No.141「モーターショー」- 菅原さんからの手紙 2013/11/25 14:40

letter_141_20131125_1440_01第43回TOKYO MOTOR SHOW 2013が東京ビックサイトで始まりました。

私は取材があったので一般公開前のプレスディに行って来ました。

私の家から会場まで20分くらいで行けるので、千葉の幕張メッセでやっていた時より、すぐに行けるので助かります。

各社、コンセプトカーを出したり、とても積極的に感じました。

日野さんのブースはとても大きくて2011にダカールに出た実車も展示してくれておりました。

写真1は広すぎて全景が入らない日野さんのブースです。

写真2は来場者にドライバー席に乗ってもらう階段が用意されており、当日はテレビの取材が入ってました。

写真3はドライバー席に座るとなんと目の前のスクリーンにラリーレイドモンゴルの映像が現れ、さも自分が走っている感覚になります。

写真4は自分が入って顔をだしました。

写真5は今回、ラリーに行くスタッフの紹介と手前にあるこいのぼりは会場に来たひとにメッセージを書いてもらい、ゴール地点でレンジャーに飾ります。
今日(24日)は会場でトークショーがあるので、行って来ます。

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No.140「来年こそは負けられません」- 菅原さんからの手紙 2013/10/28 12:00

letter_140_20131106_1330_01ダカールの方はレンジャーを積んだ船が4日程遅れているとか、新しく作ったサービス用の大型トラックがモンゴルからルマンの工場にバイラーさんが自走で走っているのですがポーランドの国境で苦労しているとか、毎日難しい情報が飛び交っている中、静かに来年のラリーレイドモンゴルの改造が進められております。

写真1は来年用に長男がデザインしてくれました。今まではベースがシルバーだったのですが今度は白になります。

写真2のラジエーターグリルは今はやりの大きな口にしてみました。

写真3はお約束のマッドガードを付けました。

写真4はナビ席に付けられたテラトリップ、このほかにGPSと別な距離計が取り付けられます。

写真5はフルカーボンのナビ席で、とても軽量なスパルコ製。

写真6はすべり止めを付けたペダル類。

新しい大型サービスカーは、現在3名の社員がルマンの工場に行き同行するハイラックス2台の整備とバイラーさんの到着を待って大型サービストラックの整備をする予定で帰国は11月末で12月中旬にはスタート地点のアルゼンチンに移動するので目が回る忙しさです。

私はと言うと忙しい隙間を見て、来年のTBIの車両を完成させたり、先送りをしないでやるのは「今でしょ」の精神を貫いております。

11月9日は恵比寿で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

菅原 義正

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No.139「レンジャーの船出しが終わりました。」- 菅原さんからの手紙 2013/10/28 12:00

letter_139_20131028_1200_01次回のダカールに向けて2台のレンジャーがアルゼンチンに向かいました。

今回も色々な人たちに助けられて、車両が完成されたのです。

まずはムーンクラフト(由良 拓也さんの会社)さんの協力で初めて風洞実験をしてレンジャーのCD値を調べてもらい、空力を10%も改良されております。

また、写真1のように1号車にはバイクで有名な「ヨシムラ」さんの協力でエキパイの一部を製作してもいました。日野さんのヂーゼルエンジンに「ヨシムラ」の名前が入ったエキゾーストコネクターが付いているのです。このように垣根を越えてコラボをしてくれた日野自動車さんやヨシムラのエンジン屋さんに感謝しております。

今の若い人たちの柔軟な考え方が新しい世界を作っていくと思っており、とても嬉しい気分です。

以前から、お願いされていた、「モータースポーツジャパン」に2号車が皆様の前で走行する姿を見てもらいました。これはお台場で毎年、行われているイベントで2日間で10万人集まります。写真2

20日には日野さんのテストコースで2台揃っての走行テストです。左が私が運転している1号車で右が照仁が運転している2号車で、私のはエンジンが1000ccも大きくなり、600馬力も出ているので、加速が一段と速くなってます。写真3

写真4はオープンコンテナーに載せられた1号車で写真4のように梱包されて船に載せられます。

12月15日頃にアルゼンチンで再会するのがとても楽しみです。

菅原 義正

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No.138「新しいエンジンが載りました」- 菅原さんからの手紙 2013/10/07 12:00

letter_138_20131007_1200_01私が今度乗る1号車は9月の末に焼津の工場から日野自動車本社の試作部の工場に移動しました。

この1号車には色々と新しい試みがされており、一番はエンジンでA09と呼ばれており、レースには初めて採用されます。馬力はまだ内緒で10月13日と14日にお台場で行われる「モータースポーツジャパン2013」で発表されます。

写真1は新しくフロントミッドに乗せられたA09のエンジンの前側です。

センターデフも装備されており、常時4駆で普段はフロント30%、リアー70%の駆動がかかっており、砂丘などでは50%、50%に固定も出来ます。更に4輪デフロックにもなり、鬼に金棒ですね。

写真2は後ろから見た荷台で軽量化の為に床がありません。ラリー中は急いで動き回るので、気を付けないと踏み外してしまいます。右の白いタンクは冷却水の補充用の水タンク。右上にあるのはインタークーラー。黒くて丸いのは巨大なエアークリーナで外側と内側とに2つ入っております。

写真3はエアータンクの上に固定されたスコップで、タンクをとめるベルトを利用して固定金具が付いており、ここまで考えられるのは何台もラリー車を作ってないと、このアイデアは出てきません。

写真4は特殊な積載車に後ろ向きに載せられた1号車です。

尚、10月14日の11時30分から12時30分まで上記のイベント会場で日野さんの社長も来られて次回ダカールの出場発表会があります。日野さんのホームページも10月1日から新しくなりましたので見て下さい。

菅原 義正

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No.137 「尾上さんとの勝負に今年は負けました。」- 菅原さんからの手紙

準備の段階はお互いに秘密裏にやっており、私はインタークーラーの効率を良くする為にフロント部分に移動したり、インタークーラーにミストを掛けて冷やすことを考えたり、いざとなったら酸素ボンベを積んでエアークリーナーから酸素を入れたり、色々とテストを繰り返したのですが、それぞれ効果はあったのですが、段々とお金を掛けた車が勝つことになり、最初の趣旨から逸脱してきたので、インタークーラーの移動だけで松山の車検場に車両を持ち込んだら、なんと敵は新車を投入してきました。

私のは2007年式なので7年目の挑戦の車と新車では速さ(特に立ち上がり)で負けてしまいました。

車両の速さだけではなく石原さんのナビ力とさらに尾上さんの運転の上手い事とあのしつこさに負けました。

尾上さんとの勝負はSSでの勝負なので今年は8ステージあり3勝5敗でした。

最終日の148.22KMのSSでは我々に勝機があったのですが、生かすことが出来ずに1分13秒の負けで勝負が付いた事になりました。

考えてみると今年のダカールで私はクラス4位になったのですが2週間戦って54秒差で3位を逃してしまいました。

悔しいのでAPIOさんに新車を一台注文しましたよ。

菅原 義正

写真の説明1は何百キロを走っても付いてくる尾上車
写真の説明2は今年初めて130KM/Hを記録 写真は赤松さん

 


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No.136 「1号車」- 菅原さんからの手紙 2013/08/28 14:35

ラリーレイドモンゴルも無事に終わり(山田さんを始め、お世話をしてくれたオフィシャルの皆様に感謝です)、留守中に進行している日野レンジャー1号車の様子を見に行って来ました。

2014年のダカールに私が乗る1号車ですが、写真1のような状態でフレームにキャブがやっと載った状態です。ラリー前にウランバートルの郊外で日野さんの技術陣と2号車のテスト走行に同行し、私も乗せてもらいましたが、今年、私がダカールで乗った車両がベースとなっているのですがエンジンは更にチューニングされて、とんでもなく速い車になってました。結果は自動車部門の総合3位でした。

次回に私が乗る1号車は更にエンジンの馬力が上がるので、これは大変と運転姿勢を今までと大きく違うポジションにする為にシートポジションとハンドルポジションを変更して来ました。

写真2はショッアブソーバーのブラケットの下塗りの最中です。

写真3は初めて採用する後ろが下がったフレームです。本来は上が水平で使うのですが床面を下げるのに反対に使ってみました。

写真4は照仁がモンゴルでドライブした2号車です。屋根のバイザーを付けただけで 空気抵抗が10パーセントも向上しました。 ある時はRCPに1番で着き、1番でスタートで、後ろはあの有名なボルトバートル選手でした。 1号車は10月12日にテストをする事が決まっているので、これからが大変です。 次回、バイクで出る深草君も予定通りに準備が進んでいるようですよ。 楽しみですね。

菅原 義正

写真5のpdfファイル


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No.135「新しいサポートカミオン」– 菅原さんからの手紙 2013/07/31 20:28

letter_135_20130731_2028_01次のダカール用に新しいサポートカミオンの製作をしております。

今までのは6X6と言って6輪駆動車でしたが、今回、新造しているのは6X4と言って6輪の後ろ4輪だけが駆動する車両で、ベースは日野さんが中東向けに輸出している左ハンドル車です。荷台はラリーのサポートを前提にすべてが新規に設計し製作しているので大変です。

