだい国際戦略的には、日本と米はひとつだ。いよいよ南東シナ海、波高しって感じになってきちゃう。
なぜ僕が、東アジアの平和と安定について、かねがね心配してるかというのは、単にモンゴルでラリーをするのしないのという話ではない。たとえばヨーロッパを日本から持っていったクルマで走ると、国境でイミグレーションを探すのさえ難しくなってってるのに、日本に帰ってきたら、カルネに通過各国のスタンプがない!って怒られちゃうは、しまいには、そのクルマは入国させないとかって言う話になってしまう。世界の実情を知らないんだ。中国もきっと、そうだと思う。情報やコミニュケーションが瞬時に、しかも自由に国境を越えて伝わる時代になっているのにである。世界がもつと自由に、リラックスしたものにならないだろうか。願いはそれだけ。そしてそれにしてもこの円安!助けてーーー!(やっぱり金か?)
きょうの1枚
かつてTBIは雨なんて降らなくても「濡れる」という不愉快な出来事には事欠かなかった。朝の川くだりのSSでは川から出てきたのが夕方の5時なんて、こともあって、あんな時代のTBIなら今の僕には完走できそうも無いと思う。だって、日曜日にちょこっと走ったら、全身筋肉痛ですもの。
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