写真を見て下さい。手前のルノーはカラーですが、後ろのポルシェはセピアですね。フランス人の意地と嬉しさが表れた作品です。
この写真は1978年のルマン24時間のイラストですが、ものすごい物語が含まれております。
手前のルノー・アルピーヌ(フランス製)を運転しているのはフランス人のジャン・ピエール・ジョッソー氏で後ろはポルシェ936(ドイツ製)を運転しているのはベルギー人のジャッキー・イクス氏です。
1975,1976,1977はベルギー人のジャッキー・イクス氏が優勝で、やっとフランス人がフランス製の車でジョッソー氏が優勝しました。この時はフランスが泣いた日(嬉しくて)と言われております。
1972,1973,1974はフランス人のアンリ・ペスカルロ氏が連続で優勝しております。
このすごい舞台で活躍した人達がダカール・ラリーでも活躍をしている事を皆様にお知らせしたくて書いてます。
日野さんが1991年からダカール・ラリーに挑戦して来年で20周年を迎えます。最初の年から弊社でマネージメントをさせて頂いており、1991年は4名の外人のドライバーを弊社で探したのですが、お願いしたお一人がジョッソー氏でした。
後で判ったのですが、生沢 徹 選手がイギリスで修業中にF-3で戦っていた一人がジョッソーさんとの事でした。
10年程前に彼の誕生日のお祝いを、彼に内緒で息子さんが計画を立てました。それは、ルマンの自動車博物館に置いてある、ジョッソー氏が運転した優勝車をルマンのサーキットで走って貰おうと言う企画です。
我々もご招待されたのですが、私は予定が合わないので照に行ってもらいました。そのお礼の書が弊社の2階に上がる階段に飾ってあるので、来社の節はぜひ見て下さい。
ルマンで私がTVに出る時にスタジオでペスカルロさんとご一緒しました。
光栄な事です。
菅原 義正
著者紹介 菅原義正氏
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