写真1で分かるように荷台の前には競技車両のスペアーバンバーが固定されて、屋根に上がるハシゴはワンタッチで棒上になり、施錠もされるので簡単に誰もが屋根に上れない工夫がされてます。タイヤも競技車と共用出来るようにホイールも特別に作ってもらいました。

写真2は夜の作業灯の点灯テスト中で100Vの強力なLEDが両側に4ケづつ付きます。

写真3は両側に付けられた階段ですが、これもワンタッチで荷台下に潜り込みます。今までアルミ製のハシゴでしたが、物を持って乗り降りするのでステップがあるこの方が安全ですね。

写真4は天井に取り付けられたウインチで使うときにはレールで車外に出てきて、物を吊り上げて、室内に運び入れる構造になっており、300KGまで吊り上げ可能です。そばには24V用と100V用のLEDの室内灯が見えます。

写真5は積み込まれた競技車のスペアーのトランスファーとミッションと連絡用のバイクです。

今までのサポートカミオンはアフリカの砂漠地帯も走るのでロールバーや競技用シートや4点式シートベルトなどが必要でしたが南米に移ってからは一般道を走るのでそれらのものは付けなくても良くなりました。

今、製作しているのは焼津にある坪井特殊車体と言って、災害救助用のトラックなど本当に特殊な車ばかり作っている会社で、競技用のレンジャーのボディも毎年お願いしております。

こちらの会社とは45年も前からのお付き合いがあり、私がミニクーパーでレースをしていた時に4トンのアルミバンを改造してもらい発電機やエンジンを降ろすときのクレーンなど付けたレース車を運ぶ専用のトラックを作ってもらいました。当時はワークスでさえ幌付のトラックでサーキットに競技車を運んでいたので日本初の競技車専用の運送トラックを作ってもらって、今もお世話になっております。

この会社の会長は「技術的に困ったら植物を良く観察するとヒントがある」と言ってます。何万年も生きてきた植物の枝の生え方にもヒントがあるようです(強風が吹いてもしなやかに逃がす)。また、今の若い人は、会社を訪ねて来るときに、交差点を曲がる度にに携帯で電話がかかってくると嘆いてました。

我々も気を付けましょうね。

菅原 義正

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No.134「新しいバイク」– 菅原さんからの手紙 2013/07/23 14:14

letter_134_20130723_1414_01先日行われた北海道4DAYS用に新しいバイクを作ってみました。

乗るのは一向に上達しないのですが、バイクをラリー用に仕上げるのはとても楽しく勉強になりますね。

写真1.ベースはKTM250EXC-F 6DAYSを使い、燃料タンクは11Lに変更、SSERのレギュレーションは厳しくてパンク道具など持ち物がとても多くなるので前回はディバックを背負って走ったのですが、色々と考えて、ストーンガード前にアルミで工具箱を自作しました。

ヘッドランプの光が切れるのでダウンフェンダーに改造し、リアーのテールまではフレームが来てないので、工夫をしてタンクバックを取り付け。もちろん世界の野口シートさんに黄色と黒で作ってもらいました。

写真2.ヘッドランプは大型を使い55WのHIDを採用し、霧対策で黄色のフイルムを張りました。(道東は霧が多いので) ご存知でしたか? 私が最初にフランスに行った時(30年以上前)のヘッドライトは全車黄色に決められていたんですよ。今年のルマン24時間も雨が降ったので黄色のランプが多かったですね。サイドにはHIDのランプが控えてます。

写真3.左側のNシステムさんの距離計には助けられました。モード切替にUターンのスイッチがあり、ミスコースをしたら戻る時に減算をしてくれるので、何回も助けられました。小数点以下2桁まで表示させてるのでピタピタ合うのですが、考え事をしているとついつい曲がる地点を行き過ぎてしまいます。

それにしても今年の4DAYSは天気に無恵まれ、春木コースデレクターの愛を感じる素晴らしいコースでした。 楽しい仲間に囲まれ素晴らしい大会でしたね。

菅原 義正

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No.133「モンゴルに向けての続き」– 菅原さんからの手紙 2013/07/10 17:24

letter_133_20130710_1724_01先日、由良卓也君(ムーンクラフト)の風洞をお借りして、風洞実験をしてきました。

模型は10分の1で作り、荷台の中の空気の流れも分かるように透明のアクリルで造られております。写真1を参照。

写真2は前から煙を流して検証中。模型は少しだけ空中に浮いてるのですが、路面は時速120KM/Hを想定して動いておりました。我々が想像していた空気の流れが逆だったり、フロントにスポイラーを付けると流れが全然変わるなどとても有意義な実験でした。

写真3はテーパーロングのリアーの板バネをテストします。今までの板バネの約半分の重量で2枚しかありません。

写真4は久し振りに使うミイシュランのXZLです。走行抵抗が多そうなので使ってなかったのですが今度はエンジンパワーも上がっているのでコーナーリングやブレーキ性能がより良いこのタイヤをテストするようです。

写真5は20日の船出しに向けてゼッケンを張られた2号車です。

菅原 義正

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No.132「モンゴルに向けて」– 菅原さんからの手紙 2013/07/03 13:38

letter_132_20130703_1338_01以前、会社にあった2号車のキャブ(運転席)は日野さんの関連会社でフレームに載せられ、エンジンもチューニングされて載せられて、焼津にあるボディ屋さんでリアーボディを手直しされて、弊社に運ばれてきました。

弊社ではモンゴルに送り出す前の最終整備を行っております。 写真1を見てもらうと分かりますがドライバーの位置が隣の軽トラと比較するととても高いのが良く分かります。普通の自動車のドライバー席は大体ホイルベースの真ん中にあるのですが、トラックは前輪の前側にあるのが良く分かりますね。ラリーレイドモンゴルではテストとして走るのでHINOさんのマークだけなのですっきりしてます。

写真2は後ろから荷台の中を写しました。右上にあるのは巨大なインタークーラーで左上にはエンジンオイルのオイルクーラーです。他にはミッション、トランスファー、ステアリング、燃料にもクーラーが付いてます。後ろには昨年から使っているアルミのホイールが写ってますが、今後タイヤが組み込まれて2本積まれます。

写真3の真ん中にある青いシリンダーはストロークセンサーでラリー中の動き量を計り記録します。

写真4はリアーのスタビライザーを室内からON、OFFする装置です。

写真5はモンゴルから応援に駆け付けてくれたバイラーさんが社内にある1号車のキャブを改造してくれてます。 7月13日に日野さんのテストコースで走行してからモンゴルまで運ばれます。お楽しみに….

菅原 義正

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No.131「日野オートプラザの最終回」– 菅原さんからの手紙 2013/06/18 13:38

letter_131_20130618_1338_01館内の壁一面に今年の1号車の写真が飾られています。らせん状の展示場を見て行くとありました。 ダカール・ラリーのコーナーで1997年に勝ち取ったトラック部門総合1・2・3位と10,000ccの1・2・3位のトロフィーと写真が飾られてました。 販売コーナーでは、トラックのミニーカーやパリダカのグッツもありましたよ。 他には1917年に作られた日本初の量産トラックが復元されていたり、1938年に日野自動車の前身である東京瓦斯電気工業が作った有名な飛行機(名前は航研機)が5分の一の模型で天井から吊るされてます。 この飛行機は無給油で11.651kmも飛び、当時の世界記録を達成、日本で初めての引き込み足を採用して空気抵抗を少なくしたようです。 今ではハイブリット車が沢山出回ってますが、実は1991年に世界初のハイブリットエンジンを日野さんが開発しており、そのエンジンも展示してありました。 この手紙では紹介しきれないので、ぜひ行ってみて下さい。

日野オートプラザ

192-0916 東京都八王子市みなみ野5-28-5 日野自動車21世紀センター内 開館時間 10:00-16:00(入館は15:00まで) 月曜-金曜日・第2.4土曜日

休館日  日曜・第1.3土曜日 (年末年始、5月、夏期連休)

入場料  無料 団体は予約が必要

菅原 義正

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No.130「日野オートプラザの続きの1」– 菅原さんからの手紙 2013/06/17 13:30

letter_130_20130617_1330_01写真1はコンマースと言う車です。一見、ロシアンデリカに良く似ていますね。当時としては最新の技術と考え方が注入された1台です。

日野さんの乗用車は全部リアーエンジン、リアードライブなのになぜかこの車はフロントエンジン、フロントドライブでした。

1960年に製造されたのですが、時代が早すぎたのが、あまり売れなかったようです。

エンジンは水冷の4気筒で836cc、重量は1トン、今の軽自動車のワンボックスと同じ重量ですね。

写真2はコンテッサ900スプリント、この車は当時とても有名なイタリアのカーデザイナーのミケロッティ氏がデザインして製作されました。

東京モーターショーや世界各国のモーターショーに展示され、世界中から注目された車です。私も東京モーターショーに見に行きました。

エンジンはコンテッサ900と同じエンジンで893cc、車両重量650kg、2名乗車で最高速は140km/hだそうです。市販はされませんでしたが、今見ても古さを感じません。もちろんリアーエンジン・リアードライブです。

