全行程3000kmのTBI 東京〜四万十はその名の通り、四万十のそれもほとんど太平洋に流れ込むあたりにゴールする予定です。茫洋たる太平洋を眺めながら旅のフィナーレを。
四万十とは4万10本の支流をもつ川だとか、多くの日本人は「最後の清流」と呼んでいます。いまも川漁で暮らしを立てる漁師がいるというのは、この川が最後ではないかという説もあります。
四万十川。
その美しい川の姿は、ルート上からしばしば見ることになります。そしていくつかの沈下橋を眺めたり渡ったりするのも思いがけない体験でしょう。
ヤマトテナガエビやツガニ、そのほか四万十を代表する、または四万十にしか生息しない珍しい食材の数々もこの地を訪れる楽しみの一つかもしれません。
喧噪の東京をあとに。わずか6日間のあとに巡り合うこの地こそ、修行僧らが求めた補陀落という西国浄土だったかもしれませんね。
わずかな時間で得るかけがえのない時間と体験。たびたび訪れる者にはまた違った顔を、そして初めて訪れる者には大自然の驚きを必ず四万十は感じさせてくれると思います。