写真3は1961年に販売された軽3輪車ハンビーです。こんなのも日野さんで売ってましたよ。

写真4は私の机の前に飾ってある写真です。

つづく

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No.129「日野オートプラザ」– 菅原さんからの手紙 2013/06/06 13:30

letter_129_20130606_1330_01ご存知でしたか? 日野さんにも立派な自動車博物館があるんですよ。最近リニューアルされたので行って来ました。

内容が濃いので何回かに分けてご紹介します。

場所はJR横浜線の八王子みなみ野駅の近くで、出来た当時は周りが空き地だったのですが、その空き地は立派な住宅街になっており、博物館と研修センターが一つの建物に入ってます。

写真1はエントランスの場所でうっすらと奥に写真2のように表に2011年私が運転したレンジャーとボンネットトラックと昔の消防のハシゴ車が展示してあります。

写真3の指示通りに行くと博物館の入り口で、入場料は無料ですよ。

私が最初にご紹介したいのは写真の4です。

日野さんは1953年にフランスのルノー公団と技術提携してルノー4CVを作り、1957年には完全に国産化したのです。私は16歳。

当時はいすずさんがイギリスのヒルマン、日産さんはイギリスのオースチンと技術提携をしてました。

リアーエンジン、リアードライブで水冷の4気筒で748ccです。トランクはフロントボンネットの中でその中にスペアータイヤが入ってます。東京ではタクシーとして使われており、初乗りが70円か80円だったと思います。

大学生の頃、父が朱色のルノーを買ってくれ、小樽で登録して東京で乗っていたので、ナンバープレートが札(札幌の陸事)で始まっており、東京では良くお巡りさんに職務質問されました。

写真5はルノーを使ってエスビー食品が面白い企画をしてました。この格好の車を何十台か作り、1年間はこの格好のまま使ってもらいその後、格安でその人に買ってもらうという企画で、私の友人のお姉さんが抽選で当たり、乗せてもらった事があります。

当時の車はとても高く、今とは全然違いますね。

続く 

菅原 義正

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No.128「分かりづらい道路標識」– 菅原さんからの手紙 2013/05/27 18:07

letter_128_20130527_1130_0124日に所用があって兵庫県の三木市まで行って来ました。

朝自宅を6時過ぎに出て、御殿場の工場で荷物を降し、三木市へ行き、2時間位で用が終わり帰路につき、夜の9時に御殿場の家に着きました。運転していたのは12時間位で約1000KM走りました。

御殿場から新東名にのったのですが、その時見た道路標識には驚きました。(写真は撮ってません)

今、一番新しい道路なのに標識はとても分かりづらい物でした。

写真1も、すごいですね。

写真2も一枚の標識で色々と書いてるからおかしくなります。この場合は左に名古屋、静岡と書き、分岐の手前で名古屋と静岡に振り分けるべきです。

写真3はどうしてこうなるのか理解が出来ません。この場合はY字を書き、左が名古屋で右が大阪、伊勢と書かなければいけませんよね。

写真4は分かりやすい標識だと思います。

10年以上も前の事になりますが、一の関に住んでる親戚の人が標識が分かりづらいので東京には行きたくないと言ってましたので、東京都にお話しして青梅街道の標識の文字を30センチ角から45センチ角にしてもらった事があります。

以前、日本で作っているキャンピングカーを使っており、色々と使いづらいところがあるので、メーカーに電話して聞いたら設計者はその車を使って一回もキャンプをした事が無いと話してました。

標識をデザインする人が居て、それを作る人がいて、それを設置する人がいて、その結果を聞く立場の人が居るのに、そのままスルーする日本の構造に問題がありそうですね。

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No.127「TBIから帰ったら大忙し」– 菅原さんからの手紙 2013/05/09 18:07

私はのんびりとTBIを楽しんでいる間、会社はカレンダー通りに動いていて帰ったletter_127_20130509_1807_01ら、キャブが2台になってオーバーホールの真っ最中でした。

会社の中に入っているのは次回私が乗る1号車で入りきらずに外で作業中のは照仁が乗る2号車です。

ややこしいのは今年乗った1号車が2号車になり、2号車が1号車になります。計器類の位置や数など違うので、配線も変えるので手間がかかります。

どうしてこんな事になるのかは、順次皆様にお伝えしますね。

別な場所ではフレームや荷台の整備が進んでおり、さらに今年はサービスの大型トラックを新造する予定で作業が組まれています。

次回の大会は二輪だけ、ボリビアに行き有名なウユニ湖でキャンプになるそうです。

エントリーの開始は5月11日から始まります。

写真説明
会社の前の全景です。
照、自身が配線をしております。
新入社員もお手伝いです。

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著者紹介 菅原義正氏

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No.126「もうすぐTBI」– 菅原さんからの手紙 2013/04/24 11:43

letter_126_20130424_1143_01気が付けば、もうすぐTBIですね。私は26日に自走で東京を出て、渥美半島を通り、鳥羽で一泊して27日はプラザ坂下の近くの宿に泊まります。

バイクはハスクバーナの250で、国産の250ccクラスより約35Kgも軽いので加速の違いが体感できます。

タイヤは公道を走れるトライアルタイヤを履きました。

以前、「ぴよこ隊」がダカール・ラリーに出た時、セローに同じタイヤを使ったのですが、アフリカに渡ってすぐにリタイヤしてしまい、うちのチームでスペアータイヤを大量に預かっていたのですが、会うことが出来なくで、彼達3人はタイヤ無交換でダカールまで走って来ました。

サービスで来られた麻生さんは隊員と自分が作ったセローに久し振りに会へ、嬉しくてタイヤの山が殆どなくなったセローに乗って、ぐるぐる回っていたのが懐かしく思い出します。

そんな訳で、今回はスペアーのタイヤは不要ですね。

先週は御殿場の工場にナビの高橋君と行き、モンゴル・ラリーに出るジムニーの整備をし、0-400のテストをしたら約27秒でした。(少し登り坂)。参考までにレンジャーのを調べたら約20秒だそうです。持って行く荷物も用意して、リストも作りました。

写真は今日(23日の夕方)写しました。ヘッドランプを角型から丸型に変更しました。

では、TBIでお会いしましょう。

No.125「ダカールの用意が始まりました」の続き。– 菅原さんからの手紙 2013/04/12 12:00

letter_125_20130412_1200_01運転席の中のダッシュボードや計器類や配線類など殆どの部品が外され、ナビ席のスティに沢山の穴を開けたら1Kgの軽量が出来ました。予定は100Kg位(車両全体で)軽量したいのですが、どうなりますかね。

写真でも分かりますが、ハンドルの向きに注目して下さい。ここまでにするにはパワーステアリングの容量を特別に大きくしないと出来ないのです。ハンドルの大きさも普通の自動車と同じサイズですが、これで両輪で約300Kgの重さ(高さは約140cm)のタイヤを自由に操舵するのです。

今年から主催者側から室内に張らされた「セーフティドライビングルール」のステッカーですが、絵だけで分かるのが良いですね。

アフリカでのリエゾンは150Km/H位で走れたのですが、今はとても厳しくなり、違反するとペナルティになります。

温度の記録シールを天井の内側に貼ったのですが、60度の色が変わっており、70度は変わって無いので、70度以下だと分かりますが結構な温度になってますね。

最後の写真は配線類の清掃をしている高橋君。今日はとても寒かったので30年前の作業着を着ての作業で歩道ぎりぎりですね。

菅原 義正


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No.124「ダカールの用意が始まりました」– 菅原さんからの手紙 2013/03/28 14:37

letter_124_20130328_1437_012号車(照仁が乗ってクラス優勝をした車両) の運転席が外されて本日、恵比寿の会社に運び込まれました。

この運転席は来年の1号車に変身し、今年私が乗った1号車がそのまま2号車になります。

昨年のラリーレイドモンゴルでテストした車両はエンジンの排気量は一緒ですが、電子制御の燃料噴射装置を初めて搭載しました。今、販売されてるレンジャーはとっくに電子制御なのですが、ダカール・ラリーでは燃料の質や細かい埃など、精密な噴射装置には良くない事ばかりなので、慎重にテストを重ねて1号車となり今年は私が運転し改良され、来年は2号車と呼ばれ、クラス優勝を狙う照仁が運転します。

運転席の外観の違いは、1号車と2号車ではブッシュガードの色と補助灯位ですが、運転席の前の計器周りは、運転手の好みがあるので大きく違います。 明日からボディを細かくチェックし、クラックが入ってないか調査し、その後、次回用に各部の変更などの作業が続きます。(作業内容は超極秘です)

今年のラリーレイドモンゴルでデビューしますので、お楽しみに……

今年はサービスの大きなトラックも新調するので大忙しです。

追伸 会社の看板ですが以前はポールに取り付けてあったのですが、突風対策でポールをやめました。

菅原 義正


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No.123「もうすぐTDR」– 菅原さんからの手紙 2013/03/12 20:57

letter_123_20130312_2057_01昨年の暮れにSSERの発表会(東京の恵比寿)で山田さんからテストの依頼を受けたラリーコンピューターと電動式マップホールダーを愛車のXR230に取り付けて、テストを兼ねてTDRに出場します。

この商品はラリーに出ている中村さんが作ったものですが、中々よく出来ています。ラリーコンピューターは距離とスピードと切り替えが出来、距離の減算モードも付いております。

初期設定はICOと同じでフロントタイヤの周長をセットします。

ICOは途中で周長を変更する場合、積算された距離を一回0にして新しい周長を入力して、積算された数値まで+ボタンを押し続けて合わせますが、このNRC-01は設定画面を出して周長を+と-ボタンを押すだけで設定できるので便利です。

減算モードはミスコースの多い私には便利ですね。

マップホールダーも軽量でしっかりとした作りなので、安心して使えそうです。

自走でTDRの会場まで行くので、色々といじりながら走るのが今から楽しみです。

晴れると良いですね。昨年は吹雪いてましたから………

菅原 義正


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No.122「トレーニング開始です」– 菅原さんからの手紙 2013/02/22 11:13

letter_122_20130222_1113_01今日の東京は朝から青空が広がりとても気持ちの良い朝でした。

そろそろと思いトレーニング用の自転車をアトレーワゴンに積んであったので多摩川を遡上しようと自宅を出ました。(アットレーで)

都内で自転車は車道を走らなければならず、走っていると大型トラックなどが止まっていて、外側に出ると自動車と絡んでとても危険です。空気も悪いしね。

そんな訳でアトレーワゴンで多摩川の川崎側の駐車場に車を止めて、自転車を出して土手の上のサイクリングロードを走ってきました。

往復6時間も走ったのですが、尾上さんのように距離が進みません。自転車専用のスパッツやらシャツも持っているのですが、尾上さんのように似合わないので、普通の格好でヘルメットとグローブだけは決めたのですが、お尻が痛くないか大変でした。

久し振りなので足もがくがくになり、会社に行かずに自宅に直行しました。お恥ずかしい次第です。

尾上さんのトレーニングには感服しました。

菅原 義正


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No.121「軽量化」 – 菅原さんからの手紙 2013/02/15 17:54

letter_121_20130215_1754_01ラリーレイド・モンゴルに使っているジムニーも毎年、軽量化を進めておりますが、ダカール・ラリーのカミオン部門でも毎年、軽量化が進んでおります。

写真1のレンジャーですが、最初に作ったリアーボディは幌製でした(約20年前)。厚手の生地だったので、それは重い素材でした。少しでも軽くしようとしてその後は薄いアルミ板を使ったリアーボディを作り、更に軽くしようして、薄いカーボンの板で作り、今年は写真1で分かるように後ろ側は軽量な素材の幌製で全部で12Kgしかありません(幌の部分)。結局、最初の素材に戻った事になりますね。

東京から船に乗せる前に少しでもと思い、ステップ(乗員が乗る時に使う)を軽量化したのですが、両側で44Gしか軽量化が出来ませんでした。ラリー中それが原因で壊れないか確認しながら使っていましたが、終わる頃には曲がってしまい、ぎりぎりで機能してました。

相撲の横綱を軽量化して、マラソン選手までにしているので、これ以上の軽量化は壊れるぎりぎりまで来ていると思っていたら、敵は更なる手を使ってきました。写真の2と3です。

3はウニモグでイタリアから同じのを3台出して、1台には元F-1ドライバーがドライブ。幌はスケスケで我々よりも軽い素材かもしれません。

中の横のバーが段違いに組んでるのも意味があり、走行中の揺れからくる応力を分散させる構造になっているようです。

今年、我々チームは軽量化の為にベットレスのキャブ(乗員が乗る場所)を使ったのをご存知でしたか?

菅原 義正

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No.120「暴れん坊のロビーゴードン」– 菅原さんからの手紙 2013/02/04 14:01

letter_120_20130204_1401_01現地でエントリリストを見ると彼の名前がありませんでしたが、不思議な事に315番は記載されているのですが

名無しです。

たまたま出発点のリマでホテルが真向かえでした。(ランクは大きく違いますが)

アメリカで車検も受けてないのに315番の偽のナンバーを付けて堂々の入国です。エントリーが遅れたのですね。

本人自身ステッカーを張ったり、TV取材を受けてました。

サービストラックは見たこともないほどの長いホイルベースのトラック2台を持ってきてました。

走ってくれば良いので我々チームよりお金は係らないはずです。

トラックの中には旋盤、フライス盤ね油圧プレスが見えます。

ある日ゴードンとカマズが向かい合ってのキャンプ地でした。

ゴードン側は綺麗な女性が2人もつき、さながらショータイムです。相反してロシアのカマズは粛々と整備してました。

平和って良いですね。素晴らしい光景でしたよ。

菅原 義正

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No.119「びっくり」– 菅原さんからの手紙 2013/01/23 12:30

letter_119_20130123_1230_01ペルーのリマを出発して、パンアメリカンハイウエイを使いリエゾン中に私の運転しているそのままの姿のレンジャーが大きな看板でこちらを向いてました。嬉しさもあったのですが「ビックリ」しました。何枚もありましたよ。

下にKEIKOと書かれてますが2011に大統領選挙があり、フジモリケイコさんの日本でいう選挙ポスターが残ってました。

もう一枚の写真はパンアメリカンハイウエイで南は南米大陸の南端から始まり北はカナダまで約48,000Kmも続く世界一長い道だそうです。

昨日はチリ日野さんで記者会見があり、すべての行事が終わり、ホッとしております。

体はすっかり南半球に慣れて朝7時が目を覚ましますが、帰国したら時差ボケとの戦いが待っております。

照は150%の力を出して10000cc以下クラスを制覇してくれました。

選抜された全国販社メカさんも朝まで寝ないでの整備をしてくれました。(その割には痩せてない)

応援頂いた皆々様にこの場をお借りして心より、御礼申し上げます。ありがとうございました。

SSERのイベントで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

菅原 義正

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No.118「テープカット」 – 菅原さんからの手紙 2013/01/04 15:00

letter_118_20130104_1500_01皆様、あけましておめでとうございます。

今朝(2日)から車検が始まりました。予定通りより早く着いたので交渉したら中に入れてくれ、人検と車検を終えてパルクフルメに入れたら2号車(照仁車)と私の1号車が最初でした。

人検ではナビゲーションの講習を受けないとスタンプをもらえない場所があるのですが、我々が教室に入っていったら、「君たちには講習は不要だね」と言われ顔パスでスタンプを押してくれました。ありがたいことです。

私のほうが2号車より遅れて車検を通過してパルクフルメに向かったら、照と私が主催者に呼ばれて、ポデュウムの上に上がったら、ペルーのウラマ大統領を紹介されて、彼がテープカットをしました。

写真の私の右2人目が大統領です。とても穏やかなお方でした。こちらも光栄な事ですね。

我々チームを同席させ、今大会のテープカットが行われた事に日本人として誇らしく思いました。

2-3日前の朝刊の一面にサッカーのミッシー氏と一緒に我々チームの紹介記事が載りました。

私はサッカーの事が判らないので、東京の娘にその事を話したら娘が「ジイジはサッカーのネッシーさんと新聞に載ったんだって」と小学生の長男に話したら「その人テレビで記者会見をしてたよ、ママ記者会見てなに?」と言ってたそうです。

まったく、サザエさん一家ですね。

写真は車検までの整備の場所を快く提供して頂いたグループパナさんの皆様との記念写真です。

もう1枚の写真はお正月のお飾りを付けて、ゼッケンも張られもう少しで車検終了です。

今年もよろしくお願いいたします。

菅原 義正

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著者紹介 菅原義正氏

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No.117 「カクテルパーティ」 – 菅原さんからの手紙 2012/12/31 12:00

letter_117_20121231_1200_0127日の夕方からペルートヨタさんが我々の為にパーティを開いてくれました。

場所は街の中心の一等地にある真新しいショールムを提供されて開かれました。普段はショールームですから新車が並んでいるはずの場所にスクリーンや 照明器具や音響機器が運ばれ床もピカピカに掃除されています。

我々の整備している場所からちょっと離れているのでパトカーの先導でこのショールムまで1号車を運び展示です。

我々チーム員の移動には写真のバスが用意されてました。なんと横には「ダカールのチャンピオンが乗っています。」と書かれてました。

テレビ局、ラジオ局、雑誌、新聞など沢山の取材を受け、会場には来場者で一杯です。

考えてみたら、我々の競技車両が一番先にリマに入ってます。その後にアルゼンチントヨタさんや南アのトヨタさんの車両がこちらに着き、ほとんどの車両は11月末にフランスのルアーブルで車検が終わり、主催者手配の船に一括して載せられ、こちらの港から引き取れるのは31日になっております。

そんな訳でカイザーさんはこちらに着いたのですがマチュピチュまで旅行に行き、我々のサポートカミオンのドライバーのバイラーさんは今日(29日)到着です。

経路はウランバートル、イスタンブール、ブエノスアイレス経由リマだそうです。

何時もは1月1日スタートなので5日となると今一つ調子が合わせづらいです。

菅原 義正

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No.116「心のこもったサービスに感謝です。」 – 菅原さんからの手紙 2012/12/25 14:00

letter_116_20121225_1400_01予定より5時間ほど遅れましたが無事に車両と荷物が届きました。

こんな事は異例に早いことで日野さんの方が先入りして交渉した結果です。

ペルーの日野さんのディラーさんの一角に、我々のためにテントを立てて専用スペースを作ってくれており、とても有難い事です。

そばにはここがダカールのピットだと何枚もポスターを作り張ってくれました。

その午後には3番目の写真のように壁にデコレーションをしてくれました。

なんてこちらの人の心があたたかいのでしょう。

写真でも分かりますが半自動溶接機もレンタルで借りてくれてます。

お昼はは和食のお弁当まで用意してくれてます。

ラリーを通して人の温かみを感じ、これがラリーなんですね。

午後にはライト調整をしたくて空港のそばのペルートヨタさんの場所を借りにお邪魔したら今朝、日本から帰国された社長さんが自ら案内してくれとても感激しました。

4番目の写真は南ア、トヨタさんやアルゼンチントヨタさんなど20台ほどがラリーに向けて整備するためのテントが用意されてました。
いよいよです。

菅原 義正

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No.115 「とても似た人と懇意になりました」– 菅原さんからの手紙 2012/12/23 10:00

letter_115_20121223_1000_015大陸の有名なシェフが招待されるマドリッド・フュージョウンに呼ばれ、年間600時間も全世界を飛行機に乗り移動しているシェフの神様で

リマでは「紀ろう」トシロウと言う日本料理店のオーナーです。

実は昨年、アルゼンチンの日本料理の「日本橋」のオーナー(私の大学の同期生)からリマがゴールならぜひ会って欲しいと言われて訪ねたのですが不在でお会いできませんでした。

今回、お尋ねしてお会いしたらとても喜んでくれ、お話を聞くうちにどこかの私の知り合いと同じ情熱を感じました。 奥さんへ びっくりでしょう。。。。。

次の写真は用意が進んでいる人検と車検とパルクフルメの会場です。

何もない海岸に施設を作ってます。

3番目の写真は弊社の高橋がメカさん達に今後の行動の流れを説明してます。

それにしても似てますね。

菅原 義正

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No.114「マラソン大会」– 菅原さんからの手紙 2012/12/19 16:16

letter_114_20121219_1616_01リマに着いた翌日(16日の日曜日)に泊まっているホテルの前の広場をスタート&ゴールのマラソンの大会がありました。

会場の後ろ側は町の中心にあるゴルフ場で、ここを一周(8KM)する大会で2000人が参加したようです。

用意は着いた日から始まっていましたが、終わって撤収の早いのには驚きです。手際よさはイベント慣れをしているのですね。

写真は全部、私が泊まっているホテルの部屋から写しました。(11階)

更に驚いたのには20ケも簡易トイレが用意されている事です。上から見ていると多い時には結構、順番待ちで並んでました。

3番目と4番目の写真はその日の午後イベントが終了した後に写しました。何事もなかったかのようです。

思い出しました。ラリーが南米に移ってから山の中で警備の警察官が一人しか居ないのに、そばに簡易トイレが用意されていた事です。

やはり、スペインの良い意味での影響が伝統として残っているのですね。

5番目の写真はその広場の夜に写しましたが、真夏にサンタさんは似合いませんね。

明日、早朝からメカさんが来ます。頑張りますよ。

菅原 義正

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菅原 義正

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No.113「無事に着きました。」- 菅原さんからの手紙 2012/12/17 13:31

letter_113_20121217_1331_01今回のルートは成田-ダラス-マイアミ-リマです。到着までの時間を計算してみました。成田-ダラスの搭乗時間は約10時間、4時間待って、2時間40分乗ってマイアミです。その後8時間待って、乗って5時間30分後に目的地のリマです。

搭乗時間の合計は18時間10分。乗り継ぎの待ち時間の合計は12時間。全部合計すると約30時間でした。時差はマイアミと一緒でした。マイアミよりもリマは西にあるような気がしますが・・・・・

まず空港で驚ろきです。写真のとおりダカールの看板が迎えてくれました。

先発していた日野さんの広報の方と夕食行ったら、トイレにいったら「こんなのが沢山置いてあったよ」と絵葉書を頂きました。現地の自動車雑誌の広告ですが、すごいですね。

搭乗中に暇なのでモンゴルで水没してくちゃくちゃになったパスポートを見ていたら、発見しました。

今年、チリから陸路でペルーに入ったスタンプを良く見てください。[パスポートの左側]

ラリー中は私が運転席に居て、ナビの人が私の分の入国手続きをしてくれるし、急いでいるのでスタンプを見ている暇がありません。

入国するスタンプまでダカールラリー専用に作り、使う、この国の人達にびっくりです。

日本では発想もないし、実行もされない事ですね。

パスポートの右側のスタンプは今回、空路で入国した時のです。

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菅原 義正

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No.112「黒ちゃんありがとう」- 菅原さんからの手紙 2012/12/07 16:46

letter_112_20121207_1646_01ガストン・ライエーさんが亡くなってから毎年、私が乗る競技車両の室内に彼の写真を貼って出ています。

まもなく出発なので汚れた写真を取り替えようとパソコンからL版に出力したら容量が少ないのかボケボケになってしまい、黒ちゃんに電話して訳を話したら、早速3枚の写真が送られてきました。

最初の一枚は何と私が何時も貼っている写真でした。

送られて来た写真を見ていると、彼の事が次々と思い出してきます。

2004年の暮れに病院にお見舞いに行ったら、奥さんが今日まで面会謝絶だったので、貴方が最初ですよ。と言ってくれました。

ラリーの話をしていると、看護婦さんがどうしてそんなに元気になったのと驚いており、僕の分も走ってね!! 毎日テレビで応援してるよ!! と言ってくれ、ラリーが終わった18日後に亡くなりました。

ラリーが南米に移った最初の年にベルギーのテレビ局が私の所に取材に来て最後に「貴方とベルギーと何か繋がりがありますか?」と言われ、室内の写真を見せたら驚いておりました。

最近、山田さんが新しい事業を立ち上げて名前は「DC-3」となってました。山田さんに確認はしてないのですが、ガストンさんが関係していると思ってます。

彼は以前DC-3を持っており、スズキに乗り換えた時には事前にフランスからアガディスまで彼の飛行機にバイクと関係者を乗せて飛び、アガデイスからデルクーまでの砂のステージを何回も往復してスプロケットなどを合わせてました。その後、アフリカでエンジンが壊れてそのままになっていたようです。

彼の写真を貼って走ってきます。
菅原 義正

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写真の説明

1 山田さんの企画(ガストン・ライエー・ミーティング)で来日した時の一枚。この写真を貼ってます。
2 2000年のラリー・モンゴリアの休息日だと思います。私は左手におにぎりを持って食べながら何か話してます。
3 2004年のツールドニッポンに来日した時、私の初孫と一緒に来たミハエル君
4 彼が持っていたのと同型のダクラスDC-3

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No.111「2013モンゴルの用意」- 菅原さんからの手紙 2012/11/14 15:27

letter_111_20121114_1200_0110月末にダカールラリー参戦の2台のレンジャーが出発地のペルーに向けて船出し、ホットした束の間に2名の社員がルマンの工場に向かいました。

彼達はサポートカミオンの6輪駆動車の荷室の改造やサポート用のハイラックスの整備をして23日ルアーブルの車検と船出をして帰国します。

私は10月末から御殿場の工場へ通い、ジムニーの整備をしており、今年は初めての水没を経験したので慎重に作業を進めております。
水没を予測してたのでは無いのですが、今年から、床下にある前後デフ、トランスファー、ミッションなどのブリーザーは純正品ではなくホースで室内まで上げておりました。

先ずフロントデフオイルを抜いたら殆んど汚れや金属粉も入っておりませんでしたが、トランスファーはオイルが白濁して完全に水が入っておりました。

ミッションは奇麗なオイルが出て来たので、トランスファーのブリーザーを調べてみたら高さがシフトレバーの位置までしか上がってませんでした。

水は座った位置でひざ上まで来てたので長さが足りなかったようで、今度は室内の上まであげました。

ペルー出発まで一カ月しかないので、それまでに何とか整備を終わらせたいですね。

鬼の居ぬ間に(尾上さん)

追伸 TDR2013とTBI2013の用意は終わってますよ。

菅原 義正

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写真
1 作業中の一枚

2 予備燃料タンクからのコックを移動して操作性を良くしました。{オレンジ色のレバーの付いてる部分} 右側の丸いスイッチは完全なOFF(+)と2ケのバッテリーのどちらかを選べるのと両方を並列で繋げるスイッチです。(バッテリーは2ケ積んでます)

3 リアードアーは操作性を選び、幌からファイバーのドアーに戻しました。スペアーの燃料タンクを下に移動して重心を低下させてます。今年からスペアータイヤの搭載位置を変更、重心を中心に移動。

4 水没したのでスペアーに持って行ったボルト類が御覧のように錆だらけです。

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No.110「菅原さんからの手紙」- 菅原さんからの手紙 2012/10/25

OLYMPUS DIGITAL CAMERA10月20日と21日に日野さんのテストコースで最終のテスト走行が行われました。私が乗る1号車のエンジンは新しく電子制御式が採用されてます。この車両は照仁が運転してラリーレイドモンゴルに出場して、走って出た問題点を改善されております。

この1号車には初めてブレンボーに特注したデイスクブーキが4輪に採用されており、フィーリングはドラムブレーキとは別物に感じました。

照仁が乗る2号車は今までどおりの仕様ですが色々と熟成されており、安定した走りを見せてました。

この2台のレンジャーは22日に港に運ばれ通関を終えて29日にペルーに向けて出発です。

サポートの6輪駆動のプロフィア1台とハイラックス2台はフランスのルアーブル港で11月22と23日に車検があり、弊社から3名のメカさんが11月7日にルマンの工場行きそちらの用意が始まります。

次回はペルーを1月5日に出発してアルゼンチンを通りチリのサンチァゴにゴールです。応援願いますね。

写真説明
1 直線のダートを走る1号車
2 アスファルトのコースを走る2台
3 フラットな広場での旋回テスト
注 フォッグランプの大きい方が1号車です。

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菅原 義正

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No.109「CRF450 RALLY」- 菅原さんからの手紙 2012/10/10

letter_109_20121010_1200_01ホンダが次回のダカールラリーにワークスとして参戦する車両を見て来ました。

そのバイクは本社のショールームのウインドウに飾られており、なんとシートは野口製で前後のサスはショウワ製でMADE IN JAPANを感じ、とても嬉しい気分です。

24年振りの参加になるそうで、市販車(外国で)のCRF450Xをベースに開発されたそうです。

ライダーはポルトガル、ブラジル、イギリス、アルゼンチンからの4名が決まっており日本人が居ないのが残念ですね。

新たにアメリカからの選手が決まったとの事、その選手は「Baja 1000」で11回も優勝しているそうで役者が違い過ぎます。

日本人の選手を育てる環境が進まない限り、海外での活躍は無理ですね。たとえ私財を使っても限度があり、無理をして行っても空振りに終わるでしょう。

先輩として何とかしなくてはと思った次第です。

菅原 義正

写真の説明
1 九州4DAYSが終わった翌日です。
2 毎日のキャンプ地がディスブレーされてました。
3 燃料タンクは後ろの両側の他にエンジンを囲むように両サイドにも付いてました。

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No.108「自主トレ中」- 菅原さんからの手紙 2012/09/26 12:00

letter_108_20120926_1200_01北海道4DAYS用に芦別に送っておいたXR230を引き取りがてら自主トレーニングの旅を続けております。

芦別を出て留萌経由で南下の予定でしたが、またもや雨に降られ急遽予定を変更して、新札幌駅近くのホテルに家内と孫が泊まって居るのを知っていたので逃げ込みました。

留萌のあたりはツールドニッポンで使ったコースの逆走でしたが、懐かしく当時を思い出しながら走りました。

翌日は小樽へ行き、高校生の頃、山岳部でロッククライミングをしていた赤岩に寄り、函館に着いたのが17時、タイミング良く予約もしてなかったのに17時30分発のフェリーに乗れました。自動車だったら満車で乗れなかったのにバイクは3台だけでした。

今日は宮古市にある「浄土ケ浜」に行ったら地震の影響で地盤が沈下して遊歩道が使えないとの事、展望台まで歩いていたら、思い出しました。SSERのイベントで歩いて山の上のチェックポイントまで行かされた事を・・・ バイクのブーツを履いてリュックを背負っての登山はとてもつらいものがありますが、これもトレーニングの内ですね。

知人に絵葉書を書き、カーナビで最寄りの郵便局を入力して行ったら何もありません。近所の人に聞いて行きましたが、全然違う場所で仮設の建物で営業してました。

今夜の宿は釜石です。

写真は展望台から見た「浄土ケ浜」です。

菅原 義正

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No.107「水没」- 菅原さんからの手紙 2012/08/31 12:00

letter_107_20120831_1200_01場所は8月18日のETAP-7の239.71Km地点です。

この日のスタートは尾上さんの7分前にスタートし、途中後ろを何回も気にしていたのですが尾上車はフロントハブに問題を抱えており2駆の状態なので追いかけて来ないと思い、ナビの高橋と世間話をしながら走っていたら、227.61Km地点に用意されたRCPの手前で追い越されて、殆んど同時にRCPに滑り込みです。

これで尾上さんに7分負けた事になります。

1時間後に2台並んでカウントダウンでのスタートです。(これで2回目)

私の車両は尾上車より軽いのでスタートで前に出て12Km走ったら、この川が出て来ました。結構深そうでしたがバイクが渡った跡を見つけて入ったらこの有様です。そうこうしている内に尾上車が来て、私の水没を横目に見て右側の浅い所を上手に渡って行くのでした。

焦ったのがあだになりました。

地元の人が長いスチールワイヤーを引きずって来てくれ対岸に居たランクルにひっかけて引きずりだしてくれました。

その後が大変でインタークーラーを外し、カバーや配線のカプラーを外しプラグを抜いてセルを回して水抜きをしたのですが、驚くほどの水がエンジンから吹き出て来ました。エアークリーナーも水切りをして走りだしましたが、全てが乾くまで本調子が出ないのでゆっくり走り、43Km先の村でエンジンオイルを買い交換しました。その後は夜になり雷と大雨と霧が出て4輪でも大変なのに私の後ろを走るバイクの人はヒョウにも降られ大変な一日でした。

尾上さんにやられた1日でした。写真はゼッケン21番の黒田さんが写してくれました。

菅原 義正

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No.106「シェイクダウン」- 菅原さんからの手紙 2012/07/18



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14日の土曜日の早朝から終日、日野さんのテストコースで始まりました。午後からは報道の皆様に来て頂き、公開テストとナビ席に乗って頂き、体験同乗会もおこなわれました。

車両は今年のモンゴルで更にテストし、次回のダカールで私が乗る1号車です。この車両は8年ぶりにフレーム、足回り、エンジンが一新されキャブ(運転席)だけが(今年照仁が使用)今年の物を使ってます。

フレームは今後、大きなエンジンの搭載を見据えてサイズの大きい物を使用し足回りのホーシングはハブリダクションシステムを使うことでデフの径が小さくなり、デフの地上高が35ミリ上がりました。

更に、専用のブレンボーのデスクブレーキを4輪に採用し、エンジンは最新のコンピューター制御のコモンレール方式を初採用しました。初のアルミホイールの採用。

おもにテストは照仁がやってくれたのですが、私が乗った感想は加速が良くなった事とブレンボーのブレーキのフイーリングが思った通りの効果でした。

追伸 山田さんへ 北4に出場出来なくなりゴメンナサイ。

写真説明
1 次回のダカールの最高速度は140KM/Hに抑えられたので、デフの減速比を最適化にしての走行テストです。

2 次回のラリーレイドモンゴルでもテストドライブをする照仁と新型のレンジャー。フロントデフにも注目です。

3 リアービュー。荷台の柱の支持にAPIOのパーツが多用されてますよ。

4 テストも無事に終わり日野さんのワーキンググループの皆様と記念撮影。

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No.105 HOKKAIDO 4 DAYS用の車両完成しました。- 菅原さんからの手紙 2012/06/28

letter_105_20120628_1200_01HOKKAIDO 4 DAYS用の車両完成しました。

最近発売になったHONDA CRF250も検討したのですがこのハスクは約40KGも軽いのです。前のXR230はスターターやハンドルのステムなど軽量なものに交換して、さらにフロントとリアーのアクスルシャフトやナットを中空のチタン製で作ってもらったり、軽量のマフラーにしてたのですが、なかなか40 KGの軽量化は難しいですね。

車両は気に入ったのですが、問題はシート高です。モトワークスの麻生さんに相談したら、特別に菅原仕様にしてくれるとの事で納車はモンゴルラリーの車検会場でした。弊社の高橋が雨の中、東京まで慣らし運転を兼ねて走ってくれました。

昨日、会社から自宅まで走ってみたのですがとても軽く感じました。

北海道も毎日雨が降っても良いように洋服類を用意してますよ。

写真説明
1 弊社に来てから後ろ姿は2気筒になりました。反射板のサイズも大きくしました。

2 ヘッドランプは50WのHIDとさらにLEDの補助灯が2ケついてます。ダウンフエンダー仕様にしました。

3 右側のマフラーは物入れになってます。内容物はカロリーメイト2000カロリー分、5ターのロープエマージェンシーブランケット、サイリュウム2本、北海道ツーリングマップル〔これが重い〕

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No.104「ルマンに行ってきました」- 菅原さんからの手紙 2012/06/13

letter_104_20120613_1200_01私は久しぶりのルマンです。

主催者はフランスのルアーブル港に11月の末に参加者を集めて車検をして船積みをしますが、我々のレンジャー2台は日本で整備して直接、南米に送ります。
サポートカーの6輪駆動車とサポート車両はルマンを拠点にして整備をしており、メカさんは11月に行って事前の整備をしてルアーブルに搬入するのですが、この時期に行くのは珍しい事なのです。

モンゴルからバイラーさんとサンちゃんに来て頂き、6輪駆動車のライニングを貼り替えて交換したりしてもらいました。

この時期は夜の10時過ぎまで明るくて朝の4時過ぎに明るくなります。ルマン24時間は今年で80周年なのですが、必ずこの時期にやっております。

今年は中野選手、トヨタ、ニッサンさんが出るので必見ですよ。

現地時間の16日の午後4時からスタートして翌日の午後4時にゴールです。

トヨタのハイブリットはピットからモーターだけで走りだし、オンコースに出る手前でエンジンが掛ります。(エンジンがかかったらすごい音でした)

写真の説明
1 ルマンの駅です。45年ほど前に三栄書房のオートスポーツ誌から依頼を受けてルマンの駅の写真を写して持ち帰り掲載されました。この頃は現地のレポーターの記事を訳して掲載していたのです。今は、すっかり変わり石造りの駅はそのままですが、ガラスで覆われており、駅前の駐車場は地下になり、広場が出来てました。昨年、行ったストラスブールの駅もガラスで覆われました。

2 入場券です。この入場券は4ケ所の立ち見席で、6/3のテスト走行と6/13と6/14の予選が見れるキップで我々はMULSANNEで見ました。料金は10ユーロ(約1000円) でした。高いのか安いのか?

3 無理を言って中野選手に運転席に入ってもらいました。6/3は彼が良いタイムを出し安心したのか、我が家で夜中の2時まで飲みましたよ。
4 我々が借りて16年にもなる工場です。奥にはバイク専用の部屋もあります。

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No.103 菅原さんからの手紙 – 2012/05/28

letter_103_20120528_1200_01北海道4DAYSや我々が出るイベントで大変お世話になった北日本自動車大学校の元校長、斎木達雄先生の一周忌が5月20日にありました。

あれ程までに、モータースポーツ発展の為に協力してくれた人は見た事がありません。皆で感謝ですね。

さて、我々チームの次回大会の概要が発表になりました。
次回も応援して下さい。

私は次回の用意も兼ねて6/1から6/9までフランスに出張してきます。

菅原 義正

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No.102「Rally Mongoliaの取材がありました」- 菅原さんからの手紙 2012/05/14 12:00

letter_102_20120514_1200_01今年の車の製作のテーマは更なる軽量化とホイルベースの間になるべく多くの重量物を積載する事です。

軽量化の為に快適性を犠牲にしてエアコンの装置全てを外しました。尾上号は昨年からやってました。

昨年、尾上号を苦しめたウオーターポンプは新品に交換です。ミッションも永く使っているのでリビルト品に交換しました。

川渡りの対策も考えてデフ、ミッション、トランスファーのブリーザーをパイプで新作して結構高くまで配管しております。

来月の今頃は松山で車検があるので、御殿場のオフロードで実践さながらのテストを何回も繰り返しております。

まだ、まだ秘密の改造や工夫が入っているのですが、内緒です。

写真1
フロントグリルに埋め込まれた小糸製のLEDのランブの位置にご注目下さい。

写真2
リアーサスのスブリングは1300のを流用しました。

写真3
車載の工具他、必要品(ミニマム)を広げてみました。真ん中にあるタイヤレンチは今年アルゼンチンで見つけた優れものです。

追伸 TBIで転んだ私のホンダXR230のフレームが曲がっており修正の為、入院中です。

菅原 義正

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No.101「フレームが組上がりました」- 菅原さんからの手紙 2012/04/25 12:00

letter_101_20120425_1200_01日野自動車の入社式で社長が言ったのは「夢を持ちなさい、夢は逃げないけど逃げるのは自分だ」とのお話があったそうです。難しいお話ですね。

昔、私が教えてた整備学校(SSERの4DAYSでお世話になっている学校)で、ある学生が「ダカールラリーのメカになるにはどうしたら良いか?」との質問を受けました。

私は日野自動車の販社のメカになり、優秀だったら我々チームのメカさんに成れる可能性があるよ。とお話して10年後にダカールメカの応募に彼の名前がありました。

実はダカールのメカに応募するには日野自動車のHS-1と言うとても難しい資格を取った人だけが応募する権利があります。彼は札幌にある日野自動車に入り、結婚もし、自宅も自分の力で建てて、夢に向かって進んで応募し、ダカールのメカさんの審査に合格したのです。

私は夢に向かっている人、挫折する人を数多く見ているので、日野自動車の社長のお言葉は若い人に向けての素晴らしいお言葉だと思っております。

フレームのお話でしたね。

写真説明

1は弊社に届いたフレームとスプリングです。トラックのスプリングは後ろが太くなってます(荷物を積むので)が我々の競技車は逆で、フロントから凸凹に入るのでフロントが強くなってます。

2は白い塗装中です。

3はフレームになりましたが、借り組で、対角に寸法を測り、水平を出して本組みになります。

4は弊社社長の照がナビパネルのスイッチ類の配線をしております。

私はと言うと、ある部品を作り直して150グラムの軽量化をしましたよ。

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菅原 義正

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No.100「2013ダカール用車両の改造開始」- 菅原さんからの手紙 2012/04/12 12:00

letter_100_20120412_1200_012012で使ったキャブ(運転席部分)が恵比寿の会社に運びこまれ改造が始まりました。室内の内装が全部外されて、掃除した後に塗装がされます。

塗装はクラックの発見や落とした品が分かりやすく白い色で塗装しており、フレームも普通は黒色ですが、我々のチームは白い塗装にしてあります。

各部品を外す事によって、取り付けたネジの強度(軽量化の為にアルミのボルトにした場所が強度不足だった事が判明しました)が適正かどうかも分かります。

人間で言うとマラソンランナーにまでに軽量化をしており、これ以上すると強度的に難しい範中に入っているのですが、人間の知恵は素晴らしく強度に関係無い場所を見つけて、軽量化をしております。

乗員がここまでやっているチームは世界でも珍しい事で、逆に言うとここまてやっているから、ラリー中に何処かが調子が悪くなっても自分達で直してキャンプ地まで戻れるのです。

エアコンの室内のラジェターも埃まみれです。(埃を嫌って外気導内のシステムを殺しています)これでは効率も悪くなり、1年ごとに新品に交換です。

このキャブが新しいフレームに載せられて、モンゴル・ラリーにテストとして出場します。ブレーキもブレンボーで特注のディスクです。

お楽しみに…..

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菅原 義正

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No.099「投石」- 菅原さんからの手紙 2012/04/03 11:51

letter_099_20120403_1151_01ダカールラリーが始まって2日目(2012.1.3)はリエゾン273KM、SS208km、リエゾン3KM、トータル501KMのステージでした。

今年からリエゾンでの最高速度は105KMと新しい決まりが出来たので、リエゾンは約3時間位で走ったのですが、この時の外気温は50℃であいにく、昨日エアコンが壊れて修理が出来て無い状態です。

SSをスタートして37KM地点で投石を受けました。石の大きさは握りこぶし位で当たった場所はドライバーのまん前です。バイクからの飛び石に備えて、フロントガラスには特殊なフイルムを全面に貼ってあるのですが、こぶし大の石が飛んできたのは始めてです。写真でも分かるのですが、一瞬にして合わせガラスの内側部分が粉々になり、顔面に降り注いてきました。我々は今後の開発に備えて4画面の映像をスタートしてからゴールまで動画で記録しております。

1画面はドライバーとナビの動き、そして車からの主観のコース状況、そしてメーターパネルの状態、そしてリアーサスペンションの動きです。(真ん中の黒いのは左後輪の動きを見ています。

最初の写真で分かるようにガラスの破片が顔面に降り注いでも前を見ており、スワンさんから毎年、提供されているポリカーボのサングラスが無ければ、眼球にガラス片が刺さっていたでしょう。

その0.26秒後が写真の2になります。車速は時速90KM/H、エンジン回転は2400RPM、ドライバーは顔を避けてますが、もうガラスは飛んできてませんが、当たった石は跳ねて空中で写ってます。ナビさんはまだ、動きがありませんね。

写真の3は更に0.04秒後の写真で石が下に落ちております。

この前の映像には2名の男性が石を投げる一瞬が写ってました。この後の、464KMはイスの下やあちこちにガラスの破片があり、チクチクの運転でした。

翌日のキャンブ地には521が投石を受けたので、気を付けるようにと書き出しがありましたよ。

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菅原 義正

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No.098「菅原流の自転車完成です」- 菅原さんからの手紙 2012/03/13 12:50

letter_098_20120313_1250_01私は北海道生まれなので、空気の悪い東京(今は大分良くなった)でランニングや自転車でのトレーニングはしない事にしてました。

数年前にはラリーのトレーニングの為に上野から汽車に乗り翌朝の6時に函館に着いて、自転車を組み立てて札幌まで走ったり、ある時は飛行機で先に自転車を千歳空港に送り、そこから芦別経由で帯広(日野のテストコースがあります)まで走りました。

昨年の暮れにはアメリカで自転車に乗ったのですが、寒くてあまり走れなかったので今回は温かくなったら北海道にでも行こうと思ってます。

私の友人で毎日、何百キロも走る人が居りますが(尾上さん)私の自転車はちょっと違ってますよ。

これにSONYの防水のGPSを付けました。

次回のダカールはリマを1月5日にスタートしてゴールはチリになりました。トレーニングの開始です。

写真の説明
1 前にはカバンでは無くカゴにしました。
2 後ろにもサスがあるのでバックが内側に入らないようにアルミでガードを自作。
3 夜間走行に備えてヘッドランプをヘルメットに付けました。

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菅原 義正

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No.097「TBIで使うカールさんの車両完成」- 菅原さんからの手紙 2012/03/13 12:48

letter_097_20120313_1248_01昨年、カイザーさんの工場を見学に行った時には、カイザーさんが忙しくて、カールさんが空港へ迎えにきてくれ、そして帰りも、ホテルから空港までニコニコして送ってくれました。

バイクは何にしようか迷ったのですが体か大きいのでBMW1200GSに決定。タイヤはミィシュランのアナキー2からメッツラーのカルーにしてオフロード性能を上げて、マップケースとICOを付けて、いざ、試走にと思ったらクラッチがスカスカ。

オイルを見たら何も入っていません、驚いて床を見てもオイルがこぼれた跡も無いので、デイラーさんに電話したらレリーズシリンダーからオイルが漏れてクラッチまで廻って、乾式クラッチが湿式になっている可能性があるとの事、早速引きとりに来てもらい入院です。

クラッチのタッチと軽くなるから油圧にしているのだと推察しますが1200GSは道なき道を入るコンセプトが売りになっているのに、山田さんの西安-パリ旅行の時にもイモビが悪さして苦労をしていましたし。あの時も1台で走っていたら旅行は中止でしょう。

冒険を意識したらクラッチはワイヤーにすべきだと思いませんか。ワイヤーが切れたら針金でも作動します。

私が好きなのは水平対向で重心が低く、ドライブシャフトで駆動しているのと、リアーが片持だからです。

実際に作られたコンセプトは軍用でヘッドとシリンダーが両側に出ているので整備性が良いメリットがあります。

我々がやっているカミオンクラスの大きいのはV12気筒で20000ccで1気筒ずつヘッドが独立しているので、修理が簡単に出来るようになっています。

今の1200GSはファッションなんですね。
写真の説明
1はフロントビュー
2はカルーに履き換えた後輪
3はカウル内に収まったICOとマップホルダ

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菅原 義正

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No.096「モンゴル用ジムニー完成です」- 菅原さんからの手紙 2012/03/05 20:33

letter_096_20120305_2033_01御殿場工場の隣のKEN FACTORYさんの協力を受け、3/3日に完成し、昨年末から入院していた隣の工場から我々の工場に入りました。

今年も尾上さんには負けられないので、各所に新しいアイデアが沢山盛り込まれております。

大きな部品ではミッションを新しくしたり、昨年、尾上さんが泣かされたウオーターポンプを新品に交換したり、まだまだ内緒の改造が施されておりますよ。

あまりにも上手に組み込まれており、分かりづらいのですが川渡り対策として左ピラーにシユノーケルが付いてます。

これ以上は超極秘事項なので松山の車検会場までお待ちください。

写真の説明
右後ろに写っているのは新しいナピの高橋くん。
バイクのテールレンズはHONDA SL230。運転席の後ろにシートをかけられているのはウラルサイドカー。401のゼッケンが付いているのは1996年にパリ・ダカに出た日野レンジャーです。

菅原 義正

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No.095「ファビアンさんのバイク完成」- 菅原さんからの手紙 2012/02/19 23:50

letter_095_20120219_2350_01今年のTBIにドイツから来る、ファビアンさんのバイクが本日、完成しました。

ベース車両は照の通勤車両のXR250Rをお借りして作り上げました。あまり手入れをしてなかったのでフロントフォークやリアーサスをオーバーホールしてホイールベアリングなどは新品に組み換えました。
チエーンも変えたのでフロントとリアーのスプロケも新品です。

テストを兼ねて私がこのバイクで3月に行われるTDR2012に参加を予定しております。
一緒に来るカイザーさんの車両は広島のモトワークスで作成中。

カールさんが乗るBMW1200GSは東京のフラットさんでお世話になっております。

この3名の先導は弊社の高橋が担当することになりましたが、高橋が一日目に崖落ちしたらどうしましょう?

揃って山田さんの自慢の「たぬき」で美味しいコーヒーが飲めたら良いですね。

私の乗るXR230Rはとっくに出来ており、今はモンゴル用の車両の整備中です。尾上さんが北海道に行ってる間に整備をします。

写真
1の説明 ライトは純正にしました。彼らは目が良いので明るさは十分です。
2の説明 ICOとマップケース
3の説明 タイヤは前後ミィシュランのT63で固めました。

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菅原 義正

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No.094「トリッキーになったコース」- 菅原さんからの手紙 2012/02/01 12:00

letter_094_20120201_1200_01南米に移ってから、コースの製作は昔、三菱で活躍していたフォントネ氏が現地の人の協力を受けて製作しております。

昨年のカミオンクラスでは70台中15台もひっくり返っておりとても危険なコース設定でした。

ひっくり返ったチームからクレームが出たのか、毎年使っているファインバラの難しかった砂丘越えでは、覚悟して行ったのですが通過しなければならないGPSポイントは以前より優しい所に設定されていたので、フォントネ氏も反省したのだとばかり思っていたら、その後、特に始めてのチリではトラックで実際に試走したのか聞きたくなる位い難しいコースが待ち受けてました。

落差1000メーター位の峠(木が生えて無いので落ちたら一貫の終わり)でトラックがやっと通れる道でコーナーでは2回も切り返しが必要な位きついカーブです。トラックの内側の後輪は道から外れており、3輪でコーナーを走ってます。

!!!!(コーション4)の下り坂では後輪がはねて危うく裏返しになりそうになりました。もしそうなったら1000メーターは裏返しで落ちて行きます。

帰国してからデイリーで放映して頂いたJスポーツの番組を見ていたらバイクで出ていた選手が役員に噛みつき「我々は度胸試しに来てるのではなくモータースポーツをしに来ている」と言ってましたが、私もその通りだと思っております。

砂丘は得意なのですが、高い場所は大嫌い(山田さんと同じで昔は山岳部でヒルクライムもしていたのですが)で後ろの車がすぐに追いついて来てクラクションを鳴らすのですが、そんな場所なので追い越しをさせてあげる場所も無く、走る邪魔者状態です。

来年はペルースタートとも噂されており、いやですね。

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写真の説明
1 砂丘を越える照号
2 急坂を降りる義正号
3 難しいバンク走りをする照号
4 急坂を登る照号

菅原 義正


著者紹介 菅原義正氏

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No.093「無事に終わりました」- 菅原さんからの手紙 2012/01/20 16:35

letter_093_20120120_1635_01沢山のスポンサーさんや沢山の仲間に支えられ、今年も無事に完走できました。応援くださった皆様に感謝申し上げます。

今回は、スタートのポデュウムで30回連続出場を祝っていただき記念の盾を頂きました。中止になった大会にもエントリーしていたので、あの大会もカウントしてくれたようです。

スタートして2日目のSSの37km地点でこぶし大の投石を受けました。フロントガラスには特殊なフイルムを張ってあるので、穴こそ開きませんでしたが場所が私の顔の真ん前なので、ガラスの破片が顔面に突き刺さり、血を吹き出しながらの走行です。外気温が60度もあり、クーラーも壊れた日だったのでつらい走行でした。おしりの下にもガラスの破片が沢山あり残り200kmのSSも大変でしたよ。

初めてペルーに入ったのですが、砂が柔らかかったり、風の関係で砂丘の頂上がねじれているのでとても難しく感じました。

びっくりマーク!!!!の下り坂が2回も出てきましよ。

リマの市内は昔のダカールのように各陸橋には溢れんばかりの人たちで歓迎してくれました。

モンゴルに来てくれたジョナストリートさんは早くにリタイアでしたが、レンジローバーで来たステファニーさんは初出場で完走しました。

照も頑張って総合9位、10000cc以下の優勝で私は3位です。

昨日、ペルーから日本と反対側のブエノスアイレスに来て、荷物を整理して明日、日本に向かいます。

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写真の説明
1 我々チームを訪ねてくれたステファニーさん。
2 ペルーでの歓迎ぶり旧市街地です。
3 ホディウム前で表彰される順番を待ってます。
4 自分の仕事を無事に終え食事会場に向かう途中の幸せそうなお方。

菅原 義正


著者紹介 菅原義正氏

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No.092「人検、車検無事合格」- 菅原さんからの手紙 2012/01/01 11:30

letter_092_20120101_1130_0128日には我々がお世話になっているアルゼンチントヨタさんでトヨタ車で出るチーム(南アフリカから4台のプロトやもちろんトヨタオートボーディさんも)と我々チームの合同の記者発表がありました。

午後2時にレンジャー2台とランクル1台と6輪駆動のFUが1台の4台のコンボイでスタート地点である約500km先のマルデプラタに向かいました。

途中、親切な白バイが我々の前を走ってくれ、高速道路では白バイの指示で料金が無料でした。指定された道路を走るのですが数キロおきにパトカーが置いてあり我々を歓迎してくれてる様子がわかります。

予定より早めの午後8時に指定されたアシスタンスパークに入ったのですが場所が狭く一番遠くの灯台の下に停めました。

29日の人検は2号車が9時15分からなので全員そろって7時30分にはアシスタンスパークに入り準備です。

シートベルトが5点式でないとだめだと言われ、予備のベルトを使い5点式に現場で改造して、無事車検も通過です。

なんと、パルクフルメに入ったら照の2号車がカミオンの一番目で私は2番目でした。

今年大きく変わったことはリエゾンの最高速度です。今まで競技車は150km/hだったのがアルゼンチンとチリでは自動車とバイクは110km/hでカミオンは90km/hでペルは100km/hと80km/hです。

そんな事もあるのか、今年のコースのリエゾンは少な目に設定されてます。でも、1日目のリエゾンの合計は約800kmもあるんですよ。

最初のSSは海岸で高さ40メートルの砂丘越えから始まるようです。

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写真
1 工場でチーム全員での記念撮影
2 どこからともなく現れて先導してくれる白バイ
3 マルデプラタに到着です。
4 車検場に置かれた2台のレンジャー

菅原 義正

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